JPH0213762A - 吸収冷温水機における潜熱回収器 - Google Patents

吸収冷温水機における潜熱回収器

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JPH0213762A
JPH0213762A JP16229988A JP16229988A JPH0213762A JP H0213762 A JPH0213762 A JP H0213762A JP 16229988 A JP16229988 A JP 16229988A JP 16229988 A JP16229988 A JP 16229988A JP H0213762 A JPH0213762 A JP H0213762A
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temperature combustion
heat
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Shuzo Takahata
高畠 修蔵
Kunihiko Nakajima
邦彦 中島
Mokichi Kurosawa
黒沢 茂吉
Giichi Nagaoka
永岡 義一
Shinichi Kannou
閑納 真一
Sadatoshi Takemoto
竹本 貞寿
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は吸収冷温水機における潜熱回収器に係り、詳し
くは、水素を多量に含む燃料を燃焼させる加熱源の排ガ
スの熱を、潜熱回収器によって機内へ循環される流体や
他の目的に使用される流体に回収させ、また、発生する
ドレンを取り出すことができる吸収冷温水機における潜
熱回収器に関するものである。
〔従来の技術〕
臭化リチウム水溶液が蒸発や凝縮を繰り返す間に発生す
る熱の授受により、冷水または温水が得られようになっ
ている吸収冷凍機では、臭化リチウムの稀吸収液から多
量の蒸気と高濃度吸収液が得られ、吸収冷凍作用をさせ
ることができる。そのような吸収冷凍機を含む吸収冷温
水機にあっては、蒸発器、吸収器、凝縮器や低温再生器
のほかに高温再生器を備えている場合があるが、その高
温再生器での加熱には水素を多量に含む都市ガスや天然
ガスさらには重油などの燃料が使用される。
そのような燃料が燃焼すると、かなりの量の水蒸気が発
生するが、その水蒸気を含む排ガスは、例えば約150
℃の高温ガスであり、通常、そのま\排ガスダクトなど
から大気・に放出される。これでは無駄に熱エネルギが
捨てられることになるので、高温燃焼ガスの熱やその中
の水蒸気の潜熱を回収することができれば、熱効率を向
上させることができる。すなわち、排ガスダクトなどに
熱交換器を設け、その冷温水器内へ循環される稀吸収液
あるいは中間濃度吸収液である流体や別の目的の熱源と
するための流体などに熱を回収させることが望ましい。
その際、高温燃焼ガスの熱エネルギのみならず水蒸気の
潜熱をも回収すれば、より一層、熱効率をあげることが
できる。
ところで、第12図に示す潜熱回収器100においては
、水平線Hに対して角度α傾いた中心線Nに沿って設置
されたシェル36の内部に、複数本の伝熱管37が、シ
ェル36に平行な姿勢で管板38A、38Bに固定され
る。図示しない加熱源に連通ずる排ガスダクト101か
ら矢印102方向に送られる高温燃焼ガスは、伝熱管3
7中を流過し、さらに、排ガスダクト103を経て大気
に放出される。導入管104から導入される15〜30
℃の稀吸収液である流体は、シェル36と、前方に位置
する管板38Aと、後方に位置する管板38Bと、で形
成される密閉空間を導出管105に向けて流通する一方
、伝熱管37と接触・熱交換して25〜40℃に昇温さ
れて導出管105から図示しない高温再生器へ導出され
る。
伝熱管37を流過する高温燃焼ガスは、熱交換による与
熱によって25〜40℃に降温される。その降温中に6
0〜55℃以下の温度になれば、高温燃焼ガス中の水蒸
気が蒸発潜熱を放出して凝縮し、露となって伝熱管37
の内面に付着する。さらに、水蒸気の凝縮が続くとその
露が成長してドレン41となって流下し、管板38Bの
後方位置でシェル36の下部に設けられたドレン排出管
路106を経て外部に排出される。
一方へ第13図に示す潜熱回収器110においては、上
述の潜熱回収器100と同様に、や\傾斜して設置され
たシェル36の内部に、複数本の伝熱管37が、シェル
36に平行な姿勢で管板38A、38Bに固定される。
図示しない加熱源に連通ずる排ガスダクI−111から
送られる高温燃焼ガスは、管板38A、38Bとシェル
36の内面で形成される密閉空間へ矢印112方向に導
入されて流過する。そして、排ガスダクト113に接続
された出口管114を経て大気に放出される。
一方、例えば低温再生器から矢印115方向に送られる
稀吸収液である流体は、管板38Bで分散して伝熱管3
7中を高温燃焼ガスの流通方向と逆流となる方向に流通
し、高温燃焼ガスが伝熱管37を介して流体と熱交換す
る。そして、高温燃焼ガスの顕熱や水蒸気の蒸発潜熱を
回収して昇温した流体は、導出管116から取り出され
る。
熱交換により降温した高温燃焼ガス中の水蒸気は、上述
の潜熱回収器100における伝熱管37中を流過する高
温燃焼ガスと同じように、それに含まれる水蒸気は、凝
縮して伝熱管37の外面に結露しさらにドレン41とな
って移動し、シェル36の内面下部に落下する。そのド
レン41は、傾斜したシェル36内を流れてドレン排出
管路117に流入し、外部に取り出される。
上述したように、潜熱回収器100.110にあって、
その加熱源で都市ガスや天然ガスや重油など水素を多量
に含む燃料を燃焼させると、排出される高温燃焼ガスに
は燃料の全発熱量の約lO%に相当する水蒸気が含まれ
る。その高温燃焼ガスが伝熱管37内やシェル36の密
閉空間を流過して、伝熱管37を介して流体と熱交換す
る間に60〜55°C以下に降温されると、水蒸気は蒸
発WJ熱を放出して凝縮し、伝熱管37 〔第12図参
照〕の内面や伝熱管37 〔第13図参照〕の外面に結
露する。それが成長してドレン41となって、前者では
伝熱管37〔第12図参照〕の内面を流下し、後者では
伝熱管37 〔第13図参照〕の外面を移動するなどし
て落下し、シェル36の下部内面を流下する。
また、第12図のドレン排出管路106に接続される排
出弁としては、ドレン41がドレン排出管路106に流
入すれば、開いてドレン41を円滑に排出させる一方、
流入がなければ閉止して、高温燃焼ガスを外部に流出さ
せないようにする機能が必要である。そして、この潜熱
回収器100を付帯装置として備えている吸収冷温水機
には、燃焼室が設けられ、その燃焼室から送られて(る
高温燃焼ガスの圧力は、大気圧に水柱数mmを加えた程
度の低い圧力となっている。この排出弁として蒸気トラ
ップを用いる場合、蒸気トラップは比較的高圧の蒸気か
ら凝縮したドレンを取り出す構造であって、さらには高
価となるので、ドレン排出管路106の排出弁として不
適当である。そのため、安価で簡単な構造となるU字管
を備えた水封式のサイホン管118が採用される。
しかし、運転中の吸収冷温水機における高温燃焼ガスの
圧力は、上述のように低圧であるが、燃焼室では燃料が
着火されるとき瞬発的に燃焼して、大気圧に水柱100
mmを加えた程度に上昇する。したがって、圧力上昇が
あれば、サイホン効果を利用しているサイホン管118
中に貯留されたドレン41の水柱が抜は落ちて、ドレン
41に追随する高温燃焼ガスがサイホン管118から外
部に流出することになる。その流出を防止するために、
圧力上昇を考慮してU字管を著しく長くしたサイホン管
118が採用されている。第13図に示す潜熱回収器1
10のドレン排出管路117には、上述の潜熱回収器1
00におけろサイホン管118と同様にサイホン管11
8が取り付けられている。
第13図に示す潜熱回収器110にあっては、上述のよ
うに、吸収液である流体は伝熱管37中を流過し、高温
燃焼ガスはシェル36内で上下・左右方向に流過して、
