JPH0211059Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0211059Y2 JPH0211059Y2 JP1985027013U JP2701385U JPH0211059Y2 JP H0211059 Y2 JPH0211059 Y2 JP H0211059Y2 JP 1985027013 U JP1985027013 U JP 1985027013U JP 2701385 U JP2701385 U JP 2701385U JP H0211059 Y2 JPH0211059 Y2 JP H0211059Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood vessel
- artificial blood
- organ
- immunosuppressive
- magnetic field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Prostheses (AREA)
- Magnetic Treatment Devices (AREA)
Description
「産業上の利用分野」
本考案は臓器移植における拒絶反応を抑制する
効果を持つた免疫抑制用人工血管に関する。 「従来技術」 近年、臓器移植が盛んに行われるようになり、
人間の臓器を他の人間、又は人間以外の動物の臓
器を人間に移植するということが多くみられるよ
うになつてきた。このように臓器移植が盛んに行
われるようになつてきた最大の理由は、新しく開
発された免疫抑制剤が以前のものに比べて、より
優れた効果をあらわすようになつてきたためと思
われる。 すなわち、臓器をもらい受ける者の組織適合性
と、臓器提供者の適合性とがうまく一致した時に
は、もらい受ける者の体内でのその臓器に対する
拒絶反応は起らないが、一般には、ほとんどの事
例において移植臓器に対する拒絶反応が起り、そ
の拒絶反応に対し、免疫抑制剤を使用することに
より、その拒絶反応を弱めるか、又は抑えること
ができるようになつたためである。 「解決すべき技術課題」 しかしながら、現在までに開発された免疫抑制
剤は、いずれも、経口剤として、又は注射等によ
り全身性に投与されるものであり、局所的に拒絶
反応抑制効果をもたせることが出来るものではな
かつた。このため、その免疫抑制剤による副作用
が現われ易く、また逆に副作用が出るほどの量で
なければ、抑制剤としての効果がなく、その結
果、重篤な感染症にかかつたり、悪性腫瘍の原因
になつたりすることが報告され、臓器移植実施に
際しての最大の技術課題となつていた。 本考案は上記のように全身的に投与することに
よつて免疫関与細胞の活性を弱めていた免疫抑制
剤の使用量を少なくしたり、また単独で拒絶反応
の抑制効果をもたせる、免疫抑制用人工血管を提
供せんとするものである。 「技術課題を解決する手段」 本考案を図示の実施例に基づき詳細に説明す
る。第1図は本考案に係る拒絶反応抑制効果を有
する免疫抑制用人工血管の基本的構造を示す説明
図で、第2図は同人工血管の使用方法を示す説明
図であり、第4図は本考案に係る免疫抑制用人工
血管の他実施例を示す平面図である。 図中、1は長尺な管状に形成された免疫抑制用
人工血管で、その周辺には磁石部3が配設されて
いる。この磁石部3は後述するように人工血管1
の孔内においてトンネル状の磁場を発生させるた
めのものであり、第1図の実施例に示すように人
工血管2の周側壁2′と一体に形成してもよいし、
また第3図に示す実施例のように人工血管2の周
側壁2′に配設するようにしたり、あるいは第4
図に示す実施例のように人工血管2の周側近傍に
配設してもよいこと勿論である。 また、磁石部3は人工血管の孔内4をはさんで
N極とS極が相対するよう配設する等して免疫抑
制用人工血管1の孔内4の適所にトンネル状の磁
場5を形成するようにしたものである。第3図及
び第4図は磁場5の影響力を強化するためのもの
で、第3図に示した実施例は、磁石部3をN極と
S極とを逆にした磁石3a,3b,3c,…を、
複数個列設するように構成したものであり、又、
