JPH0212978B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0212978B2 JPH0212978B2 JP57050037A JP5003782A JPH0212978B2 JP H0212978 B2 JPH0212978 B2 JP H0212978B2 JP 57050037 A JP57050037 A JP 57050037A JP 5003782 A JP5003782 A JP 5003782A JP H0212978 B2 JPH0212978 B2 JP H0212978B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- ethylene
- block copolymer
- polypropylene
- propylene block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
この発明は、ポリプロピレン組成物に関し、更
に詳しくは、結晶性エチレン―プロピレンブロツ
ク共重合体を主成分とし、特に耐衝撃性、塗装性
および外観の優れた成形品を提供することがで
き、しかも成形性の優れたポリプロピレン組成物
に関するものである。 結晶性ポリプロピレンは剛性、耐熱変形性など
の物理的性質の要求される各種の成形品に利用さ
れているが、反面低温特性が充分でなく、また無
極性の高結晶性ポリマーであるため、耐衝撃性お
よび塗装性に乏しく、剛性、耐熱変形性、耐衝撃
性および塗装性が同時に要求される用途には利用
することができないという欠点を有している。 結晶性ポリプロピレンの耐衝撃性、塗装性を改
良するために、結晶性ポリプロピレンとして結晶
性エチレン―プロピレンブロツク共重合体を用
い、さらにこれに無定形エチレン―プロピレンブ
ロツク共重合体をブレンドしたポリプロピレン組
成物、あるいは結晶性エチレン―プロピレンブロ
ツク共重合体に無定形エチレン―プロピレン共重
合体と各種ポリプロピレンとをブレンドする方法
などが提案されている。 しかし、これら従来提案されたポリプロピレン
組成物は結晶性エチレン―プロピレンブロツク共
重合体が本来有する前記の剛性、耐熱変性などの
性質が低下するという欠点を有している。 そこで、従来提案されたポリプロピレン組成物
の有する欠点を改良することを意図した発明とし
て特開昭53−64257号公報に「耐衝撃性樹脂組成
物」と題する発明が記載されている。この公報に
は、結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合
体、無定形エチレン―α―オレフイン共重合体お
よびタルクよりなる低温衝撃性の改善された樹脂
組成物が開示されている。そして該公報にはこの
組成物は従来の結晶性エチレン―プロピレンブロ
ツク共重合体に比較して、低温衝撃強さ、剛性、
塗装性が大きく向上する旨の記載と実施例が記載
されている。 上記公報の各実施例に記載されている組成物
は、ポリマー成分としてメルトフローインデツク
スが1.5の結晶性エチレン―プロピレンブロツク
共重合体、メルトフローインデツクスが0.4のエ
チレン―プロピレン―非共役ジエン共重合体、あ
るいはメルトフローインデツクスが0.8の無定形
エチレン―プロピレンブロツク共重合体を用いる
ものである。そして、上記のポリマーはいずれも
非常に高分子量のものである。このため上記の組
成物は剛性、耐熱変形性および衝撃強さに優れた
ポリプロピレン成形品を得る目的のみについては
充分に達成されているが、得られる成形品の表面
にフローマークが発生するため成形品の外観が劣
り、また塗装性が不充分であり、成形品の商品価
値が低いという欠点を有している。従つて、上記
の組成物から得られる成形品は、その外観を無視
できる一部の用途には使用できるとしても、例え
ば自動車用各種部材、特にバンパーのように機械
的諸物性と共にその外観も重要視される用途には
適していない。 従つて、従来公知の結晶性エチレン―プロピレ
ンブロツク共重合体を成形したのでは、剛性と衝
撃強さとのバランスがとれ、塗装性および外観の
優れた成形品を得ることはできなかつたのであ
る。 そこで、この発明者らは、低温でのアイゾツト
衝撃強度が大きく、剛性と衝撃強さとのバランス
がとれ、しかも外観および塗装性の優れた成形品
を与えるポリプロピレン組成物を得ることを目的
として鋭意研究した結果、特定の、結晶性エチレ
ン―プロピレンブロツク共重合体、無定形エチレ
ン―プロピレン共重合体、および無機充填剤(但
し、タルクを除く)を、特定の割合で配合した組
成物を得ることによつて上記目的を達成し、この
発明を完成した。 すなわち、この発明は、(A)エチレン含有量5〜
10重量%、ポリプロピレン成分の沸騰n―ヘプタ
ン不溶分97重量%以上、常温パラ―キシレン可溶
分の固有粘度(デカリン、135℃)2.5〜4、メル
トフローインデツクス(メルトフローレイトとも
いう。g/10分、以下同じ)11〜70の結晶性エチ
レン―プロピレンブロツク共重合体35〜75重量
%、(B)固有粘度(デカリン、135℃)1.0〜2.0
(dl/g、以下同じ)、ムーニー粘度ML1+4(100
℃)5〜40の無定形エチレン―プロピレン共重合
体20〜40重量%、および(c)無機充填剤(但し、タ
ルクを除く)5〜25重量%よりなるポリプロピレ
ン組成物に関するものである。 この発明のポリプロピレン組成物は、曲げ弾性
率が8000Kg/cm2以上、−30℃でのアイゾツト衝撃
強度が4Kg・cm/cm以上、後述の塗装性に関する
碁盤目試験による塗料残存率が100%であり、フ
ローマークの発生が認められず、結晶性エチレン
―プロピレンブロツク共重合体本来の剛性、耐熱
変形性などをほとんど損なうことなく、低温での
耐衝撃性、塗装性および外観が大巾に改善された
成形品に成形することができる。特に、この発明
のポリプロピレン組成物は、大型成形品、例えば
