JPH0148331B2 - - Google Patents
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- JPH0148331B2 JPH0148331B2 JP5401283A JP5401283A JPH0148331B2 JP H0148331 B2 JPH0148331 B2 JP H0148331B2 JP 5401283 A JP5401283 A JP 5401283A JP 5401283 A JP5401283 A JP 5401283A JP H0148331 B2 JPH0148331 B2 JP H0148331B2
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- JP
- Japan
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- steel
- scale
- oxide
- agent
- weight
- Prior art date
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/68—Temporary coatings or embedding materials applied before or during heat treatment
- C21D1/70—Temporary coatings or embedding materials applied before or during heat treatment while heating or quenching
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明は鋼材の酸化スケール発生防止剤、特
に、スラブ加熱時における酸化スケール発生防止
に好適な被覆剤に関するものである。 製鋼工程を経て製造されたスラブは、圧延に先
立ち加熱炉で高温に加熱されるが、この加熱の
際、酸化雰囲気のためスラブ表面には酸化スケー
ル層が形成される。この酸化スケールは鉄及び合
金成分の酸化物により形成されるが、Ni、Mo、
Si、Cu等の合金成分が高い鋼の場合、地鉄中に
根をはつたスケールとなり易い。このようなスケ
ールは、圧延前の高圧水等によるデスケーリング
では剥離しにくく、このため残存したスケールに
より圧延後の鋼板表面にスケール疵を生じてしま
う。従来、このようなスケールの生成を減少させ
る方法として、薄鉄板によつてスラブを梱包し、
酸化雰囲気からスラブを遮断して加熱する方法が
あるが、この方法は梱包に手間がかかり、また鉄
板の重ね合せ部のシールが面倒である等という難
点がある。このようなことから最近、スラブに被
覆剤を塗布して被覆するという方法が行われるよ
うになつてきており、この方法は上記鉄板による
場合に較べ作業性が良く、しかも鉄板におけるよ
うな重ね合せ部もないため均一な被覆が可能であ
る利点がある。しかし、従来使用されている被覆
剤はその酸化防止効果があまり十分でなく、被覆
剤成分中の酸化物と鉄とが反応して剥離しにくい
低融点複酸化物を形成し、これがデスケーリング
によつても剥離しないで残存し、圧延後スケール
疵として表面性状を悪化させてしまうという問題
があつた。 本発明はこのような従来の欠点を解消し、優れ
たスケール生成防止効果とデスケーリング工程に
おける良好な剥離性とを備えた被覆剤を提供せん
とするものである。 このため本発明は、MgOを主成分とし、これ
に金属Al粉末を25〜40重量%添加し、且つSiO2
成分を2重量%以下に抑えたことをその基本的特
徴とする。 従来の酸化スケール発生防止剤は、酸化防止用
や粘結用として多量(5%以上)のSiO2が添加
されており、このSiO2が他の酸化物と反応して
低融点化合物を作り、この化合物が加熱時に溶融
ガラス状フイルムを形成し、地鉄への酸素の拡散
を防ぐという作用が期待されていた。しかしなが
ら実際には、このような溶融ガラス状フイルムに
よつても完全には酸素の拡散を防ぐことはでき
ず、鋼表面に鉄酸化物を形成してしまつていた。
そして、この鉄酸化物が前記SiO2と反応し、
2FeO・SiO(フアイヤライト)という低融点酸化
物を作り、地鉄中に深く根をはつた難剥離性のス
ケールとなつて高圧水流ジエツト等によるデスケ
