JPH0216946B2 - - Google Patents
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- JPH0216946B2 JPH0216946B2 JP59162315A JP16231584A JPH0216946B2 JP H0216946 B2 JPH0216946 B2 JP H0216946B2 JP 59162315 A JP59162315 A JP 59162315A JP 16231584 A JP16231584 A JP 16231584A JP H0216946 B2 JPH0216946 B2 JP H0216946B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- felt
- lignin
- parts
- resin
- static electricity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本願発明は、フエルト製造時に繊維のバインダ
ーとして使用されるフエルト用接着剤に関する。 [従来技術] 従来、フエルトの製造においてバインダとして
使用される樹脂は、主に、フエノール系樹脂の微
粉末である。また使用される繊維の材質は、天然
繊維と化学繊維との種々雑多の割合のものが多
い。従つて従来のフエルト製造において、化学繊
維の割合が多かつたり、また湿度が低くなると、
静電気に起因する製品不要が多くなる。かかる静
電気を防止するため、(1)第4級のアンモニウム塩
等の帯電防止剤、(2)炭素繊維、炭素粉末等の導電
性物質又は(3)除電しようとする相手物質と同質か
若しくはそれに近い帯電列順位の物質を、除電し
ようとする物質にまぜこみ製品化する方法が知ら
れている。 しかしこの帯電防止剤を用いる方法は、該帯電
防止剤の価格が高く、帯電防止の効果が出る程度
まで配合すると製品コストが大幅に上がり、また
帯電防止の持続性が悪いので、長期間製品をスト
ツクしておくと帯電防止効果がなくなつてくる。 上記炭素繊維、炭素粉末を用いる方法は、フエ
ルト用のバインダーが平均粒径20μ程度の微粉末
であるため、多量に配合しないと導電性がよくな
らない。従つて多量に配合した場合、フエルトの
外観が黒くなつたり商品価値がなくなる。また炭
素繊維、炭素粉末は一般にコストが高いため製品
コストが上り実用に適さない。 上記相手物質に近い帯電列順位の物質をまぜこ
む方法は、フエルトが種々の繊維の混合物である
ため帯電列順位の幅が広く、そのため帯電列順位
の近い物質を選定することは、困難である。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上記欠点を克服するものであり、フ
エルトの強度をあまり低下させることなく、フエ
ルト製造時に発生する静電気の発生量を減少せし
め、また発生した静電気をすみやかに減衰せしめ
て、フエルト製造時に生じる静電気による製品不
良を減少し、この帯電防止機能の持続性に優れ、
粉立ちによる作業環境の悪化を防止するフエルト
用接着剤を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明のフエルト用接着剤は、少なくともフエ
ノール類とアルデヒド類を反応して得られたフエ
ノール系樹脂と、該フエノール系樹脂100重量部
に対し、1〜40重量部のリグニン系物質とで構成
され、該フエノール系樹脂はノボラツク樹脂と硬
化剤で構成され、該リグニン系物質はリグニンス
ルホン酸塩であり、該フエノール系樹脂と該リグ
ニン系物質は均一に混合された微粉末状であるこ
とを特徴とする。 本発明のフエルト用接着剤を構成するフエノー
ル系樹脂は、フエノール類とアルデヒド類を触媒
の存在下で反応して得られるもので、従来より公
知のフエノール樹脂を使用することができる。即
ち、酸性触媒下でフエノール類とアルデヒド類を
縮合して得られるノボラツク樹脂、その他変成フ
エノール樹脂等の従来公知のフエノール系樹脂を
使用することができる。 上記フエノール系樹脂は、ノボラツク樹脂と硬
化剤で構成されているものが好ましい。該硬化剤
にはポリアミン等が用いられ、特にヘキサメチレ
ンテトラミンが好ましい。 本願発明のフエルト用接着剤の他の主要構成成
