JPH0159105B2 - - Google Patents
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- JPH0159105B2 JPH0159105B2 JP11754085A JP11754085A JPH0159105B2 JP H0159105 B2 JPH0159105 B2 JP H0159105B2 JP 11754085 A JP11754085 A JP 11754085A JP 11754085 A JP11754085 A JP 11754085A JP H0159105 B2 JPH0159105 B2 JP H0159105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- porous resin
- laminated film
- resin laminated
- porous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、つかいすておむつ、生理用ナプキ
ン、電解隔膜等に有用な表面強度の優れる通気性
を有する多孔性樹脂積層フイルムに関する。 〔従来技術〕 生理用ナプキン、つかいすておむつにおいて、
通気性と防水性を有するポリオレフイン系多孔樹
脂フイルムが防漏材として使用されている。 かかる多孔樹脂フイルムは、高密度ポリエチレ
ン、線状ポリエチレンまたは両者の混合物を樹脂
素材とし、これに炭酸カルシウム、酸化チタン、
焼成クレイ、けいそう土等の無機微細粉末、必要
によりポリエチレンワツクス、液状ブタジエンゴ
ム、液状イソブチレンゴム、液状ポリエチレンワ
ツクス、液状水添ヒマシ油、等の柔軟性改良剤を
配合した組成物を押出機を用いてフイルム状に溶
融成形後、マンドレル、ロール群の周速差を利用
した延伸装置、またはテンターを用いて延伸成形
することにより製造されている(特開昭57−
47334号、同57−203520号、同58−15538号、同58
−149925号、同58−149303号、同59−62117号、
同59−140235号、同60−6442号)。 〔従来技術の問題点〕 この多孔樹脂フイルムは無機微細粉末を核とし
て微細な連続空孔を多数有し、表面には大気に連
通した空隙を有する通気性に富む単層の1軸延伸
フイルムまたは2軸延伸フイルムで、つかいすて
おむつの防水カバーシートとして有用である。 この多孔樹脂フイルムをつかいすておむつの防
水カバーシートとして用いるとき、表面に離型紙
を備えた両面粘着テープが止め具として用いられ
赤ちやんの股につかいすておむつを装着した後、
両面粘着テープの表面の離型紙を引き剥し、露呈
した粘着剤で貼着してつかいすておむつを固定す
る。 この粘着テープを多孔樹脂フイルムの誤つた位
置に貼合した場合または貼合した位置を少しずら
せたいとき、粘着テープを貼着しなおすためにつ
かいすておむつより剥離すると、従来の多孔樹脂
2軸延伸フイルムは表面に無機微細粉末が突出、
遊離もしくは樹脂フイルム基材に付着して露出し
ており、前記空孔が円形ないし楕円状であり無機
微細粉末が脱落しやすくなつているので、この無
機微細粉末が粘着テープの粘着面に移動し、粘着
テープの粘着力を低下させる原因となつたり、多
孔樹脂フイルムの表面強度が低いためにフイルム
表面が紙ムケ状に剥離したりする問題がある。 一方、一軸延伸フイルムは、空孔が長尺状であ
り、延伸面積倍率も2軸延伸フイルムのそれより
小さいので無機微細粉末の脱落も2軸延伸フイル
ムより少なく、かつ、表面強度も2軸延伸フイル
ムのそれより強い利点があるが、方向性があると
ともに抗クリープ性に乏しく、おむつカバーが使
用時に伸びきつてゆるんでしまい、防漏性を満足
させることができない。特に引張り破断伸びが
500%を超えるものは好ましくない。 〔問題点を解決するための具体的手段〕 本発明においては、多孔樹脂フイルムを2軸延
伸フイルムと一軸延伸フイルムの複層構造とし、
基材層の2軸延伸フイルムで抗クリープ性を付与
し、粘着テープが貼着される表面層を無機微細粉
末含有多孔樹脂一軸延伸フイルムとすることによ
り表面強度を向上させるとともに粘着テープへ移
行する無機微細粉末の量を低下させることにより
前記問題点を解決するものである。 即ち、本発明は、無機微細粉末を50〜75重量%
の割合で含有するポリオレフインの2軸延伸多孔
