JPH0215531B2 - - Google Patents
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- JPH0215531B2 JPH0215531B2 JP56059292A JP5929281A JPH0215531B2 JP H0215531 B2 JPH0215531 B2 JP H0215531B2 JP 56059292 A JP56059292 A JP 56059292A JP 5929281 A JP5929281 A JP 5929281A JP H0215531 B2 JPH0215531 B2 JP H0215531B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C255/00—Carboxylic acid nitriles
- C07C255/49—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
- C07C255/53—Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton containing cyano groups and hydroxy groups bound to the carbon skeleton
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
本発明は、毒性農薬性(pesticidal)シクロプ
ロパンカルボン酸エステル誘導体の製造に関す
る。 一般式 〔R1及びR2は塩素、臭素及びメチルから独立
的に選択される。〕 のシクロプロパンカルボン酸エステル誘導体は、
毒性農薬活性を有する公知の化合物である(例え
ば、英国特許明細書第1413491号又は米国特許明
細書第4024163号参照)。これらの誘導体は、当該
技術分野で“ピレトロイド殺虫剤”として一般に
呼ばれている毒性農薬性化合物の一団の団員であ
る。式の化合物は、酸部のシクロプロパン環に
2個の非対称中心及びアルコール部に第3の非対
称中心を含有し、しかしてこのことは8種の可能
な異性体の存在に通じる。一般に、イタヤ等
“Synthetic Pyrethroids”、ACSシンポジウムシ
リーズ42、第45〜54頁に開示されているように、
一層優れた毒性農薬活性は、シクロプロパン環に
ついてシス−配置を有する化合物に存在し、そし
て最大の毒性農薬活性を有する異性体は、一般
に、1RシスS−異性体と便宜上呼ばれる異性体
である。エリオツト等“Nature”、第248巻、第
710頁及び第711頁(1974)に記載されているよう
に、1Rシス−は酸部における配置を指し、S−
はアルコール部における配置を指す。 1RシスS−単一異性体をつくるるべき試みは、
専ら1Rシス−配置のシクロプロパンカルボン酸
部を含有する中間体を固有的につくる合成経路、
あるいは1Rシス−化合物を1Sシス−化合物から
分離すべき光学分割工程を含む経路のいずれかに
依る。上記式の誘導体をつくるべき1Rシス−
中間体のエステル化は、1RシスR−及び1Rシス
S−最終生成物の混合物の製造に通じる。これら
の最終生成物の分離は、少なくとも理論的には、
物理的方法により可能であり、何故なら1Rシス
R−及び1RシスS−化合物は鏡像体でないから
である。しかしらがら、1RシスR−及び1Rシス
S−化合物のかかる分離はR1及びR2が共に臭素
原子である場合比較的容易に達成され得ることが
立証されたけれども、他の場合例えばR1及びR2
が共に塩素原子である場合一層困難かつ一層費用
がかかることが立証された。 英国特許出願第8037693号は、1SシスS−及び
1RシスR−異性体を実質的に含まない1RシスS
−及び1SシスR−異性体の1:1混合物の形の
式の化合物を記載しかつ特許請求の範囲として
いる。かかる化合物は、式の8種の異性体すべ
てを等重量で含有する化合物としての式の化合
物のうち最大の農薬活性(1RシスS−)異性体
を重量対重量で4倍まで含有する。 本発明によれば、式 〔式中、R1及びR2は、各々独立的に、塩素、
臭素及びメチルから選択される。〕 の化合物の、1SシスS−及び1RシスR−異性体
を実質的に含まない1RシスS−及び1SシスR−
異性体の1:1混合物を製造する方法において、
5ないし7個の炭素原子を含有する有機アミン塩
基であつて2個の分枝アルキル基を含有する第2
アミン、又は第3アミンである有機アミン塩基中
に、式の化合物の1SシスS−及び1RシスR−
異性体の混合物を単独で又は1RシスS−及び1S
シスR−異性体の存在下で溶解し、そして該有機
アミン塩基中の式のシス−異性体の生じる溶液
から、1SシスS−及び1RシスR−異性体を実質
的に含まない1RシスS−及び1SシスR−異性体
の1:1混合物を晶出させることを特徴とする上
記方法が提供される。 R1及びR2が共に塩素又は臭素原子であること
が好ましく、それらは一層好ましくは共に塩素原
子である。 該有機アミン塩基は式の化合物のアルコール
部のα−炭素原子においてラセミ化を起こさせ、
そのため有機アミン塩基中の溶液における式の
シス−異性体の混合物は、最初の混合物が光学的
に不活性と仮定すると4種のシス−異性体すべて
のラセミ溶液即ち等量の1RシスS−、1SシスS
−、1RシスR−及び1SシスR−異性体を含有す
る溶液になる傾向にある。 本発明の方法に使用可能な有機アミン塩基は、
式の化合物のアルコール部のα−炭素原子にお
