JPH0213778Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0213778Y2 JPH0213778Y2 JP16664982U JP16664982U JPH0213778Y2 JP H0213778 Y2 JPH0213778 Y2 JP H0213778Y2 JP 16664982 U JP16664982 U JP 16664982U JP 16664982 U JP16664982 U JP 16664982U JP H0213778 Y2 JPH0213778 Y2 JP H0213778Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission shaft
- clutch
- shifter sleeve
- pawl
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 35
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 26
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 17
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 4
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 11
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 8
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- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、農用トラクタその他の走行作業車
における同期クラツチ装置、より詳しく言うと、
互に同心配置して対設された第1の伝動軸と第2
の伝動軸とを選択的に結合するための同期クラツ
チ装置に、関するものである。
における同期クラツチ装置、より詳しく言うと、
互に同心配置して対設された第1の伝動軸と第2
の伝動軸とを選択的に結合するための同期クラツ
チ装置に、関するものである。
上記目的の同期クラツチ装置として、乗用車等
のシンクロメツシユ式変速装置に用いられている
タイプの同期クラツチを採用するときは、かなり
高価につく。そうかとして比較的安価につくカム
式の同期クラツチを採用するときは、不快な騒音
が発生し、また走行作業車の需要者がそのような
騒音を機械の故障によるものと誤解して事後の使
用を止め修理に持込むといつたこともまれではな
い。さらに2伝動時間を選択的結合するためのク
ラツチとして回転同期の問題を有しない油圧クラ
ツチを採用することも考えられるが、油圧クラツ
チも、それに対する油圧の供給機構を必要とする
ことから、高価につくものとなる。
のシンクロメツシユ式変速装置に用いられている
タイプの同期クラツチを採用するときは、かなり
高価につく。そうかとして比較的安価につくカム
式の同期クラツチを採用するときは、不快な騒音
が発生し、また走行作業車の需要者がそのような
騒音を機械の故障によるものと誤解して事後の使
用を止め修理に持込むといつたこともまれではな
い。さらに2伝動時間を選択的結合するためのク
ラツチとして回転同期の問題を有しない油圧クラ
ツチを採用することも考えられるが、油圧クラツ
チも、それに対する油圧の供給機構を必要とする
ことから、高価につくものとなる。
この考案は、上記のような事実に鑑み、所期の
同期回転を迅速に得させるものでありながら安価
に製作される、走行作業車の新規な同期クラツチ
装置を、提供しようとするものである。
同期回転を迅速に得させるものでありながら安価
に製作される、走行作業車の新規な同期クラツチ
装置を、提供しようとするものである。
図示の実施例について、この考案に係る同期ク
ラツチ装置の構成を説明すると、同実施例はこの
考案を、第1図に示すような農用トラクタにおい
て実施した例に係る。同農用トラクタは、機体前
部にエンジン1を塔載し、このエンジン1によつ
て、左右の後輪2を回転駆動すると共に必要に応
じて左右の前輪3も回転駆動して走行させると共
に、機体後部へ延出させてある作業機駆動用の
PTO軸4を回転駆動するものに、構成されてい
る。エンジン1の動力は、前端部5aにおいて図
示省略の主クラツチを内装し機体の主要部を構成
しているミツシヨンケース5内と機体最後部を構
成しているリヤハウジング6内とへ伝達された上
で、後述のように後輪2、前輪3及びPTO軸4
へと伝えられるように、図られている。リヤハウ
ジング6上には乗用座席7と油圧リフトアーム8
aを備えた油圧リフト装置8とが、上下に配して
設置されている。機体の操向は、乗用座席7前方
の操縦ハンドル9により左右の前輪3を旋回させ
て、行なうようにされている。
ラツチ装置の構成を説明すると、同実施例はこの
考案を、第1図に示すような農用トラクタにおい
て実施した例に係る。同農用トラクタは、機体前
部にエンジン1を塔載し、このエンジン1によつ
て、左右の後輪2を回転駆動すると共に必要に応
じて左右の前輪3も回転駆動して走行させると共
に、機体後部へ延出させてある作業機駆動用の
PTO軸4を回転駆動するものに、構成されてい
る。エンジン1の動力は、前端部5aにおいて図
示省略の主クラツチを内装し機体の主要部を構成
しているミツシヨンケース5内と機体最後部を構
成しているリヤハウジング6内とへ伝達された上
で、後述のように後輪2、前輪3及びPTO軸4
へと伝えられるように、図られている。リヤハウ
ジング6上には乗用座席7と油圧リフトアーム8
aを備えた油圧リフト装置8とが、上下に配して
設置されている。機体の操向は、乗用座席7前方
の操縦ハンドル9により左右の前輪3を旋回させ
て、行なうようにされている。
前後に2分割されているミツシヨンケース5内
には第2図に示すように、上方の入力軸10と、
この入力軸10に減速連動連結されている駆動軸
11と、駆動軸11の上方に位置する長尺のパワ
ーシフト軸12と、駆動軸11の延長線上に位置
する伝動軸13と、伝動軸11の下方に位置する
PTO変速軸14と、PTO変速軸14に連結され
その延長線上に位置する伝動軸15と、最下方に
位置する長尺の伝動軸16と、伝動軸16に連結
されてその前方に位置する伝動軸17とを、それ
ぞれ前後方向に沿わせて設けてある。またリヤハ
