JPH02122064A - 耐銹性に優れたステンレス鋼材及びその製法 - Google Patents

耐銹性に優れたステンレス鋼材及びその製法

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JPH02122064A
JPH02122064A JP27247088A JP27247088A JPH02122064A JP H02122064 A JPH02122064 A JP H02122064A JP 27247088 A JP27247088 A JP 27247088A JP 27247088 A JP27247088 A JP 27247088A JP H02122064 A JPH02122064 A JP H02122064A
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stainless steel
ferritic stainless
steel
rust resistance
less
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JP27247088A
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Yoshio Taruya
芳男 樽谷
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、卓越した耐銹性を示すフェライト系ステン
レス鋼材(鋼板等)、並びにその製造方法に関するもの
である。
〈従来技術とその課題〉 近年、高度に成長した経済環境の中で生活様式や価値観
にも著しい多様化傾向が見られるようになり、例えば、
高価ではあるものの、美麗かつ重厚な金属光沢と優れた
耐食性を有していて独特の高級感を与えるステンレス鋼
が建材その他の分野にまで広く用いられるような状況と
なってきた。
しかし、このようなステンレス鋼にあっても、海岸地区
や火山灰降下地区等の如き厳しい環境で使用される場合
には表面に所謂“しみ”と呼ばれる局所的な光沢低下や
赤錆が生じるとの問題があり、「“ステンレス鋼”即ち
“錆なし”Jと言う高級品イメージが損なわれかねない
場合が散見される。
勿論、上記問題を解決すべく、これまでにもd)鋼の成
分として耐食性向上効果の大きいCrやMo等の合金元
素を添加し、ステンレス鋼自体の特性改善を図る手段。
b)光輝焼鈍処理仕様材においては、光輝焼鈍時の露点
管理を適正化して最表面に形成される酸化皮膜の耐食性
向上を図る方法。
C)同じく光輝焼鈍処理仕様材において、光輝焼鈍後に
酸化性酸溶液中で不働態強化処理を施す方法。
等が促案され実用化もなされてきたが、それでも十分に
満足できる成果が得られているとは言えなかった。
そこで、このような実情を踏まえての検討に基づき、[
これまでの対策が“しみ”等の防止に不十分であったの
は、“しみ“発生時の環境が、“しみ”形成部と言う極
く狭い局所的部位に限られはするものの腐食環境が予想
外の掻めて厳しいものとなるためであり、“しみ”等の
発生を十分に抑制・防止するためにはステンレス鋼材最
表面に従来の酸化物皮膜以上に強固な耐食性層を設ける
必要がある」との結論を導き出して、 八)ステンレス鋼表面にCr等の高耐食性金属をメッキ
する方法。
B)ステンレス鋼表面を有機樹脂皮膜により被覆する方
法(塗装法)。
等の“しみ・赤錆防止対策”を実施しようとの動きも見
られた。
しかしながら、これらの対策のうち[メッキ被覆を設け
る方法」は、今後更に厳しくなるであろうと予想される
メブキ廃液処理規制の点を考慮すれば工業的手法として
好ましいものとは言えず、一方、「有機樹脂を塗装する
方法」ではステンレス鋼の特徴である金属光沢、質感が
消失してしまうので用途によっては適用できないとの問
