JPH0142533B2 - - Google Patents
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- JPH0142533B2 JPH0142533B2 JP56146487A JP14648781A JPH0142533B2 JP H0142533 B2 JPH0142533 B2 JP H0142533B2 JP 56146487 A JP56146487 A JP 56146487A JP 14648781 A JP14648781 A JP 14648781A JP H0142533 B2 JPH0142533 B2 JP H0142533B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
- H04B3/23—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
本発明は4線−2線結合器の4線側に接続され
た互に反対方向の信号方向を有する第1及び第2
単方向伝送路間に接続され、第1伝送路の信号に
応答して第2信号路に生ずるエコーを消去する装
置であつて、第1伝送路に接続され且つ制御信号
を受信し、第1伝送路の信号及び該制御信号に応
答して合成エコー信号を発生する可制御デジタル
信号処理装置と、第2伝送路の信号と前記可制御
デジタル信号処理装置により発生された合成エコ
ー信号との差から成る残差信号を発生する差回路
と、残差信号のサンプル値をデジタル制御信号に
変換し、該制御信号を前記可制御デジタル信号処
理装置の制御信号入力端子に供給するアナログデ
ジタル変換器とを具えたエコー消去装置に関する
ものである。 エコー消去装置は、例えば送信機と受信機がハ
イブリツド接合と通常呼ばれている結合回路によ
つて、2線が外部へアクセスするよう相互接続さ
れているデータ伝送モデムに用いられる。このよ
うな2個のモデムの2線アクセス間に伝送路を接
続すると、モデムの受信路にエコー信号が発生す
ることが既知であり、このエコー信号はこのモデ
ムの送信路からの信号の一部がハイブリツド接合
の不完全及び/又は前記伝送路における送信信号
の反射によつて受信路に供給されることにより形
成される。エコー消去装置は受信路に生ずる上記
のエコー信号を自動的に相殺除去するのに使用さ
れる。このエコー消去の利点は2線アクセスによ
り相互接続された2個のモデム間において同時伝
送を可能にする点にある。 上述したエコー消去装置の構成は本願人に係る
フランス国特許出願公告第2358790号及び同第
2377734号に開示されており、これら既知の装置
はそれぞれベースバンド及び音声帯域データ伝送
に関するものである。その可制御デジタル信号処
理装置はモデムの送信路に結合されたアダプテイ
プデジタルフイルタ又は複数個のデジタルフイル
タの組み合わせフイルタと、このアダプテイプデ
ジタルフイルタ又は組み合わせフイルタの係数を
制御する制御回路を具えている。簡単のため、以
後可制御デジタル信号処理装置は単にデジタルフ
イルタと称す。このデジタルフイルタは合成エコ
ー信号を表わすデジタル信号を発生し、これを差
回路の入力端子に供給する前にアナログ信号に変
換する。差回路の他方の入力端子はモデムの受信
路に現われる消去すべきエコー信号を含む信号を
受信する。差発生回路から発生する信号は以後残
差信号と称す。この残差信号のサンプル値をアナ
ログ−デジタル変換器に供給し、これにより残差
信号のデジタル値をフイルタ係数制御回路の制御
信号として発生させる。この制御回路には例えば
上述の特許出願公告に記載されているようなアル
ゴリズムを使用して、フイルタ係数を反復調整し
てこれら係数を残差信号中に存在する実際のエコ
ー信号とフイルタにより供給される合成エコー信
号との差から成る残存エコー信号の平均二乗誤差
が最小となる値に収れんさせることができる。エ
コー信号を殆んど相殺除去し得るこの収れんは遠
方のモデムから発する受信有用データ信号の存在
下において実現する必要がある。この有用データ
信号は残差信号中に残存するエコー信号上に重畳
され、そのレベルは収れん中残存エコー信号のレ
ベルに対し次第に大きくなる。このことはある場
合には問題を生じ、この問題は残差信号を変換す
るアナログ−デジタル変換器と関係があり、前記
収れんが残存エコー信号が比較的高いレベルで停
止することが起り得る。 この問題は、コストを低減するために低精度の
アナログ−デジタル変換器を用いる場合において
特に単同期(ホモクロナス)データ伝送の場合に
生ずる。既知のように、単同期データ伝送システ
ムにおいては、データは受信データ中の局部同期
クロツクのリズムで伝送される。エコー消去装置
においてもこの局部クロツクを用いて残差信号の
サンプリングパルスを刻時する。この結果、残差
信号のサンプリング瞬時は受信データ信号に対し
固定位置を有することになる。例えば、残差信号
の極性のみを示す1ビツトのデジタル信号を発生
するような極めて簡単なアナログ−デジタル変換
器を用いる場合、このデジタル信号の値は、サン
プリング瞬時において残存エコー信号が受信デー
タ信号の振幅より大きい場合にのみ残存エコー信
号の極性について有意となる。単同期伝送システ
ムにおいてはこれと反対の状態が永久的に生じる
ことがあり、この状態ではフイルタ係数が残存エ
コー信号を減少するよう変化しないことが起り、
残存エコー信号が受信データ信号の振幅と同程度
の高レベルで残存することが起り得る。幾分精密
な2又は3ビツト変換器を用いる場合にも同じ問
題が幾分程度は減少するが生じ、残存エコー信号
がその最小量子化ステツプの大きさ程度の値で残
存する。デジタル1ビツト信号を発生する変換器
を用いてもフイルタ係数を極めて低い値の残存エ
ラー信号に収れんし得る解決方法がオランダ国特
許出願第7902053号に開示されている。この解決
方法は残差信号をこの残差信号と無関係の補助信
号と合成し、この合成信号をデジタル1ビツト信
号に変換した後にフイルタ係数の制御に用いるも
のである。 本発明は、この補助信号を使用しないで、単同
期伝送システムにおいて2ビツトのような少数ビ
ツトのアナログ−デジタル変換器を用いてエコー
消去装置を極めて低い値の残存エコー信号に収れ
んし得る別の解決方法を提供することを目的とす
る。 本発明デジタルエコー消去装置においては、差
回路により発生される残差信号を変換するアナロ
グ−デジタル変換器を、残差信号のレベルを検出
する回路から得られたダイナミツク制御信号によ
り調整される可制御ダイナミツク特性を有するも
のとしたことを特徴とする。 このエコー消去装置によれば、アナログ−デジ
タル変換器のダイナミツク特性は残存エコー信号
の振幅が収れん中に減少するにつれて減少するた
め、残存エコー信号のレベルが極めて低い値にな
るまで残存エコー信号を表わす小数ビツトのデジ
タル信号を発生する変換器を用いることができ
る。 ダイナミツク制御信号は残差信号のピーク値を
検出する検出回路から減衰回路を介して取り出す
のが好適である。 減衰回路の出力信号は変換器において変換すべ
き残差信号が比較される2減の限界信号を形成す
るのに使用される基準信号とし、互に反対極性で
最大振幅を有するこれら限界信号は減衰回路の出
力信号の振幅に等しい振幅を有するものとするの
が好適である。 残差信号を互に反対極性の2個の限界信号と比
較して2ビツトのデジタル信号を発生する変換器
を用いることができる。 残存エコー信号がVp(1−β)に比例るので
(ここでVpは残差信号の検出ピーク値、βは減衰
回路の減衰係数)、βは1に近い値(例えばβ=
0.9)に選択して最終残存エコーを小さくするの
が有利である。 図面につき本発明を説明する。 第1図はモデムに接続された本発明エコー消去
装置のブロツク図を示す。このモデムは平衡イン
ピーダンスを有するハイブリツド接合4によつて
双方向伝送路3に結合された単方向送信路1と単
方向受信路2を具える。 クロツク端子7に供給されるクロツク信号のレ
ート1/Tでデータを発生するデータソース6を
送信路1に接続する。これらデータはベースバン
ドで伝送され、エンコーダ8に供給され、ここで
例えば2相コーデイング及び低減通過フイルタリ
