JPH0157610B2 - - Google Patents
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- JPH0157610B2 JPH0157610B2 JP57192869A JP19286982A JPH0157610B2 JP H0157610 B2 JPH0157610 B2 JP H0157610B2 JP 57192869 A JP57192869 A JP 57192869A JP 19286982 A JP19286982 A JP 19286982A JP H0157610 B2 JPH0157610 B2 JP H0157610B2
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- Japan
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- pores
- inner layer
- layer
- pore diameter
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Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、それぞれ過材の材質および過
孔の平均孔径が異なる二層の過層を備えた液体
用二層構造材に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、被過物を含む液体(原液)の過
は、円筒形材を内蔵する過装置を用い、原液
を円筒形材の外周から中心方向に加圧して材
中を通過させ、その過程で原液中の被過物を
材の過孔で捕捉させることによつて行われてい
る。この円筒形材としては、紙、布等を円
筒状に成形したものや多孔質体を円筒状に成形し
たものがあり、過に際しての圧力損失が少な
く、かつ被過物の捕捉保持量が大であることか
ら広く用いられている。しかしながら、被過物
の粒径の分布が広く、かつその含量が多いような
場合であつて清浄な液を得る必要がある場合に
は、最少の粒径をもつ被過物を基準とし、それ
に対応しうる寸法の過孔を有する円筒形材を
使用し過することが行われる。ところが、この
ようにすると、原液中の被過物が、この粒径の
大小を問わず一時に過孔に捕捉されるという現
象を生じ早期に目づまりが生じるという欠点が生
じる。そこで、過孔寸法の異なる円筒形材を
多段に接続し過孔寸法の大きなものから小さな
ものに向かつて原液を流す方法が考えられ実施さ
れている。この方法によれば、粒径の大きな被
過物が過孔寸法の大きな材で捕捉され、粒径
の小さな被過物は過孔寸法の小さな材で捕
捉されるようになつて過孔寸法の小さな材に
加重な負担がかからなくなるため、目づまり現象
の早期発生は回避される。しかしながら、装置全
体が大掛りになり、かつその保持保全が煩雑にな
るという難点があつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このような欠点の解消には、過孔寸法の異な
る数種類の材を積層して1個の多層構造複合
材をつくり、これを用いて原液を過することが
考えられる。しかしながら、単に過孔寸法の異
なる材を数種類用いて複合材を構成しても望
ましい性能を有する材は得られない。すなわ
ち、材には過効果および材寿命の双方に優
れていることが求められるが、上記のように過
孔寸法の異なる数種類の材を積層するだけで
は、過効果と材寿命の双方を満たすものは得
られない。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、過効果と材寿命の
双方に優れた多層構造複合材を得るために一連
の研究を重ねた結果、多層構造材の隣接する二
つの過層のうち外層側の過層の過孔寸法と
内層側の過層の過孔寸法との比および両層の
材質ならびに全体の通水圧損が過効果と材寿
命に大きな影響を与えることを見いだしこの発明
に到達した。 すなわち、この発明の液体用二層構造材は、
円筒状内層と、この外周面に一体形成された円筒
状外層を備え、上記円筒状内層が下記のA部材に
より構成されているとともに、上記円筒状外層が
下記のB部材により構成され、上記円筒状内層の
過孔の平均孔径が円筒状外層の過孔の平均孔
径の0.3〜0.8倍に設定され、全体の通水圧損が
0.18〜0.61に設定されているという構成をとる。 A 薄手の不織布を網状材からなる円筒状芯材の
外周に複数回巻回してなる過材。 B 平均重合度300〜3000、ケン化度80%以上の
