JPH0215533B2 - - Google Patents
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- JPH0215533B2 JPH0215533B2 JP61171484A JP17148486A JPH0215533B2 JP H0215533 B2 JPH0215533 B2 JP H0215533B2 JP 61171484 A JP61171484 A JP 61171484A JP 17148486 A JP17148486 A JP 17148486A JP H0215533 B2 JPH0215533 B2 JP H0215533B2
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- chloroethyl
- azide
- mol
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- nitrosocarbamoyl
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/16—Amides, e.g. hydroxamic acids
- A61K31/17—Amides, e.g. hydroxamic acids having the group >N—C(O)—N< or >N—C(S)—N<, e.g. urea, thiourea, carmustine
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
若干の実験的および臨床的腫瘍の処置のために
数種の1−(2−クロルエチル)−1−ニトロソ尿
素、特に1,3−ビス−(2−クロルエチル)−1
−ニトロソ尿素(BCNU)が化学療法剤として
用いられて成功をおさめている(Adv. in
Cancer Res.16、237〜332(1972))。そのような
化合物の作用機構と化学療法的効力について多数
の研究があるが、毒性はおそらくむしろ分解生成
物のカルバミル化作用によつて影響されるという
見解が持たれている(Wheeler et al、Cancer
Res.34、194〜200(1974))。しかしながら、基幹
分子の分解により生体内および試験管内で作られ
るアルキル化剤およびカルバモイル化剤のの生物
学的効果についてはまだわずかしか知られていな
い。 それ故、公知のニトロソ尿素の同族体の調製に
対しては極めて大きな要求がある。それはそれら
の化学療法の効力、たとえば毒性または抗腫瘍作
用そのものを調節し、またそれらの水または組織
液中における溶解度を変えるためである。 しかしながら、非対称的な1,3−ジ−置換さ
れたN−ニトロソ尿素の調製に際しては、尿素の
ある特定の窒素原子、例えば2−クロルエチル基
を持つている窒素原子の選択的ニトロソ化は
BCNUの非対称的に置換された同族体の場合、
決定的な意義がある。稀釈されていないギ酸中で
のニトロソ化(Johnston et al、J.Med.Chem.
9、892〜911(1966))を行なうとき3−位置の置
換基の構造が立体規制をゆるしニトロソ基を必要
な場所へ導く場合にのみ1−(2−クロルエチル)
−1−ニトロソ化合物の形成は好都合であること
が明らかになつたことが示された。しかしそのよ
うな立体規制が存在しないとき選択的ニトロソ化
はうまく行かない。 ジ−置換されたニトロソ尿素の調製のための原
料としてN−ハロゲンアルキル−N−ニトロソカ
ルバモイルアジド型のN−置換アルキル−N−ニ
トロソカルバモイルアジドが用いられるとき、選
択的ニトロソ化は簡単な方法で確実に達成され得
ることがここに発見された。ここでは特にN−
(2−ハロゲンエチル)−N−ニトロソカルバモイ
ルアジド、好ましくは、N−(2−クロルエチル)
化合物とN−(2−フルオルエチル)化合物が重
要視される。上記の理由から、これら化合物には
本発的意義がある。そのような化合物は対応する
カルバモイルアジドから容易に一段階でピリジン
を用いずして得られる。更にカルバモイルアジド
は活性化されたナトリウムアジドにより対応する
イソシアナートを変換することによつて作られ
る。これに反し、Helv.Chim.Acta Vol.52、
Fasc.8(1969)、No.255およびVol.57、Fasc.8
(1974)、No.289から知られているN−アルキル−
N−ニトロソ−カルバモイルアジドの合成におい
ては、先ず塩化物が作られ、それからアジドが作
られ、そしてピリジンが用いられなければならな
い。 容易に入手できるアルキルカルバモイルアジ
