JPH0217039Y2 - - Google Patents

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JPH0217039Y2
JPH0217039Y2 JP1985138890U JP13889085U JPH0217039Y2 JP H0217039 Y2 JPH0217039 Y2 JP H0217039Y2 JP 1985138890 U JP1985138890 U JP 1985138890U JP 13889085 U JP13889085 U JP 13889085U JP H0217039 Y2 JPH0217039 Y2 JP H0217039Y2
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fabric
running
wheel
grain
roll
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、走行生地に対する左右布幅方向へ
の拡布と、その長手経糸に対する左右緯糸の布目
曲りの矯正とを行なう走行生地の布目矯正装置の
改良に関するものであり、この種装置類の製造技
術産業の分野において利用されるものである。
(従来の技術) 長尺状の生地を走行移送させることにより、こ
れに染色その他の諸処理を連続して施す場合は、
その生地が左右布幅方向に確実に拡布されるこ
と、及び、長手経糸に対して左右緯糸が直交する
ように適正に走行移送されることが高品質の製品
を得る上において特に重要である。
このような走行生地に対する拡布及びその緯糸
の弓状或は傾斜状の布目曲がりを矯正するものと
して、ピンホイールを用いた布目矯正装置が知ら
れている。この装置は、外周に多数のピンを植設
した左右一対のピンホイールを走行生地の左右耳
端部付近位置において夫々回転自在(遊転)に枢
着支持されると共に、上記両ピンホイールにおけ
る走行生地の走行移送側を夫々外側に向つて傾斜
状に配置して構成されている(例えば、実開昭58
−4700号公報)。従つて、走行生地の左右耳端部
を左右ピンホイールのピンに夫々掛止させておく
ことにより、該走行生地は傾斜状に配置した両ピ
ンホイールにガイドされて順次拡布作用を受ける
ことになる。また、このとき、例えば、両ピンホ
イールに掛止された走行生地の緯度に傾斜状の布
目曲がりが発生しているとすれば、該両ピンホイ
ールは夫々回転自在に枢着支持されていることか
ら、掛止された生地(緯度)を介して両ピンホイ
ールに回転速度差が生じるため、早送り側のピン
ホイールの回転を抑制して遅送り側のピンホイー
ルの回転を早めることになり、従つて、走行生地
の傾斜状緯糸は長手経糸に対して直交する方向へ
の布目矯正作用を受けることになるのである。
ところで、上記したような従来の布目矯正装置
は、第6図に示すように、大径に形成された単
数のピンホイールAを走行生地Bの左右両耳端部
位置に夫々配置して構成されているが、このよう
な大径ピンホイール型の布目矯正装置を用いると
きは、その構成に基づいて次のような弊害を生じ
ている。
例えば、大径のピンホイールは夫々回転自在に
枢着支持されているが、上述したような両ピンホ
イールの回転速度差による布目矯正作用を効率良
く、且つ、確実に得るためには、走行生地(緯
糸)のテンシヨン許容値及び軟性度の高いものに
限られるといつた問題がある。即ち、緯糸のテン
シヨン許容値及び生地の軟性度が低いものにあつ
ては、大径ピンホイールの上記回転が不充分とな
り、或は、全く回転しないこととなつて、所要の
布目矯正作用を期待することができないといつた
欠点がある。また、生地の拡布作用時にピンホイ
ールのピンと生地の耳端部との掛止が外れたり、
或は、該ピンによつてその耳端部を破損する等の
欠点がある。
また、走行生地Bにおける中心(パスライン
L)付近は、同図に示すように、弯曲(中進
み)状態となるから、上記した拡布作用が充分に
行なわれたとしても、同図に示すように、その
緯糸B1は中進み(弓状)の布目曲がりとなり、
従つて、適正な布目矯正を行なうことができない
といつた欠点がある。
更に、生地の両耳端部をピンホイールに掛止さ
せる場合においては、その掛止作業に手数を要す
るといつた問題があると共に、特に、トラブル時
において、掛止させた両耳端部をピンホイールか
ら離脱開放させて生地の破損を防止する等の対策
