JPH0150220B2 - - Google Patents
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- JPH0150220B2 JPH0150220B2 JP57061196A JP6119682A JPH0150220B2 JP H0150220 B2 JPH0150220 B2 JP H0150220B2 JP 57061196 A JP57061196 A JP 57061196A JP 6119682 A JP6119682 A JP 6119682A JP H0150220 B2 JPH0150220 B2 JP H0150220B2
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- reaction mixture
- catalyst
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- reactor
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C253/00—Preparation of carboxylic acid nitriles
- C07C253/08—Preparation of carboxylic acid nitriles by addition of hydrogen cyanide or salts thereof to unsaturated compounds
- C07C253/10—Preparation of carboxylic acid nitriles by addition of hydrogen cyanide or salts thereof to unsaturated compounds to compounds containing carbon-to-carbon double bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C255/00—Carboxylic acid nitriles
- C07C255/01—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms
- C07C255/02—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms of an acyclic and saturated carbon skeleton
- C07C255/04—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms of an acyclic and saturated carbon skeleton containing two cyano groups bound to the carbon skeleton
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/582—Recycling of unreacted starting or intermediate materials
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、触媒成分の回収に関し、詳しくはニ
ツケル錯体を触媒として、触媒促進剤(catalyst
promotor)であるトリアリールボラン例えばト
リフエニルボランとともに使用する、オレフイン
のシアン化水素付加処理(hydro cyanation)に
より得られる生成物流から、例えばブタジエンの
シアン化水素付加によるアジポニトリル生成物か
ら、ゼロ価ニツケル錯体を回収する方法に関す
る。 本発明が特に適用されるシアン化水素付加処理
の方法は、米国特許第3496218号(1970年2月17
日発行)に記載されている。この方法で使用され
る触媒はゼロ価ニツケル触媒であり;その具体的
な形態が米国特許第3766237号(1973年10月16日
発行)に記載されている。 米国特許第4082811号(1978年4月4日発行)
には、触媒回収法と組合わされたシアン化水素付
加処理法が開示されている。本発明が適用される