題が残るものであった。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者は、上述のような観点から、特有の重厚な金属
光沢を失うことな(“しみ”や“赤錆“の問題が解決さ
れ、かつ工業生産規模での安定製造が可能な高耐銹性ス
テンレス鋼材を提供すべく、長年の経験の上に立って展
開してきた耐食性皮膜に関する独自の知見等を加味しな
がら鋭意研究を重ねた結果、次に示すような新たな知見
を得るに至った。即ち、 (a)  近年になって著しい進歩を遂げてきたCVD
(化学蒸若法)、イオンブレーティング法、スパッタリ
ング法等の気相メッキ法によれば、通常のメッキ法とは
異なり、ステンレス鋼表面等へも容易に各種の金属、窒
化物、酸化物等の薄膜を被覆することが可能となったが
、この気相メッキを適用してステンレス鋼表面に特定厚
さの特定物質被膜を設けると、ステンレス鋼特有の光沢
が失われることな(その耐銹性が格段に改善され、“し
み”や“赤錆”の防止に著効がもたらされること。
(bl  ただ、この場合、従来市販のステンレス鋼材
をそのまま基材としたのでは、鋼板表面に露出している
非金属介在物によってメッキ物質の種類や気相メッキ方
法の種別によらず皮膜欠陥が形成され、安定した耐銹性
の改善が得られないこと5(C1更に、上記非金属介在
物の中でも、極く普通に見られる酸化物系非金属介在物
、特にアルミナ系非金属介在物が気相メッキ皮膜の欠陥
形成に最も大きな影舌を及ぼしていること。
(dl  ところが、鋼中のアルミナ系非金属介在物を
低減するのに適正な成分を有するフェライト系ステンレ
ス鋼材を基材とし、必要に応じてこれに“′酸化性酸又
は過酸化性酸溶液中への浸漬処理”或いは“酸溶液中で
の電解処理”を施してから前記気相メソ−1−を施すと
、優れた耐銹性を示すステンレス鋼材が極めて安定に得
られること。
本発明は、上記知見等に基づいてなされたものであり、 [八!= 成 0.003%以下或いは0.1〜4%(以降、分割台を
表わす%は重量%とする) Si : 0.3〜5%、   Mn : 0.2〜1
%。
Cr:8〜25%以下 を含有し、必要に応して更に Cu : 0.05〜0.8%、   Ni : 0.
05〜0.8%。
Nb : 0.05〜2.0%、   Mo : 0.
05〜3.0%のうちの1種以上をも含み、残部が実質
的にFeであるフェライト系ステンレス鋼材表面に、A
i’、′riSi、 Nb、 Cr、 Mo、 Cu、
 Ni及びこれらの窒化物並びに酸化物のうらの1種以
上から成り、かつ厚さ:200〜30000人の単層又
は複層の気相メツ−1−層(CVD、 イオンブレーテ
ィング、スパッタリング等によるメッキ層)を設けてス
テンレス調材を構成することにより、著しく優れた耐銹
性を付与した点」 に特徴を有し、更には、 rAf:0.003%以下或いは0.1〜4%。
Si : 0.3〜5%、   Mn : 0.2〜I
%。
Cr:8〜25%以下 を含有し、必要に応じて更に Cu : 0.05=0.8%、  Ni : 0.0
5〜0.8%Nb : 0.05〜2.0%  Mo 
: 0.05〜3.0%のうちの1種以上をも含み、残
部が実質的にFeであるフェライト系ステンレス鋼材を
、酸化性酸又は過酸化性酸溶液中への浸漬処理、或いは
酸溶液中での電解処理に付した後、気相メッキによって
該鋼材表面に八ft、 Ti、 Si、 Nb、 Cr
、 +to、 Cu、 Ni及びこれらの窒化物や酸化
物のうちの1種以上から成る単層又は複層の被覆層を2
00〜30000人の厚さで形成させることにより、耐
銹性に優れたフェライト系ステンレス鋼材を安定して製
造し得るようにした点」 をも特徴とするものである。
即ち、本発明は通常のメッキ法では付与できなかった高
耐食性皮膜を、気相メッキ法を適用して特定組成のフェ
ライト系ステンレス鋼材表面上に人工的に生成させ、こ
れによって特有の光沢を保有したままで“しみ”等の生
成が極力抑えられたステンレス鋼材を実現しようとする