については何等考慮されていないものである。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、走行生地の左右布幅方向への拡布作
用を効率良く、且つ、確実に行なうこと、更に、
この拡布作用時における走行生地のパスライン付
近における弯曲を確実に防止して、緯糸の傾斜状
及び弓状の布目曲がりを確実に矯正することがで
きる布目矯正装置を提供することを目的とするも
のである。
また、ピンホイールに対する走行生地のセツト
とその離脱解放を簡単に、且つ、確実に行なうこ
とによつて、走行生地のセツト作業の省力化及び
トルブル時における生地の保護を図ることができ
る布目矯正装置を提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る走行生地の布目矯正装置は、上記
したような技術的問題点を解決すると共に、各小
径状ピンホイールに対する走行生地の掛止とその
離脱開放作用を容易に行ない、且つ走行生地の弯
曲防止を図るために、走行生地の左右両耳端部付
近位置に夫々配設したピンホイール取付用のホイ
ールアームと、該両ホイールアームの配設位置を
上記走行生地の左右方向へ移動調整するホイール
アームの位置調整機構と、該ホイールアームの設
置角度を上記走行生地の左右方向へ回動調整する
ホイールアームの傾斜角度調整機構と、上記両ホ
イールアームの夫々に、所要の間隔を保つて回転
自在に枢着支持させた所要複数個の小径状ピンホ
イールを備えた布目矯正部材とから構成された走
行生地の布目矯正装置において、所要の間隔を保
つて配置した複数個の小径状のピンホイールの間
に対して走行生地の押込用ピンホイールを進退可
能に配置すると共に、左右に対設した小径状のピ
ンホイールの間に走行生地の弯曲防止用のロール
を回転自在に枢着支持させて上記布目矯正部材を
構成し、且つ、上記弯曲防止用のロールを左右方
向へ伸縮調整自在に構成したことを特徴とするも
のである。
(作用) 本考案の構成によるときは、左右に対設したピ
ンホイールは夫々小径状に形成されているため、
該ピンホイール間に掛止された走行生地の緯糸に
布目曲がりが生じても、そのピンホイールが夫々
所要方向にスムーズに回転されるため、該走行生
地の布目矯正作用を確実に得ることができるもの
である。
また、左右に対設される所要複数個の小径状ピ
ンホイールを、走行生地の走行移送側に向つて
夫々外側へ傾斜して配置することにより、走行生
地は順次に、且つ、所要複数回の拡布作用を連続
して受けることになるものである。
また、走行生地の拡布作用時において、該生地
のパスライン付近の弯曲を防止することにより、
該パスライン付近の走行移送距離を左右両耳端部
分の走行移送距離と合致させることができるた
め、拡布した走行生地の布目矯正作用がより確実
に得られるものである。
また、走行生地の押込用ピンホイールの進退回
動操作によつて、ピンホイールに対する走行生地
の掛止とその離脱開放作用を簡単に、且つ、確実
に得ることができるものである。
(実施例) 次に、本考案を第1図乃至第5図に示す実施例
図に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、本考案に係る布目矯正装
置1を給布装置2の布送り出し側に連設して配置
した状態を示している。
上記給布装置2は、長尺状の生地3を一方から
他方へ給送する装置であつて、該生地3の給送用
駆動ロール4,4と、該駆動ロール4の前位置に
配設した生地3の予備的な拡布を行なうための拡
布用スクリユーロール5,5と、該駆動ロール4
の後位置に配設した駆動ロール4の調速用スイン
グロール6等から構成されている。なお、同図に
おいて、符号7は駆動ロール4の駆動用モータ、
同8は該ロール4とモータ7間に設けられた伝動
ギア機構、同9はスクリユーロール5の駆動用可
変速モータ、同10は該ロール5とモータ9間に
設けられた伝動ギア機構、同11はスイングロー
ル6の支持アーム、同12は上記支持アーム11
の回動軸、同13は上記支持アーム11の回動角
度の制御機構、同14は通常のガイドロールであ
る。従つて、この給布装置2においては、生地3
をスクリユーロール5,5間を通した後に駆動ロ
ール4,4間を通し、更に、スイングロール6及
びガイドロール14間を通すことにより、該生地
3は駆動ロール4,4による走行移送時におい
て、スクリユーロール5,5による左右布幅方向
