JPH0159320B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0159320B2
JPH0159320B2 JP54128022A JP12802279A JPH0159320B2 JP H0159320 B2 JPH0159320 B2 JP H0159320B2 JP 54128022 A JP54128022 A JP 54128022A JP 12802279 A JP12802279 A JP 12802279A JP H0159320 B2 JPH0159320 B2 JP H0159320B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam
oil
cleaning
water
cleaning agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54128022A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5653199A (en
Inventor
Kunio Inoguchi
Taira Takeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUHON TEIIHOORU KK
Original Assignee
NITSUHON TEIIHOORU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NITSUHON TEIIHOORU KK filed Critical NITSUHON TEIIHOORU KK
Priority to JP12802279A priority Critical patent/JPS5653199A/ja
Publication of JPS5653199A publication Critical patent/JPS5653199A/ja
Publication of JPH0159320B2 publication Critical patent/JPH0159320B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、例えば油槽の壁面及び底板面に付
着している油分を合理的に洗浄する方法に関する
ものであり、更に詳しくは泡スプレーによつて油
槽の壁面、底板面、コイル等の表面に適当な組成
の洗浄剤を泡状にして吹き付け、該泡と付着する
油分との接触によつて油汚れを容易に洗浄除去す
る方法に関するものである。 大量の油を収容する油槽は、その壁面、底板面
等の腐蝕或いは亀裂の発生は大事故の原因となる
ところから、一定期間の経過後腐蝕及び亀裂の有
無について検査を受けることが消防法によつて義
務付けられている。 亀裂の有無を検査する一つの方法として行われ
ている螢光磁粉法は、螢光染料を表面にコーテイ
ングした酸化鉄の微粉を水に分散して、これを溶
接部に注ぎ、更にこの周辺に磁場をつくるもので
ある。そして亀裂があれば磁気を帯びた螢光酸化
鉄粉が亀裂部に集まるので、その存在を知ること
ができる。この場合油が亀裂部に残存していると
螢光酸化鉄粉の吸着が不良となり、判断を誤る可
能性が多分にある。 従来上記のように亀裂部に存在する油の洗浄剤
としては非イオン界面活性剤を主成分とするもの
が知られており、油類の乳化作用を利用して洗浄
を行うのである。 この場合乳化は高圧噴射や擦り洗い等の機械力
によつて行われているが、油槽が鉄板である場
合、その表面には所謂黒皮又は錆が存在し、油は
その内部にも滲透しているので、高圧噴射やデツ
キブラシ等でこする程度の力のみでは、深部まで
到達し難い。 更に油が完全に洗浄除去されなかつた場合に
は、乾燥した後次第に油が再び表面に滲み出して
来る現象が見受けられる。 そこで、従来はワイヤーブラシやパフ研磨等で
表面を削り落しているのが常であり、そのため収
容していた油の種類を変更する様な場合には、油
槽内に櫓を組み、各段に労務を配置し、最上段か
ら洗剤を流し落すとともに、各段一斉に擦り始め
るという方法も採られている。 しかし、これには莫大な準備作業と多大な労力
を必要とし、しかもこのような手段をとつても完
