JPH0147574B2 - - Google Patents
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は嵩高性を有するポリエステルフイラメ
ント糸に関するものである。 (従来技術) フイラメント糸に嵩高性を付与する方法とし
て、従来より収縮率の異なるフイラメントを混繊
し、これを製織后染色仕上工程にて加熱する事に
より収縮差を発生せしめ嵩高にする事が一般に行
なわれている。しかしながら、この方法では染色
仕上工程でフイラメントが自然に収縮する力に頼
るのでその嵩高性には限度があり、大きな嵩高性
のものを得る事は期待出来ない欠点がある。 一方、フイラメント間の収縮差でなくむしろフ
イラメント間の弾性差を利用する事により大きな
嵩高性を呈する混繊糸を得る方法が提案されてい
る。(特開昭56−140130号公報参照)。 かかる方法で得られる弾性差混繊糸は、収縮差
混繊糸に比べて大きい嵩高性を呈する嵩高糸であ
るものの、この嵩高糸を用いた布帛は、未だ膨み
が不足し硬い触感を呈しているものであつた。 (発明の目的) 本発明の目的は、充分な膨みと柔軟な触感とを
呈する布帛が得られる嵩高糸を提供することにあ
る。 (発明の構成) 本発明者はかかる目的を達成するには、交絡を
付与した混繊糸の芯部を構成するフイラメントが
捲縮を発現することができれば、他のフイラメン
トとの糸足差を見掛上より一層大きくすることが
でき、高い嵩高性と柔軟な触感とを付与できるの
ではないかと考えて検討を重ねた結果、ポリブチ
レンテレフタレート重合体とポ‥リエクチレンテ
ヌレフミタレート重合体とがサイドバイサイド型
に複合されたコンジユゲートフイラメントから成
る未延伸フイラメント糸(以下、PBT/PET未
延伸フイラメント糸と称することがある)と、
PBT/PET未延伸フイラメント糸よりも最大延
伸倍率の大きいポリエチレンテレフタレート重合
体から成るフイラメントで構成されている未延伸
フイラメント糸(以下、PET未延伸フイラメン
ト糸と称することがある)とを、同時に延伸・混
繊処理を行なうことにより、得られる混繊糸(以
下、延伸フイラメント糸と称することがある)の
芯部に前者のフイラメントを捲縮状態で配すこと
ができることを究明し、本発明に到達した。 即ち、本発明は2種以上のポリエステルフイラ
メント糸から成る混繊糸において、該混繊糸の長
手方向に間歇的に交絡部が存在し、且つ該糸の芯
部には主として、ポリブチレンテレフタレート重
合体とポリエチレンテレフタレート重合体とがサ
イドバイサイド型或いは偏心シースコア型に配さ
れた複合フイラメントが捲縮発現状態で配されて
いることを特徴とするポリエステル嵩高糸であ
り、最大延伸倍率が相互に異なる2種以上の未延
伸フイラメント糸を合糸・延伸熱セツトする際
に、前記最大延伸倍率の低い方の成分として、ポ
リブチレンテレフタレート重合体とポリエチレン
テレフタレート重合体とでサイドバイサイド型或
いは偏心シースコア型に複合されているフイラメ
ントから成る未延伸フイラメント糸を用い、この
糸の最大延伸倍率以下の延伸倍率で同時に延伸・
熱セツトすると共に、前記2種以上の未延伸フイ
ラメント糸を延伸前或いは延伸後にその長手方向
に間歇的に交絡を付与することを特徴とするポリ
エステル嵩高糸の製造法である。 本発明を図面により更に説明する。 第1図は本発明のポリエステル嵩高糸を製造す
る一実施態様を示す概略図、第2図は嵩高糸の嵩
高性測定装置、第3図は本発明のポリエステル嵩
高糸の拡大測面図である。 第3図において、10は嵩高糸の主として芯部
を構成するフイラメント、11は嵩高糸の主とし
て外部を構成するフイラメント、12は交絡部を
夫々示す。 かかる嵩高糸において、主としてその芯部を構
成するフイラメント10としては、ポリブチレン
テレフタレート重合体とポリエチレンテレフタレ
ート重合体とがサイドバイサイド型或いは偏心シ
ースコア型に配されたPBT/PETコンジユゲー
トフイラメントが捲縮発現状態にあり、且つ嵩高
糸の長手方向に交絡部12が存在することが肝要
である。 ここで、フイラメント10がポリエチレンテレ
フタレート重合体或いはポリブチレンテレフタレ
ート重合体単独で形成されているフイラメントで
あれば、フイラメント10は捲縮発現状態とはな
らないため、フイラメント11と見掛上の糸足差
を充分に取ることができなく、高い嵩高性と柔軟
な触感とを付与することは困難である。 本発明の嵩高糸のフイラメント糸10の複合形
態は、サイドバイドサイド型が偏心シースコア型
に比べて捲縮発現力が大であるため好ましい。 また、嵩高糸の長手方向に交絡部12が存在し
なかつた場合は、フイラメント10の捲縮発現に
よりフイラメント10及びフイラメント11が分
離してしまうために嵩高性を付与することが困難
となる。 この交絡部12の数は、40〜80ケ/mが好まし
い。交絡部12の数が40ケ/m未未満であれば、
嵩高糸の構成フイラメントが分離する傾向があ
り、80ケ/mを越える場合はフイラメント10と
フイラメント11との見掛上の糸足差が不足する
傾向がある。 以上述べてきた本発明のポリエステル嵩高糸の
