JPH0139257B2 - - Google Patents

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JPH0139257B2
JPH0139257B2 JP55062929A JP6292980A JPH0139257B2 JP H0139257 B2 JPH0139257 B2 JP H0139257B2 JP 55062929 A JP55062929 A JP 55062929A JP 6292980 A JP6292980 A JP 6292980A JP H0139257 B2 JPH0139257 B2 JP H0139257B2
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JP
Japan
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signal
echo
equation
residual
processing device
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Application number
JP55062929A
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English (en)
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JPS55153435A (en
Inventor
Andore Maria Suneedaazu Uirufuretsudo
Apurupponsasu Maria Fueruhohetsukusu Nikoraasu
Josefusu Fuan Geruben Petorasu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS55153435A publication Critical patent/JPS55153435A/ja
Publication of JPH0139257B2 publication Critical patent/JPH0139257B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/1423Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex for simultaneous baseband signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエコー消去装置、特に2線式回線でデ
ータ信号の同時両方向伝送を行うためのデータ・
モデムに使用するためのエコー消去装置に関す
る。
現代の伝送装置は一般に2線式および4線式の
両回線の組み合わせから成つている。4線式回線
は2つの片方向伝送路すなわち1つの片方向送信
路と1つの片方向受信路とから成つており、2線
式回線は同一周波数帯域で互いに反対方向に同時
に信号を伝送できるようになされた両方向伝送路
によつて形成されている。
さらに、ハイブリツド段を4―ポート回路で形
成することは知られている。いわゆる送信ポート
と称せられる第1ポートを片方向送信路に接続
し、いわゆる受信ポートと称せられる第2ポート
を片方向受信路に接続し、いわゆるケーブル・ポ
ートと称せられる第3ポートを両方向伝送路に接
続し、さらに平衡結線網をいわゆる平衡ポートと
称せられる第4ポートに接続している。この平衡
結線網はハイブリツド段をケーブルのインピーダ
ンスに整合させるためのものである。この平衡回
線網の調整が完全であると送信路の信号がケーブ
ル・ポートに現れて、受信路には現れることはな
く、反対に両方向伝送路のケーブル・ポートに信
号が供給されると、この信号が受信路に現れて送
信路に現れることはない。
各両方向伝送路は1つまたはそれ以上の不連続
点を含んでいて、この不連続点で信号の反射が生
じるので、送信路中に生じている信号の反射信号
が受信路中にも入つているおそれがある。
ケーブル長やケーブル・タイプも種々あるため
に、一般にはケーブル・インピーダンスは正確に
はわからず、そのために平衡結線網の完全な調整
を行うことができず、その結果送信路中に生じて
いる信号の一部分がハイブリツド段を経て受信路
中へ入り込んでしまう。
このようにして受信路に生じる送信路中に存在
している信号の一部分を慣習上エコー信号(また
は反響信号)と称している。
かかるエコー信号は受信路の信号の品質に特に
悪い影響を与える。こ品質の改善を図るために、
このエコー信号を消去するかまたは少なくともそ
れらの影響をできるだけ低減させるように回路が
設計されている。これら回路はエコー消去(また
は反響消去)装置として知られている。
後述する参考文献(1)、(2)および(3)の記載から明
らかとなるようにエコー消去装置は一般に ―片方向送信路に結合された可調整の信号処理装
置と、 ―片方向受信路に接続されこの受信路中に発生し
ている信号と前記信号処理装置によて生ぜしめ
られた信号との間の差を表わしている残留信号
を発生するための差発生器と、 ―前記残留信号に応答して制御信号を発生するた
めの制御信号発生器と ―この制御信号に応答して前記信号処理装置を調
整するための調整装置と、 を具えるものである。
送信路に生ずる信号に応答して、この信号処理
装置は合成エコー信号を発生し、この合成エコー
信号の形状は予期されるべきエコー信号とできる
だけ近似して対応している。合成エコー信号と実
のエコー信号との間の一致の程度は信号処理装置
の設定状態によつて決まり、この信号処理装置の
設定状態は調整装置によつて調整される。制御信
号発生器の出力制御信号が供給されるこの調整装
置を、残留信号からこの残留信号中に存在する抑
制されていないエコー信号、すなわち残留エコー
