JPH02107905A - 物体表面の層構造の厚さの測定方法 - Google Patents
物体表面の層構造の厚さの測定方法Info
- Publication number
- JPH02107905A JPH02107905A JP63259442A JP25944288A JPH02107905A JP H02107905 A JPH02107905 A JP H02107905A JP 63259442 A JP63259442 A JP 63259442A JP 25944288 A JP25944288 A JP 25944288A JP H02107905 A JPH02107905 A JP H02107905A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thickness
- determined
- wave
- curve
- layer structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 31
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 17
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 claims abstract description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 9
- 239000000523 sample Substances 0.000 claims description 14
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 abstract description 10
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 description 20
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000001066 destructive effect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 238000013441 quality evaluation Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000002604 ultrasonography Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、物体表面に形成された層構造の厚さを、当該
物体を破壊することなく測定する物体表面の層構造の厚
さの測定方法に関する。
物体を破壊することなく測定する物体表面の層構造の厚
さの測定方法に関する。
近年、機械加工はますますその高精度化が要望されると
ともに、加工製品の高性能や長寿命等も要望されている
。ところで、加工製品の性能や寿命には機械加工により
母材表面に生じる加工変質層が大きく関与し、この加工
変質層の厚さ(深さ)を測定することにより、加工製品
の性能や寿命を評価することができる。このような加工
変質層の厚さの測定法が特開昭62−81561号公報
に提示されている。その概略を図により説明する。
ともに、加工製品の高性能や長寿命等も要望されている
。ところで、加工製品の性能や寿命には機械加工により
母材表面に生じる加工変質層が大きく関与し、この加工
変質層の厚さ(深さ)を測定することにより、加工製品
の性能や寿命を評価することができる。このような加工
変質層の厚さの測定法が特開昭62−81561号公報
に提示されている。その概略を図により説明する。
第2図は従来の加工変質層の厚さの測定方法に使用され
る装置の系統図である。図で、1は加工された試料、2
は試料1を載置する台、3は超音波プローブを示す。超
音波プローブ3は、球面レンズ3a、球面レンズ3aの
上面に設置された圧電薄膜3b、および圧電薄膜3bの
電極3Cで構成されている。球面レンズ3aの開口は可
成り広い寸法に選定されている。4は電極3cにパルス
電圧を印加するパルス発振器、5は電極3cに発生する
超音波反射波信号(エコー信号)を受信してこれに応じ
たビデオ信号を出力する受信器、6はビデオ信号を入力
してエコー信号波形を表示するデイスプレィ装置(CR
T)である。7は台2を駆動する駆動機構を示す。試料
1と球面レンズ3の間には図示されていないが水が介在
せしめられている。
る装置の系統図である。図で、1は加工された試料、2
は試料1を載置する台、3は超音波プローブを示す。超
音波プローブ3は、球面レンズ3a、球面レンズ3aの