フイルム(A)を基材層として含み、無機微細粉末を
55〜75重量%の割合で含有するポリオレフインの
一軸延伸多孔フイルムよりなる表面層(B)とを含む
多孔性樹脂積層フイルムであつて、この多孔性樹
脂積層フイルムの20℃における透気度は40〜7000
秒であり、20℃における透湿度は100〜10000g/
m2・24時間1気圧であることを特徴とする多孔性
樹脂積層フイルムを提供するものである。 (樹脂) 本発明の実施において、各(A)層および(B)層の樹
脂素材としてポリオレフインとしては高密度ポリ
エチレン、線状ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重
合体、ポリブテン等のポリオレフインまたはこれ
ら2種以上の混合物があげられ、特に、つかいす
ておむつの防水カバーシートを考えた場合、比重
が0.92〜0.97、メルトインデツクス(MI)が0.06
〜1g/10分(190℃)の高密度ポリエチレン65
〜30重量%と、比重が0.91〜0.94、MIが0.1〜10
g/10分の線状ポリエチレン35〜70重量%との混
合物を用いたときは、得られる多孔樹脂フイルム
の風合、肌ざわりがよい。 (無機微細粉末) 無機微細粉末としては、平均粒径が20ミクロン
以下、好ましくは3ミクロン以下のものが用いら
れ、炭酸カルシウム、けいそう土、焼成クレイ、
けい酸アルミニウム、タルク等があげられる。 (任意成分) ポリオレフイン、無機微細粉末の他に必要によ
り安定剤、顔料、分散剤、可塑剤、帯電防止剤、
液状ブタジエンゴム、ポリエチレンワツクス、液
状イソブチレンゴム、アタツクポリプロピレン、
ジブチルフタレート、液状水添ヒマシ油等を配合
してよい。 (積層フイルム) 多孔積層フイルムは、無機微細粉末を50〜75重
量%含有するポリオレフイン(A)を押出機で溶融混
練し、ダイよりシート状に押し出し、ポリオレフ
インの融点より低い温度にシートを冷却後、延伸
できる温度に加熱し(通常、融点より3〜35℃低
い温度)、ロール群の周速差を利用して縦方向に
1.3〜7倍、好ましくは1.8倍延伸した後、この縦
延伸フイルムの片面または両面に、無機微細粉末
を55〜75重量%含有するポリオレフイン(B)の溶融
フイルムを溶融積層し、この積層フイルムをポリ
オレフインの融点より低い温度に冷却後、テンタ
ーを用いて1.2〜10倍、好ましくは1.2〜3.5倍横方
向に延伸し、ついで必要により熱処理したのち、
冷却し、耳部をスリツトすることにより製造され
る。 他の製造例としては、基層フイルムおよび/ま
たは表面層フイルムを樹脂や無機微細粉末の種類
や配合量を変えた組成物の積層フイルムとして製
造してもよい。 この多孔樹脂積層フイルムは、JIS Z−0208に
より20℃で測定した透湿度が100〜10000g/m2・
24時間・1気圧、好ましくは200〜5000g/m2・
24時間・1気圧であり、次の方法で測定した20℃
における透気度が40〜7000秒、好ましくは100〜
4000秒である。 透気度の測定法 JIS P−8117に準拠して作られた王研式透気度
(平滑度試験機(旭精工製)を用いて測定) 透気度、透湿度が前範囲を外れると、この多孔
性積層フイルムをおむつの防水カバーや使いすて
生理用ナプキンの防漏材として用いたとき、むれ
がおきやすいか、防液性がない。 (効果) 本発明の多孔性積層フイルムは、2軸延伸フイ
ルム基材層(A)を含むので強度バランスに優れ、ク
リープ伸びや引き裂きが少ない。また、表面層の
一軸延伸フイルム(B)の無機微細粉末が突出し、マ
ツト調(粗面)となつているので、この多孔性樹
脂積層フイルムをエンポス加工したものは外観が
布に近く、かつ、手触りが良好である。また、突
出した(B)層の無機微細粉末は表面層(B)が一軸延伸
フイルムとなつているのでフイルム表面より脱落
しにくくなつており、又、表面のフイブリル化の
程度が低い為2軸延伸フイルムと較べ表面強度が
強く、表面が紙ムケ状に剥離してくることがな
く、紙粉トラブル(粘着テープの再接着不良)が
生じ難い。 実施例 1 (1) 密度0.92g/cm3、メルトインデツクス1.0
g/10分の線状ポリエチレン20重量部、密度
0.95g/cm3、メルトインデツクス0.08g/10分
の高密度ポリエチレン20重量部および平均粒径
1.8ミクロンの炭酸カルシウム60重量部よりな
る樹脂組成物(A)を押出機を用いて溶融混練し、