の大きさの目安となる信号を導出できるように構
成すると共に残留エコーの平均2乗値が最小とな
るようにこの信号によつて前述の信号処理装置を
繰返して調整できるように構成する。
参考文献(1)、(2)および(3)にも記載されているよ
うに、制御信号発生器を一般にはアナログ対デイ
ジタル変換器で形成しており、このA/D変換器
に供給される残留信号をデイジタル信号へ変換さ
せている。この変換のために、先ずこの残留信号
を適切なサンプリング周波数でサプリングする。
1/Tの割合で生起している一連のデータ・シン
ボルによつて形成されたデータ信号を送受信する
ように構成されたデータ・モデムにこのエコー消
去装置を使用する場合には、このサンプリング周
波数を1/Tに等しくすることができる(文献(1)
参照)。
この信号処理装置を好ましくは非巡回形デイジ
タル・フイルタとし、そのフイルタ係数を調整装
置で決める(文献(1)および(3)を参照)。
調整装置はデイジタル相関器を具え、この相関
器は乗算装置と累算器とを含んでいる。この乗算
装置には信号処理装置の入力信号と、制御信号と
を供給する。この場合、この累算器の内容は所望
のフイルタ係数を構成し、これを1/Tの周期で
非破壊的に読出す。
これら従来のエコー消去装置は申し分なく作動
したけれども、補間因子M(Mは一般には正の整
数を表わす)を有する補間形デイジタル・フイル
タ(文献(4)および(5)参照)を以つて信号処理装置
を構成することによつて、残留信号の品質の向上
を相当程度図ることができることが明らかとなつ
た。ただし、この場合には、アナログ対デイジタ
ル変換に供給するサンプリング・パルスを周波数
M/Tで生起させることが必要である。
本発明の目的は簡単な方法で残留信号の品質の
改善をさらに図ることにある。
本発明によれば、このために前記制御信号発生
器に、アナログ対デイジタル変換器と縦続接続さ
せた高域フイルタを設ける。
本発明は、従来のエコー消去装置においては、
残留信号の品質が一定しておらず一時的に著しく
大きく低下してしまうことがあることを実験的に
確かめ、この事実に基づいて為されたものであ
る。さらに別の実験から、この品質の低下は全て
第1タイプ(例えば全て“1”)のデータ・シン
ボルの長い列が片方向送信路に存在するデータ信
号中に生起できるという事実と関係があることが
判明した。
かかる等しいデータ・シンボルからなる列は直
流信号と考えることができ、この場合、この直流
信号は制御信号発生器の出力端子に発生する他の
直流信号と相互作用して残留信号を減少させるこ
とを確かめた。この後者の直流信号は、例えば、
エコー消去装置およびその周辺装置でのドリフト
現象やオフセツト現象の結果によるものであり、
これら直流信号が現れると相関器における累算器
の内容従つてフイルタ係数の値を著しく変化せし
めてしまう。しかしながらこの変化はエコー信号
によて必要とされるものではない。この変化は残
留エコーの値を著しく高く増大させてしまう。
本発明の説明に供する参考文献を列挙すると次
の通りである。
(1) 特願昭52−76456号 (2) An adaptive echo canceler in a
nonideal environment(nonlinear or time
variant);E.J.Thomas;The Bell Systems
Technical Journal、Vol.50、No.8、October
1971;pp.2779―2795、特に第2781頁の第1図 (3) Echo canceler with adaptive transversal
filter utilizing pseudo―logarithmic
coding;O.A.Horna;comsat Technical
Review、Vol.7、No.2、Fall 1977、pp.393―
428. (4) Pass―band data―driven echo canceler
for fullduplex transmission on two―wire
circuits―S.B.Weinstein;IEEE Transactions
on Communications、Vol.COM―25、No.7、
July1977、pp.654―666. (5) 特願昭53−2858号 (6) A new digital echo canceler for two―
wire fullduplex data transmission、K.H.
Muller;IEEE Transactions on
Communications、Vol CON―24、No.9、
September 1976p pp.956―962. (7) 特願昭45−2361号 (8) 特願昭49−10322号 (9) Parallel realizations of digital
interpolation filter for increasing the
sampling rate;H.Urkowitz;IEEE
Transactions on Circuit and Systems、Vol.
CAS―22、No.2、February 1975、pp.146―
154. (10) Nine digital filters for decimation and
interpolation;D.J.Goodman、M.J.Carey;
IEEE Transactions on Acoustics、Speech
and Signal Processing、Vol.ASSP―25、No.
2、April 1977.pp.121―126 以下図面により本発明の実施例を説明する。
(1) 構 成 第1図はデータ伝送装置の一部分を示すブロ
ツク回路であり、このデータ伝送装置は片方向
送信路1、片方向受信路2並びに両方向伝送路
3とを具えている。これらの異なつた信号路を
ハイブリツド段4を用いて相互接続し、このハ
イブリツド段には平衡結線網5を接続してこの
ハイブリツド段のインピーダンスを両方向伝送
