JPH0140357B2 - - Google Patents

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JPH0140357B2
JPH0140357B2 JP52053681A JP5368177A JPH0140357B2 JP H0140357 B2 JPH0140357 B2 JP H0140357B2 JP 52053681 A JP52053681 A JP 52053681A JP 5368177 A JP5368177 A JP 5368177A JP H0140357 B2 JPH0140357 B2 JP H0140357B2
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JP
Japan
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circuit
signal
key
output
gate
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JP52053681A
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Toshio Tomizawa
Shimaji Okamoto
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Publication of JPS53139520A publication Critical patent/JPS53139520A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は電子楽器において使用する関数波形
発生装置の改良に関し、特にデイジタル演算によ
つて関数波形を発生するものに関する。 電子楽器においては、楽音の音量や音色を経時
的に制御する場合などに使用する関数波形(エン
ベローブ波形)を発生するために関数波形発生装
置(エンベローブ発生器)が用いられる。 徒来の関数波形発生装置は、関数波形の各サン
プル点の値を予め波形メモリに記憶しておき、こ
の波形メモリから各サンプル値を順次読み出すこ
とにより関数波形を発生していた。しかしなが
ら、このような形式の関数波形発生装置では関数
波形の全てのサンプル値を波形メモリに記憶する
必要があるので大容量のメモリが必要となり、ま
た、発生すべき関数波形の形状を変更しようとす
る場合には各関数波形ごとに波形メモリを設けな
ければならない。このため、関数波形発生装置の
構成が複雑になるとともに、コスト高になる欠点
があつた。 この発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、極めて簡単な構成を有するため低コストで所
望の関数波形を発生することができる関数波形発
生装置を提供することを目的とする。 上記目的達成のため、この発明においては、関
数波形の現在の値に対応した関数波形値を一時記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された関
数波形値に対して所定の演算を行なつて新たな関
数波形値を算出し、この算出した新たな関数波形
値を前記記憶手段に記憶させる演算手段とを設
け、この演算手段が所定のタイミングで前記の新
関数波形値算出演算を繰り返し実行するように構
成することにより、時間的に順次変化する関数波
形を発生するようにしている。 ここで、第1の発生においては複数の関数波形
同時に発生させるため、記憶手段中に複数の記憶
位置を設け、演算手段によつて新関数波形値算出
演算が複数の関数波形毎に時分割で行なわれるこ
と、および定数発生手段(実施例ではROM325,
326)に記憶された関数波形の波形変化率を表わ
す定数データに従つて関数波形演算を制御する演
算制御手段を備えたことを特徴とする。 また、
第2の発明においては、第1の発明と同様の新関
数波形値算出演算を行うこと、および複数の関数
波形に対応した記憶位置に現在の形成区間(状
態)を表わすデータを記憶する第2の記憶装置
(実施例ではシフトレジスタ358又は記憶回路
388)、この第2の記憶装置中のデータを更新
制御する制御手段、またこのデータに従つて関数
波形演算を制御する演算制御手段(実施例では加
算回路389等)を備えたことを特徴とする。 さらに、第3の発明においては、関数波形値の
演算を鍵盤で操作されたキーの位置を示すキー情
報に従つて制御する演算制御手段(実施例では
ROM325,326並びに矩形発振器355、プログラ
ムデイバイダ356又はゲートGT1〜GT4、デイバ
イダ384、発振器386等を備えたことを特徴とす
る。 以下図面について、この発明を88鍵の手鍵盤
を有する電子楽器に適用した場合の実施例につい
て詳述する。 まず、この実施例の電子楽器は、特開50―
126406号(特願昭49―41602号)の公開公報に記
載開示されているような周波数変調方式に従つて
楽音信号を形成するようにしている。この周波数
変調方式による楽音信号の形成は、基本的には、 e=ASin〔ωct+I(t)Sinωct〕 ……(1) の式を演算することにより行なうものであるが、
この実施例では、さらに自然楽器音により近似し
た高品質の楽音を発生するために、上記(1)式の楽
音信号形成)演算を複数系列で行ない、各系列の
楽音信号を加算合成するようにしている。すなわ
ち、この実施例の電子楽器は、上記(1)式をさらに
発展させて次の(2)式に基づいてn=1からn=5
までの複数系列の楽音信号形成演算を実行するこ
とにより、楽音を発生するまのである。 e=s 〓 〓n=1 Ko・Toa(t)・Ao(t)・sin〔Bn・wt+Toi(t)
・Io(t)・sin(Do・wt)〕……(2) ここで、Ko(K1〜Ks)は各系列の総合音量定
数で、これにより全系列の混合比率が決まり、こ
れを選定変更すれば楽音全体としての音量、音色
を変更できる。 Toa(t)〔T1a(t)〜Tsa(t)〕は押鍵操作の
仕方によつて音量を制御するための音量選択用変
数で、押鍵の際の押下げ速度情報に重みづけをす
るためのイニシアル定数βiと、押鍵の際の押下げ
圧力情報に重みづけをするためのアフタ定数βa
とに基づいて決められる。 Ao(t)〔A1(t)〜As(t)〕は振幅レベルな
いしエンペープを付与するための変数で、第16
図に示すような振幅波形ENVを得るにつき、ア
タツク波形部ENV1のアタツク速度を決めるた
めに選択されるアタツク速度定数ARAi〜ARAs
と、第1デイケイ波形部ENV2のデイケイ速度を
決めるために選択される第1デイケイ速度定数
1DRA1〜1DRAsと、第2デイケイ波形部ENV3
デイケイ速度を決めるために選択される第2デイ
ケイ速度定数2DRA1〜2DRAsと、第1デイケイ波
形部ENV2から第2デイケイ波形部ENV3へ移
る際のレベルIDLを決めるため選択されるデイケ
イ遷移レベル定数1DLA1〜1DLAsと、第2デイケ
イ波形部ENV3の途中の時点t24で離鍵したとき
減衰波形部ENV4を形成させる場合にその減衰
速度を決めるために選択される減衰速度定数
DRA1〜DRAsとに基づいて決められる。 かかる内容をもつ(2)式の変数Ko・Toa(t)・Ao
(t)は、(1)式の振幅定数Aに相当する。 また、Bo〔B1〜Bs〕は楽音周波数すなわち音高
を決めるために選択される音高定数で、基準の角
周波数Wに対する各系列の楽音信号の周波数の変
更量を表わす。 かかる内容をもつ(2)式の変数Bo・Wは(1)式の
搬送波角速度Wcに相当する。 さらに、Toi(t)〔T1i(t)〜Tsi(t)〕は押鍵
操作の仕方によつて音色を制御するための音色選
択用変数で、押鍵の際の押下げ速度情報に重みづ
けをするためのイニシアル定数αiと押鍵の際の押
下げ圧力情報に重みづけをするためのアフタ定数
αaとに基づいて決められる。 Io(t)〔I1(t)〜Is(t)〕は音色の時間的変化
を決めるための音色変数で、楽音の出始めの音色
を設定するために選択される初期音色定数IL1
ILsと、音色の時間的変化についてその変化速度
を決めるために選択される音色変化定数DRI1
DRIsと、その音色変化の終了レベルを意味する
音色変化停止レベルSLIを決めるために選択され
る音色変化停止レベル定数SLI1〜SLIsとに基づい
て決められる。 かかる内容をもつ(2)式の変数Toi(t)・Io(t)
は(1)式の変調度I(t)に相当する。 Do〔D1〜Ds〕は変調周波数を決めるために選択
される部分音定数で、これを変更することにより
楽音信号に含まれる部分音成分(調和成分、非調
和成分でなる)の構成が変化する。 かかる内容をもつ(2)式の変数Do・Wは(1)式の
周波数変調角速度Wnに相当する。 ところで(2)式は一般式として表現されている
が、以下に述べる実施例は、S=2とした場合、
すなわち、 e=K1・T1a(t)・A1(t)・sin〔B1・wt+T1i
(t)・I1(t)・sinD1・wt〕 +K2・T2a(t)・A2(t)・sin〔B2・wt+T2
i
(t)・I2(t)・sinD2・wt〕……(3) の式に基づき、2系列分の楽音信号を得、これら
の楽音信号を混合することにより楽音を発生させ
るようにしたものである。 この実施例に依る電子楽器は第1図に示すよう
に次の要素を含んで構成されている。 1は鍵盤情報発生部で、鍵盤に関連して操作さ
れたキーに関する鍵情報として、押鍵されたキー
番号を内容とするキー情報IFKと、押鍵操作の強
弱、速度を内容とするタツチ情報IFTとを送出す
る。 5A及び5Bは第1及び第2系列パラメータ発
生回路で、演奏者によつて操作される音色選択ス
イツチ6の出力に対応して楽音信号波形に関する
パラメータ出力PA1及びPA2を送出する。しか
るにこの発生回路5A及び5Bで発生されるパラ
メータ情報は上述の鍵盤情報発生部1のタツチ情
報IFT以外の音色に関する情報を送出するものと
する。 7A及び7Bは第1及び第2系列楽音信号形成
部で、鍵盤情報発生部1からのキー情報IFK、タ
ツチ情報IFTを受けると共に、パラメータ発生回
路5A及び5Bからのパラメータ情報PA1及び
PA2を受け、これらの情報に基づいて(3)式の第
1項の式及び第2項の式でそれぞれ表わされる2
系列の楽音信号e1及びe2をそれぞれ発生する。 8は楽音発生部で、スピーカ、増幅器などのサ
ウンドシステムでなり、第1及び第2系列楽音信
号形成部7A及び7Bの出力e1及びe2を合成して
(3)式で表わされる楽音信号eに相当する楽音をス
ピーカから発生する。 しかるにこのような構成によつて楽音発生部8
から発生される楽音は、鍵盤情報発生部1から送
出されるキー情報IFKに応じた音高をもち、かつ
音色選択スイツチ6によつて選択された音色をも
ち、しかも鍵盤情報発生部1から送出されるタツ
チ情報IFTに応じたタツチコントロールないしア
フターコントロールを受けたものとなるが、その
楽音波形は周波数変調信号の基礎とした(3)式に基
づいて形成される。 一方この楽音は、ダンパペダル9によつて発生
されるダンパペダル信号POが楽音信号形成部7
A及び7Bに制御信号として与えられることによ
り制御される。 この実施例の場合、第1図の各構成要素は以下
に述べる詳細構成をもつ。 〔1〕 鍵盤情報発生部 鍵盤情報発生部1は第2図に示すように、鍵盤
の各キーに対応してその操作状態をを検出するキ
ー操作検出回路11と、その出力を受けて押圧操
作されたキー番号を判別して対応する2進化コー
ド信号でなるキーコード信号KCを送出するキー
コーダ12と、このキーコーダ12の出力信号を
任意数の発音チヤンネルのいずれかに対して割当
て処理することによりキー情報IFKを送出するチ
ヤンネルプロセツサ13と、このチヤンネルプロ
セツサ13の出力に基づいて押鍵操作速度を判別
してこれを2進化コード信号でなるイニシアルタ
ツチデータITDとして送出するイニシアルタツチ
コントロール回路14と、キー操作検出回路11
の出力に基づいて押鍵強さを判別してこれを2進
化コード信号でなるアフタータツチデータATD
として送出するアフタータツチコントロール回路
15とを有する。 〔1‐1〕 キー操作検出回路11は、鍵盤(この実
施例の場合88鍵)の各キーに対してそれぞれ設け
られた例えば機械的接点構成の2個のキースイツ
チK1及びK2でなるキースイツチ群11A、各
キーに対してそれぞれ設けられた例えば圧電素子
構成の押下圧力検出素子DTでなる圧力検出素子
群11Bとを具える。キースイツチK1及びK2
は例えば第3図A,Bに示すようにキー11Cの
後端部11Dに対向して並設され、キー11Cが
押下げられたとき後端部11Dに設けられた係合
子11Eが可動接点11F及び11Hに係合する
ことにより両スイツチK1及びK2を閉じるよう
になされている。ここで各スイツチK1及びK2
の可動接点11F及び11Hが係合子11Eに接
触する面には第3図Cに示すようにそれぞれ長さ
の異なる段部11I及び11Jが付され、従つて
キー11Cが操作されたとき係合子11Eの上方
への動きに応じて先ず第1のキースイツチK1が
長い段部11Iに係合して接点を閉じ、その後第
2のキースイツチK2が短い段部11Jに係合し
て接点を閉じるようになされている。 一方キー11Cの操作端部11Kの下側位置に
は押下圧力検出素子DTが設けられ、キー11C
の押下動作の際、第2のキースイツチK2が閉じ
た後に、検出素子DTに該端部11Kの下面が圧
接することによりその押下圧力に応じた検出出力
dtを発生するようになされている。 かくしてキー操作検出回路11に得られた第1
及び第2のキースイツチK1及びK2の接点出力
k1,k2は、操作されたキー番号と操作速度とを含
む88対のキー操作検出出力としてキーコーダ12
に送出され、また押下圧力検出素子DTの検出出
力dtは押下圧力を含む88個のキー操作検出出力と
してアフタータツチコントロール回路15へ送出
される。 なお第3図A,Bにおいて、11Lは上限スト
ツパ用フエルト、11Mは圧力検出素子DTの受
け台、11Nは案内子、11Pは支点具、11Q
はおもりである。 〔1‐2〕 キーコーダ キーコーダ12は第4図A
〜Cに示すように、キースイツチK1及びK2を含
んでなるキースイツチ回路12Aと、ブロツク検
出回路12B及びその一時記憶回路12Cと、ノ
ート検出回路12Dと、ステツプコントロール回
路12Eとを有する。 ブロツク検出回路12Bは、鍵盤(この実施例
の場合1段88キーでなる)のキーを例えば1オク
ターブを1単位のブロツクとして区分し、操作さ
れたキーが属するブロツクを検出記憶すると共に
(複数のキーが同時操作されたときは複数のブロ
ツクに亘ることもあり得る)、この記憶したブロ
ツクを表わすブロツク番号を3ビツトの2進コー
ド信号として一時記憶回路12Cに記憶させる。
またブロツク検出回路12Bはブロツクの記憶状
態を鍵盤の操作されているキースイツチを通じて
ノート検出回路12Dへ送る。 この実施例の場合、88鍵のキーを第1表のよう
に第0ブロツク〜第7ブロツクの8ブロツクに分
ける。
【表】 これに対してノート検出回路12Dは鍵盤のキ
ースイツチを介してブロツク検出回路12Bから
受けた信号に基づいて操作されたキーがどのノー
ト(すなわち音名)であるか検出記憶すると共に
(この場合も同一ブロツクに属する複数のキーが
同時操作されたときは複数のノートを記憶するこ
ともあり得る)。この記憶したノートを表わすノ
ート番号を4ビツトの2進コード信号として送出
するようになされている。 ここで、ブロツク検出回路12Bに複数のブロ
ツクが記憶された場合各ブロツクの読み出しは所
定の優先順位をもつて順次実行され、この読出動
作がされるブロツクごとにそのブロツクに所属す
る操作キーのノートがノート検出回路12Dに記
憶される。 ノート検出回路12Dにおける記憶ノートの読
出しも同様に所定の優先順位をもつて順次実行さ
れる。 このようにして一時記憶回路12Cに記憶され
たブロツク番号コード信号BCと、ノート検出回
路12Dに記憶されたノート番号コード信号NC
とは、組合されて7ビツトのキーコード信号KC
として送出される。 ブロツク検出回路12B及びノート検出回路1
2Dは以下の詳細構成をもつ。 ブロツク検出回路12Bは第0〜第7オクター
ブに対応する第0〜第7ブロツクの8個の検出回
路本体BL0〜BL7を有し、その信号入出力端子L0
〜L7がそれぞれ対応するブロツク(オクターブ)
に属する一対のキースイツチK1及びK2(第3図)
の各固定接点に共通に接続されている。 ブロツク検出回路本体BL0〜BL7は読出回路の
構成が異なることを除いて同様に構成されてお
り、それぞれ記憶回路111と、優先ゲート回路
112と、読出回路113と、信号入出力回路1
14とを具える。 今例えば信号入出力端子L0をもつ第0ブロツ
クの検出回路本体BL0について述べるに、記憶回
路111は信号入出力端子L0に論理「1」信号
が到来したときこれをステツプコントロール回路
12Eから到来する「1」ステート信号IST1
開制御信号とする入力アンドゲート115を通
じ、さらにオアゲート116を通じて遅延フリツ
プフロツプ回路117にて受ける。フリツプフロ
ツプ回路117はこの「1」信号を読込用クロツ
クφcによつて読込み、その後到来する読出用クロ
ツクφDによつて読出す。しかるにこのように読
出された「1」信号は帰還用アンドゲート118
を通じ、さらにオアゲート116を通じて入力端
にフイードバツクされ、これが次のクロツクφc
φDで読込み、読出され、かくしてフリツプフロ
ツプ回路117はφc及びφDの到来ごとにデータ
を記憶更新する。この記憶は帰還用アンドゲート
118が閉じたときその「0」出力をクロツク
φc,φDによつて読込み、読出することによりリ
セツトされる。 このようにしてブロツク検出回路本体BL0〜
BL7の記憶回路111に対して「1」信号が到来
するとこれがオアゲート119に与えられ、エニ
ーブロツク信号AB(いずれかのブロツクに属す
るキーが操作されていることを表わす)としてス
テツプコントロール回路12Eに与えられる。 記憶回路111のフリツプフロツプ回路117
の出力は優先ゲート回路112のアンドゲート1
20に与えられる。このアンドゲート120には
開制御信号として1オクターブ高音域を受持つブ
ロツク検出回路本体(この場合BL1)から到来
する読出条件信号RCSがインバータ121を介
して与えられる。この前段から到来した読出条件
信号RCSは、フリツプフロツプ回路117の出
力と共にオア回路122を介して後段に対する読
出条件信号ROSとして送出される。なお今の説
明の場合第0番目のブロツクBL0は最後段である
ので読出条件信号ROSは外部へ送出される。 しかるに最高音域のオクターブのブロツク検出
回路本体BL7に対する前段からの読出条件信号
ROSとしては「0」レベル(この場合接地レベ
ル)に接続されたライン123からの入力を用
い、また最低音域のオクターブのブロツク検出回
路本体BL0から後段への読出条件信号RCSは、メ
モリブロツク信号MB(いずれかのブロツクに記
憶があることを表わす)としてステツプコントロ
ール回路12Eに送出される。 このようにして優先ゲート回路112はより高
音域のオクターブのブロツクに記憶があるとき、
そのブロツクの記憶回路111からの記憶の読出
しを優先的になし得るようになされ、いずれかの
ブロツク検出回路本体に記憶がある限り、メモリ
ブロツク信号MBを送出し続ける。 優先ゲート回路112を通つた記憶回路111
の記憶出力は読出回路113のアンドゲート12
4に与えられる。アンドゲート124にはステツ
プコントロール回路12Eから到来する「2」ス
テート信号2ST1が開制御信号として与えられ、
優先ゲート回路112から記憶出力を受けている
ときこれを「2」ステート信号2ST1のタイミン
グで出力線125に与える。 しかるに各ブロツク検出回路本体BL0〜BL7の
出力線125は3つのコード変換用オアゲート1
26の入力端に予定の組合せをもつて接続され、
これにより各ブロツク検出回路本体BL0〜BL7に
記憶があるときその記憶ブロツク番号が3ビツト
2進化コード信号BC1として「2」ステート信号
2ST1のタイミングで一時記憶回路12Cへ送出
される。 一時記憶回路12Cはブロツク検出回路12B
から到来するブロツク番号コード信号BC1の各ビ
ツトを並列に受ける記憶回路BM1〜BM3を有
し、それぞれブロツク番号コード信号BC1の各ビ
ツトを入力オアゲート130を通じて受ける遅延
フリツプフロツプ回路131と、その記憶をダイ
ナミツクに維持する帰還用アンドゲート132
と、出力用アンドゲート133とを有する。 帰還用アンドゲート132は、「1」又は「3」
