JPH0143810Y2 - - Google Patents

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JPH0143810Y2
JPH0143810Y2 JP6969288U JP6969288U JPH0143810Y2 JP H0143810 Y2 JPH0143810 Y2 JP H0143810Y2 JP 6969288 U JP6969288 U JP 6969288U JP 6969288 U JP6969288 U JP 6969288U JP H0143810 Y2 JPH0143810 Y2 JP H0143810Y2
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photocathode
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えばX線像増倍管のような光電面
を有する電子管の改良に関する。
一般に光電面を有する電子管、例えばX線像増
倍管やγ線用像増倍管などは、高エネルギー線の
検出に用いられるが、これらの像増倍管の入射窓
材料は、従来ガラスが用いられてきた。しかし、
最近に至り、諸技術の向上と、ガラス原材料の高
騰のため、完成に至るまで考えると、寧ろ金属の
方が安くなる状況等から、これらの像増倍管の入
射窓は薄い金属が用いられるようになつてきた。
而も金属の入射窓を用いることが、更に他の部分
にも金属を用いようとする端緒となつた。
一方、一般的に光電面は、Sb又はBi或いはTe
のような半金属とアルカリ金属との反応生成物と
して構成されている。そして、このような光電面
の形成法は、半金属の蒸着法から考えると、大別
して2種類の方法がある。1つは半金属とアルカ
リ金属とを交互に蒸着して感度の最高値に至らし
める方法である。他の1つは、予め半金属を定ま
つた量だけ蒸着し、その後、アルカリ金属を反応
させて最高感度にするという方法である。
従来これらの2つの方法は、光電面を持つ電子
管の形状や得られる光電面感度の安定性などから
使い分けられていた。特に前者の方法は、安定し
た感度が得られる代りに、後者で得られる最高感
度には至らない。一方後者の方法は、適正に半金
属の蒸着量が得られる構造である場合は高い感度
が安定して得られるが、半金属の蒸着量の定量化
が困難な構造或いは不可能な構造の場合は、全く
使用不能となる。しかし、光電面形成に要する時
間が短かい大きな長所もある。又、半金属の定量
化は、光電面が形成される基板或いはこの近傍に
外部から光を入れ、この基板或いはこの近傍を通
過する透過光が、半金属の蒸着により低下する程
度を測定して制御する。従つて、この方法には構
造的な制約が生ずることが避けられない。
ところで近年に至り、光電面を有する電子管の
うち電界集束を行なう内部構造は、その電子管の
高性能化に伴なつて益々複雑となつてきている。
例えば、X線像増倍管を例にとると、従来、3つ
の電極によつて構成されていたものが、視野を可
変するため4極にし、あるいは解像度の分布をよ
くするため5極とするなど多極化の方向に向いて
いる。
又、X線像増倍管は散乱線を少なくし、材料と
加工費の増大に対処するため、入射窓材料から始
まり、真空外囲器の他の部分に至るまで金属化が
図られるようになつてきた。そしてX線像増倍管
も構造の複雑化と真空外囲器の金属化などに伴な
い、光電面の周囲近傍に測定用の光通路を設ける
ことが困難で半金属の蒸着量の定量的制約が困難
となつてきた。
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、所
望な光電面感度と安定した光電面感度とをもつ光
電面を形成するに都合のよい構造の光電面を有す
る電子管を提供することを目的とする。
以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。電子管としてX線像増倍管の一種で
あるX線螢光増倍管を例にとれば、この考案によ
るX線螢光増倍管は第1図および第2図に示すよ
うに構成されている。即ち、真空外囲器はAl
入射窓1a、ステンレス製の胴部1b、ガラス胴
部1c、およびガラス出力窓1dからなつてい
る。外囲器の入射窓1aの内側には入力面2が
