JPH0144582B2 - - Google Patents
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- JPH0144582B2 JPH0144582B2 JP4859280A JP4859280A JPH0144582B2 JP H0144582 B2 JPH0144582 B2 JP H0144582B2 JP 4859280 A JP4859280 A JP 4859280A JP 4859280 A JP4859280 A JP 4859280A JP H0144582 B2 JPH0144582 B2 JP H0144582B2
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- Japan
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- protective coating
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- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はイージーオーブン缶蓋に関するもので
詳しくは、缶蓋の外面に取り除かれる開口部を限
定する切り筋(スコア)を設け、その内面に2層
構造の保護被覆層を設けた開封が容易な缶蓋に関
する。
詳しくは、缶蓋の外面に取り除かれる開口部を限
定する切り筋(スコア)を設け、その内面に2層
構造の保護被覆層を設けた開封が容易な缶蓋に関
する。
従来、食缶或は飲料缶のイージーオーブン缶蓋
としては、缶蓋外面に設けたスコアにより限定さ
れた開口部内にリベツトで固定されたタブを設け
たものが用いられてきた。かかる缶蓋は、通常、
缶蓋内面にエポキシ・フエノール樹脂等の塗膜に
よる保護被覆を施し、その後、缶蓋の外面に摘み
(タブ)を固定すると共に開口部のスコアを形成
し製造していた。この製造工程中、タブ取付け及
びスコア刻みの工程において缶蓋内面の保護被覆
層は大きな圧縮衝撃力を受け、スコア直下の保護
被覆層は局部的に破壊され、そのままの状態で缶
蓋として使用すると、缶内容物が破壊された部位
から金属面に浸透し、金属基材が腐蝕して実用
上、問題があつた。特にレトルト殺菌処理を施す
場合にはかかる腐蝕の傾向が一層、顕著にあらわ
れる。
としては、缶蓋外面に設けたスコアにより限定さ
れた開口部内にリベツトで固定されたタブを設け
たものが用いられてきた。かかる缶蓋は、通常、
缶蓋内面にエポキシ・フエノール樹脂等の塗膜に
よる保護被覆を施し、その後、缶蓋の外面に摘み
(タブ)を固定すると共に開口部のスコアを形成
し製造していた。この製造工程中、タブ取付け及
びスコア刻みの工程において缶蓋内面の保護被覆
層は大きな圧縮衝撃力を受け、スコア直下の保護
被覆層は局部的に破壊され、そのままの状態で缶
蓋として使用すると、缶内容物が破壊された部位
から金属面に浸透し、金属基材が腐蝕して実用
上、問題があつた。特にレトルト殺菌処理を施す
場合にはかかる腐蝕の傾向が一層、顕著にあらわ
れる。
このため、従来の缶蓋においてはリベツトによ
るタブ取り付け及びスコア刻みを施した後、缶蓋
内面塗面上に更にエポキシ樹脂系塗料、ビニル樹
脂系塗料等を用いて補修塗装を施し破壊された部
位を補修する方法が採用されてきた。かゝる補修
塗装は、例えばスコア及びタブを取りつけた缶蓋
を形成後、各缶蓋内面側に補修塗装を施す方法、
或は缶胴に缶蓋を巻締め缶体を形成した後に缶体
内面側から補修塗装を行う方法等により実施して
いたが、いずれの場合も相当量の時間と手数を要
し、更に専用の設備が必要であつて、生産性の向
上も期待できず高価ものとなる。
るタブ取り付け及びスコア刻みを施した後、缶蓋
内面塗面上に更にエポキシ樹脂系塗料、ビニル樹
脂系塗料等を用いて補修塗装を施し破壊された部
位を補修する方法が採用されてきた。かゝる補修
塗装は、例えばスコア及びタブを取りつけた缶蓋
を形成後、各缶蓋内面側に補修塗装を施す方法、
或は缶胴に缶蓋を巻締め缶体を形成した後に缶体
内面側から補修塗装を行う方法等により実施して
いたが、いずれの場合も相当量の時間と手数を要
し、更に専用の設備が必要であつて、生産性の向
上も期待できず高価ものとなる。
従つて、近年、缶蓋材に予め保護被覆層を形成
した後にタブ取り付け及びスコア刻みを施して
も、前記のような不都合が無く補修塗装の不要な
缶蓋内面保護被覆用塗料が求められ、かかる用途
に対してガラス転移点の低い塩化ビニル樹脂系オ
ルガノゾル塗料が利用されるようになつた。この
塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料は比較的に厚
膜塗装が可能であり、形成された塗膜は高分子ポ
リ塩化ビニル樹脂を主体とし適宜に可塑剤等の改
質剤を用いてガラス転移点を低く設定しているた
め強度、加工性にすぐれ、前記のタブ取り付け及
びスコア刻みによる塗膜破壊が少ないという特徴
を有する。しかしながらガラス転移点が比較的低
い前記塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料を用い
て内面を塗装した塗装板を積み重ねて保管する
際、夏季高温時の如く保管温度が高い場合、塗膜
が軟化し塗装板同士が付着し、所謂“ブロツキン
グ”をおこし、後工程における塗装板の切断作業
性及び製蓋工程における作業性が著しく低下し不
良品の発生率が高くなるという問題があつた。こ
のような問題を避けるために比較的ガラス転移点
の高い塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料を用い
ると得られた塗膜の加工性が低下し前記のような
タブ取り付け及びスコア刻みにおける圧縮衝撃力
による保護被覆層の破壊の問題が解消できない。