ステート時にステツプコントロール回路12Eか
ら到来する「1」,「3」ステート信号1・3ST1
を受けて、「1」,「3」ステートの期間遅延フリ
ツプフロツプ回路131の内容を保持し「2」ス
テート時にブロツク検出回路12Bにて送出され
るブロツク番号コード信号BC1を新たに遅延フリ
ツプフロツプ回路131に記憶させるために該記
憶を解除する。また出力アンドゲート133は後
述するようにノート検出回路12Dからこれにノ
ートの記憶がある場合に到来するメモリノート信
号MNを受け、かくしてノート検出回路12Dか
らノート番号コード信号NCが送出されたときこ
れと同時に一時記憶していたブロツク番号コード
信号BCを並列にキーコード信号KCとして送出す
るようになされている。 ブロツク検出回路12Bの信号入出力回路11
4は、キースイツチ回路12Aから操作されたキ
ーに関する情報をブロツク検出回路12Bに取込
み、この取込んだ情報に基づいてノート検出回路
12Dに情報を与えるもので、各検出回路本体
BL0〜BL7の信号入出力端子L0〜L7に接続された
充放電コンデンサCB1と、この入出力端子L0〜
L7及び論理「1」レベルの電源135間に接続
された充電用トランジスタ136と、入出力端
L0〜L7及び接地(その論理レベルは「0」であ
る)間に接続された放電用トランジスタ137と
を含む。 放電用トランジスタ137は、上述のようにス
テツプコントロール回路12Eの「2」ステート
信号2ST1によつて開く読出回路113のアンド
ゲート124から記憶回路111の記憶が読出さ
れたときこれをオアゲート138を介して受けて
オンし、これによりコンデンサCB1を放電させ
て端子L0〜L7のレベルを「0」にリセツトする。
また同様にオアゲート138を介してステツプコ
ントロール回路12Eから「0」ステート信号
0ST1を受けてオンしてコンデンサCB1を放電さ
せる。 これに対して充電用トランジスタ136は、イ
ンバータ139を通じ、さらに「2」ステート信
号2ST1を開制御信号として受けるアンドゲート
140を通じて優先ゲート回路112のアンド回
路120の出力を受け、これにより記憶回路11
1が記憶状態にないときオンしてコンデンサCB1
を論理「1」レベルに充電し、かくして入出力端
子L0〜L7のレベをを「1」に維持させる。 なお実際上充放電用コンデンサCB1としては、
入出力端子L0〜L7に接続されているコードの配
線容量を利用し得る。 かかる構成を有する信号入出力回路114は、
後述するようにステツプコントロール回路12E
のステート信号に応じて、ノート検出回路12D
の信号入出力回路149との間でキースイツチ回
路12Aを介して信号の授受をする。 これに対してノート検出回路12Dは次の詳細
構成をもつ。 ノート検出回路12Dは1オクターブに属する
ノート(C〜C#)に対応する12個のノート検出
回路本体NT1〜NT12を有し、その一対の入出力
端TC1#及びTC2#〜TC1及びTC2が、それぞれ
対応するノートの附されたキーごとに設けられた
一対のキースイツチK1及びK2の可動接点に、ダ
イオードd1及びd2を通じて接続されている。 ノート検出回路本体NT1〜NT12は記憶回路1
48部分の構成が異なることを除いて同様に構成
されており、それぞれ第1のキースイツチK1
対応する第1の記憶回路145と、第2のキース
イツチK2に対応する第2の記憶回路146と、
優先ゲート回路147と、読出回路148と、信
号入出力回路149とを具える。 今例えば入出力端子TC1#及びTC2#をもつノ
ート「C#」のノート検出回路本体NT1につい
て述べるに、第1の記憶回路145は入出力端子
TC1#に「0」の状態が生じたとき(キースイツ
チK1が閉じたときこの状態が生ずる)これをイ
ンバータ150によつて「1」信号に反転した
後、ステツプコントロール回路12Eから到来す
る「2」ステート信号2ST2を開制御信号とする
入力アンドゲート151を通じ、さらにオアゲー
ト152を通じて遅延フリツプフロツプ回路15
3にて受ける。このフリツプフロツプ回路153
は、ブロツク検出回路12Bの記憶回路111に
ついて上述したと同様にして、受けた「1」信号
を読込用クロツクφcによつて読込み、その後読
出用クロツクφDによつて読出し、帰還用アンド
ゲート154を通じさらにオアゲート152を通
じてその入力端にフイードバツクし、これを次の
クロツクφc,φDで再度読込み、読出し、かくし
てダイナミツクに記憶する。 この記憶状態は、「1」の読出条件信号RDSが
帰還用アンドゲート154に与えられている限り
維持され、この読出条件信号RDSが到来しなく
なつたとき(すなわち「0」のとき)、ゲート1
54の「0」出力をクロツクφc,φDによつて読
込み、読出すことによりリセツトされる。 これに対して第2の記憶回路146は入出力端
子TC2#に「0」の状態が生じたとき(すなわち
キースイツチK2が閉じたとき)、記憶動作をする
ことを除いて、第1の記憶回路145と同様に構
成されている。 なおこの実施例の場合、第1の記憶回路145
のインバータ150及び入力用アンドゲート15
1間にオアゲート165が介挿され、このオアゲ
ート165を通じて第2の記憶回路146のイン
バータ160の出力を第1の記憶回路145のフ
リツプフロツプ回路153に入力するようになさ
れ、かくして何らかの原因で、第1のキースイツ
チK1の動作時に第1の記憶回路145に記憶さ
れなかつたとき、第2のキースイツチK2の信号
を利用してこの誤動作をバツクアツプするように
なされている。 しかるに回路本体NT1〜NT12の第1の記憶回
路145において、フリツプフロツプ回路153
の入力端がオアゲート166に接続され、これに
より、帰還用ゲート154を通じて「1」信号を
ダイナミツクに記憶している遅延フリツプフロツ
プ回路153が1つでもあればエニーノート信号
AN(いずれかの回路本体NT1〜NT12にノート
の記憶があることを表わす)を送出する。 一方記憶回路145及び146のフリツプフロ
ツプ回路153及び163の出力は優先ゲート回
路147のアンドゲート170及び171にそれ
ぞれ与えられる。このアンドゲート170及び1
71には開制御信号として1オクターブの音名配
列に従つて1音分高い音名のノート検出回路本体
NT12〜NT2から到来する読出条件信号RDSが
インバータ172を介して与えられる。この前段
から到来した読出条件信号RDSは、上述の如く
第1及び第2の記憶回路145及び146の帰還
用アンドゲート154及び164の開制御信号と
しても用いられるほか、第1の記憶回路145の
フリツプフロツプ回路153の出力と共にオア回
路173を介して後段に対する読出条件信号
RDSとして送出される。 しかるに最高音名Cのノード検出回路本体
NT12に対する前段からの読出条件信号RDSとし
て「0」レベル(この場合接地レベル)に接続さ
れたライン174からの入力を用い、かくしてこ
の最高音名Cのノート検出回路本体NT12が最優
先で記憶データの読出しを行うようになされてい
る。 また最低音名C#のノート検出回路本体NT1
から後段への続出条件信号RDSがメモリノート
信号MNとして一時記憶回路12Cの出力ゲート
133に与えられ、これによりノート検出回路1
2Dの回路本体NT1〜NT12のいずれかに読
出すべきデータがあるとき、一時記憶回路12C
に記憶されているブロツク番号データを送出でき
るようになされている。 優先ゲート回路147のアンドゲート170及
び171をそれぞれ通つた記憶出力は出力線17
5及び176に送出される。ノート記憶回路本体
NT1〜NT12の一方の出力線175は、4つ
のコード変換用オアゲート177の入力端に所定
の組合せをもつて接続され、これにより回路本体
NT1〜NT12の記憶が読出されたときその記
憶ノート番号が4ビツト2進化コード信号のノー
トコード信号NCとしてノート番号出力端子TN
1〜TN4に出力される。これに対して記憶回路
本体NT1〜NT12の他方の出力線176がオ
アゲート178の入力端に接続され、これにより
キースイツチK2が閉じたこと及びそのキースイ
ツチK1からの遅れのタイミングを表わす第2キ
ースイツチ動作信号KA2として出力端子TKA2
に出力される。 信号入出力回路149は、ブロツク検出回路1
2Bの信号入出力回路114からキースイツチ回
路12Aを介して送られて来る情報を取込むもの
で、信号入出力端子TC1#及びTC2#〜TC1及び
TC2にそれぞれ接続された充放電コンデンサCN
1及びCN2と、第1の端子TC1#〜TC1及び論
理「1」レベルの電源179間に接続された第1
の充電用トランジスタ180と、第2の端子TC2
#〜TC2及び論理「1」レベルの電源181間に
接続された第2の充電用トランジスタ182とを
含む。 この実施例の場合コンデンサCN1及びN2
は、コンデンサCB1と同様に、ノート検出回路
12D及びキースイツチ回路12A間の配線容量
を利用する。 これらのトランジスタ180及び182はステ
ツプコントロール回路12Eから送出される
「1」,「3」ステート信号1・3ST1によつてオン
してコンデンサCN1及びCN2を論理「1」レ
ベルに充電する。 以上がブロツク検出回路12B及びノート検出
回路12Dの一例構成であるが、これらは、キー
スイツチ回路12Aを介しかつステツプコントロ
ール回路12Eのステート信号に同期して次のよ
うに動作する。なお今例えば、音階音C1,C2
E2ののキーが同時操作されているとする。従つ
て音階音C1のキーは第0ブロツクに属し、また
音階音C2,E2のキーは第1ブロツクに属する。 「0」ステートは待機状態で、「0」ステート
信号0ST1はブロツク検出回路12Bのすべての
検出回路本体BL0〜BL7について信号入出力回路
114の放電用トランジスタ137をオンにして
これを通じてコンデンサCB1を放電させる。従
つて入出力端子L0〜L7のレベルすべて「0」レ
ベルとなる。 なおこのとき、音階音C1のキースイツチが閉
じていることにより第0ブロツクのブロツク検出
回路12Bの端子L0はキースイツチK1,K2
を通じてノート検出回路12Dの「C」ノート検
出回路本体NT12の端子TC1,TC2に接続され、
同様にして第1ブロツクのブロツク検出回路BL
1の端子L1は「C」ノート検出回路本体NT1
2の端子TC1,TC2と、「E」ノート検出回路本
体NT4の端子TE1,TE2とに接続されている。従
つて端子TC1,TC2及びTE1,TE2に接続された
コンデンサCN1,CN2もまたダイオードd1
d2、キースイツチK1,K2を通じてトランジス
タ137により放電されて「0」レベルになつて
いる。 この状態から「1」ステート状態になると、ス
テツプコントロール回路12Eから1」ステート
信号1ST1及び「1」,「3」ステート信号1・
3ST1が送出される。 この「1」,「3」ステート信号1・3ST1はノ
ート検出回路12Dの「C#」〜「C」ノート検
出回路本体NT1〜NT12に与えられ、そのト
ランジスタ180及び182がオンとなる。従つ
てこれを通じてコンデンサCN1及びCN2が一
斉に充電される。これと共にダイオードd1及びd2
を通じ、さらに操作された「C1」,「C2」,「E2
キーのキースイツチK1及びK2を通じてブロツ
ク検出回路12Bの端子L0及びL1に接続され
たコンデンサCB1が充電される。しかし操作さ
れていないキーに対応するキースイツチK1及び
K2は閉じていないのでそのコンデンサCB1は
充電されない。 そこで、操作されたキーが属するブロツク(す
なわち「C1」キーが属する第0ブロツク及び
「C2」,「E2」キーが属する第1ブロツク)の入出
力端子L0及びL1に論理「1」入力が与えられ
る。従つてブロツク検出回路12Bからステツプ
コントロール回路12Eに対するエニーブロツク
信号Bが送出される。 一方「1」ステート信号1ST1がブロツク検出
回路12Bのブロツク検出回路BL0〜BL7に与え
られ、その記憶回路111の入力ゲート115を
一斉に開く。したがつて「1」入力が与えられて
いる第0及び第1ブロツク検出回路本体BL0及び
BL1の記憶回路111が記憶状態になり、かくし
て操作されたキーが属するブロツク番号(この場
合第0及び第1ブロツク)がブロツク検出回路2
Bに記憶される。 この状態から「2」ステートになると、ステツ
プコントロール回路12Eから「2」ステート信
号2ST1が送出される。 この「2」ステート信号2ST1はブロツク検出
回路12Bのブロツク検出回路本体BL0〜BL7に
与えられ、その読出回路113の出力ゲート12
4に一斉に開制御信号として与えられる。しかる
にこのとき、第0及び第1ブロツクの検出回路本
体BL0及びBL1のみが記憶状態にあるから、より
優先順位の高い第1ブロツクの検出回路本体BL1
の優先ゲート回路112のアンドゲート120の
みに読出条件信号RCSが与えられる。従つて第
1ブロツクの検出回路本体BL1の記憶回路11
1からの記憶内容が優先ゲート回路112及び読
出回路113を通じて2進コード信号「100」が
ブロツク番号コード信号BC1として送出される。
この3ビツトのブロツク番号コード信号BC1は一
時記憶回路12Cに与えられ、その各ビツト記憶
回路BM1〜BM3の入力オアゲート130を通
じて記憶させる。 なおブロツク検出回路12Bの第1ブロツクの
検出回路本体BL1の記憶データが読出され、こ
れによつて読出回路113の出力用ゲート124
の出力が「1」になると、これがインバータ12
8を介して帰還用ゲート118を閉じる。従つて
フリツプフロツプ回路117は、次の周期のクロ
ツクφc,φDによつて「0」を読込み、読出す。
かくして第1ブロツクの記憶回路BL1がリセツ
トされる。このとき次段への読出条件信号RCS
は「0」となることにより、優先順位の次に低い
ブロツク(この場合第0ブロツク)の読出条件が
整うことになる。 一方優先ゲート回路112を介して読出回路1
13から読出された論理「1」の第1ブロツク番
号記憶出力は、そのブロツク検出回路本体BL1
の放電用トランジスタ137に与えられてこれを
オンにする。従つて第1ブロツクのコンデンサ
CB1はトランジスタ137を通じて放電される。
これにとどまらず、キースイツチK1及びK2を
通じさらにダイオードd1及びd2を通じてノート検
出回路12Dの回路本体のうち第1ブロツクに属
しかつ現在操作されているキーの音名に対応する
回路本体(この場合「C」及び「E」ノート検出
回路本体NT12及びNT4)のコンデンサCN
1,CN2をもブロツク検出回路本体BL1のトラ
ンジスタ137を通じて放電する。かくして操作
されたキーの音名に対応する「C」及び「E」ノ
ート検出回路本体NT12及びNT4に論理「0」
入力が与えられる。 一方第2の「2」ステート信号2ST2がステツ
プコントロール回路12Eから各ノート検出回路
本体NT1〜NT12に与えられ、第1及び第2
の記憶回路145及び146の入力ゲート151
及び161を一斉に開くことにより、「0」入力
が与えられている「C」及び「E」ノート検出回
路本体NT12及びNT4の記憶回路145及び
146が記憶状態になり、かくして操作されたキ
ーのうち第1ブロツクに属するキーのノート(こ
の場合「C」及び「E」)がノート検出回路12
Dに記憶される。 しかるにこのとき、「C」及び「E」ノート検
出回路本体NT12及びNT4のうち、より優先
順位の高い「C」検出回路本体NT12の優先ゲ
ート回路147に論理「0」の読出条件信号
RDSが与えられていることにより、第1及び第
2の記憶回路145及び146の記憶が読出さ
れ、従つて読出回路148のゲート177を通じ
てノート番号を表わす2進コード信号「0111」が
第1の記憶回路145からノートコード信号NC
として出力端子TN1〜TN4に送出され、また
読出回路148のゲート178を通じて第2のキ
ースイツチK2が動作したことを表わす第2キー
スイツチ動作信号「1」が第2の記憶回路146
から出力端子TKA2に送出される。 なお実際上キースイツチK1及びK2は、第3
図について上述したように、第1のキースイツチ
K1が動作した後、第2のキースイツチK2が動
作することになり、その動作時間差はキーの操作
速さに対応したものになる。しかるに、この動作
時間差は、後述するようにクロツクφc,φDの周
期と比較して充分大きくなるようにクロツクφc,
φDの周期が選定されている。従つてノート検出
回路本体NT1〜NT12の第1及び第2の記憶
回路145及び146の記憶、読出動作は実際上
同時になされることはなく、時間差をもつて実行
される。 これに対して「C」及び「E」ノート検出回路
本体NT12及びNT4に記憶がされたことによ
り最低順位のノート検出回路本体NT1から送出
されるメモリノート信号MNによつて一時記憶回
路12Cの出力ゲート133が開かれ、これに記
憶されていたブロツク番号コード信号BC1「100」
が出力端子TB1〜TB3に送出される。 従つて出力端子TN1〜TN4及びTB1〜TB
3には、操作されたキーのうち、最も高音域のキ
ーオクターブ(この場合第1オクターブ)に属
し、かつそのうちでも最も高音の音名をもつキー
(今の場合「C2」キー)のキー番号を内容とする
7ビツトのキーコード信号「011 100」がキーコ
ード信号KCとして送出される。 このようにしてノート検出回路本体NT1〜
NT12のうち1以上の記憶回路145が記憶動
作をすると、ステツプコントロール回路12Eに
対してエニーノート信号ANが送出され、これを
条件として「2」ステートに続いて「3」ステー
トに入り、ステツプコントロール回路12Eから
「1」,「3」ステート信号1,3ST1が再度送出さ
れる。 この「1」,「3」ステート信号1,3ST1はノ
ート検出回路本体NT1〜NT12の充電用トラン
ジスタ180及び182を再度オンとし、これに
よりコンデンサCN1及びCN2を再度充電する。 一方「1」,「3」ステート信号1・3ST1が一
時記憶回路12Cの帰還用ゲート132に与えら
れることにより、その第1番目のクロツクφc
φDが到来するときフリツプフロツプ回路131
の出力が再度入力端に帰還され、従つて一時記憶
回路12Cは同じブロツク番号コード信号BC1
記憶し直す。 これに対して「C」ノート検出回路本体NT1
2においては第1番目のクロツクφc,φDによつ
て記憶回路145の記憶はリセツトされ(ライン
174からの論理「0」信号により帰還用ゲート
154が閉じているため)、一方「E」ノート検
出回路NT4においては論理「1」信号を再度記
憶する(帰還用ゲート154が「C」ノート検出
回路本体NT12からの「1」の読出条件信号
RDSによつて開いてるため)。 そこでこのクロツクφc,φDの第1番目の周期
において「C」ノート検出回路本体NT12の記
憶がリセツトし、これにより「E」ノート検出回
路本体NT4の優先ゲート回路147への読出条
件信号RDSが「0」になることにより「E」ノ
ート検出回路本体NT4の「1」出力が出力用ゲ
ート170を通じて読出回路148に読出され、
かくして読出回路148から「E」ノートコード
「0010」が読出される。 この様にして出力端子TN1〜TN4及びTB1〜
TB3には、第1ブロツクに属しかつノートが
「E」のキー、すなわち「E2」キーが操作された
ことを表わすキーコード信号「0010100」が送出
されることになる。 かくしてノート検出回路12Dに記憶されてい
たノートがすべて読出されると、クロツクφc
φDの第2周期目によつて「E」ノート検出回路
NT4の記憶がリセツトされ、エニーノート信号
ANが「0」となる。このときステツプコントロ
ール回路12Eは、ブロツク検出回路12Bから
メモリブロツク信号MBがあることを条件とし
て、次に再度「2」ステートへ戻す。 すなわち再度「2」ステート信号2ST1がステ
ツプコントロール回路12Eからブロツク検出回
路12Bの回路本体BL0〜BL7の読出回路113
へ与えられる。このとき未だ読出されずに残つて
いる第0ブロツクの記憶が読出回路113を通じ
て読出されることを除いて上述の第1ブロツクの
場合と同様にして、一時記憶回路12Cへ第0ブ
ロツク番号をコード信号「000」として読出すと
共に、放電用トランジスタ137をオンにしてコ
ンデンサCB1と、「C1」キーのキースイツチK
1,K2を介してレ「C」ノート検出回路本体
NT12のコンデンサCN1及びCN2を放電して
この「C」ノート検出回路本体NT12の記憶回
路145及び146を記憶状態にセツトする。 このとき再度「3」ステートへ移り、記憶回路
145及び146の記憶データは直ちに読出され
て読出回路148から「C」ノートコード信号
「0111」として送出され、かくして出力端子TN
1〜TN4及びTB1〜TB3には第0ブロツクに
