JPH02170827A - ゼラチンの粉砕方法、塗料、合成樹脂溶液、皮膜並びにフィルム及び加工布 - Google Patents

ゼラチンの粉砕方法、塗料、合成樹脂溶液、皮膜並びにフィルム及び加工布

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JPH02170827A
JPH02170827A JP63323491A JP32349188A JPH02170827A JP H02170827 A JPH02170827 A JP H02170827A JP 63323491 A JP63323491 A JP 63323491A JP 32349188 A JP32349188 A JP 32349188A JP H02170827 A JPH02170827 A JP H02170827A
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gelatin
dimethylformamide
film
fine
organic solvent
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Sadao Nishibori
貞夫 西堀
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AIN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は親水性で、しかも水に可溶の性質を有するゼ
ラチンの特性を損うことなく、ゼラチンを微粉末状に粉
砕するゼラチンの粉砕方法と、粉砕されたゼラチン微粉
末を粉砕媒体である溶剤と共に含む合成樹脂塗料、合成
樹脂溶液及びこれらの塗料、合成樹脂m?!iで形成さ
れる塗膜、皮膜、並びにフィルム及び加工布の提供に関
する。
[従来の技術] 通気性のある合成皮革は一般的には基布の面にポリウレ
タン樹脂の親水性有機溶剤溶液を塗布した後、これを水
中に浸漬して溶剤を除去すると共にポリウレタンを凝固
させてポリウレタンの微多孔層を該基布の面に形成する
ことによって作り出すことが実用的な一方法として現に
用いられている。
しかしながら、か\る方法で形成される基布面のポリウ
レタン微多孔層ではこの微多孔層を構成する孔の孔径を
均一とすることが難しく、しかも微多孔層を構成する孔
の分布密度を均一とすることが難しく、形成される合成
皮革に均一の透湿性と通気性の特性をもたらすことが難
しかった。
かjる点から親水性で、しかも水に可溶の性質を有する
ゼラチンの微粉末を、基布面に形成される合成樹脂皮膜
中に含めたり、基布面に添着されるラミネートフィルム
中に含めておき、この皮膜あるいはフィルム中に含まれ
ているゼラチン微粉末を熱水で溶解除去することによっ
て均一の孔径からなる多数の孔を均一に有する皮膜ある
いはラミネートフィルム等を基布面に形成することが試
みられている。
かSる方法で作り出される通気性のある合成皮革では、
基布面に形成される合成樹脂皮膜ないしは基布面に添着
されるラミネートフィルム等に含まれるゼラチン粉の粒
径を微細とし、しかもその粒径を揃えれば揃える程、こ
れらの皮膜あるいは添着ラミネートフィルム等の面に形
成される孔が均−且つ微細となり、より天然の皮革に近
い透湿性と通気性とが基布面にもたらされる特長を有し
ている。
そこで、か\る特性を有する皮膜ないしラミネートフィ
ルム等を基布面に形成するために、ゼラチンを微粉状に
粉砕する種々の方法が試みられた。
その一つは、ゼラチンをボール媒体ミル等で粉砕する方
法である。この粉砕方法では、粉砕中のゼラチンが粉砕
機内のエアーの有する水分によって経時的に浸潤され、