ウジング6内には、パワーシフト軸12の延長線
上に位置する伝動軸18と、伝動軸18の延長線
上に位置する伝動軸19と、伝動軸19の下方に
位置する歯車変速軸20と、伝動軸15の延長線
上に位置する伝動軸21と、伝動軸21の延長線
上に位置する前記PTO軸4と、伝動軸16の延
長線上に位置する前輪駆動力取出し軸22とを、
それぞれ前後方向に沿わせて設けてある。
には第2図に示すように、上方の入力軸10と、
この入力軸10に減速連動連結されている駆動軸
11と、駆動軸11の上方に位置する長尺のパワ
ーシフト軸12と、駆動軸11の延長線上に位置
する伝動軸13と、伝動軸11の下方に位置する
PTO変速軸14と、PTO変速軸14に連結され
その延長線上に位置する伝動軸15と、最下方に
位置する長尺の伝動軸16と、伝動軸16に連結
されてその前方に位置する伝動軸17とを、それ
ぞれ前後方向に沿わせて設けてある。またリヤハ
ウジング6内には、パワーシフト軸12の延長線
上に位置する伝動軸18と、伝動軸18の延長線
上に位置する伝動軸19と、伝動軸19の下方に
位置する歯車変速軸20と、伝動軸15の延長線
上に位置する伝動軸21と、伝動軸21の延長線
上に位置する前記PTO軸4と、伝動軸16の延
長線上に位置する前輪駆動力取出し軸22とを、
それぞれ前後方向に沿わせて設けてある。
同様に第2図に示すように、駆動軸11とパワ
ーシフト軸12間には第1の油圧クラツチ式変速
装置23を、またパワーシフト軸12と伝動軸1
8間には第2の油圧クラツチ式変速装置24を、
そして伝動軸19と歯車変速軸20間には歯車変
速装置25を、それぞれ配設してあつて、これら
の変速装置23,24,25により車速変速部が
構成されている。歯車変速軸20は、その後端に
一体形成した小傘歯車26を介し左右の後輪2
(第1図)方向に連らねられていると共に、前輪
駆動力取出し用歯車列27及び前輪駆動クラツチ
28、そして前記した前輪駆動力取出し軸22及
び伝動軸16,17等を介し左右の前輪3(第1
図)方向に連らねられている。
ーシフト軸12間には第1の油圧クラツチ式変速
装置23を、またパワーシフト軸12と伝動軸1
8間には第2の油圧クラツチ式変速装置24を、
そして伝動軸19と歯車変速軸20間には歯車変
速装置25を、それぞれ配設してあつて、これら
の変速装置23,24,25により車速変速部が
構成されている。歯車変速軸20は、その後端に
一体形成した小傘歯車26を介し左右の後輪2
(第1図)方向に連らねられていると共に、前輪
駆動力取出し用歯車列27及び前輪駆動クラツチ
28、そして前記した前輪駆動力取出し軸22及
び伝動軸16,17等を介し左右の前輪3(第1
図)方向に連らねられている。
駆動軸11とPTO変速軸14間には第2図に
示すように、4段の変速を行なうカラーシフト式
のPTO変速装置29が配設されている。また伝
動軸21の前端部にはクラツチ金物30aを備え
たライブPTO・グランドPTO・切替えクラツチ
30を、設けてある。この切替えクラツチ30
は、クラツチ金物30aをその上半部でもつて示
すように前方側に位置させると、伝動軸15,2
1間を結合してPTO変速装置29の作用変速段
に応じた回転数で伝動軸21を回転させ、またク
ラツチ金物30aをその下半部でもつて示すよう
に後方側に位置させると、前記前輪駆動力取出し
用歯車列27中の回転筒31を伝動軸21に結合
して該伝動軸21を車速に比例した回転数で回転
させるものと、されている。そして伝動軸21と
PTO軸4間には次のような目的のPTOクラツチ
32、すなわち機体後部に連結されPTO軸4か
ら駆動力を伝達される作業機を、第1図に図示の
前記油圧リフト装置8により上方の待機位置へと
持上げるときは安全のためにPTO軸4の回転を
断ち、下方の作業位置へと降ろした状態では
PTO軸4を所要のように回転させるように、伝
動軸21からPTO軸4への動力伝達を入断する
ためのPTOクラツチ32が、配設されており、
このPTOクラツチ32が、この考案に従つた同
期クラツチに構成されている。
示すように、4段の変速を行なうカラーシフト式
のPTO変速装置29が配設されている。また伝
動軸21の前端部にはクラツチ金物30aを備え
たライブPTO・グランドPTO・切替えクラツチ
30を、設けてある。この切替えクラツチ30
は、クラツチ金物30aをその上半部でもつて示
すように前方側に位置させると、伝動軸15,2
1間を結合してPTO変速装置29の作用変速段
に応じた回転数で伝動軸21を回転させ、またク
ラツチ金物30aをその下半部でもつて示すよう
に後方側に位置させると、前記前輪駆動力取出し
用歯車列27中の回転筒31を伝動軸21に結合
して該伝動軸21を車速に比例した回転数で回転
させるものと、されている。そして伝動軸21と
PTO軸4間には次のような目的のPTOクラツチ
32、すなわち機体後部に連結されPTO軸4か
ら駆動力を伝達される作業機を、第1図に図示の
前記油圧リフト装置8により上方の待機位置へと
持上げるときは安全のためにPTO軸4の回転を
断ち、下方の作業位置へと降ろした状態では
PTO軸4を所要のように回転させるように、伝
動軸21からPTO軸4への動力伝達を入断する
ためのPTOクラツチ32が、配設されており、
このPTOクラツチ32が、この考案に従つた同
期クラツチに構成されている。
同PTOクラツチ32は第3図に明瞭に示すよ
うに、伝動軸21にスプライン嵌め33すると共
に伝動軸21上の1対の止輪34により軸線方向
に沿う変位を阻止して伝動軸21上に固定設置さ
れたクラツチ金物35と、伝動軸21とPTO軸
4との外周位置にまたがらせてクラツチ32軸線
方向に可動に設けられたシフタースリーブ36と
を、備えている。クラツチ金物35の外周面とシ
フタースリーブ36の内周面とには互に噛合い可
能な爪37と爪溝38を形成してあり、PTOク
ラツチ32は、第2,3図に下半部について示す
ように爪37と爪溝38が噛合される位置までシ
フタースリーブ36が前進位置せしめられると入
れられるものに、構成されている。
うに、伝動軸21にスプライン嵌め33すると共
に伝動軸21上の1対の止輪34により軸線方向
に沿う変位を阻止して伝動軸21上に固定設置さ
れたクラツチ金物35と、伝動軸21とPTO軸
4との外周位置にまたがらせてクラツチ32軸線
方向に可動に設けられたシフタースリーブ36と
を、備えている。クラツチ金物35の外周面とシ
フタースリーブ36の内周面とには互に噛合い可