属する「C」ノートコードのキー、すなわち
「C1」ノートのキーが操作されたことを表わすキ
ーコード信号「0111000」が送出されることなる。 ところでかかる動作が終つたとき、「C」ノー
ト検出回路本体NT12の記憶回路145におい
て、帰還用ゲート154が閉じている(ライン1
74からの読出条件信号RDSが「0」であるか
ら)ので、ノート検出回路12Dからエニーノー
ト信号ANが発生せず、しかもブロツク検出回路
12Bにもメモリブロツク信号MBが発生してお
らず、従つて「0」ステートすなわち待機状態に
もどる。 ブロツク検出回路本体BL0〜BL7の記憶動作の
開始、及びブロツク回路本体BL0〜BL7からノー
ト検出回路本体NT1〜NT12への信号の出力
などのキーコーダ12の各部の動作はステツプコ
ントロール回路12Eにてマスタクロツクに同期
して発生されるステツプコントロール信号によつ
て制御される。 ステツプコントロール回路12Eは起動パルス
発生回路12Fにて発生される起起動パルスTC
によつて起動され、以後データ転送クロツクφc
φDに同期しながら上述のステツプコントロール
信号0ST1,1ST1,2ST1,2ST2,1・3ST1を発
生する。 この実施例の場合、起動パルス発生回路12F
は、例えば矩形波発生回路構成の低周波クロツク
発振器181と、その出力端に接続された遅延フ
リツプフロツプ回路182とを有し、発振器18
1の出力を2入力アンド回路183にその一方の
条件入力として与え、かつフリツプフロツプ回路
182の出力をインバータ184によつて反転し
てアンド回路183にその他方の条件入力として
与え、かくしてアンド回路183にて発振器18
1の出力が論理「1」レベルになつたときその後
フリツプフロツプ回路182が論理「1」信号を
クロツクφcで読込んだ後クロツクφDで読出した
時までの間論理「1」となる起動パルスTCを送
出する。 ここで低周波クロツク発振器181の発振周波
数は主として鍵盤が操作されたときこれを検出す
る際の条件例えばチヤタリングの影響を受けない
ように考慮して決められ、例えば周期が200μs〜
1ms程度に選定される。 これに対してデータ転送クロツクφc,φDは同
時最大発音数に対応してその各音のデータを一巡
転送するに都合の良い十分短かい周期をもつてお
り、チヤンネルプロセツサ13に配設される第7
図Cに示すような同期信号発生回路13Aによつ
て発生される。 同期信号発生回路13Aは4段の全加算器18
5と、その各段に接続された4個の遅延フリツプ
フロツプ回路186とを具える。フリツプフロツ
プ回路186の各段には、別途マスタクロツク発
振器(図示せず)において発生される1μsの周期
τをもつマスタクロツクφ1(第5図φ1)が読込ク
ロツクとして与えられ、かつこのマスタクロツク
φ1に対して1/2周期遅れのマスタクロツクφ2(第
5図φ2)が読出クロツクとして与えられる。従
つて全加算器185はマスタクロツクφ1,φ2
周期τごとにフリツプフロツプ回路186が動作
したとき応動動作し、かくしてフリツプフロツプ
回路186の各段の出力端から、マスタクロツク
φ1,φ2の周期τで歩進する2進化16進のコード
出力(「1」「2」「4」「8」ビツトをもつ)を送
出する。 このようにして発生された2進化16進のコード
出力はそれぞれ適宜組合せることによつてクロツ
クパルスφ1の1周期τ分のパルス幅で周期16τの
タイミングパルスを形成させることができ、か
つ、この実施例の場合同期信号発生回路13Aは
第5図1Y16,2Y16,9Y16,16Y16に示すよ
うに、第1、第2、第9、第16番目のタイミング
パルス1Y16,2Y16,9Y16,16Y16をアンド
回路188,189,190,191によつて発
生させ、このうち第16、第2番目ののタイミング
パルス16Y16,2Y16をキーコーダ12のデー
タ転送クロツクφc,φDとして用いるようになさ
れている。 ここで周期16τのタイミング信号を発生させる
のは、同時に発音すべき音の数を16音に選定した
ことに基づくものである。すなわちこの実施例の
電子楽器はピアノの様に88キーの一段鍵盤構造と
されているので、両手10指分のキーが同時操作
される可能性があり、しかもすでに操作の終つた
キーのうちいくつかはデイケイ波形をもつ可能性
があることを考慮して合計16音の同時発音を可能
ならしめたものである。 しかるにマスタクロツクφ1,φ2を16周期ずつ
区分して、その16周期内の各周期をタイムスロツ
トとしてそれぞれ同時発音すべき各音のデータを
割当て、かくして割当てられたタイムスロツト内
において対応するデータ(以下当該データともい
う)の転送、処理をする。そこで以下、第5図に
おいてマスタクロツクφ1の第1、第2……第16
周期区間T1,T2……T16をそれぞれ第1、第2…
…第16チヤンネルと称することにする。 このような考え方の下にチヤンネルプロセツサ
13はマスタクロツクφ1,φ2に同期して各音に
ついてのデータの処理を行う。従つてこれに協調
して、操作されたキーがどれかの判別動作をキー
コーダ12に行わせるべく、ステツプコントロー
ル回路12Eが同期信号発生回路13Aにおいて
マスタクロツクφ1,φ2に同期して発生されたタ
イミング信号φc,φDを利用するのである。 このようにして発生された同期信号16Y16
び2Y16は、キーコーダ12における各遅延フリ
ツプフロツプ回路の読込み及び読出しクロツクφc
及びφDとして利用され、かくしてすべての遅延
フリツプフロツプ回路がマスタクロツクφ1,φ2
の16周期ごとに1回ずつ絶えず読込み、読出し動
作を繰返すことになる。 ステツプコントロール回路12Eは読込みクロ
ツクφc及び読出しクロツクφDを受ける2個の遅
延フリツプフロツプ回路201及び202でなる
ステツプカウンタ203と、その歩進動作を制御
しかつその歩進状態に基づいて各ステート信号を
形成するゲート回路204とを具える。 ゲート回路204は起動パルス発生回路12F
から到来する起動パルスTCによつて起動し、ブ
ロツク検出回路12Bにて発生されるエニーブロ
ツク信号AB及びメモリブロツク信号MBと、ノ
ート検出回路12Dにて発生されるエニーノート
信号ANとを受けて、4つの状態を生じさせる。
すなわち「0」ステート(待機状態)、「1」ステ
ート(操作されたキーが属するブロツクの検出動
作状態)、「2」ステート(操作されたキーのうち
検出されたブロツクに属するキーのノートを検出
する動作状態)、「3」ステート(ブロツクノート
の検出結果に基づいてキーコードを送出する動作
状態)の合計4つの状態を生じさせる。 これらのステートは第2表に示すように、フリ
ツプフロツプ回路201及び202の出力Qと、
これをインバータ205及び206を通じて得ら
れる反転出力とによつて次のようにして確立さ
れる。
【表】 ステツプコントロール回路12Eが「0」ステ
ート(すなわち待機状態でフリツプフロツプ回路
201及び202のQ出力は「0」及び「0」で
ある)のときステート信号入力回路214のアン
ドゲート215から「0」ステート信号OST1
送出されている。この「0」ステートのとき起動
パルスTCが到来すると、これがゲート回路20
4のステート制御回路206のアンドゲート20
7に与えられる。このときフリツプフロツプ回路
201及び202の出力「1」及び「1」が他
の条件として与えられているので、アンドゲート
207の入力条件が整い「1」出力が発生されて
第2フリツプフロツプ回路202にその入力オア
ゲート212を介して与えられる。 従つて読込み及び読出クロツクφc及びφDによ
つてフリツプフロツプ回路201及び202には
「0」及び「1」が記憶され「1」ステート状態
になる。このとき回路202の出力及び回路2
01のQ出力がステート信号出力回路214のア
ンドゲート217に与えられることにより、この
ゲート214から「1」ステート信号1ST1が送
出される。 そこで上述のようにこの「1」ステート信号1
ST1によつてブロツク検出回路12Bが動作して
キースイツチ回路12Aの操作されたキースイツ
チの属するブロツクを検出記憶する。しかるにい
ずれかのブロツクのキーが操作されていればエニ
ーブロツク信号ABがステツプコントロール回路
12Eに送り返され、またいずれかのブロツク検
出回路本体BL0〜BL7が記憶動作をすれば、メモ
リブロツク信号MBがステツプコントロール回路
12Eに送り返される。 エニーブロツク信号ABはステート制御回路1
2Eのアンドゲート211(回路201の出力
及び回路202のQ出力がすでに与えられてい
る)に与えられ、このゲート211から回路20
1の入力オアゲート213に「1」出力が入力さ
れる。これに対してステート制御回路206のア
ンドゲート207にはすでに起動パルスTCが与
えられていないので、回路202の入力オアゲー
ト212には「0」出力が入力される。 従つて回路201及び202には次の周期の読
込み及び読出しクロツクφc及びφDによつて「1」
及び「0」が記憶され「2」ステート状態とな
る。 従つてステート信号出力回路214のアンドゲ
ート216から第1の「2」ステー信号2ST1
送出され、またこのときブロツク検出回路12B
からメモリブロツク信号MBが到来していること
を条件としてアンドゲート218から第2の
「2」ステート信号2ST2が送出される。 この第1の「2」ステート信号2ST1はブロツ
ク検出回路12Bの読出回路113に与えられ、
記憶されているブロツクのうち最も優先順位の高
いブロツク番号をコード化して一時記憶回路12
Cに読出すと共に、信号入出力回路114を通じ
さらにキースイツチ回路12Aを通じてノート検
出回路12Dに操作されているキーのノートの信
号を送る。一方このとき第2の「2」ステート信
号2ST2がノート検出回路12Dの第1及び第2
記憶回路145及び146に与えられ、送られて
きたノートを記憶する。 しかるに「2」ステート時においてノート検出
回路12Dにノートの記憶がされると、エニーノ
ート信号ANがステツプコントロール回路12E
に送り返され、これがステート制御回路206の
アンドゲート208に与えられる。一方アンドゲ
ート210はメモリブロツク信号MB及び回路2
01のQ出力が与えられているので「1」信号を
発生している。従つて回路201及び202には
次の周期のクロツクφC,φDによつて入力オアゲ
ート212及び213を通じて「1」及び「1」
信号が記憶され、かくして「3」ステートにな
る。 しかるにこのときノート検出回路12Dにおい
ては、記憶しているノートのうち優先順位の最も
高いノート番号を読出回路148を通じてコード
化して出力端子TN1〜TN4に迄送出する。 このとき一時記憶回路12Cの出力端にブロツ
ク番号が読出されてこれが出力端子TB1〜TB
3に与えられる。従つて端子TN1〜TN4〜TB
1〜TB3にキーコード信号KCが送出されるこ
とになる。 一方「3」ステートにおいてはステツプコント
ロール回路12Eの回路202のQ出力が「1」,
「3」ステート信号1・3ST1として再度発生さ
れ、これがノート検出回路12Dの信号入出力回
路149に与えられ、かくしてブロツク検出回路
12Bからノート検出回路12Dへのノート検出
信号伝送状態をリセツトする。これと共に「1」,
「3」ステート信号1・3ST1が一時記憶回路1
2Cに与えられ、その記憶を更新する。 ここで、ノート検出回路12Dに記憶されたノ
ートが1個であつた場合には、第1及び第2記憶
回路145及び146の記憶は「3」ステート時
にリセツトされるので、エニーノート信号ANが
到来しなくなる。従つてステツプコントロール回
路12Eのステート制御回路206においてゲー
ト208,209の出力が「0」となる。 ここでブロツク検出回路12Bに1つのブロツ
クしか記憶されていなかつたときには、「3」ス
テートにおいてメモリブロツク信号MBが「0」
となるのでステート制御回路206のアンドゲー
ト210には「1」出力が出ず、従つて回路20
1及び202には「0」信号が入力される。 そこで回路201及び202は次の周期の読込
及び読出クロツクφC及びφDによつて「0」及び
「0」記憶状態となり、かくして「0」ステート
状態すなわち待機状態にもどることになる。 これに対してブロツク検出回路12Bに2以上
のブロツクが記憶されていたときは、1つのブロ
ツクについての「3」ステート時になおもメモリ
ブロツク信号MBが到来し続けているのでステー
ト制御回路206のゲート210に「1」出力が
得られ、これが回路201に与えられる。 従つて回路201及び202は次の周期の読込
クロツクφC及び読出クロツクφDで「1」及び
「0」の記憶状態となり、ステート信号出力回路
214のゲート216から再度「2」ステート信
号2ST1を送出する。かくして「2」ステーート
状態になると、その後上述したと同様にして次の
読込及び読出クロツクφC及びφDによつて「3」
ステート状態になる。 このような繰返し動作は、ブロツク検出回路1
2Bに記憶されたブロツクがなくなるまで繰返さ
れるが、その結果記憶されたブロツクがなくなる
と、「3」ステート時にブロツク検出回路12B
からのメモリブロツク信号MBが到来しなくな
り、その次の周期のクロツクφC,φDで「0」ス
テートに戻る。 上述においては、検出されたブロツクが複数の
場合について述べたが、1ブロツクに含まれる検
出ノートが複数の場合は、ノート検出回路12D
においてすべての検出ノートについての読出しが
終るまで「3」ステートの状態を維持する。 すなわち「3」ステート状態において、ノート
検出回路12Dからのエニーノート信号ANが依
然として到来し続けているので、ステート制御回
路206のゲート209に引き続き「1」出力が
得られ、従つて「3」ステート状態が次の周期の
クロツクφC,φDの到来時においても維持される
からである。 以上のようにステツプコントロール回路12E
は、次のように歩進動作する。 (a) 1つのキーが操作されたとき。 「0」→「1」→「2」→「3」→「0」ステ
ートの一巡動作を1回行う。 (b) 1つのブロツクのキーについて複数のノート
のキーが操作されたとき。 「0」→「1」→「2」→「3」→「3」……
「3」→「0」ステートのようにすべてのノート
の読出し終るまで「3」→ステートを維持する。 (c) 複数のブロツクについてそれぞれ1つのキー
が操作されたとき。 「0」→「1」→「2」→「3」→「2」→
「3」……「2」→「3」→「0」ステートのよ
うに、すべてのブロツクについての読出しが終る
まで「2」→「3」→「2」ステートの歩進を繰
返す。 (d) 複数のブロツクについて、それぞれ複数のノ
ートが記憶されたとき。 「0」→「1」→「2」→〔「3―「3」……
「3」〕→「2」〔「3」→「33……「3」〕→「2」
……「2」→〔「3」→「3」……「3」〕→
「0」ステートのように、〔「3」→「3」……
「3」〕でなる「3」ステートの維持動作の繰返し
と、「2」→「3」→「2」ステートの歩進動作
の繰返しとが組合される。 ステツプコントロール回路12Eは以上の構成
に加えて、キーオフ検出タイミング信号出力回路
220を有する。ここでキーオフ検出タイミング
信号Xはキーコーダ12におけるキーコード信号
KCの発生動作に関連してキーの離鍵操作がされ
たか否かの目安とするためチヤンネルプロセツサ
13に供給される。 キーオフ検出タイミング信号出力回路220は
起動パルス発生回路12Fから到来する起動パル
スTCを受けるアンドゲート221及び222を
有し、フリツプフロツプ回路201及び202の
Q出力と、16進カウンタ構成のタイミングカウン
タ12Gのカウント終了出力端からの出力TMO
とを受けて「0」ステート時に起動パルスTCが
到来したときアンドゲート222からパルス状の
「1」出力を発生し、これを信号Xとして出力端
子TXに送出すると共に、オア回路223を介し
てタイミングカウンタ12Gへカウント開始パル
スTMIとして与える。このときカウンタ12G
はクロツクφC及びφDが到来するごとに「1」加
算動作をし、かかる加算動作時には出力TM0を
「0」とする。すなわち出力TM0はカウンタ12
Gが最大値に達するまでは「0」である。 信号出力回路220はこの「0」の出力TM0
をインバータ224で反転してアンドゲート22
1に入力し、これにより起動パルス発生回路12
Fから起動パルスTCが到来したときオアゲート
223を通じて「1」出力をカウンタ12Gに与
えることにより「1」加算動作をさせる。このカ
ウント動作は起動パルス発生回路12Fに起動パ
ルスTCが発生するごとに繰返され、かくして低
周波発振器181の出力の16周期の期間が経過し
たときカウンタ12Gの全ビツト出力が「1」と
なり出力TM0が「1」になることにより以後ア
ンドゲート221を介してのカウント動作を停止
し、次の「0」ステートにおける起動パルスの到
来を待つようになされている。 なおタイミングカウンタ12Gにおいて、22
6は4段の全加算器、227はその各段に接続さ
れ読込及び読出しクロツクφC,φDによつて記憶
動作する遅延フリツプフロツプ回路、228は4
段のフリツプフロツプ回路227の出力を入力条
件としすべて「1」のとき「1」出力TM0を送
出する出力アンドゲートである。 上述の構成のキーコーダ13の動作を要約して
フローチヤートとして示せば、第6図のようにな
る。 すなわちステツプ235は「0」ステート状態
を得るステツプで、ステツプコントロール回路1
2Eからの「0」ステート信号OST1によつてブ
ロツク検出回路12BのコンデンサCB1が放電
状態に維持され、全体として待機状態にある。 次にステツプ236においてTC=1か否か、
換言すれば起動パルス発生回路12Fからの起動
パルスTCの発生の有無が確認され、発生してい
なければなおも「0」ステート状態を維持する。
しかし発生していることの確認が得られたら次の
ステツプ237に進む。 このステツプ237は「1」ステート状態を得
るステツプで、「1」,「3」ステート信号1,3
ST1によつてノート検出回路12Dのコンデンサ
CN1,CN2が充電され、これが現に操作され
ているキースイツチK1,K2を通じてブロツク
検出回路12BのコンデンサCB1の充電を行う。
一方これと同時にブロツク検出回路12Bの該キ
ースイツチK1,K2の属するブロツクに対応す
る記憶回路111への入力ゲート115が「1」
ステート信号1ST1によつて開かれ、コンデンサ
CB1の充電状態が記憶回路111に読込まれ、
かくして現に操作されているキーが属するブロツ
クに操作状態が記憶されている。 この結果はエニーブロツク信号ABが送出され
たか否か(AB=1か)をステツプ238におい
て確認することにより行う。その結果AB=1
(すなわちいずれかのブロツクに操作されている
キーがあることを意味する)であれば次のステツ
プ239に進み、そうでなければステツプ235
の「0」ステートの待機状態にもどる。 ステツプ239は「2」ステート状態を得るス
テツプで、ステツプコントロール回路12Eの
「2」ステート信号2ST1によつてブロツク検出
回路12Bの続出回路113を動作させる。しか
るに読出回路113は記憶されているブロツクの
うち最も優先順位の高いものを読出してその内容
のブロツクコード信号BC1を送出する。これと同
時に読出動作をしたブロツク検出回路本体に接続
されたコンデンサCB1を放電させる。このとき
このコンデンサCB1にキースイツチK1,K2
を通じて接続されているノート検出回路のコンデ
ンサCN1,CN2もこの接続ループを通じて放
電される。一方ノート検出回路12Dの第1、第
2記憶回路145,146がステツプコントロー
ル回路12Eからの「2」ステート信号2ST2
よつてコンデンサCN1,CN2の放電状態を読
込む。 次にステツプ240においてブロツク検出回路
12Bからメモリブロツク検出信号MBがステツ
プコントロール回路12Eに与えられていること
(すなわちいずれかのブロツクが記憶されたこと)
を確認すると共に、ステツプ241においてノー
ト検出回路12Dからエニーノート検出信号AN
がステツプコントロール回路12Eに与えられて
いること(すなわちいずれかのノートが記憶され
たこと)を確認し、次のステツプ242に移る。
ここでステツプ240においてMB=1でないと
きは処理すべきブロツクはないので、待機状態の
ステツプ235にもどる。 ステツプ242は「3」ステート状態を得るス
テツプで、このときノートを優先順位の高いもの
から順次読出す。これと共にステツプコントロー
ル回路12Eの「1」,「3」ステート信号1・3
ST1によつてノート検出回路12Dのコンデンサ
CN1,CN2を充電させ、かくしてノート検出
回路12Dに対する入力を阻止する。そしてこの
