JPH0145715B2 - - Google Patents
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- JPH0145715B2 JPH0145715B2 JP56165489A JP16548981A JPH0145715B2 JP H0145715 B2 JPH0145715 B2 JP H0145715B2 JP 56165489 A JP56165489 A JP 56165489A JP 16548981 A JP16548981 A JP 16548981A JP H0145715 B2 JPH0145715 B2 JP H0145715B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- grounding
- terminal
- ground
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は信号線と接地線とを配列するフラツト
ケーブルを装置に接続する場合に用いられるコネ
クタであつて、特にフラツトケーブルの各接地線
を接地板に一括して接続し該接続地と任意の信号
用接触子とを接続できる構造としたフラツトケー
ブル用コネクタに関する。
ケーブルを装置に接続する場合に用いられるコネ
クタであつて、特にフラツトケーブルの各接地線
を接地板に一括して接続し該接続地と任意の信号
用接触子とを接続できる構造としたフラツトケー
ブル用コネクタに関する。
可撓性絶縁物の内部に複数の導線を配列して構
成されたいわゆるフラツトケーブルのうち、特に
信号の伝送用として信号用の線と接地用の線とを
交互に配置した構造のものがある。この信号伝送
用フラツトケーブル(以下フラツトケーブルとい
う)を装置に接続するコネクタにおいては信号線
はそれぞれ単独の接触子によつて装置の各信号回
路に接続されるが、接地線は先ず共通の接地板等
に一括して接続し、更にその接地板を別の接触子
によつて装置の接地回路に接続する構造となつて
いるものが多い。第1図は従来のフラツトケーブ
ル用コネクタの一例の要部拡大図であつて、絶縁
物製のハウジング1内に信号用接触子2と接地用
接触子3とが配列され、各接触子の上部はハウジ
ング1の上面に突出して接続端子2a及び3aを
形成し、また下部は一対の弾性接触片4を形成し
てハウジング1の下面に開孔する端子挿入孔内に
突出し、装置側のコネクタとの嵌合時に該コネク
タのピン端子(図示せず)と結合するようになつ
ている。接続すべきフラツトケーブル5は端末の
絶縁物を切除して信号線6及び接地線7を露出さ
せる。該各線を適当な長さに切断したのち、信号
線6は各信号用接触子2の接続端子2aの部分に
半田付けにより接続するが、接地線7は反対方向
に折り返してから接地板8に一括して半田付けす
る。接地板8はほぼ長方形をなし、その両端又は
一端に短絡脚8aが設けられていて、該短絡脚8
aの先端は接地用接触子3の接続端子3aの部分
に同じく半田付けにより接続される。そしてコネ
クタを嵌合することにより各接触子は前記のごと
く装置側のピン端子と結合し、各信号線6は装置
側の信号回路に、また接地線7は一括して同じく
接地回路にそれぞれ接続されることになる。なお
信号用接触子2と接地用接触子3とは通常同一形
状のものを使用し、かつ各線同士のピツチが小さ
いために隣接する接触子の接触片が接近しすぎな
いように例えば第1図のごとく交互に逆向きに配
列する方法がとられることもある。上述の従来の
コネクタにおいては、接地板に一括して接続され
た接地線を更に装置の接地回路に接続するための
接地用接触子は、使用される接地板の形状即ち短
絡脚の位置又は数によりその位置又は数がきめら
れる。しかるに装置側の接地回路はその型により
或いは設計変更によつて変わるものであるから、
その都度コネクタ側において接地板の形状を変更
する必要があり、これは製造者側にて準備すべき
コネクタの種類又は部品点数がふえ量産の支障と
なり価格も上昇するばかりでなく使用者側にとつ
ても同様に不便である。更にフラツトケーブルと
コネクタとの組立時に、各信号線及び接地線なら
びに短絡脚と接触子の端子との接続がすべて半田
付けによつているが、一般にこの種のフラツトケ
ーブルは各線のピツチが極めて小さく従つてコネ
クタの接触子の配列も密となることから、半田付
け作業がむづかしく、時として作業中に誤つて他
の個所を破損してしまうおそれがある等作業時間
の短縮と品質保持の面からも好ましくない。
成されたいわゆるフラツトケーブルのうち、特に
信号の伝送用として信号用の線と接地用の線とを
交互に配置した構造のものがある。この信号伝送
用フラツトケーブル(以下フラツトケーブルとい
う)を装置に接続するコネクタにおいては信号線
はそれぞれ単独の接触子によつて装置の各信号回
路に接続されるが、接地線は先ず共通の接地板等
に一括して接続し、更にその接地板を別の接触子
によつて装置の接地回路に接続する構造となつて
いるものが多い。第1図は従来のフラツトケーブ
ル用コネクタの一例の要部拡大図であつて、絶縁
物製のハウジング1内に信号用接触子2と接地用
接触子3とが配列され、各接触子の上部はハウジ
ング1の上面に突出して接続端子2a及び3aを
形成し、また下部は一対の弾性接触片4を形成し
てハウジング1の下面に開孔する端子挿入孔内に
突出し、装置側のコネクタとの嵌合時に該コネク
タのピン端子(図示せず)と結合するようになつ
ている。接続すべきフラツトケーブル5は端末の
絶縁物を切除して信号線6及び接地線7を露出さ
せる。該各線を適当な長さに切断したのち、信号
線6は各信号用接触子2の接続端子2aの部分に
半田付けにより接続するが、接地線7は反対方向
に折り返してから接地板8に一括して半田付けす
る。接地板8はほぼ長方形をなし、その両端又は
一端に短絡脚8aが設けられていて、該短絡脚8
aの先端は接地用接触子3の接続端子3aの部分
に同じく半田付けにより接続される。そしてコネ
クタを嵌合することにより各接触子は前記のごと
く装置側のピン端子と結合し、各信号線6は装置
側の信号回路に、また接地線7は一括して同じく
接地回路にそれぞれ接続されることになる。なお
信号用接触子2と接地用接触子3とは通常同一形
状のものを使用し、かつ各線同士のピツチが小さ
いために隣接する接触子の接触片が接近しすぎな
いように例えば第1図のごとく交互に逆向きに配
列する方法がとられることもある。上述の従来の
コネクタにおいては、接地板に一括して接続され
た接地線を更に装置の接地回路に接続するための
接地用接触子は、使用される接地板の形状即ち短
絡脚の位置又は数によりその位置又は数がきめら
れる。しかるに装置側の接地回路はその型により
