JPH0144731B2 - - Google Patents
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- JPH0144731B2 JPH0144731B2 JP57175481A JP17548182A JPH0144731B2 JP H0144731 B2 JPH0144731 B2 JP H0144731B2 JP 57175481 A JP57175481 A JP 57175481A JP 17548182 A JP17548182 A JP 17548182A JP H0144731 B2 JPH0144731 B2 JP H0144731B2
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- ethylene oxide
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- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Description
本発明はワンシヨツト法による可撓性を有する
親水性ポリウレタンフオームの製造方法に関する
ものである。特に適度な吸水性、保水性を有する
フオームであつて、且つ熱加工が可能な可撓性を
有する親水性ポリウレタンフオームの製造方法に
関するものである。 従来、可撓性を有する親水性ポリウレタンフオ
ームの製造方法としては可撓性のポリウレタンフ
オームに吸水性重合物を添加する方法、プレポリ
マー法やワンシヨツト法による親水性基を有する
ポリオールを使用する方法を挙げることができる
がこれらは次に指摘される如き問題を包含してい
る。例えば吸水性重合物を添加する方法について
は特開昭54−37199、特開昭55−48223に開示され
ているが、これは有機ポリイソシアネートおよび
ポリオールを発泡剤および必要により触媒その他
の助剤の存在下において反応させてポリウレタン
フオームを製造するに当り、反応系内に澱粉また
はセルロースのアクリル酸(塩)グラフト重合体
等を添加して上記反応を行わせることを特徴とす
る吸水性重合体含有のポリウレタンフオームであ
る。 この方法は添加した吸水性重合体が固体である
がためフオーム中に均一に分散させることが難し
く均一性に欠き部分的に親水性に乏しい部分を生
じる欠点を有していた。また吸水性重合体は耐熱
性に劣り熱加工工程中に熱分解を起こす恐れがあ
り熱加工工程を有する二次製品の製造には不向き
であつた。 次にプレポリマー法については特開昭49−
69794に技術の一例が開示されている。 この方法は酸化エチレン含有量の高いポリオー
ルおよび有機ポリイソシアネートと反応させたプ
レポリマーを使用するが、水を多量に使用するた
め多くの尿素結合が生成し、そのため親水性が阻
害され吸水量の多い親水性ポリウレタンフオーム
は得られなかつた。またプレポリマー法は工程が
複雑となり経済性の面で不利であつた。更にワン
シヨツト法については特公昭56−43247にその技
術の一例が開示されている。 この方法は酸化エチレン含有量が65〜85重量パ
ーセントである2官能ポリオールを用い吸水性、
体積膨潤率の大きいフオームを得るものである。
しかし熱に対して非常に分解し易く、熱加工を経
て二次製品を製造する際にフオームの劣化が起こ
り、二次製品の用途が限定され、機械的強さが要
求されるような用途にはとても提供できるもので
はなかつた。 本発明はこれら従来の方法が有する諸欠点を解
消し、熱加工が可能であつて、熱加工後も適度な
吸水性、保水性を有し、且つ発泡安定性に優れる
即ち非収縮性および非崩壊性の可撓性を有する親
水性ポリウレタンフオームを得ることを目的とす
るものである。 本発明の可撓性を有する親水性ポリウレタンフ
オームの製造方法は触媒、発泡剤およびその他必
要な添加剤の存在下において、ポリオールと有機
ポリイソシアネートを反応させて製造するに当り
ポリオール成分として平均分子量が2500乃至6000
の範囲でポリオール中の全エポキシドに占める酸
化エチレンの含有量が55乃至80重量パーセントの
範囲で且つ平均官能基数が2.2乃至2.9の範囲の酸
化エチレンと他エポキシドとの共重合体からなる
ポリオールを使用し、整泡剤として前記ポリオー
ルに可溶性のヒドロキシル基を有するポリオキシ
アルキレン−シロキサン共重合体を用い、ワンシ
ヨツト法により製造することを特徴とする熱加工