ド、たとえば2−クロルエチルカルバモイルアジ
ドのN−ニトロソ化はニトロソ基が必要な場所へ
結合されることを保証する。ニトロソ化されたカ
ルバモイル化剤の後続のアミノリシスはアルキル
−N−ニトロソ尿素、例えば2−クロルエチル−
N−ニトロソ尿素を与える。そしてこれに異性体
がない。このようにして、この方法は多数のアル
キル−N−ニトロソウレイド化合物の調製を可能
ならしめる。これら化合物は在来の操作方法では
得られないかまたは著しい収量損失をしてやつと
得られるものであり、かかる方法では先ず尿素構
造が作られ次いでニトロソ化される。 本発明は次に例としてN−(2−クロルエチル)
−N−ニトロソカルバモイル化合物を用いて記載
されるが、その際種々なN−(2−クロルエチル)
−N−ニトロソ尿素の合成に対する応用も示され
る。実施例に用いられた薬品と溶剤は合成品質級
または化学的に純粋なものであつた。四酸化窒素
は市場で得られる形のもの(BASF、ルドヴイヒ
スハーフエン)が投入された。実施例は本発明を
説明する。 アルキルまたはアルキレンという言葉は主とし
て直鎖状のまたは分枝したC1−C6を意味し(こ
こではまた低級アルキルで表わされる)、または、
場合により低級アルキル(C1−C4)で置換され
得るシクロアルキルを意味する。後者の意味では
シクロヘキシルおよび4−メチルシクロヘキシル
が特に好ましい。 参考例 1 2−クロルエチルカルバモイルアジドの調製
() 100mlのベンゾールに溶かした2−クロルエチ
ルイソシアナート(0.2モル)の溶液を、100mlの
塩酸(13%)に溶かした活性化されたナトリウム
アジド(0.2モル)の撹拌され0℃に保たれた溶
液に徐々に加えた。この二相の反応混合物を0℃
において4時間撹拌し、その後水相を除去した。
2−クロルエチルカルバモイルアジドがベンゾー
ル/石油エーテルから白色針状体の形で結晶し
た。収率88%Fp49.6〜50.2℃NMR(CD Cl3−
TMS):δ=3.4〜3.9ppm(未解明4H、CH2−
CH2−Cl);6.12ppm(br、S、1H、NH)。MS
(14ev):m/e148(M+)、m/e/106(M−
N3)+、m/e105(M−NH3)+=基礎ピーク。 m/e148/m/e150の強度比は一塩化物として
典型的である。 実施例 1 N−(2−クロルエチル)−N−ニトロソカルバ
モイルアジドの調製() 四酸化窒素(0.3モル)を、300mlの四塩化窒素
中に懸濁した無水酢酸ナトリウム(0.6モル)(こ
れは非常におだやかな条件下で定量的に反応を行
わせるため、反応進行中生成する硝酸の酸中和剤
として使用した)の懸濁液に−10℃において徐々
に加えた。0℃に熱した後、2−クロルエチルカ
ルバモイルアジド(0.2モル)を、撹拌されてい
る溶液中へスパチユラで徐々に加えた。白色の沈
澱物(AcOH)が形成された。15分後、反応混合
物を氷水中へ注いだ。分離した有機相を
NaHCO3の冷たい溶液(1モル)50mlで二回抽
出し、次いでNaClの飽和した氷冷水50mlで二回、
中性になるまで洗つた。それを無水硫酸ナトリウ
ム上で乾かした。N−(2−クロルエチル)−N−
ニトロソカルバモイルアジドを単離する実験は行
なわなかつた。なぜならそれは潜在的に爆発性で
あるからである。CCl4溶液のNMR分光分析(内
部規準TMS)はNH−信号の完全な欠除を示し、
ニトロソ化された2−クロルエチルアミノ基の
A2B2−系に典型的なパターンを示した。δ=
3.50ppm(t、2H、−CH2−N−NO);4.15ppm
(t、2H、Cl−CH2−)。 溶液はできるだけ冷たく、例えば深冷状態で貯
蔵されるべきである。なぜなら室温で放置すると
きにはUpfieldの疑似三重線が徐々に消失し、同
時に中央がδ=4.87ppmにある新しい疑似三重線
が現われることが明らかになつたからである。こ
のスペクトル変化は、ある一例では48時間で終了
したが、これはおそらく化合物の熱的に引き起こ
された再配置に帰せられるものと考えられる。即
ちそれはおそらく1,3−アシル移動によりアジ
ドカルボン酸のジアゾエステルに帰着するものと
考えられる。溶液を−30℃に保つときにはこの現
象は起らない。 参考例1および実施例1に記載された反応はま
た対応する2−フルオル−または2−ブロム−ま
たは2−ヨード−化合物でも実施できる。次の諸
例は種々のジ−置換2−ニトロソ尿素の調製に対
するN−(2−クロルエチル)−N−ニトロソカル
バモイルアジドの使用を示す。 参考例 2 1,1′−(ポリメチレン)−ビス−3−(2−ク
ロルエチル)−3−ニトロソ尿素(第表の1
〜5の化合物)の調製 CCl4に溶かした約0.2モルのN−(2−クロルエ
