JPH0147502B2 - - Google Patents
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- JPH0147502B2 JPH0147502B2 JP14449180A JP14449180A JPH0147502B2 JP H0147502 B2 JPH0147502 B2 JP H0147502B2 JP 14449180 A JP14449180 A JP 14449180A JP 14449180 A JP14449180 A JP 14449180A JP H0147502 B2 JPH0147502 B2 JP H0147502B2
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Description
本発明は低温硬化により機械的性質ならびに耐
候性にすぐれた塗膜を与える塗料用樹脂組成物に
関するものである。 近年、耐候性が良好な常温乾燥型塗料として、
アクリルラツカー、ポリイソシアネート硬化型の
ウレタン塗料が広く使用されるに及んでいる。し
かし、前者の場合には低価格であるというメリツ
トがあるのものの、架橋型塗料に比べて塗膜物性
が劣るし、後者の場合には逆に、塗膜特性はすぐ
れるが、イソシアネートに起因する毒性、価格な
どの点に問題があり、いずれも好ましいものとは
いえない。 そのために、新しい硬化システムの開発研究も
活発に行なわれてきているが、未だに満足できる
性能を有するものは得られていないのが現状であ
る。 本発明者らはこうした現状に鑑み鋭意研究し、
先に、側鎖に塩基性窒素を有するビニル系重合体
と、側鎖にカルボキシル基を有するビニル系重合
体を特定の割合で混合した樹脂成分に、硬化剤成
分としてポリエポキシ化合物を配合することによ
り、硬化性、耐紫外線性すぐれた硬化塗膜を与え
る安価な樹脂組成物が得られることを見い出して
特許を出願した(特願昭54−21454)。 しかし、かかる組成物においては塩基性窒素と
カルボキシル基の間で塩を形成するために塗料粘
度が高くなる結果、塗装時不揮発成分を低くしな
ければならず、また塗膜の鮮映性が劣るという欠
点があつた。そこで、本発明者らは、かかる欠点
を改良すべく研究を重ねた結果、上記組成物に3
級アミン化合物を一定量添加することにより、硬
化性、塗膜物性を低下させることなく、塗料不揮
発分の著しい向上が可能になり、鮮映性の優れた
塗膜が得られることを見い出し本発明を完成させ
るに至つた。 すなわち、本発明は、(A)側鎖にカルボキシル基
を有するビニル系重合体、(B)側鎖に塩基性窒素を
有するビニル系重合体、(C)ポリエポキシ化合物お
よび(D)3級アミン化合物を含んで成る組成物であ
つて、(A)成分のカルボキシル基の少なくとも5%
を中和するに相当する(D)成分を含むことを特徴と
する低温硬化型塗料用樹脂組成物を提供する。 ここにおいて、上記した側鎖にカルボキシル基
を有するビニル系重合体(A)とは、たとえばカルボ
キシル基を有するビニル単量体をこれと共重合可
能なビニル系重合体と共重合させることにより得
られるもので、このうちカルボキシル基を有する
ビニル系単量体の代表的なものとしては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
フマル酸もしくはマレイン酸、あるいは水酸基を
有するビニル系単合体と価カルボン酸無水物との
付加物、さらにはイタコン酸、フマル酸もしくは
マレイン酸などの如き二塩基酸のモノエステルで
あり、他方、これらと共重合可能なビニル系単合
体の代表的なものとしては、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレートもしくはブチルメタク
リレートなどのメタクリル酸エステル類、メチル
アクリレート、エチルアクリレートもしくはブチ
ルアクリレートなどのアクリル酸エステル類、ア
クリル酸もしくはメタクリル酸のヒドロキシアル
キルエステル類またはイタコン酸、フマル酸もし
くはマレイン酸のジアルキルエステル類、さらに
は酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエン、アクリロニトリル、メタクリニ
トリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、2
