JPH0138529Y2 - - Google Patents
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- JPH0138529Y2 JPH0138529Y2 JP8932581U JP8932581U JPH0138529Y2 JP H0138529 Y2 JPH0138529 Y2 JP H0138529Y2 JP 8932581 U JP8932581 U JP 8932581U JP 8932581 U JP8932581 U JP 8932581U JP H0138529 Y2 JPH0138529 Y2 JP H0138529Y2
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- sliding cylinder
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- cylindrical body
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- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、血液自動分析装置などの自動分析装
置において、試薬などの液体を所定量ずつ移送す
る装置、詳しくは、小型化、高密度化が可能で、
かつ耐薬品性に優れ、固着や定量ミスなどが生じ
ないようにした液体移送装置に関するものであ
る。
置において、試薬などの液体を所定量ずつ移送す
る装置、詳しくは、小型化、高密度化が可能で、
かつ耐薬品性に優れ、固着や定量ミスなどが生じ
ないようにした液体移送装置に関するものであ
る。
従来、血液自動分析装置などの自動分析装置に
おいて、所定量の試薬などを一定間隔で送り出す
ためには、モータ軸に固定されたカムで注射筒内
のピストンを往復させて、注射筒に液体を吸引・
排出させる方法が一般に用いられている。しかし
この種従来の方法は、注射筒に固着を生じたりす
る欠点がある。この場合、ピストンの径を注射筒
の外径の内径よりも小さくしてパツキングなどを
介して、接触面積を小さくする改良などにより、
固着は解消されるが、反対に漏れを生じ、定量誤
差の原因となるという欠点を生じ、好ましい方法
とは言えない。
おいて、所定量の試薬などを一定間隔で送り出す
ためには、モータ軸に固定されたカムで注射筒内
のピストンを往復させて、注射筒に液体を吸引・
排出させる方法が一般に用いられている。しかし
この種従来の方法は、注射筒に固着を生じたりす
る欠点がある。この場合、ピストンの径を注射筒
の外径の内径よりも小さくしてパツキングなどを
介して、接触面積を小さくする改良などにより、
固着は解消されるが、反対に漏れを生じ、定量誤
差の原因となるという欠点を生じ、好ましい方法
とは言えない。
また駆動部と定量部とが分離しているために、
余分な空間を生じ、高密度が必要な分析装置など
においては、スペースを広く取るので望ましくな
い。
余分な空間を生じ、高密度が必要な分析装置など
においては、スペースを広く取るので望ましくな
い。
上記の問題を解決するために、従来から、ダイ
アフラムを用いた装置が種々提案されているが、
ダイアフラムが任意に変形したり伸びを生じたり
するために、高精度の定量を要求されない場合に
しか用いられておらず、たとえばダイアフラムを
2重にし、ダイアフラムとダイアフラムとの間に
油などの液体を常に一定圧で閉じ込めて、常に一
定の変形を行わせていたので、構造が複雑化し小
型の自動分析装置などには用いることができなか
つた。
アフラムを用いた装置が種々提案されているが、
ダイアフラムが任意に変形したり伸びを生じたり
するために、高精度の定量を要求されない場合に
しか用いられておらず、たとえばダイアフラムを
2重にし、ダイアフラムとダイアフラムとの間に
油などの液体を常に一定圧で閉じ込めて、常に一
