JPH0214467B2 - - Google Patents
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- JPH0214467B2 JPH0214467B2 JP56066764A JP6676481A JPH0214467B2 JP H0214467 B2 JPH0214467 B2 JP H0214467B2 JP 56066764 A JP56066764 A JP 56066764A JP 6676481 A JP6676481 A JP 6676481A JP H0214467 B2 JPH0214467 B2 JP H0214467B2
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Description
本発明は繊維定形製品、特に合成繊維から成る
定形製品の表面改質処理に関し、この処理で定形
製品に耐久性のステイン−レリーズ加工(stain
−releasing finish)、すなわち防汚加工が施こさ
れる。 合成繊維にステイン−レリーズ性を付与する処
理はこの技術分野では周知である。繊維として用
いられる最も一般的な合成繊維は、それらの洗た
く(特に、油性のよごれ及び油性の汚染の除去に
関する洗たく)を困難にする疎水性を持つている
ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ
アクリロニトリル及びポリオレフインである。こ
れは大部分これら合成繊維に固有の低湿潤性によ
るものである。油性のよごれ又は汚染は、油性物
質が疎水性、すなわち親油性の繊維に結合してい
く傾向があるから、水系の洗たく工程でそれらを
除去するのが困難である。アメリカ国特許第
3959230号明細書には従来法で用いている、ポリ
エステル含有繊維の親水性を高める多数の方法が
記載されている。これら方法の多くはポリエステ
ル定形製品の表面をテレフタル酸とポリエチレン
グリコールとの共重合体で処理するものである。
この処理の目的はポリエステルに親水性仕上げを
施こし、ポリエステルの油性汚染を保持する傾向
を低下させることにある。このアメリカ国特許第
3959230号は、従来法は一般にソイル−レリーズ
性能において不成功で、そのソイル−レリーズ性
能は耐久性を欠き、且つ限界乃至不満足なもので
あつたと述べている。これらの重合体は明らかに
一般的な洗たく条件下で合成繊維に必要な性能を
欠いており、そのため前記アメリカ国特許の特許
権者はエチレンテレフタレート単位対ポリエチレ
ンオキサイドテレフタレート単位のモル比が約
25:75〜約35:65の両繰り返し単位から成り、前
記ポリエチレンオキサイドテレフタレートは約
300〜700の分子量を有している、ポリエステルに
対して耐久性を有するポリエステル系ソイル−レ
リーズ剤を教示している。このソイル−レリーズ
性重合体の分子量は約25000〜約55000の範囲であ
り、またその融点は100℃以下である。 イギリス国特許第1088984号明細書並びにその
対応アメリカ国特許の第3416952号及び同第
3619269号明細書は繊維の結晶性ポリエステルセ
グメントと共結晶化する処理剤による、本質的に
線状の結晶性ポリエステルからできている繊維成
形製品の表面改質処理を開示している。この特許
明細書の処理剤は (A) 複屈折の消失温度によつて測定して100℃以
上の結晶融点を有する、 (B) ポリエステル定形製品の結晶化可能部を形成
している繰り返し単位と同一の繰り返し単位の
結晶化可能のセグメントを含有する、 (C) 前記(B)の結晶化可能セグメントにエステル結
合又はアミド結合を含有している基によつて結
合されている少なくとも1個の活性基を含有
し、前記活性基は成形製品の表面を改質する作
用を奏し、該活性基は次の、後記定義の水溶媒
和可能な重合体ポリオキシアルキレン基;スル
ホン酸、ホスホン酸、カルボン酸又はそれらの
イオン化性塩から成るアセチツク基;含窒素塩
基性基又はそれらのイオン化性塩;酸化防止性
基;ケイ素又はフツ素に基づ撥水性基を含有す
る基;複数のアルコール性ヒドロキシル基を含
有する重合体基;及び複数の−CO−NH−基
を含有する重合体基の少なくとも1つから選ば
れる、 ことを特徴とする水不溶性の結晶化可能の重合体
化合物である。このイギリス国特許第1088984号
明細書は重合体に染色性を付与するスルホン酸基
及び他のイオン性基の付加を開示している。この
イギリス国特許の特許権はステイン−レリーズ性
に対するそれらの使用を求めていない。 イギリス国特許第1088984号明細書は高濃度の
結晶性ポリエステル重合体による処理によつて多
くのクリーニング方法においてポリエステル定形
製品を静電防止性及びソイル−レリーズ性にする
そのポリエステル製品の表面改質を開示している
けれども、またこの明細書にポリエステル製品を
ステイン−レリーズ性にする他の処理剤が記載さ
れているけれども、合成繊維の定形製品を水−消
散性(water−dispellable)の非結晶性ポリエス
テル重合体で処理することによつてその製品に耐
久性のステイン−レリーズ加工を施すのはこの技
術分野では新規なことのよううに思われる。 アメリカ国特許第4013627号明細書はその第9
欄第13〜21行に重合体系処理剤の布帛に対する付
着を助長する塩の使用を開示しているが、このよ
うな塩を使用することによつて得られる洗たくに
対する著しく高い耐久性は示していない。 本発明は油性のよごれ及び汚染の除去のための
一連のクリーニング操作を通じて耐久性であるス
テイン−レリーズ加工が施こされている繊維定形
製品、特に合成繊維の定形製品を与える方法に関
する。本発明はまた上記方法によつて生み出さ
れ、一連のクリーニング操作を通じて耐久性であ
るステイン−レリーズ加工を有する定形製品を提
供する。この明細書で用いられる「定形製品」と
はフイラメント、繊維、フイルム、及び布帛を含
めて前記フイラメントなどの製品からできている
製品を意味している。また、「本質的に合成繊維
の定形製品」とは合成繊維以外の他の材料を含有
することができることを意味し、例えば合成繊維
と綿繊維との混紡布帛であることができる。 本発明の方法は耐久性のステイン−レリーズ加
工が施こされている合成繊維の定形製品を与え
る。この方法において、合成繊維の定形製品は少
なくともその表面を膨潤剤で膨潤させ、次いでそ
の製品を取り出すような環境中で水−消散性の非
結晶性スルホン化ポリエステル重合体に付され
る。水−消散性の非結晶性重合体は30〜70モル%
のエチレンテレフタレート単位、700〜50000の分
子量及び700〜8000g当り1当量のスルホン酸基
又はイオン化可能のスルホン酸塩の基を有する合
成有機ポリエステル重合体である。結晶化度につ
いて複屈折試験法を用いて試験すると、本発明の
重合体は非結晶性であることが判明した。 本発明の方法は水性布帛処理浴にスルホン化ポ
リエステル処理剤と組み合わせて水溶性塩を添加
することは任意である。材料、染料キヤリア−な
どのような常用の添加剤を添加することもでき
る。スルホン化ポリエステルのステイン−レリー
ズ剤と共に適用される水溶性塩の使用は水溶性塩
なしで処理された対照を超えてステイン−レリー
ズ剤の性能をかなり向上させる。この添加は洗た
くに対する処理された合成繊維布帛の耐久性を向
上させつつ、処理浴に必要とされるスルホン化ポ
リエステル剤の量を50%もの多量又はそれ以上減
少させる。水溶性塩は染色工程に悪影響を及ぼす
ことも、そのステイン−レリーズ剤を有効濃度で
適用することを困難することもないことが判明し
た。 さらに、本発明は本質的に合成繊維の定形製品
をステイン−レリーズ性にする、水性環境で混合
されている水−消散性、非結晶性のスルホン化ポ
リエステル重合体と水溶性塩から成り、そして任
意に染料、及び乳化剤、染色助剤のような添加剤
並びに界面活性剤、軟水化剤、漂白剤及び増白剤
のような助剤を含んでいる改良された水性処理浴
を提供する。 モノフイラメント又は紡績された構造を持つ本
発明による処理に適した疎水性の合成繊維には ダクロン (Dacron )(イー・アイ・ジユポ
ン デ ネモアース アンド カンパニー社〔E.
