JPH0142217B2 - - Google Patents
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- JPH0142217B2 JPH0142217B2 JP20245883A JP20245883A JPH0142217B2 JP H0142217 B2 JPH0142217 B2 JP H0142217B2 JP 20245883 A JP20245883 A JP 20245883A JP 20245883 A JP20245883 A JP 20245883A JP H0142217 B2 JPH0142217 B2 JP H0142217B2
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Landscapes
- Electrotherapy Devices (AREA)
- Massaging Devices (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
技術分野
本発明は、呼吸回路用導管と、この導管を使用
した呼吸回路装置に関する。 先行技術とその問題点 患者と、レスピレータや麻酔器等とを接続する
ための呼吸回路装置が用いられている。 このような呼吸回路装置に用いる導管として
は、それぞれ可とう性を有し、径の異なる2本の
管を、一方を内管とし、他方を外管として、両者
をほぼ同軸上に配置して二重管となし、内管内お
よび内管・外管間の一方を呼気用、他方を吸気用
の気体流路としている。 従来このような二重管としては、管のつぶれに
よる閉塞、すなわちキンキングを防止し、フレキ
シブル性を高めるため、、外管として、内壁、外
壁とも波形形状を有する蛇管を用い、内管とし
て、同様の蛇管か、あるいは内壁・外壁とも平滑
な面からなる直管を用いている。 しかし、このような従来の二重管では、 (1) 回路内(特に外管管壁内)に貯留する水の排
液が困難である。 (2) 外管にて乱流が発生しやすく、圧力損失が上
昇しやすい。 (3) 管が伸びやすく、コンプライアンスが大き
い。 (4) 内管を直管とするときには、回路の屈曲に際
して管がつぶれやすい。 等の欠点がある。 発明の目的 本発明の主たる目的は、貯留水の排液が容易
で、また、乱流の発生による圧力損失が少なく、
さらにコンプライアンスが小さく、屈曲に際して
つぶれにくい二重管式の呼吸回路用導管と、呼吸
回路装置を提供することにある。 このような目的は、下記の第1および第2の発
明によつて達成される。 すなわち第1の発明は、 それぞれ可とう性を有し、径の異なる2本の管
を、一方を内管とし、他方を外管として二重管と
なし、内管内および内管・外管間を気体流路とし
た呼吸回路用導管において、 内管と外管とのうちの少なくとも外管の外壁が
凹凸を有し、しかもこの外管の内壁がほぼ平滑な
面からなり、さらには内管と外管との少なくとも
一方の壁内に管長手方向に亘る連続中空部分が存
在しないことを特徴とする呼吸回路用導管であ
る。 また、その好ましい実施態様としては下記のも
のがある。 (i) 第1の発明において、内管が、凹凸を有する
外壁と、ほぼ平滑な面からなる内壁とからなる
こと。 (ii) 第1の発明または上記(i)において、凹凸を有
する外壁の凹凸差を、内壁最小径で除した値
が、0.01〜0.13であること。 (iii) 第1の発明または上記(i)もしくは(ii)におい
て、ほぼ平滑な面からなる内壁の凹凸差を、内
壁最小径で除した値が、0.07以下であること。 (iv) 第1の発明または上記(i)〜(iii)において、凹凸
を有する外壁の凸部ピツチ間隔を、内壁最小径
で除した値が0.1〜0.6であること。 (v) 第1の発明または上記(i)〜(iv)において、内管
の外壁凹凸差が、外管の外壁凹凸差の80%以下
であること。 (vi) 第1の発明または上記(i)〜(v)において、内管
内を吸気流路、内管・外管間を呼気流路とする
こと。 (vii) 第1の発明または上記(i)〜(vi)において、前記
二重管を伸長したときに、内管と外管とがほぼ
同軸上に配置されること。 また、第2の発明は、 それぞれ可とう性を有し、径の異なる2本の管
を、一方の内管としてなる二重管と、 呼気管および吸気管と、 これら二重管、呼気管および吸気管と接続し、
呼気管および吸気管のうち一方を二重管の内管内
と連結し、他方を二重管の内管・外管間と連結す
るコネクタとを有する呼吸回路装置において、 内管と外管とのうちの少なくとも外管の外壁が
凹凸を有し、しかもこの外管の内壁がほぼ平滑な
面からなり、さらには内管と外管との少なくとも
一方の壁内に管長手方向に亘る連続中空部分が存