ーリング後でも鋼材面に残存するという欠点があ
つた。 そこで本発明では、従来のように被覆剤を溶融
させるのではなく、被覆剤成分により鋼材表面に
固体状態で、しかも緻密構造の複酸化物を形成せ
しめて酸化防止を図るとともに、脱酸性の金属粉
末を含有せしめることにより、前記複酸化物形成
前の鋼材酸化を防止し、さらに、被覆剤中の
SiO2成分を可及的に抑えることにより難剥離性
のスケールの生成を防止するようにしたものであ
り、このようなメカニズムによつて加熱時におけ
る鋼材表面の酸化スケールの発生を適切に防止
し、しかも鋼材表面に生成する酸化物も後続のデ
スケーリング工程で容易に剥離除去し得るものと
することができる。このような効果は、難剥離性
の酸化スケールを生じ易いNi:1%以上或いは
Cu:0.2%以上等の高合金鋼において特に有効で
ある。 このための本発明の基本成分は以下の通りであ
る。 (1) 1300℃以上の融点を有する複酸化物を形成す
る少なくとも一方の酸化物となり得べき塩基性
酸化物材であMgOを主成分とする。 (2) 脱酸作用のある、即ち酸素との親和力の強い
金属Al粉末を25〜40重量%添加する。 (3) SiO2成分を2重量%以下に抑える。 前記主成分たるMgOは上記(2)の金属Al粉末の
酸化物と複合して融点1300℃以上の複酸化物を形
成する。すなわちMgOはAlの酸化物として生じ
るAl2O3と複合してMg・Al2O3(スピネル)を形
成する。上記MgOの添加量は、通常他の成分
(特に金属粉末)量によつて決まる。 本発明剤は上記(1)〜(3)以外の成分の添加を妨げ
るものではなく、必要に応じて粘結剤等が添加さ
れる。この粘結剤としては、例えばアルギン酸ソ
ーダ、デキストリン等の炭化水素系有機物粘結剤
が用いられる。したがつて通常本発明剤は25〜40
%の金属Al粉末、2%以下のSiO2、その他の若
干の不可避的不純物、必要に応じて添加される2
〜10%の粘結剤、残部が上記MgOという組成と
なる。 前記金属Al粉末は主成分たるMgOにより複酸
化物が形成される前に鋼材表面が酸化されないよ
うにするため、25〜40重量%の範囲で添加され
る。即ち、複酸化物形成前に鋼材表面が酸化され
てしまうとMgO・FeOという難剥離性の複酸化
物を生じてしまう。このため本発明は、酸素との
親和力が強い金属Al粉末を含有せしめ、この金
属Al粉末により酸素を吸収して上記難剥離性の
複酸化物の生成を防止する。この金属Al粉末は
25重量%未満ではその効果が期待できず、本発明
の目的とする複酸化物の形成前に望ましくない難
剥離性の複酸化物を生じてしまう。また、40重量
%を超えると、全体に対する割合が高過ぎ、加熱
され焼結状態となる上記複酸化物の緻密性が劣化
する。 前記SiO2成分は、2FeO・SiO2等の形で難剥離
性の複酸化物を形成するため、できるだけ低く抑
えることが好ましい。前述したように、この
SiO2成分は従来の被覆剤においては積極的に多
量に添加されていたものであるが、本発明では、
上記目的のためこの成分をなるべく低く抑えるよ
うにしたものであり、これが本発明の特徴の1つ
である。このSiO2成分は積極的に添加しない場
合においても、原料中に不可避的成分として含ま
れるものであるが、最大でも2重量%以内に抑え
られるべきである。2重量%を超えると、加熱後
のデスケーリングにおいてもこれによる被膜(複
酸化物)が十分に除去できず、この結果圧延によ
るスケール疵を生じてしまう。第1図はSiO2量
と圧延後のスケール疵深さとの関係を示すもの
で、本発明の他の成分を満足させる被覆剤におい
てSiO2の量を変化させ発生するスケール疵の深
さを調べたものである。なおその実験条件として
は、加熱温度1300℃、保持時間8hr、圧延時の圧
下比2.5を採用した。同図で明らかなように
SiO2:2重量%を境にスケール疵深さが著しく
小さくなつており、複酸化物による被脱がほぼ完
全に除去されていることが示されている。 以上の基本成分の外に、必要に応じて上述した
ような粘結剤が2〜10重量%程度添加される場合
がある。また若干の不可避的不純物が含まれる。 以上が本発明の成分系であるが、実際の使用に
当つては、上記成分からなる混合物を水等の溶剤
で溶いてスラリー化し、鋼材に塗布するものであ
る。上記溶剤としては水の他に、有機性溶媒等を