特定の作業法(operation)が、この特許の第2
欄39−42行に見出される。 ジニトリルから、特にアジポニトリルからニツ
ケル触媒混合物を抽出する実現可能性が、米国特
許第3773809号(1973年11月20日発行)に詳細に
述べられている。この特許には、その抽出方法に
使用することができるいくつかの有機物質ととも
に、抽出によつて得られる諸相の詳細な分析が開
示されている。第4欄3〜15行目には、触媒促進
剤としてアリールボラン化合物を使用することが
開示されている。 本発明は、オルガノボラン例えばトリフエニル
ボランで活性促進され、中性リガンド(配位子)
を過剰に含有するゼロ価ニツケル触媒の存在下
で、炭素原子数4〜20個の非共役性でエチレン性
不飽和の有機ニトリル、例えば3−及び/又は4
−ペンテンニトリルをシアン化水素付加処理によ
つて未反応ニトリル、ジニトリル、触媒、中性リ
ガンド及び不活性化された触媒からなる反応生成
物を生ぜしめる、ジニトリル例えばアジポニトリ
ルの製造法であつて、その際該反応生成物を脂肪
族又は脂環式炭化水素と接触させる方法におい
て、該反応生成物が前記炭化水素と接触する前
に、本質的に無水(water−free)のアンモニア
を少なくとも約150ppmの量で前記反応生成物の
中に注入することを特徴とする方法である。 上で言及した先行技術には、本発明を適用する
ことができるシアン化水素付加処理の方法が述べ
られている。特に、本発明は、米国特許4082811
号(例えば第2欄23−42行)、米国特許第3773809
号に記載のシアン化水素付加処理生成物を脂肪又
は脂環式炭化水素で処理してモノニトリル及びジ
ニトリルから触媒を回収するのに適用される。い
ずれの場合でも、反応生成物の揮発性成分例えば
未反応モノニトリル実質的部分例えば50%〜95%
が、生成物流が前記炭化水素と接触させられる前
に、例えばフラツシユ蒸留によつて除かれる。揮
発性成分を除去した後に脂肪族又は脂環式炭化水
素と接触させられる生成物流は、炭素原子数4〜
20の非共役性でエチレン性不飽和のいずれの有機
ニトリルのシアン化水素付加処理からも得ること
ができる。ヘキサメチレンジアミンの製造に使用
される中間体であるアジポニトリル(ADN)を
生ずる、ペンテンニトリル、例えばシス−及びト
ランス−3−ペンテンニトリル(3−PN′s)、4
−ペンテンニトリル(4−PN)及びそれらの混
合物(3,4−PN′s)のシアン化水素付加処理
が特に重要である。このジアミンは、ポリヘキサ
メチレンアジピン酸アミド、即ち繊維、フイルム
及び成形製品の製造に有用な商業的ポリアミドの
製造に使用される。 シアン化水素付加処理に使用される触媒は、典
型的には、米国特許第3903120号(1975年9月2
日発行)にしたがつて製造されるゼロ価ニツケル
(Ni0)触媒である。一般式NiL4(ここで、Lは式
P(OAr)3のトリアリールホスフアイトのような
中性リガンドであり、Arは炭素原子数18までの
アリール基である)を有する触媒が特に重要であ
る。アリール基を例示すると、メトキシフエニ
ル、トリル、キシリル及びフエニルがあげられ
る。m−トリル及びp−トリル及びそれらの混合
物が、好ましいアリール基である。通常、過剰の
リガンドが使用される。 上記触媒とともに使用する促進剤は、式BR3
(ここで、Rは炭素原子数6〜12のアリール基又
は置換されたアリール基であり、例えばフエニ
ル、o−トリル、p−トリル、ナフチル、メトキ
シフエニル、ビフエニル、クロロフエニル及びブ
ロモフエニルである)のトリアリールボランその
他のトリアリールボランである。トリフエニルボ
ラン(TPB)が好ましい。 揮発性成分を除去する前のシアン化水素付加反
応生成物の代表的分析結果であつて、諸成分の濃
度範囲を示すものを表に呈示する。諸濃度は、
反応条件によつて変化するものである。 表 化合物 量(重量%) 中性リガンド(L) 15〜35 3,4−PN′s 20〜60 アジポニトリル(ADN) 15〜50 他のジニトリル <3 可溶性触媒及び促進剤(Ni0−BR3)
<1 固形分* 0.1〜4 他の有機物 4〜8 * 米国特許第4082811号第3欄55〜60行に一般
的に定義されている。 生成物中に存在する少なくとも50〜95%のモノ