分であるリグニン系物質とは、木材中にセルロー
スに伴つて存在する高分子の芳香族系の重合物で
細胞膜と細胞膜の間の中間層を構成するものを
種々の化学処理により得られる化合物全般を広く
いう。該物質の化学構造は明らかでなく、上記化
学処理の方法により種々の構造を有する。該物質
には、例えば主としてサルフアイト法により作ら
れるサルフアイトリグニンと、クラフト法により
作られるクラフトリグニンがある。前者のサルフ
アイトリグニンは、親水性のリグニンスルホン酸
塩の化学構造を有している。しかもこの塩は通常
ナトリウム塩、カリウム塩又はカルシウム塩等と
なつているので、フエルト用樹脂の電荷を中和す
る作用がある。従つて上記サルフアイトリグニン
は他のリグニンと比べて静電気発生防止機能およ
び発生した静電気の排除機能はさらに優れる。ま
た通常行われる化学処理では、ナトリウム塩又は
カルシウム塩が得られるので、これらの塩を用い
るのが好ましい。また上記リグニン系物質には、
上記のリグニンと他物質との配合物又は混合物で
もよい。例えばリグニン、セルロース、ヘミセル
ロの市販品であつてもよく、該市販品は、通常水
分を3〜15%含有している。 上記リグニン系物質の配合割合は、フエノール
系樹脂100重量部に対し、1〜40重量部(以下
PHRという)である。該配合割合が1PHR未満
の場合に静電気に対して効果がなく、40PHRよ
り以上の場合は得られるフエルトの強度、コシが
悪くなり実用的でない。 本フエルト用接着剤においては、上記フエノー
ル系樹脂と上記リグニン系物質とが均一に混合さ
れた微粉末状を示す。 フエルト用接着剤の製造方法は、特に限定され
るものではないが、代表例としては以下の方法が
ある。即ち、所定量のフエノールと所定量のホル
マリンとを反応容器に仕込み、触媒としてシユー
酸を添加して、還流状態にて約1時間半反応さ
せ、その後消石灰を加え中和した後、160℃まで
減圧脱水してフエルト用樹脂を製造する。さらに
該樹脂の所定量に、所定量の硬化剤、リグニン系
物質等を混合機で十分に混合し、その後粗粉砕、
微粉砕をしてフエルト用接着剤を製造する。 なおフエルト用接着剤の一成分として、上記リ
グニン系物質のかわりに、高級アルコールの硫酸
エステル又はグリセリンを使用することも考えら
れる。しかしこの高級アルコールの硫酸エステル
を主成分とした帯電防止剤は発生電荷量を減少す
るために効果があるが、コストが約2000円/Kgと
高く効果のある程度までフエルト用樹脂に配合す
ると製品コストが高くなり、実用に適さない。 又実験室的にはフエルト用樹脂に上記帯電防止
剤を均一に分散又はフエルト用樹脂粒子にコーテ
イングすることは可能であるが、現場スケールで
の大量生産では設備の改造又は作業工程が悪くな
り加工費のアツプとなり実用に適さない。 また親水性官能基をもつグリセリンをフエルト
用樹脂に粉砕工程で配合することは帯電量減少に
効果がある。しかし粉砕工程で液体であるグリセ
リンを配合し、均一に分散又はフエルト用樹脂中
にコーテイングすることは製造設備が大規模にな
り、また製造工程も長くなり実用上困難である [実施例] 以下、実施例により本願発明を説明する。 実施例 1 通常のノボラツク型フエノール樹脂100部、ヘ
キサメチレンテトラミン12部、ステアリン酸カル
シウム1部およびリグニンスルホン酸ナトリウム
1.0部(水分含有量15%、リグニンスルホン酸70
%)を混合機で十分に混合し、その後粗粉砕、微
粉砕してフエルト用接着剤を製造した。このフエ
ルト用接着剤を用いて電荷量、水分含有量および
強度を測定し、その結果を表に示した。 なお上記ノボラツク型フエノール樹脂100部は、
フエノール96部と37%ホルマリン62部を反応容器
に仕込み、触媒としてシユウ酸を0.1部添加し、
還流状態にて1時間半反応させ、その後消石灰を
加え中和した後、160℃まで減圧脱水して製造さ
れた。 実施例 2 実施例1で用いたリグニンスルホン酸ナトリウ
ム1.0部のかわりに、リグニンスルホン酸カルシ
ウム20部(水分含有量7.1%、リグニンスルホン
酸71.2%)を用いる以外は、実施例1と同様にし
てフエルト用接着剤を作成し、電荷量等を測定
し、その結果を表に示した。 実施例 3 実施例2で用いたリグニンスルホン酸カルシウ
