JPH02101006A - 植物用殺菌剤 - Google Patents

植物用殺菌剤

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JPH02101006A
JPH02101006A JP63253992A JP25399288A JPH02101006A JP H02101006 A JPH02101006 A JP H02101006A JP 63253992 A JP63253992 A JP 63253992A JP 25399288 A JP25399288 A JP 25399288A JP H02101006 A JPH02101006 A JP H02101006A
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JP
Japan
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reaction
methanol
substance
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Application number
JP63253992A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kamuro
禿 泰雄
Toshihito Kakiuchi
垣内 利仁
Masaru Yoshida
勝 吉田
Norio Otsuka
大塚 範夫
Koki Horikoshi
弘毅 掘越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は植物用殺菌剤に関し、より詳しくは、以下F
R−900848物質と称する新規な生理活性物質及び
その塩類を活性成分として含む植物用殺菌剤に関するも
のである。
[従来の技術] 植物の病害菌、たとえばリンゴ斑点落葉病をもたらすア
ルタナリア(Alternaria)菌やキュウリの灰
色かび病をもたらすボトリティス(Botrytis 
)菌等に対して防除効果を発揮する植物用殺菌剤として
、ポリオキシン、プロシミドン、オキシム−Cu等が公
知である。
[発明が解決しようとする課題] この発明は、上記の様な防除作用を持った新規な植物用
殺菌剤を提供しようとするものである。
[発明の構成] この発明に係る植物用殺菌剤は、前記特許請求の範囲に
示される物理的化学的物質によって特定されるFR−9
00848物質またはその塩類を活性成分として含有す
るところに要旨を有するものである。
この発明で使用されるFR−900848物質は、本発
明者らによって開発された新規物質であり、その塩類と
しては、無機酸付加塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩
、硫酸塩、リン酸塩、等)、有機カルボン酸またはスル
ホン酸付加塩(例えば、ギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ
酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩
、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、
等)、塩基性または酸性アミノ酸(例えば、アルギニン
酸、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩、等)との塩の
ごとき酸付加塩が例示される。
以下、FR−900848物質についてその製法及び物
理的化学的性質について説明する。
FR−900848物質は、ストレプトパーティシリウ
ム・フェルベンス(Streptoverticill
iumfervens) HP 891などのストレプ
トパーティシリウム属に属するFR−900848物質
生産菌を栄養培地中で培養することによって生産できる
醗酵プロセスを以下に詳述する。
[N微生物: FR−900848物質の生産に使用する微生物の詳細
を以下に説明する。
(a)HP891株の分類学的研究 菌株HP891は、茨城系つくば市で得られた土壌から
単離された。
シャーリングとゴツトリーブ(Shirling &G
ottlieb) ”ゝ により記載された方法をこの
分類学的研究に用いた。形態の観察は、オートミール寒
天、グリセリン−アスパラギン寒天およびスクロース−
硝酸塩寒天で21日間30℃で成育させた培養物につい
