JPH0152477B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0152477B2 JPH0152477B2 JP54167692A JP16769279A JPH0152477B2 JP H0152477 B2 JPH0152477 B2 JP H0152477B2 JP 54167692 A JP54167692 A JP 54167692A JP 16769279 A JP16769279 A JP 16769279A JP H0152477 B2 JPH0152477 B2 JP H0152477B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- phenylene
- phenyl group
- diacetic acid
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
本発明は一般式
〔但し、R及びR′は炭素数1〜15のアルキル
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるN,N′−(フエニレンジメチリジイ
ン)ジアミン類を極性非水溶媒中で炭酸ガス雰囲
気下に電解還元することを特徴とする 一般式 〔但し、R及びR′は炭素数1〜15のアルキル
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸の製造方法である。尚、本発明で言うア
ルキル基とは鎖状および環状アルキル基の総称で
ある。該α,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレン
ジ酢酸は医薬品又はその製造原料、ポリマーの安
定剤、分離又は分析助剤等として広い分野で使用
されうる有用な新規化合物である。 本発明のα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸に類似の化合物は知られてないが強いて
挙げれば一般式
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるN,N′−(フエニレンジメチリジイ
ン)ジアミン類を極性非水溶媒中で炭酸ガス雰囲
気下に電解還元することを特徴とする 一般式 〔但し、R及びR′は炭素数1〜15のアルキル
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸の製造方法である。尚、本発明で言うア
ルキル基とは鎖状および環状アルキル基の総称で
ある。該α,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレン
ジ酢酸は医薬品又はその製造原料、ポリマーの安
定剤、分離又は分析助剤等として広い分野で使用
されうる有用な新規化合物である。 本発明のα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸に類似の化合物は知られてないが強いて
挙げれば一般式
【式】(但しR1及
びR2は置換あるいは非置換芳香族炭化水素残基
又はアルキル基である)で示されるフエニルグリ
シンがいくつか知られている。該フエニルグリシ
ンは前記用途の1部に有用な化合物であるがその
製法に於いて猛毒性の青酸を用いなければならず
又は中間製品であるフエニル酢酸誘導体が極めて
強い催涙性を有するだけでなく製造工程が多工程
を経由するなどの欠陥のため広く使用されるまで
には至つていない。 本発明者等はベンジリデンアミン類、ベンジリ
デンアニリン類、アジン類を炭酸ガス雰囲気下に
電解還元してフエニルグリシンを製造する研究を
鋭意実施して来た。その結果新規な有用化合物で
あるα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢
酸の合成に成功し本発明を提供するに至つた。 本発明は、一般式 〔但し、R及びR′は炭素数1〜15のアルキル
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるN,N′−(フエニレンジメチリジイ
ン)ジアミン類を極性非水溶媒中で炭酸ガス雰囲
気下に電解還元することを特徴とする 一般式 〔但し、R及びR′は炭素数1〜15のアルキル
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸の製造方法である。前記一般式で示され
るR及びR′は原料にもとづき決定されるもので
あり、該R及びR′は本発明に於ける本質的な要
件ではなく専ら原料事情にもとづく制限である。 本発明のα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸は前記一般式のR及びR′の種類により
多少一般的な性状を異にするが代表的な性状を示
すと次の通りである。即ち本発明のα,α′−ジ
(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸は常温常圧下に
於いて白色の結晶性固体である。該結晶性固体は
常温下に於ける水、アルコール等の溶媒に難溶性
であるが加熱アルコールには可溶である。但し置
換基としてカルボキシル基などを含有する化合物
は水に可溶である場合が多い。従つて一般にα,
α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸を精製
する場合は加熱アルコールに溶解しておき該アル
コールを冷却することによつて結晶化させる所謂
再結晶法によつて実施することが出来る。さらに
他の精製法として、α,α′−ジ(置換アミノ)−
フエニレンジ酢酸を一旦アルカリ水溶液に溶かし
た後、再び塩酸などの酸によつて析出させる方法
なども使用し得る。またα,α′−ジ(置換アミ
ノ)−フエニレンジ酢酸は加熱しても融解せず高
温下で分解する性状を有する。更にまたα,α′−
ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸はジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホオキシド等の溶媒
に溶解する性状を有する。 本発明のα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸は一般に次のような手段で確認すること
ができる。 先ず、化合物を融点以上に加熱すると炭酸ガス
を発生しながら分解すること、ならびにアルカリ
溶液には可溶であるが弱酸性溶液には難溶である
ことから、有機カルボン酸であることが判る。さ
らに強酸性溶液には可溶である事実からN−置換
アミノ基の存在が判る。次いで化合物の赤外吸収
スペクトルを測定することにより、NH,CH,
COOH、
又はアルキル基である)で示されるフエニルグリ
シンがいくつか知られている。該フエニルグリシ
ンは前記用途の1部に有用な化合物であるがその
製法に於いて猛毒性の青酸を用いなければならず
又は中間製品であるフエニル酢酸誘導体が極めて
強い催涙性を有するだけでなく製造工程が多工程
を経由するなどの欠陥のため広く使用されるまで
には至つていない。 本発明者等はベンジリデンアミン類、ベンジリ
デンアニリン類、アジン類を炭酸ガス雰囲気下に
電解還元してフエニルグリシンを製造する研究を
鋭意実施して来た。その結果新規な有用化合物で
あるα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢
酸の合成に成功し本発明を提供するに至つた。 本発明は、一般式 〔但し、R及びR′は炭素数1〜15のアルキル
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるN,N′−(フエニレンジメチリジイ
ン)ジアミン類を極性非水溶媒中で炭酸ガス雰囲
気下に電解還元することを特徴とする 一般式 〔但し、R及びR′は炭素数1〜15のアルキル
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸の製造方法である。前記一般式で示され
るR及びR′は原料にもとづき決定されるもので
あり、該R及びR′は本発明に於ける本質的な要
件ではなく専ら原料事情にもとづく制限である。 本発明のα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸は前記一般式のR及びR′の種類により
多少一般的な性状を異にするが代表的な性状を示
すと次の通りである。即ち本発明のα,α′−ジ
(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸は常温常圧下に
於いて白色の結晶性固体である。該結晶性固体は
常温下に於ける水、アルコール等の溶媒に難溶性
であるが加熱アルコールには可溶である。但し置
換基としてカルボキシル基などを含有する化合物
は水に可溶である場合が多い。従つて一般にα,
α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸を精製
する場合は加熱アルコールに溶解しておき該アル
コールを冷却することによつて結晶化させる所謂
再結晶法によつて実施することが出来る。さらに
他の精製法として、α,α′−ジ(置換アミノ)−
フエニレンジ酢酸を一旦アルカリ水溶液に溶かし
た後、再び塩酸などの酸によつて析出させる方法
なども使用し得る。またα,α′−ジ(置換アミ
ノ)−フエニレンジ酢酸は加熱しても融解せず高
温下で分解する性状を有する。更にまたα,α′−
ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸はジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホオキシド等の溶媒
に溶解する性状を有する。 本発明のα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸は一般に次のような手段で確認すること
ができる。 先ず、化合物を融点以上に加熱すると炭酸ガス
を発生しながら分解すること、ならびにアルカリ
溶液には可溶であるが弱酸性溶液には難溶である
ことから、有機カルボン酸であることが判る。さ
らに強酸性溶液には可溶である事実からN−置換
アミノ基の存在が判る。次いで化合物の赤外吸収
スペクトルを測定することにより、NH,CH,
COOH、
【式】の確認が出来る。即ち赤
外吸収スペクトルの3450cm-1付近にOHの吸収
を、1720cm-1付近にCOの吸収を確認出来、これ
らの吸収からCOOHに基因するものであること
が判明する。また3300cm-1付近にNHの吸収を
3000cm-1付近にCHの吸収を、1600cm-1付近に
を、1720cm-1付近にCOの吸収を確認出来、これ
らの吸収からCOOHに基因するものであること
が判明する。また3300cm-1付近にNHの吸収を
3000cm-1付近にCHの吸収を、1600cm-1付近に
【式】の吸収をそれぞれ確認出来る。ま
た、質量スペクトルを測定して各フラグメントピ
ークを解析し、〔分子イオン−2HCOOH〕のピー
クが観察されることから
ークを解析し、〔分子イオン−2HCOOH〕のピー
クが観察されることから
【式】の結合様態を
確認することができる。また、核磁気共鳴スペク
トル(1Hおよび13C)を測定することにより、C
−H,N−H,およびC−Cの結合様態を知るこ
とができる。さらに化合物の元素分析を行なうこ
とにより、化合物中のC,H,N(必要な場合に
はCl,Fなどのハロゲン元素)の含有率を求め、
その組成式を知ることができる。以上の種々の測
定結果から、電解還元によつて得られた目的物の
構造が
トル(1Hおよび13C)を測定することにより、C
−H,N−H,およびC−Cの結合様態を知るこ
とができる。さらに化合物の元素分析を行なうこ
