JPH0141792B2 - - Google Patents
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- JPH0141792B2 JPH0141792B2 JP58174005A JP17400583A JPH0141792B2 JP H0141792 B2 JPH0141792 B2 JP H0141792B2 JP 58174005 A JP58174005 A JP 58174005A JP 17400583 A JP17400583 A JP 17400583A JP H0141792 B2 JPH0141792 B2 JP H0141792B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- base material
- eaves gutter
- reinforcing core
- fibrous base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は補強芯入り合成樹脂製軒樋の改良に関
する。
する。
(従来の技術)
合成樹脂製の軒樋は軽量・安価であり、且つ発
錆しない等の特質の故に今や軒樋の主流をなして
いるが、耐衝撃強度や保形性に劣り熱収縮性が大
である為、鉄板や金網等をその厚み内に一体的に
封蔵して補強することも広く行なわれるようにな
つた。その一例を第1図の部分切欠斜視図及びそ
の部分拡大図により説明すると、図の軒樋Tは軒
樋形状に成形された薄鉄板製の補強芯Mの外周を
熱可塑性合成樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル樹脂
……以下、PVC樹脂と称す)にて被覆すること
によつて、合成樹脂層Rの厚み内に上記補強芯M
が一体的に封蔵されて成るものである。この軒樋
Tは両側に耳部T1,T1を有し、該耳部T1,T1は
図の如く筒状に屈曲された略閉環された補強芯M
の両側端部M1,M1の外周が上記合成樹脂にて被
覆形成され、この筒状の補強芯M端部M1,M1に
よつて耳部T1,T1が強化され且つ軒樋Tの直線
性(保形性)が維持されるのであるが、この筒状
に形成された耳部T1,T1はその内側に合成樹脂
が充填されない為に鉄製の補強芯Mがそのまま露
出されることになり、従つて雨水等が該耳部T1,
T1内に侵入し、補強芯Mが発錆して該耳部T1,
T1より軒樋Tが急速に朽ちることが多々あり、
亦、該軒樋Tを施工の為所望寸法に切断する時、
剪断力によつてこの中空の耳部T1,T1は拉げ易
く、その為施工者は切断時に細心の注意を払うこ
とと高度の技倆を要求されることは否めなかつ
た。
錆しない等の特質の故に今や軒樋の主流をなして
いるが、耐衝撃強度や保形性に劣り熱収縮性が大
である為、鉄板や金網等をその厚み内に一体的に
封蔵して補強することも広く行なわれるようにな
つた。その一例を第1図の部分切欠斜視図及びそ
の部分拡大図により説明すると、図の軒樋Tは軒
樋形状に成形された薄鉄板製の補強芯Mの外周を
熱可塑性合成樹脂(例えば、ポリ塩化ビニル樹脂
……以下、PVC樹脂と称す)にて被覆すること
によつて、合成樹脂層Rの厚み内に上記補強芯M
が一体的に封蔵されて成るものである。この軒樋
Tは両側に耳部T1,T1を有し、該耳部T1,T1は
図の如く筒状に屈曲された略閉環された補強芯M
の両側端部M1,M1の外周が上記合成樹脂にて被
覆形成され、この筒状の補強芯M端部M1,M1に
よつて耳部T1,T1が強化され且つ軒樋Tの直線
性(保形性)が維持されるのであるが、この筒状
に形成された耳部T1,T1はその内側に合成樹脂
が充填されない為に鉄製の補強芯Mがそのまま露
出されることになり、従つて雨水等が該耳部T1,
T1内に侵入し、補強芯Mが発錆して該耳部T1,
T1より軒樋Tが急速に朽ちることが多々あり、
亦、該軒樋Tを施工の為所望寸法に切断する時、
剪断力によつてこの中空の耳部T1,T1は拉げ易
く、その為施工者は切断時に細心の注意を払うこ
とと高度の技倆を要求されることは否めなかつ
た。
ところでこのような軒樋Tの製造は、先ずロー
ル成形機に帯状薄鉄板を連続的に導入し、該鉄板
を軒樋形状(例えば、半円形)に成形すると共に