への予備的な拡布作用を受けると共に、拡布され
た生地31は制御機構13によるスイングロール
6の調速作用を受けて、常に一定の給送態様で上
記布目矯正装置1側へ移送されるものである。
また、上記布目矯正装置1は、上記給布装置2
側から移送された走行生地32の左右両耳端部付
近位置に夫々配置される後述する小径状ピンホイ
ールの取付用ホイールアーム15,15と、これ
らの両ホイールアーム15,15の配設位置を走
行生地32の左右布幅方向へ移動調整するホイー
ルアームの位置調整機構16,16と、これらの
両ホイールアーム15,15の設定角度を走行生
地32の左右布幅方向へ回動調整するホイールア
ームの傾斜角度調整機構17と、これらの両ホイ
ールアーム15,15の夫々に、所要の間隔を保
つて回転自在(遊転)に枢着支持させた所要複数
個の小径状ピンホイール18…18を備えた布目
矯正部材19,19とから構成されている。
また、上記ホイールアーム15の位置調整機構
16,16は、左右方向に並設した二本のレール
バー20,20と、該両レールバー20,20間
に平行して枢着したスクリユーシヤフト21と、
上記レールバー20,20に対して嵌合させる嵌
合部221,221及び上記スクリユーシヤフト2
1に対して螺合させるナツト部222を備えた摺
動台22と、上記スクリユーシヤフト21を正逆
両回転させるサーボモータ23とから構成される
と共に、上記スクリユーシヤフト21は、第1図
に破線にて略示するように、その左右中間部にお
いて分断された状態で各別に枢着されている。従
つて、上記摺動台22,22はモータ23,23
によつて左右いずれかの方向へ摺動されるが、上
記スクリユーシヤフト21,21は夫々各別に設
けられているため、摺動台22,22の左右移動
操作は各別に行ない得るものである。また、上記
摺動台22,22の上面には摺動アーム24,2
4が固着されると共に、該摺動アームの基部(前
部)側には、前記したホイールアーム15,15
の回転受台25,25が左右方向へ回転可能に枢
着されている。更に、ホイールアーム15,15
の基部(前部)は上記回転受台25,25に固着
されており、従つて、該ホイールアームは、上記
回転受台25,25の回転中心の支点として、そ
の先端部(後部)側が生地32の左右布幅方向へ
回動することができるように設けられている。
また、上記ホイールアーム15の傾斜角度調整
機構17は、左右両ホイールアーム15,15の
先端部において、回転不可能に、且つ、左右方向
への若干の揺動が可能となるように枢支させたナ
ツト部材26,26と、これらのナツト部材2
6,26内に挿通螺装させたスクリユーシヤフト
27と、該スクリユーシヤフト27を正逆両回転
させるモータ28及び伝動ギア29等から構成さ
れている。また、上記スクリユーシヤフト27は
その中間部から逆向きのネジ溝が形成されてい
る。更に、該スクリユーシヤフト27の左右両軸
端部271,271は、前記左右両摺動アーム2
4,24の軸受部30,30に回転自在に軸支さ
れると共に、該両軸受部30,30は、スクリユ
ーシヤフトの軸端部271,271に対してその軸
方向(左右方向)へ摺動自在となるように嵌装さ
れており、従つて、上記両摺動アーム24,24
はスクリユーシヤフトの軸端部271,271を回
転自在に枢支した状態で左右方向へ夫々各別に摺
動することができるように設けられている。従つ
て、上記モータ28により上記スクリユーシヤフ
ト27を正回転させると、左右両ナツト部材2
6,26は該シヤフト27の外側方に向つて夫々
移動されて、左右両ホイールアーム15,15の
先端部側を夫々外側に向つて傾斜させるものであ
り、逆に、スクリユーシヤフト27を逆回転させ
た場合は、両ナツト部材26,26が内側に向つ
て夫々移動して、両ホイールアーム15,15を
元位置に復帰させることができるものである。
また、上記布目矯正部材19は、左右両ホイー
ルアーム15,15に回転自在として枢着支持さ
せた4個の小径状ピンホイール18,181,1
82,183,184と、生地の走行送出側の端部
位置となる後部に対設された左右の小径状ピンホ
イール184,184間において回転自在(遊転)
として枢着支持させた1個の走行生地の弯曲防止
用ロール31とから構成されている(なお、この
小径状ピンホイール18の配設数、並びに、弯曲
防止用ロール31の配設数及び配設位置は夫々任