他方、この塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料か
らなる塗膜は本来缶蓋金属基材に対して密着性が
悪く特に、レトルト殺菌処理工程の如く熱水蒸気
処理工程を通すと金属蓋材との密着性が更に低下
し、レトルト殺菌処理の後に、タブを引張つてス
コアを破断し開口部を取り除くと、開口部除去跡
に内面保護被覆層が剥離して残る所謂“フエザー
リング”が生じる。このフエザーリングは内容物
に対して影響を与えるものではないが、開口部に
余物が付着しているかの如くの印象を与え、使用
者に不快感を与えると共に極端な場合にはフエザ
ーリングにより開口部が閉鎖されて内容物が出な
いこともあり、飲料缶等の商品価値を著しく損う
ものである。かかる問題はガラス転移点の高い塩
化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料を用いた場合は
更に顕著になる。本発明は、かかる塩化ビニル樹
脂系オルガノゾル塗料の前記の長所を利用し且つ
短所を解消すべく検討した結果、完成したもので
あり、本発明の目的は、缶蓋材の一側面に、特に
缶蓋に形成したとき内面となる面に予め保事被覆
層を設けた後に缶蓋に形成すると共に缶蓋外面側
に取り除かれるスコアを形成しても保護被覆層に
実用上、問題となる様な破壊が生じることなく補
修塗装を必要としないイージーオーブン缶蓋を提
供することにある。
した後にタブ取り付け及びスコア刻みを施して
も、前記のような不都合が無く補修塗装の不要な
缶蓋内面保護被覆用塗料が求められ、かかる用途
に対してガラス転移点の低い塩化ビニル樹脂系オ
ルガノゾル塗料が利用されるようになつた。この
塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料は比較的に厚
膜塗装が可能であり、形成された塗膜は高分子ポ
リ塩化ビニル樹脂を主体とし適宜に可塑剤等の改
質剤を用いてガラス転移点を低く設定しているた
め強度、加工性にすぐれ、前記のタブ取り付け及
びスコア刻みによる塗膜破壊が少ないという特徴
を有する。しかしながらガラス転移点が比較的低
い前記塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料を用い
て内面を塗装した塗装板を積み重ねて保管する
際、夏季高温時の如く保管温度が高い場合、塗膜
が軟化し塗装板同士が付着し、所謂“ブロツキン
グ”をおこし、後工程における塗装板の切断作業
性及び製蓋工程における作業性が著しく低下し不
良品の発生率が高くなるという問題があつた。こ
のような問題を避けるために比較的ガラス転移点
の高い塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料を用い
ると得られた塗膜の加工性が低下し前記のような
タブ取り付け及びスコア刻みにおける圧縮衝撃力
による保護被覆層の破壊の問題が解消できない。
他方、この塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料か
らなる塗膜は本来缶蓋金属基材に対して密着性が
悪く特に、レトルト殺菌処理工程の如く熱水蒸気
処理工程を通すと金属蓋材との密着性が更に低下
し、レトルト殺菌処理の後に、タブを引張つてス
コアを破断し開口部を取り除くと、開口部除去跡
に内面保護被覆層が剥離して残る所謂“フエザー
リング”が生じる。このフエザーリングは内容物
に対して影響を与えるものではないが、開口部に
余物が付着しているかの如くの印象を与え、使用
者に不快感を与えると共に極端な場合にはフエザ
ーリングにより開口部が閉鎖されて内容物が出な
いこともあり、飲料缶等の商品価値を著しく損う
ものである。かかる問題はガラス転移点の高い塩
化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料を用いた場合は
更に顕著になる。本発明は、かかる塩化ビニル樹
脂系オルガノゾル塗料の前記の長所を利用し且つ
短所を解消すべく検討した結果、完成したもので
あり、本発明の目的は、缶蓋材の一側面に、特に
缶蓋に形成したとき内面となる面に予め保事被覆
層を設けた後に缶蓋に形成すると共に缶蓋外面側
に取り除かれるスコアを形成しても保護被覆層に
実用上、問題となる様な破壊が生じることなく補
修塗装を必要としないイージーオーブン缶蓋を提
供することにある。
本発明の他の目的は保護被覆層を設けた缶蓋材
が塗装工程から製蓋工程を通じてブロツキングを
おこさず製造工程中において支障がなく生産性の
高いイージーオーブン缶蓋を提供することにあ
る。更に本発明の他の目的は、レトルト殺菌処理
工程を通しても缶蓋内面に設けた保護被覆層の密
着性が低下せず、タブを引張つて開口部を取り除
いた際にフエザーリングが生じない商品価値の高
いイージーオーブン缶蓋を提供することにある。
が塗装工程から製蓋工程を通じてブロツキングを
おこさず製造工程中において支障がなく生産性の
高いイージーオーブン缶蓋を提供することにあ
る。更に本発明の他の目的は、レトルト殺菌処理
工程を通しても缶蓋内面に設けた保護被覆層の密
着性が低下せず、タブを引張つて開口部を取り除
いた際にフエザーリングが生じない商品価値の高
いイージーオーブン缶蓋を提供することにある。
本発明の要旨とするところは、金属からなる蓋
材の少くとも一側面に2層から成る保護被覆層を
設けた後に該保護被覆層を設けた面を缶蓋内面と
なるように缶蓋を形成すると共に缶蓋外面に取り
除かれる開口部を限定するスコアを形成したもの
において、前記保護被覆層が蓋材に接する第1層
として膜厚0.1〜5μでガラス転移点が60〜130℃の
熱硬化型エポキシ樹脂系塗料から得られる塗膜
と、前記第1層上に形成される第2層として膜厚
5〜20μでガラス転移点が50〜90℃の熱硬化型塩