とにより、化合物中のC,H,N(必要な場合に
はCl,Fなどのハロゲン元素)の含有率を求め、
その組成式を知ることができる。以上の種々の測
定結果から、電解還元によつて得られた目的物の
構造が
【式】す
なはちα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ
酢酸であることが確認できる。 出発物質は一般式
酢酸であることが確認できる。 出発物質は一般式
【式】で示されるN,
N′−(フエニレンジメチリジイン)ジアミン類で
ある。上記一般式中−CH=N−R′基の置換位置
は一般にメタ又はパラのものが一般に使用され
る。また前記一般式中非置換フエニル基を用いる
のが最も好適であり、また他のR及びR′の置換
基としては、メチル基、エチル基、ブチル基、イ
ソアミル基、ヘキシル基、ラウリル基などの炭素
数1から15の直鎖状あるいは分枝状アルキル基;
シクロペンチル基、シクロヘキシル基などのシク
ロアルキル基;上記アルキル基の1個又は数個の
水素原子がハロゲン原子によつて置換されたハロ
アルキル基;或いはフエニル基、ハロゲン原子、
炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
コキシ基、又は炭素数1〜6のアルコキシカルボ
ニル基で置換された置換フエニル基などが、後述
する電解条件下に不活性であるので好適に採用さ
れる。更にまた前記一般式中のR及びR′はそれ
ぞれ同種のものを用いるのが本発明の原料製造上
あるいは安価に且つ容易に入手する面で一般的で
あるが、必要に応じてそれぞれ異種のものを用い
ることも出来る。 前記出発原料は一般に極性非水溶媒の存在下に
且つ炭酸ガス雰囲気下に電解還元を実施される。
該極性非水溶媒は原料を溶解し電解条件下に不活
性のものであれば特に限定されず用いうる。一般
には該極性非水溶媒としてアセトニトリル、プロ
ピオニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホトリ
アミドなどが単独あるいは混合して好適に使用さ
れる。特に入手が容易であるアセトニトリルや
N,N−ジメチルホルムアミドは最適である。 また炭酸ガスは電解液中にガス状で吹き込んで
実施すればよいが、炭酸ガス加圧下に電解を行な
うことも、あるいは固体状炭酸(ドライアイス)
を適宜少量づつ添加しながら電解を行なつてもよ
い。その他電解系内に炭酸ガスが存在する手段を
必要に応じて適宜選択して採用すればよい。 また前記電解還元に用いられる陰極としては該
電解炭酸化条件において充分に電導性を有するも
のであれば特に制限されない。特に好適に使用さ
れるものの代表例としては水銀、真ちゆう、黒
鉛、インコネル、銅、ニクロム、亜鉛、鉛、白
金、ニツケル、ステンレススチール、アルミニウ
ムなどが挙げられる。また陽極についても特に限
定されず、白金、黒鉛など一般に該電解条件下で
浸され難いものを使用すれば充分である。 更にまた前記電解手段としては少くとも原料で
あるN,N′−(フエニレンジメチリジイン)ジア
ミン類が還元される条件さえ設定できるならば定
電流電解法、定電圧電解法、定電位電解法など必
要に応じて選択すればよい。電解は一般に常温で
行なうのが便利であるが、温度は特に限定的では
なく、溶媒の凝固点から沸点までの間であれば特
に支障はない。即ち原料であるN,N′−(フエニ
レンジメチリジイン)ジアミン類が電解溶媒に溶
け難い場合、電解還元は原料が懸濁した状態にお
いても充分な速度で進行するが、電解温度を上げ
ることにより溶解度を大きくし、効率よく電解を
行なうことも可能である。圧力は炭酸ガス雰囲気
下常圧で行なうのが便利であるが、炭酸ガスある
いは炭酸ガスの存在下陰極還元され得ない不活性
ガスで加圧下に行なつても支障はない。電解液は
通常に用いられる撹拌手段により撹拌することが
望ましいが、炭酸ガス及びその他の不活性ガスを
液中に吹き込みながら電解を行なう場合、吹き込
むことによつて起こる液撹拌で充分である場合も
ある。 前記電解で用いる電解セルは特に限定されず、
公知のものを用いることができる。陰陽極室間は
適当な粗さのふるい状ガラス隔板で仕切つても良
いが、物質移動による生成物収率及び電流効率な
どの低下を危惧する場合にはカチオン交換膜で仕
切ることが好ましい。 前記電解還元に際し電解液の電導性を付与する
ため、電解条件下に難還元性の電解質物質を介在
させることはしばしば好適な手段として利用され
る。一般に電解還元に際して難還元性の電解質物
質を用いることは実施される手段であり、前記に
於いても溶媒に溶解することにより電解還元を行
なう際電導性を付与するものであれば特に制限さ
れず用いうる。一般には電解還元して得られる反
応液から得る目的物と容易に分離できるものが好
適である。特に一般式5″N X で示されるテト
ラアルキルアンモニウム塩が一般に好適に使用さ
れる。上記一般式R″はアルキル基特に炭素原子
数1〜6のアルキル基が、またXはCl,Br,I,
OH,OSO3CH3,BF4,ClO4、 等が一般に好適である。特にハロゲン化テトラア
ルキルアンモニウム塩、とりわけヨウ化又は塩化
テトラエチルアンモニウムは前記性状の他に安価
でしかも入手も容易であるため最適である。また
テトラフエニルホスホニウムテトラフルオロボレ
ートなどのホスホニウム塩、過塩素酸マグネシウ
ムなどの難還元性化合物等も用いることができ
る。 前記出発物質の電解還元により本発明のα,
α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸が生成
する電解還元反応機構は明確ではないが一般に次
式のように推測される。 上式の如く、本発明の目的物は原料であるN,
N′−(フエニレンジメチリジイン)ジアミン1モ
ルに対し、総計4電子と2モルの炭酸ガスが付加
して生成するα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニ
レンジ酢酸類である。 前記電解還元によつて得られる目的生成物が電
解液に不溶である場合には、単にロ過することに
よつて単離すればよい。他方、目的生成物が電解
液に可溶である場合には、通常水及び鉱酸などを
プロトン供与体として加える後処理により遊離の
形で単離すればよい。上記処理によつて単離する
方法は特に限定的ではなく、適宜必要な手段を採
用し得るが、以下に代表的な単離方法を例示す
る。即ち、電解終了後に溶媒を蒸留して除き、残
渣に水を加えて炭酸化されていない生成物を水と
混じらないクロロホルム、ベンゼン、エーテルな
どの溶媒で抽出する。この抽出溶媒を蒸留し去れ
ば、炭酸化されていない生成物、即ちアミン類が
得られる。上記の水を加える操作により、α,
α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸が固体
となつて析出する場合には、単にロ過することに
よりα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢
酸を単離し得るが、析出しない場合には該溶媒抽
出を行なつたあとのアルカリ性を呈する水層を鉱
酸によつて中性ないしは弱酸性(PH2〜6)と
し、対応するα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニ
レンジ酢酸を単離する。更にα,α′−ジ(置換ア
ミノ)−フエニレンジ酢酸が水溶性である場合に
は該水層をイオン交換樹脂を充填したカラムを通
すことによつても単離し得る。このようにして得
られるα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ
酢酸はほとんどの場合純品であるが、さらに精製
を行なう必要がある場合にはアルコール、酢酸エ
チルなどの溶媒から再結晶をすればよい。 次に本発明を以下の実施例をもつてその応用例
と共に具体的に詳しく記述するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。なお実施
例における目的生成物の収率は用いたN,N′−
(フエニレンジメチリジイン)ジアミンの重量に
対する目的生成物の重量から算出した。 なお実施例2以後の目的物の確認は全て実施例
1で説明した赤外吸収スペクトル、質量スペクト
ル、13C−核磁気共鳴スペクトル、1H核磁気共鳴ス
ペクトル及び元素分析の結果にもとづき実施し
た。 実施例 1 イオン交換膜で仕切つたH型セルの陰極側に、
N,N′−(p−フエニレンジメチリジイン)ジア
ニリン2.00g(7.04mmole、融点163℃)、ヨウ化
テトラエチルアンモニウム1.0g、無水N,N′−
ジメチルホルムアミド100mlを入れた。次いで陽
極側にヨウ化テトラエチルアンモニウム10.0gお
よびN,N−ジメチルホルムアミド80mlを入れ
た。陰極として水銀(12ml、20cm2)、陽極として
白金円筒(厚さ2mm、32cm2)を用い、磁気撹拌下
常時炭酸ガスを吹き込みながら陰極電位を飽和甘
汞電極に対して−1.9Vに保つて2820クーロンだ
け通電を行なつた。このときはじめの電流値は
16mA、終りの電流値は2mAであつた。電解終了
後陰極液をナス型フラスコに移してN,N−ジメ
チルホルムアミドを留去し、残渣に水20mlを加え
た。まずクロロホルム200mlを加えてクロロホル
ム可溶物を抽出した。 抽出した残りのアルカリ性を呈する水溶液を塩
酸で注意深く酸性にすることにより、白色固体
0.16gを得た。エタノールから再結晶すると融点
220〜222℃(分解)の白色結晶であり、臭化カリ
ウム錠剤法で測定した赤外吸収スペクトルで3430
cm-1にカルボキシル基のOH、3300cm-1にNH、
3080と2950cm-1にCH、1720cm-1にC=0、1605
cm-1に
ある。上記一般式中−CH=N−R′基の置換位置
は一般にメタ又はパラのものが一般に使用され
る。また前記一般式中非置換フエニル基を用いる
のが最も好適であり、また他のR及びR′の置換
基としては、メチル基、エチル基、ブチル基、イ
ソアミル基、ヘキシル基、ラウリル基などの炭素
数1から15の直鎖状あるいは分枝状アルキル基;
シクロペンチル基、シクロヘキシル基などのシク
ロアルキル基;上記アルキル基の1個又は数個の
水素原子がハロゲン原子によつて置換されたハロ
アルキル基;或いはフエニル基、ハロゲン原子、
炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
コキシ基、又は炭素数1〜6のアルコキシカルボ
ニル基で置換された置換フエニル基などが、後述
する電解条件下に不活性であるので好適に採用さ
れる。更にまた前記一般式中のR及びR′はそれ
ぞれ同種のものを用いるのが本発明の原料製造上
あるいは安価に且つ容易に入手する面で一般的で
あるが、必要に応じてそれぞれ異種のものを用い
ることも出来る。 前記出発原料は一般に極性非水溶媒の存在下に
且つ炭酸ガス雰囲気下に電解還元を実施される。
該極性非水溶媒は原料を溶解し電解条件下に不活
性のものであれば特に限定されず用いうる。一般
には該極性非水溶媒としてアセトニトリル、プロ
ピオニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホトリ
アミドなどが単独あるいは混合して好適に使用さ
れる。特に入手が容易であるアセトニトリルや
N,N−ジメチルホルムアミドは最適である。 また炭酸ガスは電解液中にガス状で吹き込んで
実施すればよいが、炭酸ガス加圧下に電解を行な
うことも、あるいは固体状炭酸(ドライアイス)
を適宜少量づつ添加しながら電解を行なつてもよ
い。その他電解系内に炭酸ガスが存在する手段を
必要に応じて適宜選択して採用すればよい。 また前記電解還元に用いられる陰極としては該
電解炭酸化条件において充分に電導性を有するも
のであれば特に制限されない。特に好適に使用さ
れるものの代表例としては水銀、真ちゆう、黒