又粉砕中に生ずる摩擦熱と共にこの粉砕中のゼラチンを
ゾル状の粘い粒の状態とし、更に粉砕を続行することに
伴ってゼラチン粉相互が互に粘着し合って粘り凝集塊状
となり、微粉末状のゼラチン粉を得ることができなかっ
た。
か−る点からゼラチンを完全に除湿した7囲気中で粉砕
することによってゼラチンの膨潤を避け、ゼラチンの微
粉末化をなすことが試みられた。この粉砕方法では、ゼ
ラチンを一定の範囲にまで微粉末状に粉砕することがで
きる特長を有しているもの\、粉砕されたゼラチン微粉
末の水可溶の性質が阻害され易く、しかも成形コストが
荊高となり、実用的ではなかった。又、この方法でゼラ
チンを粉砕した場合、粉砕ゼラチンの微粉末を合成樹脂
溶液中に均−且つ満遍なく混入することができず、混合
対象である合成樹脂溶液中にゼラチン粉末相互が凝集塊
状のま\混合される不都合があった。
かぎる点からゼラチンを有機溶剤中で粉砕し、この粉砕
媒体である有!S溶剤と共に塗料ないしは樹脂溶液等に
配合して塗膜、皮膜ないしはフィルム等を形成すること
が試みられた。
特願昭1i3−123021号では、かSる有機溶剤を
粉砕媒体としてゼラチンを粉砕する典型的な一方法が開
示されており、特願昭83−257321号では、か\
る有機溶剤を粉砕媒体としてゼラチンを粉砕する更に改
良された粉砕方法を開示している。
[発明が解決しようとする課題] かSる特願昭63−123021号で開示されたゼラチ
ンの粉砕方法では、粉砕されたゼラチン粉が粉砕媒体で
ある有機溶剤中に懸濁状態とされていることから、この
粉砕媒体である有機溶剤を用いて塗料あるいは合成樹脂
を溶液状とし、又は希釈溶液状とした場合、これらの合
成樹脂溶液あるいは希釈溶液中にゼラチン粉が均−且つ
満遍なく混入される特長を有している。又、このゼラチ
ンの粉砕方法では、粉砕されるゼラチンが有機溶剤中に
取り入れられた状態で粉砕されていることから、粉砕中
のゼラチンが直接外気と触れることが少なく、吸湿に伴
うゾル状化が相当程度抑制される利点を有している。そ
して、この粉砕の方法では、粉砕中のゼラチン粉相互が
有機溶剤によって互に分離された状態で粉砕されること
からゼラチン粉相互が粘着し合う不都合が相当程度避け
ることができた。
しかしながら、この特願昭63−123021号で開示
されているゼラチンの粉砕方法では、粉砕の続行に伴っ
て粉砕中のゼラチンが粘ってゾル状となり、更にゼラチ
ン粉相互が粘着し合って凝集塊状となる不都合があった
。かぎる不都合は、粉砕中のゼラチン粉が粉砕攪拌にと
もなって粉砕機内のエアーと接触し、この粉砕機内のエ
アーに含まれている水分を取り込むことによって生ずる
と共にジメチルフォルムアミドのように有g3溶剤自体
が粉砕機内エアーに含まれている水分を取り込み、この
有機溶剤中で粉砕されているゼラチン粉を膨潤させるこ
とによって生ずるものと考えられる。
かSる点から特願昭1i3−257321号で開示され
たゼラチンの粉砕方法では、有機溶剤を湿式媒体とする
ゼラチンの粉砕を水分が遮断された雰囲気でなすこと\
し、粉砕の続行中に粉砕対象ゼラチンが粉砕機内の湿気
を吸ってゾル状態とならないようにしている。かよる方
法でゼラチンを粉砕した場合、ゼラチンは粉砕の過程で
水分を吸って膨潤することがなく均一に、しかも微粉末
状に粉砕することができた。
しかしながら、この特願昭113−257321号で開
示されたゼラチンの粉砕方法では、粉砕媒体である有機
溶剤のいずれもが同一の粉砕結果を生ずるものでなく、
一部の有機溶剤を用いた場合には必ずしも満足し得るゼ
ラチンの粉砕をなすことができなかった。
特に、親水性を損わない範囲の水分を含有している状態
のゼラチンを、ドルオールやメチルエチルケトンを粉砕
