JPS6259637B2 - - Google Patents

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JPS6259637B2
JPS6259637B2 JP409580A JP409580A JPS6259637B2 JP S6259637 B2 JPS6259637 B2 JP S6259637B2 JP 409580 A JP409580 A JP 409580A JP 409580 A JP409580 A JP 409580A JP S6259637 B2 JPS6259637 B2 JP S6259637B2
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JP
Japan
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vinyl chloride
resin
coated
parts
coating
Prior art date
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Expired
Application number
JP409580A
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English (en)
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JPS56102973A (en
Inventor
Juzo Takahashi
Katsumi Nagai
Hiroshi Kishi
Tetsuo Sakurai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokkai Can Co Ltd
Original Assignee
Hokkai Can Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hokkai Can Co Ltd filed Critical Hokkai Can Co Ltd
Priority to JP409580A priority Critical patent/JPS56102973A/ja
Publication of JPS56102973A publication Critical patent/JPS56102973A/ja
Publication of JPS6259637B2 publication Critical patent/JPS6259637B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は耐熱水性にすぐれた内面塗装缶に関し
更に詳しくは、プライマーを塗布したテイン・フ
リー・スチールからなる缶体素材を用いた缶体の
内面を熱硬化型塩化ビニル系樹脂で保護被覆する
ことを特徴とする耐熱水性にすぐれた内面塗装缶
の製造方法に関する。 従来、食缶或は飲料缶は、缶材として錫めつき
鋼板を用いた半田缶が使用されてきたが、近年缶
材として錫を含まないテイン・フリー・スチール
を使用し、高分子接着剤によりサイドシーム部を
接合した接着缶が広く使用される様になり更に
は、サイドシーム部を溶接により接合した溶接缶
等も実用化される様になつてきた。 かゝるテイン・フリー・スチールを用いた缶体
は、接着缶に関しては、通常プライマーを塗布し
たテイン・フリー・スチールからなる缶胴ブラン
クの端縁接合部をポリアミド系接着剤を用いて接
合し、缶胴を形成せしめ、その一端に底蓋を巻締
することにより得られ、溶接缶に関しては、端縁
接合部のみが未塗装の缶胴ブランクの端縁接合部