タイミングでノート検出回路12Dの記憶回路1
45,146が読出し動作をして、優先順位の高
いノートから読出回路148を通じて記憶内容を
ノートコード化して送出する。 しかるにかかる動作状態はステツプ243にお
いてエニーノート信号ANの有無を確認している
限り繰返される(すなわちステツプ243からス
テツプ242にもどる)。これに対してAN=1
でなくなつたとき、ノート検出回路12Dに記憶
されているノートのすべてについて記憶の読出し
が終つたことになるので、次のステツプ244に
進む。 このステツプ244はMB=1か否かを確認す
るステツプで、肯定されれば末だ処理すべきブロ
ツクのデータがブロツク検出回路12Bに残つて
いることを意味しているので再度ステツプ239
にもどつてこの残るブロツクのデータの処理を行
う。これに対して否定結果が得られればステツプ
コントロール回路12Eは「0」ステート信号0
ST1を送出するに至り、かくしてすべての動作が
終つてステツプ235の待機状態にもどる。 以上の動作は、起動パルス発生回路12Fから
起動パルスTCが発生されるごとに繰返される。 しかるに起動パルスTCに関連してキーオフ検
出タイミング信号Xは、以下に述べるステツプに
よつて起動パルスTCに基づき、しかも上述のキ
ーコード信号KCの送出動作と関連して次のよう
にして送出される。 先ずステツプ245において起動パルス発生回
路12Fで発生された起動パルスTCがカウンタ
12Gでカウントされ、オーバーフロー出力
TM0が出たときステツプ246においてこれを
検出してステツプ247に進む。 このときステツプコントロール回路12Eはカ
ウンタ12Gに対する「1」加算信号TMIの送
出を停止させる。 この状態でステツプコントロール回路12Eが
「0」ステツプ信号0ST1を送出する状態になる
とこれがステツプ248で検出され、次のステツ
プ249において起動パルスTCが送出されたタ
イミングを確認する。この確認が得られると次の
ステツプ250においてステツプコントロール回
路12Eからキーオフタイミング信号Xを送出す
る。 しかるにこの信号Xの送出が終了するとステツ
プ245にもどり、再度起動パルスTCのカウン
トを開始する。 かくしてキーオフタイミング信号Xはキーコー
ド信号KCの送出が終つた後に発生する起動パル
スTCをカウントし、そのカウント数が「15」に
なつたとき、そのとき実行されているキーコード
信号KCの送出動作が終るのを待つて送出される
ことになる。 〔1‐3〕 チヤンネルプロセツサ チヤンネルプロセツサ13は同時に発音すべき
各音のデータを第1〜第16チヤンネルに割当て記
憶し、これらの記憶データをマスタクロツクφ1
φ2に同期して順次送出するもので第7図A〜C
の構成を有する。ここで記憶チヤンネル数(この
実施例の場合16個)は前述したように同時最大発
音数と一致した値に決められ、全チヤンネルのう
ち記憶データがないチヤンネル(以後空チヤンネ
ルという)がある場合にこの空チヤンネルにキー
コーダ12からの新らしいキーコードデータを読
み込みセツトする。かくして記憶されたキーコー
ドデータは鍵盤の対応するキーが押鍵されている
限りリセツトされず、また離鍵された後もその音
についてデイケイが必要な場合はデイケイ部分の
振幅が所定値にならない限りリセツトされない。 チヤンネルプロセツサ13のキーコードデータ
の記憶は、第1〜第16チヤンネルのデータをマス
タクロツクφ1,φ2によつて直列に繰返し循還さ
れることによりダイナミツクに行う。かくしてダ
イナミツクに循還する第1〜第16チヤンネルのデ
ータは循還ループの1点において監視され、16個
のチヤンネルの1巡ごとに順次各チヤンネルのデ
ータが読出される。従つて各チヤンネルの内容は
マスタクロツクφ1,φ2の16周期分の長さの周期
で読出しチエツクされることになる。 チヤンネルプロセツサ13は、キーコーダ12
から到来する7ビツトのキーコード信号KC、キ
ーオフ検出タイミング信号Xおよび第2キースイ
ツチ動作信号KA2を取込み一時記憶するサンプ
ルホールド回路13Bと、取込んだキーコード信
号KCを16個のチヤンネルのいずれかに割当て記
憶するキーコード記憶回路13Cと、サンプルホ
ールド回路13Bに一時記憶されたキーコード信
号KCとキーコード記憶回路13Cの各チヤンネ
ルの記憶内容とを比較してその比較結果に基づい
て制御条件信号を送出するキーコード比較制御回
路13Dと、キー操作のタツチに関するデータを
得るためのキー操作判別回路13Eと、これらの
要素によりデータの取込み、記憶、比較などを実
行するタイミングを指令制御するタイミングコン
トロール回路13Fと、16個のチヤンネルのすべ
てに空チヤンネルがないとき新しいキーコードデ
ータが到来した場合に古いキーコードデータを新
しいキーコードデータとを入れ替えるためのトラ
ンケート回路13Gとを具える。 サンプルホールド回路13Bはキーコーダ12
から到来するキーコード信号KC(ノートコード信
号NCの各ビツトN1〜N4及びブロツクコード
信号BCの各ビツトB1〜B3でなる)と、キー
オフ検出タイミング信号Xと、第2キースイツチ
動作検出信号KA2とを、それぞれに対応して設
けられたゲート回路231を介して記憶要素23
2に記憶する。 この実施例の場合ゲート回路231は電界効果
トランジスタでなり、同期信号発生回路13A
(第7図C)の第1チヤンネルのタイミング信号
1Y16(第5図1Y16)によつて一斉に開かれたと
き、入力された論理「1」又は「0」レベルをコ
ンデンサ構成の記憶要素232に記憶する。 かくして記憶要素232に記憶されたデータは
次のサイクルのタイミング信号1Y16が到来する
までの間記憶要素232に保持され、このとき同
じデータがキーコーダ12から到来していれば記
憶要素232の記憶をそのまま残し、これに対し
て到来したキーコードの内容が変化すれば、これ
に応じて内容が変化したビツトの記憶要素の記憶
状態を変更するようになされている。 しかるにキーコード信号KCの各ビツトに対す
る記憶要素232の記憶内容は、並列にキーコー
ド記憶回路13Cの入力データ一時記憶回路23
3に与えられる。一時記憶回路233は同期信号
発生回路13Aの第9チヤンネルのタイミング信
号9Y16(第5図9Y16)によつて読込み動作し、
その後到来する第1チヤンネルのタイミング信号
1Y16(第5図1Y16)によつて読出動作する遅延
フリツプフロツプをもつて構成されている。 このようにして一時記憶回路233には最初の
タイミング信号1Y16によつてサンプリングホー
ルド回路13Bに読込まれたデータの保持状態が
安定した後、タイミング信号9Y16によつてこの
安定したデータを読込みかつ次の第2サイクル目
のタタイミング信号1Y16で読出す。従つてこの
第2サイクル目のタイミング信号1Y16によつて
サンプリングホールド回路13Bに逆の論理レベ
ルが記憶されたとしても、以後第3サイクル目の
タイミング信号1Y16が得られるまでの1周期の
間は少くとも記憶状態を変更しないようになされ
ている。 しかるにかくして一時記憶回路233に記憶さ
れたデータはタイミング信号1Y16の1周期の間
に必要に応じて入力ゲート回路234のアンドゲ
ート235、及びオアゲート236を介して記憶
回路本体237の第1〜第16チヤンネルのうちの
空チヤンネルに記憶される。 記憶回路本体237はキーコード信号KCの各
ビツトにそれぞれ対応する7個の16ステージシフ
トレジスタRG1〜RG7でなり、各ステージに
おいて第1のマスタクロツクφ1によつて前ステ
ージの内容を読込み、第2のマスタクロツクφ2
によつて読込んだ内容を読出すようになされてい
る。従つて7個のレジスタRG1〜RG7の内容
はマスタクロツクφ1,φ2によつて同時に1ステ
ージづつシフトして行く。しかるに第16ステージ
目の出力は入力ゲート回路234の循還用アンド
ゲート238及びオアゲート236を介して第1
ステージの入力端に帰還され、従つて各ステージ
の記憶を失わずにダイナミツクに記憶する。そこ
でレジスタRG1〜RG7について任意の時点に
おける特定ステージ(すなわち第1ステージ〜第
16ステージ)の内容が1チヤンネル分、7ビツト
のキーコードKCを表わすことになる。例えば第
1チヤンネルのタイミング信号1Y16の到来時に
おけるレジスタRG1〜RG7の第1ステージ目
の内容が1音7ビツト分のキーコードKCを表わ
すことになる。従つて記憶回路本体237は同時
最大発音数、16音分のキーコードKCを記憶する。 シフトレジスタRG1〜RG7の第16ステージ
目の出力は出力端WN1〜WB3に導出され、従
つて第1〜第16チヤンネルのデータが第16ステー
ジ目を通過するごとにキーコード出力端子WN1
〜WB3に読出される。かくして出力端子WN1
〜WB3に読出された記憶データは、同時発音す
べき音のキーコードKCを時分割多重方式でコー
ド化された同時発音キーコード信号KCとして送
出される。 一方レジスタRG1〜RG7のうちノートコー
ドNCを記憶するレジスタRG1〜RG4の出力が
オアゲート239を通じて第1キースイツチキー
オン検出信号TK1として出力端子WTK1に送
出される。またこのオアゲート239に「1」出
力が得られたときこれをビジー信号A1(第16ス
テージ目を通過したチヤンネルに記憶データがあ
ること、換言すれば空チヤンネルではないことを
表わす)として利用する。 一時記憶回路233のデータを記憶回路本体2
37のどのチヤンネルに割当て記憶させるべきか
は、入力ゲート回路234のアンドゲート235
及び帰還用アンドゲート238を、タイミングコ
ントロール回路13Fのセツト信号S、リセツト
信号によつて開閉制御することにより実行され
る。しかるにタイミングコントロール回路13F
はキーコーダ12から到来したキーコード信号
KCの内容と、記憶回路本体237の各チヤンネ
ルに記憶されているキーコードKCの内容とに基
づき一致したものの有無によりセツト信号S又は
リセツト信号を送出し、又は送出しないように
動作する。 キーコーダ12からのデータと記憶回路本体2
37の記憶データとの比較はキーコード比較制御
回路13Dにおいて行われる。この比較制御回路
13Dはキーコード比較回路240と一致チヤン
ネル記憶回路241とを含んでなる。 キーコード比較回路240はサンプルホールド
回路13Bにホールドされたキーコード信号KC
の各ビツトN1〜B3を一方の入力信号とし、か
つ対応するレジスタRG1〜RG7の出力を他方
の入力信号とする排他的オア回路242を有し、
これらオア回路242の出力を一致検出出力用ノ
アゲート243に与える。 ここで排他的オア回路242はキーコード信号
KCの全てのビツトがレジスタRG1〜RG7のい
ずれかのチヤンネルの記憶内容と一致したとき
(ただし後述のように共に論理「1」のときのみ
を利用する)、論理「0」出力を送出し、従つて
ノアゲート243が論理「1」の一致検出出力
EQ1を一致チヤンネル記憶回路241に入力す
る。 一致チヤンネル記憶回路241は上述のレジス
タRG1〜RG7と同様にマスタククロツクφ1
φ2によつて駆動される16ステージのシフトレジ
スタをもつて構成されている。ただし第16ステー
ジ目の出力を第1ステージ目に帰還するループは
持たず、従つて一旦入力されたデータはマスタク
ロツクφ1,φ2の16周期の時間(これはタイミン
グ信号1Y16〜16Y16の1周期の時間に等しい)
経過後オーバーフローして使われる。 しかるにサンプリングホールド回路13Bはタ
イミング信号1Y16によつてその1周期の間キー
コーダ12からの出力信号を記憶しているのに対
して、レジスタRG1〜RG7はタイミング信号
1Y16の1周期の間に16チヤンネル全てのデータ
を一巡させるから、結局一致チヤンネル記憶回路
241は新たに到来したキーコードデータと同じ
キーコードデータを記憶しているチヤンネルがあ
ればこれをレジスタRG1〜RG7のシフト動作
と同期してシフトさせながら記憶することにな
る。 このようにキーコード比較回路240はキーコ
ード信号KCが到来したときその内容と同じ内容
のデータが記憶回路本体237にすでに記憶され
ているか否かを検出する目的をもつ。この場合キ
ーコード信号KCが到来していないとき一致検出
出力EQ1を送出しないようにこれを禁止する。す
なわちキーコード検出回路244によつてキーコ
ード信号KCが到来していないとき「0」となる
キーコード検出出力DEQを得、これをインバー
タ246を介して一致検出出力用ノアゲート24
3に与え、かくしてキーコード信号KCが到来し
ないときはノアゲード243の出力を常に「0」
とするようになされている。 ここで、キーコード検出回路244は、サンプ
ルホールド回路13Bからの出力のうちノートコ
ードビツトN1〜N4を受けるオアゲート245
でなり、キーコード信号KCがサンプルホールド
回路13Bにホールドされたとき論理「1」の確
認出力DEQを送出する。 一致検出出力EQ1はキーコード記憶回路本体2
37へのデータの読込みを禁止するために用いら
れる読込禁止信号REGを発生させるべく読込禁
止回路247に与えられる。読込禁止回路247
は一致記憶回路248と、読込終了信号回路24
9とでなる。 一致記憶回路248はタイミング信号1Y16
1周期の間に「1」の一致検出出力EQ1が得られ
たときこれを記憶し、その記憶出力によつて一時
記憶回路233から記憶回路本体237へのデー
タの読込みを禁止する目的で設けられている。か
くするのは到来した新たなキーコードデータの内
容が記憶回路本体237のいずれかのチヤンネル
に記憶されていれば、この新たなコードを読込ま
せる必要がないからである。 一致記憶回路248は出力端にスイツチングト
ランジスタ250及びコンデンサ251でなる出
力保持回路252を接続した遅延フリツプフロツ
プ回路構成の記憶要素253を具え、一致検出出
力EQ1を入力アンドゲート254及びオアゲート
255を介して受け、これをマスタクロツクφ1
φ2で読込み、読出す。出力端に読出された「1」
出力は帰還用アンドゲート256を介し、さらに
オアゲート255を介して入力端に帰還され、か
くしてダイナミツクに記憶される。 スイツチングトランジスタ250は第1チヤン
ネルに対応するタイミング信号1Y16によつてそ
のパルス幅の間だけ開かれ、このときの記憶要素
253の記憶状態によつてコンデンサ251に論
理レベル「1」又は「0」が保持される。一方同
じタイミング信号1Y16によつてインバータ25
7を介して帰還用ゲート256が閉じられ、これ
により記憶要素253の記憶がリセツトされる。 かくして1つのタイミング信号1Y16が到来し
て記憶要素253がリセツトされた後第2番目の
タイミング信号1Y16が到来するまでの間に、記
憶回路本体237の第1〜第16チヤンネルについ
ての比較結果としてそのいずれかのチヤンネルに
一致検出出力EQ1が得られれば、記憶要素25
3がセツトされることにより当該第2番目のタイ
ミング信号1Y16によつてコンデンサ251が論
理「1」レベルに充電される。そしてこの状態
は、その後第3番目のタイミング信号1Y16が到
来するまで保持される。 この保持レベル信号は出力オアゲート258を
介して読込禁止信号REGとしてタイミングコン
トロール回路13Fに与えられる。 なお一致記憶回路248の入力ゲート254に
は後述するキーオフ記憶回路293からのキーオ
フ検出信号D1がインバータ259を介して与え
られ、キーオフ記憶回路293がキーオフされた
チヤンネルを記憶したとき当該チヤンネルが読出
されてその出力D1が「1」となつたとき入力ゲ
ート254を閉じるようになされている。 一方読込終了信号回路249は一時記憶回路2
33から記憶回路本体237へのデータの読込み
が済んだ後は直ちに入力ゲート回路235を閉動
作させて以後誤動作が生じないようにする目的で
設けられている。すなわち読込終了信号回路24
9は遅延フリツプフロツプ回路構成の記憶要素2
60を有し、タイミングコントロール回路13F
からセツト信号Sが送出されたときこれを入力ア
ンドゲート261を介し、さらにオアゲート26
2を介して受け、マスタクロツクφ1,φ2によつ
て読込み、読出す。出力端に読出された「1」出
力は帰還用アンドゲート263を介し、さらにオ
アゲート262を介して記憶要素260の入力端
に帰還され、かくしてダイナミツクに記憶され
る。かかる記憶状態は、アンドゲート261及び
263にインバータ264を介してタイミング信
号16Y16(第16チヤンネルに対応する最後のタ
イミング信号である)が与えられたとき、クリア
される。 このようにして記憶要素260に記憶された
「1」出力はオアゲート258を介して読込禁止
信号REGとしてタイミングコントロール回路1
3Fに与えられる。 以上のようなサンプルホールド回路13Bから
キーコード記憶回路本体237へのキーコードデ
ータの入力動作ないし記憶データの書換え動作
は、タイミングコントロール回路13Fのセツト
信号S及びリセツト信号によつて実行される。 タイミングコントロール回路13Fは3つの制
御モードをもつ。第一の制御モードはキーコード
記憶回路13Cに空チヤンネルがある状態で新し
いキーコードデータが到来したときこのキーコー
ドデータを空チヤンネルに割当てることを内容と
する。以下この制御モードをニユーキーオン制御
モードという。 第二の制御モードはキーコード記憶回路13C
が満杯状態(換言すれば空チヤンネルがない状
態)で新しいキーコードデータが到来したとき、
すでに離鍵されたキーのキーコードデータが記憶
されているチヤンネルについて、その記憶データ
に基づいて発生されている音が消えかかつている
とき、当該チヤンネルの記憶データを新たに到来
したキーコードデータと置き換えることを内容と
する。以下この制御モードをトランケート制御モ
ードという。 第三の制御モードはすでに離鍵されてデイケイ
過程に入つている音についてのキーコードデータ
を記憶しているチヤンネルについて、このデイケ
イ波形部の振幅が所定値以下になつたとき当該チ
ヤンネルの記憶状態をリセツトすることを内容と
する。以下この制御モードをリセツト制御モード
という。 ニユーキーオン制御モードの制御信号を得るた
め、タイミングコントロール回路13Fはニユー
キーオン制御モード用アンド回路271を有す
る。このアンド回路271は第1の入力条件信号
としてキーコード記憶回路13Cの出力用オアゲ
ート239から送出されるビジー信号A1をイン
バータ272を介して受け、第2の入力条件信号
として読込禁止回路247の読込禁止信号REG
をインバータ273を介して受け、第3の入力条
件信号としてキーコード検出回路244のキーコ
ード到来確認出力DEQを受ける。 かくしてニユーキーオン制御モード用アンド回
路271は、新らしいキーコード信号KCがサン
プルホールド回路13Bにホールドされたとき
(オア回路245の出力が「1」となる)、読込禁
止回路247から読込禁止信号REGが送出され
ていないことを条件とし(すなわちキーコード記
憶回路13Cの記憶コードデータの1回の循還動
作の間にキーコード比較回路240から一致が得
られなかつたことになる)、キーコード記憶回路
13Cの出力ゲート239からビジー信号A1が
発生しないタイミングで(空チヤンネルが記憶回
路本体237の最終ステージにシフトして来たこ
とになる)、「1」の出力を送出する。このニユー
キーオン制御モード用アンド回路271の「1」
出力はセツト信号出力用オアゲート247を通じ
てキーコード記憶回路13Cの入力アンドゲート
235に開制御信号として与えられると共に、リ
セツト信号出力用オアゲート275を介し、さら
にインバータ276を介して帰還用アンドゲート
238に閉制御信号として与えられる。 かくして入力アンドゲート235が開きかつ帰
還用アンドゲート238が閉じた状態となり、従
つて記憶回路本体237の最終ステージに位置し
ているチヤンネルについてその内容を帰還用アン
ドゲート238で阻止しかつ一時記憶回路233
の記憶内容を一斉に記憶回路本体237の第1ス
テージに読込む。 しかるにこのようにして1度セツト信号出力用
ゲート274からセツト信号Sが送出されて記憶
回路本体237の第1ステージに新たなデータの
読込みがされると、読込終了信号回路249がセ
ツト動作をし、従つて記憶回路本体237へのデ
ータ読込みが終了したとき読込禁止信号REGが
発生されることによりニユーキーオン制御用アン
ド回路271の出力が「0」となり、これにより
キーコード記憶回路13Cの入力用アンドゲート
235が閉じ、かつ帰環用アンドゲート238が
開いて次のチヤンネルの到来に備える。かくして
記憶回路本体237は新たに到来したキーコード
データを空チヤンネルに割当て記憶したことにな