全に油を除去するのが難かしい等の欠点がある。 一方上記のように油分の洗浄に長時間を要する
場合には、浸漬洗浄が行われているが、上述の油
槽類の洗浄或いは構築物類、機械類の洗浄には浸
漬洗浄が不可能である。 また第2の欠点としては洗浄廃液が乳化するこ
とである。 即ち、公害防止条令により乳化油をそのまま廃
棄することができないが、乳化した洗浄廃棄中か
らエマルジヨンと油分を完全に分離することは極
めて困難であり、乳化した洗浄廃棄の処理に頭を
悩ましているのが実情である。 特に、多目的タンカーの積荷変更の場合には船
内に備え付けてある高圧ポンプで洗浄液を噴射し
ているが、洗浄剤が非イオン界面活性主体の場合
は、油類が乳化するので、その処理に困窮してお
り、アニオン界面活性剤を主体とする場合は完全
洗浄が難かしいという問題を抱えている。 この発明は、上記実情に鑑み、少量の洗浄液で
完全に洗浄でき、しかも洗浄廃液中の油分がエマ
ルジヨンにならないような洗浄方法特に油槽の壁
面、底板面等の洗浄方法について鋭意研究した結
果、適当な組成の洗浄剤を泡状にして洗浄面に吹
き付け、該洗浄剤と洗浄面との接触時間を長く保
つようにすれば、洗浄剤が黒皮や錆の間に滲透し
て油分が完全に除去され、しかも洗浄廃液の処理
が極めて容易になることを見出したものである。 この発明に係る洗浄剤成分中アルカリ剤として
は苛性ソーダ、苛性カリのような苛性アルカリ、
第2、第3リン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリ
ン酸塩、メタ珪酸塩、オルソ珪酸塩、炭酸塩等の
無機アルカリ塩、トリエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、モノエタノールアミン、イソプロ
ピルアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイ
ソプロパノールアミン、トリイソプロパノールア
ミン等の有機アルカリ、又は有機アルカリ塩であ
る。 またエーテルアルコール類とは、同一分子内に
水酸基とエーテル結合を有し、水と如何なる割合
とでも相溶する化合物である。 アルコールエーテル類のうち最も簡単な化合物
はジエチレングリコールHO―CH2―CH2―O―
CH2―CH2―OHである。これは、工業的には水
1分子にエチレンオキサイド2分子が付加重合し
て得られる。また水1分子にエチレンオキサイド
3分子が付加重合したトリエチレングリコール
も、この発明に使用することができるが、エチレ
ンオキサイドモル数の増加にしたがつて液状から
ペースト状或いは固体状になるので、所謂ポリエ
チレングリコールのうちにはこの発明では使用で
きないものもある。 アルコールエーテル類のうち次いで簡単な化合
物はジプロピレングリコール
【式】である。 これは、水1分子にプロピレンオキサイド2モ
ルが付加重合したものであるが、水1分子に対し
て2モル以上のプロピレンオキサイドが付加重合
したポリプロピレングリコールはポリエチレング
リコールに較べて水溶性が低く、分子量400で最
早水とは自由な割合で相溶しなくなる。 また水酸基を複数以上有する化合物即ち多価ア
ルコールにエチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイドを付加重合した化合物もこの発明のアルコ
ールエーテル類に属する。 このうち水酸基2個を有するエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール等、3個を有するグリ
セリン、4個を有するエリスリツト、6個を有す
るソルビトール等に対するエチレンオキサイド付
加重合物及びプロピレンオキサイドの比較的低付
加重合物等が一般的なものである。 1価アルコールにエチレンオキサイドを付加重
合したものとしてはメチルモノエチレングリコー
ルエーテル、一般的にメチルポリエチレングリコ
ールエーテル、エチルモノエチレングリコールエ
ーテル、一般的にエチルポリエチレングリコール
エーテル、プロピルモノエチレングリコールエー
テル、一般的にプロピルポリエチレングリコール
エーテル、ブチルモノエチレングリコールエーテ
ル、一般的にブチルポリエチレングリコールエー
テル、アミルモノエチレングリコールエーテル、
