JPH0144822B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144822B2 JPH0144822B2 JP56141215A JP14121581A JPH0144822B2 JP H0144822 B2 JPH0144822 B2 JP H0144822B2 JP 56141215 A JP56141215 A JP 56141215A JP 14121581 A JP14121581 A JP 14121581A JP H0144822 B2 JPH0144822 B2 JP H0144822B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- layer
- nonwoven fabric
- present
- web
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
本発明は、特に内装材として極めて有用な、新
規な不織布に関するものである。 自動車等の内装材としては、従来、染色又は印
刷を施こされた織物やポリ塩化ビニルフイルム等
に硬質ウレタンフオームを接着したものが用いら
れてきた。この内装材は、そのウレタンフオーム
の露出面に例えばヒートシールフイルム等を貼合
わせたものを加熱操作により、内装すべき本体に
被覆して用いられる。内装材片面の織物やポリ塩
化ビニルフイルム等は、染色、印刷により美観を
与え、又は触度の向上を図るため、ウレタンフオ
ームはクツシヨン性を付与するためのものであ
る。 しかし、上記内装材は、織物又はポリ塩化ビニ
ルフイルムとウレタンフオームとの接着操作が必
要であり、又使用条件によつては剥離が起こる等
の問題があり、更にウレタンフオームの為被内装
材の屈曲部への内装加工に困難が伴ない、又嵩高
いため取扱いが困難である等の問題がある。 本発明は、これら既存の内装材の問題点を解決
した新規な内装材としての不織布を提供するもの
である。 即ち、本発明は、A、Bの2層からなる不織布
で、A層はその表面に熱圧着による微小な凹部が
一面に散在し、その繊維同士が構成繊維の融点以
下の温度と圧力で接着及び/又は融着により相互
に結合されており、B層は繊維同士が三次元的に
相互に交絡してマツト状を呈しており、A層の繊
維の一部はB層の繊維と交絡し、B層の繊維の一
部はA層に入りこんで該接着及び/又は融着によ
りA層の繊維と結合してなることを特徴とする不
織布に関するものである。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明の不織布におけるA層は、100%熱可塑
性繊維からなることが好ましく、繊度は0.5〜15d
のものが用い得る。繊維同士は相互に固定され紙
のようであり、繊維間の接着又は融着が認められ
る。繊維を接着、融着させる方法として、2種以
上の繊維を混合し、あるいは2種以上の融点の異
なる成分からなる複合繊維等を用い、その融点差
を利用し、低融点側の成分の融点以上の温度で接
着、融着を行う方法により、高融点成分(繊維)
を傷めずに残し、強度を保持させるものがある
が、全体的に糊付けした布状になつて風合面では
好ましいものとは云えない。これに対し、単成分
繊維あるいは複合繊維であつても、繊維の融点以
下の温度で、圧力を加えることで、接着、融着を
行う方法がある。この方法では部分的に熱圧着さ
せることで圧着点以外では、繊維の融着も起こら
ず、形態が維持され、繊維自体の柔軟さを持ち、
強度面でも有効なものとなる。当然この方法で融
点以上の温度では圧着点以外でも繊維の溶融が起
こり、繊維の形態を残さなくなり、樹脂化した状
態で、硬く、強度低下も著しく、装置への付着
(融着)も起こり易い。 本発明の不織布は、後述の実施例で明らかなよ
うに、繊維の融点以下の温度と圧力で部分的な熱
圧着により接着及び/又は融着させたものが、風
合、強度の点から好ましい。 なお、このような熱圧着法での接着、融着は、
詳細には明らかではないが、ガーデイング時に付
与する油剤等の影響もあり、通常のカードウエブ
より、全く油剤付与もないスパンボンド法による
ウエブの法がより効果が現れ易く、その接着、融
