JPH0154014B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0154014B2 JPH0154014B2 JP58211388A JP21138883A JPH0154014B2 JP H0154014 B2 JPH0154014 B2 JP H0154014B2 JP 58211388 A JP58211388 A JP 58211388A JP 21138883 A JP21138883 A JP 21138883A JP H0154014 B2 JPH0154014 B2 JP H0154014B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bean paste
- lactic acid
- room temperature
- plasticity
- fluidity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Dairy Products (AREA)
- Confectionery (AREA)
Description
本発明は、餡、更に詳しくは常温で可塑性を有
し且つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物を含む風味
の優れた餡及びその製造法に関する。 (従来技術) 餡は、わが国独特の食品で、和生菓子等の基本
原料であり、その商品の名称は、加工の程度(例
えば、生餡、練餡、乾燥餡等)、原料豆の種類
(例えば、赤餡、白餡、小豆餡等)、製餡方法(例
えば、生漉し餡、小倉餡、つぶし餡、煮くずし餡
等)、配合砂糖量(並(割)餡、中割餡、上割餡
等)、仕向先、用途(アンパン用、もかな餡、冷
菓用、大福餡等、加合餡−黄味餡、柚子餡、挽茶
餡等)等により数多くあり、一般に商取引上の呼
び名で通つている。 本発明の餡は、あえて分類すれば特殊餡に属
し、上記餡の殆ど全てに応用することができる。 餡は、菓子の分野で古くから用いられ、人々に
永く食されてきた。 ところが、時代の変遷とともに、現代人に至つ
ては、甘さ離れ現象を起こし、従来の伝統的な味
を敬遠する傾向が強くなつている。このことは餡
に限つて例外ではない。このため、現代にマツチ
した味の餡の追求が叫ばれている。即ち、旧来の
餡とはひと味異なる特徴を有する餡であつて、し
かも従来の用途にも十分使用できる餡が要求され
ている。 (目的) 本発明者等は、現代人の食生活の洋風化に着目
し、日本的である餡と洋風的であるチーズ等の乳
酸醗酵物との融合を図ることにより、従来のない
ひと味違う餡を製造することを目的とした。 (経過) 本発明者等は、餡にチーズ等の乳酸醗酵物を加
えて従来にない特徴を有する餡を製造すべく研究
を進めた。特に甘さを抑え、あつさりした味の餡
を指向して研究を進めた。 ところが、チーズのうちでも、熟成タイプの硬
いチーズは添加量によつてはチーズの味が強す
ぎて餡とは調和しないばかりか硬い為、すりお
ろす等して微細にして用いても餡中に粒の状態で
残り食感を損なう等の問題に遭遇した。又、耐軟
化性、保形性の大きい硬質チーズでも乳化剤の助
けを借りて餡に加える方法(特開昭54−105277
号)も知られているが、耐軟化性、保形性の大き
いチーズは熟成チーズのなかでも硬質チーズに属
し、熟成が進んでいるので、前述のようにチー
ズの味が強すぎて餡とは調和しないばかりか、
わざわざ乳化剤を用いなければならないので、作
業的に煩雑で好ましくない。 そこで、更に、研究を進めた結果、風味の点
より:チーズの場合その添加量にもよるが熟成度
が低いか、むしろ熟成しないほうが餡の味と良く
調和し、物性の点より:餡中に容易に均一に分
散できるように餡製造時の加熱温度で少なくとも
流動性を有する乳酸醗酵物が適していることが分
かつた。 そこで、本発明者等は既存の乳酸醗酵物のなか
でこれらの条件を満足するものを探すとともに、
更に餡に良く合う乳酸醗酵物を調製した。 その結果、必要条件として少なくとも常温で可
塑性を有し且つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物