在しないことを特徴とする呼吸回路装置である。 そして、その好ましい実施態様としては下記の
ものがある。 (i)′ 第2の発明において、呼気管および吸気管
の外壁が凹凸を有し、しかも内壁がほぼ平滑な
面からなること。 (ii)′ 第2の発明または上記(i)′において、内管
が、凹凸を有する外壁と、ほぼ平滑な面からな
る内壁とからなること。 (iii)′ 第2の発明または上記(i)′もしくは(ii)′に
お
いて、凹凸を有する外壁の凹凸差を内壁最小径
で除した値が、0.01〜0.13であること。 (iv)′ 第2の発明または上記(i)′〜(iii)′において
、
ほぼ平滑な面からなる内壁の凹凸差を、内壁最
小径で除した値が、0.07以下であること。 (v)′ 第2の発明または上記(i)′〜(iv)′において、
凹凸を有する外壁の凹凸部ピツチ間隔を、内壁
最小径で除した値が、0.1〜0.6であること。 (iv)′ 第2の発明または上記(i)′〜(v)′において、
凹凸を有する外壁の凹凸部ピツチ間隔を、内壁
最小径で除した値が、0.1〜0.6であること。 (vii)′ 第2の発明または上記(i)′〜(vi)′において
、
内管の外壁凹凸差が、外管の外壁凹凸差の80%
以下であること。 (viii)′ 第2の発明または上記(i)′〜(vii)′におい
て、
内管内を吸気流路、内管・外管間を呼気流路と
すること。 (ix)′ 第2の発明または上記(i)′〜(viii)′におい
て、
コネクタ内の流路が、下に凹に傾斜しており、
その最低部に貯留水用のトラップを有するこ
と。 (x)′ 第2の発明または上記(i)′〜(ix)′において、
前記二重管を伸長したときに、内管と外管とが
ほぼ同軸上に配置されること。 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明
する。 本発明における呼吸回路には、狭義の呼吸回路
の他、麻酔回路も包含される。 第1図〜第3図には、第1の発明の呼吸回路用
導管の実施例が示される。 これらの図に示されるように、第1の発明の導
管1は、それぞれ可とう性を有し、互いに径の異
なる外管2と内管3とからなり、これらをほぼ同
軸上に配置してなる二重管からなる。 この場合、外管2と内管3としては、通常の可
とう性チユーブ材料を用いればよく、このとき、
通常の呼吸回路用導管の使用に際しての曲げ等の
外力に対し、つぶれをおこすことなく外力に追従
し、外力解除後復元する。 外管2と内管3を構成する材質は、互いに同一
であつても異なつていてもよく、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化
ビニル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ酢酸
ビニル、エチレン−酢ビ共重合体等がある。 これら内管3と外管2とのうちの少なくとも外
管は、連続状の凹凸を有する外壁と、ほぼ平滑な
面からなる内壁とをもち、この壁内には管長手方
向に亘る連続中空部分をもたない。 このとき、キンキングはより一層少なくなり、
また外管内にたまる貯留水の排液が容易となり、
しかも圧力損失が減少し、コンプライアンスも小
さくなるからである。 このような場合の外管2の形状をより具体的に
説明するならば、外管2の外壁23には、一体的
に、U字状、V字状等の凸条25が形成される。
この場合、凸条25は、横断面にて管外周に複数
個設けられるものである。 従つて、連続らせん状の凸状を、等ピツチない
し異なるピツチで断続的に設けてもよく、らせん
状にならないリング状の凸状を、等ピツチないし
異なるピツチで連続的ないし断続的に設けてもよ
い。 ただ製造上は、凸条25は、図示のように管長
手方向に沿つて、管外周にらせん状に連続状に設
けられることが好ましい。 一方、外管2の内壁21は、ほぼ平滑な面から
なる。 さらに、この内壁21と外壁23との間には、
管長手方向に亘る連続中空部分は存在せず、通
常、図示のように、中空部分をまつたくもたない
ものである。 これは、この出願の出願人が、このような管を
用いて、連続中空部分をネブライザー作動用に用
いたり、各種モニター回路に用いたりする旨を、
この出願の先願として提案しているからである
(特開昭59−46973号公報、同59−46974号公報)。 この先の提案をより具体的に説明するならば、
この提案の呼吸回路用導管2は、例えば第9図に
示されるように、主管部27を有し、この主管部
27と一体的に主管部27の外周壁に沿つて連続
するらせん状に形成される副管部29を有する。 すなわち、導管2の外管23、内管21間に
は、副管部29の中空部によつて、管長手方向に