能な爪37と爪溝38を形成してあり、PTOク
ラツチ32は、第2,3図に下半部について示す
ように爪37と爪溝38が噛合される位置までシ
フタースリーブ36が前進位置せしめられると入
れられるものに、構成されている。
伝動軸21にはクラツチ金物35の後半位置か
ら後端位置までスプラインを刻設してあり、この
スプラインを利用して複数枚の摩擦板39をシフ
タースリーブ36の前端部内で、伝動軸21に摺
動のみ自在に支持させてある。またシフタースリ
ーブ36にはその内周面の爪溝38を利用して複
数枚の相手板40を、上記した摩擦板39と交互
に配し摺動のみ自在に支持させてある。これらの
摩擦板39及び相手板40群の前端にはリング状
の受圧板41を設けてあり、この受圧板41が接
当する止輪より成る第1のストツパ42を伝動軸
21上に設けて、該第1のストツパ42により、
クラツチ金物35方向への摩擦板39及び相手板
40群の変位を阻止してある。なお摩擦板39及
び相手板40群のPTO軸4方向への脱落を防止
するためには、伝動軸21の後端部上に止輪43
を装着してある。
ら後端位置までスプラインを刻設してあり、この
スプラインを利用して複数枚の摩擦板39をシフ
タースリーブ36の前端部内で、伝動軸21に摺
動のみ自在に支持させてある。またシフタースリ
ーブ36にはその内周面の爪溝38を利用して複
数枚の相手板40を、上記した摩擦板39と交互
に配し摺動のみ自在に支持させてある。これらの
摩擦板39及び相手板40群の前端にはリング状
の受圧板41を設けてあり、この受圧板41が接
当する止輪より成る第1のストツパ42を伝動軸
21上に設けて、該第1のストツパ42により、
クラツチ金物35方向への摩擦板39及び相手板
40群の変位を阻止してある。なお摩擦板39及
び相手板40群のPTO軸4方向への脱落を防止
するためには、伝動軸21の後端部上に止輪43
を装着してある。
シフタースリーブ36の後半部内には、次のよ
うな押圧金物44を設けてある。すなわち該押圧
金物44は、PTO軸4にスプライン嵌め45し
て内周側で該PTO軸4に回転方向においてのみ
結合されていると共に、シフタースリーブ36の
全長にまたがらせて形成されている前記爪溝38
に外周面上の爪44aを係合させて外周側でシフ
タースリーブ36に回転方向においてのみ結合さ
れている。そして該押圧金物44は、PTO軸4
の前端側を支承するボールベアリング46に基端
を受けさせてPTO軸4上に配設されたスプリン
グ47により、摩擦板39及び相手板40群方向
に移動附勢されている。
うな押圧金物44を設けてある。すなわち該押圧
金物44は、PTO軸4にスプライン嵌め45し
て内周側で該PTO軸4に回転方向においてのみ
結合されていると共に、シフタースリーブ36の
全長にまたがらせて形成されている前記爪溝38
に外周面上の爪44aを係合させて外周側でシフ
タースリーブ36に回転方向においてのみ結合さ
れている。そして該押圧金物44は、PTO軸4
の前端側を支承するボールベアリング46に基端
を受けさせてPTO軸4上に配設されたスプリン
グ47により、摩擦板39及び相手板40群方向
に移動附勢されている。
押圧金物44の前端側部分は図示のような肉厚
を小としてあるが、シフタースリーブ36の内周
面上には、押圧金物44がその外周面上の環状段
部44bにて接当することで該押圧金物44がシ
フタースリーブ36に対し相対的に摩擦板39及
び相手板40群方向に変位することを規制する止
輪より成る第2のストツパ48を、設けてある。
この第2のストツパ48の設置位置は、クラツチ
32軸線方向でみてクラツチ金物35の爪37と
シフタースリーブ36の爪溝38との間の間隔
D1よりも摩擦板39及び相手板40群と押圧金
物44との間の間隔D2の方が適当量だけ小さく
なるような位置において押圧金物44の上記変位
が規制されるような位置に、設定されている。
を小としてあるが、シフタースリーブ36の内周
面上には、押圧金物44がその外周面上の環状段
部44bにて接当することで該押圧金物44がシ
フタースリーブ36に対し相対的に摩擦板39及
び相手板40群方向に変位することを規制する止
輪より成る第2のストツパ48を、設けてある。
この第2のストツパ48の設置位置は、クラツチ
32軸線方向でみてクラツチ金物35の爪37と
シフタースリーブ36の爪溝38との間の間隔
D1よりも摩擦板39及び相手板40群と押圧金
物44との間の間隔D2の方が適当量だけ小さく
なるような位置において押圧金物44の上記変位
が規制されるような位置に、設定されている。
なお第3図において、49はPTO軸4の前端
部に装着され押圧金物44がPTO軸4上から脱
落することを防止する止輪、50はクラツチ金物
35の適所に装着され該クラツチ金物35方向へ
のシフタースリーブ36の変位量を規制する止輪
である。
部に装着され押圧金物44がPTO軸4上から脱
落することを防止する止輪、50はクラツチ金物
35の適所に装着され該クラツチ金物35方向へ
のシフタースリーブ36の変位量を規制する止輪
である。
次に図示の場合におけるPTOクラツチ32の
操作機構について説明すると、第3図に示すよう
にシフタースリーブ36の外周面上には前後1対
の突部36aを形成して該突部36aに爪溝を形
成してあり、この突部36aの爪溝に嵌合する爪
を内周端に備えている前後1対のリング51を、
前後1対の止輪52により抜止めを行なつてシフ
タースリーブ36上に設けて、シフター係合用の
環状溝53をシフタースリーブ36外周面上に形
成してある。リヤハウジング6内にはシフタース
リーブ36に平行するガイド杆54を固定設置し
てあり、該ガイド杆54上に第3,4図に示すよ
うにフオーク状のシフター55を摺動自在に設け
て、該シフター55の両脚端のシフター駒55a
を上記環状溝53内へと臨ませてシフタースリー
ブ36に係合させてある。リヤハウジング6の一
側壁には第4図に示すように、該側壁に固定支持
させた支筒体56に支承させてリヤハウジング6
の内外にまたがる操作軸57を回転自在に支持さ
せてあり、この操作軸57の内端に固着したアー
ム58の先端を、シフター55に形成した係合溝
55b(第3図)内へと臨ませシフター55に係
合させることで、操作軸57の回転変位によるア
ーム58の回動変位でシフター55がガイド杆5
4上で摺動変位せしめられるように、図られてい
る。
操作機構について説明すると、第3図に示すよう
にシフタースリーブ36の外周面上には前後1対
の突部36aを形成して該突部36aに爪溝を形