伝熱管37と接触・熱交換する。高温燃焼ガス中に含ま
れている水蒸気が熱交換によって降温されて露となり、
さらに、水滴となって落下してシェル36の下部でドレ
ン41となる。このとき、シェル36は高m燃焼ガスで
加熱されて昇温する一方で、シェル36の外面が外気と
直接接触して放熱しているために、シェル36の内面を
伝う水滴やドレン41は再蒸発することはない。シェル
36が傾斜して配置されているため、ドレン41は滞留
することなくその下部に沿って流下し、シェル36に設
けられたドレン排出管路117から外部に取り出される
。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した潜熱回収器100,110に発生したドレン4
1は、比較的緩やかな傾斜面である伝熱管37〔第12
図参照〕の内面や伝熱管37〔第13図参照〕の外面を
伝って移動し、前者はそのま\流下する一方、後者は落
下してシェル36を流下する。このドレン状態で伝熱管
37の内面や外面を移動するとき、その移動速度は表面
張力が作用するなどの物理的影響を受けて極めて遅(な
り、伝熱管37における滞留時間が長くなる問題がある
。
加えて、前者では伝熱管37〔第12図参照〕の内面、
後者では伝熱管37〔第13図参照〕の外面に付着して
滞留するドレン41によって濡れ縁が広がる。そのため
、伝熱管37にあっては、濡れ縁およびその周辺におけ
る熱交換機能が著しく阻害され、その伝熱機能が低下す
るので、高温燃焼ガスの顕熱やそれに含まれる水蒸気の
潜熱回収が十分になされない問題が生じる。
上述した潜熱回収器100,110に設けられたU字管
を備えた水封式のサイホン管118は、燃焼室で着火時
における圧力上昇があっても、その中の水柱が抜は落ち
ない長さとされている。−方、室中に設置される吸収冷
温水機にあっては、水封式のサイホン管118を収容す
る空間が狭いため、その設置が困難となる問題がある。
加えて、取付を容易にするために、短くされたサイホン
管118に貯留された水柱が一度抜は落ちると、室内に
高温燃焼ガスが流出する状態が続くなどの問題が残る。
さらに、圧力上昇にも耐える長くされたサイホン管11
8は、通常の運転時にはその応答性が鈍化するので、ド
レンの排出が不十分となり、ひいては、伝熱管37の内
面や外面に濡れ縁が広がり、高温燃焼ガスの顕熱やそれ
に含まれる水茎気の潜熱を能率よく回収することができ
なくなる問題がある。
第13図に示す潜熱回収器110にあっては、上述した
ように、高温燃焼ガスはシェル36内で伝熱管37中を
流過する流体と熱交換する。そして、潜熱回収器110
の付帯装置として備えられている吸収冷温水機には、燃
焼室が設けられている。その燃焼室で燃料が燃焼するこ
とにより、発生した高温燃焼ガスが排ガスダクト111
からシェル36に導入される。一方、燃焼室における燃
料の燃焼に伴って、燃焼音や共鳴音などの騒音が生じる
。その騒音は、燃焼室の形状や容量および燃焼状態によ
って異なるが、高温燃焼ガスの流通と共にシェル36内
に伝わる。そして、通常、シェル36内には消音対策が
取られていないので、室内に設置された吸収冷温水機な
どにあっては、騒音に悩まされるなど好ましくない状態
が生じる問題がある。
一方、第14図(a)に示す一般的な吸音装置の例では
、排ガスダクト119を流過する高温燃焼ガスと共に伝
わる騒音は、その内面に貼着された消音材120によっ
て吸音されるようになっている。第14図(b)に示す
内部に仕切が設けられた排ガスダクl−121A、12
1Bの全内面には、上述のダクト119と同様に消音材
122A。
122Bが貼着されたものである。また、第14図(C
)に示す排ガスダクト123では、矢印方向に流過する
高温燃焼ガスが消音材124の表面に衝突するとき、騒
音のエネルギが吸収され、吸音作用で騒音を消滅させる
ことができる。一方、衝突した高温燃焼ガスは90度方
向転換して所望の(置所へ導出される。
第14図(d)に示す波型に形成された消音材125は
、排ガスダクト126の内面や中央の案内板に貼着され
たものである。また、自動車におけるマフラのように、
第14図(e)に示す複数の小孔127aがあけられた
パイプ127から騒音が逃げ、その騒音が消音材128
によって吸音されるようにしたものもある。これら幾つ
かの消音材の中、適切な消音材を採用することにより、
騒音が吸収されて静粛に稼働することができる潜熱回収
器の実現が望まれている。
加えて、第12図および第15図に示したように、シェ
ル36が外気と直接接触しているので、熱エネルギの回
収を目的として導入された高温燃焼ガスは、シェル36
を加熱・昇温さ廿る一方、シェル36からその熱を外部
へ放散している。したがって、このような保温されてい
ないシェル36を採用す悉と、凝縮水の再蒸発は抑制さ
れるものの、能率のよい熱エネルギの回収が阻害される
欠点がある。それを解消するために、第13図および第
16図において、シェル36を外囲する二点鎖線で示す
保温材129が装着され、シェル36からの無駄な熱放
散を防止するようにしている潜熱回収器がある。
しかし、シェル36は150℃に近い温度まで昇温する
ので、シェル36の内面に付着する水滴やドレン41は
再蒸発する。その結果、高温燃焼ガスに含まれる水蒸気
と再蒸発した水蒸気とが、凝縮と蒸発を繰り返すことに
なる。この繰り返し現象が効率的な熱回収を抑制するよ
うに作用し、シェル36からの熱放散を防止しているに
も拘わらず、水蒸気の蒸発’114 j’、I、、>の
回収が困難となる問題がある。
本発明は上述の問題を解決するためになされたもので、
その目的は、高温燃焼ガスに含まれる水蒸気を凝縮させ
て潜熱を回収する一方、伝熱管の内面や外面に結露・付
着した露がドレンとなるとき、それを迅速に落下させて
、ドレンの滞留によって生じる伝熱管における濡れ縁の
広がりを抑制することができる吸収冷温水機における潜
熱回収器を提供することである。
第二には、潜熱回収器の伝熱管の内面や外面に結露・付
着した露がドレンとなるとき、それを迅速かつ的確に取
り出して、ドレンの滞留に伴って伝熱管に生じる濡れ縁
の広がりを抑制し、高温燃焼ガスの顕熱やそれに含まれ
る水蒸気の潜熱を能率よく回収すると共に、高温燃焼ガ
スの流出を防止することができる潜熱回収器を提供する
ことである。
第三には、潜熱回収器の伝熱管の外面に結露・付着した
水滴が、シェルの下部に落下してドレンとなるとき、そ
のドレンを集めて再蒸発させることなく迅速に取り出し
て、ドレンの再蒸発によって引き起こされる熱回収を困
難にする欠点をなくし、さらに、ドレンの滞留に伴って
伝熱管に生じる濡れ縁の広がりを抑制し、加えて、−燃
焼室からシェルに伝わる騒音が吸収され、静粛な稼働が
可能となる一方、シェルから外気への熱放散が防止され
、高温燃焼ガスの顕熱やそれに含まれる水蒸気の潜熱を
能率よく回収することができる潜熱回収器を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の吸収冷温水機における潜熱回収器は、第1図に
示すように、吸収器2、再生器4,5、凝縮器3および
蒸発器1を有し、吸収液を循環させるようになっている
吸収冷温水機10に、稀吸収液を濃吸収液とするために
水素を含む燃料を焚(加熱手段6が設けられ、その加熱
手段6からの高温燃焼ガスが導入され、その潜熱が回収
されるようにした吸収冷温水機における潜熱回収器に通
用される。
その特徴とするところは、稀吸収液または高温燃焼ガス
を流通させる竪型のシェル36が設けられ、その竪型の
シェル36に高温燃焼ガスまたは稀吸収液が流通する伝
熱管37が挿着されている。
そして、伝熱管37の内部または伝熱管37外部で、熱
交換により高温燃焼ガスが降温するに伴って発生し、伝
熱管37の内面または外面に付着するドレン41 〔第
2図参照〕を、滞留させることなく落下するように、伝
熱管37が垂直に配置されている。
第二項の発明にあっては、第4図に示すように、シェル
36および伝熱管37は、水平に対して傾斜して設置さ
れ、シェル36下部に凝縮したドレン41を滞留しない