製造法について第1図を用いて説明する。 第1図において、PBT/PET未延伸フイラメ
ント糸1とPET未延伸フイラメント糸2をガイ
ド3により合糸した後ホツトローラー4に供給す
る。次いで、ホツトローラー4と延伸ローラー6
の間で延伸し、ホツトプレート5で熱セツトした
後、インターレースノズル7で交絡処理を施して
から捲取り装置8に捲取る。 かかる製造法では、PBT/PET未延伸フイラ
メント糸1の最大延伸倍率をPET未延伸フイラ
メント糸2よりも低くして、PBT/PET未延伸
フイラメント糸1の最大延伸倍率以下の延伸倍率
で延伸・熱セツトし、且つ延伸の前或いは後で交
絡を付与することが肝要である。 ここで、PBT/PET未延伸フイラメント糸1
がポリブチレンテレフタレート重合体或いはポリ
エチレンテレフタレート重合体単独で形成されて
いる未延伸フイラメント糸の場合、かかる未延伸
フイラメント糸は延伸・熱セツト後に捲縮を発現
することができないため得られる延伸フイラメン
ト糸を用いた布帛は嵩高性及び柔軟な触感に欠け
るものとなる。 本発明で用いるPBT/PET未延伸フイラメン
ト糸を構成するフイラメントの複合形態は、サイ
ドバイサイド型或いは偏心シースコア型であれば
よいが、サイドバイサイド型が捲縮発現力が大で
あるため好ましい。 この様なPBT/PET未延伸フイラメント糸を
紡糸するには、従来からの公知の紡糸口金、例え
ば特公昭43−19108号、特公昭41−16125号、実公
昭42−19536号公報に記載されている口金を用い
て溶融紡糸することによつて容易に紡糸すること
ができる。特に、サイドバイサイド型にするには
実公昭42−19536号公報記載の様に吐出直後に両
重合体を口金直下で接合させるようにした口金を
用いると安定紡糸することができて好ましい。こ
の際、ポリブチレンテレフタレーと重合体とポリ
エチレンテレフタレート重合体との複合フイラメ
ントにしめる重量割合は紡糸安定性の面を考慮し
て、ポリブチレンテレフタレート重合体は20〜50
%、好ましくは30〜40%、ポリエチレンテレフタ
レート重合体は80〜50%、好ましくは60〜70%の
割合になる様に両重合体を吐出すればよい。 この時のポリエチレンテレフタレート重合体の
極限粘度は0.35〜0.55とすることが好ましく、
0.35未満であれば紡糸性が悪化する傾向があり、
一方0.55を越えると、ポリブチレンテレフタレー
ト重合体との極限粘度差を充分につけることが困
難となつて、PBT/PET未延伸フイラメント糸
の延伸後の捲縮発現力が低下する傾向がある。 かかる複合紡糸での紡糸速度は2000m/分以
上、特に2500m/分以上とすることが、PBT/
PET未延伸フイラメント糸の延伸後の捲縮発現
力を大とすることができ好ましい。 本発明の製造法に対し、PBT/PET未延伸フ
イラメント糸1の最大延伸倍率をPET未延伸フ
イラメント糸2よりも高くし、PET未延伸フイ
ラメント糸2の最大延伸倍率以下の延伸倍率で延
伸すると、後述するPBT/PETコンジユゲート
フイラメントを形成している両重合体の特性を充
分に発揮させることができないために、PBT/
PET未延伸フイラメント糸1に延伸後に充分な
捲縮を発現させることができない。 本発明の様にPBT/PET未延伸フイラメント
糸の最大延伸倍率をPET未延伸フイラメント糸
よりも低くするには、紡糸時にPBT/PET未延
伸フイラメント糸の紡糸速度よりもPET未延伸
フイラメント糸の紡糸速度を高くすることによつ
て容易に達成することができる。この時のPET
未延伸フイラメント糸の紡糸速度は前述した
PBT/PET未延伸フイラメント糸の紡糸速度と
の兼ね合いから2000m/分以下、特に1500m/分
以上が好ましい。 本発明では、上述したPBT/PET未延伸フイ
ラメント糸とPET未延伸フイラメント糸を同時
に延伸・熱セツトするのであるが、ここで熱セツ
トを施さない場合には、PBT/PET未延伸フイ
ラメント糸を形成する両重合体の熱収縮差を充分
に付与することができず、PBT/PET未延伸フ
イラメント糸は延伸後に充分な捲縮発現状態を呈
さない。 本発明の延伸・熱セツト条件として、延伸温度
は第1図に示すホツトローラー4の温度TDで定
義される。このTDはTg≦TD≦140℃を満足させ
ることが好ましい。ここで、Tgはポリエチレン
テレフタレート重合体のガラス転移点を示し、約
70℃である。TDがTg末満の場合は、延伸安定性
が損なわれる傾向があり、TDが140℃を越える場
合も、ホツトローラー4上で融着が発生すること
があつて、延伸安定性が悪化すると共に、得られ
る延伸フイラメント糸も硬い風合を呈する傾向が
ある、TDとしては、80℃≦TD≦135℃が特に好ま
しく、中でも80℃≦TD≦95℃とするのが最も好
ましい。 また、延伸倍率DRは、PBT/PET未延伸フイ
ラメント糸の最大延伸倍率(DRPBT/PET)に
近い程、PBT/PET未延伸フイラメント糸の延
伸後の捲縮が充分に発現し好ましいが、延伸安定
性との兼ね合いで、DRを0.65×DRPBT/PET≦DR≦
