JPH0141171B2 - - Google Patents
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- JPH0141171B2 JPH0141171B2 JP55137086A JP13708680A JPH0141171B2 JP H0141171 B2 JPH0141171 B2 JP H0141171B2 JP 55137086 A JP55137086 A JP 55137086A JP 13708680 A JP13708680 A JP 13708680A JP H0141171 B2 JPH0141171 B2 JP H0141171B2
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- Japan
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- film
- evoh
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- coating
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Description
本発明は基材フイルム、シートの表面に非イオ
ン性界面活性剤を配合したエチレン・ビニルアル
コール共重合体樹脂(以下EVOHという)の溶
液を塗布、乾燥することにより結露防止性及びガ
スバリヤー性に優れた性能を持つ積層物の製造方
法に関する。 包装材料、特に食品包装材料に要求される特性
の1つに耐気体透過性がある。EVOHは特公昭
46−21941に示されるように優れたガスバリヤー
性をもつ樹脂であり、他のポリオレフイン樹脂と
積層されて主として食品の包装材料に使用されて
いる。他の材料との積層の方法として溶融押出製
膜品への押出ラミネート及びドライラミネート、
あるいは同時溶融共押出し等があるが、EVOH
は熱溶融成形すると熱分解しやすく又耐ブロツキ
ング性にも問題がある。これらの欠点を解消する
ため、EVOH溶液を基材フイルムに塗布する技
術に関して特公昭45−30600(ポリエチレンイミン
を含んだEVOH溶液をポリオレフイン成形物基
材に塗布する)、特公昭46−23911(EVOHを溶
剤)に溶解又は水に分散させ包装材料に塗布す
る)、特公昭47−48489(アルコール−水混合溶剤
に溶解したEVOHを50℃から沸点以下の温度で
塗布する)等が知られている。 本願発明は、これらの技術を基礎として、優れ
たガスバリヤー性に加えて、より付加価値の高い
美麗で結露防止性にも優れた積層物及びその製造
方法に関するものである。 結露防止性とは流滴性、防曇性とも表現され、
フイルム、シートの表面に付着した水がどの程度
拡がるかに依存する物性で、フイルム或いはシー
ト表面の親水性に関連した性質である。 従来、シール性の優れたポリエチレン系フイル
ムを最内層とする積層フイルムで含水率の高い内
容物を包装した場合、包装の内部が多湿過飽和の
状態になつた時、水による結露を生じて内容商品
を展示する効果に欠けると共にこれらの水が包装
されている食品類に悪影響を与え腐敗を早める等
の問題点があつた。即ち、ウインナーソーセー
ジ、フランクフルトソーセージ等の畜肉製品をは
じめ、ちくわ、かまぼこ、はんぺん等の水産練製
品のほか、生めん、しゆうまい、ぎようざ等の低
温流通食品を包装したフイルム(容器を含む)の
結露防止に対して通常のポリエチレン系フイルム
の内層とした積層フイルムでは前述の如き結露の
問題があり、また青果物の包装および農作物の栽
培用フイルム等の場合においてもポリ塩化ビニル
やポリエチレン系フイルムを使用した時にはその
表面が本質的には疎水性であるために青果物から
の水分の蒸散及び温湿度変化による空気中水分の
凝結によつてフイルム表面に多数の水滴が付着し
曇りを発生させ、特に青果物包装の場合にはこれ
らの水滴が腐敗をはやめる原因となり、商品の寿
命が短くなる大きな問題ともなつている。又、農
業用フイルム等の場合には太陽光線の遮断及び乱
反射等により温室としての機能を充分に保つこと
ができない等の問題が生じる。これらの問題点を
改良すべく、これまでにも多くの提案がなされて
いてそれらは例えば特公昭34−6539号、同38−
4174号、同53−1777号、同53−6985号、及び特開
昭50−140549号、同51−91953号、同52−104487
号、同53−9844号、同53−31749号、同53−78272
号、同53−77273号等である。これらはすべて主
としてポリオレフイン系フイルムの結露防止性の
改良を目的とするものであつて、このように多く
の特許出願がなされているにもかかわらず初期結
露防止効果及びその持続効果の点で共に満足し得
るものとは言えないのが実状である。これは、ポ
リオレフイン系フイルムを使用した場合には樹脂
自体が本質的に疎水性であるためにいかなる条件
下においても優れた結露防止性を発揮し得る性能
を付与することが極めて困難なものであることを
示すものである。一般にフイルム等に結露防止性
を付与せしめるとはフイルム等の表面に付着した
水が水滴状にならないように一面に均一なひろが
りをもつて濡れるようにすることをいい、この目
的のためには使用する界面活性剤として親水性界
面活性剤ほど良好な性質、即ち結露防止性を与え
易いと言える。ところがポリオレフイン系樹脂の
場合には不都合なことにこれらの親水性界面活性