化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料から得られる塗
膜とからなることを特徴とする。
材の少くとも一側面に2層から成る保護被覆層を
設けた後に該保護被覆層を設けた面を缶蓋内面と
なるように缶蓋を形成すると共に缶蓋外面に取り
除かれる開口部を限定するスコアを形成したもの
において、前記保護被覆層が蓋材に接する第1層
として膜厚0.1〜5μでガラス転移点が60〜130℃の
熱硬化型エポキシ樹脂系塗料から得られる塗膜
と、前記第1層上に形成される第2層として膜厚
5〜20μでガラス転移点が50〜90℃の熱硬化型塩
化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料から得られる塗
膜とからなることを特徴とする。
本発明においては、前記の如く、イージーオー
ブン缶蓋の内面保護被覆層として2層からなる保
護被覆層を有し、金属基材に接する第1層として
熱硬化型エポキシ樹脂系塗料から得られるガラス
転移点が60〜130℃で膜厚0.1〜5μの硬化塗膜を設
け、前記第1層上に形成される第2層として熱硬
化型塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料から得ら
れるガラス転移点が50〜90℃で膜厚5〜20μの硬
化塗膜を設けるが、本発明の保護被覆層の第1層
及び第2層の塗膜は共にガラス転移点を比較的高
く設定しているため、缶蓋材に本塗料を塗装した
缶蓋材を積み重ねて保管してもブロツキングが発
生せずその後の作業に支障がなく、作業能率が向
上する。
ブン缶蓋の内面保護被覆層として2層からなる保
護被覆層を有し、金属基材に接する第1層として
熱硬化型エポキシ樹脂系塗料から得られるガラス
転移点が60〜130℃で膜厚0.1〜5μの硬化塗膜を設
け、前記第1層上に形成される第2層として熱硬
化型塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料から得ら
れるガラス転移点が50〜90℃で膜厚5〜20μの硬
化塗膜を設けるが、本発明の保護被覆層の第1層
及び第2層の塗膜は共にガラス転移点を比較的高
く設定しているため、缶蓋材に本塗料を塗装した
缶蓋材を積み重ねて保管してもブロツキングが発
生せずその後の作業に支障がなく、作業能率が向
上する。
また、第1層及び第2層の塗膜のガラス転移点
の範囲では、保護被覆層が適度の可塑性を有し第
1層の熱硬化型エポキシ樹脂系塗料から得られる
塗膜は缶蓋材の金属面に対して接着性がすぐれて
いると共に第2層の塩化ビニル樹脂系オルガノゾ
ル塗料から得られる塗膜に対する接着性もすぐれ
ているので、この第1層は金属面に対して接着性
の悪い塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料の塗膜
を缶蓋材に強固に接着するように機能し、更に製
缶機におけるイージーオーブン缶蓋製造工程にお
けるタブ取り付け及びスコア刻み時の圧縮衝撃力
によりタブ取り付け部及びスコア部直下の第2層
に与えられる瞬間的な歪を緩和して第2層に局部
的な破断、亀裂等の破壊が発生するのを防止す
る。第2層はタブ取り付け部及びスコア部直下の
第1層に不可避的に生じる破壊を充分に保護し、
第1層及び第2層の膜厚構成を前記の範囲に設定
することにより各層がその機能を十分に発揮する
ので、缶蓋材に保護被覆層を形成した後にタブ取
り付け及びスコア刻みを施しても、実用上、問題
となる缶蓋内面の保護被覆層の破壊がないイージ
ーオーブン缶蓋が得られる。
の範囲では、保護被覆層が適度の可塑性を有し第
1層の熱硬化型エポキシ樹脂系塗料から得られる
塗膜は缶蓋材の金属面に対して接着性がすぐれて
いると共に第2層の塩化ビニル樹脂系オルガノゾ
ル塗料から得られる塗膜に対する接着性もすぐれ
ているので、この第1層は金属面に対して接着性
の悪い塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料の塗膜
を缶蓋材に強固に接着するように機能し、更に製
缶機におけるイージーオーブン缶蓋製造工程にお
けるタブ取り付け及びスコア刻み時の圧縮衝撃力
によりタブ取り付け部及びスコア部直下の第2層
に与えられる瞬間的な歪を緩和して第2層に局部
的な破断、亀裂等の破壊が発生するのを防止す
る。第2層はタブ取り付け部及びスコア部直下の
第1層に不可避的に生じる破壊を充分に保護し、
第1層及び第2層の膜厚構成を前記の範囲に設定
することにより各層がその機能を十分に発揮する
ので、缶蓋材に保護被覆層を形成した後にタブ取
り付け及びスコア刻みを施しても、実用上、問題
となる缶蓋内面の保護被覆層の破壊がないイージ
ーオーブン缶蓋が得られる。
従つて、缶蓋材に本発明の保護被覆層を設けた
後、タブ取り付け及びスコア刻みを施しても缶蓋
内面の保護被覆層には支障がないので、補修塗装
を必要とすることなく製造が極めて簡易となる。
後、タブ取り付け及びスコア刻みを施しても缶蓋
内面の保護被覆層には支障がないので、補修塗装
を必要とすることなく製造が極めて簡易となる。
更に、本発明の保護被覆層は缶蓋材の金属面に
対する接着性がすぐれており、レトルト殺菌処理
工程を通しても接着性が低下せず、レトルト殺菌
処理後にタブを引張つて開口部を除去した際にフ
エザーリングが発生せず商品価値の極めて高いイ
ージーオーブン缶蓋が得られる。
対する接着性がすぐれており、レトルト殺菌処理
工程を通しても接着性が低下せず、レトルト殺菌
処理後にタブを引張つて開口部を除去した際にフ
エザーリングが発生せず商品価値の極めて高いイ
ージーオーブン缶蓋が得られる。
次に本発明について更に詳しく説明すると、ま
ず本発明の缶蓋の内面側保護被覆層の第1層は熱
硬化型エポキシ樹脂系塗料であり、具体的には、
ビスフエノールAとエピハロヒドリンとから得ら
れるエポキシ樹脂を主剤とし、硬化剤としてフエ
ノール、O−クレゾール、m−クレゾール、キシ