ニトリルは当業者の自明の方法によつて、例えば
フラツシユ蒸留によつて通常除去され、生成物が
炭化水素と接触させられたときに二つの液相が形
成されるようにされる。適当な炭化水素には、約
30℃〜135℃の範囲に沸点(b.p.)を有するパラ
フイン及びシクロパラフイン(脂肪族及び脂環式
炭化水素)であつて、n−ペンタン、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン及びn−オクタン並びにこれら
に対応する分枝鎖のパラフイン系炭化水素で前記
特定した範囲内に沸点を有するものが含まれる。
有用な脂環式炭化水素には、シクロペンタン、シ
クロヘキサン、及びシクロヘプタン並びにアルキ
ル置換の脂環式炭化水素で前記特定した範囲内に
沸点を有するものが含まれる。例えば上記の炭化
水素の混合物又はn−ヘプタンの他に多数の炭素
水素を含有する市販のヘプタンのような炭化水素
の混合物も使用することができる。シクロヘキサ
ンが好ましい溶媒である。 軽い(炭化水素の)相は、触媒、反応物等を回
収してシアン化水素付加処理へ再循環させるため
に適当な装置へ供され、一方主にジニトリルを含
有している重い(下の)相は、該相に集積してい
る固形物(solids)を除去した後に生成物回収に
供される。これらの固形物には、例えば米国特許
4082800号に示された方法によつてやはり回収さ
れる貴重な諸成分が含まれている。 連続的抽出を長時間行うとその間に、少量の固
形物が二つの液相間の界面に集まり、軽い相から
重い相へ通過する重い液の液滴を被覆する傾向が
あつて、その結果これら固形物によつて被覆され
た小滴から細胞状の混合物が生成することが見出
された。この固形物は、乾燥すると、粒径0.1〜
20ミクロンの灰色の粉で、約0.1〜3%ホウ素を
含有していることがある。これらの化学的組成
は、米国特許第4082811号(この特許の表を参
照)に記載の固形物に非常によく似つている。こ
の細胞状混合物、即ち界面にある塵(rag)は活
動を停止しない相分離機を抑制する。相分離を連
続的に行なわなければならない場合には、この塵
を界面から除かなければならない。 実質的に無水のアンモニアが少量存在すると、
この塵を破壊するか、少なくとも連続的方式で効
果的な相分離を実現できる程度まで塵の形成を妨
げることを、見出した。この成果を達成するに
は、反応生成物の重量に対して少なくとも約150、
好ましくは少なくとも200ppm(重量)のアンモニ
アが必要である。使用するアンモニア量の上限は
臨界的ではなく、実際固形物を溶解するのに十分
なアンモニアを加えることができるが、塵を除く
かあるいは少なくともその生成を抑制するのに
は、一般に約500ppmより多くアンモニアを導入
することは不必要である。 シアン化水素付加処理系に水が存在することは
望ましくなく、このためにアンモニアは無水でな
けらればならない、即ちアンモニア重量につき水
の含量は0.3%未満でなければならない。商業的
に入手することができる無水アンモニアは、完全
に満足できる。アンモニアを導入する形態は制限
されない。 アンモニアをその中に導入する生成物流の温度
は広範囲にわたつて変化できるが、通常約25〜80
℃の範囲内の温度を維持するのが好都合である。
アンモニアと生成物流を適当に接触させる方法
は、当業者には明らかである。 本発明を説明するために、次の実施例と比較例
を示すが、本発明をこれらに限定するものではな
い。 実施例1及び2、比較例 次の略語及び定義をここで使用する。 TT=PCl3と、関連フエノールを若干量含有する
市販のm、p−クレゾールの反応生成物 転換率=消費された3−及び4−PN′sのモ
ル数/供給された3−及び4−PN′sのモル数×100 収率(ADN)=製造されたADNのモル数/消費
された3−及び4−PN′sのモル数×100 収率(2PN)=製造された2−PNのモル数/
消費された3−及び4−PN′sのモル数×100 使用された装置は、反応器としての約25c.c.容量
のガラス製フラスコ3個からなり、これらを直列
に連結して、第1反応器からのオーバーフローが
重力によつて第2反応器へ導びかれ、第2反応器
からのオーバーフローが重力によつて第3反応器
へ導びかれるようにする。最後の反応器からのオ