けるラセミ化を起こさせる性質を有するのみなら
ず、式の異性体の1RシスS−/1SシスR−鏡
像体対が1SシスS−/1RシスR−鏡像体対より
も実質的に溶解性の劣る溶媒でもある、というこ
とを驚くべきことに見出した。 本発明の方法において、1RシスS−及び1Sシ
スR−異性体の1:1混合物がシス−異性体の溶
液から晶出するにつれて、該溶液は1RシスS−
及び1SシスR−異性体が比較的枯渇する傾向に
ある。この傾向は、シス−異性体の混合物が4種
のシス−異性体すべてのラセミ混合物になる傾向
を起こさせる有機アミン塩基の効果により相殺さ
れる。かくして、1RシスS−及び1SシスR−異
性体の1:1混合物が結晶化により溶液から除去
されるにつれて1RシスS−及び1SシスR−異性
体がラセミ化によりさらに形成される。この過程
は、ある他の処置が取られるまで例えば1Rシス
S−及び1SシスR−異性体の結晶化された1:
1混合物の例えば過による除去が行なわれるま
で、あるいは最終的平衡が達成されるまで続行す
る。 好ましい有機アミン塩基は、6個の炭素原子を
含有する。トリエチルアミン及びジイソプロピル
アミンが非常に効果的な有機アミン塩基であるこ
とがわかつた。これらのうち、トリエチルアミン
が特に好ましい。 有機アミン塩基中の少量の水の存在は許容され
得るけれども、水の量は塩基の2重量%未満、有
利には1%未満、一層有利には0.5%未満である
べきであり、そして有機アミン塩基中への溶解及
び生じる溶液からの結晶化は好ましくは実質的に
無水の条件下で行なわれる。 式の化合物の1SシスS−及び1RシスR−異
性体の完全な溶解を保証するために出発物質が部
分的に又は全体的に結晶性である場合、高められ
た温度例えば50ないし80℃都合よくは60ないし70
℃の範囲の温度において有機アミン塩基中に式
の異性体の混合物を溶解することが好ましい。所
望するなら、生じる溶液は、結晶化前に溶液中の
固体粒子の不存在を保証するために過され得
る。しかしながら、出発物質が油の形態にある場
合、例えば新鮮に製造されたシス−異性体のラセ
ミ混合物を使用する際は、式の異性体の混合物
は、有利には、周囲温度において有機アミン塩基
中に溶解される。 結晶化は有利には周囲の温度又はそれ以下で行
なわれ得、そしてシス−異性体の混合物を有機ア
ミン塩基中に溶解させるために高められた温度が
用いられた場合、該溶液を周囲の温度又はそれ以
下に冷却することにより結晶化を行なうことが好
ましい。結晶化の最適温度は、当業者に容易に理
解されるように、少なくとも部分的には、溶液中
の式の化合物のシス−異性体の濃度に依存しよ
うが一般に0ないし20℃の範囲にあろう。都合よ
くは、結晶化は、式の化合物の1RシスS−及
び1SシスR−異性体の1:1混合物の少量の結
晶を種にすることにより開始される。 上澄み溶液から1RシスS−及び1SシスR−異
性体の結晶性の1:1混合物を回収することは、
過、遠心分離又はデカンテーシヨンの如き方法
により行なわれ得る。 次いで、残りの溶液は濃縮され得そしてさらに
結晶化が濃縮溶液から行なわれ得、あるいは付加
的量の式の化合物のシス−異性体がそれに溶解
され得そして生じる溶液から結晶化が行なわれ得
る。 本発明の方法はシス異性体の不均等混合物を含
有する出発物質に等しく適用可能であるけれど
も、本発明の方法のため最も容易に入手し得る出
発物質は式の化合物の4種のシス−異性体すべ
てのラセミ混合物であろう、ということは容易に
理解されよう。かくして、本発明の方法は、式
の該化合物の最も毒性農薬活性異性体を高割合で
含有する生成物を生じるという利点及び非対称合
成又は光学分割工程を含まないという利点を有す
る。 本発明はまた、本発明の方法により製造された
実質的に1SシスS−及び1RシスR−異性体を含
まない式の化合物の1RシスS−及び1SシスR
−異性体の1:1混合物、該混合物をそのための
適当な担体と一緒に含有する毒性農薬組成物、及
び該混合物又は該混合物を含有する組成物の効果
的量を施用地に施用することを包含する施用地の
有害生物(pests)を防除する方法に及ぶ。適当
な毒性農薬組成物の構成は、前記英国特許明細書
第1413491号に記載されている。 本発明は次の例からさらに理解されよう。これ
らの例のうち例1ないし5及び7は実質的に無水
条件下で行なわれ、トリエチルアミンの水含有率
は0.1%w/wであつた。 例 1 α−シアノ−3−フエノキシベンジル3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレートのシス−異性体の結晶
化ラセミ混合物(mp58−77℃)5.8gを10mlのト
リエチルアミン中に70℃に加熱して溶解した。そ
の溶液をかくはんして周囲の温度まで冷却し、そ
してα−シアノ−3−フエノキシベンジル3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシレートの1RシスS−及
び1SシスR−異性体の1:1混合物の少量の結
晶を種として添加した。晶出した沈殿物を分離し
そして乾燥して、mp80〜83℃の無色の結晶3.4g
を得た。該結晶は、高性能液体クロマトグラフイ
により、出発物質の1RシスS−及び1SシスR−
異性体の1:1混合物を94重量%含有しているこ
とがわかつた。 液をその容量の半分まで濃縮し、次いで上記
の如く結晶化してmp82〜84℃の無色の結晶1.3g
をさらに得た。これらの結晶は、高性能液体クロ
マトグラフイにより、1RシスS−及び1SシスR