チル)−N−ニトロソカルバモイルアジドを同量
(150ml)の冷たい(0℃)n−ペンタンでうすめ
た(カルバモイルアジドのニトロソ化によるN−
ニトロソカルバモイルアジドの収量は定量的に得
られたものとする)。冷たいCCl4n−ペンタンに
溶かしたジアミン(0.2モル)を氷浴中の溶液に
撹拌下に滴加した。3時間後、形成された黄色沈
澱物を吸引除去し、ベンゾール/ペンタン(1+
1)で何回も洗つた。沈澱物を再びアセトンに溶
かし、アセトン溶液を10倍容量の氷冷された0.1n
H2SO4中へ注いだ。沈澱物を別し再びアセト
ンに溶かした。アセトン溶液を10倍容量の水中に
注ぎ、得られた沈澱物を再び別した。この操作
方法を、洗浄水が中性になるまでくりかえした。
真空乾燥器中でCaCl2上で乾かした後、ニトロソ
尿素をギ酸メチル/イソプロパノール(1+1)
から結晶させた。 化合物の物理的データは付属の第表にNo.1〜
5のもとに記載されている。 参考例 3 1−(ω−ヒドロキシアルキル)−3−(2−ク
ロルエチル)−1−ニトロソ尿素(第表中の
化合物6〜8)の調製 約0.2モルのN−(2−クロルエチル)−ニトロ
ソカルバモイルアジドのCCl4溶液を100mlの冷た
いイソプロパノールでうすめ、CCl4を真空で0
℃で除去した。その後、50mlのイソプロパノール
に溶解した適当なアミノアルコ−ルを撹拌下に−
5℃でイソプロパノール溶液に滴加した。未変換
のN−(2−クロルエチル)−N−ニトロソカルバ
モイルアジドがもはやTLC(薄層クロマト)によ
つて認められなくなるまで反応を進行させた。こ
れは1−(2−ヒドロキシエチル)−3−(2−ク
ロルエチル)−3−ニトロソ尿素(6)では4時間、
1−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(2−クロ
ルエチル)−3−ニトロソ尿素(7)では約12時間を
要した。変換が終結した後、同容量の冷たい1n
H2SO4を加え、酸溶液をギ酸エチルで抽出した。
ギ酸エチル相を中性になるまで水洗し、洗水を再
抽出した。合体した有機相をNa2SO4上で乾か
し、そして濃縮した。純粋な化合物6を深冷器の
中でギ酸エチル/n−ペンタンから明るい黄色針
状結晶の形で結晶させ、真空中で乾かした。他の
二つのヒドロキシアルキルニトロソ尿素(7,
8)は結晶化させることはできなかつた。それら
はシリカゲルのカラムクロマトグラフイーで精製
した(溶剤:アセトン/n−ペンタン/ベンゾー
ル1:1:1)。溶剤を真空中で0℃で除去した
後、これら液状のニトロソ尿素を−10℃で冷凍乾
燥した(24時間)。 参考例 4 1−(2−メタンスルフオニルオキシエチル)−
3−(2−クロルエチル)−3−ニトロソ尿素
(第表の化合物9)を例とする1−(ω−ヒド
ロキシアルキル)−3−(2−クロルエチル)−
3−ニトロソ尿素からのメタンスルホン酸エス
テルの調製 0.06モルの1−(2−ヒドロキシエチル)−3−
(2−クロルエチル)−3−ニトロソ尿素をKOH
上で新しく蒸溜した50mlのピリジンに溶解した。
−5℃において、40mlのピリジンに溶かした0.13
モルのメタンスルホニルクロリドを3時間以内で
滴下した。この仕込みを一晩0℃で放置した。次
いで冷却下に60mlの氷水を混合し−10℃に冷却
し、そして混合物を濃HClで徐々に酸性化した。
それからギ酸エチルで振とうし、ギ酸エチル相を
Na2SO4上で乾かし、濃縮し、そしてほぼ同容量
のn−ペンタンを混合した。深冷器(−18℃)中
でメタンスルホン酸エステル晶出した。そしてギ
酸エチル/n−ペンタンから再結晶させた。この
物質は薄層クロマトグラフイーで均一であること
が認められた。元素分析の結果は理論値の±0.4
%以内にあつた。紫外域での分子吸収、典型的赤
外吸収および核磁気共鳴スペクトルにより均一性
と構造が確認された。収率73%、Fp59〜61℃ この化合物の分子の半分ずつが臨床的に投与さ
れる二つの細胞静止剤(制癌剤)、即ちBCNUと
式〔CH3−SO2−O−CH2−CH2〕2“Myleran”の
1,4−ビス〔メタンスルホニルオキシ〕−ブタ
ンから構成されている点に特に興味深い。 動物試験の結果はDMBAから惹起されるラツ
テの自発生乳癌の場合顕著な効果を示した。これ
は臨床的に多く用いられる化学療法剤
“Adriamycin”(登録商標)の効果を明らかに凌
駕する。 参考例 5 3−(2−クロルエチル)−3−ニトロソ尿素誘
導体(CNU誘導体)の2〔3−(2−クロルエ
チル)〕−3−ニトロソウレイドアセタミド(第
表の化合物10)を例とするN−(2−クロル
エチル)−N−ニトロソカルバモイルアミノ酸
アミドの調製 0.3モルのグリシンアミド塩酸塩の溶液をKOH