ポリビニルアルコールをアセタール化したアセ
タール化度70〜80%のポリビニルアセタール系
樹脂からなる多孔質過材。 つぎにこの発明を詳しく説明する。 内層側過層の過孔の平均孔径は、上記のよ
うに、それに隣接する外層側過孔の平均孔径の
0.3〜0.8倍に設定する必要がある。内層側過層
の過孔の平均孔径がそれに隣接する外層側過
層の平均孔径の0.3倍未満になると、内層側過
層の過孔が、外層側過層の過孔に対して小
さくなりすぎるため、内層側過層に対する負荷
が高くなりすぎて内層側過層の目づまりが早期
におこり材寿命が短くなる。すなわち、内層側
過層の過孔の平均孔径が0.3倍未満になると
外層側過層を通過して内層側過層に到達する
被過物の量が多くなるため、内層側過層が目
づまりしやすくなる。逆に、0.8倍を超えると両
層の過孔の平均孔径が接近しすぎるため、内層
側過層の目づまりは回避されるが、充分な過
効果を得ることができなくなる。なお、上記内層
側過層および外層側過層の過孔の平均孔径
は、通常水銀圧入法で測定される。 上記各過層は、内層が薄手の不織布を網状材
からなる円筒状芯材の外周に多重に巻回したもの
で構成され、外層がポリビニルアセタール(以下
「PVAt」と略す)系樹脂からなる多孔質体で構
成される。上記不織布としては、ポリプロピレン
(以下「PP」と略す)繊維やガラス繊維を用いて
構成されたものが用いられ、それを巻回する円筒
状芯材としてはプラスチツク製網状ボビンが用い
られる。このように、本来、繊維と繊維との隙間
が不揃いの不織布を上記円筒状芯材の外周に多重
に巻回することにより、全体的には、繊維間の隙
間の均一化がなされ、上記隙間で形成される過
孔の径の均一化が実現される。 上記PVAt系樹脂からなる多孔質体(ポリビニ
ルアセタールおよびポリビニルホルマールの双方
を含む)としては、高気孔率、孔径の均一性、粒
子保持率の観点から、平均重合度300〜3000、ケ
ン化度80%以上のポリビニルアルコール(平均重
合度の異なるものを複数種混合してもよい)を水
に溶解して5〜30%水溶液とし、これに澱粉等の
気孔生成剤を添加し鉱酸触媒下においてアルデヒ
ド類と反応させたのち、澱粉等の気孔生成剤を水
洗除去してその除去跡を気孔とすることにより得
られたものでケン化度70〜80%のものが用いられ
る。特に、不織布とPVAt系多孔質体とからなる
二層構造の材に対しては原液がかなりの圧力で
送り込まれるため、圧力によつてPVAt系多孔質
体が変形しないようにかなりの剛性を備えている
ことが要求される。そのため、PVAt系多孔質体
としてアセタール化度が70〜80%のものが用いら
れる。 PVAt系多孔質体は、連続気孔を有していて、
気孔率が高いうえに孔径が均一であり、材とし
て、高通液性、低圧損失性を有し、かつ粒子保持
率が大であり極めて高性能のものである。しかし
ながら、一般に微細気孔のものは製造が困難であ
り、単独使用では微細な被過物を含む原液には
対応できない。したがつて、微細気孔を容易につ
くりうるが繊維間の隙間で形成される気孔の径が
やや不均一な不織布を上記のように多重に巻装し
て気孔径の均一化を図つたのち、これを内層と
し、上記PVAt系多孔質体を外層にし、かつ内外
層の全体の通水圧損を0.18〜0.61に設定すること
により、従来では別が困難な微細な被過物で
も別しうるようになる。この場合、不織布の気
孔(過孔となる)は、先に述べたようにPVAt
系多孔質体の気孔(過孔となる)の0.3〜0.8倍
に設定されている。そして、全体の通水圧損を上
記の範囲に設定することにより、これと、上記内
層の気孔径の外層の気孔径に対する比率とが相俟
つて微細な被過物でも別でき、しかも気孔の
目づまりを生じず長寿命になる。 〔作用〕 この液体用二層構造材は、外層から内層へ原
液を導き、その過程で各層の過孔により被過
物を捕捉するものであり、被過物は粒径の大き
いものから外層側の過層に捕捉される。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明の液体用二層構造材
は、外層が特定のポリビニルアルコールをアセタ
ール化してなるPVAt系樹脂多孔質体で構成され
ているため、外層が高気孔率であつて孔径が均一
であり、粒子保持率が優れている。そして、繊維
間の隙間で形成される過孔(気孔)を小さく設
定はできるが、本来的に繊維間の隙間が不揃いの
不織布を多重に巻回して全体的に繊維間の隙間の
均一化を図つた多重不織布で内層が構成されてい
るため、内層で微細粒子を確実に捕捉しうる。こ