媒体とする湿式粉砕で粉砕したところ粉砕粒径が一定値
でと×まり、それ以上靭かくならず、目的とする微粉末
状のゼラチン粉を得るまでにいたらなかった。又、含有
水分を0.1重量%とじたゼラチンをドルオール又はメ
チルエチルケトン中で粉砕したところ、その粒径が20
ミクロン(以下μmとして表わす。)よりも微細なゼラ
チン粉に粉砕することが容易にできる反面、粉砕ゼラチ
ンの親水性の特性がそこなわれる不都合があった。この
ため、この粉砕ゼラチンを混配合して形成された皮膜あ
るいはフィルム等から、この皮膜あるいはフィルム中に
含めたゼラチンを熱水で溶解、除去することができない
不都合を生じた。
本発明ではゼラチンの粉砕媒体をジメチルフォルムアミ
ドとすることによってゼラチンを30μmよりも微細に
、典型的には20μm未満、更に理想的にはlOμm前
後の微粉末状に粉砕すると共に、この粉砕の過程におい
てゼラチンの有する親水性並びに水に可溶の特性が損な
われないようにし、更に得られた粉砕ゼラチン粉を、そ
の粉砕媒体であるジメチルフォルムアミド又はジメチル
フォルムアミドを混配合された有機溶剤と共に塗料、合
成樹脂溶液中に含ませ、均一の粒径からなるゼラチンを
含有する塗膜、皮膜ないしはフィルム及び加工布を形成
し、更に透湿性、通気性の良好な皮膜、フィルムないし
は加工布の提供をなすものである。
[課題を解決するための手段] 本発明にか\るゼラチンの粉砕方法、塗料、合成樹脂溶
液、皮膜並びにフィルム及び加工布は叙上の目的を達成
するものとして、請求項1の発明は、ゼラチンの粉砕方
法に関し、粉砕対象ゼラチンを略親水性で、しかも水に
可溶の性質を有するゼラチンとし、このゼラチンを乾燥
した後に、ジメチルフォルムアミド又はジメチルフォル
ムアミドの混配合されている有機溶剤を用いて湿式粉砕
の方法で該ゼラチンの粉砕をするものであり、該粉砕を
粉砕機内の水分が略取り除かれた7囲気でなすものであ
る。請求項2の発明は、この請求項1の発明におけるゼ
ラチンの粉砕方法に関し、ゼラチンの粉砕を、窒素ガス
、炭酸ガス又はこれらと同種の不活性ガスを用いて水分
と酸素とが略遮断された雰囲気でなすものである。請求
項3の発明は合成樹脂製の塗料に関し、この塗料がジメ
チルフォルムアミド又はジメチルフォルムアミドの混配
合されている有機溶剤を粉砕媒体として粉砕されたゼラ
チン微粉末と、この粉砕媒体であるジメチルフォルムア
ミド又はジメチルフォルムアミドの混配合されている有
機溶剤とを含むものである。請求項4の発明は、フィル
ムの成形、コーティング、基布への含浸その他の用途に
用いられる合成樹脂溶液に関し、この樹脂溶液が、ジメ
チルフォルムアミド又はジメチルフォルムアミドを混配
合されている有機溶剤を粉砕媒体とする湿式粉砕で粉砕
されたゼラチン微粉末と、この粉砕媒体であるジメチル
フォルムアミド又はジメチルフォルムアミドを混配合さ
れている有機溶剤とを含むものである。請求項5の発明
は、合成樹脂製の塗装皮膜又はコーティング皮膜に関し
、この皮膜がジメチルフォルムアミド又はジメチルフォ
ルムアミドを混配合された有機溶剤を粉砕媒体とする湿
式粉砕で粉砕されたゼラチン微粉末と、この粉砕媒体で
あるジメチルフォルムアミド又はジメチルフォルムアミ
ドを混配合された有機溶剤とを含む合成樹脂溶液で形成
したものである。請求項6の発明は、請求項5の発明に
おける皮膜の他の態様に関し、皮膜中に含まれているゼ
ラチン微粉末を熱水で溶解、除去したものである。請求
項7の発明は、請求項5の発明における皮膜の更に他の
態様に関し、皮膜の表面を薄く取り除き、皮膜中に含ま
れているゼラチン微粉末の一部が表面に現れるようにし
た状態で、このゼラチン微粉末を熱水を用いて溶解、除