路のインピーダンスに整合される。
図示の伝送装置の送信路1は低域フイルタ6
を具えていて、この送信路の入力端子にはデー
タ・シンボルa(k)を生起させるデータ・ソース
7が接続されている。これらシンボルの量kは
データ・シンボルの個数を表わし、これらデー
タ・シンボルは周波数1/Tで生ずる。この目
的のために、クロツク信号をクロツク信号入力
端子8を経てこのデータ・ソースに供給する。
尚このクロツク信号のパルス繰返し周波数もま
た1/Tである。
図示の実施例においては、片方向受信路2は
低域フイルタ9とパルス再生器10とを具えて
いる。この低域フイルタ9の出力端子には信号
s(t)が生じ、この信号は遠隔データ・ソース
から両方向伝送路3を経てハイブリツド段4へ
送信されてきたデータ・シンボルb(k)から成る
データ信号を濾波しかつアナログ変換したもの
を表している。尚、このハイブリツド段は片方
向受信路2へこれらデータ・シンボルを供給す
る。これらデータ・シンボルもまた周波数1/
Tで発生しているとする。これがため、パルス
再生器10をパルス繰返し周波数が1/Tに等
しいクロツク信号によつて制御し、このパルス
再生器10の出力端子にデータ・シンボルb(k)
をこの周波数1/Tで発生させて得る。
パルス再生器10に供給するクロツク信号を
クロツク抽出回路11から発生させ、このクロ
ツク抽出回路を単方向受信路2に結合させこの
回路でこの受信器2に生じている信号から従来
方法でこのクロツク信号を導出するようにな
す。このクロツク信号をデータ・ソース7のク
ロツク信号入力端子8に供給する場合には、こ
の図示の伝送装置(又は系)を“ホモクロナス
(homochronous)”装置(又は系)と称する。
しかしながらデータ・ソース7のクロツク信号
入力端子8に供給するクロツク信号を別個のク
ロツク信号発生器から発生させる場合にはこの
伝送装置(又は系)を“プレシオクロナス
(plesiochronous)”装置(又は系)と称する。
両方向伝送路3のインピーダンスの値は実際
には正確にはわからないので、平衡結線網はハ
イブリツド段4の完全な回線端末を構成してお
らず、それ故に送信路1から受信路2へのこの
ハイブリツド段を介しての直接信号漏洩が生ず
ると共に信号の反射が生じ、その上さらに両方
向路3におけるインピーダンスの不連続性に基
づき信号の反射が生じてしまう。このため低減
フヘルタ6の出力信号の反響すなわちエコーが
受信路2に生じてしまう。低域フイルタ9の出
力端子に生じているこれらのエコー信号をe
(t)で示す。
これらエコー信号の妨害効果をできるだけ除
去するために、第1図に示す伝送装置はエコー
消去装置12を具えており、この装置には片方
向送信路1に接続させた可調整信号処理装置1
3を設けてある。この信号処理装置13をフイ
ルタ係数の調整が可能であるデイジタル・フイ
ルタ好ましくは非巡回形デイジタル・フイルタ
として従来方法で構成することができる(例え
ば参考文献(4)および(6)を参照)。この信号処理
装置13は合成エコー信号e^(i)をデイジタル形
式で発生し、この信号をデイジタル対アナログ
変換器(以下D/A変換器と称する)14によ
つて時間連続で振幅離散の信号e^(t)へ変換
し、この信号をさらにアナログ低域フイルタ1
5によつてD/A変換して時間連続で振幅連続
の信号e〓(t)すなわち通称のアナログ信号へ変
換する。このアナログ合成エコー信号e〓(t)を
結合回路16へ供給してこの信号を受信路2の
信号から減算する。その結果の残りのすなわち
残留信号r(t)=s(t)+e(t)−e〓(t)には残留
エコーe(t)−e〓(t)が含まれており、この残
留信号の振幅は著しく小さく、これが結合回路
の出力端子に現れる。この残留信号をパルス再
生器10へ供給する。
信号処理装置13の調整を行うため、調整装
置17を信号処理装置13に接続し、この調整
装置17に対し制御信号発生器18で形成した
制御信号r^(i)をデイジタル形式で供給する。こ
の信号処理装置13および調整装置17の取り
得る構成については後の説明でさらに詳述す
る。
制御信号発生器18は高域フイルタ19を具
えており、このフイルタに残留信号r(t)を供
給しその出力端子にアナログ出力信号r〓(t)を
生じさせる。この信号r〓(t)をサンプリング装
置20へ供給しこれよりサンプル信号r〓(i)を生
じる。ここでiはサンプル信号の番号を表わ
す。かくして得られたサンプル信号をアナログ
対デイジタル変換器(以下A/D変換器と称す
る)21へ供給して各サンプル信号r〓(i)をベー
ス―2符号(base―2code)における数r^(i)に
変換する。これら数r^(i)はデイジタル制御信号
を構成しており、これを調整装置17へ供給す
る。
このサンプリング装置20の制御を、デー
タ・ソース7へ供給するクロツク信号を周波数
逓倍器22によつて周波数逓倍して導出したサ
ンプリング・パルスによつて行う。この逓倍器
22の乗算因子すなわち乗数はMであり、よつ
てこのサンプリング・パルスの周波数はM/T
である。以下の説明において、Mは1に等しい
か1より大きい整数であるとする。
(2) 処号処理および調整装置 (2‐1) 従来のエコー消去装置の一般的動作の説明 エコー消去装置12に使用するための信号処理
装置の一実施例を第2図に示す。この信号処理装
置はシフトレジスタ23を具えていてこれにデー
タ・シンボルすなわちここではa″(i)で示したデー
タ・シンボルを供給する。このシフトレジスタ2
3はN個のシフトレジスタ素子23(0),23
(1)…23(N―1)を含んでいて、各素子の遅
延時間はτである。以下の説明において、数qを
有するシフトレジスタ素子23(q)と表わす。尚、
qはセツト0、1、2、…N―1のうちのある数
に等しい。このシフトレジスタ素子23(q)はデ
ータ・シンボルaq(i)を生じてこれをN個の乗算装
置24(0),24(1)…24(N―1)からなる