着効果を不織布の表面効果に生かす上で片面をス
パンボンド法によるウエブとするのが好ましいと
云える。目付は30g/m2以上、50〜150g/m2、
厚みは0.2〜0.6mm程度が用いられる。表面には
2000〜6000個/10×10cm角の密度に熱圧着に基づ
く小凹部が散在する。凹部の深さは0.2〜1.0mm
で、凹部はB層に迄及んでいても差支えない。凹
部1個当りの面積は、1mm2以下、好ましくは0.8
mm2以下、更に好ましくは0.03〜0.10mm2である。こ
のような表面は平滑で毛羽の発生は防止されてお
り、印刷も容易であり、内装材表面として長期間
の使用に耐える。 B層は、天然、再生、半合成、合成の全繊維が
使用可能であり、繊度は0.5〜30dが用いられる。
A層の繊維より太いものを用いる方が好ましい。
繊維同士は三次元的に交絡してマツト状をなし、
繊維間の接着又は融着はない。目付は50〜200
g/m2、好ましくは50〜150g/m2、厚みは0.5〜
1.5mmで良い。B層は良好なクツシヨン性を具備
している。 A層繊維の一部はB層の繊維と交絡し、B層の
繊維の一部はA層に入りこんで接着及び/又は融
着によりA層の繊維と結合している。 次に本発明の不織布の代表的な製造方法につい
て述べる。先ずスパンボンド方式にて長繊維ウエ
ブを取り出し、2本の熱ロールを用いて繊維同士
が部分的又は全面的に融着しない程度に圧着して
本発明のA層材料を製造する。このA層材料は繊
維同士が強固に結合されない為に後述のニードル
パンチにより交絡し易い構造を有している。 次いで本発明のB層材料としてカード方式にて
短繊維ウエブを取り出し、A層材料に積層して、
その重合面において両材料が互に交絡するように
ニードルパンチを行なう。 かくして得られた接合材料をA層の面を凸ロー
ル側とし、平滑ロールとの間を通して熱圧着しA
層の表面にのみ熱圧着による凹部を設けて本発明
の不織布を製造する。 次に実施例を示す。 実施例 1 ポリエチレンテレフタレートチツプを紡糸温度
290℃で孔径0.25mmのノズルを有する短形紡口よ
り紡出して連続フイラメントを形成し、これらの
フイラメントを矩形状エアサツカーにより約5000
m/minの速度で牽引し移動する金網上に集積し
て単糸1.3デニールの目付70g/m2のウエブをと
り出した。このウエブを凸部形状が面積0.25mm2、
高さ0.33mm、その散在密度が7000個/10×10(cm2)
を有する凸ロールと平滑ロールの間を通して210
℃で線圧15Kg/cmで熱圧着した。 このようにして得られた本発明のA層材料は嵩
高でソフトで繊維同士が外力により容易に動き、
しかも巻き取り等の作業においても何ら支障のな
いものであつた。 次いで、本発明のB層材料として、ポリエステ
ル繊維(3.0デニール、長さ102mm)を用いて目付
100g/m2のカードウエブを取り出してA層材料
の上に積層する。 この積層材料をニードルパンチ方式により、B
層材料面が針深度15mmで針本数100本/cm2、A層
材料面は針深度9mm、針本数100本/cm2の条件で
交絡させた。このようにして得られた物は、A層
材料とB層材料がその接合面において交絡された
ものであつた。 更に、この物を凸部形状が面積0.05mm2、深さ
0.90mm、その散在密度4000/10×10(cm2)を有す
る凸ロールと平滑ロールの間を0.05mmとし、凸ロ
ールの温度221℃、平滑ロール温度113℃で通過さ
せて熱圧着して不織布を製造した。 このようにして得られた不織布は、A層がスパ
ンボンド方式よりなり更に熱圧着されていること
から表面が平滑で耐摩耗性がすぐれており、又B
層がニードルパンチ方式よりなる為にソフトな風
合と好ましい嵩高性を持つものであつた。 即ち、本発明の不織布は、スパンボンド方式に
よる不織布とニードルパンチ方式による不織布の
各々の利点を有効に活かして互の欠点を補なうも
のである。しかして本発明の不織布は片方の面が
平滑にして耐摩耗性がすぐれ、プリント又はコー
テング等の表面加工性が良く、かつソフトにして
嵩高であり、かつ寸法安定性も良く、染色加工等
にも耐えるものである。 従つて、本発明の不織布の用途は広く、カバン
材料レザー及び合皮ベース、各種芯材、カベ材、