ングが行なわれるものとする。符号化されたデー
タ信号はハイブリツド接合4の4線側の入力端子
に供給され、伝送路3を経て遠隔モデム(図示せ
ず)に伝送される。 遠隔モデムにより同様にして伝送されたデータ
信号は自局モデムに受信され、ハイブリツド接合
4により当該モデムの受信路2に供給される。ハ
イブリツド接合4の4線側の入力端子に供給され
る信号と同一の特性を有するこの受信信号は遠隔
モデムにより送出されたデータを再生する受信機
9に供給されると共にクロツク抽出回路10に供
給される。クロツク抽出回路10は受信機9に周
波数1/Tのクロツク信号を供給し、遠隔モデムの
データ伝送に使用された周波数1/Tのクロツク信
号に同期させる働きをするものである。 単同期式伝送システムの第1図に示す部分にお
いては、回路10で発生されたクロツク信号をデ
ータソース6のクロツク端子にも供給して、自局
モデムがデータを同期して伝送するようにする。
なお、データを受信データと同期して伝送しない
一般にプレツシンクロ式伝送システムと称されて
いる伝送システムにおいては、データソース6に
供給されるクロツク信号は抽出回路10と無関係
のクロツク発生器から得ている。 自局モデムの送信路1から発するデータ信号が
ハイブリツド接合4の4線側入力端子に供給され
ると、このモデムの受信路2にエコー信号ε(t)
が現われ、このエコー信号はハイブリツド接合4
の不可避の平衡の不完全及び/又は伝送路3にお
けるインピーダンスの不連続(信号の反射を生ず
る)が原因する。受信路2においてこのエコー信
号は遠隔モデムから受信された有用信号s(t)
上に重畳されて受信機9のデータの正しい再生を
妨げる。 このエコー信号を消去するのに使用されるエコ
ー消去装置はデータソース6により発生された2
進データ信号を受信する可制御デジタル信号処理
装置11を具えると共に、信号処理装置11の出
力信号を変える制御回路12を具える。 以下においてはこの信号処理装置11はリニア
エコー信号を消去するようリニア動作するデジタ
ルフイルタであるものとする。この場合制御回路
12はデジタルフイルタ11の係数を制御する回
路である。フイルタ11の出力信号はデジタル−
アナログ変換器13によりアナログ信号に変換さ
れる。この信号(合成エコー信号)は差回路14
の(−)入力端子に供給される。この差回路14
の(+)入力端子はハイブリツド接合4の4線側
の出力端子に現われる信号s(t)+ε(t)をサ
ンプルするサンプルホールド回路15の出力端子
に接続される。サンプリング周波数feはデータレ
ート1/Tの整数倍で、その値M/Tは信号s
(t)に関しシヤノンの定理が満足されるように
選択する。サンプリング周波数fe=M/Tの信号
はクロツク抽出回路10の出力端子に接続された
周波数逓倍回路16により形成される。 差回路14の出力端子にはサンプリング瞬時t
=nTにおいて受信有用データ信号s(t)と、実
際のエコー信号ε(t)と合成エコー信号ε^(t)
との差信号(この差信号を以後残存エコー信号と
いう)との和から成る残差信号e(n)が得られ
る。この差回路14により発生された残差信号は
アナログ−デジタル変換器18の入力端子17に
供給される。この変換器の出力端子19には残差
信号のデジタル信号が発生し、この信号がバス2
0を経てデジタルフイルタ11の係数の値を調整
する制御回路12に供給される。これら係数は残
存エコー信号がサンプリング瞬時nTにおいて
略々相殺除去されるように調整してこれらの瞬時
において残差信号が受信有用データ信号のみを含
むようにする必要がある。エコー信号が殆んど除
去されたこの残差信号は低域フイルタ21でろ波
された後受信機9に供給される。 2進データ信号がトランスバーサルフイルタ1
1の入力端子11−1に現れる瞬時はnTで表わ
される(ここでnは−∞から+∞までの整数)。 D(n)はサンプリング瞬時nTにおけるデジタ
ルフイルタ11に供給されるデータ信号を S(n)は該瞬時おける受信有用データ信号を、 ε(n)は該瞬時におけるエコー信号を、 ε^(n)は該瞬時における合成エコー信号を、 e(n)は該瞬時におけるアナログ残差信号を、 E(n)は該瞬時におけるデジタル残差信号を
それぞれ示す。 アナログ残差信号e(n)は e(n)=s(n)+〔ε(n)−ε^〕 (1) で表わせる。 エコー消去装置の機能は残存エコー信号: 〔ε(n)−ε^(n)〕 を相殺除去することにある。 瞬時nTにおいて、トランスバーサルフイルタ
11はデータ信号のN個の先行サンプルをストア
する。このN個のサンプルはD(n−q)で表わ
すことができる(ここでq=0、1、…N−1)。
瞬時nTにおける前記フイルタのN個の係数をCq
(n)(ここでq=0、1、…N−1)で示すと、
このフイルタにより瞬時nTに出力される各サン
プルs(n)は演算処理によつて s(n)=N-1 〓q=0 D(n)・Cq(n) となる。 フイルタの係数を調整するのに屡使用される基
準は残存エコー信号ε(n)−ε^(n)の平均二乗値
を最小とする基準である。この調整は、残存エコ
ー信号e(n)のデジタル信号E(n)に基づいて
各係数Cq(n)を、反復数iにおけるこの係数の
値Ci q(n)を反復数i+1におけるこの係数の値
Ci+1 q(n)と関係づける次式の反復式に従つて反
復して調整することにより行なわれる。 Ci-1 q=Ci q+α・Ei(n)・D(n−q) (3) この式において、Ei(n)は反復数iにおける
デジタル残差信号の値、D(n−q)は先行瞬時
(n−q)Tにおいてフイルタに入力しフイルタ
において係数Cq(n)が乗算されるデータ信号の
サンプルの値、αは各反復における係数の変更の
大きさを決定する1より小さい係数である。 反復式(3)の演算は全ての係数Cq(n)について
第2図に示す回路で実行される。この回路は積D
(n−q)・E(n)を形成する乗算回路22を具
え、この積は乗算回路23により係数αで重み付
けされる。 得られた変更成分α・E(n)・D(n−q)は
加算回路24により、遅延Tを生ずる回路25の
出力端子の係数Cq(n)に加算される。反復周期
がTの場合、次の瞬時(n+1)Tにおいてフイ
ルタ11に使用される係数の値が回路25の出力
端子に得られる。所定回数の反復後に、フイルタ
11の係数は残差信号e(n)中の残存エコー
〔ε(n)−ε^(n)〕が略々相殺除去されるような
値に収れんしなければならない。 しかし、前述したように、反復式(3)を少数ビツ
トのデジタル信号E(n)に適用する場合にはこ
の収れんに問題が生ずる。反復式を少数ビツトの
デジタル信号E(n)に適用することは、高いサ
ンプリング周波数feを必要とし、従つてアナログ
デジタル変換器18に高い変換速度を必要とする
高速データ伝送システムにおいて行なわれてい
る。エンコーダ8において2相コーデイングによ
り64kビツト/秒でベースバンドデータ伝送する
場合、サンプリング周波数feは例えば256kHzであ
る。変換器18のコストを低減するにはその精度
を下げるのが極て有利である。最も簡単で最も低
コストの方法は残差信号e(n)の極性を示す1
ビツトのデジタル信号E(n)を発生する変換器
18を用いるものである。しかし、式(1)に示すよ
うに、サンプリング瞬時に和いては残差信号e
(n)は受信データ信号s(n)と残存エコー信号
〔ε(n)−ε^(n)〕の和である。従つて、残差信
号
e(n)の極性、即ち信号E(n)のビツト値は2
つの信号s(n)及び〔ε(n)−ε^(n)〕の最大
値
の極性により決まることになる。 今、サンプリング瞬時nTにおいて |ε(n)−ε^(n)|>|s(n)| (4) であるものとすると、信号E(n)のビツトは残
存エコー信号の極性で決まり、フイルタの係数の
変更は残存エコー信号を減少するよう適正に行な
われる。 しかし、サンプリング瞬時nTにおいて |ε(n)−ε^(n)|<|s(n)| (5) である場合には、信号E(n)のビツトは受信デ
ータ信号の極性により決まり、フイルタ係数の変
更は残存エコー信号と無関係に行なわれ、残存エ
コー信号は当然のことながら減少されない。 単同期式伝送システムにおいては、サンプリン
グ周波数feは第1図の例のようにクロツク抽出回
路により発生された受信データ信号と同期するク