或いは設計変更によつて変わるものであるから、
その都度コネクタ側において接地板の形状を変更
する必要があり、これは製造者側にて準備すべき
コネクタの種類又は部品点数がふえ量産の支障と
なり価格も上昇するばかりでなく使用者側にとつ
ても同様に不便である。更にフラツトケーブルと
コネクタとの組立時に、各信号線及び接地線なら
びに短絡脚と接触子の端子との接続がすべて半田
付けによつているが、一般にこの種のフラツトケ
ーブルは各線のピツチが極めて小さく従つてコネ
クタの接触子の配列も密となることから、半田付
け作業がむづかしく、時として作業中に誤つて他
の個所を破損してしまうおそれがある等作業時間
の短縮と品質保持の面からも好ましくない。
本発明は従来のフラツトケーブル用コネクタに
おける上述の如き各欠点を解決するためになされ
たものであつて、その目的とする所は、各接地線
は一括して接地板に接続されるが、該接地板は信
号用接触子とほぼ同一構造であつて該信号用接触
子と交換することができる接地用接触子により装
置の接地回路と接続することができるほか、フラ
ツトケーブルの各導線とコネクタの各端子との接
続はすべて圧接式として半田付けを必要としない
構造としたフラツトケーブル用コネクタを提供す
ることにある。
おける上述の如き各欠点を解決するためになされ
たものであつて、その目的とする所は、各接地線
は一括して接地板に接続されるが、該接地板は信
号用接触子とほぼ同一構造であつて該信号用接触
子と交換することができる接地用接触子により装
置の接地回路と接続することができるほか、フラ
ツトケーブルの各導線とコネクタの各端子との接
続はすべて圧接式として半田付けを必要としない
構造としたフラツトケーブル用コネクタを提供す
ることにある。
以下図面を参照しつつ本発明の一実施例につき
詳細に説明する。第2図及び第3図は本発明にか
かるフラツトケーブル用コネクタ10の一部切断
しかつ省略した斜視図であつて、第2図はインシ
ユレータ組立20にカバー50を結合させる前の
状態を示しケーブル押さえ60は省略してある。
第3図はコネクタ10の組立完成状態であつて、
フラツトケーブル5が接続されインシユレータ組
立20、カバー50及びケーブル押さえ60が一
体に結合されている。インシユレータ組立20は
インシユレータ21、複数の信号倫接触子30,
1個又は複数の接地用接触子31及び接地板40
とからなり、インシユレータ21の上面(図の上
方、以下同じ)側から導線を露出させたフラツト
ケーブル5の端末部を保持したカバー50を接近
させ押圧することにより、各導線が各接触子30
及び31並びに接地板40に圧接接続されるとと
もにカバー50もインシユレータ組立20に結合
される。その後更にカバー50上方よりケーブル
押さえ60をかぶせて押圧すると、該ケーブル押
さえ60もカバー50及びインシユレータ組立2
0と一体に結合してフラツトケーブル用コネクタ
10が組立てられるものである。次に各部の説明
を行なう。先ず信号用接触子30は第4図aのよ
うな外形を有しており同図bはその展開図であ
る。端子32は基体部33から直角に延び、その
中心線上には圧入スロツト34と該圧入スロツト
の開放端より外方に広がるようにテーパ部分を形
成する圧入ガイド部35とが設けられる。なお圧
入スロツト34の巾寸法は接続すべきフラツトケ
ーブルの信号線6の外径よりもやや小さい値とす
る。信号用接触子30は、その基体部33が第4
図bの各点線に沿つて一方に直角に曲げられて枠
形部分が形成されるとともに、同図aのごとく一
対の接触片36は互いにその先端部が対向して接
近するように偏倚され、次にその先端付近におい
て更に接近する方向に接触突条36aを形成した
のち先端は互いに離れるように外方に曲げられて
受入端部36bを形成する。なお第4図aにおけ
る曲げ成形後の基体部33における寸法eは後出
のインシユレータ21への圧入に適した寸法とな
つている。次に第5図は接地用接触子31の外形
図及び展開図であるが、該接地用接触子31は前
記の信号用接触子30と類似しているので、両者
の同一機能部分については同一符号で示しかつ説
明は省略する。接地用接触子31におけるスロツ
ト34等を含む端子32、基体部33及び接触片
36は何れも信号用接触子30と同一形状であつ
たその基体部33の寸法eも等しくなつている
が、基体部33の端子32と反対側の端部から端
子32と同一方向に接地板接続部37が突出する
点が異なる。該接続部37は中心線に沿つて設け
られたすり割り38によつて対称な2個の片37
a,37aに分割され、該片の各外縁37bは上
方に向かつて互いに内方に傾斜し、その上部は互
いに一旦外方に突出する係止突起37c,37c
を形成したのち互いに内方に向かつて高さを増す
ような斜縁37dに続く。本接続部37はそのす
り割り38によつて、上記外縁37b又は係止突
起37cにすり割りの中心線方向への力が加わつ
た場合にそのすり割り38の巾が小さくなる方
向、即ち第5図bにおける係止突起37cの先端
間の距離f1、或いは係止突起37cと外縁37b
との間の段部37e,37e間の距離f2が小さく
なるように弾性変形することができる。次に接地
板40は第6図に示すようにほぼ長方形の金属板
であつて、その長手方向の全長及び長手方向に直
角な方向の巾gは後出のインシユレータ21の上
面の寸法と一致する。接地板40の面には端子貫
通孔41が複数個透設されており、各貫通孔はす
べて同形で2列に配列される。上記貫通孔41は
第6図dに示すごとく長径部41aと短径部41
bとからなるほぼL字形をなし、各列の短径部4
1bが互いに反対方向を向くような配置となつて
いる。ここで長径部41aの内法h及びiは第4
図aにおける信号用接触子30の端子32部分の
最大巾j及び厚みkよりも十分大きくされてい
る。また短径部41bの長手方向の内法lは、第
4図bにおける接地用接触子31の接地板接続部
37の寸法f2より僅かに小さくなつている。接地
板40の長手方向の一方の側縁42からは複数の
突片43が接地板の面と同一面上にて突出し、ま
た他方の側縁44からは正面図及び側面図である
第6図b及びcに示すように同一形状の複数の接
地線端子45及び46が接地板の面と直角の方向
に突出して形成されている。端子45及び46は
側縁44と平行でかつ端子45が中心線に近い側
に、端子46は遠い側にあるように千鳥状に配列
され、その配列ピツチは接続されるフラツトケー
ブル5における接地線7のピツチと一致してい
る。なお上記接地線7のピツチは第2図にmに示
される値である。接地線端子45及び46の形状
は前記の信号用接触子30の端子32とほぼ同一
形状であるがただその圧入スロツト45a及び4