長さ1m以上の大型成形品に成形品してもフロー
マークの発生が認められず、つやがあつて良好な
外観を有しているので、高品質のバンパーに成形
することができる。 また、この発明のポリプロピレン組成物は、メ
ルトフローインデツクスが7以上であり、従来の
結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合体に
無定形エチレン―プロピレン共重合体および無機
充填剤を配合したポリプロピレン組成物に比べ
て、成形加工性においても同等かむしろ改善され
ているのである。 この発明のポリプロピレン組成物において使用
される結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重
合体は、エチレン含有量が5〜10重量%のもの
で、ポリプロピレン成分の沸騰n―ヘプタン不溶
分が97重量%以上のもので、常温パラ―キシレン
可溶分(無定形エチレン―プロピレン共重合体と
低分子量ポリマーとからなる)の固有粘度(デカ
リン、135℃)が2.5〜4のもので、且つメルトフ
ローインデツクスが11〜70、好ましくは12〜50の
ものである。 この明細書において、ポリプロピレン成分の沸
騰n―ヘプタン不溶分とは、ブロツク共重合反応
に用いられる結晶性ポリプロピレン(マトリツク
スということもある)の沸騰n―ヘプタン不溶分
のことをいう。上記のエチレン含有量が5重量%
未満の場合にはポリプロピレン組成物から成形さ
れる成形品の低温における耐衝撃性、塗装性が低
下し、エチレン含有量が10重量%を越える場合に
は成形品の剛性が低下する。また、上記のポリプ
ロピレン成分の沸騰n―ヘプタン不溶分が97重量
%未満の場合にはポリプロピレン組成物から成形
される成形品の曲げ弾性率が8000Kg/cm2より小さ
くなり、上記の常温パラ―キシレン可溶分の固有
粘度(デカリン、135℃)が2.5未満の場合には成
形品の−30℃でのアイゾツト衝撃強度が4Kg・
cm/cmより小さくなり、4を越える場合には成形
品の塗装性が低下する。また、上記のメルトフロ
ーインデツクスが11未満の場合には成形品の外
観、特に大型成形品の外観およびポリプロピレン
組成物の成形加工性、特に大型成形品への成形加
工性が悪くなり、70を越える場合には耐衝撃性が
低下する。いずれの場合にもポリプロピレン組成
物を、剛性、耐熱変形性、低温での耐衝撃性、塗
装性とともに優れた外観が同時に要求される成形
品の材料として使用することができないのであ
る。 前記結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重
合体は組成物中に35〜75重量%、好ましくは50〜
70重量%含有される。上記の含有量が35重量%未
満の場合には成形品の曲げ弾性率が8000Kg/cm2よ
り小さくなり、75重量%を越える場合には成形品
の低温での耐衝撃性が低下する。結晶性エチレン
―プロピレンブロツク共重合体は、その合計量が
前記範囲内であれば2種以上用いてもよい。 この発明のポリプロピレン組成物において使用
される無定形エチレン―プロピレン共重合体は、
固有粘度(デカリン、135℃)が1.0〜2.0のもの
で、且つムーニー粘度ML1+4(100℃)が5〜40、
好ましくは10〜40のものである。上記の固有粘度
およびムーニー粘度が前記下限より小さいと、成
形品の低温での耐衝撃性が低下し、固有粘度およ
びムーニー粘度が前記上限より大きいと、無定形
エチレン―プロピレン共重合体とこの発明におい
て使用される前記メルトフローインデツクスの大
きい結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合
体との相溶性が悪くなり、成形品の外観が悪くな
る。 前記無定形エチレン―プロピレン共重合体は組
成物中に20〜40重量%、好ましくは20〜35重量%
含有される。上記の含有量が20重量%未満の場合
には成形品の低温での耐衝撃性および塗装性が低
下し、40重量%を越える場合には成形品の曲げ弾
性率が8000Kg/cm2より小さくなる。 この発明のポリプロピレン組成物において使用
される無機充填剤(但し、タルクを除く)として
は、炭酸カルシウム、クレー、マイカ、シリカ、
ボラスト、酸化チタン、ケイソウ土などの粉末
状、短繊維状またはフレーク状のものが挙げられ
る。粉末状の無機充填剤は平均粒径が0.1〜5ミ
クロンのものが好ましく、フレーク状のものは径
が0.1〜20ミクロンのものが好ましく、短繊維状
のものは繊維長さが5〜30ミクロンのものが好ま
しい。 前記無機充填剤(但し、タルクを除く)は組成
物中に5〜25重量%含有される。無機充填剤(但
し、タルクを除く)の含有量が5重量%未満の場
合には成形品の剛性が改善されず、25重量%を越
える場合には成形品の低温での耐衝撃性が低下す
る。無機充填剤(但し、タルクを除く)は未処理
のまま使用してもよいがマトリツクスとの接着性
あるいは分散性を向上させる目的で各種の有機チ
タネート系カツプリング剤、シラン系カツプリン
グ剤、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、
脂肪酸アミドなどで粒子表面を被覆処理したもの
を使用してもよい。 この発明のポリプロピレン組成物は、バンバリ
ーミキサー、熱ロール、ニーダー、FCM、2軸
押出機、1軸押出機などの各種混練機、特に好ま
しくはバンバリーミキサーを用いて各成分を加熱
状態で混練することによつて容易に得ることがで
きる。通常は上記混練機で混練してペレツト状の
組成物にした後加工に供する。ペレツト状の組成
物は、予め無機充填剤(但し、タルクを除く)を
高濃度マスターバツチ(ベースポリマーは前記結
晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合体を用
いる)として混練したものと追加の結晶性エチレ
ン―プロピレンブロツク共重合体と無定形エチレ