I.duPont de Nemours&Co.、Inc.〕)、 フオートレル (Fortrel )(セラニーズ コ
ーポレーシヨン オブ アメリカ〔Celanese
Corp.of America〕)、 コーデル (Kodel )(イーストマン ケミ
カル プロダクツ社〔Eastman Chemical
Products、Inc.) のようなポリエステル及び他の合成又は天然繊維
との混紡繊維、及び ナイロン66、ナイロン6、キアナ (イー・ア
イ・デユポン デ ネモアース アンド カンパ
ニー社)、及びそれらの混紡製品 のようなポリアミド がある。 ポリアクリロニトリル、ポリオレフイン及びア
セテートのような他の合成繊維も適当なスルホポ
リエステル表面改質用重合体及び塩との組み合わ
せにおいて本発明による処理から有利な結果が得
られることが予想される。 本発明は表面改質された本質的に合成繊維の定
形製品及びそのような表面改質定形製品を与える
方法に関する。この本発明において、表面改質定
形製品はエチレンテレフタレート単位を少なくと
も30モル%有するが、70モル%より多くは特にな
い、そして約700〜50000又はそれ以上の分子量と
700〜8000g当り1当量重量のスルホン酸基又は
イオン化可能のスルホン酸塩の基を有している水
−消散性の非結晶性有機ポリエステル重合体から
成る表面改質が施こされている。好ましい水−消
散性の非結晶性スルホン酸基又はスルホン酸塩−
基含有重合体は、 (1) 100モル%の (a) 0〜65モル%、最も好ましくは0〜45モル
%の、カルボニル基間に少なくとも2個の炭
素原子を有し、且つ平均4〜10個の炭素原子
を有している脂肪族ジカルボン酸、 (b) 30〜90モル%、最も好ましくは40〜70モル
%の、少なくとも30モル%、しかし70モル%
以下はテレフタル酸である非スルホン化芳香
族ジカルボン酸、 (c) 5〜60モル%、最も好ましくは15〜40モル
%の、4〜12個の炭素原子を有し、且つ1個
のスルホン酸基又はスルホン酸塩−基を有す
る脂肪族又は芳香族のジカルボン酸 から本質的に成るジカルボン酸、及び (2) 100モル%の、2〜10個の炭素原子と4個ま
での懸垂線状の非ペルオキシ酸素原子を含有し
ている、少なくとも30モル%はエチレングリコ
ールである脂肪族グリコールから本質的に成る
グリコール の実質的に等モル量の残基を含有している水−消
散性の非結晶性ポリエステルである。 本発明の方法は水性布帛処理浴にスルホン化ポ
リエステル処理剤と組み合わせて水溶性塩を加え
ることも任意である。 本明細書において用いられる酸残基は酸基から
活性水素を取り除いて後に残つている本体部分を
指す。また、グリコール残基はジオールからOH
基を除いた後に残つている本体部分を指す。 本発明において有用な水−消散性の非結晶性ポ
リエステル重合体のうちの幾つかのものはアメリ
カ国特許第3779993号及び同第4052368号明細書に
開示されている。本発明の方法において有用性を
持つ水−消散性の非結晶性ポリエステルは、スル
ホ基含有ジカルボン酸(及びそれらのジエステ
ル、無水物又はハロゲン化物)を含めて、ジカル
ボン酸とモノアルキレングリコールとの反応を含
む標準的なポリエステルの合成法によつて合成さ
れる。最終のポリエステル重合体において、30〜
70モル%のジカルボン酸残基はテルフタル酸に由
来し、また少なくとも30%のグリコール残基はエ
チレングリコールに由来する。エステル化反応は
酸触媒(例えば、三酸化アンチモン)の存在下に
おいて所望とされる熱と圧力を用いて行われる。
普通、過剰のエチレングリコールが供給され、そ
してその過剰分は重合の後段で常用の方法によつ
て除去される。所望とされるとき、反応混合物に
ヒンダードフエノールの酸化防止剤を加え、ポリ
エステルを酸化から保護することができる。得ら
れるポリエステルは40゜〜200℃の範囲の落球式軟
化点を有する非結晶性である。一般に、これらの
ポリエステルは常法によつて微紛砕し、そして密
閉容器に貯蔵して大気の湿気を遮断する。 「スルホン化された」又は「スルホ」とは−
SO3X基を意味する。但し、Xは水素又はナトリ
ウム、カリウム及びリチウムのようなアルカリ金
属カチオン;アルカリ土類金属カチオン;アンモ
ニウム、ヒドラゾニウム、N−メチルピリジニウ
ム、クワニジユウム、メチルアンモニウム、ブチ
ルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、トリエ
チルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム及
びベンジルトリメチルアンモニウムのような0〜
18個の炭素原子を有する三級及び四級アンモニウ
ムカチオンである。一価のカチオンが好ましい。 水−消散性ポリエステルの合成のための、適当
なスルホ置換ジカルボン酸に次のものがある。ス
ルホコハク酸、2−スルホグルタル酸、3−スル
ホグルタル酸及び2−スルホドデカンジオイツク
酸のようなスルホアルカンジカルボン酸;5−ス
ルホイソフタル酸、2−スルホテレフタル酸、5
−スルホナフタレン−1,4−ジカルボン酸のよ
うなスルホアレンジカルボン酸;アメリカ国特許
第3821281号明細書に記載されるもののようなス
ルホベンジルマロン酸エステル;アメリカ国特許
第3624034号明細書に記載されるもののようなス
ルホフエノキシマロネート;及び9,9−ジ
(2′−カルボキシエチル)−フルオレン−2−スル
ホン酸のようなスルホフルオレンジカルボン酸。
上記スルホン酸の、4〜12個の炭素原子を持つ対
応する低級アルキルカルボン酸エステル、ハライ
ド、無水物及びスルホ塩も使用することができ
る。 水−消散性ポリエステルを合成する際の、前記
スルホ置換ジカルボン酸との縮合のための、適当
なジオールは式HO(CH2)eOH(但しeは2〜10
の値である)を有する直鎖状又は分枝鎖状のアル
キレンジオール及び式H(OR)fOH(但し、Rは2
〜4個の炭素原子を有するアルキレン値であり、
そしてfは2〜4の値であつて、その値はオキサ
アルキレンジオールに10個以下の炭素原子が存在
するような値である)を有するオキサアルキレン
ジオールである。適当なジオールの例にエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,10−デカンジオール、2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル
−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,
5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、ジイソプロピレングリ
コール、1,11−(3,6−ジオキサウンデカン)
ジオール、1,14−(3,6,9,12−テトラオ
キサテトラデカン)ジオール、1,8−(3,6
−ジオキサ−2,5,8−トリメチルオクタン)
ジオール及び1,14−(5,10−ジオキサテトラ
デカン)ジオールがある。 少量の、約2000までの分子量を有するポリオキ
シアルキレンジオールをその量が約10モル%以下
で、且つ10重量%以下に保たれている限りポリエ
ステルの合成における反応試剤として含めること
ができる。 式HOOC(CH2)gCOOH(但し、gは2〜8の平
均値を有する)を持つ適当な脂肪族ジカルボン酸
は、例えばコハク酸、アジピン酸、マレイン酸、
グルタル酸、スベリン酸、オキシジプロピオン
酸、デカンジオイツク酸、ドデカンジオイツク酸
及び1,4−シクロヘキサンジカルボン酸であ
る。 有用な芳香族ジカルボン酸にはテレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジ
カルボン酸、1,2−ナフタレンジカルボン酸及
び1,5−ピリジンジカルボン酸がある。 本発明の方法において使用するための水−消散
性ポリエステルに耐久性を与えるには、ジカルボ
ン酸及びジオールは最終ポリエステルにおける総
ジカルボン酸の少なくとも約30モル%、しかし約
70モル%以下はテレフタル酸であるように選ばれ
なければならない。約30モル%より少ないテレフ
タル酸では、ポリエステルはポリエステル成形製
品の多数の洗たく工程に耐えない。一方、最終ポ
リエステルにおけるテレフタル酸が約70モル%よ
り多ければ、ポリエステルは結晶性になり、従つ
て多数回の洗たくに耐えるステイン−レリーズ加
工が施こされている定形製品を得るには水−消散
特性が不十分である。 また、本発明は水−消散性ポリエステルを有機
ジイソシアネートとの反応によつて鎖伸張するこ
とも意図している。これは水溶性ポリエステル中
に存在する末端ヒドロキシ基又はカルボキシル基
の周知の反応によつて達成される。 鎖伸張剤として使用するための、適当なジイソ
シアネートはポリウレタンの分野で知られる脂肪
族、芳香族及び複素環式のジイソシアネートがど
れでもよい。好ましいジイソシアネートの例に
2,4−トリレンジイソシアネート、3,5,5
−トリメチル−1−イソシアナート−3−イソシ
アナートメチルシクロヘキサン、メチレンビス−
(4−シクロヘキシルイソシアネート)、ヘキサメ
チレンジイソシアネート及び1,3−ジ(イソシ
アナートエチル)ヒダントインがある。 「水−消散性の」非結晶性のという用語は本発
明の方法において使用するスルホン酸基又はイオ
ン化性スルホン酸塩−基含有有機重合体があらゆ
る割合で完全に水溶性であるか、又はアメリカ国
特許第4052368号明細書第6欄第9〜19行に記載
される試験による水中における水−消散性を有し
ているかのいずれかであることを意味する。前記
試験法は次の通りである。 水−消散性:約1gのポリエステル樹脂を125
mlのジヤーに入れ、そして99mlの20℃の水道水を
加える。ジヤーにふたをし、次いで往復シエーカ
ーに取り付け、2時間振る。樹脂が1片も残つて
いないとき、その樹脂は水−消散性と称する。樹
脂片が若干残つているとき、その混合物を250ml
のビーカーに移し、そして約180〓(80℃)まで
20分間加熱する。そのとき樹脂片が全く残つてい
ないならば、この樹脂は水−消散性とみなす。し
かしながら、樹脂片がなおも識別できるならば、
その樹脂は水−消散性ではないと考えられる。 「非結晶性」とは、有機重合体が複屈折で検出
できる結晶性は示さないことを意味している。 本質的に合成繊維の成形製品に対するステイン
−レリーズ加工としての使用のために、定形製品
を水性膨潤性環境中のステイン−レリーズ剤と合
成繊維製品の少なくとも表面を膨潤させるのに十
分な時間接触させる。この定形製品を次に水性環
境から取り出す。水溶性塩を水性布帛処理浴にス
ルホン化ポリエステル処理剤と組み合わせて添加