が可能な可撓性を有する親水性ポリウレタンフオ
ームの製造方法である。 本発明に使用するポリオールを合成するに当
り、開始剤としては例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、
ヘキシレングリコール等のグリコール類、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、トリメチロール
エタン、ヘキサントリオール等のトリオール類が
挙げられる。開始剤は、ジオール類とトリオール
類との混合開始剤或いは単独開始剤でも良い。ま
た酸化エチレンと併用するその他のエポキシドと
しては酸化プロピレン、酸化ブチレンなどが挙げ
られる。更に酸化エチレンと他のエポキシドとの
重合は、ランダム共重合またはブロツク共重合の
どちらでも良い。なお該ポリオールの平均分子量
は2500乃至6000のものが使用できるが、本発明に
おいて前記ポリオールの平均分子量2500未満のも
のを使用すると出来上がつたフオームは機械的強
度が小さく、利用価値の少ないものとなる。また
前記ポリオールの平均分子量が6000を越えるもの
を使用すると発泡安定性が悪くなり、実用性に欠
けるものとなる。 ポリオール成分の官能基数を2.2乃至2.9の範囲
に設定することにより適度な吸水性、保水性を有
し、且つ熱加工の可能な親水性ポリウレタンフオ
ームを製造することに成功したものである。 具体的に記述すると、ポリオール成分の官能基
数を2.3に設定の場合適度な吸水性、保水性を考
慮とすると酸化エチレン含有率は少なくとも58重
量パーセント前後必要となり、また官能基数を
2.9に設定の場合には、酸化エチレン含有量は少
なくとも77重量パーセント前後必要となる。ポリ
オール成分の官能基数を増大し、ポリオールの架
橋度を上げるに伴いポリオール中の全エポキシド
に占める酸化エチレンの含有量を増量すれば理論
的には、吸水性、保水性および耐熱性の優れた親
水性フオームが製造できるように思えるが、官能
基数が2.9を越えるものについては、当然酸化エ
チレンの含有量が少なくとも80重量パーセント前
後必要となり、独立気泡の占める割合が多いフオ
ーム或いは収縮フオームとなり、正常な連通フオ
ームを得ることは出来ない。また、上記フオーム
を熱加工する段階で150℃乃至250℃の温度範囲で
熱加工を施すことにより、フオームの機械的強度
が著しく向上する事実を発見した。 ポリオールの官能基数の増大に伴い、より高い
温度で熱加工を施すことが必要となるが、官能基
数の大きいものほど熱加工前のフオームに対する
機械的強度の向上が著しい。また熱加工工程を経
ることにより機械的強度が向上し、且つ吸水性の
向上を図れる事実をも見いだすことができた。 上述の如くフオーム物性および吸水性の向上
は、親水性ポリウレタンフオームの二次加工製品
への展開をより有利にした。 本発明に使用する整泡剤は、ポリオール成分に
可溶性のヒドロキシル基を有するポリオキシアル
キレン−シロキサン共重合体であり、 一般式 からなる。 〔式中Rは平均分子量300〜700の酸化エチレンと
酸化プロピレンの共重合体を表わし、Xは10〜20
の整数を表わし、Yは3〜10の整数を表わす。但
し、ジメチルシロキサン基とオキシアルキルシロ
キサン基はランダムに配位している。〕例えばL
−5340〔日本ユニカー(株)の商品名〕、SH−193〔ト
ーレ−シリコーン(株)の商品名〕を挙げることがで
きる。該シリコーンはポリオール100部に対して
0.2〜3.0部の範囲において使用可能である。0.2未
満ではセル構造が粗になり更に減少するとフオー
ム破壊となりフオームの形成が難しくなる。また
3部以上になるとフオーム中の独立気泡の割合が
多くなり著しい場合には収縮フオームに至る。 更に本発明において使用される有機ポリイソシ
アネートは、トリレンジイソシアネート(TDI)
の2.4−異性体、2.6−異性体の単独または混合物
およびジフエニルメタンジイソシアネート等が使
用できる。触媒としては第3級アミンおよび有機
錫化合物が使用できる。また発泡剤としては水ま
たは低沸点ハロゲン化炭化水素の単独および両者
の併用も可能である。必要に応じて顔料その他の
添加剤が使用できることはいうまでもない。 本発明による親水性ポリウレタンフオームは、
以下の実施例に示すように、温度150℃〜250℃で
熱成形が可能であり、熱成形後のフオームは熱成
形前のフオームと比較して、吸水性が4〜28倍向
上し、物性は引張強度が1.4〜2倍、伸びが1.5〜
