JPH0157092B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0157092B2 JPH0157092B2 JP55092876A JP9287680A JPH0157092B2 JP H0157092 B2 JPH0157092 B2 JP H0157092B2 JP 55092876 A JP55092876 A JP 55092876A JP 9287680 A JP9287680 A JP 9287680A JP H0157092 B2 JPH0157092 B2 JP H0157092B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cysteine
- present
- salt
- glucuronic acid
- administered
- Prior art date
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- Expired
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- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は抗白内障剤に関する。
システインは蛋白質を構成するアミノ酸中唯一
の活性SH基を有するアミノ酸であつて、生体中
には遊離の状態でも存在し、特に肝臓中に多く存
在している。 一方、グルクロン酸は生体内の老廃物、ことに
フエノール性有毒物を抱合して解毒する作用を有
することが古くから知られている。 本発明者らはシステインとグルクロン酸を塩基
性材料の存在下で反応させて得られるシステイン
―グルクロン酸の薬理作用について研究を進め巾
広い解毒作用を認めたが、同時に意外にも本物質
が顕著な抗白内障作用を有することを発見し、こ
の知見に基いて本発明を完成するに至つた。 本発明はシステイン―グルクロン酸塩よりなる
抗白内障剤である。 システイン―グルクロン酸はシステインとグル
クロン酸をPH4〜10の水性媒体中で反応させるこ
とにより得られる両者の縮合物で、その構造式中
にシステインおよびグルクロン酸に由来する2個
のカルボキシル基があるが、上記の反応条件によ
り、通常少くとも1個のカルボキシル基が中和さ
れた塩型(次式)として得られる。 (式中COOM1は塩型、COOM2は遊離型もし
くは塩型のカルボキシル基を示す) 上記の縮合反応において反応混合物のPHをたと
えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグ
ネシウムなどの水酸化物、炭酸塩で調整しつゝ反
応させれば、システイン―グルクロン酸がそれぞ
れ対応する塩の形態で得られる。 これらの塩は薬学的に非毒性のたとえば、ナト
リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
アルミニウム塩などが好ましい。 白内障は眼球の水晶体が白濁して視力を低下さ
せる症状でヒトのみならず、他の動物にも発現す
る。すなわち家兎にナフタリンを経口投与する
と、まず、水晶体内に白内障の前駆症状である空
胞が形成され、その時点で水晶体の還元型グルタ
チオン量の低下が観測される。ところが、あらか
じめシステイン―グルクロン酸塩を投与して置
き、その後ナフタリンを投与しても上記の空胞形
成は阻止され、また水晶体中の還元型グルタチオ
ンの量も対照に比べてほとんど低下しないことが
判明した。 本発明においてはシステイン―グルクロン酸塩
がそのまゝもしくは他の薬剤、稀釈剤、担体など
との組成物の形態で、白内障の発現を防止しまた
はその進行を防止する目的で投与される。 投与は経口的にまたは非経口的に行いうる。経
口的には、たとえば錠剤、丸剤、カプセル剤、顆
粒剤、散剤もしくは液剤などの形で投与でき、非
経口的には、たとえば皮下、筋肉内、静脈内注射
もしくは点眼剤などの形で投与できる。 上記の製剤は公知の方法により、一般には常法
によつて調整可能である。たとえば本発明の化合
物にデンプン、乳糖などのような賦形剤およびス
テアリン酸マグネシウム、タルクのような滑沢剤
を混和、打錠して内服用錠剤を得、またナトリウ
ムまたはカリウム塩型の本発明の化合物を蒸留水
に溶解し、必要に応じて溶液のPHをナトリウムま
たはカリウムの水酸化物または炭酸塩で体液に近
づけたのち無菌濾過して注射液を得ることもでき
る。 本発明の化合物はほとんど毒性がなく、マウス