両側端部を内側に屈曲して略閉環状の筒状部を形
成し、引き続きクロスダイ等の押出機に導入して
その外周を硬質の熱可塑性合成樹脂(例えば、硬
質PVC樹脂)の押出材にて被覆する方法が一般
に採用される。この方法を要約すれば補強芯を成
形した後、合成樹脂を被覆することであるが、鋭
角な屈曲を伴う耳部の形成と硬質合成樹脂を採用
することから、帯状補強芯に合成樹脂を被覆した
後屈曲成形すると耳部等に割れが発生することが
多々あ為に斯る方法が採用されるのである。
ル成形機に帯状薄鉄板を連続的に導入し、該鉄板
を軒樋形状(例えば、半円形)に成形すると共に
両側端部を内側に屈曲して略閉環状の筒状部を形
成し、引き続きクロスダイ等の押出機に導入して
その外周を硬質の熱可塑性合成樹脂(例えば、硬
質PVC樹脂)の押出材にて被覆する方法が一般
に採用される。この方法を要約すれば補強芯を成
形した後、合成樹脂を被覆することであるが、鋭
角な屈曲を伴う耳部の形成と硬質合成樹脂を採用
することから、帯状補強芯に合成樹脂を被覆した
後屈曲成形すると耳部等に割れが発生することが
多々あ為に斯る方法が採用されるのである。
(発明が解決しようとする課題)
然し乍ら、この方法では、彎曲面に合成樹脂を
被覆する為、平板を被覆する場合に比較して均一
な合成樹脂層が得難く品質にバラ付きを生じ易
く、亦、ロール成形機に帯状鉄板を導入する際、
その幅方向に多少ずれると、両側端部の筒状部が
均等な閉環状態を維持し得なく合成樹脂を被覆し
た後の外観にもそれが影響することが多々あり、
更にロール成形機による成形が両側端部の鋭角な
屈曲を伴う為、成形ロールの押圧力による歪応力
が幅方向の端部に集中ししわ・・となつて現出して外
観を著しく損なう原因となる等の問題点が存在し
ていた。
被覆する為、平板を被覆する場合に比較して均一
な合成樹脂層が得難く品質にバラ付きを生じ易
く、亦、ロール成形機に帯状鉄板を導入する際、
その幅方向に多少ずれると、両側端部の筒状部が
均等な閉環状態を維持し得なく合成樹脂を被覆し
た後の外観にもそれが影響することが多々あり、
更にロール成形機による成形が両側端部の鋭角な
屈曲を伴う為、成形ロールの押圧力による歪応力
が幅方向の端部に集中ししわ・・となつて現出して外
観を著しく損なう原因となる等の問題点が存在し
ていた。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、熱硬化
性樹脂若しくは合成ゴムを含浸担持した繊維質基
材より成る帯状補強芯をその両側部の屈曲を伴う
ことなく(即ち、耳部の膨大部内に及ぶことな
く)両側耳部間に封蔵した軒樋を供給することに
よつて、金属補強芯による発錆の問題点を解消す
ると共に上記問題点の一掃を図らんとするもので
ある。
性樹脂若しくは合成ゴムを含浸担持した繊維質基
材より成る帯状補強芯をその両側部の屈曲を伴う
ことなく(即ち、耳部の膨大部内に及ぶことな
く)両側耳部間に封蔵した軒樋を供給することに
よつて、金属補強芯による発錆の問題点を解消す
ると共に上記問題点の一掃を図らんとするもので
ある。
(課題を解決する為の手段並びに実施例)
本発明の実施例を添付図面に基づき説明する
と、第2図は本発明の代表的軒樋を示す斜視図と
その部分拡大図、第3図イ,ロは本発明軒樋製造
過程における中間物の縦断面図である。即ち、本
発明は軒樋1であつて、両側に耳部11,11を
有し、熱硬化性樹脂若しくは合成ゴムを含浸担持
した繊維質基材より成る補強芯2がその両側部の
屈曲を伴わず断面略U字状に曲成された状態で上
記両耳部11,11間に亘り硬質PVC樹脂層3
の厚み内に封蔵されて成ることを特徴とする補強
芯入り合成樹脂製軒樋である。補強芯2を構成す
る繊維質基材は紙やガラス繊維等であり、更に詳
しくはクラフト紙、リンター紙、板紙及び和紙或
いはガラス繊維、カーボン繊維、石綿繊維、石膏
繊維の如き無機繊維もしくはポリエステル繊維、
ナイロン繊維、ポリビニル系繊維等の有機繊維及
び金属繊維、これら繊維の組み合わせ或いはその
加工物である不織布、織布、マツト等、更には上
記各種紙に無機繊維、有機繊維のいずれかを混抄
したもの等が採用される。斯る繊維質基材に含浸
担持される熱硬化性樹脂としては、フエノール樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹
脂等であり、また合成ゴムとしてはブタジエンオ
クリロニトリル(NBR)ラテツクス、或いはク
ロロプレンラテツクス、メタクリル酸メチルブタ
ジエン(MBR)ラテツクス、ウレタン樹脂エマ
ルジヨン等であり、これらの樹脂及びゴムの溶液
もしくはエマルジヨン中に上記繊維質基材を含浸
させこれを硬化させることによつて腰の強い補強
芯を得ることができる。
と、第2図は本発明の代表的軒樋を示す斜視図と
その部分拡大図、第3図イ,ロは本発明軒樋製造
過程における中間物の縦断面図である。即ち、本
発明は軒樋1であつて、両側に耳部11,11を
有し、熱硬化性樹脂若しくは合成ゴムを含浸担持
した繊維質基材より成る補強芯2がその両側部の
屈曲を伴わず断面略U字状に曲成された状態で上
記両耳部11,11間に亘り硬質PVC樹脂層3
の厚み内に封蔵されて成ることを特徴とする補強
芯入り合成樹脂製軒樋である。補強芯2を構成す
る繊維質基材は紙やガラス繊維等であり、更に詳
しくはクラフト紙、リンター紙、板紙及び和紙或
いはガラス繊維、カーボン繊維、石綿繊維、石膏
繊維の如き無機繊維もしくはポリエステル繊維、
ナイロン繊維、ポリビニル系繊維等の有機繊維及
び金属繊維、これら繊維の組み合わせ或いはその
加工物である不織布、織布、マツト等、更には上
記各種紙に無機繊維、有機繊維のいずれかを混抄
したもの等が採用される。斯る繊維質基材に含浸
担持される熱硬化性樹脂としては、フエノール樹
脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹
脂等であり、また合成ゴムとしてはブタジエンオ
クリロニトリル(NBR)ラテツクス、或いはク
ロロプレンラテツクス、メタクリル酸メチルブタ
ジエン(MBR)ラテツクス、ウレタン樹脂エマ
ルジヨン等であり、これらの樹脂及びゴムの溶液
もしくはエマルジヨン中に上記繊維質基材を含浸
させこれを硬化させることによつて腰の強い補強
芯を得ることができる。
本発明の軒樋を得る製造プロセスを略述する。
コイル状に巻装された上記帯状補強芯用繊維質基
材20を熱硬化性樹脂液の含浸槽に浸漬して含浸
し、熱硬化性樹脂を半乾燥状態で熱可塑性樹脂の
押出機(クロスダイ押出機)に導入する。該押出
機では導入された上記基材20の上下両面を熱軟
化状態(140〜180℃)の硬質PVC樹脂30で被
覆し、更に幅方向両側部に長手方向に沿つた厚肉
筒状部31,31を該PVC樹脂30の押出成型
によつて形成する〔第3図イ参照〕。引き続き80
〜150℃に維持された成形ゾーンに導入し、PVC
樹脂で被覆された基材20を半円形に連続的に成
形する。この成形ゾーンは2機のキヤタピラプレ
ス成形機が直列に配設され、第1の成形機では80
〜120℃に維持され、PVC樹脂30が溶融しない
温度で基材20と共に屈曲成形され、第2の成形
機では稍々高い温度範囲(100〜150℃)で熱固定
するように同様に成形される。この成形ゾーンか
ら導出された成形体10〔第3図ロ参照〕を自然
冷却若しくは強制冷却して略常温に迄下げ、更に
70℃以上に維持されたアニーリングゾーン中を通
し、成形ゾーンで付与された内部歪応力などを取
り除き、引取機、切断機等を経て第2図の如き軒
樋1を得る。尚、上記押出機の前に予備成形機を
配設し基材20を半円形に曲成して曲げぐせを付
与してから押出機に平板状で導入するようにすれ
ば、爾後の成形工程で基材20の復元性を減ずる
ことが出来、形状の保持に頗る有効である。亦、
上記第1の成形機では所望の軒樋形状よりも鋭角
に屈曲成形し、第2の成形機で所望形状に成形す
るようにすれば、第1の成形機による過剰の屈曲
効果によつてやはり基材20の復元性を抑止する
ことが出来、均一な形状の保持が保証される。更
に、押出機ではPVC樹脂30の押出口より後方
に別の樹脂の押出口を設け、この押出口より例え
ばアクリル樹脂を押出しPVC樹脂30の被覆面
の片面若しくは両面にアクリル樹脂の被覆層を設
けることも可能であり、これによつて軒樋1の耐
候性のアツプを図ることも出来る。なお、合成ゴ
ム含浸ゴムの場合も同様である。
コイル状に巻装された上記帯状補強芯用繊維質基
材20を熱硬化性樹脂液の含浸槽に浸漬して含浸
