JPH0214957B2 - - Google Patents

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JPH0214957B2
JPH0214957B2 JP7028682A JP7028682A JPH0214957B2 JP H0214957 B2 JPH0214957 B2 JP H0214957B2 JP 7028682 A JP7028682 A JP 7028682A JP 7028682 A JP7028682 A JP 7028682A JP H0214957 B2 JPH0214957 B2 JP H0214957B2
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JP
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weight
parts
lubricant
rolling
carbon atoms
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JP7028682A
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JPS58187494A (ja
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Shigetoshi Ogura
Katsumi Seki
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は金属を加工する際の潤滑剤に関するも
のであり、さらに詳しくはステンレス鋼および非
鉄金属、たとえばアルミニウム,銅およびそれら
の合金などを加工、特に冷間圧延加工する際に使
用する潤滑剤に関するものである。 通常、金属を加工する方法としては圧延、引抜
き、プレス、切削、絞り、アイヨニングなどがあ
り、それぞれの方法に適した潤滑剤が使用されて
いる。特に金属の圧延加工、すなわち金属を圧延
機により圧延して薄い金属板を作るためには熱間
圧延と冷間圧延とが行われており、冷間圧延には
種々の潤滑剤が使用されている。また熱間圧延に
おいてもアルミニウムおよびその合金などの場合
には潤滑剤が使用されている。金属の冷間圧延に
おいてはさらに圧延後に加工面の硬化を防ぐ目的
で金属板を焼鈍し、その硬度を下げる作業が行わ
れることが多い。 このような金属加工、特に金属の冷間圧延にお
いて用いられる潤滑剤に要求される性質は圧延性
が良好、すなわち油性および油膜強度が大である
こと、冷却性が良好であること、金属材の仕上げ
面(光沢)が良好であること、潤滑剤が安定、安
全で寿命が長いこと、金属材表面に均一によく付
着すること、給油が簡単で経済的であること、焼
鈍後に金属板上にオイルステインと呼ばれる除去
しがたい汚れを発生しないこと、金属材および圧
延機部品にさびを発生させないことなどである。
近年冷間圧延機が高速化し、塑性加工における変
形熱および摩擦熱が大きくなつてきたため、潤滑
剤に要求される性質の中で特に冷却性および熱に
対する安全性が重視されるようになつてきた。 従来、冷間圧延用潤滑剤には低粘度品ほど冷却
性が大きいという理由から低粘度鉱油が使用され
ていたが、低粘度鉱油は引火点も低いため、高速
圧延時に火災が発生するという危険性がある。そ
こで水が火災安全性および冷却性に優れていると
いう性質を利用して、低粘度鉱油またはパーム
油,牛脂などの油脂類を水に分散もしくは乳化さ
せた鉱油系または油脂系ソリユーブル油が使用さ
れだしてきた。たとえば鉱油系ソリユーブル油は
低粘度の鉱油に乳化剤を混合したものを水に加え
撹拌、混和して作られる。しかしながら鉱油系ソ
リユーブル油は潤滑性が乏しく、しかも種々の添
加剤、特に金属系の添加剤が焼鈍工程においてオ
イルステインを生ずる場合があり、大きな欠点と
されている。一方、油脂系ソリユーブル油も広く
使われており、その潤滑性のすぐれた点で注目さ
れているが、使用時に絶えず加熱撹拌しながら給
油しないと均一なエマルジヨンが得られない欠点
がある。またオイルステイン発生防止のため行な
う洗浄にはアルカリ、溶剤、あるいは電解洗浄な
どがあるが、かなりの設備と労力を要するにもか
かわらず十分な洗浄効果をあげるには至つていな
い。 そこで本発明者らは上記の従来公知の金属加工
用潤滑剤、特に金属冷間圧延用潤滑剤の問題点を