−メタクリロキシエチルリン酸などのリン酸基を
含有する単量体などである。 そして、このカルボキシル基を有する単量体の
使用量は硬化性および耐水性の点から3〜30重量
%の範囲が好ましく、他方の共重合性単量体の使
用量は97〜70重量%である。 次に、前記した側鎖に塩基性窒素を有するビニ
ル系重合体(B)とは、たとえば塩基性窒素を有する
ビニル系単量体をこれと共重合可能なビニル系単
量体と共重合させることにより得られるものであ
り、このうち塩基性窒素を有するビニル系単量体
の代表的なものとしては、N,N−ジメチルアミ
ノエチルアクリレートもしくはメタクリレート、
N,N−ジエチルアミノエチルアクリレートもし
くはメタクリレート、N−t−ブチルアミノエチ
ルアクリレートもしくはメタクリレート、アリル
アミン、2−ビニルピリジンまたは4−ビニルピ
リジンンなどがあり、他方、これらと共重合可能
なビニル系重合体の代表的なものとしては前記し
たものがそのまま使用できる。 そして、この塩基性窒素を有する単量体の使用
量は特に制限はないが、硬化性および耐紫外線性
の点から3〜60重量%範囲が好ましく、したがつ
て他方の共重合性単量体は97〜40重量%の範囲で
よい。 前記した(A)および(B)なる両ビニル系重合体の調
製は公知のいずれの方法によつても可能である
が、とくに溶液ラジカル重合による方法が最も好
ましい。 この場合の溶剤としては、トルエンもしくはキ
シレンなどの芳香族系炭化水素、n−ブタノー
ル、イソブタノールもしくはイソプロパノールな
どのアルコール系、酢酸エチルもしくは酢酸ブチ
ルなどのエステル系またはメチルイソブチルケト
ンもしくはアセトンなどのケトン系溶剤が挙げら
れ、かかる溶剤とさらにアゾ系または過酸化物系
の重合開始剤とを使用して、常法により重合する
ことができる。 また、重合に際して、ラウリルメルカプタン、
2−メルカプトエタノール、3−メルカプトプロ
ピオン酸、α−メチルスチレンダイマーなどの連
鎖移動剤も使用できる。 そして、カルボキシル基を有するビニル系重合
体(A)と塩基性窒素を有するビニル系重合体(B)との
混合比率(重量比)は、硬化性、耐紫外線性、耐
水性などの点から(A):(B)=5〜95:95〜5さらに
好ましくは10〜90:90〜10であり、かつ、これら
(A)、(B)両ビニル系重合体の混合物よりなる樹脂固
型分中の塩基性窒素の含有量は、0.1〜1当量/
1000g樹脂固型分、特に0.2〜0.7当量/1000g樹
脂固型分の範囲内にすることが好ましい。 さらに、硬化剤成分としての前記ポリエポキシ
化合物(C)とは、1分子中に少なくとも2個のエポ
キシ基を有する化合物を指称するものであり、そ
の代表的な例としてはエチレングリコール・ジグ
リシジルエーテル、ヘキサンジオール・ジグリシ
ジルエーテル、ネオペンチルグリコール・ジグリ
シジルエーテル、グリセリン・ジグリシジルエー
テル、グリセリン・ポリグリシジルエーテル、ジ
グリセリン、・ポリグリシジルエーテル、ソルビ
トール・ポリグリシジルエーテル、水添ビスフエ
ノール−A・ジグリシジルエーテルまたはビスフ
エノール−A・ジグリシジルエーテルなどの多価
アルコールのポリグリシジルエーテル、あるいは
p−オキシ安息香酸のグリシジルエーテル、フタ
ル酸ジグリシジルエステルまたはヘキサヒドロフ
タル酸・ジグリシジルエステル、さらにはヒダン
トイン環含有エポキシ樹脂、そして側鎖にエポキ
シ基を有するビニル系重合体などが挙げられる。 ポリエポキシ化合物(C)の配合量は、 重合体(A)のカルボキシル基の当量数/+重合体(A)
のカルボキシル基の当量数※ ※+重合体(B)の塩基性窒素の当量数/成分(C)
のエポキシ基の当量数=0.5〜2 の範囲になる様に選べばよい。 そして、3級アミン化合物(D)とは、1分子中に
1個以上、好ましくは1〜2個の3級アミノ基を
含有する低分子化合物であり、その代表的な例と
しては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N−
エチルモルホリン、N,N−ジメチルベンジルア
ミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメ
チルアミノエタノール、N,N−ジエチルアミノ
エタノール、N,N−ジイソプロピルアミノエタ
ノール、N,N−ジブチルアミノエタノール、1
−ジメチルアミノ−2−プロパノール、N,N,