でPH9に調節し、0.2モルのN−(2−クロルエチ
ル)−N−ニトロソカルバモイルアジドのイソプ
ロパノール150mlの氷冷され撹拌された溶液中に
滴下させた。急速に変換が起つた(約1時間)。
未変換のN−(2−クロルエチル)−N−ニトロソ
カルバモイルアジドがもはや薄層クロマトで認め
られなくなると直ちに1N−H2SO4で酸性にし、
ギ酸エチルで抽出した。有機相を中性になるまで
洗いNa2SO4の上で乾かした。ニトロソ尿素をギ
酸エチルから何回も分別再結晶して副生物から分
離し、最後にエタノールから結晶させた。この物
質は薄層クロマトグラフイで均一であることが認
められた。核磁気共鳴スペクトルと元素分析から
1/2モルの結晶水の存在が推論された。UVおよ
びIR分光分析のデーターにより均一性と構造が
確認された。 収率40%、Fp(℃)、114.2〜114.5℃ 参考例 6 N−(2−フルオルエチル)−N−ニトロソ−
N′−(2−ヒドロキシエチル)−尿素 0.1モルのN−(2−フルオルエチル)−N−ニ
トロソ−カルバモイルアジドをエタノールに溶解
し、−5℃で放置した。 アルコ−ルに溶解した0.2モルのエタノールア
ミンを徐々に滴加した。 PHは7以上にしないように一定に保ち、DC中
でN−(2−フルオルエチル)−N−ニトロソ−カ
ルバモイルアジドがも早検出されなくなつたと
き、更に30分撹拌し、次いで稀硫酸で酸性にし、
蟻酸エチルと共に振とうした。 有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、蒸発濃縮し
た。少量のn−ペンタンを加え、冷蔵庫中で保存
すると、尿素が晶出した。収量5.6g=25%。融
点33〜34℃。 分光データにより構造が一致したことが確認さ
れた。NMRスペクトルにはNH信号がδ=
8.00ppm(広い:D2O−変換可能)に現われた。
フルオロエチル基は二つの三重線をδ=4.72と
4.32ppm(F−CH2)に示し、同様に一つの各重
線をδ=4.13ppm(−CH2−NNO)に示す。ヒド
ロキシエチル基はδ=3.45〜3.95ppmにおいて分
解しない多重線を示す。上記物質はN−ニトロソ
化合物に典型的な呈色反応を与える。 参考例 7 2−クロルエチル−N−ニトロソ−N′−(2−
ヒドロキシエチル)−尿素 エタノールに溶解した0.05モル(8.875g)の
2−クロルエチル−N−ニトロソ−カルバモイル
アジドに0.1モル(4.7g)のアミノエタノールを
−20℃にて徐々に滴加した。反応溶液のPHは約7
とした。添加終了後稀硫酸で反応溶液を酸性にし
た。次に二層が形成するまで水とギ酸エチルを加
え、ギ酸エチルで抽出する。 DC:(LMメタノール/DCM1:9) 有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発濃縮し
た。少量のギ酸エチル/ペンタンで稀釈した(僅
かな混濁が起るまで)。 冷蔵庫中でNO−尿素が晶出した。冷ギ酸エチ
ル/ペンタンで再結晶した。収量2.11g(21.6
%)。融点56−58℃(分解)。 動物試験はいわゆるWalkerの肉腫癌に対する
BCNUの効力と同様な効力を示した。しかしこ
の物質はBCNUよりも水溶性が良いため水溶液
が利用できる。DMBAで惹起されたラツテの自
発性乳癌においては、この物質はAdriamycinお
よびBCNUよりも良好な効力を示した。その上、
それはBCNUと異なり、全く遅効性の毒作用を
持たないと思われる。 化学反応器工程の順序は概略次のように表わす
ことができる。 ()Cl−CH2−CH2−NCO+HN3→ Cl−CH2−CH2−NHCON3 ()Cl−CH2−CH2−NHCON3+N2O4→ Cl−CH2−CH2−N(NO)CON3 ()Cl−CH2−CH2−N(NO)CON3+R−
NH2→ R−NH−CO−N(NO)CH2CH2Cl+HN3 Rはビス化合物1〜5の場合には好ましくは2
〜6個の炭素原子を有するポリメチレン基を表わ
し、化合物6〜7では2〜4個の炭素原子を有す
るω−ヒドロキシアルキル残基を表わし、化合物
9では2−メタンスルホニルオキシエチル残基を
表わし、そして化合物10ではアセタミド残基を表
わす。物理的データは付属の第表中にNo.6〜10
のもとで記載されている。 合成されたすべての化合物は薄層クロマトグラ
フイー(TLC)分析(シリカゲル板、溶剤アセ
トン/n−ペンタン/ベンゾール1:1:1)で
均質であることが認められた。元素分析の結果は
理論置の±0.4%以内にあつた。ただし液体化合
物7および8は例外であつてそれらはおそらく元
素分析に対して不安定であつたと思われる。しか