(常温液状でないほうが適当である。)を用いるこ
とにより風味の優れた餡を製造できる知見を得て
本発明を完成するに到つた。 (構成) 本発明は、常温で可塑性を有し且つ加熱流動
性(ヨーグルトを除く)を有する乳酸醗酵物を含
む餡、及び餡を製造するに際し、餡に常温で可
塑性を有し且つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物
(ヨーグルトを除く)を加えることを特徴とする
餡の製造法である。 本発明において使用する常温で可塑性を有し且
つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物(ヨーグルトを
除く)について具体的に説明する。 例えば、非熟成型チーズで常温で可塑性を有し
且つ加熱流動性を有するものを用いることができ
る。これは、通称クリームチーズ、カツテジチー
ズ、ベーカーズチーズ、ヌーシヤテルチーズ等と
呼ばれる水分50乃至80%程度の常温で柔らかい固
形状で可塑性を有し且つ加熱流動性を有するも
の、亦、通称クバルクと呼ばれる、カツテジチー
ズに生クリームを加えて製造される常温で固形状
で可塑性を有し且つ加熱流動性を有するもの等が
挙げられ、これらはPH5程度の酸性を示す。 又、例えば、油分、乳成分、水を主成分とする
均質化物をチーズ醗酵に用いる乳酸菌を用いて乳
酸醗酵し、ホエーを分離若しくは分離することな
く水分40乃至90重量%の乳酸醗酵物とし、必要に
より有機酸等を加えて混合した乳酸醗酵物を用い
ることができる。 該乳酸醗酵物の油脂は公知の動植物食用油脂又
はこれらの硬化分別油等を用いることができる。
好ましくは、植物油脂のほうが餡の味とよくなじ
み適当である。餡が植物性であることから植物油
脂のほうが動物油脂より餡にマツチするものと考
えられる。更に好ましくは、物性のてんより
NMR法による固体脂指数値が10℃において20〜
55,20℃において10〜45,30℃において25以下、
35℃において10以下が適当である。 該乳酸醗酵物の乳成分は、無脂乳固形分が利用
でき、好ましくは脱脂粉乳が適当である。前述し
たように容易に油脂を乳脂以外の油脂に置換でき
ることにより餡に合う味に容易に調整できる。 該乳酸醗酵物から水分が分離しない範囲で、水
分は多いほうが柔らかく好ましい。又該乳酸醗酵
物の成分により、水分(ホエー分)が分離したス
ラリー状の物でも用いることができる。通常40%
以上とすることができるが、好ましくは50乃至90
重量%、特に好ましくは66重量%以上が餡と均一
に混合でき適当である。 該乳酸醗酵物は所望により有機酸を用いてPHを
調整することができる。通常乳酸醗酵が進むにつ
れPHは下がるが、反面醗酵による餡とはマツチし
ない風味が発生する場合がある。又、PHは餡の甘
さを抑えたり、さつぱりした味にする効果の一端
を担うものである。そこで、癖のない有機酸、換
言すれば有機酸自体強いフレーバーを有しない低
級有機酸を用いることが好ましい。 該乳酸醗酵物は、風味及び物性の点で、有機酸
を用いてPHを調整しないものより餡により適して
おり、それは該乳酸醗酵物が柔らかく加熱流動性
に優れ、且つPHが3.5乃至5.5(好ましくはPH4乃
至5)を示し、風味はどちらかといえばヨーグル
トより非熟成型チーズに似た風味を有するもので
あるからである。 本発明の餡の製造法を具体的に説明する。 一般に、餡は沸騰水中に糖類を加えシロツプ状
にして、生餡を2乃至3回に分けて加え、所望の
水分まで煮詰める。本発明において餡の製造工程
中に常温で可塑性を有し且つ加熱流動性を有する
乳酸醗酵物を加えることが重要である。常温で可
塑性を有し且つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物の
添加時期は特に制限しないが、生餡を加えた後に
添加するほうが好ましい。 かかる常温で可塑性を有し且つ加熱流動性を有
する乳酸醗酵物を含む餡は、従来の餡に比べ風
味的に甘さが抑えられ、あつさりした味を有
し、乳味を有し、物性的に餡のべたつきがな
くなつたひと味違う優れた風味を有するものであ