去したものである。請求項8の発明は、合成樹脂製のフ
ィルム又はラミネートフィルムに関し、このフィルムを
ジメチルフォルムアミド又はジメチルフォルムアミドの
混配合されている有機溶剤を粉砕媒体とする湿式粉砕で
粉砕されたゼラチン微粉末と、このゼラチンの粉砕媒体
であるジメチルフォルムアミド又はジメチルフォルムア
ミドの混配合されている有機溶剤とを含んでいる合成樹
脂溶液で形成し、このフィルムに含まれているゼラチン
微粉末を熱水で溶解、除去することによって多孔性のフ
ィルムとしたものである。請求項9の発明は請求項8の
発明におけるフィルムの他の態様に関し、フィルムの両
面又は片面の表面を薄く取り除き、このフィルム中に含
まれているゼラチン微粉末の少なくとも一部が表面に現
われた状態として、フィルムを熱水中で処理することに
よって、このフィルム中に含まれているゼラチンを溶か
し出し多孔性のフィルムとしたものである。請求項1O
の発明は、合成樹脂溶液の含浸された編布、織布、不織
布等の基材であって、この基材に含浸される樹脂が、ジ
メチルフォルムアミド又はジメチルフォルムアミドの混
配合された有機溶剤を粉砕媒体とする湿式粉砕で粉砕さ
れたゼラチン微粉末と、この粉砕媒体であるジメチルフ
ォルムアミド又はジメチルフォルムアミドの混配合され
た有機溶剤とを含む合成樹脂溶液からなっており、しか
も基材の面に含浸された樹脂中に含まれているゼラチン
の微粉末を熱水で除去し、多孔性の合成皮革状の加工布
としたものである。請求項11の発明は、多孔性の表皮
層を有する加工布であって、編布、織布、不織布等の基
材の両面又は片面に、ポリウレタン樹脂の親水性有機溶
剤溶液を塗布した後、これを水中に浸漬して溶剤を除去
し、ポリウレタンを凝固させてポリウレタン樹脂の微多
孔層を形成し、次いでその表面に、ジメチルフォルムア
ミド又はジメチルフォルムアミドの混配合された有機溶
剤を粉砕媒体とする湿式粉砕の方法で粉砕されたゼラチ
ン微粉末を含むポリウレタン樹脂層を形成し、更に、こ
のポリウレタン樹脂層に含まれているゼラチ徹粉末を熱
水を用いて溶解、除去することによって多孔性の表皮層
を有する加工布としたものである。
[作用] 本発明にかぎるゼラチンの粉砕方法、塗料、合成樹脂溶
液、皮膜並びにフィルム及び加工布は叙上の構成からな
り、特に、ジメチルフォルムアミド又はジメチルフォル
ムアミドの混配合された有機溶剤を用いてゼラチンの粉
砕をなし、この粉砕ゼラチンを粉砕媒体であるジメチル
フォルムアミド又はジメチルフォルムアミドの混配合さ
れた有機溶剤と共に塗料、合成樹脂溶液に含ませ、この
塗料、合成樹脂溶液を用いて皮膜、フィルム、加工布の
形成をなしている。
かSるゼラチンもジメチルフォルムアミドも共に親水性
であることから、ゼラチンの粉砕の過程においてゼラチ
ン中の水分がジメチルフォルムアミド中に逐次8行され
、ジメチルフォルムアミドによってゼラチンが膨潤され
、この状態で粉砕がなされる結果、ゼラチンが微粉状に
、しかも互に溶着し合うことなく粉砕されるものと推測
される。
更に、ジメチルフォルムアミド又はジメチルフォルムア
ミドの混配合された有機溶剤中にゼラチンが懸濁状に、
しかも微粉末状に含まれていることから、このジメチル
フォルムアミド又はジメチルフォルムアミドの混配合さ
れた有機溶剤を用いて塗料、合成樹脂溶液を作った場合
、この塗料、合成樹脂溶液中に均一に、しかも満遍なく
ゼラチン微粉末が含まれる。
又、このようにゼラチン微粉末を含む塗料、合成樹脂溶
液で形成される塗膜、皮膜、フィルム、加工布の含浸層
に均一に、しかも満遍なくゼラチン粉が含まれることS
なり、このゼラチン粉を熱水を用いて溶出した場合、微
細で均一の孔径からなる孔が塗膜等に満遍なくもたらさ