しまたここではUV域の分子吸収およびN−ニト
ロソウレイド基の典型的赤外吸収は他のN−ニト
ロソ尿素について知られているデーターと一致し
た。またNMR.スペクトルにより化合物の構造と
純度が確認された。 その有用性を実証するため、化合物6は更にラ
ツテの白血病L5222およびいわゆるWalkerの肉
腫癌に対する化学療法効力についてBCNUと比
較された。結果は付属の第表に総括されてい
る。化合物6はBCNUよりも著しく良好な効力
を有することが示された。 【表】 【表】 【表】
数種の1−(2−クロルエチル)−1−ニトロソ尿
素、特に1,3−ビス−(2−クロルエチル)−1
−ニトロソ尿素(BCNU)が化学療法剤として
用いられて成功をおさめている(Adv. in
Cancer Res.16、237〜332(1972))。そのような
化合物の作用機構と化学療法的効力について多数
の研究があるが、毒性はおそらくむしろ分解生成
物のカルバミル化作用によつて影響されるという
見解が持たれている(Wheeler et al、Cancer
Res.34、194〜200(1974))。しかしながら、基幹
分子の分解により生体内および試験管内で作られ
るアルキル化剤およびカルバモイル化剤のの生物
学的効果についてはまだわずかしか知られていな
い。 それ故、公知のニトロソ尿素の同族体の調製に
対しては極めて大きな要求がある。それはそれら
の化学療法の効力、たとえば毒性または抗腫瘍作
用そのものを調節し、またそれらの水または組織
液中における溶解度を変えるためである。 しかしながら、非対称的な1,3−ジ−置換さ
れたN−ニトロソ尿素の調製に際しては、尿素の
ある特定の窒素原子、例えば2−クロルエチル基
を持つている窒素原子の選択的ニトロソ化は
BCNUの非対称的に置換された同族体の場合、
決定的な意義がある。稀釈されていないギ酸中で
のニトロソ化(Johnston et al、J.Med.Chem.
9、892〜911(1966))を行なうとき3−位置の置
換基の構造が立体規制をゆるしニトロソ基を必要
な場所へ導く場合にのみ1−(2−クロルエチル)
−1−ニトロソ化合物の形成は好都合であること
が明らかになつたことが示された。しかしそのよ
うな立体規制が存在しないとき選択的ニトロソ化
はうまく行かない。 ジ−置換されたニトロソ尿素の調製のための原
料としてN−ハロゲンアルキル−N−ニトロソカ
ルバモイルアジド型のN−置換アルキル−N−ニ
トロソカルバモイルアジドが用いられるとき、選
択的ニトロソ化は簡単な方法で確実に達成され得
ることがここに発見された。ここでは特にN−
(2−ハロゲンエチル)−N−ニトロソカルバモイ
ルアジド、好ましくは、N−(2−クロルエチル)
化合物とN−(2−フルオルエチル)化合物が重
要視される。上記の理由から、これら化合物には
本発的意義がある。そのような化合物は対応する
カルバモイルアジドから容易に一段階でピリジン
を用いずして得られる。更にカルバモイルアジド
は活性化されたナトリウムアジドにより対応する
イソシアナートを変換することによつて作られ
る。これに反し、Helv.Chim.Acta Vol.52、
Fasc.8(1969)、No.255およびVol.57、Fasc.8
(1974)、No.289から知られているN−アルキル−
N−ニトロソ−カルバモイルアジドの合成におい
ては、先ず塩化物が作られ、それからアジドが作
られ、そしてピリジンが用いられなければならな
い。 容易に入手できるアルキルカルバモイルアジ
ド、たとえば2−クロルエチルカルバモイルアジ
ドのN−ニトロソ化はニトロソ基が必要な場所へ
結合されることを保証する。ニトロソ化されたカ
ルバモイル化剤の後続のアミノリシスはアルキル
−N−ニトロソ尿素、例えば2−クロルエチル−
N−ニトロソ尿素を与える。そしてこれに異性体
がない。このようにして、この方法は多数のアル
キル−N−ニトロソウレイド化合物の調製を可能
ならしめる。これら化合物は在来の操作方法では
得られないかまたは著しい収量損失をしてやつと
得られるものであり、かかる方法では先ず尿素構
造が作られ次いでニトロソ化される。 本発明は次に例としてN−(2−クロルエチル)
−N−ニトロソカルバモイル化合物を用いて記載
されるが、その際種々なN−(2−クロルエチル)
−N−ニトロソ尿素の合成に対する応用も示され
る。実施例に用いられた薬品と溶剤は合成品質級
または化学的に純粋なものであつた。四酸化窒素
は市場で得られる形のもの(BASF、ルドヴイヒ
スハーフエン)が投入された。実施例は本発明を
説明する。 アルキルまたはアルキレンという言葉は主とし
て直鎖状のまたは分枝したC1−C6を意味し(こ
