JPH0144498B2 - - Google Patents
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- JPH0144498B2 JPH0144498B2 JP55087122A JP8712280A JPH0144498B2 JP H0144498 B2 JPH0144498 B2 JP H0144498B2 JP 55087122 A JP55087122 A JP 55087122A JP 8712280 A JP8712280 A JP 8712280A JP H0144498 B2 JPH0144498 B2 JP H0144498B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyurethane foam
- waste
- heat insulating
- catalyst
- insulating material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Laminated Bodies (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
本発明は、硬質ポリウレタンフオームの廃材を
利用した断熱材の製造方法、特に硬質ポリウレタ
ンフオームの廃材を粉砕又は切断したものに、下
記一般式(1)でn=0の場合の単独物又はn=0の
場合やn=1以上の整数の場合の混合物を結合剤
として使用し、触媒の存在下、熱圧縮により反応
硬化させる硬質ポリウレタンフオームの廃材を利
用した断熱材の製造方法に関する。 (但し、n=0又はn=1以上の整数) 近年、硬質ポリウレタンフオームは、その優れ
た断熱性により、発泡スチロール、グラスウー
ル、石膏ボード等に対し、より広い産業分野にお
いて断熱材として利用されている。 ところが、硬質ポリウレタンフオームを断熱材
としての各種用途に適用し得る製品に成形加工す
る際には、例えばブロツク発泡やモールド発泡等
の発泡工程をも含んだ多くの工程を段階的に経て
成されるのであるが、この際多量の断材や破材等
の廃材が生じる。 しかし、これらの廃材は元々極めて安定な密度
の小さい合成樹脂体であるから、これをそのまま
埋立や焼却等で処分する場合には、大きな公害問
題を惹起するおそれがある。 一方、これらの廃材は、本質的には硬質ポリウ
レタンフオームの優れた断熱性を具備しているも
のである。 そこで、公害問題を惹起するおそれをなくすと
ともに、廃材の再生有効利用による省資源化の観
点も含めて、これらの廃材を断熱材として利用す
ることが要求される。 従来、軟質ポリウレタンフオームの同様の廃材
については、これを利用して、ソフアーやベツド
等の家具類のクツシヨン材として使用できるリボ
ンデイングフオームの製造が実施されている。 しかし、量的には軟質ポリウレタンフオームの
廃材の2倍量も発生するとされ、今後もさらに増
加することが予測されている硬質ポリウレタンフ
オームの廃材については、このような再生有効利
用の適当な方法がない。 本発明は、かかる実情に鑑みて、前記のような
要求に応えるべく、硬質ポリウレタンフオームの
廃材を利用した断熱材の製造方法を提供するもの
で、その目的は、石膏ボード、発泡スチロール及
びグラスウール等より優れ、従来の硬質ポリウレ
タンフオームからなる一般的な断熱材と同程度の
断熱性を有し、且つ建築用の断熱材として使用さ
れ得る強度等の物性を具備する断熱材を製造する
ことであり、併せて公害問題を惹起するおそれを
なくし、廃材の再生有効利用による省資源化をす
る点にある。 これらの目的を達成する本発明は、 (a) 硬質ポリウレタンフオームの廃材を粉砕又は
切断すること (b) 前記一般式(1)で表わされる結合剤を用いるこ
と (c) 上記(a)によるものと(b)との混合物を、触媒の
存在下、成形型において熱圧縮により反応硬化
させること 以上の各要素を備えて構成されているが、これ
には、好ましい態様として、硬質ポリウレタンフ
オームの廃材を粉砕又は切断して得られるものが
粉末状のものを含む20mmφ以下のものである場
合、触媒として、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
する場合及び熱圧縮の程度が1/2〜1/10の範囲内
である場合等が含まれている。 以下、本発明の構成を、その概略の工程図であ
る図面に基づき詳細に説明するが、ここで硬質ポ
リウレタンフオームは広義の硬質ポリウレタンフ
オームを意味し、単なる通常の硬質ポリウレタン
フオームの他に、ガラス繊維等が介在されている
ものや類似する硬質ポリイソシアヌレートの類を