解決するために研究を重ねた結果、本発明を完成
するに至つた。 本発明は金属加工、特に金属の冷間圧延におい
て高速圧延時における冷却性および火災防止性が
きわめて良好であり、かつ圧延性,防錆性,乳化
安定性に優れ、しかも焼鈍処理によるオイルステ
インの発生が少なく、圧延後の金属の表面状態が
きわめて良好であるという種々の特性をかね備え
た、金属、特にステンレス鋼およびアルミニウ
ム、銅およびそれらの合金などの非鉄金属の金属
加工用潤滑剤を提供することを目的とする。 すなわち、本発明は2発明を含み、その特定発
明は、 (a) 炭素数8〜22の脂肪族1価アルコール100重
量部, (b) 40℃における粘度が1.5〜35cstの鉱油0〜
800重量部, (c) 炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル
基を有する脂肪族ジカルボン酸またはその無水
物またはそのエステル0.1〜100重量部, (d) 一般式 R1〔―O−(R2O)n−R3o (上式中、R1およびR3は水素,炭化水素基ま
たはアシル基であり、R1とR3は同一でも異な
つていてもよく、R2はアルキレン基であり、
nは1〜6,m×nは1〜20である)で表わさ
れる界面活性剤0.1〜200重量部 を含有する潤滑剤原液を4〜1000重量倍の水に乳
化させてなることを特徴とする金属加工用潤滑剤
を提供するものであり、またその第2発明は、 (a) 炭素数8〜22の脂肪族1価アルコール100重
量部, (b) 40℃における粘度が1.5〜35cstの鉱油0〜
800重量部, (c) 炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル
基を有する脂肪族ジカルボン酸またはその無水
物またはそのエステル0.1〜100重量部, (d) 一般式 R1〔―O−(R2O)n−R3o (上式中、R1およびR3は水素,炭化水素基ま
たはアシル基であり、R1とR3は同一でも異な
つていてもよく、R2はアルキレン基であり、
nは1〜6,m×nは1〜20)で表わされる界
面活性剤0.1〜200重量部, (e) 数平均分子量250〜3000のポリブテン1〜250
重量部 を含有する潤滑剤原液を4〜1000重量倍の水に乳
化させてなることを特徴とする金属加工用潤滑剤
を提供するものである。 以下、本発明による金属加工用潤滑剤について
より具体的に説明する。 本発明でいう(a)成分とは炭素数8〜22、好まし
くは炭素数10〜18の脂肪族1価アルコールおよび
それらの混合物のことである。この脂肪族アルコ
ールとしては飽和アルコール,不飽和アルコール
およびそれらの混合物のいずれでも使用できる
が、熱的な安定性の面から飽和アルコールの方が
好ましい。またこの脂肪族アルコールとして直鎖
アルコール,分枝アルコールおよびそれらの混合
物のいずれでも使用できる。本発明に使用できる
(a)成分のアルコールとしては、たとえばオクチル
アルコール,ノニルアルコール,デシルアルコー
ル,ウンデシルアルコール,ドデシルアルコール
(ラウリルアルコール),トリデシルアルコール,
テトラデシルアルコール(ミリスチルアルコー
ル),ペンタデシルアルコール,ヘキサデシルア
ルコール(セチルアルコール),ヘプタデシルア
ルコール,オクタデシルアルコール(ステアリル
アルコール),エイコシルアルコール,ドコシル
アルコール,オクタデセニルアルコール(オレイ
ルアルコール),オクタデカトリエニルアルコー
ル(リノレイルアルコール)およびこれらの混合
物などがあげられる。本発明でいう(a)成分のアル
コールとしては天然品および合成品を問わず任意
の方法により製造されたものを使用できるが、た
とえばヤシ油や牛脂などの天然油脂のナトリウム
還元および/または水添により得られる混合アル
コール,オキソ法により合成されるオキソアルコ
ールおよびチーグラー法によつてエチレンおよび
金属アルキルから誘導される合成アルコールなど
を用いることができる。 本発明において(a)成分として使用される脂肪族
1価アルコールとしては炭素数8〜22のものを使
用することが必要であり、炭素数が22を越えるも
のは常温でも固体状となり作業性が悪く、さらに
焼鈍処理によりオイルステインが発生しやすい。
また炭素数が8に達しないものは圧延性が劣し
く、かつ刺激臭のために作業性が悪くなる。また
この(a)成分を用いない場合には潤滑剤の圧延性が