N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジア
ミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレ
ンジアミンなどがある。 (D)成分は、(A)成分のカルボキシル基の少なくと
も5%を中和するに相当する量、さらに好ましく
は20〜200%に相当する量を添加すれば良い。そ
して(D)成分は、予め(A)もしくは(B)もしくは(A)と(B)
の混合物に添加しても良いし、(A)、(B)、(C)3成分
の混合物に添加しても良い。 本発明の組成物を用いて塗料を調製するには
種々の慣用的方を採用できるが、たとえばその一
つとして、ビニル系重合体(A)と(B)及び(D)の混合物
に必要に応じて顔料、溶剤あるいは添加剤などを
配合して組成物としておき、使用直前に硬化剤成
分であるポリエポキシ化合物(C)を配合せしめるこ
とにより塗料化する方法がある。 本発明の組成物からの塗料の調製に際して添加
剤としてニトロセルロース、セルロースアセテー
トブチレートなどの繊維誘導体も配合することが
できる。 このようにして得られる塗料は被塗物に塗布し
て常温で1〜2日間程度、あるいは必要なら60〜
80℃で20〜30分間乾燥せしめることによつて充分
硬化し、ウレタン塗料に勝るとも劣らない機械的
強度および耐紫外線性を有する硬化塗膜が得られ
る。 その上、本発明の組成物から得られる塗料はウ
レタン塗料に比較して著しく安価であり、ウレタ
ン塗料において屡々問題とされる毒性の懸念もな
い。 それ故に、本発明の組成物は従来よりウレタン
塗料に使用されている自動車補修、木工、建材あ
るいはプラスチツクスなどの各種用途に有効に利
用できる。 次に、本発明を実施例により具体的説明する。
以下、部および%はすべて重量基準である。 調製例 1 温度計、撹拌装置、滴下ロート、窒素導入管お
よび冷却器を備えた3フラスコに、トルエン
300部およびn−ブタノール300部を仕込み、窒素
気流下で110℃に昇温した。 次いで、同温度でスチレン300部、メチルメタ
クリレート297部、ブチルメタアクリレート150
部、ブチルアクリレート150部、アクリル酸103
部、アゾビスイソブチロニトリル10部、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート5部およびトルエン
400部から成る混合物を4時間で滴下し、しかる
のち同温度に10時間保持して不揮発成分53.3%、
ガードナー粘度X、ガードナーカラー1以下およ
び酸価38.1なる、カルボキシル基を有する重合体
溶液A−1を得た。 調製例 2 調製例1と同様の反応器にトルエン300部、n
−ブタノール300部を仕込み、窒素気流下で110℃
に昇温する。 次いで、スチレン300部、メチルメタクリレー
ト338部、ブチルメタアクリレート150部、ブチル
アクリレート150部、メタアクリル酸62部、アゾ
ビスイソブチロニトリル15部、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート3部およびトルエン400部から
成る混合物を4時間で滴下し、しかるのち同温度
に10時間保持して不揮発分51.9%、ガードナー粘
度T、ガードナーカラー1以下および酸価19.7な
る、カルボキシル基を有する重合体容液A−2を
得た。 調製例 3 実施例1と同様の反応器にトルエン300部およ
びn−ブタノール300部を仕込み窒素気流下に80
℃に昇温した。 次いでスチレン300部、メチルメタアクリレー
ト300部、ブチルアクリレート200部、ジメチルア
ミノエチルメタアクリレート200部、アゾビスイ
ソブチロニトリル20部およびトルエン400部から
成る混合物を4時間を要して滴下した。次いで、
同温度に10時間保持して不揮発分51.4%、ガード
ナー粘度S、ガードナーカラー1〜2なる塩基性
窒素を有する重合体溶液B−1を得た。 調製例 4 ブチルアクリレートに替えてブチルメタアクリ
レートを300部、ジメチルアミノエチルメタクリ
レートを100部に変更する以外は、調製例3と同
様の操作を繰り返して、不揮発分50.5%、ガード
ナー粘度P、ガードナーカラー1以下なる、塩基
性窒素を有する重合体容液B−2を得た。 実施例1〜3ならびに比較例1〜3 第1表に記載の配合に従つて、クリヤー塗料を