上面に設置された圧電薄膜3b、および圧電薄膜3bの
電極3Cで構成されている。球面レンズ3aの開口は可
成り広い寸法に選定されている。4は電極3cにパルス
電圧を印加するパルス発振器、5は電極3cに発生する
超音波反射波信号(エコー信号)を受信してこれに応じ
たビデオ信号を出力する受信器、6はビデオ信号を入力
してエコー信号波形を表示するデイスプレィ装置(CR
T)である。7は台2を駆動する駆動機構を示す。試料
1と球面レンズ3の間には図示されていないが水が介在
せしめられている。
パルス発振器4から電極3Cに電圧が印加されると、圧
電薄膜3bは超音波を放射し、この超音波は球面レンズ
3aおよび水を介して試料1に向けて放射され、その放
射経路に存在する各界面で反射する。反射された超音波
は再び水および球面レンズ3aを介して圧電薄膜3bに
達する。これにより圧電薄膜3bの電極3Cには、反射
された超音波に応じた信号(エコー信号)が発生する。
電薄膜3bは超音波を放射し、この超音波は球面レンズ
3aおよび水を介して試料1に向けて放射され、その放
射経路に存在する各界面で反射する。反射された超音波
は再び水および球面レンズ3aを介して圧電薄膜3bに
達する。これにより圧電薄膜3bの電極3Cには、反射
された超音波に応じた信号(エコー信号)が発生する。
このエコー信号は受信器5で受信処理された後、デイス
プレィ6に表示される。
プレィ6に表示される。
ところで、球面レンズ3aから放射された超音波の焦点
と試料1の表面とが一致したときの両者の垂直方向(X
軸方向)の位置を0とし、両者が接近する移動方向を負
方向とし、駆動機構7を駆動して試料1を球面レンズ3
aに接近させながらエコー信号の大きさを採取してゆく
と、特定の曲線(この曲線はV (Z)曲線と称されて
いる)が得られることが知られている。この曲線が第3
図に示されている。第3図で、横軸にはX軸方向の距離
が、又、縦軸にはエコー信号の大きさがとられている。
と試料1の表面とが一致したときの両者の垂直方向(X
軸方向)の位置を0とし、両者が接近する移動方向を負
方向とし、駆動機構7を駆動して試料1を球面レンズ3
aに接近させながらエコー信号の大きさを採取してゆく
と、特定の曲線(この曲線はV (Z)曲線と称されて
いる)が得られることが知られている。この曲線が第3
図に示されている。第3図で、横軸にはX軸方向の距離
が、又、縦軸にはエコー信号の大きさがとられている。
ΔZはV (Z)曲線の周期を示す。このようなV (
Z)曲線が生じる理由を図により説明する。
Z)曲線が生じる理由を図により説明する。
第4図は加工母材表面近傍を示す図である。図でSは母
材、0は母材Sを加工したときに生じる加工変質層、f
は水の層を示す。ZはX軸方向の距離、XはZ軸と直角
のX軸方向の距離を示す。
材、0は母材Sを加工したときに生じる加工変質層、f
は水の層を示す。ZはX軸方向の距離、XはZ軸と直角
のX軸方向の距離を示す。
球面レンズ3aと試料1とが位置Oの関係に、あるとき
、超音波ビームAの焦点は破線で示されるように加工変
質層0の表面の一点に集束しているが、駆動機構7が駆
動されて試料1が球面レンズ3aに接近するにしたがっ
て焦点のずれが大きくなり、図中、距離Xで示される超
音波照射領域が大きくなる。このとき、加工変質層0に
おける当該領域には弾性表面波Rが生じ、この弾性表面
波Rと表面反射波との間で干渉が発生する。この干渉は
試料1と球面レンズ3aとのX軸方向の位置に応じて強
められたり弱められたりするので、その結果、第3図に
示すV (Z)曲線が得られることになる。
、超音波ビームAの焦点は破線で示されるように加工変
質層0の表面の一点に集束しているが、駆動機構7が駆
動されて試料1が球面レンズ3aに接近するにしたがっ
て焦点のずれが大きくなり、図中、距離Xで示される超
音波照射領域が大きくなる。このとき、加工変質層0に
おける当該領域には弾性表面波Rが生じ、この弾性表面
波Rと表面反射波との間で干渉が発生する。この干渉は
試料1と球面レンズ3aとのX軸方向の位置に応じて強
められたり弱められたりするので、その結果、第3図に
示すV (Z)曲線が得られることになる。
ここで、弾性表面波Rの加工変質層Oにおける伝播速度
をVl 、 v <z>曲線の周期をΔZ、超音波の波
長をλ。、水中における超音波の音速を■、とすると、
次式の関係が成立する。
をVl 、 v <z>曲線の周期をΔZ、超音波の波
長をλ。、水中における超音波の音速を■、とすると、
次式の関係が成立する。
ΔZ −(V* /Vw ) 2 ・λ。・・・・・・
・・・(1)即ち、V (Z)曲線に基づいてその周期
ΔZが判明すると、値V。、λ。は既知であるから、弾
性表面波の伝播速度■8を求めることができる。
・・・(1)即ち、V (Z)曲線に基づいてその周期