配設されている。この入力面2は球面状のアルミ
の基板3に入力螢光面4が形成され、この入力螢
光面4に光電面5が形成されてなつている。一
方、外囲器の出力側内部には、陽極体6が配設
されると共に出力基板7上に出力螢光面8が形成
されてなつている。更に外囲器内部の側壁に沿
つて第1集束電極9が配設され金属製胴部1bと
電気的に接続されている。この第1集束電極9の
陽極体6側には第2集束電極10a、第3集束電
極10bが順次配設されている。第2集束電極1
0aの凹部11の内部には、アルカリ金属蒸発源
が配設されている。又、外囲器のガラス胴部1
cの後部には突出部21が設けられ、この突出部
21内には例えばアンチモンのような半金属を発
生するボート12が設けられている。
このようなX線螢光増倍管における光電面の形
成は、従来、1つの方法は一方のアルカリ金属蒸
発源から例えばセシウムを、他方のボート12か
ら例えばアンチモンを、交互に最高感度が得られ
るまで続ける方法である。しかし、この方法は既
に述べたように感度の高いものが得にくい欠点が
ある。もう1つの方法は、例えば入力面2の基板
3と集束電極9との間の部分で、且つアンチモン
が外囲器の内面に飛着し得るような位置の外側
に光電管を配置し、その光電管とX線螢光増倍管
を挟んで反対側に光源を配置し、この光源からの
光が光電管に入つて流れる光電流がアンチモンの
蒸着によつて変化する値を読んでアンチモンの定
量化を行ない、この後、アルカリ金属蒸発源から
セシウムを蒸発して光電面を形成する方法であ
る。
後者の方法では、もしアンチモンの定量化が再
現性よく行なわれると、光電面感度が高く安定で
ある。しかし、この方法は既に述べたように、基
板3、陽極体6、集束電極10等が多くなり、或
いは外囲器が金属容器で作られている場合など
では用いることができない。
そこで、この考案では光電面5の周囲の近く、
つまり光電面5が機能上必要とされる部分の近傍
内部電極たとえば第1集束電極9の1箇所に、半
導体光センサ13例えばシリコンのPN接合より
なるフオトダイオードを、電極の電界を大きく乱
さないような位置に配置し、この動作のために必
要な端子14を半導体光センサ13から外囲器
外に取り出している。すなわち第1集束電極9の
円筒状壁22の一部に光センサ13の入力窓の大
きさにほぼ対応する大きさの透孔23を形成し、
その外側に光センサ13を固定してある。光セン
サ13の一対の信号出力端子のうちの一方24a
はリード線を介して外囲器の金属胴部1bを絶縁
物25を介して気密に貫通する端子14に接続さ
れ、他方24bはこの金属胴部1bと電気的に短
絡されている第1集束電極9に接続されている。
動作にあたつてこの第1集束電極9は外囲器の金
属胴部1bに導電体スプリング9aを介して短絡
され両者は接地電位とされ、これが光センサ13
の一方の端子として用いられる。なお図中の符号
26は入力面2と第1集束電極9とを電気的に分
離するとともにこの電極9を機械的に支えるスペ
ーサ、27は入力面2のリード端子をあらわして
いる。
この考案の電子管は、光電面5の形成に際し
て、外囲器のガラス部分1cから内部に入るわず
かな光を利用して、光センサ13の光入力窓の外
面につくアンチモンのような半金属の量により変
化する光センサ13の信号を検知しながらその被
着量を制御できる。光センサ13は光電面5の近
くに設置できるので、より一層正確な被着量の検
知をすることができる。なお外囲器の外からの
光の入射がないか、もしくは極めて微弱となる構
造の場合には、外囲器内の適当な位置に小さな
光源を配設してもよい。なおまた、光センサ13
は光電面の外周近くに複数個配置してもよく、こ
のようにすれば光電面全域にわたる半金属の被着
の均一性を検出することもできる。さらにまた光
センサ13は、金属製外囲器の内面にとりつけて
もよい。
なお、上記シリコンのフオトダイオードは本来
半導体であり、X線螢光増倍管のような真空管の
排気及び光電面の形成のために加える熱に対して
は、同じものを繰り返し用いることは、特性の劣
化が著しくできないが、この考案はX線螢光増倍
管に1つのフオトダイオードを取り付ければよ
く、しかもこの光電面の部分は管球の製造中に
300℃以上の極端に高い温度にはならないので、
充分実用になり、この目的に対しては何らの問題
も生じない。寧ろ、フオトダイオードを配置し