6aの巾は接地線7の直径よりもやや小さい寸法
となつている。なお端子45及び46が千鳥配置
であるのは、上記圧入スロツト45a及び46a
に後記のごとくフラツトケーブルの接地線が圧入
されるとき該スロツトが僅かに広がる様に弾性変
形するから、各端子の側縁が互いに当接して圧入
動作に支障を生ずることがないようにするためで
ある。次に第2図を参照して、インシユレータ2
1はほぼ直方体をなす絶縁物製のブロツクであつ
て、その長手方向に平行で対向する両側面から上
方に延長する側壁22及び23が設けられ、該両
側壁の間のインシユレータ21の部分は平面であ
つて上面24を形成する。ここで側壁22及び2
3間の内法寸法は前記の接地板40の巾gと等し
くされ、また上面24の長手方向の全長も接地板
40の全長と等しくなつているから、接地板40
は上面24に重なつた位置に装着することができ
かつ側壁22及び23によつて容易に外れない程
度に挾持されることとなる。側壁22にはその上
縁22aから上面24の間に垂直に切り込み22
bが複数個形成される。また側壁23は側壁22
よりもやや高さが低くなつており、同じくその上
縁23aから上面24にかけて切り込み23bが
形成されるが、切り込み22bの数及び位置は前
記接地板の突片43のそれと一致し、また切り込
み23bの数及び位置は接地板40の内側の接地
線端子45の数及び位置と一致するようになつて
いる。次にインシユレータ21の上面24から下
面25の間を貫通して信号用接触子30及び接地
用接触子31を取付けるための複数の接触子取付
孔26が貫設されるほか、インシユレータ21の
長手方向と直角な両側面27にはコネクタ組立時
のカバー50及びケーブル押さえ60の係止用と
して係合突起27a及び27bが突設されてい
る。上記接触子取付孔26の上部の横断面形状は
前記各接触子30及び31の基体部33の部分の
横断面輪郭と等しくなつているが、第4図又は第
5図aにおける寸法eの部分に対応する個所の寸
法は圧入の目的のためにeよりもやや小さくなつ
ている。更に取付孔26の中間付近より下方にか
けては上記の基体部33の横断面輪郭よりやや小
さい寸法となり、その部分に接触子が挿入された
とき基体部33の下縁33aが当接してその前進
が止められるための段部(図示せず)が形成され
る。またインシユレータ下面25に開口する部分
はその断面寸法が更に小さくなつてピン端子挿入
口26を形成する。該挿入口26aは本コネクタ
10を装置側のコネクタ(図示せず)と結合させ
るときに相手側ピン端子を各接触子30又は31
の接触片36間に正しく嵌入させるための導入口
である。各接触子30及び31はインシユレータ
上面24側よりその接触片36を先にして取付孔
26内に挿入されるが、その場合前記のごく各接
触子の基体部33における寸法eが取付孔26の
対応する部分の寸法よりも僅かに大きいから、各
接触子は取付孔26に対し圧入状態にて挿入され
また前記の段部のために接触子は一定位置以上挿
入されず停止する。これにより各接触子30及び
31は取付孔26内の一定位置にあつて容易に動
いたり抜け出したりするようなことなく十分に保
持される。なお接触子取付孔26はインシユレー
タ21の長手方向に2列に配列され、かつ上記各
列間においては千鳥形の配置となつており、また
該取付孔に挿入される接触子は同列内では同一位
置をとるが各列間では逆向きとなる。即ち第2図
又は第3図に示すようにその端子35が各列間で
互いに接近するような位置となつている。これは
各信号用接触子30にはフラツトケーブル5の信
号線6が接続されるために各信号用接触子の端子
32部分(即ち圧入スロツト34)の配列ピツチ
がフラツトケーブル5の信号線6のピツチ(第2
図におけるmと同一となる)と一致する必要があ
り、しかもピツチmは小さい値であるから、信号
用接触子30を1列ではなく上記のごとく2列の
千鳥状に配列することによつて、その圧入スロツ
トのピツチを信号線のピツチと一致させることが
可能となるほか、端子部分が互いに接近させられ
るのでコネクタ全体を小型にまとめることができ
る。次に接地板を装置の接地回路に接続するため
の接触子としては(第4図の信号用接触子30の
代りに)第5図の接地用接触子31を用いる。接
地用接触子31も接地板接続部37が設けられて
いる以外は信号用接触子と基体部33等の寸法は
同じであるから信号用接触子30と同様に扱うこ
とができ、該接地用接触子は装置側の接地回路に
接続するピン端子に対応する端子挿入孔の位置に
挿入される。各接触子30及び31の挿入後、接
地板40をその接地線端子45及び46を上方に
してインシユレータ21の上面24側からかぶせ
ると、各接触子30,31の端子32部分と接地
板の端子貫通孔26との位置は一致しておりまた
各端子32の巾jと厚みkの寸法は前記のごとく
貫通孔41の長孔部41aの対応する寸法h及び
iよりも小さくされているから、端子32は貫通
孔40内をその周縁と接触することなく容易に通
過する。しかし接地用接触子31の位置において
は、上方に突出する接地板接続部37が貫通孔4
0の短径部41bとその位置が一致しており、接
続部37の先端は一部分が上記短径部41b内に
嵌入するが、前記のごとくその係止突起37c,
37cの先端間の巾f1が短径部41bの寸法lよ
りも大きいので接地板40は一旦停止する。しか
しそのまま更に接地板40をインシユレータ上面
24側に押圧すると、接続部の片37aの斜面3
7dに生ずる分力のため片37a,37aはその
すり割り38の巾を小さくする方向に偏倚され、
巾f1が貫通孔40の寸法lと等しくなつた時に係
止突起37cが貫通孔の短径部41bを通過し、
同時に片37a,37aも弾性復帰する。しかし
正常時における接続部の段部37e,37e間の
距離f2はなお上記の寸法lよりも僅かに大きいか
ら、片37a,37aは弾性復帰力を残留したま
ま上記の段部37eの個所で貫通孔40の短径部
に弾接し、また係止突起37cが接地板の上面に
突出しているため接地板40は係止され上方に抜
け出すことはない。なお接地用接触子31が挿入
孔26内に正しく挿入されている状態においてイ
ンシユレータの上面24から接続部37の段部3
7eまでの高さは接地板40の厚みとほぼ等しく
されているから、接地板40は上面24に密着し
た位置で接触子31により係止されることとな
る。そして接続部37が上記の残留弾性復帰力に
より接地板の貫通孔41の縁辺と十分弾接するこ
とにより接続部37即ち接地用接触子31と接地
板40とが電気的に安定に接触することとなる。
上述のごとくこの接地用接触子31は信号用接触
子30と基体部33が同一形状であつてそれぞれ
任意の接触子取付孔26に挿入することが可能で