0.8×DRPBT/PETと設定することが好ましい。ここ
でDR<0.65×DRPBT/PETであれば、PBT/PET未
延伸フイラメント糸の延伸後の捲縮の発現が減少
し、得られる延伸フイラメント糸の嵩高性が低下
する傾向があり、DR>0.8×DRPBT/PETであれば、
断糸が発生し延伸安定性が損なわれる。 更に、熱セツト時の温度、即ち第1図のホツト
プレート5の温度(Hset)は140℃≦Hset≦200
℃が好ましく、特に160℃≦Hset≦190℃が好ま
しい。Hsetが140℃未満の場合、得られる延伸フ
イラメント糸の熱収縮率が高いものとなるため
に、精練、染色を行つた際に嵩高性が損なわれる
傾向があり、200℃を越える場合は、PBT/PET
コンジユゲートフイラメント及び/又はポリエチ
レンテレフタレートフイラメントの融着が生じる
ことがあるため、得られる延伸フイラメント糸の
嵩高性が損なわれる傾向がある。 また、本発明の様に、延伸後或いは延伸前に交
絡を付与しなかつたならば、第1図の延伸ローラ
ー6を出た延伸フイラメント糸中のPBT/PET
コンジユゲートフイラメントには既に捲縮の一部
が発現されているため、延伸ローラー6にまきつ
きやすく、しかも得られる延伸フイラメント糸の
構成フイラメントが分離するために、かかる延伸
フイラメント糸を用いた布帛の嵩高性が不足し風
合の悪いものとなつてしまう。 ここで、交絡を付与する交絡付与装置として
は、フイラメント間に交絡を付与できるものであ
ればどの様なものを使用してもよく、常用されて
いるインターレースノズル、タスランノズルが好
ましく用いられる。 また、付与する交絡数は40〜80ケ/mが好まし
く、交絡を付与する場所は、均一な延伸が容易に
施すことができるという点からは延伸後が好まし
い。 尚、本発明はポリブチレンテレフタレート重合
体とポリエチレンテレフタレート重合体とを対象
とするものであるが、これらは15モル%以下の割
合で第3成分を共重合したものでもよく、両重合
体には艷消剤、着色剤、難燃剤等の添加剤を含ん
でも差しつかえない。また、本発明のフイラメン
トの断面形状等はどの様な形状であつてもよい。 (作用) 一般に、ポリブチレンテレフタレート重合体
は、弛緩状態にあるとき、その結晶部のテトラメ
チレングループは力学的に安定な構造であるジグ
ザグな構造(α構造と称する)を取つているが、
張力が結晶部にかかると、その結晶部のテトラメ
チレングループは伸長された構造(β構造と称す
る)を取る。そして再び張力が除去されると、β
構造を取つていた結晶は再びα構造に戻る性質を
有している。かかるα構造β構造間では寸法変
化が認められる〔Macromolecules9,266
(1976)参照〕。 この様な結晶変態を有するポリブチレンテレフ
タレート重合体と結晶変態のないポリエチレンテ
レフタレート重合体とから成るPBT/PETコン
ジユゲートフイラメントに、伸長状態で熱セツト
を施すと、ポリエチレンテレフタレート重合体は
結晶化して収縮率が極めて小さくなるのに対し、
ポリブチレンテレフタレート重合体は結晶化して
も前述した様に結晶変態によつて収縮できるた
め、PBT/PET未延伸フイラメントを延伸・熱
セツト後に弛緩状態とすると捲縮が発現するので
ある。 本発明では、かかる性質を利用すべく、
PBT/PET未延伸フイラメント糸の最大延伸倍
率を他の未延伸フイラメント糸よりも低くして他
の未延伸フイラメント糸と同時に延伸・熱セツト
を施す際に、PBT/PET未延伸フイラメント糸
が充分に伸長された状態で熱セツトされる様にし
たものである。 かかるPBT/PET未延伸フイラメント糸と他
の未延伸フイラメント糸とが同時に延伸・熱セツ
トされると共に、交絡が付与されている本発明の
延伸フイラメント糸は、延伸後弛緩状態になる
と、PBT/PETコンジユゲートフイラメントは
捲縮を発現し延伸フイラメント糸の芯部に入り、
その他の未延伸フイラメント糸を出発点としたフ
イラメントは捲縮が発現することがないため見掛
上相対的に長さが余るが、フイラメント間は交絡
が付与されているのでその余つたフイラメントは
外にはみ出す。その結果、延伸フイラメント糸芯
部の捲縮を発現したフイラメントと外部にはみ出
したフイラメントとによつて、極めて嵩高で柔軟
な触感を呈する嵩高糸となるのである。 (発明の効果) 本発明の嵩高糸を用いて得られる布帛は、従来
の混繊糸を用いた布帛に比べて、はるかに膨みが
あつて、しかも柔軟な触感を呈すことができる。 本発明を実施例により更に説明するが、延伸フ
イラメント糸の嵩高性の測定法は下記の方法によ
つた。 即ち、延伸フイラメント糸を綛繰機(周長
1.125m)にて60000デニール分とつて綛をつく
り、これを2つ折にしたサンプルの一端に6gの
荷重をつるし乾熱180℃で5分間熱処理した後冷
却する。引続きこのフイラメント糸を第2図の如
きボツクス(高さ2.5cm、巾1.0cm、長さ10cm、底
面0.5cmの曲率半径)に受填し、蓋(重量6g)
の荷重下にフイラメント糸の一定量の重量Wgの
体積Vcm3を以下の式により算出する。 嵩高度(cm3/g)=V/W 実施例 酸化チタン0.25%を含有した極限粘度0.47のポ