する場合、塩の添加量は繊維重量に対して0.001
〜20%である。 本発明の実施に有用な水溶性及びそれらの水和
物にはNaCl、KCl、Na2SO4、NH4Cl及び
(CH3)3N(CH2C6H5)Clのような一価のカチオン
性塩;MgCl2、MgSO4、Mg(NO3)2、Mg
(C2H3O2)2、CaCl2、BaCl2、MnCl2及びZnCl2の
ような二価のカチオン性塩;及びAl2(SO4)3及び
Cr(C2H3O2)3のような三価のカチオン性塩があ
る。 本発明の好ましい水溶性塩は二価のカチオン性
塩である。最も好ましい塩はMgCl2・6H2Oであ
る。 本発明の方法において、定形製品は水性膨潤環
境においてステイン−レリーズ剤及び水溶性塩と
ポリエステル製品の少なくとも表面を膨潤させる
のに十分な時間接触せしめられる。 表面改質の性質は明確には分つていないが、合
成繊維が水性環境中で膨潤し、その過程中に重合
体のステイン−レリーズ剤が繊維上に、そして繊
維内に固定されていく「ウイツキング作用、すな
わち灯芯作用(wicking operation)」であると
考えられている。 水性膨潤性環境には次のような水浴が包含され
る。縮充精練操作におけるような織物洗浄浴、一
般の家庭用又は商業用洗たく機、織物の染色浴、
例えばメチルナフタレン、ビフエニル、塩素化ベ
ンゼン、ジアリルフタレート及び他の化合物のよ
うなポリエステルの膨潤剤(染料工業では一般に
キヤリアーと称している)を含有する浴、及び織
物材料の染色において行われるようなパツテイン
グ操作及びそれに続くスチーミング操作。これら
の例は可能な膨潤環境を単に例示するだけで、ど
んな意味でも本発明の範囲を限定することを意味
するものではない。 膨潤環境は染色工程又は布帛製造工程の一部と
して与えることもできるし、あるいは洗たく工程
中に消費者によつて与えられるものでもよい。本
発明のステイン−レリーズ剤は前記製造工程中に
合成繊維の中に、又はその上に組み込む必要はな
く、洗たく工程中に消費者が繊維に加えることが
できる。 合成繊維定形製品は100重量部の定形製品当り
約0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜1.0重量部、
さらに好ましくは0.3〜0.8重量部のステイン−レ
リーズ剤と接触せしめられるのが好ましい。水性
浴に塩を添加するときは、布帛重量に対する塩の
割合は、一価のカチオン系水溶性塩については3
〜20%、さらに好ましくは5〜15%、二価のカチ
オン系の塩については0.5〜20%、さらに好まし
くは1.25〜10%、三価のカチオン系の塩について
は0.001〜0.1%、さらに好ましくは0.01〜0.05%
とするのがそれぞれ好ましい。 一般的に言つて、前記接触は1重量部の定形製
品当り約3〜約35部、好ましくは約8〜約15部の
水の浴中でなされる。この水浴は、好ましくはポ
リエステル製品に対して1〜15重量%の濃度で、
化学的に有効な量の膨潤剤、すなわちキヤリアー
を含有することは任意である。ステイン−レリー
ズ剤の満足な性能は定形製品の染色中に染色条件
を変えずにステイン−レリーズ剤を適用すること
によつて容易に達成される。接触時間は、典形的
には、約35゜〜150℃又はそれ以上の温度において
約5分〜約1時間とすることができる。一般に、
接触時間が長くなればなるほど、また浴における
接触温度が高くなればなるほど、処理された定形
製品のステイン−レリーズ加工の耐久性はよくな
る。かくして、冷水中では、製品にステイン−レ
リーズ性を与えるには極めて長い接触時間が必要
になり、そしてそれでもその製品は1サイクル又
は2サイクルの洗たくにしか耐えることができな
い。ステイン−レリース加工の耐久性は10分〜約
1時間の接触時間しか必要としな典形的な加圧ジ
エツト染料アプリケーターにおけるように、接触
温度を125゜〜150℃まで上げると30サイクル又は
それ以上の洗たくに耐えるまでに向上する。しか
も、接触時間が長くなつても害にはならない。 合成繊維定形製品とステイン−レリーズ剤と
の、及び所望によつて水溶性塩との接触はパツデ
イング操作によつて行うことができる。このよう
な方法によつて、合成繊維定形製品は100重量部
のポリエステル製品当り0.01〜1.0重量部、好ま
しくは0.05〜1.0重量%、さらに好ましくは0.3〜
0.8重量部のソイル−レリーズ剤を付着させるの
に十分な化学薬品を含有している溶液でパツデイ
ングされる。この製品は次に90゜〜150℃の水蒸気
に約10〜60秒間付される。この方法はステイン−
レリーズ剤を合成繊維の内部に、又はその上に固
定させる。 本発明に開示される方法は乳化剤、染色助剤、
及び洗たくで一般に用いられている界面活性剤、
軟水化剤、漂白剤及び増白剤のような助剤の使用
を予期している。本発明において有用な乳化剤は
アニオンタイプ、ノニオンタイプ、両性タイプ又
はツビツタ−イオンタイプの界面活性剤のどれで
もよい。適当なアニオン系界面活性剤の例は脂肪
鎖中の炭素原子数が8〜18個である脂肪族アルコ
ールサルフエートのナトリウム塩及びアルキル鎖
中の炭素原子数が9〜15個のアルキルベンゼンス
ルホネートのナトリウム塩である。適当なノニオ
ン系界面活性剤に、アルキル鎖が約6〜12個の炭
素原子を有し、そしてアルキルフエノールに各モ
ル毎に縮合しているエチレンオキシドの量が約5
〜25モルであるアルキルフエノールのポリエチレ
ンオキシド縮合物がある。特定の例は10モルのエ
チレンオキシドを持つ1モルのノニルフエノール
の縮合生成物及び1モルのC12脂肪族アルコール
と10モルのエチレンオキシドの縮合生成物であ
る。適当な両性界面活性剤の例は脂肪族置換基の
1つが約8〜18個の炭素原子を含有し、そして脂
肪族置換基の1つがアニオン性の水可溶化基、例
えばサルフエート又はスルホネート基を含有して
いる脂肪族の二級又は三級アミンの誘導体であ
る。特定の、適当な両性界面活性剤は3−ドデシ
ルアミノプロピオネート及び3−ドデシルアミノ
プロパンスルホン酸ナトリウムである。適当なツ
ビツターイオン系界面活性剤の例は脂肪族置換基
の1つが約8〜18個の炭素原子を含有し、そして
脂肪族置換基の1つがアニオン性の水可溶化基を
含有している脂肪族四級アンモニウム化合物の誘
導体である。ツビツターイオン系界面活性剤の特
定の例は3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデ
シルアンモニオ)プロパン−1−スルホネート及
び3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルア
ンモニオ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スル
ホネートである。 本発明の理解は次の実施例を参照することによ
つて一層進むだろう。しかし、これらの実施例は
説明のためのものであつて、本発明を限定するも
のではない。 実施例 1 この実施例ではステイン−レリーズ剤の合成を
説明する。アメリカ国特許第4052368号明細書の
実施例3の方法により、1000mlの、密封撹拌器、
温度計、還流コンデンサー及び減圧手段を備える
3つ口丸底フラスコに 88.8g(30モル%)のジメチルナトリウムスル
ホイソシアネート、 135.8g(70モル%)のジエチルテレフタレー
ト、 124g(200モル%)のエチレングリコール、 0.5gの三酸化アンチモン 0.5gの酢酸亜鉛、及び 1.0gの酢酸ナトリウム を加えた。 この混合物を155℃まで撹拌、加熱し、そして
メタノールを蒸留しながら155゜〜180℃で約2時
間保持した。温度を次に230℃に昇温し、そして
フラスコ内の圧力を0.5トル又はそれ以下まで下
げ、その減圧でエチレングリコールを蒸留した。
約62gのエチレングリコールが集まつた。次に、
温度を250℃まで昇温し、そこで系を乾燥窒素で
大気圧にもたらした後その温度で1.5時間保持し、
そして反応生成物を注ぎ出し、冷却させた。得ら
れたポリエステルはガラス転移温度が58℃で、且
つ複屈折によつて検出できる結晶性は示さない。
強靭で、澄明な、本質的に無色の水−消散性の樹
脂であつた。 実施例 2〜19 実施例1の一般的方法に従つて、一連のスルホ
ポリエステルを色々な比のジカルボン酸、スルホ
ジカルボン酸及びグリコールを用いて合成した。
スルホポリエステルが結晶性であるか、あるいは
そうでないかにかゝわらず、それらスルホポリエ
ステルの各々についての出発原料の比、及び汚れ
たモーター油で汚染された100%ポリエステルの
布帛からその汚れを取るステイン−レリーズ剤と
してのそれらスルホポリエステルの効力を第表
に示す。 前記合成繊維製品と本発明のステイン−レリー
ズ剤との接触は次のように行つた。 前記布帛を55℃の水で湿潤した。その水は布帛
の重量に基づいて0.8%のスルホポリエステルを
含有していた。前記ポリエステル布帛の膨潤を助
長するため化学的に活性な量のメチルナフタレン
タイプのキヤリア−を加えた。布帛の重量に基づ
いて1重量%の分散染料も加えた。酢酸でPHを
4.5に調整した。次に、温度を130℃まで昇温し、
その温度で30〜45分間保持した。すすぎを行つた
後、湿潤された布帛を次に約150℃で5分間乾燥
した。 これらの実施例では次の処理、汚染、洗たく、
乾燥及び評価の操作を用いた。 処理操作 以下の実施例における定形製品は布帛重量に基
づいて2%のトリポリリン酸ナトリウム及び2%
のノニオン系界面活性剤(タナポンx−70
〔Tanapon x−70 、ナタテツクス ケミカル
社〔Tanatex Chemical Corp.〕)を用いてあら
かじめ洗浄又は精練された無染色の連続フイラメ
ントの合成繊維織布又は編布(但し、第X表は紡
績繊維であり、また第XI表及び第表は染色布
であつた)。布帛(重量10g)をマルチダイ圧力
容器(Multidye pressure vessel)(レニガル
〔Renigal〕、ソシエダド アノニマ〔Sociedad
Anonima〕、スペイン〔Spain〕)中の、225mlの、
100〓(38℃)の、酢酸でPH4.5の酸性にされてい
る水浴に入れ、布帛重量に対して2%のメチルナ
フタレンキヤリアー(ハイポケムTA−3
〔Hipochem TA−3 、ハイ ポイント ケミ
カル社〔Hight Point Chemical Corp.〕)並び
に他の所望の添加剤、例えばスルホポリエステ
ル、塩、染料などを加え、次いでプランジヤー作
用を用いて撹拌した。容器を密閉し、温度を4
〓/分(2℃/分)で265〓(130℃)まで昇温
し、その温度に30分保持した(撹拌しながら)。
布帛を冷却し、水浴から取り出し、きれいな水で
すすぎ、次いで150℃で5分間ヒートセツトした。 上記の処理布帛を、洗たくし、汚染し、「後汚