−異性体の1:1混合物を94重量%より多く含有
していることがわかつた。 第2の結晶化後残存するトリエチルアミン溶液
を同様に分析して、1SシスS−及び1RシスR−
異性体の濃度対1RシスS−及び1SシスR−異性
体の濃度の比率が約16:9であることがわかつ
た。 かくして、二つの処理工程で、出発物質の1R
シスS−及び1SシスR−異性体の94%純度の
1:1混合物を81%収率で得た。 例 2 42重量%の1SシスS−及び1RシスR−異性体
及び58重量%の1RシスS−及び1SシスR−異性
体を含有するα−シアノ−3−フエノキシベンジ
ル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレートのシス−異
性体の混合物106gを212mlのトリエチルアミン中
にかくはんしかつ70℃に加熱して溶解した。その
溶液をかくはんして冷却し、そして30℃において
α−シアノ−3−フエノキシベンジル3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレートの1RシスS−及び1S
シスR−異性体の1:1混合物の少量の結晶を種
として添加した。かくはんを続行し、21℃の最終
温度に達した58時間後、析出した固体物質を別
し、吸引乾燥し、そして真空オーブン中55℃でさ
らに乾燥してmp82〜84℃の結晶性生成物72.9g
を得た。該生成物は、高性能液体クロマトグラフ
イにより、出発物質の1RシスS−及び1SシスR
−異性体の1:1混合物を95重量%含有すること
がわかつた。 液を70mlに濃縮し、70℃に加熱し、かくはん
して冷却し、そして上記の如く種を添加し、固体
物質を単離して、1RシスS−及び1SシスR−異
性体の1:1混合物95重量%を含有するmp82〜
84℃の結晶性生成物15.3gをさらに得た。 この第2工程からの液を25mlに濃縮し、そし
て上記第2工程の如く処理して、1RシスS−及
び1SシスR−異性体の1:1混合物95重量%を
含有するmp83〜84℃の結晶性生成物7.7gをさら
に得た。 かくして、三つの処理工程で、出発物質の1R
シスS−及び1SシスR−異性体95%純度の1:
1混合物を90%収率で得た。 例 3 69重量%の1SシスS−及び1RシスR−異性体
及び31重量%の1RシスS−及び1SシスR−異性
体を含有するα−シアノ−3−フエノキシベンジ
ル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレートのシス−異
性体の混合物118.7gを236mlのトリエチルアミン
中に溶解し、そしてその溶液を例2と同様な処理
に付した。1RシスS−及び1SシスR−異性体の
1:1混合物95重量%を含有するmp81〜83℃の
結晶性生成物61.7gを得た。 液を70mlに濃縮しそして例2の第2工程にお
いてのように処理して、1RシスS−及び1Sシス
R−異性体の1:1混合物90重量%を含有する
mp76〜80℃の結晶性生成物24.4gをさらに得た。
かくして、二つの処理工程で、出発物質の73重量
%が、1RシスS−及び1SシスR−異性体の90%
より大の純度の1:1混合物の形態で得た。 例 4 42重量%の1SシスS−及び1RシスR−異性体
及び85重量%の1RシスS−及び1SシスR−異性
体を含有するα−シアノ−3−フエノキシベンジ
ル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレートのシス−異
性体の混合物906gを1812mlのトリエチルアミン
中に70℃に加熱して溶解した。生じた溶液をNo.3
孔度の焼結材を通じて過し、そしてポリテトラ
フルオロエチレン製ブレードの付いた櫂でかくは
んしながら冷却した。26℃において、該溶液にα
−シアノ−3−フエノキシベンジル3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプ
ロパンカルボキシレートの1RシスS−及び1Sシ
スR−異性体の1:1混合物の少量の結晶を種と
して添加した。かくはんを2日間続行し、しかし
て該溶液は20℃の最終温度に達した。析出した固
体物質を過し、吸引乾燥し、−10℃で60〜80石
油エーテル500mlで1回洗浄し、周囲温度で真空
オーブン中一定重量に乾燥してmp82〜84℃の結
晶性生成物638gを得た。該生成物は、高性能液
体クロマトグラフイにより、出発物質の1Rシス
S−及び1SシスR−異性体の1:1混合物94重
量%を含有していることがわかつた。 液を800mlに濃縮し、60℃に加熱し、かくは
んして冷却し、そして30℃においてα−シアノ−
3−フエノキシベンジル3−(2,2−ジクロロ
ビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシレートの1RシスS−及び1SシスR−異性
体の1:1混合物の少量の結晶を種として添加し
た。かくはんを3日間続行し、溶液は23℃の最終
温度に達した。析出した固体物質を別し、吸引
乾燥し、−10℃で200mlのトリエチルアミンで一回
そして−10℃で200mlの60−80石油エーテルで一
回洗浄し、そして上記の如く乾燥して、1Rシス
S−及び1SシスR−異性体の1:1混合物98重
量%を含有するmp83〜85℃の結晶性生成物178g
をさらに得た。 第2工程からの液を200mlに濃縮し、そして
かくはんを5日間行なつたほかは第2工程と同様
に処理して、1RシスS−及び1SシスR−異性体