る。 次にタイミングコントロール回路13Fはトラ
ンケート制御モード時のタイミング信号を得るた
めトランケート制御モード用アンド回路277を
有する。このアンド回路277は第1の入力条件
信号としてトランケート回路13Gから送出され
るトランケート信号MTCHを受け、第2の入力
条件信号として読込禁止回路247の読込禁止信
号REGをインバータ273を介して受け、第3
の入力条件信号としてキーコード検出回路244
のキーコード到来確認出力DEQを受ける。 ここでトランケート回路13Gはキーコード記
憶回路13Cの記憶容量(すなわちチヤンネル数
16)以上の数のキーコード信号KCが到来した
とき、新らしく到来したキーコード信号KCをす
でに消えかけている音のキーコードデータを記憶
しているチヤンネルに入れ替え記憶させ、かくし
て新たに到来したキーコードデータを確実に記憶
できるようにする目的で設けられている。 トランケート回路13Gは最小値記憶比較回路
280を有し、後述するエンベロープ発生器から
マスタクロツクφ1,φ2に同期して時分割で順次
到来する各チヤンネルについてのエンベロープ信
号ΣKAの値Eを順次比較し、より小さい値のエ
ンベロープ信号ΣKAを最小値Qとして記憶する
もので、新たに到来するエンベロープ信号ΣKA
の値Eが記憶最小値Qより小さいとき(すなわち
E<Qのとき)、論理「1」の最小値検出信号Z
を出力用アンドゲート281を介して送出する。 このアンドゲート281にはキー操作判別回路
13Eにて発生されるキーオフ検出信号D1が開
制御信号として与えられ、かくして離鍵されたキ
ーのキーコードが割当てられたチヤンネルのデー
タがキーコード記憶回路13Cの記憶回路本体2
37から読出されたタイミングで、そのエンベロ
ーブ値Eが最小値Qより小さいとき最小値検出信
号Zを送出するようになされている。 この最小値検出信号Zは最小値記憶比較回路2
80の取込指令端子FETCHに与えられ、このと
き回路280は現に到来しているエンベロープ信
号ΣKAの内容を最小値Qとして記憶更新し、か
くして第1〜第16チヤンネルに記憶されているキ
ーコードに対応する音のうちの最小エンベロープ
値を常に記憶するようになされている。 「1」の最小値検出信号Zは最小エンベロープ
値チヤンネル記憶回路282に記憶される。この
記憶回路282は上述した記憶回路本体237の
シフトレジスタRG1〜RG7と同様に、マスタ
クロツクφ1,φ2によつて読込み、読出し動作す
る16ステージのシフトレジスタをもつて構成さ
れ、最終ステージの「1」出力を出力用アンドゲ
ート283を介してトランケート信号MTCHと
して送出する。 この出力用アンドゲート283には開制御信号
として第1〜第15ステージの出力を受けるノアゲ
ート284の出力が与えられ、かくして第1〜第
15ステージの内容が「0」(すなわち第1〜第15
ステージに記憶されているチヤンネルのキーコー
ドに対応する音のエンベロープは最小値ではない
ことを意味する)のとき、換言すれば第16ステー
ジの記憶のみが「1」のときトランケート信号
MTCHを出力用アンドゲート283を通じてト
ランケート制御モード用アンド回路277に対し
て与える。 従つてトランケート制御モード用アンド回路2
77は、新しいキーコードデータがサンプルホー
ルド回路13Bにホールドされたとき、読込禁止
回路247から読込禁止信号REGが送出されて
いないことを条件として、トランケート信号
MTCHが到来したタイミングで「1」の出力を
送出し、これをセツト用オアゲート274を介し
てキーコード記憶回路13Cの入力用アンドゲー
ト235に与えてこれを開き、かつリセツト用オ
アゲート275を介し、さらにインバータ276
を介して帰還用アンドゲート238に与えてこれ
を閉じる。 そこで、トランケート信号MTCHが発生され
たチヤンネルの内容(現在第16ステージに記憶さ
れている)が、次のマスタクロツクφ1,φ2によ
つて今まで記憶されていたエンベロープ最小のキ
ーコードデータから、一時記憶回路233に記憶
されている新たなキーコードデータに置き換えら
れ、第1ステージに記憶される。 最小値記憶比較回路280の出力条件として用
いられるキーオフ検出信号D1は、キー操作判別
回路13Eにおいて発生される。 キー操作判別回路13Eは、第1及び第2キー
スイツチキーオン記憶回路291及び292と、
キーオフ記憶回路293とを有する。これらの記
憶回路291,292及び293は上述の記憶回
路本体237と同様に、マスタクロツクφ1,φ2
によつてシフト動作をする16ステージのシフトレ
ジスタで構成され、各チヤンネルの記憶内容が帰
還用アンドゲート294,295,296を介し
て巡還し、かくしてダイナミツクに記憶を保持す
るようになされている。 第1キースイツチキーオン記憶回路291はサ
ンプルホールド回路13Bに到来したキーコード
データが割当てられたチヤンネルの記憶を、押鍵
操作されている間保持する目的で設けられてい
る。 しかるに押鍵操作された場合のキーコード記憶
回路13Cの応動動作としては、新たなキーコー
ドデータの内容と一致する内容をすでに記憶して
いるチヤンネルがある第1の場合と、このような
チヤンネルがない第2の場合とがあり、第1の場
合当該一致内容をもつチヤンネルの記憶内容の更
新はせず、これに対して第2の場合は空チヤンネ
ルに新たなデータを記憶する(又は満杯の場合は
トランケート制御モードにより最小エンベロープ
のチヤンネルのデータと入れ換える)。 いずれの場合にしろキーの操作はされているの
であるからこれに対応するチヤンネルに押圧操作
中であることを表わす「1」信号を記憶しなけれ
ばならない。 このため第1キースイツチキーオン記憶回路2
91は、 タイミングコントロール回路13Fのキーコード
記憶回路13Cへのデータのチヤンネル割当て動
作に同期してキーオンデータを当該チヤンネル位
置に記憶する。 すなわち、記憶回路291は第一にタイミング
コントロール回路13Fのセツト信号出力用オア
ゲート274のセツト信号Sを入力オアゲート2
97を介して受ける。かくして新しく到来したデ
ータを空チヤンネルに記憶させる場合そのチヤン
ネル、又はトランケートモード時に新データを旧
データと入れ換えた場合そのチヤンネルに論理
「1」信号が記憶される。 また記憶回路291は、第二にタイミングコン
トロール回路13Fの第1キースイツチオン記憶
用アンド回路298の出力を入力オアゲート29
7を介して受ける。しかるにこのアンド回路29
8はキーコード検出回路244のオアゲート24
5の出力DEQと、一致チヤンネル記憶回路24
1の一致記憶出力EQとを受け、新キーコードデ
ータと一致する記憶内容をもつチヤンネルが記憶
回路本体237の第1ステージに帰還されたとき
これと同期して記憶回路291に論理「1」信号
を読込み記憶させる。 ここで第1キースイツチキーオン記憶回路29
1の帰還用アンドゲート294にはタイミングコ
ントロール回路13Fのクリア用アンド回路29
9の出力がインバータ300を介して与えられ
る。このクリア用アンド回路299にはキーオフ
検出タイミング信号Xが与えられ、これにより信
号Xが「1」となつたとき記憶回路291のすべ
てのチヤンネルの記憶をクリアさせるようになさ
れている。 かくして記憶回路291は信号Xが到来するご
とに第1〜第16チヤンネルに割当てられたキーコ
ードのキーが未だに押鍵操作されているか否かを
間欠的にチエツクすることになる。 第2キースイツチキーオン記憶回路292は、
キーコード記憶回路13Cの第1〜第16チヤンネ
ルにキーコードデータが記憶された場合に、この
キーコードに対応するキーの第2のキースイツチ
K2(第3図)のオン動作状態を記憶する。しか
るに記憶回路292の第1〜第16チヤンネルの記
憶内容は、マスタクロツクφ1,φ2の16周期で一
巡されるが、このとき出力端から読出されたデー
タを第2キースイツチオン動作信号TK2として
出力端子WTK2から送出する。 記憶回路292への記憶信号の入力はタイミン
グコントロール回路13Fの第2キースイツチキ
ーオン記憶用アンド回路301の出力を入力オア
ゲート302を介して入力することにより行う。
このアンド回路301はキーコーダ12から到来
する第2キースイツチ動作検出信号KA2と、一
致チヤンネル記憶回路241の出力EQを入力条
件として、サンプルホールド回路13Bに到来し
たキーコードデータと、キーコード記憶回路本体
237のチヤンネルのいずれかについてその記憶
データとが一致したとき、第2キースイツチ動作
検出信号KA2の到来時に「1」出力を送出す
る。 従つて記憶回路292は、キーコード記憶回路
13Cの第1〜第16チヤンネルのうち到来データ
と同じデータを記憶しているチヤンネルが記憶回
路本体237の第1ステージ目に帰還された時、
そのタイミングで「1」信号を記憶し、かくして
第2のキースイツチK2がオン動作した後オフ動
作するまでの間この操作キーについての「1」信
号をダイナミツクに記憶する。なお記憶回路29
2の帰還用アンドゲート295にはタイミングコ
ントロール回路13Fのリセツト信号が与えら
れる。 しかるに前述したように、サンプルホールド回
路13Bに到来したキーコードデータは、第1の
キースイツチK1の動作によつて形成されるのに
対して、検出信号KA2は第2のキースイツチK
2の動作によつて形成される。従つてキーコード
記憶回路13Cに新たなキーコードデータが記憶
されることにより、この記憶チヤンネルに関して
出力端子WTK1に「1」出力が送出されたこと
は第1のキースイツチK1がオン動作した時点を
表わしているのに対して、記憶回路292の出力
端子WTK2に「1」出力が送出されたことは第
2のキースイツチK2がオン動作した時点を表わ
している。そこで、出力端子WTK1に信号TK
1が送出された時点から、出力端子WTK2に信
号TK2が送出された時点間の時間は、対応する
キーの押鍵動作についてその押し下げ速度に相当
する大きさになる。かくしてキーの操作速度に関
するデータを信号TK1,TK2の型でチヤンネ
ルプロセツサ13から送出できることになる。 キーオフ記憶回路293はキーコード記憶回路
13Cの各チヤンネルに記憶されているキーコー
ドに対応するキーが離されて該キーコードと同一
のキーコードがキーコーダ12から出力されなく
なつたとき(すなわちキーオフの状態となつたと
き)そのチヤンネルを記憶する。 キーオフ記憶回路293は上述の第1キースイ
ツチ記憶回路291の出力に基づいてタイミング
コントロール回路13Fにおいて形成されるコン
トロール信号によつて記憶動作する。すなわちタ
イミングコントロール回路13Fはキーオフ記憶
制御用アンド回路305を有し、その第1の入力
信号として第1キースイツチキーオン記憶回路2
91の出力TA1をインバータ306を介して受
け、第2の入力信号としてキーコード記憶回路1
3Cのビジー信号A1を受け、第3の入力信号と
して前述したキーコーダ12のステツプコントロ
ール回路12Eのキーオフ検出タイミング信号X
を受ける。 従つてキーオフ記憶制御用アンド回路305は
キーオフ検出タイミング信号Xが到来している場
合に、第1キースイツチオン記憶回路291に
「1」信号が記憶されていないチヤンネルが入力
端へ帰還された時(このとき記憶出力TA1は
「0」となる)、ビジー信号A1が到来しているこ
とを条件として「1」信号を送出し、これをキー
オフ記憶回路293にその入力オアゲート308
を介して記憶させる。 このようにしてキーオフ記憶回路293はタイ
ミング信号Xが到来するごとに、記憶回路本体2
37の空チヤンネルではないチヤンネルについて
当該キーコードに対応するキーが離鍵されている
か否かをチエツク記憶することになる。 なおキーオフ記憶回路293の記憶はタイミン
グコントロール回路13Fからリセツト信号Rが
送出されるごとに、これがインバータ276を介
して帰還用アンドゲート296に与えられること
によりクリアされる。 キーコード記憶回路13Cの各チヤンネルの記
憶は、その内容であるキーコードの音について離
鍵操作後デイケイ波形部が減衰し切つたときタイ
ミングコントロール回路13Fのクリア用アンド
回路309の出力によつてクリアされる。 クリア用アンド回路309にはその第1の条件
信号として楽音信号形成部7A及び7Bにおいて
発生されるデイケイ終了信号2DFが与えられ、
また第2の条件信号としてキーオフ記憶回路29
3のキーオフ検出信号D1が与えられ、その論理
「1」出力がリセツト用ゲート275を介し、さ
らにインバータ276を介してキーコード記憶回
路13Cの帰還用アンドゲート238を閉じる。 しかるにデイケイ終了信号2DFはキーコード
記憶回路13Cの第16ステージ目に現に存在する
チヤンネルに記憶されているキーコードの音につ
いてデイケイの終了を検出しているから、このチ
ヤンネルについてのデータの帰還ができなくな
り、結局そのチヤンネルについてクリアされるこ
とになる。かくしてこのチヤンネルはいわゆる空
チヤンネルとして次のデータの割当てを待つ状態
となる。 以上のようにして、チヤンネルプロセツサ13
はキーコーダ12から順次送られて来る複数のキ
ーコードデータを、同時発音の必要に応じて第1
〜第16チヤンネルのいずれかに割当て記憶すると
共に、各チヤンネルの内容(すなわち同時発音す
べき複数の音のキーコード)を時分割方式で多重
化された情報信号として出力端子WN1〜WB3
から出力する。 しかるにこの出力情報信号の内容は第2図に示
すように、キーコードに関するキー情報IFKであ
る。その第1情報はキーコード情報KCで、キー
コード記憶回路13Cの記憶回路本体237から
得られるノートコードNOTE及びブロツクコー
ドOCTでなる。また第2情報はキースイツチ動
作情報で、キーコード記憶回路13Cの出力オア
ゲート239から得られる第1キースイツチK1
についてのキーオン検出信号TK1と、第2キー
スイツチキーオン記憶回路292から得られる第
2キースイツチK2についてのキーオン検出信号
TK2とでなる。第3情報はキーオフの状態を表
わすキーオフ情報で、キーオフ記憶回路293か
ら得られるキーオフ検出信号TDOでなる。 これらのキー情報は第1図に示す如く、第1及
び第2系列パラメータ発生回路5A及び5Bにパ
ラメータ発生信号として送出されると共に、キー
の押鍵操作に関する情報、いわゆるタツチ情報
IFTを形成させるために、イニシアルコントロー
ル回路14及びアフタータツチコントロール回路
15に与えられる(第2図)。 (1‐4) イニシアルコントロール回路 イニシアルコントロール回路14は押鍵操作の
際に降下しつつある押し下げ速度を判定して、冒
頭で述べた(2)式における振幅に関する変数Toi
(t)及びToa(t)の制御定数を発生させるため
の条件信号を発生する目的で設けられ、測時論理
回路14Aと、変換回路14Bとを有する(第2
図)。 測時論理回路14Aはキーが押鍵操作されたと
き、第1キースイツチK1がオンンしてから第2
キースイツチK2がオンするまでの間の時間を、
チヤンネルプロセツサ13に記憶されている同時
発生音ごとのチヤンネルに対応させて計時し記憶
するもので、第8図に示すように、測時用クロツ
ク発振器311と、加算器312と、動作時間演
算記憶回路313とを具える。 動作時間演算記憶回路313は16ステージのシ
フトレジスタを6列分具えた6ビツト16ステージ
のシフトレジスタ構成を有し、マスタクロツク
φ1,φ2によつて全ビツトのシフトレジスタが一
斉にシフト動作するようになされている。ここで
シフトレジスタのステージ数を16ステージとした
のは前述のチヤンネルプロセツサ13の第1〜第
16チヤンネルに対応して決められ、かくしてチヤ
ンネルプロセツサ13が第1〜第16チヤンネルの
キー情報IFKを送出するごとにこれと同期して対
応するチヤンネルのキーに関する押鍵速度を演算
記憶できるようになされている。 すなわち動作時間演算記憶回路313の入力側
には6ビツトの加算器312が設けられ、その各
ビツトの出力が入力アンドゲート314をそれぞ
れ通じて記憶回路313の各ビツトレジスタに与
えられる。加算器312は半加算器を各ビツトの
加算要素として具え、測時間用クロツク発振器3
11から与えられる「1」加算入力1ADと、記
憶回路313の第16ステージの出力とを加算して
記憶回路313の第1ステージに読込ませるよう
になされている。 しかるに「1」加算入力1ADの通路には入力
アンドゲート315が設けられ、その開閉動作を
演算開始用アンド回路316の出力によつて制御
する。すなわちアンド回路316はチヤンネルプ
ロセツサ13から時分割多重信号の形式で到来す
る第1〜第16チヤンネルについての第1キースイ
ツチキーオン検出信号TK1を第1の条件信号と
して受け、また第2の条件信号として同様の第2
キースイツチキーオン検出信号TK2をインバー
タ317を介して受ける。従つて演算開始用アン
ド回路316は各チヤンネルの情報ごとに、第1
のキースイツチK1がオン動作してキーオン検出
信号TK1が「1」となつた時(この時第2のキ
ースイツチK2は未だオン動作していないのでキ
ーオン検出信号TK2は「0」である)、論理
「1」の出力を開制御信号としてアンドゲート3
15に与え、その後第2のキースイツチK2がオ
ン動作してキーオン検出信号TK2が「1」とな
つた時までの間アンドゲート315を開制御す
る。 従つて測時間クロツク発振器311の「1」加
算信号1ADが加算器312に与えられる。 一方このとき加算器312及び動作時間演算記
憶回路313間に設けられたアンドゲート314
にはキーオン検出信号TK1が開制御信号として
与えられ、従つて加算器312は第1〜第16チヤ
ンネルのキー情報がチヤンネルプロセツサ13か
ら転送されて来るごとにこれと同期して記憶回路
313の記憶内容に「1」を加算して再度記憶回
路313に記憶させる動作を繰返す。この結果記
憶回路313には第1キースイツチK1がオン動
作してから第2キースイツチK2がオン動作する
までの時間が、記憶回路313における第1〜第
16チヤンネルの循環動作サイクルの回数として演
算記憶されることになる。 その演算結果(キーオン信号TK2が到来した
ときの結果が測定結果となる)は記憶回路313
の各ビツトレジスタの第16ステージ目から2進化
コード信号INDとして出力端子U1〜U32に
送出される。 ところで、第2キースイツチK2がオン動作を
すれば、キーオン検出信号TK2が「0」から
「1」に変わることによりアンドゲート316が
閉じ、従つて「1」加算信号1ADは加算器31
2に与えられなくなる。そこで加算器312は記
憶回路313からの到来データに何の加算をせず
にそのまま出力端子に送出し、かくして記憶回路
313のデータは加算器312を介し、さらにア
ンドゲート314を介してダイナミツクに記憶さ
れ、この記憶データが出力端U1〜U32に引続
き送出されることになる。 かかる動作はその後離鍵操作がされて順次キー
オン検出信号TK2,TK1が「1」から「0」
へ復帰するまで続き、信号TK1が「0」になつ
たときゲート314がじることにより記憶回路3
13のすべてのビツトの記憶が「0」となり、従
つて出力端U1〜U32の出力が「0」となるこ
とにより終ることになる。 なおこの実施例の場合記憶回路313の出力が
ナンド回路318に与えられ、かくして記憶回路
313のすべてのビツトの内容が「1」となつた
とき「0」出力を得、これをアンドゲート316
に閉信号として与えるようになされ、かくして記
憶回路313が、測時可能な範囲を越えてゆつく
りとキー操作がされた場合、最大測時出力となつ
たとき以後これを保持せしめるようになされてい
る。 かくして動作時間演算記憶回路313から送出
された測時出力はコード変換回路(ROM)14
Bに与えられ、これにより後段で処理し易いコー
ド信号に翻訳してイニシアルタツチデータITDと
して送出される。 (1-5) アフタタツチコントロール回路 アフタタツチコントロール回路15は押鍵操作
の際に押下げ強さを判定して、冒頭に述べた(2)式
における振幅に関する変数Tni(t)及びToa(t)
の制御定数を発生させるための条件信号を発生す
る目的で設けられ、マルチプレクサ15Aと、そ
の出力を受けるA/D変換器15Bとでなる(第
2図)。 マルチプレクサ15Aは第9図に示すように、
チヤンネルプロセツサ13のキーコードKC(ノー
トコードNOTE及びブロツクコードOCTでなる
を受け、これをすべてのキーに対応して設けられ
た88本の出力線のうち対応するものへの線出力g
1〜g88(その出力線の論理レベルが「1」に
変化することを内容とする)に変換するデコーダ
321を有し、その線出力g1〜g88をキー操
作検出回路11において各キーに対応してそれぞ