レノール、フエニルフエノール、アルキルフエノ
ール、ビスフエノールA、ビスフエノールBの様
な公知の1価或は2価のフエノール類の少くとも
1種とホルムアルデヒドとを公知の方法で反応せ
しめ必要に応じてアルキルエーテル化して得られ
るレゾール型フエノール樹脂或はメラミン、ベン
ゾグアナミン、尿素等とホルムアルデヒドとを反
応せしめ必要に応じてアルキルエーテル化して得
られるアミノ樹脂を使用し、所望によりアクリル
系、アルキツド系、ブチラール系、油性系樹脂或
はその他の樹脂、添加剤等を第3成分として少量
併用した熱硬化型エポキシ樹脂系塗料を挙げるこ
とができる。特に好適例としては、エポキシ樹脂
とレゾール型フエノール樹脂を50/50〜95/5
(重量比)の範囲で使用した熱硬化型エポキシ樹
脂系塗料を挙げることができる。
ず本発明の缶蓋の内面側保護被覆層の第1層は熱
硬化型エポキシ樹脂系塗料であり、具体的には、
ビスフエノールAとエピハロヒドリンとから得ら
れるエポキシ樹脂を主剤とし、硬化剤としてフエ
ノール、O−クレゾール、m−クレゾール、キシ
レノール、フエニルフエノール、アルキルフエノ
ール、ビスフエノールA、ビスフエノールBの様
な公知の1価或は2価のフエノール類の少くとも
1種とホルムアルデヒドとを公知の方法で反応せ
しめ必要に応じてアルキルエーテル化して得られ
るレゾール型フエノール樹脂或はメラミン、ベン
ゾグアナミン、尿素等とホルムアルデヒドとを反
応せしめ必要に応じてアルキルエーテル化して得
られるアミノ樹脂を使用し、所望によりアクリル
系、アルキツド系、ブチラール系、油性系樹脂或
はその他の樹脂、添加剤等を第3成分として少量
併用した熱硬化型エポキシ樹脂系塗料を挙げるこ
とができる。特に好適例としては、エポキシ樹脂
とレゾール型フエノール樹脂を50/50〜95/5
(重量比)の範囲で使用した熱硬化型エポキシ樹
脂系塗料を挙げることができる。
かかる塗料を用いて、第1層の塗膜を形成せし
める際には膜厚を0.1〜5μに制御すると共に塗料
組成として硬化塗膜のガラス転移点が60〜130℃
となるように設定する必要がある。この第1層の
熱硬化型エポキシ樹脂系塗料のガラス転移点が60
℃以下では塗装オーブンから出た塗装缶蓋材を積
み重ねたときブロツキングをおこし、第2層の塗
装を行う場合の作業性を著しくそこない、130℃
以上では塗膜が硬すぎて加工性が悪くなり、製蓋
時の加工変形部に塗膜亀裂が発生し好ましくな
い。
める際には膜厚を0.1〜5μに制御すると共に塗料
組成として硬化塗膜のガラス転移点が60〜130℃
となるように設定する必要がある。この第1層の
熱硬化型エポキシ樹脂系塗料のガラス転移点が60
℃以下では塗装オーブンから出た塗装缶蓋材を積
み重ねたときブロツキングをおこし、第2層の塗
装を行う場合の作業性を著しくそこない、130℃
以上では塗膜が硬すぎて加工性が悪くなり、製蓋
時の加工変形部に塗膜亀裂が発生し好ましくな
い。
また、第1層の膜厚は0.1〜5μ、特に0.5〜3μが
適しており、0.1μ以下では本発明の第1層の効果
である接着介在層としての効果及び圧縮衝撃力に
対する緩和効果が期待できず、5μ以上では第2
層を塗装した後の製蓋時の加工性及び巻締加工性
が悪くなり好ましくない。
適しており、0.1μ以下では本発明の第1層の効果
である接着介在層としての効果及び圧縮衝撃力に
対する緩和効果が期待できず、5μ以上では第2
層を塗装した後の製蓋時の加工性及び巻締加工性
が悪くなり好ましくない。
次に前記第1層上に形成される第2層の熱硬化
型塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料は米国特許
第3513115号公報、米国特許第3323943号公報、特
公昭44−23756号公報等で開示されているものが
適用可能であり、具体的には塩化ビニルを主成分
とし、所望によりその他の共重合成分を用いて得
られる溶剤難溶性の高分子量塩化ビニル樹脂を主
体とし、必要に応じて溶剤易溶性の塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂を併用した塩化ビニル樹脂
系オルガノゾル成分に対して、エポキシ樹脂、ア
ミノ樹脂、フエノール樹脂の少くとも一種を、好
ましくは2種以上を接着促進剤或は熱安定性改質
剤として使用し、所望により公知のエポキシ化大
豆油その他の可塑剤或は有機若しくは無機酸を官
能基として有する樹脂又は低分子化合物を物性改
良のため少量使用した熱硬化型塩化ビニル樹脂系
オルガノゾル塗料を挙げることができる。かかる
塗料を用いて第2層の塗膜を形成せしめる際に
は、膜厚を前記範囲に制御すると共に塗料組成と
しても硬化塗膜のガラス転移点が前記範囲に入る
ように設定する必要がある。
型塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料は米国特許
第3513115号公報、米国特許第3323943号公報、特
公昭44−23756号公報等で開示されているものが
適用可能であり、具体的には塩化ビニルを主成分
とし、所望によりその他の共重合成分を用いて得
られる溶剤難溶性の高分子量塩化ビニル樹脂を主
体とし、必要に応じて溶剤易溶性の塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂を併用した塩化ビニル樹脂
系オルガノゾル成分に対して、エポキシ樹脂、ア
ミノ樹脂、フエノール樹脂の少くとも一種を、好
ましくは2種以上を接着促進剤或は熱安定性改質
剤として使用し、所望により公知のエポキシ化大
豆油その他の可塑剤或は有機若しくは無機酸を官
能基として有する樹脂又は低分子化合物を物性改
良のため少量使用した熱硬化型塩化ビニル樹脂系
オルガノゾル塗料を挙げることができる。かかる
塗料を用いて第2層の塗膜を形成せしめる際に
は、膜厚を前記範囲に制御すると共に塗料組成と
