JPH0139706B2 - - Google Patents
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- JPH0139706B2 JPH0139706B2 JP2497385A JP2497385A JPH0139706B2 JP H0139706 B2 JPH0139706 B2 JP H0139706B2 JP 2497385 A JP2497385 A JP 2497385A JP 2497385 A JP2497385 A JP 2497385A JP H0139706 B2 JPH0139706 B2 JP H0139706B2
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- JP
- Japan
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- parts
- weight
- composition
- formula
- primer
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、プライマー組成物、特には金属、プ
ラスチツク、ゴム、ガラス、セラミツクスなどの
物質表面に通常の加硫条件下で被接着物を強固に
接着固化させる効果を有するプライマー組成物に
関するものである。 (従来の技術) シリコーンゴム組成物は通常離型性を有してい
るため、これを金属や通常の加硫条件下で安定な
物質面に接着するに当つては、これらの表面を予
じめプライマーで処理しておくことが必要とさ
れ、このプライマーとしてはビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリ(2−メトキシエトキシ)シ
ラン、3−メタアクリロキシプロピルトリメトキ
シシランなどのような不飽和結合基を有するアル
コキシシランまたはその加水分解縮合物あるいは
共加水分解シロキサンとチタン酸エステル、有機
脂肪酸の金属塩からなるもの、パーオキシシラン
などが知られている。しかし、この種のプライマ
ーを使用した場合には200℃以上の高温で長時間
その接着性(固着性)を維持させることが困難で
あり、またこの接着部は高温油中において剥離現
象を起するという欠点がある。 そのため、このプライマー組成物については、
一種のゴム糊タイプのものも提案されている(特
公昭56−39817号公報参照)が、これには高温、
高温油中での接着性が改良されるけれども、さら
に強固な接着性あるいは接着安定性を得るには不
充分であるという不利があり、またプライマー層
を金属などの被接着面に固定するために風乾また
は焼付け処理しても被膜強度が十分なものとなら
ず、加圧成形、射出成形などの方法では接着しよ
うとするゴムコンパウンドの流れによつてプライ
マー層の一部または全部に剥離が発生して接着性
が低下するという欠点がある。 (発明の構成) 本発明は、このような不利を解決した、耐熱
性、耐熱油性、接着性のすぐれたプライマー被膜
強度の大きいプライマー層を与えるプライマー組
成物に関するものであり、これは(1)平均組成式
ラスチツク、ゴム、ガラス、セラミツクスなどの
物質表面に通常の加硫条件下で被接着物を強固に
接着固化させる効果を有するプライマー組成物に
関するものである。 (従来の技術) シリコーンゴム組成物は通常離型性を有してい
るため、これを金属や通常の加硫条件下で安定な
物質面に接着するに当つては、これらの表面を予
じめプライマーで処理しておくことが必要とさ
れ、このプライマーとしてはビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリ(2−メトキシエトキシ)シ
ラン、3−メタアクリロキシプロピルトリメトキ
シシランなどのような不飽和結合基を有するアル
コキシシランまたはその加水分解縮合物あるいは
共加水分解シロキサンとチタン酸エステル、有機
脂肪酸の金属塩からなるもの、パーオキシシラン
などが知られている。しかし、この種のプライマ
ーを使用した場合には200℃以上の高温で長時間
その接着性(固着性)を維持させることが困難で
あり、またこの接着部は高温油中において剥離現
象を起するという欠点がある。 そのため、このプライマー組成物については、
一種のゴム糊タイプのものも提案されている(特
公昭56−39817号公報参照)が、これには高温、