第4図は磁石3a,3b,3c,…を正列に並べ
た境界間隙部に人工血管1が蛇行しながら通るよ
うに配設した実施例である。 本件考案の人工血管は上記のように血管周側又
はその近傍に磁石3a,3b,3c,…を設け、
当該血管の孔内にはトンネル状の磁場が形成され
るように構成する。 この免疫抑制用人工血管1を臓器移植の際に使
用する状態を模型的に示したのが第2図及び第5
図である。第2図中、6は移植用臓器であり、7
は動脈血管、8は移植用臓器6への動脈側連結血
管で、その一部に本考案に係る免疫抑制用人工血
管1を用いる。尚、9は移植用臓器6から出てく
る血液を静脈血管10と連結する静脈側連結用血
管であり、11は水の移動のみで細胞成分の移動
を阻止するフイルターである。該フイルター11
は細胞成分の移動を阻止するものであると同時
に、移植用臓器6を露出させずに隔離するもので
ある。即ち、動脈側連結血管8、静脈側連結血管
9をも隔離し、臓器が例えば腎臓の場合には、こ
れらの血管の他に尿管をも隔離することは勿論で
ある。 尚、第5図は第4図に示す実施例の人工血管を
使用する際の状態を示す説明図である。 「作用」 ここで、磁力と臓器移植に伴う拒絶反応抑制効
果との関係について説明すると、組織非適合性の
臓器移植が行われた生体においては、免疫関与細
胞、すなわち、T細胞、B細胞、NK細胞、マク
ロフアージ等が、移植された臓器6に付随してい
る動脈側連結血管8を通じてその臓器6内に入
り、その内部で異物性を感知して一定の情報を把
握し、移植を受けた生体内の抗体産生機構(図示
しない)により抗体をつくつて再び移植臓器6の
動脈側連結血管8側から流入して、その移植臓器
6を除去する作用を開始する訳である。 本考案はこういつた移植臓器6に対する拒絶反
応のメカニズムに着目し、磁力によつてそれら免
疫担当細胞の異物であることの情報収集機能を移
植臓器6につながつている入口の動脈側血管部位
で可逆的に抑制し、抗体産生機構による抗体が出
来るだけ生じないようにして移植された臓器を拒
絶反応から守る方法をとろうとするものである。 尚、ここに可逆的に抑制するということは、曝
磁された免疫関与細胞(リンパ球等)において、
一定時間(異物である移植臓器内血管を循環して
いる間)は、DNA合成等が抑制され、すなわち、
その細胞の本来の異物感知機能、並びに異物排除
機能が抑制されて、移植臓器内血管を通過し終つ
た後は、元の正常な情報収集機能を発揮するよう
に回復するような状態の抑制である。 従来より使用されている拒絶反応抑制剤(例え
ばサイクロスポリンA〓Cyclosporin−eA〓)によ
る抑制作用も同じように免疫担当細胞(リンパ球
等)の活性を低下させて、抗体がなるべく出来な
いようにするもので(臨床免疫、14(2);93−99,
1982年〓臓器移植とC−yclosporine A〓落合武
徳、坂本薫、浅野武秀、渡辺一男)、臓器移植の
拒絶反応を抑制する基本的メカニズムには、おお
きな差異はない。ただ、免疫担当細胞の活性を低
下させる手段として薬物によるのか磁力によつて
行なうのかの差異と、免疫担当細胞の活性低下作
用が従来長期的、全身的であるのに対し、本考案
の場合には一時的かつ部分的であるといつた点に
差異がある。すなわち、前者の薬物は、経口又は
注射により投与されるので、全身的に影響が出る
傾向があるのに対し、後者の磁力は、局的に限定
して影響を与えることが出来る特性をもつてい
る。 磁気が生態に与える影響については、生体磁気
学として各方面で研究されており、細胞のDNA、
RNAの合成が抑制される効果が証明されている。
(第2回〓磁気と生体〓研究会資料P##〜36,
1976年〓磁場によるMH134腹水癌の核酸DNA、
RNA合成抑制効果について〓斉藤四郎、宮川富
効果を持つた免疫抑制用人工血管に関する。 「従来技術」 近年、臓器移植が盛んに行われるようになり、
人間の臓器を他の人間、又は人間以外の動物の臓
器を人間に移植するということが多くみられるよ
うになつてきた。このように臓器移植が盛んに行
われるようになつてきた最大の理由は、新しく開
発された免疫抑制剤が以前のものに比べて、より