鉛、インコネル、銅、ニクロム、亜鉛、鉛、白
金、ニツケル、ステンレススチール、アルミニウ
ムなどが挙げられる。また陽極についても特に限
定されず、白金、黒鉛など一般に該電解条件下で
浸され難いものを使用すれば充分である。 更にまた前記電解手段としては少くとも原料で
あるN,N′−(フエニレンジメチリジイン)ジア
ミン類が還元される条件さえ設定できるならば定
電流電解法、定電圧電解法、定電位電解法など必
要に応じて選択すればよい。電解は一般に常温で
行なうのが便利であるが、温度は特に限定的では
なく、溶媒の凝固点から沸点までの間であれば特
に支障はない。即ち原料であるN,N′−(フエニ
レンジメチリジイン)ジアミン類が電解溶媒に溶
け難い場合、電解還元は原料が懸濁した状態にお
いても充分な速度で進行するが、電解温度を上げ
ることにより溶解度を大きくし、効率よく電解を
行なうことも可能である。圧力は炭酸ガス雰囲気
下常圧で行なうのが便利であるが、炭酸ガスある
いは炭酸ガスの存在下陰極還元され得ない不活性
ガスで加圧下に行なつても支障はない。電解液は
通常に用いられる撹拌手段により撹拌することが
望ましいが、炭酸ガス及びその他の不活性ガスを
液中に吹き込みながら電解を行なう場合、吹き込
むことによつて起こる液撹拌で充分である場合も
ある。 前記電解で用いる電解セルは特に限定されず、
公知のものを用いることができる。陰陽極室間は
適当な粗さのふるい状ガラス隔板で仕切つても良
いが、物質移動による生成物収率及び電流効率な
どの低下を危惧する場合にはカチオン交換膜で仕
切ることが好ましい。 前記電解還元に際し電解液の電導性を付与する
ため、電解条件下に難還元性の電解質物質を介在
させることはしばしば好適な手段として利用され
る。一般に電解還元に際して難還元性の電解質物
質を用いることは実施される手段であり、前記に
於いても溶媒に溶解することにより電解還元を行
なう際電導性を付与するものであれば特に制限さ
れず用いうる。一般には電解還元して得られる反
応液から得る目的物と容易に分離できるものが好
適である。特に一般式5″N X で示されるテト
ラアルキルアンモニウム塩が一般に好適に使用さ
れる。上記一般式R″はアルキル基特に炭素原子
数1〜6のアルキル基が、またXはCl,Br,I,
OH,OSO3CH3,BF4,ClO4、 等が一般に好適である。特にハロゲン化テトラア
ルキルアンモニウム塩、とりわけヨウ化又は塩化
テトラエチルアンモニウムは前記性状の他に安価
でしかも入手も容易であるため最適である。また
テトラフエニルホスホニウムテトラフルオロボレ
ートなどのホスホニウム塩、過塩素酸マグネシウ
ムなどの難還元性化合物等も用いることができ
る。 前記出発物質の電解還元により本発明のα,
α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸が生成
する電解還元反応機構は明確ではないが一般に次
式のように推測される。 上式の如く、本発明の目的物は原料であるN,
N′−(フエニレンジメチリジイン)ジアミン1モ
ルに対し、総計4電子と2モルの炭酸ガスが付加
して生成するα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニ
レンジ酢酸類である。 前記電解還元によつて得られる目的生成物が電
解液に不溶である場合には、単にロ過することに
よつて単離すればよい。他方、目的生成物が電解
液に可溶である場合には、通常水及び鉱酸などを
プロトン供与体として加える後処理により遊離の
形で単離すればよい。上記処理によつて単離する
方法は特に限定的ではなく、適宜必要な手段を採
用し得るが、以下に代表的な単離方法を例示す
る。即ち、電解終了後に溶媒を蒸留して除き、残
渣に水を加えて炭酸化されていない生成物を水と
混じらないクロロホルム、ベンゼン、エーテルな
どの溶媒で抽出する。この抽出溶媒を蒸留し去れ
ば、炭酸化されていない生成物、即ちアミン類が
得られる。上記の水を加える操作により、α,
α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢酸が固体
となつて析出する場合には、単にロ過することに
よりα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ酢
酸を単離し得るが、析出しない場合には該溶媒抽
出を行なつたあとのアルカリ性を呈する水層を鉱
酸によつて中性ないしは弱酸性(PH2〜6)と
し、対応するα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニ
レンジ酢酸を単離する。更にα,α′−ジ(置換ア
ミノ)−フエニレンジ酢酸が水溶性である場合に
は該水層をイオン交換樹脂を充填したカラムを通
すことによつても単離し得る。このようにして得
られるα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレンジ
酢酸はほとんどの場合純品であるが、さらに精製
を行なう必要がある場合にはアルコール、酢酸エ
チルなどの溶媒から再結晶をすればよい。 次に本発明を以下の実施例をもつてその応用例
と共に具体的に詳しく記述するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。なお実施
例における目的生成物の収率は用いたN,N′−
(フエニレンジメチリジイン)ジアミンの重量に
対する目的生成物の重量から算出した。 なお実施例2以後の目的物の確認は全て実施例
1で説明した赤外吸収スペクトル、質量スペクト
ル、13C−核磁気共鳴スペクトル、1H核磁気共鳴ス
ペクトル及び元素分析の結果にもとづき実施し
た。 実施例 1 イオン交換膜で仕切つたH型セルの陰極側に、
N,N′−(p−フエニレンジメチリジイン)ジア
ニリン2.00g(7.04mmole、融点163℃)、ヨウ化
テトラエチルアンモニウム1.0g、無水N,N′−