用いることができる。 鋼材の加熱は被覆剤の乾燥後行われる。スラブ
の加熱温度は通常1000〜1300℃であり、この温度
域において、被覆剤中の酸化物が焼結状態となつ
て緻密構造の複酸化物を生成し、また金属Al粉
末の脱酸効果により地鉄への酸素拡散が防止され
る。SiO2成分の制限により、鋼材表面に生成さ
れる被膜はほとんど総て剥離性の良い複酸化物
(MgO・Al2O3)であり、このため後続のデスケ
ーリング工程でほぼ完全に除去される。 実施例 1
に、スラブ加熱時における酸化スケール発生防止
に好適な被覆剤に関するものである。 製鋼工程を経て製造されたスラブは、圧延に先
立ち加熱炉で高温に加熱されるが、この加熱の
際、酸化雰囲気のためスラブ表面には酸化スケー
ル層が形成される。この酸化スケールは鉄及び合
金成分の酸化物により形成されるが、Ni、Mo、
Si、Cu等の合金成分が高い鋼の場合、地鉄中に
根をはつたスケールとなり易い。このようなスケ
ールは、圧延前の高圧水等によるデスケーリング
では剥離しにくく、このため残存したスケールに
より圧延後の鋼板表面にスケール疵を生じてしま
う。従来、このようなスケールの生成を減少させ
る方法として、薄鉄板によつてスラブを梱包し、
酸化雰囲気からスラブを遮断して加熱する方法が
あるが、この方法は梱包に手間がかかり、また鉄
板の重ね合せ部のシールが面倒である等という難
点がある。このようなことから最近、スラブに被
覆剤を塗布して被覆するという方法が行われるよ
うになつてきており、この方法は上記鉄板による
場合に較べ作業性が良く、しかも鉄板におけるよ
うな重ね合せ部もないため均一な被覆が可能であ
る利点がある。しかし、従来使用されている被覆
剤はその酸化防止効果があまり十分でなく、被覆
剤成分中の酸化物と鉄とが反応して剥離しにくい
低融点複酸化物を形成し、これがデスケーリング
によつても剥離しないで残存し、圧延後スケール
疵として表面性状を悪化させてしまうという問題
があつた。 本発明はこのような従来の欠点を解消し、優れ
たスケール生成防止効果とデスケーリング工程に
おける良好な剥離性とを備えた被覆剤を提供せん
とするものである。 このため本発明は、MgOを主成分とし、これ
に金属Al粉末を25〜40重量%添加し、且つSiO2
成分を2重量%以下に抑えたことをその基本的特
徴とする。 従来の酸化スケール発生防止剤は、酸化防止用
や粘結用として多量(5%以上)のSiO2が添加
されており、このSiO2が他の酸化物と反応して
低融点化合物を作り、この化合物が加熱時に溶融
ガラス状フイルムを形成し、地鉄への酸素の拡散
を防ぐという作用が期待されていた。しかしなが
ら実際には、このような溶融ガラス状フイルムに
よつても完全には酸素の拡散を防ぐことはでき
ず、鋼表面に鉄酸化物を形成してしまつていた。
そして、この鉄酸化物が前記SiO2と反応し、
2FeO・SiO(フアイヤライト)という低融点酸化
物を作り、地鉄中に深く根をはつた難剥離性のス
ケールとなつて高圧水流ジエツト等によるデスケ
ーリング後でも鋼材面に残存するという欠点があ
つた。 そこで本発明では、従来のように被覆剤を溶融
させるのではなく、被覆剤成分により鋼材表面に
固体状態で、しかも緻密構造の複酸化物を形成せ
しめて酸化防止を図るとともに、脱酸性の金属粉
末を含有せしめることにより、前記複酸化物形成
前の鋼材酸化を防止し、さらに、被覆剤中の
SiO2成分を可及的に抑えることにより難剥離性
のスケールの生成を防止するようにしたものであ
り、このようなメカニズムによつて加熱時におけ
る鋼材表面の酸化スケールの発生を適切に防止
し、しかも鋼材表面に生成する酸化物も後続のデ
スケーリング工程で容易に剥離除去し得るものと
することができる。このような効果は、難剥離性
の酸化スケールを生じ易いNi:1%以上或いは
Cu:0.2%以上等の高合金鋼において特に有効で
ある。 このための本発明の基本成分は以下の通りであ
る。 (1) 1300℃以上の融点を有する複酸化物を形成す
る少なくとも一方の酸化物となり得べき塩基性
酸化物材であMgOを主成分とする。 (2) 脱酸作用のある、即ち酸素との親和力の強い
金属Al粉末を25〜40重量%添加する。 (3) SiO2成分を2重量%以下に抑える。 前記主成分たるMgOは上記(2)の金属Al粉末の
酸化物と複合して融点1300℃以上の複酸化物を形