リエチレンテレフタレート重合体と酸化チタン
0.25%含有した極限粘度0.87のポリブチレンテレ
フタレート重合体と、実公昭42−19536記載の36
孔の吐出孔をもつ口金を用いて50:50の割合で40
g/分で吐出し、3000m/分の紡速で紡糸して
PBT/PET未延伸フイラメント糸を得た。一方、
酸化チタン0.3%含有した極限粘度0.64のポリエ
チレンテレフタレート重合体を市販の紡機を用い
て紡速1300m/分の紡速で150デニール36フイラ
メントのPET未延伸糸フイラメント糸を得た。 このようにして得られた未延伸フイラメント糸
を第1図の如く同時に延伸をおこなつた。この
際、ホツトローラー4の温度を85℃とし、ホツト
プレート5の温度を170℃として延伸倍率を第1
表の如く種々変更して延伸を行つた。延伸の後に
インターレースノズル7の圧力を調節し、交絡数
が45ケ/mとなる様に交絡を付与した。 次いで、得られた延伸フイラメント糸の嵩高性
を測定し、表−1にその結果を併せて示した。 尚、PBT/PET未延伸フイラメント糸の最大
延伸倍率は2.2であつた。
ント糸に関するものである。 (従来技術) フイラメント糸に嵩高性を付与する方法とし
て、従来より収縮率の異なるフイラメントを混繊
し、これを製織后染色仕上工程にて加熱する事に
より収縮差を発生せしめ嵩高にする事が一般に行
なわれている。しかしながら、この方法では染色
仕上工程でフイラメントが自然に収縮する力に頼
るのでその嵩高性には限度があり、大きな嵩高性
のものを得る事は期待出来ない欠点がある。 一方、フイラメント間の収縮差でなくむしろフ
イラメント間の弾性差を利用する事により大きな
嵩高性を呈する混繊糸を得る方法が提案されてい
る。(特開昭56−140130号公報参照)。 かかる方法で得られる弾性差混繊糸は、収縮差
混繊糸に比べて大きい嵩高性を呈する嵩高糸であ
るものの、この嵩高糸を用いた布帛は、未だ膨み
が不足し硬い触感を呈しているものであつた。 (発明の目的) 本発明の目的は、充分な膨みと柔軟な触感とを
呈する布帛が得られる嵩高糸を提供することにあ
る。 (発明の構成) 本発明者はかかる目的を達成するには、交絡を
付与した混繊糸の芯部を構成するフイラメントが
捲縮を発現することができれば、他のフイラメン
トとの糸足差を見掛上より一層大きくすることが
でき、高い嵩高性と柔軟な触感とを付与できるの
ではないかと考えて検討を重ねた結果、ポリブチ
レンテレフタレート重合体とポ‥リエクチレンテ
ヌレフミタレート重合体とがサイドバイサイド型
に複合されたコンジユゲートフイラメントから成
る未延伸フイラメント糸(以下、PBT/PET未
延伸フイラメント糸と称することがある)と、
PBT/PET未延伸フイラメント糸よりも最大延
伸倍率の大きいポリエチレンテレフタレート重合
体から成るフイラメントで構成されている未延伸
フイラメント糸(以下、PET未延伸フイラメン
ト糸と称することがある)とを、同時に延伸・混
繊処理を行なうことにより、得られる混繊糸(以
下、延伸フイラメント糸と称することがある)の
芯部に前者のフイラメントを捲縮状態で配すこと
ができることを究明し、本発明に到達した。 即ち、本発明は2種以上のポリエステルフイラ
メント糸から成る混繊糸において、該混繊糸の長
手方向に間歇的に交絡部が存在し、且つ該糸の芯
部には主として、ポリブチレンテレフタレート重
合体とポリエチレンテレフタレート重合体とがサ
イドバイサイド型或いは偏心シースコア型に配さ
れた複合フイラメントが捲縮発現状態で配されて
いることを特徴とするポリエステル嵩高糸であ
り、最大延伸倍率が相互に異なる2種以上の未延
伸フイラメント糸を合糸・延伸熱セツトする際
に、前記最大延伸倍率の低い方の成分として、ポ
リブチレンテレフタレート重合体とポリエチレン
テレフタレート重合体とでサイドバイサイド型或
いは偏心シースコア型に複合されているフイラメ
ントから成る未延伸フイラメント糸を用い、この
糸の最大延伸倍率以下の延伸倍率で同時に延伸・
熱セツトすると共に、前記2種以上の未延伸フイ
ラメント糸を延伸前或いは延伸後にその長手方向
に間歇的に交絡を付与することを特徴とするポリ
エステル嵩高糸の製造法である。 本発明を図面により更に説明する。 第1図は本発明のポリエステル嵩高糸を製造す
る一実施態様を示す概略図、第2図は嵩高糸の嵩
高性測定装置、第3図は本発明のポリエステル嵩
高糸の拡大測面図である。 第3図において、10は嵩高糸の主として芯部
を構成するフイラメント、11は嵩高糸の主とし
て外部を構成するフイラメント、12は交絡部を
夫々示す。 かかる嵩高糸において、主としてその芯部を構
成するフイラメント10としては、ポリブチレン
テレフタレート重合体とポリエチレンテレフタレ
ート重合体とがサイドバイサイド型或いは偏心シ
ースコア型に配されたPBT/PETコンジユゲー
トフイラメントが捲縮発現状態にあり、且つ嵩高
糸の長手方向に交絡部12が存在することが肝要
である。 ここで、フイラメント10がポリエチレンテレ
フタレート重合体或いはポリブチレンテレフタレ
