JPH0139719Y2 - - Google Patents

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JPH0139719Y2
JPH0139719Y2 JP1985098040U JP9804085U JPH0139719Y2 JP H0139719 Y2 JPH0139719 Y2 JP H0139719Y2 JP 1985098040 U JP1985098040 U JP 1985098040U JP 9804085 U JP9804085 U JP 9804085U JP H0139719 Y2 JPH0139719 Y2 JP H0139719Y2
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fluid
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Description

【考案の詳細な説明】 A 本考案の技術分野 本考案は糸条の流体加工におけるノズルに関す
るものであり、流体、すなわち空気を用いて糸条
にループを形成させ、あるいはインターロツクも
加えて形成させ、特に高速度で安定性が非常に高
く、かつ流体効率に優れたノズルを提供せんとす
るものである。 B 従来技術とその問題点 糸条にループを形成させる技術、あるいはノズ
ルは、一般にタスラン加工あるいはタスランノズ
ルと呼ばれ、古くから知られるところである。こ
のループ形成ノズルは大別すると2つに分けるこ
とができる。1つは導糸孔内で糸条に流体が周囲
から平行的に作用するタイプで、特開昭52−
21446号、同56−123429号等がそれである。この
タイプはノズル構造が複雑であると共に、実用性
においては繁雑な調整が必要で、大量生産にあた
つては錘間のバラツキ斑がおこり易い欠点を有し
ている。またインターロツクは糸条が無撚のとき
起り易いがこのノズルにおいてはその程度は軟弱
であつて製織工程に耐えられるものではない。今
1つは高速流が導糸孔内で糸条に直接的に作用す
るタイプで、特開昭54−68436号に見られるもの
である。このタイプの特徴はインタロツクが強い
ことで製織工程にも耐え得るものである。またノ
ズル構造は単純で、取扱性あるいは錘間の安定度
も高いものである。本考案は後者に属するもので
ある。 一般にループ形成を高速度で、かつ安定した効
率よく行わせるためには、ループ形成時の状態が
極めて重要である。ループ形成はノズル出口で行
われるが、その時の状態として糸条に作用してい
る流体のエネルギーが高いこと、すなわち、導糸
孔全体で均一化しているのではなく、糸条に作用
している部分だけ極所的にエネルギーが高いこと
である。また導糸孔出口で糸条を出来るだけ狭い
領域に留めておくこと、すなわちループ形成し絡
む繊維を出来るだけ近くにおくことである。さら
にその領域は導糸孔の縁近くにおいて糸条全体を
吹き飛ばすような流体をできるだけ少なくするこ
とである。以上極論すれば、糸条を導糸孔の縁近
くに極所的に安定して閉じ込め高運動エネルギー
流体を極所的に作用させることである。 本考案者等は以上のような考えのもとに、この
考えを具体化する絡合ノズルを特開昭54−68436
号で提供した。即ち、糸条の導糸孔内での移送路
が、導糸孔内でくりくりと変わるのでなく、導糸
孔の縁近くの一点に定まるようにするためには、
導糸孔と流体導入孔との直径比、導糸孔に対する
流体導入孔の噴射角、導糸孔の前路長などが規定
した範囲に入り、特に導糸孔と流体導入孔のセン
ターが一致していないことが重要であることを指
摘した。しかしこの提案のものにおいても、糸条
の安定性において今一つ不満足であつた。 本考案は、特に前記提案の問題点を究明し、前
記提案の絡合ノズルにおいて、主に、糸条導糸孔
を変え、その導糸孔のための流体導入孔の垂直ず
れ角を定めることにより、特に高速度での安定性
が非常に高い、顕著な向上効果を有する絡合ノズ