て、光学顕微鏡および電子顕微鏡を用いて行なった。担
胞子体の分枝形式は輪生的で、成熟担胞子体の形状はモ
ノパーティシルス(Monoberticillus)
で、8鎖に3〜10個の胞子をもっていた。胞子は電子
顕微鏡により円柱形であり、寸法が0.4〜0.6 x
 1.0〜1.6 μmであると判明した。胞子表面は
平滑であった。基底菌糸体では、菌子の断片化も胞子の
形成も起こらなかった。胞子嚢、菌核、遊走子は観察さ
れなかった。
シャーリングとゴツトリーブ11ゝおよびワックスマン
(Waksman)w2’ が開示している10種の培
地で、培養特性を観察した。30℃で21日間インキュ
ベーションを行なった。この研究で用いた色名は、メス
−エン(M2jhuen)ハンドブック・才ヴ・カラー
″3′からとった。酵母−麦芽エキス寒天、無機塩類−
デンプン寒天およびオートミール寒天上で成育させたと
き、気菌糸の色は赤色系列に属していた。結果を第1表
(1) 、 (2)に示す。
第1表(1)菌株HB891の培養特性第1表(2)菌
株HB891の培養特性細胞壁の分析は、ベラカー(B
ecker)ら”4)および山口++51 の方法によ
り行なった。全細胞氷解物の分析により、LL−ジアミ
ノピメリン酸の存在が示された。従って、この菌株の細
胞壁はタイプ■に分類される。
HP891株の生理学的性質は次の通りであった。
成長温度域を、酵母−麦芽エキス寒天上で、温度勾配イ
ンキュベーター(東洋科学産業株式会社)を用いて求め
た。HP891株の生理学的性質を第2表にまとめて示
す。成長温度域は10℃から40℃で、至適温度は32
℃であった。ミルクのペプトン化および凝固は陽性であ
った。メラノイド色素産生は、ペプトン−酵母エキス−
鉄寒天で陽性であった。
第2表 HP891株の生理学的性質 ブリドハムとゴツトリーブ(Pridham &Got
tlieb)”’ の方法に従って、炭素源の利用を調
べた。30℃で14日間のインキュベーションののち、
結果を求めた。この株は、D−グルコース、D−フルク
トースおよびイノシトールを利用する。結果を第3表に
示す。
第3表 HP891株の炭素利用 HP891株の顕微鏡観察および細胞壁分析は、この菌
株がストレプトパーティシリウム属に属することを示し
ている。この株を種々のストレプトパーティシリウム種
についての公表されている記載”7)“8)”9)”+
01”Ill  と比較したところ、HP891株の緒
特性は、ストレプトパーティシリウム・フェルベンスの
それらに類似していることが判明した。HP891株と
ストレプトパーティシリウム・フェルベンスIFO13
343とより精密に比較した結果、HP891株をスト
レプトパーティシリウム・フェルベンスの一菌株である
と同定し、ストレプトパーティシリウム・フェルベンス
HP891と命名した。
*l)シャーリング、E、B、と D、ゴツトリーブ:
ストレプトマイセス種の特性記述法: Intern、 J、 5yst、 Bacterio
l、 1B : 313〜340、1966 *2)ワックスマン、S、A、:放線菌、第2巻属およ
び種の分類、同定および記述:ザ・ウィリアムズ・アン
ド・ウイルキンス・カンパニー、バルチモア、1961
年 *3)コーネラップ(Kornerup) 、八、とJ
、 H,ヴアンシャ−(Wanscher)  :メス
ーエン・ハンドブック・オブ・カラーメス−エン、ロン
ドン、1978年 +4)ヘラカー(Becker)、B、、 M、 P、
ルシュバリ、r−(Lechevalier)、R,E
、ゴートン(Gordon)およびl+、八  ルシュ
バリエ:全細胞氷解物のベーパークロマトグラフィーに
よるノカルジアとストレプトマイセスとの迅速判別Ap
p1. Microbiol、 12.421〜423
.1964傘5)山口、T、・形態学的に異なる放線菌
の細胞壁組成の比較: J、 Bacteriol、 
89.444〜453、 1965 +6)ブリトハム、T、 G、とり、ゴツトリーブ二種
の決定の補助手段としての若干の放線菌目による炭素化
合物の利用: J、 Bacterio156: 10
7〜114 194B *1)ブキャナン(Buchanan)、R,E、とり
、ゴツトリーブ:バーシーズ・マニュアル・オヴ・ディ
ターミナティヴ・バタテリオロジー第8版:ザ・ウィリ
アムズ・アンド・ウイルキンス・カンパニー、バルチモ
ア、1974年 +8)シャーリング、E、 B、とり、ゴツトリーブス
トレプトマイセスのタイプカルチャーの共同記述:2.