の発明の材は、上記の特性を有する外層と内層
とを重畳し、かつ全体の通水圧損を0.18〜0.61に
設定しているため、粗大粒子と微細粒子が混在し
ている溶液、特に微細粒子を確実に取除く必要の
ある溶液の過に用いて好結果が期待できるよう
になる。しかも、上記内層の過孔の平均孔径を
外層の過孔の平均孔径の0.3〜0.8倍に設定し、
また通水圧損を上記の範囲に設定しているため、
過孔の目づまりが長期にわたつて生じず長寿命
となる。そのうえ、上記内層が、網状材からなる
円筒状芯材の外周に不織布を多重に巻回して剛性
に富むように構成されているとともに、外周が、
アセタール化度が70〜80%であつて剛性に富む
PVAtで構成され、かつ全体の形状が円筒形に設
定されているため、過に際してかなりの圧力が
加わつても変形せず、したがつてそのままカート
リツジフイルターとして使用できるようになる。 つぎに、実施例について比較例と併せて説明す
る。 〔実施例、比較例〕 第1図に示すような、外径32mm、長さ245mmの
プラスチツク製網状ボビン(芯材)1に、第1表
に示す不織布を同表に示す巻数だけ巻装した。こ
れを第2図に示す。図において、2は不織布であ
る。ついで、これに、同表に示す寸法のPVAt系
樹脂多孔質体(第3図)3を被嵌し、その両端面
に第4図に示すように、柔軟な発泡スチロールか
らなる端面板4を貼着し、円筒状の二層構造材
製品を得た。なお、上記PVAt系樹脂多孔質体3
は、つぎのようにして製造されたものを用いた。
すなわち、平均重合度1700、完全ケン化のポリビ
ニルアルコールを約8%の水溶液とし、ホルマリ
ン架橋剤、硫酸触媒および小麦粉澱粉気孔生成剤
を均一混合し、約60℃で18時間反応させたのち水
洗し小麦粉澱粉等を溶解除去してPVAt系樹脂多
孔質体化(アセタール化度70〜80%の範囲内)す
る。比較例1は不織布を用いていず剛性が不足す
るため、このPVAt系樹脂多孔質体に対して水溶
液メラミン樹脂を含浸させ乾燥硬化させて適度な
剛性を付与しこれを用いた。
孔の平均孔径が異なる二層の過層を備えた液体
用二層構造材に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、被過物を含む液体(原液)の過
は、円筒形材を内蔵する過装置を用い、原液
を円筒形材の外周から中心方向に加圧して材
中を通過させ、その過程で原液中の被過物を
材の過孔で捕捉させることによつて行われてい
る。この円筒形材としては、紙、布等を円
筒状に成形したものや多孔質体を円筒状に成形し
たものがあり、過に際しての圧力損失が少な
く、かつ被過物の捕捉保持量が大であることか
ら広く用いられている。しかしながら、被過物
の粒径の分布が広く、かつその含量が多いような
場合であつて清浄な液を得る必要がある場合に
は、最少の粒径をもつ被過物を基準とし、それ
に対応しうる寸法の過孔を有する円筒形材を
使用し過することが行われる。ところが、この
ようにすると、原液中の被過物が、この粒径の
大小を問わず一時に過孔に捕捉されるという現
象を生じ早期に目づまりが生じるという欠点が生
じる。そこで、過孔寸法の異なる円筒形材を
多段に接続し過孔寸法の大きなものから小さな
ものに向かつて原液を流す方法が考えられ実施さ
れている。この方法によれば、粒径の大きな被
過物が過孔寸法の大きな材で捕捉され、粒径
の小さな被過物は過孔寸法の小さな材で捕
捉されるようになつて過孔寸法の小さな材に
加重な負担がかからなくなるため、目づまり現象
の早期発生は回避される。しかしながら、装置全
体が大掛りになり、かつその保持保全が煩雑にな
るという難点があつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このような欠点の解消には、過孔寸法の異な
る数種類の材を積層して1個の多層構造複合
材をつくり、これを用いて原液を過することが
考えられる。しかしながら、単に過孔寸法の異
なる材を数種類用いて複合材を構成しても望
ましい性能を有する材は得られない。すなわ
ち、材には過効果および材寿命の双方に優
れていることが求められるが、上記のように過
孔寸法の異なる数種類の材を積層するだけで
は、過効果と材寿命の双方を満たすものは得
られない。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは、過効果と材寿命の
双方に優れた多層構造複合材を得るために一連
の研究を重ねた結果、多層構造材の隣接する二
つの過層のうち外層側の過層の過孔寸法と
内層側の過層の過孔寸法との比および両層の