を通常の溶接機を用いて接合し、缶胴を形成せし
め、その一端に底蓋を巻締することにより得られ
るため、かゝる缶体素材を用いて得られた缶体の
内面は、プライマー塗装段階における塗装欠陥或
は缶胴形成工程や蓋巻締工程における傷つき等に
より通常、相当量の金属露出部が出来る。 しかも、テイン・フリー・スチールは一般に錫
めつき鋼板に比べその表面処理層が薄く、傷つき
やすく、電気化学的にも錫めつき鋼板に比べ腐蝕
しやすい缶材であるため、微小傷でも金属溶出が
おこり、缶体が腐蝕するため、このまゝでは実用
上問題があり、そのため従来より缶体形成後、缶
体内面プライマー上に、更に塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体からなる熱可塑型樹脂等を塗布し缶
体内面を被覆保護するか或は、プライマーを塗布
したテイン・フリー・スチール板の缶体内面側に
対応する面に、更に熱硬化型樹脂をローラーコー
ト法により塗装し、缶体内面側をあらかじめダブ
ルコートした缶体素材を用いて缶体を形成せしめ
実用に供してきた。しかし、かゝる従来法のう
ち、熱可塑型塩化ビニル系樹脂を塗布する方法
は、用いる塗料の耐熱水性が悪い為、内容物を充
填後にレトルト殺菌処理を行うと、塗膜が白化或
は剥離し、保護被覆効果を失い缶体の耐蝕性が著
るしく低下するという問題点を有していた。 また、テイン・フリー・スチール板の缶体内面
側があらかじめダブルコートされた缶体素材を用
いて缶体を形成せしめる方法はダブルコートによ
る塗装欠陥の保護被覆効果或はその後の製缶工程
における塗膜の傷付きによる被覆欠陥を少くする
点で改良されたものであるが依然として缶体形成
までの工程で微小傷ができ、腐蝕性の強い内容物
を充填し長期間保存すると傷付部の腐蝕が進行し
鉄溶出により内容物に悪影響を与えるという問題
点を有していた。 本発明者らは、かゝる従来技術の欠点を解消
し、100℃を越す熱水或は熱水蒸気によるレトル
ト殺菌処理工程を通しても、すぐれた耐熱水性及
び耐蝕性を有する缶体を得べく検討を進めた結
果、プライマーを塗布したテイン・フリー・スチ
ールからなる缶体素材を用いて缶体を形成後、そ
の内面に対し、水酸基或はカルボキシル基の少く
とも1種を有する塩化ビニル系樹脂組成物40〜95
重量部と、アミノ樹脂或はフエノール樹脂の少く
とも1種とエポキシ樹脂とを必須成分として含有
する樹脂組成物5〜60重量部とからなる熱硬化型
塩化ビニル系樹脂塗料組成物を塗布し、前記缶体
素材面に2〜12μの硬化塗膜を形成せしめる事に
より、プライマー塗装段階における塗装欠陥或は
缶胴形成工程や蓋巻締工程における被覆塗膜への
傷つきを防止し更に内容物充填後100℃を越える
熱処理条件のレトルト殺菌処理工程でも塗膜白化
或は剥離が無く、缶内面を強固に被覆保護し金属
溶出を防止し缶の耐蝕性を向上せしめた缶体が得
られることを見出し本発明を完成した。本発明の
要旨とするところは、プライマーを塗布したテイ
ン・フリー・スチールからなる缶体素材を用いて
缶体を形成後、缶内面に対し、水酸基或はカルボ
キシル基の少くとも1種を有する塩化ビニル系樹
脂組成物40〜95重量部と、アミノ樹脂或はフエノ
ール樹脂の少くとも1種とエポキシ樹脂とを含有
する樹脂組成物5〜60重量部からなる熱硬化塩化
ビニル系樹脂組成物を塗布し、前記缶体素材面に
膜厚2〜12μの硬化塗膜を形成せしめることを特
徴とする耐熱水性にすぐれた缶体の製造方法にあ
る。 本発明においては、プライマーを塗布したテイ
ン・フリー・スチールを缶体素材として用いて缶
体を形成せしめた後、前述の如き特定の熱硬化型
塩化ビニル系樹脂組成物からなる塗料を塗布焼付
し、2〜12μの硬化塗膜を形成せしめるが、本発
明の熱硬化型塩化ビニル系樹脂組成物からなる硬