定の変形を行わせていたので、構造が複雑化し小
型の自動分析装置などには用いることができなか
つた。
本考案は上記の諸点に鑑みなされたもので、1
枚のダイアフラムを有効に使用し、ピストンヘツ
ドとほぼ同径の円筒状体を移動させ、ピストンロ
ツドに該当するものを固定、不動とすることによ
り、高精度の定量を行うことができ、かつ装置全
体を小型化、コンパクト化することができ、しか
も固着、漏れ、さびなどが生じない液体移送装置
を提供することを目的とするものである。
枚のダイアフラムを有効に使用し、ピストンヘツ
ドとほぼ同径の円筒状体を移動させ、ピストンロ
ツドに該当するものを固定、不動とすることによ
り、高精度の定量を行うことができ、かつ装置全
体を小型化、コンパクト化することができ、しか
も固着、漏れ、さびなどが生じない液体移送装置
を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本考案の液体移
送装置は、第1図および第2図に示すように、上
端に液体流入口1および液体流出口2を有する円
筒状本体3と、この円筒状本体の底部に円筒状本
体内のほぼ中央部まで延びるように連設された固
定円柱4と、この固定円柱の上部に固定された大
径円盤5と、この大径円盤と固定円柱とに沿つて
上下に気密に摺動する上部にピストンヘツド6を
有する摺動円筒7と、この摺動円筒のほぼ中央部
と前記円筒状本体3のほぼ中央部との間に固定さ
れたダイアフラム8と、円筒状本体3に摺動円筒
7の下面およびダイアフラム8の下面に連通する
ように設けられた圧力導入孔10と、円筒状本体
底部から固定円柱4を通して摺動円筒7内に連通
するように設けられた圧力導入孔11と、大径円
盤5および固定円柱4を貫通し大径円盤の上方の
摺動円筒7との間に形成される空間に通じるよう
に設けられた大気開放孔12と、前記圧力導入孔
10,11のそれぞれに接続された速度制御弁1
3,14と、これらの速度制御弁13,14に大
気開放可能な切換弁15を介して接続された空気
圧供給源27とを包含することを特徴とするもの
である。
送装置は、第1図および第2図に示すように、上
端に液体流入口1および液体流出口2を有する円
筒状本体3と、この円筒状本体の底部に円筒状本
体内のほぼ中央部まで延びるように連設された固
定円柱4と、この固定円柱の上部に固定された大
径円盤5と、この大径円盤と固定円柱とに沿つて
上下に気密に摺動する上部にピストンヘツド6を
有する摺動円筒7と、この摺動円筒のほぼ中央部
と前記円筒状本体3のほぼ中央部との間に固定さ
れたダイアフラム8と、円筒状本体3に摺動円筒
7の下面およびダイアフラム8の下面に連通する
ように設けられた圧力導入孔10と、円筒状本体
底部から固定円柱4を通して摺動円筒7内に連通
するように設けられた圧力導入孔11と、大径円
盤5および固定円柱4を貫通し大径円盤の上方の
摺動円筒7との間に形成される空間に通じるよう
に設けられた大気開放孔12と、前記圧力導入孔
10,11のそれぞれに接続された速度制御弁1
3,14と、これらの速度制御弁13,14に大
気開放可能な切換弁15を介して接続された空気
圧供給源27とを包含することを特徴とするもの
である。
圧力導入孔10から空気圧を導入し、ダイアフ
ラム8を円筒状本体3の内壁および摺動円筒7の
外面に密着させ、比較的低圧力の一定圧の空気圧
を常に与えた状態にしている(第2図参照)。こ
の状態においては、速度制御弁14を通じ圧力導
入孔11は大気開放の状態になつている。このリ
セツト状態から液体の定量を行うには、切換弁1
5を切り換えて圧力導入孔10を速度制御弁13
を介し大気開放へ、一方、圧力導入孔11は空気
圧供給源27に接続する(詳細については実施例
で説明する)。すると上死点にあつたピストンヘ
ツド6を有する摺動円筒7を下方に押しやろうと
する力が働くが、速度制御弁13の働きにより、
摺動円筒7の下側の空気は徐々に排出されるた