220℃でダイよりシート状に押し出し、このシ
ートを70℃まで冷却後、110℃まで加熱し、ロ
ール群の周速差を利用して縦方向に2.5倍延伸
し、縦延伸フイルムを得た。 (2) 密度0.92g/cm3、メルトインデツクス1.0
g/10分の線状ポリエチレン20重量部、密度
0.95g/cm3、メルトインデツクス0.08g/10分
の高密度ポリエチレン20重量部および平均粒径
1.8ミクロンの炭酸カルシウム60重量部よりな
る樹脂組成物(B)を押出機を用いて溶融混練し、
これをダイよりシート状に押し出し、前記(1)で
得た縦延伸フイルムの両面に積層し、60℃まで
冷却し、ついで加熱オーブン内に導き、約114
℃まで加熱した後、テンターを用いて横方向に
2.5倍延伸し、これを約118℃で熱処理した後、
50℃まで冷却し、耳部をスリツトして(B)/(A)/
(B)の各肉厚が10μ/40μ/10μの3層積層フイル
ムを得た。 この積層フイルムの透気度(20℃)、透湿度
(20℃)紙粉トラブル度およびクリープ度(JIS
P−8132で測定した引張り破断伸び。)を表1に
示す。 なお、紙粉トラブル度は次の方法により測定し
た。 粘着テープ“セロフアンテープ”(ニチバン製
商品名、LP−18)をフイルム面に貼着し親指の
腹で5回こすつた後、テンシロン(東洋ポールド
ボーウイン製)で200mm/分の速度で粘着テープ
を剥離した。 この粘着テープの透光量をカラーメーター(ス
ガ試験機製)で測定した。 予め、粘着する前の粘着テープの透光量をブラ
ンク値として測定しておき、これで前記値を除し
たものを透光率とした(値の大きいものほど紙粉
トラブルは少ない)。 透光率が80%以上のものは透光率の他に若干問
題有りと付記し、また70%以下のものは不良と付
記した。 また、剥離の時多孔樹脂フイルム表面層が破断
して透光率の測定不能なものは紙ムケ不良と記し
た。 実施例2〜7、比較例1〜3 各組成物の割合または延伸倍率を表1に示すよ
うに変化、または各層の肉厚を同表に示すように
する他は、実施例1と同様にして2層または3層
積層フイルムを得た。 これら積層フイルムの透気度、透湿度、紙粉ト
ラブル度およびクリープ度を同表に示す。 比較例 4 密度0.92g/cm3、メルトインデツクス1.0g/
10分の線状ポリエチレン20重量部、密度0.95g/
cm3、メルトインデツクス0.08g/10分の高密度ポ
リエチレン20重量部および平均粒径1.8ミクロン
の炭酸カルシウム60重量部よりなる樹脂組成物(A)
を押出機を用いて溶融混練し、220℃でダイより
シート状に押し出し、このシートを70℃まで冷却
した。 このシートを110℃まで加熱し、ロール群の周
速差を利用して縦方向に2.5倍延伸し、縦延伸フ
イルムを得た。 この一軸延伸フイルムの物性を表1に示す。 比較例 5 上記比較例4の縦延伸フイルムを更に加熱オー
ブン内に導き、約114℃まで加熱した後、テンタ
ーを用いて横方向に2倍延伸し、これを118℃で
熱処理した後、50℃まで冷却し、耳部をスリツト
して50μの2軸延伸フイルムを得た。 このフイルムの物性を表1に示す。
ン、電解隔膜等に有用な表面強度の優れる通気性
を有する多孔性樹脂積層フイルムに関する。 〔従来技術〕 生理用ナプキン、つかいすておむつにおいて、
通気性と防水性を有するポリオレフイン系多孔樹
脂フイルムが防漏材として使用されている。 かかる多孔樹脂フイルムは、高密度ポリエチレ
ン、線状ポリエチレンまたは両者の混合物を樹脂
素材とし、これに炭酸カルシウム、酸化チタン、
焼成クレイ、けいそう土等の無機微細粉末、必要
によりポリエチレンワツクス、液状ブタジエンゴ
ム、液状イソブチレンゴム、液状ポリエチレンワ
ツクス、液状水添ヒマシ油、等の柔軟性改良剤を
配合した組成物を押出機を用いてフイルム状に溶
融成形後、マンドレル、ロール群の周速差を利用
した延伸装置、またはテンターを用いて延伸成形
することにより製造されている(特開昭57−
47334号、同57−203520号、同58−15538号、同58
−149925号、同58−149303号、同59−62117号、
同59−140235号、同60−6442号)。 〔従来技術の問題点〕 この多孔樹脂フイルムは無機微細粉末を核とし
て微細な連続空孔を多数有し、表面には大気に連
通した空隙を有する通気性に富む単層の1軸延伸
フイルムまたは2軸延伸フイルムで、つかいすて