剤との相溶性が不良であることから初期結露防止
性を与えにくく、また界面活性剤全般に対する長
期保持性も充分でない難点があり、さらには添加
量を増すといわゆる浮き出し性が強くなりフイル
ムの白化、粘着という問題がでてくる。 本発明者らは長期間にわたつて結露防止性をも
ちかつ耐気体透過性を持つた積層物を提供するこ
とを目的としてEVOHの共重合組成、ケン化度
と結露性との関係、界面活性剤の添加による成形
性の変化、物性の変化、熱劣化性等について検討
した。非イオン性界面活性剤をEVOHフイルム
の表面に単純にコートするだけでは、持続性の点
で難点があり、また非イオン性界面活性剤を含有
したEVOH組成物を溶融押出方法により基材フ
イルム、シートへ押出ラミネートし、あるいは溶
融押出成膜した後基材フイルム、シートと積層さ
せるという方法では、熱分解しやすいEVOHの
みでなく熱安定性の不良な非イオン性界面活性剤
を高温(200〜250℃)にさらす工程を経ることに
なり、EVOH組成物の熱劣化がさらに進み、変
色、フイツシユアイの増加、耐ブロツキング性不
良、樹脂組成物の回収品劣化等の問題が生じる。
これらの問題に対して、種々検討の結果、非イオ
ン性界面活性剤の特定量とEVOHを溶剤に溶解
し、この溶液を他の熱可塑性樹脂に塗布して積層
後乾燥することによつて、ポリオレフインベース
の結露防止フイルム等では到達し得ないすぐれた
結露防止性をもち、ガスバリヤー性が良好で、
EVOH組成物を熱溶融成形した場合に比べて、
フイツシユアイの少ない透明美麗な積層物が得ら
れることを見出し、本発明に到達した。 すなわち、HLB価4〜16の非イオン性界面活
性剤0.1〜3重量%を含むエチレン含有率25〜60
モル%、ケン化度96%以上のエチレン・ビニルア
ルコール共重合体樹脂を熱可塑性フイルムあるい
はシートの表面に溶液塗布することを特徴とする
結露防止性及び耐気体透過性にすぐれた積層物の
製造法である。 但し、HLB価とは親水性−親油性の釣合い
(hydrophile−lipophile−balance)の指標であ
る。 以下更に本発明を詳しく説明する。 本発明において用いられるEVOHは耐水性及
び耐気体透過性等の点からエチレン含有率は25〜
60モル%、ケン化度96%以上のものであることが
必要である。エチレン含有率が60モル%を越える
と耐気体透過性が失われるので本発明の目的には
適さない。一方、エチレン含有率が25モル%より
も低くなると、ビニルアルコール単位が増すこと
により耐水性が不良となり高湿状態下での耐気体
透過性が低下する。また共重合体のケン化度が96
%未満の場合にはフイルムの耐水性、耐気体透過
性及びフイルムのいわゆる腰が低下するほかに酢
酸臭を伴なうので好ましくない。使用する非イオ
ン性界面活性剤としてはHLB価が4〜16のもの
で好ましくはHLB価が7〜12のものを共重合体
樹脂に対し0.1〜3重量%用いることが必要であ
る。HLB価が4よりも小さいものではフイルム
表面における水のひろがりが充分でなく、また
HLB価が16よりも大きくなると水に溶解し易く
なり結露防止の持続性がなくなつて好ましくな
い。本発明において使用する非イオン性界面活性
剤の具体例としてはしよ糖脂肪酸エステル系、グ
リセリン脂肪酸エステル系、ソルビタン脂肪酸エ
ステル系、プロピレングリコール脂肪酸エステル
系及びこれらのエチレンオキサイド付加物、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル系、ポリオキシ
エチレンアルキルアリルエーテル系等の非イオン
性界面活性剤を用いることができ、これらは単独
もしくは2種以上の混合物として使用してもさし
つかえない。 非イオン性界面活性剤の量は共重合体樹脂に対
して0.1〜3重量%用いるが、添加量が0.1重量%
よりも少ない場合には本発明の目的にかなう結露
防止性を付与することが困難で、また、3重量%
よりも多くなるとかえつて活性剤によるいわゆる
浮き出し、フイルム等の白化、粘着等の問題が生
じたりガスバリヤー性能が低下して好ましくな
い。 EVOHを非イオン性界面活性剤と配合し基材
に塗布する場合の溶剤としてはノルマルプロパノ
ールと水の混合液、イソプロパノールと水の混合
液、第3級ブチルアルコールと水の混合液、メタ
ノールと水の混合液、エタノールと水の混合液、
ジメチルスルホオキシド、ジオキサン、エチレン
クロルヒドリン、などが使用できる。これらの溶
剤にEVOHを溶解し、非イオン性界面活性剤を
添加して塗布液を調製する。この溶液は溶剤によ
つては室温ではゲル化する場合があるので、適当
な温度に保持して使用する。塗布される基材には
あらかじめ接着剤が塗布されていることが好まし
く、該溶液を接着剤が塗布された熱可塑性樹脂フ
イルムあるいはシートたとえばポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリエステル、ナイロン、セロハ
ン、ポリエチレン、塩化ビニル等の表面に塗布す
る。乾燥後溶剤を除去すれば、上記基材と被覆層
とが接着した結露防止性及び耐気体透過性の良好
な積層構造物が得られる。 この場合溶剤の除去後に80〜170℃の温度で数
秒〜数分熱処理することが好ましく、これによつ
てEVOHの結晶性が増大し、結露防止性、耐気
体透過性、強度、スリツプ性等が一層向上する。 この塗布液中に、必要に応じて本発明の効果に
悪影響を及ぼさない範囲において種々の添加剤た