ム20部のかわりに、同物質を40部用いた以外は、
実施例1と同様にして、フエルト用接着剤を作成
し、電荷量等を測定し、その結果を表に示した。 比較例 1 実施例2で用いたリグニンスルホン酸カルシウ
ム20部のかわりに同物質を0.5部用いた以外は、
実施例1と同様にしてフエルト用接着剤を作成
し、電荷量等を測定し、その結果を表に示した。 比較例 2 実施例2で用いたリグニンスルホン酸カルシウ
ム20部のかわりに同物質を45部用いた以外は、実
施例1と同様にして、フエルト用接着剤を作成
し、電荷量等を測定し、その結果を表に示した。 比較例 3 実施例2で用いたリグニンスルホン酸カルシウ
ム20部のかわりに、ラウリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド1部を用いた以外は、実施例1と
同様にしてフエルト用接着剤を作成し、電荷量等
を測定し、その結果を表に示した。 表の結果によれば、リグニンスルホン酸ナトリ
ウムの配合量が1.0PHRの場合(実施例1)、リ
グニンスルホン酸カルシウムの配合量が20部
PHRおよび40PHRの場合には、比較例1および
2とくらべて、電荷量は著しく減少し、静電気に
対する効果が著しく優れ、かつフエルトの強度低
下は比較的小さく、実用上十分である。しかしリ
グニンスルホン酸カルシウムの配合割合が
0.5PHRの場合(比較例1)は、静電気に対する
効果がわずかであり、フエルト製造時の静電気に
起因する製品不良の減少に効果がない。一方リグ
ニンスルホン酸カルシウムの配合量が45PHRの
場合(比較例2)は、静電気に対して効果がある
が、フエルトの強度が低くなり、そのため樹脂の
配合量を増加しなければならず、フエルト製品の
コストアツプとなる。 以上より、リグニンスルホン酸塩の配合量が1
〜40PHRの場合には、従来品の比較例3と比べ
て、フエルトの強度をある程度維持しつつ、静電
気に対する効果を著しく向上せしめて、静電気に
起因する製品不良の減少を達成することができ
る。 [発明の効果] 本発明のフエルト用接着剤は、少なくともフエ
ノール類とアルデヒド類を反応して得られたフエ
ノール系樹脂と、該フエノール系樹脂100重量部
に対し、1〜40重量部のリグニン系物質とで構成
され、該フエノール系樹脂と該リグニン系物質は
均一に混合された微粉末状であることを特徴とす
る。かかるリグニン系物質は大気中の水分を吸収
し易いこと、静電気の排除に適した分子構造を持
つこと等のため本フエルト用接着剤は、静電
ーとして使用されるフエルト用接着剤に関する。 [従来技術] 従来、フエルトの製造においてバインダとして
使用される樹脂は、主に、フエノール系樹脂の微
粉末である。また使用される繊維の材質は、天然
繊維と化学繊維との種々雑多の割合のものが多
い。従つて従来のフエルト製造において、化学繊
維の割合が多かつたり、また湿度が低くなると、
静電気に起因する製品不要が多くなる。かかる静
電気を防止するため、(1)第4級のアンモニウム塩
等の帯電防止剤、(2)炭素繊維、炭素粉末等の導電
性物質又は(3)除電しようとする相手物質と同質か
若しくはそれに近い帯電列順位の物質を、除電し
ようとする物質にまぜこみ製品化する方法が知ら
れている。 しかしこの帯電防止剤を用いる方法は、該帯電
防止剤の価格が高く、帯電防止の効果が出る程度
まで配合すると製品コストが大幅に上がり、また
帯電防止の持続性が悪いので、長期間製品をスト
ツクしておくと帯電防止効果がなくなつてくる。 上記炭素繊維、炭素粉末を用いる方法は、フエ
ルト用のバインダーが平均粒径20μ程度の微粉末
であるため、多量に配合しないと導電性がよくな
らない。従つて多量に配合した場合、フエルトの
外観が黒くなつたり商品価値がなくなる。また炭
素繊維、炭素粉末は一般にコストが高いため製品
コストが上り実用に適さない。 上記相手物質に近い帯電列順位の物質をまぜこ
む方法は、フエルトが種々の繊維の混合物である
ため帯電列順位の幅が広く、そのため帯電列順位
の近い物質を選定することは、困難である。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上記欠点を克服するものであり、フ
エルトの強度をあまり低下させることなく、フエ