低下し、また潤滑剤原液の水乳化性も悪くなるの
で好ましくない。 本発明でいう(b)成分とは40℃において1.5〜
35cst,好ましくは2.0〜15cstの粘度範囲を有する
鉱油である。(b)成分の鉱油としては、上記の粘度
範囲内のものであれば任意の種類のものを使用で
きるが、通常原油を蒸留して得られる潤滑油留分
を任意の精製処理、たとえば溶剤精製,硫酸処
理,水添精製,白土処理などにかけて得られる鉱
油を使用するのが好ましい。 (b)成分の配合量は(a)成分100重量部に対して0
〜800重量部、好ましくは30〜300重量部、より好
ましくは50〜150重量部である。(b)成分は必ずし
も使用する必要はないが、(b)成分を上記範囲内で
(a)成分に配合することにより、潤滑剤の粘度を調
整することができ、圧延工程において圧延機ロー
ルと金属板との密着性をより高めることができ
る。しかし(b)成分の配合量が前記範囲を越える場
合には圧延性が悪くなり、また焼鈍処理によるオ
イルステインが発生しやすく、さらに潤滑剤原液
の乳化性も悪くなるので好ましくない。 本発明でいう(c)成分とは、炭素数8〜22、好ま
しくは炭素数9〜20のアルキル基またはアルケニ
ル基を有する脂肪族ジカルボン酸またはその無水
物またはそのエステルもしくはそれらの混合物の
ことである。この脂肪族ジカルボン酸としては特
にコハク酸が好ましく用いられる。脂肪族ジカル
ボン酸としてコハク酸を用いた場合、本発明でい
う(c)成分の炭素数8〜22のアルキル基またはアル
ケニル基を有する脂肪族ジカルボン酸の無水物と
は次の一般式で表わされる化合物のことである。 (式中、Rは炭素数8〜22、好ましくは9〜20の
アルキル基またはアルケニル基を示す。) また炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニ
ル基を有する脂肪族ジカルボン酸またはそのエス
テルとは次の一般式で表わされる化合物のことで
ある。 (式中、Rは上記と同様のアルキル基またはアル
ケニル基を示す。またR′,R″は同種でも異種で
もよく、水素,炭素数1〜10のアルキル基もしく
【式】を示す。ただしR は水素もしくはメチル基を示し、nは1〜5の整
数を示す。) 上式中のR(炭素数8〜22のアルキル基または
アルケニル基)としては任意のものが使用できる
が、プロピレンやブテンのオリゴマーを原料とす
るものや直鎖のオレフインを原料とするものが好
ましい。またエステルとしてはジエステルとモノ
エステル(ハーフエステル)のいずれでも使用で
きるが、防錆性の面からモノエステルを用いる方
がより好ましい。本発明における(c)成分として特
に好ましい化合物はアルキルコハク酸,アルケニ
ルコハク酸,これらの酸とエチレングリコール,
プロピレングリコール,ポリエチレングリコー
ル,ポリプロピレングリコールとのエステルおよ
びそれらの混合物である。 (c)成分の配合量は(a)成分100重量部に対して0.1
〜100重量部、好ましくは1〜50重量部、より好
ましくは4〜20重量部である。(c)成分を用いない
場合、あるいは(c)成分の配合量が前記範囲に満た
ない場合は、潤滑剤の防錆性が弱いため圧延機ま
わりの機器にさびが発生し、また圧延性も低下す
るので好ましくない。一方(c)成分の配合量が前記
範囲を越えてももはや潤滑剤の防錆性および圧延
性はあまり変わらず、(c)成分をそのように多量に
用いる必要はない。 本発明でいう(d)成分とは、一般式 R1〔―O−(R2O)n−R3o (1) で表わされる界面活性剤である。 (1)式において、R2はアルキレン基であり、該
アルキレン基の炭素数は2〜8であることが好ま
しく、一分子中に炭素数の異なるアルキレン基が
存在してもよい。特に好ましいアルキレン基はエ
チレン基およびプロピレン基であり、好ましいポ
リオキシアルキレン基はポリオキシエチレン基、
ポリオキシプロピレン基およびポリオキシエチレ
ン―ポリオキシプロピレン基である。 また(1)式において、R1およびR3は水素,炭化
水素基またはアシル基であり、R1とR3は同一で
も異なつていてもよい。 ここでいう炭化水素基とは(i)飽和あるいは不飽
和の、直鎖あるいは分枝の炭素数4〜22の鎖状炭
化水素基、好ましくは炭素数10〜18の脂肪族1価
アルコールから誘導される炭素数10〜18のアルキ
ル基、例えばデシル基,ウンデシル基,ドデシル
基,テトラデシル基,ヘキサデシル基およびオク
タデシル基,(ii)2〜6価アルコール、好ましくは