の92重量%の1:1混合物を含有するmp82〜84
℃の結晶性生成物51gをさらに得た。 かくして、三つの処理工程で、出発物質の1R
シスS−及び1SシスR−異性体の94%純度の
1:1混合物を95%より大の収率で得た。 例 5 比較の目的で、7種の異なる有機アミンを塩基
溶媒系として次の試験操作に用いた。1SシスS
−及び1RシスR−異性体対1RシスS−及び1Sシ
スR−異性体の重量比が2:1であるα−シアノ
−3−フエノキシベンジル3−(2,2−ジクロ
ロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレートのシス−異性体の混合物5.0gを
10mlの有機アミン中に加熱(60℃を越えない温
度)して溶解した。生じた溶液をかくはんして周
囲の温度に冷却し、α−シアノ−3−フエノキシ
ベンジル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの
1RシスS−及び1SシスR−異性体の1:1混合
物の少量を結晶を種として添加した。かくはんを
一夜続行し、次いで溶液をさらに適当な処理、分
析等に付した。結果を次の表に示す。溶液及び
最終生成物の分析は、高性能液体クロマトグラフ
イにより行なつた。結晶化が周囲の温度で起こら
なかつた場合、結晶化を達成しようとするため溶
液を−10℃に冷却した。
ロパンカルボン酸エステル誘導体の製造に関す
る。 一般式 〔R1及びR2は塩素、臭素及びメチルから独立
的に選択される。〕 のシクロプロパンカルボン酸エステル誘導体は、
毒性農薬活性を有する公知の化合物である(例え
ば、英国特許明細書第1413491号又は米国特許明
細書第4024163号参照)。これらの誘導体は、当該
技術分野で“ピレトロイド殺虫剤”として一般に
呼ばれている毒性農薬性化合物の一団の団員であ
る。式の化合物は、酸部のシクロプロパン環に
2個の非対称中心及びアルコール部に第3の非対
称中心を含有し、しかしてこのことは8種の可能
な異性体の存在に通じる。一般に、イタヤ等
“Synthetic Pyrethroids”、ACSシンポジウムシ
リーズ42、第45〜54頁に開示されているように、
一層優れた毒性農薬活性は、シクロプロパン環に
ついてシス−配置を有する化合物に存在し、そし
て最大の毒性農薬活性を有する異性体は、一般
に、1RシスS−異性体と便宜上呼ばれる異性体
である。エリオツト等“Nature”、第248巻、第
710頁及び第711頁(1974)に記載されているよう
に、1Rシス−は酸部における配置を指し、S−
はアルコール部における配置を指す。 1RシスS−単一異性体をつくるるべき試みは、
専ら1Rシス−配置のシクロプロパンカルボン酸
部を含有する中間体を固有的につくる合成経路、
あるいは1Rシス−化合物を1Sシス−化合物から
分離すべき光学分割工程を含む経路のいずれかに
依る。上記式の誘導体をつくるべき1Rシス−
中間体のエステル化は、1RシスR−及び1Rシス
S−最終生成物の混合物の製造に通じる。これら
の最終生成物の分離は、少なくとも理論的には、
物理的方法により可能であり、何故なら1Rシス
R−及び1RシスS−化合物は鏡像体でないから
である。しかしらがら、1RシスR−及び1Rシス
S−化合物のかかる分離はR1及びR2が共に臭素
原子である場合比較的容易に達成され得ることが
立証されたけれども、他の場合例えばR1及びR2
が共に塩素原子である場合一層困難かつ一層費用
がかかることが立証された。 英国特許出願第8037693号は、1SシスS−及び
1RシスR−異性体を実質的に含まない1RシスS
−及び1SシスR−異性体の1:1混合物の形の
式の化合物を記載しかつ特許請求の範囲として
いる。かかる化合物は、式の8種の異性体すべ
てを等重量で含有する化合物としての式の化合
物のうち最大の農薬活性(1RシスS−)異性体
を重量対重量で4倍まで含有する。 本発明によれば、式 〔式中、R1及びR2は、各々独立的に、塩素、
臭素及びメチルから選択される。〕 の化合物の、1SシスS−及び1RシスR−異性体
を実質的に含まない1RシスS−及び1SシスR−
異性体の1:1混合物を製造する方法において、
5ないし7個の炭素原子を含有する有機アミン塩
基であつて2個の分枝アルキル基を含有する第2
アミン、又は第3アミンである有機アミン塩基中
に、式の化合物の1SシスS−及び1RシスR−
異性体の混合物を単独で又は1RシスS−及び1S
シスR−異性体の存在下で溶解し、そして該有機
アミン塩基中の式のシス−異性体の生じる溶液
から、1SシスS−及び1RシスR−異性体を実質
的に含まない1RシスS−及び1SシスR−異性体
の1:1混合物を晶出させることを特徴とする上
記方法が提供される。 R1及びR2が共に塩素又は臭素原子であること
が好ましく、それらは一層好ましくは共に塩素原
子である。 該有機アミン塩基は式の化合物のアルコール
部のα−炭素原子においてラセミ化を起こさせ、
そのため有機アミン塩基中の溶液における式の
シス−異性体の混合物は、最初の混合物が光学的
に不活性と仮定すると4種のシス−異性体すべて
のラセミ溶液即ち等量の1RシスS−、1SシスS
−、1RシスR−及び1SシスR−異性体を含有す
る溶液になる傾向にある。 本発明の方法に使用可能な有機アミン塩基は、
式の化合物のアルコール部のα−炭素原子にお
けるラセミ化を起こさせる性質を有するのみなら
ず、式の異性体の1RシスS−/1SシスR−鏡
像体対が1SシスS−/1RシスR−鏡像体対より
も実質的に溶解性の劣る溶媒でもある、というこ