れ設けられた押下圧力検出器DT1〜DT88
(第9図)の出力dt1〜dt88を受けるゲートG
1〜G88に開制御信号として与えるようになさ
れている。 しかるにキーコードKCは前述のように16チヤ
ンネル分のデータを時分割多重化した内容をもつ
ので、デコーダ321はキーコードKCの各チヤ
ンネルデータが到来するごとに、ゲートG1〜G
88のうち対応するキーのゲートを順次切換えな
がら開制御し、かくして各チヤンネルの到来ごと
に対応するキーの押下圧力検出出力dt1〜dt88
が順次サンプリングされて出力端子VDTに送出
されることになる。 この出力信号はアナログ値であるが、これが次
段のA/D変換器15Bでデジタル信号に変換さ
れた後、アフタタツチデータATDとして送出さ
れる。 このようにしてアフタタツチコントロール回路
15にて形成されたアフタタツチコントロールデ
ータATDは、上述のイニシアルコントロール回
路14にて形成されたイニシアルコントロールデ
ータITDと共に鍵盤情報発生部1のタツチ情報出
力IFTとして送出される。 〔2〕 第1及び第2系列パラメータ発生回路 第1及び第2系列パラメータ発生回路5A及び
5Bは、(3)式の演算をする際に必要とされる定数
信号を、鍵盤情報発生部1において時分割多重方
式で発生される第1〜第16チヤンネルのキーコー
ドKCが到来するごとに順次発生するもので、第
10図に示すようにキーコードKC及び音色選択
スイツチ6の音色選択信号VSSの双方により制
御されるROM構成の第1の定数発生回路325
及び326と、音色選択スイツチ6の音色選択信
号VSSのみにより制御されるROM構成の第2の
定数発生回路327及び328とでなる。 第1系列(又は第2系列)パラメータ発生回路
5A(又は5B)の第1定数発生回路325又は
326は先ず第1系列(又は第2系列)の総合音
量を決める総音量定数K1又はK2を発生する。 第二に(3)式の音色の時間的変化を決める音色変
数I1(t)(又はI2(t))を算出するために必要な
定数、すなわち音の出始めの音色を決める初期音
色定数IL1(又はIL2)と、音色の時間的変化を決
める音色変化定数DRI1(又はDRI2)と、デイケイ
の終了レベルを決める音色変化停止レベル定数
SLI1(又はSLI2)とを発生する。 第三に(3)式のエンベロープを決めるための振幅
レベルないしエンベロープ変数A1(t)又はA2
(t)を算出するために必要な定数、すなわちア
タツク速度を決めるアタツク速度定数ARA1又は
ARA2と、第1デイケイ速度を決める第1デイケ
イ速度定数1DRA1又は1DRA2と、第2デイケイ速
度を決める第2デイケイ速度定数2DRA1又は
2DRA2と、離鍵後の減衰速度を決める減衰速度定
数DRA1又はDRA2と、第1デイケイ速度から第2
デイケイ速度へ移るレベルを決めるデイケイ遷移
レベル定数1DLA1又は1DLA2とを発生する。 また第1系列(又は第2系列)パラメータ発生
回路5A又は5Bの第2定数発生回路327又は
328は先ず発生音の周波数を決める音高定数
B1又はB2を発生し、第二に部分音(調和音及び
非調和音を含む)成分の構成を決める部分音定数
D1又はD2を発生する。 第三に、キータツチ操作に応じて音量を決める
音量選択用定数T1a(t)又はT2a(t)を算出す
るために必要な定数、すなわちイニシアルタツチ
に応動するイニシアル定数βi(又はδi)と、アフ
タタツチに応動するアフタ定数βa(又はδa)とを
発生する。 第四に、キータツチ操作に応じて音色を決める
音色選択用定数T/i(t)又はT2i(t)を算出
するために必要な定数、すなわちイニシアルタツ
チに応動するイニシアル定数αi又はγiと、アフタ
タツチに応動するアフタ定数αa又はγaとを発生す
る。 〔3〕 音色選択スイツチ回路 音色選択スイツチ回路6は発生楽音に付与すべ
き音色についての音色選択信号VSSを発生し、
これを第1及び第2系列パラメータ発生回路5A
及び5Bに与えるべく、第11図に示す構成のも
のを適用し得る。 すなわち、選択し得る音色すなわちピアノ、ハ
ープシコード、ビブラフオン……シロホンに対応
して、常閉接点b及び常開接点aとこれに対する
可動接点cとでなる音色選択スイツチCH1,
CH2,CH3……CHnが設けられている。しか
るにこれらのスイツチCH1,CH2,CH3…
CHoの可動接点c及び常閉接点bが直列に接続さ
れ、そのスイツチCHo側端が論理「1」レベルの
電源に接続され、各スイツチの常開接点aから各
音色の選択出力VSS1,VSS2,VSS3……
VSSoを送出するようになされている。 かくしてスイツチCH1,CH2,CH3……
CHoの選択出力VSS1,VSS2,VSS……VSSo
はその逆の順序の優先順位を有し、同時に複数の
スイツチの選択操作がされたときにも、最も優先
順位の高い1つの音色選択出力のみを送出するよ
うになされている。 〔4〕 第1及び第2系列楽音信号形成部 第1及び第2系列楽音信号形成部7A及び7B
はそれぞれ(3)式の第1項及び第2項の式の演算
を、鍵盤情報発生部1のキー情報IFK及びタツチ
情報IFTと、第1及び第2系列パラメータ発生回
路5A及び5Bの定数出力と、ダンパペダル9の
出力とに基づいて実行する(第1図)。 第1及び第2系列楽音信号形成部7A及び7B
は全く同じ構成を有する。従つてこの明細書では
第1系列楽音信号形成部7Aについてその詳細構
成を述べる。 第1系列楽音信号形成部7Aは第12図A及び
Bに示すように、(3)式の振幅項部分の演算を実行
する振幅項演算回路331と、(3)式の搬送波項部
分の演算を実行する搬送波項演算回路332と、
(3)式の変調波項部分の演算を実行する変調波項演
算回路333とを有する。 (4‐1) 搬送波項演算回路 搬送波項演算回路332は、チヤンネルプロセ
ツサ13のキーコード記憶回路13Cから到来す
るキーコードKCのうちノートコードNOTEを
ROM構成の周波数変換器334にて受けてこれ
を基準音名音(基準オクターブの音名音)の周波
数に相当する2進数に変換する。この変換出力は
加算器335を通じてシフタ336に与えられ
る。このシフタ336は変換器334から到来し
た基準音名音に相当する値を、キーコードKCに
含まれるブロツクコードOCTに割当てられたオ
クターブ番号に相当する量だけ上方又は下方にシ
フトさせ、かくして出力端に押鍵操作されたキー
の音高周波数に比例した2進数値でなる周波数出
力FSを送出する。 一方加算器335には、ブロツクコードOCT
を受ける調律曲線模擬用定数発生回路337の出
力が与えられる。この定数発生回路337は同じ
音名音であつても高いオクターブのものは低いオ
クターブのものより少し高い周波数に調律する必
要性があるところからこれを満足させるために設
けられ、到来したブロツクコードOCTに割当て
られたオクターブ番号に相当する調律用出力を2
進数値として送出し、これを加算器335におい
て変換器334の周波数出力と加算することによ
り、調律の効果を得る。 シフタ336の出力はアキユムレータ338に
与えられる。このアキユムレータ338はシフタ
336の出力をマスタクロツクφ1,φ2が与えら
れるごとに繰返し加算し、加算内容にオーバーフ
ローが生じたとき出力パルスを送出するようにな
されている。しかるにシフタ336の出力は上述
のように、操作されたキーの音高周波数に比例し
た大きさであるから、アキユムレータ338の加
算内容の上昇率は音高周波数が高いほど大きくな
り、結局アキユムレータ338の出力端に音高周
波数に比例した周波数の出力ωtが送出されるこ
とになる。 かくしてアキムレータ338にて送出される周
波数出力ωtは乗算回路339(第12図B)に
与えられ、ここで第1系列パラメータ発生回路5
Aの第2定数発生回路327から到来する音高定
数B1と乗算され、この乗算回路339の出力B
1・ωtが(3)式の搬送波項部分の演算出力として
送出される。 しかるにこの演算出力B1・ωtは押鍵操作さ
れたキーの音高周波数をもつことになる。 (4‐2) 変調波項演算回路 変調波頂演算回路333は(3)式の変調波項を得
べくROM構成のsin関数発生回路341を有し、
上述の搬送波項演算回路332の周波数出力ωt
を乗算回路342において第1系列パラメータ発
生回路5Aの第2定数発生回路327から到来す
る部分音定数D1と乗算してsin関数発生回路34
1に入力し、かくして出力端に変調波周波数
D1・ωtを有する正弦波出力sin D1・ωtを送出し、
この正弦波出力sin D1・ωtを乗算回路343に
与えて定数T1i(t)・I1(t)・sinD1・ωtを変調波
項演算回路333の演算出力として送出する。 ここで、乗算回路343に入力される定数T1i
(t)・I1(t)は第13図に示すように音色関数
発生回路344の出力に基づいて形成される。 この音色関数発生回路344は本発明にかかる
関数波形発生装置の一つであつては基本的な音色
の時間変化を決める音色波形を発生させるもの
で、この実施例の場合は第14図に示すように基
本音色波形の出力を発生する。すなわち、波形出
力VWは第2キースイツチ動作検出信号TK2の
到来時(時点t11)に最大値MAXとなり、その後
直線的に又は曲線的に(例えば指数関数的に)降
下し、レベルSLIになつたとき以後その値を保つ
ようなされている。これに加えて波形出力VWは
降下部分W11の途中の時点t12で離鍵されたときは
以後その時の値を保つようになされる。なおかか
る波形出力VWにおいて降下期間をM11と、一
定期間をM12とする。 かかる波形は第13図の構成によつて形成され
る。 すなわち音色関数発生回路344は直線降下波
形を形成するための直線演算回路345と、曲線
降下波形を形成するための曲線演算回路346と
を有し、直線演算回路345は減算動作を基本動
作とし、曲線演算回路346は加算動作を基本動
作としている。 直線演算回路345はチヤンネルプロセツサ1
3から到来するキーコードKCの16個のチヤンネ
ルに対応して16ステージのシフトレジスタを6ビ
ツト分並列に設けてなる記憶回路347を有し、
この6個のシフトレジタの各ステージをマスタク
ロツクφ1,φ2によつて読込み、読出し動作させ
ることにより、キーコードKCの第1〜第16チヤ
ンネルのシフト動作に同期して記憶回路347の
内容をシフトさせ、第16ステージ目の出力を出力
端子Y1〜Y32に音色基準信号VOCとして送
出する。 しかるに記憶回路347にはその全てのビツト
に対して入力オアゲート348が設けられ、これ
を通じて論理「1」のセツト信号XXを全てのビ
ツトに与えることにより、記憶回路347の第1
ステージ目に存在するチヤンネルに全てのビツト
に「1」のデータを読込ませる。この全ビツトに
「1」信号を記憶したチヤンネルが第16ステージ
から読出されたとき、これが第14図の時点t11
における音色基準信号VOCの最大値MAXとして
端子Y1〜Y32に送出される。 セツト信号XXはセツト信号形成回路349に
おいて、チヤンネルプロセツサ13から到来する
第2キースイツチキーオン検出信号TK2に基づ
いて形成される。すなわち検出信号TK2が2入
力アンド回路350に一方の条件信号として与え
られると共に、後述する減算信号制御回路351
の減算信号M1/M2がインバータ352を介し
て他方の条件信号として与えられる。ここで減算
信号M1/M2は後述のように、波形出力VWが
降下区間M11(第14図)にあるとき論理
「1」となるのに対してそれ以下の区間M12
(すなわ波形出力VWが一定の区間)にあるとき
論理「0」となる。そこで第2キースイツチキー
オン検出信号TK2が到来する以前において減算
信M1/M2は「0」であるのでアンド回路35
0に検出信号TK2が「1」となつたチヤンネル
が到来すればアンド回路350の出力が「1」と
なり、これがセツト信号XX,YYとして送出さ
れる。 従つて上述のように記憶回路347のすべての
ビツトに対して「1」信号がセツトされるが、か
くして一度アンド回路350から「1」出力が送
出されると後述のように減算信号M1/M2が
「1」となることによりアンド回路350から
「1」出力を送出し得なくなる。 記憶回路347の入力側には演算手段である6
段の全加算器構成の加算回路353が設けられ、
加算回路353の各段の第1の加算入力として記
憶回路347の各ビツト出力が与えられると共
に、加算回路353の各段の第2の加算入力とし
て制御された周期の「1」入力ADD1がアンドゲ
ート354から全段一斉に与えられ、かくして加
算回路353において記憶回路347の各チヤン
ネルの内容から値「1」を減算する。この減算出
力はオアゲート348を介して記憶回路347の
第1ステージ目に読込まれる。 ここで、アンドゲート354から与えられる
「1」入力ADD1の立上り幅は、記憶回路347
のシフトに用いられているマスタクロツクφ1
φ2の16周期の長さに予め選定されており、従つ
て第1〜第16チヤンネルのどのチヤンネルが加算
回路353に読出されても限らず一様に減算動作
ができるようになされている。 このようにして記憶回路347の演算内容は、
その第16ステージ目から読出されるごとにアンド
ゲート345から「1」入力ADD1が到来してい
ることを条件として「1」だけ、減算され、逆に
到来していなければ何ら減算されずにそのまま、
記憶回路347に読込まれる。従つて記憶回路3
47の内容の減算速度は、アンドゲート354か
ら与えられる「1」入力ADD1の到来の頻度、換
言すればその周期によつて決めることになる。 アンドゲート354の出力は矩形波発振器35
5において発生され、その繰返し周期がプログラ
マブルデバイダ356において変更制御された
後、アンドゲート354を通じて送出される。 しかるにプログラマブルデバイダ356には第
1系列パラメータ発生回路5Aの第1定数発生回
路325において発生された音色変化定数DRI1
が与えられ、その値に相当する大きさに発振器3
55の出力の周期を変更する。しかるにこの音色
変化定数DRI1は音色選択スイツチ6によつて選
択された音色およびキーコードKCが示すキーに
応じて選定されるのであるから、結局直線演算回
路345の減算速度、従つて基準音色波形VWの
降下傾斜が選択された音色および操作されたキー
の位置に応じて決まることになる。すなわち、矩
形波発振器355、およびプログラマブルデイバ
イダ356は定数発生回路325の出力に基づい
て加算回路353の演算タイミングを制御する演
算制御手段を構成し、また別の見方によれば定数
発生回路325、矩形波発振器355、プログラ
マブルデイバイダ356はキーコード情報Kcに
したがつて動作する1つの演算制御手段を構成す
る。 一方アンドゲート354にはその開制御信号と
して減算信号制御回路351の出力M1/M2が
与えられる。この減算信号制御回路351は上述
の記憶回路347に用いたと同様の16ステージの
シフトレジスタ358を有し、上述のセツト信号
形成回路349から入力オアゲート359を通じ
て論理「1」の減算チヤンネル指定用のセツト信
号YYが到来したときこれを、現に第1ステージ
目に存在するチヤンネルに記憶させる。しかるに
この「1」信号を記憶しているチヤンネルが第16
ステージ目に来たときこれを減算指令信号M1/
M2としてアンドゲート354に与え、従つてデ
バイダ356の出力が発生している時間(マスタ
クロツクの16周期分の期間)のうち当該「1」信
号がレジスタ358から読出されたチヤンネルの
区間(マスタクロツク1周期分の区間)の間だけ
アンドゲート354を開き、このとき記憶回路3
47の第16ステージ目に読出されているチヤンネ
ルの内容から「1」を減算させるようになされて
いる。このアンドゲート354も関数波形値を時
分割演算する演算手段に対する演算制御手段とし
て機能する。 減算信号制御回路351のシフトレジスタ35
8の「1」信号の記憶は帰還用アンドゲート36
0を通じ、さらにオアゲート359を通じて循還
される。 従つてこの一巡動作ごとに減算指令信号M1/
M2が発生され、当該「1」信号を記憶していた
チヤンネルのデータの減算動作が繰返され、これ
により直線演算回路345の出力端に当該チヤン
ネル(すなわち押鍵操作されているキーの音が割
当てられたチヤンネル)から直線的に降下する波
形出力VOCを得ることができる。 減算信号制御回路351の「1」信号の記憶の
クリアは帰還用アンドゲート360を閉じること
により行われ、次の2つの場合がある。 その第1は音色基準波形VW(第14図)にお
いて下降波形部W11が予定のレベルSLIにまで下
降した場合で、そのため直線演算回路345の出
力が比較回路361に一方の比較入力Bとして与
えられる。これに対して比較回路361には他方
の比較入力Aとして第1系列パラメータ発生回路
5Aの第1定数発生回路325から音色変化停止
レベル定数SLI1が与えられ、A>Bの条件を満足
したとき(換言すれば下降波形部W11か選択され
た音色で決まるレベルSLI1より低くなつたとき)
クリア信号TDFを送出する。このクリア信号
TDFは減算信号制御回路351の入力オアゲー
ト362を介し、さらにインバータ363を介し
てアンドゲート360に閉制御信号として与えら
れ、かくして現にレジスタ358の第1ステージ
目に存在するチヤンネルの内容を「0」にクリア
する。 そこで以後当該チヤンネルに関して減算信号M
1/M2が送出されなくなり、依つて「1」減算
入力用アンドゲート354が閉じることにより記
憶回路347の内容についての減算動作がされな
くなり、結局直線演算回路345の端子Y1〜Y
32の出は一定値を維持することになる(第14
図の一定波形部W12に相当する)。 また第2のクリアの場合は、音色基準波形VW
(第14図)において下降波形部W11の途中の時
点t12で離鍵操作がされた場合で、チヤンネルプ
ロセツサ13のキーオフ記憶回路293から読出
されたキーオフ検出信号TDOがアンドゲート3
64を介し、さらにオアゲート362及びインバ
ータ363を介してアンドゲート360に閉制御
信号として与えられ、かくして現にレジスタ35
8の第1ステージ目に存在するチヤンネルの内容
を「0」にクリアする。 そこでこの場合も上述の場合と同様にして直線
演算回路345の端子Y1〜Y32の出力は一定
値を維持することになる(第14図の一定波形部
W13に相当する)。すなわち、シフトレジスタ3
58は関数波形の現在の形成区間(発生状態)を
表わすデータを記憶する記憶装置として機能し、
オアゲート359、アンドゲート360、比較回
路361、オアゲート362、インバータ363
等は各関数波形の状態(ステート)データを更新
させる制御手段として機能する。 しかるにキーオフ検出信号TDOの通路に介挿
されたアンドゲート364にはその閉制御信号と
して、ダンパペダル9から到来するダンパペダル
信号PO(操作時論理「0」となる)がインバータ
365を介して与えられ、かくしてキーオフ検出
信号TDOの到来時にダンパペダル9が踏まれた
場合に上述のように減算信号制御回路351の当
該チヤンネルの記憶のクリア動作を直ちに行い、
従つて直線演算回路354は直ちに減算動作を中
止し、出力波形VWの一定波形部W13(第14図)
を形成することになる。 なおかかるダンパペダル9による効果はこのペ
ダル9への踏込みが中止されればその時点から中
止されるから、結局直線演算回路345の出力波
形VWはダンパペダル9を離した時点から波形部
W12へ下降して行くことになる。 一方曲線演算回路346は、上述のようにして
直線演算回路345にて形成される第14図のよ
うな基本音色波形VWに基づいて楽音を発生させ
た場合に聞きづらさを感じさせる点を改善するた
めに設けられている。 すなわち直線演算回路345のみによつて基本
音色波形VWを形成する場合は、第14図の波形
をみて明らかなように直線的下降部W11に続いて
一定波形部W12又はW13が発生することになり、
その変遷は必らず急変を伴う一定の角度をもつて
行われ、この急変部が聞きづらさの一因となつて
いる。そこでこれを例えば指数関数的変化に近い
変化をするように修正すれば聞きづらさを軽減で
きる。 かかる目的を達成すべくこの実施例の曲線演算
回路346は、直線演算回路345の記憶回路3
47においてビツト数を3ビツトにしたことを除
いて同様の構成をもつ記憶回路367と、直線演
算回路345の加算回路353において段数を3
段にし、かつ最高位のビツトからキヤリイを送出
するようにしたことを除いて同様の構成をもつ加
算回路368とを具える。 しかるに記憶回路367の第16ステージ目の各
ビツト出力は加算回路368の対応する段につい
てそれぞれ設けられた入力アンドゲート369か
ら到来する「1」加算入力ADD1と加算され、そ
の加算結果が記憶回路367の第1ステージ目に