グリコール,グリセリン,トリメチロールプロパ
ン,ペンタエリスリトールおよびソルビトールか
ら誘導される炭化水素残基、および(iii)置換あるい
は不置換の炭素数6〜22の芳香族炭化水素基、好
ましくは炭素数6〜18の芳香族炭化水素基、たと
えばフエニル基,オクチルフエニル基,ノニルフ
エニル基,デシルフエニル基およびドデシルフエ
ニル基である。またここでいうアシル基とは、炭
素数2〜22のカルボン酸、特に炭素数2〜18の飽
和モノカルボン酸あるいは不飽和モノカルボン酸
から誘導されるものが好ましく、該カルボン酸と
してはたとえば酢酸、プロピオン酸,酪酸,イソ
酪酸,吉草酸,ピバル酸,ラウリン酸,ミリスチ
ン酸,パルミチン酸,ステアリン酸およびオレイ
ン酸などがあげられる。 前記R1とR3は同一でも異なつていてもよく、
水素,炭化水素基およびアシル基の中より任意に
選ばれるが、一方が水素であり、他方が炭化水素
基またはアシル基であることが好ましい。 また(1)式において、nは1〜6、好ましくは1
〜3の整数であり、m×nは1〜20、好ましくは
2〜14の整数をそれぞれ示している。 本発明でいう(d)成分として(1)式で表わされる界
面活性剤もしくはそれらの混合物を使用すること
ができるが、(1)式で表わされる界面活性剤のうち
特に好ましいものはポリオキシエチレン,ポリオ
キシプロピレンまたはポリオキシエチレン―ポリ
オキシプロピレンのラウリルエーテル,ミリスチ
ルエーテル,パルミチルエーテル,ステアリルエ
ーテル,オクチルフエニルエーテル,ノニルフエ
ニルエーテル,ラウリルエステル,ミリスチルエ
ステル,パルミチルエステル,ステアリルエステ
ルまたはこれらの混合物であり、(1)式でいうmが
2〜14の整数でありnが1のものである。 (d)成分の配合量は(a)成分100重量部に対して0.1
〜200重量部、好ましくは1〜100重量部、より好
ましくは5〜30重量部である。(d)成分を用いない
場合、あるいは(d)成分の配合量が前記範囲に満た
ない場合は、乳化安定性が悪くなり、潤滑剤の管
理が困難になるので好ましくない。一方、(d)成分
の配合量が前記範囲を越える場合には圧延の際の
プレートアウト性が悪化し、圧延性が悪くなるの
で好ましくない。 なお界面活性剤としては本発明の(d)成分の他に
たとえば高級脂肪酸アルカリ金属塩(セツケン),
アルキル硫酸塩,アルキルスルホン酸塩,アルキ
ルアリールスルホン酸塩などの陰イオン性界面活
性剤,高級アミンハロゲン酸塩,ハロゲン化アル
キルピリニジウム,第四級アンモニウム塩,第四
級ホスホニウム塩,第三級スルホニウム塩,ポリ
ソープ,ポリアミンなどの陽イオン性界面活性
剤,ポリオキシアルキレンリン酸エステルなどの
非イオン性界面活性剤および高級アルキルアミノ
酸,ポリアクリルアミドなどの両性界面活性剤な
ど数多くのものが知られているが、本発明の(d)成
分以外の界面活性剤を(d)成分に代えて使用した場
合には潤滑剤の乳化安定性が悪く、したがつて潤
滑剤の管理が困難になるので好ましくない。しか
しながら本発明においては、(d)成分とともに上記
に示したような(d)成分以外の界面活性剤を少量併
用してもいつこうにかまわない。 また本発明の第2発明の必須成分である(e)成分
とは数平均分子量250〜3000、好ましくは1000〜
2500のポリブテンである。このポリブテンとはイ
ソブチレンを主体としたイソブチレン―n―ブチ
レン混合物を重合して得られる無色ないしは微黄
色透明の液状ポリマーであり、本発明においては
一般に市販されているポリブデンを使用すること
ができる。さらに(e)成分としてポリブデンの末端
二重結合を既知の方法、たとえばニツケルまたは
ニツケルモリブデン酸塩触媒などを用いて水素添
加して飽和炭化水素とした水添ポリブデンも使用
することができる。本発明の特定発明の必須成分
である前記(a)〜(d)成分を所定量配合しただけで
も、その潤滑剤原液を水に乳化させることにより
各種要求性能を満足する金属加工用潤滑剤を得る
ことができるが、さらに(e)成分であるポリブデン
を所定量配合することにより、その圧延性がより
改善された金属加工用潤滑剤を得ることができ
る。(e)成分として数平均分子量が250に満たない
ものは潤滑剤の圧延性や潤滑性などの特性の改善
能力がなく、また数平均分子量が3000を越えるも
のは圧延ロールに付着して圧延ロールがべとつ
き、また焼鈍処理によりオイルステインが発生し