含むものである。 先ず、原料として、硬質ポリウレタンフオーム
の廃材を粉砕又は切断してチツプ状にする。この
場合、本発明者らの各種組合せに基づく試験によ
れば、後述する結合剤の使用量や熱圧縮の程度等
にも関係するが、硬質ポリウレタンフオームの廃
材を粉砕又は切断する際の程度が製品である断熱
材の断熱性や強度等に影響を与え、概して、大粒
径に揃えてチツプ状としたものを原料とする場合
には断熱性は良くなるが強度が劣るようになり、
逆に小粒径に揃えてチツプ状としたものを原料と
する場合には断熱性は悪くなるが強度が得られる
ようになる傾向がある。そして、断熱性や強度等
をより良く具備させるためには、製品である断熱
材の各部位において硬質ポリウレタンフオームの
チツプ状のものが漏れなく充填されているように
するべく、粉末状のものを含む20mmφ以下の不揃
にチツプ状とされたものを原料とするのが良い。
もつとも、製品である断熱材に要求される特性に
応じて、これらは任意に変更され得るものであ
る。 そして、前記一般式(1)で表わされる結合剤を用
意する。この場合、n=0の場合はジフエニルメ
タンジイソシアネート(略称MDI)であり、n
=0の場合やn=1以上の整数の場合の混合物は
通称クルードMDIである。これらの結合剤は、
その粘度が低く、後述するように面材付きの断熱
材を製造する場合には、これのみを前記チツプ状
のものに塗布することができるため作業性が良く
且つ経済的である。結合剤としてプレポリマーを
使用する場合には、予めプレポリマーを作成する
必要があり、使用に際してこれを高価な溶剤で希
釈しなければならない。またプレポリマーと触媒
との2液式で塗布するとすれば、時間的な制約が
伴つて設備及び製造の対応に融通性が少くなる。 一方、別に触媒を用意する。この触媒は、硬質
ポリウレタンフオームを製造する際の一般的な各
種の触媒が使用され得るが、作業性を考慮しつつ
製品である断熱材に断熱性や強度等をより良く具
備させるために、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
するのが良い。この場合の水溶性3級アミン触媒
としては、トリエチレンジアミン、トリエチルア
ミン、テトラメチルプロピレンジアミン、ジエチ
ルアミノエタノール及びこれらに類似する化学構
造の3級アミン化合物が使用可能である。 次に、前記したチツプ状の硬質ポリウレタンフ
オームの廃材を計量した所要量に、前記した結合
剤と触媒の水溶液とをスプレー塗布しつつ、30秒
〜5分間程度混合する。この場合、前記と同様の
理由により、結合剤の塗布量がチツプ状のもの
100重量部に対し約7重量部以上となるようにす
るのが良い。但し、後述するように、面材付きの
断熱材を製造する場合には、この段階で触媒の水
溶液をスプレー塗布しなくても良い。 最後に、以上のようにして塗布、混合されたも
のを計量し、その所要量を成形型へ投入して熱圧
縮し、反応硬化させる。この場合、成形型は金型
を使用するのが良く、温度や時間及び、特に圧縮
の程度を調節することによつて、製品である断熱
材の密度、断熱性、強度等を調節することができ
るが、これらの熱圧縮に係る条件も、製品である
断熱材に要求される特性に応じて任意に変更し得
るものであり、好ましくは、温度100℃以上、時
間2分以上とし、成形型へ投入されたものを1/2
〜1/10程度に圧縮するのが良い。 チツプ状にされた硬質ポリウレタンフオームの
廃材に、結合剤としてプレポリマーを使用し、加
熱水蒸気で反応硬化させることもできるが、この
場合は反応硬化に時間を要し、吸収された水分を
乾燥除去しなければならず、また製品である断熱
材に同時に面材を取り付けることが困難である。 ところが、一般的に例えば建築用の断熱材とし
て利用される硬質ポリウレタンフオームには、外
装の意味も含めて、面材が取り付けられている。 本発明によれば、例えば両面に面材を取り付け
る場合、成形型の下型に裏面材を載せ、この裏面
材に前記触媒の水溶液を塗布し、そしてかかる裏
面材の上に前記結合剤が塗布、混合されたチツプ
状のものを投入し、さらに予めこのチツプ状のも
のと当接する側の面に前記触媒の水溶液が塗布さ
れた表面材を載せるか又はこの投入されたチツプ
状のものの上方から新たに前記触媒の水溶液を塗
布した後表面材を載せて、この後熱圧縮すれば、
触媒と水とが蒸気化して浸透し、チツプ状のもの
を反応硬化させると同時にその両面に面材が取り
付けられた断熱材を製造することができ、この点
で極めて効率的である。 そして、かかる場合の面材として、金属類、紙
類又は木類等のいずれでも使用可能であるが、好
ましくは、チツプ状のものとの接着性の点で、チ
ツプ状のものと当接する側の面に例えばポリエチ