とえば酸化防止剤、滑剤、アンチブロツキング剤
等を配合してもさしつかえない。 使用するフイルム、シートに特に限定はない
が、その積層物の用途により種々のものが採用可
能である。 コーテイング方式に関する限定も特になく、グ
ラビアロールコーテイング、マイヤーバーコーテ
イング、ドクターブレードコーテイング、リバー
スロールコーテイング、デイツプコーテイング、
エアーナイフコーテイング等の方法を採用でき
る。尚本発明により、溶融押出製膜によらず結露
防止性を有するEVOH積層物を製造する場合熱
分解性の他、さらに次の利点がある。 (1) 溶解したEVOHの中に界面活性剤が入る量
は溶融練込みの場合よりも多く、従つて溶融押
出法により得られたフイルムよりも高い結露防
止性を付与しうる。 (2) EVOHは熱履歴を経ることにより分子内架
橋が生じる。従つて、溶融製膜の場合にはフイ
シユアイが生じ易いが、溶解してコートした場
合はフイシユアイが出来ず美麗なフイルムが得
られる。 (3) EVOHをTダイで押出製膜すると耳部は厚
薄不良のため製品化できない。従つて、その部
分は回収再使用する必要があるが、界面活性剤
が数%含まれていると得られたフイルムのフイ
シユアイが著しく増加し、品質不良となる。 本発明のコート法によれば、積層フイルムのロ
ールの端部を少量巾スリツトして廃棄することに
より、効率よく品質良好な積層フイルムが得られ
る。 尚、本発明により得られた成形物にはフイルム
及びシートのほか容器が包含される。又、本発明
における共重合体樹脂フイルム等のその他の特長
として帯電防止性をあげることができる。例えば
エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層を中
間層として用い最内層にポリオレフインを配した
多層フイルムの場合には、ラミネート工程および
包装連続作業性の点からポリオレフインに帯電防
止剤を入れて使用し、中間層であるエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体樹脂層には特別の場合以
外は帯電防止剤を用いないのが普通である。しか
しながら、従来のように帯電防止剤の添加された
ポリオレフイン層を最内層とする場合に代わつて
本発明のようにエチレン−ビニルアルコール共重
合体樹脂層を最内層に用いる場合にはその帯電性
が問題となるが本発明においてはこれらの帯電防
止性の問題をも同時に解決し得たことに大きな特
長を有する。尚、帯電性については実施例におい
て更に詳述する。 又本発明における積層シートは食品包装の他農
業用シートとしても用いることが出来る。例えば
農作物の栽培用シートとして用いる場合本発明に
よるEVOH溶液を基材シートに対して内層ある
いは内、外層に塗布することによつて結露防止性
に優れた農業用シートとしても利用できる。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。 実施例、比較例におけるテスト内容 結露性テスト 直径75mm、高さ60mmの円柱状ガラス製容器(容
量265c.c.)に水を200c.c.入れて、EVOH(またはポ
リビニルアルコール(PVA)を塗布した面を下
向きにして容器上部にフイルムを設置し冷蔵庫
(5〜6℃)中に放置した。30分後と24時間後の
フイルム内面の曇り度を観察した。 1〜2点は微細な水滴が全面にわたつて付着し不
透明。 3〜4点は水滴が他の水滴と全く融合せず不透明
ないし半透明。 5〜6点は水滴が他の水滴と均一に融合せず半透
明。 7〜8点は一部濡れが充分でなくほぼ透明。 9〜10点は全面がほとんど均一に濡れ、水滴がな
く安全透明。 酸素の透過量 縦×横が20cm×20cmのEVOH層またはPVA層
を内側とした袋に注射器で200c.c.のN2ガスを注入
し、完全にヒートシートして1週間、1ケ月後の
袋内部ガスを抜きとりガスクロにかけ、O2透過
量を算出した。袋は20℃、65%RHにて放置し
た。 スリツプ角度 基材フイルム面とEVOH層面またはPVA層面
との摩擦角を、(株)東洋精機製作所製摩擦角測定機
により20℃、65%RHにおいて測定した。 表面固有抵抗 ヒユーレツトパツカード社製の抵抗計(モデル
4329A)を用いてEVOH層面またはPVA層面の
表面固有抵抗を20℃、65%RHにて測定した。 実施例 1〜3 エチレン含有率32モル%、ケン化度99.5%の
EVOH100重量部と水350重量部、ノルマルプロ
パノール350重量部、HLB価が11であるしよ糖脂
肪酸エステル(第一工業製薬(株)製DKエステルF
−110)を0.2,1.5,2.5重量部配合し、75℃で2
時間撹拌溶解し、透明な塗布液を調製した。 イソシアネート系のアンカーコート剤を塗布し
た二軸延伸ポリエステルフイルム(20μ)に、グ
ラビアコーターを用いて、65℃の液温にて前記塗
布液を50m/分の速度で塗布した。塗布した後す
ぐに100〜130℃に調整した乾燥炉を通過させ乾燥
及び熱処理を行なつた。その結果しよ糖脂肪酸エ
ステルを含んだEVOH層2μを有する透明で美麗
な積層フイルムを得た。各種物性について表1に
示す。 比較例 1 実施例1において使用した、イソシアネート系
のアンカーコート剤を塗布し溶剤乾燥した二軸延
伸ポリエステルフイルム(20μ)についての物性
を表1に示す。各種テストは、接着剤が塗布され
ていない面を使用した。 比較例 2 実施例1の塗布液のうち、しよ糖脂肪酸エステ
ルが配合されていない塗布液を用いて、実施例1