化塗膜は食缶或は飲料缶等のプライマーに対する
密着性がすぐれ、ホツトパツク或はレトルト殺菌
処理工程によつても白化或は剥離等をおこさない
ため、塗装工程、印刷工程、或は製缶工程で生じ
た缶体素材の傷つき、その他の塗膜欠陥部を完全
に被覆保護し、缶体の腐蝕或は金属溶出を防ぐ効
果を有するため、プライマーを塗装したテイン・
フリー・スチールを缶胴或は蓋に用いた接着缶、
溶接缶等の缶内面金属露出部の被覆補正塗料とし
て適しており、更にテイン・フリー・スチールか
らなるしぼり缶或はしぼりしごき缶等の缶内面塗
料の被覆性が不完全な場合における補正塗料とし
て使用することもできる。 特に、本発明の前記塗料は、比較的低温短時間
焼付により、耐熱水性及び耐蝕性のすぐれた硬化
塗膜を形成するので、サイドシームの接着強度の
面から高温焼付型塗料の適用が困難な接着缶の内
面補正塗料として好適である。 次に、本発明について更に詳しく説明すると、
まず、本発明の缶体素材であるテイン・フリー・
スチールに塗装するプライマーとしては、従来よ
り公知のプライマーが使用されエポキシ樹脂、フ
エノール樹脂、ポリエステル樹脂、アルキツド樹
脂、アミノ樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹
脂等の1種又は2種以上からなるプライマーを挙
げることができるが、特に、熱硬化型エポキシフ
エノール樹脂が金属基材の保護効果及び缶内容物
適性等の点から好適な組成であり、かゝるプライ
マーは接着缶においては、サイドシーム接着剤と
テイン・フリー・スチールとの接着介在層として
の効果も有するものであり特に好適である。 この様なプライマーの塗膜厚としては1〜9μ
が適している。 次に、前記プライマーを塗布した缶体素材を用
いて缶体を形成後、缶内面に塗布し、前記缶体素
材の金属露出部等を被覆保護する本発明の熱硬化
型塩化ビニル系樹脂組成物としては、側鎖に水酸
基或はカルボキシル基の少くとも1種を有する塩
化ビニル系樹脂組成物40〜95重量部と、アミノ樹
脂或はフエノール樹脂の少くとも1種とエポキシ
樹脂とを必須成分として含有する樹脂組成物5〜
60重量部とからなる熱硬化型塩化ビニル系樹脂組
成物が用いられる。一方の主要成分である側鎖に
水酸基或はカルボキシル基の少くとも1種を有す
る塩化ビニル系樹脂組成物としては、塩化ビニル
と酢酸ビニルを主要共重合成分とする水酸基或は
カルボキシル基の少くとも1種を有する塩化ビニ
ル系樹脂を主体とし、必要に応じ前記官能基を含
まぬ塩化ビニル系樹脂を併用した樹脂組成物を挙
げることができ、側鎖に水酸基を有する塩化ビニ
ル系樹脂としては、具体的には塩化ビニル―酢酸
ビニル共重合体を部分ケン化することにより得ら
れる水酸基含有塩化ビニル系樹脂を挙げることが
でき、側鎖にカルボキシル基を有する塩化ビニル
系樹脂としては、塩化ビニル―酢酸ビニル共重合
体製造時にマレイン酸等を共重合せしめることに
より得られるカルボキシル基含有塩化ビニル系樹
脂を挙げることができ、かゝる樹脂と併用するこ
とのできる官能基を含まない塩化ビニル系樹脂と
しては塩化ビニル―酢酸ビニル共重合樹脂等を挙
げることができる。該塩化ビニル系樹脂組成物
は、水酸基或はカルボキシル基の1種以上を必須
的に有し、かゝる官能基は本発明の熱硬化型塩化
ビニル系塗料の塗装作業性、プライマーへの密着
性をたかめ、同時に塗料中のアミノ樹脂、フエノ
ール樹脂及びエポキシ樹脂との架橋反応基となる
ものであり、水酸基としては0〜30.0×10-4
量/g、カルボキシル基としては0〜5.0×10-4
当量/gの範囲で必須的に含有するのが望ましく
特に本発明において水酸基として3.0×10-4
15.0×10-4当量/g、カルボキシル基として0.2