一般的にアミルポリエチレングリコールエーテ
ル、ヘキシルポリエチレングリコール等である。 1価アルコールにプロピレンオキサイドを付加
重合したものとしてはメチルモノプロピレングリ
コールエーテル、メチルジプロピレングリコール
エーテル、メチルトリプロピレングリコールエー
テル、メチルテトラプロピレングリコールエーテ
ル、メチルヘキサプロピレングリコールエーテ
ル、エチルモノプロピレングリコールエーテル、
エチルジプロピレングリコールエーテル、エチル
トリプロピレングリコールエーテル、エチルテト
ラプロピレングリコールエーテル、プロピルモノ
プロピレングリコールエーテル、プロピルジプロ
ピレングリコールエーテル、プロピルトリプロピ
レングリコールエーテル、ブチルモノプロピレン
グリコールエーテル、ブチルジプロピレングリコ
ールエーテル等である。 この他、メチルブチレングリコールエーテル、
エチルブチレングリコールエーテル、プロピルブ
チレングリコールエーテル等、メチルアミレング
リコールエーテル、エチルアミレングリコールエ
ーテル等がある。 アルコールエーテル類の代りに単なるアルコー
ル類、例えばメチルアルコール、エチルアルコー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、グリセリン、を配合
した場合は泡スプレー機にかけても、泡が全く発
生しないか、或いは泡が発生しても、泡が大きく
て破壊し易い状態であり、したがつて壁面に滞留
する時間が短いので、油の除去が不充分であり、
特に黒皮や錆が多い鉄製タンクの油除去には適当
でない。 アルコールエーテル類を含むこの発明に係る洗
浄剤組成物は泡スプレー機を使用した場合におい
て初めて細かな泡を発生するものであり、液自体
を撹拌しても泡立ちは決して良くないのである。 例えば、一般的にはロスマイルス起泡試験器に
よつて泡立ちの寡多、泡の安定性を測定している
が、表―1の通りアルコールエーテル類を含む洗
浄剤組成物はロスマイル起泡力試験器では殆んど
泡が発生しない。アルコールエーテル類を配合し
ない組成物は極めて安定な多くの泡を発生する。
【表】 ロスマイルス起泡力試験器では起泡力不良であ
るこの発明による洗浄剤組成物が泡スプレー機で
安定な泡が発生する理由については明らかでな
い。 アルコールエーテル類中分子量が大きくなれば
なる程泡は細かく安定になる。 例えばポリエチレングリコール分子量6000を配
合した場合の泡は極めて細かく安定である。しか
しながら分子量が大きくなれば、アルカリ剤の配
合率は次第に減少すること、並びに商品の貯蔵中
に分子が崩壊してくる場合もあるという欠点も見
られる。 一方この発明に使用する界面活性剤としては泡
立ち作用があると同時に、ハイドロトロープ剤と
しての作用を備えていなければならない。 ここでハイドロトロピーとは、水に難溶性の物
質の溶解度が第3物質の添加によつて増加する現
象である。 この場合、アルカリ水溶液とアルコールエーテ
ル類とは高濃度では混溶せずに分離してしまう
が、第3物質のハイドロトロープ剤を加えること
によつて混溶して均一な液体となることを指す。 このような条件を備えたアニオン界面活性剤と
しては、親水基が硫酸エステル塩、エトキシ硫酸
エステル塩、スルフオン酸塩が適当であり、これ
らに該当するものとしてアルキル硫酸エステル
塩、アルキルエトキシ硫酸エステル塩、アルキル
スルフオン酸塩、アルキルベンゼンスルフオン酸
塩、アルキルナフタリンスルフオン酸塩等が使用
され、且つハイドロトロープ剤としての作用を示
すためには、アルキル基の炭素数は14以下である
ことが好ましい。勿論工業製品であるからにはア
ルキル基の炭素数は単一ではなく、或る程度の分
布幅を有しており、主たるアルキル基の炭素数が
14以下であるということである。 具体的にはドデシル硫酸エステルソーダ塩、ド
デシルエトオキシ硫酸エステルソーダ塩、ドデシ
ルスルフオン酸ソーダ塩、オクチルベンゼンスル
フオン酸ソーダ塩、ジイソプロピルナフタリンス
ルフオン酸ソーダ塩等がその主たるものである。 アニオン界面活性剤のもう一種としては泡立ち
も良く、ハイドロトロープ剤としての能力も大で
あるリン酸エステル塩類がある。この場合疎水基
としては高級アルコール、アルキルフエノール等
があり、特にアルキル基の炭素数には限定は無
