JPH0148886B2 - - Google Patents

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JPH0148886B2
JPH0148886B2 JP56161679A JP16167981A JPH0148886B2 JP H0148886 B2 JPH0148886 B2 JP H0148886B2 JP 56161679 A JP56161679 A JP 56161679A JP 16167981 A JP16167981 A JP 16167981A JP H0148886 B2 JPH0148886 B2 JP H0148886B2
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JP
Japan
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small intestine
extract
solution
cells
proliferation
Prior art date
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JP56161679A
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JPS5862116A (ja
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Naochika Takahashi
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は肝細胞の増殖促進物質に関する。 本発明者は、温血動物の腸粘膜より、肝細胞の
増殖を促進する物質を得るべき種々検討した結
果、本発明に到達した。すなわち、本発明の要旨
は、温血せきつい動物の腸粘膜を採取し、これを
カルシウムを実質的に含有しない塩類溶液で処理
してホモジネートを得、次いでこの上清を加熱
し、更に透析することにより取得される物質であ
つて、非透析性であり、ConA―セフアロースク
ロマトグラフイーにより溶出され、その溶出物の
SDS―ポリアクリルアミドゲルによる電気泳動図
は分子量約48000〜16000に3本のバンドを有し、
かつ肝細胞の増殖促進作用を有することを特徴と
する肝細胞の増殖促進物質にある。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明における温血せきつい動物としては、ラ
ツト、マウス、ニワトリ、ヤギ、ウシ、ウサギブ
タ、ウマ等が挙げられる。 これらの動物の腸粘膜の種類としては、小腸、
盲腸、十二脂腸、空腸、廻腸、大腸が挙げられる
が、通常、ウシ、ブタ、ニワトリ等の小腸、盲腸
が好適に使用される。 本発明に係る促進物質は、たとえば次のような
方法によつて得られる。 まず、上記動物の腸粘膜を採取する。採取は、
通常、擦過去により、腸上皮粘膜組織を得る。こ
れをカルシウムを実質的に含有しない塩類溶液で
処理してホモジネートを得る。これらの工程は通
常0〜2℃程度の温度で行なわれる。 上記塩類溶液としては、たとえばタイロード溶
液(Tyrode′s solution)(以下、「CMF」とい
う)が使用される。この溶液の組成は次のとおり
である。 NaCl 8.00 Na2HPO4 1.15 KCl 0.20 KE2PO4 0.20 (g/l) すなわち、塩類溶液としてはK,Na特にKを
含有するものが好適である。 カルシウムが含まれる溶液を使用すると、本発
明の所期の目的を達することができない。さらに
マグネシウムをも実質的に含有しない塩類溶液が
最も好ましい。すなわちカルシウム及びマグネシ
ウムを含有しないものが最適である。 次いでホモジネートから、遠心分離等により上
清を得る。遠心分離によるときは、通常8000〜
12000×gで数分以上で行なわれる。得られた上
清は加熱され、変性した高分子タンパタは沈殿除
去される。加熱は60〜100℃程度で行なわれる。
次いで上清を上記塩類溶液、たとえばCMFで透
析処理し、低分子量成分が除去される。 このようにして取得される物質は、次のような
性質を有する。 イ 良好な熱安定性を示し、非透析性である。 ロ ConA(コンカナバリンA)―セフアロース
クロマトグラフイーにより溶出される。すなわ
ち、多糖類又は糖タンパク質の性状を示さな
い。 ハ SDSポリアクリルアミドゲルによる電気泳動
図は分子量約48000〜16000に3本のバンドを有
する。 ニ 動物による種特異性を示さない。 ホ 肝細胞の増殖促進作用を有し、血清無添加培
地でもこの物質を添加することによつて肝実質
細胞の培養が可能である。 以上のように、本発明に係る物質は、肝機能促