第一の研究からの種の記述: Intern、 J、 
5yst、 Bacteriol、 18:69〜18
9、 1968 +9)シャーリング、E、 B、とり、ゴツトリーブ:
ストレプトマイセスのタイプカルチャーの共同記述=3
.第−及び第二の研究からの追加的な種の記述: In
tern、 J、 5yst。
Bacteriol、 18: 279〜392.19
68*lO) シャーリング、E、 B、とのLゴツト
リーブ:ストレプトマイセスのタイプカルチャーの共同
記述=4.第二、第三および第四の研究からの種の記述
: Inter、 J、 5ystBacterio1
.19: 391〜512.1969Ill)ロツチ 
(Locci)、R,、E、バルダツチ(Baldac
ci)およびB、ペトロリー二(Petro−1in+
)  :ストレプトパーティシリウム属、分類学的研究
: Giorn、 Microbiol、 17: 1
〜60.1969 ストレプトパーティシリウム・フエルベンスHP891
の培養物が、1987年3月31日に、FERM  P
−9310なる番号の下に、工業技術院微生物工業研究
所(茨城系つくば市原1下目1−3)に寄託されている
。この培養物は1988年3月18日にブタペスト条約
に基づく寄託に変更され、FERM  BP−1805
なる番号が付された。
[+1  FR−900848物 の生産この発明で使
用するFR−900848物質は、ストレプトパーティ
シリウム属に属するFR90084B物質生産菌(例え
ばストレプトパーティシリウム・フエルベンスHP89
1)を、同化し得る炭素源および窒素源を含有する栄養
培養地中で、好気性条件下に(例えば、振どう培養、液
内培養等)増殖させるとぎに生産される。
栄養培地中の好ましい炭素源は、グルコース、デンプン
、フルクトース、グリセリン等のごとき炭水化物である
好ましい窒素源は、酵母エキス、ペプトン、グルテン末
、綿実粉、大豆粉、コーンスチープリカー、乾燥酵母、
小麦麦芽、等ならびにアンモニウム塩類(例えば、硝酸
アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム
、等)、尿素、アミノ酸等のごとき無機および有機窒素
化合物である。
炭素源および窒素源は、有利にはそれらを組合せて用い
るが、微量の成長因子類および相当量の無機栄養素を含
有する純度のあまり高くない物質も使用に適しているの
で、純粋な形で用いる必要はない。
所望により、培地に、炭酸ナトリウムまたはカルシウム
、リン酸ナトリウムまたはカリウム、塩化ナトリウムま
たはカリウム、ヨウ化ナトリウムまたはカリウム、マグ
ネシウム塩類、銅塩類、コバルト塩等のごとき無機塩類
を添加してもよい。
必要ならば、とくに培地が著しく発泡するとぎには、流
動パラフィン、脂肪油、植物油、鉱物油またはシリコー
ンのごとき消泡剤を添加してもよい。
他の生物活性物質を大量生産するために用いられる好ま
しい方法の場合と同様に、FR−900848物質の大
量生産には、液内好気培養条件が好ましい。
少量生産には、フラスコまたはびん中での振とう培養ま
たは表面培養を採用する。
また、培養を大型タンクで行なうときには、FR−90
0848物質生産プロセスでの成長遅延を避けるため、
生産タンクへの接種に増殖型の該微生物を用いるのが好
ましい。従って、まず、比較的少量の培地に該微生物の
胞子または菌糸体を接種し、該接種培地を培養すること
によって、該微生物の種培養物を製造し、つぎに、この
培養された種培養物を大型タンクに移すことが望ましい
。増殖型接種材料を生産する培地は、FR−90084
8物質の生産に用いる培地と実質的に同一であっても相
違していてもよい。
培養混合物の攪拌および通気は、種々の方法で達成しつ
る。攪拌は、プロペラまたはこれと類似の機械的攪拌装
置により、醗酵槽の回転または振とうにより、あるいは
種々のポンプ装置により、培地に無菌空気を通すことに
よってもたらしつる。
醗酵は、通常、約10℃と約40℃との間の温度、好ま
しくは25℃〜35℃で、約50〜100時間にわたっ
て行なわれ、この時間は、醗酵の諸条件および規模に応
じて変更してよい。
醗酵が完了したときには、培養液を、生物活性物質の回
収、精製のために慣用されている種々の操作、例えば、