ΔZが判明すると、値V。、λ。は既知であるから、弾
性表面波の伝播速度■8を求めることができる。
ところで、加工変質層0の表面弾性波の伝播は超音波の
周波数が高くなるほど浅くなるので、加工変質層0の厚
みは、弾性表面波の伝播速度Vlの上記周波数特性にお
ける変曲点をみつけることにより推定することができる
。
周波数が高くなるほど浅くなるので、加工変質層0の厚
みは、弾性表面波の伝播速度Vlの上記周波数特性にお
ける変曲点をみつけることにより推定することができる
。
上記従来の測定方法により、母材表面に加工変質層が存
在する場合、その厚さを推定することができ、又、加工
変質層ばかりでなく、例えばプリント配線基板の表面に
印刷された銅層の厚さ等も推定することができ、これに
より非破壊で製品の品質管理、評価を行なうことができ
る。しかしながら、上記伝播速度■8の変曲点を見出す
ためには、超音波の周波数を広範囲に亘って変化させね
ばならず、その変化の間隔も相当程度に狭くしなければ
変曲点を見落とすおそれがある。又、当該変曲点は判然
と表れるものではなく、可成り微妙な変化態様となる。
在する場合、その厚さを推定することができ、又、加工
変質層ばかりでなく、例えばプリント配線基板の表面に
印刷された銅層の厚さ等も推定することができ、これに
より非破壊で製品の品質管理、評価を行なうことができ
る。しかしながら、上記伝播速度■8の変曲点を見出す
ためには、超音波の周波数を広範囲に亘って変化させね
ばならず、その変化の間隔も相当程度に狭くしなければ
変曲点を見落とすおそれがある。又、当該変曲点は判然
と表れるものではなく、可成り微妙な変化態様となる。
したがって、変曲点を見出すためには、多くの時間と手
間、および検査員の極度の緊張が必要となる。
間、および検査員の極度の緊張が必要となる。
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決し、
手間や時間を要することなく容易に測定することができ
る物体表面の層構造の厚さの測定方法を提供するにある
。
手間や時間を要することなく容易に測定することができ
る物体表面の層構造の厚さの測定方法を提供するにある
。
上記の目的を達成するため、本発明は、測定対象と同じ
既知の母材表面の層構造に対して超音波を放射したとき
に前記層構造を伝播する弾性波音速と前記層構造の厚さ
との関係を理論解析又はモデルを実測することにより予
め求めておき、超音波を放射するとともにその反射波を
電気信号に変換する超音波プローブを測定対象母材表面
の層構造に対して垂直方向に移動させ、その反射波の大
きさを実測することにより前記測定対象の層構造を伝播
する弾性波音速を求め、この弾性波音速に対応する前記
測定対象の層構造の厚さを前記理論解析又はモデルを実
測することにより得られた関係から求めることを特徴と
する。
既知の母材表面の層構造に対して超音波を放射したとき
に前記層構造を伝播する弾性波音速と前記層構造の厚さ
との関係を理論解析又はモデルを実測することにより予
め求めておき、超音波を放射するとともにその反射波を
電気信号に変換する超音波プローブを測定対象母材表面
の層構造に対して垂直方向に移動させ、その反射波の大
きさを実測することにより前記測定対象の層構造を伝播
する弾性波音速を求め、この弾性波音速に対応する前記
測定対象の層構造の厚さを前記理論解析又はモデルを実
測することにより得られた関係から求めることを特徴と
する。
さきに述べたV (Z)曲線、即ちZ軸方向の距離に対
する超音波の反射強度の関係は、母材表面の層構造の厚
さ(深さ)および母材と層構造の材質が既知であれば理
論解析により求めることができる。又、モデル部材を作
成しその実測によっても求めることができる。このよう
にして得られたV (Z)曲線の周期を求めることがで
き、この周期から層構造の弾性波音速を求めることがで
きる。
する超音波の反射強度の関係は、母材表面の層構造の厚
さ(深さ)および母材と層構造の材質が既知であれば理
論解析により求めることができる。又、モデル部材を作
成しその実測によっても求めることができる。このよう
にして得られたV (Z)曲線の周期を求めることがで
き、この周期から層構造の弾性波音速を求めることがで
きる。
結局、層構造の既知の厚さに対する弾性波音速を求める
ことができる。そこで、種々の材質毎に、予め上述のよ
うに層構造の厚さとその弾性波音速との関係を求めてお
き、測定対象について■(Z)曲線を実測で求め、この
V (Z)曲線に基づいて弾性波音速を求め、この弾性
波音速に相当する厚さをさきに求めである弾性波音速と
層構造厚さの関係から求める。
ことができる。そこで、種々の材質毎に、予め上述のよ
うに層構造の厚さとその弾性波音速との関係を求めてお