ように、シェル36の外方に取り出すドレン排出管路5
5がシェル3Gの下部に設けられる。ドレン排出管路5
5の下方端部55aには、円錐部56Bを有するドレン
貯留槽5Gが接続され、そのドレン貯留N5Gには、シ
ェル36からドレン貯留槽56に導入されたドレン41
の水位の上昇によって浮揚し、かつ水位が低下したとき
円錐部56Bに流通的に着座するフロート59が内蔵さ
れている。そして、ドレン貯留槽56の円錐部56Bの
下部には排出管65が接続され、その排出管65は円錐
部56Bに連なるU字状の下部曲がり部65Bと、それ
に連なりドレン貯留槽56の下端56cより上部に位置
する逆U字状の上部曲がり部65Dとを備えている。
第三項の発明にあっては、第8図に示すように、シェル
36および伝熱管37は、水平に対して傾斜して設置さ
れ、そのシェル36の下部に凝縮したドレン41を滞留
しないように集め、それを流下させるドレン流路87が
形成される。そして、ドレン流路87を除外してシェル
内面36bに保温材を兼ねた消音材86が貼着されると
共に、シェル36内を流過する高温燃焼ガスが、その消
音材86の表面86bに衝突して吸音されるように曲流
させるための邪魔板84がシェル36内に設けられてい
る。
〔作   用〕
吸収器2、再生器4,5、凝縮器3および蒸発器1を備
え、吸収液を循環させるようになっている吸収冷温水機
10の加熱手段6に、水素を含む燃料が供給されて燃焼
する。その燃焼によって、再生′I54から再生器5へ
導入される稀吸収液は加熱され、稀吸収液に含まれる冷
媒が蒸発されて濃吸収液に変えられる。一方、加熱手段
6からの高温燃焼ガスが導入され、その潜熱を回収する
ようになっている潜熱回収器にあっては、その高温燃焼
ガスが内部に設けられた複数の伝熱管37内を流通する
。また、伝熱管37の外部に形成される密閉空間を稀吸
収液が流通しているので、高/!j、燃焼ガスが稀吸収
液との間で熱交換して熱授受が行なわれる。その結果、
稀吸収液は昇温されると共に高温燃焼ガスは降温される
。
その高温燃焼ガスが、最終的な降温状態となる以前に、
ある温度以下に降温すると、それに含まれる水蒸気が結
露して伝熱管37の内面に付着した露は、結露が続くに
連れてドレン41に成長する。しかし、伝熱管37が垂
直に配置されているので、その内面で成長したドレン4
1は濡れ縁を広げることなく、直ちに落下して滞留する
ことはない。そのため、濡れ縁の発生による伝熱管37
の熱交換機能が損なわれことがないので、潜熱回収器2
0は能率よく高温燃焼ガスの顕熱およびそれに含まれる
水蒸気の潜熱を回収することができる。なお、第3図に
示す/fj熱回収器にあっても、結露は伝熱管37の外
面に発生するが、上述と同様に能率よく熱エネルギを回
収することができる。
第二項の発明にあっては、第4図に示すように、潜熱回
収器におけるシェル36には流体が流通する一方、シェ
ル36に装着された伝熱管37には、水素台を燃料を燃
焼させた高温燃焼ガスが流通している。そして、高温燃
焼ガスは伝熱管37の内部を流過する間に流体と熱交換
する。その熱交換によって、高温燃焼ガスに含まれる水
蒸気が、伝熱管37の内面で凝縮・結露してドレン41
となる。シェル36および伝熱管37が、水平に対して
傾斜して設置されているので、ドレン41は流下してシ
ェル36下部に設けられたドレン排出管路55に導入さ
れる。そして、導入されたドレン41は、ドレン排出管
路55の下方端部55aに接続している円錐部56Bを
有するドレン貯留槽56に導入される。
そのとき、ドレン貯留槽56に内蔵されたフローl−5
9は、水位が低下した状態にあるため、円錐部56Bに
流通的に着座して、排出管65とドレン貯留槽56の下
端56cとの間における気液の流通を阻止している。し
たがって、ドレン41の導入が続くと、ドレンの水位が
上昇することによってフロート59が浮揚するので、ド
レン貯留槽56の下端56cと排出管65とは連通ずる
。
その結果、ドレン41は排出管65に導出され、U字状
の下部曲がり部65Bと、それに連なる逆U字状の上部
曲がり部65Dへと流過する。そして、ドレン41の水
位がドレン貯留槽56の下端56cより上位、すなわち
、上部曲がり部65Dの下方頂部65aより上位となる
と、サイホン効果によって、排出管65を満たしている
ドレン41およびドレン貯留槽56に貯留られたドレン
41は、そのま\シェル36の外部に排出される。
その排出に伴って、フロート59は下降して円tlff
1部56Bに着座し、再度、下端56Cと排出管65と
の間における気液の流通を阻止する。そのため、ドレン
貯留槽56内では、ドレン41に追随して導入される高
温燃焼ガスが、着座したフロート59によって流通が阻
止されているので、高温燃焼ガスはシェル36外部へ流
出することはない。一方、次々と連続してシェル36か
ら導入されるドレン41はドレン貯留槽56内に貯留さ
れ、フロート59の再度の浮揚により、貯留された次な
るドレン41の排出が円滑に行なわれる。
第三項の発明にあっては、第8図に示すように、吸収冷
温水機が稼働すると、その燃焼室で水素を多量に含む燃
料が燃焼される。その燃焼によって発生した約150℃
の高温燃焼ガスが、潜熱回収器75のシェル36に導入
される一方、燃焼室の形状や容量および燃料の燃焼状態
によって異なるが、燃焼室で生じる燃焼音や共鳴音など
からなる騒音もシェル36内に伝わる。
シェル36内に設けられた複数の邪魔板84に案内され
て、シェル36内を曲流しながら流通する高温燃焼ガス
は、曲流する度に、シェル内面36bに貼着された保温
材を兼ねた消音材86の表面86bに衝突する。その衝
突の際、燃焼室から運ばれる騒音エネルギが吸収される
ので、騒音は迅速に消滅する。なお、ドレン流路87を
除外して、シェル内面36bの全周に貼着された消音材
86は、保温・断熱機能を有しており、シェル36は高
温燃焼ガスによって加熱・昇温されることばない。その
結果、高温燃焼ガスに保持される熱エネルギは、シェル
36から無駄に外気へ放熱されることはなく、熱エネル
ギの有効利用を図ることができる。
一方、シェル36内に装着された伝熱管37中には、授
熱される流体が流通している。そして、高温燃焼ガスは
邪魔板84の整流作用によって、シェル36内を上下・
左右方向に広かつて流通ずることによって、満遍なく伝
熱管37の外面に接触しながら流過する。低温の流体は
受熱して昇温する一方、高温の高温燃焼ガスは流体へ授
熱することによって降温し、ある温度に降温すると、高
温燃焼ガスに含まれる水蒸気が蒸発潜熱を放出して凝縮
し、伝熱管37の外面に結露・付着する。
その結露が続(と、露が成長して水滴となり、シェル3
6および伝熱管37が水平に対して傾斜しているので、
その水滴は下方に移動して大きくなり、消音材86の表
面86bを伝わったり、あるいは、そのま\落下する。
落下したドレン41は、シェル36の下部に形成された
ドレン流路87に集められる。一方、落下による水滴の
離脱によって、伝熱管37の外面における水滴による濡
れ縁の広がりが抑制され、伝熱管37の熱交換機能は損
なわれることな(維持される利点がある。
そして、このドレン流路87が形成されている位置には
、消音材86が貼着されていないので、高温燃焼ガスと
接触して150℃程度に昇温されたドレン流路87にあ
っては、その底部を形成するシェル36から熱エネルギ
を外気へ放出する。したがって、ドレン流路87は、外
気への放熱によって、常に、100°C以下の温度を保
つので、集められたドレン41は再蒸発することはない
。そして、ドレン流路87を流下するドレン41はシェ
ル36の外部へ取り出される。
上述したように、水滴による濡れ縁の広がりが抑制でき
、シェル36からの放熱が防止され、ドレン流路87に
おけるドレン41の再蒸発がないので、′/Ij熱回収
器75にあっては、高温燃焼ガスの顕熱およびそれに含
まれる水蒸気の潜熱を能率よく回収することができる。
〔発明の効果〕
本発明の吸収冷温水機における潜熱回収器にあっては、
稀吸収液または高温燃焼ガスを流通させる竪型のシェル