亘るらせん状の連続中空部分が形成されている。 そして、このような管と比較したとき、本発明
の管は、中空部分をもたないので、強度が高く、
キンキングに対しより強く、またコンプライアン
スも少なくなり、しかも製造が容易で安価とな
る。 このような場合、外壁の凹凸差(外壁最低面2
3から凸条25頂部までの高さh)を、内壁最小
径rminで除した値h/rminは、0.01〜0.13、特
に、0.01〜0.11であることが好ましい。 これにより、キンキングが格段と少なくなり、
コンプライアンスも格段と減少する。 さらに、凸条25は、らせん状ないし非らせん
状にて連続的に設けることが好ましいが、凸部
(凸条25)の平均ピツチ間隔pを、内壁最小径
rminで除した値p/rminは、0.1〜0.6、特に0.3
〜0.5であることが好ましい。そして、このよう
なp/rminの値の範囲にて、凸条25を等ピツ
チないし異なるピツチにて設けることが好まし
い。 このときも、キンキングが格段と少なくなり、
コンプライアンスも格段と減少する。 さらに、内壁21はほぼ平滑であるが、内壁2
1の平滑性許容度として、内壁21の凹凸差〔第
4図(rmax−rmin)〕を内壁最小径rminで除し
た値は、0.07以下、特に0.05以下、通常0.01〜
0.05であることが好ましい。 これにより、貯留水排液が容易となり、圧力損
失が格段と減少する。 なお、凹部の外管23−内壁21の肉厚tを
rminで除した値t/rは、0.001〜0.03、特に
0.004〜0.015であることが好ましい。 これによつて、キンキング、コンプライアンス
等が減少する。 また、外管2の内壁最小径rminは、19〜30mm
程度とされる。 このような管は、エチレン−酢ビ共重合体、ポ
リ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の前記したような各種熱可塑性
樹脂から、押出し成型されたり、凸条を融着した
りすることによつて製造される。 このような形状の外管2を用いる場合、用いる
内管3については特に制限はない。 すなわち、内管3として、第3図に示されるよ
うに内壁・外壁面とも平滑な直管を用いてもよ
い。 ただ、内管3のキンキングが少なくなり、しか
も内管3内を吸気流路、内管3・外管2間を呼気
流路としたときに、呼気ガスによる吸気ガスの保
温効果が高く、吸気温度の降下がきわめて少なく
なるという点では、以下のような2態様に従うこ
とが好ましい。 第1の態様は、第1図に示されるように、内管
3として、外管2と同形状で、かつ前記したとこ
ろと同種のサイズ比をもつ内面平滑蛇管を用いる
場合である。 このようなときは、吸気流路の保温効果が向上
し、キンキングが減少する他、呼気流路の圧力損
失が小さくなり、吸気流路の圧力損失も小さくな
り、貯留水の排水が容易となり、コンプライアン
スが低下する等の効果が生じる。 一方、第2の態様は、第2図に示されるよう
に、内管3として、ほぼ均一の肉厚を有し、内壁
および外壁に凹凸(凹部39、凸部37)を有す
る内面凹凸蛇管を用いる場合である。 このようなときには、保温効果が向上し、キン
キングが減少する他、呼気流路の圧力損失が低下
し、貯留水の排水が容易となり、コンプライアン
スが小さくなる等の効果が生じる。 この場合にも、凸部のサイズ比は前述したとこ
ろと同じであることが好ましい。 なお、上記2態様において、内管3の外壁の凹
凸差(rmax−rmin)は、外管2の外壁の凹凸差
(rmax−rmin)の80%以下、特に40〜80%であ
ること(第4図参照)、上記の効果がきわめて大
きくなるものである。 このような二重管1は、通常、内管3内を吸気
流路、内管3・外管2間を呼気流路として用いら
れる。 すなわち、このような二重管1を用いて呼吸回
路装置5とするには、呼気管6、吸気管7を、コ
ネクタ8を介し二重管1と連結する。 第5図、第6図には、このような装置5の1例
が示される。 図示において、二重管1の外管2および内管3
は、コネクタ8に接続される。また、コネクタ8
は、呼気管6および吸気管7と接続される。そし
て、コネクタ8内において、呼気管6および呼気
管7の一方(通常 吸気管7)は内管3内と連結
され、他方(通常 呼気管6)は内管3・外管2
間の空隙内と連結される。 このような場合、図示のように、呼気管6およ
び吸気管7を、上記の形状・寸法比をもつ内面が
平滑で外面に凸条を有する管とすれば、装置側の
呼気流路および吸気流路においても、上記とまつ
たく同じ効果が生じる。 また、コネクタ8に、ネブライザーや逆止弁を
設けることもできる。 さらに、図示のように、コネクタ8に貯留水の
トラツプカツプ85,87を設けることもでき
る。 この場合、図示のように、コネクタ8内の流路