染」洗たくし、そして標準の操作(以下に記載)
で乾燥した後、1、5、10、15、20、25回又はそ
れ以上の洗たく回数について評価した。前記操作
は改良AATC試験130−1977である。上記各イン
タバルの後、その布帛の試料を5滴の汚れたモー
ター油で汚し、次いで洗たくし、そして目で見
て1〜5の尺度の等級をつけた。前記尺度におい
て、1=除去されず、5=完全な除去を意味す
る。 装 置 A 洗たく機−トツプ ローデイング シアース
ケンモア− オートマチツク モデル600
(Top Loading Sears Kenmore Automatic
Model 600)。 B 乾燥機−シアース ケンモアー、モデル600
(Sears Kenmore、Model600)。 C バラスト−約8オンスの布帛のうち4ポンド
を36″×36″平方に切り、そしてふち取りした。 試 料 布帛試料の大きさは最低8″×8″、最大12″×
12″であつた。 耐久性試験用洗たく操作 A 試料及びバラストを洗たく機に入れた。総重
量は4±0.5ポンドであつこ。バラスト重量は
3ポンド以上であつた。 B 150ml(46g)の、ホフフエートレベルの洗
剤であるタイド (Tide )(プロクター ア
ンド ガンブル社〔Procter and Gamble
Co.〕)を加えた。 C 洗たく機に120℃±5〓(49±3℃)の水を
高水レベルまで満した。 D 試料を12分の正規洗たくサイクルを用いて洗
たくした。 E 試料をシアース ケンモアー ガス ドライ
ヤー、モデル600中で71℃において45分間乾燥*
した。 * 1、5、10、15Xなどの洗たくの後、試料
を乾燥した。 汚染操作 A 合成繊維布帛を吸取紙の上に置いた。 B 5滴の汚えたモーター油を試料の上に落し、
試料の中央に1個の油たまりを形成した。 C 3×3インチのグラシン紙片を前記の油たま
りの上に置いた。 D 前記油の上に直接置かれたフイルムに重りを
乗せ、60分間セツトさせた。 E 重りとグラシン紙を取り除いた。 F 試験試料を洗たく前に互いに触れ合わないよ
うにして15分〜1時間つり下げた。 G 汚染試料を以下の後汚染洗たく操作により洗
たくした。 H 前記の耐久性試験用洗たく操作を用いて複数
回の洗たくを行つた。製品の耐久性は以下の後
汚染洗たく操作を用いて、選択された洗たくイ
ンタバルの後に評価した。 後汚染洗たく操作 A 試料及びバラスト(総重量4±0.5lbs)を洗
たく機に入れた。 B 320ml(100g)のタイド 洗たく用洗浄剤を
加えた。 C 洗たく機に120〓(49±3℃)の水を高水レ
ベルまで満した。 D 試料を12分間の正規洗たくサイクルを用いて
洗たくした。 E 試験試料に乾燥後4時間以内に等級をつけた
(以下を参照)。 評価(AATCC試験法130−1977の改良) A ブラツク−トツプテーブルを視検板の正面に
直接置いた。 B 床から45インチ上方にある視検板の上にステ
イン レリーズレプリカ(Stain Release
Replica)を取り付けた。 C 試験試料をブラツク−トツプテーブルの中央
にきつかり置いた。 D 視検距離は床の上方35インチにバツクマウン
テイング ボード(back mounting board)
から、床から62±6インチのところにある目で
測定して30インチであつた。この汚染試料に前
記レプリカに対比することによつて観察者は目
視検査して等級を付け、最も狭い0.5の等級ま
で出した。
定形製品の表面改質処理に関し、この処理で定形
製品に耐久性のステイン−レリーズ加工(stain
−releasing finish)、すなわち防汚加工が施こさ
れる。 合成繊維にステイン−レリーズ性を付与する処
理はこの技術分野では周知である。繊維として用
いられる最も一般的な合成繊維は、それらの洗た
く(特に、油性のよごれ及び油性の汚染の除去に
関する洗たく)を困難にする疎水性を持つている
ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ
アクリロニトリル及びポリオレフインである。こ
れは大部分これら合成繊維に固有の低湿潤性によ
るものである。油性のよごれ又は汚染は、油性物
質が疎水性、すなわち親油性の繊維に結合してい
く傾向があるから、水系の洗たく工程でそれらを
除去するのが困難である。アメリカ国特許第
3959230号明細書には従来法で用いている、ポリ
エステル含有繊維の親水性を高める多数の方法が
記載されている。これら方法の多くはポリエステ
ル定形製品の表面をテレフタル酸とポリエチレン
グリコールとの共重合体で処理するものである。
この処理の目的はポリエステルに親水性仕上げを
施こし、ポリエステルの油性汚染を保持する傾向
を低下させることにある。このアメリカ国特許第
3959230号は、従来法は一般にソイル−レリーズ
性能において不成功で、そのソイル−レリーズ性
能は耐久性を欠き、且つ限界乃至不満足なもので
あつたと述べている。これらの重合体は明らかに
一般的な洗たく条件下で合成繊維に必要な性能を
欠いており、そのため前記アメリカ国特許の特許
権者はエチレンテレフタレート単位対ポリエチレ
ンオキサイドテレフタレート単位のモル比が約
25:75〜約35:65の両繰り返し単位から成り、前
記ポリエチレンオキサイドテレフタレートは約
300〜700の分子量を有している、ポリエステルに
対して耐久性を有するポリエステル系ソイル−レ
リーズ剤を教示している。このソイル−レリーズ
性重合体の分子量は約25000〜約55000の範囲であ
り、またその融点は100℃以下である。 イギリス国特許第1088984号明細書並びにその
対応アメリカ国特許の第3416952号及び同第
3619269号明細書は繊維の結晶性ポリエステルセ
グメントと共結晶化する処理剤による、本質的に
線状の結晶性ポリエステルからできている繊維成
形製品の表面改質処理を開示している。この特許
明細書の処理剤は (A) 複屈折の消失温度によつて測定して100℃以
上の結晶融点を有する、 (B) ポリエステル定形製品の結晶化可能部を形成
している繰り返し単位と同一の繰り返し単位の
結晶化可能のセグメントを含有する、 (C) 前記(B)の結晶化可能セグメントにエステル結
合又はアミド結合を含有している基によつて結
合されている少なくとも1個の活性基を含有
し、前記活性基は成形製品の表面を改質する作
用を奏し、該活性基は次の、後記定義の水溶媒
和可能な重合体ポリオキシアルキレン基;スル
ホン酸、ホスホン酸、カルボン酸又はそれらの
イオン化性塩から成るアセチツク基;含窒素塩
基性基又はそれらのイオン化性塩;酸化防止性
基;ケイ素又はフツ素に基づ撥水性基を含有す
る基;複数のアルコール性ヒドロキシル基を含
有する重合体基;及び複数の−CO−NH−基
を含有する重合体基の少なくとも1つから選ば
れる、 ことを特徴とする水不溶性の結晶化可能の重合体
化合物である。このイギリス国特許第1088984号
明細書は重合体に染色性を付与するスルホン酸基
及び他のイオン性基の付加を開示している。この
イギリス国特許の特許権はステイン−レリーズ性
に対するそれらの使用を求めていない。 イギリス国特許第1088984号明細書は高濃度の
結晶性ポリエステル重合体による処理によつて多
くのクリーニング方法においてポリエステル定形
製品を静電防止性及びソイル−レリーズ性にする
そのポリエステル製品の表面改質を開示している
けれども、またこの明細書にポリエステル製品を
ステイン−レリーズ性にする他の処理剤が記載さ
れているけれども、合成繊維の定形製品を水−消
散性(water−dispellable)の非結晶性ポリエス
テル重合体で処理することによつてその製品に耐
久性のステイン−レリーズ加工を施すのはこの技
術分野では新規なことのよううに思われる。 アメリカ国特許第4013627号明細書はその第9
欄第13〜21行に重合体系処理剤の布帛に対する付
着を助長する塩の使用を開示しているが、このよ
うな塩を使用することによつて得られる洗たくに
対する著しく高い耐久性は示していない。 本発明は油性のよごれ及び汚染の除去のための
一連のクリーニング操作を通じて耐久性であるス
テイン−レリーズ加工が施こされている繊維定形
製品、特に合成繊維の定形製品を与える方法に関
する。本発明はまた上記方法によつて生み出さ
れ、一連のクリーニング操作を通じて耐久性であ
るステイン−レリーズ加工を有する定形製品を提
供する。この明細書で用いられる「定形製品」と
はフイラメント、繊維、フイルム、及び布帛を含
めて前記フイラメントなどの製品からできている
製品を意味している。また、「本質的に合成繊維
の定形製品」とは合成繊維以外の他の材料を含有
することができることを意味し、例えば合成繊維
と綿繊維との混紡布帛であることができる。 本発明の方法は耐久性のステイン−レリーズ加
工が施こされている合成繊維の定形製品を与え
る。この方法において、合成繊維の定形製品は少
なくともその表面を膨潤剤で膨潤させ、次いでそ
の製品を取り出すような環境中で水−消散性の非
結晶性スルホン化ポリエステル重合体に付され
る。水−消散性の非結晶性重合体は30〜70モル%
のエチレンテレフタレート単位、700〜50000の分
子量及び700〜8000g当り1当量のスルホン酸基
又はイオン化可能のスルホン酸塩の基を有する合
成有機ポリエステル重合体である。結晶化度につ
いて複屈折試験法を用いて試験すると、本発明の
重合体は非結晶性であることが判明した。 本発明の方法は水性布帛処理浴にスルホン化ポ
リエステル処理剤と組み合わせて水溶性塩を添加
することは任意である。材料、染料キヤリア−な
どのような常用の添加剤を添加することもでき
る。スルホン化ポリエステルのステイン−レリー
ズ剤と共に適用される水溶性塩の使用は水溶性塩
なしで処理された対照を超えてステイン−レリー
ズ剤の性能をかなり向上させる。この添加は洗た
くに対する処理された合成繊維布帛の耐久性を向
上させつつ、処理浴に必要とされるスルホン化ポ
リエステル剤の量を50%もの多量又はそれ以上減
少させる。水溶性塩は染色工程に悪影響を及ぼす
ことも、そのステイン−レリーズ剤を有効濃度で
適用することを困難することもないことが判明し
た。 さらに、本発明は本質的に合成繊維の定形製品
をステイン−レリーズ性にする、水性環境で混合
されている水−消散性、非結晶性のスルホン化ポ
リエステル重合体と水溶性塩から成り、そして任
意に染料、及び乳化剤、染色助剤のような添加剤
並びに界面活性剤、軟水化剤、漂白剤及び増白剤
のような助剤を含んでいる改良された水性処理浴
を提供する。 モノフイラメント又は紡績された構造を持つ本
発明による処理に適した疎水性の合成繊維には ダクロン (Dacron )(イー・アイ・ジユポ
ン デ ネモアース アンド カンパニー社〔E.