が設けられ、その竪型のシェルに高温燃焼ガスまたは稀
吸収液が流通する伝熱管が挿着され、伝熱管内部または
伝熱管外部で、熱交換により高温燃焼ガスが降温するに
伴って発生し、伝熱管の内面または外面に付着するドレ
ンを、滞留させることなく落下するように、伝熱管が垂
直に配置されているので、高温燃焼ガスの顕熱とそれに
含まれる水蒸気の潜熱を回収することができる。
加えて、高温燃焼ガスが熱交換することにより降温する
際、それに含まれる水蒸気が結露して伝熱管の内面や外
面に付着したドレンは、滞留することなく迅速に落下す
る。その結果、ドレンによって生じる伝熱管の内面また
は外面における濡れ縁の広がりが抑制され、伝熱管の伝
熱機能を高めることができる。したがって、潜熱回収器
は、高温燃焼ガスの顕熱とそれに含まれる水蒸気の潜熱
を、伝熱管を介して能率よく回収・利用することができ
る。
第二項の発明にあっては、シェルおよび伝熱管は、水平
に対して傾斜して設置され、シェル下部に凝縮したドレ
ンを滞留しないように、シェルの外方に取り出すドレン
排出管路がシェル下部に設けられ、ドレン排出管路の下
方端部には、円錐部を有するドレン貯留槽が接続され、
そのドレン貯留槽には、シェルからドレン貯留槽に導入
されたドレンの水位の上昇によって浮揚し、かつ水位が
低下したとき円錐部に流通的に着座するフロートが内蔵
され、ドレン貯留槽の円錐部の下部には排出管が接続さ
れ、その排出管は円錐部に連なる0字状の上部曲がり部
と、それに連なりドレン貯留槽の下端より上部に位置す
る逆U字状の上部曲がり部とを備えているので、伝熱管
の内面や外面に結露・付着した露が、ドレンとなってシ
ェルからドレン排出管路を経て、ドレン貯留槽に導入さ
れてフロートが浮揚し、ドレンを迅速かつ的確に取り出
すことができる。
したがって、ドレンの滞留に伴って伝熱管に生じる濡れ
縁の広がりを抑制することができるので、高温燃焼ガス
の顕熱やそれに含まれる水蒸気の潜熱を能率よく回収す
ることができる。加えて、ドレンを取り出した後、フロ
ートの着座によって、ドレンに追随してドレン貯留槽に
導入される高温燃焼ガスのシェル外部への流出を確実に
防止することができる。
第三項の発明にあっては、シェルおよび伝熱管は、水平
に対して傾斜して設置され、そのシェル下部に凝縮した
ドレンを滞留しないように集め、それを流下させるドレ
ン流路が形成され、ドレン流路を除外してシェル内面に
保温材を兼ねた消音材が貼着されると共に、シェル内を
流過する高温燃焼ガスが、その消音材の表面に衝突して
吸音されるように曲流させるための邪麿板がシェル内に
設けられているので、潜熱回収器の伝熱管の外面に結露
・付着した水滴が、シェルの底面に落下してドレンとな
るとき、そのドレンが集められても再蒸発することなく
迅速に取り出される。
その結果、ドレンの滞留に伴って伝熱管の外面に生じる
濡れ縁の広がりを抑制することができ、さらに、燃焼室
で発生した騒音は、高温燃焼ガスの流通と共にシェル内
に伝わっても、消音材により直ちに吸音されて消滅する
。したがって、潜熱回収器は高温燃焼ガスから流体への
熱授受が極めて静粛に行なわれるので、潜熱回収器に近
い位置の環境は好ましい状態となり、人々は騒音による
不快感を受けることもない。一方、保温材を兼ねた消音
材によって、熱交換中のシェルから外気への熱放散が防
止され、さらに、上述したように伝熱管に生じるドレン
による濡れ縁の広がりが抑制されると共に、集められた
ドレンは再蒸発することなく迅速に取り出されるので、
高温燃焼ガスの顕熱やそれに含まれる水蒸気の潜熱を能
率よくかつ円滑に回収することができる。
〔実 施 例〕
以下に本発明をその実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の構成を含む一実施例の吸収冷温水機l
Oである吸収冷凍機の系統図を示すもので、下部低圧室
には蒸発器1および吸収器2が、上部高圧室には凝縮器
3および低温再生器4が形成され、いずれも所要の流体
を管内に流通させる管群が設置されている。5は高温再
生器、6は高温再生器5へ送られる中間濃度吸収液を加
熱するための加熱手段、7は吸収器2から低温再生器4
への管路8に設けられた第一熱交換器、9は第二熱交換
器、11は冷媒ポンプ、12は稀吸収液ポンプ、13は
中間濃度吸収液ポンプ、14は・冷媒溜め、15は稀吸
収液溜め、20は潜熱回収器である。
本図において、蒸発器1で冷却作用を行なって蒸発した
冷媒蒸気が吸収器2で吸収液に吸収され、吸収液は濃度
が低下して吸収力を失い下部の稀吸収液溜め15に溜め
られる。この稀吸収液を稀吸収液ポンプ12で管路16
、第一熱交換器7および管路8を経て低温再生器4へ送
り、その送られた稀吸収液は、低温再生器4において、
高温再生器5で発生された冷媒蒸気が導入される加熱管
4aで加熱される。
低温再生器4で稀吸収液を加熱して冷媒を蒸発分離する
と、稀吸収液の濃度が上昇する一方、蒸発した冷媒は凝
縮器3で凝縮器管3aの冷却水により凝縮される。濃度
の上昇した稀吸収液は中間濃度吸収液となり、中間濃度
吸収液ポンプ13により、管路17,18を流過し、第
二熱交換器9でさらに昇温された後、管路19を流過し
て高温再生器5に導入される。また、管路19から分岐
した管路21を流過する中間濃度吸収液は、流量調節弁
22を流過して後述する潜熱回収器20に導入され、管
路23、送水ポンプ24.流量調節弁25および管路1
9を経て、再び高温再生器5に導出される。
このとき、高温再生器5に備えられた加熱手段6には、
バーナ26が取り付けられ、外部から供給される水素を
多量に含む都市ガスや天然ガスさらには重油などの燃料
が燃焼され、その高温燃焼ガスが排ガス排気@27から
排出されるようになっている。また、その排ガス排気筒
27は、潜熱回収器20の上部を形成する排ガスダクト
28に接続され、排ガス排気筒27からの高’/A燃焼
ガスは、潜熱回収器20を流通する間に中間濃度吸収液
と熱交換して降温した後、潜熱回収器20の下部を形成
する排ガスダクト29から、図示しない煙突を経て大気
に放出されるようになっている。
なお、排ガス排気筒27を流過する高温燃焼ガスは、高
温再生器5内で加熱されて流過する中間濃度吸収液を加
熱する。このように、高温再生器5や潜熱回収器20で
加熱された中間濃度吸収液は、冷媒を蒸発させて圧力上
昇すると共に高濃度に濃縮され、濃吸収液となって吸収
力を高める。
高温再生器5で蒸発した冷媒蒸気は、上述のように、低
温再生器4で加熱に用いられ、自らは凝縮して冷媒液と
なって凝縮器3に導かれ、冷却水で冷却されてさらに温
度が下がり、前述の冷媒液と共に管路30を経て蒸発器
1に戻り、そこで蒸発することによって冷却作用する。
一方、高温再生器5で濃縮された濃吸収液は、真空に近
い低圧の吸収器2に向け、その圧力差および位置落差を
利用して、管路31、第二熱交換器9、管路32、第一
熱交換器7、を経て移動し、その間に熱交換器9.7で
放熱して、管路33を経て散布装置から散布され、吸収
器2に戻って吸収作用を行なう。なお、蒸発器1の蒸発
器管1a内には冷やされる液体すなわち冷水が流されて
いる。
吸収器2の吸収器管2aには矢示のごとく冷却水34が
流され、吸収器2の管表面に散布される吸収液が低温な
ほど吸収能力が大きいので、吸収液を冷却させつ一蒸発
器1で発生した冷却蒸気を吸収する。また、凝縮器3の
凝縮器管3a内にも冷却水が流されており、低温再生器
4からの冷却蒸気や冷媒ドレンを冷却する。ちなみに、
吸収冷凍機の吸収器2の下部は著しく低い圧力になるた
め、不凝縮性ガスが溜りやすく、吸収器2の下部より抽
気装置によって不凝縮性ガスを外部に排出することがで
きるようになっている。35はその排出用の抽気ポンプ
である。
第2図に示す潜熱回収器20は、加熱手段6の排ガス排
気筒27に接続される上部の排ガスダクト28と、それ
に接続される竪型の垂直姿勢とされたシェル36と、そ
れに連なる下部の排ガスダクト29と、伝熱管37とか
ら構成される。
シェル36の内部には、加熱手段6で発生した高温燃焼
ガスを流通させる複数本の伝熱管37がシェル36に平