に傾斜をつけ、その最低部にトラツプカツプ8
5,87を設ければ、貯留水は容易かつ自動的に
トラツプカツプ内に排液され、取り扱い上きわめ
て有利である。 なお、二重管1の他端患者側には、通常、口元
コネクタ9が連結される。 発明の具体的作用効果 第1および第2の発明によれば、回路内貯留水
の移動が容易となるため、わずかな傾斜を回路に
つけておくだけで、トラツプ内に貯留水を集めた
り、コネクタをはずして傾けたりするだけで容易
に貯留水を流路外に排出することができる。 このため、従来の回路で必要とされていた、排
液時間による患者の呼吸中断がなくなるか、きわ
めて短時間化し、患者の負荷が軽減される。 また、ガス流路が平滑化するので、乱流の発生
が少なく、しかも貯留水が容易に排出されるの
で、圧力損失の上昇が少なくなり、患者の呼吸仕
事量を減少することができる。 さらに、屈曲してもつぶれにくいため、回路の
閉塞の危険がきわめて少ない。 また、管の軸方向への伸びが小さくなり、コン
プライアンスをきわめて小さくできる。 そして、上記諸実施態様によれば、これらの効
果がきわめて大きいものとなる。 本発明者らは、本発明の効果を確認するため
種々実験を行つた。以下にその1例を示す。 実施例 下記表1に示される寸法の蛇管を用いて、表2
に示される二重管1を作製した。構成管の材質
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)製
とした。また、二重管の全長は0.6m(第7図
l1)とした。 この二重管1を用いて、第5図、第6図に示さ
れる構造で、第7図および表2に示される寸法の
呼吸回路装置5を作製した。 この場合、呼気管6および吸気管7としては、
表1の外管用蛇管を表2に示されるように用い
た。
した呼吸回路装置に関する。 先行技術とその問題点 患者と、レスピレータや麻酔器等とを接続する
ための呼吸回路装置が用いられている。 このような呼吸回路装置に用いる導管として
は、それぞれ可とう性を有し、径の異なる2本の
管を、一方を内管とし、他方を外管として、両者
をほぼ同軸上に配置して二重管となし、内管内お
よび内管・外管間の一方を呼気用、他方を吸気用
の気体流路としている。 従来このような二重管としては、管のつぶれに
よる閉塞、すなわちキンキングを防止し、フレキ
シブル性を高めるため、、外管として、内壁、外
壁とも波形形状を有する蛇管を用い、内管とし
て、同様の蛇管か、あるいは内壁・外壁とも平滑
な面からなる直管を用いている。 しかし、このような従来の二重管では、 (1) 回路内(特に外管管壁内)に貯留する水の排
液が困難である。 (2) 外管にて乱流が発生しやすく、圧力損失が上
昇しやすい。 (3) 管が伸びやすく、コンプライアンスが大き
い。 (4) 内管を直管とするときには、回路の屈曲に際
して管がつぶれやすい。 等の欠点がある。 発明の目的 本発明の主たる目的は、貯留水の排液が容易
で、また、乱流の発生による圧力損失が少なく、
さらにコンプライアンスが小さく、屈曲に際して
つぶれにくい二重管式の呼吸回路用導管と、呼吸
回路装置を提供することにある。 このような目的は、下記の第1および第2の発
明によつて達成される。 すなわち第1の発明は、 それぞれ可とう性を有し、径の異なる2本の管
を、一方を内管とし、他方を外管として二重管と
なし、内管内および内管・外管間を気体流路とし
た呼吸回路用導管において、 内管と外管とのうちの少なくとも外管の外壁が
凹凸を有し、しかもこの外管の内壁がほぼ平滑な
面からなり、さらには内管と外管との少なくとも
一方の壁内に管長手方向に亘る連続中空部分が存
在しないことを特徴とする呼吸回路用導管であ
る。 また、その好ましい実施態様としては下記のも
のがある。 (i) 第1の発明において、内管が、凹凸を有する
外壁と、ほぼ平滑な面からなる内壁とからなる
こと。 (ii) 第1の発明または上記(i)において、凹凸を有
する外壁の凹凸差を、内壁最小径で除した値
が、0.01〜0.13であること。 (iii) 第1の発明または上記(i)もしくは(ii)におい
て、ほぼ平滑な面からなる内壁の凹凸差を、内
壁最小径で除した値が、0.07以下であること。 (iv) 第1の発明または上記(i)〜(iii)において、凹凸
を有する外壁の凸部ピツチ間隔を、内壁最小径
で除した値が0.1〜0.6であること。 (v) 第1の発明または上記(i)〜(iv)において、内管
の外壁凹凸差が、外管の外壁凹凸差の80%以下
であること。 (vi) 第1の発明または上記(i)〜(v)において、内管
内を吸気流路、内管・外管間を呼気流路とする
こと。 (vii) 第1の発明または上記(i)〜(vi)において、前記
