JPH0144497B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0144497B2 JPH0144497B2 JP55087121A JP8712180A JPH0144497B2 JP H0144497 B2 JPH0144497 B2 JP H0144497B2 JP 55087121 A JP55087121 A JP 55087121A JP 8712180 A JP8712180 A JP 8712180A JP H0144497 B2 JPH0144497 B2 JP H0144497B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyurethane foam
- heat insulating
- waste
- catalyst
- insulating material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
本発明は、硬質ポリウレタンフオームの廃材を
利用した断熱材の製造方法、特に硬質ポリウレタ
ンフオームの廃材を粉砕又は切断したものに結合
剤として遊離のイソシアネートが5乃至35%含ま
れるプレポリマーを塗布した断熱素材を使用し、
断熱素材の両面に面材を当接させた状態で、断熱
素材と両面材との間には触媒の存在下、これらを
熱圧縮することにより断熱素材を反応硬化させつ
つ一体成形する硬質ポリウレタンフオームの廃材
を利用した断熱材の製造方法に関する。 近年、硬質ポリウレタンフオームは、その優れ
た断熱性により、発泡スチロール、グラスウー
ル、石膏ボード等に対し、より広い産業分野にお
いて断熱材として利用されている。 ところが、硬質ポリウレタンフオームを断熱材
としての各種用途に適用し得る製品に成形加工す
る際には、例えばブロツク発泡やモールド発泡等
の発泡工程をも含んだ多くの工程を段階的に経て
成されるのであるが、この際多量の断材や破材等
の廃材が生じる。 しかし、これらの廃材は元々極めて安定な密度
の小さい合成樹脂体であるから、これをそのまま
埋立や焼却等で処分する場合には、大きな公害問
題を惹起するおそれがある。 一方、これらの廃材は、本質的には硬質ポリウ
レタンフオームの優れた断熱性を具備しているも
のである。 そこで、公害問題を惹起するおそれをなくすと
ともに、廃材の再生有効利用による省資源化の観
点も含めて、これらの廃材を断熱材として利用す
ることが要求される。 従来、軟質ポリウレタンフオームの同様の廃材
については、これを利用して、ソフアーやベツド
等の家具類のクツシヨン材として使用できるリボ
ンデイングフオームの製造が実施されている。 しかし、量的には軟質ポリウレタンフオームの
廃材の略2倍量も発生するとされ、今後もさらに
増加することが予測されている硬質ポリウレタン
フオームの廃材については、このような再生有効
利用の適当な方法がない。 本発明は、かかる実情に鑑みて、前記のような
要求に応えるべく、硬質ポリウレタンフオームの
廃材を利用した断熱材の製造方法を提供するもの
で、その目的は、石膏ボード、発泡スチロール及
びグラスウール等より優れ、従来の硬質ポリウレ
タンフオームからなる一般的な断熱材と同程度の
断熱性を有し、且つ建築用の断熱材として使用さ
れ得る強度等の物性を具備する断熱材を製造する
ことであり、併せて公害問題を惹起するおそれを
なくし、廃材の再生有効利用による省資源化をす
る点にある。 これらの目的を達成する本発明は、 (a) 硬質ポリウレタンフオームの廃材を粉砕又は
切断すること (b) 結合剤として、ポリオール類に対して過剰量
のイソシアネート類を反応させて得られ且つ遊
離のイソシアネートが5乃至35%含まれるプレ
ポリマーを使用すること (c) 前記(a)に(b)を塗布したものすなわち断熱素材
の両面に面材を当接させた状態で、断熱素材と
両面材との間には触媒の存在下、これらを成形
型において熱圧縮することにより断熱素材を反
応硬化させつつ一体成形すること 以上の各要素を備えて構成されているが、これ
には、好ましい態様として、硬質ポリウレタンフ
オームの廃材を粉砕又は切断して得られるものが
粉末状のものを含む20mmφ以下のものである場
合、触媒として、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
する場合及び熱圧縮の程度が1/2〜1/10の範
囲内である場合等が含まれている。 以下、本発明の構成を、その概略の工程図であ
る図面に基づき詳細に説明するが、ここで硬質ポ
リウレタンフオームは広義の硬質ポリウレタンフ
オームを意味し、単なる通常の硬質ポリウレタン