と全く同様な方法で積層フイルムを製造した。各
種物性を表1に示す。 比較例 3〜4 実施例1で使用したEVOH100重量部に対して
しよ糖脂肪酸エステルが0.05,3.5重量部配合さ
れた塗布液を用いて、実施例1と全く同様な方法
で積層フイルムを製造した。各種物性について表
1に示す。 比較例 5〜7 実施例1において、EVOH、水、ノルマルプ
ロパノール及びしよ糖脂肪酸エステルからなる塗
布液の代りに、PVA(ケン化度99%)、水及びし
よ糖脂肪酸エステルからなる塗布液を使用する以
外は実施例1と同様にして積層フイルムを得た。
各種物性について表1に示す。
ン性界面活性剤を配合したエチレン・ビニルアル
コール共重合体樹脂(以下EVOHという)の溶
液を塗布、乾燥することにより結露防止性及びガ
スバリヤー性に優れた性能を持つ積層物の製造方
法に関する。 包装材料、特に食品包装材料に要求される特性
の1つに耐気体透過性がある。EVOHは特公昭
46−21941に示されるように優れたガスバリヤー
性をもつ樹脂であり、他のポリオレフイン樹脂と
積層されて主として食品の包装材料に使用されて
いる。他の材料との積層の方法として溶融押出製
膜品への押出ラミネート及びドライラミネート、
あるいは同時溶融共押出し等があるが、EVOH
は熱溶融成形すると熱分解しやすく又耐ブロツキ
ング性にも問題がある。これらの欠点を解消する
ため、EVOH溶液を基材フイルムに塗布する技
術に関して特公昭45−30600(ポリエチレンイミン
を含んだEVOH溶液をポリオレフイン成形物基
材に塗布する)、特公昭46−23911(EVOHを溶
剤)に溶解又は水に分散させ包装材料に塗布す
る)、特公昭47−48489(アルコール−水混合溶剤
に溶解したEVOHを50℃から沸点以下の温度で
塗布する)等が知られている。 本願発明は、これらの技術を基礎として、優れ
たガスバリヤー性に加えて、より付加価値の高い
美麗で結露防止性にも優れた積層物及びその製造
方法に関するものである。 結露防止性とは流滴性、防曇性とも表現され、
フイルム、シートの表面に付着した水がどの程度
拡がるかに依存する物性で、フイルム或いはシー
ト表面の親水性に関連した性質である。 従来、シール性の優れたポリエチレン系フイル
ムを最内層とする積層フイルムで含水率の高い内
容物を包装した場合、包装の内部が多湿過飽和の
状態になつた時、水による結露を生じて内容商品
を展示する効果に欠けると共にこれらの水が包装
されている食品類に悪影響を与え腐敗を早める等
の問題点があつた。即ち、ウインナーソーセー
ジ、フランクフルトソーセージ等の畜肉製品をは
じめ、ちくわ、かまぼこ、はんぺん等の水産練製
品のほか、生めん、しゆうまい、ぎようざ等の低
温流通食品を包装したフイルム(容器を含む)の
結露防止に対して通常のポリエチレン系フイルム
の内層とした積層フイルムでは前述の如き結露の
問題があり、また青果物の包装および農作物の栽
培用フイルム等の場合においてもポリ塩化ビニル
やポリエチレン系フイルムを使用した時にはその
表面が本質的には疎水性であるために青果物から
の水分の蒸散及び温湿度変化による空気中水分の
凝結によつてフイルム表面に多数の水滴が付着し
曇りを発生させ、特に青果物包装の場合にはこれ
らの水滴が腐敗をはやめる原因となり、商品の寿
命が短くなる大きな問題ともなつている。又、農
業用フイルム等の場合には太陽光線の遮断及び乱
反射等により温室としての機能を充分に保つこと
ができない等の問題が生じる。これらの問題点を
改良すべく、これまでにも多くの提案がなされて
いてそれらは例えば特公昭34−6539号、同38−
4174号、同53−1777号、同53−6985号、及び特開
昭50−140549号、同51−91953号、同52−104487
号、同53−9844号、同53−31749号、同53−78272
号、同53−77273号等である。これらはすべて主
としてポリオレフイン系フイルムの結露防止性の
改良を目的とするものであつて、このように多く
の特許出願がなされているにもかかわらず初期結
露防止効果及びその持続効果の点で共に満足し得
るものとは言えないのが実状である。これは、ポ
リオレフイン系フイルムを使用した場合には樹脂
自体が本質的に疎水性であるためにいかなる条件
下においても優れた結露防止性を発揮し得る性能
を付与することが極めて困難なものであることを
示すものである。一般にフイルム等に結露防止性
を付与せしめるとはフイルム等の表面に付着した
水が水滴状にならないように一面に均一なひろが
りをもつて濡れるようにすることをいい、この目
的のためには使用する界面活性剤として親水性界
面活性剤ほど良好な性質、即ち結露防止性を与え
易いと言える。ところがポリオレフイン系樹脂の
場合には不都合なことにこれらの親水性界面活性
剤との相溶性が不良であることから初期結露防止
性を与えにくく、また界面活性剤全般に対する長
期保持性も充分でない難点があり、さらには添加
量を増すといわゆる浮き出し性が強くなりフイル
ムの白化、粘着という問題がでてくる。 本発明者らは長期間にわたつて結露防止性をも
ちかつ耐気体透過性を持つた積層物を提供するこ
とを目的としてEVOHの共重合組成、ケン化度
と結露性との関係、界面活性剤の添加による成形
性の変化、物性の変化、熱劣化性等について検討
した。非イオン性界面活性剤をEVOHフイルム
の表面に単純にコートするだけでは、持続性の点
で難点があり、また非イオン性界面活性剤を含有