系の1つの乗算装置24(q)へ供給する。N個の
係数すなわち乗数c0(i)、c1(i)…cN1(i)のセツト
のうちの1つの乗数をこの乗算装置24(q)に供
給する。この乗数を調整装置17から発生させ
る。N個の乗算装置24(q)によつて同時に生ぜ
しめられたN個の積を加算装置25において加算
してその出力端子にこれらN個の積の総和を合成
エコー信号サンプルe^(i)の形態で得ることができ
る。
前述したように、乗数cq(i)を調整装置17で発
生させるが、この装置はそのためのN個の相関回
路26(0),26(1)…26(N―1)を備えて
おり、数qを有する相関回路を26(q)で表わす。
この相関回路26(q)にはA/D変換器21のデ
イジタル出力信号r^(i)はもとよりシフトレジスタ
素子23(q)の出力信号aq(i)をも供給する。
第3図は相関回路26(q)の一実施例を詳細に
示すブロツク線図である。この相関回路は乗算器
27を具えていて、これにはA/D変換器21の
デイジタル出力信号r^(i)とシフトレジスタ素子2
3からの出力信号であるデータ・シンボルaq(i)と
を供給する。かくして得られた積に対し第2乗算
器28で絶対値が1よりも小さい因子αを掛け合
わせて別の積を発生させる。この別の積をΔcq(i)
で表してあり、またこの別の積は残留エコーe
(t)―e〓(t)を減少させるために必要なcq(i)の変

量を表している。これら数Δcq(i)を累算器29へ
供給する。この累算器を加算器30と遅延時間τ
を有する遅延装置31とから成る既知の方法で構
成する。この累算器29はこれに供給された数
Δcq(i)に応答してcq(i)+Δcq(i)に等しい係数cq(i
+1)を生じる。
信号処理装置13に対するN個の係数cq(i)は、
基準瞬時i=0においては0となるので、cq(o)
=0(q=0、1、2、…N―1)と仮定するこ
とができる。この場合には、a″(n―q)=aq(n)
のとき cq(i+1)=in=0 αr^(n)a″(n―q) (1) が成立する。
さらに、その場合 e^(i)=N-1q=0 cq(i)a″(i―q) …(2) が成立する。
残留信号r(t)をサンプリング装置20へ直接
供給すると仮定した場合には r^(n)=s(n)+e(n)−e〓(n) …(3) が成立するので、これを(1)式に代入すると cq(i+1)=in=0 αs(n)a″(n−q) +in=0 α{e(n)−e〓(n)}a″(n−q) …(4) となる。
伝送すべきデータ・シンボルa(n)と、受信す
べきデータ・シンボルb(n)を低域フイルタ9で
濾波し、D/A変換した信号s(t)のサンプルs
(n)とは相関関係がないので、これらの相互相関
は零である。
すなわち、時間的平均、 〈s(n)a(n+q)= lim i=∞1/(2i+1)in=-1 s(n)a(n+q) …(5) はすべての整数qに対して零となる。
上述したようにi=0の基準時刻においてはcq
(0)=0と仮定したため、第3図から明らかなよ
うに係数 cq(i+1)=cq(i)+α・aq(i)・r^(i)の値は、 cq(i+1)=in=0 α・aq(n)・r^(n) =αin=0 r^(n)・a″(n−q) …(6) で与えられる。ここで第2図から明らかなように
a″(n−q)=aq(n)である。さらに、合成エコーe^
(i)は第2図から明らかなように、 e^(i)=N-1q=0 cq(i)・aq(i)=N-1q=0 cq(i)・a″(i−q) …(7) で与えられる。
今、第1図において高域フイルタ19が接続さ
れていない従来のエコー消去装置を考えると、デ
ジタル制御信号r^(n)は残留信号(t)=s(t)+e(t)
−e〓(t)をサンプリングし、A/D変換して与え
られ、次式によつて与えられる。
r^(n)=s(n)+e(n)−e〓(n) …(8) この(8)式を(6)式に代入すると、 cq(i+1)=α・in=0 r^(n)・a″(n−q) =αin=0 s(n)・a″(n−q) +α・in=0 {e(n)−e〓(n)}・a″(n−q) …(9) となる。この(9)式の第1項は(5)式に関連して述べ
たようにi→∞に対しては零に近付く。したがつ
て、十分大きなiの値に対しては、 lim i=∞ in=0 αs(n)a″(n−q)=0 …(10) すなわち基準瞬時i=0から十分長い時間が経
過した後は(9)式は第2項だけが残ることになる。
従つてiの大きな値に対しては(4)式は近似的に、 cq(i+1)=in=0 α{e(n)−e〓(n)}・a″(n−q) (11) となる。(11)式から係数cq(i+1)は主として残
留エコーe(n)−e〓(n)によつて定まることが判
る。
(2‐2) 従来のエコー消去装置におけるドリフトや
オフセツトの影響 エコー消去装置では残留エコーe(n)−e〓(n)
を零に低減するように構成されているので、ドリ
ストおよびオフセツト現象がこの残留信号の品質
に悪影響を及ぼすことはない。以下これにつき説
明する。
ドリフトおよびオフセツト現象は直流電流信号
p(t)として現れると考えることができ、この信
号が第1図に図式的に示すように残留信号に加わ
る。従つて、その場合にはこの残留信号を r(t)=s(t)+p(t)+e(t)−e〓(t) …(12) と表わすことができる。したがつて高域フイルタ
19のない従来のエコー消去装置では、デジタル
制御信号r^(n)は次式で与えられる。
r^(n)=s(n)+p(n)+e(n)−e〓(n) これを(6)式に代入すると、 cq(i+1)=α・in=0 r^(n)・a″(n−q) =α・in=0 s(n)・a″(n−q) +α・in=0 p(n)・a″(n−q) +α・in=0 {e(n)−e〓(n)}・a″(n−q) が得られる。上述したところと同様にiの十分大
きな値に対しては上式の第1項は零に近付くの
で、 cq(i+1)=αin=0 p(n)・a″(n−q) +αin=0 {e(n)−e〓(n)}a″(n−q) (13) が成立する。データ信号a(n)は一般には直流を