材質ならびに全体の通水圧損が過効果と材寿
命に大きな影響を与えることを見いだしこの発明
に到達した。 すなわち、この発明の液体用二層構造材は、
円筒状内層と、この外周面に一体形成された円筒
状外層を備え、上記円筒状内層が下記のA部材に
より構成されているとともに、上記円筒状外層が
下記のB部材により構成され、上記円筒状内層の
過孔の平均孔径が円筒状外層の過孔の平均孔
径の0.3〜0.8倍に設定され、全体の通水圧損が
0.18〜0.61に設定されているという構成をとる。 A 薄手の不織布を網状材からなる円筒状芯材の
外周に複数回巻回してなる過材。 B 平均重合度300〜3000、ケン化度80%以上の
ポリビニルアルコールをアセタール化したアセ
タール化度70〜80%のポリビニルアセタール系
樹脂からなる多孔質過材。 つぎにこの発明を詳しく説明する。 内層側過層の過孔の平均孔径は、上記のよ
うに、それに隣接する外層側過孔の平均孔径の
0.3〜0.8倍に設定する必要がある。内層側過層
の過孔の平均孔径がそれに隣接する外層側過
層の平均孔径の0.3倍未満になると、内層側過
層の過孔が、外層側過層の過孔に対して小
さくなりすぎるため、内層側過層に対する負荷
が高くなりすぎて内層側過層の目づまりが早期
におこり材寿命が短くなる。すなわち、内層側
過層の過孔の平均孔径が0.3倍未満になると
外層側過層を通過して内層側過層に到達する
被過物の量が多くなるため、内層側過層が目
づまりしやすくなる。逆に、0.8倍を超えると両
層の過孔の平均孔径が接近しすぎるため、内層
側過層の目づまりは回避されるが、充分な過
効果を得ることができなくなる。なお、上記内層
側過層および外層側過層の過孔の平均孔径
は、通常水銀圧入法で測定される。 上記各過層は、内層が薄手の不織布を網状材
からなる円筒状芯材の外周に多重に巻回したもの
で構成され、外層がポリビニルアセタール(以下
「PVAt」と略す)系樹脂からなる多孔質体で構
成される。上記不織布としては、ポリプロピレン
(以下「PP」と略す)繊維やガラス繊維を用いて
構成されたものが用いられ、それを巻回する円筒
状芯材としてはプラスチツク製網状ボビンが用い
られる。このように、本来、繊維と繊維との隙間
が不揃いの不織布を上記円筒状芯材の外周に多重
に巻回することにより、全体的には、繊維間の隙
間の均一化がなされ、上記隙間で形成される過
孔の径の均一化が実現される。 上記PVAt系樹脂からなる多孔質体(ポリビニ
ルアセタールおよびポリビニルホルマールの双方
を含む)としては、高気孔率、孔径の均一性、粒
子保持率の観点から、平均重合度300〜3000、ケ
ン化度80%以上のポリビニルアルコール(平均重
合度の異なるものを複数種混合してもよい)を水
に溶解して5〜30%水溶液とし、これに澱粉等の
気孔生成剤を添加し鉱酸触媒下においてアルデヒ
ド類と反応させたのち、澱粉等の気孔生成剤を水
洗除去してその除去跡を気孔とすることにより得
られたものでケン化度70〜80%のものが用いられ
る。特に、不織布とPVAt系多孔質体とからなる
二層構造の材に対しては原液がかなりの圧力で
送り込まれるため、圧力によつてPVAt系多孔質
体が変形しないようにかなりの剛性を備えている
ことが要求される。そのため、PVAt系多孔質体
としてアセタール化度が70〜80%のものが用いら
れる。 PVAt系多孔質体は、連続気孔を有していて、
気孔率が高いうえに孔径が均一であり、材とし
て、高通液性、低圧損失性を有し、かつ粒子保持
率が大であり極めて高性能のものである。しかし
ながら、一般に微細気孔のものは製造が困難であ
り、単独使用では微細な被過物を含む原液には
対応できない。したがつて、微細気孔を容易につ
くりうるが繊維間の隙間で形成される気孔の径が
やや不均一な不織布を上記のように多重に巻装し
て気孔径の均一化を図つたのち、これを内層と
し、上記PVAt系多孔質体を外層にし、かつ内外
層の全体の通水圧損を0.18〜0.61に設定すること
により、従来では別が困難な微細な被過物で
も別しうるようになる。この場合、不織布の気
孔(過孔となる)は、先に述べたようにPVAt
系多孔質体の気孔(過孔となる)の0.3〜0.8倍
に設定されている。そして、全体の通水圧損を上
記の範囲に設定することにより、これと、上記内
層の気孔径の外層の気孔径に対する比率とが相俟
つて微細な被過物でも別でき、しかも気孔の
目づまりを生じず長寿命になる。 〔作用〕 この液体用二層構造材は、外層から内層へ原
液を導き、その過程で各層の過孔により被過
物を捕捉するものであり、被過物は粒径の大き