おむつの防水カバーシートとして有用である。 この多孔樹脂フイルムをつかいすておむつの防
水カバーシートとして用いるとき、表面に離型紙
を備えた両面粘着テープが止め具として用いられ
赤ちやんの股につかいすておむつを装着した後、
両面粘着テープの表面の離型紙を引き剥し、露呈
した粘着剤で貼着してつかいすておむつを固定す
る。 この粘着テープを多孔樹脂フイルムの誤つた位
置に貼合した場合または貼合した位置を少しずら
せたいとき、粘着テープを貼着しなおすためにつ
かいすておむつより剥離すると、従来の多孔樹脂
2軸延伸フイルムは表面に無機微細粉末が突出、
遊離もしくは樹脂フイルム基材に付着して露出し
ており、前記空孔が円形ないし楕円状であり無機
微細粉末が脱落しやすくなつているので、この無
機微細粉末が粘着テープの粘着面に移動し、粘着
テープの粘着力を低下させる原因となつたり、多
孔樹脂フイルムの表面強度が低いためにフイルム
表面が紙ムケ状に剥離したりする問題がある。 一方、一軸延伸フイルムは、空孔が長尺状であ
り、延伸面積倍率も2軸延伸フイルムのそれより
小さいので無機微細粉末の脱落も2軸延伸フイル
ムより少なく、かつ、表面強度も2軸延伸フイル
ムのそれより強い利点があるが、方向性があると
ともに抗クリープ性に乏しく、おむつカバーが使
用時に伸びきつてゆるんでしまい、防漏性を満足
させることができない。特に引張り破断伸びが
500%を超えるものは好ましくない。 〔問題点を解決するための具体的手段〕 本発明においては、多孔樹脂フイルムを2軸延
伸フイルムと一軸延伸フイルムの複層構造とし、
基材層の2軸延伸フイルムで抗クリープ性を付与
し、粘着テープが貼着される表面層を無機微細粉
末含有多孔樹脂一軸延伸フイルムとすることによ
り表面強度を向上させるとともに粘着テープへ移
行する無機微細粉末の量を低下させることにより
前記問題点を解決するものである。 即ち、本発明は、無機微細粉末を50〜75重量%
の割合で含有するポリオレフインの2軸延伸多孔
フイルム(A)を基材層として含み、無機微細粉末を
55〜75重量%の割合で含有するポリオレフインの
一軸延伸多孔フイルムよりなる表面層(B)とを含む
多孔性樹脂積層フイルムであつて、この多孔性樹
脂積層フイルムの20℃における透気度は40〜7000
秒であり、20℃における透湿度は100〜10000g/
m2・24時間1気圧であることを特徴とする多孔性
樹脂積層フイルムを提供するものである。 (樹脂) 本発明の実施において、各(A)層および(B)層の樹
脂素材としてポリオレフインとしては高密度ポリ
エチレン、線状ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重
合体、ポリブテン等のポリオレフインまたはこれ
ら2種以上の混合物があげられ、特に、つかいす
ておむつの防水カバーシートを考えた場合、比重
が0.92〜0.97、メルトインデツクス(MI)が0.06
〜1g/10分(190℃)の高密度ポリエチレン65
〜30重量%と、比重が0.91〜0.94、MIが0.1〜10
g/10分の線状ポリエチレン35〜70重量%との混
合物を用いたときは、得られる多孔樹脂フイルム
の風合、肌ざわりがよい。 (無機微細粉末) 無機微細粉末としては、平均粒径が20ミクロン
以下、好ましくは3ミクロン以下のものが用いら
れ、炭酸カルシウム、けいそう土、焼成クレイ、
けい酸アルミニウム、タルク等があげられる。 (任意成分) ポリオレフイン、無機微細粉末の他に必要によ
り安定剤、顔料、分散剤、可塑剤、帯電防止剤、
液状ブタジエンゴム、ポリエチレンワツクス、液
状イソブチレンゴム、アタツクポリプロピレン、
ジブチルフタレート、液状水添ヒマシ油等を配合
してよい。 (積層フイルム) 多孔積層フイルムは、無機微細粉末を50〜75重
量%含有するポリオレフイン(A)を押出機で溶融混
練し、ダイよりシート状に押し出し、ポリオレフ
インの融点より低い温度にシートを冷却後、延伸
できる温度に加熱し(通常、融点より3〜35℃低
い温度)、ロール群の周速差を利用して縦方向に
1.3〜7倍、好ましくは1.8倍延伸した後、この縦
延伸フイルムの片面または両面に、無機微細粉末
を55〜75重量%含有するポリオレフイン(B)の溶融
フイルムを溶融積層し、この積層フイルムをポリ
オレフインの融点より低い温度に冷却後、テンタ
ーを用いて1.2〜10倍、好ましくは1.2〜3.5倍横方