こではまた低級アルキルで表わされる)、または、
場合により低級アルキル(C1−C4)で置換され
得るシクロアルキルを意味する。後者の意味では
シクロヘキシルおよび4−メチルシクロヘキシル
が特に好ましい。 参考例 1 2−クロルエチルカルバモイルアジドの調製
() 100mlのベンゾールに溶かした2−クロルエチ
ルイソシアナート(0.2モル)の溶液を、100mlの
塩酸(13%)に溶かした活性化されたナトリウム
アジド(0.2モル)の撹拌され0℃に保たれた溶
液に徐々に加えた。この二相の反応混合物を0℃
において4時間撹拌し、その後水相を除去した。
2−クロルエチルカルバモイルアジドがベンゾー
ル/石油エーテルから白色針状体の形で結晶し
た。収率88%Fp49.6〜50.2℃NMR(CD Cl3−
TMS):δ=3.4〜3.9ppm(未解明4H、CH2−
CH2−Cl);6.12ppm(br、S、1H、NH)。MS
(14ev):m/e148(M+)、m/e/106(M−
N3)+、m/e105(M−NH3)+=基礎ピーク。 m/e148/m/e150の強度比は一塩化物として
典型的である。 実施例 1 N−(2−クロルエチル)−N−ニトロソカルバ
モイルアジドの調製() 四酸化窒素(0.3モル)を、300mlの四塩化窒素
中に懸濁した無水酢酸ナトリウム(0.6モル)(こ
れは非常におだやかな条件下で定量的に反応を行
わせるため、反応進行中生成する硝酸の酸中和剤
として使用した)の懸濁液に−10℃において徐々
に加えた。0℃に熱した後、2−クロルエチルカ
ルバモイルアジド(0.2モル)を、撹拌されてい
る溶液中へスパチユラで徐々に加えた。白色の沈
澱物(AcOH)が形成された。15分後、反応混合
物を氷水中へ注いだ。分離した有機相を
NaHCO3の冷たい溶液(1モル)50mlで二回抽
出し、次いでNaClの飽和した氷冷水50mlで二回、
中性になるまで洗つた。それを無水硫酸ナトリウ
ム上で乾かした。N−(2−クロルエチル)−N−
ニトロソカルバモイルアジドを単離する実験は行
なわなかつた。なぜならそれは潜在的に爆発性で
あるからである。CCl4溶液のNMR分光分析(内
部規準TMS)はNH−信号の完全な欠除を示し、
ニトロソ化された2−クロルエチルアミノ基の
A2B2−系に典型的なパターンを示した。δ=
3.50ppm(t、2H、−CH2−N−NO);4.15ppm
(t、2H、Cl−CH2−)。 溶液はできるだけ冷たく、例えば深冷状態で貯
蔵されるべきである。なぜなら室温で放置すると
きにはUpfieldの疑似三重線が徐々に消失し、同
時に中央がδ=4.87ppmにある新しい疑似三重線
が現われることが明らかになつたからである。こ
のスペクトル変化は、ある一例では48時間で終了
したが、これはおそらく化合物の熱的に引き起こ
された再配置に帰せられるものと考えられる。即
ちそれはおそらく1,3−アシル移動によりアジ
ドカルボン酸のジアゾエステルに帰着するものと
考えられる。溶液を−30℃に保つときにはこの現
象は起らない。 参考例1および実施例1に記載された反応はま
た対応する2−フルオル−または2−ブロム−ま
たは2−ヨード−化合物でも実施できる。次の諸
例は種々のジ−置換2−ニトロソ尿素の調製に対
するN−(2−クロルエチル)−N−ニトロソカル
バモイルアジドの使用を示す。 参考例 2 1,1′−(ポリメチレン)−ビス−3−(2−ク
ロルエチル)−3−ニトロソ尿素(第表の1
〜5の化合物)の調製 CCl4に溶かした約0.2モルのN−(2−クロルエ
チル)−N−ニトロソカルバモイルアジドを同量
(150ml)の冷たい(0℃)n−ペンタンでうすめ
た(カルバモイルアジドのニトロソ化によるN−
ニトロソカルバモイルアジドの収量は定量的に得
られたものとする)。冷たいCCl4n−ペンタンに
溶かしたジアミン(0.2モル)を氷浴中の溶液に
撹拌下に滴加した。3時間後、形成された黄色沈
澱物を吸引除去し、ベンゾール/ペンタン(1+
1)で何回も洗つた。沈澱物を再びアセトンに溶
かし、アセトン溶液を10倍容量の氷冷された0.1n
H2SO4中へ注いだ。沈澱物を別し再びアセト
ンに溶かした。アセトン溶液を10倍容量の水中に
注ぎ、得られた沈澱物を再び別した。この操作
方法を、洗浄水が中性になるまでくりかえした。
真空乾燥器中でCaCl2上で乾かした後、ニトロソ
尿素をギ酸メチル/イソプロパノール(1+1)
から結晶させた。 化合物の物理的データは付属の第表にNo.1〜
5のもとに記載されている。 参考例 3 1−(ω−ヒドロキシアルキル)−3−(2−ク
ロルエチル)−1−ニトロソ尿素(第表中の
化合物6〜8)の調製 約0.2モルのN−(2−クロルエチル)−ニトロ