行して垂直に配列され、シェル36の上端部と下端部に
設けられた管板38A、38Bを貫通した両端部が拡管
されて気密的に固定される。そして、両管板38A、3
8Bとシェル36の内面で形成される密閉空間の下方に
は、管路21 〔第1図参照〕から中間濃度吸収液が導
入される導入管39が取り付けられ、上方に設けられた
導出管40から、熱交換を終えた中間濃度吸収液が導出
された後、管路23、送水ポンプ24、管路19〔第1
図参照〕を経て高温再生器5に導入されるようになって
いる。
また、排ガスダクト29は、上述したように図示しない
煙突に接続され、授熱した高温燃焼ガスを排出させるた
めのものであり、さらに、伝熱管37の内面に発生して
落下してくるドレン41 〔第2図参照〕を流下させ易
くするように、その底板43は、ドレン排出管42に向
けてドレン41が集められるような傾斜して形成されて
いる。
このような構造の潜熱回収器20にあっては、伝熱管3
7内を上方から下方に流通する高温燃焼ガスと、密閉空
間を下方より上方に流通する中間濃度吸収液とは、伝熱
管37の管壁を介して熱授受が行なわれ、中間濃度吸収
液は与熱されて15〜30℃から25〜40℃に昇温さ
れ、約150℃の高温燃焼ガスは25〜40℃に降温さ
れる。高温燃焼ガスが60〜55℃以下に降温すると、
その中に含まれる10%の水蒸気が蒸発潜熱を放出する
と共に凝縮して結露し、さらに、ドレン41に成長する
と、伝熱管37が垂直姿勢を保持しているため、滞留す
ることなく迅速に排ガスダクト29へ落下すると共に、
ドレン排出管42から排出されるようになる。
したがって、ドレン41による伝熱管37の内面の濡れ
縁の広がりが抑制される。その結果、伝熱管37の熱交
換機能が高められる。なお、伝熱管37の断面は円形と
されるが、断面形状を星型〔図示せず〕とされて複数の
尖った隅部を備えた伝熱管が用いられてもよい。すなわ
ち、尖った隅部で形成されるドレン通路を利用して速や
かなドレンの落下を促すようにされている。要は、取り
付けられた潜熱回収器に適した形状の伝熱管を用いれば
よい。
このような構成の潜熱回収器20が吸収冷温水機10に
適用されると、次のようにして、低温再生器4から送ら
れてくる中間濃度吸収液を加熱して、高温再生器5へ送
り込むことができる。
吸収冷温水機10における稀吸収液溜め15に集められ
た稀吸収液は、稀吸収液ポンプ12によって管路8を経
て低温再生器4に送られる。その間、第一熱交換器7で
加熱された稀吸収液は、低温再生器4でさらに加熱され
るため、冷媒である水を蒸発させて中間濃度吸収液とな
る。その中間濃度吸収液は、中間濃度吸収液ポンプ13
によって管路17,18を経て第二熱交換器9で加熱さ
れ、15〜30℃に昇温される。そして、中間濃度吸収
液は、管路19と、流量調節弁22によって流過量が調
整されている管路21にそれぞれ分流して流通する。
管路19に流れた中間濃度吸収液は2加熱手段6におい
て、上昇・流通する高温燃焼ガスにより加熱され、中間
濃度吸収液は冷媒の水を蒸発させて濃度の高い濃吸収液
となって、高温再生器5に収容される。他方、流18J
I節弁22によって流過量が調整された導入管39を経
て、シェル36と両管板38A、38Bで囲まれた密閉
空間を流通して導出管40から管路23、流量調節弁2
5および管路19を経て、高温再生器5に導入される。
そして、潜熱回収器20の伝熱管37にあっては、排ガ
ス排気筒27からくる高温燃焼ガスが、上部の排ガスダ
クト28で矢印で示すように下方に曲がり、管機38A
で分散して、伝熱管37を流過して下部の排ガスダクト
29に導出され、図示しない煙突から大気に放出される
。
伝熱管37を流通する高温燃焼ガスは、15〜30℃の
中間濃度吸収液と伝熱管37を介して熱交換する。その
熱交換により、中間濃度吸収液は25〜40℃に昇温さ
れる一方、高温燃焼ガスは25〜40℃に降温される。
高温燃焼ガス温度が65〜55℃になると、それに含ま
れる水蒸気が伝熱管37の内面に結露する。そき結露が
続くと、それはドレン41に成長する。しかし、断面が
円形や尖った隅部を備えた断面星形の垂直に保持された
伝熱管37にあっては、発生・付着したドレン41を速
やかに排ガスダクト29の底板43へ落下させ、ドレン
41による濡れ縁の広がりを抑制される。
その結果、伝熱管37の熱交換機能が高められ、高温燃
焼ガスは伝熱管37の管壁を介して、中間濃度吸収液を
能率よく加熱することができる。そして、加熱後の中間
濃度吸収液は、送水ポンプ24によって加圧され、上述
したように、導出管40から管路23、流量調節弁25
および管路19を経て、円滑に高温再生器5に収容され
る。そして、この濃吸収液から蒸発する高温の冷媒蒸気
は高温再生器5の上部から低温再生器4に送り出され、
濃吸収液は高温再生器5の下部から吸収器2に送り出さ
れる。
このようにして、加熱手段6で発生した高温燃焼ガスは
、その熱エネルギが効率的に回収されるので、吸収冷温
水機10における熱エネルギの有効利用を図ることがで
きる。
上述の例にあっては、高温燃焼ガスが伝熱管37内を流
通するようになっているが、それに代えて、中間濃度吸
収液である流体を流通させ、密閉空間には高温燃焼ガス
を流通させる第3図に示すような潜熱回収器44を用い
ても、潜熱回収器20と同様に、良好な熱交換によって
中間濃度吸収液である流体を加熱することができる。潜
熱回収器44が、上述の潜熱回収器20と異なる点は、
排ガス排気筒27に接続される排ガスダクト4.5がシ
ェル36の上部に設けられ、図示しない煙突に接続され
る排ガスダクト46は、シェル36の下部に設けられる
。潜熱回収器44の上部には、中間濃度吸収液を導入す
る導入管47が取り付けられ、その下部には、中間濃度
吸収液を導出する導出管48が取り付けられる。
さらに、シェル36の下部に位置する管板38Bの内方
位置には、排ガスダクト46の下部位置からドレン排出
管42に至る傾斜した底板49が取り付けられている。
したがって、伝熱管37の外面に結露した露が成長し、
ドレン41となって底板49に落下したとき、ドレン4
1がドレン排出管42へ迅速に集められるようになって
いる。
次に、他の発明をその実施例に基づいて説明する。第4
図は第2の発明の一実施例における潜熱回収器50の断
面図およびそのドレン排出装置51の要部断面図である
。シェル36は水平線Hに対して、その中心線Nが角度
α傾斜した姿勢で設置される。そのシェル36の内部に
は、高温燃焼ガスを流通させる複数本の伝熱管37がシ
ェル36に平行するように配列され、シェル36の前後
に設けられた管板38A、38Bを貫通した両端部が拡
管されて気密となるように固定される。
このように、傾斜した姿勢とされた伝熱管37に発生し
たドレン41は流下し易くなる。そして、両管板38A
、38Bとシェル36の内面で形成される密閉空間の一
方には、図示しない吸収冷温水機における低温再生器か
らの稀吸収液あるいは中間濃度吸収液である流体が導入
される導入管39が設けられ、他方に設けられた導出管
40から流体が図示しない高温再生器へ導出されるよう
になっている。
図示しない燃焼室で水素を多量に含有する都市ガスや天
然ガスあるいは重油などが燃焼されると、高温燃焼ガス
が発生する。その高温燃焼ガスが排ガスダクト52から
矢印54方向に流通して、管板38Aで分散して伝熱管
37内を流通した後、排ガスダクト53から図示しない
煙突を経て、大気に放出されるようになっている。伝熱
管37内を流通する間に、高温燃焼ガスは、密閉空間を
」二下・左右方向に流れる流体と熱交換し、それに与熱
することによって25〜40℃に降温する。
そして、約150℃の高温燃焼ガスが60〜55℃以下
に降温すると、その中に含まれる10%の水蒸気が蒸発
潜熱を放出すると共に凝縮して結露し、伝熱管37の内
面に付着する。その露は熱交換が進むにつれてドレン4
1となって伝熱管37の内面を流下する。そして、ドレ
ン41が管板38Bの後部のシェル36の内面下部に集
められると、ドレン41が滞留しないように、シェル3
6の外部へ導出させるためのドレン排出管路55が設け