4倍と大きく向上している。 以上のことから、本発明により得られる可撓性
を有する親水性ポリウレタンフオームは従来の技
術により製造したものと比較し、次のような特徴
を有する。 (1) 適度の吸水性、保水性を有し、且つ熱加工を
可能ならしめることにより、二次加工製品への
応用展開を拡大し、実用的価値の向上に大いに
貢献することになつた。 (2) 二次加工製品の製造過程において、熱加工を
経ることによりフオームの機械的強度および吸
水性を著しく向上することができ、熱加工条件
を選択することにより、種々の要求品質に応じ
た熱加工二次製品の製造を可能にした。 本発明による可撓性を有する親水性ポリウレタ
ンフオームは従来の親水性ポリウレタンフオーム
と同様に玩具、女性用化粧用品、洗浄用具、口過
材、静電防止材、水耕用培地等の用途に活用でき
ることはいうまでもなく、その用途展開は従来フ
オームと比ぶべくもなく拡大することになつた。 以下実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 (1) ポリオールの合成 エチレングリコールを開始剤として酸化エチ
レン含有量50重量パーセントと酸化プロピレン
含有量50重量パーセントをランダム共重合させ
て分子量3000の2官能ポリオールを得た。 (2) ポリオールの合成 グリセリンを開始剤として酸化エチレン含有
量80重量パーセントと酸化プロピレン含有量20
重量パーセントをランダム共重合させて分子量
3400の3官能ポリオールを得た。 (3) ポリオールとからの可撓性を有する親水
性フオームの製造 ポリオールとポリオールの配合比を70:
30とし、平均官能基数を2.3およびポリオール
中の全エポキシドに占める酸化エチレンの含有
量を59重量パーセントに調整した。 ポリオール 70重量部 ポリオール 30重量部 水 2.5重量部 トリエチレンジアミン 0.10重量部 スタナスオクトエート 0.15重量部 L−5340〔日本ユニカー(株)商品名:前記一般式
においてRの平均分子量:300〜500 X:11〜
16、Y:4〜6〕 0.8重量部 TDI Index* 105 *反応混合物中に存在するすべての活性水素化
合物と反応するために必要なポリイソシアネート
の理論的量の100倍された比率をIndexとして表
わす。 容積500mlの紙製コツプにポリオールとポリ
オールの配合比を70:30にしたポリオール300
gを秤量し、次いでトリエチレンジアミンを水に
溶解したもの、シリコーンL−5340(整泡剤)、最
後にスタナスオクトエートを加え予備撹拌後
Index 105に相当するTDI−80(2.4−異性体と2.6
−異性体の配合比が80:20)を加え撹拌混合した
後、紙製コツプの内容物がクリーム状になりはじ
めたところでシリコーン離型紙製の箱に注入し発
泡を完結させる。 次いで90乃至100℃のオーブンで約30分間熟成
した後、一昼夜室温に放置し所定の大きさに裁断
しフオーム物性及び下記評価方法により熱圧縮試
験、吸水時間、体積膨潤率を測定する。 〇フオームの評価方法 1 熱圧縮試験 乾燥した200×200×10m/mの試験片を鉄
製の上板と下板より構成される熱圧縮機の間
に厚み2.8m/mのスペーサーを介在し、鉄
製上・下板を所定の温度に設定した後上板と
下板の間にフオームを載置し3分間熱圧縮加
工を行い、圧縮後のフオームの厚みおよび
JISK−6402に準じる方法でフオームの伸び
率、引張り強さを測定する。フオームの熱成
形性(熱圧縮工程による種々の形状への加工
性)および熱劣化の状態を確認することがで
きる。 2 吸水時間 乾燥した100×100×50m/mの試験片を水
平な台の上に載置し、1cm3の水を注射器によ
つてフオームの表面に滴下する。フオーム表
面に水が表面下に完全に吸水されるまでの時
間を秒で表わす。吸水するまでの時間が短い
程親水性の高いポリウレタンフオームであ
る。 3 体積膨潤率 乾燥した200×200×50m/mの試験片を水
中に浸漬し、8時間後の体積を測定し、元の
試験片の体積との比を倍率で示す。 倍率の大きい程、保水性に優れるポリウレ
タンフオームである。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 実施例 2 ポリオールとポリオールの配合比を30:70
とし、平均官能基数を2.7およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を71
