JPH0157085B2 - - Google Patents
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- JPH0157085B2 JPH0157085B2 JP53106349A JP10634978A JPH0157085B2 JP H0157085 B2 JPH0157085 B2 JP H0157085B2 JP 53106349 A JP53106349 A JP 53106349A JP 10634978 A JP10634978 A JP 10634978A JP H0157085 B2 JPH0157085 B2 JP H0157085B2
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- A61K9/48—Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
- A61K9/50—Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
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- A23K40/35—Making capsules specially adapted for ruminants
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Description
本発明は反芻動物に経口投与され、こぶ胃を通
過し、皺胃及び/または腸に達した後で反芻動物
に有益なペレツト剤に関する。更に詳しくは、本
発明は構造の面から言えば栄養物または薬剤のよ
うな核物質及びこぶ胃の環境下で核を保護する
が、皺胃の更に酸性の条件下ではその連続性を失
つて核物質を動物に利用されうる状態にする、核
物質を被う無孔被覆を有するペレツト剤に関す
る。 反芻動物において、摂取された食物は先ずこぶ
胃(第一胃)に入り、ここで発酵により予備消化
すなわち分解される。この発酵期間中、摂取され
た食物は網胃(第二胃)を経て口へ戻され、食物
はここで唾液がかけられ、反芻される。自然の過
程及び動物や食物により異なる変数により調整さ
れた発酵終了後、摂取した栄養物の吸収は反芻動
物により消化器のその後の部分で始まり、続けら
れる。この過程はD.C.Chunchによる“Digestive
Phycology and Nutrition of Ruminants”
Vol.1,O.S.U.Book Stores,Inc,Corvallis
Oregonに詳述されている。 こぶ胃は反芻動物の4個の胃室の最大のもので
あり、この中に住みついている微生物の作用を通
し、摂取した食物の代謝的分解に重要な場所とし
ての役割を果す。摂取された食物は典型的には約
6〜30時間、場合によりそれ以上の期間こぶ胃に
滞り、この間こぶ胃の微生物による代謝的分解を
受ける。多くの摂取された蛋白物質はこぶ胃中で
分解されて可溶性ペプチド類及びアミノ酸になり
こぶ胃微生物により利用される。こぶ胃内容物が
皺胃及び腸へ入ると、微生物集団が消化され、か
くして反芻動物に蛋白質を提供する。このよう
に、反芻動物の自然の栄養バランスは主として微
生物の組成及び個体の関数である。 反芻動物に投与するために栄養物及び製造する
際、こぶ胃の環境条件、すなわち微生物による分
解及び約5.5のPHの影響から活性成分を保護する
ことにより活性物質を吸収が起きる特定地点に到
達するまで保つておくことが重要である。必須ア
ミノ酸源及び/または薬剤がこぶ胃に住む微生物
により変化されずに保たれ、後で胃腸管において
動物により直接吸収されるようになれば肉、羊毛
及び/または乳の生産速度が増加することがよく
知られている。 核をこぶ胃内容物による分解から保護する物質
は、酵素または微生物を含有するこぶ胃液体の攻
撃に耐え、しかし約2〜3.5の正常の生理学的範
囲にあるPHにおける皺胃のより酸性な液体中で活
性成分を急速に利用可能な状態しなければならな
い。より簡単に活性成分を保護物質で被覆した
り、その中に包封したりするためには保護物質は
被覆目的の特定な有機溶媒に溶解するものでなけ
ればならない。 蛋白質はこぶ胃中で分解されてしまうため、反
芻動物に与える蛋白質含有栄養剤を、こぶ胃中微
生物による分解を受けずに皺胃へと通過できるよ
う処理することが提案された。提案された方法と
しては、例えば脂肪や植物性油による、蛋白質含
有物質の被覆、蛋白質の熱処理、蛋白質含有物質
と各種化合物、例えばホルムアルデヒド、アセチ
レン系エステル、重合した不飽和カルボン酸また
は無水物及びホスホニトリル系ハライド等との反
応が含まれていた。 動物及び植物中に見出される全ての蛋白質は、
20種を越えるアミノ酸の異なる組合せを含有する
化合物であり、このような酸の数及び配置はいか
なる特定な蛋白質においても定められている。こ
れらアミノ酸の12種はほとんどの動物中に普通存
在する生化学的作用により他の物質から栄養学的
に充分な量で合成できるが、残りの10種の必須ア
ミノ酸は充分な量で合成されず、動物はこれらを
摂取しなければならない。ある特定な蛋白質を一
つとるとそれを構成するアミノ酸の割合は変える
ことができないので必須アミノ酸で最も少なく供
給されたものが動物により生産できる蛋白物質の
量を制限する。従つて、任意の与えられた食餌の
場合、特定の必須アミノ酸がこれを含有する蛋白
質の生産を制限することになるが、勿論2種以上
のこのようなアミノ酸が共に制限的である場合も
ある。 上記の原則を認めるとアミノ酸の最適割合を提
供し、そして達成すべき蛋白質生産の著しい増加
を可能にした非反芻動物の食餌の処方が得られ
る。反芻動物において、食餌の蛋白質及びアミノ
酸は程度が異なるが、胃の最初の2つの室(即
ち、こぶ胃と網胃)において微生物発酵によりア
ンモニア及び各種の有機化合物に分解してしま
う。これら器管の細菌及びプロトゾアはこの代謝
産物をそれら自身の生長及び増殖に利用し、かく
して生成された微生物性蛋白質は皺胃へと通過す
る。この皺胃は非反芻動物の胃に対応する胃肉の
室であり、ここで一部消化される。この過程は小
腸で完結し、アミノ酸が吸収される。 薬剤はこれがこぶ胃の環境から保護されるとき
より効果的であることがまた知られている。例え
ば、米国特許第3041243号、同第3697640号、同第
3619200号及び同第3275518号を参照ありたい。 少なくとも1個の塩基性アミノ基を含有し、か
つその分子量の3〜14%の窒素含量を有する高分
子物質、例えばプロピオン酸モルホリノ酪酸セル
ロース、スチレン及び2―メチル―5―ビニルピ
リジンの共重合体は核物質を皺胃及び/または腸
内で利用できるようにするためにはこぶ胃中の核
物質の保護が充分ではない。 本発明は核物質及び塩基性アミノ基及び3〜14
%の窒素含量を有し、こぶ胃環境下で核物質に充
分な保護を与える高分子物質を含有する保護被覆
を含有する反芻動物に経口投与するためのペレツ
ト剤を提供する。本発明は5.5より高いPHを有し、
こぶ胃より袋で反芻動物に有益な核物質及び核物
質をとり囲む被覆を有し、該被覆は反芻動物内で
こぶ胃の媒体に不溶であるが、こぶ胃の後で可溶
であり、かつ該被覆は、高分子物質と該高分子物
質中に分散された疎水性物質からなり、 a 高分子物質は、少なくとも1個の塩基性アミ
ノ基を含み、該高分子物質中の窒素含有量は高
分子物質の分子量の3〜14%であり;及び b 疎水性物質は、炭素原子12〜32個を有する脂
肪酸、炭素原子12〜32個を有する脂肪酸のアル
ミニウム塩、ダイマー酸及びトリマー酸からな
る群より選ばれる; からなり、該疎水性物質は高分子物質の重量の
2〜75%の量で被覆中に存在し、被覆はペレツ
トの重量の5〜50%をなし、かつ、少なくとも
50℃の粘着温度を有することを特徴とする反芻
動物に経口投与するためのペレツト剤である。 本発明による被覆または膜形成物質は保護及び
放出性質を与え、少なくとも1種の「高分子
(polymeric)」物質及び少なくとも1種の「疎水
性(hydroophobic)」物質の混合物または配合物
を含有する。高分子物質は実質的に連続マトリツ
クスであり、被覆物質の25〜98重量%を占める。
一般に、より酸性でより可溶性の核物質の場合は
疎水性物質対高分子物質の比が上記範囲でより高
いことを必要とし、一方より塩基性でより可溶性
の低い物質の場合は疎水性物質の比が上記範囲で
より低いことを必要とする。疎水性物質は高分子
マトリツクスに分散され、被覆物質の75〜2重量
%、好ましくは50〜5重量%を占める。 被覆物質はこぶ胃の環境条件に耐える能力及び
皺胃の環境下でペレツトの核物質を露出する能力