ありまた簡単な工具を用いて挿入孔から抜去する
こともできるから、コネクタの組立時又は使用中
において装置側の接地回路に応じて接地用接触子
31の挿入位置又はその数等を変更することは容
易である。接地板40は前記のごとく接続部37
により接地用接触子と一体に係止されてインシユ
レータの上面24に密接し、またその一方の縁辺
42に設けた各突片43が側壁22の切り込み2
2b内に遊嵌され、更に他方の側壁23に設けら
れた切り込み23bの個所には接地線端子46が
遊嵌され、該側壁23の内側面には接地線端子4
5の外側の面が当接するようになつているので、
前記の接地板40の巾gとインシユレータ21の
側壁22,23間の寸法関係と関連し接地板40
は使用状態においてもガタついたり外れたりする
ことなくインシユレータ21に固定される。各接
触子30及び31並びに接地板40をインシユレ
ータ21に取付けた状態において、各接触子及び
接地板の端子の圧入スロツト34及び45a,4
6aの各部分、特に圧入スロツトの閉塞端のイン
シユレータ上面上の高さがほぼ等しくなるように
構成されるがこれは後出の導線接続時に必要な条
件である。次に第2図及び第3図を参照して、カ
バー50は絶縁物製の長方形のブロツクであつて
本体部51と、本体部の長手方向の両端に本体部
51から直角に突出して形成された係合腕52,
52とからなる。本体部51の上面から下面54
の間を貫通してその長手方向と平行にケーブル貫
通溝55が設けられ、また下面54には複数の端
子嵌入孔56が同じく長手方向に配列される。こ
こで該端子嵌入孔56は、本カバー50とインシ
ユレータ組立20とを結合させた場合に各接触子
30,31の端子32及び接地板40の各接地線
端子45,46と一致する位置に設けられ結合時
にその内部に上記端子が嵌入しうる寸法でなけれ
ばならない。但し製造上の理由で該嵌入孔56は
カバーの上面53まで貫通しなくても或いは貫通
した形状であつても差支えない。但しその下面5
4側開口部の短辺方向の寸法は端子部分の厚み寸
法k(第4図a参照)よりも僅かに大きい程度で
あることが次の導線圧入時における導線保持のた
めに望ましい。更に下面54にはその長手方向と
直角の方向に複数の導線保持溝57が設けられ
る。該保持溝57は下面54より上面53方向に
例えば3角形状に切り込まれた形状を有し、該3
角形の頂点付近にてフラツトケーブル5の各導線
6又は7を保持して導線の各端子への接続時に導
線を保持する働きをするものである。従つて各保
持溝57の位置は、カバー50とインシユレータ
組立20との結合時に各端子34,45,46の
圧入スロツトと正しく対向する位置でなくてはな
らない。フラツトケーブル5の各導線を各端子に
接続し、かつカバー50とインシユレータ組立2
0とを結合したコネクタ10を組立てる手順は次
の通りである。先ずフラツトケーブル5の端部を
カバー50の上面53側からケーブル貫通溝55
内を通過して下面54に突出させた状態で、ケー
ブル端を次のごとく加工する。即ちフラツトケー
ブル5端末の絶縁物を必要長のみ切断して取除き
各導線を露出させ、次に各導線を絶縁物の切断端
面付近よりフラツトケーブルの面に対し直角に曲
げ成形するがその場合信号線6と接地線7とは互
いに逆方向に曲げる。即ち第2図においては信号
線6は信号用接触子30の端子32が嵌入する嵌
入孔56のある側に、接地線7は接地線端子4
5,46が嵌入する嵌入孔56のある側にそれぞ
れ曲げられる。そして前記のごとくカバーの下面
54に設けられた各導線保持溝57の位置と配列
ピツチは、ケーブルにおける信号線6及び接地線
7の位置及びピツチと一致するように構成されて
いるので、上記各線を曲げ成形後カバー下面54
に向つて押圧することにより、各線はそれぞれ対
応する保持溝57内に嵌入し整列される。但し接
地線7においてはそのフラツトケーブル5最外側
にあるものを除きすべて2本づつ平行しているの
で1個の保持溝57内に2本が嵌入することとな
る。以上のフラツトケーブルの端末の加工とカバ
ー50への組立は通常専用の治工具(図示せず)
を用いることにより速やかにかつ容易に行なうこ
とが可能である。次にフラツトケーブル5と一体
になつたカバー50を正しくインシユレータ21
の上面24に対向させつつ接近させると、各端子
32,45,46の先端が先ず端子嵌入孔56内
に嵌入し、同時に各導線が端子の圧入ガイド部3
5に当接して圧入スロツト34開口端に導かれ
る。そしてそのまま更にカバー50をインシユレ
ータ21に押圧すると、各導線は保持溝57によ
りその両側を支えられるから殆ど曲がるようなこ
となくこのまま圧入スロツト34内に圧入されて
ゆき、また2本平行する接地線7は2本が上下に
重なつた形で圧入される。そしてカバー50を十
分インシユレータ21に押圧すると、各導線は各
端子の圧入スロツト34のほぼ閉塞端付近に達し
導線とスロツトの端面とが圧接して電気的に十分
な接触状態になるとともに、カバー50の下面5
4がそれぞれインシユレータ21の両側壁22及
び23の上縁22a及び23aに当接してカバー
50は停止する。一方、カバー50の両側面に設
けられた係合腕52はカバー50とインシユレー
タ21との接近によりインシユレータ21の長手
方向と直角な両側面27に突設された係合突起2
7b及び27aを弾性変形して乗り越えた後、上
記係合腕の係合面52aが係合突起27aの下面
に係合するから、カバー50は上方へ抜け出すこ
となくインシユレータ組立20と一体に結合され
る。次にカバー50上面53より突出しているフ
ラツトケーブル5を第3図の如く左方に曲げ、そ
の上方よりケーブル押さえ60をかぶせる。ケー
ブル押さえ60は長方形の絶縁物製で第3図に示
すような一方の脚が短いコ字形断面を有し、その
長手方向の両端には金属板製の係合腕61が一体
に設けられている。このケーブル押さえ60をカ
バー50の上方よりかぶせることにより、フラツ
トケーブル5はカバー上面5はカバー上面53と
ケーブル押さえ60の下面との間に挾持され、そ
れによりケーブルに外力が加わつてもコネクタ内
では動くことなく安定に保持される。ケーブル押
さえ60はその係合腕61が、カバーの係合腕5
2の内側を摺動しつつ前進してインシユレータ2
1の係合突起27bを乗り越えて該突起と係合状
態となることにより、ケーブル押さえ60はイン
シユレータ21と一体になり容易に外れることは
ない。
詳細に説明する。第2図及び第3図は本発明にか
かるフラツトケーブル用コネクタ10の一部切断
しかつ省略した斜視図であつて、第2図はインシ
ユレータ組立20にカバー50を結合させる前の
状態を示しケーブル押さえ60は省略してある。
第3図はコネクタ10の組立完成状態であつて、