高温油中での接着性が改良されるけれども、さら
に強固な接着性あるいは接着安定性を得るには不
充分であるという不利があり、またプライマー層
を金属などの被接着面に固定するために風乾また
は焼付け処理しても被膜強度が十分なものとなら
ず、加圧成形、射出成形などの方法では接着しよ
うとするゴムコンパウンドの流れによつてプライ
マー層の一部または全部に剥離が発生して接着性
が低下するという欠点がある。 (発明の構成) 本発明は、このような不利を解決した、耐熱
性、耐熱油性、接着性のすぐれたプライマー被膜
強度の大きいプライマー層を与えるプライマー組
成物に関するものであり、これは(1)平均組成式
【式】(こゝにR1は同一または異種の非
置換または置換1価炭化水素基、aは1.98〜2.01
正整数)で示される、25℃における粘度が
10000cS以上のオルガノポリシロキサン100重量
部、(2)平均組成式
正整数)で示される、25℃における粘度が
10000cS以上のオルガノポリシロキサン100重量
部、(2)平均組成式
【式】(こゝにR2は同
一または異種の非置換または置換1価炭化水素
基、bは0.5〜1.8の正数)で示されるオルガノポ
リシロキサンレジン5〜10重量部、(3)一般式
基、bは0.5〜1.8の正数)で示されるオルガノポ
リシロキサンレジン5〜10重量部、(3)一般式
【式】(こゝにR3、R4は同一また
は異種の非置換または置換1価炭化水素基、cは
0〜3の整数)で示されるパーオキシシラン0.5
〜100重量部、(4)比表面積が50m2/g以上であるシ
リカ系充填剤0〜100重量部、(5)硬化用縮合触媒
0.1〜50重量部とからなることを特徴とするもの
である。 すなわち、本発明者らは前記したような不利を
解決するプライマー組成物について種々検討した
結果、粘度が10000cS以上のオルガノポリシロキ
サンに三次元構造のオルガノポリシロキサンとパ
ーオキシシランおよび硬化用触媒を添加した組成
物が良好なプライマー効果を示すということを見
出し、このものは常温ではもちろん、200℃以上
の高温下さらには200℃以上の高温油中において
も長期間安定して接着性を維持し、風乾下あるい
は被着体表面の焼付処理後でも強固なプライマー
被膜を形成し、この被膜はゴム弾性にすぐれてい
るので接着操作時のゴムコンパウンドの流れによ
つてプライマー層が被着体から剥離、脱離するこ
ともなく、したがつて、安定した接着強度を示す
ということを確認し、この組成物を構成する各成
分の種類、配合量などについての研究を進めて本
発明を完成させた。 本発明の組成物を構成る第1成分としてのオル
ガノポリシロキサンは平均組成式が
0〜3の整数)で示されるパーオキシシラン0.5
〜100重量部、(4)比表面積が50m2/g以上であるシ
リカ系充填剤0〜100重量部、(5)硬化用縮合触媒
0.1〜50重量部とからなることを特徴とするもの
である。 すなわち、本発明者らは前記したような不利を
解決するプライマー組成物について種々検討した
結果、粘度が10000cS以上のオルガノポリシロキ
サンに三次元構造のオルガノポリシロキサンとパ
ーオキシシランおよび硬化用触媒を添加した組成
物が良好なプライマー効果を示すということを見
出し、このものは常温ではもちろん、200℃以上
の高温下さらには200℃以上の高温油中において
も長期間安定して接着性を維持し、風乾下あるい
は被着体表面の焼付処理後でも強固なプライマー
被膜を形成し、この被膜はゴム弾性にすぐれてい
るので接着操作時のゴムコンパウンドの流れによ
つてプライマー層が被着体から剥離、脱離するこ
ともなく、したがつて、安定した接着強度を示す
ということを確認し、この組成物を構成する各成
分の種類、配合量などについての研究を進めて本
発明を完成させた。 本発明の組成物を構成る第1成分としてのオル
ガノポリシロキサンは平均組成式が
【式】で示され、このR1はメチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル
基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フ
エニル基、トリル基などのアリール基、シクロヘ
キシル基などのシクロアルキル基、またはこれら
の基の炭素原子に結合した水素原子の一部または
全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したク
ロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノ
メチル基などから選択される、好ましくはその80
モル%以上がメチル基である同一または異種の非
置換または置換1価炭化水素基で、aは1.98〜
2.01の正数とされるものであるが、これは25℃に
おける粘度が低すぎると風乾時の硬化性がわる
く、また風乾後のプライマー被膜強度が低くなつ
て剥離や流れの原因となるので10000cS以上のも
のとする必要がある。 つぎにこの組成物を構成する第2成分としての
オルガノポリシロキサンレジンは平均組成式
基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フ
エニル基、トリル基などのアリール基、シクロヘ
キシル基などのシクロアルキル基、またはこれら
の基の炭素原子に結合した水素原子の一部または
全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したク
ロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノ
メチル基などから選択される、好ましくはその80
モル%以上がメチル基である同一または異種の非
置換または置換1価炭化水素基で、aは1.98〜
2.01の正数とされるものであるが、これは25℃に
おける粘度が低すぎると風乾時の硬化性がわる
く、また風乾後のプライマー被膜強度が低くなつ
て剥離や流れの原因となるので10000cS以上のも
のとする必要がある。 つぎにこの組成物を構成する第2成分としての
オルガノポリシロキサンレジンは平均組成式
【式】で示され、このR2は上記したR1
と同一のものでは特にメチル基、フエニル基、ビ
ニル基、γ−トリフルオロプロピル基とされる同
一または異種の非置換または置換1価炭化水素
基、bは0.5〜1.8、好ましくは1.2〜1.5とされる
ものである。このものは当業者によく知られてい
るようにメチルトリクロロシラン、ジメチルジク
ロロシラン、フエニルトリクロロシラン、ジフエ
ニルジクロロシラン、メチルフエニルジクロロシ
ラン、ビニルトリクロロシラン、メチルビニルジ
クロロシラン、γ−トリフルオロプロピルトリク
ロロシラン、γ−トリフルオロプロピルメチルジ
クロロシランなどのクロロシランあるいはこれら
のアルコキシシラン類などの加水分解または共加
水分解によつて得られるが、好ましくは水ガラ
ス、アルキルシリケート、ポリアルキルシリケー
トなどのSiO2単位と、トリメチルクロロシラン、
ジメチルビニルクロロシラン、メチルフエニルビ
ニルクロロシランあるいはこれらを加水分解して
得られる二量体などのR3SiO0.5単位(Rは1価炭
化水素基)との共加水分解シロキサンとすること
がよく、この場合のR3SiO0.5単位とSiO2単位との
比は0.5〜1.5の範囲とすればよい。 なお、この第2成分の添加量は第1成分100重
量部に対し5重量部未満ではこの組成物から作ら
れる被膜強度が不足で良好な接着強度が得られ
ず、150重量部以上とするその被膜が硬くて脆い
ものとなり、耐久性に欠けるものとなるので、5
〜150重量部の範囲とする必要があるが、これは
好ましくは30〜12重量部とされる。 また、組成物を構成する第3成分としてのパー
オキシシランはこの組成物の広範囲での被着体へ
の良好な接着性や皮膜に耐熱性、耐穴性を与える
重要成分とされるものであるが、これは一般式
ニル基、γ−トリフルオロプロピル基とされる同
一または異種の非置換または置換1価炭化水素
基、bは0.5〜1.8、好ましくは1.2〜1.5とされる
ものである。このものは当業者によく知られてい
るようにメチルトリクロロシラン、ジメチルジク
ロロシラン、フエニルトリクロロシラン、ジフエ
ニルジクロロシラン、メチルフエニルジクロロシ
ラン、ビニルトリクロロシラン、メチルビニルジ
クロロシラン、γ−トリフルオロプロピルトリク
ロロシラン、γ−トリフルオロプロピルメチルジ
クロロシランなどのクロロシランあるいはこれら
のアルコキシシラン類などの加水分解または共加
水分解によつて得られるが、好ましくは水ガラ
ス、アルキルシリケート、ポリアルキルシリケー
トなどのSiO2単位と、トリメチルクロロシラン、
ジメチルビニルクロロシラン、メチルフエニルビ
ニルクロロシランあるいはこれらを加水分解して
得られる二量体などのR3SiO0.5単位(Rは1価炭
化水素基)との共加水分解シロキサンとすること