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 実施例 3 ポリオールとポリオールの配合比を10:90
とし、平均官能基数を2.9およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を77
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 比較例 1 ポリオールとポリオールの配合比を90:10
とし、平均官能基数を2.1およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を53
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1に示す。 実施例 4 (1) ポリオールの合成 エチレングリコールを開始剤として酸化エチ
レン含有量80重量パーセントと酸化プロピレン
含有量20重量パーセントをランダム共重合させ
て分子量5000の2官能ポリオールを得た。 (2) ポリオールの合成 グリセリンを開始剤として酸化エチレン含有
量50重量パーセントと酸化プロピレン含有量50
重量パーセントをランダム共重合させて分子量
2800の3官能ポリオールを得た。 ポリオールとポリオールの配合比を70:30
とし、平均官能基数を2.3およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を71
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 実施例 5 ポリオールとポリオールの配合比を30:70
とし、平均官能基数を2.7およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を59
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 比較例 2 ポリオールとポリオールの配合比を10:90
とし、平均官能基数を2.9およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を53
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1に示す。 比較例 3 ポリオールとポリオールの配合比を90:10
とし、平均官能基数を2およびポリオール中の全
エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を53重
量パーセントに調整した以外はすべて実施例1と
同様に行つた。 評価試験の結果は表−1に示す。 比較例 4 ポリオールとポリオールの配合比を10:90
とし、平均官能基数を2およびポリオール中の全
エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を77重
量パーセントに調整した以外はすべて実施例1と
同様に行つた。 評価試験の結果は表−1に示す。
親水性ポリウレタンフオームの製造方法に関する
ものである。特に適度な吸水性、保水性を有する
フオームであつて、且つ熱加工が可能な可撓性を
有する親水性ポリウレタンフオームの製造方法に
関するものである。 従来、可撓性を有する親水性ポリウレタンフオ
ームの製造方法としては可撓性のポリウレタンフ
オームに吸水性重合物を添加する方法、プレポリ
マー法やワンシヨツト法による親水性基を有する
ポリオールを使用する方法を挙げることができる
がこれらは次に指摘される如き問題を包含してい
る。例えば吸水性重合物を添加する方法について
は特開昭54−37199、特開昭55−48223に開示され
ているが、これは有機ポリイソシアネートおよび
ポリオールを発泡剤および必要により触媒その他
の助剤の存在下において反応させてポリウレタン
フオームを製造するに当り、反応系内に澱粉また
はセルロースのアクリル酸(塩)グラフト重合体
等を添加して上記反応を行わせることを特徴とす
る吸水性重合体含有のポリウレタンフオームであ
る。 この方法は添加した吸水性重合体が固体である
がためフオーム中に均一に分散させることが難し
く均一性に欠き部分的に親水性に乏しい部分を生
じる欠点を有していた。また吸水性重合体は耐熱
性に劣り熱加工工程中に熱分解を起こす恐れがあ
り熱加工工程を有する二次製品の製造には不向き
であつた。 次にプレポリマー法については特開昭49−