を有している。かくして、被覆物質は少なくとも
24時間5.5のPH条件に耐性がある。被覆物質はPH
3.5の皺胃または腸の環境条件に露出すると10分
〜6時間で核物質を放出する。核の露出は被覆が
液体を通過させるようになることにより、または
溶解または分解により起きる。被覆物質に対する
他の要求は著しい量のブロツキングを生じること
なく比較的高い温度及び/または湿度の貯蔵条件
に対する耐性を有することである。 5.5より高いPHを有する核物質が本発明におい
て非常に有用である。かくして、これらのパラメ
ータに入る特性を有する栄養物または薬剤のよう
な反芻動物に有益な任意の核物質が使用できる。
好ましい核物質にはアミノ酸、蛋白質、各種の他
の栄養物、並びに抗生物質及び他の薬剤がある。 〔ペレツト〕 本発明に従つて製造したペレツトは反芻動物に
経口投与するのに適用される。ペレツトは例えば
直径1.27mm〜1.91cm(0.05〜0.75インチ)のよう
な適した大きさを有する。同様に、ペレツトは適
した密度、すなわち1〜1.4の比重を有し、許容
される臭い、味、感触等を有していなければなら
ない。ペレツトは核及び核を完全に包封する連続
した膜すなわち被覆を含有する。形はペレツトが
被覆が容易であるという点で普通球状であること
を除けば通常重要ではない。 〔核物質〕 核は、皺胃及び/または腸に到達したとき、反
芻動物に有益な物質を有している。核は、例えば
造粒により、粒子に成形された固体物質である。
次いで、核は所望ならば転倒のような通常の手段
により丸くしてもよい。核は取扱い中、特に被覆
操作中に変化せずに残つているように充分な粘り
及び粘稠性を有していなければならない。適した
核物質としては、各種薬剤及び栄養物、例えば抗
生物質、弛緩剤、薬物、駆虫剤、アミノ酸、蛋白
質、糖類、炭水化物等が含まれる。また核は粘土
のような不活性充填剤を含有してもよい。 核を保護する被覆の能力は核のPH及び水溶解度
に関係している。本発明が適用できる核物質は
5.5より高いPHを有するものである。 核物質として用いるのに適した数種のアミノ
酸、それらのPH及び溶解度は下記の通りである。
過し、皺胃及び/または腸に達した後で反芻動物
に有益なペレツト剤に関する。更に詳しくは、本
発明は構造の面から言えば栄養物または薬剤のよ
うな核物質及びこぶ胃の環境下で核を保護する
が、皺胃の更に酸性の条件下ではその連続性を失
つて核物質を動物に利用されうる状態にする、核
物質を被う無孔被覆を有するペレツト剤に関す
る。 反芻動物において、摂取された食物は先ずこぶ
胃(第一胃)に入り、ここで発酵により予備消化
すなわち分解される。この発酵期間中、摂取され
た食物は網胃(第二胃)を経て口へ戻され、食物
はここで唾液がかけられ、反芻される。自然の過
程及び動物や食物により異なる変数により調整さ
れた発酵終了後、摂取した栄養物の吸収は反芻動
物により消化器のその後の部分で始まり、続けら
れる。この過程はD.C.Chunchによる“Digestive
Phycology and Nutrition of Ruminants”
Vol.1,O.S.U.Book Stores,Inc,Corvallis
Oregonに詳述されている。 こぶ胃は反芻動物の4個の胃室の最大のもので
あり、この中に住みついている微生物の作用を通
し、摂取した食物の代謝的分解に重要な場所とし
ての役割を果す。摂取された食物は典型的には約
6〜30時間、場合によりそれ以上の期間こぶ胃に
滞り、この間こぶ胃の微生物による代謝的分解を
受ける。多くの摂取された蛋白物質はこぶ胃中で
分解されて可溶性ペプチド類及びアミノ酸になり
こぶ胃微生物により利用される。こぶ胃内容物が
皺胃及び腸へ入ると、微生物集団が消化され、か
くして反芻動物に蛋白質を提供する。このよう
に、反芻動物の自然の栄養バランスは主として微
生物の組成及び個体の関数である。 反芻動物に投与するために栄養物及び製造する
際、こぶ胃の環境条件、すなわち微生物による分
解及び約5.5のPHの影響から活性成分を保護する
ことにより活性物質を吸収が起きる特定地点に到
達するまで保つておくことが重要である。必須ア
ミノ酸源及び/または薬剤がこぶ胃に住む微生物
により変化されずに保たれ、後で胃腸管において
動物により直接吸収されるようになれば肉、羊毛
及び/または乳の生産速度が増加することがよく
知られている。 核をこぶ胃内容物による分解から保護する物質
は、酵素または微生物を含有するこぶ胃液体の攻
撃に耐え、しかし約2〜3.5の正常の生理学的範
囲にあるPHにおける皺胃のより酸性な液体中で活
性成分を急速に利用可能な状態しなければならな
い。より簡単に活性成分を保護物質で被覆した
り、その中に包封したりするためには保護物質は
被覆目的の特定な有機溶媒に溶解するものでなけ
ればならない。 蛋白質はこぶ胃中で分解されてしまうため、反
芻動物に与える蛋白質含有栄養剤を、こぶ胃中微
生物による分解を受けずに皺胃へと通過できるよ
う処理することが提案された。提案された方法と
しては、例えば脂肪や植物性油による、蛋白質含
有物質の被覆、蛋白質の熱処理、蛋白質含有物質
と各種化合物、例えばホルムアルデヒド、アセチ
レン系エステル、重合した不飽和カルボン酸また
は無水物及びホスホニトリル系ハライド等との反
応が含まれていた。 動物及び植物中に見出される全ての蛋白質は、
20種を越えるアミノ酸の異なる組合せを含有する
化合物であり、このような酸の数及び配置はいか
なる特定な蛋白質においても定められている。こ
れらアミノ酸の12種はほとんどの動物中に普通存
在する生化学的作用により他の物質から栄養学的
に充分な量で合成できるが、残りの10種の必須ア
ミノ酸は充分な量で合成されず、動物はこれらを
摂取しなければならない。ある特定な蛋白質を一
つとるとそれを構成するアミノ酸の割合は変える
ことができないので必須アミノ酸で最も少なく供
給されたものが動物により生産できる蛋白物質の
量を制限する。従つて、任意の与えられた食餌の
場合、特定の必須アミノ酸がこれを含有する蛋白
質の生産を制限することになるが、勿論2種以上
のこのようなアミノ酸が共に制限的である場合も
ある。 上記の原則を認めるとアミノ酸の最適割合を提
供し、そして達成すべき蛋白質生産の著しい増加
を可能にした非反芻動物の食餌の処方が得られ
る。反芻動物において、食餌の蛋白質及びアミノ
酸は程度が異なるが、胃の最初の2つの室(即
ち、こぶ胃と網胃)において微生物発酵によりア
ンモニア及び各種の有機化合物に分解してしま
う。これら器管の細菌及びプロトゾアはこの代謝
産物をそれら自身の生長及び増殖に利用し、かく
して生成された微生物性蛋白質は皺胃へと通過す
る。この皺胃は非反芻動物の胃に対応する胃肉の
室であり、ここで一部消化される。この過程は小
腸で完結し、アミノ酸が吸収される。 薬剤はこれがこぶ胃の環境から保護されるとき
より効果的であることがまた知られている。例え
ば、米国特許第3041243号、同第3697640号、同第
3619200号及び同第3275518号を参照ありたい。 少なくとも1個の塩基性アミノ基を含有し、か
つその分子量の3〜14%の窒素含量を有する高分
子物質、例えばプロピオン酸モルホリノ酪酸セル
ロース、スチレン及び2―メチル―5―ビニルピ
リジンの共重合体は核物質を皺胃及び/または腸
内で利用できるようにするためにはこぶ胃中の核
物質の保護が充分ではない。 本発明は核物質及び塩基性アミノ基及び3〜14
%の窒素含量を有し、こぶ胃環境下で核物質に充
分な保護を与える高分子物質を含有する保護被覆
を含有する反芻動物に経口投与するためのペレツ
ト剤を提供する。本発明は5.5より高いPHを有し、
こぶ胃より袋で反芻動物に有益な核物質及び核物
質をとり囲む被覆を有し、該被覆は反芻動物内で
こぶ胃の媒体に不溶であるが、こぶ胃の後で可溶
であり、かつ該被覆は、高分子物質と該高分子物
質中に分散された疎水性物質からなり、 a 高分子物質は、少なくとも1個の塩基性アミ
ノ基を含み、該高分子物質中の窒素含有量は高
分子物質の分子量の3〜14%であり;及び b 疎水性物質は、炭素原子12〜32個を有する脂
肪酸、炭素原子12〜32個を有する脂肪酸のアル
ミニウム塩、ダイマー酸及びトリマー酸からな
る群より選ばれる; からなり、該疎水性物質は高分子物質の重量の
2〜75%の量で被覆中に存在し、被覆はペレツ
トの重量の5〜50%をなし、かつ、少なくとも
50℃の粘着温度を有することを特徴とする反芻
動物に経口投与するためのペレツト剤である。 本発明による被覆または膜形成物質は保護及び
放出性質を与え、少なくとも1種の「高分子
(polymeric)」物質及び少なくとも1種の「疎水
性(hydroophobic)」物質の混合物または配合物