ジメチルホルムアミド100mlを入れた。次いで陽
極側にヨウ化テトラエチルアンモニウム10.0gお
よびN,N−ジメチルホルムアミド80mlを入れ
た。陰極として水銀(12ml、20cm2)、陽極として
白金円筒(厚さ2mm、32cm2)を用い、磁気撹拌下
常時炭酸ガスを吹き込みながら陰極電位を飽和甘
汞電極に対して−1.9Vに保つて2820クーロンだ
け通電を行なつた。このときはじめの電流値は
16mA、終りの電流値は2mAであつた。電解終了
後陰極液をナス型フラスコに移してN,N−ジメ
チルホルムアミドを留去し、残渣に水20mlを加え
た。まずクロロホルム200mlを加えてクロロホル
ム可溶物を抽出した。 抽出した残りのアルカリ性を呈する水溶液を塩
酸で注意深く酸性にすることにより、白色固体
0.16gを得た。エタノールから再結晶すると融点
220〜222℃(分解)の白色結晶であり、臭化カリ
ウム錠剤法で測定した赤外吸収スペクトルで3430
cm-1にカルボキシル基のOH、3300cm-1にNH、
3080と2950cm-1にCH、1720cm-1にC=0、1605
cm-1に
【式】に基づく吸収を示した。赤外
吸収スペクトルを第1図に示す。また質量スペク
トル(20eV)を測定したところ種々のフラグメ
ントピークと共にm/e284に、 に相当する強いピークが観察された。また13C−
核磁気共鳴スペクトルを重水素置換ジメチルスル
ホキシド中でテトラメチルシランを規準にして測
定した。その結果を第2図に示す。第2図から明
らかなように、8種のピーク(δ61.0,114.4,
117.9,129.0,130.2,139.7,148.4,188.8)は下
記式に示すそれぞれ,,,,,,
,、の13Cに基づくピークと帰属することが
できた。 さらに1H−核磁気共鳴スペクトルを同様にし
て測定した結果を第3図に示す。第3図から明ら
かなように87.49にフエニレンのプロトン(4個)
が1重線、7.18〜6.55にアニリン側のフエニルプ
ロトン(10個)が多重線、5.03にメチンプロトン
が1重線となつて観察された。ただし、NHおよ
びCOOHのプロトンは該測定条件下においては
交換が起こるため第3図から観察することが出来
なかつた。さらにこの白色結晶につき、元素分析
値はH5.30%,C69.61%,N7.44%であつて
C22H20N2O4(376.40)の理論値H5.36%,C70.20
%,N7.44%によく一致した。上記の結果より、
塩酸酸性にして得られた白色結晶はα,α′−ジ
(アニリノ)−p−フエニレンジ酢酸であることが
明らかとなつた。収率は用いたN,N′−(p−フ
エニレンジメチリジイン)ジアニンに対し、6.0
%であつた。 実施例 2 N,N′−(p−フエニレンジメチリジイン)ジ
アニリン1.00g(3.52mmole)、溶媒としてアセ
トニトリル、陰極としては真ちゆう極(4×8
cm、厚さ2mm)を用い、定電流電解還元(40mA
一定)を行なつた以外はほぼ実施例1と同様にし
て1410クーロンを通電した。電解液を実施例1と
同様に処理することにより、α,α′−ジ(アニリ
ノ)−p−フエニレンジ酢酸54mgを得た。収率は
4.1%であつた。 実施例 3 N,N′−(m−フエニレンジメチリジイン)ジ
p−クロロアニリン1.00g(2.83mmole、融点
110℃)を用いた以外は実施例2とほぼ同様にし
て定電流電解(40mA)により1840クーロンを通
電した。電解液を実施例1と同様に処理し、白色
固体を得た。この白色固体はα,α′−ジ(p−ク
ロロアニリノ)−m−フエニレンジ酢酸であつた。
収率は8.2%であつた。 実施例 4 N,N′−(p−フエニレンジメチリジイン)ジ
p−トルイジン1.20g(3.85mmole、融点190℃)
を実施例2とほぼ同様に電解して1500クーロンを
通電した。電解液を実施例1と同様に処理し、白
色固体(0.11g)を得た。この白色固体はα,
α′−ジ(p−メチルアニリノ)−p−フエニレン
ジ酢酸であつた。収率は7.3%であつた。 実施例 5 実施例1におけるN,N′−(p−フエニレンジ
メチリジイン)ジアニリンの代わりに表1に示す
種々のN,N′−(フエニレンジメチリジイン)ジ
アミン類を用い、電解条件を表1に示すものとし
た以外は実施例1と同様に実施した。その結果は
表1に示す通りであつた。
トル(20eV)を測定したところ種々のフラグメ
ントピークと共にm/e284に、 に相当する強いピークが観察された。また13C−
核磁気共鳴スペクトルを重水素置換ジメチルスル
ホキシド中でテトラメチルシランを規準にして測
定した。その結果を第2図に示す。第2図から明
らかなように、8種のピーク(δ61.0,114.4,
117.9,129.0,130.2,139.7,148.4,188.8)は下
記式に示すそれぞれ,,,,,,
,、の13Cに基づくピークと帰属することが
できた。 さらに1H−核磁気共鳴スペクトルを同様にし
て測定した結果を第3図に示す。第3図から明ら
かなように87.49にフエニレンのプロトン(4個)
が1重線、7.18〜6.55にアニリン側のフエニルプ
ロトン(10個)が多重線、5.03にメチンプロトン
が1重線となつて観察された。ただし、NHおよ
びCOOHのプロトンは該測定条件下においては
交換が起こるため第3図から観察することが出来
なかつた。さらにこの白色結晶につき、元素分析
値はH5.30%,C69.61%,N7.44%であつて
C22H20N2O4(376.40)の理論値H5.36%,C70.20
%,N7.44%によく一致した。上記の結果より、
塩酸酸性にして得られた白色結晶はα,α′−ジ
(アニリノ)−p−フエニレンジ酢酸であることが
明らかとなつた。収率は用いたN,N′−(p−フ
エニレンジメチリジイン)ジアニンに対し、6.0
%であつた。 実施例 2 N,N′−(p−フエニレンジメチリジイン)ジ
アニリン1.00g(3.52mmole)、溶媒としてアセ
トニトリル、陰極としては真ちゆう極(4×8