め、摺動円筒7の下側の空間内の圧力と釣り合つ
た圧力のままであり、その圧力状態を維持しなが
ら摺動円筒7が徐々に下方に移動する。すなわち
ダイアフラム8には常に一定の圧力がかかつた状
態で下死点まで移動するために、摺動円筒7の周
縁、円筒状本体3の内壁のいずれかにダイアフラ
ム8が密着して逆さや状の変形を生ずる。第1図
に示すように、下死点に達すると、もはや摺動円
筒7は移動しない。ついで速度制御弁13を介し
て、完全に空気圧が抜け切らない程度の時間的余
裕を持つて切換弁15を切り換える。このときダ
イアフラム8は緊張状態を維持し、一方、液体流
入口1には大気圧と等しい圧力しか与えておらず
(試薬タンクの底部にパイプが伸びていて試薬タ
ンク自体は大気圧である)、したがつてダイアフ
ラム8の変形は生じない。この場合、低い圧力で
あることも好都合に作用している。切換弁が切り
換えられると、圧力導入孔10に圧力が導入され
る。
ラム8を円筒状本体3の内壁および摺動円筒7の
外面に密着させ、比較的低圧力の一定圧の空気圧
を常に与えた状態にしている(第2図参照)。こ
の状態においては、速度制御弁14を通じ圧力導
入孔11は大気開放の状態になつている。このリ
セツト状態から液体の定量を行うには、切換弁1
5を切り換えて圧力導入孔10を速度制御弁13
を介し大気開放へ、一方、圧力導入孔11は空気
圧供給源27に接続する(詳細については実施例
で説明する)。すると上死点にあつたピストンヘ
ツド6を有する摺動円筒7を下方に押しやろうと
する力が働くが、速度制御弁13の働きにより、
摺動円筒7の下側の空気は徐々に排出されるた
め、摺動円筒7の下側の空間内の圧力と釣り合つ
た圧力のままであり、その圧力状態を維持しなが
ら摺動円筒7が徐々に下方に移動する。すなわち
ダイアフラム8には常に一定の圧力がかかつた状
態で下死点まで移動するために、摺動円筒7の周
縁、円筒状本体3の内壁のいずれかにダイアフラ
ム8が密着して逆さや状の変形を生ずる。第1図
に示すように、下死点に達すると、もはや摺動円
筒7は移動しない。ついで速度制御弁13を介し
て、完全に空気圧が抜け切らない程度の時間的余
裕を持つて切換弁15を切り換える。このときダ
イアフラム8は緊張状態を維持し、一方、液体流
入口1には大気圧と等しい圧力しか与えておらず
(試薬タンクの底部にパイプが伸びていて試薬タ
ンク自体は大気圧である)、したがつてダイアフ
ラム8の変形は生じない。この場合、低い圧力で
あることも好都合に作用している。切換弁が切り
換えられると、圧力導入孔10に圧力が導入され
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。本例の液体移送装置は、上端に液体流入口1
および液体流出口2を有する円筒状本体3と、こ
の円筒状本体3の底部に円筒状本体内のほぼ中央
部まで延びるように連設された固定円柱4と、こ
の固定円柱4の上部に固定された大径円盤5と、
この大径円盤5と固定円柱4とに沿つて上下に気
密に摺動する上部にピストンヘツド6を有する摺
動円筒7と、この摺動円筒7のほぼ中央部と前記
円筒状本体3のほぼ中央部との間に固定されたダ
イアフラム8と、円筒状本体3の下側部に摺動円
筒7の下面およびダイアフラム8の下面に連通す
るように設けられた圧力導入孔10と、円筒状本
体3底部から固定円柱4を通して摺動円筒7内に
連通するように設けられた圧力導入孔11と、大
径円盤5および固定円柱4を貫通し大径円盤の上
方の摺動円筒7との間に形成される空間に通じる
ように設けられた大気開放孔12と、圧力導入孔
10,11のそれぞれに接続された速度制御弁1
3,14と、これらの速度制御弁13,14に、
大気開放可能な状態に切り換えることができる切
換弁15を介して接続された空気圧供給源27と
を備えている。
る。本例の液体移送装置は、上端に液体流入口1
および液体流出口2を有する円筒状本体3と、こ
の円筒状本体3の底部に円筒状本体内のほぼ中央