二重管を伸長したときに、内管と外管とがほぼ
同軸上に配置されること。 また、第2の発明は、 それぞれ可とう性を有し、径の異なる2本の管
を、一方の内管としてなる二重管と、 呼気管および吸気管と、 これら二重管、呼気管および吸気管と接続し、
呼気管および吸気管のうち一方を二重管の内管内
と連結し、他方を二重管の内管・外管間と連結す
るコネクタとを有する呼吸回路装置において、 内管と外管とのうちの少なくとも外管の外壁が
凹凸を有し、しかもこの外管の内壁がほぼ平滑な
面からなり、さらには内管と外管との少なくとも
一方の壁内に管長手方向に亘る連続中空部分が存
在しないことを特徴とする呼吸回路装置である。 そして、その好ましい実施態様としては下記の
ものがある。 (i)′ 第2の発明において、呼気管および吸気管
の外壁が凹凸を有し、しかも内壁がほぼ平滑な
面からなること。 (ii)′ 第2の発明または上記(i)′において、内管
が、凹凸を有する外壁と、ほぼ平滑な面からな
る内壁とからなること。 (iii)′ 第2の発明または上記(i)′もしくは(ii)′に
お
いて、凹凸を有する外壁の凹凸差を内壁最小径
で除した値が、0.01〜0.13であること。 (iv)′ 第2の発明または上記(i)′〜(iii)′において
、
ほぼ平滑な面からなる内壁の凹凸差を、内壁最
小径で除した値が、0.07以下であること。 (v)′ 第2の発明または上記(i)′〜(iv)′において、
凹凸を有する外壁の凹凸部ピツチ間隔を、内壁
最小径で除した値が、0.1〜0.6であること。 (iv)′ 第2の発明または上記(i)′〜(v)′において、
凹凸を有する外壁の凹凸部ピツチ間隔を、内壁
最小径で除した値が、0.1〜0.6であること。 (vii)′ 第2の発明または上記(i)′〜(vi)′において
、
内管の外壁凹凸差が、外管の外壁凹凸差の80%
以下であること。 (viii)′ 第2の発明または上記(i)′〜(vii)′におい
て、
内管内を吸気流路、内管・外管間を呼気流路と
すること。 (ix)′ 第2の発明または上記(i)′〜(viii)′におい
て、
コネクタ内の流路が、下に凹に傾斜しており、
その最低部に貯留水用のトラップを有するこ
と。 (x)′ 第2の発明または上記(i)′〜(ix)′において、
前記二重管を伸長したときに、内管と外管とが
ほぼ同軸上に配置されること。 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明
する。 本発明における呼吸回路には、狭義の呼吸回路
の他、麻酔回路も包含される。 第1図〜第3図には、第1の発明の呼吸回路用
導管の実施例が示される。 これらの図に示されるように、第1の発明の導
管1は、それぞれ可とう性を有し、互いに径の異
なる外管2と内管3とからなり、これらをほぼ同
軸上に配置してなる二重管からなる。 この場合、外管2と内管3としては、通常の可
とう性チユーブ材料を用いればよく、このとき、
通常の呼吸回路用導管の使用に際しての曲げ等の
外力に対し、つぶれをおこすことなく外力に追従
し、外力解除後復元する。 外管2と内管3を構成する材質は、互いに同一
であつても異なつていてもよく、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化
ビニル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ酢酸
ビニル、エチレン−酢ビ共重合体等がある。 これら内管3と外管2とのうちの少なくとも外
管は、連続状の凹凸を有する外壁と、ほぼ平滑な
面からなる内壁とをもち、この壁内には管長手方
向に亘る連続中空部分をもたない。 このとき、キンキングはより一層少なくなり、
また外管内にたまる貯留水の排液が容易となり、
しかも圧力損失が減少し、コンプライアンスも小
さくなるからである。 このような場合の外管2の形状をより具体的に
説明するならば、外管2の外壁23には、一体的
に、U字状、V字状等の凸条25が形成される。
この場合、凸条25は、横断面にて管外周に複数
個設けられるものである。 従つて、連続らせん状の凸状を、等ピツチない
し異なるピツチで断続的に設けてもよく、らせん
状にならないリング状の凸状を、等ピツチないし
異なるピツチで連続的ないし断続的に設けてもよ
い。 ただ製造上は、凸条25は、図示のように管長
手方向に沿つて、管外周にらせん状に連続状に設
けられることが好ましい。 一方、外管2の内壁21は、ほぼ平滑な面から
なる。 さらに、この内壁21と外壁23との間には、
管長手方向に亘る連続中空部分は存在せず、通
常、図示のように、中空部分をまつたくもたない
ものである。 これは、この出願の出願人が、このような管を