ロツク信号から導出される。従つて、これらサン
プリング瞬時は受信データ信号s(t)に対し固
定の位置を有する。これらサンプリング瞬時は受
信データ信号のサンプルの振幅|s(n)|が大き
い瞬時に永久に発生し、収れん中に上記の条件(5)
が満足される状態に極めて急速に達することが起
り得る。この場合、エコー消去装置の収れんは振
幅|s(n)|と同程度の振幅|ε(n)−ε^(n)
|
を有する大きな残存エコー信号で停止する。 プレシンクロナス式伝送システムにおいては、
サンプリング周波数feは抽出回路10により発生
されたクロツク信号と無関係の局部クロツク信号
から得られる。この場合にはサンプリング瞬時t
=nTにおける受信データ信号のサンプルの振幅
|s(n)|は最大値と零値の間の凡ゆる値を示し
得るため、あるサンプリング瞬時において条件(4)
が満足されてフイルタ係数が適正に変更される。
従つて、残存エコー信号が略々零になるまでフイ
ルタ係数の収れんが続けられるが、収れん時間は
長くなる。 本発明の主たる目的は、単同期式伝送システム
においてエコー消去装置に1ビツトアナログ−デ
ジタル変換器を使用することにより生ずる上述の
重大な欠点を解決することにある。 第1図に示す実施例においては、本発明エコー
消去装置はアナログ−デジタル変換器18とし
て、その入力端子17に供給される残差信号e
(n)をその出力端子に2ビツトデジタル信号E
(n)に変換すると共に制御端子30に供給され
るダイナミツク制御信号により調整される可制御
ダイナミツク特性を有するものを用いる。このダ
イナミツク制御信号はフイルタ21の出力端子に
接続されたピーク検出器31からの出力信号を受
信する減衰器32の出力端子に得られる。このピ
ーク検出器31は残差信号のピーク値を示す電圧
Vpを、この電圧が収れん中における残存エコー
信号の減少に正しく追従し得るような時定数で発
生する。減衰器32は電圧β・Vpを発生し、こ
こでβは1より小さい正の係数である。 電圧β・Vpはアナログ−デジタル変換器18
の基準信号として用いる。この基準信号は比較回
路33の非反転入力端子に供給されると共に回路
34で極性反転された後に比較回路35の非反転
入力端子に供給される。デジタル残差信号e(n)
は比較回路33及び35の反転入力端子に供給さ
れる。これら比較回路の出力端子は排他NORゲ
ート36の入力端子に接続される。後に説明する
ように、変換器18により発生される信号E(n)
の2ビツトは比較回路35の出力と排他NORゲ
ート36の出力で形成される。 第3図は上述した可制御ダイナミツク特性を有
する変換器の動作原理を示す。 図示の直交座標系において、デジタル残差信号
e(n)の値は縦軸にプロツトしてあり、横軸に
は信号e(n)に応答してデジタル残差信号E
(n)が示し得る3つの離散値+1、−1、0をプ
ロツトしてある。縦軸にはピーク検出器31によ
り検出されたピーク値Vpに対応する電圧+Vp及
び−Vpと比較回路33及び35の限界電圧とし
て用いられる電圧+βVp及び−βVpもプロツトし
てある。曲線Aは変換器18によりアナログ残差
信号e(n)の関数として発生される応答E(n)
を示し、この応答は −β・Vp<e(n)<+β・VpのときE(n)=0 e(n)>β・Vpのとき E(n)=+1 e(n)<−β・Vpのとき E(n)=−1 である。 次の表はデジタル信号E(n)のこれら3つ
の離散値がどのように符号化されるかを示す。
た互に反対方向の信号方向を有する第1及び第2
単方向伝送路間に接続され、第1伝送路の信号に
応答して第2信号路に生ずるエコーを消去する装
置であつて、第1伝送路に接続され且つ制御信号
を受信し、第1伝送路の信号及び該制御信号に応
答して合成エコー信号を発生する可制御デジタル
信号処理装置と、第2伝送路の信号と前記可制御
デジタル信号処理装置により発生された合成エコ
ー信号との差から成る残差信号を発生する差回路
と、残差信号のサンプル値をデジタル制御信号に
変換し、該制御信号を前記可制御デジタル信号処
理装置の制御信号入力端子に供給するアナログデ
ジタル変換器とを具えたエコー消去装置に関する
ものである。 エコー消去装置は、例えば送信機と受信機がハ
イブリツド接合と通常呼ばれている結合回路によ
つて、2線が外部へアクセスするよう相互接続さ
れているデータ伝送モデムに用いられる。このよ
うな2個のモデムの2線アクセス間に伝送路を接
続すると、モデムの受信路にエコー信号が発生す
ることが既知であり、このエコー信号はこのモデ
ムの送信路からの信号の一部がハイブリツド接合
の不完全及び/又は前記伝送路における送信信号
の反射によつて受信路に供給されることにより形
成される。エコー消去装置は受信路に生ずる上記
のエコー信号を自動的に相殺除去するのに使用さ
れる。このエコー消去の利点は2線アクセスによ
り相互接続された2個のモデム間において同時伝
送を可能にする点にある。 上述したエコー消去装置の構成は本願人に係る
フランス国特許出願公告第2358790号及び同第
2377734号に開示されており、これら既知の装置
はそれぞれベースバンド及び音声帯域データ伝送
に関するものである。その可制御デジタル信号処
理装置はモデムの送信路に結合されたアダプテイ
プデジタルフイルタ又は複数個のデジタルフイル
タの組み合わせフイルタと、このアダプテイプデ
ジタルフイルタ又は組み合わせフイルタの係数を
制御する制御回路を具えている。簡単のため、以
後可制御デジタル信号処理装置は単にデジタルフ
イルタと称す。このデジタルフイルタは合成エコ
ー信号を表わすデジタル信号を発生し、これを差
回路の入力端子に供給する前にアナログ信号に変
換する。差回路の他方の入力端子はモデムの受信
路に現われる消去すべきエコー信号を含む信号を
受信する。差発生回路から発生する信号は以後残
差信号と称す。この残差信号のサンプル値をアナ
ログ−デジタル変換器に供給し、これにより残差
信号のデジタル値をフイルタ係数制御回路の制御
信号として発生させる。この制御回路には例えば
上述の特許出願公告に記載されているようなアル
ゴリズムを使用して、フイルタ係数を反復調整し
てこれら係数を残差信号中に存在する実際のエコ
ー信号とフイルタにより供給される合成エコー信
号との差から成る残存エコー信号の平均二乗誤差
が最小となる値に収れんさせることができる。エ
コー信号を殆んど相殺除去し得るこの収れんは遠
方のモデムから発する受信有用データ信号の存在
下において実現する必要がある。この有用データ
信号は残差信号中に残存するエコー信号上に重畳
され、そのレベルは収れん中残存エコー信号のレ
ベルに対し次第に大きくなる。このことはある場
合には問題を生じ、この問題は残差信号を変換す
るアナログ−デジタル変換器と関係があり、前記
収れんが残存エコー信号が比較的高いレベルで停
止することが起り得る。 この問題は、コストを低減するために低精度の
アナログ−デジタル変換器を用いる場合において
特に単同期(ホモクロナス)データ伝送の場合に
生ずる。既知のように、単同期データ伝送システ
ムにおいては、データは受信データ中の局部同期
クロツクのリズムで伝送される。エコー消去装置
においてもこの局部クロツクを用いて残差信号の
サンプリングパルスを刻時する。この結果、残差
信号のサンプリング瞬時は受信データ信号に対し
固定位置を有することになる。例えば、残差信号
の極性のみを示す1ビツトのデジタル信号を発生
するような極めて簡単なアナログ−デジタル変換
器を用いる場合、このデジタル信号の値は、サン
プリング瞬時において残存エコー信号が受信デー
タ信号の振幅より大きい場合にのみ残存エコー信
号の極性について有意となる。単同期伝送システ
ムにおいてはこれと反対の状態が永久的に生じる
ことがあり、この状態ではフイルタ係数が残存エ
コー信号を減少するよう変化しないことが起り、
残存エコー信号が受信データ信号の振幅と同程度
の高レベルで残存することが起り得る。幾分精密
な2又は3ビツト変換器を用いる場合にも同じ問
題が幾分程度は減少するが生じ、残存エコー信号
がその最小量子化ステツプの大きさ程度の値で残
存する。デジタル1ビツト信号を発生する変換器
を用いてもフイルタ係数を極めて低い値の残存エ
ラー信号に収れんし得る解決方法がオランダ国特