フオームの他に、ガラス繊維等が介在されている
ものや類似する硬質ポリイソシアヌレートの類を
含むものである。 先ず、原料として、硬質ポリウレタンフオーム
の廃材を粉砕又は切断してチツプ状にする。この
場合、本発明者らの各種組合せに基づく試験によ
れば、後述する結合剤の使用量や熱圧縮の程度等
にも関係するが、硬質ポリウレタンフオームの廃
材を粉砕又は切断する際の程度が製品である断熱
材の断熱性や強度等に影響を与え、概して、大粒
径に揃えてチツプ状としたものを原料とする場合
には断熱性は良くなるが強度が劣るようになり、
逆に小粒径に揃えてチツプ状としたものを原料と
する場合には断熱性は悪くなるが強度が得られる
ようになる傾向がある。そして、断熱性や強度等
をより良く具備させるためには、製品である断熱
材の各部位において硬質ポリウレタンフオームの
チツプ状のものが漏れなく充填されているように
するべく、粉末状のものを含む20mmφ以下の不揃
にチツプ状とされたものを原料とするのが良い。
もつとも、製品である断熱材に要求される特性に
応じて、これらは任意に変更し得るものである。 そして、ポリオール類に対して過剰量のイソシ
アネート類を反応させて得られ且つ遊離のイソシ
アネートが5乃至35%含まれるプレポリマーを用
意する。この場合、ポリオール類としては、ポリ
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
又はポリエステルポリオール等が使用され、イソ
シアネート類としては、トリレンジイソシアネー
ト又はポリメチレンポリフエニルポリイソシアネ
ート等が使用され得る。これらはいずれも、ポリ
ウレタンフオームを製造する際のプレポリマー原
料として用いられるもので充分であるが、本発明
において通常は、前記ポリオール類100重量部に
対し前記イソシアネート類50乃至300重量部を、
温度40〜120℃程度で、時間10分〜2時間程度加
熱かくはんする。このようにして得られる結合剤
としてのプレポリマーに芳香族炭化水素又はハロ
ゲン化炭化水素等の溶剤を加えて混合、希釈し、
その粘度を下げた状態のものを使用するのである
が、後述するように面材付きの断熱材を製造する
場合には、この溶剤希釈液のみを前記チツプ状の
ものに塗布することができるため、この段階にお
ける時間的制約がなく、したがつて設備及び製造
の対応に融通性があり、作業上便宜である。 一方、別に触媒を用意する。この触媒は、硬質
ポリウレタンフオームを製造する際の一般的な各
種の触媒が使用され得るが、作業性を考慮しつつ
製品である断熱材に断熱性や強度等をより良く具
備させるために、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
するのが良い。この場合の水溶性3級アミン触媒
としてはトリエチレンジアミン、トリエチルアミ
ン、テトラメチルプロピレンジアミン、ジエチル
アミノエタノール及びこれらに類似する化学構造
の3級アミン化合物が使用可能である。 次に、前記したチツプ状の硬質ポリウレタンフ
オームの廃材を計量した所要量に、前記した結合
剤の溶剤希釈液をスプレー塗布しつつ、30秒〜5
分間程度混合する。この場合、前記と同様の理由
により、結合剤の塗布量が、チツプ状のもの100
重量部に対し約7重量部以上となるようにするの
が良い。 最後に、以上のようにして塗布、混合されたも
のを計量し、その所要量を後述するようにその両
面に面材を当接させた状態で成形型へ投入して熱
圧縮し、反応硬化させる。この場合、成形型は金
型を使用するのが良く、温度や時間及び、特に圧
縮の程度を調節することによつて、製品である断
熱材の密度、断熱性、強度等を調節することがで
きるが、これらの熱圧縮に係る条件も、製品であ
る断熱材に要求される特性に応じて任意に変更し
得るものであり、好ましくは、温度100℃以上、
時間2分以上とし、成形型へ投入されたものを
1/2〜1/10程度に圧縮するのが良い。 チツプ状にされた硬質ポリウレタンフオームの
廃材に結合剤としてプレポリマーを使用し、加熱
水蒸気で反応硬化させることもできるが、この場
合は反応硬化に時間を要し、吸収された水分を乾
燥除去しなければならず、またチツプ状にされた
硬質ポリウレタンフオームの廃材の反応硬化と同
時にその両面に面材を取り付けることが困難であ
る。 ところが、一般的に例えば建築用の断熱材とし
て利用される硬質ポリウレタンフオームには、外
装の意味も含めて、面材が取り付けられている。 本発明によれば、両面に面材を取り付ける場
合、成形型の下型に裏面材を載せ、この裏面材に
前記触媒の水溶液を塗布し、そしてこの裏面材の
上に前記プレポリマーの溶剤希釈剤が塗布、混合
されたチツプ状のものを投入し、さらに、予めこ