を含有する。高分子物質は実質的に連続マトリツ
クスであり、被覆物質の25〜98重量%を占める。
一般に、より酸性でより可溶性の核物質の場合は
疎水性物質対高分子物質の比が上記範囲でより高
いことを必要とし、一方より塩基性でより可溶性
の低い物質の場合は疎水性物質の比が上記範囲で
より低いことを必要とする。疎水性物質は高分子
マトリツクスに分散され、被覆物質の75〜2重量
%、好ましくは50〜5重量%を占める。 被覆物質はこぶ胃の環境条件に耐える能力及び
皺胃の環境下でペレツトの核物質を露出する能力
を有している。かくして、被覆物質は少なくとも
24時間5.5のPH条件に耐性がある。被覆物質はPH
3.5の皺胃または腸の環境条件に露出すると10分
〜6時間で核物質を放出する。核の露出は被覆が
液体を通過させるようになることにより、または
溶解または分解により起きる。被覆物質に対する
他の要求は著しい量のブロツキングを生じること
なく比較的高い温度及び/または湿度の貯蔵条件
に対する耐性を有することである。 5.5より高いPHを有する核物質が本発明におい
て非常に有用である。かくして、これらのパラメ
ータに入る特性を有する栄養物または薬剤のよう
な反芻動物に有益な任意の核物質が使用できる。
好ましい核物質にはアミノ酸、蛋白質、各種の他
の栄養物、並びに抗生物質及び他の薬剤がある。 〔ペレツト〕 本発明に従つて製造したペレツトは反芻動物に
経口投与するのに適用される。ペレツトは例えば
直径1.27mm〜1.91cm(0.05〜0.75インチ)のよう
な適した大きさを有する。同様に、ペレツトは適
した密度、すなわち1〜1.4の比重を有し、許容
される臭い、味、感触等を有していなければなら
ない。ペレツトは核及び核を完全に包封する連続
した膜すなわち被覆を含有する。形はペレツトが
被覆が容易であるという点で普通球状であること
を除けば通常重要ではない。 〔核物質〕 核は、皺胃及び/または腸に到達したとき、反
芻動物に有益な物質を有している。核は、例えば
造粒により、粒子に成形された固体物質である。
次いで、核は所望ならば転倒のような通常の手段
により丸くしてもよい。核は取扱い中、特に被覆
操作中に変化せずに残つているように充分な粘り
及び粘稠性を有していなければならない。適した
核物質としては、各種薬剤及び栄養物、例えば抗
生物質、弛緩剤、薬物、駆虫剤、アミノ酸、蛋白
質、糖類、炭水化物等が含まれる。また核は粘土
のような不活性充填剤を含有してもよい。 核を保護する被覆の能力は核のPH及び水溶解度
に関係している。本発明が適用できる核物質は
5.5より高いPHを有するものである。 核物質として用いるのに適した数種のアミノ
酸、それらのPH及び溶解度は下記の通りである。
被覆物質は被覆物質から溶媒を蒸発させること
により核の周囲に連続膜を形成できる。これはこ
ぶ胃の環境条件に耐える能力及び皺胃の環境にお
いてペレツトの核物質を暴露する能力を有する。
かくして、被覆物質は少なくとも24時間、好まし
くは30時間5.5より高いPH条件に耐えなければな
らない。被覆物質はPH2〜3.3の皺胃環境条件に
暴露した後核物質を放出しなければならない。放
出は皺胃または後の腸内の滞留時間内に、但し、
3.5以下のPHに接触した後少なくとも6時間以内
に起きなければならない。核の暴露は例えば、溶
解、分解または広汎な膨潤により被覆がこぶ胃内
容物を浸透させるようになることによつて起る。
被覆物質は生理学的に適当である。すなわち被覆
は反芻動物の健康な、すなわち正常の身体機能を
阻害するものであつてはならない。 被覆物質に対する他の要件は著しい量のブロツ
キングを起すことなく比較的高い熱及び/または
湿度の貯蔵条件に耐える能力である。これは50℃
より高い粘着濃度を有していなければならない。
粘着温度は0.25Kg/cm2の力を適用して24時間粒子
を接触させておいたとき被覆粒子間を強制的に離
すと被覆の破壊を起すに充分な接着が起る温度で
あると定義される。また被覆物質は吹付塗布のよ
うな通常の被覆方法が使用できるように40〜140
℃の沸点を有する有機溶媒中に好ましくは溶解ま
たは分散される。特に、適した溶媒は塩化メチレ
ン、クロロホルム、エタノール、メタノール、酢
酸エチル、アセトン、トルエン、イソプロパノー
ルまたはこれらの混合物である。 本発明による被覆または膜形成物質は少なくと
も1種の「高分子」物質及び1種の「疎水性」物
質の混合物または配合物を含有する。高分子物質
は連続マトリツクスであり、被覆重量の25〜8%
を占める。一般に、より酸性でより可溶性の核物
質の場合は疎水性物質対高分子物質の比がこの範
囲の高い方でなければならず、一方より塩基性で
より可溶性の低い核物質の場合は疎水性物質対高
分子物質の比がより低い方でなければならない。
疎水性物質は通常高分子マトリツクス中に分散さ
れ、好ましくは高分子物質の5〜50重量%の量で
存在する。 〔重合体〕 本発明の被覆において有用な重合性物質は、後
述する疎水性物質との組合せにおいて、生理学的
に適当であり、反芻動物の正常な体温(37℃)に
おいて、5.5より高いPHに耐え3.5より低いPHでペ
レツトの核を放出することができるものを含む。
この高分子物質には高分子物質の窒素含量がその
分子量の3〜14%であり、少なくとも1個の塩基
性アミノ基を有するものが適当である。重合体、
共重合体及び重合体及び/または共重合体の混合
物が含まれ、分子量は5000〜300000のものが好適
である。塩基性アミノ基は、脂肪族型であつて
も、それが直接芳香環に結合しているか、または
芳香環の一部をなしている芳香族型であつてもよ
い。脂肪族型の場合には、塩基基性アミノ基中に
3〜10重量%の窒素を含み、芳香族型の場合に
は、塩基基性アミノ基中に6〜14重量%の窒素を
含むものが好適である。 本書で定義した特性を有する高分子物質には特
定の変性天然重合体、付加重合方法により得られ
た単重合体及び共重合体、縮合重合方法により得
られた単重合体、共重合体及びそれらの混合物が
含まれる。高分子物質はプロピオン酸モルホリノ
酪酸セルロースのようなセルロース誘導体;単量
体の一種がアクリロントリル、ビニルピリジン、
ビニルカルバゾール、ビニルキノリン、N―ビニ
ルピロール及び5―ビニルピラゾリンである共重
合体;窒素含有単量体とスチレン、メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、メタクリル酸のエステル及
びアミド、アクリル酸のエステル及びアミド、エ
チレン、プロピレン、ブタジエン、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル及びステアリン酸ビニルのよ
うな共単量体との共重合体;フタル酸、テレフタ
ル酸及びコハク酸のような二酸が多官能性アルコ
ールと結合して酸またはグリコール部分が重合処
理では反応しないが可変PH環境に対して反応性で
ある塩基性窒素を含有していてもよいポリエステ
ルを形成する縮合タイプのポリエステル及び同一
または同様の二酸が多官能性アミンと反応して重
合処理では反応しない塩基性窒素を含有するポリ
アミドタイプ重合体を形成する縮合タイプのポリ
エステル及び存在する重合体を窒素含有有機また
は無機部分と反応させることにより形成された予
備製造された重合体、例えばアンモニアを残つて
いる二重結合と反応させたポリブタジエン、のよ
うな他の塩基性窒素含有重合体からなる群より選
ばれる少なくとも1種の重合体、共重合体または
重合体配合物からなる。特に好ましいものは、上
述した付加タイプの単量体1種以上と共重合させ
たビニルピリジンの各種異性体及び誘導体の共重
合体、例えば65重量%の2―メチル―5―ビニル
ピリジン及び35重量%のアクリロントリルであ
る。 同じく、特に好ましいものは2―メチル―5―
ビニルピリジン及びスチレンの共重合体、そして
特に80重量%の2―メチル―5―ビニルピリジン
及び20重量%のスチレンの共重合体は市販されて
いるが、この分野でよく知られた通常の技術によ
り製造できる。 〔疎水性物質〕 高分子重合体及び疎水性物質は膜がこぶ胃環境
下で変化せずに、芻胃内にペレツトが存在すると
き芻胃液が核内に浸透できるような性質であるこ
とが必要である。そのためには疎水性物質は重合
体に相溶性を有していなければならない。生理学
的に適当であり、高分子重合体と適当な相溶性を
有する疎水性物質は市場で入手可能である。 価値があり使用できる疎水性物質は、炭素原子
12〜32個を有する脂肪酸、炭素原子12〜32個を有
する脂肪酸のアルミニウム塩、ダイマー酸または
トリマー酸である。これらの疎水性物質は、被覆
形成時に使用する溶媒中に溶解するか、コロイド
分散するものであることが必要である。ここで、