い。 高級アルコール及びアルキルフエノールを直接
リン酸エステル化したものは、泡立ちが少ないの
で、エチレンオキサイドを付加したアルキルエト
キシレート、アルキルフエニルエトキシレートの
リン酸エステル化合物が使用される。 また、この発明に使用される両性界面活性剤と
してはアルキルベタイン系化合物、アルキルイミ
ダゾリニウム系化合物、N―アルキル―β―イミ
ノジプロピオン酸塩、N―アルキル―β―アミノ
プロピオン酸塩等であり、アルキル基の炭素数は
8〜18程度が好ましく、ハイドロトロープ剤とし
ても優れており、泡立ちも良好である。 この発明において上記アルコールエーテル類、
界面活性剤、アルカリ剤及び水の4成分は絶対必
要な成分であり、この中の一つの成分が欠けても
油分が壁面から離脱しなくなる。 例えば、アルコールエーテル類と界面活性剤と
水のみでは極めて安定な細かな泡を発生するが、
油分を壁面から離脱する力はない。界面活性剤と
アルカリ剤と水のみでは、泡は全く発生せず、油
分を壁面から離脱する力も弱い。また油分を溶解
しない。 油分が酸化していれば、鹸化されて洗浄剤中に
溶解するが、油槽に付着しているような鉱物油又
は動物油植物油は酸化している成分が少ないの
で、この発明の洗浄剤中には実質的には溶解しな
いのである。 上記アルコールエーテル類、界面活性剤、アル
カリ剤、水の4成分の割合は除去する油の種類に
よつて異なる。 燈油に対してはアルカリ剤0.5〜2%、アルコ
ールエーテル類は1〜5%程度で充分である。し
たがつて界面活性剤も0.2〜1%、残りは水で充
分な洗浄力を発揮することができる。 しかし、軽油、動植物油、A重油、B重油、C
重油の順、即ち重質油になるにしたがつてアルカ
リ剤とアルコールエーテル類の濃度を大にしなけ
れば、充分な洗浄力が得られなくなつてくる。し
たがつて界面活性剤の配合量も多くしなければ、
均一相にすることができない。 タール付着量が多い壁面に対しては、アルコー
ルエーテル類の配合率が大であることが望ましく
40%程度は必要である。この場合アルカリ剤の配
合率は5%程度が限度であり、5%以上の濃度と
なれば界面活性剤を20%以上配合しても洗浄剤は
均一にならずに分離してしまう。スラツジ付着量
が多い壁に対してはアルカリ剤の配合率が大であ
ることが望ましく、20%程度を必要とするような
頑固なスラツジもあり、この場合はアルコールエ
ーテル類の配合率の上限は5%であり、5%以上
になると界面活性剤を20%以上配合しても洗浄剤
は均一にならず分離してしまう。 したがつてアルカリ剤は0.5〜20%、アルコー
ルエーテル類は1〜40%、親水基が硫酸エステル
塩、エトキシ硫酸エステル塩、スルフオン酸塩、
リン酸塩からなるアニオン界面活性剤、アルキル
ベタイン系化合物、アルキルイミダゾリウム系化
合物、N―アルキル―β―アミノプロピオン酸
塩、N―アルキル―β―イミノジプロピオン酸塩
からなる両性界面活性剤の一種又二種以上は0.2
〜2.0%及び残部を水とする配合割合が好ましい。 一方この発明に使用する泡スプレー機は市販の
泡スプレー機を、その使用用途に応じて小型、大
型のものを選択して使用する。 そして泡スプレー機には上記した洗浄剤組成物
を収容して油槽の内壁面、油槽内の付属装置等に
吹き付け、洗浄剤を泡化して洗浄を行うのであ
る。この発明に係る泡状洗浄の特徴を列挙する
と、 (1) 刺戟臭が無い。 通常のスプレーでは、霧状となり、この発明
の洗浄剤のようにアルカリ剤が配合してあれ
ば、空間に漂つている霧状微粒子が作業者の呼
吸器官を刺戟するので、作業を継続することは
実質的に不可能となる。また防毒マスク等を着
用して作業すれば油槽内部が高温となる夏季に
は作業を継続することが全く不可能となるが、
この発明では泡スプレー機より洗浄剤を泡状に
して吹きき付けるため、刺戟臭が感じられず油
槽内で楽に作業ができる。 (2) 壁面との接触時間が長い。 壁面に付着した泡は密度が小であるために、
流下速度は、液体が殆んど瞬間的に流下するの
に較べれば、遥かに長時間を要する。即ち洗浄
剤と壁面の接触時間が長いのである。そこで泡
状の洗浄剤と油分の接触が長くなり、そして泡
状の洗浄剤と油分が接触すれば、泡は破壊して
液体となり、油分は壁面から離れて洗浄液と一
緒に流下する。 新たに露出した壁面には未だ破壊していない