直接帰還される。 加算回路368の第1〜第3段に対する入力ア
ンドゲート369は、直線演算回路345の記憶
回路347から得られる出力のうち、上位3ビツ
ト出力すなわち第4〜第6ビツト出力をインバー
タ370を介して閉制御信号として受ける。 従つて直線演算回路345の記憶回路347の
内容が、セツト信号XXによつてすべてのビツト
に「1」信号が記憶された状態から「1」ずつ減
算されて行く過程において、下から第4ビツト目
の内容が「0」になつたとき(このビツトの内容
は8回の減算動作が行われるごとに交互に「1」
又は「0」となる)、加算回路368の第1ビツ
トに対して「1」加算入力ADD1を与え、かくし
て記憶回路367の内容を「001」ずつ加算して
行く。 また記憶回路347の第5ビツト目の内容が
「0」になつたとき(このビツトの内容は16回の
減算動作が行われるごとに交互に「1」又は
「0」となる)、加算回路368の第2ビツトに対
して「1」加算入力を与え、かくして記憶回路3
67の内容を「010」ずつ加算して行く。 さらに記憶回路347の第6ビツト目の内容が
「0」になつたとき(このビツトの内容は32回の
減算動作が行われるごとに交互に「1」又は
「0」となる)、加算回路368の第3ビツトに
「1」加算入力を与え、かくして記憶回路367
の内容を「100」ずつ加算して行く。 かかる加算動作の結果加算回路368の第3ビ
ツトにキヤリイが生じたとき、これが直線演算回
路345にその「1」加算入力ADD2として与え
られる。 なおアンドゲート369を介して与えられる
「1」加算入力としては直線演算回路345に対
してアンドゲート354を介して与えられる論理
「1」入力が用いられる。 上述の曲線演算回路346は直線演算回路34
5と関連して次のように動作する。 直線演算回路345の記憶回路347が
「11111111」にセツトされた後「111000」になる
までの8回の減算動作の間は、記憶回路347の
出力の第4〜第6ビツトの内容は「111」である
から直線演算回路345は本来の直線的な減算動
作を実行する。 この第8回目の減算動作をした後第16回目の減
算動作をするまでの間は記憶回路347の出力の
第6〜第4ビツトは「110」となるから、曲線演
算回路346の加算回路368は記憶回路367
の内容に「001」(10進数で「1」)ずつ加算して
行きこの加算結果の上昇速度に応じた周期でキヤ
リイADD2を出力する。しかるにこのキヤリイ
ADD2の出力のタイミングは直線演算回路345
の加算回路353が「1」の減算動作をするタイ
ミングと一致しているから、加算回路353はこ
の減算入力と、曲線演算回路346の加算回路3
68からのキヤリイADD2(すなわち加算入力)
とを同時に受けることになる。従つてキヤリイ
ADD2が送出されるごとに直線演算回路345は
減算動作をしないことになる。 この第16回目の減算動作をした後第24回目の動
作をするまでの間は記憶回路347の出力の第6
〜第4ビツトは「101」となるから、曲線演算回
路346の加算回路368は記憶回路367の内
容に「101」(10進数で「2」)ずつ加算して行き
この加算結果の上昇速度に応じた周期でキヤリイ
ADD2を出力する。すなわち、上述の第8回目〜
第16回目の場合の2倍の速度でキヤリイADD2
送出することになる。従つて直線演算回路345
はこの頻度で減算動作を間引くことになり、この
分直線演算回路345の出力VOCの下降速度は
低下する。 以下同様にして、直線演算回路345の記憶回
路347の出力の第4〜第6ビツトか「100」,
「011」と……となるに従つて曲線演算回路346
の加算回路368への加算値は「011」,「100」…
…(10進数で「3」,「4」……)というように大
きくなつて行き、従つてキヤリイADD2の出力頻
度も2倍、22倍……というように指数関数的に大
きくなつて行く。これに応じて直線演算回路34
5の減算動作に対する間引き頻度も指数関数的に
大きくなり、従つて記憶回路347の減算速度、
換言すれば出力波形VWの下降速度が指数関数的
に低下することになる。 このように曲線演算回路346を設けたことに
より基準音色信号VOCの下降波形部VWが一定
波形部W12又はW13に遷移する際の急変部に円み
をつけることができ、依つて聞きづらさも軽減で
きる。 このようにして音色関数発生回路344の直線
演算回路345にて形成された基準音色信号
VOCは乗算回路371(第12図B)に与えら
れ、第1系列パラメータ発生回路5Aの第1定数
発生回路325から到来する定数IL1と乗算され、
(3)式の変数I1(t)の出力を得る。この変数出力
I1(t)は次に乗算回路372にて変数出力T1i
(t)と乗算され、(3)式の変数T1i(t)・I1(t)
を得る。 ここで変数出力T1i(t)は、鍵盤情報発生部1
のイニシアルタツチコントロール回路14及びア
フタタツチコントロール回路15から到来するイ
ニシアルアツチ信号ITD及びアフタタツチ信号
ATDに基づいて形成される。すなわちイニシア
ルタツチ信号ITDが乗算回路373(第12図
A)において第1系列パラメータ発生回路5Aか
ら到来するイニシアル定数αiと乗算されると共
に、アフタタツチ信号ATDが乗算回路374に
おいて第1系列パラメータ発生回路5Aから到来
するアフタ定数αaと乗算され、これらの乗算結果
が加算器375において加算されて変数T1i(t)
として上述の乗算回路372に与えられる。 このようにして得られた変数T1i(t)はアフタ
タツチ信号ATDが演奏者の押鍵中にキーに対し
て与える押し付け強さの変化に応じて変化するこ
とにより、時間的変数となるものである。 乗算回路372の出力T1i(t)・I1(t)は乗算
回路343においてsin関数発生回路341の出
力sin D1・ωtと乗算され、その乗算結果が(3)式
の変調波項T1i(t)・I1(t)・sin D1・ωtを表わ
す変調項演算回路333の出力として送出され
る。 (4‐3) 振幅項演算回路 振幅項演算回路331は(3)式の振幅項K1・T1a
(t)・A1(t)を得るために設けられ、第15図
に示すように本発明にかかる関数波形発生装置の
一つである 音量関数発生回路381を有する。 この音量関数発生回路381は発生音の音量な
いしエンベロープを含めて基本的な振幅の時間変
化を決める第16図に示すようなエンベローブ波
形ENVをもつ出力AOCを発生させる。すなわち
エンベロープ波形出力ENVは通常キーの押鍵操
作によつて第2キースイツチK2が閉じたときチ
ヤンネルプロセツサ13から第2キースイツチオ
ン検出信号TK2が到来した時点t21から所定の急
傾斜で最低値MINから最大値MAXまで立上るア
タツク波形部ENV1と、この波形ENV1に続いて
比較的急傾斜で下降する第1デイケイ波形部
ENV2と、この波形部ENV2に続いて比較的緩傾
斜をもつて最小レベルMINまで下降する第2デ
イケイ波形部ENV3とでなる。 しかるに第2デイケイ波形部ENV3の途中でダ
ンパペダル9が操作された場合には、その操作時
点t24から急傾斜をもつて最小レベルMINに下降
するダンプ傾斜部ENV4が形成される。 音量関数発生回路381は第16図に示すエン
ベロープ波形出力AOCを得べく次の構成をもつ。 すなわち、第13図について上述した音色関数
発生回路344の直線演算回路345、曲線演算
回路346、プログラマブルデバイダ356、比
較回路361とほぼ同様の直線演算回路382、
曲線演算回路383、プログラマブルデバイダ3
84、比較回路385を具え、直線演算回路38
2における減算動作の周期を発振器386の出力
を受けるプログラマブルデバイダ384の出力パ
ルスの周期を変更することにより変更し、かくし
て立下り下降波形部を作るという基本構成をもつ
点において、上述の音色関数発生回路344と同
様である。 しかるにデバイダ384の出力パルスADD3
周期は各波形部ENV1〜ENV4に対応して傾斜変
更制御回路387において発生されるゲート信号
M1〜M4によつて、第1系列パラメータ発生回
路5Aから到来する定数信号をデバイダ384に
対する周期設定信号として与えることにより設定
される。 先ずアタツク波形部ENV1を発生させるため、
第1のゲート信号M1によつて開制御されるゲー
トGT1を通じて第1系列パラメータ発生回路5
Aから到来するアタツク速度定数ARA1をデバイ
ダ384に与え、これによりデバイダ384の出
力パルスADD3の周期を定数ARA1に相当する大
きさに制御し、かくして直線演算回路382の加
算動作頻度、換言すればその出力波形ENVの上
昇傾斜を選択された音色の種類(例えばピアノ、
ハープシコード等)および操作されたキーの位置
に応じて設定する。 また第1デイケイ波形部ENV2を発生させるた
め、第2のゲート信号M2によつて開制御される
ゲートGT2を通じて第1系列パラメータ発生回路
5Aから到来する第1デイケイ速度定数1DRA1
デバイダ384に与え、かくして上述と同様にし
て出力波形ENVの第1デイケイ波形部ENV2
下降傾斜を選択された音色の種類および操作され
たキーの位置に応じて設定する。 さらに同様にして第2デイケイ波形部ENV3
発生させるため、第2デイケイ速度定数2DRA1
第3のゲート信号M3によつて開制御されるゲー
トGT3を通じてデバイダ384に与え、かくして
選択された音色および操作されたキーの位置に応
じて第2デイケイ波形部ENV3の傾斜を第1デイ
ケイ波形部ENV2の傾斜より大きな値に設定す
る。 これに対してダンプ波形部ENV4を発生する場
合は、第4のゲート信号M4によつてゲートGT4
を開き、これを通じて減衰速度定数DRA1をデバ
イダ384に与え、第2デイケイ波形部ENV3
りさらに大きな傾斜をもつダンプ波形部ENV4
設定する。 ゲートGT1〜GT4に対するゲート信号M1
〜M4は、傾斜変更制御回路387から、第2キ
ースイツチキーオン検出信号TK2の到来後順次
発生される。 傾斜変更制御回路387は、16ステージのシフ
トレジスタを3ビツト分備える記憶回路388
と、記憶回路388の出力に「1」を加算して記
憶回路388に再記憶させる加算回路389とを
有する。記憶回路388は上述の直線演算回路3
82の記憶回路390及び曲線演算回路383の
記憶回路393と同様に、マスタクロツクφ1
φ2によつてシフト動作することにより第1〜第
16チヤンネルごとの歩進データをダイナミツクに
記憶する。 かくして記憶回路388の出力KTとして3ビ
ツトの2進信号が送出されこれがデコーダ396
によつて4本の線出力M1〜M4に変換される。
ただし、記憶回路388の出力KTが「000」の
ときデコーダ396はゲート信号M1を送出し、
同様に「001」のときゲート信号M2を送出し、
「010」のときゲート信号M3を送出し、「011」の
ときゲート信号M4を送出し、かくして傾斜変更
制御回路387は記憶回路388の内容が「000」
の状態から「1」ずつ加算されて「011」になる
に従つてゲート信号M1〜M4をその順序で順次
送出する。 しかるに加算回路389と記憶回路388との
間には第2キースイツチオン検出信号TK2を開
制御信号とするアンドゲート397が設けられ、
これにより検出信号TK2が「0」のときそのチ
ヤンネルの記憶回路388の記憶内容を全ビツト
「0」とし、検出信号TK2が「1」となつたと
き記憶回路388の記憶内容に対する加算回路3
89の加算動作を「000」の状態から開始させる
ようになされている。 しかるにデコーダ396のゲート信号M1の出
力通路に第2キースイツチオン検出信号TK2を
開制御信号とするアンドゲート398が設けら
れ、これにより検出信号TK2が到来したとき先
ずゲート信号M1を送出する。 このゲート信号M1はゲートGT1に与えら
れ、従つてデバイダ384は定数ARA1に相当す
る周期の「1」信号ADD3をアンドゲート399
を介して送出する。ここでアンドゲート399に
は、直線演算回路382の記憶回路390の出力
端に設けられた最小値検出用アンド回路400か
らの禁止信号2DF′をインバータ401を介して
受ける。しかるにアンド回路400にはその第1
の条件信号として記憶回路390の出力のすべて
のビツト出力を受けるノア回路402の出力が与
えられると共に、第2の条件信号として第3、第
4ゲート信号M3,M4を受けるオア回路403
の出力が与えられる。従つてアンドゲート400
は記憶回路390に記憶がない場合に、ゲート信
号M3又はM4が発生しているとき(すなわち第
2デイケイ波形部ENV3又はダンプ波形部ENV4
を発生しているとき)動作する。そこでアンドゲ
ート399はゲート信号M1の発生時には禁止さ
れないので、アンドゲート399を通過したデバ
イダ384の出力ADD3が加算回路391の最下
位ビツトに入力される。 一方加算回路391の最下位ビツト以外のビツ
トの入力端に対してアンドゲート404が設けら
れ、これがゲート信号M1によつてインバータ4
05を介して禁止制御される。従つてゲート信号
M1の発生時において加算回路391はその最下
位ビツトへ到来する「1」信号を加算して行くこ
とになり、依つて記憶回路390の出力AOCの
波形ENVは定数ARA1に相当する傾斜をもつて立
上り、かくしてアタツク波形部ENV1が形成され
る。 この状態は記憶回路390の内容がそのすべて
のビツトについて論理「1」となるまで維持され
る。しかるにすべてのビツトが論理「1」となる
とこれを最大値検出用アンド回路406にて検出
し、その論理「1」出力を傾斜変更制御回路38
7の歩進回路407に歩進入力信号AFとして与
えられる。 歩進回路407は入力信号AFを加算回路38
9にその入力オアゲート408を介して受けて記
憶回路388の記憶内容に「001」を加算し、か
くしてデコーダ396から第2のゲート信号M2
を発生させる。 この第2のゲート信号M2はゲートGT2に与
えられ、従つてデバイダ384は定数1DRA1に相
当する周期の「1」信号ADD3をゲート399を
介して送出する。しかるにこのとき直線演算回路
382の加算回路391への入力ゲート404に
対する禁止動作は解除されている。従つて加算回
路391のすべてのビツトに「1」信号ADD3
与えられることにより加算回路391は記憶回路
390の内容を「1」ずつ減算して行くことにな
り、依つて記憶回路390の出力波形ENVは定
数1DRA1に相当する傾斜をもつて下降し、かくし
て第1デイケイ波形部ENV2が形成される。 このとき記憶回路390の出力AOCは比較回
路385において第1系列パラメータ発生回路5
Aから到来するデイケイ遷移レベル定数1DLA1
比較され、出力AOCがこの定数1DLA1より低下
したとき検出出力1DFをアンドゲート409(ゲ
ート信号M2によつて開制御される)を介して送
出する。この検出出力1DFは歩進回路407の入
力ゲート408を介して加算回路389に歩進信
号として入力される。そこで歩進回路389は記
憶回路388の記憶内容に「001」を加算し、か
くしてデコーダ396から第3のゲート信号M3
を発生させる。 この第3のゲート信号M3はゲートGT3に与
えられ、従つてデバイダ384は定数2DRA1に相
当する周期の「1」信号ADD3をゲート399を
介して送出する。このとき直線演算回路382の
加算回路391のすべてのビツトに対して「1」
信号が与えられ、従つて加算回路391は記憶回
路390の内容を「1」ずつ減算して行くことに
なり、依つて記憶回路390の出力波形ENVは
定数2DRA1に相当する傾斜(通常定数1DRA1に相
当する傾斜より小さい)をもつて下降し、かくし
て第2デイケイ波形部ENV3が形成される。 このように直線演算回路382の出力波形
ENVは、その値がデイケイ遷移レベル定数
1DLA1を境にして傾斜を緩めることになる。 この状態は、原則として(ダンパペダル9が操
作されない場合)直線演算回路382の内容が
「0」となることにより出力波形ENVの値が最小
値M1N(第16図)になるまで維持される。 しかるに記憶回路390の内容が「0」になる
と、最小値検出用アンド回路400に論理「1」
の検出出力2DF1が発生され、これがデイケイ終
了信号発生用アンド回路410(第12図B)に
与えられる。 この状態において、離鍵されれば第2キースイ
ツチオン検出信号TK2が論理「0」となり、従
つて傾斜変更制御回路387の加算回路389及
び記憶回路388間に配設されたアンドゲート3
97が閉じることにより、記憶回路388の内容
がクリアされる。またゲート信号M1の出力ゲー
ト398が閉じられ、かくして制御回路387が
待期状態にもどる。 以上の動作はダンパペダル9が操作されない場
合の動作であるが、第2デイケイ波形部ENV3
途中でダンパペダル9が操作される(第16図の
時点t24において)と、次のようにしてダンパ波
形部ENV4が形成される。 すなわち、加算回路389の入力側の歩進回路
407にダンプ波形部形成用のアンド回路411
が設けられ、その第1の条件信号として第3のゲ
ート信号M3が与えられ、第2の条件信号として
ダンパペダル信号POがインバータ412を介し
て与えられ、第3の条件信号としてキーオフ検出
信号TDOが与えられる。かくして第2デイケイ
波形部ENV3が形成されている期間において、離
鍵操作がされると共に、ダンパペダル9が操作さ
れると、アンド回路411から論理「1」出力が
送出され、これが入力オアゲート408を介して
加算回路389に進歩信号として入力される。 このとき加算回路389は記憶回路388の内
容に「1」を加算し、かくしてデコーダ396か
ら第4のゲート信号M4を発生させる。 この第4のゲート信号M4はゲートGT4に与
えられ、従つてデバイダ384は定数DRA1に相
当する周期の「1」信号ADD3をゲート399を
介して送出する。このとき直線演算回路382の
加算回路391のすべてのビツトに対して「1」
信号が与えられ、従つて加算回路391は記憶回
路390の内容を「1」ずつ減算して行くことに
なり、依つて記憶回路390の出力波形ENVは
定数DRA1に相当する傾斜(通常第2デイケイ波
形部ENV3の傾斜より十分大きい)をもつて急速
に最小レベルM1Nに降下し、かくしてダンプ波
形部ENV4が形成される。 したがつて、加算回路391および記憶回路3
90はいずれの発明においてもそれぞれ演算手段
および記憶手段をなしており、第1の発明におけ
る演算制御手段はデバイダ384および発振器3
86が、第2の発明における演算制御手段はゲー
トGT1〜GT4、デバイダ384およびアンド
ゲート404が、制御手段は比較回路385、加
算回路389、アンドゲート397、歩進回路4
07が、第2の記憶手段は記憶回路388が、第
3の発明における演算制御手段は定数発生回路3
25および326、デバイダ384、発振器38
6が、それぞれ相当することになる。 以上のようにして直線演算回路382の記憶回
路390にて得られる波形出力AOCは出力端子
Z1〜Z32を介して音量関数発生回路381の
振幅レベルないしエンベロープ変数出力A1(t)
として送出され、乗算回路415(第12図B)
において音量選択用変数T1a(t)と乗算され、
その乗算結果が次の乗算回路416において第1
系列パラメータ発生回路5Aから到来する総合音
量定数K1と乗算され、かくして(3)式の振幅項K
1・T1a(t)・A1(t)を得る。 ここで音量選択用変数T1a(t)は、鍵盤情報
発生部1のイニシアルタツチコントロール回路1
4及びアフタタツチコントロール回路15から到
来するイニシアルタツチ信号ITD及びアフタタツ
チ信号ATDに基づいて形成される(第12図
A)。すなわちイニシアルタツチ信号ITDが乗算
回路417において第1系列パラメータ発生回路
5Aから到来するイニシアル定数βiと乗算される
と共に、アフタタツチ信号ATDが乗算回路41
8において第1系列パラメータ発生回路5Aから
到来するアフタ定数βaと乗算され、これらの乗算
結果が加算器419において加算されて変数T1a
(t)として上述の乗算回路415に与えられる。 このようにして得られた変数T1a(t)はアフ
タタツチ信号ATDが演奏者の押鍵中にキーに対
して与える押し付け強さの変化に応じて変化する
ことにより、時間的変数となるものである。 (4‐4) 出力回路 出力回路421(第12図B)は上述の変調波
項演算回路333の出力T1i(t)・I1(t)・sin
D1・ωtと、搬送波項演算回路332の出力B
1・ωtと、振幅項演算回路331の出力K1・
T1a(t)・t1(t)とに基づき、(3)式の第1項の出
力を形成するもので、先ず搬送波項演算回路33
2の出力及び変調波項演算回路333の出力を加
算器422にて加算した後、ROM構成のsin関数