ルを考案した。 C 本考案の構成 本考案は、 1 糸条導糸孔に、流体の主たる噴射方向が糸条
導糸孔の出口側となるように流体導入孔を開口
させ、糸条を加圧流体により該流体と共に導糸
孔より噴出させて糸条にループ、たるみを形成
させる糸条の流体絡合ノズルにおいて、該導糸
孔断面を丸形形状以外の多辺形形状とし、該導
糸孔断面積Sdと流体導入孔断面積SDとの断面
積比(Sd/SD)を1.3〜2.25とし、導糸孔と流
体導入孔の重心が一致しておらず、導糸孔に対
する流体導入孔の噴射角θが20〜70度、垂直ず
れ角Δθが10度以下とし、導糸孔の前路長L1
流体導入孔相当直径Doに対し(0.8Do/sinθ)
〜(5Do/sinθ)とした、ことを特徴とする絡
合ノズル。 2 導糸孔断面を四辺形としたことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の絡合ノズ
ル。 3 導糸孔に対する流体導入孔の垂直ずれ角θ2
5度以下としたことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項ないし第2項記載の絡合ノズ
ル。 である。 糸条を導糸孔の縁近くで極所的に定まつた位置
で安定に導糸するためのノズル形状は、微妙かつ
繊細で、後述するような種々な形状因子が複雑に
絡み合うものであるが、本考案者は、特に、導糸
孔の断面形状が、従来のように丸形形状でなく、
丸形以外の多辺形、殊に四辺形とした場合が導糸
孔と流体導入口とのセンターが一致していないこ
とを相乗して極めて満足のゆくノズルとなし得た
ものである。 以下本考案の構成につき図面を参照して説明す
る。第1図は本考案のノズルの断面構造を模式的
に示した縦断面図である。1は流体導入孔、2は
導糸、3は糸条、θは噴射角、L1は前路長、L2
は後路長をそれぞれ示す。また第2図は正面図で
あり、垂直ずれ角Δθの定義を示し、また第3図
A〜Eは同じく正面図で導糸孔形状と流体導入孔
との関係、並びに重心のずれの関係を示す図であ
る。まず導糸孔と流体導入孔の大きさは流体の平
均的な運動エネルギー密度に関係し易い。導糸孔
が大きいと平均的な運動エネルギー密度も下がり
易く、極所的にも高いレベルのエネルギー密度も
得られにくい。一方小さ過ぎると運動エネルギー
密度は下がり平均化し易い。これは流体導入孔出
口での流体速度が音速に達し得なくなるためと、
圧力による平均化が進むためである。従つて極所
的に高密度のエネルギー流体を得ようとする場
合、導糸孔と流体導入孔の大きさ(断面積)を前
述のようにSd/SDを1.3〜2.25と選定せねばなら
ない。さらに、前路長L1もこれらと同様な面を
持つところがある。即ちL1が大きいと導糸孔出
口での流体エネルギー密度は平均化する傾向にあ
り、短か過ぎると糸条輸送力が欠け、流体導入孔
相当直径Doに対し(0.8Do/sinθ)〜(5Do/
sinθ)とすることが必要である。導糸孔内流に極
所的に高いエネルギー部分を、しかも導糸孔出口
における縁近くに存在させるためには導糸孔に対
する噴射の仕方が重要である。その1つは、流体
導入孔と導糸孔の重心をずらして流体エネルギー
の平均化を防ぐことである。この場合、極端なず
らし方は糸条に回転作用を与え、ループ形成力を
弱める。一般にその重心のずれ(Δφ)は導糸孔
相当径をdoで表示すると約(0.5/100〜15/100)
doである。また導糸孔に対する流体導入孔の垂
直ずれ角(Δθ)によつても導糸孔出口での極所
的高速エネルギー状態が得られる。この垂直ずれ
角(Δθ)は、導糸孔断面が丸形の場合には、左
程影響を与える因子ではなかつたが、導糸孔断面
を丸形ではない。多辺形断面としたことにより、
このずれ角が作用効果に対して大きな影響を及ぼ
すことが判つた。即ち、ループとインタロツクの
形成に共に有効なΔθは一般に10度以下、より好
ましくは5度以下とすることが判つた。なお導糸
孔相当直径は導糸孔断面積をSdとするときdo=