泡状の洗浄剤が未だ残留付着している油分と接
触して油分を壁面から遊離させる。 即ち、泡が残つている限り、絶えず新しい洗
浄剤が供給される形となるので、次々と表面の
油分から除去され、遂に黒皮や錆の間にも洗浄
剤が到達することができ、これらの油分を除去
することもできるのである。そこで、ワイヤー
ブラシ等で黒皮、錆と同時に落すような力は必
要とせずに、油槽中に洗浄剤を満杯にして汚れ
面を浸漬洗浄した場合と同様な効果を得ること
ができる。 (3) 油槽に櫓を組む必要がない。 泡スプレー機は、噴射圧が僅かに0.5〜3
Kg/cm2程度で良いので、装置が軽く、したがつ
て例えば、泡スプレー機をさおの先に取り付け
て操作することも可能であるため、櫓を組む時
間と費用及び各段におく、労務が不必要であ
る。 (4) 洗浄廃液の処理が容易である。 洗浄廃液は乳化しないので、通常の廃水処理
装置を利用することができる。即ち、油分離装
置で上層の油を分取した後、下層の廃水を酸で
中和し、溶存している有機物を分解装置にかけ
れば済むので、殆んどの油槽所又は企業が所有
している一般的な廃水処理装置を利用すること
ができる。 なお、錆びた鉄タンクに付着した油分が除去さ
れてそれ以上洗浄剤を泡スプレーする必要がな
い、即ち洗浄終点を知るには次の方法によればよ
い。 即ち、上記した洗浄剤組成中に亜硝酸ソーダ等
の亜硝酸塩を0.1〜5%配合して泡スプレーする。
そして泡が褐色に変色する現象をもつて洗浄の終
点を判断するのである。 即ち、泡スプレーを吹き付けることによつて油
分が鉄錆面から完全に除去されると、鉄錆面に洗
浄剤中の亜硝酸塩が作用して鉄錆の一部を還元す
ると同時に、鉄錆の粒子が遊離して泡に吸着し、
泡を褐色に変色するのである。 したがつて鉄タンク等の壁面に泡スプレーを吹
き付け、流下する泡が褐色に変色する現象を観察
することによつて洗浄の終点を判断することがで
きるのである。 この現象は、亜硝酸塩を含まない洗浄剤では見
られないものであり、このために必要な亜硝酸塩
の配合率は0.1〜5%が必要であり、0.1%以下で
は殆んど効果がなく、5%以上とすれば洗浄剤が
均一とならず分離し易くなる。より好ましい範囲
としては0.3〜2%であり、この範囲であれば、
アルカリ剤やアルコールエーテル類の配合率を減
少しなくても洗浄剤の均一化が可能な場合が多
い。 以上要するに、この発明によれば泡スプレーを
洗浄面に吹き付け、洗浄剤と洗浄面との接触時間
を十分にとつて洗浄するものであるから、浸漬洗
浄と同様な洗浄効果を呈することができ、したが
つて油槽類の内部の洗浄に大きな効果を発揮する
のである。 以下この発明の実施例を示す。 実施例 1 泡立ちの良さと泡の安定性を下記の方法によつ
て測定した。 (1) 測定法 直径8cmの硝子製円筒に500ml及び250mlの標
線を記し、この硝子製円筒の空の時の重量を測
定する。 次に、これに泡スプレーして泡が500mlに達
した時に泡スプレーを止めて同時にストツプウ
オツチを押し、泡が250mlまで削滅した時間を
測定した。 測定を終えた後、硝子製円筒の重量を測定し
て中味(洗浄剤)の重量を求める。 (2) 洗浄剤組成 下記表―2の配合のアルコールエーテル類と
して表―3に列挙される各種アルコールエーテ
ル類を使用したものを洗浄剤とした。 表 2 苛性ソーダ 3wt% ラウリル硫酸エステルソーダ塩 5wt% アルコールエーテル類 10wt% 水 82wt% (3) 結 果 結果は表―3に示す通りである。 ここで、 泡重量=泡500mlをつくるために必要な洗浄剤
の重量(g) 泡半減期=泡500mlが250mlに消滅するまでの時
間 を表わす。
【表】 ール
(4) 結 論 表―3より明らかな如く1価アルコールのイ
ソプロピルアルコール、多価アルコールである
エチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリン等は泡が立たないが、エチレングリ
コールとメタノールとのエーテル結合化合物で
あるメチルモノエチレングリコールエーテル及
びポリエチレングリコール200(エチレングリコ
ール平均重合度4.4)であれば、充分に泡が立
つ。即ち、1分子内に水酸基とエーテル結合を
有しているものであれば、泡が立つのである。 特に、本発明者等の実験によればアルコールエ