る。 これは、本発明の餡が、従来の餡に比べ、乳
酸醗酵物を含むこと、低いPHを有することに起
因する。即ち、本発明の餡はPH4乃至6.5(好まし
くはPH5乃至6)を示し、通常の餡のPH6.5乃至
7に比べ低い為、同じ糖含量でも、甘さが抑えら
れ、あつさりした味につながり、物性的にも、餡
中の蛋白質や澱粉等に作用し餡自体のベタツキを
防止できるものである。 更に、所望によりマーガリン或いはシヨートニ
ング等の疎水性油脂組成物を加えることもでき
る。かかる油脂組成物が餡粒子をコーテイング
し、食感を滑らかにするのみならず、乳酸醗酵物
と相乗的に作用し更に甘味を抑え、味をまろやか
にする。即ち、油脂組成物による疎水性膜が餡粒
子(内部の澱粉粒を細胞膜が包んだもの)を更に
包むと共に乳酸醗酵物とも何等かの相乗作用を示
し、このことが本発明の餡の甘味を抑えたり、さ
つぱりした味にしたり、さらにはベタツキをなく
す等の効果をさらに強いものにするものと解され
る。 (実施例) 以下実施例により本発明の実施態様を説明す
る。 実施例 1 (Aの調製) 脱脂粉乳8重量部(以下、部)、上昇融点30.4
℃のナタネ油混合硬化油12部、及び水80部とレシ
チン0.012部との混合物をホモミキサーにて70℃
で30分間乳化・殺菌した後、120Kg/cm2の圧で2
回均質化し、5℃に冷却後、冷蔵庫にて一晩エー
ジングした後、22℃に加温して乳酸菌スターター
2部、レンネツト0.000022部と塩化カルシウム
0.00001部を加えPH4.8以下となるまで醗酵させた
後クツキング処理を行い、80℃でセパレーターを
用いカードの水分を73w/w%に調整した後、ニ
ーダーで撹拌しながら75℃で30分間殺菌し、ホモ
ゲナイザーで2〜3μ程度の粒子にし、水分73%,
PH4.3の柔らかいチーズ(Aとする)を得た。 次に、釜に仕込水を入れ、沸騰させ、下記に示
す表−1配合にて、上白糖を入れ、シロツプ状に
なるまで沸騰を続け、生餡を2乃至3回に分けて
添加し、餡がある程度しまり艶がでてきたところ
でAを加えた。下記配合No.1では、さらにマーガ
リン(不二製油(株)製コンボル−V)を加えた。十
分均一化して表−2に示す物性を示す餡を得た。
し且つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物を含む風味
の優れた餡及びその製造法に関する。 (従来技術) 餡は、わが国独特の食品で、和生菓子等の基本
原料であり、その商品の名称は、加工の程度(例
えば、生餡、練餡、乾燥餡等)、原料豆の種類
(例えば、赤餡、白餡、小豆餡等)、製餡方法(例
えば、生漉し餡、小倉餡、つぶし餡、煮くずし餡
等)、配合砂糖量(並(割)餡、中割餡、上割餡
等)、仕向先、用途(アンパン用、もかな餡、冷
菓用、大福餡等、加合餡−黄味餡、柚子餡、挽茶
餡等)等により数多くあり、一般に商取引上の呼
び名で通つている。 本発明の餡は、あえて分類すれば特殊餡に属
し、上記餡の殆ど全てに応用することができる。 餡は、菓子の分野で古くから用いられ、人々に
永く食されてきた。 ところが、時代の変遷とともに、現代人に至つ
ては、甘さ離れ現象を起こし、従来の伝統的な味
を敬遠する傾向が強くなつている。このことは餡
に限つて例外ではない。このため、現代にマツチ
した味の餡の追求が叫ばれている。即ち、旧来の
餡とはひと味異なる特徴を有する餡であつて、し
かも従来の用途にも十分使用できる餡が要求され
ている。 (目的) 本発明者等は、現代人の食生活の洋風化に着目
し、日本的である餡と洋風的であるチーズ等の乳
酸醗酵物との融合を図ることにより、従来のない
ひと味違う餡を製造することを目的とした。 (経過) 本発明者等は、餡にチーズ等の乳酸醗酵物を加
えて従来にない特徴を有する餡を製造すべく研究
を進めた。特に甘さを抑え、あつさりした味の餡
を指向して研究を進めた。 ところが、チーズのうちでも、熟成タイプの硬
いチーズは添加量によつてはチーズの味が強す
ぎて餡とは調和しないばかりか硬い為、すりお
ろす等して微細にして用いても餡中に粒の状態で
残り食感を損なう等の問題に遭遇した。又、耐軟
化性、保形性の大きい硬質チーズでも乳化剤の助