フラツトケーブル5が接続されインシユレータ組
立20、カバー50及びケーブル押さえ60が一
体に結合されている。インシユレータ組立20は
インシユレータ21、複数の信号倫接触子30,
1個又は複数の接地用接触子31及び接地板40
とからなり、インシユレータ21の上面(図の上
方、以下同じ)側から導線を露出させたフラツト
ケーブル5の端末部を保持したカバー50を接近
させ押圧することにより、各導線が各接触子30
及び31並びに接地板40に圧接接続されるとと
もにカバー50もインシユレータ組立20に結合
される。その後更にカバー50上方よりケーブル
押さえ60をかぶせて押圧すると、該ケーブル押
さえ60もカバー50及びインシユレータ組立2
0と一体に結合してフラツトケーブル用コネクタ
10が組立てられるものである。次に各部の説明
を行なう。先ず信号用接触子30は第4図aのよ
うな外形を有しており同図bはその展開図であ
る。端子32は基体部33から直角に延び、その
中心線上には圧入スロツト34と該圧入スロツト
の開放端より外方に広がるようにテーパ部分を形
成する圧入ガイド部35とが設けられる。なお圧
入スロツト34の巾寸法は接続すべきフラツトケ
ーブルの信号線6の外径よりもやや小さい値とす
る。信号用接触子30は、その基体部33が第4
図bの各点線に沿つて一方に直角に曲げられて枠
形部分が形成されるとともに、同図aのごとく一
対の接触片36は互いにその先端部が対向して接
近するように偏倚され、次にその先端付近におい
て更に接近する方向に接触突条36aを形成した
のち先端は互いに離れるように外方に曲げられて
受入端部36bを形成する。なお第4図aにおけ
る曲げ成形後の基体部33における寸法eは後出
のインシユレータ21への圧入に適した寸法とな
つている。次に第5図は接地用接触子31の外形
図及び展開図であるが、該接地用接触子31は前
記の信号用接触子30と類似しているので、両者
の同一機能部分については同一符号で示しかつ説
明は省略する。接地用接触子31におけるスロツ
ト34等を含む端子32、基体部33及び接触片
36は何れも信号用接触子30と同一形状であつ
たその基体部33の寸法eも等しくなつている
が、基体部33の端子32と反対側の端部から端
子32と同一方向に接地板接続部37が突出する
点が異なる。該接続部37は中心線に沿つて設け
られたすり割り38によつて対称な2個の片37
a,37aに分割され、該片の各外縁37bは上
方に向かつて互いに内方に傾斜し、その上部は互
いに一旦外方に突出する係止突起37c,37c
を形成したのち互いに内方に向かつて高さを増す
ような斜縁37dに続く。本接続部37はそのす
り割り38によつて、上記外縁37b又は係止突
起37cにすり割りの中心線方向への力が加わつ
た場合にそのすり割り38の巾が小さくなる方
向、即ち第5図bにおける係止突起37cの先端
間の距離f1、或いは係止突起37cと外縁37b
との間の段部37e,37e間の距離f2が小さく
なるように弾性変形することができる。次に接地
板40は第6図に示すようにほぼ長方形の金属板
であつて、その長手方向の全長及び長手方向に直
角な方向の巾gは後出のインシユレータ21の上
面の寸法と一致する。接地板40の面には端子貫
通孔41が複数個透設されており、各貫通孔はす
べて同形で2列に配列される。上記貫通孔41は
第6図dに示すごとく長径部41aと短径部41
bとからなるほぼL字形をなし、各列の短径部4
1bが互いに反対方向を向くような配置となつて
いる。ここで長径部41aの内法h及びiは第4
図aにおける信号用接触子30の端子32部分の
最大巾j及び厚みkよりも十分大きくされてい
る。また短径部41bの長手方向の内法lは、第
4図bにおける接地用接触子31の接地板接続部
37の寸法f2より僅かに小さくなつている。接地
板40の長手方向の一方の側縁42からは複数の
突片43が接地板の面と同一面上にて突出し、ま
た他方の側縁44からは正面図及び側面図である
第6図b及びcに示すように同一形状の複数の接
地線端子45及び46が接地板の面と直角の方向
に突出して形成されている。端子45及び46は
側縁44と平行でかつ端子45が中心線に近い側
に、端子46は遠い側にあるように千鳥状に配列
され、その配列ピツチは接続されるフラツトケー
ブル5における接地線7のピツチと一致してい
る。なお上記接地線7のピツチは第2図にmに示
される値である。接地線端子45及び46の形状
は前記の信号用接触子30の端子32とほぼ同一
形状であるがただその圧入スロツト45a及び4
6aの巾は接地線7の直径よりもやや小さい寸法
となつている。なお端子45及び46が千鳥配置
であるのは、上記圧入スロツト45a及び46a
に後記のごとくフラツトケーブルの接地線が圧入
されるとき該スロツトが僅かに広がる様に弾性変
形するから、各端子の側縁が互いに当接して圧入
動作に支障を生ずることがないようにするためで
ある。次に第2図を参照して、インシユレータ2
1はほぼ直方体をなす絶縁物製のブロツクであつ
て、その長手方向に平行で対向する両側面から上
方に延長する側壁22及び23が設けられ、該両
側壁の間のインシユレータ21の部分は平面であ
つて上面24を形成する。ここで側壁22及び2
3間の内法寸法は前記の接地板40の巾gと等し
くされ、また上面24の長手方向の全長も接地板
40の全長と等しくなつているから、接地板40
は上面24に重なつた位置に装着することができ
かつ側壁22及び23によつて容易に外れない程
度に挾持されることとなる。側壁22にはその上
縁22aから上面24の間に垂直に切り込み22
bが複数個形成される。また側壁23は側壁22
よりもやや高さが低くなつており、同じくその上
縁23aから上面24にかけて切り込み23bが
形成されるが、切り込み22bの数及び位置は前
記接地板の突片43のそれと一致し、また切り込
み23bの数及び位置は接地板40の内側の接地
線端子45の数及び位置と一致するようになつて
いる。次にインシユレータ21の上面24から下
面25の間を貫通して信号用接触子30及び接地
用接触子31を取付けるための複数の接触子取付
孔26が貫設されるほか、インシユレータ21の
長手方向と直角な両側面27にはコネクタ組立時
のカバー50及びケーブル押さえ60の係止用と
して係合突起27a及び27bが突設されてい
る。上記接触子取付孔26の上部の横断面形状は
前記各接触子30及び31の基体部33の部分の
横断面輪郭と等しくなつているが、第4図又は第
5図aにおける寸法eの部分に対応する個所の寸
法は圧入の目的のためにeよりもやや小さくなつ
ている。更に取付孔26の中間付近より下方にか
けては上記の基体部33の横断面輪郭よりやや小
さい寸法となり、その部分に接触子が挿入された