ーテル類中でも、界面活性剤に属さないものが泡
スプレー機による泡立ち効果が際立つていた。 実施例 2 タンカーの船倉を洗浄した。積荷はヤシ肪脂酸
メチルエステルであつた。洗浄剤組成は表―4の
通りである。 表 4 苛性ソーダ 0.5wt% ポリエチレングリコール分子量10000 1 〃 オクチルフエノールエチレンオキサイド6モル
付加物のリン酸エステルカリウム塩 2 〃 水 96.5 〃 タンクはステンレス製であり、従来はアルキル
ベンゼンスルフオン酸ソーダを主体とする洗浄水
溶液を70℃で4Kg/cm2の圧力で噴射して洗浄して
いたが、表―4の洗浄剤を常温で泡スプレーする
ことにより快適な条件下であるため作業者の評判
が良く又油分の残りもなかつた。 実施例 3 タンカーの船倉を洗浄した。積荷はジオクチル
フタール酸エステルであつた。材質は鋼板であつ
た。 表 5 苛性ソーダ 2wt% プロピレングリコール分子量250 15 〃 ジイソプロピルナフタリンスルフオン酸ソーダ
2 〃 水 81 〃 表―5の洗浄剤を泡スプレーした後水を吹きか
けたところ壁の全面が水に濡れた。 従来は、ア
ルキルベンゼンスルフオン酸ソーダを主体とする
洗浄の水溶液を70℃で高圧噴射していたが、すす
ぎ水をかけても水を弾く部分が多かつた。 表―5の洗浄剤で泡スプレーすることによりジ
オクチルフタール酸エステルは、従来の洗浄方法
よりも遥かに優れた洗浄方法であることを例証し
ているかのようによく洗浄された。 実施例 4 陸上の軽油タンクの検査を受けるために、タン
クの側板と底板の洗浄をおこなつた。材質は鋼板
である。 表 6 苛性ソーダ 1wt% 3―メチル―3―メトオキシブタノール
5 〃 ラウリル硫酸エステルソーダ塩 0.2 〃 水 93.8 〃 タンクの側板及び底板に表―6の洗浄剤を泡ス
プレーした。底板にも多少の勾配があるので泡ス
プレーは接触時間を長く維持できるので良い方法
である。 螢光磁粉法による検査を受けたが何等の問題も
発生しなかつた。 実施例 5 陸上のA重油タンクにガソリンを入れるために
洗浄をおこなつた。洗浄剤は表―8の配合であ
る。総ての側板及び底板に泡スプレーを2回繰返
した後、消防ホースで水を吹きかけたところ全壁
面に溌水部分を認めなかつた。廃水は全く乳化す
ることなく油層と水層とに分離していたので、廃
水処理装置に移したが、問題なく処理された。 表 8 苛性ソーダ 3wt% ブチルトリエチレングリコール 40 〃 N―ラウリル―β―イミノジプロピオン酸ソー
ダ 10 〃 水 47wt% 実施例 6 陸上のC重油タンクの検査のため、側板(最下
段1枚目の全部とその上の板の下部1/2)と底板
とコイルとを洗浄した。 表―8の配合の洗浄剤を3回繰返して泡スプレ
ーを行つた後水洗した。全壁面とも溌水部分は認
められなかつた。 完全に乾燥した壁面を翌日観察したが、油が滲
み出ている状態は認められなかつた。 従来の洗浄方法は、非イオン活性剤を主体とす
る洗浄剤をかけてワイヤーブラシやデツキブラシ
でこすつていた。水をかけても殆んど総ての壁面
に溌水部分が認められていた。よつて検査を受け
る溶接部分は念入りにバフ研磨をかけていた。 又廃水は乳化しているので、これをドラムかん
に受けて焼却炉に少しづつ入れて焼起処理してい
た。 本発明の方法で洗浄した後、溶接部分にクエン
酸水溶液をかけて従来から存在していた錆を除去
して水法し、直ちに螢光磁粉検査を受けることが
できた。又廃水は全く乳化していないので通常の
廃水処理方法を行うことができた。 表 8 苛性カリ 20wt% ブチルジエチレングリコール 10 〃 ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 10 〃 オクチルベンゼンスルフオン酸ナトリウム塩
10 〃 水 50 〃 実施例 7 空になつていた潤滑油タンクを利用して、表―
9の亜硝酸ソーダを配合していない洗浄剤Aと配
合してある洗浄剤Bとで比較した。スプレーした
第1回目の泡は、潤滑油が付着しているので、
AB両者共淡暗褐色であるのに対し、第2回目に
スプレーした泡は、Aが白色であり、一方Bは遊
離した鉄錆が付着しているために褐色となつてい
た。鉄錆であることの証明は、泡を採取して鉄を
定量した結果からも明白である。