調製し、フオードカツプ#4で約20秒(25℃)の
粘度になるまでトルエン/n−ブタノール=70/3
0混合溶剤で希釈し、リン酸亜鉛処理鋼板に約
50μの膜厚になる様に塗布した。次いで、60℃で
30分間強制乾燥し、さらに室温で1日間放置した
後塗膜性能を評価した。 第1表に示した様に、本発明の組成物から調製
された塗料の塗装時の不揮発分は、比較例に比べ
て著しく高く、それだけ溶剤量が少なくて済み、
塗膜の鮮映性、物性ともに良好であつた。 ここにおいて、耐紫外線性は予め塗布したおい
た白色のウレタン塗膜の上に、上記クリヤー塗料
を上記と同様の方法により塗布し、次い23℃で1
週間乾燥したのち、15W殺菌灯を20cmの距離から
24時間照射した塗膜の黄変度の変化(具体的には
△b値−未照射塗膜のb値と照射塗膜のそれとの
差)を調べることによつて評価判定した。この△
b値が小さいほど耐紫外線性が良い。
候性にすぐれた塗膜を与える塗料用樹脂組成物に
関するものである。 近年、耐候性が良好な常温乾燥型塗料として、
アクリルラツカー、ポリイソシアネート硬化型の
ウレタン塗料が広く使用されるに及んでいる。し
かし、前者の場合には低価格であるというメリツ
トがあるのものの、架橋型塗料に比べて塗膜物性
が劣るし、後者の場合には逆に、塗膜特性はすぐ
れるが、イソシアネートに起因する毒性、価格な
どの点に問題があり、いずれも好ましいものとは
いえない。 そのために、新しい硬化システムの開発研究も
活発に行なわれてきているが、未だに満足できる
性能を有するものは得られていないのが現状であ
る。 本発明者らはこうした現状に鑑み鋭意研究し、
先に、側鎖に塩基性窒素を有するビニル系重合体
と、側鎖にカルボキシル基を有するビニル系重合
体を特定の割合で混合した樹脂成分に、硬化剤成
分としてポリエポキシ化合物を配合することによ
り、硬化性、耐紫外線性すぐれた硬化塗膜を与え
る安価な樹脂組成物が得られることを見い出して
特許を出願した(特願昭54−21454)。 しかし、かかる組成物においては塩基性窒素と
カルボキシル基の間で塩を形成するために塗料粘
度が高くなる結果、塗装時不揮発成分を低くしな
ければならず、また塗膜の鮮映性が劣るという欠
点があつた。そこで、本発明者らは、かかる欠点
を改良すべく研究を重ねた結果、上記組成物に3
級アミン化合物を一定量添加することにより、硬
化性、塗膜物性を低下させることなく、塗料不揮
発分の著しい向上が可能になり、鮮映性の優れた
塗膜が得られることを見い出し本発明を完成させ
るに至つた。 すなわち、本発明は、(A)側鎖にカルボキシル基
を有するビニル系重合体、(B)側鎖に塩基性窒素を
有するビニル系重合体、(C)ポリエポキシ化合物お
よび(D)3級アミン化合物を含んで成る組成物であ
つて、(A)成分のカルボキシル基の少なくとも5%
を中和するに相当する(D)成分を含むことを特徴と
する低温硬化型塗料用樹脂組成物を提供する。 ここにおいて、上記した側鎖にカルボキシル基
を有するビニル系重合体(A)とは、たとえばカルボ
キシル基を有するビニル単量体をこれと共重合可
能なビニル系重合体と共重合させることにより得
られるもので、このうちカルボキシル基を有する
ビニル系単量体の代表的なものとしては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
フマル酸もしくはマレイン酸、あるいは水酸基を
有するビニル系単合体と価カルボン酸無水物との
付加物、さらにはイタコン酸、フマル酸もしくは
マレイン酸などの如き二塩基酸のモノエステルで
あり、他方、これらと共重合可能なビニル系単合
体の代表的なものとしては、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレートもしくはブチルメタク
リレートなどのメタクリル酸エステル類、メチル
アクリレート、エチルアクリレートもしくはブチ
ルアクリレートなどのアクリル酸エステル類、ア
クリル酸もしくはメタクリル酸のヒドロキシアル
キルエステル類またはイタコン酸、フマル酸もし
くはマレイン酸のジアルキルエステル類、さらに
は酢酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエン、アクリロニトリル、メタクリニ
トリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、2