cm、厚さ2mm)を用い、定電流電解還元(40mA
一定)を行なつた以外はほぼ実施例1と同様にし
て1410クーロンを通電した。電解液を実施例1と
同様に処理することにより、α,α′−ジ(アニリ
ノ)−p−フエニレンジ酢酸54mgを得た。収率は
4.1%であつた。 実施例 3 N,N′−(m−フエニレンジメチリジイン)ジ
p−クロロアニリン1.00g(2.83mmole、融点
110℃)を用いた以外は実施例2とほぼ同様にし
て定電流電解(40mA)により1840クーロンを通
電した。電解液を実施例1と同様に処理し、白色
固体を得た。この白色固体はα,α′−ジ(p−ク
ロロアニリノ)−m−フエニレンジ酢酸であつた。
収率は8.2%であつた。 実施例 4 N,N′−(p−フエニレンジメチリジイン)ジ
p−トルイジン1.20g(3.85mmole、融点190℃)
を実施例2とほぼ同様に電解して1500クーロンを
通電した。電解液を実施例1と同様に処理し、白
色固体(0.11g)を得た。この白色固体はα,
α′−ジ(p−メチルアニリノ)−p−フエニレン
ジ酢酸であつた。収率は7.3%であつた。 実施例 5 実施例1におけるN,N′−(p−フエニレンジ
メチリジイン)ジアニリンの代わりに表1に示す
種々のN,N′−(フエニレンジメチリジイン)ジ
アミン類を用い、電解条件を表1に示すものとし
た以外は実施例1と同様に実施した。その結果は
表1に示す通りであつた。
【表】
【表】
【表】
応用例
ペプトン10g/、肉エキス10g/、食塩5
g/、寒天20g/のブイヨン寒天培地(PH
7)20mlに一定量のα,α′−ジ(アニリノ)−p
−フエニレンジ酢酸を加え、121℃で15分加熱滅
菌した後、50℃まで冷却し、シヤーレに注入して
平板に固化させた。これに0.85%食塩水に懸濁し
た菌を白金耳で画線した後30℃で1晩培養し、菌
の生育状態を観察した。菌として大腸菌(エシエ
リヒア・コリ;IFO13168)および枯草菌(バチ
ルス・ズブチリス;IFO3022)を用いて本試験を
行ない、α,α′−ジ(アニリノ)−p−フエニレ
ンジ酢酸の最小阻止濃度を求めたところ、それぞ
れ1100μg/ml、800μg/mlであつた。上述の結
果から明らかなように、α,α′−ジ(アニリノ)
−p−フエニレンジ酢酸が抗菌性を有することを
確認した。
g/、寒天20g/のブイヨン寒天培地(PH
7)20mlに一定量のα,α′−ジ(アニリノ)−p
−フエニレンジ酢酸を加え、121℃で15分加熱滅
菌した後、50℃まで冷却し、シヤーレに注入して
平板に固化させた。これに0.85%食塩水に懸濁し
た菌を白金耳で画線した後30℃で1晩培養し、菌
の生育状態を観察した。菌として大腸菌(エシエ
リヒア・コリ;IFO13168)および枯草菌(バチ
ルス・ズブチリス;IFO3022)を用いて本試験を
行ない、α,α′−ジ(アニリノ)−p−フエニレ
ンジ酢酸の最小阻止濃度を求めたところ、それぞ
れ1100μg/ml、800μg/mlであつた。上述の結
果から明らかなように、α,α′−ジ(アニリノ)
−p−フエニレンジ酢酸が抗菌性を有することを
確認した。
第1図は実施例1で得られた目的生成物の赤外
吸収スペクトルである。また第2図は同じく13C
−核磁気共鳴スペクトルである。更にまた第3図
は同じく1H−核磁気共鳴スペクトルである。
吸収スペクトルである。また第2図は同じく13C
−核磁気共鳴スペクトルである。更にまた第3図
は同じく1H−核磁気共鳴スペクトルである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔但し、R及びR′は炭素数1〜15のアルキル
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるN,N′−(フエニレンジメチリジイ
ン)ジアミン類を極性非水溶媒中で炭酸ガス雰囲
気下に電解還元することを特徴とする 一般式 〔但し、R及びR′は炭素数1〜15のアルキル
基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数1
〜15のハロアルキル基、非置換フエニル基、又は
置換フエニル基(置換フエニル基の置換基はフエ
ニル基、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルコキシ基、又は炭素数1
〜6のアルコキシカルボニル基である)である。〕 で示されるα,α′−ジ(置換アミノ)−フエニレ
ンジ酢酸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16769279A JPS5690045A (en) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | Alpha*alpha**di substituted amino phenylenediacetic acid |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16769279A JPS5690045A (en) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | Alpha*alpha**di substituted amino phenylenediacetic acid |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5690045A JPS5690045A (en) | 1981-07-21 |
| JPH0152477B2 true JPH0152477B2 (ja) | 1989-11-08 |
Family