がよく、この場合のR3SiO0.5単位とSiO2単位との
比は0.5〜1.5の範囲とすればよい。 なお、この第2成分の添加量は第1成分100重
量部に対し5重量部未満ではこの組成物から作ら
れる被膜強度が不足で良好な接着強度が得られ
ず、150重量部以上とするその被膜が硬くて脆い
ものとなり、耐久性に欠けるものとなるので、5
〜150重量部の範囲とする必要があるが、これは
好ましくは30〜12重量部とされる。 また、組成物を構成する第3成分としてのパー
オキシシランはこの組成物の広範囲での被着体へ
の良好な接着性や皮膜に耐熱性、耐穴性を与える
重要成分とされるものであるが、これは一般式
【式】で示され、このR3、R4は前
記したR1、R2と同一のもので、R3としては特に
メチル基、フエニル基、ビニ基、γ−トリフルオ
ロプロピル基、R4としては特にターシヤリーブ
チル基が例示される同一または異種の非置換また
は置換1価炭化水素基、cは0〜3の整数とされ
るものであり、これにはトリメチル(t−ブチル
パーオキシ)シラン、メチルトリス(t−ブチル
パーオキシ)シラン、フエニルトリス(t−ブチ
ルパーオキシ)シラン、ビニルトリス(t−ブチ
ルパーオキシ)シラン、トリフエニル(t−ブチ
ルパーオキシ)シラン、メチルピニルジ(t−ブ
チルパーオキシ)シラン、ビニルトリス(クミル
パーオキシ)シランなどが例示される。なお、こ
の第3成分の添加量は第1成分100重量部当り0.5
重量部以下では目的とする効果が小さく、また
100重量部以上とすることこの組成物から得られ
る被膜強度が低下するので、0.5〜100重量部の範
囲とする必要があるが、これは好ましくは3〜
100重量部の範囲とされる。 本発明の組成物における第4成分としてのシリ
カ系充填剤はこの組成物から得られる被膜の強度
向上のための任意成分とされるものであり、従来
からシリコーンゴムに用いられている補強性シリ
カと同一のものであればよく、これにはフユーム
ドシリカ、沈降性シリカなどが例示されるが、こ
のものは補強性ということから比表面積が50m2/
g以上のものとすることが必要とされる。なお、
この添加量は第1成分としてのオルガノポリシロ
キサン100重量部に対し100重量部以下とすればよ
い。 本発明の組成物における第5成分としての硬化
用縮合触媒は公知のものでよく、これにはテトラ
プロピルチタネート、テトラブチルチタネートな
どのアルキルチタネート類、ジブチルすずジラウ
レート、ジオクチル酸すずなどで代表される金属
有機酸塩、テトラメチルグアニジン、ジメチルソ
ーヤミンなどのアミン化合物などが例示される
が、これらは第1成分100重量部に対し0.1〜50重
量部の範囲で添加すればよい。 本発明のプライマー組成物は上記した第1〜第
5成分の所定量を単に均一に混合することによつ
て得られるが、これには高温雰囲中での長期の接
着耐久性を向上させる目的でベンガラ、酸化セリ
ウム、二酸化チタンなどを配合することが望まし
く、これらのうちでは特にベンガラを使用した場
合にはすぐれた効果が与えられる。また、この組
成物は通常実用に当つては溶剤で希釈して使用す
ることが好ましいものとされ、この溶剤としては
上記した第1、第2成分と相溶性のものとされる
が、これにはトルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素系溶剤、パークロロエチレン、トリクロロ
エタンなどの塩素化炭化水素系溶剤、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノールなどのアルコ
ール系溶剤、n−ヘキサン、n−ヘプタンなどの
脂肪族炭化水素系溶剤、酢酸エチルなどのエステ
ル系溶剤、メチルエチルケトンなどのケトン類、
ヘキサメチルジシロキサン、ジメルシロキサント
リマーなどのシロキサン類などが例示される。 なお、本発明のプライマー組成物の使用はこれ
を金属、プラスチツクス、ガラス、セラミツクな
どの固体表面に塗布することによつて行なわれる
が、この塗布量は5g/m2以上、好ましくは10g/
m2以上とすればよく、これによれば鉄、アルミニ
ウム、銅、ステンレススチール、亜鉛などの金
属、各種プラスチツク、ゴム、ガラス、セラミツ
クの表面に高温、高温油中においても耐久性のあ
る接着性皮膜が効果的に形成され、これらの固体
とシリコーンゴムとの接着を強固にできる有利性
が与えられるので、このものは複写機用定着ロー
ル、圧力ロールの芯金材への接着、自動車用ホツ