許出願第7902053号に開示されている。この解決
方法は残差信号をこの残差信号と無関係の補助信
号と合成し、この合成信号をデジタル1ビツト信
号に変換した後にフイルタ係数の制御に用いるも
のである。 本発明は、この補助信号を使用しないで、単同
期伝送システムにおいて2ビツトのような少数ビ
ツトのアナログ−デジタル変換器を用いてエコー
消去装置を極めて低い値の残存エコー信号に収れ
んし得る別の解決方法を提供することを目的とす
る。 本発明デジタルエコー消去装置においては、差
回路により発生される残差信号を変換するアナロ
グ−デジタル変換器を、残差信号のレベルを検出
する回路から得られたダイナミツク制御信号によ
り調整される可制御ダイナミツク特性を有するも
のとしたことを特徴とする。 このエコー消去装置によれば、アナログ−デジ
タル変換器のダイナミツク特性は残存エコー信号
の振幅が収れん中に減少するにつれて減少するた
め、残存エコー信号のレベルが極めて低い値にな
るまで残存エコー信号を表わす小数ビツトのデジ
タル信号を発生する変換器を用いることができ
る。 ダイナミツク制御信号は残差信号のピーク値を
検出する検出回路から減衰回路を介して取り出す
のが好適である。 減衰回路の出力信号は変換器において変換すべ
き残差信号が比較される2減の限界信号を形成す
るのに使用される基準信号とし、互に反対極性で
最大振幅を有するこれら限界信号は減衰回路の出
力信号の振幅に等しい振幅を有するものとするの
が好適である。 残差信号を互に反対極性の2個の限界信号と比
較して2ビツトのデジタル信号を発生する変換器
を用いることができる。 残存エコー信号がVp(1−β)に比例るので
(ここでVpは残差信号の検出ピーク値、βは減衰
回路の減衰係数)、βは1に近い値(例えばβ=
0.9)に選択して最終残存エコーを小さくするの
が有利である。 図面につき本発明を説明する。 第1図はモデムに接続された本発明エコー消去
装置のブロツク図を示す。このモデムは平衡イン
ピーダンスを有するハイブリツド接合4によつて
双方向伝送路3に結合された単方向送信路1と単
方向受信路2を具える。 クロツク端子7に供給されるクロツク信号のレ
ート1/Tでデータを発生するデータソース6を
送信路1に接続する。これらデータはベースバン
ドで伝送され、エンコーダ8に供給され、ここで
例えば2相コーデイング及び低減通過フイルタリ
ングが行なわれるものとする。符号化されたデー
タ信号はハイブリツド接合4の4線側の入力端子
に供給され、伝送路3を経て遠隔モデム(図示せ
ず)に伝送される。 遠隔モデムにより同様にして伝送されたデータ
信号は自局モデムに受信され、ハイブリツド接合
4により当該モデムの受信路2に供給される。ハ
イブリツド接合4の4線側の入力端子に供給され
る信号と同一の特性を有するこの受信信号は遠隔
モデムにより送出されたデータを再生する受信機
9に供給されると共にクロツク抽出回路10に供
給される。クロツク抽出回路10は受信機9に周
波数1/Tのクロツク信号を供給し、遠隔モデムの
データ伝送に使用された周波数1/Tのクロツク信
号に同期させる働きをするものである。 単同期式伝送システムの第1図に示す部分にお
いては、回路10で発生されたクロツク信号をデ
ータソース6のクロツク端子にも供給して、自局
モデムがデータを同期して伝送するようにする。
なお、データを受信データと同期して伝送しない
一般にプレツシンクロ式伝送システムと称されて
いる伝送システムにおいては、データソース6に
供給されるクロツク信号は抽出回路10と無関係
のクロツク発生器から得ている。 自局モデムの送信路1から発するデータ信号が
ハイブリツド接合4の4線側入力端子に供給され
ると、このモデムの受信路2にエコー信号ε(t)
が現われ、このエコー信号はハイブリツド接合4
の不可避の平衡の不完全及び/又は伝送路3にお
けるインピーダンスの不連続(信号の反射を生ず
る)が原因する。受信路2においてこのエコー信
号は遠隔モデムから受信された有用信号s(t)
上に重畳されて受信機9のデータの正しい再生を
妨げる。 このエコー信号を消去するのに使用されるエコ
ー消去装置はデータソース6により発生された2
進データ信号を受信する可制御デジタル信号処理
装置11を具えると共に、信号処理装置11の出
力信号を変える制御回路12を具える。 以下においてはこの信号処理装置11はリニア
エコー信号を消去するようリニア動作するデジタ
ルフイルタであるものとする。この場合制御回路
12はデジタルフイルタ11の係数を制御する回
路である。フイルタ11の出力信号はデジタル−
アナログ変換器13によりアナログ信号に変換さ
れる。この信号(合成エコー信号)は差回路14
の(−)入力端子に供給される。この差回路14
の(+)入力端子はハイブリツド接合4の4線側
の出力端子に現われる信号s(t)+ε(t)をサ
ンプルするサンプルホールド回路15の出力端子
に接続される。サンプリング周波数feはデータレ
ート1/Tの整数倍で、その値M/Tは信号s
(t)に関しシヤノンの定理が満足されるように
選択する。サンプリング周波数fe=M/Tの信号
はクロツク抽出回路10の出力端子に接続された
周波数逓倍回路16により形成される。 差回路14の出力端子にはサンプリング瞬時t
=nTにおいて受信有用データ信号s(t)と、実
際のエコー信号ε(t)と合成エコー信号ε^(t)
との差信号(この差信号を以後残存エコー信号と
いう)との和から成る残差信号e(n)が得られ
る。この差回路14により発生された残差信号は
アナログ−デジタル変換器18の入力端子17に
供給される。この変換器の出力端子19には残差
信号のデジタル信号が発生し、この信号がバス2
0を経てデジタルフイルタ11の係数の値を調整
する制御回路12に供給される。これら係数は残
存エコー信号がサンプリング瞬時nTにおいて
略々相殺除去されるように調整してこれらの瞬時
において残差信号が受信有用データ信号のみを含
むようにする必要がある。エコー信号が殆んど除
去されたこの残差信号は低域フイルタ21でろ波
された後受信機9に供給される。 2進データ信号がトランスバーサルフイルタ1
1の入力端子11−1に現れる瞬時はnTで表わ
される(ここでnは−∞から+∞までの整数)。 D(n)はサンプリング瞬時nTにおけるデジタ
ルフイルタ11に供給されるデータ信号を S(n)は該瞬時おける受信有用データ信号を、 ε(n)は該瞬時におけるエコー信号を、 ε^(n)は該瞬時における合成エコー信号を、 e(n)は該瞬時におけるアナログ残差信号を、 E(n)は該瞬時におけるデジタル残差信号を
それぞれ示す。 アナログ残差信号e(n)は e(n)=s(n)+〔ε(n)−ε^〕 (1) で表わせる。 エコー消去装置の機能は残存エコー信号: 〔ε(n)−ε^(n)〕 を相殺除去することにある。 瞬時nTにおいて、トランスバーサルフイルタ
11はデータ信号のN個の先行サンプルをストア
する。このN個のサンプルはD(n−q)で表わ
すことができる(ここでq=0、1、…N−1)。
瞬時nTにおける前記フイルタのN個の係数をCq
(n)(ここでq=0、1、…N−1)で示すと、
このフイルタにより瞬時nTに出力される各サン
プルs(n)は演算処理によつて s(n)=N-1 〓q=0 D(n)・Cq(n) となる。 フイルタの係数を調整するのに屡使用される基
準は残存エコー信号ε(n)−ε^(n)の平均二乗値
を最小とする基準である。この調整は、残存エコ
ー信号e(n)のデジタル信号E(n)に基づいて
各係数Cq(n)を、反復数iにおけるこの係数の
値Ci q(n)を反復数i+1におけるこの係数の値
Ci+1 q(n)と関係づける次式の反復式に従つて反
復して調整することにより行なわれる。 Ci-1 q=Ci q+α・Ei(n)・D(n−q) (3) この式において、Ei(n)は反復数iにおける
デジタル残差信号の値、D(n−q)は先行瞬時
(n−q)Tにおいてフイルタに入力しフイルタ
において係数Cq(n)が乗算されるデータ信号の
サンプルの値、αは各反復における係数の変更の
大きさを決定する1より小さい係数である。 反復式(3)の演算は全ての係数Cq(n)について
第2図に示す回路で実行される。この回路は積D