とき基体部33の下縁33aが当接してその前進
が止められるための段部(図示せず)が形成され
る。またインシユレータ下面25に開口する部分
はその断面寸法が更に小さくなつてピン端子挿入
口26を形成する。該挿入口26aは本コネクタ
10を装置側のコネクタ(図示せず)と結合させ
るときに相手側ピン端子を各接触子30又は31
の接触片36間に正しく嵌入させるための導入口
である。各接触子30及び31はインシユレータ
上面24側よりその接触片36を先にして取付孔
26内に挿入されるが、その場合前記のごく各接
触子の基体部33における寸法eが取付孔26の
対応する部分の寸法よりも僅かに大きいから、各
接触子は取付孔26に対し圧入状態にて挿入され
また前記の段部のために接触子は一定位置以上挿
入されず停止する。これにより各接触子30及び
31は取付孔26内の一定位置にあつて容易に動
いたり抜け出したりするようなことなく十分に保
持される。なお接触子取付孔26はインシユレー
タ21の長手方向に2列に配列され、かつ上記各
列間においては千鳥形の配置となつており、また
該取付孔に挿入される接触子は同列内では同一位
置をとるが各列間では逆向きとなる。即ち第2図
又は第3図に示すようにその端子35が各列間で
互いに接近するような位置となつている。これは
各信号用接触子30にはフラツトケーブル5の信
号線6が接続されるために各信号用接触子の端子
32部分(即ち圧入スロツト34)の配列ピツチ
がフラツトケーブル5の信号線6のピツチ(第2
図におけるmと同一となる)と一致する必要があ
り、しかもピツチmは小さい値であるから、信号
用接触子30を1列ではなく上記のごとく2列の
千鳥状に配列することによつて、その圧入スロツ
トのピツチを信号線のピツチと一致させることが
可能となるほか、端子部分が互いに接近させられ
るのでコネクタ全体を小型にまとめることができ
る。次に接地板を装置の接地回路に接続するため
の接触子としては(第4図の信号用接触子30の
代りに)第5図の接地用接触子31を用いる。接
地用接触子31も接地板接続部37が設けられて
いる以外は信号用接触子と基体部33等の寸法は
同じであるから信号用接触子30と同様に扱うこ
とができ、該接地用接触子は装置側の接地回路に
接続するピン端子に対応する端子挿入孔の位置に
挿入される。各接触子30及び31の挿入後、接
地板40をその接地線端子45及び46を上方に
してインシユレータ21の上面24側からかぶせ
ると、各接触子30,31の端子32部分と接地
板の端子貫通孔26との位置は一致しておりまた
各端子32の巾jと厚みkの寸法は前記のごとく
貫通孔41の長孔部41aの対応する寸法h及び
iよりも小さくされているから、端子32は貫通
孔40内をその周縁と接触することなく容易に通
過する。しかし接地用接触子31の位置において
は、上方に突出する接地板接続部37が貫通孔4
0の短径部41bとその位置が一致しており、接
続部37の先端は一部分が上記短径部41b内に
嵌入するが、前記のごとくその係止突起37c,
37cの先端間の巾f1が短径部41bの寸法lよ
りも大きいので接地板40は一旦停止する。しか
しそのまま更に接地板40をインシユレータ上面
24側に押圧すると、接続部の片37aの斜面3
7dに生ずる分力のため片37a,37aはその
すり割り38の巾を小さくする方向に偏倚され、
巾f1が貫通孔40の寸法lと等しくなつた時に係
止突起37cが貫通孔の短径部41bを通過し、
同時に片37a,37aも弾性復帰する。しかし
正常時における接続部の段部37e,37e間の
距離f2はなお上記の寸法lよりも僅かに大きいか
ら、片37a,37aは弾性復帰力を残留したま
ま上記の段部37eの個所で貫通孔40の短径部
に弾接し、また係止突起37cが接地板の上面に
突出しているため接地板40は係止され上方に抜
け出すことはない。なお接地用接触子31が挿入
孔26内に正しく挿入されている状態においてイ
ンシユレータの上面24から接続部37の段部3
7eまでの高さは接地板40の厚みとほぼ等しく
されているから、接地板40は上面24に密着し
た位置で接触子31により係止されることとな
る。そして接続部37が上記の残留弾性復帰力に
より接地板の貫通孔41の縁辺と十分弾接するこ
とにより接続部37即ち接地用接触子31と接地
板40とが電気的に安定に接触することとなる。
上述のごとくこの接地用接触子31は信号用接触
子30と基体部33が同一形状であつてそれぞれ
任意の接触子取付孔26に挿入することが可能で
ありまた簡単な工具を用いて挿入孔から抜去する
こともできるから、コネクタの組立時又は使用中
において装置側の接地回路に応じて接地用接触子
31の挿入位置又はその数等を変更することは容
易である。接地板40は前記のごとく接続部37
により接地用接触子と一体に係止されてインシユ
レータの上面24に密接し、またその一方の縁辺
42に設けた各突片43が側壁22の切り込み2
2b内に遊嵌され、更に他方の側壁23に設けら
れた切り込み23bの個所には接地線端子46が
遊嵌され、該側壁23の内側面には接地線端子4
5の外側の面が当接するようになつているので、
前記の接地板40の巾gとインシユレータ21の
側壁22,23間の寸法関係と関連し接地板40
は使用状態においてもガタついたり外れたりする
ことなくインシユレータ21に固定される。各接
触子30及び31並びに接地板40をインシユレ
ータ21に取付けた状態において、各接触子及び
接地板の端子の圧入スロツト34及び45a,4
6aの各部分、特に圧入スロツトの閉塞端のイン
シユレータ上面上の高さがほぼ等しくなるように
構成されるがこれは後出の導線接続時に必要な条
件である。次に第2図及び第3図を参照して、カ
バー50は絶縁物製の長方形のブロツクであつて
本体部51と、本体部の長手方向の両端に本体部
51から直角に突出して形成された係合腕52,
52とからなる。本体部51の上面から下面54
の間を貫通してその長手方向と平行にケーブル貫
通溝55が設けられ、また下面54には複数の端
子嵌入孔56が同じく長手方向に配列される。こ
こで該端子嵌入孔56は、本カバー50とインシ
ユレータ組立20とを結合させた場合に各接触子
30,31の端子32及び接地板40の各接地線
端子45,46と一致する位置に設けられ結合時
にその内部に上記端子が嵌入しうる寸法でなけれ
ばならない。但し製造上の理由で該嵌入孔56は
カバーの上面53まで貫通しなくても或いは貫通
した形状であつても差支えない。但しその下面5
4側開口部の短辺方向の寸法は端子部分の厚み寸
法k(第4図a参照)よりも僅かに大きい程度で
あることが次の導線圧入時における導線保持のた
めに望ましい。更に下面54にはその長手方向と