トエアーパイプの接着、高温油中で使用するオイ
ルシール部分の接着などに有用とされる。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部を、粘度25℃での測定値を示したものであ
る。 実施例 1 (プライマー組成物の調製) ジメチルシロキサン単位99.6モル%とビニルメ
チルシロキサン単位0.4モル%とからなる、粘度
が5000000cSのメチルビニルポリシロキサン100
部に、ジメチルシロキサン単位43モル%、メチル
シロキサン単位50モル%、メチルビニルシロキサ
ン単位7モル%からなる、シラノール基含有量が
0.05モル/100gのメチルビニルポリシロキサン
レジン100部、ビニルトリス(t−ブチルパーオ
キシ)シラン50部、比表面積が200m2/gのヒユー
ムドシリカ25部、テトラブチルチタネート1部、
トルエン800部およびn−ヘキサン200部を添加
し、均一に混合してプライマー組成物Aを作つ
た。 また、上記したメチルビニルポリシロキサン
100部に、トリメチルシロキサン単位とメチルビ
ニルシロキサン単位との和とSiO2単位との比が
1.0でビニル基含有量が1.5重量%であるメチルビ
ニルポリシロキサンレジン100部、ビニルジメチ
ル(t−ブチルパーオキシ)シラン50部、比表面
積が200m2/gのヒユームドシリカ25部、テトラブ
チルチタネート1部、トルエン800部およびn−
ヘキサン200部を添加し、均一に混合してプライ
マー組成物Bを作つた。 ついで、比較のために上記したメチルビニルポ
リシロキサン100部に、けい素原子に結合したビ
ニル基をけい素原子1個当り0.1個含有する、粘
度が500cSのメチルビニルシロキサン60部、メチ
ルシロキサン単位30モル%、ジメチルシロキサン
単位30モル%、フエニルシロキサン単位35モル%
およびジフエニルシロキサン単位5モル%からな
る、シラノール基含有量が0.12モル/100gのメ
チルフエニルシロキサンレジン35部、ビニルトリ
ス(2−メトキシエトキシ)シラン100部、比表
面積が200m2/gのヒユームドシリカ25部、ジクミ
ルパーオキサイド4部、ジラウリル酸すず15部、
トルエン800部、トリクロロエチレン250部および
イソプロパノール150部を添加し、均一に混合し
てプライマー組成物Cを作ると共に、ビニルトリ
ス(t−ブチルパーオキシ)シラン100部とn−
ヘキサン200部を混合してプライマー組成物Dを
作つた。 (接着性試験) つぎに上記で得たプライマー組成物A〜Dを
0.3×25×100mmのステンレススチール板に30g/
m2の塗布量で塗布し、30分間風乾してから、これ
にシリコーンゴムコンパウンド・KE961U〔信越
化学工業(株)製商品名〕にジクミルパーオキシを
0.6重量%を添加したシリコーンゴム組成物を厚
さ2mmとなるように密着させ、165℃×30Kg/cm2の
条件下で10分間熱圧してシリコーンゴムを硬化さ
せて試験片を作り、これを250℃の熱風乾燥機中
および200℃の粘度100cSのジメチルシリコーン
オイル中においてその耐熱性および耐油接着試験
を行なつたところ、第1表に示したとおりの結果
が得られ、これはステンレススチールに代えて軟
鋼板、アルミニウム板を用いたときにも同一傾向
の結果を与えた。
メチル基、フエニル基、ビニ基、γ−トリフルオ
ロプロピル基、R4としては特にターシヤリーブ
チル基が例示される同一または異種の非置換また
は置換1価炭化水素基、cは0〜3の整数とされ
るものであり、これにはトリメチル(t−ブチル
パーオキシ)シラン、メチルトリス(t−ブチル
パーオキシ)シラン、フエニルトリス(t−ブチ
ルパーオキシ)シラン、ビニルトリス(t−ブチ
ルパーオキシ)シラン、トリフエニル(t−ブチ
ルパーオキシ)シラン、メチルピニルジ(t−ブ
チルパーオキシ)シラン、ビニルトリス(クミル
パーオキシ)シランなどが例示される。なお、こ
の第3成分の添加量は第1成分100重量部当り0.5
重量部以下では目的とする効果が小さく、また
100重量部以上とすることこの組成物から得られ
る被膜強度が低下するので、0.5〜100重量部の範
囲とする必要があるが、これは好ましくは3〜
100重量部の範囲とされる。 本発明の組成物における第4成分としてのシリ
カ系充填剤はこの組成物から得られる被膜の強度
向上のための任意成分とされるものであり、従来
からシリコーンゴムに用いられている補強性シリ