を用いた急性毒性試験の結果は次の通りである。 第1表 本発明の化合物の急性毒性LD50 (静脈内注射) No. 種 類* LD50 1 モノナトリウム塩 雄、雌共に2.5g/Kg 2 ジカリウム塩 雄 250mg/Kg 3 カルシウム塩 雄 100mg/Kg 雌 200mg/Kg 4 マグネシウム塩 雄 250mg/Kg *はシステイン―グルクロン酸塩の種類を指
す。 表中、No.1の注射液は試料溶解後炭酸ナトリウ
ムを加えてPH7.0〜7.2に調整した。No.3で毒性が
やゝ強くなつたのはカルシウム塩の溶解度が小さ
いための物理的要因によるものと考えられる。 また、マウスを用いた経口投与による急性毒性
LD50はシステイン―グルクロン酸モノナトリウ
ム塩が7.5g/Kg、同カルシウム塩も7.5g/Kgで
あつた。 本発明の化合物の投与量は、症状、投与方法に
よつて異なるが、経口投与の場合、成人1人当り
の1日量は、通常1〜5000mg、好ましくは10〜
2000mg、注射の場合は、通常1〜2000mg、好まし
くは10〜1000mgで、1回もしくは数回に分けて投
与することができる。 以下に述べる実験例において、本化合物の薬理
作用が家兎を用いて示されるが、この分野の薬理
作用に関しては家兎が人間の信頼できるモデルで
あることが知られている。 実験例 1 体重2.5g〜3.0g/Kgの家兎1群5羽にシステ
イン―グルクロン酸塩3.0g/Kg(家兎体重1Kg
当りに換算した量)になるように予め経口投与し
て置き、6時間後にナフタリン1.5g/Kgになる
ようにナフタリンをポリソルベート80で懸濁した
ものを対照群と共に経口投与し、この後24時間後
に水晶体の空胞形成の観察(表2)および水晶体
中の還元型グルタチオン量(表3)を定量した。
の活性SH基を有するアミノ酸であつて、生体中
には遊離の状態でも存在し、特に肝臓中に多く存
在している。 一方、グルクロン酸は生体内の老廃物、ことに
フエノール性有毒物を抱合して解毒する作用を有
することが古くから知られている。 本発明者らはシステインとグルクロン酸を塩基
性材料の存在下で反応させて得られるシステイン
―グルクロン酸の薬理作用について研究を進め巾
広い解毒作用を認めたが、同時に意外にも本物質
が顕著な抗白内障作用を有することを発見し、こ
の知見に基いて本発明を完成するに至つた。 本発明はシステイン―グルクロン酸塩よりなる
抗白内障剤である。 システイン―グルクロン酸はシステインとグル
クロン酸をPH4〜10の水性媒体中で反応させるこ
とにより得られる両者の縮合物で、その構造式中
にシステインおよびグルクロン酸に由来する2個
のカルボキシル基があるが、上記の反応条件によ
り、通常少くとも1個のカルボキシル基が中和さ
れた塩型(次式)として得られる。 (式中COOM1は塩型、COOM2は遊離型もし
くは塩型のカルボキシル基を示す) 上記の縮合反応において反応混合物のPHをたと
えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグ
ネシウムなどの水酸化物、炭酸塩で調整しつゝ反
応させれば、システイン―グルクロン酸がそれぞ
れ対応する塩の形態で得られる。 これらの塩は薬学的に非毒性のたとえば、ナト
リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
アルミニウム塩などが好ましい。 白内障は眼球の水晶体が白濁して視力を低下さ
せる症状でヒトのみならず、他の動物にも発現す
る。すなわち家兎にナフタリンを経口投与する
と、まず、水晶体内に白内障の前駆症状である空
胞が形成され、その時点で水晶体の還元型グルタ
チオン量の低下が観測される。ところが、あらか
じめシステイン―グルクロン酸塩を投与して置
き、その後ナフタリンを投与しても上記の空胞形
成は阻止され、また水晶体中の還元型グルタチオ
ンの量も対照に比べてほとんど低下しないことが
判明した。 本発明においてはシステイン―グルクロン酸塩
がそのまゝもしくは他の薬剤、稀釈剤、担体など
との組成物の形態で、白内障の発現を防止しまた
はその進行を防止する目的で投与される。 投与は経口的にまたは非経口的に行いうる。経
口的には、たとえば錠剤、丸剤、カプセル剤、顆
粒剤、散剤もしくは液剤などの形で投与でき、非
経口的には、たとえば皮下、筋肉内、静脈内注射
もしくは点眼剤などの形で投与できる。 上記の製剤は公知の方法により、一般には常法
によつて調整可能である。たとえば本発明の化合
物にデンプン、乳糖などのような賦形剤およびス
テアリン酸マグネシウム、タルクのような滑沢剤
を混和、打錠して内服用錠剤を得、またナトリウ
ムまたはカリウム塩型の本発明の化合物を蒸留水
に溶解し、必要に応じて溶液のPHをナトリウムま