ダイマー酸とは、中程度の分子量の脂肪酸の二量
化によつて製造される粘性を有する液体であり、
通常36個の炭素原子を含む。安定かつ耐熱性の化
合物であり、アルコールやポリオールと重合する
と、可塑剤、潤滑油、水硬性液体などの製品を製
造することができる。トリマー酸とは、中程度の
分子量の脂肪酸の三量化によつて製造される粘性
を有する液体であり、通常54個の炭素原子を含
む。性質、用途等はダイマー酸と同様である。 炭素原子12〜32個を有する脂肪酸としては、ラ
ウリン酸、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチ
ン酸及びリノール酸などが挙げられる。これらの
酸は炭化水素ラジカルが長いため水に不溶である
が、カルボキシル基の極性性質のため水と反応す
ることがよく知られている。選択された塩基性ア
ミノ基含有重合体において、脂肪酸のカルボキシ
ル基は塩基性窒素基と反応して弱い塩タイプの結
合を形成できる。この重合体への結合は脂肪酸を
重合体マトリツクスへ固定させる。脂肪酸の疎水
性炭化水素鎖がマトリツクスを耐水性にし、そし
て水に対する感受性の高い極性膜の膨潤を低下さ
せる。その結果、マトリツクス膜の内部及び表面
は5.5より高いPHの水性環境下で耐水性となる。
しかし、4.5より低いPH、特にPH3.5より低いと塩
基性窒素の水及び水素原子への親和力は増加した
耐水性を凌駕する。膜は酸環境で反応し、遮断特
性を失い、核物質は周囲環境に放出される。 また、炭素原子12〜32個を有する脂肪酸のアル
ミニウム塩としては、具体的にはステアリン酸
塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩などが挙げら
れる。 天然または合成の蝋及び/または樹脂を被覆中
に存在させることも可能である。蝋及び樹脂は
500〜2000の分子量を有し、“Contact Angle
Wettability and Adhesion”,Advances in
Chemistry Series #43,Robert F.Gould編、
American Chemical Society刊 1963年第1章
に記載されたZisman法により測定した場合、
31dynes/cm未満の臨界表面張力を有し、5%未
満の被覆中への溶解度を有するものが有用であ
る。これらの蝋及び樹脂は溶解度の2倍に等しい
量以上で被覆中の高分子重合体の全量の30%以下
の量で被覆中に分散することができる。典型的な
蝋及び樹脂の例には、みつ蝋、ペトリニウムワツ
クス、ダンマル、ハードマニラ、フエノール樹
脂、ロジン及びマレイン酸化低分子量ポリハイド
ロカーボンが含まれる。同様に、2000〜10000の
分子量を有し、上記のZisman法により測定した
場合、31dynes/cm未満の臨界表面張力を有し、
5重量%未満の被覆中への溶解度を有するポリマ
ーも使用することができる。該ポリマーも溶解度
の2倍に等しい量以上で被覆中の高分子重合体の
全量の30%以下の量で被覆中に存在しうる。特に
有用なポリマーは主鎖または側鎖にシリコーン基
を含有するポリマー及び共重合体並びに側鎖にフ
ツ素化炭素基を含有するポリマー及び共重合体で
ある。 疎水性物質を含有する被覆が何故、より保護性
が高いかについて特定の理論によるつもりはな
い。しかし、その機能は通常マトリツクス膜また
は被覆全体の水性弱酸性環境に対する感受性が非
常に減少するためであると考えられる。更に、こ
ぶ胃及び皺胃のPHの差異に対して、十分な塩基性
窒素を含有する重合体の固有の極性を考慮する
と、特に核物質が酸性及び/または非常に水溶性
である場合には、膜の水感受性の減少が必要であ
ると考えられる。一般的には上記のように考えら
れるが、その形態によつて疎水性物質がその機能
を発揮するには、微妙な違いがある。 本発明者らは被覆層中の分散相として用いたと
き疎水性物質の機能は a 被覆の濡れを減少し、従つて水による最初の
攻撃を減少し、 b 水により浸された被覆の総容量を減少し、そ
して c 水が核まで到達するのに必要な浸透通路の長
さを延ばす ことであると考える。 以下の実施例は本発明をより理解するためのも
のである。実施例は試験管内試験に基ずいている
が、実施例中に示した試験管内実験は反芻動物動
物内に存在する条件を模倣しており、従つて実際
の生きている動物を用いることなく被覆ペレツト
の研究ができる。温度、PH等についてこぶ胃及び
皺胃の環境条件を模倣した実施例中で使用した水
性媒体におけるペレツトの試験はこぶ胃内の被覆
により与えられる保護及び皺胃内の被覆による放
出性に関する信頼できるデータを提供することが
実際の生体内試験により確認された。核物質中に
使用できるアミノ酸や蛋白質のような栄養物はこ
ぶ胃より下流の腸管にあるとき反芻動物に有益で
あることが知られている。 参考例 1 600gの微粉末リジン一塩酸塩、60gの粒径250
メツシユのマイクロクリスタリンセルロース及び
6gのアラビアゴムを乾燥混合することにより実
質的に均質な混合物を得た。195gの水を粉末状
混合物と、均質な可塑性ドウを押出し、切断する
ことにより直径2.38mm(3/32インチ)及び高さ
2.38mm(3/32インチ)の円柱型ペレツトを得た。
これらのペレツトは回転ドラム中で5分間転倒さ
せることにより丸め、60℃で乾燥した。乾燥ペレ
ツトを節分し、85%収率で8〜12メツシユの範囲
でペレツトを得た。ペレツトを輝発性溶媒に分散
させた重合体の噴霧化小滴を含有している噴霧ゾ
ーン中を通過させた。被覆装置はペレツトを(a)被
覆ゾーン、(b)乾燥ゾーン及び(c)貯蔵ゾーン中を再
循環させることができ、従つて重合体の多層被覆
を各ペレツトに適用できた。この実施例では、重
合体は3.0%の塩基性窒素を含有するプロピオン
酸モルホリノ酪酸セルロースであつた。重合体は
有機溶媒、例えばケトン、エステル、芳音族炭化
水素−アルコール混合物、ハロゲン化脂肪族炭化
水素−アルコール混合物及びPH3.5より低いPHの
水に可溶性であつた。重合体は溶液の全重量に対
して6重量%の含量でアセトンに溶解させた。被
覆操作は0.15mm(0.006インチ)の厚さで被覆ペ
レツトの最終重量の17〜20%を占める乾燥重分体
層で実質的に全てのペレツトを被覆してしまうの
に必要な時間を続けた。被覆操作中に被覆ペレツ
トの試料でその全重量に対して5,10及び15%の
被覆を付着させたものを得た。これらのペレツト
は被覆重量の関数としてPH5.5及び3.0におけるペ
レツトの耐溶解性を試験した。PH5.5の試験は24
時間行ない、PH3.0の試験は1時間であつた。ペ
レツトはいずれも3.0〜8.0のPH値で水性媒体に安
定ではなかつた。またペレツトは羊及び牛のこぶ
胃においても不安定であつた。 実施例 1 参考例1に記載した方法により製造したリジン
−塩酸塩を60重量%のプロピオン酸モルホリノ酪
酸セルロース及び40重量%の−塩基性ジオレイン
酸アルミニウムからなる混合物で被覆した。この
混合物を90容量%の塩化メチレン及び10容量%の
メタノールの混合溶媒中で4重量%溶液として用
いた。ペレツトは参考例1に記載したと同じ方法
で被覆した。ペレツトに塗布された最終被覆は被
覆ペレツトの20重量%を占めている。PH5.5の水
性媒体に暴露されたペレツトにおいてリジン−塩
酸塩は24時間後65%が保持されていた。ペレツト
を1時間PH3.0で処理することによりアミノ酸は
全てペレツトから除去された。 実施例 2 730gのリジン−塩酸塩、91gの塩基性炭酸マ
グネシウム、73gの粒径250メツシユのマイクロ
クリスタリンセルロース及び73gのアラビアゴム
を乾燥混合することにより実質的に均質な粉末を
得た。250gの水をこの粉末状混合物と、可塑性
ドウのような粘調度が得られるまで混合した。こ
のドウを参考例1に記載したように押出し、切断
し、丸め、そして乾燥した。次いで、実施例1に
記載したように重合体混合物で被覆した。乾燥被
覆20重量%を含有するこのペレツトは24時間暴露
後に94%のリジン−塩酸塩を回収したことに示さ
れようにPH5.5の水性条件に暴露しても溶解に耐
えた。3.0以下の水性条件に暴露したとき、リジ
ン−塩酸塩は1時間でペレツトから除去された。 参考例 2 リジン−塩酸酸塩及び塩基性炭酸マグネシウム
を含有する実施例2に記載されたペレツトを20重
量%のプロピオン酸モルホリノ酪酸セルロースで
被覆した。PH5.5で安定性を試験したとき、85%
のリジン−塩酸塩がペレツトから溶出した。従つ
て、ペレツトはこぶ胃内で典型的に見出されるPH
値で安定でなかつた。 実施例 3 40gのプロピオン酸モルホリノ酪酸セルロース
及び13gのオレイン酸(0.047当量)を900mlのト