ン―プロピレン共重合体とで希釈して製造しても
よく、あるいは直接各成分を混練して製造しても
よい。 この発明のポリプロピレン組成物によつて得ら
れる効果を損わない程度に他の樹脂、他のゴムを
適量この発明のポリプロピレン組成物に配合する
ことができる。 この発明のポリプロピレン組成物から成形され
る成形品の諸性能あるいは耐久性を更に向上せし
めるために、組成物の各成分の混練時に、あるい
は各成分の混練後に、あるいはポリマー成分にあ
らかじめ配合しておく方法によつて、2,6―ジ
第三ブチルフエノール、2,6―ジ第三ブチル―
4―エチルフエノール、2,6―ジ第三ブチル―
4―n―ブチルフエノール、2,6―ジ第三ブチ
ル―α―ジメチルアミノ―パラ―クレゾール、6
―(4―ヒドロキシ―3,5―ジ第三ブチルアニ
リノ)―2,4―ビスオクチル―チオ―1,3,
5―トリアジン、n―オクタデシル―3―(4′―
ヒドロキシ―3′,5′―ジ第三ブチルフエニル)プ
ロピオネート、2,6―ジ第三ブチル―4―メチ
ルフエノール(BHT)、トリス―(2―メチル―
4―ヒドロキシ―5―第三ブチルフエニル)ブタ
ン、テトラキス―〔メチレン3―(3′,5′―ジ第
三ブチル―4′―ヒドロキシフエニル)プロピオネ
ート〕メタン、1,3,5―トリメチル―2,
4,6―トリス(3,5―ジ第三ブチル―4―ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン、ジラウリルチオジ
プロピオネートなどの酸化防止剤:2―ヒドロキ
シ―4―n―オクトキシベンゾフエノン、2―ヒ
ドロキシ―4―オクタデシロキシベンゾフエノ
ン、4―ドデシロキシ―2―ヒドロキシベンゾフ
エノン、ニツケル―ビス(o―エチル―3,5―
ジ第三ブチル―4―ヒドロキシベンジル)ホスホ
ネート、2―ヒドロキシ―4―n―オクトキシベ
ンゾフエノン、2―(2′―ヒドロキシ―3′―第三
ブチル―5′―メチルフエニル)―5―クロロベン
ゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―3′,
5′―ジ第三ブチル―フエニル)―5―クロロベン
ゾトリアゾール、ビス―(2,6―ジメチル―4
―ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,
6―テトラメチル―4―ピペリジル)セバケート
などの紫外線吸収剤:三酸化アンチモン、トリク
レジルホスフエート、ハロゲン化アルキルトリア
ジン、デカブロムジフエニルエーテル、塩素化ポ
リエチレンなどの難燃剤:カーボンブラツク、酸
化チタンなどの顔料:安息香酸マグネシウムのよ
うな塗装性改良剤:プロセス油のような可塗剤:
脂肪酸金属塩のような滑剤:ポリオキシエチレン
アルキルエーテルのような帯電防止剤などを配合
することもできる。 この発明のポリプロピレン組成物からそれ自体
公知の方法、例えば射出成形法により成形して、
剛性と衝撃強さとのバランスがとれていて、しか
も塗装性および外観が優れており、特に大型成形
品に成形してもフローマークの発生が認められず
良好な外観を有する成形品を得ることができる。 以下に実施例および比較例を示す。以下の記載
において「部」、「%」はそれぞれ「重量部」、「重
量%」を意味し、メルトフローインデツクスは
ASTM D1238に、曲げ弾性率はASTM D790
に、アイゾツト衝撃強度はASTM D256に従つ
て測定した。 実施例 1 エチレン含有量8.0%、ポリプロピレン成分の
沸騰n―ヘプタン不溶分97%以上、常温パラ―キ
シレン可溶分の固有粘度(デカリン、135℃)
3.3、メルトフローインデツクス30の結晶性エチ
レン―プロピレンブロツク共重合体(以下EPコ
ポリマーAと記す。)20部、エチレン含有量9.0
%、ポリプロピレン成分の沸騰n―ヘプタン不溶
分97%以上、常温パラ―キシレン可溶分の固有粘
度(デカリン、135℃)3.0、メルトフローインデ
ツクス15の結晶性エチレン―プロピレンブロツク
共重合体(以下EPコポリマーBと記す)43部、
固有粘度(デカリン、135℃)1.5、ムーニー粘度
ML1+4(100℃)20の無定形エチレン―プロピレン
共重合体(以下EPR―Aと記す)27部、平均粒
径0.07ミクロンの炭酸カルシウム10部、BHT0.05
部、およびテトラキス―〔メチレン3―(3′,
5′―ジ第三ブチル―4′―ヒドロキシフエニル)プ
ロピオネート〕メタン0.3部をバンバリーミキサ
ーにより180℃で120分間混練し、造粒した。 得られたペレツト100部にカーボンブラツク0.6
部を加えて、シリンダー温度220〜240℃の一軸押
出機で混練後、造粒した。得られたペレツトを射
出成形機を用いて試験片に成形し、曲げ弾性率、
アイゾツト衝撃強度、を測定した。 また、碁盤目試験による塗料残存率(%)を以
下の方法によつて求めて塗装性を評価した。すな
わち、試験片に2液型のアクリル―塩素化ポリプ
ロピレン系の下塗り塗料(カシユー(株)製)を膜の
厚みが10μとなるように塗装した後、2液型のア
クリル―ウレタン系の上塗り塗料(カシユー(株)
製)を膜の厚みが20μとなるように塗装して、80
℃で30分間乾燥した後、室温で40時間放置して塗
装品を得た。この塗装品の塗膜にマルチクロスカ
ツターを用いて縦1mm、横1mmの碁盤目を100個
きざみ、セロハン粘着テープによつて45度の角度
で急激に塗膜を剥離する操作を2回繰りかえし、
残つた塗膜の碁盤目の割合(%)を求めた。 また、成形品のフローマークが認められるか否
かを以下の方法によつて判定して大型成形品の外
観の良否を評価した。すなわち、カーボンブラツ
クを配合した組成物のペレツトを、東芝機械(株)製
10oz射出成形機に供給し、樹脂温度250℃、射出
圧力1000Kg/cm2、金型温度60℃、1サイクル45秒
でMVSS用金型を用い、末端1点ゲートで長さ
367mm、巾143mm、厚さ2mmのシートに成形し、ゲ