て、アンチモンの蒸着量の再現性は、従来の方法
に比べ格段に優れ、且つ外光の入射が不可能に近
い金属製外囲器の場合にも、この構造が適用でき
るようになつた。そして上記実施例のようなX線
螢光増倍管を考えると、この球の排気は250℃で
7Hrsの炉の中で実施される。従つてフオトダイオ
ードは、この温度に耐えるものでなければならな
いが、近年、シリコンをメタルケースに入れガラ
ス溶剤で密閉したものが開発され、このようなフ
オトダイオードはこの考案の目的に合致してい
る。
第3図にこの目的に使用し得るフオトダイオー
ドの一例を示す。このフオトダイオードからなる
半導体光センサ13はPN接合のシリコン素子3
1を気密容器32の内部に配設してなり、一対の
リード線24a,24bによつて外部に電極が引
き出されている。気密容器32はガラスの光入力
窓33、メタルケース34がフリツトガラスシー
ル部35により気密に接合され、更にリード線2
4a,24b、メタルケース34がフリツトガラ
スシステム36により気密封止されている。この
気密容器32の内部にはN2のような酸化防止ガ
ラスが封入されている。
このような気密封止フオトダイオードは今日広
く市販されているが、勿論、気密容器32は300
℃程度でも気密性が損なわれないものを選択す
る。しかしながら、一般にその使用温度上限は、
電気的特性上から約125℃程度とされている。そ
こで、本考案者らは、このようなフオトダイオー
ドの電気的特性を、X線螢光増倍管の排気条件と
しての1つの目安とされる250℃で7時間の真空
中の高温保持の前後で比較測定したところ、第4
図のような結果を得た。すなわち、第4図は横軸
に入射光量(相対値)を示し、縦軸にフオトダイ
オードの出力電流を示してある。点線曲線Aは初
期特性であり、実線曲線Bは上記の排気条件の工
程を経た後の特性である。この結果から、フオト
ダイオードの出力特性すなわち感度特性は250℃
7時間の電子管排気工程を経ると約30%低下する
が、入射光量に対する出力電流の相対的な依存関
係は殆ど変化がないことが判つた。このように光
電面を形成する工程で、アンチモンのような非金
属の蒸着量を定量的に制御する上で、このフオト
ダイオードの相対的感度特性は充分実用になるこ
とを突き止めた。
次に、上述の如き排気工程の後に光電面を形成
する一例を第5図によつて説明する。すなわち、
先ず第1ステツプでセシウムのようなアルカリ金
属を点線曲線Cのように光電面から生ずる光電電
流が最大値になるまで蒸発させる。
次に、第2ステツプでアンチモンのような非金
属を蒸発させて実線曲線Dで示すように、半導体
光センサの出力電流が初期値d1に対してある所定
レベルd2となるように蒸発させる。このレベルd2
はCsI蛍光体を用いたX線螢光増倍管の場合、初
期値d1の約70〜90%の範囲内に最適値がある。
次に、第3ステツプとして再びアルカリを導入
する。この段階では、先に付着したアンチモンと
アルカリとの化合物が形成されるため、光電面か
らの光電電流cは急激に増加する。この電流値が
再び極大値を示したらアルカリ導入を止める。こ
の時、半導体光センサの出力電流は化合物形成に
よつて、更にレベルd3へ低下する。
なお、この第1ステツプから第3ステツプまで
のX線螢光増倍管の周囲温度は、80〜120℃の範
囲内に保持する。その後、第4ステツプとして室
温までの徐冷を行なうが、この段階で光電面から
の光電電流cはさらに増加して、最終的に安定な
値を示す。
このように交互にアルカリ金属とアンチモンと
を蒸発させて化合物をつくる光電面の形成にあた
つて、良好で安定な光電変換感度をもたせるため
には、特にアンチモンの蒸着量の定量的制御が重
要であり、このためこの考案では半導体光センサ
による相対的出力電流を検知することによつて再
現性を高めている。特に光電面を取巻く真空外囲
器部分即ちX線入射窓及び光電面の周囲の外囲器
壁が金属で構成されるものにあつて、この外囲器
の内部に半導体光センサを配設してあるため、こ
の制御が確実、容易である。
第6図に示す実施例は、光電面5、蛍光面4、
および基板3を支える半断面L字状の光電陰極支
持体37の一部に透孔23を穿設し、その裏側に
半導体光センサ13を固定したものである。光セ
ンサ13はその光入力窓33を透孔23に合致さ
せて取付けてあり、その一対のリード線の一方2