リクロルエチレン、100mlのメタノール及び100ml
のジクロルメタンを含有する溶媒混合物に溶解し
た。溶液を、83%リジン−塩酸塩、6%炭酸カル
シウム及び11%の適当な結合剤からなる150gの
ペレツトに流動床方法を用いて被覆した。被覆し
たペレツトはPH5.5の水性緩衝液と共に24時間撹
拌した後含有リジンの48%を保持しており、PH
2.9の水性緩衝液の存在下で時間の撹拌時間中に
含有アミノ酸の100%を放出する。 実施例 4 本実施例は0.094当量のオレイン酸を被覆組成
物に含有させた以外は実施例3と同一である。被
覆ペレツトはPH5.5で2時間水処理した後含有リ
ジンの54.5%を保持しており、PH2.9で1時間撹
拌すると100%のアミノ酸を放出した。 実施例 5 本実施例は0.047当量のステアリン酸をオレイ
ン酸の代りに用いた以外は実施例3と同一であ
る。ペレツト試料の71%がPH5.5の水溶液で24時
間撹拌した後不変化のままであつた。 実施例 6 本実施例はEmpol1010Dimer Acid(C36脂肪族
二塩基酸、Emery Industries,Inc.,
Cincinnatti,Ohio)をオレイン酸の代りに用い
た以外は実施例3と同一である。被覆ペレツトは
PH5.5の水溶液で24時間抽出した後含有アミノ酸
の90%を保持しており、PH2.9で1時間撹拌して
いる間に含有リジンの100%を放出した。 実施例 7 80%2―メチル―5―ビニルピリジン/20%ス
チレン及び存在する塩基性官能基と当量であると
計算されるドデカン酸をトリクロルエチレンまた
は他の適当な溶媒に溶解し、メチオニンペレツト
に被覆したところ反芻動物に有用な栄養物組成物
が得られた。 実施例 8〜35 下記表の実施例において、被覆はペレツト重量
の約20%であつた。結果は異なる環境条件下で保
持されたペレツト百分率及び放出されたペレツト
の百分率の形で表わした。
により核の周囲に連続膜を形成できる。これはこ
ぶ胃の環境条件に耐える能力及び皺胃の環境にお
いてペレツトの核物質を暴露する能力を有する。
かくして、被覆物質は少なくとも24時間、好まし
くは30時間5.5より高いPH条件に耐えなければな
らない。被覆物質はPH2〜3.3の皺胃環境条件に
暴露した後核物質を放出しなければならない。放
出は皺胃または後の腸内の滞留時間内に、但し、
3.5以下のPHに接触した後少なくとも6時間以内
に起きなければならない。核の暴露は例えば、溶
解、分解または広汎な膨潤により被覆がこぶ胃内
容物を浸透させるようになることによつて起る。
被覆物質は生理学的に適当である。すなわち被覆
は反芻動物の健康な、すなわち正常の身体機能を
阻害するものであつてはならない。 被覆物質に対する他の要件は著しい量のブロツ
キングを起すことなく比較的高い熱及び/または
湿度の貯蔵条件に耐える能力である。これは50℃
より高い粘着濃度を有していなければならない。
粘着温度は0.25Kg/cm2の力を適用して24時間粒子
を接触させておいたとき被覆粒子間を強制的に離
すと被覆の破壊を起すに充分な接着が起る温度で
あると定義される。また被覆物質は吹付塗布のよ
うな通常の被覆方法が使用できるように40〜140
℃の沸点を有する有機溶媒中に好ましくは溶解ま
たは分散される。特に、適した溶媒は塩化メチレ
ン、クロロホルム、エタノール、メタノール、酢
酸エチル、アセトン、トルエン、イソプロパノー
ルまたはこれらの混合物である。 本発明による被覆または膜形成物質は少なくと
も1種の「高分子」物質及び1種の「疎水性」物
質の混合物または配合物を含有する。高分子物質
は連続マトリツクスであり、被覆重量の25〜8%
を占める。一般に、より酸性でより可溶性の核物
質の場合は疎水性物質対高分子物質の比がこの範
囲の高い方でなければならず、一方より塩基性で
より可溶性の低い核物質の場合は疎水性物質対高
分子物質の比がより低い方でなければならない。
疎水性物質は通常高分子マトリツクス中に分散さ
れ、好ましくは高分子物質の5〜50重量%の量で
存在する。 〔重合体〕 本発明の被覆において有用な重合性物質は、後
述する疎水性物質との組合せにおいて、生理学的
に適当であり、反芻動物の正常な体温(37℃)に
おいて、5.5より高いPHに耐え3.5より低いPHでペ
レツトの核を放出することができるものを含む。
この高分子物質には高分子物質の窒素含量がその
分子量の3〜14%であり、少なくとも1個の塩基
性アミノ基を有するものが適当である。重合体、
共重合体及び重合体及び/または共重合体の混合
物が含まれ、分子量は5000〜300000のものが好適
である。塩基性アミノ基は、脂肪族型であつて
も、それが直接芳香環に結合しているか、または
芳香環の一部をなしている芳香族型であつてもよ
い。脂肪族型の場合には、塩基基性アミノ基中に
3〜10重量%の窒素を含み、芳香族型の場合に
は、塩基基性アミノ基中に6〜14重量%の窒素を
含むものが好適である。 本書で定義した特性を有する高分子物質には特
定の変性天然重合体、付加重合方法により得られ
た単重合体及び共重合体、縮合重合方法により得
られた単重合体、共重合体及びそれらの混合物が
含まれる。高分子物質はプロピオン酸モルホリノ
酪酸セルロースのようなセルロース誘導体;単量
体の一種がアクリロントリル、ビニルピリジン、
ビニルカルバゾール、ビニルキノリン、N―ビニ
ルピロール及び5―ビニルピラゾリンである共重
合体;窒素含有単量体とスチレン、メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、メタクリル酸のエステル及
びアミド、アクリル酸のエステル及びアミド、エ
チレン、プロピレン、ブタジエン、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル及びステアリン酸ビニルのよ
うな共単量体との共重合体;フタル酸、テレフタ
ル酸及びコハク酸のような二酸が多官能性アルコ
ールと結合して酸またはグリコール部分が重合処
理では反応しないが可変PH環境に対して反応性で
ある塩基性窒素を含有していてもよいポリエステ
ルを形成する縮合タイプのポリエステル及び同一
または同様の二酸が多官能性アミンと反応して重
合処理では反応しない塩基性窒素を含有するポリ
アミドタイプ重合体を形成する縮合タイプのポリ
エステル及び存在する重合体を窒素含有有機また
は無機部分と反応させることにより形成された予
備製造された重合体、例えばアンモニアを残つて
いる二重結合と反応させたポリブタジエン、のよ
うな他の塩基性窒素含有重合体からなる群より選
ばれる少なくとも1種の重合体、共重合体または
重合体配合物からなる。特に好ましいものは、上
述した付加タイプの単量体1種以上と共重合させ
たビニルピリジンの各種異性体及び誘導体の共重
合体、例えば65重量%の2―メチル―5―ビニル
ピリジン及び35重量%のアクリロントリルであ
る。 同じく、特に好ましいものは2―メチル―5―
ビニルピリジン及びスチレンの共重合体、そして
特に80重量%の2―メチル―5―ビニルピリジン
及び20重量%のスチレンの共重合体は市販されて
いるが、この分野でよく知られた通常の技術によ
り製造できる。 〔疎水性物質〕 高分子重合体及び疎水性物質は膜がこぶ胃環境
下で変化せずに、芻胃内にペレツトが存在すると
き芻胃液が核内に浸透できるような性質であるこ
とが必要である。そのためには疎水性物質は重合
体に相溶性を有していなければならない。生理学
的に適当であり、高分子重合体と適当な相溶性を
有する疎水性物質は市場で入手可能である。 価値があり使用できる疎水性物質は、炭素原子
12〜32個を有する脂肪酸、炭素原子12〜32個を有
する脂肪酸のアルミニウム塩、ダイマー酸または
トリマー酸である。これらの疎水性物質は、被覆
形成時に使用する溶媒中に溶解するか、コロイド
分散するものであることが必要である。ここで、
ダイマー酸とは、中程度の分子量の脂肪酸の二量
化によつて製造される粘性を有する液体であり、
通常36個の炭素原子を含む。安定かつ耐熱性の化
合物であり、アルコールやポリオールと重合する
と、可塑剤、潤滑油、水硬性液体などの製品を製
造することができる。トリマー酸とは、中程度の
分子量の脂肪酸の三量化によつて製造される粘性
を有する液体であり、通常54個の炭素原子を含
む。性質、用途等はダイマー酸と同様である。 炭素原子12〜32個を有する脂肪酸としては、ラ
ウリン酸、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチ
ン酸及びリノール酸などが挙げられる。これらの
酸は炭化水素ラジカルが長いため水に不溶である
が、カルボキシル基の極性性質のため水と反応す