用いて、連続中空部分をネブライザー作動用に用
いたり、各種モニター回路に用いたりする旨を、
この出願の先願として提案しているからである
(特開昭59−46973号公報、同59−46974号公報)。 この先の提案をより具体的に説明するならば、
この提案の呼吸回路用導管2は、例えば第9図に
示されるように、主管部27を有し、この主管部
27と一体的に主管部27の外周壁に沿つて連続
するらせん状に形成される副管部29を有する。 すなわち、導管2の外管23、内管21間に
は、副管部29の中空部によつて、管長手方向に
亘るらせん状の連続中空部分が形成されている。 そして、このような管と比較したとき、本発明
の管は、中空部分をもたないので、強度が高く、
キンキングに対しより強く、またコンプライアン
スも少なくなり、しかも製造が容易で安価とな
る。 このような場合、外壁の凹凸差(外壁最低面2
3から凸条25頂部までの高さh)を、内壁最小
径rminで除した値h/rminは、0.01〜0.13、特
に、0.01〜0.11であることが好ましい。 これにより、キンキングが格段と少なくなり、
コンプライアンスも格段と減少する。 さらに、凸条25は、らせん状ないし非らせん
状にて連続的に設けることが好ましいが、凸部
(凸条25)の平均ピツチ間隔pを、内壁最小径
rminで除した値p/rminは、0.1〜0.6、特に0.3
〜0.5であることが好ましい。そして、このよう
なp/rminの値の範囲にて、凸条25を等ピツ
チないし異なるピツチにて設けることが好まし
い。 このときも、キンキングが格段と少なくなり、
コンプライアンスも格段と減少する。 さらに、内壁21はほぼ平滑であるが、内壁2
1の平滑性許容度として、内壁21の凹凸差〔第
4図(rmax−rmin)〕を内壁最小径rminで除し
た値は、0.07以下、特に0.05以下、通常0.01〜
0.05であることが好ましい。 これにより、貯留水排液が容易となり、圧力損
失が格段と減少する。 なお、凹部の外管23−内壁21の肉厚tを
rminで除した値t/rは、0.001〜0.03、特に
0.004〜0.015であることが好ましい。 これによつて、キンキング、コンプライアンス
等が減少する。 また、外管2の内壁最小径rminは、19〜30mm
程度とされる。 このような管は、エチレン−酢ビ共重合体、ポ
リ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の前記したような各種熱可塑性
樹脂から、押出し成型されたり、凸条を融着した
りすることによつて製造される。 このような形状の外管2を用いる場合、用いる
内管3については特に制限はない。 すなわち、内管3として、第3図に示されるよ
うに内壁・外壁面とも平滑な直管を用いてもよ
い。 ただ、内管3のキンキングが少なくなり、しか
も内管3内を吸気流路、内管3・外管2間を呼気
流路としたときに、呼気ガスによる吸気ガスの保
温効果が高く、吸気温度の降下がきわめて少なく
なるという点では、以下のような2態様に従うこ
とが好ましい。 第1の態様は、第1図に示されるように、内管
3として、外管2と同形状で、かつ前記したとこ
ろと同種のサイズ比をもつ内面平滑蛇管を用いる
場合である。 このようなときは、吸気流路の保温効果が向上
し、キンキングが減少する他、呼気流路の圧力損
失が小さくなり、吸気流路の圧力損失も小さくな
り、貯留水の排水が容易となり、コンプライアン
スが低下する等の効果が生じる。 一方、第2の態様は、第2図に示されるよう
に、内管3として、ほぼ均一の肉厚を有し、内壁
および外壁に凹凸(凹部39、凸部37)を有す
る内面凹凸蛇管を用いる場合である。 このようなときには、保温効果が向上し、キン
キングが減少する他、呼気流路の圧力損失が低下
し、貯留水の排水が容易となり、コンプライアン
スが小さくなる等の効果が生じる。 この場合にも、凸部のサイズ比は前述したとこ
ろと同じであることが好ましい。 なお、上記2態様において、内管3の外壁の凹
凸差(rmax−rmin)は、外管2の外壁の凹凸差
(rmax−rmin)の80%以下、特に40〜80%であ
ること(第4図参照)、上記の効果がきわめて大
きくなるものである。 このような二重管1は、通常、内管3内を吸気
流路、内管3・外管2間を呼気流路として用いら
れる。 すなわち、このような二重管1を用いて呼吸回
路装置5とするには、呼気管6、吸気管7を、コ
ネクタ8を介し二重管1と連結する。 第5図、第6図には、このような装置5の1例
が示される。 図示において、二重管1の外管2および内管3
は、コネクタ8に接続される。また、コネクタ8
は、呼気管6および吸気管7と接続される。そし
て、コネクタ8内において、呼気管6および呼気