意に設定することが可能である。)。上記小径状ピ
ンホイール18は、その回転容易性を維持する目
的で、軽量の素材により形成されることが好まし
い。また、複数個の小径状ピンホイール18をホ
イールアーム15に対して夫々枢着支持させても
よいが、実施例図に示すように、2個の小径状ピ
ンホイール181,183を所要の間隔を保つてホ
イールアーム15に夫々枢着支持させると共に、
他の2個の小径状ピンホイール182,184を走
行生地の押込用ピンホイールとして構成すること
が好ましい。即ち、該押込用ピンホイール182,
184を、ホイールアーム15に対して枢着した
回動支持アーム32,32に回転自在として夫々
枢着支持させると共に、該支持アームを回動操作
することにより、その押込用ピンホイール182,
184をホイールアーム15に対して枢着支持さ
せた小径状ピンホイール181,183間に対して
進退可能に配置すればよい。従つて、この場合
は、走行生地32の左右両耳端部を左右の各小径
状ピンホイール181〜184に夫々掛止させると
きに、該生地32を、第2図に鎖線にて示すよう
に、まず、ホイールアーム15に枢着支持した2
個の小径状ピンホイール181,183の上面に水
平状に張設し、次に、該生地32の上面側から他
の2個の小径状ピンホイール182,184を、上
記ホイールアーム15側の小径状ピンホイール1
81,183間に回動させると、該生地32は、同
図に実線にて示すように、両押込用ピンホイール
182,184により、ホイールアーム15側の小
径状ピンホイール181,183間に押し込まれた
状態にセツトされることになるのである。なお、
上記押込用ピンホイール182,184の支持アー
ム32,32は同時に回動操作されることが好ま
しい。この場合は、例えば、第3図に示すよう
に、両押込用ピンホイール182,184の回転軸
にスプロケツト33,33を固着すると共に、ホ
イールアーム15には駆動モータ34と該モータ
により回動されるウオームギア35及び駆動スプ
ロケツト36を枢着し、更に、上記各スプロケツ
ト33,36間に伝動チエン37を張架させて構
成すればよい。また、この場合において、上記駆
動モータ34は、生地のセツト(通布)に際して
手動的に、或は、走行生地の走行移送時における
異常事態を検知した検知・検出機構(図示なし)
からの検出信号38に基づいて、両押込用ピンホ
イール182,184を同図に鎖線にて示す退動位
置にまで自動的に回動させるように作動すること
が作業効率の向上や、生地とピンホイール18の
植設ピン18a…18aとの掛止離れ等のトラブ
ル解消を図る上で好ましいものである。
また、上記布目矯正部材19における走行生地
の弯曲防止用ロール31は、第4図及び第5図に
示すように、左右方向へ伸縮調整自在に構成され
ている。即ち、該ロール31は、左右のロール軸
39,39と、該両ロール軸39,39に摺動ボ
ールブツシユ40,40を介して嵌合させたパイ
プ軸41と、上記左右ロール軸39,39の突出
外端部に固着させた小径状ピンホイール18と略
同径の円型状基部42,42と、該左右の両基部
42,42の外周面部間に架設した多数本のバー
43…43とから構成されている。また、上記各
バー43…43は左右両基部42,42の外周面
部において、その周方向へ交互に、且つ、左右両
ロール39,39と平行して夫々取付けられると
共に、左右両基部42,42から対向して突出さ
れた各バー43…43の側面部には、第5図に示
すように、互いに嵌合される係合用突条44及び
条溝45が形成されており、更に、各バー43…
43の上記突出端部431…431は上記突条44
及び条溝45を介して夫々周方向へ一体的に嵌合
されている。また、上記左右両基部42,42の
外側部におけるロール軸39の軸心線上には、前
記した後部の小径状ピンホイール184,184の
内側の回転軸46,46がユニバーサルリング4
7,47を介して自在に枢着されると共に、この
回転軸46,46とロール軸39,39とは分離
して構成されている。従つて、上記左右の小径状
ピンホイール184,184が、前記したホイール
アームの傾斜角度調整機構17によつて、外側へ
向つて傾斜され、且つ、該両小径状ピンホイール
184,184間が左右方向へ拡開された場合は、
両ロール軸39,39が左右方向へ直線状に突出
されることに伴つて、各バー43…43も同じく
左右方向に突出されるから、弯曲防止用ロール3