69794に技術の一例が開示されている。 この方法は酸化エチレン含有量の高いポリオー
ルおよび有機ポリイソシアネートと反応させたプ
レポリマーを使用するが、水を多量に使用するた
め多くの尿素結合が生成し、そのため親水性が阻
害され吸水量の多い親水性ポリウレタンフオーム
は得られなかつた。またプレポリマー法は工程が
複雑となり経済性の面で不利であつた。更にワン
シヨツト法については特公昭56−43247にその技
術の一例が開示されている。 この方法は酸化エチレン含有量が65〜85重量パ
ーセントである2官能ポリオールを用い吸水性、
体積膨潤率の大きいフオームを得るものである。
しかし熱に対して非常に分解し易く、熱加工を経
て二次製品を製造する際にフオームの劣化が起こ
り、二次製品の用途が限定され、機械的強さが要
求されるような用途にはとても提供できるもので
はなかつた。 本発明はこれら従来の方法が有する諸欠点を解
消し、熱加工が可能であつて、熱加工後も適度な
吸水性、保水性を有し、且つ発泡安定性に優れる
即ち非収縮性および非崩壊性の可撓性を有する親
水性ポリウレタンフオームを得ることを目的とす
るものである。 本発明の可撓性を有する親水性ポリウレタンフ
オームの製造方法は触媒、発泡剤およびその他必
要な添加剤の存在下において、ポリオールと有機
ポリイソシアネートを反応させて製造するに当り
ポリオール成分として平均分子量が2500乃至6000
の範囲でポリオール中の全エポキシドに占める酸
化エチレンの含有量が55乃至80重量パーセントの
範囲で且つ平均官能基数が2.2乃至2.9の範囲の酸
化エチレンと他エポキシドとの共重合体からなる
ポリオールを使用し、整泡剤として前記ポリオー
ルに可溶性のヒドロキシル基を有するポリオキシ
アルキレン−シロキサン共重合体を用い、ワンシ
ヨツト法により製造することを特徴とする熱加工
が可能な可撓性を有する親水性ポリウレタンフオ
ームの製造方法である。 本発明に使用するポリオールを合成するに当
り、開始剤としては例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、
ヘキシレングリコール等のグリコール類、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、トリメチロール
エタン、ヘキサントリオール等のトリオール類が
挙げられる。開始剤は、ジオール類とトリオール
類との混合開始剤或いは単独開始剤でも良い。ま
た酸化エチレンと併用するその他のエポキシドと
しては酸化プロピレン、酸化ブチレンなどが挙げ
られる。更に酸化エチレンと他のエポキシドとの
重合は、ランダム共重合またはブロツク共重合の
どちらでも良い。なお該ポリオールの平均分子量
は2500乃至6000のものが使用できるが、本発明に
おいて前記ポリオールの平均分子量2500未満のも
のを使用すると出来上がつたフオームは機械的強
度が小さく、利用価値の少ないものとなる。また
前記ポリオールの平均分子量が6000を越えるもの
を使用すると発泡安定性が悪くなり、実用性に欠
けるものとなる。 ポリオール成分の官能基数を2.2乃至2.9の範囲
に設定することにより適度な吸水性、保水性を有
し、且つ熱加工の可能な親水性ポリウレタンフオ
ームを製造することに成功したものである。 具体的に記述すると、ポリオール成分の官能基
数を2.3に設定の場合適度な吸水性、保水性を考
慮とすると酸化エチレン含有率は少なくとも58重
量パーセント前後必要となり、また官能基数を
2.9に設定の場合には、酸化エチレン含有量は少
なくとも77重量パーセント前後必要となる。ポリ
オール成分の官能基数を増大し、ポリオールの架
橋度を上げるに伴いポリオール中の全エポキシド
に占める酸化エチレンの含有量を増量すれば理論
的には、吸水性、保水性および耐熱性の優れた親
水性フオームが製造できるように思えるが、官能
基数が2.9を越えるものについては、当然酸化エ
チレンの含有量が少なくとも80重量パーセント前
後必要となり、独立気泡の占める割合が多いフオ
ーム或いは収縮フオームとなり、正常な連通フオ
ームを得ることは出来ない。また、上記フオーム
を熱加工する段階で150℃乃至250℃の温度範囲で
熱加工を施すことにより、フオームの機械的強度
が著しく向上する事実を発見した。 ポリオールの官能基数の増大に伴い、より高い
温度で熱加工を施すことが必要となるが、官能基
数の大きいものほど熱加工前のフオームに対する
機械的強度の向上が著しい。また熱加工工程を経