適当な溶媒または何種類かの溶媒の混合物を用いての溶
媒抽出、クロマトグラフィー、または適当な溶媒または
何種類かの溶媒の混合物からの再結晶に付して、FR9
00848物質を回収する。
上記の方法によれば、普通FR−900848物質は、
主として培養菌糸体中に見出される。
従って、培養液を濾過または遠心分離によって分離して
菌糸体を集め、つぎに、アセトン、酢酸エチル等のごと
き適当な溶媒またはこれらの溶媒の混合物を用いた抽出
によって、菌糸体からFR90084B物質を取り出す
抽出液を常法に従って処理して、FR 900848物質を得る。例えば、抽出液を蒸発または
蒸留によって相対的に少量に濃縮し、得られる活性物質
(即ちFR−900848物質)含有残留物を慣用的操
作、例えばクロマトグラフィーまたは適当な溶媒または
何種類かの溶媒の混合物からの再結晶によって精製する
[+113 FR−900848物質の物理化学的性質 上記醗酵法によって得られるFR− 90084B物質は、次の物理化学的性質を有する。
外見  :無色針状晶 酸塩基性:酸性 紋、+q   :198〜201℃(分解)比旋光度:
 [α120・−36,22゜(C= 0.5 、DM
SO) 汰ヂ式 ・C32H43N 30 a 汰ヱ1 :FAB−MS  m/z  565征解昨 
: 可溶ニジメチルスルホキサイド 僅かに可溶:メタノール、酢酸エチル、クロロホルム 不溶:水 呈色反応: 陽性:ドラーゲンドルフ反応、エールリッヒ反応、硫酸
セリウム反応、ヨード 反応 陰性:ニンヒドリン反応、塩化第二鉄反応、モリッシュ
反応 薄層クロマトグラフィー: Rf値(シリカゲルプレート、キーゼルゲル60  F
254、メルク社製) 0.55 (クロロホルム:メタノール工5:0.70
 (クロロホルム=10%酢酸含有メタノール=S:t
) Rf値(RP −18F254 、メルク社製)0.2
1 (メタノール;10%酢酸=9:1)液体カラムク
ロマトグラフィー(HPLC):(カラムYMC−パッ
クA−302(5μm、 4.5 x 150mm) 
 (山村化学研究新製) 日立M655HPLCブロツセツサ−(検出U V  
280 nm) 溶媒系(メタノール=10%酢酸=9:1)保持時間:
 4.42分 紫外吸収スペクトル: λメタノーJし = 280  nm  (ε = 3
1,000)ax λ0°IN  HCl−メクノーJシー280  nm
  (ε =31.On  )ax 10 、 l )i  N a Clメタノール=28
0  nm  (a  =31.Go  )ax 赤外吸収スペクトル: λメジ3−1し = 3320.3250,3055.
3000 (sh)、2950ax (sh) 、2950,2850.1760.1708
゜1675.1650,1615.1540.1520
(sh) 。
1480.1455.1410,1395,1370゜
1350.1330,1308,1270,1245゜
1230.1202,1180,111i0,1133
,1120゜(sh) 、1093,1068.103
0.1020,986゜955 (sh) 、945,
928,917,900,880860.850 (s
h) 、825.800.760,740 。
720cm” IH核磁気共鳴スペクトル: (DMSO−d、 、 400.13 Ml(z)δ:
 0.01−0.15 (4H,m) 、0.29−0
.37 (3H,m) 。
0.39−0.45 (IH,m) 、0.46−0.
78 (8)1.m) 。
0.92−1.06 (3H,m) 、0.99 (3
H,d、J−6Hz) 。
1.25 (IH,m) 、2.43−2.fiO(2
H,m) 、3.21(1)1.m) 、3.26−3
.44 (3H,m) 、3.69 (IH,m) 。
3.75 (IH,m) 、3.94 (IH,m) 
、4.91−5.00(2L+n) 、5.02 (I
H,d、J−4,9Hz) 、5.12 (1)1゜d
、J−5,6Hz) 、5.64 (1)1.dd、J
−14,9および9.4Hz) 、5.66 (IH,
d、J−6,0Hz) 、5.89 (1)1゜d、J
−15,0Hz) 、6.20(1)1.dd、J−1
4,9および11.1)1z) 、6.94 (1)1
.dd、J−15,0および11.1)1z) 、8.