ート反対側のフローマークを判定した。 また、カーボンブラツクを配合した組成物のペ
レツトを大型射出成形機を用いて、長さ1〜1.8
m、巾5〜30cm、厚さ3〜6mmのバンパーに成形
したところ、良好な外観を有していた。 カーボンブラツクを含有するポリプロピレン組
成物のペレツトのメルトフローインデツクス、成
形品の測定結果を第1表に示す。 実施例 2〜7 第1表に示す量の結晶性エチレン―プロピレン
ブロツク共重合体、無定形エチレン―プロピレン
共重合体、および第1表に示す種類と量の無機充
填剤を用いた他は実施例1と同様に実施した。結
果を第1表に示す。 比較例 1 結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合体
として、エチレン含有量6.0%、ポリプロピレン
成分の沸騰n―ヘプタン不溶分97%以上、常温パ
ラ―キシレン可溶分の固有粘度(デカリン、135
℃)3.4、メルトフローインデツクス5.0の結晶性
エチレン―プロピレンブロツク共重合体(以下
EPコポリマーaと記す)を用いた他は実施例1
と同様に実施した。結果を第1表に示す。 比較例 2 結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合体
として、エチレン含有量7.0%、ポリプロピレン
成分の沸騰n―ヘプタン不溶分95重量%、常温パ
ラ―キシレン可溶分の固有粘度(デカリン、135
℃)5.2、メルトフローインデツクス1.2の結晶性
エチレン―プロピレンブロツク共重合体(以下
EPコポリマーbと記す)を用いた他は実施例1
と同様に実施した。結果を第1表に示す。 比較例 3〜4 第1表に示す量の結晶性エチレン―プロピレン
ブロツク共重合体、無定形エチレン―プロピレン
共重合体、および炭酸カルシウムを用いた他は実
施例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
に詳しくは、結晶性エチレン―プロピレンブロツ
ク共重合体を主成分とし、特に耐衝撃性、塗装性
および外観の優れた成形品を提供することがで
き、しかも成形性の優れたポリプロピレン組成物
に関するものである。 結晶性ポリプロピレンは剛性、耐熱変形性など
の物理的性質の要求される各種の成形品に利用さ
れているが、反面低温特性が充分でなく、また無
極性の高結晶性ポリマーであるため、耐衝撃性お
よび塗装性に乏しく、剛性、耐熱変形性、耐衝撃
性および塗装性が同時に要求される用途には利用
することができないという欠点を有している。 結晶性ポリプロピレンの耐衝撃性、塗装性を改
良するために、結晶性ポリプロピレンとして結晶
性エチレン―プロピレンブロツク共重合体を用
い、さらにこれに無定形エチレン―プロピレンブ
ロツク共重合体をブレンドしたポリプロピレン組
成物、あるいは結晶性エチレン―プロピレンブロ
ツク共重合体に無定形エチレン―プロピレン共重
合体と各種ポリプロピレンとをブレンドする方法
などが提案されている。 しかし、これら従来提案されたポリプロピレン
組成物は結晶性エチレン―プロピレンブロツク共
重合体が本来有する前記の剛性、耐熱変性などの
性質が低下するという欠点を有している。 そこで、従来提案されたポリプロピレン組成物
の有する欠点を改良することを意図した発明とし
て特開昭53−64257号公報に「耐衝撃性樹脂組成
物」と題する発明が記載されている。この公報に
は、結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合
体、無定形エチレン―α―オレフイン共重合体お
よびタルクよりなる低温衝撃性の改善された樹脂
組成物が開示されている。そして該公報にはこの
組成物は従来の結晶性エチレン―プロピレンブロ
ツク共重合体に比較して、低温衝撃強さ、剛性、
塗装性が大きく向上する旨の記載と実施例が記載
されている。 上記公報の各実施例に記載されている組成物
は、ポリマー成分としてメルトフローインデツク
スが1.5の結晶性エチレン―プロピレンブロツク
共重合体、メルトフローインデツクスが0.4のエ
チレン―プロピレン―非共役ジエン共重合体、あ
るいはメルトフローインデツクスが0.8の無定形
エチレン―プロピレンブロツク共重合体を用いる
ものである。そして、上記のポリマーはいずれも
非常に高分子量のものである。このため上記の組
成物は剛性、耐熱変形性および衝撃強さに優れた
ポリプロピレン成形品を得る目的のみについては
充分に達成されているが、得られる成形品の表面
にフローマークが発生するため成形品の外観が劣
り、また塗装性が不充分であり、成形品の商品価
値が低いという欠点を有している。従つて、上記
の組成物から得られる成形品は、その外観を無視
できる一部の用途には使用できるとしても、例え
ば自動車用各種部材、特にバンパーのように機械
的諸物性と共にその外観も重要視される用途には
適していない。 従つて、従来公知の結晶性エチレン―プロピレ
ンブロツク共重合体を成形したのでは、剛性と衝
撃強さとのバランスがとれ、塗装性および外観の
優れた成形品を得ることはできなかつたのであ
る。 そこで、この発明者らは、低温でのアイゾツト
衝撃強度が大きく、剛性と衝撃強さとのバランス
がとれ、しかも外観および塗装性の優れた成形品
を与えるポリプロピレン組成物を得ることを目的
として鋭意研究した結果、特定の、結晶性エチレ
ン―プロピレンブロツク共重合体、無定形エチレ
ン―プロピレン共重合体、および無機充填剤(但
し、タルクを除く)を、特定の割合で配合した組
成物を得ることによつて上記目的を達成し、この
発明を完成した。 すなわち、この発明は、(A)エチレン含有量5〜
10重量%、ポリプロピレン成分の沸騰n―ヘプタ
ン不溶分97重量%以上、常温パラ―キシレン可溶
分の固有粘度(デカリン、135℃)2.5〜4、メル
トフローインデツクス(メルトフローレイトとも
いう。g/10分、以下同じ)11〜70の結晶性エチ
レン―プロピレンブロツク共重合体35〜75重量