カと同一のものであればよく、これにはフユーム
ドシリカ、沈降性シリカなどが例示されるが、こ
のものは補強性ということから比表面積が50m2/
g以上のものとすることが必要とされる。なお、
この添加量は第1成分としてのオルガノポリシロ
キサン100重量部に対し100重量部以下とすればよ
い。 本発明の組成物における第5成分としての硬化
用縮合触媒は公知のものでよく、これにはテトラ
プロピルチタネート、テトラブチルチタネートな
どのアルキルチタネート類、ジブチルすずジラウ
レート、ジオクチル酸すずなどで代表される金属
有機酸塩、テトラメチルグアニジン、ジメチルソ
ーヤミンなどのアミン化合物などが例示される
が、これらは第1成分100重量部に対し0.1〜50重
量部の範囲で添加すればよい。 本発明のプライマー組成物は上記した第1〜第
5成分の所定量を単に均一に混合することによつ
て得られるが、これには高温雰囲中での長期の接
着耐久性を向上させる目的でベンガラ、酸化セリ
ウム、二酸化チタンなどを配合することが望まし
く、これらのうちでは特にベンガラを使用した場
合にはすぐれた効果が与えられる。また、この組
成物は通常実用に当つては溶剤で希釈して使用す
ることが好ましいものとされ、この溶剤としては
上記した第1、第2成分と相溶性のものとされる
が、これにはトルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素系溶剤、パークロロエチレン、トリクロロ
エタンなどの塩素化炭化水素系溶剤、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノールなどのアルコ
ール系溶剤、n−ヘキサン、n−ヘプタンなどの
脂肪族炭化水素系溶剤、酢酸エチルなどのエステ
ル系溶剤、メチルエチルケトンなどのケトン類、
ヘキサメチルジシロキサン、ジメルシロキサント
リマーなどのシロキサン類などが例示される。 なお、本発明のプライマー組成物の使用はこれ
を金属、プラスチツクス、ガラス、セラミツクな
どの固体表面に塗布することによつて行なわれる
が、この塗布量は5g/m2以上、好ましくは10g/
m2以上とすればよく、これによれば鉄、アルミニ
ウム、銅、ステンレススチール、亜鉛などの金
属、各種プラスチツク、ゴム、ガラス、セラミツ
クの表面に高温、高温油中においても耐久性のあ
る接着性皮膜が効果的に形成され、これらの固体
とシリコーンゴムとの接着を強固にできる有利性
が与えられるので、このものは複写機用定着ロー
ル、圧力ロールの芯金材への接着、自動車用ホツ
トエアーパイプの接着、高温油中で使用するオイ
ルシール部分の接着などに有用とされる。 つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は
重量部を、粘度25℃での測定値を示したものであ
る。 実施例 1 (プライマー組成物の調製) ジメチルシロキサン単位99.6モル%とビニルメ
チルシロキサン単位0.4モル%とからなる、粘度
が5000000cSのメチルビニルポリシロキサン100
部に、ジメチルシロキサン単位43モル%、メチル
シロキサン単位50モル%、メチルビニルシロキサ
ン単位7モル%からなる、シラノール基含有量が
0.05モル/100gのメチルビニルポリシロキサン
レジン100部、ビニルトリス(t−ブチルパーオ
キシ)シラン50部、比表面積が200m2/gのヒユー
ムドシリカ25部、テトラブチルチタネート1部、
トルエン800部およびn−ヘキサン200部を添加
し、均一に混合してプライマー組成物Aを作つ
た。 また、上記したメチルビニルポリシロキサン
100部に、トリメチルシロキサン単位とメチルビ
ニルシロキサン単位との和とSiO2単位との比が
1.0でビニル基含有量が1.5重量%であるメチルビ
ニルポリシロキサンレジン100部、ビニルジメチ
ル(t−ブチルパーオキシ)シラン50部、比表面
積が200m2/gのヒユームドシリカ25部、テトラブ
チルチタネート1部、トルエン800部およびn−
ヘキサン200部を添加し、均一に混合してプライ
マー組成物Bを作つた。 ついで、比較のために上記したメチルビニルポ
リシロキサン100部に、けい素原子に結合したビ
ニル基をけい素原子1個当り0.1個含有する、粘
度が500cSのメチルビニルシロキサン60部、メチ
ルシロキサン単位30モル%、ジメチルシロキサン
単位30モル%、フエニルシロキサン単位35モル%