けを借りて餡に加える方法(特開昭54−105277
号)も知られているが、耐軟化性、保形性の大き
いチーズは熟成チーズのなかでも硬質チーズに属
し、熟成が進んでいるので、前述のようにチー
ズの味が強すぎて餡とは調和しないばかりか、
わざわざ乳化剤を用いなければならないので、作
業的に煩雑で好ましくない。 そこで、更に、研究を進めた結果、風味の点
より:チーズの場合その添加量にもよるが熟成度
が低いか、むしろ熟成しないほうが餡の味と良く
調和し、物性の点より:餡中に容易に均一に分
散できるように餡製造時の加熱温度で少なくとも
流動性を有する乳酸醗酵物が適していることが分
かつた。 そこで、本発明者等は既存の乳酸醗酵物のなか
でこれらの条件を満足するものを探すとともに、
更に餡に良く合う乳酸醗酵物を調製した。 その結果、必要条件として少なくとも常温で可
塑性を有し且つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物
(常温液状でないほうが適当である。)を用いるこ
とにより風味の優れた餡を製造できる知見を得て
本発明を完成するに到つた。 (構成) 本発明は、常温で可塑性を有し且つ加熱流動
性(ヨーグルトを除く)を有する乳酸醗酵物を含
む餡、及び餡を製造するに際し、餡に常温で可
塑性を有し且つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物
(ヨーグルトを除く)を加えることを特徴とする
餡の製造法である。 本発明において使用する常温で可塑性を有し且
つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物(ヨーグルトを
除く)について具体的に説明する。 例えば、非熟成型チーズで常温で可塑性を有し
且つ加熱流動性を有するものを用いることができ
る。これは、通称クリームチーズ、カツテジチー
ズ、ベーカーズチーズ、ヌーシヤテルチーズ等と
呼ばれる水分50乃至80%程度の常温で柔らかい固
形状で可塑性を有し且つ加熱流動性を有するも
の、亦、通称クバルクと呼ばれる、カツテジチー
ズに生クリームを加えて製造される常温で固形状
で可塑性を有し且つ加熱流動性を有するもの等が
挙げられ、これらはPH5程度の酸性を示す。 又、例えば、油分、乳成分、水を主成分とする
均質化物をチーズ醗酵に用いる乳酸菌を用いて乳
酸醗酵し、ホエーを分離若しくは分離することな
く水分40乃至90重量%の乳酸醗酵物とし、必要に
より有機酸等を加えて混合した乳酸醗酵物を用い
ることができる。 該乳酸醗酵物の油脂は公知の動植物食用油脂又
はこれらの硬化分別油等を用いることができる。
好ましくは、植物油脂のほうが餡の味とよくなじ
み適当である。餡が植物性であることから植物油
脂のほうが動物油脂より餡にマツチするものと考
えられる。更に好ましくは、物性のてんより
NMR法による固体脂指数値が10℃において20〜
55,20℃において10〜45,30℃において25以下、
35℃において10以下が適当である。 該乳酸醗酵物の乳成分は、無脂乳固形分が利用
でき、好ましくは脱脂粉乳が適当である。前述し
たように容易に油脂を乳脂以外の油脂に置換でき
ることにより餡に合う味に容易に調整できる。 該乳酸醗酵物から水分が分離しない範囲で、水
分は多いほうが柔らかく好ましい。又該乳酸醗酵
物の成分により、水分(ホエー分)が分離したス
ラリー状の物でも用いることができる。通常40%
以上とすることができるが、好ましくは50乃至90
重量%、特に好ましくは66重量%以上が餡と均一
に混合でき適当である。 該乳酸醗酵物は所望により有機酸を用いてPHを
調整することができる。通常乳酸醗酵が進むにつ
れPHは下がるが、反面醗酵による餡とはマツチし
ない風味が発生する場合がある。又、PHは餡の甘
さを抑えたり、さつぱりした味にする効果の一端
を担うものである。そこで、癖のない有機酸、換
言すれば有機酸自体強いフレーバーを有しない低
級有機酸を用いることが好ましい。 該乳酸醗酵物は、風味及び物性の点で、有機酸
を用いてPHを調整しないものより餡により適して
おり、それは該乳酸醗酵物が柔らかく加熱流動性