ものである。
以下に、本発明に係るフェライト系ステンレス鋼+A及
びその製造方法を前記の如くに限定した理由と、その事
付けとなった作用を其に説明する。
く1乍用〉 八)ステンレス鋼の成分Ml 成 (2])    八、e 本発明においては、鋼母材(鋼基材)中の静合有量を0
.003010以下或いは0.1〜4%の範囲内に調整
することが極めて重要な要件となる。なお、望ましくは
0.002%以下或いは0.1〜4%の量に調整するの
が良い。なぜなら、鋼材中に生じるアルミナ系非金属介
在物が鋼材表面に露出し、気t11メッキの際に部分的
なメッキ被膜欠陥を生じて耐食性改心効果を著しく減す
ることを防止する上で、−1−記A!含有尾羽整を欠く
ことができないからである。
即ち、鋼母材中のへl含有量を0.003%以下に抑え
るか或いは0.1%以上に調整することによって始めて
アルミナ系非金属介在物の生成を抑制し、アルカリ土類
金属介在物が 鋼材表面へ露出するのを実際上問題を生
じない程度に抑制することができ、鋼材の耐誘性低下を
防ぐことが可能となる。
なお、Aβ含有■を0.1%以上の範囲に調整する場合
には、その上限を4%に抑えることが必要である。これ
は、4%を超えてARを添加しても上記効果がそれ以上
に改善されないばかりか、Aβ多量添加に伴う熱間加工
性低下が顕著となるためである。
ここで、「鋼材中のアルミナ系非金属介在物を低減させ
る上でAi’の多ffi (0,1〜4%)添加が有効
である」との事実は感覚的には違和感を覚えるが、これ
は八lの特殊性に基づくものであり、八!の活量係数の
変化による脱酸力低下に起因した現象によるものと考え
られる。
ところで、鋼中のAl:量を0.003%以下とするた
めには精錬終了後から造塊に至る工程でAIl脱酸或い
は合金元素としてのAア添加を行わないことが実際的で
晟も有効である。特に、Al脱酸を一切行わないことは
この種鋼材の製造においては極めて特徴的であり、かつ
有利な手段である。
なお、鋼材表面に露出しているアルミナ系非金属介在物
の悪影響軽減には、後述する酸化性酸溶液又は過酸化性
酸溶液への自然浸漬や酸溶液中での電解処理も極めて有
効である。
(b)   Si 本発明ではSiは非常に重要な脱酸元素としての泣面を
占める。即ち、本発明に係る鋼材の溶製時には”通常の
鋼材の場合に脱酸剤として多用される八β”を有効に作
用させることができないので、該)電解・精錬時の脱酸
は、ARに比べて幾分作用が弱いながらもSiに依存し
なければならないからである。
但し、Si含有量が5%を超えて添加されても脱酸剤と
しての効果がより以上に改善されないばかりか、鋼材の
熱間での加工性を著しく減するようになる。一方、Si
含有量が0.3%以下では鋼の脱酸が十分に行われない
。従って、Si含有量は0.3〜5%と定めた。
(cl  Mn Mn成分には鋼中のSを固定して熱闘での加工性を確保
する作用があるが、その含有量が0.2%未満では前記
作用による所望の効果が得られず、方、1%を超えて含
有させることは冷間加工性や成形性の悪化につながるた
め、Mn含有量は0.2〜1%と定めた。
(d)  Cr Crは、本発明に係る鋼母材(鋼基材)の耐食性を決定
する最も重要な添加元素である。本発明鋼材の優れた耐
銹性は表面に設けられた気相メソート層が大きく影響し
て確保されるものであるが、如何せん該メッキ層は非常
に薄く、キズ付等により母材部の露出を招くことが多い
。従って、このような事態に備えるためにも鋼母材にお
いても十分な耐食性を確保しておく必要があり、この観
点からCrは重要な役割を果たすものである。
しかし、Cr含有量が8%未満では鋼材キズ付部並びに
鋼材端面の耐食性を十分にも′α保することができず、
一方、大気暴露下での耐銹性を問題とする本発明鋼材に
おいては、25%を超えてCrを添加しても更なる効果
の改善が明瞭でないことから、Cr含有量は8〜25%
と定めた。