I.duPont de Nemours&Co.、Inc.〕)、 フオートレル (Fortrel )(セラニーズ コ
ーポレーシヨン オブ アメリカ〔Celanese
Corp.of America〕)、 コーデル (Kodel )(イーストマン ケミ
カル プロダクツ社〔Eastman Chemical
Products、Inc.) のようなポリエステル及び他の合成又は天然繊維
との混紡繊維、及び ナイロン66、ナイロン6、キアナ (イー・ア
イ・デユポン デ ネモアース アンド カンパ
ニー社)、及びそれらの混紡製品 のようなポリアミド がある。 ポリアクリロニトリル、ポリオレフイン及びア
セテートのような他の合成繊維も適当なスルホポ
リエステル表面改質用重合体及び塩との組み合わ
せにおいて本発明による処理から有利な結果が得
られることが予想される。 本発明は表面改質された本質的に合成繊維の定
形製品及びそのような表面改質定形製品を与える
方法に関する。この本発明において、表面改質定
形製品はエチレンテレフタレート単位を少なくと
も30モル%有するが、70モル%より多くは特にな
い、そして約700〜50000又はそれ以上の分子量と
700〜8000g当り1当量重量のスルホン酸基又は
イオン化可能のスルホン酸塩の基を有している水
−消散性の非結晶性有機ポリエステル重合体から
成る表面改質が施こされている。好ましい水−消
散性の非結晶性スルホン酸基又はスルホン酸塩−
基含有重合体は、 (1) 100モル%の (a) 0〜65モル%、最も好ましくは0〜45モル
%の、カルボニル基間に少なくとも2個の炭
素原子を有し、且つ平均4〜10個の炭素原子
を有している脂肪族ジカルボン酸、 (b) 30〜90モル%、最も好ましくは40〜70モル
%の、少なくとも30モル%、しかし70モル%
以下はテレフタル酸である非スルホン化芳香
族ジカルボン酸、 (c) 5〜60モル%、最も好ましくは15〜40モル
%の、4〜12個の炭素原子を有し、且つ1個
のスルホン酸基又はスルホン酸塩−基を有す
る脂肪族又は芳香族のジカルボン酸 から本質的に成るジカルボン酸、及び (2) 100モル%の、2〜10個の炭素原子と4個ま
での懸垂線状の非ペルオキシ酸素原子を含有し
ている、少なくとも30モル%はエチレングリコ
ールである脂肪族グリコールから本質的に成る
グリコール の実質的に等モル量の残基を含有している水−消
散性の非結晶性ポリエステルである。 本発明の方法は水性布帛処理浴にスルホン化ポ
リエステル処理剤と組み合わせて水溶性塩を加え
ることも任意である。 本明細書において用いられる酸残基は酸基から
活性水素を取り除いて後に残つている本体部分を
指す。また、グリコール残基はジオールからOH
基を除いた後に残つている本体部分を指す。 本発明において有用な水−消散性の非結晶性ポ
リエステル重合体のうちの幾つかのものはアメリ
カ国特許第3779993号及び同第4052368号明細書に
開示されている。本発明の方法において有用性を
持つ水−消散性の非結晶性ポリエステルは、スル
ホ基含有ジカルボン酸(及びそれらのジエステ
ル、無水物又はハロゲン化物)を含めて、ジカル
ボン酸とモノアルキレングリコールとの反応を含
む標準的なポリエステルの合成法によつて合成さ
れる。最終のポリエステル重合体において、30〜
70モル%のジカルボン酸残基はテルフタル酸に由
来し、また少なくとも30%のグリコール残基はエ
チレングリコールに由来する。エステル化反応は
酸触媒(例えば、三酸化アンチモン)の存在下に
おいて所望とされる熱と圧力を用いて行われる。
普通、過剰のエチレングリコールが供給され、そ
してその過剰分は重合の後段で常用の方法によつ
て除去される。所望とされるとき、反応混合物に
ヒンダードフエノールの酸化防止剤を加え、ポリ
エステルを酸化から保護することができる。得ら
れるポリエステルは40゜〜200℃の範囲の落球式軟
化点を有する非結晶性である。一般に、これらの
ポリエステルは常法によつて微紛砕し、そして密
閉容器に貯蔵して大気の湿気を遮断する。 「スルホン化された」又は「スルホ」とは−
SO3X基を意味する。但し、Xは水素又はナトリ
ウム、カリウム及びリチウムのようなアルカリ金
属カチオン;アルカリ土類金属カチオン;アンモ
ニウム、ヒドラゾニウム、N−メチルピリジニウ
ム、クワニジユウム、メチルアンモニウム、ブチ
ルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、トリエ
チルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム及
びベンジルトリメチルアンモニウムのような0〜
18個の炭素原子を有する三級及び四級アンモニウ
ムカチオンである。一価のカチオンが好ましい。 水−消散性ポリエステルの合成のための、適当
なスルホ置換ジカルボン酸に次のものがある。ス
ルホコハク酸、2−スルホグルタル酸、3−スル
ホグルタル酸及び2−スルホドデカンジオイツク
酸のようなスルホアルカンジカルボン酸;5−ス
ルホイソフタル酸、2−スルホテレフタル酸、5
−スルホナフタレン−1,4−ジカルボン酸のよ
うなスルホアレンジカルボン酸;アメリカ国特許
第3821281号明細書に記載されるもののようなス
ルホベンジルマロン酸エステル;アメリカ国特許
第3624034号明細書に記載されるもののようなス
ルホフエノキシマロネート;及び9,9−ジ
(2′−カルボキシエチル)−フルオレン−2−スル
ホン酸のようなスルホフルオレンジカルボン酸。
上記スルホン酸の、4〜12個の炭素原子を持つ対
応する低級アルキルカルボン酸エステル、ハライ
ド、無水物及びスルホ塩も使用することができ
る。 水−消散性ポリエステルを合成する際の、前記
スルホ置換ジカルボン酸との縮合のための、適当
なジオールは式HO(CH2)eOH(但しeは2〜10
の値である)を有する直鎖状又は分枝鎖状のアル
キレンジオール及び式H(OR)fOH(但し、Rは2
〜4個の炭素原子を有するアルキレン値であり、
そしてfは2〜4の値であつて、その値はオキサ
アルキレンジオールに10個以下の炭素原子が存在
するような値である)を有するオキサアルキレン
ジオールである。適当なジオールの例にエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,10−デカンジオール、2,2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル
−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,
5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、ジイソプロピレングリ
コール、1,11−(3,6−ジオキサウンデカン)
ジオール、1,14−(3,6,9,12−テトラオ
キサテトラデカン)ジオール、1,8−(3,6
−ジオキサ−2,5,8−トリメチルオクタン)
ジオール及び1,14−(5,10−ジオキサテトラ
デカン)ジオールがある。 少量の、約2000までの分子量を有するポリオキ
シアルキレンジオールをその量が約10モル%以下
で、且つ10重量%以下に保たれている限りポリエ
ステルの合成における反応試剤として含めること
ができる。 式HOOC(CH2)gCOOH(但し、gは2〜8の平
均値を有する)を持つ適当な脂肪族ジカルボン酸
は、例えばコハク酸、アジピン酸、マレイン酸、
グルタル酸、スベリン酸、オキシジプロピオン
酸、デカンジオイツク酸、ドデカンジオイツク酸
及び1,4−シクロヘキサンジカルボン酸であ
る。 有用な芳香族ジカルボン酸にはテレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジ
カルボン酸、1,2−ナフタレンジカルボン酸及
び1,5−ピリジンジカルボン酸がある。 本発明の方法において使用するための水−消散
性ポリエステルに耐久性を与えるには、ジカルボ
ン酸及びジオールは最終ポリエステルにおける総
ジカルボン酸の少なくとも約30モル%、しかし約
70モル%以下はテレフタル酸であるように選ばれ
なければならない。約30モル%より少ないテレフ
タル酸では、ポリエステルはポリエステル成形製
品の多数の洗たく工程に耐えない。一方、最終ポ
リエステルにおけるテレフタル酸が約70モル%よ
り多ければ、ポリエステルは結晶性になり、従つ
て多数回の洗たくに耐えるステイン−レリーズ加
工が施こされている定形製品を得るには水−消散
特性が不十分である。 また、本発明は水−消散性ポリエステルを有機
ジイソシアネートとの反応によつて鎖伸張するこ
とも意図している。これは水溶性ポリエステル中
に存在する末端ヒドロキシ基又はカルボキシル基
の周知の反応によつて達成される。 鎖伸張剤として使用するための、適当なジイソ
シアネートはポリウレタンの分野で知られる脂肪
族、芳香族及び複素環式のジイソシアネートがど
れでもよい。好ましいジイソシアネートの例に
2,4−トリレンジイソシアネート、3,5,5
−トリメチル−1−イソシアナート−3−イソシ
アナートメチルシクロヘキサン、メチレンビス−
(4−シクロヘキシルイソシアネート)、ヘキサメ
チレンジイソシアネート及び1,3−ジ(イソシ
アナートエチル)ヒダントインがある。 「水−消散性の」非結晶性のという用語は本発
明の方法において使用するスルホン酸基又はイオ
ン化性スルホン酸塩−基含有有機重合体があらゆ
る割合で完全に水溶性であるか、又はアメリカ国
特許第4052368号明細書第6欄第9〜19行に記載
される試験による水中における水−消散性を有し
ているかのいずれかであることを意味する。前記
試験法は次の通りである。 水−消散性:約1gのポリエステル樹脂を125
mlのジヤーに入れ、そして99mlの20℃の水道水を
加える。ジヤーにふたをし、次いで往復シエーカ
ーに取り付け、2時間振る。樹脂が1片も残つて
いないとき、その樹脂は水−消散性と称する。樹
脂片が若干残つているとき、その混合物を250ml
のビーカーに移し、そして約180〓(80℃)まで
20分間加熱する。そのとき樹脂片が全く残つてい
ないならば、この樹脂は水−消散性とみなす。し
かしながら、樹脂片がなおも識別できるならば、
その樹脂は水−消散性ではないと考えられる。 「非結晶性」とは、有機重合体が複屈折で検出
できる結晶性は示さないことを意味している。 本質的に合成繊維の成形製品に対するステイン
−レリーズ加工としての使用のために、定形製品
を水性膨潤性環境中のステイン−レリーズ剤と合