直角の方向に複数の導線保持溝57が設けられ
る。該保持溝57は下面54より上面53方向に
例えば3角形状に切り込まれた形状を有し、該3
角形の頂点付近にてフラツトケーブル5の各導線
6又は7を保持して導線の各端子への接続時に導
線を保持する働きをするものである。従つて各保
持溝57の位置は、カバー50とインシユレータ
組立20との結合時に各端子34,45,46の
圧入スロツトと正しく対向する位置でなくてはな
らない。フラツトケーブル5の各導線を各端子に
接続し、かつカバー50とインシユレータ組立2
0とを結合したコネクタ10を組立てる手順は次
の通りである。先ずフラツトケーブル5の端部を
カバー50の上面53側からケーブル貫通溝55
内を通過して下面54に突出させた状態で、ケー
ブル端を次のごとく加工する。即ちフラツトケー
ブル5端末の絶縁物を必要長のみ切断して取除き
各導線を露出させ、次に各導線を絶縁物の切断端
面付近よりフラツトケーブルの面に対し直角に曲
げ成形するがその場合信号線6と接地線7とは互
いに逆方向に曲げる。即ち第2図においては信号
線6は信号用接触子30の端子32が嵌入する嵌
入孔56のある側に、接地線7は接地線端子4
5,46が嵌入する嵌入孔56のある側にそれぞ
れ曲げられる。そして前記のごとくカバーの下面
54に設けられた各導線保持溝57の位置と配列
ピツチは、ケーブルにおける信号線6及び接地線
7の位置及びピツチと一致するように構成されて
いるので、上記各線を曲げ成形後カバー下面54
に向つて押圧することにより、各線はそれぞれ対
応する保持溝57内に嵌入し整列される。但し接
地線7においてはそのフラツトケーブル5最外側
にあるものを除きすべて2本づつ平行しているの
で1個の保持溝57内に2本が嵌入することとな
る。以上のフラツトケーブルの端末の加工とカバ
ー50への組立は通常専用の治工具(図示せず)
を用いることにより速やかにかつ容易に行なうこ
とが可能である。次にフラツトケーブル5と一体
になつたカバー50を正しくインシユレータ21
の上面24に対向させつつ接近させると、各端子
32,45,46の先端が先ず端子嵌入孔56内
に嵌入し、同時に各導線が端子の圧入ガイド部3
5に当接して圧入スロツト34開口端に導かれ
る。そしてそのまま更にカバー50をインシユレ
ータ21に押圧すると、各導線は保持溝57によ
りその両側を支えられるから殆ど曲がるようなこ
となくこのまま圧入スロツト34内に圧入されて
ゆき、また2本平行する接地線7は2本が上下に
重なつた形で圧入される。そしてカバー50を十
分インシユレータ21に押圧すると、各導線は各
端子の圧入スロツト34のほぼ閉塞端付近に達し
導線とスロツトの端面とが圧接して電気的に十分
な接触状態になるとともに、カバー50の下面5
4がそれぞれインシユレータ21の両側壁22及
び23の上縁22a及び23aに当接してカバー
50は停止する。一方、カバー50の両側面に設
けられた係合腕52はカバー50とインシユレー
タ21との接近によりインシユレータ21の長手
方向と直角な両側面27に突設された係合突起2
7b及び27aを弾性変形して乗り越えた後、上
記係合腕の係合面52aが係合突起27aの下面
に係合するから、カバー50は上方へ抜け出すこ
となくインシユレータ組立20と一体に結合され
る。次にカバー50上面53より突出しているフ
ラツトケーブル5を第3図の如く左方に曲げ、そ
の上方よりケーブル押さえ60をかぶせる。ケー
ブル押さえ60は長方形の絶縁物製で第3図に示
すような一方の脚が短いコ字形断面を有し、その
長手方向の両端には金属板製の係合腕61が一体
に設けられている。このケーブル押さえ60をカ
バー50の上方よりかぶせることにより、フラツ
トケーブル5はカバー上面5はカバー上面53と
ケーブル押さえ60の下面との間に挾持され、そ
れによりケーブルに外力が加わつてもコネクタ内
では動くことなく安定に保持される。ケーブル押
さえ60はその係合腕61が、カバーの係合腕5
2の内側を摺動しつつ前進してインシユレータ2
1の係合突起27bを乗り越えて該突起と係合状
態となることにより、ケーブル押さえ60はイン
シユレータ21と一体になり容易に外れることは
ない。
以上のように構成したことにより本コネクタ
は、信号線と接地線とを具えるフラツトケーブル
において、信号線はそれぞれ信号用接触子に接続
することによつて装置側の所定信号回路に接続さ
れ、また接地線は一括して接地板に接続した後、
該接触板を接地用接触子と接続させて該接地用接
触子を通して装置の接地回路に接続することがで
きる。そして上記接地用接触子はその基体部及び
接触片等が信号用接触子と同一形であるから装置
側の接地回路に合せてインシユレータの任意の接
触子取付孔に挿入して接地回路を構成することが
可能であつて、装置の型又は設計変更によつて装
置側の接地回路が変更になつてもそのつど接地用
接触子の挿入位置を変えるか又は信号用接触子と
交換する操作のみで容易にコネクタ側にて装置に
合わせて変更することができるので、製作者側に
て準備すべきコネクタの種類又は部品点数は少な
くて済み量産上有利で価格も低くなり、一方、使
用者側にても便利であるばかりでなく、コネクタ
の構造において、フラツトケーブルの導線と接触
子の接続を圧接式としたので半田付けによる接続
のように作業の困難性や破損等がないという多く
のすぐれた効果が得られる。その他本発明におい
てはその趣旨を逸脱しない範囲において接触子の
構造をはじめ各部の構造又は寸法等において多く
の変更が可能であることは云う迄もない。例えば
上記実施例においては接地用接触子にも信号線接
続用の端子を設けフラツトケーブルの信号線を接
続するようになつておりその場合は該信号線は接
地線と考えられるが、該線は必ずしも必要なもの
ではないのでケーブル製作時に予め該線を除いて
しまうことがある。そしてその場合は接地用接触
子として端子の部分を除いたものを使用すること
もあるが該接触子においてもその他の構造、機能
は上記実施例と全く同一であり同様の条件で使用
できることは云うまでもない。
は、信号線と接地線とを具えるフラツトケーブル
において、信号線はそれぞれ信号用接触子に接続
することによつて装置側の所定信号回路に接続さ
れ、また接地線は一括して接地板に接続した後、
該接触板を接地用接触子と接続させて該接地用接
触子を通して装置の接地回路に接続することがで
きる。そして上記接地用接触子はその基体部及び
接触片等が信号用接触子と同一形であるから装置
側の接地回路に合せてインシユレータの任意の接
触子取付孔に挿入して接地回路を構成することが
可能であつて、装置の型又は設計変更によつて装
置側の接地回路が変更になつてもそのつど接地用