したEVOH組成物を溶融押出方法により基材フ
イルム、シートへ押出ラミネートし、あるいは溶
融押出成膜した後基材フイルム、シートと積層さ
せるという方法では、熱分解しやすいEVOHの
みでなく熱安定性の不良な非イオン性界面活性剤
を高温(200〜250℃)にさらす工程を経ることに
なり、EVOH組成物の熱劣化がさらに進み、変
色、フイツシユアイの増加、耐ブロツキング性不
良、樹脂組成物の回収品劣化等の問題が生じる。
これらの問題に対して、種々検討の結果、非イオ
ン性界面活性剤の特定量とEVOHを溶剤に溶解
し、この溶液を他の熱可塑性樹脂に塗布して積層
後乾燥することによつて、ポリオレフインベース
の結露防止フイルム等では到達し得ないすぐれた
結露防止性をもち、ガスバリヤー性が良好で、
EVOH組成物を熱溶融成形した場合に比べて、
フイツシユアイの少ない透明美麗な積層物が得ら
れることを見出し、本発明に到達した。 すなわち、HLB価4〜16の非イオン性界面活
性剤0.1〜3重量%を含むエチレン含有率25〜60
モル%、ケン化度96%以上のエチレン・ビニルア
ルコール共重合体樹脂を熱可塑性フイルムあるい
はシートの表面に溶液塗布することを特徴とする
結露防止性及び耐気体透過性にすぐれた積層物の
製造法である。 但し、HLB価とは親水性−親油性の釣合い
(hydrophile−lipophile−balance)の指標であ
る。 以下更に本発明を詳しく説明する。 本発明において用いられるEVOHは耐水性及
び耐気体透過性等の点からエチレン含有率は25〜
60モル%、ケン化度96%以上のものであることが
必要である。エチレン含有率が60モル%を越える
と耐気体透過性が失われるので本発明の目的には
適さない。一方、エチレン含有率が25モル%より
も低くなると、ビニルアルコール単位が増すこと
により耐水性が不良となり高湿状態下での耐気体
透過性が低下する。また共重合体のケン化度が96
%未満の場合にはフイルムの耐水性、耐気体透過
性及びフイルムのいわゆる腰が低下するほかに酢
酸臭を伴なうので好ましくない。使用する非イオ
ン性界面活性剤としてはHLB価が4〜16のもの
で好ましくはHLB価が7〜12のものを共重合体
樹脂に対し0.1〜3重量%用いることが必要であ
る。HLB価が4よりも小さいものではフイルム
表面における水のひろがりが充分でなく、また
HLB価が16よりも大きくなると水に溶解し易く
なり結露防止の持続性がなくなつて好ましくな
い。本発明において使用する非イオン性界面活性
剤の具体例としてはしよ糖脂肪酸エステル系、グ
リセリン脂肪酸エステル系、ソルビタン脂肪酸エ
ステル系、プロピレングリコール脂肪酸エステル
系及びこれらのエチレンオキサイド付加物、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル系、ポリオキシ
エチレンアルキルアリルエーテル系等の非イオン
性界面活性剤を用いることができ、これらは単独
もしくは2種以上の混合物として使用してもさし
つかえない。 非イオン性界面活性剤の量は共重合体樹脂に対
して0.1〜3重量%用いるが、添加量が0.1重量%
よりも少ない場合には本発明の目的にかなう結露
防止性を付与することが困難で、また、3重量%
よりも多くなるとかえつて活性剤によるいわゆる
浮き出し、フイルム等の白化、粘着等の問題が生
じたりガスバリヤー性能が低下して好ましくな
い。 EVOHを非イオン性界面活性剤と配合し基材
に塗布する場合の溶剤としてはノルマルプロパノ
ールと水の混合液、イソプロパノールと水の混合
液、第3級ブチルアルコールと水の混合液、メタ
ノールと水の混合液、エタノールと水の混合液、
ジメチルスルホオキシド、ジオキサン、エチレン
クロルヒドリン、などが使用できる。これらの溶
剤にEVOHを溶解し、非イオン性界面活性剤を
添加して塗布液を調製する。この溶液は溶剤によ
つては室温ではゲル化する場合があるので、適当
な温度に保持して使用する。塗布される基材には
あらかじめ接着剤が塗布されていることが好まし
く、該溶液を接着剤が塗布された熱可塑性樹脂フ
イルムあるいはシートたとえばポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリエステル、ナイロン、セロハ
ン、ポリエチレン、塩化ビニル等の表面に塗布す
る。乾燥後溶剤を除去すれば、上記基材と被覆層
とが接着した結露防止性及び耐気体透過性の良好
な積層構造物が得られる。 この場合溶剤の除去後に80〜170℃の温度で数
秒〜数分熱処理することが好ましく、これによつ
てEVOHの結晶性が増大し、結露防止性、耐気
体透過性、強度、スリツプ性等が一層向上する。 この塗布液中に、必要に応じて本発明の効果に
悪影響を及ぼさない範囲において種々の添加剤た
とえば酸化防止剤、滑剤、アンチブロツキング剤
等を配合してもさしつかえない。 使用するフイルム、シートに特に限定はない
が、その積層物の用途により種々のものが採用可
能である。 コーテイング方式に関する限定も特になく、グ
ラビアロールコーテイング、マイヤーバーコーテ
イング、ドクターブレードコーテイング、リバー
スロールコーテイング、デイツプコーテイング、
エアーナイフコーテイング等の方法を採用でき
る。尚本発明により、溶融押出製膜によらず結露
防止性を有するEVOH積層物を製造する場合熱
分解性の他、さらに次の利点がある。 (1) 溶解したEVOHの中に界面活性剤が入る量
は溶融練込みの場合よりも多く、従つて溶融押