向に延伸し、ついで必要により熱処理したのち、
冷却し、耳部をスリツトすることにより製造され
る。 他の製造例としては、基層フイルムおよび/ま
たは表面層フイルムを樹脂や無機微細粉末の種類
や配合量を変えた組成物の積層フイルムとして製
造してもよい。 この多孔樹脂積層フイルムは、JIS Z−0208に
より20℃で測定した透湿度が100〜10000g/m2・
24時間・1気圧、好ましくは200〜5000g/m2・
24時間・1気圧であり、次の方法で測定した20℃
における透気度が40〜7000秒、好ましくは100〜
4000秒である。 透気度の測定法 JIS P−8117に準拠して作られた王研式透気度
(平滑度試験機(旭精工製)を用いて測定) 透気度、透湿度が前範囲を外れると、この多孔
性積層フイルムをおむつの防水カバーや使いすて
生理用ナプキンの防漏材として用いたとき、むれ
がおきやすいか、防液性がない。 (効果) 本発明の多孔性積層フイルムは、2軸延伸フイ
ルム基材層(A)を含むので強度バランスに優れ、ク
リープ伸びや引き裂きが少ない。また、表面層の
一軸延伸フイルム(B)の無機微細粉末が突出し、マ
ツト調(粗面)となつているので、この多孔性樹
脂積層フイルムをエンポス加工したものは外観が
布に近く、かつ、手触りが良好である。また、突
出した(B)層の無機微細粉末は表面層(B)が一軸延伸
フイルムとなつているのでフイルム表面より脱落
しにくくなつており、又、表面のフイブリル化の
程度が低い為2軸延伸フイルムと較べ表面強度が
強く、表面が紙ムケ状に剥離してくることがな
く、紙粉トラブル(粘着テープの再接着不良)が
生じ難い。 実施例 1 (1) 密度0.92g/cm3、メルトインデツクス1.0
g/10分の線状ポリエチレン20重量部、密度
0.95g/cm3、メルトインデツクス0.08g/10分
の高密度ポリエチレン20重量部および平均粒径
1.8ミクロンの炭酸カルシウム60重量部よりな
る樹脂組成物(A)を押出機を用いて溶融混練し、
220℃でダイよりシート状に押し出し、このシ
ートを70℃まで冷却後、110℃まで加熱し、ロ
ール群の周速差を利用して縦方向に2.5倍延伸
し、縦延伸フイルムを得た。 (2) 密度0.92g/cm3、メルトインデツクス1.0
g/10分の線状ポリエチレン20重量部、密度
0.95g/cm3、メルトインデツクス0.08g/10分
の高密度ポリエチレン20重量部および平均粒径
1.8ミクロンの炭酸カルシウム60重量部よりな
る樹脂組成物(B)を押出機を用いて溶融混練し、
これをダイよりシート状に押し出し、前記(1)で
得た縦延伸フイルムの両面に積層し、60℃まで
冷却し、ついで加熱オーブン内に導き、約114
℃まで加熱した後、テンターを用いて横方向に
2.5倍延伸し、これを約118℃で熱処理した後、
50℃まで冷却し、耳部をスリツトして(B)/(A)/
(B)の各肉厚が10μ/40μ/10μの3層積層フイル
ムを得た。 この積層フイルムの透気度(20℃)、透湿度
(20℃)紙粉トラブル度およびクリープ度(JIS
P−8132で測定した引張り破断伸び。)を表1に
示す。 なお、紙粉トラブル度は次の方法により測定し
た。 粘着テープ“セロフアンテープ”(ニチバン製
商品名、LP−18)をフイルム面に貼着し親指の
腹で5回こすつた後、テンシロン(東洋ポールド
ボーウイン製)で200mm/分の速度で粘着テープ
を剥離した。 この粘着テープの透光量をカラーメーター(ス
ガ試験機製)で測定した。 予め、粘着する前の粘着テープの透光量をブラ
ンク値として測定しておき、これで前記値を除し
たものを透光率とした(値の大きいものほど紙粉
トラブルは少ない)。 透光率が80%以上のものは透光率の他に若干問
題有りと付記し、また70%以下のものは不良と付
記した。 また、剥離の時多孔樹脂フイルム表面層が破断
して透光率の測定不能なものは紙ムケ不良と記し
た。 実施例2〜7、比較例1〜3 各組成物の割合または延伸倍率を表1に示すよ
うに変化、または各層の肉厚を同表に示すように
する他は、実施例1と同様にして2層または3層
積層フイルムを得た。 これら積層フイルムの透気度、透湿度、紙粉ト
ラブル度およびクリープ度を同表に示す。 比較例 4 密度0.92g/cm3、メルトインデツクス1.0g/
10分の線状ポリエチレン20重量部、密度0.95g/
cm3、メルトインデツクス0.08g/10分の高密度ポ