02 (IH,t、J−5,7Hz) 、10.27(
IH,broad s)  ppm +3C核磁気共鳴スペクトル: (DMSO−d6.100.62 Hz)δ: 7.6
0(t)、7.65(t)、11.11i(t)、12
.95(t)。
14.08 (d) 、14J7 (t) 、17.6
5 (d) 、17.81 (d) 。
18.02 (d) 、18.29 (d) 、18.
31 (q) 、 19.67 (d) 。
21.00 (d) 、21.24 (d) 、22.
01 (d) 、23.28 (d) 。
30.82 (t) 、35.97 (t) 、41.
03 (t) 、70.06 (d) 。
71.18(d)、81.21(d)、87.64(d
)、121.45(d) 、125.48 (d) 、
130.27 (d) 、130.62 (d) 。
139.44(d) 、145.70(d) 、153
.10(s) 、165.60(s) 、170.29
(s)ppm FR−900848物質は、常法によって前述の如き適
当な塩に転換することができる。
上記の物理的化学的性質を有するFR 90084B物質は、真菌類、たとえばアスペルギルス
・ニガー、ゲオトリクム・カンジダム、トリコフィトン
・アステロイデス等に対して優れた抗菌活性を示し、ヒ
ト及び動物の感染症治療用医薬として優れた効果を発揮
する。
ところが本発明者らがその後更に研究を進めるうち、上
記のFR−900848物質は植物の病害菌、たとえば
リンゴ斑点落葉病をもたらすアルタナリア菌やキュウリ
の灰色かび病をもたらすボトリティス菌等に対しても優
れた殺菌作用を発揮することが確認された。FR−90
0848を活性成分とする本発明に係る殺菌剤の防除作
用が有効に発揮される他の病害としては、たとえばトマ
ト、ピーマン、ナス等の果菜類やイチジク、タバコ、リ
ンゴ、チューリップ、ジャガイモ、ネギ等に見られる疫
病、またはキュウリ、メロン、スイカ等ウリ科植物の疫
病、ベト病、イネいもち病、紋枯病等が挙げられ、既存
の植物用殺菌剤に比べても何ら遜色のない、あるいはそ
れらを上回る防除効果を発揮する。
本発明の殺菌剤を使用するに当たり、活性成分の濃度は
病害菌の種類や繁殖の程度等を考慮して調整されるが、
−船釣には10〜5000ppm程度、好ましくは50
〜500 ppm程度に濃度調整された殺菌剤として適
用する。尚上記の活性成分は、様々の担体と混合し、粉
剤、粒剤、錠剤、水和剤、油剤、乳剤、エアゾール、燻
煙用剤等として用いられる。ここに言う担体とは、固体
、液体、気体のいずれでもよく、例えばタルク、クレー
、カオリン、珪藻土、炭酸カルシウム、ホワイトカーボ
ン、珪砂、でん粉、アラビアゴム、木、トリエン、キシ
レン、メチルナフタレン、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、アセトン等が挙げられ、更に製剤上一
般に使用される補助剤、例えば展着剤、乳化剤、界面活
性剤等を必要に応して使用することもできる。
またいずれの製剤も単独で使用でとるほか、他の殺菌剤
、殺虫剤、除草剤等と混合使用してもよく、更に肥料と
の混合使用も許される。
[実施例と効果] FR,−900848物質の製造例 幡酵: トウモロコシ澱粉(1%)、グリセリン(1%)、グル
コース(0,5%)、綿実粉(1%)、乾燥酵母(05
%)、コーンスチーブリカ−(0,5%)および炭酸カ
ルシウム(0,2%)を含有する水性種培地(pH6,
5に調整)(160ml)を500m1にエルレンマイ
ヤーフラスコの各々に注入に、120℃で30分間滅菌
した。成熟斜面培養上のストレプトパーティシリウム・
フェルベンスHP891の1白金耳を前記種培地に接種
した。フラスコを、回転振どう機上で(220rpm 
、行程5.1 cm) 30℃にて4日間振とうした。
可溶性澱粉(4%)、トウモロコシ澱粉(1%)、綿実
粉(0,5%)、乾燥酵母(0,5%)、グルテン末(
1%)、MgSO4・7 H,O(0,1%)、KH2
PO4(2%)、Na2 HPO4・12H20(1,
5%)、アデカ/−JL、LG109(消泡剤、商標、
旭電化工業製)(0,5%)およびシリコーンKM−7
0(消泡剤、商標、信越化学工業製)(o、os%)を
含有する水性生産培地(180Q)を、前もって120