含んでいないので、データ信号の平均値、 〈a″(n)〉=lim i→∞1/(2i+1)in=-i a″(n) (14) は零となる。したがつて、iの十分大きな値に対
してp(t)を直流とみなすことができる場合には、in=0 p(n)・a″(n−q)pcin=-0 a″(n−q)=0 (15) が成立する。ここにpcは、iを十分大きな値とし
たときに一定と考えられる信号p(n)の値(一定
値)である。すなわち、ドリフトおよびオフセツ
トがある場合でも、係数cq(i+1)は、上述し
た(11)式で示すドリフトやオフセツトのない理想的
な場合と同じ式で与えられることになる。したが
つて、合成エコー信号e〓(t)がエコー信号e(t)
とほぼ等しくなつた後は、パルス再生器10に供
給される残留信号r(t)は、 r(t)s(t)+p(t) …(16) で与えられることになる。ここでp(t)はきわめ
て小さく、信号s(t)に対して無視できるので、
パルス再生器に供給される残留信号r(t)はほぼ
信号s(t)に等しくなる。
しかし、データ信号a″(n)が直流項を含む場合
には、 a″(n)=a(n)+ac …(17) で与えられる。ここにa(n)は、今考えている
iの値の範囲において直流成分を持たない項であ
り、acは直流項である。この(17)式を(14)式に
代入すると、 〈a″(n)〉=〈a(n)+a″c〉=a″c (18) となる。したがつてiの十分大きな値に対して、
次式が成り立つ。in=0 p(n)・a″(n−q)pcin=0 a″(n−q) =pcin=0 a(n−q)+pcin=0 a″c …(19) この(19)式の第1項は実質的に零となるが、第
2項は零に等しくない。したがつて(15)式は最早
や成立せず、係数cq(i+1)は(11)式によて与え
られず、(13)式によつて与えられることになる。
このような場合には直流信号p(n)は係数cq(i+
1)に影響を与え、(13)式は次ぎのように書け
る。
cq(i+1)=α・in=0 〔p(n) +e(n)−e〓(n)〕・a″(n−q) …(20) この(20)式と(11)式とをくらべると、エコー消去
装置によれば十分に長い時間が経過した後はサン
プル〔p(n)+e(n)−e〓(n)〕は零に減少し、した
がつて合成エコー信号e〓(t)はエコー信号e(t)
と直流信号p(t)との和にほぼ等しくなる。
e〓(t)e(t)+p(t) …(21) この場合には、(12)式からパルス再生器10に供
給される残留信号r(t)は次式で与えられる。
r(t)s(t) …(22) このように、従来のエコー消去装置の理論によ
れば、ドリフトおよびオフセツト現象は残留信号
の品質に影響を及ぼすことはない。
ここで、次の2つの場合を考える。すなわち、 総てのnの値に対してオフセツトやドリフト
がない場合(p(n))=0) n〈n1なる総てのnの値に対してはドリフト
やオフセツトがないが、n≧n1なる総てのnの
値に対しては一定値pcを有するドリフトおよび
オフセツトがある場合(n〈n1ではp(n)=0、
n≧n1ではp(n)=pc) 第1および第2の場合において、n1の直前に計
算される係数cq(n1−1)は等しい。次にn≧n1
に対してp(n)=pcとなる場合の影響を、長い期
間の開始瞬時n=n1後の(k+1)期間において
どのようになるかを第8図のタイム・ダイヤグラ
ムを参照して考えてみる。
(7)式から、i=n1+k+1に対する合成エコー
信号e^(i)は次式で与えられる。
e^(n1+k+1)=N-1q=0 cq(n1+k+1) ・a″(n1+k+1−q) …(23) 一方、従来のエコー消去装置における最悪のケ
ースについて考えてみる。この最悪のケースは、
シフトレジスタ23に記載されている全てのデー
タシンボルa″(n−q)、q=0、1、2、…(N
−1)が+1に等しくなりこれが長い時間期間n1
nn2に亘つて持続する場合である。この最悪
のケースは第8図において時間線図a″(n)として
示される。この時間線図a″(n)は下側の境界とし
てn=n1においてq=N−1をとることにより
a″(n1−N+1)=+1となり、上側の境界として
n=n2においてq=0をとることによりa″(n2)=
+1となる。
また、上記第2の場合のドリフト及びオフセツ
トの影響について、n1〜n2に亘る長期間の開始時
(n=n1)からk+1番目のサンプリング期間に
おける影響について検討する。このサンプリング
期間はi=n1+k+1の瞬時に生ずる。kの値は
以下の事項に従う。
n1+k+1はn1の後に位置するから、k0と
なる。
n1+k+1はn2の前に位置するから、n1+k+
1n2となる。n1は正の整数であるから、上式は
以下のようになる: n1+k+1n2より、kn2−n1−1 また、k0となることにより、kの範囲は以
下のものとなる。
0kn2−n1−1 第8図のデータシンボルa″(n1+k1+1−q)
について、下側境界についてk=0でq=N−1
とすれば、データシンボルはa″(n1−N+2)と
なり、n1−N+2=(n1−N+1)+1はn1−N+
1の後に生ずるから、a″(n1−N+2)=+1とな
る。上側境界についてk=n2−n1−1でq=0と
すれば、データシンボルはa″(n2)=+1となる。
これらの事項により、0kn2−n1−1となる
kの範囲についてa″(n1+k+1−q)=+1とな
る。従つて、(23)式は、 e^(n1+k+1)=N-1q=0 cq(n1+k+1) …(24) となる。一方、e〓(n)=e^(n)となるので、(11)

は次のように書き表わすことができる。
cq(i+1)α・i-1n=0 {e(n)−e^(n)}・a″(n−q) +α・{e(i)−e^(i)}・a″(i−q) =cq(i)+α・{e(i)−e^(i)}・a″(i−q)…(2
5) 0≦k≦n2−n1−1に対してa″(n1+k+1−
q)=+1となるので、i=n1+k+1に対して