やすくなるので好ましくない。 (e)成分の配合量は、(a)成分100重量部に対して
1〜250重量部、好ましくは10〜100重量部、より
好ましくは15〜50重量部である。(e)成分の配合量
が前記範囲に満たない場合は(e)成分の配合効果が
なく、一方(e)成分の配合量が前記範囲を越える場
合には圧延ロールがべとついたり焼鈍処理により
オイルステインが発生しやすくなり、また潤滑剤
原液の乳化性が悪くなるので好ましくない。 本発明でいう潤滑剤原液とは前記の(a)〜(d)成分
または(a)〜(e)成分を所定量混合することにより得
られるが、この際に必要に応じて油性剤,極圧
剤,酸化防止剤および殺菌剤または防腐剤などの
公知の潤滑剤添加剤を配合することもできる。本
発明に使用できる油性剤としてはたとえば炭素数
8〜18の高級脂肪酸、たとえばカプリル酸,カプ
リン酸,ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン
酸,ステアリン酸,オレイン酸などおよびこれら
の脂肪酸と炭素数1〜8の脂肪族アルコールもし
くはグリコールとのエステル、たとえばメチルラ
ウレート,ブチルラウレート,ブチルステアレー
ト,ペンチルオレエート,オクチルミリスチレー
ト,ソルビタンモノラウレート,ソルビタンモノ
パルミテート,オレイン酸モノグリセライド,オ
レイン酸ジクリセライドなど、さらに牛脂,豚
脂,羊脂,魚脂,鯨油などの動物油,オリーブ
油,やし油,ひまし油,なたね油,パーム油,大
豆油などの植物油およびこれらの混合物などがあ
げられる。一方、極圧剤としては、たとえばn―
ブチルジ―n―オクチルホスフイネート,ジ―n
―ブチルヘキシルホスホネート,ジ―n―ブチル
フエニルホスホネート,トリクレジルホスフエー
ト,ジブチルホスホロアミデート,アミンジブチ
ルホスフエートなどの有機リン化合物,塩素化パ
ラフイン,塩素化ジフエニルなどの有機ハロゲン
化合物,スルフイド,ジスルフイド,ジエステル
ジスルフイドなどの有機イオウ化合物などがあげ
られる。また酸化防止剤としてはたとえばN,
N′―ジ―sec―ブチル―p―フエニレンジアミ
ン,フエニル―α―ナフチルアミンなどの芳香族
アミン類,2,6―ジ―tert―ブチル―p―クレ
ゾールなどのヒンダード・フエノール類が、殺菌
剤または防腐剤としてはたとえばO―フエニルフ
エノール,テトラクロロフエノールなどのフエノ
ール系化合物,2―ヒドロキシメチル―2―ニト
ロ―1,3―プロパンジオールなどのホルムアル
デヒド供与体化合物などがあげられる。 これら公知の潤滑油添加剤は単独でもよく、ま
た数種類組み合わせて配合してもよい。この潤滑
油添加剤およびそれらの混合物の配合量は任意で
あるが通常、前記潤滑剤原液100重量部に対して
15重量部以下、好ましくは10重量部以下である。 本発明の金属加工用潤滑剤はこの潤滑剤原液
(場合によつては前記の公知の潤滑油添加剤も含
む)を4〜1000重量倍、好ましくは10〜100重量
倍の水に乳化させることにより得られる。潤滑剤
原液を水に乳化させる方法は任意であり、公知の
方法が使用できるが、代表的な方法としては機械
乳化法と転送乳化法があげられる。これらの方法
は単独でもよく、また併用してもよい。さらに機
械乳化法としてはたとえばホモミキサー,バルブ
ホモゲナイザー,コロイド法,超音波法などがあ
る。しかしながら本発明はその乳化方法に何ら制
限を受けるものでなく、均一な乳化液が製造でき
る方法であればよい。 また本発明の金属加工用潤滑剤は金属の冷間圧
延加工だけでなく、熱間圧延加工,引抜き加工,
プレス加工,切削加工,絞り加工,アイヨニング
加工などの他の金属加工においても潤滑剤として
好ましく使用されるものであり、その用途は金属
冷間圧延加工用だけに限定されるものではない。 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。ただし以下の実施例は本発明に何ら制限
を加えるものではない。 実施例 第1表の組成にしたがつて本発明にかかる金属
加工用潤滑剤(本発明品1〜6)を調整した。な
お比較のために第2表の組成にしたがつて(c)成分
を加えないもの(比較品1および2)および市販
品と類似のもの(比較品3〜5)も調整した。本
発明品1〜6および比較品1〜6および比較品1
〜5は第1表および第2表に示す潤滑剤原液を9
重量倍の水に乳化させたものである。 次に本発明品1〜6と比較品1〜5について各