レンがラミネートされた面材を使用するのが良
い。 尚、以上説明したことより他の細部の製造手順
等については、通常のモールド成形における場合
と同様にすれば充分である。 以上説明した通りであるから、本発明には次の
ような効果がある。 (イ) 従来廃棄されていた硬質ポリウレタンフオー
ムの廃材から、例えば建築用として使用され得
る充分な断熱性や強度等を具備する断熱材を製
造することができる。 (ロ) 上記(イ)より、公害問題を惹起するおそれをな
くし、廃材の再生有効利用による省資源化をす
ることができる。 (ハ) そのままで使用し得る粘度の低い結合剤を使
用し、熱圧縮で製造するものであるから、プレ
ポリマーを結合剤として使用する場合に比べて
作業性が良く、経済的である。 (ニ) 同時に面材付きの断熱材を効率的に製造する
ことができ、しかもこの場合には、チツプ状の
ものにスプレー塗布するのは結合剤だけでよい
から、設備及び製造に対応する融通性がある。 ●実施例 1 平均密度約0.03g/cm2のガラス繊維入り硬質ポ
リイソシアヌレートフオーム、硬質ポリイソシア
ヌレートフオーム又は硬質ポリウレタンフオーム
の廃材を粉砕して、粉末状のものを含む20mmφ以
下のチツプ状のものを得て、これを原料とした。
この原料に、結合剤としてクルードMDI(スミジ
ユール44V−20、住友バイエルウレタン社製)
を、原料100重量部に対し10重量部となるように
スプレー塗布しつつ、3分間混合した。一方、面
材として、ガラスクロスがされたポリエチレンラ
ミネートのアルミニウム薄板を、触媒として、触
媒/水=1/20のトリエチレンジアミンの水溶液
を、各々用意した。 平板状の成形型を使用し、その下型に上記面材
を載せ、そのポリエチレンラミネート側に前記ト
リエチレンジアミンの水溶液をスプレー塗布し、
その上にクルードMDIが塗布、混合された前記
の原料を投入した。そして、投入された原料の上
方から前記トリエチレンジアミンの水溶液を再び
スプレー塗布した後、ポリエチレンラミネート側
が当接するように他の前記面材を載せ、上型を閉
じて、その容積が約1/3となるように、120℃で2
分間熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第1表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。 (但し、第1表の結果は、製品である断熱材から
面材を取り除いたコアー部のみの物性値であり、
寸法安定性は150℃で24時間の条件下におけるも
のである。また、試験区分1はガラス繊維入り硬
質ポリイソシアヌレートフオーム、試験区分2は
硬質ポリイソシアヌレートフオーム、試験区分3
は硬質ポリウレタンフオームの各々のチツプであ
る。)
利用した断熱材の製造方法、特に硬質ポリウレタ
ンフオームの廃材を粉砕又は切断したものに、下
記一般式(1)でn=0の場合の単独物又はn=0の
場合やn=1以上の整数の場合の混合物を結合剤
として使用し、触媒の存在下、熱圧縮により反応
硬化させる硬質ポリウレタンフオームの廃材を利
用した断熱材の製造方法に関する。 (但し、n=0又はn=1以上の整数) 近年、硬質ポリウレタンフオームは、その優れ
た断熱性により、発泡スチロール、グラスウー
ル、石膏ボード等に対し、より広い産業分野にお
いて断熱材として利用されている。 ところが、硬質ポリウレタンフオームを断熱材
としての各種用途に適用し得る製品に成形加工す
る際には、例えばブロツク発泡やモールド発泡等
の発泡工程をも含んだ多くの工程を段階的に経て
成されるのであるが、この際多量の断材や破材等
の廃材が生じる。 しかし、これらの廃材は元々極めて安定な密度
の小さい合成樹脂体であるから、これをそのまま
埋立や焼却等で処分する場合には、大きな公害問
題を惹起するおそれがある。 一方、これらの廃材は、本質的には硬質ポリウ
レタンフオームの優れた断熱性を具備しているも
のである。 そこで、公害問題を惹起するおそれをなくすと
ともに、廃材の再生有効利用による省資源化の観
点も含めて、これらの廃材を断熱材として利用す
ることが要求される。 従来、軟質ポリウレタンフオームの同様の廃材
については、これを利用して、ソフアーやベツド
等の家具類のクツシヨン材として使用できるリボ
ンデイングフオームの製造が実施されている。 しかし、量的には軟質ポリウレタンフオームの
廃材の2倍量も発生するとされ、今後もさらに増
加することが予測されている硬質ポリウレタンフ
オームの廃材については、このような再生有効利
用の適当な方法がない。 本発明は、かかる実情に鑑みて、前記のような
要求に応えるべく、硬質ポリウレタンフオームの
廃材を利用した断熱材の製造方法を提供するもの