(n−q)・E(n)を形成する乗算回路22を具
え、この積は乗算回路23により係数αで重み付
けされる。 得られた変更成分α・E(n)・D(n−q)は
加算回路24により、遅延Tを生ずる回路25の
出力端子の係数Cq(n)に加算される。反復周期
がTの場合、次の瞬時(n+1)Tにおいてフイ
ルタ11に使用される係数の値が回路25の出力
端子に得られる。所定回数の反復後に、フイルタ
11の係数は残差信号e(n)中の残存エコー
〔ε(n)−ε^(n)〕が略々相殺除去されるような
値に収れんしなければならない。 しかし、前述したように、反復式(3)を少数ビツ
トのデジタル信号E(n)に適用する場合にはこ
の収れんに問題が生ずる。反復式を少数ビツトの
デジタル信号E(n)に適用することは、高いサ
ンプリング周波数feを必要とし、従つてアナログ
デジタル変換器18に高い変換速度を必要とする
高速データ伝送システムにおいて行なわれてい
る。エンコーダ8において2相コーデイングによ
り64kビツト/秒でベースバンドデータ伝送する
場合、サンプリング周波数feは例えば256kHzであ
る。変換器18のコストを低減するにはその精度
を下げるのが極て有利である。最も簡単で最も低
コストの方法は残差信号e(n)の極性を示す1
ビツトのデジタル信号E(n)を発生する変換器
18を用いるものである。しかし、式(1)に示すよ
うに、サンプリング瞬時に和いては残差信号e
(n)は受信データ信号s(n)と残存エコー信号
〔ε(n)−ε^(n)〕の和である。従つて、残差信
号
e(n)の極性、即ち信号E(n)のビツト値は2
つの信号s(n)及び〔ε(n)−ε^(n)〕の最大
値
の極性により決まることになる。 今、サンプリング瞬時nTにおいて |ε(n)−ε^(n)|>|s(n)| (4) であるものとすると、信号E(n)のビツトは残
存エコー信号の極性で決まり、フイルタの係数の
変更は残存エコー信号を減少するよう適正に行な
われる。 しかし、サンプリング瞬時nTにおいて |ε(n)−ε^(n)|<|s(n)| (5) である場合には、信号E(n)のビツトは受信デ
ータ信号の極性により決まり、フイルタ係数の変
更は残存エコー信号と無関係に行なわれ、残存エ
コー信号は当然のことながら減少されない。 単同期式伝送システムにおいては、サンプリン
グ周波数feは第1図の例のようにクロツク抽出回
路により発生された受信データ信号と同期するク
ロツク信号から導出される。従つて、これらサン
プリング瞬時は受信データ信号s(t)に対し固
定の位置を有する。これらサンプリング瞬時は受
信データ信号のサンプルの振幅|s(n)|が大き
い瞬時に永久に発生し、収れん中に上記の条件(5)
が満足される状態に極めて急速に達することが起
り得る。この場合、エコー消去装置の収れんは振
幅|s(n)|と同程度の振幅|ε(n)−ε^(n)
|
を有する大きな残存エコー信号で停止する。 プレシンクロナス式伝送システムにおいては、
サンプリング周波数feは抽出回路10により発生
されたクロツク信号と無関係の局部クロツク信号
から得られる。この場合にはサンプリング瞬時t
=nTにおける受信データ信号のサンプルの振幅
|s(n)|は最大値と零値の間の凡ゆる値を示し
得るため、あるサンプリング瞬時において条件(4)
が満足されてフイルタ係数が適正に変更される。
従つて、残存エコー信号が略々零になるまでフイ
ルタ係数の収れんが続けられるが、収れん時間は
長くなる。 本発明の主たる目的は、単同期式伝送システム
においてエコー消去装置に1ビツトアナログ−デ
ジタル変換器を使用することにより生ずる上述の
重大な欠点を解決することにある。 第1図に示す実施例においては、本発明エコー
消去装置はアナログ−デジタル変換器18とし
て、その入力端子17に供給される残差信号e
(n)をその出力端子に2ビツトデジタル信号E
(n)に変換すると共に制御端子30に供給され
るダイナミツク制御信号により調整される可制御
ダイナミツク特性を有するものを用いる。このダ
イナミツク制御信号はフイルタ21の出力端子に
接続されたピーク検出器31からの出力信号を受
信する減衰器32の出力端子に得られる。このピ
ーク検出器31は残差信号のピーク値を示す電圧
Vpを、この電圧が収れん中における残存エコー
信号の減少に正しく追従し得るような時定数で発
生する。減衰器32は電圧β・Vpを発生し、こ
こでβは1より小さい正の係数である。 電圧β・Vpはアナログ−デジタル変換器18
の基準信号として用いる。この基準信号は比較回
路33の非反転入力端子に供給されると共に回路
34で極性反転された後に比較回路35の非反転
入力端子に供給される。デジタル残差信号e(n)
は比較回路33及び35の反転入力端子に供給さ
れる。これら比較回路の出力端子は排他NORゲ
ート36の入力端子に接続される。後に説明する
ように、変換器18により発生される信号E(n)
の2ビツトは比較回路35の出力と排他NORゲ
ート36の出力で形成される。 第3図は上述した可制御ダイナミツク特性を有
する変換器の動作原理を示す。 図示の直交座標系において、デジタル残差信号
e(n)の値は縦軸にプロツトしてあり、横軸に
は信号e(n)に応答してデジタル残差信号E
(n)が示し得る3つの離散値+1、−1、0をプ
ロツトしてある。縦軸にはピーク検出器31によ
り検出されたピーク値Vpに対応する電圧+Vp及
び−Vpと比較回路33及び35の限界電圧とし
て用いられる電圧+βVp及び−βVpもプロツトし
てある。曲線Aは変換器18によりアナログ残差
信号e(n)の関数として発生される応答E(n)
を示し、この応答は −β・Vp<e(n)<+β・VpのときE(n)=0 e(n)>β・Vpのとき E(n)=+1 e(n)<−β・Vpのとき E(n)=−1 である。 次の表はデジタル信号E(n)のこれら3つ
の離散値がどのように符号化されるかを示す。
【表】
この表の第1列はアナログ残差信号e(n)が
比較される2つの限界値+βVp及び−βVpを示
す。信号e(n)は+βVpより大きい値と−βVp
より小さい値との間で変化する。次の3列は比較
回路35,33及び排他ORゲート36の出力端
子から得られる論理信号を示す。最後の列はデジ
タル残差信号E(n)の2ビツトS1及びS2の値を
示し、ビツトS1は比較回路35の出力端子から、
ビツトS2は回路36の出力端子から供給される。
得られるデジタル信号S1,S2は“2の補数コー
ド”に表わされ、信号E(n)は第3図に示す応
答に従つて値+1、−1及び0を有する。このよ
うに符号化された信号は制御回路12において実
行すべき計算に極めて好適である。 残差信号のレベルに基づいて調整されるこの可
制御ダイナミツク特性を有する2ビツト変換器を
用いると、1ビツト変換器を用いる場合と異な
り、エコー消去装置の収れんがサンプリング瞬時
における受信データ信号の振幅と同程度の比較的
大きな振幅の残存エコー信号で停止する惧れはな
い。 初めに、エコー信号ε(t)は受信データs
(t)より小さくて、残差信号の検出ピーク値Vp
において残存エコー信号の占める割合が受信デー
タ信号の占める割合より常に小さいものとする。
この場合、デジタル残差信号E(n)は少くとも
所定のサンプリング瞬時において、残存エコー信
号がVp−βVp=Vp(1−β)を越える限りこの残
存エコー信号の特性を示す値を有する。この状態
が実在する限り、エコー消去装置のフイルタ係数
は、残存エコー信号が減少し、同時に検出ピーク
値Vpが受信データ信号のピーク値に略々等しい
Vppに減少するように収れんする。この場合残存
エコー信号の最終値はVpp(1−β)に略々等し
くなる。 次に、エコー信号ε(t)は受信データ信号よ
り大きくて、エコー消去装置の始動時において検
出ピーク値Vpにおいて残存エコー信号の占める
割合が受信データ信号の占める割合より大きいも
のとする。この場合、デジタル残差信号E(n)
は少くとも所定のサンプリング瞬時において、残
存エコー信号が高振幅であることを示す零でない
値を有する。これらのサンプリング瞬時に対して
はエコー消去装置のフイルタ係数の補正が残存エ
コー信号を減少するよう行なわれ、斯る後に検出
ピーク値Vpに含まれる残存エコー信号が受信デ
ータ信号より小さい上述の状態が再び得られる。