とを驚くべきことに見出した。 本発明の方法において、1RシスS−及び1Sシ
スR−異性体の1:1混合物がシス−異性体の溶
液から晶出するにつれて、該溶液は1RシスS−
及び1SシスR−異性体が比較的枯渇する傾向に
ある。この傾向は、シス−異性体の混合物が4種
のシス−異性体すべてのラセミ混合物になる傾向
を起こさせる有機アミン塩基の効果により相殺さ
れる。かくして、1RシスS−及び1SシスR−異
性体の1:1混合物が結晶化により溶液から除去
されるにつれて1RシスS−及び1SシスR−異性
体がラセミ化によりさらに形成される。この過程
は、ある他の処置が取られるまで例えば1Rシス
S−及び1SシスR−異性体の結晶化された1:
1混合物の例えば過による除去が行なわれるま
で、あるいは最終的平衡が達成されるまで続行す
る。 好ましい有機アミン塩基は、6個の炭素原子を
含有する。トリエチルアミン及びジイソプロピル
アミンが非常に効果的な有機アミン塩基であるこ
とがわかつた。これらのうち、トリエチルアミン
が特に好ましい。 有機アミン塩基中の少量の水の存在は許容され
得るけれども、水の量は塩基の2重量%未満、有
利には1%未満、一層有利には0.5%未満である
べきであり、そして有機アミン塩基中への溶解及
び生じる溶液からの結晶化は好ましくは実質的に
無水の条件下で行なわれる。 式の化合物の1SシスS−及び1RシスR−異
性体の完全な溶解を保証するために出発物質が部
分的に又は全体的に結晶性である場合、高められ
た温度例えば50ないし80℃都合よくは60ないし70
℃の範囲の温度において有機アミン塩基中に式
の異性体の混合物を溶解することが好ましい。所
望するなら、生じる溶液は、結晶化前に溶液中の
固体粒子の不存在を保証するために過され得
る。しかしながら、出発物質が油の形態にある場
合、例えば新鮮に製造されたシス−異性体のラセ
ミ混合物を使用する際は、式の異性体の混合物
は、有利には、周囲温度において有機アミン塩基
中に溶解される。 結晶化は有利には周囲の温度又はそれ以下で行
なわれ得、そしてシス−異性体の混合物を有機ア
ミン塩基中に溶解させるために高められた温度が
用いられた場合、該溶液を周囲の温度又はそれ以
下に冷却することにより結晶化を行なうことが好
ましい。結晶化の最適温度は、当業者に容易に理
解されるように、少なくとも部分的には、溶液中
の式の化合物のシス−異性体の濃度に依存しよ
うが一般に0ないし20℃の範囲にあろう。都合よ
くは、結晶化は、式の化合物の1RシスS−及
び1SシスR−異性体の1:1混合物の少量の結
晶を種にすることにより開始される。 上澄み溶液から1RシスS−及び1SシスR−異
性体の結晶性の1:1混合物を回収することは、
過、遠心分離又はデカンテーシヨンの如き方法
により行なわれ得る。 次いで、残りの溶液は濃縮され得そしてさらに
結晶化が濃縮溶液から行なわれ得、あるいは付加
的量の式の化合物のシス−異性体がそれに溶解
され得そして生じる溶液から結晶化が行なわれ得
る。 本発明の方法はシス異性体の不均等混合物を含
有する出発物質に等しく適用可能であるけれど
も、本発明の方法のため最も容易に入手し得る出
発物質は式の化合物の4種のシス−異性体すべ
てのラセミ混合物であろう、ということは容易に
理解されよう。かくして、本発明の方法は、式
の該化合物の最も毒性農薬活性異性体を高割合で
含有する生成物を生じるという利点及び非対称合
成又は光学分割工程を含まないという利点を有す
る。 本発明はまた、本発明の方法により製造された
実質的に1SシスS−及び1RシスR−異性体を含
まない式の化合物の1RシスS−及び1SシスR
−異性体の1:1混合物、該混合物をそのための
適当な担体と一緒に含有する毒性農薬組成物、及
び該混合物又は該混合物を含有する組成物の効果
的量を施用地に施用することを包含する施用地の
有害生物(pests)を防除する方法に及ぶ。適当
な毒性農薬組成物の構成は、前記英国特許明細書
第1413491号に記載されている。 本発明は次の例からさらに理解されよう。これ
らの例のうち例1ないし5及び7は実質的に無水
条件下で行なわれ、トリエチルアミンの水含有率
は0.1%w/wであつた。 例 1 α−シアノ−3−フエノキシベンジル3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレートのシス−異性体の結晶
化ラセミ混合物(mp58−77℃)5.8gを10mlのト
リエチルアミン中に70℃に加熱して溶解した。そ
の溶液をかくはんして周囲の温度まで冷却し、そ
してα−シアノ−3−フエノキシベンジル3−
(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシレートの1RシスS−及
び1SシスR−異性体の1:1混合物の少量の結
晶を種として添加した。晶出した沈殿物を分離し
そして乾燥して、mp80〜83℃の無色の結晶3.4g
を得た。該結晶は、高性能液体クロマトグラフイ
により、出発物質の1RシスS−及び1SシスR−
異性体の1:1混合物を94重量%含有しているこ
とがわかつた。 液をその容量の半分まで濃縮し、次いで上記
の如く結晶化してmp82〜84℃の無色の結晶1.3g
をさらに得た。これらの結晶は、高性能液体クロ
マトグラフイにより、1RシスS−及び1SシスR
−異性体の1:1混合物を94重量%より多く含有
していることがわかつた。 第2の結晶化後残存するトリエチルアミン溶液
を同様に分析して、1SシスS−及び1RシスR−