で、その目的は、石膏ボード、発泡スチロール及
びグラスウール等より優れ、従来の硬質ポリウレ
タンフオームからなる一般的な断熱材と同程度の
断熱性を有し、且つ建築用の断熱材として使用さ
れ得る強度等の物性を具備する断熱材を製造する
ことであり、併せて公害問題を惹起するおそれを
なくし、廃材の再生有効利用による省資源化をす
る点にある。 これらの目的を達成する本発明は、 (a) 硬質ポリウレタンフオームの廃材を粉砕又は
切断すること (b) 前記一般式(1)で表わされる結合剤を用いるこ
と (c) 上記(a)によるものと(b)との混合物を、触媒の
存在下、成形型において熱圧縮により反応硬化
させること 以上の各要素を備えて構成されているが、これ
には、好ましい態様として、硬質ポリウレタンフ
オームの廃材を粉砕又は切断して得られるものが
粉末状のものを含む20mmφ以下のものである場
合、触媒として、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
する場合及び熱圧縮の程度が1/2〜1/10の範囲内
である場合等が含まれている。 以下、本発明の構成を、その概略の工程図であ
る図面に基づき詳細に説明するが、ここで硬質ポ
リウレタンフオームは広義の硬質ポリウレタンフ
オームを意味し、単なる通常の硬質ポリウレタン
フオームの他に、ガラス繊維等が介在されている
ものや類似する硬質ポリイソシアヌレートの類を
含むものである。 先ず、原料として、硬質ポリウレタンフオーム
の廃材を粉砕又は切断してチツプ状にする。この
場合、本発明者らの各種組合せに基づく試験によ
れば、後述する結合剤の使用量や熱圧縮の程度等
にも関係するが、硬質ポリウレタンフオームの廃
材を粉砕又は切断する際の程度が製品である断熱
材の断熱性や強度等に影響を与え、概して、大粒
径に揃えてチツプ状としたものを原料とする場合
には断熱性は良くなるが強度が劣るようになり、
逆に小粒径に揃えてチツプ状としたものを原料と
する場合には断熱性は悪くなるが強度が得られる
ようになる傾向がある。そして、断熱性や強度等
をより良く具備させるためには、製品である断熱
材の各部位において硬質ポリウレタンフオームの
チツプ状のものが漏れなく充填されているように
するべく、粉末状のものを含む20mmφ以下の不揃
にチツプ状とされたものを原料とするのが良い。
もつとも、製品である断熱材に要求される特性に
応じて、これらは任意に変更され得るものであ
る。 そして、前記一般式(1)で表わされる結合剤を用
意する。この場合、n=0の場合はジフエニルメ
タンジイソシアネート(略称MDI)であり、n
=0の場合やn=1以上の整数の場合の混合物は
通称クルードMDIである。これらの結合剤は、
その粘度が低く、後述するように面材付きの断熱
材を製造する場合には、これのみを前記チツプ状
のものに塗布することができるため作業性が良く
且つ経済的である。結合剤としてプレポリマーを
使用する場合には、予めプレポリマーを作成する
必要があり、使用に際してこれを高価な溶剤で希
釈しなければならない。またプレポリマーと触媒
との2液式で塗布するとすれば、時間的な制約が
伴つて設備及び製造の対応に融通性が少くなる。 一方、別に触媒を用意する。この触媒は、硬質
ポリウレタンフオームを製造する際の一般的な各
種の触媒が使用され得るが、作業性を考慮しつつ
製品である断熱材に断熱性や強度等をより良く具
備させるために、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
するのが良い。この場合の水溶性3級アミン触媒
としては、トリエチレンジアミン、トリエチルア
ミン、テトラメチルプロピレンジアミン、ジエチ
ルアミノエタノール及びこれらに類似する化学構
造の3級アミン化合物が使用可能である。 次に、前記したチツプ状の硬質ポリウレタンフ
オームの廃材を計量した所要量に、前記した結合
剤と触媒の水溶液とをスプレー塗布しつつ、30秒
〜5分間程度混合する。この場合、前記と同様の
理由により、結合剤の塗布量がチツプ状のもの
100重量部に対し約7重量部以上となるようにす
るのが良い。但し、後述するように、面材付きの
断熱材を製造する場合には、この段階で触媒の水
溶液をスプレー塗布しなくても良い。 最後に、以上のようにして塗布、混合されたも
のを計量し、その所要量を成形型へ投入して熱圧
縮し、反応硬化させる。この場合、成形型は金型
を使用するのが良く、温度や時間及び、特に圧縮
の程度を調節することによつて、製品である断熱
材の密度、断熱性、強度等を調節することができ
るが、これらの熱圧縮に係る条件も、製品である
断熱材に要求される特性に応じて任意に変更し得
るものであり、好ましくは、温度100℃以上、時