イス張り材、車輛内装材並びにネクタイ芯等にそ
の活用が期待される。 次に本発明の不織布の物性を示す。
規な不織布に関するものである。 自動車等の内装材としては、従来、染色又は印
刷を施こされた織物やポリ塩化ビニルフイルム等
に硬質ウレタンフオームを接着したものが用いら
れてきた。この内装材は、そのウレタンフオーム
の露出面に例えばヒートシールフイルム等を貼合
わせたものを加熱操作により、内装すべき本体に
被覆して用いられる。内装材片面の織物やポリ塩
化ビニルフイルム等は、染色、印刷により美観を
与え、又は触度の向上を図るため、ウレタンフオ
ームはクツシヨン性を付与するためのものであ
る。 しかし、上記内装材は、織物又はポリ塩化ビニ
ルフイルムとウレタンフオームとの接着操作が必
要であり、又使用条件によつては剥離が起こる等
の問題があり、更にウレタンフオームの為被内装
材の屈曲部への内装加工に困難が伴ない、又嵩高
いため取扱いが困難である等の問題がある。 本発明は、これら既存の内装材の問題点を解決
した新規な内装材としての不織布を提供するもの
である。 即ち、本発明は、A、Bの2層からなる不織布
で、A層はその表面に熱圧着による微小な凹部が
一面に散在し、その繊維同士が構成繊維の融点以
下の温度と圧力で接着及び/又は融着により相互
に結合されており、B層は繊維同士が三次元的に
相互に交絡してマツト状を呈しており、A層の繊
維の一部はB層の繊維と交絡し、B層の繊維の一
部はA層に入りこんで該接着及び/又は融着によ
りA層の繊維と結合してなることを特徴とする不
織布に関するものである。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明の不織布におけるA層は、100%熱可塑
性繊維からなることが好ましく、繊度は0.5〜15d
のものが用い得る。繊維同士は相互に固定され紙
のようであり、繊維間の接着又は融着が認められ
る。繊維を接着、融着させる方法として、2種以
上の繊維を混合し、あるいは2種以上の融点の異
なる成分からなる複合繊維等を用い、その融点差
を利用し、低融点側の成分の融点以上の温度で接
着、融着を行う方法により、高融点成分(繊維)
を傷めずに残し、強度を保持させるものがある
が、全体的に糊付けした布状になつて風合面では
好ましいものとは云えない。これに対し、単成分
繊維あるいは複合繊維であつても、繊維の融点以
下の温度で、圧力を加えることで、接着、融着を
行う方法がある。この方法では部分的に熱圧着さ
せることで圧着点以外では、繊維の融着も起こら
ず、形態が維持され、繊維自体の柔軟さを持ち、
強度面でも有効なものとなる。当然この方法で融
点以上の温度では圧着点以外でも繊維の溶融が起
こり、繊維の形態を残さなくなり、樹脂化した状
態で、硬く、強度低下も著しく、装置への付着
(融着)も起こり易い。 本発明の不織布は、後述の実施例で明らかなよ
うに、繊維の融点以下の温度と圧力で部分的な熱
圧着により接着及び/又は融着させたものが、風
合、強度の点から好ましい。 なお、このような熱圧着法での接着、融着は、
詳細には明らかではないが、ガーデイング時に付
与する油剤等の影響もあり、通常のカードウエブ
より、全く油剤付与もないスパンボンド法による
ウエブの法がより効果が現れ易く、その接着、融
着効果を不織布の表面効果に生かす上で片面をス
パンボンド法によるウエブとするのが好ましいと
云える。目付は30g/m2以上、50〜150g/m2、
厚みは0.2〜0.6mm程度が用いられる。表面には
2000〜6000個/10×10cm角の密度に熱圧着に基づ
く小凹部が散在する。凹部の深さは0.2〜1.0mm
で、凹部はB層に迄及んでいても差支えない。凹
部1個当りの面積は、1mm2以下、好ましくは0.8
mm2以下、更に好ましくは0.03〜0.10mm2である。こ
のような表面は平滑で毛羽の発生は防止されてお
り、印刷も容易であり、内装材表面として長期間
の使用に耐える。 B層は、天然、再生、半合成、合成の全繊維が
使用可能であり、繊度は0.5〜30dが用いられる。
A層の繊維より太いものを用いる方が好ましい。
繊維同士は三次元的に交絡してマツト状をなし、
繊維間の接着又は融着はない。目付は50〜200