異性体の濃度対1RシスS−及び1SシスR−異性
体の濃度の比率が約16:9であることがわかつ
た。 かくして、二つの処理工程で、出発物質の1R
シスS−及び1SシスR−異性体の94%純度の
1:1混合物を81%収率で得た。 例 2 42重量%の1SシスS−及び1RシスR−異性体
及び58重量%の1RシスS−及び1SシスR−異性
体を含有するα−シアノ−3−フエノキシベンジ
ル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレートのシス−異
性体の混合物106gを212mlのトリエチルアミン中
にかくはんしかつ70℃に加熱して溶解した。その
溶液をかくはんして冷却し、そして30℃において
α−シアノ−3−フエノキシベンジル3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレートの1RシスS−及び1S
シスR−異性体の1:1混合物の少量の結晶を種
として添加した。かくはんを続行し、21℃の最終
温度に達した58時間後、析出した固体物質を別
し、吸引乾燥し、そして真空オーブン中55℃でさ
らに乾燥してmp82〜84℃の結晶性生成物72.9g
を得た。該生成物は、高性能液体クロマトグラフ
イにより、出発物質の1RシスS−及び1SシスR
−異性体の1:1混合物を95重量%含有すること
がわかつた。 液を70mlに濃縮し、70℃に加熱し、かくはん
して冷却し、そして上記の如く種を添加し、固体
物質を単離して、1RシスS−及び1SシスR−異
性体の1:1混合物95重量%を含有するmp82〜
84℃の結晶性生成物15.3gをさらに得た。 この第2工程からの液を25mlに濃縮し、そし
て上記第2工程の如く処理して、1RシスS−及
び1SシスR−異性体の1:1混合物95重量%を
含有するmp83〜84℃の結晶性生成物7.7gをさら
に得た。 かくして、三つの処理工程で、出発物質の1R
シスS−及び1SシスR−異性体95%純度の1:
1混合物を90%収率で得た。 例 3 69重量%の1SシスS−及び1RシスR−異性体
及び31重量%の1RシスS−及び1SシスR−異性
体を含有するα−シアノ−3−フエノキシベンジ
ル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレートのシス−異
性体の混合物118.7gを236mlのトリエチルアミン
中に溶解し、そしてその溶液を例2と同様な処理
に付した。1RシスS−及び1SシスR−異性体の
1:1混合物95重量%を含有するmp81〜83℃の
結晶性生成物61.7gを得た。 液を70mlに濃縮しそして例2の第2工程にお
いてのように処理して、1RシスS−及び1Sシス
R−異性体の1:1混合物90重量%を含有する
mp76〜80℃の結晶性生成物24.4gをさらに得た。
かくして、二つの処理工程で、出発物質の73重量
%が、1RシスS−及び1SシスR−異性体の90%
より大の純度の1:1混合物の形態で得た。 例 4 42重量%の1SシスS−及び1RシスR−異性体
及び85重量%の1RシスS−及び1SシスR−異性
体を含有するα−シアノ−3−フエノキシベンジ
ル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメ
チルシクロプロパンカルボキシレートのシス−異
性体の混合物906gを1812mlのトリエチルアミン
中に70℃に加熱して溶解した。生じた溶液をNo.3
孔度の焼結材を通じて過し、そしてポリテトラ
フルオロエチレン製ブレードの付いた櫂でかくは
んしながら冷却した。26℃において、該溶液にα
−シアノ−3−フエノキシベンジル3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプ
ロパンカルボキシレートの1RシスS−及び1Sシ
スR−異性体の1:1混合物の少量の結晶を種と
して添加した。かくはんを2日間続行し、しかし
て該溶液は20℃の最終温度に達した。析出した固
体物質を過し、吸引乾燥し、−10℃で60〜80石
油エーテル500mlで1回洗浄し、周囲温度で真空
オーブン中一定重量に乾燥してmp82〜84℃の結
晶性生成物638gを得た。該生成物は、高性能液
体クロマトグラフイにより、出発物質の1Rシス
S−及び1SシスR−異性体の1:1混合物94重
量%を含有していることがわかつた。 液を800mlに濃縮し、60℃に加熱し、かくは
んして冷却し、そして30℃においてα−シアノ−
3−フエノキシベンジル3−(2,2−ジクロロ
ビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシレートの1RシスS−及び1SシスR−異性
体の1:1混合物の少量の結晶を種として添加し
た。かくはんを3日間続行し、溶液は23℃の最終
温度に達した。析出した固体物質を別し、吸引
乾燥し、−10℃で200mlのトリエチルアミンで一回
そして−10℃で200mlの60−80石油エーテルで一
回洗浄し、そして上記の如く乾燥して、1Rシス
S−及び1SシスR−異性体の1:1混合物98重
量%を含有するmp83〜85℃の結晶性生成物178g
をさらに得た。 第2工程からの液を200mlに濃縮し、そして
かくはんを5日間行なつたほかは第2工程と同様
に処理して、1RシスS−及び1SシスR−異性体
の92重量%の1:1混合物を含有するmp82〜84
℃の結晶性生成物51gをさらに得た。 かくして、三つの処理工程で、出発物質の1R
シスS−及び1SシスR−異性体の94%純度の