%、(B)固有粘度(デカリン、135℃)1.0〜2.0
(dl/g、以下同じ)、ムーニー粘度ML1+4(100
℃)5〜40の無定形エチレン―プロピレン共重合
体20〜40重量%、および(c)無機充填剤(但し、タ
ルクを除く)5〜25重量%よりなるポリプロピレ
ン組成物に関するものである。 この発明のポリプロピレン組成物は、曲げ弾性
率が8000Kg/cm2以上、−30℃でのアイゾツト衝撃
強度が4Kg・cm/cm以上、後述の塗装性に関する
碁盤目試験による塗料残存率が100%であり、フ
ローマークの発生が認められず、結晶性エチレン
―プロピレンブロツク共重合体本来の剛性、耐熱
変形性などをほとんど損なうことなく、低温での
耐衝撃性、塗装性および外観が大巾に改善された
成形品に成形することができる。特に、この発明
のポリプロピレン組成物は、大型成形品、例えば
長さ1m以上の大型成形品に成形品してもフロー
マークの発生が認められず、つやがあつて良好な
外観を有しているので、高品質のバンパーに成形
することができる。 また、この発明のポリプロピレン組成物は、メ
ルトフローインデツクスが7以上であり、従来の
結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合体に
無定形エチレン―プロピレン共重合体および無機
充填剤を配合したポリプロピレン組成物に比べ
て、成形加工性においても同等かむしろ改善され
ているのである。 この発明のポリプロピレン組成物において使用
される結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重
合体は、エチレン含有量が5〜10重量%のもの
で、ポリプロピレン成分の沸騰n―ヘプタン不溶
分が97重量%以上のもので、常温パラ―キシレン
可溶分(無定形エチレン―プロピレン共重合体と
低分子量ポリマーとからなる)の固有粘度(デカ
リン、135℃)が2.5〜4のもので、且つメルトフ
ローインデツクスが11〜70、好ましくは12〜50の
ものである。 この明細書において、ポリプロピレン成分の沸
騰n―ヘプタン不溶分とは、ブロツク共重合反応
に用いられる結晶性ポリプロピレン(マトリツク
スということもある)の沸騰n―ヘプタン不溶分
のことをいう。上記のエチレン含有量が5重量%
未満の場合にはポリプロピレン組成物から成形さ
れる成形品の低温における耐衝撃性、塗装性が低
下し、エチレン含有量が10重量%を越える場合に
は成形品の剛性が低下する。また、上記のポリプ
ロピレン成分の沸騰n―ヘプタン不溶分が97重量
%未満の場合にはポリプロピレン組成物から成形
される成形品の曲げ弾性率が8000Kg/cm2より小さ
くなり、上記の常温パラ―キシレン可溶分の固有
粘度(デカリン、135℃)が2.5未満の場合には成
形品の−30℃でのアイゾツト衝撃強度が4Kg・
cm/cmより小さくなり、4を越える場合には成形
品の塗装性が低下する。また、上記のメルトフロ
ーインデツクスが11未満の場合には成形品の外
観、特に大型成形品の外観およびポリプロピレン
組成物の成形加工性、特に大型成形品への成形加
工性が悪くなり、70を越える場合には耐衝撃性が
低下する。いずれの場合にもポリプロピレン組成
物を、剛性、耐熱変形性、低温での耐衝撃性、塗
装性とともに優れた外観が同時に要求される成形
品の材料として使用することができないのであ
る。 前記結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重
合体は組成物中に35〜75重量%、好ましくは50〜
70重量%含有される。上記の含有量が35重量%未
満の場合には成形品の曲げ弾性率が8000Kg/cm2よ
り小さくなり、75重量%を越える場合には成形品
の低温での耐衝撃性が低下する。結晶性エチレン
―プロピレンブロツク共重合体は、その合計量が
前記範囲内であれば2種以上用いてもよい。 この発明のポリプロピレン組成物において使用
される無定形エチレン―プロピレン共重合体は、
固有粘度(デカリン、135℃)が1.0〜2.0のもの
で、且つムーニー粘度ML1+4(100℃)が5〜40、
好ましくは10〜40のものである。上記の固有粘度
およびムーニー粘度が前記下限より小さいと、成
形品の低温での耐衝撃性が低下し、固有粘度およ
びムーニー粘度が前記上限より大きいと、無定形
エチレン―プロピレン共重合体とこの発明におい
て使用される前記メルトフローインデツクスの大
きい結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合
体との相溶性が悪くなり、成形品の外観が悪くな
る。 前記無定形エチレン―プロピレン共重合体は組
成物中に20〜40重量%、好ましくは20〜35重量%
含有される。上記の含有量が20重量%未満の場合
には成形品の低温での耐衝撃性および塗装性が低
下し、40重量%を越える場合には成形品の曲げ弾
性率が8000Kg/cm2より小さくなる。 この発明のポリプロピレン組成物において使用
される無機充填剤(但し、タルクを除く)として
は、炭酸カルシウム、クレー、マイカ、シリカ、
ボラスト、酸化チタン、ケイソウ土などの粉末
状、短繊維状またはフレーク状のものが挙げられ
る。粉末状の無機充填剤は平均粒径が0.1〜5ミ
クロンのものが好ましく、フレーク状のものは径
が0.1〜20ミクロンのものが好ましく、短繊維状
のものは繊維長さが5〜30ミクロンのものが好ま
しい。 前記無機充填剤(但し、タルクを除く)は組成
物中に5〜25重量%含有される。無機充填剤(但
し、タルクを除く)の含有量が5重量%未満の場
合には成形品の剛性が改善されず、25重量%を越
える場合には成形品の低温での耐衝撃性が低下す
る。無機充填剤(但し、タルクを除く)は未処理
のまま使用してもよいがマトリツクスとの接着性
あるいは分散性を向上させる目的で各種の有機チ
タネート系カツプリング剤、シラン系カツプリン