g/m2、好ましくは50〜150g/m2、厚みは0.5〜
1.5mmで良い。B層は良好なクツシヨン性を具備
している。 A層繊維の一部はB層の繊維と交絡し、B層の
繊維の一部はA層に入りこんで接着及び/又は融
着によりA層の繊維と結合している。 次に本発明の不織布の代表的な製造方法につい
て述べる。先ずスパンボンド方式にて長繊維ウエ
ブを取り出し、2本の熱ロールを用いて繊維同士
が部分的又は全面的に融着しない程度に圧着して
本発明のA層材料を製造する。このA層材料は繊
維同士が強固に結合されない為に後述のニードル
パンチにより交絡し易い構造を有している。 次いで本発明のB層材料としてカード方式にて
短繊維ウエブを取り出し、A層材料に積層して、
その重合面において両材料が互に交絡するように
ニードルパンチを行なう。 かくして得られた接合材料をA層の面を凸ロー
ル側とし、平滑ロールとの間を通して熱圧着しA
層の表面にのみ熱圧着による凹部を設けて本発明
の不織布を製造する。 次に実施例を示す。 実施例 1 ポリエチレンテレフタレートチツプを紡糸温度
290℃で孔径0.25mmのノズルを有する短形紡口よ
り紡出して連続フイラメントを形成し、これらの
フイラメントを矩形状エアサツカーにより約5000
m/minの速度で牽引し移動する金網上に集積し
て単糸1.3デニールの目付70g/m2のウエブをと
り出した。このウエブを凸部形状が面積0.25mm2、
高さ0.33mm、その散在密度が7000個/10×10(cm2)
を有する凸ロールと平滑ロールの間を通して210
℃で線圧15Kg/cmで熱圧着した。 このようにして得られた本発明のA層材料は嵩
高でソフトで繊維同士が外力により容易に動き、
しかも巻き取り等の作業においても何ら支障のな
いものであつた。 次いで、本発明のB層材料として、ポリエステ
ル繊維(3.0デニール、長さ102mm)を用いて目付
100g/m2のカードウエブを取り出してA層材料
の上に積層する。 この積層材料をニードルパンチ方式により、B
層材料面が針深度15mmで針本数100本/cm2、A層
材料面は針深度9mm、針本数100本/cm2の条件で
交絡させた。このようにして得られた物は、A層
材料とB層材料がその接合面において交絡された
ものであつた。 更に、この物を凸部形状が面積0.05mm2、深さ
0.90mm、その散在密度4000/10×10(cm2)を有す
る凸ロールと平滑ロールの間を0.05mmとし、凸ロ
ールの温度221℃、平滑ロール温度113℃で通過さ
せて熱圧着して不織布を製造した。 このようにして得られた不織布は、A層がスパ
ンボンド方式よりなり更に熱圧着されていること
から表面が平滑で耐摩耗性がすぐれており、又B
層がニードルパンチ方式よりなる為にソフトな風
合と好ましい嵩高性を持つものであつた。 即ち、本発明の不織布は、スパンボンド方式に
よる不織布とニードルパンチ方式による不織布の
各々の利点を有効に活かして互の欠点を補なうも
のである。しかして本発明の不織布は片方の面が
平滑にして耐摩耗性がすぐれ、プリント又はコー
テング等の表面加工性が良く、かつソフトにして
嵩高であり、かつ寸法安定性も良く、染色加工等
にも耐えるものである。 従つて、本発明の不織布の用途は広く、カバン
材料レザー及び合皮ベース、各種芯材、カベ材、
イス張り材、車輛内装材並びにネクタイ芯等にそ
の活用が期待される。 次に本発明の不織布の物性を示す。
【表】
測定はJIS−L−1085に従つて測定した。
以上のように本発明の不織布は、その工程途中
で発生するニードリングしたままのものに比べて
5%伸長時応力の値が高く、このことからもその
寸法安定性の優れたものであることは明らかであ
る。また、強力その他のバランスも向上する傾向
にあり、数値的表現のむつかしい風合、触感、表
面の平滑性、裏面のボリユーム感等と合せると利
用分野の広い優れた不織布であると言える。 実施例 2 実施例1で得られた本発明の不織布のA層表面
にポリアクリル酸エステル系樹脂を20g/m2コー
テイングした後色柄模様をプリントした。得られ
たものは通常のニードルパンチを施しただけの不
織布に、上記のコーテイング及び色柄プリントを
行なつたものに比べ、表面コーテイング面は毛羽
立ちもなく、平滑で安定しており、色柄プリント