成してあり、この突部36aの爪溝に嵌合する爪
を内周端に備えている前後1対のリング51を、
前後1対の止輪52により抜止めを行なつてシフ
タースリーブ36上に設けて、シフター係合用の
環状溝53をシフタースリーブ36外周面上に形
成してある。リヤハウジング6内にはシフタース
リーブ36に平行するガイド杆54を固定設置し
てあり、該ガイド杆54上に第3,4図に示すよ
うにフオーク状のシフター55を摺動自在に設け
て、該シフター55の両脚端のシフター駒55a
を上記環状溝53内へと臨ませてシフタースリー
ブ36に係合させてある。リヤハウジング6の一
側壁には第4図に示すように、該側壁に固定支持
させた支筒体56に支承させてリヤハウジング6
の内外にまたがる操作軸57を回転自在に支持さ
せてあり、この操作軸57の内端に固着したアー
ム58の先端を、シフター55に形成した係合溝
55b(第3図)内へと臨ませシフター55に係
合させることで、操作軸57の回転変位によるア
ーム58の回動変位でシフター55がガイド杆5
4上で摺動変位せしめられるように、図られてい
る。
前記したようにPTOクラツチ32は油圧リフ
ト装置8の作動に連動して入切されるようになさ
れており、そのためには前記油圧リフトアーム8
aと上記操作軸57間が次のように連動連結され
ている。
ト装置8の作動に連動して入切されるようになさ
れており、そのためには前記油圧リフトアーム8
aと上記操作軸57間が次のように連動連結され
ている。
すなわちこれを第4−7図について説明する
と、第5,6図において59は一側後輪2用のリ
ヤアクスルハウジングであるが、このリヤアクス
ルハウジング59に支持させて上部支点ピン60
が、またリヤハウジング6の一側壁に支持させて
下部支点ピン61が、それぞれトラクタ機体横断
方向に沿わせて設けられている。上部支点ピン6
0にはベルクランク状に一体回動する2本のアー
ム62,63を、また下部支点ピン61には同様
にベルクランク状に一体回動する2本のアーム6
4,65を、それぞれ、筒体66,67を介して
支持させてある。一側の油圧リフトアーム8aと
一体回動する回動板68が設けられており、この
回動板68と上部支点ピン60上の一アーム62
とが進退杆69により、ピン70,71を介して
接続されている。また前記操作軸57にはリヤハ
ウジング6外でアーム72を固定してあり、この
アーム72と下部支点ピン61上の一アーム65
とが進退杆73により、ピン74,75を介して
接続されている。
と、第5,6図において59は一側後輪2用のリ
ヤアクスルハウジングであるが、このリヤアクス
ルハウジング59に支持させて上部支点ピン60
が、またリヤハウジング6の一側壁に支持させて
下部支点ピン61が、それぞれトラクタ機体横断
方向に沿わせて設けられている。上部支点ピン6
0にはベルクランク状に一体回動する2本のアー
ム62,63を、また下部支点ピン61には同様
にベルクランク状に一体回動する2本のアーム6
4,65を、それぞれ、筒体66,67を介して
支持させてある。一側の油圧リフトアーム8aと
一体回動する回動板68が設けられており、この
回動板68と上部支点ピン60上の一アーム62
とが進退杆69により、ピン70,71を介して
接続されている。また前記操作軸57にはリヤハ
ウジング6外でアーム72を固定してあり、この
アーム72と下部支点ピン61上の一アーム65
とが進退杆73により、ピン74,75を介して
接続されている。
そして上部支点ピン60上の他アーム63と下
部支点ピン61上の他アーム64間が、次のよう
に接続されている。すなわち上部支点ピン60上
のアーム63にピン76を接続して下部支点ピン
61上のアーム64方向へと延出させた進退杆7
7が、設けられている。また後者のアーム64の
先端部分は第7図に示すようにU字形をなすよう
に彎曲させてあつて、該アーム64先端部分に大
径のピン78を支持させてある。このピン78に
は進退杆77の軸線方向に沿う貫通穴を設けてあ
り、進退杆77の先端部分をして該貫通穴を挿通
させてある。同進退杆77にはねじ部を設けてあ
り、ピン78に上方側から接当するスリーブ79
を、上記ねじ部に螺合した1対の調整ナツト80
で上方向き変位を阻止して進退杆77上に設けて
ある。下部支点ピン61上のアーム64は、その
先端と上部支点ピン60上のアーム63の先端と
の間に張設したスプリング81により、ピン78
が進退杆77上のスリーブ79に接当する方向に
回動附勢されている。
部支点ピン61上の他アーム64間が、次のよう
に接続されている。すなわち上部支点ピン60上
のアーム63にピン76を接続して下部支点ピン
61上のアーム64方向へと延出させた進退杆7
7が、設けられている。また後者のアーム64の
先端部分は第7図に示すようにU字形をなすよう
に彎曲させてあつて、該アーム64先端部分に大
径のピン78を支持させてある。このピン78に
は進退杆77の軸線方向に沿う貫通穴を設けてあ
り、進退杆77の先端部分をして該貫通穴を挿通
させてある。同進退杆77にはねじ部を設けてあ
り、ピン78に上方側から接当するスリーブ79
を、上記ねじ部に螺合した1対の調整ナツト80
で上方向き変位を阻止して進退杆77上に設けて
ある。下部支点ピン61上のアーム64は、その
先端と上部支点ピン60上のアーム63の先端と
の間に張設したスプリング81により、ピン78
が進退杆77上のスリーブ79に接当する方向に
回動附勢されている。
以上よりして油圧リフトアーム8aが第5図に
実線図示の上昇回動位置と鎖線図示の下降回動位
置との間で回動するとき、油圧リフトアーム8a
が図示矢印のように下降回動するときは上記の各
接続部材68,69,62,63,77,64,
65,73,72,57,58が図示矢印のよう
に変位せしめられて操作軸57上のアーム58が
実線図示位置から鎖線図示位置へと移り、逆に油
圧リフトアーム8aが図示矢印反対方向に上昇回
動するときは上記の各接続部材68,69,6
2,63,77,64,65,73,72,5
7,58が図示矢印とは逆方向に変位せしめられ
て操作軸57上のアーム58が鎖線図示位置から
実線図示位置へ移ることとなつている。そして油
圧リフトアーム8aの下降回動時には下部支点軸
61上のアーム64から操作軸57上のアーム5
8に至る間の接続部材64,65,73,72,
57,58はスプリング81力により変位せしめ
られ、逆に油圧リフトアーム8aの上昇回動時に
は進退杆77上のスリーブ79がアーム64上の