のチツプ状のものと当接する側の面に前記触媒の
水溶液が塗布された表面材を載せるか又はこの投
入されたチツプ状のものの上方から新たに前記触
媒の水溶液を塗布した後表面材を載せて、この後
熱圧縮すれば、触媒と水とが蒸気化して浸透し、
チツプ状のものを反応硬化させると同時にその両
面に面材が取り付けられた断熱材を製造すること
ができ、この点で極めて効率的である。 そしてかかる場合の面材として、金属類、紙類
又は木類等のいずれでも使用可能であるが、好ま
しくは、チツプ状のものとの接着性の点で、チツ
プ状のものと当接する側の面に例えばポリエチレ
ンがラミネートされた面材を使用するのが良い。 尚、以上説明したことより他の細部の製造手順
等については、通常のモールド成形における場合
と同様にすれば充分である。 以上説明した通りであるから、本発明には次の
ような効果がある。 (1) 従来廃棄されていた硬質ポリウレタンフオー
ムの廃材から、例えば建築用として使用され得
る充分な断熱性や強度等を具備する断熱材を製
造することができる。 (2) 上記(1)より、公害問題を惹起するおそれをな
くし、廃材の再生有効利用による省資源化をす
ることができる。 (3) 触媒の存在下、熱圧縮により製造するもので
あるから、同時に面材付きの断熱材を効率的に
製造することができ、しかもこの場合には、チ
ツプ状のものにスプレー塗装するのは結合剤と
してのプレポリマーの溶剤希釈液だけでよいか
ら、設備及び製造に対応する融通性がある。 実施例 1 平均密度約0.03g/cm3のガラス繊維入り硬質ポ
リイソシアヌレーフオーム、硬質ポリイソシアヌ
レートフオーム又は硬質ポリウレタンフオームの
廃材を粉砕して、粉末状のものを含む20mmφ以下
のチツプ状のものを得て、これを原料とした。一
方、分子量2000のポリプロピレングリコールに対
し過剰量のトリレンジイソシアネート又はポリメ
チレンポリフエニルポリイソシアネートは添加
し、80℃にて2時間加熱かくはんして、遊離のイ
ソシアネートが11.1%、18.1%、又は31.1%含ま
れる3種のプレポリマーを得て、これらのプレポ
リマーに各々等量の1・1・1トリクロルエタン
を加えて混合し、希釈した。そして、前記原料
に、結合剤としての前記プレポリマーの溶剤希釈
液を、プレポリマーが原料100重量部に対して15
重量部となるようにスプレー塗布しつつ、3分間
混合した。別に、面材として、ガラスクロスがさ
れたポリエチレンラミネートのアルミニウム薄板
を、触媒として、触媒/水=1/20のトリエチレ
ンジアミンの水溶液を、各々用意した。 平板状の成形型を使用し、その下型に前記面材
を載せ、そのポリエチレンラミネート側に前記ト
リエチレンジアミンの水溶液をスプレー塗布し、
その上にプレポリマーの溶剤希釈液が塗布、混合
された前記の原料を投入した。そして、投入され
た原料の上方から前記トリエチレンジアミンの水
溶液を再びスプレー塗布した後、ポリエチレンラ
ミネート側が当接するように他の前記面材を載
せ、上型を閉じて、その容積が約1/3となるよう
に、120℃で2分間熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第1表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。
利用した断熱材の製造方法、特に硬質ポリウレタ
ンフオームの廃材を粉砕又は切断したものに結合
剤として遊離のイソシアネートが5乃至35%含ま
れるプレポリマーを塗布した断熱素材を使用し、
断熱素材の両面に面材を当接させた状態で、断熱
素材と両面材との間には触媒の存在下、これらを
熱圧縮することにより断熱素材を反応硬化させつ
つ一体成形する硬質ポリウレタンフオームの廃材
を利用した断熱材の製造方法に関する。 近年、硬質ポリウレタンフオームは、その優れ
た断熱性により、発泡スチロール、グラスウー
ル、石膏ボード等に対し、より広い産業分野にお
いて断熱材として利用されている。 ところが、硬質ポリウレタンフオームを断熱材
としての各種用途に適用し得る製品に成形加工す
る際には、例えばブロツク発泡やモールド発泡等
の発泡工程をも含んだ多くの工程を段階的に経て
成されるのであるが、この際多量の断材や破材等
の廃材が生じる。 しかし、これらの廃材は元々極めて安定な密度
の小さい合成樹脂体であるから、これをそのまま
埋立や焼却等で処分する場合には、大きな公害問
題を惹起するおそれがある。 一方、これらの廃材は、本質的には硬質ポリウ
レタンフオームの優れた断熱性を具備しているも
のである。 そこで、公害問題を惹起するおそれをなくすと
ともに、廃材の再生有効利用による省資源化の観
点も含めて、これらの廃材を断熱材として利用す