し、熱硬化性樹脂を半乾燥状態で熱可塑性樹脂の
押出機(クロスダイ押出機)に導入する。該押出
機では導入された上記基材20の上下両面を熱軟
化状態(140〜180℃)の硬質PVC樹脂30で被
覆し、更に幅方向両側部に長手方向に沿つた厚肉
筒状部31,31を該PVC樹脂30の押出成型
によつて形成する〔第3図イ参照〕。引き続き80
〜150℃に維持された成形ゾーンに導入し、PVC
樹脂で被覆された基材20を半円形に連続的に成
形する。この成形ゾーンは2機のキヤタピラプレ
ス成形機が直列に配設され、第1の成形機では80
〜120℃に維持され、PVC樹脂30が溶融しない
温度で基材20と共に屈曲成形され、第2の成形
機では稍々高い温度範囲(100〜150℃)で熱固定
するように同様に成形される。この成形ゾーンか
ら導出された成形体10〔第3図ロ参照〕を自然
冷却若しくは強制冷却して略常温に迄下げ、更に
70℃以上に維持されたアニーリングゾーン中を通
し、成形ゾーンで付与された内部歪応力などを取
り除き、引取機、切断機等を経て第2図の如き軒
樋1を得る。尚、上記押出機の前に予備成形機を
配設し基材20を半円形に曲成して曲げぐせを付
与してから押出機に平板状で導入するようにすれ
ば、爾後の成形工程で基材20の復元性を減ずる
ことが出来、形状の保持に頗る有効である。亦、
上記第1の成形機では所望の軒樋形状よりも鋭角
に屈曲成形し、第2の成形機で所望形状に成形す
るようにすれば、第1の成形機による過剰の屈曲
効果によつてやはり基材20の復元性を抑止する
ことが出来、均一な形状の保持が保証される。更
に、押出機ではPVC樹脂30の押出口より後方
に別の樹脂の押出口を設け、この押出口より例え
ばアクリル樹脂を押出しPVC樹脂30の被覆面
の片面若しくは両面にアクリル樹脂の被覆層を設
けることも可能であり、これによつて軒樋1の耐
候性のアツプを図ることも出来る。なお、合成ゴ
ム含浸ゴムの場合も同様である。
上記製造プロセスによつて得られた軒樋1は、
帯状補強芯2がその両側部の屈曲を伴わない状態
で両側耳部11,11間の厚み内に完全に封蔵さ
れて露出することがなく、従つてこの補強芯2が
朽ちる懸念がない。亦、該補強芯2の両側端部は
耳部11,11に迄至つているが、屈曲されず平
坦であり、前記従来例の如く耳部において略閉環
状態の筒状部を構成しないから、切断時にこの部
分が拉げてしまうことがない。しかも補強芯2が
熱硬化性樹脂もしくは合成ゴムを含浸担持した繊
維質基材により成るから金属製に匹敵する補強効
果を有する上に、軽量・安価な特質が付加され、
加えて切断端部からでも発錆しないと云う点も特
筆される。しかも、PVC樹脂層3は硬質のPVC
樹脂により成るから、この硬質PVC樹脂の優れ
た諸性能と補強芯2の補強効果とが重奏し、耐衝
撃強度が大で熱収縮が有効に阻止され、且つ保形
性に優れた軒樋として位置付けられ、表面を更に
アクリル樹脂等で被覆すれば耐候性も向上し、そ
の商品価値が一層高められることになる。
帯状補強芯2がその両側部の屈曲を伴わない状態
で両側耳部11,11間の厚み内に完全に封蔵さ
れて露出することがなく、従つてこの補強芯2が
朽ちる懸念がない。亦、該補強芯2の両側端部は
耳部11,11に迄至つているが、屈曲されず平
坦であり、前記従来例の如く耳部において略閉環
状態の筒状部を構成しないから、切断時にこの部
分が拉げてしまうことがない。しかも補強芯2が
熱硬化性樹脂もしくは合成ゴムを含浸担持した繊
維質基材により成るから金属製に匹敵する補強効
果を有する上に、軽量・安価な特質が付加され、
加えて切断端部からでも発錆しないと云う点も特
筆される。しかも、PVC樹脂層3は硬質のPVC
樹脂により成るから、この硬質PVC樹脂の優れ
た諸性能と補強芯2の補強効果とが重奏し、耐衝
撃強度が大で熱収縮が有効に阻止され、且つ保形
性に優れた軒樋として位置付けられ、表面を更に
アクリル樹脂等で被覆すれば耐候性も向上し、そ
の商品価値が一層高められることになる。
この軒樋1は上述の如く、補強芯用基材20が
フラツトな状態でPVC樹脂30により被覆され、
爾後成形されて成るから、PVC樹脂30による
被覆が均一になされ被覆厚のバラ付きによる品質
不良が著減される。亦、補強芯用基材20は従来