に優れ、且つPHが3.5乃至5.5(好ましくはPH4乃
至5)を示し、風味はどちらかといえばヨーグル
トより非熟成型チーズに似た風味を有するもので
あるからである。 本発明の餡の製造法を具体的に説明する。 一般に、餡は沸騰水中に糖類を加えシロツプ状
にして、生餡を2乃至3回に分けて加え、所望の
水分まで煮詰める。本発明において餡の製造工程
中に常温で可塑性を有し且つ加熱流動性を有する
乳酸醗酵物を加えることが重要である。常温で可
塑性を有し且つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物の
添加時期は特に制限しないが、生餡を加えた後に
添加するほうが好ましい。 かかる常温で可塑性を有し且つ加熱流動性を有
する乳酸醗酵物を含む餡は、従来の餡に比べ風
味的に甘さが抑えられ、あつさりした味を有
し、乳味を有し、物性的に餡のべたつきがな
くなつたひと味違う優れた風味を有するものであ
る。 これは、本発明の餡が、従来の餡に比べ、乳
酸醗酵物を含むこと、低いPHを有することに起
因する。即ち、本発明の餡はPH4乃至6.5(好まし
くはPH5乃至6)を示し、通常の餡のPH6.5乃至
7に比べ低い為、同じ糖含量でも、甘さが抑えら
れ、あつさりした味につながり、物性的にも、餡
中の蛋白質や澱粉等に作用し餡自体のベタツキを
防止できるものである。 更に、所望によりマーガリン或いはシヨートニ
ング等の疎水性油脂組成物を加えることもでき
る。かかる油脂組成物が餡粒子をコーテイング
し、食感を滑らかにするのみならず、乳酸醗酵物
と相乗的に作用し更に甘味を抑え、味をまろやか
にする。即ち、油脂組成物による疎水性膜が餡粒
子(内部の澱粉粒を細胞膜が包んだもの)を更に
包むと共に乳酸醗酵物とも何等かの相乗作用を示
し、このことが本発明の餡の甘味を抑えたり、さ
つぱりした味にしたり、さらにはベタツキをなく
す等の効果をさらに強いものにするものと解され
る。 (実施例) 以下実施例により本発明の実施態様を説明す
る。 実施例 1 (Aの調製) 脱脂粉乳8重量部(以下、部)、上昇融点30.4
℃のナタネ油混合硬化油12部、及び水80部とレシ
チン0.012部との混合物をホモミキサーにて70℃
で30分間乳化・殺菌した後、120Kg/cm2の圧で2
回均質化し、5℃に冷却後、冷蔵庫にて一晩エー
ジングした後、22℃に加温して乳酸菌スターター
2部、レンネツト0.000022部と塩化カルシウム
0.00001部を加えPH4.8以下となるまで醗酵させた
後クツキング処理を行い、80℃でセパレーターを
用いカードの水分を73w/w%に調整した後、ニ
ーダーで撹拌しながら75℃で30分間殺菌し、ホモ
ゲナイザーで2〜3μ程度の粒子にし、水分73%,
PH4.3の柔らかいチーズ(Aとする)を得た。 次に、釜に仕込水を入れ、沸騰させ、下記に示
す表−1配合にて、上白糖を入れ、シロツプ状に
なるまで沸騰を続け、生餡を2乃至3回に分けて
添加し、餡がある程度しまり艶がでてきたところ
でAを加えた。下記配合No.1では、さらにマーガ
リン(不二製油(株)製コンボル−V)を加えた。十
分均一化して表−2に示す物性を示す餡を得た。
【表】
【表】
即ち、No.3のコントロールに比べNo.1は甘味が
抑えられ、あつさりした味と、乳味を有するベタ
ツキのない餡であつた。又、No.4のコントロール
に比べNo.2も甘味が抑えられ、あつさりした味
と、乳味を有するベタツキの無い餡であつた。 実施例 2 下記配合にて実施例1と同様にして餡を製造し
た。得られた餡はチーズ風味を有し、こくのある
甘味の抑えられたものであつた。
抑えられ、あつさりした味と、乳味を有するベタ
ツキのない餡であつた。又、No.4のコントロール
に比べNo.2も甘味が抑えられ、あつさりした味
と、乳味を有するベタツキの無い餡であつた。 実施例 2 下記配合にて実施例1と同様にして餡を製造し
た。得られた餡はチーズ風味を有し、こくのある
甘味の抑えられたものであつた。
【表】
(効果)
以上述べたように、本発明により、従来の餡に
ない風味的に甘さが抑えられ、あつさりした
味と、乳味を有し、物性的にべたつきをなく