【表】
【表】 実施例 8 潤滑油「ライト」が入つていた空タンクの側壁
の一部を利用して泡スプレーと噴霧スプレーとの
洗浄力の比較を行つた。洗浄面積は5m2宛で、洗
浄剤100g/m2の割合でスプレーした。 そのまま10分間放置した後、水を吹きかけてて
すすいだ。泡スプレーした部分は完全に水で濡れ
た。即ち潤滑油「ライト」は完全に洗浄除去され
た。 これに対して噴霧スプレーした部分は、スプレ
ー、放置、すすぎの操作を2回繰返したが、水を
撥く部分が残つていた。 3回目の洗浄によつて漸く完全に油を除去する
ことができた。即ち、泡スプレーは噴霧スプレー
の1/3の洗浄剤量、洗浄時間、洗浄労力で洗浄で
きたことになる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルカリ剤0.5〜20wt%、アルコールエーテ
    ル類1〜40wt、親水基が硫酸エステル塩、エト
    キシ硫酸エステル塩、スルフオン酸塩、リン酸エ
    ステル塩からなるアニオン界面活性剤とアルキル
    ベタイン系化合物、アルキルイミダゾリウム系化
    合物、N―アルキル―β―イミノジプロピオン酸
    塩、N―アルキル―β―アミノプロピオン酸塩か
    らなる両性界面活性剤から選ばれた界面活性剤の
    1種又は2種以上の混合物0.2〜20wt%、及び水
    からなる洗浄剤組成物を泡スプレー機を用い洗浄
    剤組成物中に空気を吹き込みながら洗浄面に泡状
    にして吹付け、油汚れを除去することを特徴とす
    る泡スプレーを用いた油槽内部の油汚れの除去洗
    浄方法。
JP12802279A 1979-10-05 1979-10-05 Method of removing and washing oil stain by foam spray Granted JPS5653199A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12802279A JPS5653199A (en) 1979-10-05 1979-10-05 Method of removing and washing oil stain by foam spray

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12802279A JPS5653199A (en) 1979-10-05 1979-10-05 Method of removing and washing oil stain by foam spray

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5653199A JPS5653199A (en) 1981-05-12
JPH0159320B2 true JPH0159320B2 (ja) 1989-12-15

Family

ID=14974544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12802279A Granted JPS5653199A (en) 1979-10-05 1979-10-05 Method of removing and washing oil stain by foam spray

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5653199A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60260700A (ja) * 1984-06-07 1985-12-23 日東化学株式会社 ガラス表面の撥水解除剤
JP2732835B2 (ja) * 1987-02-19 1998-03-30 日本鋼管株式会社 密着性に優れたラミネート金属材の連続製造装置
JPH0730360B2 (ja) * 1987-07-03 1995-04-05 タイホ−工業株式会社 洗浄艶出し方法
US5080822A (en) * 1990-04-10 1992-01-14 Buckeye International, Inc. Aqueous degreaser compositions containing an organic solvent and a solubilizing coupler