の如くその両側部の複雑な(鋭角な)成形を伴わ
ないから、成形時に生じる歪応力の集中によるし
わ等が生起されることもなく、且つ従来に比べ厚
手の材料が採用可能であり、それだけ補強効果が
高められることにもなる。更に筒状部の成形を伴
う従来の方法では、ロール成形機への導入の際、
多少幅方向にずれるとそれが合成樹脂被覆後の外
観に影響を及ぼし商品価値を低下させる原因とな
ることが多々あつたが、上記方法では補強芯用基
材20の幅を押出機導入口の幅より稍々小さくし
ておけば、導入時に多少幅方向にずれてもそのず
れ誤差が許容され全周がPVC樹脂30にて完全
に被覆されることになり、斯る使用品価値の低下
の原因も著減される。
フラツトな状態でPVC樹脂30により被覆され、
爾後成形されて成るから、PVC樹脂30による
被覆が均一になされ被覆厚のバラ付きによる品質
不良が著減される。亦、補強芯用基材20は従来
の如くその両側部の複雑な(鋭角な)成形を伴わ
ないから、成形時に生じる歪応力の集中によるし
わ等が生起されることもなく、且つ従来に比べ厚
手の材料が採用可能であり、それだけ補強効果が
高められることにもなる。更に筒状部の成形を伴
う従来の方法では、ロール成形機への導入の際、
多少幅方向にずれるとそれが合成樹脂被覆後の外
観に影響を及ぼし商品価値を低下させる原因とな
ることが多々あつたが、上記方法では補強芯用基
材20の幅を押出機導入口の幅より稍々小さくし
ておけば、導入時に多少幅方向にずれてもそのず
れ誤差が許容され全周がPVC樹脂30にて完全
に被覆されることになり、斯る使用品価値の低下
の原因も著減される。
尚、図例の軒樋1は半円形であるが、これに限
られず角形その他の形状の軒樋にも本発明が適用
されることは当然であり、亦、耳部11,11を
硬質PVC樹脂の厚肉筒状体31,31としたが
これを中実にすることも除外するものではなく、
或いはこの中空部に異質の合成樹脂等を充填した
り、棒状補強芯を埋設すること等も可能である。
られず角形その他の形状の軒樋にも本発明が適用
されることは当然であり、亦、耳部11,11を
硬質PVC樹脂の厚肉筒状体31,31としたが
これを中実にすることも除外するものではなく、
或いはこの中空部に異質の合成樹脂等を充填した
り、棒状補強芯を埋設すること等も可能である。
(発明の効果)
叙述の如く本発明の補強芯入り軒樋は、補強芯
全体が硬質ポリ塩化ビニル樹脂層により覆われ露
出する部分がないから朽ちる懸念がない。しかも
補強芯が熱硬化性樹脂もしくは合成ゴムを含浸担
持した繊維質基材より成るから切断端部から発錆
したりすることがない上に軽量・低コスト化に寄
与する。補強芯に含浸担持された樹脂(合成ゴ
ム)とPVC樹脂層とが強固に固着し層間密着性
が大である。また、補強芯がその両側部の屈曲を
伴わず成形されるものであるから成形時に歪応力
によるしわを生起することがない。更に従来に比
べ厚手の補強芯が採用可能でそれだけ補強硬化が
高められる。加えて補強芯両側部の耳部よりのは
み出しによる商品価値の低下も少ない。切断時の
耳部の変形がなく接着剤を介した接手との接合部
分の水封性が保証され、特に金属芯を封蔵した場
合は金属芯の剛性により切断時の本体の変形も戻
らないが、本考案の場合補強芯が剛性の小さな繊
維質基材であるからPVC樹脂の塑性変形特性に
より速やかに復元し、接手との嵌合性が低下する
ことがない。更に加えて耳部の樹脂部分に於ける
形状の選択性が高い。このように本発明は多くの
利点をもたらすものであり、しかも効率良く生産
されるもので、その産業上極めて有用性は大であ
ると云える。
全体が硬質ポリ塩化ビニル樹脂層により覆われ露
出する部分がないから朽ちる懸念がない。しかも
補強芯が熱硬化性樹脂もしくは合成ゴムを含浸担
持した繊維質基材より成るから切断端部から発錆
したりすることがない上に軽量・低コスト化に寄
与する。補強芯に含浸担持された樹脂(合成ゴ
ム)とPVC樹脂層とが強固に固着し層間密着性
が大である。また、補強芯がその両側部の屈曲を
伴わず成形されるものであるから成形時に歪応力
によるしわを生起することがない。更に従来に比
べ厚手の補強芯が採用可能でそれだけ補強硬化が
高められる。加えて補強芯両側部の耳部よりのは
み出しによる商品価値の低下も少ない。切断時の