ることが要求される。 従来、軟質ポリウレタンフオームの同様の廃材
については、これを利用して、ソフアーやベツド
等の家具類のクツシヨン材として使用できるリボ
ンデイングフオームの製造が実施されている。 しかし、量的には軟質ポリウレタンフオームの
廃材の略2倍量も発生するとされ、今後もさらに
増加することが予測されている硬質ポリウレタン
フオームの廃材については、このような再生有効
利用の適当な方法がない。 本発明は、かかる実情に鑑みて、前記のような
要求に応えるべく、硬質ポリウレタンフオームの
廃材を利用した断熱材の製造方法を提供するもの
で、その目的は、石膏ボード、発泡スチロール及
びグラスウール等より優れ、従来の硬質ポリウレ
タンフオームからなる一般的な断熱材と同程度の
断熱性を有し、且つ建築用の断熱材として使用さ
れ得る強度等の物性を具備する断熱材を製造する
ことであり、併せて公害問題を惹起するおそれを
なくし、廃材の再生有効利用による省資源化をす
る点にある。 これらの目的を達成する本発明は、 (a) 硬質ポリウレタンフオームの廃材を粉砕又は
切断すること (b) 結合剤として、ポリオール類に対して過剰量
のイソシアネート類を反応させて得られ且つ遊
離のイソシアネートが5乃至35%含まれるプレ
ポリマーを使用すること (c) 前記(a)に(b)を塗布したものすなわち断熱素材
の両面に面材を当接させた状態で、断熱素材と
両面材との間には触媒の存在下、これらを成形
型において熱圧縮することにより断熱素材を反
応硬化させつつ一体成形すること 以上の各要素を備えて構成されているが、これ
には、好ましい態様として、硬質ポリウレタンフ
オームの廃材を粉砕又は切断して得られるものが
粉末状のものを含む20mmφ以下のものである場
合、触媒として、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
する場合及び熱圧縮の程度が1/2〜1/10の範
囲内である場合等が含まれている。 以下、本発明の構成を、その概略の工程図であ
る図面に基づき詳細に説明するが、ここで硬質ポ
リウレタンフオームは広義の硬質ポリウレタンフ
オームを意味し、単なる通常の硬質ポリウレタン
フオームの他に、ガラス繊維等が介在されている
ものや類似する硬質ポリイソシアヌレートの類を
含むものである。 先ず、原料として、硬質ポリウレタンフオーム
の廃材を粉砕又は切断してチツプ状にする。この
場合、本発明者らの各種組合せに基づく試験によ
れば、後述する結合剤の使用量や熱圧縮の程度等
にも関係するが、硬質ポリウレタンフオームの廃
材を粉砕又は切断する際の程度が製品である断熱
材の断熱性や強度等に影響を与え、概して、大粒
径に揃えてチツプ状としたものを原料とする場合
には断熱性は良くなるが強度が劣るようになり、
逆に小粒径に揃えてチツプ状としたものを原料と
する場合には断熱性は悪くなるが強度が得られる
ようになる傾向がある。そして、断熱性や強度等
をより良く具備させるためには、製品である断熱
材の各部位において硬質ポリウレタンフオームの
チツプ状のものが漏れなく充填されているように
するべく、粉末状のものを含む20mmφ以下の不揃
にチツプ状とされたものを原料とするのが良い。
もつとも、製品である断熱材に要求される特性に
応じて、これらは任意に変更し得るものである。 そして、ポリオール類に対して過剰量のイソシ
アネート類を反応させて得られ且つ遊離のイソシ
アネートが5乃至35%含まれるプレポリマーを用
意する。この場合、ポリオール類としては、ポリ
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール
又はポリエステルポリオール等が使用され、イソ
シアネート類としては、トリレンジイソシアネー
ト又はポリメチレンポリフエニルポリイソシアネ
ート等が使用され得る。これらはいずれも、ポリ
ウレタンフオームを製造する際のプレポリマー原
料として用いられるもので充分であるが、本発明
において通常は、前記ポリオール類100重量部に
対し前記イソシアネート類50乃至300重量部を、
温度40〜120℃程度で、時間10分〜2時間程度加
熱かくはんする。このようにして得られる結合剤
としてのプレポリマーに芳香族炭化水素又はハロ
ゲン化炭化水素等の溶剤を加えて混合、希釈し、
その粘度を下げた状態のものを使用するのである
が、後述するように面材付きの断熱材を製造する
場合には、この溶剤希釈液のみを前記チツプ状の
ものに塗布することができるため、この段階にお
ける時間的制約がなく、したがつて設備及び製造
の対応に融通性があり、作業上便宜である。 一方、別に触媒を用意する。この触媒は、硬質
ポリウレタンフオームを製造する際の一般的な各