℃で30分間滅菌処理した200j2ジャーファーメン
タ−に注入した。先に得た種培養液(36001111
)を生産培地に接種し、150j2/分の通気と300
 rpmの攪拌との下に30℃で5日間培養した。
単動と精製 こうして得た培養液(1751を濾過助剤(ラジオライ
ト600、商標、昭和電工製、5にg)を用いて濾過し
た。菌糸体ケークをアセトン(150IL)で抽出して
、抽出液を50j2を得た。菌糸体からのアセトン抽出
液を減圧下に20℃で濃縮して、水溶液18℃とした。
この濃縮液を酢酸エチルで3回(計50ρ)抽出した。
抽出液を減圧下に20℃で蒸発させた。残留物を75%
含水メタノール(500ml)に溶解させ、逆相シリカ
ゲルカラム[YMCゲルC,6(60〜200メツシユ
)、商標、山村化学研究新製、1.5J2]に通した。
カラムを75%含水メタノール(6ρ)および80%含
水メタノール(4文)で洗い、つぎに90%含水メタノ
ール(2k)で溶出した。溶出液を減圧下に20℃で蒸
発させた。残留物をメタノールに溶解させた。4℃に一
夜放置したのち、析出した結晶を濾取し、冷メタノール
で洗い、つぎに減圧下に乾燥した。メタノールから再結
晶すると、FR−900848物質の無色針状晶(32
8mg)が得られた。
植物の病害防除効果 (1)  リンゴ斑点落葉病(Alternaria、
 malt)に対する防除効果 水を入れた200m1の三角フラスコに、リンゴ樹(品
種ニスターキング)の切り技1本(5〜6枚が若葉した
枝)をさす。一方、上記で得たFR−900848物質
の1%デキストリン製剤を水で所定濃度に希釈し、これ
を上記切り技3本当たり10m1スプレーガンで噴霧す
る。
薬剤噴nより1日後、下記の方法で調整した病原菌を接
種する。即ちPSA培地において28℃で10〜14日
間培養して得た分生胞子の懸濁液(胞子濃度:6X10
’個/ml)に、Tween 20(展着剤)を500
0倍となる様に加え、これをスプレーガンで切り枝3本
当たり10m1噴霧する。
こうして病原菌を接種した後、これを28℃の温室暗黒
下に3日間保持し、各切り技の夫々の葉毎に活性病斑の
病斑面積歩合いを調べて十段階にランク分けし、薬剤噴
霧なしの枝の発病歩合いに対する比較値として防除価を
算出した。
尚比較のため、公知の植物用殺菌剤であるポリオキシン
および銅オキシンについても同様にして防除効果を調べ
た。
結果は第4表に示す通りであり、本発明の殺菌剤は、ポ
リオキシン感受性菌およびポリオキシン耐性菌のいずれ
に対しても優れた防除作用を示すことが分かる。
(2)キュウリ灰色カビ病(Botrytis菌)に対
する防除効果 直径8cmのポットに、キュウリの芽生えを1ポツト当
たり3木ずつ育てる。一方、前記で得たFR−9008
48物質の1%デキストリン製剤を水で所定濃度に希釈
し、これを上記キュウリの子葉期に30x30(cm)
2当たり30m1散布する。
薬剤散布から1日後、下記の方法で培養した病原菌を接
種する。即ちPSA培地において20℃で3日間培養し
た菌叢の外縁部を、直径5II1mのコルクポーラで切
り取って得た食菌寒天盤を、キュウリ芽生えの子葉の最
外縁部に、菌叢面を上にして1個ずつ着床する。
こうして病原菌を接種した後、20℃の温室暗黒下に3
日間保持し、子葉に発生した病斑の半径をミリ単位で測
定し、薬剤散布なしのものの発病程度に対する比較値と
して防除価を調べた。
尚比較のため、公知の植物用殺菌剤であるプロシミドン
についても同様にして防除効果を調べた。
結果は第5表に示す通りであり、本発明の殺菌剤はプロ
シミドンに比べても何ら遜色のない防除効果を有してい
る。
第   5   表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の物理的化学的性質をもつFR−900848
    物質またはその塩を活性成分として含有することを特徴
    とする植物用殺菌剤。 ¥外観¥:無色針状晶 ¥酸塩基性¥:酸性 ¥融点¥:198〜201℃(分解) ¥比旋光度¥:[α]^2^0_D:−36.22°(
    C=0.5、DMSO) ¥分子式¥:C_3_2H_4_3N_3O_6 ¥分子量¥:FAB−MSm/z565 ¥溶解性¥: 可溶:ジメチルスルホキサイド 僅かに可溶:メタノール、酢酸エチル、クロロホルム 不溶:水 ¥呈色反応¥: 陽性:ドラーゲンドルフ反応、エールリッヒ反応、硫酸