ート重合体単独で形成されているフイラメントで
あれば、フイラメント10は捲縮発現状態とはな
らないため、フイラメント11と見掛上の糸足差
を充分に取ることができなく、高い嵩高性と柔軟
な触感とを付与することは困難である。 本発明の嵩高糸のフイラメント糸10の複合形
態は、サイドバイドサイド型が偏心シースコア型
に比べて捲縮発現力が大であるため好ましい。 また、嵩高糸の長手方向に交絡部12が存在し
なかつた場合は、フイラメント10の捲縮発現に
よりフイラメント10及びフイラメント11が分
離してしまうために嵩高性を付与することが困難
となる。 この交絡部12の数は、40〜80ケ/mが好まし
い。交絡部12の数が40ケ/m未未満であれば、
嵩高糸の構成フイラメントが分離する傾向があ
り、80ケ/mを越える場合はフイラメント10と
フイラメント11との見掛上の糸足差が不足する
傾向がある。 以上述べてきた本発明のポリエステル嵩高糸の
製造法について第1図を用いて説明する。 第1図において、PBT/PET未延伸フイラメ
ント糸1とPET未延伸フイラメント糸2をガイ
ド3により合糸した後ホツトローラー4に供給す
る。次いで、ホツトローラー4と延伸ローラー6
の間で延伸し、ホツトプレート5で熱セツトした
後、インターレースノズル7で交絡処理を施して
から捲取り装置8に捲取る。 かかる製造法では、PBT/PET未延伸フイラ
メント糸1の最大延伸倍率をPET未延伸フイラ
メント糸2よりも低くして、PBT/PET未延伸
フイラメント糸1の最大延伸倍率以下の延伸倍率
で延伸・熱セツトし、且つ延伸の前或いは後で交
絡を付与することが肝要である。 ここで、PBT/PET未延伸フイラメント糸1
がポリブチレンテレフタレート重合体或いはポリ
エチレンテレフタレート重合体単独で形成されて
いる未延伸フイラメント糸の場合、かかる未延伸
フイラメント糸は延伸・熱セツト後に捲縮を発現
することができないため得られる延伸フイラメン
ト糸を用いた布帛は嵩高性及び柔軟な触感に欠け
るものとなる。 本発明で用いるPBT/PET未延伸フイラメン
ト糸を構成するフイラメントの複合形態は、サイ
ドバイサイド型或いは偏心シースコア型であれば
よいが、サイドバイサイド型が捲縮発現力が大で
あるため好ましい。 この様なPBT/PET未延伸フイラメント糸を
紡糸するには、従来からの公知の紡糸口金、例え
ば特公昭43−19108号、特公昭41−16125号、実公
昭42−19536号公報に記載されている口金を用い
て溶融紡糸することによつて容易に紡糸すること
ができる。特に、サイドバイサイド型にするには
実公昭42−19536号公報記載の様に吐出直後に両
重合体を口金直下で接合させるようにした口金を
用いると安定紡糸することができて好ましい。こ
の際、ポリブチレンテレフタレーと重合体とポリ
エチレンテレフタレート重合体との複合フイラメ
ントにしめる重量割合は紡糸安定性の面を考慮し
て、ポリブチレンテレフタレート重合体は20〜50
%、好ましくは30〜40%、ポリエチレンテレフタ
レート重合体は80〜50%、好ましくは60〜70%の
割合になる様に両重合体を吐出すればよい。 この時のポリエチレンテレフタレート重合体の
極限粘度は0.35〜0.55とすることが好ましく、
0.35未満であれば紡糸性が悪化する傾向があり、
一方0.55を越えると、ポリブチレンテレフタレー
ト重合体との極限粘度差を充分につけることが困
難となつて、PBT/PET未延伸フイラメント糸
の延伸後の捲縮発現力が低下する傾向がある。 かかる複合紡糸での紡糸速度は2000m/分以
上、特に2500m/分以上とすることが、PBT/
PET未延伸フイラメント糸の延伸後の捲縮発現
力を大とすることができ好ましい。 本発明の製造法に対し、PBT/PET未延伸フ
イラメント糸1の最大延伸倍率をPET未延伸フ
イラメント糸2よりも高くし、PET未延伸フイ
ラメント糸2の最大延伸倍率以下の延伸倍率で延
伸すると、後述するPBT/PETコンジユゲート
フイラメントを形成している両重合体の特性を充
分に発揮させることができないために、PBT/
PET未延伸フイラメント糸1に延伸後に充分な
捲縮を発現させることができない。 本発明の様にPBT/PET未延伸フイラメント
糸の最大延伸倍率をPET未延伸フイラメント糸
よりも低くするには、紡糸時にPBT/PET未延
伸フイラメント糸の紡糸速度よりもPET未延伸
フイラメント糸の紡糸速度を高くすることによつ
て容易に達成することができる。この時のPET
未延伸フイラメント糸の紡糸速度は前述した
PBT/PET未延伸フイラメント糸の紡糸速度と
の兼ね合いから2000m/分以下、特に1500m/分
以上が好ましい。 本発明では、上述したPBT/PET未延伸フイ
ラメント糸とPET未延伸フイラメント糸を同時
に延伸・熱セツトするのであるが、ここで熱セツ
トを施さない場合には、PBT/PET未延伸フイ
ラメント糸を形成する両重合体の熱収縮差を充分
に付与することができず、PBT/PET未延伸フ
イラメント糸は延伸後に充分な捲縮発現状態を呈
さない。 本発明の延伸・熱セツト条件として、延伸温度