接触子の挿入位置を変えるか又は信号用接触子と
交換する操作のみで容易にコネクタ側にて装置に
合わせて変更することができるので、製作者側に
て準備すべきコネクタの種類又は部品点数は少な
くて済み量産上有利で価格も低くなり、一方、使
用者側にても便利であるばかりでなく、コネクタ
の構造において、フラツトケーブルの導線と接触
子の接続を圧接式としたので半田付けによる接続
のように作業の困難性や破損等がないという多く
のすぐれた効果が得られる。その他本発明におい
てはその趣旨を逸脱しない範囲において接触子の
構造をはじめ各部の構造又は寸法等において多く
の変更が可能であることは云う迄もない。例えば
上記実施例においては接地用接触子にも信号線接
続用の端子を設けフラツトケーブルの信号線を接
続するようになつておりその場合は該信号線は接
地線と考えられるが、該線は必ずしも必要なもの
ではないのでケーブル製作時に予め該線を除いて
しまうことがある。そしてその場合は接地用接触
子として端子の部分を除いたものを使用すること
もあるが該接触子においてもその他の構造、機能
は上記実施例と全く同一であり同様の条件で使用
できることは云うまでもない。
第1図は従来のフラツトケーブル用コネクタの
一部を省略した要部拡大図、第2図は本発明にか
かるフラツトケーブル用コネクタのフラツトケー
ブル接触前の状態を示すケーブル押さえ及び一部
を切断省略して示した斜視図、第3図は同じくコ
ネクタにケーブルを接続した組立状態を一部切断
省略にて示した斜視図、第4図は信号用接触子の
斜視図及び展開図、第5図は接地用接触子の斜視
図及び展開図、第6図は接地板の平面図、側面図
及び正面図並びに端子貫通孔の細部を示す図であ
る。 2,30……信号用接触子、3,31……接地
用接触子、5……フラツトケーブル、6……信号
線、7……接地線、8,40……接地板、10…
…コネクタ、21……インシユレータ、26……
接触子取付孔、32……端子、34……圧入スロ
ツト、37……接地板接続部、37a……片、3
7c……係止突起、41……端子貫通孔、44…
…側縁、f1,f2……接続部の寸法、l……貫通孔
の短径部内法寸法。
一部を省略した要部拡大図、第2図は本発明にか
かるフラツトケーブル用コネクタのフラツトケー
ブル接触前の状態を示すケーブル押さえ及び一部
を切断省略して示した斜視図、第3図は同じくコ
ネクタにケーブルを接続した組立状態を一部切断
省略にて示した斜視図、第4図は信号用接触子の
斜視図及び展開図、第5図は接地用接触子の斜視
図及び展開図、第6図は接地板の平面図、側面図
及び正面図並びに端子貫通孔の細部を示す図であ
る。 2,30……信号用接触子、3,31……接地
用接触子、5……フラツトケーブル、6……信号
線、7……接地線、8,40……接地板、10…
…コネクタ、21……インシユレータ、26……
接触子取付孔、32……端子、34……圧入スロ
ツト、37……接地板接続部、37a……片、3
7c……係止突起、41……端子貫通孔、44…
…側縁、f1,f2……接続部の寸法、l……貫通孔
の短径部内法寸法。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 接地線と信号線とを具えるフラツトケーブル
を装置に接続するコネクタにおいて、金属板であ
つてその片側の側縁より板の面と直角に突出する
複数の接地線用端子を有しかつその面には前記フ
ラツトケーブルにおける信号線の配列間隔と等し
い間隔にて端子貫通孔を配設した接地板をインシ
ユレータ上面に取付け、該インシユレータの接触
子取付孔内には接地用接触子と信号用接触子とを
挿入し、上記接地用接触子には係止突起を有する
一対の片よりなる接地板接続部を設け、該接続部
を構成する一対の片の対向する部分の寸法を前記
端子貫通孔の短径部内法寸法よりもやや大きく
し、前記接地板取付時に上記接地板接続部が前記
端子貫通孔内に弾性挿入される構造としたことを
特徴とするフラツトケーブル用コネクタ。 2 前記接地板の接地用端子及び接地用接触子並
びに信号用接触子の各端子には導線圧入スロツト
を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のフラツトケーブル用コネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56165489A JPS5866271A (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | フラツトケ−ブル用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56165489A JPS5866271A (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | フラツトケ−ブル用コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5866271A JPS5866271A (ja) | 1983-04-20 |
| JPH0145715B2 true JPH0145715B2 (ja) | 1989-10-04 |
Family
ID=15813366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56165489A Granted JPS5866271A (ja) | 1981-10-16 | 1981-10-16 | フラツトケ−ブル用コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5866271A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6069474U (ja) * | 1983-10-19 | 1985-05-16 | 本多通信工業株式会社 | フラツトケ−ブル用コネクタ |
| JPS6130974U (ja) * | 1984-07-28 | 1986-02-25 | 富士通株式会社 | コネクタ |
| JP2595330B2 (ja) * | 1988-10-22 | 1997-04-02 | 日本エー・エム・ピー株式会社 | 多重導体ケ―ブル用電気コネクタ |
-
1981
- 1981-10-16 JP JP56165489A patent/JPS5866271A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5866271A (ja) | 1983-04-20 |
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