も鮮明であつた。さらにこの加工した本発明の不
織布を車輛内装材として用いたが、従来表皮材の
下に用いるウレタンフオーム等のクツシヨン材を
用いなくても、嵩高い裏面の効果でソフト感に優
れ、また表面毛羽立ちもなく、寸法安定性にも優
れたものであつた。 実施例 3 実施例1と同様にしてナイロン6を紡糸して得
た単糸1.5デニールの目付70g/m2のウエブを、
実施例1と同様の凹凸ロールと平滑ロールの間を
通し170℃で線圧18Kg/cmで熱圧着し、A層材料
とした。次いで、ナイロン6繊維(3デニール、
長さ102mm)を用いた目付100g/m2のカードウエ
ブをB層材料としてA層材料に積層した。 これを実施例1と同様にニードルパンチング
し、続いて凹凸ロールと平滑ロールの間を通し
た。凹凸ロールの温度は198℃、平滑ロール115
℃、線圧5Kg/cmに設定し、A層にのみ凹凸模様
を有した本発明の不織布を製造した。 得られた本発明不織布はA層が平滑であり、ま
た耐摩耗性に優れ、B層は短繊維をニードルパン
チングした時に持つソフトな風合と嵩高性の優れ
たものであり、このA層表面はアクリル系樹脂ま
たはウレタン系樹脂をコーテイングするのに適
し、ソフト性、ボリユーム感、折れ曲り特性等優
れた特性を有する合成皮革ベース材をして有用な
ものであつた。 次に本発明不織布の物性を示す。
で発生するニードリングしたままのものに比べて
5%伸長時応力の値が高く、このことからもその
寸法安定性の優れたものであることは明らかであ
る。また、強力その他のバランスも向上する傾向
にあり、数値的表現のむつかしい風合、触感、表
面の平滑性、裏面のボリユーム感等と合せると利
用分野の広い優れた不織布であると言える。 実施例 2 実施例1で得られた本発明の不織布のA層表面
にポリアクリル酸エステル系樹脂を20g/m2コー
テイングした後色柄模様をプリントした。得られ
たものは通常のニードルパンチを施しただけの不
織布に、上記のコーテイング及び色柄プリントを
行なつたものに比べ、表面コーテイング面は毛羽
立ちもなく、平滑で安定しており、色柄プリント
も鮮明であつた。さらにこの加工した本発明の不
織布を車輛内装材として用いたが、従来表皮材の
下に用いるウレタンフオーム等のクツシヨン材を
用いなくても、嵩高い裏面の効果でソフト感に優
れ、また表面毛羽立ちもなく、寸法安定性にも優
れたものであつた。 実施例 3 実施例1と同様にしてナイロン6を紡糸して得
た単糸1.5デニールの目付70g/m2のウエブを、
実施例1と同様の凹凸ロールと平滑ロールの間を
通し170℃で線圧18Kg/cmで熱圧着し、A層材料
とした。次いで、ナイロン6繊維(3デニール、
長さ102mm)を用いた目付100g/m2のカードウエ
ブをB層材料としてA層材料に積層した。 これを実施例1と同様にニードルパンチング
し、続いて凹凸ロールと平滑ロールの間を通し
た。凹凸ロールの温度は198℃、平滑ロール115
℃、線圧5Kg/cmに設定し、A層にのみ凹凸模様
を有した本発明の不織布を製造した。 得られた本発明不織布はA層が平滑であり、ま
た耐摩耗性に優れ、B層は短繊維をニードルパン
チングした時に持つソフトな風合と嵩高性の優れ
たものであり、このA層表面はアクリル系樹脂ま
たはウレタン系樹脂をコーテイングするのに適
し、ソフト性、ボリユーム感、折れ曲り特性等優
れた特性を有する合成皮革ベース材をして有用な
ものであつた。 次に本発明不織布の物性を示す。
【表】
引裂強力はペンジユラム法で測定した。
以上のように物性上も強力的に優れ、伸度も小
さくなつており、タテ、ヨコ、安定性の優れた不
織布であることは明らかである。 比較例 1 実施例1において、ニードリング後の熱圧着に
おける凸ロール温度をポリエステル繊維の融点以
上の275℃とした以外、同様に実施した。その結
果、凸ロール側のウエブはロールに融着し、製品
にはなり得なかつた。 又、実施例1のニードリング後のウエブを融点
以上の275℃のオーブン中で1分間処理した結果、
表面繊維は溶け、全体として形態を保つものとは
なり得なかつた。このように単成分繊維のウエブ
では融点以上の処理では繊維が溶けすぎ、形態を
保たなくなる。
以上のように物性上も強力的に優れ、伸度も小