は第1図に示すホツトローラー4の温度TDで定
義される。このTDはTg≦TD≦140℃を満足させ
ることが好ましい。ここで、Tgはポリエチレン
テレフタレート重合体のガラス転移点を示し、約
70℃である。TDがTg末満の場合は、延伸安定性
が損なわれる傾向があり、TDが140℃を越える場
合も、ホツトローラー4上で融着が発生すること
があつて、延伸安定性が悪化すると共に、得られ
る延伸フイラメント糸も硬い風合を呈する傾向が
ある、TDとしては、80℃≦TD≦135℃が特に好ま
しく、中でも80℃≦TD≦95℃とするのが最も好
ましい。 また、延伸倍率DRは、PBT/PET未延伸フイ
ラメント糸の最大延伸倍率(DRPBT/PET)に
近い程、PBT/PET未延伸フイラメント糸の延
伸後の捲縮が充分に発現し好ましいが、延伸安定
性との兼ね合いで、DRを0.65×DRPBT/PET≦DR≦
0.8×DRPBT/PETと設定することが好ましい。ここ
でDR<0.65×DRPBT/PETであれば、PBT/PET未
延伸フイラメント糸の延伸後の捲縮の発現が減少
し、得られる延伸フイラメント糸の嵩高性が低下
する傾向があり、DR>0.8×DRPBT/PETであれば、
断糸が発生し延伸安定性が損なわれる。 更に、熱セツト時の温度、即ち第1図のホツト
プレート5の温度(Hset)は140℃≦Hset≦200
℃が好ましく、特に160℃≦Hset≦190℃が好ま
しい。Hsetが140℃未満の場合、得られる延伸フ
イラメント糸の熱収縮率が高いものとなるため
に、精練、染色を行つた際に嵩高性が損なわれる
傾向があり、200℃を越える場合は、PBT/PET
コンジユゲートフイラメント及び/又はポリエチ
レンテレフタレートフイラメントの融着が生じる
ことがあるため、得られる延伸フイラメント糸の
嵩高性が損なわれる傾向がある。 また、本発明の様に、延伸後或いは延伸前に交
絡を付与しなかつたならば、第1図の延伸ローラ
ー6を出た延伸フイラメント糸中のPBT/PET
コンジユゲートフイラメントには既に捲縮の一部
が発現されているため、延伸ローラー6にまきつ
きやすく、しかも得られる延伸フイラメント糸の
構成フイラメントが分離するために、かかる延伸
フイラメント糸を用いた布帛の嵩高性が不足し風
合の悪いものとなつてしまう。 ここで、交絡を付与する交絡付与装置として
は、フイラメント間に交絡を付与できるものであ
ればどの様なものを使用してもよく、常用されて
いるインターレースノズル、タスランノズルが好
ましく用いられる。 また、付与する交絡数は40〜80ケ/mが好まし
く、交絡を付与する場所は、均一な延伸が容易に
施すことができるという点からは延伸後が好まし
い。 尚、本発明はポリブチレンテレフタレート重合
体とポリエチレンテレフタレート重合体とを対象
とするものであるが、これらは15モル%以下の割
合で第3成分を共重合したものでもよく、両重合
体には艷消剤、着色剤、難燃剤等の添加剤を含ん
でも差しつかえない。また、本発明のフイラメン
トの断面形状等はどの様な形状であつてもよい。 (作用) 一般に、ポリブチレンテレフタレート重合体
は、弛緩状態にあるとき、その結晶部のテトラメ
チレングループは力学的に安定な構造であるジグ
ザグな構造(α構造と称する)を取つているが、
張力が結晶部にかかると、その結晶部のテトラメ
チレングループは伸長された構造(β構造と称す
る)を取る。そして再び張力が除去されると、β
構造を取つていた結晶は再びα構造に戻る性質を
有している。かかるα構造β構造間では寸法変
化が認められる〔Macromolecules9,266
(1976)参照〕。 この様な結晶変態を有するポリブチレンテレフ
タレート重合体と結晶変態のないポリエチレンテ
レフタレート重合体とから成るPBT/PETコン
ジユゲートフイラメントに、伸長状態で熱セツト
を施すと、ポリエチレンテレフタレート重合体は
結晶化して収縮率が極めて小さくなるのに対し、
ポリブチレンテレフタレート重合体は結晶化して
も前述した様に結晶変態によつて収縮できるた
め、PBT/PET未延伸フイラメントを延伸・熱
セツト後に弛緩状態とすると捲縮が発現するので
ある。 本発明では、かかる性質を利用すべく、
PBT/PET未延伸フイラメント糸の最大延伸倍
率を他の未延伸フイラメント糸よりも低くして他
の未延伸フイラメント糸と同時に延伸・熱セツト
を施す際に、PBT/PET未延伸フイラメント糸
が充分に伸長された状態で熱セツトされる様にし
たものである。 かかるPBT/PET未延伸フイラメント糸と他
の未延伸フイラメント糸とが同時に延伸・熱セツ
トされると共に、交絡が付与されている本発明の
延伸フイラメント糸は、延伸後弛緩状態になる
と、PBT/PETコンジユゲートフイラメントは
捲縮を発現し延伸フイラメント糸の芯部に入り、
その他の未延伸フイラメント糸を出発点としたフ
イラメントは捲縮が発現することがないため見掛
上相対的に長さが余るが、フイラメント間は交絡
が付与されているのでその余つたフイラメントは
外にはみ出す。その結果、延伸フイラメント糸芯
部の捲縮を発現したフイラメントと外部にはみ出