しても硬化塗膜のガラス転移点が前記範囲に入る
ように設定する必要がある。
この第2層の熱硬化型塩化ビニル樹脂系オルガ
ノゾル塗料から得られる塗膜のガラス転移点が50
℃以下では前記第1層の塗膜を形成した後或は前
記第1層の上に第2層と形成せしめた塗装済み缶
蓋材を積み重ね保管しておくと夏季高温時の如く
保管温度が高い場合、ブロツキングをおこし、こ
の缶蓋材を用いて製蓋する次の工程の作業性を著
しくそこない、90℃以上では塗膜が硬すぎ加工性
が悪く製蓋時の加工部に塗膜亀裂が生じ保護被覆
効果が著しく低下し好ましくない。
ノゾル塗料から得られる塗膜のガラス転移点が50
℃以下では前記第1層の塗膜を形成した後或は前
記第1層の上に第2層と形成せしめた塗装済み缶
蓋材を積み重ね保管しておくと夏季高温時の如く
保管温度が高い場合、ブロツキングをおこし、こ
の缶蓋材を用いて製蓋する次の工程の作業性を著
しくそこない、90℃以上では塗膜が硬すぎ加工性
が悪く製蓋時の加工部に塗膜亀裂が生じ保護被覆
効果が著しく低下し好ましくない。
また、第2層の膜厚は5〜20μ特に7〜15μが
適しており、5μ以下ではタブ取り付け及びスコ
ア刻みを施した際の圧縮衝撃力によつてその直下
の第1層に生じるミクロな塗膜破壊を保護被覆す
ることができず、第2層自体にも塗膜破壊が生じ
缶蓋内面に金属露出部を生じて保護被覆効果が著
しく低下し、塗膜が20μ以上では膜厚のため塗膜
の乾燥硬化が不十分となり内容物のフレーバーに
悪影響を与えると共に巻締加工性も低下するので
好ましくない。
適しており、5μ以下ではタブ取り付け及びスコ
ア刻みを施した際の圧縮衝撃力によつてその直下
の第1層に生じるミクロな塗膜破壊を保護被覆す
ることができず、第2層自体にも塗膜破壊が生じ
缶蓋内面に金属露出部を生じて保護被覆効果が著
しく低下し、塗膜が20μ以上では膜厚のため塗膜
の乾燥硬化が不十分となり内容物のフレーバーに
悪影響を与えると共に巻締加工性も低下するので
好ましくない。
本発明の保護被覆層の第1層及び第2層の塗膜
は前記のガラス転移点の範囲及び前記の膜厚の範
囲で適切に形成される限り本発明の目的を妨げな
いが、更に最良の効果を得るためには前記第1層
及び第2層の塗膜からなる保護被覆層の全膜厚が
6〜15μで、且つ第1層の膜厚が保護被覆層の全
膜厚の30%以下に設定することが望ましい。かか
る膜厚の条件を選択設定することによりタブ取り
付け及びスコア刻みを施した際の圧縮衝撃力によ
つて破壊されることのない保護被覆効果の大きい
保護被覆層を形成することができる。即ち、保護
被覆層の厚さが6μ以下の場合は第1層及び第2
層の厚さが薄く前記の保護被覆効果が不十分とな
り、15μ以上の場合には厚膜のため内容物のフレ
ーバー特性が悪くなり、また蓋巻締加工性も低下
するので好ましくない。また保護被覆層のうち第
1層の熱硬化型エポキシ樹脂系塗料が30%以上を
占めるときには第1層の加工性の悪さが顕著とな
り、製蓋時の圧縮衝撃力による塗膜の歪に塗膜加
工性がついてゆけず金属露出部が多くなり、同時
に蓋巻締加工性も低下し実用上問題が生じる。
は前記のガラス転移点の範囲及び前記の膜厚の範
囲で適切に形成される限り本発明の目的を妨げな
いが、更に最良の効果を得るためには前記第1層
及び第2層の塗膜からなる保護被覆層の全膜厚が
6〜15μで、且つ第1層の膜厚が保護被覆層の全
膜厚の30%以下に設定することが望ましい。かか
る膜厚の条件を選択設定することによりタブ取り
付け及びスコア刻みを施した際の圧縮衝撃力によ
つて破壊されることのない保護被覆効果の大きい
保護被覆層を形成することができる。即ち、保護
被覆層の厚さが6μ以下の場合は第1層及び第2
層の厚さが薄く前記の保護被覆効果が不十分とな
り、15μ以上の場合には厚膜のため内容物のフレ
ーバー特性が悪くなり、また蓋巻締加工性も低下
するので好ましくない。また保護被覆層のうち第
1層の熱硬化型エポキシ樹脂系塗料が30%以上を
占めるときには第1層の加工性の悪さが顕著とな
り、製蓋時の圧縮衝撃力による塗膜の歪に塗膜加
工性がついてゆけず金属露出部が多くなり、同時
に蓋巻締加工性も低下し実用上問題が生じる。
尚、前記保護被覆層には所望により有機若くは
無機顔料或は充填剤等を配合することができる。
本発明に使用する缶蓋材は従来より公知のアルミ
板、錫めつき鋼板、テインフリースチール、無処
理鋼板等を使用することができるがイージーオー
ブン缶蓋への成型加工性及び缶蓋材の耐蝕性の面
からアルミ板及び錫めつき鋼板が特に好適であ
る。
無機顔料或は充填剤等を配合することができる。
本発明に使用する缶蓋材は従来より公知のアルミ
板、錫めつき鋼板、テインフリースチール、無処
理鋼板等を使用することができるがイージーオー
ブン缶蓋への成型加工性及び缶蓋材の耐蝕性の面
からアルミ板及び錫めつき鋼板が特に好適であ
る。
本発明のイージーオーブン缶蓋を製造する方法
としては、前記の金属缶蓋材の缶内面側になる面
に第1層として膜厚0.1〜5μでガラス転移点が60
〜130℃の熱硬化型エポキシ樹脂系塗料を塗布し
て塗膜を形成し次いで第1層上に第2層として膜
厚が5〜20μでガラス転移点が50〜90℃の熱硬化
型塩化ビニル樹脂系塗料を塗布して塗膜を形成し
2層構造の保護被覆層を施した缶蓋基材を作成
し、次いで該缶蓋材を用いて製蓋すると共に缶蓋
の外面にタブを取り付けると共にスコア刻みを施
す方法が適しており具体的には通常板厚0.2〜0.4
mmの金属缶蓋材上に第1層を構成する前記塗料を
任意の塗装方法、好ましくはロールコート方法に
より所望の膜厚になるように塗装し乾燥硬化せし
め、次いで第2層を構成する前記塗料を用いて第
1層と同様に塗装して2層構造の保護被覆層を形
成した缶蓋材を作成する。その際に必要に応じ缶
蓋材の外面に印刷或は任意の保護被覆層を施して
もよい。次に、該缶蓋材を比較的小さな板に裁断
し通常の製蓋工程を通すことにより、蓋円周カー