ーバーフローは定期的に変えられる生成物受け器
に保持する。各々の反応器には、個別的に制御さ
れる電気的加熱手段と、運転中に内容物を採取す
るための側口(side arms)とが備わつている。
第1反応器には、触媒溶液、促進剤溶液及びペン
テンニトリルのための導入口が設けられている。
各反応器には、フラスコの液体内容物の下にシア
ン化水素を導入するための口も備わつている。窒
素の入口が各反応器及び生成物受け器の蒸気空間
へ設けられ、非酸化性雰囲気を提供するようにな
つている。下に述べる、反応器に導入され、溶液
を調製するのに使用されるペンテンニトリルに
は、約98%の3PNと1%の4PNとともに痕跡量
の他のニトリル類が含まれている。もつて純度の
低いペンテンニトリルでも使用でき、本質的に同
様の結果をもたらす。第1反応器の中に導入され
る触媒溶液は、77%のTTP、20%のPN′s及び3
%ニツケル粉末を含む混合物(この混合物に、塩
化物触媒を三塩化リンの形で100ppmを加える)
を反応させて調製した。混合物を80℃で16時間加
熱し、冷却し、そして過して約2.7重量%のゼ
ロ価ニツケル(Ni0)を含有する溶液をつくつ
た。促進剤溶液は、乾燥TPBの混合物を上述の
ニトリルに溶かして約20重量%のトリフエニルボ
ランを含む溶液をつくることにより調製する。実
施例で使用したシアン化水素は本質的に硫酸を含
まず、ほんの痕跡量の二酸化イオウを含んでい
る。シアン化水素を、導入前に劣化するのを防ぐ
ために、約0℃に冷却する。触媒溶液、ペンテン
ニトリル及び促進剤溶液を室温で各反応器に加え
ることにより、この反応系を始動させる。次いで
撹拌を始める。反応器を60℃まで加温した後、シ
アン化水素、触媒、促進剤溶液及びペンテンニト
リルの導入を始め、シアン化水素のNi0、TPB、
TTP、3,4−PN′sに対する比がそれぞれ2.50、
390.7、2.90、及び0.192となるように調節する。
供給された諸成分中に、約0.378重量%のNi0が存
在する。ADNが、3.43×10-4g/c.c./minの割合
で生ずる。生成物には、58.4重量%の3,4−
PN′sが含まれ、ADNへの転換率は20%、ADN
の収率は87.4%である。2−PNの収率は8.4%で
ある。 反応生成物を集めて、未反応モノニトリルの大
部分を除去するために真空下で蒸留する。表に
示す分析結果を得た。 表 化合物 量(重量%) 中性リガンド(TTP) 44.2 3,4−PN′s 7.5 ADN 37.9 他のジニトリル <3 他の有機物 <1 可溶性触媒及び促進剤(Ni0及びTPBとして)
<1 固形物* <1 * 米国特許第4082811号の第3欄55〜60行に一
般的に定義されている。 表に示す量で生成物中に測定した一定量のア
ンモニアを注入することにより、上記反応生成物
から取つた5試料に無水アンモニアガスを加え
る。一試料は無処理である。約20mlの各試料を、
試薬級シクロヘキサン25mlとともに、50mlのメス
シリンダーに入れる。シリンダーに栓をし、60℃
に加熱し、15回反転させた後、60℃で各層に分離
させる。結果を表に示す。アンモニアが増加す
るにつれ、固形物が下層に移行する傾向が増すこ
とがわかる。 【表】
ツケル錯体を触媒として、触媒促進剤(catalyst
promotor)であるトリアリールボラン例えばト
リフエニルボランとともに使用する、オレフイン
のシアン化水素付加処理(hydro cyanation)に
より得られる生成物流から、例えばブタジエンの
シアン化水素付加によるアジポニトリル生成物か
ら、ゼロ価ニツケル錯体を回収する方法に関す
る。 本発明が特に適用されるシアン化水素付加処理
の方法は、米国特許第3496218号(1970年2月17
日発行)に記載されている。この方法で使用され
る触媒はゼロ価ニツケル触媒であり;その具体的
な形態が米国特許第3766237号(1973年10月16日
発行)に記載されている。 米国特許第4082811号(1978年4月4日発行)
には、触媒回収法と組合わされたシアン化水素付
加処理法が開示されている。本発明が適用される
特定の作業法(operation)が、この特許の第2
欄39−42行に見出される。 ジニトリルから、特にアジポニトリルからニツ