4/π√で与えられる。流体導入孔の噴射角
θは糸条の推力(輸送力)を与えると共に、ルー
プ形成力にも関係する。θは小さい程ループ形成
力が増す傾向にあるが、小さ過ぎると極所的な高
エネルギー化は図れなくなる。従つてθは20〜70
度が必要である。導糸孔出口の縁近くの極所的な
高エネルギー化は単独因子ではなく導糸孔断面形
状とΔφ,L1,θ,Δθ等々相互の関係において達
成されるものである。さらにこれらは流体導入孔
出口と導糸孔の天井、すなわち噴射方向の導糸孔
径diとも深くかかわりながらdiが大き過ぎると平
均化し、極端に小さ過ぎると音速流が達成できな
くなると同時に平均化する。さらに導糸孔と流体
導入孔との重心のずれは、典型的には第3図A〜
Cのタイプのものであるが、第2図のように垂直
ずれ角Δθを与えることによつても達成出来る。 D 本考案の作用、効果 次に本考案を実施例および比較例を用いて説明
する。第1図で糸条3は、流体導入孔から噴射さ
れた流体によつて導糸孔出口に導びかれ、図の如
く形状になりながらループ形成が行われる。この
とき先に述べた如く、極所的に高密度エネルギー
流体にさらされ、糸道が導糸孔出口の縁近くに安
定していることが、安定して充分なループ形成に
つながる。逆に糸道が不安定で、導糸孔出口の全
域にわたつて分布する場合は、ループ形成は不充
分である。第2図A〜EはA〜Cが重心がずれて
いて考案に属し、D,Eが重心のずれなく、比較
例を示すものである。 第1表はポリエチレンテレフタレートフイラメ
ント75デニール/36フイラメントについて供給速
度400m/min、空気圧4Kg/cm2Gを用いてルー
プ形成を調べたものである。表が示す如く、左右
対象平均化して導糸孔流のあるものはループ形成
が劣り、極所的に偏在し高密度エネルギー流のあ
る実施例1〜2はループ形成に優れる。なお実施
例1〜2は導糸孔出口で糸条は安定して偏在して
いた。その位置は流体導入孔と反対側であつた。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ノズルの縦断面を表わす模式
図、第2図は本ノズルにおける垂直ずれ角Δθを
定議する正面図、第3図A〜Cは本考案ノズルに
おける導糸孔、並びに該導糸孔と流体導入孔との
関係を示す正面図、第3図D〜Eは同じく比較の
ノズル正面図をそれぞれ示す。 1……流体導入孔、2……導糸孔、3……糸
条、L1……前路長、L2……後路長、θ……噴射
角、Δθ……垂直ずれ角、Δφ……重心のずれ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 糸条導糸孔に、流体の主たる噴射方向が糸条
    導糸孔の出口側となるように流体導入孔を開口
    させ、糸条を加圧流体により該流体と共に導糸
    孔より噴出させて糸条にループ、たるみを形成
    させる糸条の流体絡合ノズルにおいて、 該導糸孔断面を丸形形状以外の多辺形形状と
    し、該導糸孔断面積Sdと流体導入孔断面積SD
    との断面積比(Sd/SD)を1.3〜2.25とし、 導糸孔と流体導入孔の重心が一致しておら
    ず、導糸孔に対する流体導入孔の、噴射角θが
    20〜70度、垂直ずれ角Δθが10度以下とし、導
    糸孔の前路長L1が流体導入孔相当直径Doに対
    し(0.8Do/sinθ)〜(5Do/sinθ)とした、
    ことを特徴とする絡合ノズル。 2 導糸孔断面を四辺形としたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の絡合ノズ
    ル。 3 導糸孔に対する流体導入孔の垂直ずれ角θ2
    5度以下としたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項ないし第2項記載の絡合ノズ
    ル。
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