ソカルバモイルアジドのCCl4溶液を100mlの冷た
いイソプロパノールでうすめ、CCl4を真空で0
℃で除去した。その後、50mlのイソプロパノール
に溶解した適当なアミノアルコ−ルを撹拌下に−
5℃でイソプロパノール溶液に滴加した。未変換
のN−(2−クロルエチル)−N−ニトロソカルバ
モイルアジドがもはやTLC(薄層クロマト)によ
つて認められなくなるまで反応を進行させた。こ
れは1−(2−ヒドロキシエチル)−3−(2−ク
ロルエチル)−3−ニトロソ尿素(6)では4時間、
1−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(2−クロ
ルエチル)−3−ニトロソ尿素(7)では約12時間を
要した。変換が終結した後、同容量の冷たい1n
H2SO4を加え、酸溶液をギ酸エチルで抽出した。
ギ酸エチル相を中性になるまで水洗し、洗水を再
抽出した。合体した有機相をNa2SO4上で乾か
し、そして濃縮した。純粋な化合物6を深冷器の
中でギ酸エチル/n−ペンタンから明るい黄色針
状結晶の形で結晶させ、真空中で乾かした。他の
二つのヒドロキシアルキルニトロソ尿素(7,
8)は結晶化させることはできなかつた。それら
はシリカゲルのカラムクロマトグラフイーで精製
した(溶剤:アセトン/n−ペンタン/ベンゾー
ル1:1:1)。溶剤を真空中で0℃で除去した
後、これら液状のニトロソ尿素を−10℃で冷凍乾
燥した(24時間)。 参考例 4 1−(2−メタンスルフオニルオキシエチル)−
3−(2−クロルエチル)−3−ニトロソ尿素
(第表の化合物9)を例とする1−(ω−ヒド
ロキシアルキル)−3−(2−クロルエチル)−
3−ニトロソ尿素からのメタンスルホン酸エス
テルの調製 0.06モルの1−(2−ヒドロキシエチル)−3−
(2−クロルエチル)−3−ニトロソ尿素をKOH
上で新しく蒸溜した50mlのピリジンに溶解した。
−5℃において、40mlのピリジンに溶かした0.13
モルのメタンスルホニルクロリドを3時間以内で
滴下した。この仕込みを一晩0℃で放置した。次
いで冷却下に60mlの氷水を混合し−10℃に冷却
し、そして混合物を濃HClで徐々に酸性化した。
それからギ酸エチルで振とうし、ギ酸エチル相を
Na2SO4上で乾かし、濃縮し、そしてほぼ同容量
のn−ペンタンを混合した。深冷器(−18℃)中
でメタンスルホン酸エステル晶出した。そしてギ
酸エチル/n−ペンタンから再結晶させた。この
物質は薄層クロマトグラフイーで均一であること
が認められた。元素分析の結果は理論値の±0.4
%以内にあつた。紫外域での分子吸収、典型的赤
外吸収および核磁気共鳴スペクトルにより均一性
と構造が確認された。収率73%、Fp59〜61℃ この化合物の分子の半分ずつが臨床的に投与さ
れる二つの細胞静止剤(制癌剤)、即ちBCNUと
式〔CH3−SO2−O−CH2−CH2〕2“Myleran”の
1,4−ビス〔メタンスルホニルオキシ〕−ブタ
ンから構成されている点に特に興味深い。 動物試験の結果はDMBAから惹起されるラツ
テの自発生乳癌の場合顕著な効果を示した。これ
は臨床的に多く用いられる化学療法剤
“Adriamycin”(登録商標)の効果を明らかに凌
駕する。 参考例 5 3−(2−クロルエチル)−3−ニトロソ尿素誘
導体(CNU誘導体)の2〔3−(2−クロルエ
チル)〕−3−ニトロソウレイドアセタミド(第
表の化合物10)を例とするN−(2−クロル
エチル)−N−ニトロソカルバモイルアミノ酸
アミドの調製 0.3モルのグリシンアミド塩酸塩の溶液をKOH
でPH9に調節し、0.2モルのN−(2−クロルエチ
ル)−N−ニトロソカルバモイルアジドのイソプ
ロパノール150mlの氷冷され撹拌された溶液中に
滴下させた。急速に変換が起つた(約1時間)。
未変換のN−(2−クロルエチル)−N−ニトロソ
カルバモイルアジドがもはや薄層クロマトで認め
られなくなると直ちに1N−H2SO4で酸性にし、
ギ酸エチルで抽出した。有機相を中性になるまで
洗いNa2SO4の上で乾かした。ニトロソ尿素をギ
酸エチルから何回も分別再結晶して副生物から分
離し、最後にエタノールから結晶させた。この物
質は薄層クロマトグラフイで均一であることが認
められた。核磁気共鳴スペクトルと元素分析から
1/2モルの結晶水の存在が推論された。UVおよ
びIR分光分析のデーターにより均一性と構造が
確認された。 収率40%、Fp(℃)、114.2〜114.5℃ 参考例 6 N−(2−フルオルエチル)−N−ニトロソ−
N′−(2−ヒドロキシエチル)−尿素 0.1モルのN−(2−フルオルエチル)−N−ニ
トロソ−カルバモイルアジドをエタノールに溶解