成する。すなわちMgOはAlの酸化物として生じ
るAl2O3と複合してMg・Al2O3(スピネル)を形
成する。上記MgOの添加量は、通常他の成分
(特に金属粉末)量によつて決まる。 本発明剤は上記(1)〜(3)以外の成分の添加を妨げ
るものではなく、必要に応じて粘結剤等が添加さ
れる。この粘結剤としては、例えばアルギン酸ソ
ーダ、デキストリン等の炭化水素系有機物粘結剤
が用いられる。したがつて通常本発明剤は25〜40
%の金属Al粉末、2%以下のSiO2、その他の若
干の不可避的不純物、必要に応じて添加される2
〜10%の粘結剤、残部が上記MgOという組成と
なる。 前記金属Al粉末は主成分たるMgOにより複酸
化物が形成される前に鋼材表面が酸化されないよ
うにするため、25〜40重量%の範囲で添加され
る。即ち、複酸化物形成前に鋼材表面が酸化され
てしまうとMgO・FeOという難剥離性の複酸化
物を生じてしまう。このため本発明は、酸素との
親和力が強い金属Al粉末を含有せしめ、この金
属Al粉末により酸素を吸収して上記難剥離性の
複酸化物の生成を防止する。この金属Al粉末は
25重量%未満ではその効果が期待できず、本発明
の目的とする複酸化物の形成前に望ましくない難
剥離性の複酸化物を生じてしまう。また、40重量
%を超えると、全体に対する割合が高過ぎ、加熱
され焼結状態となる上記複酸化物の緻密性が劣化
する。 前記SiO2成分は、2FeO・SiO2等の形で難剥離
性の複酸化物を形成するため、できるだけ低く抑
えることが好ましい。前述したように、この
SiO2成分は従来の被覆剤においては積極的に多
量に添加されていたものであるが、本発明では、
上記目的のためこの成分をなるべく低く抑えるよ
うにしたものであり、これが本発明の特徴の1つ
である。このSiO2成分は積極的に添加しない場
合においても、原料中に不可避的成分として含ま
れるものであるが、最大でも2重量%以内に抑え
られるべきである。2重量%を超えると、加熱後
のデスケーリングにおいてもこれによる被膜(複
酸化物)が十分に除去できず、この結果圧延によ
るスケール疵を生じてしまう。第1図はSiO2量
と圧延後のスケール疵深さとの関係を示すもの
で、本発明の他の成分を満足させる被覆剤におい
てSiO2の量を変化させ発生するスケール疵の深
さを調べたものである。なおその実験条件として
は、加熱温度1300℃、保持時間8hr、圧延時の圧
下比2.5を採用した。同図で明らかなように
SiO2:2重量%を境にスケール疵深さが著しく
小さくなつており、複酸化物による被脱がほぼ完
全に除去されていることが示されている。 以上の基本成分の外に、必要に応じて上述した
ような粘結剤が2〜10重量%程度添加される場合
がある。また若干の不可避的不純物が含まれる。 以上が本発明の成分系であるが、実際の使用に
当つては、上記成分からなる混合物を水等の溶剤
で溶いてスラリー化し、鋼材に塗布するものであ
る。上記溶剤としては水の他に、有機性溶媒等を
用いることができる。 鋼材の加熱は被覆剤の乾燥後行われる。スラブ
の加熱温度は通常1000〜1300℃であり、この温度
域において、被覆剤中の酸化物が焼結状態となつ
て緻密構造の複酸化物を生成し、また金属Al粉
末の脱酸効果により地鉄への酸素拡散が防止され
る。SiO2成分の制限により、鋼材表面に生成さ
れる被膜はほとんど総て剥離性の良い複酸化物
(MgO・Al2O3)であり、このため後続のデスケ
ーリング工程でほぼ完全に除去される。 実施例 1
【表】
【表】
第1表の組成の鋼材に第2表の組成の本発明被
覆剤及び比較剤をそれぞれ表面に塗布し乾燥させ
た。そして、無塗布の鋼材を含め空気中で1300℃
に加熱し、保熱時間を2時間、4時間、6時間と
して酸化減量を調べた。なお、この酸化減量は次
のようにして求められたものである。 酸化減量 =(加熱後重量)−(加熱前重量)/加熱前重量×100
(%) ※加熱後重量は、塗布剤、スケールを完全に除
去した後の重量 第2図はその結果を示すもので、Aは無塗布鋼
材、Bは本発明剤塗布鋼材、Cは比較剤塗布鋼材
を示している。同図から明らかなように、6時間
経過後の酸化減量が無塗布鋼材で7%、比較剤塗
布鋼材で3%であるのに対し、本発明剤塗布鋼材
では0.6%程度であり、酸化スケールの発生が従
来に較べ大幅に抑えられていることが判る。 また、上記加熱後の各鋼材の表面生成酸化物