管7の一方(通常 吸気管7)は内管3内と連結
され、他方(通常 呼気管6)は内管3・外管2
間の空隙内と連結される。 このような場合、図示のように、呼気管6およ
び吸気管7を、上記の形状・寸法比をもつ内面が
平滑で外面に凸条を有する管とすれば、装置側の
呼気流路および吸気流路においても、上記とまつ
たく同じ効果が生じる。 また、コネクタ8に、ネブライザーや逆止弁を
設けることもできる。 さらに、図示のように、コネクタ8に貯留水の
トラツプカツプ85,87を設けることもでき
る。 この場合、図示のように、コネクタ8内の流路
に傾斜をつけ、その最低部にトラツプカツプ8
5,87を設ければ、貯留水は容易かつ自動的に
トラツプカツプ内に排液され、取り扱い上きわめ
て有利である。 なお、二重管1の他端患者側には、通常、口元
コネクタ9が連結される。 発明の具体的作用効果 第1および第2の発明によれば、回路内貯留水
の移動が容易となるため、わずかな傾斜を回路に
つけておくだけで、トラツプ内に貯留水を集めた
り、コネクタをはずして傾けたりするだけで容易
に貯留水を流路外に排出することができる。 このため、従来の回路で必要とされていた、排
液時間による患者の呼吸中断がなくなるか、きわ
めて短時間化し、患者の負荷が軽減される。 また、ガス流路が平滑化するので、乱流の発生
が少なく、しかも貯留水が容易に排出されるの
で、圧力損失の上昇が少なくなり、患者の呼吸仕
事量を減少することができる。 さらに、屈曲してもつぶれにくいため、回路の
閉塞の危険がきわめて少ない。 また、管の軸方向への伸びが小さくなり、コン
プライアンスをきわめて小さくできる。 そして、上記諸実施態様によれば、これらの効
果がきわめて大きいものとなる。 本発明者らは、本発明の効果を確認するため
種々実験を行つた。以下にその1例を示す。 実施例 下記表1に示される寸法の蛇管を用いて、表2
に示される二重管1を作製した。構成管の材質
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)製
とした。また、二重管の全長は0.6m(第7図
l1)とした。 この二重管1を用いて、第5図、第6図に示さ
れる構造で、第7図および表2に示される寸法の
呼吸回路装置5を作製した。 この場合、呼気管6および吸気管7としては、
表1の外管用蛇管を表2に示されるように用い
た。
【表】
【表】
3 3 1 1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 それぞれ可とう性を有し、径の異なる2本の
管を、一方を内管とし、他方を外管として二重管
となし、内管内および内管・外管間を気体流路と
した呼吸回路用導管において、 内管と外管とのうちの少なくとも外管の外壁が
凹凸を有し、しかもこの外管の内壁がほぼ平滑な
面からなり、さらには内管と外管との少なくとも
一方の壁内に管長手方向に亘る連続中空部分が存
在しないことを特徴とする呼吸回路用導管。 2 内管が、凹凸を有する外壁と、ほぼ平滑な面
からなる内壁とからなる特許請求の範囲第1項に
記載の呼吸回路用導管。 3 凹凸を有する外壁の凹凸差を、内壁最小径で
除した値が、0.01〜0.13である特許請求の範囲第
1項または第2項に記載の呼吸回路用導管。 4 ほぼ平滑な面からなる内壁の凹凸差を、内壁
最小径で除した値が、0.07以下である特許請求の
範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の呼吸
回路用導管。 5 凹凸を有する外壁の凸部ピツチ間隔を、内壁
最小径で除した値が0.1〜0.6である特許請求の範
囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の呼吸回
路用導管。 6 内管の外壁凹凸差が、外管の外壁凹凸差の80
%以下である特許請求の範囲第1項ないし第5項
のいずれかに記載の呼吸回路用導管。 7 内管内を吸気流路、内管・外管間を吸気流路
とする特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
れかに記載の呼吸回路用導管。 8 前記二重管を伸長したときに、内管と外管と
がほぼ同軸上に配置される特許請求の範囲第1項
ないし第7項のいずれかに記載の呼吸回路用導
管。 9 それぞれ可とう性を有し、径の異なる2本の
管を、一方を内管としてなる二重管と、 呼気管および吸気管と、 これら二重管、呼気管および吸気管と接続し、
呼気管および吸気管のうちの一方を二重管の内管
内と連結し、他方を二重管の内管・外管間と連結
するコネクタとを有する呼吸回路装置において、 内管と外管とのうちの少なくとも外管の外壁が