ることがよく知られている。選択された塩基性ア
ミノ基含有重合体において、脂肪酸のカルボキシ
ル基は塩基性窒素基と反応して弱い塩タイプの結
合を形成できる。この重合体への結合は脂肪酸を
重合体マトリツクスへ固定させる。脂肪酸の疎水
性炭化水素鎖がマトリツクスを耐水性にし、そし
て水に対する感受性の高い極性膜の膨潤を低下さ
せる。その結果、マトリツクス膜の内部及び表面
は5.5より高いPHの水性環境下で耐水性となる。
しかし、4.5より低いPH、特にPH3.5より低いと塩
基性窒素の水及び水素原子への親和力は増加した
耐水性を凌駕する。膜は酸環境で反応し、遮断特
性を失い、核物質は周囲環境に放出される。 また、炭素原子12〜32個を有する脂肪酸のアル
ミニウム塩としては、具体的にはステアリン酸
塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩などが挙げら
れる。 天然または合成の蝋及び/または樹脂を被覆中
に存在させることも可能である。蝋及び樹脂は
500〜2000の分子量を有し、“Contact Angle
Wettability and Adhesion”,Advances in
Chemistry Series #43,Robert F.Gould編、
American Chemical Society刊 1963年第1章
に記載されたZisman法により測定した場合、
31dynes/cm未満の臨界表面張力を有し、5%未
満の被覆中への溶解度を有するものが有用であ
る。これらの蝋及び樹脂は溶解度の2倍に等しい
量以上で被覆中の高分子重合体の全量の30%以下
の量で被覆中に分散することができる。典型的な
蝋及び樹脂の例には、みつ蝋、ペトリニウムワツ
クス、ダンマル、ハードマニラ、フエノール樹
脂、ロジン及びマレイン酸化低分子量ポリハイド
ロカーボンが含まれる。同様に、2000〜10000の
分子量を有し、上記のZisman法により測定した
場合、31dynes/cm未満の臨界表面張力を有し、
5重量%未満の被覆中への溶解度を有するポリマ
ーも使用することができる。該ポリマーも溶解度
の2倍に等しい量以上で被覆中の高分子重合体の
全量の30%以下の量で被覆中に存在しうる。特に
有用なポリマーは主鎖または側鎖にシリコーン基
を含有するポリマー及び共重合体並びに側鎖にフ
ツ素化炭素基を含有するポリマー及び共重合体で
ある。 疎水性物質を含有する被覆が何故、より保護性
が高いかについて特定の理論によるつもりはな
い。しかし、その機能は通常マトリツクス膜また
は被覆全体の水性弱酸性環境に対する感受性が非
常に減少するためであると考えられる。更に、こ
ぶ胃及び皺胃のPHの差異に対して、十分な塩基性
窒素を含有する重合体の固有の極性を考慮する
と、特に核物質が酸性及び/または非常に水溶性
である場合には、膜の水感受性の減少が必要であ
ると考えられる。一般的には上記のように考えら
れるが、その形態によつて疎水性物質がその機能
を発揮するには、微妙な違いがある。 本発明者らは被覆層中の分散相として用いたと
き疎水性物質の機能は a 被覆の濡れを減少し、従つて水による最初の
攻撃を減少し、 b 水により浸された被覆の総容量を減少し、そ
して c 水が核まで到達するのに必要な浸透通路の長
さを延ばす ことであると考える。 以下の実施例は本発明をより理解するためのも
のである。実施例は試験管内試験に基ずいている
が、実施例中に示した試験管内実験は反芻動物動
物内に存在する条件を模倣しており、従つて実際
の生きている動物を用いることなく被覆ペレツト
の研究ができる。温度、PH等についてこぶ胃及び
皺胃の環境条件を模倣した実施例中で使用した水
性媒体におけるペレツトの試験はこぶ胃内の被覆
により与えられる保護及び皺胃内の被覆による放
出性に関する信頼できるデータを提供することが
実際の生体内試験により確認された。核物質中に
使用できるアミノ酸や蛋白質のような栄養物はこ
ぶ胃より下流の腸管にあるとき反芻動物に有益で
あることが知られている。 参考例 1 600gの微粉末リジン一塩酸塩、60gの粒径250
メツシユのマイクロクリスタリンセルロース及び
6gのアラビアゴムを乾燥混合することにより実
質的に均質な混合物を得た。195gの水を粉末状
混合物と、均質な可塑性ドウを押出し、切断する
ことにより直径2.38mm(3/32インチ)及び高さ
2.38mm(3/32インチ)の円柱型ペレツトを得た。
これらのペレツトは回転ドラム中で5分間転倒さ
せることにより丸め、60℃で乾燥した。乾燥ペレ
ツトを節分し、85%収率で8〜12メツシユの範囲
でペレツトを得た。ペレツトを輝発性溶媒に分散
させた重合体の噴霧化小滴を含有している噴霧ゾ
ーン中を通過させた。被覆装置はペレツトを(a)被
覆ゾーン、(b)乾燥ゾーン及び(c)貯蔵ゾーン中を再
循環させることができ、従つて重合体の多層被覆
を各ペレツトに適用できた。この実施例では、重
合体は3.0%の塩基性窒素を含有するプロピオン
酸モルホリノ酪酸セルロースであつた。重合体は
有機溶媒、例えばケトン、エステル、芳音族炭化
水素−アルコール混合物、ハロゲン化脂肪族炭化
水素−アルコール混合物及びPH3.5より低いPHの
水に可溶性であつた。重合体は溶液の全重量に対
して6重量%の含量でアセトンに溶解させた。被
覆操作は0.15mm(0.006インチ)の厚さで被覆ペ
レツトの最終重量の17〜20%を占める乾燥重分体
層で実質的に全てのペレツトを被覆してしまうの
に必要な時間を続けた。被覆操作中に被覆ペレツ
トの試料でその全重量に対して5,10及び15%の
被覆を付着させたものを得た。これらのペレツト
は被覆重量の関数としてPH5.5及び3.0におけるペ
レツトの耐溶解性を試験した。PH5.5の試験は24
時間行ない、PH3.0の試験は1時間であつた。ペ
レツトはいずれも3.0〜8.0のPH値で水性媒体に安
定ではなかつた。またペレツトは羊及び牛のこぶ
胃においても不安定であつた。 実施例 1 参考例1に記載した方法により製造したリジン
−塩酸塩を60重量%のプロピオン酸モルホリノ酪
酸セルロース及び40重量%の−塩基性ジオレイン
酸アルミニウムからなる混合物で被覆した。この
混合物を90容量%の塩化メチレン及び10容量%の
メタノールの混合溶媒中で4重量%溶液として用
いた。ペレツトは参考例1に記載したと同じ方法
で被覆した。ペレツトに塗布された最終被覆は被
覆ペレツトの20重量%を占めている。PH5.5の水
性媒体に暴露されたペレツトにおいてリジン−塩
酸塩は24時間後65%が保持されていた。ペレツト
を1時間PH3.0で処理することによりアミノ酸は
全てペレツトから除去された。 実施例 2 730gのリジン−塩酸塩、91gの塩基性炭酸マ
グネシウム、73gの粒径250メツシユのマイクロ
クリスタリンセルロース及び73gのアラビアゴム
を乾燥混合することにより実質的に均質な粉末を
得た。250gの水をこの粉末状混合物と、可塑性
ドウのような粘調度が得られるまで混合した。こ
のドウを参考例1に記載したように押出し、切断
し、丸め、そして乾燥した。次いで、実施例1に
記載したように重合体混合物で被覆した。乾燥被
覆20重量%を含有するこのペレツトは24時間暴露
後に94%のリジン−塩酸塩を回収したことに示さ
れようにPH5.5の水性条件に暴露しても溶解に耐
えた。3.0以下の水性条件に暴露したとき、リジ
ン−塩酸塩は1時間でペレツトから除去された。 参考例 2 リジン−塩酸酸塩及び塩基性炭酸マグネシウム
を含有する実施例2に記載されたペレツトを20重
量%のプロピオン酸モルホリノ酪酸セルロースで
被覆した。PH5.5で安定性を試験したとき、85%
のリジン−塩酸塩がペレツトから溶出した。従つ
て、ペレツトはこぶ胃内で典型的に見出されるPH
値で安定でなかつた。 実施例 3 40gのプロピオン酸モルホリノ酪酸セルロース
及び13gのオレイン酸(0.047当量)を900mlのト
リクロルエチレン、100mlのメタノール及び100ml
のジクロルメタンを含有する溶媒混合物に溶解し
た。溶液を、83%リジン−塩酸塩、6%炭酸カル
シウム及び11%の適当な結合剤からなる150gの
ペレツトに流動床方法を用いて被覆した。被覆し
たペレツトはPH5.5の水性緩衝液と共に24時間撹
拌した後含有リジンの48%を保持しており、PH
2.9の水性緩衝液の存在下で時間の撹拌時間中に
含有アミノ酸の100%を放出する。 実施例 4 本実施例は0.094当量のオレイン酸を被覆組成
物に含有させた以外は実施例3と同一である。被
覆ペレツトはPH5.5で2時間水処理した後含有リ
ジンの54.5%を保持しており、PH2.9で1時間撹
拌すると100%のアミノ酸を放出した。 実施例 5 本実施例は0.047当量のステアリン酸をオレイ