出法により得られたフイルムよりも高い結露防
止性を付与しうる。 (2) EVOHは熱履歴を経ることにより分子内架
橋が生じる。従つて、溶融製膜の場合にはフイ
シユアイが生じ易いが、溶解してコートした場
合はフイシユアイが出来ず美麗なフイルムが得
られる。 (3) EVOHをTダイで押出製膜すると耳部は厚
薄不良のため製品化できない。従つて、その部
分は回収再使用する必要があるが、界面活性剤
が数%含まれていると得られたフイルムのフイ
シユアイが著しく増加し、品質不良となる。 本発明のコート法によれば、積層フイルムのロ
ールの端部を少量巾スリツトして廃棄することに
より、効率よく品質良好な積層フイルムが得られ
る。 尚、本発明により得られた成形物にはフイルム
及びシートのほか容器が包含される。又、本発明
における共重合体樹脂フイルム等のその他の特長
として帯電防止性をあげることができる。例えば
エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂層を中
間層として用い最内層にポリオレフインを配した
多層フイルムの場合には、ラミネート工程および
包装連続作業性の点からポリオレフインに帯電防
止剤を入れて使用し、中間層であるエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体樹脂層には特別の場合以
外は帯電防止剤を用いないのが普通である。しか
しながら、従来のように帯電防止剤の添加された
ポリオレフイン層を最内層とする場合に代わつて
本発明のようにエチレン−ビニルアルコール共重
合体樹脂層を最内層に用いる場合にはその帯電性
が問題となるが本発明においてはこれらの帯電防
止性の問題をも同時に解決し得たことに大きな特
長を有する。尚、帯電性については実施例におい
て更に詳述する。 又本発明における積層シートは食品包装の他農
業用シートとしても用いることが出来る。例えば
農作物の栽培用シートとして用いる場合本発明に
よるEVOH溶液を基材シートに対して内層ある
いは内、外層に塗布することによつて結露防止性
に優れた農業用シートとしても利用できる。 以下実施例により本発明を具体的に説明する。 実施例、比較例におけるテスト内容 結露性テスト 直径75mm、高さ60mmの円柱状ガラス製容器(容
量265c.c.)に水を200c.c.入れて、EVOH(またはポ
リビニルアルコール(PVA)を塗布した面を下
向きにして容器上部にフイルムを設置し冷蔵庫
(5〜6℃)中に放置した。30分後と24時間後の
フイルム内面の曇り度を観察した。 1〜2点は微細な水滴が全面にわたつて付着し不
透明。 3〜4点は水滴が他の水滴と全く融合せず不透明
ないし半透明。 5〜6点は水滴が他の水滴と均一に融合せず半透
明。 7〜8点は一部濡れが充分でなくほぼ透明。 9〜10点は全面がほとんど均一に濡れ、水滴がな
く安全透明。 酸素の透過量 縦×横が20cm×20cmのEVOH層またはPVA層
を内側とした袋に注射器で200c.c.のN2ガスを注入
し、完全にヒートシートして1週間、1ケ月後の
袋内部ガスを抜きとりガスクロにかけ、O2透過
量を算出した。袋は20℃、65%RHにて放置し
た。 スリツプ角度 基材フイルム面とEVOH層面またはPVA層面
との摩擦角を、(株)東洋精機製作所製摩擦角測定機
により20℃、65%RHにおいて測定した。 表面固有抵抗 ヒユーレツトパツカード社製の抵抗計(モデル
4329A)を用いてEVOH層面またはPVA層面の
表面固有抵抗を20℃、65%RHにて測定した。 実施例 1〜3 エチレン含有率32モル%、ケン化度99.5%の
EVOH100重量部と水350重量部、ノルマルプロ
パノール350重量部、HLB価が11であるしよ糖脂
肪酸エステル(第一工業製薬(株)製DKエステルF
−110)を0.2,1.5,2.5重量部配合し、75℃で2
時間撹拌溶解し、透明な塗布液を調製した。 イソシアネート系のアンカーコート剤を塗布し
た二軸延伸ポリエステルフイルム(20μ)に、グ
ラビアコーターを用いて、65℃の液温にて前記塗
布液を50m/分の速度で塗布した。塗布した後す
ぐに100〜130℃に調整した乾燥炉を通過させ乾燥
及び熱処理を行なつた。その結果しよ糖脂肪酸エ
ステルを含んだEVOH層2μを有する透明で美麗
な積層フイルムを得た。各種物性について表1に
示す。 比較例 1 実施例1において使用した、イソシアネート系
のアンカーコート剤を塗布し溶剤乾燥した二軸延
伸ポリエステルフイルム(20μ)についての物性
を表1に示す。各種テストは、接着剤が塗布され
ていない面を使用した。 比較例 2 実施例1の塗布液のうち、しよ糖脂肪酸エステ
ルが配合されていない塗布液を用いて、実施例1
と全く同様な方法で積層フイルムを製造した。各
種物性を表1に示す。 比較例 3〜4 実施例1で使用したEVOH100重量部に対して
しよ糖脂肪酸エステルが0.05,3.5重量部配合さ
れた塗布液を用いて、実施例1と全く同様な方法
で積層フイルムを製造した。各種物性について表
1に示す。 比較例 5〜7 実施例1において、EVOH、水、ノルマルプ
ロパノール及びしよ糖脂肪酸エステルからなる塗
布液の代りに、PVA(ケン化度99%)、水及びし
よ糖脂肪酸エステルからなる塗布液を使用する以
外は実施例1と同様にして積層フイルムを得た。
各種物性について表1に示す。
【表】
実施例1〜3に示すように、結露防止性、酸素
バリヤー性、スリツプ性、表面固有抵抗等の良好
な積層物が製造出来る。比較例に示すように、比