リエチレン20重量部および平均粒径1.8ミクロン
の炭酸カルシウム60重量部よりなる樹脂組成物(A)
を押出機を用いて溶融混練し、220℃でダイより
シート状に押し出し、このシートを70℃まで冷却
した。 このシートを110℃まで加熱し、ロール群の周
速差を利用して縦方向に2.5倍延伸し、縦延伸フ
イルムを得た。 この一軸延伸フイルムの物性を表1に示す。 比較例 5 上記比較例4の縦延伸フイルムを更に加熱オー
ブン内に導き、約114℃まで加熱した後、テンタ
ーを用いて横方向に2倍延伸し、これを118℃で
熱処理した後、50℃まで冷却し、耳部をスリツト
して50μの2軸延伸フイルムを得た。 このフイルムの物性を表1に示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 無機微細粉末を50〜75重量%の割合で含有す
るポリオレフインの2軸延伸多孔フイルム(A)を基
材層として含み、無機微細粉末を55〜75重量%の
割合で含有するポリオレフインの一軸延伸多孔フ
イルムよりなる表面層(B)とを含む多孔性樹脂積層
フイルムであつて、この多孔性樹脂積層フイルム
の20℃における透気度は40〜7000秒であり、20℃
における透湿度は100〜10000g/m2、24時間1気
圧であることを特徴とする多孔性樹脂積層フイル
ム。 2 JIS−P−8132にもとずいて20℃で測定した
引張り破断伸びが縦方向、横方向とも500%以下
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の多孔性樹脂積層フイルム。 3 基材層(A)または表面層(B)の素材樹脂が、比重
0.92〜0.97、メルトインデツクス0.06〜1g/10
分の高密度ポリエチレン65〜30重量%と、比重
0.91〜0.94、メルトインデツクス0.1〜10g/10分
の線状ポリエチレン35〜70重量%との混合物であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
多孔性樹脂積層フイルム。 4 フイルム(B)が延伸倍率1.2〜3.5倍の一軸延伸
フイルムであることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の多孔性樹脂積層フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11754085A JPS61273941A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 多孔性樹脂積層フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11754085A JPS61273941A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 多孔性樹脂積層フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61273941A JPS61273941A (ja) | 1986-12-04 |
| JPH0159105B2 true JPH0159105B2 (ja) | 1989-12-14 |
Family
ID=14714322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11754085A Granted JPS61273941A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 多孔性樹脂積層フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61273941A (ja) |
Families Citing this family (10)
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-
1985
- 1985-05-30 JP JP11754085A patent/JPS61273941A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61273941A (ja) | 1986-12-04 |
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