れ、良好な通気性と透湿性とを生ずる。
更に、ゼラチン粉を含んでいる塗膜等を熱水中に漬は込
んだ場合、ゼラチンは水に溶は出し易いゾル状となり、
このゼラチンに含まれている親水性のジメチルフォルム
アミドと共に膨みながら塗膜等から熱水中に溶は出すも
のと推測される。
[実施例] 本発明の具体的な実施例を以下説明する。
この実施例の説明は、本発明が理解され易いようにゼラ
チンを粉砕する方法と、この方法で粉砕されたゼラチン
の適用例とに区分して説明する。従って、この説明の前
段ではゼラチンの粉砕方法のみが、より詳細に述べられ
、この説明の後段ではゼラチン微粉末を含む合成樹脂塗
料、合成樹脂溶剤溶液、及び皮膜、フィルム、加工布等
が明らかにされる。
ゼラチンの粉砕方法 本発明にかSるゼラチンの粉砕の方法を説明する。この
ゼラチンの粉砕方法は、先ず粉砕対象ゼラチンが親水性
で水に可溶の性買を有するゼラチンを用いる。そして、
この粉砕対象ゼラチンの含有水分を12重量%未満、で
きうれば10重量%未満となるように乾燥しておく。
このように用意された粉砕対象ゼラチンをジメチルフォ
ルムアミド又はジメチルフォルムアミドの混配合された
有機溶剤を粉砕媒体とする湿式粉砕の方法で粉砕する。
そして、この湿式粉砕によるゼラチンの粉砕を、粉砕装
置内の水分が略取り除かれた雰囲気で行なう。
この湿式粉砕によるゼラチンの粉砕は粉砕対象であるゼ
ラチンの粒径が30ミクロン未満、理想的には20ミク
ロン未満、特に11ミクロン未満となるまで行なう。
又、有効なゼラチンの粉砕方法として、粉砕装置内に窒
素ガス、炭酸ガス等の不活性なガスを封入することによ
って、酸素を略遮断した雰囲気でゼラチンを粉砕するこ
とが行なわれる。この方法では、粉砕中に気化した有機
溶剤のガスによる爆発が防止さCる。
添付の図面は一般に湿式媒体ボールミルと称される粉砕
装置を示しており、本発明にか\るゼラチンの粉砕方法
は、この図面の粉砕装置を参考にすることによって、よ
り良く説明される。
この湿式媒体ボールミルの粉砕装置は粉砕タンク1の周
面にジャケット2が該タンク1の周面を覆うように設け
られており、このジャケット2に冷却水を矢印yから送
り込み、yoから排出してタンク1の冷却をなすように
している。そして、該タンク1はM3によって完全に気
密状態とされていると共に、このタンク1にガスの供給
管4と排出管5とが接続されており、ガスの供給管4に
はガスボンベ6が接続されている。又、ガスの排出管5
は水封ボット7の水中に管端5aを埋没してあり、タン
ク1内の室圧に所定、の水中圧をもたらす構成とされて
いる。又、タンク1の内外に亘フて設けられた回転シャ
フト8には、りンク1内ぐ装填されたボール9.9・・
・を攪拌する攪拌アーム1O110・・・が設けられて
いる。
このように構成された粉砕装置のタンク1に湿式粉砕の
粉砕媒体であるジメチルフォルムアミド又はジメチルフ
ォルムアミドの混配合した有m溶剤を没入し、次いでパ
ウダー状の主として親水性で水に可溶のゼラチンを没入
する。この投入ゼラチンはゼラチンの親水性と水可溶性
とをそこなわない程度に乾燥されていることが望ましく
、その含有水分が少ない程粉砕時に粉砕ゼラチンがゾル
状とならない特性を有しており、実施上その含有水分が
12重量%未満のものを使用する必要がある。
特に、このゼラチンの含有水分が低い程、ゼラチンは粉
砕中にゾル状とならず、微粉状に粉砕するのに適してい
るが、含有水分を極端に低くした場合ゼラチンの親水性
、水可溶性が無くなる。このように親水性、水可溶性の
無いゼラチンは成形したフィルム等から熱水で溶出する
ことができなくなり、多孔性のフィルム等の形成に使用
できない。従って、このゼラチンの有する親水性、水可