1は上記した両小径状ピンホイール184,184
間の拡開時に左右方向へ伸長されると共に、該ピ
ンホイール184,184間の縮小時には逆に短縮
されることになつて、両ピンホイール184,1
84間には該ピンホイールと略同径状のロールが
回転自在として、常時、枢着支持されていること
になるものである。
なお、図中、符号48,48はホイールアーム
15,15の基(前)端部に設けた走行生地32
の耳端位置検出器、同49は布目矯正装置1の後
位置に設けられた通常のガイドロールである。
次に、前述した給布装置2側から移送された走
行生地32の拡布作用と、その布目矯正作用につ
いて説明する。
布目矯正装置1に対する生地32のセツトは、
まず、該生地32をホイールアーム15側の小径
状ピンホイール181,183の上面に通布し、次
に、該生地32を、第2図に実線にて示すように、
押込用の小径状ピンホイール182,184によつ
て上記ホイールアーム側の小径状ピンホイール1
81,183間に押し込むことにより行なわれる。
従つて、このセツト状態においては、上記生地3
2の左右両耳端部は、左右位置に対設した複数
(四)対の小径状ピンホイール181〜184によ
つて夫々各別に掛止されることになる。
次に、上記した状態で、ホイールアームの傾斜
角度調整機構17におけるモータ28により、そ
のスクリユーシヤフト27を回転させて該シヤフ
ト27に螺装したナツト部材26,26を左右方
向へ夫々移動させると、左右両ホイールアーム1
5,15の先端(後)部側が、第1図に示すよう
に、夫々外側に向つて回動される。従つて、この
左右両ホイールアーム15,15の回動傾斜角度
を任意に設定することにより、走行生地32に対
してその設定角度に対応した左右布幅方向への拡
布作用が得られるものである。
また、上記した左右両ホイールアーム15,1
5の傾斜角度の設定は、上記各小径状ピンホイー
ル181〜184を通過しようとする生地32に対
して、次のような布目矯正作用を行なうことにな
る。
即ち、各小径状ピンホイール181〜184は、
小径で回転自在に夫々枢着支持されているから、
給布装置2側から移送された生地32の緯糸に、
例えば、傾斜状の布目曲がりが発生していた場合
は、複数(四)対の各小径状ピンホイール181
〜184間で、対向する左右ピンホイールの回転
速度差による前述したような布目矯正作用が、順
次に且つ各別に、しかも、上記した拡布作用と共
に行なわれることになるのである。
ところで、上記生地32は後位置に設けたガイ
ドロール49を経て後方へ移送されるが、この後
方への走行移送は、例えば、生地の巻取ロール等
の引張力によるものであるから、布目矯正装置1
から送り出される生地33のパスラインL付近は
弯曲(中進み)し易い傾向にあり、従つて、上記
生地33の緯糸は再び中進み(弓状)の布目曲が
りが発生する傾向にある。しかしながら、後部の
左右両小径状ピンホイール184,184間には、
上記生地33の弯曲を防止するロール31が回転
自在に枢着されているため、該生地33のパスラ
インL部分は左右両小径状ピンホイール184,
184の回転速度と略等しい回転速度で走行移送
されることになる。従つて、この布目矯正装置1
から送り出される走行生地33には、所要の拡布
及び布目矯正が夫々確実に施されているのであ
る。
なお、上記弯曲防止用ロール31は左右軸方向
へ伸縮自在に構成されているため、ホイールアー
ム15の傾斜角度の調整作用及び摺動アーム24
の左右摺動作用を妨げることはない。また、上記
走行生地33の左右両耳端位置は左右の耳端検出
器48,48によつて常に検知・検出されている
ため、その耳端位置が左右方向へ変位したとき
は、その変位に基づく検出信号50,50によ
り、ホイールアームの位置調整機構16,16に
おけるサーボモータ23,23を夫々各別に、且
つ、所要方向へ回転させて、該機構の摺動アーム
24,24を左右方向へ摺動させることができ
る。従つて、このような耳端位置の変位に際し
て、各小径状ピンホイール181〜184を追従さ
せることにより、生地32の両耳端部と各ピンホ
イールにおける植設ピン18a…18aとの掛止状
態を確実に維持することができるものである。
上記実施例の構成においては、小径状ピンホイ
ールを所要複数対として対設したことによつて、
ピンホイールによる布目矯正作用を効率良く、且
つ、確実に行なうことができる。
また、上記布目矯正作用と共に生地の拡布作用