ID=15854456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16769279A Granted JPS5690045A (en) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | Alpha*alpha**di substituted amino phenylenediacetic acid |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5690045A (ja) |
Families Citing this family (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6197794B1 (en) | 1998-01-08 | 2001-03-06 | Celltech Therapeutics Limited | Phenylalanine derivatives |
| US6329372B1 (en) | 1998-01-27 | 2001-12-11 | Celltech Therapeutics Limited | Phenylalanine derivatives |
| DE69919334T2 (de) | 1998-02-26 | 2005-08-04 | Celltech Therapeutics Ltd., Slough | Phenylalaninderivate als inhibitoren von alpha4 integrinen |
| GB9805655D0 (en) | 1998-03-16 | 1998-05-13 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| US6521626B1 (en) | 1998-03-24 | 2003-02-18 | Celltech R&D Limited | Thiocarboxamide derivatives |
| GB9811159D0 (en) | 1998-05-22 | 1998-07-22 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| GB9811969D0 (en) | 1998-06-03 | 1998-07-29 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| GB9812088D0 (en) | 1998-06-05 | 1998-08-05 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| GB9814414D0 (en) | 1998-07-03 | 1998-09-02 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| GB9821061D0 (en) * | 1998-09-28 | 1998-11-18 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| GB9821222D0 (en) | 1998-09-30 | 1998-11-25 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| GB9825652D0 (en) | 1998-11-23 | 1999-01-13 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| GB9826174D0 (en) | 1998-11-30 | 1999-01-20 | Celltech Therapeutics Ltd | Chemical compounds |
| US6518283B1 (en) | 1999-05-28 | 2003-02-11 | Celltech R&D Limited | Squaric acid derivatives |
| US6534513B1 (en) | 1999-09-29 | 2003-03-18 | Celltech R&D Limited | Phenylalkanoic acid derivatives |
| US6455539B2 (en) | 1999-12-23 | 2002-09-24 | Celltech R&D Limited | Squaric acid derivates |
| DE60130910T2 (de) | 2000-04-17 | 2008-07-10 | Ucb Pharma, S.A. | Enamin-derivate als zell-adhäsionsmoleküle |
| US6545013B2 (en) | 2000-05-30 | 2003-04-08 | Celltech R&D Limited | 2,7-naphthyridine derivatives |
| US6403608B1 (en) | 2000-05-30 | 2002-06-11 | Celltech R&D, Ltd. | 3-Substituted isoquinolin-1-yl derivatives |
| US6740654B2 (en) | 2000-07-07 | 2004-05-25 | Celltech R & D Limited | Squaric acid derivatives |
| AU2001275724A1 (en) | 2000-08-02 | 2002-02-13 | Celltech R&D Limited | 3-substituted isoquinolin-1-yl derivatives |
-
1979
- 1979-12-25 JP JP16769279A patent/JPS5690045A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5690045A (en) | 1981-07-21 |
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