GB9607963D0 (en) * 1996-04-17 1996-06-19 Unilever Plc Cleansing composition

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS529386B2 (ja) * 1973-08-15 1977-03-15
US4077896A (en) * 1975-01-15 1978-03-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Wax-stripping cleaning composition
JPS52134609A (en) * 1976-05-04 1977-11-11 Ota Toshuki Detergent
JPS5916600B2 (ja) * 1976-07-30 1984-04-16 旭電化工業株式会社 オ−ブン、グリル等の洗浄剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5653199A (en) 1981-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3590407B2 (ja) 改良された固形洗浄剤
EP1254206B1 (en) Microemulsion detergent composition and method for removing hydrophobic soil from an article
US5031648A (en) Cleaning of mill gears
JP2523111B2 (ja) 解乳化清浄製剤
US4395365A (en) Metal cleaning composition containing a fatty acid succrose ester and other detergent components
US6511954B1 (en) Oil degreaser with absorbent and method
JPS6335697A (ja) 清浄剤用添加剤およびそれを含む水性清浄剤
JP2017507235A (ja) 強化された食品汚れ除去及びアスファルト溶解のためのアルキルアミド
Flick Advanced cleaning product formulations, vol. 2
US4772415A (en) Heavy duty degreaser composition and method of use
US5562856A (en) Pourable, liquid water-based cleaning concentrates
JPH0159320B2 (ja)
CA2170134C (en) Surfactants
JPH04136194A (ja) 洗浄方法
CA2589791A1 (en) Wheel and tire cleaner composition
FI95151B (fi) Puhdistus- ja rasvanpoistomenetelmä, menetelmässä käytettävä esiseos ja puhdistusaineita
EP1287099B1 (en) Cleaning surfaces
US3639283A (en) Foam-cleaning additives, composition and methods
JP3155071B2 (ja) エアゾール型洗浄剤
JPH01221498A (ja) 浴室用洗浄剤組成物
CA2013431A1 (en) Microemulsion engine cleaner and degreaser
CA2126626A1 (en) Acid microemulsion composition
JPH0461916B2 (ja)
CN108865491A (zh) 一种高效剥油型工业油污清洗剂及制备方法
US6300300B1 (en) Liquid cleaning, degreasing, and disinfecting concentrate and methods of use