溶性の性質を損わない範囲でゼラチンの乾燥をなす。
又、このゼラチンの含有水分が多すぎた場合には、ゼラ
チンは粉砕中にゾル状となって相互に溶着し合い、微粉
状に粉砕することができない。
又、こシで用意されるゼラチンは、そのゼリー強度が低
いほど良く、137 Bloom(g)未満、(シング
ル法で測定した数値)特に70Bloom(g)未満の
ゼリー強度のゼラチンが粉砕に適している。
この粉砕対象であるゼラチンのゼリー強度が高いほど、
粉砕中に粘着状の凝集物を作り易くなるので、なるべく
ゼリー強度の低いゼラチンを用いるのが良い、そして、
このゼリー強度は、ゼラチンに含まれている含有水分と
強い関わりを有しており、ゼラチンの含有水分が多く、
ゼリー強度が高い程、粉砕中のゼラチンが粘着状の凝集
物を作る傾向を示している。
次いで粉砕媒体として用いられる有機溶剤はジメチルフ
ォルムアミドが理想的であり、これ以外ではジメチルフ
ォルムアミドとメチルエチルケトンとを混合した溶剤等
が用いられる。
この粉砕媒体として用いられる有機溶剤は、粉砕対象で
あるゼラチンが溶けず、しかも粉砕対象ゼラチンに馴染
み易い親水性宥機溶剤であるジメチルフォルムアミドが
最適であり、ドルオール、メチルエチルケトン等は不向
きであった。このドルオール車体、メチルエチルケトン
単体を粉砕媒体としてゼラチンを粉砕した場合、ゼラチ
ンの含有水分を略零に近くした場合以外粉砕ゼラチンの
粒径を30ミクロン未満とすることが難しい。又、この
ように粉砕対象であるゼラチンの含有水分を低くした場
合、ゼラチンの有する親水性、水可溶性の特性がなくな
るので、仮にゼラチンを30ミクロン未満の粒径にまで
粉砕できても、これを用いて成形したフィルム等から、
このフィルム等に含まれているゼラチンを熱水で溶かし
出すことができない。
このようにジメチルフォルムアミドがゼラチンの粉砕に
最適である理由は必ずしも明確ではないが、ジメチルフ
ォルムアミドとゼラチンとが共に親水性であることに大
きく依存しているものと想像される。
即ち、ジメチルフォルムアミド中に投入されたゼラチン
は、ジメチルフォルムアミド膨潤されて、このゼラチン
中の水分が徐々にジメチルフォルムアミド中に移行され
た状態で粉砕されているものと想像される。
この結果、ジメチルフォルムアミド中でゼラチンを粉砕
しても、粉砕ゼラチンのゾル化が生じ難く、ゼラチン粉
相互が溶着し合うこともなくなるものと判断される。
又、この親水性の有機溶剤であるジメチルフォルムアミ
ドがゼラチン中に含まれるとの仮定は、この粉砕された
ゼラチン粉を用いたフィルム等から、このフィルム等に
含まれているゼラチン粉が確実に溶出される点からも裏
づけられる。
即ち、ジメチルフォルムアミド中で粉砕されたゼラチン
粉を用いて成形したフィルム等を熱水で洗った場合、こ
のフィルム等に含まれているゼラチン粉は容易に熱水中
に溶は出し、フィルム等に細かい孔を作り出すことがで
きる。
か\るフィルム等に含まれているゼラチン粉は、このフ
ィルム等が熱水中に漬は込まれることで加熱されてゾル
状態とされ、この状態で、このゼラチン粉の含んでいた
親水性のジメチルフォルムアミドと共に熱水中に溶出さ
れるために生ずるものと判断される。
これに対し、非親水性の有機溶剤、例えばドルオール、
メチルエチルケトン等を粉砕媒体としてゼラチンの粉砕
をした場合、ゼラチンが微粉状とならず、粒径を30ミ
クロン未満に揃えることが難しい。又、粉砕したゼラチ
ンを用いて成形したフィルム等から、このフィルム等に
含まれているゼラチン粉を熱水で溶出することが難しい
。この非親水性の有機溶剤を用いたゼラチンの粉砕では
、ゼラチンの含有水分を略零に近い状態としたときにの
み粉砕が可能であり、これ以外のいずれも粉砕できなか