およびジフエニルシロキサン単位5モル%からな
る、シラノール基含有量が0.12モル/100gのメ
チルフエニルシロキサンレジン35部、ビニルトリ
ス(2−メトキシエトキシ)シラン100部、比表
面積が200m2/gのヒユームドシリカ25部、ジクミ
ルパーオキサイド4部、ジラウリル酸すず15部、
トルエン800部、トリクロロエチレン250部および
イソプロパノール150部を添加し、均一に混合し
てプライマー組成物Cを作ると共に、ビニルトリ
ス(t−ブチルパーオキシ)シラン100部とn−
ヘキサン200部を混合してプライマー組成物Dを
作つた。 (接着性試験) つぎに上記で得たプライマー組成物A〜Dを
0.3×25×100mmのステンレススチール板に30g/
m2の塗布量で塗布し、30分間風乾してから、これ
にシリコーンゴムコンパウンド・KE961U〔信越
化学工業(株)製商品名〕にジクミルパーオキシを
0.6重量%を添加したシリコーンゴム組成物を厚
さ2mmとなるように密着させ、165℃×30Kg/cm2の
条件下で10分間熱圧してシリコーンゴムを硬化さ
せて試験片を作り、これを250℃の熱風乾燥機中
および200℃の粘度100cSのジメチルシリコーン
オイル中においてその耐熱性および耐油接着試験
を行なつたところ、第1表に示したとおりの結果
が得られ、これはステンレススチールに代えて軟
鋼板、アルミニウム板を用いたときにも同一傾向
の結果を与えた。
【表】
剥離、×…剥離
実施例 2 実施例1におけるプライマー組成物Bにおける
ビニルジメチル(t−ブチルパーオキシ)シラン
をトリフエニル(t−ブチルパーオキシ)シラン
としたほかは同様にしてプライマー組成物Eをつ
くり、これによつて実施例1と同じ方法で接着性
試験を行なつたところ、このものは上記第1表に
おけるプライマー組成物A、Bと同様に良好な接
着性を示した。 実施例 3 実施例1におけるプライマー組成物A、B、C
を鉄パイプに塗布し、60分間風乾後に150℃で30
分間焼付処理をしてから、これに実施例1で使用
したシリコーンゴム組成物を射出成形してロール
を作り、165℃×30分の条件で硬化させたものに
ついて実施例1と同じ接着試験を行なつたとこ
ろ、プライマー組成物A、Bについてはプライマ
ー層の流れもなく良好な接着力が得られたが、プ
ライマー組成物Cは射出成形時にプライマー層が
動いて剥離が生じ、一部に接着不良が発生した。 なお、このプライマー組成物A、Bを用いて作
つたロールについては、これを内部ヒーターで
250℃まで加熱したのち、線圧70Kg/30cmの一定荷
重をかけながら回転させてその表面に粘度100cS
のジメチルシリコーンオイルを塗布しながら、そ
の接着状況を観察したところ、これはロールのゴ
ムが劣化してもその接着性には問題がなかつた。 実施例 4 実施例1におけるプライマー組成物Aのビニル
トリス(t−ブチルパーオキシ)シランの添加量
を第2表に示したように変化させてA−1〜A−
7の7種のプライマー組成物をつくり、これらを
使用して実施例1における試料片をつくつたの
ち、これらの試験片の初期接着性および実施例1
におけるジメチシリコーンオイル浸漬テストを行
なつたところ、第2表に併記したとおりの結果が
得られた。
実施例 2 実施例1におけるプライマー組成物Bにおける
ビニルジメチル(t−ブチルパーオキシ)シラン
をトリフエニル(t−ブチルパーオキシ)シラン
としたほかは同様にしてプライマー組成物Eをつ
くり、これによつて実施例1と同じ方法で接着性
試験を行なつたところ、このものは上記第1表に
おけるプライマー組成物A、Bと同様に良好な接
着性を示した。 実施例 3 実施例1におけるプライマー組成物A、B、C
を鉄パイプに塗布し、60分間風乾後に150℃で30
分間焼付処理をしてから、これに実施例1で使用
したシリコーンゴム組成物を射出成形してロール
を作り、165℃×30分の条件で硬化させたものに
ついて実施例1と同じ接着試験を行なつたとこ
ろ、プライマー組成物A、Bについてはプライマ
ー層の流れもなく良好な接着力が得られたが、プ
ライマー組成物Cは射出成形時にプライマー層が
動いて剥離が生じ、一部に接着不良が発生した。 なお、このプライマー組成物A、Bを用いて作
つたロールについては、これを内部ヒーターで
250℃まで加熱したのち、線圧70Kg/30cmの一定荷
重をかけながら回転させてその表面に粘度100cS
のジメチルシリコーンオイルを塗布しながら、そ
の接着状況を観察したところ、これはロールのゴ