(”l  Cu+ Ni、 Nb及びMOCu+旧、 
Nb及びMoは何れも鋼基材(鋼母材)の耐食性改善効
果を有しているので、メッキ被膜キズ付部等での耐誘性
低下を防止する等の観点から必要に応じて1種又は2種
以上添加される成分であるが、以下、それぞれの含有量
限定理由を個別に詳述する。
Cu Cuはm基材の耐食性改善に有効な成分であるが、その
効果を明瞭とするためには0.05%以上の添加が必要
であり、一方、0.8%を超えて含有させると逆に金属
間化合物生成に伴う耐食性の劣化が顕在化するため、C
uを添加する場合の含有量は0.05〜0.8%と定め
た。
Ni Niも、Cuと同様、耐食性改善に有効な成分であるが
、その効果を明瞭とするためには0.05%以上の添加
が必要であり、一方、0.8%を超えて含有させてもそ
れに見合うだけの耐食性向上効果が17られないことか
ら、Niを添加する場合の含有量は0.05〜0.8%
と定めた。
Nb Nbには鋼中のCを安定化する作用があり、更にgH材
の耐食性を改善する効果を発揮するものである。特に、
Cu或いはNiと共存させた場合には、それらの相乗効
果によって鋼基材の耐食性改善効果は一段と顕著になる
そして、Nb添加によって所望の鋼中C安定化効果を確
保するためには0.05%以上を含有させることが必要
であるが、2.0%を超えて含有させてもC安定化効果
及び耐食性改善効果が共にそれ以上に顕在化しないばか
りか、逆にLaves相生成による耐食性劣化を来たす
ことから、Nbを添加する場合の含有量は0.05〜2
.0%と定めた。
O MoはCrと並んで耐食性改善効果の大きな添加元素で
あるが、その含有量が0.05%未満では耐食性改善効
果が明瞭に認められず、一方、3.0%を超えて含有さ
せても本発明鋼材が主目的とする耐候性の向上に更なる
効果か認められないことから、Moを添加する場合の含
有量は0.05〜3.0と定めた。
(f)  その他 不純物元素として鋼材中に混入してくるSは、鋼中でM
n系硫化物を生成して気相メッキ時に被膜欠陥が生じる
のを促すばかりでなく、母材の耐食性そのものの劣化を
招く。従って、鋼材中のSjlは低い方が良い。なお、
気相メッキ被膜に欠陥を生成しにくくなるし・\ルは0
 、005%以下程度であることから、鋼材中のS含有
量は0.005%以下に抑えることが望ましい。
B)気相メ・7キ層の厚み 気相メッキ物質としてはAl、 Ti、 Si、 Nh
、 Cr。
Mo、 Cu及びNiの各金属、並びにこれらの窒化物
や酸化物のうちの1種以上が採用でき、これらは1層だ
けの単層被覆として付与しても良いし、2層以上の複層
として付与しても良い。
この場合、気相メッキ層の厚みが200八未j、2Bで
あると均一なメッキ面(蒸着面)が得られず、メッキ層
欠陥部からの耐食性劣化が顕著となる。
方、気相メッキ層の厚みが30000人を超えた場合に
は距1材曲げ部でのメッキ被膜割れやメンキ被膜剥離と
言った問題が起きやすくなる。従って、気相メッキ層の
厚みは200〜30000八と定めた。
なお、フェライト系ステンレス鋼材表面に欠陥の殆んど
ない気相メツニド層を安定して設けるためには、前処理
として酸化性酸溶液又は過酸化性酸ン電液に自然浸漬し
たり酸溶液中で電解処理する工程を取り入れるのが良い
。この前処理によって鋼材表面に露出しているアルミナ
系非金属介在物が溶出してその悪影響が除かれるばかり
でなく、非金属介在物の周囲が強固に不働態化されるの
で、該非金属介在物の存在による気相メッキ被覆鋼材の
酬食性劣化が軽減される。
そして、上述のように鋼材表面へ露出したアルミナ系非
金属介在物を低減・無害化するための酸化性酸溶液とし
ては例えば“30%硝酸水溶)佼”等を、そして過酸化
性酸)電液としては“過酸化水素水を添加した硝酸水溶
液”等を推奨でき、電解処理を実施するための酸溶液も
通常の電解酸洗等に適用されるものなど何れを採用して
も良い。
次いで、本発明を実施例により更に具体的に説明する。