進剤等としての適用が期待される。 以下、本発明を実施例により、さらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えないかぎり、
これら実施例に限定されるものではない。 実施例 1 生後約3ケ月のSprauge―Dawley系雄ラツト
の小腸粘膜抽出物を新生児ラツト肝細胞培養に添
加し、その増殖をみた。 (1) 小腸粘膜の採取及び抽出法 ラツトを軽くエーテル麻酔し、頚動脈を切断、
放血後、開腹して全小腸をとりだし、小腸内容物
をしぼり出し、冷CMF溶液で洗浄した。これを
手術用ハサミで縦に切り開き、ピンセツトで小腸
粘膜を擦過採取し、約10倍容のCMF溶液でホモ
ジネート後、12000×g、30分間遠心分離し、上
滑を小腸粘膜抽出物とした。 (2) 加熱および透析処理 得られた小腸粘膜抽出物を、100℃、2分間加
熱後、12000×g、20分間遠心分離し上清を、
CMF溶液で24時間透析した。 (3) 試験 基本培地としてEagle MEM(組成を表1に示
す)を使用して、再生肝手術(注1)又は再生肝
擬似手術(注2)をしたラツト(術後24時間後)
の加熱、透析した小腸粘膜抽出物(1.3mg
protein/ml)を10%添加した。結果を表2に示
す。 なお、新生児ラツト肝細胞培養方法及び細胞数
の測定方法は次のとおりである。 a 新生児ラツト肝細胞培養方法 生後6日目の新生児ラツト8〜10頭を断首、放
血し、70%エタノールで消毒後、無菌箱の中に入
れ、以後遠心分離以外はすべて無菌箱中で操作し
た。腹部をハサミで切開し、全肝臓をとりだし、
CMF溶液でよく洗浄し、カミソリの刃で約1mm
角の大きさに細切した。細切した肝臓を0.05%コ
ラーゲナーゼ(HanKs溶液に溶かしたもの。該
溶液の組成は、表3に示す)で37℃、1時間イン
キユベートし、その後二重のナイロンガーゼでろ
過し、CMF溶液で洗浄後、再度二重のナイロン
ガーゼでろ過した。ろ過した粗細胞浮遊液を40×
g、2分間低速遠心分離し、肝実質細胞を集め、
その上清を取り除き、ふたたびCMF溶液を加え、
軽くピペツテイングし、同様に遠心分離し、以下
同じ遠心操作を2回くり返し、細胞をよく洗浄し
た。 洗浄した細胞を目的とする培地にいれ、プラス
チツクシヤーレ(35×15mm)に各1.5c.c.ずつ細胞
をまき、37℃、95%air−5%CO2の気相で培養
した。 b 細胞数の測定方法 培養後、測定日にシヤーレをとり出し、培地を
取り除き0.25%トリプシン(CMF溶液に溶かし
たもの)で37℃、30分間インキユベートし細胞を
シヤーレよりはがした。その細胞浮遊液を500×
g、10分間遠心分離し、細胞を集めそれを既知量
のCMF溶液に溶かし、トリパンブルーで染色後、
肝実質の生細胞のみを、ヘマトメータにより測定
した(トリパンブルーの染色により、核の染まら
ないものを生細胞とした)。なお、各3個のシヤ
ーレを測定し、その平均値を細胞数とした。
【表】
【表】
【表】 以下は、再生肝手術と同様に縫合、消毒した。
【表】 すなわち、上記小腸粘膜抽出物の添加により、
新生児ラツトの培養肝細胞の顕著な増殖がみられ
る。
【表】 実施例 2 小腸粘膜抽出物を成熟ラツトの肝細胞培養に添
加し、細胞の接着率、増殖、肝機能をみた(基本
培地:Eagle MEM。)。 培養に供試する動物は、生後約2ケ月の
Sprauge―Dawley系雄ラツトを使用した。 a 細胞数の測定 細胞数の測定は、実施例1と同様の方法で行な
つた。正常なラツトの加熱透析した小腸粘膜抽出
物(0.3mgprotein/ml)を10%添加し、正常ラツ
ト血清を10%添加した場合と比較した。結果を表
4に示す。
【表】 上記小腸粘膜抽出物を添加した培地では、7日
間ほぼ細胞数を維持するが、正常なラツト血清を
添加した培地では徐々に減少することがわかる。 b 細胞の接着率 正常なラツトの加熱透析した小腸粘膜抽出物
0.8mgprotein/mlを10%添加したものと0.3mg
protein/mlを10%添加したものを使用した。対
照として、正常ラツト血清を10%添加したもの
と、無添加のものを使用した。結果を表5に示
す。 なお、細胞数の接着率の測定方法は次のとおり
である。 すなわち、培養24時間後にシヤーレを取り出
し、培地を取り除きCMF溶液で洗浄後、0.25%
トリプシンで37℃、30分間インキユベートし、細
胞をはがし、トリパンブルーにて細胞数を測定し
た。最初に細胞をまいた数に対するシヤーレの底
に付着した細胞の百分率で示した。
【表】
【表】 すなわち、上記小腸粘膜抽出物を添加した場合
には、有意に接着率が高まつた。 c 培地中のアミノ酸尿素、アンモニアの測定 正常ラツトの加熱透析した小腸粘膜抽出物を10
%含むEagle MEM培地で3日間培養した後、そ
の培地をCMF溶、Eagle MEMの各培地に交換
し、3,6,9時間、37℃で培養し、各培地中の