間2分以上とし、成形型へ投入されたものを1/2
〜1/10程度に圧縮するのが良い。 チツプ状にされた硬質ポリウレタンフオームの
廃材に、結合剤としてプレポリマーを使用し、加
熱水蒸気で反応硬化させることもできるが、この
場合は反応硬化に時間を要し、吸収された水分を
乾燥除去しなければならず、また製品である断熱
材に同時に面材を取り付けることが困難である。 ところが、一般的に例えば建築用の断熱材とし
て利用される硬質ポリウレタンフオームには、外
装の意味も含めて、面材が取り付けられている。 本発明によれば、例えば両面に面材を取り付け
る場合、成形型の下型に裏面材を載せ、この裏面
材に前記触媒の水溶液を塗布し、そしてかかる裏
面材の上に前記結合剤が塗布、混合されたチツプ
状のものを投入し、さらに予めこのチツプ状のも
のと当接する側の面に前記触媒の水溶液が塗布さ
れた表面材を載せるか又はこの投入されたチツプ
状のものの上方から新たに前記触媒の水溶液を塗
布した後表面材を載せて、この後熱圧縮すれば、
触媒と水とが蒸気化して浸透し、チツプ状のもの
を反応硬化させると同時にその両面に面材が取り
付けられた断熱材を製造することができ、この点
で極めて効率的である。 そして、かかる場合の面材として、金属類、紙
類又は木類等のいずれでも使用可能であるが、好
ましくは、チツプ状のものとの接着性の点で、チ
ツプ状のものと当接する側の面に例えばポリエチ
レンがラミネートされた面材を使用するのが良
い。 尚、以上説明したことより他の細部の製造手順
等については、通常のモールド成形における場合
と同様にすれば充分である。 以上説明した通りであるから、本発明には次の
ような効果がある。 (イ) 従来廃棄されていた硬質ポリウレタンフオー
ムの廃材から、例えば建築用として使用され得
る充分な断熱性や強度等を具備する断熱材を製
造することができる。 (ロ) 上記(イ)より、公害問題を惹起するおそれをな
くし、廃材の再生有効利用による省資源化をす
ることができる。 (ハ) そのままで使用し得る粘度の低い結合剤を使
用し、熱圧縮で製造するものであるから、プレ
ポリマーを結合剤として使用する場合に比べて
作業性が良く、経済的である。 (ニ) 同時に面材付きの断熱材を効率的に製造する
ことができ、しかもこの場合には、チツプ状の
ものにスプレー塗布するのは結合剤だけでよい
から、設備及び製造に対応する融通性がある。 ●実施例 1 平均密度約0.03g/cm2のガラス繊維入り硬質ポ
リイソシアヌレートフオーム、硬質ポリイソシア
ヌレートフオーム又は硬質ポリウレタンフオーム
の廃材を粉砕して、粉末状のものを含む20mmφ以
下のチツプ状のものを得て、これを原料とした。
この原料に、結合剤としてクルードMDI(スミジ
ユール44V−20、住友バイエルウレタン社製)
を、原料100重量部に対し10重量部となるように
スプレー塗布しつつ、3分間混合した。一方、面
材として、ガラスクロスがされたポリエチレンラ
ミネートのアルミニウム薄板を、触媒として、触
媒/水=1/20のトリエチレンジアミンの水溶液
を、各々用意した。 平板状の成形型を使用し、その下型に上記面材
を載せ、そのポリエチレンラミネート側に前記ト
リエチレンジアミンの水溶液をスプレー塗布し、
その上にクルードMDIが塗布、混合された前記
の原料を投入した。そして、投入された原料の上
方から前記トリエチレンジアミンの水溶液を再び
スプレー塗布した後、ポリエチレンラミネート側
が当接するように他の前記面材を載せ、上型を閉
じて、その容積が約1/3となるように、120℃で2
分間熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第1表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。 (但し、第1表の結果は、製品である断熱材から
面材を取り除いたコアー部のみの物性値であり、
寸法安定性は150℃で24時間の条件下におけるも
のである。また、試験区分1はガラス繊維入り硬
質ポリイソシアヌレートフオーム、試験区分2は
硬質ポリイソシアヌレートフオーム、試験区分3
は硬質ポリウレタンフオームの各々のチツプであ
る。)
【表】
●実施例 2
平均密度約0.03g/cm2のガラス繊維入り硬質ポ
リイソシアヌレートフオームの廃材を粉砕して、
粉末状のものを含む20mmφ以下のチツプ状のもの
を得て、これを原料とした。この原料に、結合剤
としてクルードMDI(スミジユール44V−20、住
友バイエルウレタン社製)を、原料10重量部に対
し10重量部となるようにスプレー塗布しつつ、3
分間混合した。 以下、実施例1の場合と同様にして、成形型に
て熱圧縮した。但し、この場合には、容積が1/2、