グ剤、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、
脂肪酸アミドなどで粒子表面を被覆処理したもの
を使用してもよい。 この発明のポリプロピレン組成物は、バンバリ
ーミキサー、熱ロール、ニーダー、FCM、2軸
押出機、1軸押出機などの各種混練機、特に好ま
しくはバンバリーミキサーを用いて各成分を加熱
状態で混練することによつて容易に得ることがで
きる。通常は上記混練機で混練してペレツト状の
組成物にした後加工に供する。ペレツト状の組成
物は、予め無機充填剤(但し、タルクを除く)を
高濃度マスターバツチ(ベースポリマーは前記結
晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合体を用
いる)として混練したものと追加の結晶性エチレ
ン―プロピレンブロツク共重合体と無定形エチレ
ン―プロピレン共重合体とで希釈して製造しても
よく、あるいは直接各成分を混練して製造しても
よい。 この発明のポリプロピレン組成物によつて得ら
れる効果を損わない程度に他の樹脂、他のゴムを
適量この発明のポリプロピレン組成物に配合する
ことができる。 この発明のポリプロピレン組成物から成形され
る成形品の諸性能あるいは耐久性を更に向上せし
めるために、組成物の各成分の混練時に、あるい
は各成分の混練後に、あるいはポリマー成分にあ
らかじめ配合しておく方法によつて、2,6―ジ
第三ブチルフエノール、2,6―ジ第三ブチル―
4―エチルフエノール、2,6―ジ第三ブチル―
4―n―ブチルフエノール、2,6―ジ第三ブチ
ル―α―ジメチルアミノ―パラ―クレゾール、6
―(4―ヒドロキシ―3,5―ジ第三ブチルアニ
リノ)―2,4―ビスオクチル―チオ―1,3,
5―トリアジン、n―オクタデシル―3―(4′―
ヒドロキシ―3′,5′―ジ第三ブチルフエニル)プ
ロピオネート、2,6―ジ第三ブチル―4―メチ
ルフエノール(BHT)、トリス―(2―メチル―
4―ヒドロキシ―5―第三ブチルフエニル)ブタ
ン、テトラキス―〔メチレン3―(3′,5′―ジ第
三ブチル―4′―ヒドロキシフエニル)プロピオネ
ート〕メタン、1,3,5―トリメチル―2,
4,6―トリス(3,5―ジ第三ブチル―4―ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン、ジラウリルチオジ
プロピオネートなどの酸化防止剤:2―ヒドロキ
シ―4―n―オクトキシベンゾフエノン、2―ヒ
ドロキシ―4―オクタデシロキシベンゾフエノ
ン、4―ドデシロキシ―2―ヒドロキシベンゾフ
エノン、ニツケル―ビス(o―エチル―3,5―
ジ第三ブチル―4―ヒドロキシベンジル)ホスホ
ネート、2―ヒドロキシ―4―n―オクトキシベ
ンゾフエノン、2―(2′―ヒドロキシ―3′―第三
ブチル―5′―メチルフエニル)―5―クロロベン
ゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―3′,
5′―ジ第三ブチル―フエニル)―5―クロロベン
ゾトリアゾール、ビス―(2,6―ジメチル―4
―ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,
6―テトラメチル―4―ピペリジル)セバケート
などの紫外線吸収剤:三酸化アンチモン、トリク
レジルホスフエート、ハロゲン化アルキルトリア
ジン、デカブロムジフエニルエーテル、塩素化ポ
リエチレンなどの難燃剤:カーボンブラツク、酸
化チタンなどの顔料:安息香酸マグネシウムのよ
うな塗装性改良剤:プロセス油のような可塗剤:
脂肪酸金属塩のような滑剤:ポリオキシエチレン
アルキルエーテルのような帯電防止剤などを配合
することもできる。 この発明のポリプロピレン組成物からそれ自体
公知の方法、例えば射出成形法により成形して、
剛性と衝撃強さとのバランスがとれていて、しか
も塗装性および外観が優れており、特に大型成形
品に成形してもフローマークの発生が認められず
良好な外観を有する成形品を得ることができる。 以下に実施例および比較例を示す。以下の記載
において「部」、「%」はそれぞれ「重量部」、「重
量%」を意味し、メルトフローインデツクスは
ASTM D1238に、曲げ弾性率はASTM D790
に、アイゾツト衝撃強度はASTM D256に従つ
て測定した。 実施例 1 エチレン含有量8.0%、ポリプロピレン成分の
沸騰n―ヘプタン不溶分97%以上、常温パラ―キ
シレン可溶分の固有粘度(デカリン、135℃)
3.3、メルトフローインデツクス30の結晶性エチ
レン―プロピレンブロツク共重合体(以下EPコ
ポリマーAと記す。)20部、エチレン含有量9.0
%、ポリプロピレン成分の沸騰n―ヘプタン不溶
分97%以上、常温パラ―キシレン可溶分の固有粘
度(デカリン、135℃)3.0、メルトフローインデ
ツクス15の結晶性エチレン―プロピレンブロツク
共重合体(以下EPコポリマーBと記す)43部、
固有粘度(デカリン、135℃)1.5、ムーニー粘度
ML1+4(100℃)20の無定形エチレン―プロピレン
共重合体(以下EPR―Aと記す)27部、平均粒
径0.07ミクロンの炭酸カルシウム10部、BHT0.05
部、およびテトラキス―〔メチレン3―(3′,
5′―ジ第三ブチル―4′―ヒドロキシフエニル)プ
ロピオネート〕メタン0.3部をバンバリーミキサ
ーにより180℃で120分間混練し、造粒した。 得られたペレツト100部にカーボンブラツク0.6
部を加えて、シリンダー温度220〜240℃の一軸押
出機で混練後、造粒した。得られたペレツトを射
出成形機を用いて試験片に成形し、曲げ弾性率、
アイゾツト衝撃強度、を測定した。 また、碁盤目試験による塗料残存率(%)を以
下の方法によつて求めて塗装性を評価した。すな
わち、試験片に2液型のアクリル―塩素化ポリプ
ロピレン系の下塗り塗料(カシユー(株)製)を膜の
厚みが10μとなるように塗装した後、2液型のア
クリル―ウレタン系の上塗り塗料(カシユー(株)