ル部にシーリングコンパウンドが塗布され、缶蓋
外面に通常0.1〜0.2mmの厚みを残すようにスコア
が刻まれ、リベツトによりタブが取り付けられた
イージーオーブン缶蓋を得ることが出来る。
としては、前記の金属缶蓋材の缶内面側になる面
に第1層として膜厚0.1〜5μでガラス転移点が60
〜130℃の熱硬化型エポキシ樹脂系塗料を塗布し
て塗膜を形成し次いで第1層上に第2層として膜
厚が5〜20μでガラス転移点が50〜90℃の熱硬化
型塩化ビニル樹脂系塗料を塗布して塗膜を形成し
2層構造の保護被覆層を施した缶蓋基材を作成
し、次いで該缶蓋材を用いて製蓋すると共に缶蓋
の外面にタブを取り付けると共にスコア刻みを施
す方法が適しており具体的には通常板厚0.2〜0.4
mmの金属缶蓋材上に第1層を構成する前記塗料を
任意の塗装方法、好ましくはロールコート方法に
より所望の膜厚になるように塗装し乾燥硬化せし
め、次いで第2層を構成する前記塗料を用いて第
1層と同様に塗装して2層構造の保護被覆層を形
成した缶蓋材を作成する。その際に必要に応じ缶
蓋材の外面に印刷或は任意の保護被覆層を施して
もよい。次に、該缶蓋材を比較的小さな板に裁断
し通常の製蓋工程を通すことにより、蓋円周カー
ル部にシーリングコンパウンドが塗布され、缶蓋
外面に通常0.1〜0.2mmの厚みを残すようにスコア
が刻まれ、リベツトによりタブが取り付けられた
イージーオーブン缶蓋を得ることが出来る。
かくして得られた本発明のイージーオーブン缶
蓋はスコア刻みの深さ、リベツトによるタブ取り
付け条件等を従来の補修を要するイージーオーブ
ン缶蓋と同じ条件に設定しても、缶蓋内面のスコ
ア直下の保護被覆層は実用上、問題となるような
破壊を受けず、内容物の充填後、レトルト処理を
行い長期間保存しても缶蓋内面には腐蝕が発生せ
ず、特にタブを引張り開口部を除去した際に、フ
エザーリングが発生することなく、すぐれた品質
を有し実用価値の高いものであつた。
蓋はスコア刻みの深さ、リベツトによるタブ取り
付け条件等を従来の補修を要するイージーオーブ
ン缶蓋と同じ条件に設定しても、缶蓋内面のスコ
ア直下の保護被覆層は実用上、問題となるような
破壊を受けず、内容物の充填後、レトルト処理を
行い長期間保存しても缶蓋内面には腐蝕が発生せ
ず、特にタブを引張り開口部を除去した際に、フ
エザーリングが発生することなく、すぐれた品質
を有し実用価値の高いものであつた。
以下、実施例をあげて説明するが部は重量部を
あらわす。また保護被覆層を構成する第1、第2
層の塗膜のガラス転移点はバイブロン(東洋ボー
ルドウイン(株)製、11サイクル、昇温条件1℃/
分)で測定した値を示す。
あらわす。また保護被覆層を構成する第1、第2
層の塗膜のガラス転移点はバイブロン(東洋ボー
ルドウイン(株)製、11サイクル、昇温条件1℃/
分)で測定した値を示す。
比較例 1
板厚0.35mm、サイズ747×824mmでリン酸クロメ
ート系表面処理の施されたアルミ板に塩化ビニル
オルガノゾル系表面処理の施されたアルミ板に、
塩化ビニルオルガノゾル用の高分子量塩化ビニル
樹脂と比較的低分子量の塩化ビニル−酢酸ビニル
−マレイン酸共重合樹脂を9:1重量比の割合で
配合した塩化ビニル樹脂を主体とし、ビスフエノ
ールA型エポキシ樹脂、レゾール型フエノール樹
脂、エポキシ化大豆油を配合しケトン系エステル
系及び炭化水素系混合溶剤を用いて固形分43重量
%に調整した熱硬化型塩化ビニル樹脂系オルガノ
ゾル塗料(A)をロールコート塗装しオーブンを通し
て205℃×10分の焼付を行い膜厚12μでガラス転
移点49℃の単一塗膜の保護被覆層を形成した。
ート系表面処理の施されたアルミ板に塩化ビニル
オルガノゾル系表面処理の施されたアルミ板に、
塩化ビニルオルガノゾル用の高分子量塩化ビニル
樹脂と比較的低分子量の塩化ビニル−酢酸ビニル
−マレイン酸共重合樹脂を9:1重量比の割合で
配合した塩化ビニル樹脂を主体とし、ビスフエノ
ールA型エポキシ樹脂、レゾール型フエノール樹
脂、エポキシ化大豆油を配合しケトン系エステル
系及び炭化水素系混合溶剤を用いて固形分43重量
%に調整した熱硬化型塩化ビニル樹脂系オルガノ
ゾル塗料(A)をロールコート塗装しオーブンを通し
て205℃×10分の焼付を行い膜厚12μでガラス転
移点49℃の単一塗膜の保護被覆層を形成した。
この塗装済み缶蓋材をオーブンで乾燥した後に
1000枚単位で積み重ね、夏季の40℃をこえる雰囲
気で保管したところ缶蓋材がブロツキングをおこ
し、缶蓋に成形するために小板とする自動裁断の
作業性が著しく悪く常のイージーオーブン缶蓋の
製造工程のラインの流れを阻害し実用に供するこ
とができなかつた。
1000枚単位で積み重ね、夏季の40℃をこえる雰囲
気で保管したところ缶蓋材がブロツキングをおこ
し、缶蓋に成形するために小板とする自動裁断の
作業性が著しく悪く常のイージーオーブン缶蓋の
製造工程のラインの流れを阻害し実用に供するこ
とができなかつた。
比較例 2
比較例1の熱硬化型塩化ビニル樹脂系オルガノ
ゾル塗料(A)のエポキシ化大豆油可塑剤の比率を変
え、塗膜のガラス転移点が72℃になるように配合
せしめた熱硬化型塩化ビニル樹脂系オルガノゾル
塗料(B)を用いる以外は、すべて比較例1と同様に
して膜厚12μ、ガラス転移点72℃の単一塗膜の保
護被覆層を形成したアルミ缶蓋材を作成した。
ゾル塗料(A)のエポキシ化大豆油可塑剤の比率を変
え、塗膜のガラス転移点が72℃になるように配合
せしめた熱硬化型塩化ビニル樹脂系オルガノゾル
塗料(B)を用いる以外は、すべて比較例1と同様に
して膜厚12μ、ガラス転移点72℃の単一塗膜の保
護被覆層を形成したアルミ缶蓋材を作成した。
該缶蓋材を1000枚ごとに積み重ねて40℃以上の
雰囲気で一週間以上の長期間放置してもブロツキ
ングは発生しなかつた。
雰囲気で一週間以上の長期間放置してもブロツキ
ングは発生しなかつた。
次いで、該缶蓋材を小板に裁断した後に通常の