〈実施例〉 実施例 l まず、第1表に示す如き、精錬過程においてAl脱酸処
理を行わなかった鋼A−B及びH〜に、  R■1炉に
て非金属介在物浮上処理と真空脱酸処理を施したところ
の多量のAIを含有するME−G、及びAl脱酸処理を
行った鋼C〜Dより成る各フェライト系ステンレス鋼板
を準備した。
そして、これらの鋼板を60℃の30%硝酸水溶液中で
電解処理して表面性状の1!整(気相メッキ前処理)を
行った後、スパックリングにより該表面に5iNx(x
#1.35)を600人の17みでメ・7キした。なお
、スパッタリング処理に際しては鋼板基板を300℃に
加熱保持した。
続いて、このようにして製造された各フェライト系ステ
ンレス鋼板から試験片を2個ずつ採取して孔食電位を測
定すると共に、その耐誘性評価を行い、これらの結果を
まとめて第2表に示した。
なお、耐誘性の評価は第3表に示す基準に従って行い、
第2表には相当する評点を記入した。
第2表に示される結果からも明らかなように、本発明に
係るフェライト系ステンレス鋼板は何れも優れた耐銹性
を示すのに対して、基材鋼板の成分組成が本発明で規定
する条件から外れている比較例3及び4によるものでは
耐銹性が著しく劣ることが分かる。
なお、へ!脱酸した鋼を適用した比較例3及び4による
ものでは、基材鋼板に圧延方向へ長く連なったアルミナ
系非金属介在物が“線状非金属介在物群”として多数認
められ、スパッタリング後の表面観察においてもアルミ
ナ系非金属介在物に起因した複数の皮膜欠陥が観察され
た。
しかるに、本発明例5〜7によるものは、基材銅板が0
.121〜2.49%と多量のAfを含有しているにも
係わらず良好な結果が得られているが、これはAfの多
量添加に伴う“八!の脱酸力低下現象”によってアルミ
ナ系非金属介在物の生成が減少するためと推察される。
実際、基材鋼板中のアルミナ系非金属介在物は、積極的
なAl:脱酸を行わなかった鋼の適用になる本発明例1
〜2及び8〜11のそれと同等レベルであった。
また、これらの試験結果からは、「基材鋼板中のへ!量
を特定範囲に調整すると言う工業的に可能な手段により
、気相メッキ鋼板の耐銹性に影古を及ぼさないレベルで
畑中のアルミナ系非金属介在物を必要かつ十分にコント
ロールすることができる」点もが確認される。
実施例 2 へβ脱酸を行わず、RH炉を用いて非金属介在物の浮上
促進と真空脱酸処理を行った第4表に示ず鋼りより成る
フェライト系ステンレス鋼板を準備した。
次に、該鋼板から複数の試験片を切り出し、第5表に示
す如く一部を除いて脱脂処理した後、スパッタリングに
より該表面にSi OX(X #2 )を種々の厚みで
メッキした。なお、スパッタリング処理に際して鋼板基
板は300 ’Cに加熱保持された。
このようにして製造された気相メッキフェライト系ステ
ンレス鋼板ついて、実施例1と同様に孔食電位の測定と
耐銹性評価を行うと共に、101曲げ時における気相メ
ッキ被膜の割れ状況を調査したが、その結果を第5表に
併せて示した。
第5表に示される結果からも、本発明に係るフェライト
系ステンレス鋼板は何れも優れた耐銹性を示すのに対し
て、気相メッキ被膜の厚さが本発明での規定値から外れ
ている比較例12〜13及び23によるものでは耐銹性
が著しく劣るか、或いは成形加工時に被膜割れを生じや
すいことが明らかである。
なお、スパッタリングによると基材鋼板上への5i()
xの蒸着は島状に開始して均一には進行せず、島状状態
から次第に全面へと進行して行く過程をたどるものと見
られるが、本実施例においてもその傾向が認められ、蒸
着j膜厚(メッキ膜jゾ)が薄い場合には“蒸着膜の欠
陥に起因すると推察される耐誘性改善レベルの低下傾向
”が見られた。そして、この傾向は蒸着基板(基材鋼板
)の温度を高めることにより成る程度は改善されるもの
と期待されたが、実際にはそれほど大きな改善はなく、
およそ200人の膜厚を境にようやく耐銹性が安定して