製)を膜の厚みが20μとなるように塗装して、80
℃で30分間乾燥した後、室温で40時間放置して塗
装品を得た。この塗装品の塗膜にマルチクロスカ
ツターを用いて縦1mm、横1mmの碁盤目を100個
きざみ、セロハン粘着テープによつて45度の角度
で急激に塗膜を剥離する操作を2回繰りかえし、
残つた塗膜の碁盤目の割合(%)を求めた。 また、成形品のフローマークが認められるか否
かを以下の方法によつて判定して大型成形品の外
観の良否を評価した。すなわち、カーボンブラツ
クを配合した組成物のペレツトを、東芝機械(株)製
10oz射出成形機に供給し、樹脂温度250℃、射出
圧力1000Kg/cm2、金型温度60℃、1サイクル45秒
でMVSS用金型を用い、末端1点ゲートで長さ
367mm、巾143mm、厚さ2mmのシートに成形し、ゲ
ート反対側のフローマークを判定した。 また、カーボンブラツクを配合した組成物のペ
レツトを大型射出成形機を用いて、長さ1〜1.8
m、巾5〜30cm、厚さ3〜6mmのバンパーに成形
したところ、良好な外観を有していた。 カーボンブラツクを含有するポリプロピレン組
成物のペレツトのメルトフローインデツクス、成
形品の測定結果を第1表に示す。 実施例 2〜7 第1表に示す量の結晶性エチレン―プロピレン
ブロツク共重合体、無定形エチレン―プロピレン
共重合体、および第1表に示す種類と量の無機充
填剤を用いた他は実施例1と同様に実施した。結
果を第1表に示す。 比較例 1 結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合体
として、エチレン含有量6.0%、ポリプロピレン
成分の沸騰n―ヘプタン不溶分97%以上、常温パ
ラ―キシレン可溶分の固有粘度(デカリン、135
℃)3.4、メルトフローインデツクス5.0の結晶性
エチレン―プロピレンブロツク共重合体(以下
EPコポリマーaと記す)を用いた他は実施例1
と同様に実施した。結果を第1表に示す。 比較例 2 結晶性エチレン―プロピレンブロツク共重合体
として、エチレン含有量7.0%、ポリプロピレン
成分の沸騰n―ヘプタン不溶分95重量%、常温パ
ラ―キシレン可溶分の固有粘度(デカリン、135
℃)5.2、メルトフローインデツクス1.2の結晶性
エチレン―プロピレンブロツク共重合体(以下
EPコポリマーbと記す)を用いた他は実施例1
と同様に実施した。結果を第1表に示す。 比較例 3〜4 第1表に示す量の結晶性エチレン―プロピレン
ブロツク共重合体、無定形エチレン―プロピレン
共重合体、および炭酸カルシウムを用いた他は実
施例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
【表】
【表】
実施例および比較例で用いた結晶性エチレン―
プロピレンブロツク共重合体の常温パラ―キシレ
ン可溶分は、ポリマー5gをパラ―キシレン500
mlに添加し、混合物を加熱してポリマーを完全に
溶解させた後、放冷し、1昼夜常温(約23℃)で
放置して、析出した不溶物を遠心分離器にて除
き、残部のパラ―キシレン溶液をアセトン1500ml
に添加し、析出した不溶物を含む混合物をガラス
フイルター(G4)で過し、集物を約50℃で
減圧乾燥して得たものである。 実施例 8、9 実施例1における結晶性エチレン―プロピレン
ブロツク共重合体AおよびBに代えて、エチレン
含有量8.0%、ポリプロピレン成分の沸騰n―ヘ
プタン不溶分97%以上、常温パラ―キシレン可溶
分の固有粘度(デカリン、135℃)3.5、メルトフ
ローインデツクス20の結晶性エチレン―プロピレ
ンブロツク共重合体(以下EPコポリマーCと記
す)を用いた以外は実施例1と同様にして第2表
の配合で実施した。結果を第2表に示す。 実施例 10 実施例9において、炭酸カルシウムをマイカに
代えた以外は実施例9と同様にして第2表の配合
で実施した。結果を第2表に示す。
プロピレンブロツク共重合体の常温パラ―キシレ
ン可溶分は、ポリマー5gをパラ―キシレン500
mlに添加し、混合物を加熱してポリマーを完全に
溶解させた後、放冷し、1昼夜常温(約23℃)で
放置して、析出した不溶物を遠心分離器にて除
き、残部のパラ―キシレン溶液をアセトン1500ml
に添加し、析出した不溶物を含む混合物をガラス
フイルター(G4)で過し、集物を約50℃で
減圧乾燥して得たものである。 実施例 8、9 実施例1における結晶性エチレン―プロピレン
ブロツク共重合体AおよびBに代えて、エチレン
含有量8.0%、ポリプロピレン成分の沸騰n―ヘ
プタン不溶分97%以上、常温パラ―キシレン可溶
分の固有粘度(デカリン、135℃)3.5、メルトフ
ローインデツクス20の結晶性エチレン―プロピレ
ンブロツク共重合体(以下EPコポリマーCと記
す)を用いた以外は実施例1と同様にして第2表
の配合で実施した。結果を第2表に示す。 実施例 10 実施例9において、炭酸カルシウムをマイカに
代えた以外は実施例9と同様にして第2表の配合
で実施した。結果を第2表に示す。
Claims (1)
- 1 (A)エチレン含有量5〜10重量%、ポリプロピ
レン成分の沸騰n―ヘプタン不溶分97重量%以
上、常温パラ―キシレン可溶分の固有粘度(デカ
リン、135℃)2.5〜4、メルトフローインデツク
ス11〜70の結晶性エチレン―プロピレンブロツク
共重合体35〜75重量%、(B)固有粘度(デカリン、
135℃)1.0〜2.0、ムーニー粘度ML1+4(100℃)5
〜40の無定形エチレン―プロピレン共重合体20〜
40重量%、および無機充填剤(但し、タルクを除