較例2〜3の場合(しよ糖脂肪酸エステルの使用
量が0または少ない場合)は結露防止性に欠ける
し、また比較例4の場合(しよ糖脂肪酸エステル
の使用量が多い場合)は塗布表面ににじみ出しす
ぎた界面活性剤のためにスリツプ性が不良にな
り、巻取時及びその後の加工時に問題を生ずるこ
とになる。さらに比較例5〜7の場合(EVOH
の代りにPVAを使用した場合)は結露防止性は
充分でないし、酸素バリヤー性も劣り、また
PVAコート層が水分により膨潤し、スリツプ性
も極めて不良である。 実施例 4〜6 エチレン含有率48モル%、ケン化度99.0%の
EVOH100重量部と水350重量部、イソプロパノ
ール450重量部、HLB価が7.8であるポリオキシ
エチレンノニルフエニルエーテル(花王マトラス
(株)製エマルゲン903)を0.2,1.5,2.5重量部配合
し75℃で2時間撹拌溶解し、透明な塗布液を調整
した。 イソシアネート系アンカーコート剤を塗布した
二軸延伸ポリプロピレン(30μ)にグラビアコー
ターを用いて65℃の液温にて前記塗布液を50m/
分の速度で塗布した。塗布した後すぐに100〜130
℃に調整した乾燥炉を通過させ、乾燥及び熱処理
を行なつた。その結果ポリオキシエチレンノニル
フエニルエーテルを含んだEVOH層2μを有する
透明で美麗な積層フイルムを得た。各種物性につ
いて表2に示す。 比較例 8 実施例4において使用したイソシアネート系の
アンカーコート剤を塗布した二軸延伸ポリプロピ
レンフイルム(30μ)についての物性を表2に示
す。各種テストは接着剤が塗布されていない面を
使用した。 比較例 9 実施例4の塗布液のうち、ポリオキシエチレン
ノニルフエニルエーテルが配合されていない塗布
液を用いて、実施例4と全く同様な方法で積層フ
イルムを製造した。各種物性を表2に示す。 比較例 10〜11 実施例4で使用したEVOH100重量部に対し
て、ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
が0.05,3.5重量部配合された塗布液を用いて、
実施例4と全く同様な方法で積層フイルムを製造
した。各種物性について表2に示す。
バリヤー性、スリツプ性、表面固有抵抗等の良好
な積層物が製造出来る。比較例に示すように、比
較例2〜3の場合(しよ糖脂肪酸エステルの使用
量が0または少ない場合)は結露防止性に欠ける
し、また比較例4の場合(しよ糖脂肪酸エステル
の使用量が多い場合)は塗布表面ににじみ出しす
ぎた界面活性剤のためにスリツプ性が不良にな
り、巻取時及びその後の加工時に問題を生ずるこ
とになる。さらに比較例5〜7の場合(EVOH
の代りにPVAを使用した場合)は結露防止性は
充分でないし、酸素バリヤー性も劣り、また
PVAコート層が水分により膨潤し、スリツプ性
も極めて不良である。 実施例 4〜6 エチレン含有率48モル%、ケン化度99.0%の
EVOH100重量部と水350重量部、イソプロパノ
ール450重量部、HLB価が7.8であるポリオキシ
エチレンノニルフエニルエーテル(花王マトラス
(株)製エマルゲン903)を0.2,1.5,2.5重量部配合
し75℃で2時間撹拌溶解し、透明な塗布液を調整
した。 イソシアネート系アンカーコート剤を塗布した
二軸延伸ポリプロピレン(30μ)にグラビアコー
ターを用いて65℃の液温にて前記塗布液を50m/
分の速度で塗布した。塗布した後すぐに100〜130
℃に調整した乾燥炉を通過させ、乾燥及び熱処理
を行なつた。その結果ポリオキシエチレンノニル
フエニルエーテルを含んだEVOH層2μを有する
透明で美麗な積層フイルムを得た。各種物性につ
いて表2に示す。 比較例 8 実施例4において使用したイソシアネート系の
アンカーコート剤を塗布した二軸延伸ポリプロピ
レンフイルム(30μ)についての物性を表2に示
す。各種テストは接着剤が塗布されていない面を
使用した。 比較例 9 実施例4の塗布液のうち、ポリオキシエチレン
ノニルフエニルエーテルが配合されていない塗布
液を用いて、実施例4と全く同様な方法で積層フ
イルムを製造した。各種物性を表2に示す。 比較例 10〜11 実施例4で使用したEVOH100重量部に対し
て、ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
が0.05,3.5重量部配合された塗布液を用いて、
実施例4と全く同様な方法で積層フイルムを製造
した。各種物性について表2に示す。
【表】
実施例4〜6に示すように結露防止性、酸素バ
リヤー性、スリツプ性、表面固有抵抗等の良好な
積層物が製造出来る。 比較例 12 実施例1の塗布液のうち、しよ糖脂肪酸エステ
ルのかわりにHLB価が3.7であるソルビタン脂肪
酸エステル(第一工業製薬製ソルゲン30)を1.5
重量部配合した塗布液を用いて実施例1と同様な
方法で積層フイルムを製造した。その物性を表3
に示す。 比較例 13 実施例1の塗布液のうち、しよ糖脂肪酸エステ
ルのかわりにHLB価が18.2であるポリオキシエ
チレンノニルフエノールエーテル(花王石鹸製エ
マルゲン950)を1.5重量部配合した塗布液を用い
て実施例1と同様な方法で積層フイルムを製造し
た。その物性を表3に示す。
リヤー性、スリツプ性、表面固有抵抗等の良好な
積層物が製造出来る。 比較例 12 実施例1の塗布液のうち、しよ糖脂肪酸エステ
ルのかわりにHLB価が3.7であるソルビタン脂肪
酸エステル(第一工業製薬製ソルゲン30)を1.5