優れた効果をあらわすようになつてきたためと思
われる。 すなわち、臓器をもらい受ける者の組織適合性
と、臓器提供者の適合性とがうまく一致した時に
は、もらい受ける者の体内でのその臓器に対する
拒絶反応は起らないが、一般には、ほとんどの事
例において移植臓器に対する拒絶反応が起り、そ
の拒絶反応に対し、免疫抑制剤を使用することに
より、その拒絶反応を弱めるか、又は抑えること
ができるようになつたためである。 「解決すべき技術課題」 しかしながら、現在までに開発された免疫抑制
剤は、いずれも、経口剤として、又は注射等によ
り全身性に投与されるものであり、局所的に拒絶
反応抑制効果をもたせることが出来るものではな
かつた。このため、その免疫抑制剤による副作用
が現われ易く、また逆に副作用が出るほどの量で
なければ、抑制剤としての効果がなく、その結
果、重篤な感染症にかかつたり、悪性腫瘍の原因
になつたりすることが報告され、臓器移植実施に
際しての最大の技術課題となつていた。 本考案は上記のように全身的に投与することに
よつて免疫関与細胞の活性を弱めていた免疫抑制
剤の使用量を少なくしたり、また単独で拒絶反応
の抑制効果をもたせる、免疫抑制用人工血管を提
供せんとするものである。 「技術課題を解決する手段」 本考案を図示の実施例に基づき詳細に説明す
る。第1図は本考案に係る拒絶反応抑制効果を有
する免疫抑制用人工血管の基本的構造を示す説明
図で、第2図は同人工血管の使用方法を示す説明
図であり、第4図は本考案に係る免疫抑制用人工
血管の他実施例を示す平面図である。 図中、1は長尺な管状に形成された免疫抑制用
人工血管で、その周辺には磁石部3が配設されて
いる。この磁石部3は後述するように人工血管1
の孔内においてトンネル状の磁場を発生させるた
めのものであり、第1図の実施例に示すように人
工血管2の周側壁2′と一体に形成してもよいし、
また第3図に示す実施例のように人工血管2の周
側壁2′に配設するようにしたり、あるいは第4
図に示す実施例のように人工血管2の周側近傍に
配設してもよいこと勿論である。 また、磁石部3は人工血管の孔内4をはさんで
N極とS極が相対するよう配設する等して免疫抑
制用人工血管1の孔内4の適所にトンネル状の磁
場5を形成するようにしたものである。第3図及
び第4図は磁場5の影響力を強化するためのもの
で、第3図に示した実施例は、磁石部3をN極と
S極とを逆にした磁石3a,3b,3c,…を、
複数個列設するように構成したものであり、又、
第4図は磁石3a,3b,3c,…を正列に並べ
た境界間隙部に人工血管1が蛇行しながら通るよ
うに配設した実施例である。 本件考案の人工血管は上記のように血管周側又
はその近傍に磁石3a,3b,3c,…を設け、
当該血管の孔内にはトンネル状の磁場が形成され
るように構成する。 この免疫抑制用人工血管1を臓器移植の際に使
用する状態を模型的に示したのが第2図及び第5
図である。第2図中、6は移植用臓器であり、7
は動脈血管、8は移植用臓器6への動脈側連結血
管で、その一部に本考案に係る免疫抑制用人工血
管1を用いる。尚、9は移植用臓器6から出てく
る血液を静脈血管10と連結する静脈側連結用血
管であり、11は水の移動のみで細胞成分の移動
を阻止するフイルターである。該フイルター11
は細胞成分の移動を阻止するものであると同時
に、移植用臓器6を露出させずに隔離するもので
ある。即ち、動脈側連結血管8、静脈側連結血管
9をも隔離し、臓器が例えば腎臓の場合には、こ
れらの血管の他に尿管をも隔離することは勿論で
ある。 尚、第5図は第4図に示す実施例の人工血管を
使用する際の状態を示す説明図である。 「作用」 ここで、磁力と臓器移植に伴う拒絶反応抑制効
果との関係について説明すると、組織非適合性の
臓器移植が行われた生体においては、免疫関与細
胞、すなわち、T細胞、B細胞、NK細胞、マク
ロフアージ等が、移植された臓器6に付随してい
る動脈側連結血管8を通じてその臓器6内に入
り、その内部で異物性を感知して一定の情報を把
握し、移植を受けた生体内の抗体産生機構(図示
しない)により抗体をつくつて再び移植臓器6の