さくなつており、タテ、ヨコ、安定性の優れた不
織布であることは明らかである。 比較例 1 実施例1において、ニードリング後の熱圧着に
おける凸ロール温度をポリエステル繊維の融点以
上の275℃とした以外、同様に実施した。その結
果、凸ロール側のウエブはロールに融着し、製品
にはなり得なかつた。 又、実施例1のニードリング後のウエブを融点
以上の275℃のオーブン中で1分間処理した結果、
表面繊維は溶け、全体として形態を保つものとは
なり得なかつた。このように単成分繊維のウエブ
では融点以上の処理では繊維が溶けすぎ、形態を
保たなくなる。
【表】
比較例 2
実施例1において、ニードリング後のウエブを
表裏逆にしてカードウエブを凸ロール側として凸
ロール/平滑ロール間で熱圧着した結果、表面の
見かけ上は、本発明不織布と類似しているが、表
面の接着、融着が弱く、毛羽立ち易いものであつ
た。
表裏逆にしてカードウエブを凸ロール側として凸
ロール/平滑ロール間で熱圧着した結果、表面の
見かけ上は、本発明不織布と類似しているが、表
面の接着、融着が弱く、毛羽立ち易いものであつ
た。
Claims (1)
- 1 A、Bの2層からなる不織布で、A層はその
表面に熱圧着による微小な凹部が一面に散在し、
その繊維同士が構成繊維の融点以下の温度と圧力
で接着及び/又は融着により相互に結合されてお
り、B層は繊維同士が三次元的に相互に交絡して
マツト状を呈しており、A層の繊維の一部はB層
の繊維と交絡し、B層の繊維の一部はA層に入り
こんで該接着及び/又は融着によりA層の繊維と
結合してなることを特徴とする不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56141215A JPS5841958A (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56141215A JPS5841958A (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 不織布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5841958A JPS5841958A (ja) | 1983-03-11 |
| JPH0144822B2 true JPH0144822B2 (ja) | 1989-09-29 |
Family
ID=15286811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56141215A Granted JPS5841958A (ja) | 1981-09-08 | 1981-09-08 | 不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5841958A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009280934A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Unitika Ltd | インテリアシートおよびその製造方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6392431A (ja) * | 1986-10-08 | 1988-04-22 | Kyoraku Co Ltd | 表皮付成形品の製造方法 |
| JP2001055653A (ja) * | 1999-06-07 | 2001-02-27 | Kureha Ltd | 不織布内装材 |
| DE502004009664D1 (de) * | 2004-11-23 | 2009-08-06 | Reifenhaeuser Gmbh & Co Kg | Laminat aus zumindest drei Schichten und Verfahren zur Herstellung eines zumindest dreischichtigen Laminates |
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