ケル触媒混合物を抽出する実現可能性が、米国特
許第3773809号(1973年11月20日発行)に詳細に
述べられている。この特許には、その抽出方法に
使用することができるいくつかの有機物質ととも
に、抽出によつて得られる諸相の詳細な分析が開
示されている。第4欄3〜15行目には、触媒促進
剤としてアリールボラン化合物を使用することが
開示されている。 本発明は、オルガノボラン例えばトリフエニル
ボランで活性促進され、中性リガンド(配位子)
を過剰に含有するゼロ価ニツケル触媒の存在下
で、炭素原子数4〜20個の非共役性でエチレン性
不飽和の有機ニトリル、例えば3−及び/又は4
−ペンテンニトリルをシアン化水素付加処理によ
つて未反応ニトリル、ジニトリル、触媒、中性リ
ガンド及び不活性化された触媒からなる反応生成
物を生ぜしめる、ジニトリル例えばアジポニトリ
ルの製造法であつて、その際該反応生成物を脂肪
族又は脂環式炭化水素と接触させる方法におい
て、該反応生成物が前記炭化水素と接触する前
に、本質的に無水(water−free)のアンモニア
を少なくとも約150ppmの量で前記反応生成物の
中に注入することを特徴とする方法である。 上で言及した先行技術には、本発明を適用する
ことができるシアン化水素付加処理の方法が述べ
られている。特に、本発明は、米国特許4082811
号(例えば第2欄23−42行)、米国特許第3773809
号に記載のシアン化水素付加処理生成物を脂肪又
は脂環式炭化水素で処理してモノニトリル及びジ
ニトリルから触媒を回収するのに適用される。い
ずれの場合でも、反応生成物の揮発性成分例えば
未反応モノニトリル実質的部分例えば50%〜95%
が、生成物流が前記炭化水素と接触させられる前
に、例えばフラツシユ蒸留によつて除かれる。揮
発性成分を除去した後に脂肪族又は脂環式炭化水
素と接触させられる生成物流は、炭素原子数4〜
20の非共役性でエチレン性不飽和のいずれの有機
ニトリルのシアン化水素付加処理からも得ること
ができる。ヘキサメチレンジアミンの製造に使用
される中間体であるアジポニトリル(ADN)を
生ずる、ペンテンニトリル、例えばシス−及びト
ランス−3−ペンテンニトリル(3−PN′s)、4
−ペンテンニトリル(4−PN)及びそれらの混
合物(3,4−PN′s)のシアン化水素付加処理
が特に重要である。このジアミンは、ポリヘキサ
メチレンアジピン酸アミド、即ち繊維、フイルム
及び成形製品の製造に有用な商業的ポリアミドの
製造に使用される。 シアン化水素付加処理に使用される触媒は、典
型的には、米国特許第3903120号(1975年9月2
日発行)にしたがつて製造されるゼロ価ニツケル
(Ni0)触媒である。一般式NiL4(ここで、Lは式
P(OAr)3のトリアリールホスフアイトのような
中性リガンドであり、Arは炭素原子数18までの
アリール基である)を有する触媒が特に重要であ
る。アリール基を例示すると、メトキシフエニ
ル、トリル、キシリル及びフエニルがあげられ
る。m−トリル及びp−トリル及びそれらの混合
物が、好ましいアリール基である。通常、過剰の
リガンドが使用される。 上記触媒とともに使用する促進剤は、式BR3
(ここで、Rは炭素原子数6〜12のアリール基又
は置換されたアリール基であり、例えばフエニ
ル、o−トリル、p−トリル、ナフチル、メトキ
シフエニル、ビフエニル、クロロフエニル及びブ
ロモフエニルである)のトリアリールボランその
他のトリアリールボランである。トリフエニルボ
ラン(TPB)が好ましい。 揮発性成分を除去する前のシアン化水素付加反
応生成物の代表的分析結果であつて、諸成分の濃
度範囲を示すものを表に呈示する。諸濃度は、
反応条件によつて変化するものである。 表 化合物 量(重量%) 中性リガンド(L) 15〜35 3,4−PN′s 20〜60 アジポニトリル(ADN) 15〜50 他のジニトリル <3 可溶性触媒及び促進剤(Ni0−BR3)
<1 固形分* 0.1〜4 他の有機物 4〜8 * 米国特許第4082811号第3欄55〜60行に一般
的に定義されている。 生成物中に存在する少なくとも50〜95%のモノ
ニトリルは当業者の自明の方法によつて、例えば
フラツシユ蒸留によつて通常除去され、生成物が
炭化水素と接触させられたときに二つの液相が形