たはカリウムの水酸化物または炭酸塩で体液に近
づけたのち無菌濾過して注射液を得ることもでき
る。 本発明の化合物はほとんど毒性がなく、マウス
を用いた急性毒性試験の結果は次の通りである。 第1表 本発明の化合物の急性毒性LD50 (静脈内注射) No. 種 類* LD50 1 モノナトリウム塩 雄、雌共に2.5g/Kg 2 ジカリウム塩 雄 250mg/Kg 3 カルシウム塩 雄 100mg/Kg 雌 200mg/Kg 4 マグネシウム塩 雄 250mg/Kg *はシステイン―グルクロン酸塩の種類を指
す。 表中、No.1の注射液は試料溶解後炭酸ナトリウ
ムを加えてPH7.0〜7.2に調整した。No.3で毒性が
やゝ強くなつたのはカルシウム塩の溶解度が小さ
いための物理的要因によるものと考えられる。 また、マウスを用いた経口投与による急性毒性
LD50はシステイン―グルクロン酸モノナトリウ
ム塩が7.5g/Kg、同カルシウム塩も7.5g/Kgで
あつた。 本発明の化合物の投与量は、症状、投与方法に
よつて異なるが、経口投与の場合、成人1人当り
の1日量は、通常1〜5000mg、好ましくは10〜
2000mg、注射の場合は、通常1〜2000mg、好まし
くは10〜1000mgで、1回もしくは数回に分けて投
与することができる。 以下に述べる実験例において、本化合物の薬理
作用が家兎を用いて示されるが、この分野の薬理
作用に関しては家兎が人間の信頼できるモデルで
あることが知られている。 実験例 1 体重2.5g〜3.0g/Kgの家兎1群5羽にシステ
イン―グルクロン酸塩3.0g/Kg(家兎体重1Kg
当りに換算した量)になるように予め経口投与し
て置き、6時間後にナフタリン1.5g/Kgになる
ようにナフタリンをポリソルベート80で懸濁した
ものを対照群と共に経口投与し、この後24時間後
に水晶体の空胞形成の観察(表2)および水晶体
中の還元型グルタチオン量(表3)を定量した。
【表】
〓
Claims (1)
- 1 システインーグルクロン酸塩よりなる抗白内
障剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9287680A JPS5718615A (en) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | Anticataract agent |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9287680A JPS5718615A (en) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | Anticataract agent |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5718615A JPS5718615A (en) | 1982-01-30 |
| JPH0157092B2 true JPH0157092B2 (ja) | 1989-12-04 |
Family
ID=14066641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9287680A Granted JPS5718615A (en) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | Anticataract agent |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5718615A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62258321A (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-10 | Senjiyu Seiyaku Kk | 肝障害抑制剤 |
| JPH02202818A (ja) * | 1988-12-09 | 1990-08-10 | Allergan Inc | 白内障の治療における2―置換―チアゾリジン―4―カルボン酸類の用途 |
-
1980
- 1980-07-07 JP JP9287680A patent/JPS5718615A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5718615A (en) | 1982-01-30 |
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