ン酸の代りに用いた以外は実施例3と同一であ
る。ペレツト試料の71%がPH5.5の水溶液で24時
間撹拌した後不変化のままであつた。 実施例 6 本実施例はEmpol1010Dimer Acid(C36脂肪族
二塩基酸、Emery Industries,Inc.,
Cincinnatti,Ohio)をオレイン酸の代りに用い
た以外は実施例3と同一である。被覆ペレツトは
PH5.5の水溶液で24時間抽出した後含有アミノ酸
の90%を保持しており、PH2.9で1時間撹拌して
いる間に含有リジンの100%を放出した。 実施例 7 80%2―メチル―5―ビニルピリジン/20%ス
チレン及び存在する塩基性官能基と当量であると
計算されるドデカン酸をトリクロルエチレンまた
は他の適当な溶媒に溶解し、メチオニンペレツト
に被覆したところ反芻動物に有用な栄養物組成物
が得られた。 実施例 8〜35 下記表の実施例において、被覆はペレツト重量
の約20%であつた。結果は異なる環境条件下で保
持されたペレツト百分率及び放出されたペレツト
の百分率の形で表わした。
【表】
トリル共重合体
【表】
【表】
他に特記しない限り、百分率、比、部等は全て
重量による。 こぶ胃の環境条件(PH5.5)を模倣するのに用
いた液体は11.397gの酢酸ナトリウムを1.322g
の酢酸と混合し、この混合物を脱イオン水で1
に希釈することにより調整した。 皺胃の環境条件(PH2.9)を模倣するのに用い
た液体は7.505gのグリシンを5.85gの塩化ナト
リウムを混合し、この混合物を脱イオン水で1
に希釈することにより調製した。この溶液8部を
試験液体のため2部の0.1N塩酸と混合した。 上記液体は反芻動物から抜出した実際のこぶ胃
及び皺胃液体を用いた同様な実験に従つて、ペレ
ツトを試験すると信頼すべき結果を与えることが
判つた。 反芻動物の飼料として有用かつ実用的であるた
めには、本発明が関係するペレツトの核の活性物
質の少なくとも60%、好ましくは少なくとも75%
がこぶ胃中に安定であり、皺胃中で放出しなけれ
ばならないと考えられる。 被覆はまた生理学的に適当なフレーク物質を被
覆中に含有することができる。フレーク物質はこ
ぶ胃の環境下で実質的に不活性なものでなければ
ならない。適当なフレーク物質には金属フレー
ク、鉱物質フレーク、架橋有機高分子等が含まれ
る。特に適したフレーク物質はアルミニウムフレ
ーク、タルク、グラフアイト及び粉砕雲母であ
る。
重量による。 こぶ胃の環境条件(PH5.5)を模倣するのに用
いた液体は11.397gの酢酸ナトリウムを1.322g
の酢酸と混合し、この混合物を脱イオン水で1
に希釈することにより調整した。 皺胃の環境条件(PH2.9)を模倣するのに用い
た液体は7.505gのグリシンを5.85gの塩化ナト
リウムを混合し、この混合物を脱イオン水で1
に希釈することにより調製した。この溶液8部を
試験液体のため2部の0.1N塩酸と混合した。 上記液体は反芻動物から抜出した実際のこぶ胃
及び皺胃液体を用いた同様な実験に従つて、ペレ
ツトを試験すると信頼すべき結果を与えることが
判つた。 反芻動物の飼料として有用かつ実用的であるた
めには、本発明が関係するペレツトの核の活性物
質の少なくとも60%、好ましくは少なくとも75%
がこぶ胃中に安定であり、皺胃中で放出しなけれ
ばならないと考えられる。 被覆はまた生理学的に適当なフレーク物質を被
覆中に含有することができる。フレーク物質はこ
ぶ胃の環境下で実質的に不活性なものでなければ
ならない。適当なフレーク物質には金属フレー
ク、鉱物質フレーク、架橋有機高分子等が含まれ
る。特に適したフレーク物質はアルミニウムフレ
ーク、タルク、グラフアイト及び粉砕雲母であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 5.5より高いPHを有し、こぶ胃より後で反芻
動物に有益な核物質及び核物質をとり囲む被覆を
有し、該被覆は反芻動物内でこぶ胃の媒体に不溶
であるが、こぶ胃より後で可溶であり、かつ該被
覆は、高分子物質と該高分子物質中に分散された
疎水性物質からなり、 a 高分子物質は、少なくとも1個の塩基性アミ
ノ基を含み、該高分子物質中の窒素含有量は高
分子物質の分子量の3〜14%であり;及び b 疎水性物質は、炭素原子12〜32個を有する脂
肪酸、炭素原子12〜32個を有する脂肪酸のアル
ミニウム塩、ダイマー酸及びトリマー酸からな
る群より選ばれる; からなり、該疎水性物質は高分子物質の重量の2
〜75%の量で被覆中に存在し、被覆はペレツトの
重量の5〜50%をなし、かつ、少なくとも50℃の
粘着温度を有することを特徴とする反芻動物に経
口投与するためのペレツト剤。 2 高分子物質がプロピオン酸モルホリノ酪酸セ
ルロースである特許請求の範囲第1項記載のペレ
ツト剤。 3 高分子物質がビニルピリジンとスチレンの共
重合体である特許請求の範囲第1項記載のペレツ
ト剤。 4 高分子物質が80重量%の2―メチル―5―ビ
ニルピリジン及び20重量%のスチレンの共重合体
である特許請求の範囲第1項記載のペレツト剤。 5 疎水性物質がジオレイン酸アルミニウムであ
る特許請求の範囲第2項記載のペレツト剤。 6 疎水性物質はステアリン酸である特許請求の
範囲第4項記載のペレツト剤。 7 疎水性物質はダイマー酸である特許請求の範
囲第4項記載のペレツト剤。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US83030177A | 1977-09-02 | 1977-09-02 | |
| US83028477A | 1977-09-02 | 1977-09-02 | |
| US83028377A | 1977-09-02 | 1977-09-02 | |
| US83030077A | 1977-09-02 | 1977-09-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5446825A JPS5446825A (en) | 1979-04-13 |
| JPH0157085B2 true JPH0157085B2 (ja) | 1989-12-04 |
Family
ID=27505878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10634978A Granted JPS5446825A (en) | 1977-09-02 | 1978-09-01 | Stable pellet agent in rumen |
Country Status (10)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5446825A (ja) |
| AU (1) | AU526698B2 (ja) |
| BR (1) | BR7805695A (ja) |
| CH (1) | CH633688A5 (ja) |
| DE (1) | DE2838278C2 (ja) |
| FR (1) | FR2401620A1 (ja) |
| GB (1) | GB2006009B (ja) |
| IT (1) | IT1098454B (ja) |
| NZ (1) | NZ188280A (ja) |
| SE (1) | SE437602B (ja) |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2401619A1 (fr) * | 1977-09-02 | 1979-03-30 | Eastman Kodak Co | Procede pour preparer des granules indegradables dans la panse des ruminants |
| JPS59198946A (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-10 | Nippon Soda Co Ltd | 飼料添加剤 |
| US4713245A (en) * | 1984-06-04 | 1987-12-15 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Granule containing physiologically-active substance, method for preparing same and use thereof |
| GB8423720D0 (en) * | 1984-09-19 | 1984-10-24 | Highlands Research Unit H R U | Coating binding and sealant materials |