1:1混合物を95%より大の収率で得た。 例 5 比較の目的で、7種の異なる有機アミンを塩基
溶媒系として次の試験操作に用いた。1SシスS
−及び1RシスR−異性体対1RシスS−及び1Sシ
スR−異性体の重量比が2:1であるα−シアノ
−3−フエノキシベンジル3−(2,2−ジクロ
ロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカ
ルボキシレートのシス−異性体の混合物5.0gを
10mlの有機アミン中に加熱(60℃を越えない温
度)して溶解した。生じた溶液をかくはんして周
囲の温度に冷却し、α−シアノ−3−フエノキシ
ベンジル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2
−ジメチルシクロプロパンカルボキシレートの
1RシスS−及び1SシスR−異性体の1:1混合
物の少量を結晶を種として添加した。かくはんを
一夜続行し、次いで溶液をさらに適当な処理、分
析等に付した。結果を次の表に示す。溶液及び
最終生成物の分析は、高性能液体クロマトグラフ
イにより行なつた。結晶化が周囲の温度で起こら
なかつた場合、結晶化を達成しようとするため溶
液を−10℃に冷却した。
【表】
【表】
【表】
例 6
塩基溶媒系中の水の存在の効果を評価するため
の実験を例5の操作により行なつた。各場合、塩
基溶媒はトリエチルアミンであつた。結果を次の
表に示す。
の実験を例5の操作により行なつた。各場合、塩
基溶媒はトリエチルアミンであつた。結果を次の
表に示す。
【表】
例 7
黄色油の形態の96.3重量%純度のα−シアノ−
3−フエノキシベンジル3−(2,2−ジクロロ
ビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシレートのシス−異性体の新鮮に製造された
ラセミ混合物3125gを周囲の温度で4.65リツトル
のトリエチルアミン中に溶解した。その溶液にα
−シアノ−3−フエノキシベンジル3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプ
ロパンカルボキシレートの1RシスS−及び1Sシ
スR−異性体の1:1混合物の少量の結晶を種と
して添加し、そして15℃において24時間かくはん
した。晶出した沈殿物を別し、750mlの冷トリ
エチルアミンで及び1リツトルの60−80石油エー
テルで洗浄し、そして乾燥して、mp81〜83℃の
無色の結晶1738gを得た。 液を蒸発させて約1400gの油にし、そしてこ
の油を周囲温度で2リツトルのトリエチルアミン
中に溶解した。その溶液に上記の如く種を添加
し、そして15℃で48時間かくはんした。晶出した
沈殿物を別し、500mlの冷トリエチルアミンで
及び500mlの60−80石油エーテルで洗浄し、そし
て乾燥して、mp81.5〜83.5℃の無色結晶864gを
得た。 液を蒸発させて約511gのオレンジ色油にし、
そしてこの油を周囲の温度で750mlのトリエチル
アミン中に溶解した。上記のように処理し、15℃
で48時間かくはんして、mp82.5〜84℃の無色の
結晶96gをさらに得た。 該結晶性生成物を一緒にし、しかして一緒にし
た結晶性生成物(全体の収量2698g、86重量%)
は、高性能液体クロマトグラフイにより、α−シ
アノ−3−フエノキシベンジル3−(2,2−ジ
クロロビニル)−3,3−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレートの1RシスS−及び1SシスR
−異性体の1:1混合物94重量%を含有している
ことがわかつた。
3−フエノキシベンジル3−(2,2−ジクロロ
ビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカル
ボキシレートのシス−異性体の新鮮に製造された
ラセミ混合物3125gを周囲の温度で4.65リツトル
のトリエチルアミン中に溶解した。その溶液にα
−シアノ−3−フエノキシベンジル3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプ
ロパンカルボキシレートの1RシスS−及び1Sシ
スR−異性体の1:1混合物の少量の結晶を種と
して添加し、そして15℃において24時間かくはん
した。晶出した沈殿物を別し、750mlの冷トリ
エチルアミンで及び1リツトルの60−80石油エー
テルで洗浄し、そして乾燥して、mp81〜83℃の
無色の結晶1738gを得た。 液を蒸発させて約1400gの油にし、そしてこ
の油を周囲温度で2リツトルのトリエチルアミン
中に溶解した。その溶液に上記の如く種を添加
し、そして15℃で48時間かくはんした。晶出した
沈殿物を別し、500mlの冷トリエチルアミンで
及び500mlの60−80石油エーテルで洗浄し、そし
て乾燥して、mp81.5〜83.5℃の無色結晶864gを
得た。 液を蒸発させて約511gのオレンジ色油にし、
そしてこの油を周囲の温度で750mlのトリエチル
アミン中に溶解した。上記のように処理し、15℃
で48時間かくはんして、mp82.5〜84℃の無色の
結晶96gをさらに得た。 該結晶性生成物を一緒にし、しかして一緒にし
た結晶性生成物(全体の収量2698g、86重量%)
は、高性能液体クロマトグラフイにより、α−シ
アノ−3−フエノキシベンジル3−(2,2−ジ
クロロビニル)−3,3−ジメチルシクロプロパ
ンカルボキシレートの1RシスS−及び1SシスR