種の触媒が使用され得るが、作業性を考慮しつつ
製品である断熱材に断熱性や強度等をより良く具
備させるために、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
するのが良い。この場合の水溶性3級アミン触媒
としてはトリエチレンジアミン、トリエチルアミ
ン、テトラメチルプロピレンジアミン、ジエチル
アミノエタノール及びこれらに類似する化学構造
の3級アミン化合物が使用可能である。 次に、前記したチツプ状の硬質ポリウレタンフ
オームの廃材を計量した所要量に、前記した結合
剤の溶剤希釈液をスプレー塗布しつつ、30秒〜5
分間程度混合する。この場合、前記と同様の理由
により、結合剤の塗布量が、チツプ状のもの100
重量部に対し約7重量部以上となるようにするの
が良い。 最後に、以上のようにして塗布、混合されたも
のを計量し、その所要量を後述するようにその両
面に面材を当接させた状態で成形型へ投入して熱
圧縮し、反応硬化させる。この場合、成形型は金
型を使用するのが良く、温度や時間及び、特に圧
縮の程度を調節することによつて、製品である断
熱材の密度、断熱性、強度等を調節することがで
きるが、これらの熱圧縮に係る条件も、製品であ
る断熱材に要求される特性に応じて任意に変更し
得るものであり、好ましくは、温度100℃以上、
時間2分以上とし、成形型へ投入されたものを
1/2〜1/10程度に圧縮するのが良い。 チツプ状にされた硬質ポリウレタンフオームの
廃材に結合剤としてプレポリマーを使用し、加熱
水蒸気で反応硬化させることもできるが、この場
合は反応硬化に時間を要し、吸収された水分を乾
燥除去しなければならず、またチツプ状にされた
硬質ポリウレタンフオームの廃材の反応硬化と同
時にその両面に面材を取り付けることが困難であ
る。 ところが、一般的に例えば建築用の断熱材とし
て利用される硬質ポリウレタンフオームには、外
装の意味も含めて、面材が取り付けられている。 本発明によれば、両面に面材を取り付ける場
合、成形型の下型に裏面材を載せ、この裏面材に
前記触媒の水溶液を塗布し、そしてこの裏面材の
上に前記プレポリマーの溶剤希釈剤が塗布、混合
されたチツプ状のものを投入し、さらに、予めこ
のチツプ状のものと当接する側の面に前記触媒の
水溶液が塗布された表面材を載せるか又はこの投
入されたチツプ状のものの上方から新たに前記触
媒の水溶液を塗布した後表面材を載せて、この後
熱圧縮すれば、触媒と水とが蒸気化して浸透し、
チツプ状のものを反応硬化させると同時にその両
面に面材が取り付けられた断熱材を製造すること
ができ、この点で極めて効率的である。 そしてかかる場合の面材として、金属類、紙類
又は木類等のいずれでも使用可能であるが、好ま
しくは、チツプ状のものとの接着性の点で、チツ
プ状のものと当接する側の面に例えばポリエチレ
ンがラミネートされた面材を使用するのが良い。 尚、以上説明したことより他の細部の製造手順
等については、通常のモールド成形における場合
と同様にすれば充分である。 以上説明した通りであるから、本発明には次の
ような効果がある。 (1) 従来廃棄されていた硬質ポリウレタンフオー
ムの廃材から、例えば建築用として使用され得
る充分な断熱性や強度等を具備する断熱材を製
造することができる。 (2) 上記(1)より、公害問題を惹起するおそれをな
くし、廃材の再生有効利用による省資源化をす
ることができる。 (3) 触媒の存在下、熱圧縮により製造するもので
あるから、同時に面材付きの断熱材を効率的に
製造することができ、しかもこの場合には、チ
ツプ状のものにスプレー塗装するのは結合剤と
してのプレポリマーの溶剤希釈液だけでよいか
ら、設備及び製造に対応する融通性がある。 実施例 1 平均密度約0.03g/cm3のガラス繊維入り硬質ポ
リイソシアヌレーフオーム、硬質ポリイソシアヌ
レートフオーム又は硬質ポリウレタンフオームの
廃材を粉砕して、粉末状のものを含む20mmφ以下
のチツプ状のものを得て、これを原料とした。一
方、分子量2000のポリプロピレングリコールに対
し過剰量のトリレンジイソシアネート又はポリメ
チレンポリフエニルポリイソシアネートは添加
し、80℃にて2時間加熱かくはんして、遊離のイ
ソシアネートが11.1%、18.1%、又は31.1%含ま
れる3種のプレポリマーを得て、これらのプレポ
リマーに各々等量の1・1・1トリクロルエタン
を加えて混合し、希釈した。そして、前記原料
に、結合剤としての前記プレポリマーの溶剤希釈
液を、プレポリマーが原料100重量部に対して15
重量部となるようにスプレー塗布しつつ、3分間
混合した。別に、面材として、ガラスクロスがさ
れたポリエチレンラミネートのアルミニウム薄板