した、ひと味違う優れた風味を有する餡及びその
製造が可能になつたものである。
ない風味的に甘さが抑えられ、あつさりした
味と、乳味を有し、物性的にべたつきをなく
した、ひと味違う優れた風味を有する餡及びその
製造が可能になつたものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 常温で可塑性を有し且つ加熱流動性を有する
乳酸醗酵物(ヨーグルトを除く)を含む餡。 2 常温で可塑性を有し且つ加熱流動性を有する
乳酸醗酵物が、常温可塑性非熟成型チーズである
特許請求の範囲第1項記載の餡。 3 常温で可塑性を有し且つ加熱流動性を有する
乳酸醗酵物が、油分、乳成分、水を主成分とする
均質化物をチーズ醗酵に用いる乳酸菌を用いて乳
酸醗酵し、ホエーを分離若しくは分離することな
く水分40乃至90重量%の乳酸醗酵物とし、必要に
より有機酸等を加えて混合した乳酸醗酵物である
特許請求の範囲第1項記載の餡。 4 餡を製造するに際し、餡に常温で可塑性を有
し且つ加熱流動性を有する乳酸醗酵物(ヨーグル
トを除く)に加えることを特徴とする餡の製造
法。 5 更に、疎水性油脂組成物を加えることを特徴
とする特許請求の範囲第5項記載の餡の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58211388A JPS60102146A (ja) | 1983-11-09 | 1983-11-09 | 餡及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58211388A JPS60102146A (ja) | 1983-11-09 | 1983-11-09 | 餡及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60102146A JPS60102146A (ja) | 1985-06-06 |
| JPH0154014B2 true JPH0154014B2 (ja) | 1989-11-16 |
Family
ID=16605129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58211388A Granted JPS60102146A (ja) | 1983-11-09 | 1983-11-09 | 餡及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60102146A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3772380B2 (ja) * | 1996-03-28 | 2006-05-10 | 不二製油株式会社 | 水饅頭およびその製造法 |
| CN103380874A (zh) * | 2012-05-05 | 2013-11-06 | 黑龙江大荒春酒业有限公司 | 一种复合益生菌发酵果酱的制备方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54105277A (en) * | 1978-02-03 | 1979-08-18 | Ota Toshuki | Production of bean jam |
| JPS5947585B2 (ja) * | 1978-02-13 | 1984-11-20 | 森永乳業株式会社 | カツテ−ジチ−ズ様食品の製造法 |
| US4324804A (en) * | 1979-08-15 | 1982-04-13 | Kraft, Inc. | Preparation of a soft cream cheese product |
-
1983
- 1983-11-09 JP JP58211388A patent/JPS60102146A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60102146A (ja) | 1985-06-06 |
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