製蓋工程を通し引張りタブ及びスコア刻み(スコ
アレシジヨアル0.15mm)のついた202径イージー
オーブン缶蓋を製造した。
製蓋工程を通し引張りタブ及びスコア刻み(スコ
アレシジヨアル0.15mm)のついた202径イージー
オーブン缶蓋を製造した。
得られたイージーオーブン缶蓋の内面塗膜の保
護被覆効果を調べるためにエナメルレーター試験
機を用いて測定液として1%NaCl水溶液を使用
し缶蓋内面の保護被覆層の破壊にもとずく金属露
出の程度を調べたが実用上問題となるような塗膜
破壊が生じていないことが判明した。しかし、該
イージーオーブン缶蓋を用いて250gの半田缶に
コーヒーを充填し、125℃×30分のレトルト殺菌
処理工程を通した後、タブを引張り開口したとこ
ろ、試験したすべての缶蓋(30個)にフエザーリ
ングが発生しておりその大きさは開口部の面積に
対して平均9%の割合であり、実用上問題となる
6%以上の大きさのフエザーリングが多発しコー
ヒーの如くレトルト殺菌処理を行う内容物を充填
する缶のイージーオーブン缶蓋としては実用性に
欠けるものであつた。
護被覆効果を調べるためにエナメルレーター試験
機を用いて測定液として1%NaCl水溶液を使用
し缶蓋内面の保護被覆層の破壊にもとずく金属露
出の程度を調べたが実用上問題となるような塗膜
破壊が生じていないことが判明した。しかし、該
イージーオーブン缶蓋を用いて250gの半田缶に
コーヒーを充填し、125℃×30分のレトルト殺菌
処理工程を通した後、タブを引張り開口したとこ
ろ、試験したすべての缶蓋(30個)にフエザーリ
ングが発生しておりその大きさは開口部の面積に
対して平均9%の割合であり、実用上問題となる
6%以上の大きさのフエザーリングが多発しコー
ヒーの如くレトルト殺菌処理を行う内容物を充填
する缶のイージーオーブン缶蓋としては実用性に
欠けるものであつた。
実施例 1
板厚0.35mm、サイズ747×824mmでリン酸クロメ
ート系表面処理を施したアルミ板に、第1層とし
てビスフエノールA型エポキシ樹脂とレゾール型
フエノール樹脂から得られる熱硬化型エポキシ・
フエノール樹脂塗料(イ)をロールコート塗装方法で
塗装し190℃×10分の焼付を行い膜厚1.8μでガラ
ス転移点120℃の硬化塗膜を形成した。次に第1
層上に第2層として比較例2で使用した熱硬化型
塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料(B)をロールコ
ート塗装し205℃×10分の焼付を行い膜厚10μで
ガラス転移点72℃の塗膜を形成し2層構造の保護
被覆層を有する塗装缶蓋材を得た。該缶蓋材は40
℃の雰囲気においてもブロツキングは発生しなか
つた。
ート系表面処理を施したアルミ板に、第1層とし
てビスフエノールA型エポキシ樹脂とレゾール型
フエノール樹脂から得られる熱硬化型エポキシ・
フエノール樹脂塗料(イ)をロールコート塗装方法で
塗装し190℃×10分の焼付を行い膜厚1.8μでガラ
ス転移点120℃の硬化塗膜を形成した。次に第1
層上に第2層として比較例2で使用した熱硬化型
塩化ビニル樹脂系オルガノゾル塗料(B)をロールコ
ート塗装し205℃×10分の焼付を行い膜厚10μで
ガラス転移点72℃の塗膜を形成し2層構造の保護
被覆層を有する塗装缶蓋材を得た。該缶蓋材は40
℃の雰囲気においてもブロツキングは発生しなか
つた。
次に該缶蓋材を小板に裁断した後に、通常の製
蓋工程を通して引張りタブ及びスコア刻み(スコ
アレシジユアル0.15mm)のついた202径イージー
オーブン缶蓋を製造した。
蓋工程を通して引張りタブ及びスコア刻み(スコ
アレシジユアル0.15mm)のついた202径イージー
オーブン缶蓋を製造した。
得られたイージーオーブン缶蓋内面の保護被覆
効果について比較例2と同様の条件でエナメルレ
ーター試験により調べたが実用上問題となる保護
被覆層の破壊及び金属露出はみられず良好な保護
被覆効果を有していた。更に、該イージーオーブ
ン缶蓋を用いて比較例2と同様にレトルト殺菌処
理を行いフエザーリング発生の程度を調べた結
果、開口部の面積に対し平均0.4%(測定個数30
個)であり6%以上の大きさの実用上、問題とな
るようなフエザーリングは全く発生せず、非レト
ルト用は言うまでもなくレトルト或はホツトパツ
タ用缶のイージーオーブン缶蓋として実用性の高
いものであつた。
効果について比較例2と同様の条件でエナメルレ
ーター試験により調べたが実用上問題となる保護
被覆層の破壊及び金属露出はみられず良好な保護
被覆効果を有していた。更に、該イージーオーブ
ン缶蓋を用いて比較例2と同様にレトルト殺菌処
理を行いフエザーリング発生の程度を調べた結
果、開口部の面積に対し平均0.4%(測定個数30
個)であり6%以上の大きさの実用上、問題とな
るようなフエザーリングは全く発生せず、非レト
ルト用は言うまでもなくレトルト或はホツトパツ
タ用缶のイージーオーブン缶蓋として実用性の高
いものであつた。
実施例 2
実施例1の熱硬化型エポキシ・フエノール樹脂
塗料に代え、ビスフエノールA型エポキシ樹脂に
レゾール型フエノール樹脂とブチルエーテル化尿
素樹脂を硬化剤としてブレンドした熱硬化型エポ
キシ樹脂塗料(ロ)を用いる以外はすべて実施例1と
同様にして、第1層として膜厚1.6μでガラス転移
点が100℃の熱硬化型エポキシ樹脂塗膜を形成さ
せ、該第1層上に第2層として膜厚10μでガラス
転移点が72℃の熱硬化型塩化ビニル樹脂系オルガ
ノゾル塗料(B)からなる塗膜を形成させ2層構造の
保護被覆層を形成した塗装缶蓋材を得た。
塗料に代え、ビスフエノールA型エポキシ樹脂に
レゾール型フエノール樹脂とブチルエーテル化尿
素樹脂を硬化剤としてブレンドした熱硬化型エポ
キシ樹脂塗料(ロ)を用いる以外はすべて実施例1と
同様にして、第1層として膜厚1.6μでガラス転移
点が100℃の熱硬化型エポキシ樹脂塗膜を形成さ