き、測定対象について■(Z)曲線を実測で求め、この
V (Z)曲線に基づいて弾性波音速を求め、この弾性
波音速に相当する厚さをさきに求めである弾性波音速と
層構造厚さの関係から求める。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
本実施例においては、まず、既知の材料における、設定
したある層構造の厚さdについて理論解析により第3図
に示すようなV (Z)曲線を求め、このV (Z)曲
線の周期に基づいて当該層構造を伝播する弾性表面波R
の音速vRを求める。全く同様の手法により他の種々の
厚さdについても音速VRを求める。そして、各厚さd
に対する各音速■8をプロットして特性曲線を作成する
。この特性曲線が第1図に示されている。第1図に示す
特性曲線では横軸に厚さdを弾性表面波Rの波長λ、で
除した値が、縦軸に音速VRがとっである。
したある層構造の厚さdについて理論解析により第3図
に示すようなV (Z)曲線を求め、このV (Z)曲
線の周期に基づいて当該層構造を伝播する弾性表面波R
の音速vRを求める。全く同様の手法により他の種々の
厚さdについても音速VRを求める。そして、各厚さd
に対する各音速■8をプロットして特性曲線を作成する
。この特性曲線が第1図に示されている。第1図に示す
特性曲線では横軸に厚さdを弾性表面波Rの波長λ、で
除した値が、縦軸に音速VRがとっである。
以下、この特性曲線の作成について説明する。
今、第4図に示すように、水の層fから加工変質層0に
入射角θ、で入射する超音波について着目する。ここで
、縦波を表すスカラポテンシャルをΦ、横波を表すヘク
トルポテンシャルを甲とし、ラメ定数をλ、μとすると
、加工変質層0に生じる変位(U、 W) 、および応
力(σ27.σ8□)は次式で表される。
入射角θ、で入射する超音波について着目する。ここで
、縦波を表すスカラポテンシャルをΦ、横波を表すヘク
トルポテンシャルを甲とし、ラメ定数をλ、μとすると
、加工変質層0に生じる変位(U、 W) 、および応
力(σ27.σ8□)は次式で表される。
ax az
幅をそれぞれΦ?、Φ寅とすると、ポテンシャルΦ0は
Φ〇−Φ? exp(iζg、Z+iη)+Φ’d e
xp(iζaZ+iη)・・・(6)ただし、Caは、 である。(7)式で、ωは円振動数、C2は音響媒体で
ある氷中fを伝播する縦波の音速を示す。
xp(iζaZ+iη)・・・(6)ただし、Caは、 である。(7)式で、ωは円振動数、C2は音響媒体で
ある氷中fを伝播する縦波の音速を示す。
又、6aは複素音速であり、加工変質層0を伝播する縦
波の音速、減衰定数、波長をそれぞれCa。
波の音速、減衰定数、波長をそれぞれCa。
αa、λaとすると次式で定義される。
az ax
°°(4)あい2、よ記、6)
式におけるηは、
例えば、加工変質層0を伝播する縦波のポテンシャルを
Φ0とし、当該縦波の入射波と反射波の振C。
Φ0とし、当該縦波の入射波と反射波の振C。
である。
一方、水の層fと加工変質層0の界面、加工変質層0と
母材Sの界面においては、および の境界条件が成り立つ。したがって、この(10)式の
境界条件を上記(2)〜(9)式に代入することにより
、深さdを含むマトリクスの方程式を得ることができる
。この方程式における深さdに任意の値を与えて距離Z
の値を変化させてゆくと第3図に示すようなV (Z)
曲線を得ることができ、このV (Z)曲線を波形解析
してその周期ΔZを求めることができる。したがって、
(1)式を演算することにより当該型められた深さdに
対する加工変質層0を伝播する弾性表面波の速度■7を
求めることができる。このように、各深さdとこれに対
応する速度■えとを求めた後、両者の関係を表わす特性
曲線を描くことになるが、この場合、両者の特性をより
一層明確にするため、深さdを弾性表面波Rの波長λ7
で除した値−d/λ、を横軸、速度■8を縦軸にとる。
母材Sの界面においては、および の境界条件が成り立つ。したがって、この(10)式の
境界条件を上記(2)〜(9)式に代入することにより
、深さdを含むマトリクスの方程式を得ることができる
。この方程式における深さdに任意の値を与えて距離Z
の値を変化させてゆくと第3図に示すようなV (Z)
曲線を得ることができ、このV (Z)曲線を波形解析
してその周期ΔZを求めることができる。したがって、
(1)式を演算することにより当該型められた深さdに
対する加工変質層0を伝播する弾性表面波の速度■7を
求めることができる。このように、各深さdとこれに対
応する速度■えとを求めた後、両者の関係を表わす特性
曲線を描くことになるが、この場合、両者の特性をより
一層明確にするため、深さdを弾性表面波Rの波長λ7
で除した値−d/λ、を横軸、速度■8を縦軸にとる。