そして残存エコーの最終値は略々Vpp(1−β)
になる。 残存エコー信号の最終値を低減するためには変
換器の基準値を決定する係数βを1に近い値にす
るのが重要であること明らかである。しかし、1
に近すぎる値にすると、この変換器の出力は大部
分のサンプリング瞬時において零値を有し、収れ
ん時間が増大する。係数βとしては例えばβ=
0.9の値を選択すると、小さい値の残存エコー信
号と理想的な収れん時間を同時に得ることができ
る。 以上の説明から、エコー消去装置の始動時にお
いて特にエコー信号が受信データ信号より大きい
場合には所定のサンプリング瞬時においてデジタ
ル2ビツト信号E(n)は比較的高い値を有する
残存エコー信号に対し零値を示すことが起り得
る。この場合、エコー消去装置のフイルタ係数の
変更が行なわれず、エコー消去装置の収れん時間
が増大する。 短かい収れん時間が所望の場合には、残差信号
の検出ピーク値Vpで制御され、3ビツト以上の
デジタル残差信号E(n)を発生する可制御ダイ
ナミツクアナログ−デジタル変換器を用いること
ができる。 一例として、第3図と同様に作図された第4図
に、アナログ残差信号e(n)の関数としての3
ビツトアナログ−デジタル変換器の応答E(n)
を示す。デジタル残差信号E(n)は+1、−1、
+2、−2及び0の5つの値を有し、これらは3
ビツトで符号化できる。縦軸には検出ピーク値
Vpに対応する2つの電圧+Vp及び−Vpと、変換
器に使用する4つの限界電圧±βVp及び±βVp/
3をプロツトしてある。曲線Bは変換器の応答を
示す。これから明らかなように、デジタル残差信
号E(n)が零値を有するアナログ残差信号e
(n)の範囲は2ビツト変換器の場合〔−βVp〜
+βVp〕の代りに〔−βVp/3〜+βVp/3〕に
減少する。これがため、多数のサンプリング瞬時
が残存エコー信号を減少しようとするフイルタ係
数の変更を生じる結果となり、収れん時間の減少
が得られる。残存エコー信号の最終値は2個の順
次の限界値間の差2βVp/3と無関係に常にVpp
(1−β)である。 第4図においては、変換器に用いる4つの限界
電圧は均等に分布させて、変換法則がリニアにな
るようにしてあるが、これら限界電圧は上記とは
異なる態様に分布させて所定の場合においてエコ
ー消去装置の高速収れんに対し一層好適な変換法
則が得られるようにすることもできる。 最後に、残差信号のレベルで制御される多数ビ
ツトの可制御ダイナミツク変換を用いるのが極め
て良いが、収れん時間の減少は次第に小さくなる
ので、あるビツト数以上では変換器のコスト高に
みあう利点は得られなくなる。 可制御ダイナミツクでない変換器を用い、変換
器のステツプサイズに応じた残存エコー信号を生
ずる従来のエコー消去装置に対し、残差信号のレ
ベルにより制御される可制御ダイナミツク変換器
を用いる本発明エコー消去装置は変換器のステツ
プサイズと無関係に小さな残存エコー信号Vpp
(1−β)を発生する利点を有する。 本発明エコー消去装置の用途はベースバンドの
データ伝送に関する上述の例に限定されるもので
はなく、音声帯域のデータ伝送に用い、残差信号
のデジタル信号を用いてデジタルフイルタの係数
を調整することもできる。また、本発明エコー消
去装置はプレシンクロナスデータ伝送システムに
用いて1ビツト変換器を用いるエコー消去装置よ
りも収れん時間を短縮することもできる。更にま
た、本発明エコー消去装置は電話信号用伝送シス
テムにも好適に使用することができる。
比較される2つの限界値+βVp及び−βVpを示
す。信号e(n)は+βVpより大きい値と−βVp
より小さい値との間で変化する。次の3列は比較
回路35,33及び排他ORゲート36の出力端
子から得られる論理信号を示す。最後の列はデジ
タル残差信号E(n)の2ビツトS1及びS2の値を
示し、ビツトS1は比較回路35の出力端子から、
ビツトS2は回路36の出力端子から供給される。
得られるデジタル信号S1,S2は“2の補数コー
ド”に表わされ、信号E(n)は第3図に示す応
答に従つて値+1、−1及び0を有する。このよ
うに符号化された信号は制御回路12において実
行すべき計算に極めて好適である。 残差信号のレベルに基づいて調整されるこの可
制御ダイナミツク特性を有する2ビツト変換器を
用いると、1ビツト変換器を用いる場合と異な
り、エコー消去装置の収れんがサンプリング瞬時
における受信データ信号の振幅と同程度の比較的
大きな振幅の残存エコー信号で停止する惧れはな
い。 初めに、エコー信号ε(t)は受信データs
(t)より小さくて、残差信号の検出ピーク値Vp
において残存エコー信号の占める割合が受信デー
タ信号の占める割合より常に小さいものとする。
この場合、デジタル残差信号E(n)は少くとも
所定のサンプリング瞬時において、残存エコー信
号がVp−βVp=Vp(1−β)を越える限りこの残
存エコー信号の特性を示す値を有する。この状態
が実在する限り、エコー消去装置のフイルタ係数
は、残存エコー信号が減少し、同時に検出ピーク
値Vpが受信データ信号のピーク値に略々等しい
Vppに減少するように収れんする。この場合残存
エコー信号の最終値はVpp(1−β)に略々等し
くなる。 次に、エコー信号ε(t)は受信データ信号よ
り大きくて、エコー消去装置の始動時において検
出ピーク値Vpにおいて残存エコー信号の占める
割合が受信データ信号の占める割合より大きいも
のとする。この場合、デジタル残差信号E(n)
は少くとも所定のサンプリング瞬時において、残
存エコー信号が高振幅であることを示す零でない
値を有する。これらのサンプリング瞬時に対して
はエコー消去装置のフイルタ係数の補正が残存エ
コー信号を減少するよう行なわれ、斯る後に検出
ピーク値Vpに含まれる残存エコー信号が受信デ
ータ信号より小さい上述の状態が再び得られる。
そして残存エコーの最終値は略々Vpp(1−β)
になる。 残存エコー信号の最終値を低減するためには変
換器の基準値を決定する係数βを1に近い値にす
るのが重要であること明らかである。しかし、1
に近すぎる値にすると、この変換器の出力は大部
分のサンプリング瞬時において零値を有し、収れ
ん時間が増大する。係数βとしては例えばβ=
0.9の値を選択すると、小さい値の残存エコー信
号と理想的な収れん時間を同時に得ることができ
る。 以上の説明から、エコー消去装置の始動時にお
いて特にエコー信号が受信データ信号より大きい
場合には所定のサンプリング瞬時においてデジタ
ル2ビツト信号E(n)は比較的高い値を有する
残存エコー信号に対し零値を示すことが起り得
る。この場合、エコー消去装置のフイルタ係数の
変更が行なわれず、エコー消去装置の収れん時間
が増大する。 短かい収れん時間が所望の場合には、残差信号
の検出ピーク値Vpで制御され、3ビツト以上の
デジタル残差信号E(n)を発生する可制御ダイ
ナミツクアナログ−デジタル変換器を用いること
ができる。 一例として、第3図と同様に作図された第4図
に、アナログ残差信号e(n)の関数としての3
ビツトアナログ−デジタル変換器の応答E(n)
を示す。デジタル残差信号E(n)は+1、−1、
+2、−2及び0の5つの値を有し、これらは3
ビツトで符号化できる。縦軸には検出ピーク値
Vpに対応する2つの電圧+Vp及び−Vpと、変換
器に使用する4つの限界電圧±βVp及び±βVp/
3をプロツトしてある。曲線Bは変換器の応答を
示す。これから明らかなように、デジタル残差信
号E(n)が零値を有するアナログ残差信号e
(n)の範囲は2ビツト変換器の場合〔−βVp〜
+βVp〕の代りに〔−βVp/3〜+βVp/3〕に
減少する。これがため、多数のサンプリング瞬時
が残存エコー信号を減少しようとするフイルタ係
数の変更を生じる結果となり、収れん時間の減少
が得られる。残存エコー信号の最終値は2個の順
次の限界値間の差2βVp/3と無関係に常にVpp
(1−β)である。 第4図においては、変換器に用いる4つの限界
電圧は均等に分布させて、変換法則がリニアにな
るようにしてあるが、これら限界電圧は上記とは
異なる態様に分布させて所定の場合においてエコ
ー消去装置の高速収れんに対し一層好適な変換法
則が得られるようにすることもできる。 最後に、残差信号のレベルで制御される多数ビ