く)5〜25重量%よりなるポリプロピレン組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5003782A JPS58168648A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | ポリプロピレン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5003782A JPS58168648A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | ポリプロピレン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58168648A JPS58168648A (ja) | 1983-10-05 |
| JPH0212978B2 true JPH0212978B2 (ja) | 1990-04-03 |
Family
ID=12847795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5003782A Granted JPS58168648A (ja) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | ポリプロピレン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58168648A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH068375B2 (ja) * | 1983-08-18 | 1994-02-02 | 三井東圧化学株式会社 | ポリプロピレン樹脂組成物の製造方法 |
| JPH062861B2 (ja) * | 1983-09-08 | 1994-01-12 | 三井東圧化学株式会社 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1067776B (it) * | 1976-08-06 | 1985-03-16 | Mentedison Spa | Paraurti per autoveicoli in materiale polimerico termoplastico ditati de elevato modulo di elasticita e resistenza all infragilimento alle basse temperature |
| JPS6016982B2 (ja) * | 1976-11-22 | 1985-04-30 | 豊田合成株式会社 | 耐衝撃性に優れた樹脂組成物 |
| JPS5364257A (en) * | 1976-11-22 | 1978-06-08 | Toyoda Gosei Co Ltd | Impact-resistant resin composition |
| IT1088155B (it) * | 1977-10-27 | 1985-06-10 | Montedison Spa | Composizioni polimeriche autoestinguenti a base di polipropilene modificato |
-
1982
- 1982-03-30 JP JP5003782A patent/JPS58168648A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58168648A (ja) | 1983-10-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5045589A (en) | Polypropylene composition | |
| US4412016A (en) | Propylene polymer composition | |
| JPS603420B2 (ja) | バンパ−用ポリプロピレン組成物 | |
| JPS6031868B2 (ja) | ポリプロピレン組成物 | |
| JPH03172339A (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物 | |
| CA1248270A (en) | Improved polyolefin thermoplastic resin compositions | |
| JPH0480060B2 (ja) | ||
| JP2654979B2 (ja) | 充填剤含有ポリプロピレン組成物用顔料マスターバッチ | |
| WO2000004093A1 (en) | Propylene resin composition | |
| JPS6328463B2 (ja) | ||
| JPH0212978B2 (ja) | ||
| JPS58222133A (ja) | 塗装性の改良されたプロピレン重合体組成物 | |
| JPH0315667B2 (ja) | ||
| JPS634585B2 (ja) | ||
| JP2509750B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| JP3325838B2 (ja) | 低光沢ポリプロピレン系樹脂組成物、低光沢成形物および自動車部品用材料 | |
| JPS6058459A (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物 | |
| EP0426315A2 (en) | Polypropylene resin composition | |
| JP3342959B2 (ja) | 塗装用プロピレン系樹脂組成物 | |
| JPH10101891A (ja) | 樹脂組成物 | |
| JPS59193940A (ja) | 結晶性オレフイン重合体樹脂組成物 | |
| JP3241281B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物 | |
| JPS6328462B2 (ja) | ||
| JPS6143650A (ja) | 自動車バンパ−用ポリプロピレン組成物 | |
| JP3253385B2 (ja) | 樹脂組成物 |