| FR2575039B1 (fr) * | 1984-12-20 | 1990-01-19 | Aec Chim Organ Biolog | Compositions pour l'enrobage des additifs alimentaires destines aux ruminants et additifs alimentaires ainsi enrobes |
| BR8506634A (pt) * | 1984-12-20 | 1986-09-09 | Rhone Poulenc Sante | Composicoes para o revestimento de aditivos alimentares destinados aos ruminantes e granulados sob forma de microcapsulas assim revestidos |
| FR2603458B1 (fr) * | 1986-09-04 | 1990-11-02 | Rhone Poulenc Sante | Nouvelles compositions pour l'enrobage des additifs alimentaires destines aux ruminants et additifs alimentaires ainsi enrobes |
| FR2606597B1 (fr) * | 1986-11-17 | 1989-01-27 | Rhone Poulenc Sante | Nouvelle composition pour l'alimentation des ruminants contenant une substance biologiquement active et sa preparation |
| JPS6410947A (en) * | 1987-07-01 | 1989-01-13 | Showa Denko Kk | Feed additive for ruminant |
| NZ228557A (en) * | 1988-04-05 | 1990-11-27 | Kyowa Hakko Kogyo Kk | Coating agent for delaying the release of active agents to be administered per os to ruminants, and veterinary compositions |
| DE3918801A1 (de) * | 1989-06-06 | 1991-05-08 | Schmidt Walter | Praeparat zur geregelten wirkstoffabgabe und verfahren zu dessen herstellung |
| JP5632282B2 (ja) * | 2007-08-02 | 2014-11-26 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | N,n−ジエチルアミノエチルメタクリラートをベースとする水性ポリマーディスパージョン、その調製及び使用 |
| JP5693594B2 (ja) | 2009-10-28 | 2015-04-01 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 医薬剤形用の安定な保護コーティング |
| CN103189052A (zh) | 2010-09-07 | 2013-07-03 | 巴斯夫欧洲公司 | 基于含氨基聚合物的共聚物作为基质粘合剂在制备含活性成分的颗粒和给药形式中的用途 |
| JP6012604B2 (ja) | 2010-09-27 | 2016-10-25 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 酸性有効成分のための保護コーティング |
| EP3375453A1 (de) | 2017-03-13 | 2018-09-19 | Basf Se | Verwendung einer pansengeschützen alpha-amylase |
| GB201919441D0 (en) * | 2019-12-31 | 2020-02-12 | Devenish Res Development And Innovation Limited | A dietary composition comprising an ingredient of interest |
| US11529310B2 (en) | 2020-12-08 | 2022-12-20 | Ruminant Biotech Corp Limited | Devices and methods for delivery of substances to animals |
| IL323314A (en) * | 2023-09-28 | 2025-11-01 | Anipha Tech Pty Ltd | Use of a type of organic acid metal compounds as animal feed additives |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US367640A (en) * | 1887-08-02 | Stove | ||
| US3275518A (en) * | 1961-06-07 | 1966-09-27 | Abbott Lab | Tablet coating |
| BE644643A (ja) * | 1963-03-04 | 1964-09-03 | ||
| US3562806A (en) * | 1968-09-10 | 1971-02-09 | Eastman Kodak Co | Rumen stable medicament and/or nutrient compositions |
-
1978
- 1978-08-17 FR FR7823966A patent/FR2401620A1/fr active Granted
- 1978-08-28 NZ NZ188280A patent/NZ188280A/xx unknown
- 1978-08-31 BR BR7805695A patent/BR7805695A/pt unknown
- 1978-08-31 IT IT27211/78A patent/IT1098454B/it active
- 1978-08-31 GB GB7835233A patent/GB2006009B/en not_active Expired
- 1978-09-01 DE DE2838278A patent/DE2838278C2/de not_active Expired
- 1978-09-01 CH CH923478A patent/CH633688A5/fr not_active IP Right Cessation
- 1978-09-01 SE SE7809224A patent/SE437602B/sv not_active IP Right Cessation
- 1978-09-01 AU AU39469/78A patent/AU526698B2/en not_active Expired
- 1978-09-01 JP JP10634978A patent/JPS5446825A/ja active Granted
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| CH633688A5 (fr) | 1982-12-31 |
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| DE2838278A1 (de) | 1979-03-15 |
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| SE7809224L (sv) | 1979-03-03 |
| DE2838278C2 (de) | 1986-12-04 |
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| IT1098454B (it) | 1985-09-07 |
| GB2006009B (en) | 1982-06-30 |
| NZ188280A (en) | 1981-04-24 |
| AU526698B2 (en) | 1983-01-27 |
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