し、−5℃で放置した。 アルコ−ルに溶解した0.2モルのエタノールア
ミンを徐々に滴加した。 PHは7以上にしないように一定に保ち、DC中
でN−(2−フルオルエチル)−N−ニトロソ−カ
ルバモイルアジドがも早検出されなくなつたと
き、更に30分撹拌し、次いで稀硫酸で酸性にし、
蟻酸エチルと共に振とうした。 有機相を硫酸ナトリウムで脱水し、蒸発濃縮し
た。少量のn−ペンタンを加え、冷蔵庫中で保存
すると、尿素が晶出した。収量5.6g=25%。融
点33〜34℃。 分光データにより構造が一致したことが確認さ
れた。NMRスペクトルにはNH信号がδ=
8.00ppm(広い:D2O−変換可能)に現われた。
フルオロエチル基は二つの三重線をδ=4.72と
4.32ppm(F−CH2)に示し、同様に一つの各重
線をδ=4.13ppm(−CH2−NNO)に示す。ヒド
ロキシエチル基はδ=3.45〜3.95ppmにおいて分
解しない多重線を示す。上記物質はN−ニトロソ
化合物に典型的な呈色反応を与える。 参考例 7 2−クロルエチル−N−ニトロソ−N′−(2−
ヒドロキシエチル)−尿素 エタノールに溶解した0.05モル(8.875g)の
2−クロルエチル−N−ニトロソ−カルバモイル
アジドに0.1モル(4.7g)のアミノエタノールを
−20℃にて徐々に滴加した。反応溶液のPHは約7
とした。添加終了後稀硫酸で反応溶液を酸性にし
た。次に二層が形成するまで水とギ酸エチルを加
え、ギ酸エチルで抽出する。 DC:(LMメタノール/DCM1:9) 有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発濃縮し
た。少量のギ酸エチル/ペンタンで稀釈した(僅
かな混濁が起るまで)。 冷蔵庫中でNO−尿素が晶出した。冷ギ酸エチ
ル/ペンタンで再結晶した。収量2.11g(21.6
%)。融点56−58℃(分解)。 動物試験はいわゆるWalkerの肉腫癌に対する
BCNUの効力と同様な効力を示した。しかしこ
の物質はBCNUよりも水溶性が良いため水溶液
が利用できる。DMBAで惹起されたラツテの自
発性乳癌においては、この物質はAdriamycinお
よびBCNUよりも良好な効力を示した。その上、
それはBCNUと異なり、全く遅効性の毒作用を
持たないと思われる。 化学反応器工程の順序は概略次のように表わす
ことができる。 ()Cl−CH2−CH2−NCO+HN3→ Cl−CH2−CH2−NHCON3 ()Cl−CH2−CH2−NHCON3+N2O4→ Cl−CH2−CH2−N(NO)CON3 ()Cl−CH2−CH2−N(NO)CON3+R−
NH2→ R−NH−CO−N(NO)CH2CH2Cl+HN3 Rはビス化合物1〜5の場合には好ましくは2
〜6個の炭素原子を有するポリメチレン基を表わ
し、化合物6〜7では2〜4個の炭素原子を有す
るω−ヒドロキシアルキル残基を表わし、化合物
9では2−メタンスルホニルオキシエチル残基を
表わし、そして化合物10ではアセタミド残基を表
わす。物理的データは付属の第表中にNo.6〜10
のもとで記載されている。 合成されたすべての化合物は薄層クロマトグラ
フイー(TLC)分析(シリカゲル板、溶剤アセ
トン/n−ペンタン/ベンゾール1:1:1)で
均質であることが認められた。元素分析の結果は
理論置の±0.4%以内にあつた。ただし液体化合
物7および8は例外であつてそれらはおそらく元
素分析に対して不安定であつたと思われる。しか
しまたここではUV域の分子吸収およびN−ニト
ロソウレイド基の典型的赤外吸収は他のN−ニト
ロソ尿素について知られているデーターと一致し
た。またNMR.スペクトルにより化合物の構造と
純度が確認された。 その有用性を実証するため、化合物6は更にラ
ツテの白血病L5222およびいわゆるWalkerの肉
腫癌に対する化学療法効力についてBCNUと比
較された。結果は付属の第表に総括されてい
る。化合物6はBCNUよりも著しく良好な効力
を有することが示された。 【表】 【表】 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 四酸化窒素とハロゲンアルキルカルバモイル
アジドとを不活性溶剤中において約0℃で反応さ
せることを特徴とするN−ハロゲンアルキル−N
−ニトロソカルバモイルアジドの製造法。 2 N−(2−クロルエチル)−N−ニトロソカル
バモイルアジドを調製するため、四酸化窒素と2
−クロルエチルカルバモイルアジドとを不活性溶
剤中で約0℃で反応させることを特徴とする特許
請求の範囲第1項に記載の方法。
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