成されるようにされる。適当な炭化水素には、約
30℃〜135℃の範囲に沸点(b.p.)を有するパラ
フイン及びシクロパラフイン(脂肪族及び脂環式
炭化水素)であつて、n−ペンタン、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン及びn−オクタン並びにこれら
に対応する分枝鎖のパラフイン系炭化水素で前記
特定した範囲内に沸点を有するものが含まれる。
有用な脂環式炭化水素には、シクロペンタン、シ
クロヘキサン、及びシクロヘプタン並びにアルキ
ル置換の脂環式炭化水素で前記特定した範囲内に
沸点を有するものが含まれる。例えば上記の炭化
水素の混合物又はn−ヘプタンの他に多数の炭素
水素を含有する市販のヘプタンのような炭化水素
の混合物も使用することができる。シクロヘキサ
ンが好ましい溶媒である。 軽い(炭化水素の)相は、触媒、反応物等を回
収してシアン化水素付加処理へ再循環させるため
に適当な装置へ供され、一方主にジニトリルを含
有している重い(下の)相は、該相に集積してい
る固形物(solids)を除去した後に生成物回収に
供される。これらの固形物には、例えば米国特許
4082800号に示された方法によつてやはり回収さ
れる貴重な諸成分が含まれている。 連続的抽出を長時間行うとその間に、少量の固
形物が二つの液相間の界面に集まり、軽い相から
重い相へ通過する重い液の液滴を被覆する傾向が
あつて、その結果これら固形物によつて被覆され
た小滴から細胞状の混合物が生成することが見出
された。この固形物は、乾燥すると、粒径0.1〜
20ミクロンの灰色の粉で、約0.1〜3%ホウ素を
含有していることがある。これらの化学的組成
は、米国特許第4082811号(この特許の表を参
照)に記載の固形物に非常によく似つている。こ
の細胞状混合物、即ち界面にある塵(rag)は活
動を停止しない相分離機を抑制する。相分離を連
続的に行なわなければならない場合には、この塵
を界面から除かなければならない。 実質的に無水のアンモニアが少量存在すると、
この塵を破壊するか、少なくとも連続的方式で効
果的な相分離を実現できる程度まで塵の形成を妨
げることを、見出した。この成果を達成するに
は、反応生成物の重量に対して少なくとも約150、
好ましくは少なくとも200ppm(重量)のアンモニ
アが必要である。使用するアンモニア量の上限は
臨界的ではなく、実際固形物を溶解するのに十分
なアンモニアを加えることができるが、塵を除く
かあるいは少なくともその生成を抑制するのに
は、一般に約500ppmより多くアンモニアを導入
することは不必要である。 シアン化水素付加処理系に水が存在することは
望ましくなく、このためにアンモニアは無水でな
けらればならない、即ちアンモニア重量につき水
の含量は0.3%未満でなければならない。商業的
に入手することができる無水アンモニアは、完全
に満足できる。アンモニアを導入する形態は制限
されない。 アンモニアをその中に導入する生成物流の温度
は広範囲にわたつて変化できるが、通常約25〜80
℃の範囲内の温度を維持するのが好都合である。
アンモニアと生成物流を適当に接触させる方法
は、当業者には明らかである。 本発明を説明するために、次の実施例と比較例
を示すが、本発明をこれらに限定するものではな
い。 実施例1及び2、比較例 次の略語及び定義をここで使用する。 TT=PCl3と、関連フエノールを若干量含有する
市販のm、p−クレゾールの反応生成物 転換率=消費された3−及び4−PN′sのモ
ル数/供給された3−及び4−PN′sのモル数×100 収率(ADN)=製造されたADNのモル数/消費
された3−及び4−PN′sのモル数×100 収率(2PN)=製造された2−PNのモル数/
消費された3−及び4−PN′sのモル数×100 使用された装置は、反応器としての約25c.c.容量
のガラス製フラスコ3個からなり、これらを直列
に連結して、第1反応器からのオーバーフローが
重力によつて第2反応器へ導びかれ、第2反応器
からのオーバーフローが重力によつて第3反応器
へ導びかれるようにする。最後の反応器からのオ
ーバーフローは定期的に変えられる生成物受け器
に保持する。各々の反応器には、個別的に制御さ
れる電気的加熱手段と、運転中に内容物を採取す