部まで延びるように連設された固定円柱4と、こ
の固定円柱4の上部に固定された大径円盤5と、
この大径円盤5と固定円柱4とに沿つて上下に気
密に摺動する上部にピストンヘツド6を有する摺
動円筒7と、この摺動円筒7のほぼ中央部と前記
円筒状本体3のほぼ中央部との間に固定されたダ
イアフラム8と、円筒状本体3の下側部に摺動円
筒7の下面およびダイアフラム8の下面に連通す
るように設けられた圧力導入孔10と、円筒状本
体3底部から固定円柱4を通して摺動円筒7内に
連通するように設けられた圧力導入孔11と、大
径円盤5および固定円柱4を貫通し大径円盤の上
方の摺動円筒7との間に形成される空間に通じる
ように設けられた大気開放孔12と、圧力導入孔
10,11のそれぞれに接続された速度制御弁1
3,14と、これらの速度制御弁13,14に、
大気開放可能な状態に切り換えることができる切
換弁15を介して接続された空気圧供給源27と
を備えている。
速度制御弁13,14は逆止弁と絞り弁とを並
列に組み合わせ、空気の流量を調節して空気圧シ
リンダの作動速度を制御するように構成されたも
のである。
列に組み合わせ、空気の流量を調節して空気圧シ
リンダの作動速度を制御するように構成されたも
のである。
また切換弁15には、大気開放口28が設けら
れており、速度制御弁13が空気圧供給源27と
連通しているときには、速度制御弁14は大気開
放口28と連通し、一方、速度制御弁14が空気
圧供給源27と連通しているときには、速度制御
弁13は大気開放口28と連通するように、切換
弁15が切り換わるように構成されている。
れており、速度制御弁13が空気圧供給源27と
連通しているときには、速度制御弁14は大気開
放口28と連通し、一方、速度制御弁14が空気
圧供給源27と連通しているときには、速度制御
弁13は大気開放口28と連通するように、切換
弁15が切り換わるように構成されている。
液体は、液体流入口1および液体流出口2を上
端に備えた円筒状本体3の上部空間16に導入さ
れ、排出される。ピストンヘツド6は液体の定量
に応じた容積を有しており、上部空間16に出入
を繰り返し、液体の入排出を行う。ピストンヘツ
ド6は摺動円筒7の上部に連通されており、この
摺動円筒7の底板に設けられた円孔に固定円柱4
が貫通して、摺動円筒7がこの固定円柱4および
大径円盤5に沿つて、上下に気密に摺動するよう
に構成されている。17,18は気密用シール、
20は大径円盤5に設けられたストローク調整ね
じである。摺動円筒7はそのほぼ中央部で2つに
分割されており、この分割された部分で、摺動円
筒壁および円筒状本体壁に密接するように設けら
れたダイアフラム8の内周縁部を挾持し、ダイア
フラム8の外周縁部を、円筒状本体のほぼ中央部
の側壁で挾持している。円筒状本体3は、上部空
間16を有するほぼ上半分の挿入部21と、ほぼ
下半分の受け部22とに分割されており、受け部
22にダイアフラム8の外周縁部を載置し、挿入
部21下端の鍔部を挿入した後、リング状締具2
3を締め込んで強固に固定する。24,25は気
密用シールである。ダイアフラム8は布で裏貼り
した底部を有する筒状のシート状のもので、ゴム
または合成樹脂などの成形品からなり、とくに変
形に耐し耐摩耗性に優れたテトラフルオルエチレ
ンとヘキサフルオルプロピレンとの共重合物であ
るテフロン(ダウケミカル社登録商標)などで構
成するのが望ましい。26は円筒状本体3の底部
に設けられた下死点検出用のリミツタで、摺動円
筒7の底面でこのリミツタを移動させ、さらにこ
のリミツタでスイツチ(図示せず)などを作動さ
せて、切換弁15を切り換えるようにしている。
リミツタ26を設けることにより、残圧が抜け切
らないように、ピストンヘツド6の上昇を行わせ
ることができるという利点が生じる。
端に備えた円筒状本体3の上部空間16に導入さ
れ、排出される。ピストンヘツド6は液体の定量
に応じた容積を有しており、上部空間16に出入