このようにして描かれた特性曲線が第1図に示されてい
る。
る。
第1図の特性曲線をみると、加工変質層0を伝播する弾
性表面波Rの速度VRは、dくλ8の範囲で非線形に減
少した後、加工変質層0の深さdが弾性表面波の波長λ
7にほぼ等しいときの速度vHに集束する。又、d=Q
のときは加工変質層0が形成されないときの母材Sを伝
播する弾性表面波の速度Vjとなる。これは弾性表面波
の波動が球面波であるため、速度■アは加工変質層0の
層厚が厚いほど加工変質層Oの影響を強く受け、又、層
厚が薄いほど母材Sの影響を強く受けることを示してい
る。そして、加工変質層Oの深さdは、d〈λ7の範囲
で測定可能であり、λ、以上である場合は測定できない
。
性表面波Rの速度VRは、dくλ8の範囲で非線形に減
少した後、加工変質層0の深さdが弾性表面波の波長λ
7にほぼ等しいときの速度vHに集束する。又、d=Q
のときは加工変質層0が形成されないときの母材Sを伝
播する弾性表面波の速度Vjとなる。これは弾性表面波
の波動が球面波であるため、速度■アは加工変質層0の
層厚が厚いほど加工変質層Oの影響を強く受け、又、層
厚が薄いほど母材Sの影響を強く受けることを示してい
る。そして、加工変質層Oの深さdは、d〈λ7の範囲
で測定可能であり、λ、以上である場合は測定できない
。
次に、上記理論解析に用いたのと同じ材質の母材を加工
した場合の加工変質層の深さの測定について述べる。超
音波プローブをZ軸上に移動させながらこの母材表面に
超音波を放射し、その反射波の大きさを採取すると、そ
の測定対象から第3図に示すようなV (Z)曲線が得
られ、その周期ΔZからその母材表面に形成された加工
変質層を伝播する弾性表面波Rの速度■8が求められる
。
した場合の加工変質層の深さの測定について述べる。超
音波プローブをZ軸上に移動させながらこの母材表面に
超音波を放射し、その反射波の大きさを採取すると、そ
の測定対象から第3図に示すようなV (Z)曲線が得
られ、その周期ΔZからその母材表面に形成された加工
変質層を伝播する弾性表面波Rの速度■8が求められる
。
そして、この求められた速度■8に対応るd/λ8の値
を第1図に示す特性曲線から求め、その値にλ8を乗じ
ると加工変質層の深さを知ることができる。
を第1図に示す特性曲線から求め、その値にλ8を乗じ
ると加工変質層の深さを知ることができる。
このように、本実施例では、理論解析により■(Z)曲
線を求め、このV (Z)曲線に基づいて弾性表面波の
速度と加工変質層の深さの関係を特性曲線に作成してお
き、測定対象に対しては超音波を放射してV (Z)曲
線を実測により求め、これに基づいて弾性表面波の速度
を演算し、この速度に対応する深さを予め作成されてい
る特性曲線から求めるようにしたので、きわめて容易に
加工変質層の深さを測定することができる。
線を求め、このV (Z)曲線に基づいて弾性表面波の
速度と加工変質層の深さの関係を特性曲線に作成してお
き、測定対象に対しては超音波を放射してV (Z)曲
線を実測により求め、これに基づいて弾性表面波の速度
を演算し、この速度に対応する深さを予め作成されてい
る特性曲線から求めるようにしたので、きわめて容易に
加工変質層の深さを測定することができる。
なお、上記実施例の説明では、ある特定の材質の母材に
おける加工変質層の深さの測定について述べたが、他の
種々の材質の母材についても、各母材について上記説明
と同様の手法で予め特性曲線を作成しておくことにより
、それら母材の加工変質層の深さの測定を行なうことが
できるのは明らかである。又、加工変質層の深さの測定
だけでなく、例えばプリント配線基板の表面に印刷され
た銅層の厚さの測定等にも適用可能である。さらに、上
記実施例の説明では、理論解析による特性曲線を作成す
る場合、横軸に−d/λ8をとったが、深さdそのもの
を横軸としてもよいのは当然である。又、上記実施例の
説明では母材表面の一点について加工変質層の深さにつ
いて測定する例を説明したが、母材表面の各点について
の測定を行ない、その測定結果を画像処理すれば、定め
られた深さ範囲毎に、母材表面に存在する加工変質層の
深さを等直線、色別、濃淡等により表示することができ
る。又、V (Z)曲線は理論解析のみではなく、同材
質の基準となる部材をモデルとし、このモデルについて
実測によりV (Z)曲線を求めることもできる。
おける加工変質層の深さの測定について述べたが、他の
種々の材質の母材についても、各母材について上記説明
と同様の手法で予め特性曲線を作成しておくことにより
、それら母材の加工変質層の深さの測定を行なうことが
できるのは明らかである。又、加工変質層の深さの測定
だけでなく、例えばプリント配線基板の表面に印刷され
た銅層の厚さの測定等にも適用可能である。さらに、上