を、触媒として、触媒/水=1/20のトリエチレ
ンジアミンの水溶液を、各々用意した。 平板状の成形型を使用し、その下型に前記面材
を載せ、そのポリエチレンラミネート側に前記ト
リエチレンジアミンの水溶液をスプレー塗布し、
その上にプレポリマーの溶剤希釈液が塗布、混合
された前記の原料を投入した。そして、投入され
た原料の上方から前記トリエチレンジアミンの水
溶液を再びスプレー塗布した後、ポリエチレンラ
ミネート側が当接するように他の前記面材を載
せ、上型を閉じて、その容積が約1/3となるよう
に、120℃で2分間熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第1表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。
【表】
(但し、第1表の結果は、製品である断熱材から
面材を取り除いたコアー部のみの物性値であり、
寸法安定性は150℃で24時間の条件下におけるも
のである。また、試験区分1、同2及び同3はガ
ラス繊維入り硬質ポリイソシアネレートフオー
ム、試験区分4は硬質ポリイソシアヌレーフオー
ム、試験区分5は硬質ポリウレタンフオームの
各々のチツプである。) 実施例 2 平均密度約0.03g/cm3のガラス繊維入り硬質ポ
リイソシアヌレートフオームの廃材を粉砕して、
粉末状のものを含む20mmφ以下のチツプ状のもの
を得て、これを原料とした。一方、分子量2000の
ポリプロピレングリコールに対し過剰量のポリメ
チレンポリフエニルポリイソシアネートを添加
し、80℃にて2時間加熱かくはんして、遊離のイ
ソシアネートが18.1%含まれるプレポリマーを得
て、このプレポリマーに等量の1・1・1トリク
ロルエタンを加えて混合し、希釈した。そして、
前記原料に、結合剤としての前記プレポリマーの
溶剤希釈液を、プレポリマーが原料100重量部に
対して20重量部となるようにスプレー塗布しつ
つ、3分間混合した。 以下、実施例1の場合と同様にして、成形型に
て熱圧縮した。但し、この場合には、容積が1/2、
1/5又は1/10になるように熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第2表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。 (但し、第2表の結果は、製品である断熱材から
面材を取り除いたコアー部のみの物性値である。)
面材を取り除いたコアー部のみの物性値であり、
寸法安定性は150℃で24時間の条件下におけるも
のである。また、試験区分1、同2及び同3はガ
ラス繊維入り硬質ポリイソシアネレートフオー
ム、試験区分4は硬質ポリイソシアヌレーフオー
ム、試験区分5は硬質ポリウレタンフオームの
各々のチツプである。) 実施例 2 平均密度約0.03g/cm3のガラス繊維入り硬質ポ
リイソシアヌレートフオームの廃材を粉砕して、
粉末状のものを含む20mmφ以下のチツプ状のもの
を得て、これを原料とした。一方、分子量2000の
ポリプロピレングリコールに対し過剰量のポリメ
チレンポリフエニルポリイソシアネートを添加
し、80℃にて2時間加熱かくはんして、遊離のイ
ソシアネートが18.1%含まれるプレポリマーを得
て、このプレポリマーに等量の1・1・1トリク
ロルエタンを加えて混合し、希釈した。そして、
前記原料に、結合剤としての前記プレポリマーの
溶剤希釈液を、プレポリマーが原料100重量部に
対して20重量部となるようにスプレー塗布しつ
つ、3分間混合した。 以下、実施例1の場合と同様にして、成形型に
て熱圧縮した。但し、この場合には、容積が1/2、
1/5又は1/10になるように熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第2表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。 (但し、第2表の結果は、製品である断熱材から
面材を取り除いたコアー部のみの物性値である。)
図面は本発明の一例としての概略の工程図であ
る。
る。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硬質ポリウレタンフオームの廃材を粉砕又は
切断して得られるものに、結合剤としてポリオー
ル類に過剰量のイソシアネート類を反応させて得
られ且つ遊離のイソシアネートが5乃至35%含ま
れるプレポリマーを塗布した断熱素材を使用し、
断熱素材の両面に面材を当接させた状態で、断熱
素材と両面材との間には触媒の存在下、これらを
成形型において熱圧縮することにより断熱素材を
反応硬化させつつ一体成形することを特徴とする