×10-4〜2.0×10-4当量/gの範囲で両官能基を
同時に有する塩化ビニル系樹脂組成物は単一官能
基のみを有する塩化ビニル系樹脂組成物に比べ低
温焼付けで良好な耐熱水性を有する硬化塗膜を形
成するので好しい。また該塩化ビニル系樹脂組成
物の平均重合度も200〜800、好ましくは300〜600
のものが好適である。本発明において、官能基濃
度及び重合度が上記範囲外の条件では塗装作業
性、塗膜性能等が悪くなり、耐熱水性、耐蝕性の
すぐれた保護塗膜を形成せしめることが出来ない
ので、前記水酸基含有塩化ビニル系樹脂、カルボ
キシル基含有塩化ビニル系樹脂、官能基を含まな
い塩化ビニル系樹脂等を用いて本発明の水酸基或
はカルボキシル基を有する塩化ビニル系樹脂組成
物を得る場合には、配合する各樹脂の官能基濃
度、重合度及びその配合割合を適切に設定し、前
記の条件範囲に入る様にする必要がある。かゝる
塩化ビニル系樹脂組成物の使用量は40〜95重量
部、好ましくは50〜80重量部が適しており、40重
量部以下では硬化が進みすぎ加工性が低下し、更
に塩化ビニル系樹脂の特徴である耐フレーバー性
が不良となるので好ましくない。95重量部以上で
は塗膜の硬化性が低く、耐熱水性が劣り、レトル
ト殺菌処理工程で塗膜が白化或は剥離をおこし、
缶内面の被覆効果が低下するので好ましくない。 また、前記樹脂組成物と共に本発明の熱硬化型
塩化ビニル系樹脂を構成する他方の主成分である
アミノ樹脂或はフエノール樹脂の少くとも1種と
エポキシ樹脂とを必須成分として含有する樹脂組
成物は、アミノ樹脂としてメラミン、ベンゾグア
ナミン、尿素等とアルデヒドを反応せしめたのち
アルキルエーテル化したアミノ樹脂、フエノール
樹脂として公知フエノール類の1種以上とホルム
アルデヒドを反応せしめて得られるレゾール型フ
エノール樹脂を使用することができ、またエポキ
シ樹脂としてビスフエノールAとエピハロヒドリ
ンとを縮合反応させることにより得られるエポキ
シ当量2000以下のエポキシ樹脂の如く、1分子中
に1個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂類
を好適成分として用いた樹脂組成物を挙げること
ができる。 アミノ樹脂或はフエノール樹脂の少くとも1種
とエポキシ樹脂とを含有する樹脂組成物はアミノ
樹脂、フエノール樹脂及びエポキシ樹脂、アミノ
樹脂及びエポキシ樹脂並にフエノール樹脂及びエ
ポキシ樹脂の組合わせで用いる。 かゝる成分は前記塩化ビニル系樹脂組成物と適
切に配合し使用することにより、比較的低温短時
間焼付で架橋し、良好な硬化塗膜を形成し、塗膜
の耐熱水性、プライマーに対する密着性を向上せ
しめる効果を有するものであり、本発明の熱硬化
型塩化ビニル系樹脂組成物の硬化成分として必須
的に使用する必要があり、本発明においてはアミ
ノ樹脂とエポキシ樹脂との両者を含有する組成が
特に好適である。かゝる成分の使用量は5〜60重
量部がのぞましく、5重量部以下では塗膜の硬化
性が低く、耐熱水性が不良となり、60重量部以上
では硬化が進みすぎ加工性が低下し、更に、塩化
ビニル系樹脂の特徴である耐フレーバー性が不良
となるので好ましくない。 また、本発明の熱硬化型塩化ビニル系樹脂組成
物は所望により硬化触媒やエポキシ化油その他の
樹脂或は可塑剤等を改質材として少量併用しても
さしつかえなく、公知の顔料類を適宜ブレンドし
てもさしつかえない。かゝる熱硬化型塩化ビニル
系樹脂組成物の塗膜厚としては2〜12μが適して
おり2μ以下では実質的に缶内面を被覆保護する
効果が期待できず、12μ以上では塗膜が厚くなり
すぎ、通常の焼付工程で塗膜の乾燥或は硬化が不
充分となり、内容物のフレーバーを低下させるの
で好ましくない。 次に、本発明の熱硬化型塩化ビニル系樹脂組成