記実施例の説明では、理論解析による特性曲線を作成す
る場合、横軸に−d/λ8をとったが、深さdそのもの
を横軸としてもよいのは当然である。又、上記実施例の
説明では母材表面の一点について加工変質層の深さにつ
いて測定する例を説明したが、母材表面の各点について
の測定を行ない、その測定結果を画像処理すれば、定め
られた深さ範囲毎に、母材表面に存在する加工変質層の
深さを等直線、色別、濃淡等により表示することができ
る。又、V (Z)曲線は理論解析のみではなく、同材
質の基準となる部材をモデルとし、このモデルについて
実測によりV (Z)曲線を求めることもできる。
以上述べたように、本発明では、理論解析にょリ、又は
モデルの実測により、予め測定対象と同一の層構造を伝
播する弾性表面波の音速と測定対象の厚さとの関係を求
めておき、実際の層構造に対しては超音波を放射するこ
とにより弾性表面波の音速を実測し、予め求められてい
る関係により対応する厚さを見出すようにしたので、超
音波の周波数を広い範囲に亘って変化させ、得られる特
性曲線の変曲点を見出すという従来の方法に比較して、
きわめて容易に測定を行なうことができる。
モデルの実測により、予め測定対象と同一の層構造を伝
播する弾性表面波の音速と測定対象の厚さとの関係を求
めておき、実際の層構造に対しては超音波を放射するこ
とにより弾性表面波の音速を実測し、予め求められてい
る関係により対応する厚さを見出すようにしたので、超
音波の周波数を広い範囲に亘って変化させ、得られる特
性曲線の変曲点を見出すという従来の方法に比較して、
きわめて容易に測定を行なうことができる。
第1図は弾性表面波の速度と加工変質層の深さの関係を
示す特性曲線図、第2図は従来の測定方法に使用される
装置のブロック図、第3図は超音波反射波の強度と超音
波プローブの相対位置との関係を示す特性曲線図、第4
図は加工変質層近辺の拡大図である。 DC勢− )、> 1謬
示す特性曲線図、第2図は従来の測定方法に使用される
装置のブロック図、第3図は超音波反射波の強度と超音
波プローブの相対位置との関係を示す特性曲線図、第4
図は加工変質層近辺の拡大図である。 DC勢− )、> 1謬
Claims (1)
- 測定対象と同じ既知の母材表面の層構造に対して超音波
を放射したときに前記層構造を伝播する弾性波音速と前
記層構造の厚さとの関係を予め求めておき、超音波を放
射するとともにその反射波を電気信号に変換する超音波
プローブを測定対象母材表面の層構造に対して垂直方向
に移動させ、その反射波の大きさを実測することにより
前記測定対象の層構造を伝播する弾性波音速を求め、こ
の弾性波音速に対応する前記測定対象の層構造の厚さを
前記予め求められた関係を用いて求めることを特徴とす
る物体表面の層構造の厚さの測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63259442A JPH02107905A (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 物体表面の層構造の厚さの測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63259442A JPH02107905A (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 物体表面の層構造の厚さの測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02107905A true JPH02107905A (ja) | 1990-04-19 |
Family
ID=17334142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63259442A Pending JPH02107905A (ja) | 1988-10-17 | 1988-10-17 | 物体表面の層構造の厚さの測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02107905A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59192907A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-11-01 | Toppan Printing Co Ltd | 厚み測定方法 |
| JPS6281561A (ja) * | 1985-10-07 | 1987-04-15 | Hitachi Ltd | 超音波顕微鏡を用いた計測方法 |
-
1988