を繰り返し、液体の入排出を行う。ピストンヘツ
ド6は摺動円筒7の上部に連通されており、この
摺動円筒7の底板に設けられた円孔に固定円柱4
が貫通して、摺動円筒7がこの固定円柱4および
大径円盤5に沿つて、上下に気密に摺動するよう
に構成されている。17,18は気密用シール、
20は大径円盤5に設けられたストローク調整ね
じである。摺動円筒7はそのほぼ中央部で2つに
分割されており、この分割された部分で、摺動円
筒壁および円筒状本体壁に密接するように設けら
れたダイアフラム8の内周縁部を挾持し、ダイア
フラム8の外周縁部を、円筒状本体のほぼ中央部
の側壁で挾持している。円筒状本体3は、上部空
間16を有するほぼ上半分の挿入部21と、ほぼ
下半分の受け部22とに分割されており、受け部
22にダイアフラム8の外周縁部を載置し、挿入
部21下端の鍔部を挿入した後、リング状締具2
3を締め込んで強固に固定する。24,25は気
密用シールである。ダイアフラム8は布で裏貼り
した底部を有する筒状のシート状のもので、ゴム
または合成樹脂などの成形品からなり、とくに変
形に耐し耐摩耗性に優れたテトラフルオルエチレ
ンとヘキサフルオルプロピレンとの共重合物であ
るテフロン(ダウケミカル社登録商標)などで構
成するのが望ましい。26は円筒状本体3の底部
に設けられた下死点検出用のリミツタで、摺動円
筒7の底面でこのリミツタを移動させ、さらにこ
のリミツタでスイツチ(図示せず)などを作動さ
せて、切換弁15を切り換えるようにしている。
リミツタ26を設けることにより、残圧が抜け切
らないように、ピストンヘツド6の上昇を行わせ
ることができるという利点が生じる。
つぎに上記のように構成された本考案の液体移
送装置の作用について説明する。第1図は、ピス
トンヘツド6を有する摺動円筒7が最下死点に達
した図であるが、休止状態は第2図に示すように
常に上死点に達した時であるように設定してい
る。つまり圧力導入孔10から空気圧を導入し、
ダイアフラム8を円筒状本体3の内壁および摺動
円筒7の外面に密着させ、0.3〜1Kg/cm2程度の
比較的低圧力の一定圧の空気圧を常に与えた状態
にしている(第2図参照)。この状態においては、
速度制御弁14を通じ圧力導入孔11は大気開放
の状態になつている。このリセツト状態から液体
の定量を行うには、切換弁15を切り換えて圧力
導入孔10を速度制御弁13を介し大気開放へ、
一方、圧力導入孔11は空気源に接続する。する
と上死点にあつたピストンヘツド6を有する摺動
円筒7を下方に押しやろうとする力が働くが、速
度制御弁13の働きにより、摺動円筒7の下側の
空気は徐々に排出されるため、摺動円筒7の下側
の空間内の圧力と釣り合つた圧力のままであり、
その圧力状態を維持しながら、摺動円筒7が徐々
に下方に移動する。すなわちダイアフラム8には
常に一定の圧力がかかつた状態で下死点まで移動
するために、摺動円筒7の周縁、円筒状本体3の
内壁のいずれかにダイアフラム8が密着して逆さ
や状の変形を生ずる。第1図に示すように、リミ
ツタ26で規制される下死点に達すると、もはや
摺動円筒7は移動しない。ついで速度制御弁13
を介して、完全に空気圧が抜け切らない程度の時
間的余裕を持つて切換弁15を切り換える。この
ときダイアフラム8は緊張状態を維持し、一方、
液体流入口1には大気圧と等しい圧力しか与えら
れておらず(試薬タンクの底部にパイプが伸びて
いて試薬タンク自体は大気圧である)、したがつ
てダイアフラム8の変形は生じない。この場合、
0.3〜1Kg/cm2程度の低い圧力であることも好都
合に作用している。切換弁が切り換えられると、
圧力導入孔10に圧力が導入される。
送装置の作用について説明する。第1図は、ピス
トンヘツド6を有する摺動円筒7が最下死点に達
した図であるが、休止状態は第2図に示すように
常に上死点に達した時であるように設定してい
る。つまり圧力導入孔10から空気圧を導入し、