物を用いプライマーを塗布したテイン・フリー・
スチールからなる缶体の内面プライマー上に、前
記膜厚の塗膜を形成せしめる方法としては、本発
明の前記樹脂組成物を適切な溶剤に溶解せしめ、
公知のスプレー塗装法により缶内面に塗布し焼付
を行う方法が適しており、溶剤としてはケトン
系、エステル系、アルコール系、炭化水素系溶剤
を樹脂の溶解性、粘度、塗装条件に応じ適切に配
合し使用すれば良く、焼付条件的には、焼付温度
130〜300℃、焼付時間1〜30分の焼付条件の範囲
で適切な焼付条件を設定することにより、耐熱水
性、耐蝕性のすぐれた硬化塗膜を形成せしめるこ
とが出来る。 かくして得られた本発明の熱硬化型塩化ビニル
系樹脂組成物を缶体形成後の缶内面に塗布し缶内
面を被覆保護した缶体は、前述の如く、塗装印
刷、製缶工程で缶内面に生じた金属露出部或はプ
ライマーの被覆性の悪い部分が完全に被覆保護さ
れており、しかも保護塗膜は、すぐれた密着性、
耐熱水性を有するため、腐蝕性の強い内容物を充
填後、100℃を越す熱水或は熱水蒸気によるレト
ルト殺菌処理工程を通しても塗膜の白化或は剥離
がなく、内容物充填後長期間保存しても良好な耐
蝕性を有するので、飲料缶、食缶等として極めて
好適なものである。以下実施例を挙げて説明する
が部は重量部をあらわす。 比較例 1 厚さ0.23mmのテイン・フリー・スチール板の缶
内面側に対応する面に約5μに、また缶外面側に
対応する面に約2μの膜厚になる様エポキシフエ
ノール系塗料を塗布焼付した缶体素材を用いて端
縁接合部にポリアミド接着剤の貼着した136.5mm
×170.4mmサイズの缶胴ブランクを作成し、その
両端部を加熱後、通常の缶胴成型機で筒状とし、
圧着冷却を行い缶胴を得た。 次いで缶胴の一端に蓋の内面側がサイズコート
されその上に塩化ビニルゾルコートが施された
202径アルミ蓋を2重巻締めし、缶体を作成し
た。 得られた缶体の内面缶胴部に、平均重合度約
400の塩化ビニル―酢酸ビニルポリマーをケトン
系、エステル系、アルコール系、炭化水素系から
なる混合溶剤に溶解した熱可塑型塩化ビニル系塗
料をスプレー塗布し、160℃×4分の加熱処理を
行い、膜厚6μの塗膜を形成せしめた内面塗装缶
体(試験缶番号1)を作成した。次に、缶内面の
金属露出部の保護被覆効果を調べるため、エナメ
ルレーター試験機(Waco Enamel Rater)を用
いて前記の缶内面が未塗装の缶体及び塗装ずみの
缶体について、缶内面の金属露出度を電流値とし
て測定すると共に、内容物としてミルクコーヒー
及びレモンテイーを充填し、所定のレトルト殺菌
処理を行い、レトルト処理直後及び室温6ケ月放
置後の缶内面状態並びに内容物の変色、鉄溶出等
について観察し、表―1に示す様な結果を得た。
なお前記内容物充填時の上蓋としては、厚さ0.26
mmのテイン・フリー・スチール板の内面側にエポ
キシフエノール樹脂からなる厚さ3μの塗膜を形
成後、更にその上に同じ塗料を用いて塗膜を形成
し、厚さ7μのダブルコート塗膜を形成せしめた
缶体素材から通常の方法で蓋を作成し、金属露出
部が実質的に無い事を確認ののち使用した。表―
1の結果より本比較例1の缶体(試験缶番号1)
は空缶のエナメルレーター値から明らかな様に、
缶内面の金属露出部の被覆効果は良好であつたが
内容物充填後レトルト処理を行うと、内面保護塗
膜が白化し長期間放置しておくと白化するのみな
らず更にブリスターが発生し、腐蝕性の強いレン
モテイーにおいては内容物の変色があり、鉄溶出
がみられ本缶体は耐熱水性、耐蝕性が不良であつ
た。 比較例 2 厚さ0.23mmのテイン・フリー・スチール板の両
面に比較例1と同じエポキシフエノール系塗料を
塗布焼付し、缶内面側に対応する面を約4μ、缶
外面側に対応する面に約2μの塗膜を形成せしめ