凹凸を有し、しかもこの外管の内壁がほぼ平滑な
面からなり、さらには内管と外管との少なくとも
一方の壁内に管長手方向に亘る連続中空部分が存
在しないことを特徴とする呼吸回路装置。 10 呼気管および吸気管の外壁が凹凸を有し、
しかも内壁がほぼ平滑な面からなる特許請求の範
囲第9項に記載の呼吸回路装置。 11 内管が、凹凸を有する外壁と、ほぼ平滑な
面からなる内壁とからなる特許請求の範囲第9項
または第10項に記載の呼吸回路装置。 12 凹凸を有する外壁の凹凸差を、内壁最小径
で除した値が、0.01〜0.13である特許請求の範囲
第9項ないし第11項のいずれかに記載の呼吸回
路装置。 13 ほぼ平滑な面からなる内壁の凹凸差を、内
壁最小径で除した値が、0.07以下である特許請求
の範囲第9項ないし第12項のいずれかに記載の
呼吸回路装置。 14 凹凸を有する外壁の凸部ピツチ間隔を、内
壁最小径で除した値が0.1〜0.6である特許請求の
範囲第9項ないし第13項のいずれかに記載の呼
吸回路装置。 15 内管の外壁凹凸差が、外管の外壁凹凸差の
80%以下である特許請求の範囲第9項ないし第1
4項のいずれかに記載の呼吸回路装置。 16 内管内を吸気流路、内管・外管間を呼気流
路とする特許請求の範囲第9項ないし第15項の
いずれかに記載の呼吸回路装置。 17 コネクタ内の流路が、下に凹に傾斜してお
り、その最低部に貯留水用のトラツプを有する特
許請求の範囲第9項ないし第16項のいずれかに
記載の呼吸回路装置。 18 前記二重管を伸長したときに、内管と外管
とがほぼ同軸上に配置される特許請求の範囲第9
項ないし第17項のいずれかに記載の呼吸回路装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20245883A JPS6092772A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 呼吸回路用導管および呼吸回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20245883A JPS6092772A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 呼吸回路用導管および呼吸回路装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6092772A JPS6092772A (ja) | 1985-05-24 |
| JPH0142217B2 true JPH0142217B2 (ja) | 1989-09-11 |
Family
ID=16457860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20245883A Granted JPS6092772A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 呼吸回路用導管および呼吸回路装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6092772A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016517723A (ja) * | 2013-04-04 | 2016-06-20 | スミスズ メディカル インターナショナル リミテッド | 呼吸回復器装置及びフロー監視 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018196400A (ja) * | 2015-10-16 | 2018-12-13 | 株式会社メトラン | 蛇管、呼吸回路、呼吸補助装置、人工呼吸器、蛇管の製造方法 |
-
1983
- 1983-10-27 JP JP20245883A patent/JPS6092772A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016517723A (ja) * | 2013-04-04 | 2016-06-20 | スミスズ メディカル インターナショナル リミテッド | 呼吸回復器装置及びフロー監視 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6092772A (ja) | 1985-05-24 |
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|---|---|---|---|
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