ツトの可制御ダイナミツク変換を用いるのが極め
て良いが、収れん時間の減少は次第に小さくなる
ので、あるビツト数以上では変換器のコスト高に
みあう利点は得られなくなる。 可制御ダイナミツクでない変換器を用い、変換
器のステツプサイズに応じた残存エコー信号を生
ずる従来のエコー消去装置に対し、残差信号のレ
ベルにより制御される可制御ダイナミツク変換器
を用いる本発明エコー消去装置は変換器のステツ
プサイズと無関係に小さな残存エコー信号Vpp
(1−β)を発生する利点を有する。 本発明エコー消去装置の用途はベースバンドの
データ伝送に関する上述の例に限定されるもので
はなく、音声帯域のデータ伝送に用い、残差信号
のデジタル信号を用いてデジタルフイルタの係数
を調整することもできる。また、本発明エコー消
去装置はプレシンクロナスデータ伝送システムに
用いて1ビツト変換器を用いるエコー消去装置よ
りも収れん時間を短縮することもできる。更にま
た、本発明エコー消去装置は電話信号用伝送シス
テムにも好適に使用することができる。
第1図は本発明エコー消去装置の一例のブロツ
ク図、第2図はエコー消去装置のフイルタ係数の
制御回路のブロツク図、第3及び4図は2ビツト
及び3ビツトアナログ−デジタル変換器の残差信
号の関数としての応答をそれぞれ示す図である。 1……単方向送信路、2……単方向受信路、3
……双方向伝送路、4……ハイグリツド接合、5
……平衡インピーダンス、6……データソース、
8……エンコーダ、9……受信機、10……クロ
ツク抽出回路、11……可制御デジタル信号処理
装置(デジタルフイルタ)、12……制御回路、
13……デジタル−アナログ変換器、14……差
回路、15……サンプルホールド回路、18……
アナログ−デジタル変換回路、20……バス、2
1……低域フイルタ、31……ピーク検出回路、
32……減衰回路、22,23……乗算器、24
……加算器、25……遅延回路、D(n)……送
信データ信号、s(t)……受信データ信号、ε
(t)……エコー信号、ε^(t)……合成エコー
信号、e(n)……アナログ残差信号、Vp……ピ
ーク値、βVp……基準信号、E(n)……デジタ
ル残差信号。
ク図、第2図はエコー消去装置のフイルタ係数の
制御回路のブロツク図、第3及び4図は2ビツト
及び3ビツトアナログ−デジタル変換器の残差信
号の関数としての応答をそれぞれ示す図である。 1……単方向送信路、2……単方向受信路、3
……双方向伝送路、4……ハイグリツド接合、5
……平衡インピーダンス、6……データソース、
8……エンコーダ、9……受信機、10……クロ
ツク抽出回路、11……可制御デジタル信号処理
装置(デジタルフイルタ)、12……制御回路、
13……デジタル−アナログ変換器、14……差
回路、15……サンプルホールド回路、18……
アナログ−デジタル変換回路、20……バス、2
1……低域フイルタ、31……ピーク検出回路、
32……減衰回路、22,23……乗算器、24
……加算器、25……遅延回路、D(n)……送
信データ信号、s(t)……受信データ信号、ε
(t)……エコー信号、ε^(t)……合成エコー
信号、e(n)……アナログ残差信号、Vp……ピ
ーク値、βVp……基準信号、E(n)……デジタ
ル残差信号。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 4線−2線結合器の4線側に接続された互に
反対方向の信号方向を有する第1及び第2単方向
伝送路間に接続され、第1伝送路の信号に応答し
て第2伝送路に生ずるエコーを消去する装置であ
つて、 第1伝送路に接続され且つ制御信号を受信し、
第1伝送路の信号及び該制御信号に応答して合成
エコー信号を発生する可制御デジタルフイルタ装
置と、 第2伝送路の信号と前記可制御デジタルフイル
タ装置により発生された合成エコー信号との差か
ら成る残差信号を発生する差回路と、 残差信号のサンプル値をデジタル制御信号に変
換し、該制御信号を前記可制御デジタルフイルタ
装置の制御信号入力端に供給するアナログ−デジ
タル変換器とを具えたエコー消去装置において、 前記アナログ変換器は残差信号のレベルを検出
する回路から取り出されるダイナミツク制御信号
により制御されるダイナミツク特性を有し、残差
信号を少なくとも2ビツトの信号に変換するもの
であつて、前記デジタルフイルタ装置がこの2ビ
ツトの信号を受けて該信号に相当するデジタル離
散値を用いてデジタルフイルタの係数を修正して
合成エコー信号を発生するようにしたことを特徴
とするエコー消去装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
ダイナミツク制御信号は、残差信号のピーク値を
検出する検出回路から減衰回路を介して取り出す
ようにしたことを特徴とするエコー消去装置。 3 特許請求の範囲第2項記載の装置において、
減衰回路の出力信号はアナログ−デジタル変換器
において変換すべき残差信号が比較される2つの
限界値信号を形成するために使用する基準信号と
し、2つの限界値信号は互いに逆極性で、減衰回
路の出力信号の振幅に等しい振幅を有するものと
したことを特徴とするエコー消去装置。 4 特許請求の範囲第2項又は第3項記載の装置
において、アナログ−デジタル変換器は残差信号
を減衰回路の出力信号の振幅に等しい振幅を有す
る互いに逆極性の2つの限界値信号と比較して2
ビツトデジタル信号を形成し、該2ビツトデジタ
ル信号は残差信号が正の限界値信号より大きいと
き又は負の限界値信号より小さいときに値+1又
は−1を有し、残差信号が2つの限界値信号間に
あるときは値0を有するようにしたことを特徴と
するエコー消去装置。 5 特許請求の範囲第2項、第3項又は第4項記
載の装置において、減衰回路の減衰係数は1に近
い値に調整したことを特徴とするエコー消去装
置。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR8020251A FR2490901A1 (fr) | 1980-09-19 | 1980-09-19 | Annuleur d'echo numerique muni d'un convertisseur analogique-numerique a dynamique reglable |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5783936A JPS5783936A (en) | 1982-05-26 |
| JPH0142533B2 true JPH0142533B2 (ja) | 1989-09-13 |
Family
ID=9246120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56146487A Granted JPS5783936A (en) | 1980-09-19 | 1981-09-18 | Echo cancelling device |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4549048A (ja) |
| EP (1) | EP0048515B1 (ja) |
| JP (1) | JPS5783936A (ja) |
| AU (1) | AU548564B2 (ja) |
| CA (1) | CA1181148A (ja) |
| DE (1) | DE3162893D1 (ja) |
| FR (1) | FR2490901A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5912639A (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-23 | Toshiba Corp | エコ−キヤンセラ |
| FR2534427A1 (fr) * | 1982-10-11 | 1984-04-13 | Trt Telecom Radio Electr | Annuleur d'echo pour signal de donnees en bande de base |