いものから外層側の過層に捕捉される。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明の液体用二層構造材
は、外層が特定のポリビニルアルコールをアセタ
ール化してなるPVAt系樹脂多孔質体で構成され
ているため、外層が高気孔率であつて孔径が均一
であり、粒子保持率が優れている。そして、繊維
間の隙間で形成される過孔(気孔)を小さく設
定はできるが、本来的に繊維間の隙間が不揃いの
不織布を多重に巻回して全体的に繊維間の隙間の
均一化を図つた多重不織布で内層が構成されてい
るため、内層で微細粒子を確実に捕捉しうる。こ
の発明の材は、上記の特性を有する外層と内層
とを重畳し、かつ全体の通水圧損を0.18〜0.61に
設定しているため、粗大粒子と微細粒子が混在し
ている溶液、特に微細粒子を確実に取除く必要の
ある溶液の過に用いて好結果が期待できるよう
になる。しかも、上記内層の過孔の平均孔径を
外層の過孔の平均孔径の0.3〜0.8倍に設定し、
また通水圧損を上記の範囲に設定しているため、
過孔の目づまりが長期にわたつて生じず長寿命
となる。そのうえ、上記内層が、網状材からなる
円筒状芯材の外周に不織布を多重に巻回して剛性
に富むように構成されているとともに、外周が、
アセタール化度が70〜80%であつて剛性に富む
PVAtで構成され、かつ全体の形状が円筒形に設
定されているため、過に際してかなりの圧力が
加わつても変形せず、したがつてそのままカート
リツジフイルターとして使用できるようになる。 つぎに、実施例について比較例と併せて説明す
る。 〔実施例、比較例〕 第1図に示すような、外径32mm、長さ245mmの
プラスチツク製網状ボビン(芯材)1に、第1表
に示す不織布を同表に示す巻数だけ巻装した。こ
れを第2図に示す。図において、2は不織布であ
る。ついで、これに、同表に示す寸法のPVAt系
樹脂多孔質体(第3図)3を被嵌し、その両端面
に第4図に示すように、柔軟な発泡スチロールか
らなる端面板4を貼着し、円筒状の二層構造材
製品を得た。なお、上記PVAt系樹脂多孔質体3
は、つぎのようにして製造されたものを用いた。
すなわち、平均重合度1700、完全ケン化のポリビ
ニルアルコールを約8%の水溶液とし、ホルマリ
ン架橋剤、硫酸触媒および小麦粉澱粉気孔生成剤
を均一混合し、約60℃で18時間反応させたのち水
洗し小麦粉澱粉等を溶解除去してPVAt系樹脂多
孔質体化(アセタール化度70〜80%の範囲内)す
る。比較例1は不織布を用いていず剛性が不足す
るため、このPVAt系樹脂多孔質体に対して水溶
液メラミン樹脂を含浸させ乾燥硬化させて適度な
剛性を付与しこれを用いた。
【表】
【表】
このようにして得られた円筒状多層構造材の
不織布内層2の過孔の平均孔径とPVAt系多孔
質体外層3の過孔の平均孔径とを第2表に示し
た。つぎに、得られた材に対して性能試験を行
つた。その結果を同表に示した。第2表より、実
施例の材は比較例のものに比べて優れた性能を
有していることがわかる。すなわち、実施例のも
のは、内層の平均孔径を小さく設定している割に
は閉塞性があまり低下せずに材寿命が長く、し
かも精度および効率が良好であることがわかる。
不織布内層2の過孔の平均孔径とPVAt系多孔
質体外層3の過孔の平均孔径とを第2表に示し
た。つぎに、得られた材に対して性能試験を行
つた。その結果を同表に示した。第2表より、実
施例の材は比較例のものに比べて優れた性能を
有していることがわかる。すなわち、実施例のも
のは、内層の平均孔径を小さく設定している割に
は閉塞性があまり低下せずに材寿命が長く、し
かも精度および効率が良好であることがわかる。
【表】
なお、上記の性能試験はつぎのようにして行つ
た。 通水圧損;材を過器にセツトし、水50/
minの流量を得るに必要な圧力を求め、この圧
力で示した。 通気抵抗;材が過器にセツトし、所定量の空
気を透過させるに必要な圧力を求め、この値で
示した。 閉塞性;30/minにおける通水時に、JISの11
種粉体を投入し、差圧が1Kg/cm2になるまでの
投入量を求め、この値で示した。 精度;JISの11種粉体を含んだ水を過し、液
中に残存する粉体の最大粒径で示した。初期と
は新品の材に対して初めて試験を行つたとき
の値であり、循環とは新品の材に対して10回
過を行つたときの10回目の値である。 効率;JISの11種粉体を過したときの捕捉率で
ある。
た。 通水圧損;材を過器にセツトし、水50/
minの流量を得るに必要な圧力を求め、この圧