ピン78を押すことでアーム64の回動が行なわ
れることから、全接続部材68,69,62,6
3,77,64,65,73,72,57,58
が油圧リフトアーム8aの上昇回動力によつて変
位せしめられることとなる。そして作用説明にお
いて後述するように、操作軸57上のアーム58
が第5図に実線図示の位置をとるときはPTOク
ラツチ32が切られ鎖線図示の位置をとるときは
PTOクラツチ32が入れられるが、リヤハウジ
ング6の外面上には、上記アーム58のクラツチ
32入れ方向の変位量を規制すべく、操作軸57
上の他のアーム72の回動変位量を規制するため
のストツパーボルト82を、該アーム72方向に
進退調節可能に設けてある。
実線図示の上昇回動位置と鎖線図示の下降回動位
置との間で回動するとき、油圧リフトアーム8a
が図示矢印のように下降回動するときは上記の各
接続部材68,69,62,63,77,64,
65,73,72,57,58が図示矢印のよう
に変位せしめられて操作軸57上のアーム58が
実線図示位置から鎖線図示位置へと移り、逆に油
圧リフトアーム8aが図示矢印反対方向に上昇回
動するときは上記の各接続部材68,69,6
2,63,77,64,65,73,72,5
7,58が図示矢印とは逆方向に変位せしめられ
て操作軸57上のアーム58が鎖線図示位置から
実線図示位置へ移ることとなつている。そして油
圧リフトアーム8aの下降回動時には下部支点軸
61上のアーム64から操作軸57上のアーム5
8に至る間の接続部材64,65,73,72,
57,58はスプリング81力により変位せしめ
られ、逆に油圧リフトアーム8aの上昇回動時に
は進退杆77上のスリーブ79がアーム64上の
ピン78を押すことでアーム64の回動が行なわ
れることから、全接続部材68,69,62,6
3,77,64,65,73,72,57,58
が油圧リフトアーム8aの上昇回動力によつて変
位せしめられることとなる。そして作用説明にお
いて後述するように、操作軸57上のアーム58
が第5図に実線図示の位置をとるときはPTOク
ラツチ32が切られ鎖線図示の位置をとるときは
PTOクラツチ32が入れられるが、リヤハウジ
ング6の外面上には、上記アーム58のクラツチ
32入れ方向の変位量を規制すべく、操作軸57
上の他のアーム72の回動変位量を規制するため
のストツパーボルト82を、該アーム72方向に
進退調節可能に設けてある。
なお第2図に図示のトランスミツシヨン機構に
ついて若干の説明を加えておくと、前記した第1
の油圧クラツチ式変速装置23は、前進2段、後
進1段の変速を行なうものに構成されており、前
記のように入力軸10と駆動軸11間を減速接続
するための歯車列の歯車83をそれに属する油圧
クラツチによりパワーシフト軸12に結合する
と、前進2速が得られるものとされている。第2
図において84は、第1の油圧クラツチ式変速装
置23における後進変速段の歯車列中のアイドラ
歯車である。また前記した第2の油圧クラツチ式
変速装置24は、高低2段の変速を行なうものに
構成されており、伝動軸18の前端部に嵌着した
歯車85をパワーシフト軸12上の油圧クラツチ
86Hによりパワーシフト軸12に結合すると高
速変速比を、また油圧クラツチ86Lを作動させ
パワーシフト軸12から伝動軸13を介し伝動軸
18へと、歯車87,88,89,85列により
動力伝達を行なわせると低速変速比を、それぞれ
得させるものとされている。第2図において90
はクリープ走行用の減速軸であり、伝動軸18,
19間はクリープ入断クラツチ91により、該減
速軸90を介して接続されるか直結されるかの何
れかで選択的に接続される。前記した歯車変速装
置25は、3段の変速段を備えたものに構成され
ている。
ついて若干の説明を加えておくと、前記した第1
の油圧クラツチ式変速装置23は、前進2段、後
進1段の変速を行なうものに構成されており、前
記のように入力軸10と駆動軸11間を減速接続
するための歯車列の歯車83をそれに属する油圧
クラツチによりパワーシフト軸12に結合する
と、前進2速が得られるものとされている。第2
図において84は、第1の油圧クラツチ式変速装
置23における後進変速段の歯車列中のアイドラ
歯車である。また前記した第2の油圧クラツチ式
変速装置24は、高低2段の変速を行なうものに
構成されており、伝動軸18の前端部に嵌着した
歯車85をパワーシフト軸12上の油圧クラツチ
86Hによりパワーシフト軸12に結合すると高
速変速比を、また油圧クラツチ86Lを作動させ
パワーシフト軸12から伝動軸13を介し伝動軸
18へと、歯車87,88,89,85列により
動力伝達を行なわせると低速変速比を、それぞれ
得させるものとされている。第2図において90
はクリープ走行用の減速軸であり、伝動軸18,
19間はクリープ入断クラツチ91により、該減
速軸90を介して接続されるか直結されるかの何
れかで選択的に接続される。前記した歯車変速装
置25は、3段の変速段を備えたものに構成され
ている。
次にPTOクラツチ32の作用について説明す
ると、油圧リフトアーム8aが第5図に実線図示
のように上昇回動位置にあるときには操作軸57
内端部上のアーム58が第5図に実線図示の位置
にあり、同アーム58の位置に従うシフター55
は、第3図に図示のようにシフタースリーブ36
を最後退させる位置にある。第3図においてシフ
タースリーブ36の上半部について示すように該
スリーブ36が最後退した位置では、押圧金物4
4がスプリング47により移動附勢されてシフタ
ースリーブ36内周面上の第2のストツパ48に
環状段部44bを接当し、摩擦板39及び相手板
40群に対し前記の間隔D2をおいて対向してい
る。
ると、油圧リフトアーム8aが第5図に実線図示
のように上昇回動位置にあるときには操作軸57
内端部上のアーム58が第5図に実線図示の位置
にあり、同アーム58の位置に従うシフター55
は、第3図に図示のようにシフタースリーブ36
を最後退させる位置にある。第3図においてシフ
タースリーブ36の上半部について示すように該
スリーブ36が最後退した位置では、押圧金物4
4がスプリング47により移動附勢されてシフタ
ースリーブ36内周面上の第2のストツパ48に
環状段部44bを接当し、摩擦板39及び相手板
40群に対し前記の間隔D2をおいて対向してい
る。
この状態から油圧リフトアーム8aが第5図に
矢印図示のように下降回動されて来ると、前記し
たように操作軸57上のアーム58が第5図に矢