したフイラメントとによつて、極めて嵩高で柔軟
な触感を呈する嵩高糸となるのである。 (発明の効果) 本発明の嵩高糸を用いて得られる布帛は、従来
の混繊糸を用いた布帛に比べて、はるかに膨みが
あつて、しかも柔軟な触感を呈すことができる。 本発明を実施例により更に説明するが、延伸フ
イラメント糸の嵩高性の測定法は下記の方法によ
つた。 即ち、延伸フイラメント糸を綛繰機(周長
1.125m)にて60000デニール分とつて綛をつく
り、これを2つ折にしたサンプルの一端に6gの
荷重をつるし乾熱180℃で5分間熱処理した後冷
却する。引続きこのフイラメント糸を第2図の如
きボツクス(高さ2.5cm、巾1.0cm、長さ10cm、底
面0.5cmの曲率半径)に受填し、蓋(重量6g)
の荷重下にフイラメント糸の一定量の重量Wgの
体積Vcm3を以下の式により算出する。 嵩高度(cm3/g)=V/W 実施例 酸化チタン0.25%を含有した極限粘度0.47のポ
リエチレンテレフタレート重合体と酸化チタン
0.25%含有した極限粘度0.87のポリブチレンテレ
フタレート重合体と、実公昭42−19536記載の36
孔の吐出孔をもつ口金を用いて50:50の割合で40
g/分で吐出し、3000m/分の紡速で紡糸して
PBT/PET未延伸フイラメント糸を得た。一方、
酸化チタン0.3%含有した極限粘度0.64のポリエ
チレンテレフタレート重合体を市販の紡機を用い
て紡速1300m/分の紡速で150デニール36フイラ
メントのPET未延伸糸フイラメント糸を得た。 このようにして得られた未延伸フイラメント糸
を第1図の如く同時に延伸をおこなつた。この
際、ホツトローラー4の温度を85℃とし、ホツト
プレート5の温度を170℃として延伸倍率を第1
表の如く種々変更して延伸を行つた。延伸の後に
インターレースノズル7の圧力を調節し、交絡数
が45ケ/mとなる様に交絡を付与した。 次いで、得られた延伸フイラメント糸の嵩高性
を測定し、表−1にその結果を併せて示した。 尚、PBT/PET未延伸フイラメント糸の最大
延伸倍率は2.2であつた。
【表】
これらの延伸フイラメント糸を用いて編物とし
て通常の精練・染色を行なつた所、いずれも脹み
のある柔軟な触感を呈するものであつた。 比較例 酸化チタン0.25%含有した極限粘度0.64のポリ
エチレンテレフタレート重合体を36孔の吐出孔を
もつ口金より40g/分の割合で吐出し紡速3000
m/分で紡糸してPET未延伸フイラメント糸を
得た。一方、酸化チタン0.3%含有した極限粘度
0.64のポリエチレンテレフタレート重合体を用い
て紡速1300m/分で紡糸し150デニール36フイラ
メントのPET未延伸フイラメント糸を得た。こ
のようにして得られたPET未延伸フイラメント
糸を合糸し第1図の如く同時に延伸を実施例と同
時に行なつた。 得られた延伸フイラメント糸の嵩高性を測定
し、その結果を表−2に併せて示した。 尚、紡速3000m/分で紡糸したPET未延伸フ
イラメント糸の最大延伸倍率は2.2であつた。
て通常の精練・染色を行なつた所、いずれも脹み
のある柔軟な触感を呈するものであつた。 比較例 酸化チタン0.25%含有した極限粘度0.64のポリ
エチレンテレフタレート重合体を36孔の吐出孔を
もつ口金より40g/分の割合で吐出し紡速3000
m/分で紡糸してPET未延伸フイラメント糸を
得た。一方、酸化チタン0.3%含有した極限粘度
0.64のポリエチレンテレフタレート重合体を用い
て紡速1300m/分で紡糸し150デニール36フイラ
メントのPET未延伸フイラメント糸を得た。こ
のようにして得られたPET未延伸フイラメント
糸を合糸し第1図の如く同時に延伸を実施例と同
時に行なつた。 得られた延伸フイラメント糸の嵩高性を測定
し、その結果を表−2に併せて示した。 尚、紡速3000m/分で紡糸したPET未延伸フ
イラメント糸の最大延伸倍率は2.2であつた。
【表】
次いで、得られた延伸フイラメント糸を用いて
編物にして通常の精練・染色を行つた所、いずれ
も膨みの乏しい硬い触感のものとなつた。
編物にして通常の精練・染色を行つた所、いずれ
も膨みの乏しい硬い触感のものとなつた。
第1図は本発明のポリエステル嵩高糸を製造す
る一実施態様を示す概略図、第2図は嵩高糸の嵩
高性測定装置であつて、イは正面図、ロは斜視
図、第3図は本発明のポリエステル嵩高糸の拡大
測面図である。 図中において、1……PBT/PET未延伸フイ
ラメント糸、2……PET未延伸フイラメント糸、
3……ガイド、4……ホツトローラー、5……ホ
ツトプレート、6……延伸ローラー、7……イン
ターレースノズル、8……捲取装置、10……嵩
高糸の芯部を主として構成するフイラメント、1
1……嵩高糸の外部を主として構成するフイラメ
ント、12……交絡部。
る一実施態様を示す概略図、第2図は嵩高糸の嵩
高性測定装置であつて、イは正面図、ロは斜視
図、第3図は本発明のポリエステル嵩高糸の拡大
測面図である。 図中において、1……PBT/PET未延伸フイ
ラメント糸、2……PET未延伸フイラメント糸、
3……ガイド、4……ホツトローラー、5……ホ