られる。そのドレン排出管路55は下方に延ばされ、そ
の下方端部55aには、円錐部56Bを有するドレン貯
留槽56が接続される。
本例のドレン貯留槽56にあっては、上部に円筒部56
Aが形成され、その円筒部56Aの下部位置に円錐部5
6Bが形成されている。そして、円筒部56Aの天井面
56aに開口部57が設けられ、その開口部57を介し
てドレン排出管路55とドレン貯留槽56が連通されて
いる。なお、開口部57は、天井部56aの中央位置を
避けて周辺に位置するように開口しており、導入される
ドレン41が円筒部56Aの側壁56bに沿うようにし
て流下できるように配慮されている。また、円S(を部
56Bの下方端部には開口部58が開口され、円↑1r
部56Bの内面下部には、フロート59が着座する着座
部60が形成される。
一方、ドレン貯留槽56にはフロート59が内蔵されて
おり、シェル36からドレン貯留槽56に導入されたド
レン41の水位の上昇によって浮揚し、かつ水位が低下
したとき円錐部56Bに流通的に着座するようになって
いる。フロート59は、例えば薄鋼板や薄不銹鋼板やア
ルミニウム板で形成された球体や錘を下部に備えた円錐
体などの種々な形状のものが用いられる。要は、浮揚お
よび下降を繰り返すとき、下降時には必ず着座部60に
着座して、ドレン41と、ドレン41に追随してドレン
貯留槽56へ導入される高温燃焼ガスとが、着座部60
より下方に流下しないように阻止することができるもの
であればよい。すなわち、内部の空間容積の空気と金属
本体との平均比重が、水であるドレン41の比重より小
さくされると共に、着座時には金属本体の重量による押
圧力で着座部60を流通的に押圧することができればよ
い。
本例では球体のフロート59が採用されているが、第6
図に示すような中空の金属製とされた円錐体状の本体6
1と、重錘62と、が鎖63で接続されたフロート64
であってもよい。そのフロート64にあっては、重錘6
2が排出管65の直管65A内に間隙を有するように挿
入されていて、浮揚状態から下降状態に移行するとき、
フロート64の本体61の下部が常に着座部67へ確実
に着座するようになっている。
ドレン貯留槽56の円Me部56Bの下部には排出管6
5が接続され、その排出管65は円錐部5613に連な
る直管65Aと、U字状の上部曲がり部65Bと、直管
65Cと、それに連なりドレン貯留槽56の下端56c
より上位に位置する逆U字状の上部曲がり部65Dと、
直管65Eとからなる。なお、本例にあっては、第59
図に示すように上部曲がり部65Dの内面の下方頂部6
5aが、ドレン貯留槽56の下端56cから上位のHl
に位置している。この場合、シェル36から流下してく
るドレン41が、着座したフロート59によって閉止さ
れているドレン貯留槽56に貯留される。
その貯留に伴う水位の上昇によって、フロート59が浮
揚する一方、水位がHlを過ぎて水位H2になるとき、
すなわち、Hlより上位になるとき、開状態のドレン貯
留槽56よりドレン41が排出管65を満たすと共に、
サイホン効果によって排水溝66に向けて流下・排出さ
れるようになっている。
このような構成のドレン排出装置51は、次のようにし
て、高温燃焼ガスをシェル36の外部に流出させること
なく、潜熱回収器50に発生したドレン41を排出する
ことができる。
図示しない燃焼室で都市ガスや天然ガスあるいは重油な
どの水素を含む燃料に着火されて燃焼する。その燃焼に
伴って発生する高温燃焼ガスは、排ガスダクト52から
矢印54方向に流通して、管板38Aで分散して伝熱管
37内を流通する。
そして、燃料が着火されて瞬発的に燃焼し始めるとき、
発生した高温燃焼ガスは昇圧されて大気圧に水柱100
mmを加えた圧力となり、その高温燃焼ガスはドレン排
出管路55を経てドレン41が貯留されていないドレン
貯留槽56に導入される。
しかし、ドレン貯留槽56に内蔵されたフロート59は
、着座部60へ気密的に着座していて、排出管65とド
レン貯留槽56との間における気液の流通を阻止した閉
止状態にある。
したがって、昇圧された高温燃焼ガスが排出管65に導
出されることがないので、排出管65に残存するドレン
41は、その水位が上部曲がり部65Dの下方頂部65
aや円錐部56Bの下端56Cの間にあり、直管65E
に流出することはない。そして、燃焼室における燃焼が
正常な状態に戻って、大気圧に水柱数mmを加えた圧力
に降圧される一方、図示しない吸収冷温水機の低温再生
器より送られてくる稀吸収液あるいは中間濃度吸収液で
ある流体が、導入管39からシェル36の密閉空間に導
入される。
その流体は、伝熱管37の外面に接触しながら導出管4
0に向けて、上下・左右方向に流通し、図示しない高温
再生器へ導出される。そして、高温燃焼ガスと流体との
間で、伝熱管37の管壁を介して熱授受が行なわれ、流
体は与熱されて15〜30℃から25〜40℃に昇温さ
れ、約150℃の高温燃焼ガスは降温される。高温燃焼
ガスが60〜55℃以下に降温すると、その中に含まれ
る10%の水蒸気が蒸発潜熱を放出すると共に凝縮して
伝熱管37の内面に結露し、さらに、ドレン41となっ
て流下する。そのため、複数の伝熱管37からドレン4
1が落下して管板38Bの後部におけるシェル36の下
面に集められる。
そのドレン41は、直ちにドレン排出管路55を流下し
て開口部57を経てドレン貯留槽56に導入される。そ
のとき、上述したようにフロート59が閉止状態にあっ
て、ドレン41はドレン貯留槽56に貯留される。そし
て、貯留によってドレン41の水位がある高さになると
、フロート59は浮揚して開状態となり、貯留されたド
レン41は排出管65に導出され、その水位は下部曲が
り部65Bを経て直管65Cを上昇し、その水位が設定
水位である上部曲がり部65Dの下方頂部65aに到達
する。
その間、ドレン41はドレン貯留槽56に導入されてい
て、ドレン貯留槽56内の水位が上昇を続けており、第
5図に示すように、下端56cからの水位がH2となっ
て、Hlより上位になると、すなわち、上部曲がり部6
5Dの下方頂部65aより上位になると、排出管65の
直管65A、65Cや下部曲がり管65Bを満たしてい
たドレン41は、サイホン効果によって上部曲がり管6
5Dを経て、直管65Eを流下して排水溝66に排出さ
れる。ドレン41が直管65Bを流下するに伴って、ド
レン貯留槽56内の水位は急速に低下する。
さらに、低下することによって、フロート59はドレン
貯留槽56を閉止状態とするので、ドレン貯留槽56内
のドレン41に追随して導入される高温燃焼ガスが、着
座したフロート59によって排出管65への導出が阻止
される。したがって、高温燃焼ガスはシェル36の外部
へ流出することはない。例えば室内に設置された吸収冷
温水機などのドレン排出装置51では、高温燃焼ガスの
流出がなく、高温燃焼ガスによる室内の汚染が防止され
る。
このようにフロート59によって開口部58が閉止され
たドレン貯留槽56には、再度、シェル36からドレン
41が導入されて水位が上昇する。
そして、上述のような排水溝66へのドレン41の排出
が繰り返される。その結果、伝熱管37の内面における
ドレンによる濡れ縁の広がりが防止され、能率よく高温
燃焼ガスの顕熱およびそれに含まれる水蒸気の潜熱を回
収することができる。
そして、熱交換を終えた高温燃焼ガスは、排ガスダクト
53から図示しない煙突を経て大気に放出される。なお
、第6図に示す円錐体の本体61を有するフロート64
も、球体のフロート59と同様に作動するのは言うまで
もない。
上述の例では、高温燃焼ガスは伝熱管37内を流通する
ようになっているが、それに代えて、密閉空間には高温
燃焼ガスを流通させ、伝熱管37内に流体を流通させる
ようにした第7図に示す潜熱回収器70にドレン排出装
置71が用いられる。
この潜熱回収器70のドレン排出装置71は、潜熱回収
器50およびドレン排出装置51と同様に、高温燃焼ガ
スで流体を加熱すると共に、本例では、伝熱管36の外
面に凝縮・結露したドレン41が落下して傾斜したシェ
ル36の下部内面に簗められ、管板38Bの後方位置に