ることにより機械的強度が向上し、且つ吸水性の
向上を図れる事実をも見いだすことができた。 上述の如くフオーム物性および吸水性の向上
は、親水性ポリウレタンフオームの二次加工製品
への展開をより有利にした。 本発明に使用する整泡剤は、ポリオール成分に
可溶性のヒドロキシル基を有するポリオキシアル
キレン−シロキサン共重合体であり、 一般式 からなる。 〔式中Rは平均分子量300〜700の酸化エチレンと
酸化プロピレンの共重合体を表わし、Xは10〜20
の整数を表わし、Yは3〜10の整数を表わす。但
し、ジメチルシロキサン基とオキシアルキルシロ
キサン基はランダムに配位している。〕例えばL
−5340〔日本ユニカー(株)の商品名〕、SH−193〔ト
ーレ−シリコーン(株)の商品名〕を挙げることがで
きる。該シリコーンはポリオール100部に対して
0.2〜3.0部の範囲において使用可能である。0.2未
満ではセル構造が粗になり更に減少するとフオー
ム破壊となりフオームの形成が難しくなる。また
3部以上になるとフオーム中の独立気泡の割合が
多くなり著しい場合には収縮フオームに至る。 更に本発明において使用される有機ポリイソシ
アネートは、トリレンジイソシアネート(TDI)
の2.4−異性体、2.6−異性体の単独または混合物
およびジフエニルメタンジイソシアネート等が使
用できる。触媒としては第3級アミンおよび有機
錫化合物が使用できる。また発泡剤としては水ま
たは低沸点ハロゲン化炭化水素の単独および両者
の併用も可能である。必要に応じて顔料その他の
添加剤が使用できることはいうまでもない。 本発明による親水性ポリウレタンフオームは、
以下の実施例に示すように、温度150℃〜250℃で
熱成形が可能であり、熱成形後のフオームは熱成
形前のフオームと比較して、吸水性が4〜28倍向
上し、物性は引張強度が1.4〜2倍、伸びが1.5〜
4倍と大きく向上している。 以上のことから、本発明により得られる可撓性
を有する親水性ポリウレタンフオームは従来の技
術により製造したものと比較し、次のような特徴
を有する。 (1) 適度の吸水性、保水性を有し、且つ熱加工を
可能ならしめることにより、二次加工製品への
応用展開を拡大し、実用的価値の向上に大いに
貢献することになつた。 (2) 二次加工製品の製造過程において、熱加工を
経ることによりフオームの機械的強度および吸
水性を著しく向上することができ、熱加工条件
を選択することにより、種々の要求品質に応じ
た熱加工二次製品の製造を可能にした。 本発明による可撓性を有する親水性ポリウレタ
ンフオームは従来の親水性ポリウレタンフオーム
と同様に玩具、女性用化粧用品、洗浄用具、口過
材、静電防止材、水耕用培地等の用途に活用でき
ることはいうまでもなく、その用途展開は従来フ
オームと比ぶべくもなく拡大することになつた。 以下実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 (1) ポリオールの合成 エチレングリコールを開始剤として酸化エチ
レン含有量50重量パーセントと酸化プロピレン
含有量50重量パーセントをランダム共重合させ
て分子量3000の2官能ポリオールを得た。 (2) ポリオールの合成 グリセリンを開始剤として酸化エチレン含有
量80重量パーセントと酸化プロピレン含有量20
重量パーセントをランダム共重合させて分子量
3400の3官能ポリオールを得た。 (3) ポリオールとからの可撓性を有する親水
性フオームの製造 ポリオールとポリオールの配合比を70:
30とし、平均官能基数を2.3およびポリオール
中の全エポキシドに占める酸化エチレンの含有
量を59重量パーセントに調整した。 ポリオール 70重量部 ポリオール 30重量部 水 2.5重量部 トリエチレンジアミン 0.10重量部 スタナスオクトエート 0.15重量部 L−5340〔日本ユニカー(株)商品名:前記一般式
においてRの平均分子量:300〜500 X:11〜
16、Y:4〜6〕 0.8重量部 TDI Index* 105 *反応混合物中に存在するすべての活性水素化
合物と反応するために必要なポリイソシアネート
の理論的量の100倍された比率をIndexとして表
わす。 容積500mlの紙製コツプにポリオールとポリ
オールの配合比を70:30にしたポリオール300
gを秤量し、次いでトリエチレンジアミンを水に
溶解したもの、シリコーンL−5340(整泡剤)、最
後にスタナスオクトエートを加え予備撹拌後