を確実に得ることができる。
また、生地の弯曲防止用ロールによつて布目矯
正装置から送り出される走行生地の布目曲がりの
発生を確実に防止することができる。
更に、押込用ピンホイールの回動操作によつ
て、生地の布目矯正装置に対するセツト作業と、
走行移送時におけるトラブルに際しての該装置か
らの解放作業を極めて簡単に、且つ、確実に行な
うことができる等の効果が認められるものであ
る。
(考案の効果) 本考案の構成によれば、各小径状ピンホイール
による布目矯正作用を効率良く、且つ、確実に得
ることができると共に、走行生地に対する拡布作
用を確実に得ることができるので、走行生地の布
目矯正装置としての所期の目的を完全に達成する
ことができる優れた効果を奏するものである。
また、走行生地に対するパスライン付近の弯曲
を防止することによつて、布目矯正装置から送り
出される生地に布目曲がりが再び発生するのを確
実に防止できるので、走行生地に対する理想的な
布目矯正と走行移送作用を得ることができるとい
つた優れた効果を奏するものである。
また、各小径状ピンホイールに対する生地のセ
ツト作業とその離脱開放作業を簡単に、且つ、確
実に行なうことができるので、該作業の省力化及
びトラブル対策が図れることになつて、極めて実
用的な効果を奏するものである。
更に、本考案装置は、ピンホイールを小径状に
形成したことによつて、該装置の全体形状を平型
に、しかも、小型化することが可能であるため、
各種繊維機械における生地の走行移送ラインに組
入れることが容易となり、従つて、実用実施化が
容易であると共に、該装置の取扱い及び操作性を
向上することができる等の優れた実用的効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示すもの
であり、第1図及び第2図は走行生地の布目矯正
装置を給布装置の側方に連設して配置した状態を
示す一部切欠平面図及び一部切欠側面図、第3図
は布目矯正装置の要部拡大側面図、第4図は弯曲
防止用ロールの一部切欠拡大平面図、第5図は第
4図−線における端面図である。第6図の
及びは、いずれも従来のピンホイールに基づく
布目矯正作用の説明図である。 1……布目矯正装置、3,31〜33……走行生
地、15……ホイールアーム、16……ホイール
アームの位置調整機構、17……ホイールアーム
の傾斜角度調整機構、18,181〜184……小
径状ピンホイール、19……布目矯正部材、31
……弯曲防止用ロール、32……回動支持アー
ム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 走行生地の左右両耳端部付近位置に夫々配設
    したピンホイール取付用のホイールアームと、
    該両ホイールアームの配設位置を上記走行生地
    の左右方向へ移動調整するホイールアームの位
    置調整機構と、該ホイールアームの設置角度を
    上記走行生地の左右方向へ回動調整するホイー
    ルアームの傾斜角度調整機構と、上記両ホイー
    ルアームの夫々に、所要の間隔を保つて回転自
    在に枢着支持させた所要複数個の小径状ピンホ
    イールを備えた布目矯正部材とから構成された
    走行生地の布目矯正装置において、所要の間隔
    を保つて配置した複数個の小径状のピンホイー
    ルの間に対して走行生地の押込用ピンホイール
    を進退可能に配置すると共に、左右に対設した
    小径状のピンホイールの間に走行生地の弯曲防
    止用のロールを回転自在に枢着支持させて上記
    布目矯正部材を構成し、且つ、上記弯曲防止用
    のロールを左右方向へ伸縮調整自在に構成した
    ことを特徴とする走行生地の布目矯正装置。 (2) 走行生地の押込用ピンホイールが、ホイール
    アームに対して枢着した回動支持アームに回転
    自在に枢着支持されていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の走行生地
    の布目矯正装置。
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JPS584700U (ja) * 1981-06-23 1983-01-12 株式会社土谷製作所 布目矯正装置

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