印図示のように回動変位せしめられるから、第3
図において、シフター55がガイド杆54上で前
方向きに摺動変位せしめられ、これによりシフタ
ースリーブ36がクラツチ金物35方向へと変位
せしめられて行く。このようにシフタースリーブ
36が変位せしめられても摩擦板39及び相手板
40群は、伝動軸21上の前記第1のストツパ4
2によりクラツチ金物35方向への変位を阻止さ
れているから、原位置に留まる。これに対しシフ
タースリーブ36内周面上にあつて該スリーブ3
6と共に変位せしめられる第2のストツパ48に
スプリング47力で接当する押圧金物44は、第
2のストツパ48の変位に従いスプリング47力
で摩擦板39及び相手板40群方向へと変位せし
められて行く。このような押圧金物44の変位で
前記間隔D2が埋められると、該押圧金物44が
摩擦板39及び相手板40群へと作用し、事後は
押圧金物44がスプリング47力により、摩擦板
39及び相手板40群を前記受圧板41に対し押
付けると共に摩擦板39と相手板40とを摩擦係
合させ、該押圧金物44自体は、シフタースリー
ブ36がさらに前進変位することで第2のストツ
パ48から引離されて行く。上記のように摩擦板
39と相手板40とが摩擦係合せしめられること
によつては、伝動軸21の回転がシフタースリー
ブ36に、そしてまた該スリーブ36から押圧金
物44を介しPTO軸4に、伝えられる。複数枚
宛の摩擦板39及び相手板40間の摩擦係合面積
が大であることから、前記のように間隔D2が埋
められてから事後、シフタースリーブ36が間隔
D1と間隔D2との差D1−D2だけ前進変位する間に
伝動軸21とシフタースリーブ36との回転が同
期し、間隔D1が埋められてシフタースリーブ3
6内周面上の爪溝38がクラツチ金物35外周面
上の爪37と噛合い開始する時点では完全に回転
同期が確保されていて、爪37と爪溝38間の噛
合いはスムーズに達成される。事後、さらに油圧
リフトアーム8aが下降してシフター55がガイ
ド杆54上で前記ストツパーボルト82(第5
図)にて規制される位置まで前進変位せしめられ
ると、シフタースリーブ36が第3図に下半部に
ついて図示した位置まで前進変位せしめられ、完
全なクラツチ入り状態が得られる。
矢印図示のように下降回動されて来ると、前記し
たように操作軸57上のアーム58が第5図に矢
印図示のように回動変位せしめられるから、第3
図において、シフター55がガイド杆54上で前
方向きに摺動変位せしめられ、これによりシフタ
ースリーブ36がクラツチ金物35方向へと変位
せしめられて行く。このようにシフタースリーブ
36が変位せしめられても摩擦板39及び相手板
40群は、伝動軸21上の前記第1のストツパ4
2によりクラツチ金物35方向への変位を阻止さ
れているから、原位置に留まる。これに対しシフ
タースリーブ36内周面上にあつて該スリーブ3
6と共に変位せしめられる第2のストツパ48に
スプリング47力で接当する押圧金物44は、第
2のストツパ48の変位に従いスプリング47力
で摩擦板39及び相手板40群方向へと変位せし
められて行く。このような押圧金物44の変位で
前記間隔D2が埋められると、該押圧金物44が
摩擦板39及び相手板40群へと作用し、事後は
押圧金物44がスプリング47力により、摩擦板
39及び相手板40群を前記受圧板41に対し押
付けると共に摩擦板39と相手板40とを摩擦係
合させ、該押圧金物44自体は、シフタースリー
ブ36がさらに前進変位することで第2のストツ
パ48から引離されて行く。上記のように摩擦板
39と相手板40とが摩擦係合せしめられること
によつては、伝動軸21の回転がシフタースリー
ブ36に、そしてまた該スリーブ36から押圧金
物44を介しPTO軸4に、伝えられる。複数枚
宛の摩擦板39及び相手板40間の摩擦係合面積
が大であることから、前記のように間隔D2が埋
められてから事後、シフタースリーブ36が間隔
D1と間隔D2との差D1−D2だけ前進変位する間に
伝動軸21とシフタースリーブ36との回転が同
期し、間隔D1が埋められてシフタースリーブ3
6内周面上の爪溝38がクラツチ金物35外周面
上の爪37と噛合い開始する時点では完全に回転
同期が確保されていて、爪37と爪溝38間の噛
合いはスムーズに達成される。事後、さらに油圧
リフトアーム8aが下降してシフター55がガイ
ド杆54上で前記ストツパーボルト82(第5
図)にて規制される位置まで前進変位せしめられ
ると、シフタースリーブ36が第3図に下半部に
ついて図示した位置まで前進変位せしめられ、完
全なクラツチ入り状態が得られる。
なお上記したクラツチ入り過程で何らかの原因
により、シフタースリーブ36が間隔D1分だけ
前進変位せしめられた時点でなお、伝動軸21と
シフタースリーブ36間の回転同期が得られてな
かつたとしても、クラツチ32自体に加わるシヨ
ツクはスプリング47により吸収され、また操作
系統に加わるシヨツクは、クラツチ入り方向への
部材変位力が前記のように操作系統中のスプリン
グ81によつて与えられることとされていること
から該スプリング81により吸収される。
により、シフタースリーブ36が間隔D1分だけ
前進変位せしめられた時点でなお、伝動軸21と
シフタースリーブ36間の回転同期が得られてな
かつたとしても、クラツチ32自体に加わるシヨ
ツクはスプリング47により吸収され、また操作
系統に加わるシヨツクは、クラツチ入り方向への
部材変位力が前記のように操作系統中のスプリン
グ81によつて与えられることとされていること
から該スプリング81により吸収される。
次に油圧リフトアーム8aが第5図に鎖線図示
の位置から上昇回動せしめられるときは、操作軸
57内端部上のアーム58が前記したように第5
図に鎖線図示の位置から実線図示の位置方向へ回
動変位せしめられて行くことで、シフター55が
ガイド軸54上で後退せしめられ、これによりシ
フタースリーブ36が後退変位せしめられること
で、爪37と爪溝38間の噛合いが解除されると
共に押圧金物44が第2のストツパ48に押され
摩擦板39及び相手板40群を離れて後退せしめ
られ、最終的には第3図の上半部に図示のクラツ
チ32の完全な切り状態が得られる。
の位置から上昇回動せしめられるときは、操作軸
57内端部上のアーム58が前記したように第5
図に鎖線図示の位置から実線図示の位置方向へ回
動変位せしめられて行くことで、シフター55が
ガイド軸54上で後退せしめられ、これによりシ
フタースリーブ36が後退変位せしめられること
で、爪37と爪溝38間の噛合いが解除されると