良好となった。このごとは、他の気相メッキ物質(蒸着
物質)を使用した場合にも大差なかった。
また、蒸着膜厚(メッキ膜1γ)が厚くなるに従って蒸
着時と放冷後の温度差並びに気相メッキ物質(蒸着物質
)の内部応力によると思われる気相メッキ被■りの割れ
が生しやすくなり、特に30000人を超えた膜厚では
この傾向が顕著となって実用には耐えないレベルとなる
ことも確認された。
なお、気相メッキ被膜の密着性にはスパッタリング前の
脱脂処理の影響も太き(、脱脂を十分に行う必要のある
ことが分かった。
実施例 3 第6表に示す如き、精錬過程においてAf脱酸処理を行
った鋼M、並びにAf脱酸処理を行わなかった鋼N−P
より成る各フェライト系ステンレス網板を準備した。
次に、これらの鋼板を60℃の30%硝酸水溶液中に浸
ン貞処理して表面性状の調整(気相メッキ前処理)を行
った後、スパッタリングによって該表面に第7表で示す
如き各種メッキを施した。なお、スパッタリング処理に
際してはこれまでの例と同じく鋼板基板を300℃に加
熱保持した。
続いて、このようにして製造された各フェライト系ステ
ンレス鋼板につき、実施例1と同様に孔食電位測定と耐
誘性評価を行い、これらの結果をまとめて第7表に示し
た。
第7表に示される結果からも明らかなように、本発明に
係るフェライト系ステンレス鋼板は何れも優れた耐銹性
を示すのに対して、基材鋼板の成分組成やメッキ被膜の
厚さが本発明で規定する条件から外れている比較例24
〜29によるものでは耐銹性が著しく劣ることが分かる
なお、メッキ層(蒸着物質)の複層化は、気相メンキフ
ェライト系ステンレス鋼板の耐食性改善に対して相乗効
果を奏するばかりではなく、蒸着物質の密着性改善に対
しても効果を存することが確認され、特にNi又はCu
の下層を設けるのが有効であることも分かった。
更に、上記各実施例においては気相メッキ手段としてス
パッタリングを適用したもののみを示したが、他の蒸着
手段としてCVDやイオンブレーティングを適用した場
合にも同様に良好な結果が得られることをも確認した。
く効果の総括〉 以上に説明した如く、この発明によれば、従来材に比べ
て格段に優れた耐銹性を有し、自動車用モール材、外装
用建材、内装用建材等の幅広い分野に適用してそれらの
価値や機能の著しい改善が期待される高耐銹性フェライ
ト系ステンレス鋼材を安定して提供することが可能とな
るなど、産業上極めて有用な効果がもたらされる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量割合にて Al:0.003%以下、Si:0.3〜5%。 Mn:0.2〜1%、Cr:8〜25%以下を含有し、
    残部が実質的にFeであるフェライト系ステンレス鋼基
    材表面に、Al、Ti、Si、Nb、Cr、Mo、Cu
    、Ni及びこれらの窒化物並びに酸化物のうちの1種以
    上で構成され、かつ厚さ:200〜30000Åの単層
    又は複層の気相メッキ層を有して成ることを特徴とする
    、耐銹性に優れたフェライト系ステンレス鋼材。
  2. (2)重量割合にて Al:0.003%以下、Si:0.3〜5%、Mn:
    0.2〜1%、Cr:8〜25%以下を含有すると共に
    、更に Cu:0.05〜0.8%、Ni:0.05〜0.8%
    。 Nb:0.05〜2.0%、Mo:0.05〜3.0%
    のうちの1種以上をも含み、残部が実質的にFeである
    フェライト系ステンレス鋼基材表面に、^、、Ti、S
    i、Nb、Cr、Mo、Cu、Ni及びこれらの窒化物
    並びに酸化物のうちの1種以上で構成され、かつ厚さ:
    200〜30000Åの単層又は複層の気相メッキ層を
    有して成ることを特徴とする、耐銹性に優れたフェライ
    ト系ステンレス鋼材。
  3. (3)重量割合にて Al:0.1〜4%、Si:0.3〜5%、Mn:0.