ダイアフラム8を円筒状本体3の内壁および摺動
円筒7の外面に密着させ、0.3〜1Kg/cm2程度の
比較的低圧力の一定圧の空気圧を常に与えた状態
にしている(第2図参照)。この状態においては、
速度制御弁14を通じ圧力導入孔11は大気開放
の状態になつている。このリセツト状態から液体
の定量を行うには、切換弁15を切り換えて圧力
導入孔10を速度制御弁13を介し大気開放へ、
一方、圧力導入孔11は空気源に接続する。する
と上死点にあつたピストンヘツド6を有する摺動
円筒7を下方に押しやろうとする力が働くが、速
度制御弁13の働きにより、摺動円筒7の下側の
空気は徐々に排出されるため、摺動円筒7の下側
の空間内の圧力と釣り合つた圧力のままであり、
その圧力状態を維持しながら、摺動円筒7が徐々
に下方に移動する。すなわちダイアフラム8には
常に一定の圧力がかかつた状態で下死点まで移動
するために、摺動円筒7の周縁、円筒状本体3の
内壁のいずれかにダイアフラム8が密着して逆さ
や状の変形を生ずる。第1図に示すように、リミ
ツタ26で規制される下死点に達すると、もはや
摺動円筒7は移動しない。ついで速度制御弁13
を介して、完全に空気圧が抜け切らない程度の時
間的余裕を持つて切換弁15を切り換える。この
ときダイアフラム8は緊張状態を維持し、一方、
液体流入口1には大気圧と等しい圧力しか与えら
れておらず(試薬タンクの底部にパイプが伸びて
いて試薬タンク自体は大気圧である)、したがつ
てダイアフラム8の変形は生じない。この場合、
0.3〜1Kg/cm2程度の低い圧力であることも好都
合に作用している。切換弁が切り換えられると、
圧力導入孔10に圧力が導入される。
以上説明したように、本考案の液体移送装置
は、休止点を上死点として速度制御弁を圧力の導
入側に設けずに、排出側(大気開放側)に設けた
ものであり、とくに速度制御弁は、単に通過空気
の流通速度を制御するのみならず、常に一定圧力
の空気圧をダイアフラムを与えてダイアフラムを
常に緊張させ、かついつも同じ変形を行わせるよ
うに構成されているから、ダイアフラムとピスト
ンヘツドとで規制される上部空間は、定量動作を
一時中断しても変化せず、定量誤差を非常に小さ
くすることができ、さらにダイアフラムを2重に
するなどの複雑な構成にする必要はなく、簡単な
構造で高精度の定量を行うことができる。また摺
動円筒など移動する部分には液体が入つていない
ので、固着、さび、漏れが生じることはなく、さ
らに円筒状本体内の同じ空間に駆動部と定量部を
有し、駆動部と定量部が入れ替わるために、スペ
ースの活用を有効に行うことができ、より小型化
することができるなどの効果がある。
は、休止点を上死点として速度制御弁を圧力の導
入側に設けずに、排出側(大気開放側)に設けた
ものであり、とくに速度制御弁は、単に通過空気
の流通速度を制御するのみならず、常に一定圧力
の空気圧をダイアフラムを与えてダイアフラムを
常に緊張させ、かついつも同じ変形を行わせるよ
うに構成されているから、ダイアフラムとピスト
ンヘツドとで規制される上部空間は、定量動作を
一時中断しても変化せず、定量誤差を非常に小さ
くすることができ、さらにダイアフラムを2重に
するなどの複雑な構成にする必要はなく、簡単な
構造で高精度の定量を行うことができる。また摺
動円筒など移動する部分には液体が入つていない
ので、固着、さび、漏れが生じることはなく、さ
らに円筒状本体内の同じ空間に駆動部と定量部を
有し、駆動部と定量部が入れ替わるために、スペ
ースの活用を有効に行うことができ、より小型化
することができるなどの効果がある。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
ピストンヘツドが下降した状態を示す断面説明
図、第2図はピストンヘツドが上昇した状態を示
す断面説明図である。 1……液体流入口、2……液体流出口、3……
円筒状本体、4……固定円柱、5……大径円盤、