種試験を行つた結果を以下に示す。 1 乳化安定性試験 容量100mlのメスシリンダーに本発明品1〜
6および比較品1〜5の潤滑剤原液を10ml入
れ、次にこれに水90mlを加えた後、20秒間よく
振盪した。そしてこれを24時間室温で放置し、
その後潤滑剤の油層と水層の分離状態(乳化安
定性)を観察し、比較判定した。 油層と水層の分離状態 本発明品1 分離せず 〃 2 〃 〃 3 〃 〃 4 〃 〃 5 〃 〃 6 〃 比較品 1 分離せず 〃 2 分離せず 〃 3 分 離 〃 4 やや分離 〃 5 やや分離 2 圧延試験 本発明品1〜6および比較品1〜5を使用し
て圧延機による圧延試験を行い、圧下率(圧延
前の金属材の板厚と圧延後の板厚との差を圧延
前の板厚で割つたものを百分率で表わしたも
の)を測定することにより圧延性を比較した。
圧延荷重/板幅に対し、圧下率の大きい潤滑剤
ほど金属板がよく圧延されていることを示し、
圧延性が優れていると判定した。 使用圧延機の仕様 2段圧延機 ワークロール直径 204mm 幅 220mm 圧延速度 100m/min 圧延金属材 アルミニウム板 A1200,H材 板幅 100mm,板厚 0.4mm, 長さ 300m 潤 滑 材 スプレーにより潤滑剤をアルミニ
ウム板に噴射して圧延 第1図に本発明品1〜6および比較品1〜5
について圧延荷重/板幅と圧下率との関係を示
した。 3 板光沢試験 2の圧延試験により圧延されたアルミニウム
板の板光沢を目視により観察し、比較判定し
た。 板 光 沢 本発明品1 良 好 〃 2 〃 〃 3 〃 〃 4 〃 〃 5 〃 〃 6 〃 比較品 1 普 通 〃 2 〃 〃 3 不 良 〃 4 〃 〃 5 良 好 以上の結果より明らかなように、本発明による
金属加工用潤滑剤(本発明品)は比較品に比べて
圧延性が良好であり、しかも乳化安定性や圧延後
の板光沢が良好であるという優れた性能をかね備
えている。また本発明品1〜3に比べて本発明品
4〜6は圧延性がさらに優れており、(e)成分であ
るポリブデンの配合の効果が明確に表われてい
る。
【表】
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明品1〜6および比較品1〜5の
圧延試験における圧延荷重/板幅と圧下率との関
係を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 炭素数8〜22の脂肪族1価アルコール
    100重量部, (b) 40℃における粘度が1.5〜35cstの鉱油0〜
    800重量部, (c) 炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル
    基を有する脂肪族ジカルボン酸またはその無水
    物またはそのエステル0.1〜100重量部, (d) 一般式 R1〔―O−(R2O)n−R3o (上式中、R1およびR3は水素,炭化水素基ま
    たはアシル基であり、R1とR3は同一でも異な
    つていてもよく、R2はアルキレン基であり、
    nは1〜6、m×nは1〜20である)で表わさ
    れる界面活性剤0.1〜200重量部 を含有する潤滑剤原液を4〜1000重量倍の水に乳
    化させてなることを特徴とする金属加工用潤滑
    剤。 2 (a) 炭素数8〜22の脂肪族1価アルコール
    100重量部, (b) 40℃における粘度が1.5〜35cstの鉱油0〜
    800重量部, (c) 炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル
    基を有する脂肪族ジカルボン酸またはその無水
    物またはそのエステル0.1〜100重量部, (d) 一般式 R1〔―O−(R2O)n−R3o (上式中、R1およびR3は水素,炭化水素基ま
    たはアシル基であり、R1とR3は同一でも異な
    つていてもよく、R2はアルキレン基であり、
    nは1〜6、m×nは1〜20である)で表わさ
    れる界面活性剤0.1〜200重量部, (e) 数平均分子量250〜3000のポリブテン1〜250
    重量部 を含有する潤滑剤原液を4〜1000重量倍の水に乳
    化させてなることを特徴とする金属加工用潤滑
    剤。
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