Index 105に相当するTDI−80(2.4−異性体と2.6
−異性体の配合比が80:20)を加え撹拌混合した
後、紙製コツプの内容物がクリーム状になりはじ
めたところでシリコーン離型紙製の箱に注入し発
泡を完結させる。 次いで90乃至100℃のオーブンで約30分間熟成
した後、一昼夜室温に放置し所定の大きさに裁断
しフオーム物性及び下記評価方法により熱圧縮試
験、吸水時間、体積膨潤率を測定する。 〇フオームの評価方法 1 熱圧縮試験 乾燥した200×200×10m/mの試験片を鉄
製の上板と下板より構成される熱圧縮機の間
に厚み2.8m/mのスペーサーを介在し、鉄
製上・下板を所定の温度に設定した後上板と
下板の間にフオームを載置し3分間熱圧縮加
工を行い、圧縮後のフオームの厚みおよび
JISK−6402に準じる方法でフオームの伸び
率、引張り強さを測定する。フオームの熱成
形性(熱圧縮工程による種々の形状への加工
性)および熱劣化の状態を確認することがで
きる。 2 吸水時間 乾燥した100×100×50m/mの試験片を水
平な台の上に載置し、1cm3の水を注射器によ
つてフオームの表面に滴下する。フオーム表
面に水が表面下に完全に吸水されるまでの時
間を秒で表わす。吸水するまでの時間が短い
程親水性の高いポリウレタンフオームであ
る。 3 体積膨潤率 乾燥した200×200×50m/mの試験片を水
中に浸漬し、8時間後の体積を測定し、元の
試験片の体積との比を倍率で示す。 倍率の大きい程、保水性に優れるポリウレ
タンフオームである。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 実施例 2 ポリオールとポリオールの配合比を30:70
とし、平均官能基数を2.7およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を71
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 実施例 3 ポリオールとポリオールの配合比を10:90
とし、平均官能基数を2.9およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を77
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 比較例 1 ポリオールとポリオールの配合比を90:10
とし、平均官能基数を2.1およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を53
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1に示す。 実施例 4 (1) ポリオールの合成 エチレングリコールを開始剤として酸化エチ
レン含有量80重量パーセントと酸化プロピレン
含有量20重量パーセントをランダム共重合させ
て分子量5000の2官能ポリオールを得た。 (2) ポリオールの合成 グリセリンを開始剤として酸化エチレン含有
量50重量パーセントと酸化プロピレン含有量50
重量パーセントをランダム共重合させて分子量
2800の3官能ポリオールを得た。 ポリオールとポリオールの配合比を70:30
とし、平均官能基数を2.3およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を71
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 実施例 5 ポリオールとポリオールの配合比を30:70
とし、平均官能基数を2.7およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を59
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1および表−2に示す。 比較例 2 ポリオールとポリオールの配合比を10:90
とし、平均官能基数を2.9およびポリオール中の
全エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を53
重量パーセントに調整した以外はすべて実施例1
と同様に行つた。 評価試験の結果は表−1に示す。 比較例 3 ポリオールとポリオールの配合比を90:10
とし、平均官能基数を2およびポリオール中の全
エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を53重