ルト製造時に発生する静電気の発生量を減少せし
め、また発生した静電気をすみやかに減衰せしめ
て、フエルト製造時に生じる静電気による製品不
良を減少し、この帯電防止機能の持続性に優れ、
粉立ちによる作業環境の悪化を防止するフエルト
用接着剤を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明のフエルト用接着剤は、少なくともフエ
ノール類とアルデヒド類を反応して得られたフエ
ノール系樹脂と、該フエノール系樹脂100重量部
に対し、1〜40重量部のリグニン系物質とで構成
され、該フエノール系樹脂はノボラツク樹脂と硬
化剤で構成され、該リグニン系物質はリグニンス
ルホン酸塩であり、該フエノール系樹脂と該リグ
ニン系物質は均一に混合された微粉末状であるこ
とを特徴とする。 本発明のフエルト用接着剤を構成するフエノー
ル系樹脂は、フエノール類とアルデヒド類を触媒
の存在下で反応して得られるもので、従来より公
知のフエノール樹脂を使用することができる。即
ち、酸性触媒下でフエノール類とアルデヒド類を
縮合して得られるノボラツク樹脂、その他変成フ
エノール樹脂等の従来公知のフエノール系樹脂を
使用することができる。 上記フエノール系樹脂は、ノボラツク樹脂と硬
化剤で構成されているものが好ましい。該硬化剤
にはポリアミン等が用いられ、特にヘキサメチレ
ンテトラミンが好ましい。 本願発明のフエルト用接着剤の他の主要構成成
分であるリグニン系物質とは、木材中にセルロー
スに伴つて存在する高分子の芳香族系の重合物で
細胞膜と細胞膜の間の中間層を構成するものを
種々の化学処理により得られる化合物全般を広く
いう。該物質の化学構造は明らかでなく、上記化
学処理の方法により種々の構造を有する。該物質
には、例えば主としてサルフアイト法により作ら
れるサルフアイトリグニンと、クラフト法により
作られるクラフトリグニンがある。前者のサルフ
アイトリグニンは、親水性のリグニンスルホン酸
塩の化学構造を有している。しかもこの塩は通常
ナトリウム塩、カリウム塩又はカルシウム塩等と
なつているので、フエルト用樹脂の電荷を中和す
る作用がある。従つて上記サルフアイトリグニン
は他のリグニンと比べて静電気発生防止機能およ
び発生した静電気の排除機能はさらに優れる。ま
た通常行われる化学処理では、ナトリウム塩又は
カルシウム塩が得られるので、これらの塩を用い
るのが好ましい。また上記リグニン系物質には、
上記のリグニンと他物質との配合物又は混合物で
もよい。例えばリグニン、セルロース、ヘミセル
ロの市販品であつてもよく、該市販品は、通常水
分を3〜15%含有している。 上記リグニン系物質の配合割合は、フエノール
系樹脂100重量部に対し、1〜40重量部(以下
PHRという)である。該配合割合が1PHR未満
の場合に静電気に対して効果がなく、40PHRよ
り以上の場合は得られるフエルトの強度、コシが
悪くなり実用的でない。 本フエルト用接着剤においては、上記フエノー
ル系樹脂と上記リグニン系物質とが均一に混合さ
れた微粉末状を示す。 フエルト用接着剤の製造方法は、特に限定され
るものではないが、代表例としては以下の方法が
ある。即ち、所定量のフエノールと所定量のホル
マリンとを反応容器に仕込み、触媒としてシユー
酸を添加して、還流状態にて約1時間半反応さ
せ、その後消石灰を加え中和した後、160℃まで
減圧脱水してフエルト用樹脂を製造する。さらに
該樹脂の所定量に、所定量の硬化剤、リグニン系
物質等を混合機で十分に混合し、その後粗粉砕、
微粉砕をしてフエルト用接着剤を製造する。 なおフエルト用接着剤の一成分として、上記リ
グニン系物質のかわりに、高級アルコールの硫酸
エステル又はグリセリンを使用することも考えら
れる。しかしこの高級アルコールの硫酸エステル
を主成分とした帯電防止剤は発生電荷量を減少す
るために効果があるが、コストが約2000円/Kgと
高く効果のある程度までフエルト用樹脂に配合す
ると製品コストが高くなり、実用に適さない。 又実験室的にはフエルト用樹脂に上記帯電防止
剤を均一に分散又はフエルト用樹脂粒子にコーテ
イングすることは可能であるが、現場スケールで
の大量生産では設備の改造又は作業工程が悪くな
り加工費のアツプとなり実用に適さない。 また親水性官能基をもつグリセリンをフエルト