アミノ酸、尿素、アンモニアを測定した。結果を
表6に示す。 アミノ酸態窒素:ニンヒドリン発色法によ
る。 尿素態窒素:ジアセチルモノオキシム法を用
いた測定試薬による。 アンモニア態窒素:バーセロツト
(Berthelot)反応を用いた。
【表】
【表】 すなわち、上記小腸粘膜抽出物を添加し培養し
たときの肝細胞の、窒素代謝における肝機能は、
MEMとCMF溶液の異なる培地条件により、ア
ミノ酸、尿素、アンモニアの生成が変化すること
から、充分な肝機能を保持していると思われる。 実施例 3 ヤギ、ウサギ、ニワトリの加熱透析した小腸粘
膜抽出物を培地に添加し、ラツト肝細胞につい
て、接着率、増殖をみた。 ヤギは約3才の雌のザーネン種、ウサギは約10
ケ月齢の雄のニユージーランドホワイト、ニワト
リは約2ケ月齢の雄の白色レグホーンを使用し
た。 a 成熟ラツト肝細胞の接着率 ヤギ、ウサギ、ニワトリの加熱透析した小腸粘
膜抽出物を、実施例1に記載された方法で得、こ
れを10%添加して行なつた(0.8mgprotein/ml)。
このときの成熟ラツト肝細胞のの培養24時後の接
着率を表7に示す。
【表】 b 新生児ラツト肝細胞の細胞数 ヤギ、ウサギ、ニワトリの加熱透析した小腸粘
膜抽出物(0.4mgprotein/ml)を10%添加した。
結果を表8に示す。
【表】 実施例 4 a 加熱透析した正常ラツト小腸粘膜抽出物を
ConA―セフアロースクロマトグラフイーによ
り精製した。すなわち0.5M―NaCl―10mM
Tris―HClバツフアーPH7.5で、平衡にしたの
ち、上記抽出物を添加し、上記バツフアーで10
ml/hrの速さで溶出した。溶出パターンを図1
に示す。溶出された分画は一つであつた。 b この溶出された分画をコロジオンバツクにて
濃縮し、新生児ラツト肝細胞培養の培地に添加
し、5日間培養しその時の増殖をみたところ、
顕著な増殖がみられた(図2)。図2において、
―●―は溶出前の抽出物(0.04mg/ml)添加、
―〇―は溶出された抽出物(0.04mg/ml)添加
を表わす。 c 溶出された小腸粘膜抽出物を、5.6%SDSポ
リアクリルアミドゲルにて、PH7.4、0.4Mトリ
ス―酢酸バツフアーにて泳動した。染色はクマ
シーブルーにて染色した。その電気泳動図は、
分子量約48000、16000に3本のバンドを有する
ものであつた。 実施例 5 加熱透析した正常ラツト小腸粘膜抽出物をシエ
フアデツクスクロマトグラフイーにより分画し、
フラクシヨンコレクターに得られた分画物を、
280nmでUV吸収スペクトルを測定した。結果を
図3に示す。
【図面の簡単な説明】
図1は、ConA―セフアロースクロマトグラフ
イーによる正常ラツトの加熱透析した小腸粘膜抽
出物の溶出区分を示し、図2は溶出区分を添加し
たときの新生児ラツト肝細胞の増殖を示す図であ
り、図3はシエフアデツクスクロマトグラフイー
による分画物のUV吸収スペクトルを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 温血せきつい動物の腸粘膜を採取し、これを
    カルシウムを実質的に含有しない塩類溶液で処理
    してホモジネートを得、次いでこの上清を加熱
    し、更に透析することにより取得される物質であ
    つて、非透析性であり、ConA−セフアロースク
    ロマトグラフイーにより溶出され、その溶出物の
    SDS−ポリアクリルアミドゲルによる電気泳動図
    は分子量約48000〜16000に3本のバンドを有し、
    かつ肝細胞の増殖促進作用を有することを特徴と
    する肝細胞の増殖促進物質。
JP56161679A 1981-10-09 1981-10-09 肝細胞の増殖促進物質 Granted JPS5862116A (ja)

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JPS60243019A (ja) * 1984-05-17 1985-12-03 Mitsubishi Chem Ind Ltd 肝細胞増殖因子
US5328837A (en) * 1992-05-18 1994-07-12 Genentech, Inc. Hepatocyte growth factor protease domain variants
ATE222603T1 (de) * 1992-05-18 2002-09-15 Genentech Inc Hepatozytwachstumfaktor variante
US5316921A (en) * 1992-05-18 1994-05-31 Genentech, Inc. Single-chain hepatocyte growth factor variants

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