    2〜1%、Cr:8〜25%以下を含有し、残部が実質
    的にFeであるフェライト系ステンレス鋼基材表面に、
    Al、Ti、Si、Nb、Cr、Mo、Cu、Ni及び
    これらの窒化物並びに酸化物のうちの1種以上で構成さ
    れ、かつ厚さ:200〜30000Åの単層又は複層の
    気相メッキ層を有して成ることを特徴とする、耐銹性に
    優れたフェライト系ステンレス鋼材。
  4. (4)重量割合にて Al:0.1〜4%、Si:0.3〜5%、Mn:0.
    2〜1%、Cr:8〜25%以下を含有すると共に、更
    に Cu:0.05〜0.8%、Ni:0.05〜0.8%
    、Nb:0.05〜2.0%、Mo:0.05〜3.0
    %のうちの1種以上をも含み、残部が実質的にFeであ
    るフェライト系ステンレス鋼基材表面に、Al、Ti、
    Si、Nb、Cr、Mo、Cu、Ni及びこれらの窒化
    物並びに酸化物のうちの1種以上で構成され、かつ厚さ
    :200〜30000Åの単層又は複層の気相メッキ層
    を有して成ることを特徴とする、耐銹性に優れたフェラ
    イト系ステンレス鋼材。
  5. (5)重量割合にて Al:0.003%以下、Si:0.3〜5%、Mn:
    0.2〜1%、Cr:8〜25%以下を含有するか、或
    いは更に Cu:0.05〜0.8%、Ni:0.05〜0.8%
    、Nb:0.05〜2.0%、Mo:0.05〜3.0
    %のうちの1種以上をも含み、残部が実質的にFeであ
    るフェライト系ステンレス鋼材に、酸化性酸又は過酸化
    性酸溶液中浸漬及び酸溶液中電解の何れかの処理を施し
    た後、気相メッキによって該鋼材表面にAl、Ti、S
    i、Nb、Cr、Mo、Cu、Ni及びこれらの窒化物
    並びに酸化物のうちの1種以上から成る単層又は複層の
    被覆層を200〜30000Åの厚さで形成させること
    を特徴とする、耐銹性に優れたフェライト系ステンレス
    鋼材の製造方法。
  6. (6)重量割合にて Al:0.1〜4%、Si:0.3〜5%、Mn:0.
    2〜1%、Cr:8〜25%以下を含有するか、或いは
    更に Cu:0.05〜0.8%、Ni:0.05〜0.8%
    、Nb:0.05〜2.0%、Mo:0.05〜3.0
    %のうちの1種以上をも含み、残部が実質的にFeであ
    るフェライト系ステンレス鋼材に、酸化性酸又は過酸化
    性酸溶液中浸漬及び酸溶液中電解の何れかの処理を施し
    た後、気相メッキによって該鋼材表面にAl、Ti、S
    i、Nb、Cr、Mo、Cu、Ni及びこれらの窒化物
    並びに酸化物のうちの1種以上から成る単層又は複層の
    被覆層を200〜30000Åの厚さで形成させること
    を特徴とする、耐銹性に優れたフェライト系ステンレス
    鋼材の製造方法。
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