耳部の変形がなく接着剤を介した接手との接合部
分の水封性が保証され、特に金属芯を封蔵した場
合は金属芯の剛性により切断時の本体の変形も戻
らないが、本考案の場合補強芯が剛性の小さな繊
維質基材であるからPVC樹脂の塑性変形特性に
より速やかに復元し、接手との嵌合性が低下する
ことがない。更に加えて耳部の樹脂部分に於ける
形状の選択性が高い。このように本発明は多くの
利点をもたらすものであり、しかも効率良く生産
されるもので、その産業上極めて有用性は大であ
ると云える。
第1図は従来の軒樋の一例を示す部分切欠斜視
図及びその部分拡大図、第2図は本発明の代表的
軒樋を示す斜視図とその部分拡大図、第3図イ,
ロは本発明軒樋製造過程における中間体の縦断面
図である。 (符号の説明)、1……軒樋、11……耳部、
2……補強芯、3……PVC樹脂層。
図及びその部分拡大図、第2図は本発明の代表的
軒樋を示す斜視図とその部分拡大図、第3図イ,
ロは本発明軒樋製造過程における中間体の縦断面
図である。 (符号の説明)、1……軒樋、11……耳部、
2……補強芯、3……PVC樹脂層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 両側に耳部を有し、熱硬化製樹脂もしくは合
成ゴムを含浸担持した繊維質基材より成る帯状補
強芯がその両側部の屈曲を伴わず断面略U字状に
曲成された状態で上記両耳部間に亘り硬質ポリ塩
化ビニル樹脂層の厚み内に封蔵されて成ることを
特徴とする補強芯入り合成樹脂製軒樋。 2 上記繊維質基材がクラフト紙・リンター紙・
板紙及び和紙等のいずれかである特許請求の範囲
第1項記載の軒樋。 3 上記繊維質基材が無機繊維及び有機繊維のい
ずれかの繊維のチヨツプ又はその加工物である特
許請求の範囲第1項記載の軒樋。 4 上記繊維質基材が無機繊維、有機繊維のいず
れかを混抄したクラフト紙・リンター紙・板紙及
び和紙等である特許請求の範囲第1項記載の軒
樋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17400583A JPS6065861A (ja) | 1983-09-19 | 1983-09-19 | 補強芯入り合成樹脂製軒樋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17400583A JPS6065861A (ja) | 1983-09-19 | 1983-09-19 | 補強芯入り合成樹脂製軒樋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6065861A JPS6065861A (ja) | 1985-04-15 |
| JPH0141792B2 true JPH0141792B2 (ja) | 1989-09-07 |
Family
ID=15970978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17400583A Granted JPS6065861A (ja) | 1983-09-19 | 1983-09-19 | 補強芯入り合成樹脂製軒樋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6065861A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55145249A (en) * | 1979-04-30 | 1980-11-12 | Matsushita Electric Works Ltd | Flume |
| JPS5833633U (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-04 | 松下電工株式会社 | 角樋 |
-
1983
- 1983-09-19 JP JP17400583A patent/JPS6065861A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6065861A (ja) | 1985-04-15 |
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