更に缶内面側に対応する面に対し、缶胴形成時の
サイドシーム部をのぞいた部分に前記と同じエポ
キシフエノール系塗料をロールコーターにより塗
装後焼付し膜厚4μの硬化塗膜を形成せしめ、缶
内面側がダブルコートされた缶体素材を作成し
た。この缶体素材を用いて比較例1と同様にして
缶胴を形成し、その一端に202径アルミ蓋を巻締
めし、内面塗装缶体(試験缶番号2)を作成し
た。本内面塗装缶体を使用し、比較例1と同様に
して空缶の評価及び内容物充填後の缶品質評価を
行つた。その結果、表1に示す如く、本比較例2
の缶体(試験缶番号2)は、缶内面がダブルコー
トされてはいるが、塗装印刷工程以後の工程にお
いて傷がつき、缶体形成後内面を被覆保護する後
述の実施例に比べ、エナメルレーター値が高くな
つており、内容物を充填し、レトルト処理を行つ
た場合、缶内面の白化等は無いが腐蝕性の大きい
レモンテイーを充填後長期間保存すると傷付部が
腐蝕し鉄溶出がみられた。 実施例 1 厚さ0.23mmのテイン・フリー・スチールの両面
にエポキシフエノール系塗料を塗布焼付した缶体
素材を用いて缶体を形成後、缶体の内面保護塗料
として水酸基含有塩化ビニル―酢酸ビニル共重合
体60重量%とカルボキシル基含有塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体40重量%からなる塩化ビニル系
樹脂組成物(水酸基を8.1×10-4当量/g、カル
ボキシル基を0.68×10-4当量/g含有)60部、ビ
スフエノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量
350)20部、大豆油変性エポキシ化油10部、ブチ
ル化メラミン樹脂10部をケトン系、エステル系、
アルコール系、炭化水素系からなる混合溶剤に溶
解した熱硬化型塩化ビニル系樹脂塗料(A)を用いる
以外はすべて比較例1と同様にして缶内面が前記
熱硬化型塩化ビニル系樹脂(A)からなる膜厚6μの
硬化塗膜で被覆保護された内面塗装缶体(試験缶
番号3)を得た。 同様に、缶体の内面保護被覆用塗料として、水
酸基含有塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体50重量
%、カルボキシル基含有塩化ビニル―酢酸ビニル
共重合体30重量%、塩化ビニル―酢酸ビニル共重
合体20重量%からなる塩化ビニル系樹脂組成物
(水酸基を6.8×10-4当量/g、カルボキシル基を
0.51×10-4当量/g含有)60部と、ビスフエノー
ルA型エポキシ樹脂(エポキシ当量380)20部、
大豆油変性エポキシ化油10部、ブチル化メラミン
樹脂10部をケトン系、エステル系、アルコール
系、炭化水素系からなる混合溶剤に溶解した熱硬
化型塩化ビニル系樹脂塗料(B)を用いる以外はすべ
て比較例1と同様にして缶内面が前記熱硬化型塩
化ビニル系樹脂(B)からなる膜厚6μの硬化塗膜で
被覆保護された内面塗装缶体(試験缶番号4)を
得た。 得られた内面塗装缶体(試験缶番号3及び4)
について比較例1と同様にして空缶の評価、内容
物を充填しレトルト処理を行つた後の缶内面の状
態及び内容物の評価を行い表1の示す様な結果を
得た。 この結果より、缶体形成後、本発明の熱硬化型
塩化ビニル系樹脂で缶内面を被覆保護した内面塗
装缶体(試験缶番号3及び4)は、空缶のエナメ
ルレーター値が実質的に0に近く、缶内面が完全
に被覆保護されており、ミルクコーヒー及び腐蝕
性の大きいレモンテイーを充填後レトルト処理を
行ない、長期間保存しても缶内面は白化、ブリス
ター等の異常は無く、内容物も何ら異常なく良好
な缶品質を有していた。 実施例 2 厚さ0.23mmのテイン・フリー・スチール板の缶
胴形成時の端縁接合部を除いた部分に、エポキシ