力で示した。 通気抵抗;材が過器にセツトし、所定量の空
気を透過させるに必要な圧力を求め、この値で
示した。 閉塞性;30/minにおける通水時に、JISの11
種粉体を投入し、差圧が1Kg/cm2になるまでの
投入量を求め、この値で示した。 精度;JISの11種粉体を含んだ水を過し、液
中に残存する粉体の最大粒径で示した。初期と
は新品の材に対して初めて試験を行つたとき
の値であり、循環とは新品の材に対して10回
過を行つたときの10回目の値である。 効率;JISの11種粉体を過したときの捕捉率で
ある。
第1図および第2図はこの発明の一実施例の製
造説明図、第3図はそれによつて得られた多層構
造材の斜視図、第4図はそれに端面板を設けた
状態の断面図である。 2……不織布、3……PVAt系樹脂多孔質体、
4……端面板。
造説明図、第3図はそれによつて得られた多層構
造材の斜視図、第4図はそれに端面板を設けた
状態の断面図である。 2……不織布、3……PVAt系樹脂多孔質体、
4……端面板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 円筒状内層と、この外周面に一体形成された
円筒状外層を備え、上記円筒状内層が下記のA部
材により構成されているとともに、上記円筒状外
層が下記のB部材により構成され、上記円筒状内
層の過孔の平均孔径が円筒状外層の過孔の平
均孔径の0.3〜0.8倍に設定され、全体の通水圧損
が0.18〜0.61に設定されていることを特徴とする
液体用二層構造材。 A 薄手の不織布を網状材からなる円筒状芯材の
外周に複数回巻回してなる過材。 B 平均重合度300〜3000、ケン化度80%以上の
ポリビニルアルコールをアセタール化したアセ
タール化度70〜80%のポリビニルアセタール系
樹脂からなる多孔質過材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19286982A JPS5982918A (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 多層構造「ろ」材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19286982A JPS5982918A (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 多層構造「ろ」材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5982918A JPS5982918A (ja) | 1984-05-14 |
| JPH0157610B2 true JPH0157610B2 (ja) | 1989-12-06 |
Family
ID=16298321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19286982A Granted JPS5982918A (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 多層構造「ろ」材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5982918A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62132518A (ja) * | 1985-12-03 | 1987-06-15 | Ngk Insulators Ltd | 端部シ−ルを有する多孔質フイルタ− |
| DE3818860A1 (de) * | 1988-06-03 | 1989-12-07 | Seitz Filter Werke | Filterelement |
| JPH0334811U (ja) * | 1989-08-07 | 1991-04-05 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54174683U (ja) * | 1978-05-29 | 1979-12-10 |
-
1982
- 1982-11-02 JP JP19286982A patent/JPS5982918A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5982918A (ja) | 1984-05-14 |
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