1/5又は1/10となるように熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第2表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。
リイソシアヌレートフオームの廃材を粉砕して、
粉末状のものを含む20mmφ以下のチツプ状のもの
を得て、これを原料とした。この原料に、結合剤
としてクルードMDI(スミジユール44V−20、住
友バイエルウレタン社製)を、原料10重量部に対
し10重量部となるようにスプレー塗布しつつ、3
分間混合した。 以下、実施例1の場合と同様にして、成形型に
て熱圧縮した。但し、この場合には、容積が1/2、
1/5又は1/10となるように熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第2表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。
【表】
(但し、第2表の結果は、製品である断熱材から
面材を取り除いたコアー部のみの物性値である。) ●実施例 3 平均密度約0.03g/cm2のガラス繊維入り硬質ポ
リイソシアヌレートフオームの廃材を粉砕して、
粉末状のものを含む20mmφ以下のチツプ状のもの
を得て、これを原料とした。この原料に、結合剤
としてクルードMDIを、原料100重量部に対し15
重量部となるようにスプレー塗布しつつ、3分間
混合した。但し、この場合には、クルードMDI
として、ミリオネートMR(日本ポリウレタン社
製)、イソシアネートNO41(日本ポリウレタン社
製)、PAPI−135(化成アツプジヨン社製)又は
スミジユール44V−20(住友バイエルウレタン社
製)の4種類を使用した。 以下、実施例1の場合と同様にして、成形型に
て熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第3表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。
面材を取り除いたコアー部のみの物性値である。) ●実施例 3 平均密度約0.03g/cm2のガラス繊維入り硬質ポ
リイソシアヌレートフオームの廃材を粉砕して、
粉末状のものを含む20mmφ以下のチツプ状のもの
を得て、これを原料とした。この原料に、結合剤
としてクルードMDIを、原料100重量部に対し15
重量部となるようにスプレー塗布しつつ、3分間
混合した。但し、この場合には、クルードMDI
として、ミリオネートMR(日本ポリウレタン社
製)、イソシアネートNO41(日本ポリウレタン社
製)、PAPI−135(化成アツプジヨン社製)又は
スミジユール44V−20(住友バイエルウレタン社
製)の4種類を使用した。 以下、実施例1の場合と同様にして、成形型に
て熱圧縮した。 かくして、同様の方法を繰り返した結果である
次の第3表に示すような物性値を有する、所望す
る通りの断熱材が得られた。
【表】
【表】
(但し、第3表の結果は、製品である断熱材から
面材を取り除いたコアー部のみの物性値である。
また、試験区分1はスミジユール44V−20を、試
験区分2はミリオネートMRを、試験区分3はイ
ソシアネートNO41を、試験区分4はPAPI−135
を各々クルードMDIとして使用したものであ
る。)
面材を取り除いたコアー部のみの物性値である。
また、試験区分1はスミジユール44V−20を、試
験区分2はミリオネートMRを、試験区分3はイ
ソシアネートNO41を、試験区分4はPAPI−135
を各々クルードMDIとして使用したものであ
る。)
図面は本発明の一例として概略の工程図であ
る。
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硬質ポリウレタンフオームの廃材を粉砕又は
切断して得られるものに、下記一般式でn=0の
場合の単独物又はn=0の場合やn=1以上の整
数の場合の混合物を結合剤として使用し、触媒の
存在下、成形型において熱圧縮することにより反
応硬化させることを特徴とする硬質ポリウレタン
フオームの廃材を利用した断熱材の製造方法。 (但し、n=0又はn=1以上の整数) 2 硬質ポリウレタンフオームの廃材を粉砕又は
切断して得られるものが、粉末状のものを含む20
mmφ以下のものである特許請求の範囲第1項記載
の硬質ポリウレタンフオームの廃材を利用した断
熱材の製造方法。 3 触媒として、触媒/水=1/10〜1/50の範
囲内にある水溶性3級アミン触媒の水溶液を使用
する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の硬質