動脈側連結血管8側から流入して、その移植臓器
6を除去する作用を開始する訳である。 本考案はこういつた移植臓器6に対する拒絶反
応のメカニズムに着目し、磁力によつてそれら免
疫担当細胞の異物であることの情報収集機能を移
植臓器6につながつている入口の動脈側血管部位
で可逆的に抑制し、抗体産生機構による抗体が出
来るだけ生じないようにして移植された臓器を拒
絶反応から守る方法をとろうとするものである。 尚、ここに可逆的に抑制するということは、曝
磁された免疫関与細胞(リンパ球等)において、
一定時間(異物である移植臓器内血管を循環して
いる間)は、DNA合成等が抑制され、すなわち、
その細胞の本来の異物感知機能、並びに異物排除
機能が抑制されて、移植臓器内血管を通過し終つ
た後は、元の正常な情報収集機能を発揮するよう
に回復するような状態の抑制である。 従来より使用されている拒絶反応抑制剤(例え
ばサイクロスポリンA〓Cyclosporin−eA〓)によ
る抑制作用も同じように免疫担当細胞(リンパ球
等)の活性を低下させて、抗体がなるべく出来な
いようにするもので(臨床免疫、14(2);93−99,
1982年〓臓器移植とC−yclosporine A〓落合武
徳、坂本薫、浅野武秀、渡辺一男)、臓器移植の
拒絶反応を抑制する基本的メカニズムには、おお
きな差異はない。ただ、免疫担当細胞の活性を低
下させる手段として薬物によるのか磁力によつて
行なうのかの差異と、免疫担当細胞の活性低下作
用が従来長期的、全身的であるのに対し、本考案
の場合には一時的かつ部分的であるといつた点に
差異がある。すなわち、前者の薬物は、経口又は
注射により投与されるので、全身的に影響が出る
傾向があるのに対し、後者の磁力は、局的に限定
して影響を与えることが出来る特性をもつてい
る。 磁気が生態に与える影響については、生体磁気
学として各方面で研究されており、細胞のDNA、
RNAの合成が抑制される効果が証明されている。
(第2回〓磁気と生体〓研究会資料P##〜36,
1976年〓磁場によるMH134腹水癌の核酸DNA、
RNA合成抑制効果について〓斉藤四郎、宮川富
【表】
以上より、すべての例で10%以上の抑制率が得
られた。すなわち、DNA合成の抑制が認められ
た。 実験2:磁場内を出て一定時間後にDNA合成が
元に回復することの確認。 f 被験体から一定の血液を採取し、リンパ球だ
けを分離する。 g そのリンパ球の一定数をシヤーレに取り、培
養液を入れ、DNA合成促進剤である一定量の
PHA(レクチン)を混合する。 h 被験体から一定の血液を採取し、リンパ球だ
けを分離し、そのリンパ球の一定数をシヤーレ
に取り、培養液を入れたものを作成しておく。
ここまでは、第1実験a)b)c)と同じであ
る。 i その混合液を平板状のマグネットで上下に挟
んだマグネツト群(2000エステツドの定常磁
場)と、非マグネツト群(コントロール)とに
分け、3日間培養した(第6図参照)後、前記
マグネツト群からマグネツトを取り外す。 j マグネツトを取り外した後、これらのすべて
のリンパ球混合液群に、一定量のトリチウムサ
イミジンを加え、さらに16時間培養する。 k それぞれの群からリンパ球を採取し、シンチ
レーシヨン カウンターでその放射活性を測定
する。すなわち、測定法は、前記e)と同様で
あつた。 その結果は、表2の通りであつた。
られた。すなわち、DNA合成の抑制が認められ
た。 実験2:磁場内を出て一定時間後にDNA合成が
元に回復することの確認。 f 被験体から一定の血液を採取し、リンパ球だ
けを分離する。 g そのリンパ球の一定数をシヤーレに取り、培
養液を入れ、DNA合成促進剤である一定量の
PHA(レクチン)を混合する。 h 被験体から一定の血液を採取し、リンパ球だ
けを分離し、そのリンパ球の一定数をシヤーレ
に取り、培養液を入れたものを作成しておく。
ここまでは、第1実験a)b)c)と同じであ
る。 i その混合液を平板状のマグネットで上下に挟
んだマグネツト群(2000エステツドの定常磁
場)と、非マグネツト群(コントロール)とに
分け、3日間培養した(第6図参照)後、前記
マグネツト群からマグネツトを取り外す。 j マグネツトを取り外した後、これらのすべて