−メタクリロキシエチルリン酸などのリン酸基を
含有する単量体などである。 そして、このカルボキシル基を有する単量体の
使用量は硬化性および耐水性の点から3〜30重量
%の範囲が好ましく、他方の共重合性単量体の使
用量は97〜70重量%である。 次に、前記した側鎖に塩基性窒素を有するビニ
ル系重合体(B)とは、たとえば塩基性窒素を有する
ビニル系単量体をこれと共重合可能なビニル系単
量体と共重合させることにより得られるものであ
り、このうち塩基性窒素を有するビニル系単量体
の代表的なものとしては、N,N−ジメチルアミ
ノエチルアクリレートもしくはメタクリレート、
N,N−ジエチルアミノエチルアクリレートもし
くはメタクリレート、N−t−ブチルアミノエチ
ルアクリレートもしくはメタクリレート、アリル
アミン、2−ビニルピリジンまたは4−ビニルピ
リジンンなどがあり、他方、これらと共重合可能
なビニル系重合体の代表的なものとしては前記し
たものがそのまま使用できる。 そして、この塩基性窒素を有する単量体の使用
量は特に制限はないが、硬化性および耐紫外線性
の点から3〜60重量%範囲が好ましく、したがつ
て他方の共重合性単量体は97〜40重量%の範囲で
よい。 前記した(A)および(B)なる両ビニル系重合体の調
製は公知のいずれの方法によつても可能である
が、とくに溶液ラジカル重合による方法が最も好
ましい。 この場合の溶剤としては、トルエンもしくはキ
シレンなどの芳香族系炭化水素、n−ブタノー
ル、イソブタノールもしくはイソプロパノールな
どのアルコール系、酢酸エチルもしくは酢酸ブチ
ルなどのエステル系またはメチルイソブチルケト
ンもしくはアセトンなどのケトン系溶剤が挙げら
れ、かかる溶剤とさらにアゾ系または過酸化物系
の重合開始剤とを使用して、常法により重合する
ことができる。 また、重合に際して、ラウリルメルカプタン、
2−メルカプトエタノール、3−メルカプトプロ
ピオン酸、α−メチルスチレンダイマーなどの連
鎖移動剤も使用できる。 そして、カルボキシル基を有するビニル系重合
体(A)と塩基性窒素を有するビニル系重合体(B)との
混合比率(重量比)は、硬化性、耐紫外線性、耐
水性などの点から(A):(B)=5〜95:95〜5さらに
好ましくは10〜90:90〜10であり、かつ、これら
(A)、(B)両ビニル系重合体の混合物よりなる樹脂固
型分中の塩基性窒素の含有量は、0.1〜1当量/
1000g樹脂固型分、特に0.2〜0.7当量/1000g樹
脂固型分の範囲内にすることが好ましい。 さらに、硬化剤成分としての前記ポリエポキシ
化合物(C)とは、1分子中に少なくとも2個のエポ
キシ基を有する化合物を指称するものであり、そ
の代表的な例としてはエチレングリコール・ジグ
リシジルエーテル、ヘキサンジオール・ジグリシ
ジルエーテル、ネオペンチルグリコール・ジグリ
シジルエーテル、グリセリン・ジグリシジルエー
テル、グリセリン・ポリグリシジルエーテル、ジ
グリセリン、・ポリグリシジルエーテル、ソルビ
トール・ポリグリシジルエーテル、水添ビスフエ
ノール−A・ジグリシジルエーテルまたはビスフ
エノール−A・ジグリシジルエーテルなどの多価
アルコールのポリグリシジルエーテル、あるいは
p−オキシ安息香酸のグリシジルエーテル、フタ
ル酸ジグリシジルエステルまたはヘキサヒドロフ
タル酸・ジグリシジルエステル、さらにはヒダン
トイン環含有エポキシ樹脂、そして側鎖にエポキ
シ基を有するビニル系重合体などが挙げられる。 ポリエポキシ化合物(C)の配合量は、 重合体(A)のカルボキシル基の当量数/+重合体(A)
のカルボキシル基の当量数※ ※+重合体(B)の塩基性窒素の当量数/成分(C)
のエポキシ基の当量数=0.5〜2 の範囲になる様に選べばよい。 そして、3級アミン化合物(D)とは、1分子中に
1個以上、好ましくは1〜2個の3級アミノ基を
含有する低分子化合物であり、その代表的な例と
しては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N−
エチルモルホリン、N,N−ジメチルベンジルア
ミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメ
チルアミノエタノール、N,N−ジエチルアミノ
エタノール、N,N−ジイソプロピルアミノエタ
ノール、N,N−ジブチルアミノエタノール、1
−ジメチルアミノ−2−プロパノール、N,N,