4aを光電面5の電極を兼ねる支持体37および
外部引出端子27に電気的に接続して共通に使用
するようになつている。光センサ13の他方の端
子24bは溶断し易いヒユーズ38を介して金属
製胴部1bと一体結合された第1集束電極39に
電気的に接続されている。さらに、その下方に
は、第2の第2集束電極40が設けられている。
このようにして、この実施例では、第1図およ
び第2図に示した実施例と異なつて光センサ13
の独自の出力端子(前図の符号14)は省略し
て、光センサ13を取付けた内部電極に接続して
それらの外部端子を共通に使用している。これに
よつて金属製胴部1bに設ける気密電極端子を余
分に要せず、好都合である。
この構造の電子管においては、光センサ13の
出力電流は光電陰極の外部端子27と接地される
第1集束電極39および胴部1bとの間に電流計
41を接続して検出される。また、光電面からの
光電電流は端子27と第2集束電極40との間に
接続した電流計42、直流電源43により検出さ
れる。そして、光センサ13の使用が不要となつ
た段階で、ヒユーズ38をこれに大電流を流して
溶断する。電源44、スイツチ45はそのための
ものである。これによつて最終的には管内の各電
極に所定の動作電位を与えることができる。
この考案の光電面を有する電子管は、上記説明
及び図示のように構成されているので、次のよう
な優れた効果を有している。すなわち、従来半導
体光センサをこのように高温処理工程を経て製造
される電子管内に組み込むことは、半導体光セン
サの電気的特性の点から到底考えられなかつたこ
とであつたが、半金属の蒸着量の制御を高精度で
行なうことが可能となり、高性能化のため多極化
し、且つ金属容器を持つたX線像増倍管にも、感
度の高い光電面形成法が適用出来る長所は多大で
ある。
なお、上記実施例では、半導体光センサ13と
してフオトダイオードを例にあげたが、これに限
定されず、フオトトランジスタやCdS光センサを
半導体光センサとして使用しても同様効果が得ら
れる。
また、上記実施例では、電子管としてX線螢光
増倍管を例にあげたが、この考案はγ線検出用像
増倍管、その他の光電面をもつ電子管に広く適用
出来ることは言う迄もない。
以上説明したようにこの考案によれば、工業的
価値大なる光電面を有する電子管を提供すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る光電面を有
する電子管(X線螢光増倍管)を示す概略断面
図、第2図は第1図の要部を拡大して示す縦断面
図、第3図は光センサの例を示す断面図、第4図
はその特性図、第5図は光電面形成工程の特性
図、第6図はこの考案の他の実施例を示す要部縦
断面図である。 ……外囲器、1a……入射窓、1b……胴
部、5……光電面、13……半導体光センサ、2
3……透孔、33……光入力窓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内側に光電面が配設される高エネルギー線入
    射窓および前記光電面の周囲の真空外囲器部分
    が金属で構成されてなる電子管において、上記
    光電面の周囲近傍の真空外囲器内で且つ光電面
    の構成材料が飛着し得る位置に、光入力窓をも
    つ気密容器内に半導体素子が収納されてなる半
    導体光センサを配設してなることを特徴とする
    光電面を有する電子管。 (2) 光電面の周囲近傍に設けられた管内電極の一
    部に透孔を設け、半導体光センサを該電極の裏
    側で且つ前記透孔と半導体光センサの光入力窓
    とを合致させて固定してなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の光電面を有する電子管。 (3) 半導体光センサを固定した電極の外部引出端
    子に前記半導体光センサの出力リード線を共通
    に電気的に接続してなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の光電面を有する電子管。
JP6969288U 1988-05-26 1988-05-26 Expired JPH0143810Y2 (ja)

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