せ、該第1層上に第2層として膜厚10μでガラス
転移点が72℃の熱硬化型塩化ビニル樹脂系オルガ
ノゾル塗料(B)からなる塗膜を形成させ2層構造の
保護被覆層を形成した塗装缶蓋材を得た。
該缶蓋材は、夏季の40℃以上の雰囲気でもブロ
ツキングをおこすことがなかつた。
ツキングをおこすことがなかつた。
該缶蓋材を用いて実施例1と同様にして202径
のイージーオーブン缶蓋を製造した。得られたイ
ージーオーブン缶蓋の評価を行つたがエナメルレ
ーター試験では実用上問題となる保護被覆層の破
壊及び金属露出はみられなかつた。また120℃×
30分のレトルト殺菌処理を行つても実用性の高い
ものであつた。
のイージーオーブン缶蓋を製造した。得られたイ
ージーオーブン缶蓋の評価を行つたがエナメルレ
ーター試験では実用上問題となる保護被覆層の破
壊及び金属露出はみられなかつた。また120℃×
30分のレトルト殺菌処理を行つても実用性の高い
ものであつた。
実施例 3
保護被覆層の第1層として実施例2で使用した
熱硬化型エポキシ樹脂塗料(ロ)を用い、第2層とし
て比較例1で使用した熱硬化型塩化ビニル樹脂系
オルガノゾル塗料(A)中のエポキシ化大豆油の可塑
剤の比率を変え、乾燥硬化後の塗膜のガラス転移
点が68℃になるように配合した熱硬化型塩化ビニ
ル樹脂系オルガノゾル塗料(C)を用いる以外は実施
例1と同様にして、前記塗料(ロ)からなる膜厚1.6μ
でガラス転移点100℃の第1層の塗膜を形成し、
該第1層上に前記塗料(C)からなる膜厚10μでガラ
ス転移点68℃の第2層の塗膜を形成し、2層構造
の保護被覆層を形成した塗装缶蓋材を得た。該缶
蓋材は夏場でも良好な耐ブロツキング性を有し、
これを用いて製造したイージーオーブン缶蓋は、
保護被覆効果、及びレトルト殺菌処理後のフエザ
ーリングの発生の有無、その発生面積についても
実施例2とほぼ同様の良好の水準であり実用性の
高いものであつた。
熱硬化型エポキシ樹脂塗料(ロ)を用い、第2層とし
て比較例1で使用した熱硬化型塩化ビニル樹脂系
オルガノゾル塗料(A)中のエポキシ化大豆油の可塑
剤の比率を変え、乾燥硬化後の塗膜のガラス転移
点が68℃になるように配合した熱硬化型塩化ビニ
ル樹脂系オルガノゾル塗料(C)を用いる以外は実施
例1と同様にして、前記塗料(ロ)からなる膜厚1.6μ
でガラス転移点100℃の第1層の塗膜を形成し、
該第1層上に前記塗料(C)からなる膜厚10μでガラ
ス転移点68℃の第2層の塗膜を形成し、2層構造
の保護被覆層を形成した塗装缶蓋材を得た。該缶
蓋材は夏場でも良好な耐ブロツキング性を有し、
これを用いて製造したイージーオーブン缶蓋は、
保護被覆効果、及びレトルト殺菌処理後のフエザ
ーリングの発生の有無、その発生面積についても
実施例2とほぼ同様の良好の水準であり実用性の
高いものであつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属からなる蓋材の少くとも一側面に2層か
ら成る保護被覆層を設けた後に該保護被覆層を設
けた面を缶蓋内面となるように缶蓋を形成すると
共に缶蓋外面に取り除かれる開口部を限定するス
コアを形成したものにおいて、前記保護被覆層が
蓋材に接する第1層として膜厚0.1〜5μでガラス
転移点が60〜130℃の熱硬化型エポキシ樹脂系塗
料から得られる塗膜と、前記第1層上に形成され
る第2層として膜厚5〜20μでガラス転移点が50
〜90℃の熱硬化型塩化ビニル樹脂系オルガノゾル
塗料から得られる塗膜とからなることを特徴とす
るイージーオーブン缶蓋。 2 前記保護被覆層の全膜厚が6〜15μであり前
記第1層の熱硬化型エポキシ樹脂系塗料から得ら
れる塗膜の膜厚が保護被覆層の全膜厚の30%以下
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のイージーオーブン缶蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4859280A JPS56151656A (en) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | Easy-open can cover |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4859280A JPS56151656A (en) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | Easy-open can cover |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56151656A JPS56151656A (en) | 1981-11-24 |
| JPH0144582B2 true JPH0144582B2 (ja) | 1989-09-28 |
Family
ID=12807667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4859280A Granted JPS56151656A (en) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | Easy-open can cover |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56151656A (ja) |
-
1980
- 1980-04-15 JP JP4859280A patent/JPS56151656A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56151656A (en) | 1981-11-24 |
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