量パーセントに調整した以外はすべて実施例1と
同様に行つた。 評価試験の結果は表−1に示す。 比較例 4 ポリオールとポリオールの配合比を10:90
とし、平均官能基数を2およびポリオール中の全
エポキシドに占める酸化エチレンの含有量を77重
量パーセントに調整した以外はすべて実施例1と
同様に行つた。 評価試験の結果は表−1に示す。
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 触媒、発泡剤およびその他必要な添加剤の存
在下においてポリオールと有機ポリイソシアネー
トを反応させて可撓性を有する親水性ポリウレタ
ンフオームを製造するに当り、ポリオール成分と
して平均分子量が2500乃至6000の範囲でポリオー
ル中の全エポキシドに占める酸化エチレンの含有
量が55乃至80重量パーセントの範囲で且つ平均官
能基数(官能度)が2.2乃至2.9の範囲の酸化エチ
レンと他エポキシドとの共重合体からなるポリオ
ールを使用し、整泡剤として前記ポリオールに可
溶性のヒドロキシル基を有するポリオキシアルキ
レン−シロキサン共重合体を用いワンシヨツト法
により製造することを特徴とする熱加工が可能な
可撓性を有する親水性ポリウレタンフオームの製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57175481A JPS5964620A (ja) | 1982-10-06 | 1982-10-06 | 親水性ポリウレタンフオ−ムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57175481A JPS5964620A (ja) | 1982-10-06 | 1982-10-06 | 親水性ポリウレタンフオ−ムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5964620A JPS5964620A (ja) | 1984-04-12 |
| JPH0144731B2 true JPH0144731B2 (ja) | 1989-09-29 |
Family
ID=15996789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57175481A Granted JPS5964620A (ja) | 1982-10-06 | 1982-10-06 | 親水性ポリウレタンフオ−ムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5964620A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0755975B2 (ja) * | 1990-01-18 | 1995-06-14 | 第一工業製薬株式会社 | 軟質ポリウレタンフォームの製造法 |
| JPH0755976B2 (ja) * | 1990-04-03 | 1995-06-14 | 第一工業製薬株式会社 | 軟質ポリウレタンフォームの製造法 |
| JPH07100329B2 (ja) * | 1992-12-02 | 1995-11-01 | 積水化成品工業株式会社 | 吸水性シ−トの製造方法 |
| KR100469082B1 (ko) * | 2002-07-10 | 2005-02-02 | 코오롱건설주식회사 | 폐수처리용 친수성 폴리우레탄 폼 |
| JP4627207B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2011-02-09 | 株式会社フジクラ | 熱交換システム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5415997A (en) * | 1977-06-15 | 1979-02-06 | Kohkoku Chem Ind | Preparation of hydrophilic polyurethane foam |
-
1982
- 1982-10-06 JP JP57175481A patent/JPS5964620A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5964620A (ja) | 1984-04-12 |
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