N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジア
ミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレ
ンジアミンなどがある。 (D)成分は、(A)成分のカルボキシル基の少なくと
も5%を中和するに相当する量、さらに好ましく
は20〜200%に相当する量を添加すれば良い。そ
して(D)成分は、予め(A)もしくは(B)もしくは(A)と(B)
の混合物に添加しても良いし、(A)、(B)、(C)3成分
の混合物に添加しても良い。 本発明の組成物を用いて塗料を調製するには
種々の慣用的方を採用できるが、たとえばその一
つとして、ビニル系重合体(A)と(B)及び(D)の混合物
に必要に応じて顔料、溶剤あるいは添加剤などを
配合して組成物としておき、使用直前に硬化剤成
分であるポリエポキシ化合物(C)を配合せしめるこ
とにより塗料化する方法がある。 本発明の組成物からの塗料の調製に際して添加
剤としてニトロセルロース、セルロースアセテー
トブチレートなどの繊維誘導体も配合することが
できる。 このようにして得られる塗料は被塗物に塗布し
て常温で1〜2日間程度、あるいは必要なら60〜
80℃で20〜30分間乾燥せしめることによつて充分
硬化し、ウレタン塗料に勝るとも劣らない機械的
強度および耐紫外線性を有する硬化塗膜が得られ
る。 その上、本発明の組成物から得られる塗料はウ
レタン塗料に比較して著しく安価であり、ウレタ
ン塗料において屡々問題とされる毒性の懸念もな
い。 それ故に、本発明の組成物は従来よりウレタン
塗料に使用されている自動車補修、木工、建材あ
るいはプラスチツクスなどの各種用途に有効に利
用できる。 次に、本発明を実施例により具体的説明する。
以下、部および%はすべて重量基準である。 調製例 1 温度計、撹拌装置、滴下ロート、窒素導入管お
よび冷却器を備えた3フラスコに、トルエン
300部およびn−ブタノール300部を仕込み、窒素
気流下で110℃に昇温した。 次いで、同温度でスチレン300部、メチルメタ
クリレート297部、ブチルメタアクリレート150
部、ブチルアクリレート150部、アクリル酸103
部、アゾビスイソブチロニトリル10部、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート5部およびトルエン
400部から成る混合物を4時間で滴下し、しかる
のち同温度に10時間保持して不揮発成分53.3%、
ガードナー粘度X、ガードナーカラー1以下およ
び酸価38.1なる、カルボキシル基を有する重合体
溶液A−1を得た。 調製例 2 調製例1と同様の反応器にトルエン300部、n
−ブタノール300部を仕込み、窒素気流下で110℃
に昇温する。 次いで、スチレン300部、メチルメタクリレー
ト338部、ブチルメタアクリレート150部、ブチル
アクリレート150部、メタアクリル酸62部、アゾ
ビスイソブチロニトリル15部、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート3部およびトルエン400部から
成る混合物を4時間で滴下し、しかるのち同温度
に10時間保持して不揮発分51.9%、ガードナー粘
度T、ガードナーカラー1以下および酸価19.7な
る、カルボキシル基を有する重合体容液A−2を
得た。 調製例 3 実施例1と同様の反応器にトルエン300部およ
びn−ブタノール300部を仕込み窒素気流下に80
℃に昇温した。 次いでスチレン300部、メチルメタアクリレー
ト300部、ブチルアクリレート200部、ジメチルア
ミノエチルメタアクリレート200部、アゾビスイ
ソブチロニトリル20部およびトルエン400部から
成る混合物を4時間を要して滴下した。次いで、
同温度に10時間保持して不揮発分51.4%、ガード
ナー粘度S、ガードナーカラー1〜2なる塩基性
窒素を有する重合体溶液B−1を得た。 調製例 4 ブチルアクリレートに替えてブチルメタアクリ
レートを300部、ジメチルアミノエチルメタクリ
レートを100部に変更する以外は、調製例3と同
様の操作を繰り返して、不揮発分50.5%、ガード
ナー粘度P、ガードナーカラー1以下なる、塩基
性窒素を有する重合体容液B−2を得た。 実施例1〜3ならびに比較例1〜3 第1表に記載の配合に従つて、クリヤー塗料を
調製し、フオードカツプ#4で約20秒(25℃)の