のリンパ球混合液群に、一定量のトリチウムサ
イミジンを加え、さらに16時間培養する。 k それぞれの群からリンパ球を採取し、シンチ
レーシヨン カウンターでその放射活性を測定
する。すなわち、測定法は、前記e)と同様で
あつた。 その結果は、表2の通りであつた。
【表】
以上より、おおむねマグネツト群と非マグネツ
ト群とで差がなく、DNAの機能は可逆的に元に
回復していることが認められた。 次に、実験3として同種異系腎移植術を、ラツ
トで試みた(第7図)。 腎受容者であるウイスターラツトの両腎を切除
し(右副腎、左側尿管は残す。)、あらかじめ取り
出しておいた腎提供者であるSDラツトの左腎を
カフ法により、各々の左腎静脈血管同志で直接接
続し、それぞれの左腎動脈は、免疫抑制用人工血
管の各々の端部とをカフ法により接続し、尿管は
縫合接続した。(人工血管の血流部分は、ゴアテ
ツクス−内径0.8mm、外径1.0mmのチユーブ、マグ
ネツトはTDK社製のネオジウム−3500エステツ
ド、ゴアテツクならびにマグネツト保持部はシリ
コンゴムを使用する。) その結果は、表3の通りであつた。
ト群とで差がなく、DNAの機能は可逆的に元に
回復していることが認められた。 次に、実験3として同種異系腎移植術を、ラツ
トで試みた(第7図)。 腎受容者であるウイスターラツトの両腎を切除
し(右副腎、左側尿管は残す。)、あらかじめ取り
出しておいた腎提供者であるSDラツトの左腎を
カフ法により、各々の左腎静脈血管同志で直接接
続し、それぞれの左腎動脈は、免疫抑制用人工血
管の各々の端部とをカフ法により接続し、尿管は
縫合接続した。(人工血管の血流部分は、ゴアテ
ツクス−内径0.8mm、外径1.0mmのチユーブ、マグ
ネツトはTDK社製のネオジウム−3500エステツ
ド、ゴアテツクならびにマグネツト保持部はシリ
コンゴムを使用する。) その結果は、表3の通りであつた。
【表】
以上から免疫抑制用人工血管群は、非人工血管
群(コントロール群)に比較して、おおむね二倍
以上の生存日数が得られた。 このことから、免疫抑制用人工血管により、腎
受容者の免疫関与細胞が異物であるい移植腎に対
して寛容であつたことが認められた。 尚、生体内に磁場を与える場合は、他の正常蔵
器に悪影響を及ぼさない様にしなければならず、
第2図に示すように移植蔵器6とつながつている
動脈側連結血管8に隣接して設置するのが望まし
い。また、同じ強さの磁力の場合、定常磁場に比
べて変動磁場の方が細胞に及ぼす影響が強いこと
が知られているが、同じ定常磁場でも動脈側連結
血管8を流れる免疫関与細胞に関してN極、S極
の方向を血流にそつて交互に作用させると、より
効果的に影響を及ぼすことが明らかになつた。そ
れを具現化したのが第3図及び第4図に示した人
工血管の実施例である。 「効果」 本考案は叙上のように、長尺な管状に形成した
人工血管の周辺に磁石部を配設し、当該人工血管
の孔内にトンネル状の磁場を形成するようにした
免疫抑制用人工血管である。したがつて、この人
工血管1を移植臓器6のつながつている動脈側連
結血管8に設置すると、この人工血管の中を血液
が通過したとき、免疫関与細胞に磁力の可逆的な
影響を与えてその活性を低下せしめ、抗体産生機
構が働かないようにし、それによつて拒絶反応抑
制効果を挙げることが出来るものである。しか
も、このように本考案は免疫関与細胞に対して、
局部的にしかも効果を発揮するに有利な位置で可
逆的なダメージを与えることが出来るので、その
移植臓器の拒絶反応を必要に応じて選択的に抑制
することが可能となつた。そのため体全体の免疫
抑制機構の機能低下をほとんどなくすることが出
来る。
群(コントロール群)に比較して、おおむね二倍
以上の生存日数が得られた。 このことから、免疫抑制用人工血管により、腎
受容者の免疫関与細胞が異物であるい移植腎に対
して寛容であつたことが認められた。 尚、生体内に磁場を与える場合は、他の正常蔵
器に悪影響を及ぼさない様にしなければならず、
第2図に示すように移植蔵器6とつながつている
動脈側連結血管8に隣接して設置するのが望まし