−異性体の1:1混合物94重量%を含有している
ことがわかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 〔式中、R1及びR2は、各々独立的に、塩素、
臭素及びメチルから選択される。〕 の化合物の、1SシスS−及び1RシスR−異性体
を実質的に含まない1RシスS−及び1SシスR−
異性体の1:1混合物を製造する方法において、
5ないし7個の炭素原子を含有する有機アミン塩
基であつて2個の分枝アルキル基を含有する第2
アミン、又は第3アミンである該有機アミン塩基
中に、式の化合物の1SシスS−及び1RシスR
−異性体の混合物を単独で又は1RシスS−及び
1SシスR−異性体の存在下で溶解し、そして該
有機アミン塩基中の式のシス−異性体の生じる
溶液から、1SシスS−及び1RシスR−異性体を
実質的に含まない1RシスS−及び1SシスR−異
性体の1:1混合物を晶出させることを特徴とす
る上記方法。 2 R1及びR2が共に塩素である、特許請求の範
囲第1項記載の方法。 3 有機アミン塩基が6個の炭素原子を含有す
る、特許請求の範囲第1又は第2項記載の方法。 4 有機アミン塩基がトリエチルアミン又はジイ
ソプロピルアミンである、特許請求の範囲第1,
2又は3項記載の方法。 5 有機アミン塩基中への溶解及び生じる溶液か
らの結晶化を実質的に無水の条件下で行なう、特
許請求の範囲1〜4項のいずれか一項記載の方
法。 6 溶液からの結晶化を周囲の温度で又はそれ以
下の温度で行なう、特許請求の範囲第1〜5項の
いずれか一項記載の方法。
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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| JPH0215531B2 true JPH0215531B2 (ja) | 1990-04-12 |
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| DE3401483A1 (de) * | 1984-01-18 | 1985-07-25 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung bestimmter enantiomerenpaare von permethrinsaeure-(alpha)-cyano-3-phenoxy-4-fluor-benzyl-ester |
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| GB0229803D0 (en) | 2002-12-20 | 2003-01-29 | Syngenta Ltd | Chemical process |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| GB1413491A (en) | 1972-05-25 | 1975-11-12 | Nat Res Dev | 3-substituted-2,2-dimethyl-cyclopropane carboxylic acid esters their preparation and their use in pesticidal compositions |
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| FR2375161A1 (fr) | 1976-04-23 | 1978-07-21 | Roussel Uclaf | Procede de transformation d'un ester d'acide chiral d'alcool secondaire a-cyane optiquement actif de structure (r) en ester d'acide chiral d'alcool secondaire a-cyane de structure (s) |
| FR2383147A2 (fr) * | 1977-03-09 | 1978-10-06 | Roussel Uclaf | Procede de transformation d'un ester d'acide chiral d'alcool secondaire a-cyane optiquement actif en ester d'acide chiral d'alcool secondaire a-cyane racemique |
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| US4261921A (en) | 1979-06-06 | 1981-04-14 | Fmc Corporation | Process for preparation of a crystalline insecticidal pyrethroid enantiomer pair |
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| US4260633A (en) | 1980-04-21 | 1981-04-07 | Zoecon Corporation | Pesticidal esters of amino acids |
-
1981
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