粘度になるまでトルエン/n−ブタノール=70/3
0混合溶剤で希釈し、リン酸亜鉛処理鋼板に約
50μの膜厚になる様に塗布した。次いで、60℃で
30分間強制乾燥し、さらに室温で1日間放置した
後塗膜性能を評価した。 第1表に示した様に、本発明の組成物から調製
された塗料の塗装時の不揮発分は、比較例に比べ
て著しく高く、それだけ溶剤量が少なくて済み、
塗膜の鮮映性、物性ともに良好であつた。 ここにおいて、耐紫外線性は予め塗布したおい
た白色のウレタン塗膜の上に、上記クリヤー塗料
を上記と同様の方法により塗布し、次い23℃で1
週間乾燥したのち、15W殺菌灯を20cmの距離から
24時間照射した塗膜の黄変度の変化(具体的には
△b値−未照射塗膜のb値と照射塗膜のそれとの
差)を調べることによつて評価判定した。この△
b値が小さいほど耐紫外線性が良い。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A)カルボキシル基を有する単量体の3〜30重
量%と、このカルボキシル基含有単量体と共重合
可能な単量体の97〜70重量%とを共重合させて得
られる、側鎖にカルボキシル基を有するビニル系
重合体の5〜95重量部と、(B)塩基性窒素を有する
単量体の3〜60重量%と、この塩基性窒素原子含
有単量と共重合可能な他の単量体の97〜40重量%
とを共重合させて得られる、側鎖に塩基性窒素原
子を有するビニル系重合体の95〜5重量部と、(C)
ポリエポキシ化合物と、(D)3級アミン化合物とを
含んで成る組成物であつて、 上記重合体(A)のカルボキシル基の当量数+上記重合体(
B)の塩基性窒素の当量数/上記化合物(C)のエポキシ基
の当量数=0.5〜2 となる範囲内で当該化合物(C)を含有し、かつ当該
重合体(A)のカルボキシル基の少なくとも5%を中
和するに相当する上記化合物(D)を含有することを
特徴とする、低温硬化型塗料用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14449180A JPS5770161A (en) | 1980-10-17 | 1980-10-17 | Resin composition for cold curing paint |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14449180A JPS5770161A (en) | 1980-10-17 | 1980-10-17 | Resin composition for cold curing paint |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5770161A JPS5770161A (en) | 1982-04-30 |
| JPH0147502B2 true JPH0147502B2 (ja) | 1989-10-13 |
Family
ID=15363562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14449180A Granted JPS5770161A (en) | 1980-10-17 | 1980-10-17 | Resin composition for cold curing paint |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5770161A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0791507B2 (ja) * | 1986-03-12 | 1995-10-04 | 関西ペイント株式会社 | 被覆用組成物 |
| DE3780192T2 (de) * | 1986-03-12 | 1993-01-14 | Kansai Paint Co Ltd | Ueberzugzusammensetzung. |
-
1980
- 1980-10-17 JP JP14449180A patent/JPS5770161A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5770161A (en) | 1982-04-30 |
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