硬質ポリウレタンフオームの廃材を利用した断熱
材の製造方法。 2 硬質ポリウレタンフオームの廃材を粉砕又は
切断して得られるものが、粉末状のものを含む20
mmφ以下のものである特許請求の範囲第1項記載
の硬質ポリウレタンフオームの廃材を利用した断
熱材の製造方法。 3 触媒として、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の硬質
ポリウレタンフオームの廃材を利用した断熱材の
製造方法。 4 熱圧縮の程度が1/2〜1/10の範囲内であ
る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の硬質ポ
リウレタンフオームの廃材を利用した断熱材の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8712180A JPS5723637A (en) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | Preparation of heat insulating material with waste material of rigid polyurethane foam |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8712180A JPS5723637A (en) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | Preparation of heat insulating material with waste material of rigid polyurethane foam |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5723637A JPS5723637A (en) | 1982-02-06 |
| JPH0144497B2 true JPH0144497B2 (ja) | 1989-09-28 |
Family
ID=13906116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8712180A Granted JPS5723637A (en) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | Preparation of heat insulating material with waste material of rigid polyurethane foam |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5723637A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4418506A1 (de) * | 1994-05-27 | 1995-11-30 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Formkörpern aus Zweikomponenten-Reaktivsystemen mit hohem Füllstoffgehalt |
| KR20030055420A (ko) * | 2001-12-26 | 2003-07-04 | 석귀호 | 폐폴리우레탄을 활용한 샌드위치패널용 우레탄보드 |
| JP4926629B2 (ja) * | 2006-09-25 | 2012-05-09 | 株式会社イノアックコーポレーション | チップフォーム及びその製造方法 |
| JP5468188B2 (ja) * | 2006-10-27 | 2014-04-09 | 株式会社イノアックコーポレーション | シール材とその製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4944085A (ja) * | 1972-09-02 | 1974-04-25 | ||
| JPS4969783A (ja) * | 1972-10-26 | 1974-07-05 | ||
| JPS557472B2 (ja) * | 1974-10-02 | 1980-02-26 | ||
| JPS5228576A (en) * | 1975-08-29 | 1977-03-03 | Toyo Rubber Chemical Ind Co | Process for regenerating disposed hard foamed urethane |
-
1980