は(25)式は次のように書き直せる。
cq(n1+k+1)=cq(n1+k)+α・ {e(n1+k)−e^(n1+k)} …(26) 総てのnに対してp(n)=0となる第1の場合
には(24)式中の係数として、(11)式したがつて(26)
式で与えられる係数を用いることができる。
(26)式を(24)式に代入すると、合成エコー信号e^
(n1+k+1)は次式で与えられるようになる。
e^(n1+k+1)=i-1n=0 cq(n1+k) +αi-1n=0 {e^(n1+k)−e(n1+k)} =e^(n1+k)+α・N・{e(n1+k)−e^(n1
k)} …(27) 一方、n≦n1に対してp(n)=0となる第2の
場合には、合成エコー信号e^(i)(ただしi=n
〈n1)は(27)式で与えられる。したがつて、 e^(n1−1)=e^(n1−2) +α・N{e(n1−2)−e^(n1−2)} …(28) しかし、第2の場合において、n≧n1に対して
p(n)=pcとなる場合には(24)式中の係数cq(i)(た
だしi=n≧n1)として(13)式を用いる必要があ
る。この場合には(13)式は次のように書き直すこ
とができる。
cq(i+1)=α・in=0 {e(n)−e^(n)}・a″(n−
q) +α・in=n1-1 p(n)・a″(n−q) また、今考えている値nに対してはa″(n−q)
=+1が成立することと、n≧n1に対してはp
(n)=pc(一定)となることを考慮すると、上式は
次のように書き表わすことができる。
cq(i+1)=α・in=0 {e(n)−e^(n)} +α・in=n1-1 p(n) =α・in=0 {e(n)−e^(n)}+α(i−n1+1)pc …(29) この(29)式における第2項は、サプリング期間
群n1以後は(24)式中の係数が第1の場合の係数と
は相違していることを表している。このような相
違は(24)式で与えられる合成エコー信号中でも同
様に現れるものである。以下説明の便宜上、第2
の場合に現れる量に対してはダツシユ符号を付け
て示す。サンプリング期間群n1−1に対しては(2
8)式は依然として成立し、 e^′(n1−1)=e^(n1−1)=e^(n1−2)+α・N
{e
(n1−2)−e^(n1−2)} となる。次のサンプリング期間群n1では、(29)
式 が成立し、 cq′(n1)=α・o1-1n=0 {e(n)−e^′(n)} +α(n1−1−n1+1)pc となる。ここでn=n1−1まではe^′(n)=e(n)と
なるので上式は次のようになる。
cq′(n1)=α・o1-1n=0 {e(n)−ee^(n)}=cq(n1) また、(24)式から次式が得られる。
e^(n1)=N-1q=0 cq′(n1)=N-1q=0 cq(n1)=e(n1) 次のサンプリング期間群n1+1においては(29)
式を用いると、 cq′(n1+1)=α・o1n=0 {e(n)−e^′(n)} +α(n1−n1+1)pc が得られる。n=n1に対しては e^′(n)=e^(n)となるので、上式は cq′(n1+1)=α・o1n=0 {e(n)−e^′(n)} +α・pc=cq(n+1)+α・pc となる。
さらに次のサンプル期間群n1+2においては(2
9)式を用いて次式が得られる。
cq′(n1+2)=α・o1+1n=0 {e(n)−e^′(n)} +α・(n1+1−n1+1)pc =α・o1n=0 {e(n)−e^′(n)}+α{e(n1+1) −e^′(n1+1)}+2α・pc =α・o1n=0 {e(n)−e^(n)}+α{e(n1+1) −e^(n1+1)−αNpc}+2α・pc =〔cq(n1+1)+α{e(n1+1)−e^(n1+1)
}〕 −α2・pcN+2α・pc =cq(n1+2)+{2α・pc−α2・pc・N} 一方、(24)式を用いると、 e^′(n1+2)=N-1q=0 cp′(n1+2) =N-1q=0 cq(n1+2)+N-1q=0 {2α・pc−α2・pc・N} =e^(n1+2)+2α・N・pc−α2・N2・pc さらに次のサンプリング期間群n1+3において
は、(29)式は次のようになる。
cq′(n1+3)=α・o1+2n=0 {e(n)−e^′(n) +α・(n1+2−n1+1)pc =α・o1n=0 {e(n)−e^(n)} +α{e(n1+1)−e^(n1+1)−α・N・pc} +α{e(n1+2)−e^−(n1+2)−2α・N・pc +α2・N2・pc}+3α・pc =〔α・o1+2n=0 {e(n)−e^(n)}〕−α2・N・pc −2α2・N・pc+α3・N2pc+3α・pc =cq(n1+3)+3α・Pc−3α2・N・pc +α3・N2・pc また(24)式より次式が与えられる。
e^′(n1+3)N-1q=0 cq′(n1+3) =N-1q=0 cq(n1+3)+N-1q=0 {3α・pc−3α2・ N・pc+α2・N2・pc} =e^(n1+3)+3α・N・pc −3α2・N2・pc+α3・N3・pc 以下、同様の演算をサンプリング期間群n1+k
+1まで行う。このとき、実際上αNは1に比べ
て小さいので(αN)の2乗以上の高次の値は
(αN)に比べて無視することができる。したがつ
て最終的には、 e^′(n1+k+1)=e^(n1+K+1) +(k+1)α・N・pc+0(α2N2)pc e^(n1+K+1)+(k+1)α・N・pc …(30) が得られる。ここに0(α2N2)は(αN)の2乗
以上の高次の項を表わすものである。
上述した第2の場合にn≧n1に対してはp(n)
=pcとなるため、合成エコー信号は第1の場合に
比べてほぼ、 (k+1)α・N・pc (31) だけ相違したものとなる。この値は、第2図のシ
フトレジスタ23内のデータ・シンボルaq(n)が
総て同一の値+1を有している限りはkの値とと
もに増大し、従つて時間と共に増大することにな
る。上述した説明ではデータ・シンボルaq(n)が
総て+1となるものとして説明したが、この値が
総て−1となる場合でも同様に成立する。すなわ