用樹脂に粉砕工程で配合することは帯電量減少に
効果がある。しかし粉砕工程で液体であるグリセ
リンを配合し、均一に分散又はフエルト用樹脂中
にコーテイングすることは製造設備が大規模にな
り、また製造工程も長くなり実用上困難である [実施例] 以下、実施例により本願発明を説明する。 実施例 1 通常のノボラツク型フエノール樹脂100部、ヘ
キサメチレンテトラミン12部、ステアリン酸カル
シウム1部およびリグニンスルホン酸ナトリウム
1.0部(水分含有量15%、リグニンスルホン酸70
%)を混合機で十分に混合し、その後粗粉砕、微
粉砕してフエルト用接着剤を製造した。このフエ
ルト用接着剤を用いて電荷量、水分含有量および
強度を測定し、その結果を表に示した。 なお上記ノボラツク型フエノール樹脂100部は、
フエノール96部と37%ホルマリン62部を反応容器
に仕込み、触媒としてシユウ酸を0.1部添加し、
還流状態にて1時間半反応させ、その後消石灰を
加え中和した後、160℃まで減圧脱水して製造さ
れた。 実施例 2 実施例1で用いたリグニンスルホン酸ナトリウ
ム1.0部のかわりに、リグニンスルホン酸カルシ
ウム20部(水分含有量7.1%、リグニンスルホン
酸71.2%)を用いる以外は、実施例1と同様にし
てフエルト用接着剤を作成し、電荷量等を測定
し、その結果を表に示した。 実施例 3 実施例2で用いたリグニンスルホン酸カルシウ
ム20部のかわりに、同物質を40部用いた以外は、
実施例1と同様にして、フエルト用接着剤を作成
し、電荷量等を測定し、その結果を表に示した。 比較例 1 実施例2で用いたリグニンスルホン酸カルシウ
ム20部のかわりに同物質を0.5部用いた以外は、
実施例1と同様にしてフエルト用接着剤を作成
し、電荷量等を測定し、その結果を表に示した。 比較例 2 実施例2で用いたリグニンスルホン酸カルシウ
ム20部のかわりに同物質を45部用いた以外は、実
施例1と同様にして、フエルト用接着剤を作成
し、電荷量等を測定し、その結果を表に示した。 比較例 3 実施例2で用いたリグニンスルホン酸カルシウ
ム20部のかわりに、ラウリルトリメチルアンモニ
ウムクロライド1部を用いた以外は、実施例1と
同様にしてフエルト用接着剤を作成し、電荷量等
を測定し、その結果を表に示した。 表の結果によれば、リグニンスルホン酸ナトリ
ウムの配合量が1.0PHRの場合(実施例1)、リ
グニンスルホン酸カルシウムの配合量が20部
PHRおよび40PHRの場合には、比較例1および
2とくらべて、電荷量は著しく減少し、静電気に
対する効果が著しく優れ、かつフエルトの強度低
下は比較的小さく、実用上十分である。しかしリ
グニンスルホン酸カルシウムの配合割合が
0.5PHRの場合(比較例1)は、静電気に対する
効果がわずかであり、フエルト製造時の静電気に
起因する製品不良の減少に効果がない。一方リグ
ニンスルホン酸カルシウムの配合量が45PHRの
場合(比較例2)は、静電気に対して効果がある
が、フエルトの強度が低くなり、そのため樹脂の
配合量を増加しなければならず、フエルト製品の
コストアツプとなる。 以上より、リグニンスルホン酸塩の配合量が1
〜40PHRの場合には、従来品の比較例3と比べ
て、フエルトの強度をある程度維持しつつ、静電
気に対する効果を著しく向上せしめて、静電気に
起因する製品不良の減少を達成することができ
る。 [発明の効果] 本発明のフエルト用接着剤は、少なくともフエ
ノール類とアルデヒド類を反応して得られたフエ
ノール系樹脂と、該フエノール系樹脂100重量部
に対し、1〜40重量部のリグニン系物質とで構成
され、該フエノール系樹脂と該リグニン系物質は
均一に混合された微粉末状であることを特徴とす
る。かかるリグニン系物質は大気中の水分を吸収
し易いこと、静電気の排除に適した分子構造を持
つこと等のため本フエルト用接着剤は、静電
【表】
【表】
気の発生を減少せしめ、また発生した静電気を系
外へ逃し易い。従つてリグニン系物質1〜
40PHRを含む本フエルト用接着剤を用いてフエ
ルトを製造すると、フエルトの強度をあまり低下
させることなく、フエルト製造時における静電気
に起因するトラブルおよび製品不良が減少し、ま
た粉立ちが減少し、添加樹脂の歩留りアツプおよ
び作業環境の悪化をふせぐことができる。 また第4級アンモニウム等の帯電防止剤および