- 1980-06-26 JP JP8712180A patent/JPS5723637A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5723637A (en) | 1982-02-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2855021A (en) | Process for producing plates, sheels and shaped elements | |
| AU710767B2 (en) | A process for producing pressed materials using polyisocyanate binders together with latent, thermally activatable catalysts | |
| CA1037199A (en) | Composite materials | |
| US3274046A (en) | Combined fiber and cellular article | |
| EP1622990B1 (en) | Polyisocyanate-based adhesive formulation for use in sandwich panels | |
| WO2001038081A1 (en) | Honeycomb core material for sandwich structure and method for manufacturing the same | |
| AU2006272502A1 (en) | Composite material including rigid foam with inorganic fillers | |
| CN103724982A (zh) | 一种环保型聚氨酯阻燃吸音天花板的制备方法 | |
| CA2132118A1 (en) | Method for continuous manufacture of foam boards with isocyanate-impregnated facers | |
| US4902348A (en) | Reinforced plasterboard and method of forming | |
| CN111993525A (zh) | 一种轻质刨花板的制备方法 | |
| CA1300327C (en) | Laminated composite of a rigid polyisocyanurate substrate and metal, plastic,cellulose, glass ceramic or combination thereof | |
| EP0019748A1 (en) | Method of producing a fibre-reinforced resin foam and fibre-reinforced resin foam | |
| JPH0144497B2 (ja) | ||
| KR100376943B1 (ko) | 왕겨와볏짚을이용한판넬의제조방법 | |
| JPH0144498B2 (ja) | ||
| US4011183A (en) | Building board products and process for producing same | |
| JPH11179826A (ja) | 複合断熱パネル構造体 | |
| JP4303019B2 (ja) | サンドイッチ構造体用ハニカム芯材および遮音パネル | |
| US4654234A (en) | Polyurethane foam for cleaning and germicidal applications | |
| RU2207359C2 (ru) | Клеевая композиция для получения многослойных панелей и способ получения многослойных панелей | |
| DE2602985A1 (de) | Verfahren zur herstellung von halbharten bis harten polyurethanschaeumen und die dabei erhaltenen schaeume | |
| JPS63239020A (ja) | 建築用パネルの成形方法 | |
| EP0139530A2 (en) | Preparation of lignocellulosic composite articles | |
| KR100440831B1 (ko) | 폐 경질우레탄을 이용한 층간 소음 방지재의 제조방법 |