成繊維製品の少なくとも表面を膨潤させるのに十
分な時間接触させる。この定形製品を次に水性環
境から取り出す。水溶性塩を水性布帛処理浴にス
ルホン化ポリエステル処理剤と組み合わせて添加
する場合、塩の添加量は繊維重量に対して0.001
〜20%である。 本発明の実施に有用な水溶性及びそれらの水和
物にはNaCl、KCl、Na2SO4、NH4Cl及び
(CH3)3N(CH2C6H5)Clのような一価のカチオン
性塩;MgCl2、MgSO4、Mg(NO3)2、Mg
(C2H3O2)2、CaCl2、BaCl2、MnCl2及びZnCl2の
ような二価のカチオン性塩;及びAl2(SO4)3及び
Cr(C2H3O2)3のような三価のカチオン性塩があ
る。 本発明の好ましい水溶性塩は二価のカチオン性
塩である。最も好ましい塩はMgCl2・6H2Oであ
る。 本発明の方法において、定形製品は水性膨潤環
境においてステイン−レリーズ剤及び水溶性塩と
ポリエステル製品の少なくとも表面を膨潤させる
のに十分な時間接触せしめられる。 表面改質の性質は明確には分つていないが、合
成繊維が水性環境中で膨潤し、その過程中に重合
体のステイン−レリーズ剤が繊維上に、そして繊
維内に固定されていく「ウイツキング作用、すな
わち灯芯作用(wicking operation)」であると
考えられている。 水性膨潤性環境には次のような水浴が包含され
る。縮充精練操作におけるような織物洗浄浴、一
般の家庭用又は商業用洗たく機、織物の染色浴、
例えばメチルナフタレン、ビフエニル、塩素化ベ
ンゼン、ジアリルフタレート及び他の化合物のよ
うなポリエステルの膨潤剤(染料工業では一般に
キヤリアーと称している)を含有する浴、及び織
物材料の染色において行われるようなパツテイン
グ操作及びそれに続くスチーミング操作。これら
の例は可能な膨潤環境を単に例示するだけで、ど
んな意味でも本発明の範囲を限定することを意味
するものではない。 膨潤環境は染色工程又は布帛製造工程の一部と
して与えることもできるし、あるいは洗たく工程
中に消費者によつて与えられるものでもよい。本
発明のステイン−レリーズ剤は前記製造工程中に
合成繊維の中に、又はその上に組み込む必要はな
く、洗たく工程中に消費者が繊維に加えることが
できる。 合成繊維定形製品は100重量部の定形製品当り
約0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜1.0重量部、
さらに好ましくは0.3〜0.8重量部のステイン−レ
リーズ剤と接触せしめられるのが好ましい。水性
浴に塩を添加するときは、布帛重量に対する塩の
割合は、一価のカチオン系水溶性塩については3
〜20%、さらに好ましくは5〜15%、二価のカチ
オン系の塩については0.5〜20%、さらに好まし
くは1.25〜10%、三価のカチオン系の塩について
は0.001〜0.1%、さらに好ましくは0.01〜0.05%
とするのがそれぞれ好ましい。 一般的に言つて、前記接触は1重量部の定形製
品当り約3〜約35部、好ましくは約8〜約15部の
水の浴中でなされる。この水浴は、好ましくはポ
リエステル製品に対して1〜15重量%の濃度で、
化学的に有効な量の膨潤剤、すなわちキヤリアー
を含有することは任意である。ステイン−レリー
ズ剤の満足な性能は定形製品の染色中に染色条件
を変えずにステイン−レリーズ剤を適用すること
によつて容易に達成される。接触時間は、典形的
には、約35゜〜150℃又はそれ以上の温度において
約5分〜約1時間とすることができる。一般に、
接触時間が長くなればなるほど、また浴における
接触温度が高くなればなるほど、処理された定形
製品のステイン−レリーズ加工の耐久性はよくな
る。かくして、冷水中では、製品にステイン−レ
リーズ性を与えるには極めて長い接触時間が必要
になり、そしてそれでもその製品は1サイクル又
は2サイクルの洗たくにしか耐えることができな
い。ステイン−レリース加工の耐久性は10分〜約
1時間の接触時間しか必要としな典形的な加圧ジ
エツト染料アプリケーターにおけるように、接触
温度を125゜〜150℃まで上げると30サイクル又は
それ以上の洗たくに耐えるまでに向上する。しか
も、接触時間が長くなつても害にはならない。 合成繊維定形製品とステイン−レリーズ剤と
の、及び所望によつて水溶性塩との接触はパツデ
イング操作によつて行うことができる。このよう
な方法によつて、合成繊維定形製品は100重量部
のポリエステル製品当り0.01〜1.0重量部、好ま
しくは0.05〜1.0重量%、さらに好ましくは0.3〜
0.8重量部のソイル−レリーズ剤を付着させるの
に十分な化学薬品を含有している溶液でパツデイ
ングされる。この製品は次に90゜〜150℃の水蒸気
に約10〜60秒間付される。この方法はステイン−
レリーズ剤を合成繊維の内部に、又はその上に固
定させる。 本発明に開示される方法は乳化剤、染色助剤、
及び洗たくで一般に用いられている界面活性剤、
軟水化剤、漂白剤及び増白剤のような助剤の使用
を予期している。本発明において有用な乳化剤は
アニオンタイプ、ノニオンタイプ、両性タイプ又
はツビツタ−イオンタイプの界面活性剤のどれで
もよい。適当なアニオン系界面活性剤の例は脂肪
鎖中の炭素原子数が8〜18個である脂肪族アルコ
ールサルフエートのナトリウム塩及びアルキル鎖
中の炭素原子数が9〜15個のアルキルベンゼンス
ルホネートのナトリウム塩である。適当なノニオ
ン系界面活性剤に、アルキル鎖が約6〜12個の炭
素原子を有し、そしてアルキルフエノールに各モ
ル毎に縮合しているエチレンオキシドの量が約5
〜25モルであるアルキルフエノールのポリエチレ
ンオキシド縮合物がある。特定の例は10モルのエ
チレンオキシドを持つ1モルのノニルフエノール
の縮合生成物及び1モルのC12脂肪族アルコール
と10モルのエチレンオキシドの縮合生成物であ
る。適当な両性界面活性剤の例は脂肪族置換基の
1つが約8〜18個の炭素原子を含有し、そして脂
肪族置換基の1つがアニオン性の水可溶化基、例
えばサルフエート又はスルホネート基を含有して
いる脂肪族の二級又は三級アミンの誘導体であ
る。特定の、適当な両性界面活性剤は3−ドデシ
ルアミノプロピオネート及び3−ドデシルアミノ
プロパンスルホン酸ナトリウムである。適当なツ
ビツターイオン系界面活性剤の例は脂肪族置換基
の1つが約8〜18個の炭素原子を含有し、そして
脂肪族置換基の1つがアニオン性の水可溶化基を
含有している脂肪族四級アンモニウム化合物の誘
導体である。ツビツターイオン系界面活性剤の特
定の例は3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデ
シルアンモニオ)プロパン−1−スルホネート及
び3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルア
ンモニオ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スル
ホネートである。 本発明の理解は次の実施例を参照することによ
つて一層進むだろう。しかし、これらの実施例は
説明のためのものであつて、本発明を限定するも
のではない。 実施例 1 この実施例ではステイン−レリーズ剤の合成を
説明する。アメリカ国特許第4052368号明細書の
実施例3の方法により、1000mlの、密封撹拌器、
温度計、還流コンデンサー及び減圧手段を備える
3つ口丸底フラスコに 88.8g(30モル%)のジメチルナトリウムスル
ホイソシアネート、 135.8g(70モル%)のジエチルテレフタレー
ト、 124g(200モル%)のエチレングリコール、 0.5gの三酸化アンチモン 0.5gの酢酸亜鉛、及び 1.0gの酢酸ナトリウム を加えた。 この混合物を155℃まで撹拌、加熱し、そして
メタノールを蒸留しながら155゜〜180℃で約2時
間保持した。温度を次に230℃に昇温し、そして
フラスコ内の圧力を0.5トル又はそれ以下まで下
げ、その減圧でエチレングリコールを蒸留した。
約62gのエチレングリコールが集まつた。次に、
温度を250℃まで昇温し、そこで系を乾燥窒素で
大気圧にもたらした後その温度で1.5時間保持し、
そして反応生成物を注ぎ出し、冷却させた。得ら
れたポリエステルはガラス転移温度が58℃で、且
つ複屈折によつて検出できる結晶性は示さない。
強靭で、澄明な、本質的に無色の水−消散性の樹
脂であつた。 実施例 2〜19 実施例1の一般的方法に従つて、一連のスルホ
ポリエステルを色々な比のジカルボン酸、スルホ
ジカルボン酸及びグリコールを用いて合成した。
スルホポリエステルが結晶性であるか、あるいは
そうでないかにかゝわらず、それらスルホポリエ
ステルの各々についての出発原料の比、及び汚れ
たモーター油で汚染された100%ポリエステルの
布帛からその汚れを取るステイン−レリーズ剤と
してのそれらスルホポリエステルの効力を第表
に示す。 前記合成繊維製品と本発明のステイン−レリー
ズ剤との接触は次のように行つた。 前記布帛を55℃の水で湿潤した。その水は布帛
の重量に基づいて0.8%のスルホポリエステルを
含有していた。前記ポリエステル布帛の膨潤を助
長するため化学的に活性な量のメチルナフタレン
タイプのキヤリア−を加えた。布帛の重量に基づ
いて1重量%の分散染料も加えた。酢酸でPHを
4.5に調整した。次に、温度を130℃まで昇温し、
その温度で30〜45分間保持した。すすぎを行つた
後、湿潤された布帛を次に約150℃で5分間乾燥
した。 これらの実施例では次の処理、汚染、洗たく、
乾燥及び評価の操作を用いた。 処理操作 以下の実施例における定形製品は布帛重量に基
づいて2%のトリポリリン酸ナトリウム及び2%
のノニオン系界面活性剤(タナポンx−70
〔Tanapon x−70 、ナタテツクス ケミカル
社〔Tanatex Chemical Corp.〕)を用いてあら
かじめ洗浄又は精練された無染色の連続フイラメ
ントの合成繊維織布又は編布(但し、第X表は紡
績繊維であり、また第XI表及び第表は染色布
であつた)。布帛(重量10g)をマルチダイ圧力
容器(Multidye pressure vessel)(レニガル
〔Renigal〕、ソシエダド アノニマ〔Sociedad
Anonima〕、スペイン〔Spain〕)中の、225mlの、
100〓(38℃)の、酢酸でPH4.5の酸性にされてい
る水浴に入れ、布帛重量に対して2%のメチルナ
フタレンキヤリアー(ハイポケムTA−3
〔Hipochem TA−3 、ハイ ポイント ケミ