るための側口(side arms)とが備わつている。
第1反応器には、触媒溶液、促進剤溶液及びペン
テンニトリルのための導入口が設けられている。
各反応器には、フラスコの液体内容物の下にシア
ン化水素を導入するための口も備わつている。窒
素の入口が各反応器及び生成物受け器の蒸気空間
へ設けられ、非酸化性雰囲気を提供するようにな
つている。下に述べる、反応器に導入され、溶液
を調製するのに使用されるペンテンニトリルに
は、約98%の3PNと1%の4PNとともに痕跡量
の他のニトリル類が含まれている。もつて純度の
低いペンテンニトリルでも使用でき、本質的に同
様の結果をもたらす。第1反応器の中に導入され
る触媒溶液は、77%のTTP、20%のPN′s及び3
%ニツケル粉末を含む混合物(この混合物に、塩
化物触媒を三塩化リンの形で100ppmを加える)
を反応させて調製した。混合物を80℃で16時間加
熱し、冷却し、そして過して約2.7重量%のゼ
ロ価ニツケル(Ni0)を含有する溶液をつくつ
た。促進剤溶液は、乾燥TPBの混合物を上述の
ニトリルに溶かして約20重量%のトリフエニルボ
ランを含む溶液をつくることにより調製する。実
施例で使用したシアン化水素は本質的に硫酸を含
まず、ほんの痕跡量の二酸化イオウを含んでい
る。シアン化水素を、導入前に劣化するのを防ぐ
ために、約0℃に冷却する。触媒溶液、ペンテン
ニトリル及び促進剤溶液を室温で各反応器に加え
ることにより、この反応系を始動させる。次いで
撹拌を始める。反応器を60℃まで加温した後、シ
アン化水素、触媒、促進剤溶液及びペンテンニト
リルの導入を始め、シアン化水素のNi0、TPB、
TTP、3,4−PN′sに対する比がそれぞれ2.50、
390.7、2.90、及び0.192となるように調節する。
供給された諸成分中に、約0.378重量%のNi0が存
在する。ADNが、3.43×10-4g/c.c./minの割合
で生ずる。生成物には、58.4重量%の3,4−
PN′sが含まれ、ADNへの転換率は20%、ADN
の収率は87.4%である。2−PNの収率は8.4%で
ある。 反応生成物を集めて、未反応モノニトリルの大
部分を除去するために真空下で蒸留する。表に
示す分析結果を得た。 表 化合物 量(重量%) 中性リガンド(TTP) 44.2 3,4−PN′s 7.5 ADN 37.9 他のジニトリル <3 他の有機物 <1 可溶性触媒及び促進剤(Ni0及びTPBとして)
<1 固形物* <1 * 米国特許第4082811号の第3欄55〜60行に一
般的に定義されている。 表に示す量で生成物中に測定した一定量のア
ンモニアを注入することにより、上記反応生成物
から取つた5試料に無水アンモニアガスを加え
る。一試料は無処理である。約20mlの各試料を、
試薬級シクロヘキサン25mlとともに、50mlのメス
シリンダーに入れる。シリンダーに栓をし、60℃
に加熱し、15回反転させた後、60℃で各層に分離
させる。結果を表に示す。アンモニアが増加す
るにつれ、固形物が下層に移行する傾向が増すこ
とがわかる。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アリールボランで活性促進されたゼロ価ニツ
ケル触媒の存在下で、炭素原子数4〜20個の非共
役性でエチレン性不飽和のモノニトリルへのシア
ン化水素付加によつてジニトリルを製造する方法
であつて、その際その結果得られた反応混合物
を、モノニトリルを十分に除去した後に、液相中
において脂肪族又は脂環式炭化水素と接触させて
二つの液相を生成させる方法において、反応混合
物を前記炭化水素と接触させる前に、該反応混合
物中へ少なくとも約150ppmの本質的に無水のア
ンモニアを導入することを特徴とする方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法であつて、
少なくとも約200ppmのアンモニアを導入する方
法。 3 特許請求の範囲第1項記載の方法であつて、
約200〜500ppmのアンモニアを導入する方法。 4 特許請求の範囲第3項記載の方法であつて、
反応混合物を25〜80℃の温度に維持する方法。
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