炭素粉末のような導電性物質に比べ、リグニンは
コストが安く製品中に配合してもコストアツプに
ならない。さらに第4級アンモニウム塩等の帯電
防止剤に比べ帯電防止の持続性がすぐれ、製品の
長期ストツクにおいても帯電防止効果が減少する
おそれが少ない。
外へ逃し易い。従つてリグニン系物質1〜
40PHRを含む本フエルト用接着剤を用いてフエ
ルトを製造すると、フエルトの強度をあまり低下
させることなく、フエルト製造時における静電気
に起因するトラブルおよび製品不良が減少し、ま
た粉立ちが減少し、添加樹脂の歩留りアツプおよ
び作業環境の悪化をふせぐことができる。 また第4級アンモニウム等の帯電防止剤および
炭素粉末のような導電性物質に比べ、リグニンは
コストが安く製品中に配合してもコストアツプに
ならない。さらに第4級アンモニウム塩等の帯電
防止剤に比べ帯電防止の持続性がすぐれ、製品の
長期ストツクにおいても帯電防止効果が減少する
おそれが少ない。
Claims (1)
- 1 少なくともフエノール類とアルデヒド類を反
応して得られたフエノール系樹脂と、該フエノー
ル系樹脂100重量部に対し、1〜40重量部のリグ
ニン系物質とで構成され、該フエノール系樹脂は
ノボラツク樹脂と硬化剤で構成され、該リグニン
系物質はリグニンスルホン酸塩であり、該フエノ
ール系樹脂と該リグニン系物質は均一に混合され
た微粉末状であることを特徴とするフエルト用接
着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59162315A JPS6151073A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | フエルト用接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59162315A JPS6151073A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | フエルト用接着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6151073A JPS6151073A (ja) | 1986-03-13 |
| JPH0216946B2 true JPH0216946B2 (ja) | 1990-04-18 |
Family
ID=15752184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59162315A Granted JPS6151073A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | フエルト用接着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6151073A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021125172A1 (ja) | 2019-12-20 | 2021-06-24 | 正通 亀井 | 耐洪水塀を備えた耐水害施設 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4869735B2 (ja) * | 2006-02-23 | 2012-02-08 | 福田 昌子 | 非常用物資備蓄装置 |
| BR102018077399A8 (pt) * | 2018-12-28 | 2021-06-15 | Suzano Papel E Celulose S A | resinas fenólicas do tipo resol, processo de síntese das referidas resinas e uso das mesmas |
| JP7090289B2 (ja) * | 2019-01-30 | 2022-06-24 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | リグニンスルホン酸とε-ポリリジンを成分とする接着剤 |
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