ち、a″(n−q)=−1となる場合、(25)式の第2
項が―符号となるだけであり、この結果(30)式の
第2項が―符号となる。従つて、a″(n)=−1の
場合も同様に合成エコー信号は−(k+1)α・
N・Pcだけ相違したものとなる。このように従来
のエコー消去装置においては、ドリフト・オフセ
ツト現象が生じると同時に総てのデータ・シンボ
ルが長い期間に亘つて+1または−1となると残
留信号の品質は大きく低下し、満足なエコー消去
を行うことができなくなる。
(2‐4) 本発明による解決手段 本発明においては、ドリフトおよびオフセツト
現象を相殺して消去するために、第1図に示すよ
うに残留信号r(t)をサンプリグ装置20へ直接
供給せずに、この残留信号中の低周波信号成分従
つてドリフトおよびオフセツト現象の結果として
生じる直流成分を抑制する高域フイルタ19を経
て供給する。第4図はこの高域フイルタの動作を
説明するための線図である。第4図において、特
に第4図aには残留信号r(t)の周波数スペクト
ルR(f)を図式的に示してあり、この場合この信号
は強い直流成分p(t)を有している。第4図bに
は理想的高域フイルタの伝送関数H(f)を図式的に
示してあり、第4図cには高域フイルタ19の出
力信号r(t)の周波数スペクトルR(f)を示してあ
る。この信号r(t)をサンプリング装置20へ供
給すると、これは第4図dに示すような周波数ス
ペクトルR(f)を有する出力信号r(i)を生ずる。
(3) 他の実施例 (1) 第4図からも明らかなように、信号r(i)従
つて制御信号r(i)は低周波成分およびサンプ
リング周波数の倍数周波数M/T近くの周波数 成分を含んでいない。しかし、第1図に示す
ようにアナログ高域フイルタ19をサンプリ
ング装置20の前段に接続する代わりにデイ
ジタル高域フイルタを使用し、かつ第1図に
示すように制御信号r(i)を調整装置17へ直
接供給しないでこのデイジタル高域フイルタ
を介して供給することによつても、第4図d
に示すような周波数スペクトルを得ることが
できる。
(2) 前記(1)項で述べたような、残留信号r(t)
の低周波成分に関係した周波数成分が含まれ
ていないと、これら一般的には比較的強い低
周波成分によつて信号処理装置の調整を決定
づけることが出来ないが、この欠点は特に簡
単な方法で、すなわち第1図に示すエコー消
去装置から低域フイルタ15を除去しかつ
D/A変換器14の出力信号e^(i)を結合装置
16へ直接供給することによつて、除去でき
る。
(3) 制御信号r(i)中のドリフトおよびオフセツ
ト現象によつて生じた成分以外の残留信号の
低周波成分を得る別の方法を第5図に示す。
この実施例では、組み合わせ装置16の出力
端子と高域フイルタ19の入力端子との間に
“トラツク・アンド・ホールド(track and
hold)”と称せられることもある周波数M/
Tのクロツクパルスによつて制御される装置
32を含ませてある。かかる“トラツク・ア
ンド・ホールド”装置の動作につき説明す
る。
サンプリング期間T/M内の所定の時間θ
の間は信号r(t)=p(t)+s(t)+e(t)−e〓(t)
のサンプリングを行ない、残りの時間期間の
間はこの信号r(t)を通過させる(トラツキ
ングさせる)。この“トラツク・アンド・ホ
ールド”装置32の出力信号をr′(t)で表わす
と、この装置の動作を数学的に次のように表
わすことができる。すなわちm=0、±1、±
2…とすると、 r′(t)=r(mT/M):mT/M≦t≦θ+
mT/M =r(t) :tの他の全ての値 この“トラツク・アンド・ホールド”装置
32はこの直流成分p(t)に対しては貫通形
であると考えられる。この場合の強い直流成
分p(t)を有する残留信号r(t)の周波数スペ
クトルR(f)を第6図aに示す。この装置32
の出力信号r′(t)の周波数スペクトルR′(f)を第
6図bに図式的に示す。さらに理想的高域フ
イルタの伝達関数H(t)を第6図cに図式的
に示す。信号r′(f)に応答してこの高域フイル
タ19は第4図dに示すような周波数スペク
トルR(f)を有する出力信号r(t)供給する。
さらに時間離散(time―discrete)制御信号
r(i)の周波数成分を第6図eに示す。
(4) 第4図および第6図を比較すると明らかな
ように、第1図に示した実施例に使用された
または前記(1)項で説明したような高域フイル
タ19は低いカツト・オフ周波数fgを有する
必要があるが、前記(2)および(3)項および第5
図に示した実施例ではこのカツト・オフ周波
数fgに対し相当な値を許容することができ
る。例えばfgの値をM/2Tに等しくしても
満足し得るものである。
(4) 一般的な留意点 (1) 第1図および第5図に示す伝送装置におけ
る逓倍因子Mを1よりも大きく選定すると、
シフトレジスタ素子23(q)(第2図参照)
の逓倍時間τおよび遅延装置30(第3図参
照)の遅延時間がT/Mに等しくなり、制御
信号r(i)はM/Tのレートで発生する。この
場合、データソース7において1/Tのレー
トで発生したデータシンボルa(k)をシフトス
レジタ23に直接供給することはできない。
けだし、このシフトレジスタ23はデータシ
ンボルa(k)のレート1/Tより大きいレート
M/Tで作動するためである。このため、シ
フトレジスタ23のために入力回路を設け、
この入力回路において1/Tのレートで発生
するデータシンボルa(k)をより高いM/Tの
レートで発生する補助的なデータシンボル
a″(i)に変換し、このこの補助的なデータシン
ボルa″(i)をより高いM/Tのレートで作動す
るシフトレジスタ23に供給する。この入力
回路を文献(4)に記載されてあるようにM―位
置スイツチによつて形成することができる。
しかしながら、デイジタル信号の処理技術で
は、第7図に図式的に示すような方法でこの
入力回路を組み込むことが通常行なわれてい
る。この実施例では、データ・シンボルa(k)