- 1988-10-17 JP JP63259442A patent/JPH02107905A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59192907A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-11-01 | Toppan Printing Co Ltd | 厚み測定方法 |
| JPS6281561A (ja) * | 1985-10-07 | 1987-04-15 | Hitachi Ltd | 超音波顕微鏡を用いた計測方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5922961A (en) | Time and polarization resolved acoustic microscope | |
| US6182512B1 (en) | Method and apparatus for imaging thin structures | |
| JPH0136584B2 (ja) | ||
| US4524621A (en) | Method for measurement of velocity of surface acoustic wave | |
| Osumi et al. | Imaging slit in metal plate using aerial ultrasound source scanning and nonlinear harmonic method | |
| Royer et al. | Quantitative imaging of transient acoustic fields by optical heterodyne interferometry | |
| US4694699A (en) | Acoustic microscopy | |
| US5060201A (en) | Probe for ultrasonic microscope | |
| JPH0518942A (ja) | V(z)特性による超音波音速測定装置およびこれを用いた超音波顕微鏡 | |
| Dixon et al. | The wave-field from an array of periodic emitters driven simultaneously by a broadband pulse | |
| KR100496826B1 (ko) | 비접촉식 결정입경 측정장치 및 방법 | |
| US6587213B1 (en) | Nondestruction coating adhesion evaluation using surface ultrasonic waves and wavelet analysis | |
| CA2314305A1 (en) | Ultrasonic spectroscopy apparatus and method for determining thickness and other properties of multilayer structures | |
| Noui et al. | Two quantitative optical detection techniques for photoacoustic Lamb waves | |
| JPH0348153A (ja) | セラミツクス接合部の強度判定方法 | |
| JPH02107905A (ja) | 物体表面の層構造の厚さの測定方法 | |
| JPH02107906A (ja) | 物体表面の層構造の厚さの測定方法 | |
| Osumi et al. | Sizing of defects in thin metal plates using a frequency compound method based on nonlinear characteristics of airborne ultrasound | |
| Hutchins et al. | Ultrasonic NDE using a concentric laser/EMAT system | |
| Hayashi et al. | Defect imaging for plate-like structures using diffuse acoustic wave generated by modulated laser | |
| JPH0526655A (ja) | 膜厚測定方法及び装置 | |
| JP2650737B2 (ja) | 応力測定方法 | |
| JPH03205557A (ja) | 超音波顕微鏡の探触子 | |
| JPS61266907A (ja) | 表面状態検出装置 | |
| JPH02251751A (ja) | スペクトラム超音波顕微鏡 |