設けられたドレン排出管路55へ導出される。
、a熱回収器70が潜熱回収器50と異なる点は、燃焼
室で発生した高温燃焼ガスを密閉空間に導入する排ガス
ダクト72がシェル36に設けられ、図示しない煙突に
接続される排ガスダクト73もシェル36に取り付けら
れている。低温再生器より送られてくる流体を、伝熱管
37内を流通させるための導入管39および導出管40
が、中心線Nに平行となるようにシェル36に設けられ
る。
なお、潜熱回収器70のドレン排出装置71は、潜熱回
収器50のドレン排出装置51と全く同じ装置が採用さ
れている。したがって、本例のドレン排出装置71は、
上述のドレン排出装置51と全く同じように作Uノする
ことができる。
続いて、さらに異なる発明をその実施例に基づいて説明
する。第8図は第3の発明の一実施例における潜熱回収
器75の断面図であり、その中心線Nが、水平線Hに対
して角度α傾斜した姿勢で設置される。そのシェル36
の内部には、図示しない吸収冷温水機における低温再生
器からの稀吸収液あるいは中間濃度吸収液である流体を
、流通させる複数本の伝熱管37がシェル36に平行す
るように配列されている。そして、伝熱管37は、シェ
ル36の前後に設けられた管板38A、38Bを貫通し
た両端部が拡管されて気密となるように固定される。
このように、傾斜した姿勢とされた伝熱管37の外面に
は、後述する高温燃焼ガスに含まれる水蒸気が結露・付
着するが、その付着した露や水滴は容易に移動し、落下
してドレン41となる。また、シェル36には、中心線
Nに平行となるように矢印76方向に流体を流通させる
導入管77が設けられ、流体が管板38Bで分散されて
伝熱管37内に導入されるようになっている。また、伝
熱管37から導出された流体を矢印78方向に取り出す
導出管79が取り付けられている。
一方、シェル36の胴部には入口管80が装着され、そ
の入口管80は、両管板38A、38Bとシェル36の
内面で形成される密閉空間の前方に位置し、図示しない
燃焼室に接続された排ガスダクト81に連通されている
ので、燃焼室で発生した高温燃焼ガスをシェル36に導
入することができる。また、密閉空間の後方位置には、
密閉空間を流過して熱交換した高温燃焼ガスである排ガ
スを、排ガスダクト83および図示しない煙突を経て大
気へ排出させる出口管82が取り付けらでいる。
また、密閉空間におけるシェル内面36bには、複数の
邪魔Fj、84(図示は5枚〕が一定間隔を維持して固
定され、邪魔板84の先端は高温燃焼ガスを流通させる
ように切り欠かれている。導入された高温燃焼ガスは、
邪魔板84の整流作用によって、矢印85方向に沿って
交互に曲流しながらシェル36内を流通・熱交換するよ
うになっている。
このように、密閉空間を流通する高温燃焼ガスは、上下
・左右方向に広がって流過し、満遍なく伝熱管37に接
触して伝熱管37中を流過する流体と熱交換する一方、
後述するシェル内面36bに貼着された消音材86の表
面86bに直接衝突し、高温燃焼ガスの導入に伴って、
シェル36内へ伝わる燃焼室からの騒音エネルギが吸収
されるようになっている。なお、邪魔板84A、84C
。
84、 Eはシェル36の上部で固定され、邪魔板84
B、84Dは下部で固定されている。
さらに、密閉空間におけるシェル36の最下部36a 
〔第9図参照〕を除いたシェル内面36bの全周には、
保温材を兼ねた消音材86が貼着されている。、したが
って、最下部36aを除外したシェル36にあっては、
消音材86が高温燃焼ガスに接触しても、その保温・断
熱機能によって高温燃焼ガスで加熱・昇温されることは
なく低温を保っている。そのため、シェル36から外気
への無駄な熱放散が防止され、高温燃焼ガスが保持する
熱エネルギを有効に回収することができる。
なお、上述したように、燃焼室で水素を多量に含む燃料
が燃焼させると、排出される約150℃の高温燃焼ガス
には密閉空間を流通する高温燃焼ガスには燃料の全発熱
量の約10%に相当する水茎気が含まれる。そして、そ
の高温燃焼ガスがシェル36内の密閉空間を流過して伝
熱管37中の流体に与熱する間に60〜55℃に降温さ
れると、水蒸気は蒸発潜熱を放出して凝縮し、伝熱管3
7の外面に結露する。それが成長して水滴となり、第9
図に示すシェル36の最下部36aに落下してドレン4
1となる。
本例にあっては、その落下位置に、ドレン41を築める
と共に滞留させずに速やかに流下・排出させるためのド
レン流路87が形成されている。
すなわち、ドレン流路87は、消音材86の下端部を斜
めに切り欠くことによって生じる対向する両方の端面8
6aと、シェル36の最下部36aの内面とからなる細
長い水路とされ、上述したようにシェル36が傾斜して
いるので、集められたドレン41はシェル36の後方に
流下する。そして、シェル36の後方に設けられたドレ
ン排出管路88〔第8図参照〕からシェル36の外部へ
排出されるようになっている。
ドレン流路87の底部となるシェル36の最下部36a
の内面には、消音材86が貼着されていないので、15
0°C近くに昇温されてシェル36の最下部36aから
外気へ熱放散され、最下部36aは常に100℃以下の
温度に保たれる。したがって、ドレン流路87に集めら
れたドレン41は再蒸発することがない。このようにし
て、熱回収を困難にするドレン41の再蒸発を防止する
ことができる。その結果、高温燃焼ガスの顕熱およびそ
れに含まれる水蒸気の潜熱を能率よく回収することがで
きる。
なお、上述したシェル36の下部で固定されいる邪魔板
84B、84Dの固定部分は、ドレン流路87を遮断し
ないような形状とされている。したがって、ドレン41
はドレン流路87を円滑に流下することができる。ちな
みに、消音材86は、耐熱・断熱性と耐水性を備える一
方、優れた吸音機能を有する合成樹脂や繊維状の材料か
ら成形される。
このような構成のドレン潜熱回収器75は、次のように
して、燃焼室からシェル36へ高温燃焼ガスが導入され
ることによって伝わる騒音を吸音し、静な運転状態で高
温燃焼ガスの熱エネルギを能率よく回収することができ
る。
吸収冷温水機が稼働すると、燃焼室で都市ガスや天然ガ
スあるいは重油などの水素を含む燃料が燃焼される。そ
の燃焼によって発生した約150℃の高温燃焼ガスは、
排ガスダクト81を流過し、さらには入口管80を経て
、シェル内面36bに貼着されたる消音材86の表面8
6bと管板38A、38Bで形成された密閉空間に導入
される。
本例にあっては、シェル36の前方から後方に向けて、
5枚の邪魔板84A〜84Eが上部あるいは下部位置で
固定され、先端となる下部や上部が高温燃焼ガスの流通
を可能にするように切り欠かれているため、導入された
高温燃焼ガスは矢印85に沿って流通し、曲流してシェ
ル36内を上下・左右方向に広がって流過する。
一方、燃焼室では、燃料の燃焼状態や燃焼室の形状など
によって異なるが、燃焼音や共鳴音などからなる騒音が
発生する。その騒音は、高温燃焼ガスの導入と共にシェ
ル36内に伝わってくる一方、高温燃焼ガスがシェル3
6内で曲流する度に、消音材86の表面86bに衝突す
るとき、騒音エネルギは消音材86に吸収されるので、
騒音は曲流毎に吸音されて急速に消滅する。その結果、
潜熱回収器75は静な稼(91状態となり、例えば室内
に設置された吸収冷温水機であっても、室内に居る人々
は騒音に悩まされることはない。
さらに、第9図に示すように、ドレン流路87の底部と
なるシェル36の最下部36aを除くシェル内面36b
の全周には、保温材を兼ねた消音材86が貼着されてい
るので、断熱・耐熱性を備えた消音材86が、150℃
の高温燃焼ガスと接触してもシェル36に熱を伝えず、
シェル36は昇温することがない。そのため、シェル3
6内を流通する高温燃焼ガスは、シェル36から外気へ
無駄に熱放散することな(熱エネルギを保持し、伝熱管
37中を流過する流体へ能率よく授熱して昇温させる。
その授熱後の降温した高温燃焼ガスは、出口管82およ
び排ガスダクト83から煙突を経て大気に放出される。
一方、低温再生器からの吸収液である流体が、導入管7
7を矢印76方向に流過してシェル36内に導入された