共に押圧金物44が第2のストツパ48に押され
摩擦板39及び相手板40群を離れて後退せしめ
られ、最終的には第3図の上半部に図示のクラツ
チ32の完全な切り状態が得られる。
以上の実施例についての説明から明らかなよう
に、この考案の走行作業車における同期クラツチ
装置は、互に同心配置して対設された第1の伝動
軸21と第2の伝動軸4とを選択的に結合するた
めの同期クラツチ32装置であつて、外周面に爪
37を備えたクラツチ金物35を第1の伝動軸2
1上に固定設置すると共に、上記爪37が噛合い
可能な爪溝38を内周面に備えているシフタース
リーブ36を、第1の伝動軸21と第2の伝動軸
4との外周位置にまたがらせてクラツチ軸線方向
に可動に設け、第1の伝動軸21と上記シフター
スリーブ36とに該シフタースリーブ36内で複
数枚宛の摩擦板39及び相手板40をそれぞれ摺
動のみ自在に支持させると共に、これらの摩擦板
39及び相手板40群の上記クラツチ金物35方
向への変位を阻止する第1のストツパ42を第1
の伝動軸21上に突設し、また第2の伝動軸4と
上記シフタースリーブ36とにそれぞれ回転方向
においてのみ結合された押圧金物44を、第2の
伝動軸4上で上記シフタースリーブ36内に設け
ると共に、この押圧金物44を上記した摩擦板3
9及び相手板40群方向に移動附勢するスプリン
グ47を設け、さらに上記シフタースリーブ36
に対する上記押圧金物44の上記した摩擦板39
及び相手板40群方向への相対変位を規制する第
2のストツパ48をシフタースリーブ36の内周
面上に、該第2のストツパ48により規制される
位置で押圧金物44が摩擦板39及び相手板40
群に対しクラツチ軸線方向でみて上記した爪37
と爪溝38間の間隔D1よりも適当量だけ小さな
間隔D2をおいて対向するように配置して突設し
たことを特徴とする構成のもので、次のような長
所を備えている。
に、この考案の走行作業車における同期クラツチ
装置は、互に同心配置して対設された第1の伝動
軸21と第2の伝動軸4とを選択的に結合するた
めの同期クラツチ32装置であつて、外周面に爪
37を備えたクラツチ金物35を第1の伝動軸2
1上に固定設置すると共に、上記爪37が噛合い
可能な爪溝38を内周面に備えているシフタース
リーブ36を、第1の伝動軸21と第2の伝動軸
4との外周位置にまたがらせてクラツチ軸線方向
に可動に設け、第1の伝動軸21と上記シフター
スリーブ36とに該シフタースリーブ36内で複
数枚宛の摩擦板39及び相手板40をそれぞれ摺
動のみ自在に支持させると共に、これらの摩擦板
39及び相手板40群の上記クラツチ金物35方
向への変位を阻止する第1のストツパ42を第1
の伝動軸21上に突設し、また第2の伝動軸4と
上記シフタースリーブ36とにそれぞれ回転方向
においてのみ結合された押圧金物44を、第2の
伝動軸4上で上記シフタースリーブ36内に設け
ると共に、この押圧金物44を上記した摩擦板3
9及び相手板40群方向に移動附勢するスプリン
グ47を設け、さらに上記シフタースリーブ36
に対する上記押圧金物44の上記した摩擦板39
及び相手板40群方向への相対変位を規制する第
2のストツパ48をシフタースリーブ36の内周
面上に、該第2のストツパ48により規制される
位置で押圧金物44が摩擦板39及び相手板40
群に対しクラツチ軸線方向でみて上記した爪37
と爪溝38間の間隔D1よりも適当量だけ小さな
間隔D2をおいて対向するように配置して突設し
たことを特徴とする構成のもので、次のような長
所を備えている。
すなわちこの考案の同期クラツチ装置は、上記
した構成に基づき、シフタースリーブ36をクラ
ツチ金物35方向に変位操作するとき、第1のス
トツパ42により摩擦板39及び相手板40群の
変位が阻止されるのに対し、シフタースリーブ3
6内周面上の第2のストツパ48が変位せしめら
れることで押圧金物44がスプリング47により
摩擦板39及び相手板40群方向へと変位せしめ
られ、上記間隔D2が埋められたときからスプリ
ング47による附勢力でもつて摩擦板39と相手
板40とを摩擦係合させ、該摩擦係合により、シ
フタースリーブ36内周面上の爪溝38がクラツ
チ金物35外周面上の爪37との噛合い位置に到
達するまでシフタースリーブ36が変位せしめら
れる間に第1の伝動軸21ないしその上のクラツ
チ金物35とシフタースリーブ36間の同期回転
が得られて、所期の同期クラツチ作用を得さしめ
るものとなつており、クラツチ入り状態ではクラ
ツチ金物35とシフタースリーブ36と押圧金物
44とを介して両伝動軸21,4間が結合される
こととするものとなつているが、次の長所を得さ
せるのである。
した構成に基づき、シフタースリーブ36をクラ
ツチ金物35方向に変位操作するとき、第1のス
トツパ42により摩擦板39及び相手板40群の
変位が阻止されるのに対し、シフタースリーブ3
6内周面上の第2のストツパ48が変位せしめら
れることで押圧金物44がスプリング47により
摩擦板39及び相手板40群方向へと変位せしめ
られ、上記間隔D2が埋められたときからスプリ
ング47による附勢力でもつて摩擦板39と相手
板40とを摩擦係合させ、該摩擦係合により、シ
フタースリーブ36内周面上の爪溝38がクラツ
チ金物35外周面上の爪37との噛合い位置に到
達するまでシフタースリーブ36が変位せしめら
れる間に第1の伝動軸21ないしその上のクラツ
チ金物35とシフタースリーブ36間の同期回転
が得られて、所期の同期クラツチ作用を得さしめ
るものとなつており、クラツチ入り状態ではクラ
ツチ金物35とシフタースリーブ36と押圧金物
44とを介して両伝動軸21,4間が結合される
こととするものとなつているが、次の長所を得さ
せるのである。
すなわち、この考案の同期クラツチ装置は、複
数枚宛の摩擦板39と相手板40間の摩擦係合に
より同期回転を得るものに構成されていて、同期
回転を得るための摩擦係合面の面積を大きくとつ
たものとなつているから、所要の同期回転を迅速
に得させるものとなつており、それでありながら
大きな面積で接触係合する摩擦板39及び相手板
40はその係合をなめらかに行なつてカム式同期
クラツチのような騒音を発生せず、騒音の発生の
ないクラツチ装置となつている。
数枚宛の摩擦板39と相手板40間の摩擦係合に
より同期回転を得るものに構成されていて、同期
回転を得るための摩擦係合面の面積を大きくとつ
たものとなつているから、所要の同期回転を迅速
に得させるものとなつており、それでありながら