フエノール系塗料を缶内面側に対しては約5μ、
缶外面に対しては約2μの膜厚になる様塗布焼付
した缶体素材を用いて缶胴ブランクを作成し、端
縁接合部を通常の溶接機を用いて溶接接合し缶胴
を形成後、該缶胴接合部をエポキシフエノール塗
料で補正塗装し、しかるのち、缶胴の一端に比較
例1で用いた202径アルミ蓋を巻締めし缶体を作
成した。次に得られた缶体内面に対し、実施例1
の熱硬化型塩化ビニル系樹脂塗料(B)をスプレー塗
装し、160℃×4分の焼付を行い、缶内面プライ
マー上に、膜厚6μの硬化塗膜を有する内面塗装
缶(試験缶番号5)を得た。得られた内面塗装缶
を用い、比較例1と同様の缶品質試験を行ない表
1に示す様な結果を得た。この結果より本内面塗
装缶は缶内面の被覆保護性、内容物充填後の耐レ
トルト性にすぐれ、良好な缶品質を有していた。 実施例 3 実施例2において缶体の内面保護塗料として熱
硬化型塩化ビニル系樹脂塗料(B)のかわりに水酸基
含有塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体50重量%、
カルボキシル基含有塩化ビニル―酢酸ビニル共重
合体30重量%、塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体
20重量%からなる塩化ビニル系樹脂組成物(水酸
基を6.8×10-4当量/g、カルボキシル基を0.51
×10-4当量/g含有)60部と、ブチル化メラミン
樹脂7部、レゾール型フエノール樹脂3部、大豆
油変性エポキシ化油10部、ビスフエノールA型エ
ポキシ樹脂(エポキシ当量380)20部をケトン
系、エステル系、アルコール系及び炭化水素系か
らなる混合溶剤に溶解した熱硬化型塩化ビニル系
樹脂塗料(C)及び水酸基含有塩化ビニル共重合体80
重量%と塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体20重量
%とからなる塩化ビニル系樹脂組成物(水酸基
10.8×10-4当量/g含有)60部とブチル化メラミ
ン樹脂15部、大豆油変性エポキシ化油10部、ビス
フエノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量
380)15部をケトン系、エステル系、アルコール
系及び炭化水素系からなる混合溶剤に溶解した熱
硬化型塩化ビニル系塗料(D)を用い、缶内面にスプ
レー塗装をし175℃×4分の焼付を行う以外はす
べて実施例2と同様にして前記塗料(C)からなる膜
厚6μの硬化塗膜を有する内面塗装缶(試験缶番
号6)及び前記塗料(D)からなる膜厚6μの硬化塗
膜を有する内面塗装缶(試験缶番号7)を得た。
得られた内面塗装缶を用い比較例1と同様の缶品
質試験を行い表1に示すような結果を得た。 この結果より本缶体(試験缶番号6及び7)は
ともに缶内面の被覆保護性、内容物充填後の耐レ
トルト性が良好であつた。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 プライマーを塗布したテイン・フリー・スチ
    ールからなる缶体素材を用いて缶体を形成後、缶
    内面に対し、水酸基或はカルボキシル基の少くと
    も1種を有する塩化ビニール系樹脂組成物40〜95
    重量部と、アミノ樹脂或はフエノール樹脂の少く
    とも1種とエポキシ樹脂とを含有する樹脂組成物
    5〜60重量部とからなる熱硬化型塩化ビニル系樹
    脂組成物を塗布し、前記缶体素材面に膜厚2〜12
    μの硬化塗膜を形成せしめることを特徴とする耐
    熱水性にすぐれた缶体の製造方法。
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