6……ピストンヘツド、7……摺動円筒、8……
ダイアフラム、10,11……圧力導入孔、12
……大気開放孔、13,14……速度制御弁、1
5……切換弁、16……上部空間、17,18…
…気密用シール、20……ストローク調整ねじ、
21……挿入部、22……受け部、23……リン
グ状締具、24,25……気密用シール、26…
…リミツタ、27……空気圧供給源、28……大
気開放口。
ピストンヘツドが下降した状態を示す断面説明
図、第2図はピストンヘツドが上昇した状態を示
す断面説明図である。 1……液体流入口、2……液体流出口、3……
円筒状本体、4……固定円柱、5……大径円盤、
6……ピストンヘツド、7……摺動円筒、8……
ダイアフラム、10,11……圧力導入孔、12
……大気開放孔、13,14……速度制御弁、1
5……切換弁、16……上部空間、17,18…
…気密用シール、20……ストローク調整ねじ、
21……挿入部、22……受け部、23……リン
グ状締具、24,25……気密用シール、26…
…リミツタ、27……空気圧供給源、28……大
気開放口。
Claims (1)
- 上端に液体流入口1および液体流出口2を有す
る円筒状本体3と、この円筒状本体の底部に円筒
状本体内のほぼ中央部まで延びるように連設され
た固定円柱4と、この固定円柱の上部に固定され
た大径円盤5と、この大径円盤と固定円柱とに沿
つて上下に気密に摺動する上部にピストンヘツド
6を有する摺動円筒7と、この摺動円筒のほぼ中
央部と前記円筒状本体3のほぼ中央部との間に固
定されたダイアフラム8と、円筒状本体3に摺動
円筒7の下面およびダイアフラム8の下面に連通
するように設けられた圧力導入孔10と、円筒状
本体底部から固定円柱4を通して摺動円筒7内に
連通するように設けられた圧力導入孔11と、大
径円盤5および固定円柱4を貫通し大径円盤の上
方の摺動円筒7との間に形成される空間に通じる
ように設けられた大気開放孔12と、前記圧力導
入孔10,11のそれぞれに接続された速度制御
弁13,14と、これらの速度制御弁13,14
に大気開放可能な切換弁15を介して接続された
空気圧供給源27とを包含することを特徴とする
液体移送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8932581U JPH0138529Y2 (ja) | 1981-06-17 | 1981-06-17 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8932581U JPH0138529Y2 (ja) | 1981-06-17 | 1981-06-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57199859U JPS57199859U (ja) | 1982-12-18 |
| JPH0138529Y2 true JPH0138529Y2 (ja) | 1989-11-17 |
Family
ID=29884471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8932581U Expired JPH0138529Y2 (ja) | 1981-06-17 | 1981-06-17 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0138529Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-06-17 JP JP8932581U patent/JPH0138529Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57199859U (ja) | 1982-12-18 |
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