発生器423において出力sin{B1・ωt+T1i
(t)・I1(t)・sin D1・ωt}を発生させる。 このsin関数発生器423の出力は次に乗算回
路424において振幅項演算回路331の出力と
乗算され、かくして(3)式の第1項を実現する出力
K1・T1a(t)・A1(t)・sin{B1・ωt+T1i
(t)・I1(t)・sin D1・ωt}を得る。 ところでこの第1項出力は、第1系列楽音信号
形成部7Aに到来するキー情報IFK及びタツチ情
報IFTが時分割多重方式のデジタル信号であるの
に対応して、同様に時分割多重方式のデジタル信
号として処理された結果得られたもので、かかる
デジタル信号はD/A変換器425によつてアナ
ログ信号に変換されて最終的に時分割多重方式の
アナログ信号として楽音発生部8への第1項の楽
音信号e1として送出される。 第2系列楽音信号形成部7Bについても同様
に、時分割多重方式のアナログ信号が楽音発生部
8への第2項の楽音信号e2として送出される。 一方第1系列楽音信号形成部7Aの振幅項演算
回路331において形成された最小値検出出力
2DF′は、同様にして第2系列楽音信号形成部7
Bの振幅項演算回路において形成された最小値検
出出力2DF′と共に、デイケイ終了信号発生用ア
ンド回路410に入力条件として与えられ、両系
列共にエンベロープ波形出力ENVが最小値M1
Nになつたときアンド回路410からデイケイ終
了信号2DFを発生する。この信号2DFはチヤンネ
ルプロセツサ13のタイミングコントロール回路
13Fに対して、クリア信号発生条件信号として
与えられる。 そこでタイミングコントロール回路13Fはキ
ーコード記憶回路13Cに対してクリア信号を
送出し、これにより記憶回路本体237の第1ス
テージ目に現に存在するチヤンネルの記憶をクリ
アする。従つて以後当該チヤンネルに記憶されて
いたキーコードKCに対応する音の発音が停止さ
れ、このチヤンネルは空チヤンネルとなる。 さらに第1系列楽音信号形成部7Aの振幅項演
算回路331の出力K1・T1a(t)・A1(t)は、
第2系列楽音信号形成部7Bの同様の出力K2・
T2a(t)・A2(t)と共に加算回路430におい
て加算され、その加算結果がエンベロープ信号
ΣKAとして前述のチヤンネルプロセツサ13の
最小値記憶比較回路280に与えられる。 しかるにエンベローブ信号ΣKAは、同時発音
すべき第1〜第16チヤンネルについて現に発生し
ている楽音のエンベロープを表わしており、従つ
て各チヤンネルごとにエンベロープが最小値記憶
比較回路280に記憶されている最小値より小さ
くなつたときこれが最小値記憶回路280に最小
値として記憶される。 〔5〕 楽音発生部 楽音発生部8はアンプ、スピーカ等でなるサウ
ンドシステムを有し、これにて第1系列及び第2
系列楽音信号形成部7A及び7Bから到来する時
分割多重アナログ信号e1及びe2に含まれる第1〜
第16チヤンネルの楽音信号を次々と楽音として発
生させる(第1図)。 しかるに第1〜第16チヤンネルの楽音は順次マ
スタクロツクに同期して発生されるがその周期は
短かいので実際上人間の耳には全チヤンネルの音
が同時に発音されたと同様の効果を与えることに
なる。 以上がこの発明を含む電子楽器の一例構成であ
るが、上述の構成において全体の動作を、キーコ
ーダ12(第4図A〜C)について上述したよう
に第0ブロツクの音階音「C1」キーと、第1ブ
ロツクの音階音「C2」,「E2」キーとが操作され
た場合の例として述べるに、キーが操作されると
先ず第1のキースイツチK1が閉じ、その後押鍵
速度に応じた時間経過後に第2のキースイツチK
2が閉じる。 しかるにキーコーダ12は先ず第1のキースイ
ツチK1が閉じたことにより、マスタクロツク
φ1,φ2(1μsの周期をもつ)に同期してその16周
期分の長さをもつクロツクφC,φDによつて各部
の遅延フリツプフロツプ回路を一斉に動作させる
ことにより、第0、第1ブロツクをブロツク検出
回路12Bに記憶させると共に、優先順位の高い
ブロツク番号(この実施例の場合第7、第6……
第0ブロツク)から順次送出する。またこの送出
されたブロツクに含まれるノートがノート検出回
路12Dで検出され、そのうち優先順位の高いノ
ート番号(この実施例の場合音名C,B……
C#の順序)から順次送出される。かくしてキー
コーダ12からは現に押鍵されているすべての鍵
についてのキーコード信号KC(ブロツクコード信
号BC及びノートコード信号NCを組合せてなる)
が順次送出されることになる。 かくしてチヤンネルプロセツサ13(第7図A
〜C)に順次到来するキーコード信号KCはサン
プルホールド回路13Bにマスタクロツクφ1
φ2の16周期分の時間の間ホールドされ、この16
周期区間の間にキーコード記憶回路13Cがその
記憶回路本体237の16チヤンネルについての記
憶データとサンプルホールドされたデータとの比
較を一巡させ、かくして3つの空チヤンネルに、
到来したキーコード信号KCをそれぞれ記憶させ
る。 このようにして記憶回路本体237の別個のチ
ヤンネルに記憶された各キーコードKCを内容と
するデータは、以後離鍵操作されても引続き維持
され、第1及び第2系列楽音信号形成部7A及び
7B(第12図A及びB)にてデイケイ終了信号
2DFが発生したとき(すなわち音が消えたとき)、
タイミングコントロール回路13F(第7図A)
のクリア用アンドゲート309の出力によつてク
リアされる。従つてキーコード記憶回路13Cに
は通常、現に押鍵されているキーのキーコード
KCと、すでに離鍵されたが未だデイケイ波形部
の音を発生しているキーのキーコードKCとが記
憶されていることになる。 一方記憶回路本体237にキーコードデータが
記憶されるとこれを第1キースイツチオン情報と
して第1キースイツチキーオン記憶回路291
(第7図B)の対応するチヤンネルに記憶される。 以上のキー操作からキーコード記憶回路本体2
37及び第1キースイツチキーオン記憶回路29
1の記憶までの動作は、キーコーダ12の起動パ
ルス発生回路12Fから起動パルスTCが発生さ
れるごとに繰返され、その結果チヤンネルプロセ
ツサ13に到来したキーコード信号KCの内容が
キーコード記憶回路本体237に記憶されている
データのいずれかと一致すれば再度この到来デー
タを記憶させることなくそのまま消失にまかせ
る。 やがて第2のキースイツチK2が閉じると、第
1のキースイツチK1について上述したと同様の
動作がキーコーダ12において実行され、現に第
2のキースイツチK2が閉じているキーについて
優先順位の高いブロツク番号、かつ優先順位の高
いノート番号のものから順次検出動作され、その
検出結果がノート検出回路12Dの第2の記憶回
路146(第4図B)から順次読出される。 この検出信号KA2はチヤンネルプロセツサ1
3のタイミングコントロール回路13F(第7図
A)を介し、その第2キースイツチオン記憶制御
用アンド回路301を介して第2キースイツチキ
ーオン記憶回路292(第7図B)の対応するチ
ヤンネルに記憶される。なおチヤンネルプロセツ
サ13に到来した第2キースイツチオン検出信号
KA2を記憶回路292のどのチヤンネルに読込
むべきかは、記憶回路本体237の各チヤンネル
の内容と到来データの内容とを比較して、両者が
一致したチヤンネルを一致チヤンネル記憶回路2
41を介して判定することにより行う。 このようにして第1キースイツチK1の動作に
応じて記憶回路本体237に記憶された記憶デー
タに基づいて得た第1キースイツチキーオン検出
信号TK1と、第2キースイツチキーオン記憶回
路292に記憶された記憶データに基づいて得た
第2キースイツチキーオン検出信号TK2とがイ
ニシアルタツチコントロール回路14(第2図)
に与えられ、両者の到来時点の間隔に相当する大
きさのイニシアルタツチデータITDを発生させ
る。 一方キー操作により第2のキースイツチK2が
閉じた後キーの下側に配された押下圧力検出器
(圧電素子)DT1〜DT88(第9図)に対して
キーを押し付けると、その押付け圧力の変化に対
応して得られた検出出力dt1〜dt88がアフタタ
ツチコントロール回路15(第2図)に与えら
れ、かくして押鍵されているキーのキーコード
KCについてそれぞれアフタタツチ操作の大きさ
に応じたアフタタツチデータATDを発生させる。 かくして発生されたイニシアルタツチデータ
ITD及びアフタタツチデータATDはタツチ情報
IFTとして、キー情報としてのキーコードKCと
共に第1及び第2系列楽音信号形成部7A及び7
Bに与えられる。この形成部7A及び7Bは、チ
ヤンネルプロセツサ13にて割当てられた第1〜
第16チヤンネルのデータ(すなわち時分割多重方
式のデータ)について、キー情報IFK及びタツチ
情報IFTの内容と、音色選択スイツチ6の選択に
基づいて第1及び第2系列パラメータ発生回路5
A及び5Bにて発生されるパラメータとにより決
まる波形の出力を、順次マスタクロツクφ1,φ2
の16周期分の周期をもつて送出する。かくして楽
音発生部8からは、第1〜第16チヤンネルについ
て(3)式によつて得た複数音を同時に発音させたと
同様の効果をもつ楽音が発生され、その楽音は各
チヤンネルのキーについてキー情報IFKに対応し
た音高をもち、かつタツチ情報IFTに対応した音
色変化及び音量変化を伴う音の合成音としての構
成をもつことになる。 なお楽音信号形成部7A及び7Bの演算動作は
各チヤンネルについて第2キースイツチキーオン
検出信号TK2が到来していることを条件として
実行される(第13図及び第15図)ので、それ
以前に到来するデータについて不必要な楽音を発
生しない。 発生している楽音に対応したキーの押鍵を止め
て離鍵したときは、この楽音はデイケイに入るの
で、チヤンネルプロセツサ13の当該チヤンネル
について第1キースイツチキーオン記憶回路29
1(第7図B)の記憶がキーオフ検出タイミング
信号Xによつてクリアされることにより、その次
のタイミング信号Xによつてキーオフの検出がキ
ーオフ記憶回路293に記憶される。これに対し
てダンパーペダル9の操作がなければデイケイ終
了信号2DFが発生されるまで楽音信号をゆつくり
減衰させる。 そこで第1系列及び第2系列楽音信号形成部7
A及び7Bは、ダンパーペダル9が操作されたと
き急激に楽音信号を減衰させる。 以上のキーコード記憶回路13C(第7図B)
へのキーコードデータKCの割当記憶動作は、キ
ーコード記憶回路13Cに空チヤンネルが存在す
る場合であるが、空チヤンネルがない場合はトラ
ンケート回路13G(第7図C)において記憶し
ている、現在最小振幅の楽音信号を発生している
チヤンネルのデータを現に到来しているキーコー
ドデータと書換える。従つて新たなキー情報はそ
の時その時の最適条件を充足させながら活用され
ることになる。 以上の実施例と特許請求の範囲各項との対応を
記せば次のようである。 特許請求の範囲第1項記載の関数波形発生装
置、すなわち、音色関数発生回路344(第13
図)または音量関数発生回路381(第15図)
は、それぞれ記憶回路347または390よりな
る記憶手段、加算回路353または391よりな
る演算手段、ROM325又は326よりなる定
数発生手段、矩形波発振器355およびプログラ
マブルデバイダ356、またはチヤンネルデバイ
ダ384および発振器386よりなる演算制御手
段を備えている。 また、特許請求の範囲第2項記載の関数波形発
生装置、すなわち、音色関数発生回路344(第
13図)または音量関数発生回路384(第15
図)は、それぞれ記憶回路347または390よ
りなる第1の記憶手段、加算回路353または3
91よりなる演算手段、レジスタ358または記
憶回路388よりなる第2の記憶手段、セツト信
号形成回路349、オアゲート359、アンドゲ
ート360、比較回路361、オアゲート36
2、インバータ363などの組合わせ、または比
較回路385、歩進回路389、アンドゲート3
97、歩進回路407などの組み合わせからなる
制御手段、アンドゲート354、またはゲート
GT1〜4、チヤンネルデバイダ384、入力ゲ
ート404などからなる演算制御手段を備えてい
る。 さらに、特許請求の範囲第3項記載の関数波形
発生装置、すなわち、音色関数発生回路344
(第13図)または音量関数発生回路384(第
15図)は、それぞれ記憶回路347または39
0よりなる記憶手段、加算回路353または39
1よりなる演算手段、ROM325,326、矩
形波発振器355、プログラマブルデバイダ35
6の組合わせ、またはROM325,326、ゲ
ートGT1〜4、チヤンネルデバイダ384、発
振器386の組合わせよりなる演算制御手段を備
えている。 以上説明したように、この発明による関数波形
発生装置(実施例では音色関数発生回路344ま
たは音量関数発生回路381の部分が相当する)
においては、演算手段と一時記憶手段とを用いて
デイジタル的な演算によつて関数波形を発生する
ようにしているので、従来のように大容量の関数
波形メモリを設ける必要がなく、従つて構成が簡
単になるとともに低コストになる。 さらに、第1の発明によれば、定数によつて関
数波形の波形変化特性を制御しているので、定数
を変更することにより種々の関数波形を容易に発
生できる。また、第2の発明によれば、関数波形
の現在の形成区間(発生区間)を表わすデータを
記憶する記憶手段を設けているので、このデータ
に基づき各区間ごとに演算手段の演算動作(演算
態様)をそれぞれ独立して制御でき、従つて複雑
な形状の関数波形も容易に発生し得る。また、第
3の発明によれば、演算手段の演算動作を操作さ
れたキーに対応して制御しているので、操作され
たキーの音高に対応した関数波形(エンベロープ
波形)を発生することができ、この関数波形を用
いて楽音の音色や音量を制御すれば自然楽器音と
同様の楽音を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による関数波形発生装置が用
いられる電子楽器の一例を示す系統図、第2図は
その鍵盤情報発生部を示す系統図、第3図A,B
及びCは第2図のキー操作検出回路を適用し得る
キースイツチの動作機構を示す平面図、側面図及
び一部拡大斜視図、第4図A,B及びCは第2図
のキーコーダを3枚の図面に分けて示す接続図、
第5図はマスタクロツク及びこれに関連するタイ
ミング信号を示す信号波形図、第6図は第4図の
キーコーダの動作の説明に供するフローチヤー
ト、第7図A,B及びCは第2図のチヤンネルプ
ロセツサを3枚の図面に分けて示す接続図、第8
図は第2図のイニシアルタツチコントロール回路
を示す接続図、第9図は第2図のアフタタツチコ
ントロール回路を示す接続図、第10図は第1図
のパラメータ発生回路を示すブロツク図、第11
図は第1図の音色選択スイツチを示す接続図、第
12図A及びBは第1図の楽音信号形成部を2枚
の図面に分けて示す接続図、第13図はその音色
関数発生回路を示す接続図、第14図はその基準
音色波形を示す波形図、第15図は第12図の音
量関数発生回路を示す接続図、第16図はその出
力波形を示す波形図である。 1……鍵盤情報発生部、5A,5B……第1系
列、第2系列パラメータ発生回路、6……音色選
択スイツチ、7A,7B……第1系列、第2系列
楽音信号形成部、8……楽音発生部、9……ダン
パペダル、11……キー操作検出回路、11A…
…キースイツチ群、11B……圧力検出素子群、
12……キーコーダ、12A……キースイツチ回
路、12B……ブロツク検出回路、12C……一
時記憶回路、12D……ノート検出回路、12E
……ステツプコントロール回路、12F……起動
パルス発生回路、13……チヤンネルプロセツ
サ、13A……同期信号発生回路、13B……サ
ンプルホールド回路、13C……キーコード記憶
回路、13D……キーコード比較制御回路、13
E……キー操作判別回路、13F……タイミング
コントロール回路、13G……トランケート回
路、14……イニシアルタツチコントロール回
路、14A……測時論理回路、14B……変換回
路、15……アフタタツチコントロール回路、1
5A……マルチプレクサ、15B……A/D変換
器、325,326……ROM、331……振幅
項演算回路、332……搬送波項演算回路、33
3……変調波項演算回路、344……音色関数発
生回路、355……発振器、356……プログラ
マブルデバイダ、358……シフトレジスタ、3
81……音量関数発生回路、384……プログラ
マブルデバイダ、386……発振器、388……
記憶回路、389……加算回路、GT1〜GT4
……ゲート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 楽音の音量や音色を経時的に制御するための
    複数の楽音制御用関数波形を同時に形成して発生
    する電子楽器の関数波形発生装置344,381
    において、 前記複数の関数波形に対応して複数の記憶位置
    を有し、各関数波形の関数波形値をそれぞれ記憶
    し、この記憶した各関数波形値を順次出力する記
    憶手段347,390と、 前記記憶手段から順次出力される各関数波形値
    に対してそれぞれ所定の演算を時分割で行なつて
    前記各関数波形の新たな関数波形値を算出し、前
    記記憶手段の前記各関数波形に関する記憶内容を
    該演算で算出した新たな関数波形値にそれぞれ書
    き換えることにより、前記記憶手段に記憶される
    関数波形値をそれぞれ時間的に変化させる演算手
    段353,391と、 前記関数波形の立上りや立下りの波形変化部分
    における変化速度を数値で設定し、該数値を表わ
    す定数データを発生する定数発生手段325,3
    26と、 前記定数データが表わす数値に対応した周期の
    信号を出力して前記演算手段における前記所定の
    演算の演算タイミングを制御する演算制御手段3
    55,356,384,386と を備えてなる電子楽器の関数波形発生装置。 2 楽音の音量や音色を経時的に制御するための
    複数の楽音制御用関数波形を同時に形成して発生
    する電子楽器の関数波形発生装置344,381
    において、 前記複数の関数波形に対応して複数の記憶位置
    を有し、各関数波形の関数波形値をそれぞれ記憶
    し、この記憶した各関数波形値を順次出力する第
    1の記憶手段347;390と、 前記第1の記憶手段から順次出力される各関数
    波形値に対してそれぞれ所定の演算を時分割で行
    なつて前記各関数波形の新たな関数波形値を算出
    し、前記第1の記憶手段の前記各関数波形に関す
    る記憶内容を該演算で算出した新たな関数波形値
    にそれぞれ書き換えることにより、前記第1の記
    憶手段に記憶される関数波形値をそれぞれ時間的
    に変化させる演算手段353,391と、 前記複数の関数波形に対応して複数の記憶位置
    を有し、各関数波形の現在の形成区間(状態)を
    表わすデータをそれぞれ記憶する第2の記憶手段
    358,388と、 前記第2の記憶手段の各データを前記各関数波
    形の発生指令信号TK2および前記各関数波形値
    に基づきそれぞれ更新制御する制御手段349,
    359,360,361〜363,385,38
    9,397,407と、 前記第2の記憶手段の各データに従つて前記演
    算手段における各関数波形に関する演算動作をそ
    れぞれ制御する演算制御手段354;GT1〜
    GT4,384,404と を備えてなる電子楽器の関数波形発生装置。 3 楽音の音量や音色を経時的に制御するための
    楽音制御用関数波形を鍵盤のキー操作に対応して
    発生する電子楽器の関数波形発生装置344,3
    81において、 前記関数波形の関数波形値を記憶する記憶手段
    347,390と、 前記記憶手段の関数波形値に対して所定の演算
    を行なつて前記関数波形の新たな関数波形値を算
    出し、前記記憶手段の記憶内容を該演算で算出し
    た新たな関数波形値に書き換えることにより、前
    記記憶手段の関数波形値を時間的に変化させる演
    算手段353,391と、 前記鍵盤で操作されたキーの位置を示すキー情
    報(KC)を受け、該キー情報に従つて前記演算
    手段における前記所定の演算の演算動作を制御し
    て前記関数波形値を前記操作されたキーに対応し
    て時間的に変化させる演算制御手段325,32
    6,355,356,325,326,GT1〜
    GT4,384,386と を備えてなる電子楽器の関数波形発生装置。
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