をサンプリング装置33によつてサンプリン
グし、これにより得られたサンプルを補間装
置34に供給する。すなわち周波数1/Tで
発生するサンプリング・パルスをサンプリン
グ装置に供給する。このサンプリング装置3
3は瞬時ktにおいてのみa(k)に等しい値の信
号サンプルa′(k)を生じ、これら信号サンプル
a′(k)を補間装置34へ供給する。この補間装
置を2つの順次のサンプルa′(k)の間にM―1
個の零値サンプルを挿入するように構成す
る。この補間装置の出力端子にはデイジタル
信号a″(i)が生じ、このデイジタル信号に対し
て a″(i)=a′(i/M):i=0、±M、±2MP… =0 :tの他の全ての値 が成立する。文献(7)に記載されているよう
に、補間装置34と、信号処理装置13とし
て機能するデイジタル・フイルタとの縦続配
置は補間形デイジタル・フイルタと称せら
れ、その実際の実施例では補間装置とデイジ
タル・フイルタとの機能を織り混ぜている。
この補助デイジタル・フイルタについては文
献(8)、(9)および(10)に記載されている。
(2) 第1図および第2図にいわゆるベース―バ
ンド・データ・モデムの構造が示されてい
る。これらの実施例において、データ・シン
ボルa(k)をハイブリツド段4に供給する前に
これらを低域フイルタへ供給している。
このベース―バンド・データ伝送に加え
て、音声―バンド・データ伝送が知られてい
る。その場合にはハイブリツド段4に供給さ
れるデータ信号を300ないし3400Hzの周波数
帯域に確実に位置させるようになす変調装置
をデータ・ソース7とフイルタ6との間に含
ませる必要がある。
(3) 前述した変調装置をデータ・ソース7の出
力端子と、信号処理装置13が接続される点
との間の伝送路中に設ける場合には、一般に
は、第7図に示すサンプリング装置33を補
間装置34の縦続接続回路配置に、多ビツト
符号ワードを生ずるD/A変換器を設ける必
要がある。
(4) さらに前述した変調装置を信号処理装置1
3を伝送路1に接続している点とフイルタ6
との間の伝送路中に設けることもできる。こ
れらの場合には信号処理装置13は変調処理
を行なう必要がある。この場合この信号処理
装置を文献(4)または文献(5)に記載されている
ように構成することができる。
(5) 直線コーデイング回路網例えばバイフエー
ズ・コーダ(biphase coder)を信号処理装
置13が伝送路1に接続されている点とフイ
ルタ6との間に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はデータ伝送装置の一部分を示す路線
図、第2図は可調整信号処理装置および調整装置
の一実施例を示すブロツク線図、第3図は第2図
の調整装置に使用するための相関回路の一実施例
を詳細に示すブロツク線図、第4図は第1図に示
す伝送装置の動作を説明するためのいくつかの周
波数スペクトルを示す線図、第5図は第1図に示
す伝送装置の変更例を示す線図、第6図は第5図
に示す伝送装置の動作を説明するためのいくつか
の周波数スペクトルを示す線図、第7図は残留信
号のサンプリング周波数がシンネボルの割合より
もM倍高い場合の信号処理装置の入力回路を図式
的に示すブロツク線図、第8図は残留信号の品質
の低下を説明するための線図である。 1…片方向送信路、2…片方向受信路、3…両
方向伝送路、4…ハイブリツド段、5…平衡結線
網、6,9…低域フイルタ、8…クロツク信号入
力端子、10…パルス再生器、11…クロツク抽
出回路、12…エコー消去装置、13…可調整信
号処理装置、14…デイジタル対アナログ変換
器、15…アナログ低域フイルタ、16…組み合
わせ回路、17…調整装置、18…制御信号発生
器、19…高域フイルタ、20,33…サンプリ
ング装置、21…アナログ対デイジタル変換器、
22…周波数逓倍器、23(0)〜23(N―1)
…シフトレジスタ素子、24(0)〜24(N−
1)…乗算装置、25,30…加算装置、26
(0)〜26(N−1)…相関回路、27…乗算
器、29…累算器、31…遅延装置、34…補間
装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 伝送装置の2つの片方向伝送路1,2のうち
    の第1片方向伝送路1に接続され、合成エコー信
    号{e^(i)}を発生させる可調整信号処理装置13
    と、 前記2つの片方向伝送路1,2のうちの第2片
    方向伝送路2に発生し、データ信号s(t)にエコ
    ー信号e(t)が重畳されている信号{s(t)+e(t)}
    を前記信号処理装置13によつて発生した合成エ
    コー信号{e^(i)}をD/A変換して得たアナログ
    合成エコー信号{e〓(t)}と結合して残留信号
    {r(t)}を発生するために前記第2片方向伝送路
    2に接続された結合手段16と、 前記残留信号{r(t)}をデイジタル信号{r^(i)}
    へ変換するための変換手段20,21を含み、残
    留信号に応答して制御信号{r^(i)}を発生する制
    御信号発生手段18と、 前記制御信号{r^(i)}に応答して前記信号処理
    装置13を調整する調整手段17とを具えるエコ
    ー消去装置において、 前記制御信号発生手段18が、前記変換手段2
    0,21に縦属接続されている高域フイルタ手段
    19を具えることを特徴とするエコー消去装置。 2 トラツク・アンド・ホールド・タイプのサン
    プル・アンド・ホールド回路32を、前記第2片
    方向伝送路2内において前記結合手段16と前記
    制御信号発生手段の入力端子との間に含ませたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のエ
    コー消去装置。
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