カル社〔Hight Point Chemical Corp.〕)並び
に他の所望の添加剤、例えばスルホポリエステ
ル、塩、染料などを加え、次いでプランジヤー作
用を用いて撹拌した。容器を密閉し、温度を4
〓/分(2℃/分)で265〓(130℃)まで昇温
し、その温度に30分保持した(撹拌しながら)。
布帛を冷却し、水浴から取り出し、きれいな水で
すすぎ、次いで150℃で5分間ヒートセツトした。 上記の処理布帛を、洗たくし、汚染し、「後汚
染」洗たくし、そして標準の操作(以下に記載)
で乾燥した後、1、5、10、15、20、25回又はそ
れ以上の洗たく回数について評価した。前記操作
は改良AATC試験130−1977である。上記各イン
タバルの後、その布帛の試料を5滴の汚れたモー
ター油で汚し、次いで洗たくし、そして目で見
て1〜5の尺度の等級をつけた。前記尺度におい
て、1=除去されず、5=完全な除去を意味す
る。 装 置 A 洗たく機−トツプ ローデイング シアース
ケンモア− オートマチツク モデル600
(Top Loading Sears Kenmore Automatic
Model 600)。 B 乾燥機−シアース ケンモアー、モデル600
(Sears Kenmore、Model600)。 C バラスト−約8オンスの布帛のうち4ポンド
を36″×36″平方に切り、そしてふち取りした。 試 料 布帛試料の大きさは最低8″×8″、最大12″×
12″であつた。 耐久性試験用洗たく操作 A 試料及びバラストを洗たく機に入れた。総重
量は4±0.5ポンドであつこ。バラスト重量は
3ポンド以上であつた。 B 150ml(46g)の、ホフフエートレベルの洗
剤であるタイド (Tide )(プロクター ア
ンド ガンブル社〔Procter and Gamble
Co.〕)を加えた。 C 洗たく機に120℃±5〓(49±3℃)の水を
高水レベルまで満した。 D 試料を12分の正規洗たくサイクルを用いて洗
たくした。 E 試料をシアース ケンモアー ガス ドライ
ヤー、モデル600中で71℃において45分間乾燥*
した。 * 1、5、10、15Xなどの洗たくの後、試料
を乾燥した。 汚染操作 A 合成繊維布帛を吸取紙の上に置いた。 B 5滴の汚えたモーター油を試料の上に落し、
試料の中央に1個の油たまりを形成した。 C 3×3インチのグラシン紙片を前記の油たま
りの上に置いた。 D 前記油の上に直接置かれたフイルムに重りを
乗せ、60分間セツトさせた。 E 重りとグラシン紙を取り除いた。 F 試験試料を洗たく前に互いに触れ合わないよ
うにして15分〜1時間つり下げた。 G 汚染試料を以下の後汚染洗たく操作により洗
たくした。 H 前記の耐久性試験用洗たく操作を用いて複数
回の洗たくを行つた。製品の耐久性は以下の後
汚染洗たく操作を用いて、選択された洗たくイ
ンタバルの後に評価した。 後汚染洗たく操作 A 試料及びバラスト(総重量4±0.5lbs)を洗
たく機に入れた。 B 320ml(100g)のタイド 洗たく用洗浄剤を
加えた。 C 洗たく機に120〓(49±3℃)の水を高水レ
ベルまで満した。 D 試料を12分間の正規洗たくサイクルを用いて
洗たくした。 E 試験試料に乾燥後4時間以内に等級をつけた
(以下を参照)。 評価(AATCC試験法130−1977の改良) A ブラツク−トツプテーブルを視検板の正面に
直接置いた。 B 床から45インチ上方にある視検板の上にステ
イン レリーズレプリカ(Stain Release
Replica)を取り付けた。 C 試験試料をブラツク−トツプテーブルの中央
にきつかり置いた。 D 視検距離は床の上方35インチにバツクマウン
テイング ボード(back mounting board)
から、床から62±6インチのところにある目で
測定して30インチであつた。この汚染試料に前
記レプリカに対比することによつて観察者は目
視検査して等級を付け、最も狭い0.5の等級ま
で出した。
【表】
(a) 他に記載されなければテレフタル酸残基
(b) 他に記載されなければ5−スルホイソフタル
酸ナトリウム塩残基 (c) スルホコハク酸からの残基 (d) アジピン酸からの残基 (e) アゼライン酸からの残基 (f) セバシン酸からの残基 (g) エチレングリコールからの残基 (h) ジエチレングリコールからの残基 (i) 複屈折によつて定量 (j) 次のステツプ(前記に詳細に記載):(1)布帛
のスルホポリエステル処理;(2)1、5、10サイ
クル等のサイクルの洗たく(L);(3)上記サイクル
の後に汚れたモーター油によるはん点汚染;(4)
1回の「後汚染」洗たく;及び(5)等級付け:5
は完全な除去を示し、1は本質的に除去されな
いことを示す:を行つた後に改良AATCC試験
法130−1977(前記)を用いる目視検査によつて
等級付けを行つた。 (k) イソフタル酸からの残基 (l) ポリエステルは洗たく水中に消散できない。 (L) 洗たく(複数)を意味する 実施例1〜12は、ポリエステルの布帛に特許請
求されるスルホポリエステルの範囲全部が多数回
の洗たくを通じて優れたステイン−レリーズ性を
与えることを示している。実施例4は本発明の好
ましい組成物が30回の洗浄を通じて有効であるこ
とを示している。実施例13〜15はテレフタル酸含
量が所望の範囲の30〜70モル%以外である非結晶
性ポリエステルは5回以下の洗たくを通じてしか
ステイン−レリーズ性を保持していないことを示
ししている。92モル%のイソフタル酸を用い、テ
レフタル酸は用いていない実施例16はステイン−
レリーズ特性を与えない。実施例17〜19では70%
以上のテレフタル酸から合成した重合体を使用し
た。形成された結晶性の重合体は本発明の非結晶
性重合体を消散する条件下では水中に消散するこ
とができず、それ故この結晶性重合体は本発明に
は有用でなかつた。 実施例1〜16の化合物のあるものについての追
加の検討はそれら全ての例において結晶性に欠く
ことを示した。この検討はX−線回折及び差動走
査熱量法によつて行つた。
酸ナトリウム塩残基 (c) スルホコハク酸からの残基 (d) アジピン酸からの残基 (e) アゼライン酸からの残基 (f) セバシン酸からの残基 (g) エチレングリコールからの残基 (h) ジエチレングリコールからの残基 (i) 複屈折によつて定量 (j) 次のステツプ(前記に詳細に記載):(1)布帛
のスルホポリエステル処理;(2)1、5、10サイ
クル等のサイクルの洗たく(L);(3)上記サイクル
の後に汚れたモーター油によるはん点汚染;(4)
1回の「後汚染」洗たく;及び(5)等級付け:5
は完全な除去を示し、1は本質的に除去されな
いことを示す:を行つた後に改良AATCC試験
法130−1977(前記)を用いる目視検査によつて
等級付けを行つた。 (k) イソフタル酸からの残基 (l) ポリエステルは洗たく水中に消散できない。 (L) 洗たく(複数)を意味する 実施例1〜12は、ポリエステルの布帛に特許請
求されるスルホポリエステルの範囲全部が多数回
の洗たくを通じて優れたステイン−レリーズ性を
与えることを示している。実施例4は本発明の好
ましい組成物が30回の洗浄を通じて有効であるこ
とを示している。実施例13〜15はテレフタル酸含
量が所望の範囲の30〜70モル%以外である非結晶
性ポリエステルは5回以下の洗たくを通じてしか
ステイン−レリーズ性を保持していないことを示
ししている。92モル%のイソフタル酸を用い、テ
レフタル酸は用いていない実施例16はステイン−
レリーズ特性を与えない。実施例17〜19では70%
以上のテレフタル酸から合成した重合体を使用し
た。形成された結晶性の重合体は本発明の非結晶
性重合体を消散する条件下では水中に消散するこ
とができず、それ故この結晶性重合体は本発明に
は有用でなかつた。 実施例1〜16の化合物のあるものについての追
加の検討はそれら全ての例において結晶性に欠く
ことを示した。この検討はX−線回折及び差動走
査熱量法によつて行つた。
【表】
これらの実施例はポリエステル布帛に付着した
本発明の非結晶性ステイン−レリーズ剤の、同濃
度の従来の結晶性ステイン−レリーズ剤重合体に
比較しての、多数回の洗たくに対する優れた耐久
性を示している。 以下の実施例において定形製品を表面改質する
のに用いるスルホン化ポリエステル重合体を第
表に記載する。
本発明の非結晶性ステイン−レリーズ剤の、同濃
度の従来の結晶性ステイン−レリーズ剤重合体に
比較しての、多数回の洗たくに対する優れた耐久
性を示している。 以下の実施例において定形製品を表面改質する
のに用いるスルホン化ポリエステル重合体を第
表に記載する。
【表】
* モル%は重合体中の単量体残基の値であ
る。
る。
【表】
第表は、水性環境中で使用される一価のカチ
オン性塩により、存在するステイン−レリーズ剤
(スルホポリエステル)の量を60℃もの多量も
減少させつつ塩無添加より大きな洗たくに対する
耐久性を達成することが可能になつたことを示し
ている。
オン性塩により、存在するステイン−レリーズ剤
(スルホポリエステル)の量を60℃もの多量も
減少させつつ塩無添加より大きな洗たくに対する
耐久性を達成することが可能になつたことを示し
ている。
【表】
第表は水性環境中で一価のカチオン性塩と比
較して低水準の二価のカチオン性塩を使用するこ
とによつて、使用されるステイン−レリーズ剤
(スルホポリエステル)の量を60%もの多量も
減少させつつ洗たくに対して極めて大きな耐久性
を達成することが可能になつたことを示してい
る。
較して低水準の二価のカチオン性塩を使用するこ
とによつて、使用されるステイン−レリーズ剤
(スルホポリエステル)の量を60%もの多量も
減少させつつ洗たくに対して極めて大きな耐久性
を達成することが可能になつたことを示してい
る。
【表】
【表】
第表は水性環境中で、一価又は二価のカチオ
ン性塩と比較してはるかに少ない水準の三価のカ
チオン性塩を使用することによつて、存在するス
テイン−レリーズ剤(スルホポリエステル)の
量を60%もの多量も減少させつつ洗たくに対して
耐久性を達成することが可能になつたことを示し
ている。三価のカチオン性塩の必要水準より高い
水準は性能を低下させた。
ン性塩と比較してはるかに少ない水準の三価のカ
チオン性塩を使用することによつて、存在するス
テイン−レリーズ剤(スルホポリエステル)の
量を60%もの多量も減少させつつ洗たくに対して
耐久性を達成することが可能になつたことを示し
ている。三価のカチオン性塩の必要水準より高い
水準は性能を低下させた。
【表】