(酸化スケール等)の剥離性をみるため、加熱後、
各鋼材に対して高圧水ジエツトによりデスケーリ
ングを行い、冷却したものの表面拡大写真を第3
図に示す。図において、イは無塗布鋼材、ロは本
発明剤塗布鋼材、ハは比較剤塗布鋼材であり、イ
の無塗布鋼材、さらにはハの比較剤塗布鋼材では
未だ酸化スケール等が残存し、表面に凹凸が目立
つのに対し、ロの本発明剤塗布鋼材では、表面酸
化物がほとんど除去され、平坦な表面状態となつ
ている。 実施例 2 上記第1表の組成の鋼をスラブとし、この表面
に第2表の組成の被覆剤を塗布し、乾燥させた。
そして無塗布のスラブを含め3本同時に1300℃
(酸素濃度2〜5%)の温度に加熱して8時間保
持し、その後130Kg/cm2の高圧水流ジエツトでデ
スケーリングした後、圧延(圧下比2.5)した。
そして、この圧延後シヨツトブラストをかけ、表
面を観察した。第4図イないしハは各鋼材の表面
拡大写真である。この写真によれば、イの無塗布
鋼材、ハの比較剤塗布鋼材では、表面に酸化スケ
ール残存に起因したスケール疵を生じており、そ
のスケール疵は無塗布鋼材では深さ1.6mm、また
比較剤塗布鋼材でも深さ0.5mm程度に及んでいる。
これに対してロに示す本発明剤塗布鋼材では、ス
ケール疵の発生がほとんど見られず、表面に生成
した複酸化物が適切に剥離していることが判る。 以上述べた本発明によれば、スラブ等の鋼材加
熱時における酸化スケールの発生を適切に防止す
るとともに、生じる表面酸化物もデスケール工程
で良好な剥離性を有するものとすることができ、
このため圧延によるスケール疵の発生が防止さ
れ、従来スケール疵発生によつて必要とされてい
たグラインダー等による表面手入れが不要要とな
るとともに、鋼材歩留の向上と板厚精度の向上を
図ることができる等の効果があり、特にこのよう
な効果を、難剥離性の酸化スケールを生じてスケ
ール疵を生じ易かつた高合金鋼において適切に得
さしめるものであるからその効果の大きい発明で
ある。
覆剤及び比較剤をそれぞれ表面に塗布し乾燥させ
た。そして、無塗布の鋼材を含め空気中で1300℃
に加熱し、保熱時間を2時間、4時間、6時間と
して酸化減量を調べた。なお、この酸化減量は次
のようにして求められたものである。 酸化減量 =(加熱後重量)−(加熱前重量)/加熱前重量×100
(%) ※加熱後重量は、塗布剤、スケールを完全に除
去した後の重量 第2図はその結果を示すもので、Aは無塗布鋼
材、Bは本発明剤塗布鋼材、Cは比較剤塗布鋼材
を示している。同図から明らかなように、6時間
経過後の酸化減量が無塗布鋼材で7%、比較剤塗
布鋼材で3%であるのに対し、本発明剤塗布鋼材
では0.6%程度であり、酸化スケールの発生が従
来に較べ大幅に抑えられていることが判る。 また、上記加熱後の各鋼材の表面生成酸化物
(酸化スケール等)の剥離性をみるため、加熱後、
各鋼材に対して高圧水ジエツトによりデスケーリ
ングを行い、冷却したものの表面拡大写真を第3
図に示す。図において、イは無塗布鋼材、ロは本
発明剤塗布鋼材、ハは比較剤塗布鋼材であり、イ
の無塗布鋼材、さらにはハの比較剤塗布鋼材では
未だ酸化スケール等が残存し、表面に凹凸が目立
つのに対し、ロの本発明剤塗布鋼材では、表面酸
化物がほとんど除去され、平坦な表面状態となつ
ている。 実施例 2 上記第1表の組成の鋼をスラブとし、この表面
に第2表の組成の被覆剤を塗布し、乾燥させた。
そして無塗布のスラブを含め3本同時に1300℃
(酸素濃度2〜5%)の温度に加熱して8時間保
持し、その後130Kg/cm2の高圧水流ジエツトでデ
スケーリングした後、圧延(圧下比2.5)した。
そして、この圧延後シヨツトブラストをかけ、表
面を観察した。第4図イないしハは各鋼材の表面
拡大写真である。この写真によれば、イの無塗布
鋼材、ハの比較剤塗布鋼材では、表面に酸化スケ
ール残存に起因したスケール疵を生じており、そ
のスケール疵は無塗布鋼材では深さ1.6mm、また
比較剤塗布鋼材でも深さ0.5mm程度に及んでいる。
これに対してロに示す本発明剤塗布鋼材では、ス
ケール疵の発生がほとんど見られず、表面に生成
した複酸化物が適切に剥離していることが判る。 以上述べた本発明によれば、スラブ等の鋼材加
熱時における酸化スケールの発生を適切に防止す
るとともに、生じる表面酸化物もデスケール工程
で良好な剥離性を有するものとすることができ、