大きな面積で接触係合する摩擦板39及び相手板
40はその係合をなめらかに行なつてカム式同期
クラツチのような騒音を発生せず、騒音の発生の
ないクラツチ装置となつている。
またコストの点でみると、この考案の同期クラ
ツチ装置は、シンクロメツシユ式変速装置に用い
られているタイプの同期クラツチのように形状が
複雑で加工が困難であるような部材を何ら用いて
おらず、またスプリング47による附勢作用で摩
擦板39及び相手板40間の摩擦係合を得るもの
とされていて、油圧クラツチのための油圧供給機
構のような高価につく作動動機構を必要とせず、
以上よりして低廉なコストで製作、提供されるも
のとなつている。
ツチ装置は、シンクロメツシユ式変速装置に用い
られているタイプの同期クラツチのように形状が
複雑で加工が困難であるような部材を何ら用いて
おらず、またスプリング47による附勢作用で摩
擦板39及び相手板40間の摩擦係合を得るもの
とされていて、油圧クラツチのための油圧供給機
構のような高価につく作動動機構を必要とせず、
以上よりして低廉なコストで製作、提供されるも
のとなつている。
第1図はこの考案の一実施例を装備した農用ト
ラクタの概略側面図、第2図は同トラクタ要部の
一部展開縦断面図、第3図は同実施例の縦断面
図、第4図は上記トラクタの一部の縦断背面図、
第5図は同実施例の操作機構の側面図、第6図は
同操作機構の一部の縦断正面図、第7図は同操作
機構の他部の横断平面図である。 4……PTO軸、8……油圧リフト装置、8a
……油圧リフトアーム、21……伝動軸、32…
…PTOクラツチ、35……クラツチ金物、36
……シフタースリーブ、37……爪、38……爪
溝、39……摩擦板、40……相手板、41……
受圧板、42……第1のストツパ、44……押圧
金物、44a……爪、44b……環状段部、47
……スプリング、48……第2のストツパ、55
……シフター、55a……シフター駒、57……
操作軸、58……アーム、62,63……アー
ム、64,65……アーム、68……回動板、6
9……進退杆、73……進退杆、77……進退
杆、78……ピン、79……スリーブ、80…調
整ナツト、81……スプリング。
ラクタの概略側面図、第2図は同トラクタ要部の
一部展開縦断面図、第3図は同実施例の縦断面
図、第4図は上記トラクタの一部の縦断背面図、
第5図は同実施例の操作機構の側面図、第6図は
同操作機構の一部の縦断正面図、第7図は同操作
機構の他部の横断平面図である。 4……PTO軸、8……油圧リフト装置、8a
……油圧リフトアーム、21……伝動軸、32…
…PTOクラツチ、35……クラツチ金物、36
……シフタースリーブ、37……爪、38……爪
溝、39……摩擦板、40……相手板、41……
受圧板、42……第1のストツパ、44……押圧
金物、44a……爪、44b……環状段部、47
……スプリング、48……第2のストツパ、55
……シフター、55a……シフター駒、57……
操作軸、58……アーム、62,63……アー
ム、64,65……アーム、68……回動板、6
9……進退杆、73……進退杆、77……進退
杆、78……ピン、79……スリーブ、80…調
整ナツト、81……スプリング。
Claims (1)
- 互に同心配置して対設された第1の伝動軸と第
2の伝動軸とを選択的に結合するための同期クラ
ツチ装置であつて、外周面に爪を備えたクラツチ
金物を第1の伝動軸上に固定設置すると共に、上
記爪が噛合い可能な爪溝を内周面に備えているシ
フタースリーブを、第1の伝動軸と第2の伝動軸
との外周位置にまたがらせてクラツチ軸線方向に
可動に設け、第1の伝動軸と上記シフタースリー
ブとに該シフタースリーブ内で複数枚宛の摩擦板
及び相手板をそれぞれ摺動のみ自在に支持させる
と共に、これらの摩擦板及び相手板群の上記クラ
ツチ金物方向への変位を阻止する第1のストツパ
を第1の伝動軸上に突設し、また第2の伝動軸と
上記シフタースリーブとにそれぞれ回転方向にお
いてのみ結合された押圧金物を、第2の伝動軸上
で上記シフタースリーブ内に設けると共に、この
押圧金物を上記した摩擦板及び相手板群方向に移
動附勢するスプリングを設け、さらに上記シフタ
ースリーブに対する上記押圧金物の上記した摩擦
板及び相手板群方向への相対変位を規制する第2
のストツパをシフタースリーブの内周面上に、該
第2のストツパにより規制される位置で押圧金物
が摩擦板及び相手板群に対しクラツチ軸線方向で
みて上記した爪と爪溝間の間隔よりも適当量だけ
小さな間隔をおいて対向するように配置して突設
したことを特徴とする、走行作業車における同期
クラツチ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16664982U JPS5970936U (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 走行作業車における同期クラツチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16664982U JPS5970936U (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 走行作業車における同期クラツチ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5970936U JPS5970936U (ja) | 1984-05-14 |
| JPH0213778Y2 true JPH0213778Y2 (ja) | 1990-04-16 |
Family
ID=30364791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16664982U Granted JPS5970936U (ja) | 1982-11-02 | 1982-11-02 | 走行作業車における同期クラツチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5970936U (ja) |
-
1982
- 1982-11-02 JP JP16664982U patent/JPS5970936U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5970936U (ja) | 1984-05-14 |
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