| FR2534754A1 (fr) * | 1982-10-15 | 1984-04-20 | Trt Telecom Radio Electr | Recepteur pour modem de transmission de donnees, comportant un annuleur d'echo et un egaliseur |
| LU85402A1 (de) * | 1983-12-01 | 1984-09-11 | Siemens Ag | Verfahren und schaltungsanordnung zur kompensation von uebersprech-u./o.echosignalen |
| US4747132A (en) * | 1984-04-09 | 1988-05-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Howling canceller |
| US4610010A (en) * | 1984-12-10 | 1986-09-02 | Ncr Corporation | Control circuit for an adaptive hybrid control in a local area network |
| US4742510A (en) * | 1986-04-04 | 1988-05-03 | Massachusetts Institute Of Technology | Near and far echo canceller for data communications |
| US4989221A (en) * | 1987-03-30 | 1991-01-29 | Codex Corporation | Sample rate converter |
| GB8719307D0 (en) * | 1987-08-14 | 1987-09-23 | Gen Electric Co Plc | Echo canceller |
| EP0313706B1 (en) * | 1987-10-30 | 1992-04-29 | International Business Machines Corporation | Analog-to-digital and digital-to-analog conversion system and echo cancellation device including the same |
| CA1336342C (en) * | 1988-01-21 | 1995-07-18 | Richard B. Kline | Multiple-mode modem with digital filtering |
| US5592548A (en) * | 1995-05-31 | 1997-01-07 | Qualcomm Incorporated | System and method for avoiding false convergence in the presence of tones in a time-domain echo cancellation process |
| US7702004B2 (en) * | 2002-12-09 | 2010-04-20 | Alexander Roger Deas | Simultaneous bidirectional differential signalling interface |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3836734A (en) * | 1971-12-03 | 1974-09-17 | Communications Satellite Corp | Adaptive echo canceller with multi-increment gain coefficient corrections |
| JPS5218132A (en) * | 1975-08-01 | 1977-02-10 | Hitachi Ltd | Binary circuit |
| FR2358790A1 (fr) * | 1976-07-13 | 1978-02-10 | Trt Telecom Radio Electr | Annuleur d'echo auto-adaptatif pour transmission de donnees en bande de base |
| FR2377734A1 (fr) * | 1977-01-17 | 1978-08-11 | Trt Telecom Radio Electr | Annuleur d'echo numerique pour modem de transmission de donnees par modulation d'une porteuse |
| US4113997A (en) * | 1977-07-12 | 1978-09-12 | Communications Satellite, Corporation | Analog to digital signal of logarithmic format converter and analog to pseudo-rms value converter and echo canceller utilizing same |
| US4268727A (en) * | 1979-03-14 | 1981-05-19 | International Telephone And Telegraph Corporation | Adaptive digital echo cancellation circuit |
| NL7902053A (nl) * | 1979-03-15 | 1980-09-17 | Philips Nv | Echocompensator voor homochrone data overdrachtssyste- men. |
| NL7903759A (nl) * | 1979-05-14 | 1980-11-18 | Philips Nv | Echocompensator met hoogdoorlaatfilter. |
-
1980
- 1980-09-19 FR FR8020251A patent/FR2490901A1/fr active Granted
-
1981
- 1981-09-11 DE DE8181201014T patent/DE3162893D1/de not_active Expired
- 1981-09-11 EP EP81201014A patent/EP0048515B1/fr not_active Expired
- 1981-09-15 CA CA000385879A patent/CA1181148A/en not_active Expired
- 1981-09-17 AU AU75434/81A patent/AU548564B2/en not_active Ceased
- 1981-09-18 JP JP56146487A patent/JPS5783936A/ja active Granted
-
1984
- 1984-02-22 US US06/581,220 patent/US4549048A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| FR2490901A1 (fr) | 1982-03-26 |
| DE3162893D1 (en) | 1984-05-03 |
| CA1181148A (en) | 1985-01-15 |
| EP0048515B1 (fr) | 1984-03-28 |
| AU548564B2 (en) | 1985-12-19 |
| FR2490901B1 (ja) | 1984-02-10 |
| US4549048A (en) | 1985-10-22 |
| EP0048515A1 (fr) | 1982-03-31 |
| JPS5783936A (en) | 1982-05-26 |
| AU7543481A (en) | 1982-03-25 |
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