い。また、同じ強さの磁力の場合、定常磁場に比
べて変動磁場の方が細胞に及ぼす影響が強いこと
が知られているが、同じ定常磁場でも動脈側連結
血管8を流れる免疫関与細胞に関してN極、S極
の方向を血流にそつて交互に作用させると、より
効果的に影響を及ぼすことが明らかになつた。そ
れを具現化したのが第3図及び第4図に示した人
工血管の実施例である。 「効果」 本考案は叙上のように、長尺な管状に形成した
人工血管の周辺に磁石部を配設し、当該人工血管
の孔内にトンネル状の磁場を形成するようにした
免疫抑制用人工血管である。したがつて、この人
工血管1を移植臓器6のつながつている動脈側連
結血管8に設置すると、この人工血管の中を血液
が通過したとき、免疫関与細胞に磁力の可逆的な
影響を与えてその活性を低下せしめ、抗体産生機
構が働かないようにし、それによつて拒絶反応抑
制効果を挙げることが出来るものである。しか
も、このように本考案は免疫関与細胞に対して、
局部的にしかも効果を発揮するに有利な位置で可
逆的なダメージを与えることが出来るので、その
移植臓器の拒絶反応を必要に応じて選択的に抑制
することが可能となつた。そのため体全体の免疫
抑制機構の機能低下をほとんどなくすることが出
来る。
第1図は本考案に係る拒絶反応抑制効果を有す
る免疫抑制用人工血管の構造を示す説明図、第2
図は同人工血管の使用方法を示す説明図、第3図
は同人工血管の他実施例を示す構造説明図で、第
4図は同人工血管の他実施例を示す平面図で、第
5図は第4図に示す実施例の使用状態を示す説明
図で、第6図は本考案にかかる第1、第2実験に
用いるマグネツト群とマグネツト群の作成法を示
す説明図、第7図は第3実験を説明する概略説明
図である。
る免疫抑制用人工血管の構造を示す説明図、第2
図は同人工血管の使用方法を示す説明図、第3図
は同人工血管の他実施例を示す構造説明図で、第
4図は同人工血管の他実施例を示す平面図で、第
5図は第4図に示す実施例の使用状態を示す説明
図で、第6図は本考案にかかる第1、第2実験に
用いるマグネツト群とマグネツト群の作成法を示
す説明図、第7図は第3実験を説明する概略説明
図である。
Claims (1)
- 長尺な管状に形成した人工血管の周辺に磁石部
を配設し、当該人工血管の孔内にトンネル状の磁
場を形成するようにしたことを特徴とする免疫抑
制用人工血管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985027013U JPH0211059Y2 (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985027013U JPH0211059Y2 (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61142020U JPS61142020U (ja) | 1986-09-02 |
| JPH0211059Y2 true JPH0211059Y2 (ja) | 1990-03-19 |
Family
ID=30523570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985027013U Expired JPH0211059Y2 (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0211059Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5843114B2 (ja) * | 1980-08-05 | 1983-09-24 | イレクトロ−バイオロジ−,インコ−ポレ−テツド | 電磁的治療装置 |
-
1985
- 1985-02-26 JP JP1985027013U patent/JPH0211059Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61142020U (ja) | 1986-09-02 |
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