ムが劣化してもその接着性には問題がなかつた。 実施例 4 実施例1におけるプライマー組成物Aのビニル
トリス(t−ブチルパーオキシ)シランの添加量
を第2表に示したように変化させてA−1〜A−
7の7種のプライマー組成物をつくり、これらを
使用して実施例1における試料片をつくつたの
ち、これらの試験片の初期接着性および実施例1
におけるジメチシリコーンオイル浸漬テストを行
なつたところ、第2表に併記したとおりの結果が
得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (1) 平均組成式【式】(ここにR1は 同一または異種の非置換または置換1価炭化水
素基、aは1.98〜2.01の正数)で示される、25
℃における粘度が10000cS以上であるオルガノ
ポリシロキサン100重量部、 (2) 平均組成式【式】(ここにR2は同一 または異種の非置換または置換1価炭化水素
基、bは0.5〜1.8の正数)で示されるオルガノ
ポリシロキサンレジン5〜150重量部、 (3) 一般式【式】(ここにR3、R4 は同一または異種の非置換または置換1価炭化
水素基、cは0〜3の整数)で示されるパーオ
キシシラン0.5〜100重量部、 (4) 比表面積が50m2/g以上であるシリカ系充填
剤0〜100重量部、 (5) 硬化用縮合触媒0.1〜50重量部、 とからなることを特徴とするプライマー組成物。 2 パーオキシシランがビニルトリス(t−ブチ
ルパーオキシ)シランである特許請求の範囲第1
項記載のプライマー組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2497385A JPS61185563A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | プライマ−組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2497385A JPS61185563A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | プライマ−組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61185563A JPS61185563A (ja) | 1986-08-19 |
| JPH0139706B2 true JPH0139706B2 (ja) | 1989-08-23 |
Family
ID=12152911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2497385A Granted JPS61185563A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | プライマ−組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61185563A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01230668A (ja) * | 1988-03-11 | 1989-09-14 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 放射線硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
| US5112885A (en) * | 1989-04-28 | 1992-05-12 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Room temperature vulcanizable silicon rubber composition |
| CN110498944B (zh) * | 2019-07-12 | 2021-08-10 | 华南理工大学 | 一种底涂剂及其应用 |
-
1985
- 1985-02-12 JP JP2497385A patent/JPS61185563A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61185563A (ja) | 1986-08-19 |
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