ポリウレタンフオームの廃材を利用した断熱材の
製造方法。 4 熱圧縮の程度が1/2〜1/10の範囲内である特
許請求の範囲第1項又は第2項記載の硬質ポリウ
レタンフオームの廃材を利用した断熱材の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8712280A JPS5723638A (en) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | Preparation of heat insulating material with waste material of rigid polyurethane foam |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8712280A JPS5723638A (en) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | Preparation of heat insulating material with waste material of rigid polyurethane foam |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5723638A JPS5723638A (en) | 1982-02-06 |
| JPH0144498B2 true JPH0144498B2 (ja) | 1989-09-28 |
Family
ID=13906144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8712280A Granted JPS5723638A (en) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | Preparation of heat insulating material with waste material of rigid polyurethane foam |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5723638A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06102364B2 (ja) * | 1990-12-20 | 1994-12-14 | アサオカ株式会社 | 廃棄された繊維強化プラスチックを充填材とした繊維強化プラスチック成形体およびその製造方法 |
| US5672631A (en) * | 1991-04-24 | 1997-09-30 | Pauls; Mathias | Method for processing packaging remnants with recovery of materials |
| US5814674A (en) * | 1992-04-23 | 1998-09-29 | Rathor Ag | Method for processing residue-containing packages |
| JP3134240B2 (ja) * | 1995-11-09 | 2001-02-13 | 株式会社豊田中央研究所 | 架橋ポリウレタン樹脂粉末とその製造方法 |
| GB2473426A (en) * | 2009-09-04 | 2011-03-16 | Michael John Smith | Waste plastics material for moulding building components |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4969783A (ja) * | 1972-10-26 | 1974-07-05 | ||
| JPS557472B2 (ja) * | 1974-10-02 | 1980-02-26 | ||
| JPS5228576A (en) * | 1975-08-29 | 1977-03-03 | Toyo Rubber Chemical Ind Co | Process for regenerating disposed hard foamed urethane |
-
1980
- 1980-06-26 JP JP8712280A patent/JPS5723638A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5723638A (en) | 1982-02-06 |
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