ツトプレート、6……延伸ローラー、7……イン
ターレースノズル、8……捲取装置、10……嵩
高糸の芯部を主として構成するフイラメント、1
1……嵩高糸の外部を主として構成するフイラメ
ント、12……交絡部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2種以上のポリエステルフイラメント糸から
成る混繊糸において、該混繊糸の長手方向に間歇
的に交絡部が存在し、且つ該糸の芯部には主とし
て、ポリブチレンテレフタレート重合体とポリエ
チレンテレフタレート重合体とがサイドバイサイ
ド型或いは偏心シースコア型に配された複合フイ
ラメントが捲縮発現状態で配されていることを特
徴とするポリエステル嵩高糸。 2 該複合フイラメントがサイドバイサイド型で
ある特許請求の範囲第1項記載のポリエステル嵩
高糸。 3 交絡部の数が40〜80ケ/mである特許請求の
範囲第1項記載のポリエステル嵩高糸。 4 最大延伸倍率が相互に異なる2種以上の未延
伸フイラメント糸を合糸延伸熱セツトする際に、
前記最大延伸倍率の低い方の成分としてポリブチ
レンテレフタレート重合体とポリエチレンテレフ
タレート重合体とがサイドバイサイド型或いは偏
心シースコア型に複合されているフイラメントか
ら成る未延伸フイラメント糸を用い、この糸の最
大延伸倍率以下の延伸倍率で同時に延伸・熱セツ
トすると共に、前記2種以上の未延伸フイラメン
ト糸を延伸前或いは延伸後にその長手方向に間歇
的に交絡を付与することを特徴とするポリエステ
ル嵩高糸の製造法。 5 該複合フイラメントがサイドバイサイド型で
ある特許請求の範囲第4項記載のポリエステル嵩
高糸の製造法。 6 延伸時の温度がポリエステル重合体のガラス
転移点Tg以上140℃以下である特許請求の範囲第
4項記載のポリエステル嵩高糸の製造法。 7 延伸倍率が複合フイラメントから成る未延伸
フイラメント糸の最大延伸倍率の0.65〜0.8であ
る特許請求の範囲第4項記載のポリエステル嵩高
糸の製造法。 8 熱セツト時の温度が140〜200℃である特許請
求の範囲第4項記載のポリエステル嵩高糸の製造
法。 9 交絡を延伸後に付与する特許請求の範囲第4
項記載のポリエステル嵩高糸の製造法。 10 付与する交絡数が40〜80ケ/mである特許
請求の範囲第4項或いは第9項記載のポリエステ
ル嵩高糸の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9074483A JPS59216934A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | ポリエステル嵩高糸及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9074483A JPS59216934A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | ポリエステル嵩高糸及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59216934A JPS59216934A (ja) | 1984-12-07 |
| JPH0147574B2 true JPH0147574B2 (ja) | 1989-10-16 |
Family
ID=14007092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9074483A Granted JPS59216934A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | ポリエステル嵩高糸及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59216934A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5744237A (en) * | 1993-02-19 | 1998-04-28 | Hoechst Celanese Corporation | Heterofilaments for cord reinforcement in rubber goods |
| US5439741A (en) * | 1994-08-03 | 1995-08-08 | Hoechst Celanese Corporation | Heterofilament composite yarn |
| JP4687091B2 (ja) * | 1999-08-25 | 2011-05-25 | 東レ株式会社 | ソフトストレッチ糸および布帛 |
-
1983
- 1983-05-25 JP JP9074483A patent/JPS59216934A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59216934A (ja) | 1984-12-07 |
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