重量部配合した塗布液を用いて実施例1と同様な
方法で積層フイルムを製造した。その物性を表3
に示す。 比較例 13 実施例1の塗布液のうち、しよ糖脂肪酸エステ
ルのかわりにHLB価が18.2であるポリオキシエ
チレンノニルフエノールエーテル(花王石鹸製エ
マルゲン950)を1.5重量部配合した塗布液を用い
て実施例1と同様な方法で積層フイルムを製造し
た。その物性を表3に示す。
【表】
比較例12および13に示すようにHLB価が本発
明の範囲外にある非イオン性界面活性剤を使用し
た場合には、表3に示すように十分な結露防止性
が得られない。
明の範囲外にある非イオン性界面活性剤を使用し
た場合には、表3に示すように十分な結露防止性
が得られない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 HLB価4〜16の非イオン性界面活性剤0.1〜
3重量%を含む、エチレン含有率25〜60モル%、
ケン化度96%以上のエチレン−ビニルアルコール
共重合体樹脂の溶剤溶液を熱可塑性フイルムある
いはシートの表面に塗布することを特徴とする結
露防止性及び耐気体透過性がすぐれた積層物の製
造法。 但し、HLB価とは親水性−親油性の釣合い
(hydrophile−lipophile−balance)の指標であ
る。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55137086A JPS5761025A (en) | 1980-09-30 | 1980-09-30 | Production of laminate having excelent dew condensation resistance and gas barrier property |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55137086A JPS5761025A (en) | 1980-09-30 | 1980-09-30 | Production of laminate having excelent dew condensation resistance and gas barrier property |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5761025A JPS5761025A (en) | 1982-04-13 |
| JPH0141171B2 true JPH0141171B2 (ja) | 1989-09-04 |
Family
ID=15190551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55137086A Granted JPS5761025A (en) | 1980-09-30 | 1980-09-30 | Production of laminate having excelent dew condensation resistance and gas barrier property |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5761025A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6093559A (en) * | 1996-10-24 | 2000-07-25 | Corning Incorporated | Producing low binding hydrophobic surfaces by treating with a low HLB number non-ionic surfactant |
| ATE532217T1 (de) | 2005-08-12 | 2011-11-15 | Cambrios Technologies Corp | Verfahren zur herstellung von transparente leiter auf nanodrahtbasis |
| TWI426531B (zh) | 2006-10-12 | 2014-02-11 | 坎畢歐科技公司 | 以奈米線為主之透明導體及其應用 |
| EP3597701B1 (en) * | 2017-03-15 | 2022-03-02 | Kuraray Co., Ltd. | Resin composition, production method for resin composition, and molded body using resin composition |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5071770A (ja) * | 1973-10-27 | 1975-06-13 | ||
| JPS5935922B2 (ja) * | 1976-08-11 | 1984-08-31 | イ−シ−化学工業株式会社 | スチレン系樹脂フイルムのコ−テイング剤 |
-
1980
- 1980-09-30 JP JP55137086A patent/JPS5761025A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5761025A (en) | 1982-04-13 |
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