    セリウム反応、ヨード反応 陰性:ニンヒドリン反応、塩化第二鉄反応、モリッシュ
    反応 ¥薄層クロマトグラフィー¥: Rf値(シリカゲルプレート、キーゼルゲル60F_2
    _5_4、メルク社製) 0.55(クロロホルム:メタノール=5:1) 0.70(クロロホルム:10%酢酸含有メタノール=
    5:1) Rf値(RP−18F_2_5_4、メルク社製) 0.21(メタノール:10%酢酸=9:1) ¥液体カラムクロマトグラフィー(HPLC)¥:(カ
    ラムYMC−パックA−302(5μm、4.5×15
    0mm)(山村化学研究所製) 日立M655HPLCプロッセッサー(検出UV280
    nm) 溶媒系(メタノール:10%酢酸=9:1)保持時間:
    4.42分 ¥紫外吸収スペクトル¥: ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ¥赤外吸収スペクトル¥: ▲数式、化学式、表等があります▼ ¥^1H核磁気共鳴スペクトル¥: (DMSO−d_6、400.13MHz)δ:0.0
    1−0.15(4H、m)、0.29−0.37(3H
    、m)、0.39−0.45(1H、m)、0.46−
    0.76(8H、m)、0.92−1.06(3H、m
    )、0.99(3H、d、J=6Hz)、1.25(1
    H、m)、2.43−2.60(2H、m)、3.21
    (1H、m)、3.26−3.44(3H、m)、3.
    69(1H、m)、3.75(1H、m)、3.94(
    1H、m)、4.91−5.00(2H、m)、5.0
    2(1H、d、J=4.9Hz)、5.12(1H、d
    、J=5.6Hz)、5.64(1H、dd、J=14
    .9および9.4Hz)、5.66(1H、d、J=6
    .0Hz)、5.89(1H、d、J=15.0Hz)
    、6.20(1H、dd、J=14.9および11.1
    Hz)、6.94(1H、dd、J=15.0および1
    1.1Hz)、8.02(1H、t、J=5.7Hz)
    、10.27(1H、broads)ppm ¥^1^3C核磁気共鳴スペクトル¥: (DMSO−d_6、100.62Hz) δ:7.60(t)、7.65(t)、11.16(t
    )、12.95(t)、14.08(d)、14.37
    (t)、17.65(d)、17.81(d)、18.
    02(d)、18.29(d)、18.31(q)、1
    9.67(d)、21.00(d)、21.24(d)
    、22.01(d)、23.28(d)、30.82(
    t)、35.97(t)、41.03(t)、70.0
    6(d)、71.18(d)、81.21(d)、87
    .64(d)、121.45(d)、125.48(d
    )、130.27(d)、130.62(d)、139
    .44(d)、145.70(d)、153.10(s
    )、165.60(s)、170.29(s)ppm
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2025088131A1 (en) 2023-10-26 2025-05-01 Syngenta Crop Protection Ag Method of controlling phytopathogenic fungi using jawsamycin
WO2025088132A1 (en) * 2023-10-26 2025-05-01 Syngenta Crop Protection Ag Method of controlling phytopathogenic fungi
WO2025088130A1 (en) 2023-10-26 2025-05-01 Syngenta Crop Protection Ag Method of controlling phytopathogenic fungi

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