第表は水性環境中でMgCl2・6H2Oを使用す
ることによつて、布帛重量に対して0.05%もの低
水準のステイン−レリーズ剤において洗たくに対
して有用な耐久性が達成され、そして最適結果は
ステイン−レリーズ剤の水準が約0.2%であると
きに達成されたことを示している。
ることによつて、布帛重量に対して0.05%もの低
水準のステイン−レリーズ剤において洗たくに対
して有用な耐久性が達成され、そして最適結果は
ステイン−レリーズ剤の水準が約0.2%であると
きに達成されたことを示している。
【表】
【表】
第表はステイン−レリーズ剤、及びに
より洗たくに対して優れた耐久性が達成されたこ
とを示している。スルホポリエステル化合物は
水性環境にほとんど不溶性であり、また塩の存在
下では完全に不溶性になつた。
より洗たくに対して優れた耐久性が達成されたこ
とを示している。スルホポリエステル化合物は
水性環境にほとんど不溶性であり、また塩の存在
下では完全に不溶性になつた。
【表】
第表は、染料の存在は塩とステイン−レリー
ズ剤が水性環境中に存在するときに達成される洗
たくに対する改良された耐久性に影響を及ぼさな
いことを示している。
ズ剤が水性環境中に存在するときに達成される洗
たくに対する改良された耐久性に影響を及ぼさな
いことを示している。
【表】
【表】
第表に示されるように、水性環境中でのステ
イン−レリーズ剤及び塩の使用はポリエステルの
連続フイラメント繊維(A)からつくつた布帛の、洗
たくに対する耐久性を著しく増加させる効果があ
つた。 「モーミン織り」の粗織布(B)は明らかに油性の
汚染物で物理的に汚染された。 アクリラン(C)は本来のステイン−レリーズ性を
持つていた。 紡績されたポリエステル(D)は明らかに若干の油
性汚染物で汚染された。 ポリエステルと綿との混紡繊維(B及びE)は
洗たくに対する耐久性に若干の向上を示したが、
その効果は100%ポリエステルの連続フイラメン
トによる場合より小さかつた。
イン−レリーズ剤及び塩の使用はポリエステルの
連続フイラメント繊維(A)からつくつた布帛の、洗
たくに対する耐久性を著しく増加させる効果があ
つた。 「モーミン織り」の粗織布(B)は明らかに油性の
汚染物で物理的に汚染された。 アクリラン(C)は本来のステイン−レリーズ性を
持つていた。 紡績されたポリエステル(D)は明らかに若干の油
性汚染物で汚染された。 ポリエステルと綿との混紡繊維(B及びE)は
洗たくに対する耐久性に若干の向上を示したが、
その効果は100%ポリエステルの連続フイラメン
トによる場合より小さかつた。
【表】
【表】
第XI表はスルホポリエステル重合体がポリアミ
ド(ナイロン)繊維に改変されたステイン−レリ
ーズ性を付与することを示している。これらの性
質は塩の添加によつて向上する。
ド(ナイロン)繊維に改変されたステイン−レリ
ーズ性を付与することを示している。これらの性
質は塩の添加によつて向上する。
【表】
第XII表に示されるように、これらの縮充の試み
は、洗たくに対する耐久性の優れた結果が、水性
環境中にステイン−レリーズ剤及び塩が存在する
ときに各種の染色されたポリエステル布帛により
達成されることを示した。
は、洗たくに対する耐久性の優れた結果が、水性
環境中にステイン−レリーズ剤及び塩が存在する
ときに各種の染色されたポリエステル布帛により
達成されることを示した。
【表】
第表は、塩の添加は非スルホ基含有ステイ
ン−レリーズ剤に比較してポリエステル布帛の洗
たく耐久性に対してスルホ基含有ステイン−レリ
ーズ剤が特に有利であることを示している。 他の試みは、塩及びステイン−レリーズ剤が大
気圧下においても圧力容器中で行うときと同等に
機能することを示した。染色操作は圧力容器中で
行うのが一番よく、従つて前記実施例は全て加圧
下で行つた。 当業者には本発明の範囲と精神から外れない範
囲で本発明の色々な改変及び変更が明らかになる
だろう。従つて、本発明は前記の説明のための実
施態様に限定されないことを理解されるべきであ
る。
ン−レリーズ剤に比較してポリエステル布帛の洗
たく耐久性に対してスルホ基含有ステイン−レリ
ーズ剤が特に有利であることを示している。 他の試みは、塩及びステイン−レリーズ剤が大
気圧下においても圧力容器中で行うときと同等に
機能することを示した。染色操作は圧力容器中で
行うのが一番よく、従つて前記実施例は全て加圧
下で行つた。 当業者には本発明の範囲と精神から外れない範
囲で本発明の色々な改変及び変更が明らかになる
だろう。従つて、本発明は前記の説明のための実
施態様に限定されないことを理解されるべきであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 本質的に合成繊維の定形製品であつて、該製
品に対してステイン−レリーズ性を与える表面改
質が施され、前記表面改質はその表面に対するポ
リエステル重合体の適用によつてなされ、そして
前記重合体は水性洗剤浴における5サイクルの洗
たく後でも前記ポリエステル製品中及び上に残留
し、約700〜50000又はそれ以上の分子量を有し、
且つ実質的に等モル量の a 100モル%の (i) 30〜90モル%の非スルホン化芳香族ジカル
ボン酸であつて、その少なくとも30モル%、
しかし70モル%以下はテレフタル酸である非
スルホン化芳香族ジカルボン酸、 (ii) 5〜60モル%の、4〜12個の炭素原子を有
し、且つ1個のスルホン酸基又はスルホン酸
塩の基を有する脂肪族又は芳香族のジカルボ
ン酸 から本質的に成るジカルボン酸、及び b 100モル%の、2〜10個の炭素原子と4個ま
での懸垂線状の非ペルオキシ酸素原子を含有し
ている脂肪族グリコールから本質的に成るグリ
コールであつて、その少なくとも30モル%はエ
チレングリコールであるグリコール の残基を含有している水−消散性の非結晶性ポリ
エステル重合体であることを特徴とする本質的に
合成繊維の定形製品。 2 ジカルボン酸が40〜70モル%の非スルホン化
芳香族ジカルボン酸及び15〜40モル%のスルホン
酸基含有又はスルホン酸塩基含有ジカルボン酸か
ら本質的になる前記特許請求の範囲第1項に記載
の本質的に合成繊維の定形製品。 3 ジカルボン酸が、カルボニル基間に少くとも
2個の炭素原子であつて平均4〜10個の炭素原子
を有する脂肪族ジカルボン酸を多くとも65モル%
更に含有する特許請求の範囲第1項に記載の本質
的に合成繊維の定形製品。 4 ジカルボン酸が脂肪族ジカルボン酸を多くと
も45モル%更に含有する特許請求の範囲第2項に
記載の本質的に合成繊維の定形製品。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/146,149 US4330588A (en) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | Process for modifying the surfaces of polyester fibers |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS575983A JPS575983A (en) | 1982-01-12 |
| JPH0214467B2 true JPH0214467B2 (ja) | 1990-04-09 |
Family
ID=22516042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6676481A Granted JPS575983A (en) | 1980-05-02 | 1981-05-01 | Surface modifying of synthetic fiber and product |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4330588A (ja) |
| JP (1) | JPS575983A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| JPS59183786A (ja) * | 1983-04-04 | 1984-10-18 | 東レ株式会社 | ふとん綿 |
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| DE2224786A1 (de) * | 1972-05-20 | 1973-12-06 | Bayer Ag | Sulfonato-benzylmalonsaeureester und ein verfahren zu ihrer herstellung |
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| US4052368A (en) * | 1976-06-21 | 1977-10-04 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Water-dispellable hot melt polyester adhesives |
| US4158083A (en) * | 1976-07-02 | 1979-06-12 | Basf Wyandotte Corporation | Fibrous article sized with a branched water-dispersible polyester |
| US4168145A (en) * | 1977-05-12 | 1979-09-18 | Cassella Aktiengesellschaft | Branched low molecular weight polyesters levelling agents for dyestuff |
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-
1980
- 1980-05-02 US US06/146,149 patent/US4330588A/en not_active Expired - Lifetime
-
1981
- 1981-05-01 JP JP6676481A patent/JPS575983A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4330588A (en) | 1982-05-18 |
| JPS575983A (en) | 1982-01-12 |
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