このため圧延によるスケール疵の発生が防止さ
れ、従来スケール疵発生によつて必要とされてい
たグラインダー等による表面手入れが不要要とな
るとともに、鋼材歩留の向上と板厚精度の向上を
図ることができる等の効果があり、特にこのよう
な効果を、難剥離性の酸化スケールを生じてスケ
ール疵を生じ易かつた高合金鋼において適切に得
さしめるものであるからその効果の大きい発明で
ある。
第1図は被覆剤中のSiO2量と疵深さとの関係
を示すものである。第2図は実施例1における各
鋼材の酸化減量を示すものである。第3図イない
しハは実施例1におけるデスケーリング後の鋼材
表面拡大写真であり、このうちイは無塗布鋼材、
ロは本発明剤塗布鋼材、ハは比較剤塗布鋼材であ
る。第4図イないしハは実施例2におけるデスケ
ーリング及びシヨツトブラスト処理後のスラブ表
面拡大写真であり、このうち、イは無塗布鋼材、
ロは本発明剤塗布鋼材、ハは比較剤塗布鋼材であ
る。
を示すものである。第2図は実施例1における各
鋼材の酸化減量を示すものである。第3図イない
しハは実施例1におけるデスケーリング後の鋼材
表面拡大写真であり、このうちイは無塗布鋼材、
ロは本発明剤塗布鋼材、ハは比較剤塗布鋼材であ
る。第4図イないしハは実施例2におけるデスケ
ーリング及びシヨツトブラスト処理後のスラブ表
面拡大写真であり、このうち、イは無塗布鋼材、
ロは本発明剤塗布鋼材、ハは比較剤塗布鋼材であ
る。
Claims (1)
- 1 MgOを主成分とし、これに金属Al粉末を25
〜40重量%添加し且つSiO2成分を2重量%以下
に抑えてなる鋼材の酸化スケール発生防止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5401283A JPS59179712A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 鋼材の酸化スケ−ル発生防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5401283A JPS59179712A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 鋼材の酸化スケ−ル発生防止剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59179712A JPS59179712A (ja) | 1984-10-12 |
| JPH0148331B2 true JPH0148331B2 (ja) | 1989-10-18 |
Family
ID=12958672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5401283A Granted JPS59179712A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 鋼材の酸化スケ−ル発生防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59179712A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2726872B2 (ja) * | 1990-12-25 | 1998-03-11 | 新日本製鐵株式会社 | 耐低温チッピング性及び耐穴あき耐食性に優れた亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
| CN104498683B (zh) * | 2014-12-31 | 2017-01-25 | 苏州赛格瑞新材料有限公司 | 一种具有高发射率的钢坯用防氧化涂料及其制备方法 |
-
1983
- 1983-03-31 JP JP5401283A patent/JPS59179712A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59179712A (ja) | 1984-10-12 |
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|---|---|---|
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