後、管Fj、38Bで分散して伝熱管37中を流通して
、導出管79に導出されて矢印78方向に流れ、高温再
生器あるいは他の目的のために必要な個所へ送られる。
そして、伝熱管37中を流過中の15〜30°Cの流体
は、伝熱管37の管壁を介して高温燃焼ガスから受熱し
、25〜40゛Cに昇温して上述のように送り出される
。また、シェル36内を曲流する高温燃焼ガスは、流体
へ授熱することによって25〜40℃に降温する。
そのとき、高温燃焼ガスが60〜55℃に降温すると、
その中に含まれる10%の水蒸気が蒸発潜熱を放出する
と共に凝縮して結露し、伝熱管37の外面に付着する。
その露は熱交換が進むにつれて水滴に成長して伝熱管3
7の傾斜方向に移動すると共に速やかに離脱し、ドレン
41となってシェル内面36bを伝ったり、あるいは、
直接ドレン流路87に落下する。したがって、伝熱管3
7の外面における水滴すなわちドレン41による濡れ縁
の広がりが抑制され、伝熱管37の熱交換機能が損なわ
れることがない。
また、ドレン流路87には、保温材を兼ねた消音材86
が貼着されていないため、昇温したシェル36の最下部
36aが外気に熱を奪われることによって冷却され、ド
レン流路87は、常に100°C以下に維持される。し
たがって、ドレン流路87に築められたドレン41は再
蒸発することがないので、ドレン41の再蒸発によって
引き起こされる熱エネルギ回収における障害が取り除か
れる。
そして、ドレン41はドレン排出管路88からシェル3
6の外部に取り出される。
このように、シェル36内において燃焼室からの騒音が
消音材86で吸音され、さらに、伝熱管37の外面に結
露した水滴は速やかに離脱・落下して、伝熱管37にお
ける濡れ縁の広がりが抑制される。加えて、シェル36
から外気への熱放散が防止される一方、ドレン流路87
におけるドレン41の再蒸発を防止でき、潜熱回収器7
5は静な稼働状態で能率よく高温燃焼ガスの顕熱および
それに含まれる水蒸気の潜熱を回収することができる。
上述の潜熱回収器75のシェル36の形状は円筒状〔第
9図参照〕に形成されているが、それに代えて、第10
図に示す潜熱回収器90のように、五角形の断面を有す
るシェル91を備え、その最下端にドレン流路92が形
成されたものであってもよい。この潜熱回収器90は、
上述の潜熱回収器75と同様に、能率よく高温燃焼ガス
の熱エネルギを回収することができる。
シェル辺91A〜91Cの内面には保温材を兼ねた消音
材93が貼着される一方、ドレン流路92を形成するシ
ェル辺91D、92Eの内面には、他の三辺と異なって
消音材93が貼着されていない。なお、シェル91や図
示しない伝熱管が傾斜して設置され、邪魔板が設けられ
ている点などは、上述の潜熱回収器75と同様であり、
上述のドレン流路87と同じように、ドレン41はドレ
ン流路92で再蒸発することなく流下し、図示しないド
レン排出管路からシェル91の外部へ取り出される。
第11図に示す潜熱回収器95では、正方形の断面を有
するシェル96が、一つの稜線部96aを下方にして設
置されているtそして、保温材を兼ねた消音材98の下
端部を斜めに切り欠くことによっ生じる対向する両方の
端面98aと、シェル96の最下端96bとで、ドレン
流路97が形成されている。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の′/l!熱回収器が適用された吸収冷
温水機の系統図、第2図および第3図は本発明の潜熱回
収器の縦断面図、第4図は第2の発明のドレン排出装置
を備えたWj熱回収器の要部断面図、第5図はドレン排
出装置の作動説明図、第6図は異なるフロートの作動説
明図、第7図は第2の発明のドレン排出装置を備えた異
なる潜熱回収器の要部断面図、第8図は第3の発明の潜
熱回収器の要部縦断面図、第9図は第8図のIX−IX
線矢視断面図、第10図は異なる形状に形成されたシェ
ルの断面図、第11図はさらに異なる形状に形成された
シェルの断面図、第12図および第13図は従来の¥V
I熱回収器の縦断面図およびそれに取り付けられた従来
ドレン排出装置の断面図、第14図(a)〜(e)は排
ガスダクトに貼着された消音材の従来例、第15図は第
12図のxv−xv線矢視断面図、第16図は第13図
のxvr−xvr線矢視断面図である。 1−芸発器、2−吸収器、3−凝縮器、4−再生器(低
温再生器)、5・−再生器(高温再生器)、6−加熱手
段、1〇−吸収冷温水機、20,44゜50.70,7
5,90.95−i熱回収器、36.91.96−−−
シエル、36b−シェル内面、37−伝熱管、41− 
ドレン、55・−ドレン排出管路、55 a−下方端部
、56− ドレン貯留槽、56B−−一円錐部、56 
c−下端、59−フロート、65−排出管、65B−・
下部臼がり部、65D・−上部向がり部、86,93.
98・−消音材、86b−m−表面、84.84A〜8
4E−邪魔板、87゜92.97−−−ドレン流路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸収器、再生器、凝縮器および蒸発器を有し、吸
    収液を循環させるようになっている吸収冷温水機に、稀
    吸収液を濃吸収液とするために水素を含む燃料を焚く加
    熱手段が設けられ、その加熱手段からの高温燃焼ガスが
    導入され、その潜熱が回収されるようにした吸収冷温水
    機における潜熱回収器において、 稀吸収液または高温燃焼ガスを流通させる竪型のシェル
    が設けられ、その竪型のシェルに高温燃焼ガスまたは稀
    吸収液が流通する伝熱管が挿着され、 前記伝熱管内部または伝熱管外部で、熱交換により高温
    燃焼ガスが降温するに伴って発生し、伝熱管の内面また
    は外面に付着するドレンを、滞留させることなく落下す
    るように、伝熱管が垂直に配置されていることを特徴と
    する吸収冷温水機における潜熱回収器。
  2. (2)水素含有燃料を燃焼させた高温燃焼ガスまたは流
    体を流通させるシェルが設けられ、そのシェルに流体ま
    たは高温燃焼ガスが流通する伝熱管が装着され、その高
    温燃焼ガスまたは流体が伝熱管の内部または外部を流通
    して、高温燃焼ガスと流体とが熱交換する潜熱回収器に
    おいて、 上記シェルおよび伝熱管は、水平に対して傾斜して設置
    され、 シェル下部に凝縮したドレンを滞留しないように、シェ
    ルの外方に取り出すドレン排出管路がシェル下部に設け
    られ、 上記ドレン排出管路の下方端部には、円錐部を有するド
    レン貯留槽が接続され、 そのドレン貯留槽には、上記シェルからドレン貯留槽に
    導入されたドレンの水位の上昇によって浮揚し、かつ水
    位が低下したとき上記円錐部に流通的に着座するフロー
    トが内蔵され、 上記ドレン貯留槽の円錐部の下部には排出管が接続され
    、その排出管は上記円錐部に連なるU字状の下部曲がり
    部と、それに連なりドレン貯留槽の下端より上部に位置
    する逆U字状の上部曲がり部とを備えていることを特徴
    とする吸収冷温水機における潜熱回収器。
  3. (3)水素含有燃料を燃焼させた高温燃焼ガスを流通さ
    せるシェルが設けられ、そのシェルに流体が流通する伝
    熱管が装着され、その高温燃焼ガスが伝熱管の外部を流
    過して流体と熱交換する潜熱回収器において、 上記シェルおよび伝熱管は、水平に対して傾斜して設置
    され、 そのシェル下部に凝縮したドレンを滞留しないように集
    め、それを流下させるドレン流路が形成され、 上記ドレン流路を除外して上記シェル内面に保温材を兼
    ねた消音材が貼着されると共に、シェル内を流過する高
    温燃焼ガスが、その消音材の表面に衝突して吸音される
    ように曲流させるための邪魔板がシェル内に設けられて
    いることを特徴とする吸収冷温水機における潜熱回収器
    。
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