フた。
このような非親水性の有機溶剤を用いたゼラチンの粉砕
では、ゼラチン粉中の含有水分がそのま1残された状態
で粉砕されているものと想像される。このためゼラチン
は、粉砕の途中でジメチルフォルムアミドで見られたよ
りなIl!潤化具化現象ずることがなく、微粉状に粉砕
できないものと判断される。
又、この非親水性の有機溶剤を用いて粉砕したゼラチン
を用いて成形したフィルム等では、このフィルム等を熱
水中に浸漬してもフィルム等の内部にあるゼラチン粉が
溶出し難い。このようにフィルム等の内部に含まれてい
るゼラチン粉が熱水中に溶は出さない主たる理由は、粉
砕媒体がジメチルフォルムアミドと異なって非親水性で
ある点に存するものと想像される。
以上の点から本発明のゼラチンの粉砕に用いられる有機
溶剤はジメチルフォルムアミド又はこのジメチルフォル
ムアミドの混配合された有機溶剤に限定される。
次いで粉砕対象とされるゼラチンは一種の誘導蛋白質で
、その典型例は蛋白80重量%以上、水分16重量%未
満、灰分201i量%未満、その他脂貿、カルシウム、
多糖類で形成されており、有機溶剤に不溶の特性を有し
ているものが用いられる。そして、本発明では特に親水
性で水に可溶のゼラチンが用いられる。
尚、この粉砕対象とされるゼラチンは、その平衡含水率
が高く、他の親水性ポリマーに比較して湿度変化に敏感
であることから使用に際しては12重量%未満の含水率
、理想的には10重量%未満の含水率となるまで乾燥し
て用いる。このような乾燥処理を要することから、この
粉砕対象とされるゼラチンは、その乾燥処理又は乾燥条
件下にある予備粉砕において一部が疎水性となることも
あり、この−部が疎水性となったゼラチンであっても使
用には特に支障が認められない。
尚、この粉砕対象ゼラチンのゼリー強度は低いほど良く
、ゼリー強度が13781oom (g)以上の場合に
は粉砕中にゼラチン粉が粘り出して、互に溶着し合うこ
とがあり、理想的には70 BlooIIl(g)未満
のゼリー強度のゼラチンを用いるのが良い。
又、粉砕対象とされるゼラチンは予備的に粉砕して粒径
を揃えた方が良く、この予備粉砕によって粒径が揃えら
れたゼラチンを用いて粉砕をしたところ、粉砕ゼラチン
の粒径がより細かい範囲に集中し、粒径のばらつきが少
なく、シかも粉砕時間を短縮することができた。
このゼラチンの予備粉砕は市販されている親水性のゼラ
チンパウダーをハンマーミル等の乾式粉砕機を用いて、
ゼラチンの有する親水性と水可溶性の特性が阻害されな
い範囲で微粉状に粉砕し、適宜の篩、例えば網目250
ミクロンの篩目を通過したゼラチンとして用意する。
かよる粉砕対象ゼラチンを粉砕装置のタンク1内に前記
ジメチルフォルムアミド又はこのジメチルフォルムアミ
ドの混配合された有機溶剤と共に没入して粉砕をする。
このゼラチンと有機溶剤との配合比率は、重量比でゼラ
チン1:有機溶剤2の割合が理想的であるが1:1の配
合比率であフても良く、ゼラチンの配合量が増す程粉砕
時間が多く必要である。
こSでゼラチンの粉砕に用いられる湿式粉砕装置は湿式
媒体ボールミルであって、その具体的な仕様は、目的と
するゼラチンの粉砕量によフて自ずと定まる。例えば、
粉砕タンク1の容量5.41とした場合、3eon径の
セラミックボール9を2.41、回転シャフト8に設け
られる攪拌アームlOを上下方向に5段に設け、このア
ームlOとタンク1の内壁面との間のクリアランスXを
12)とし、回転シャフト8の駆動を200回転回転上
なるようにして構成される。
尚、本発明で“粉砕“とは、切断、衝撃粉砕、磨砕のい
ずれをも含むものとして用いている。そして、一般のボ
ールミルでは、主として衝撃粉砕と磨砕とによる粉砕が
、又図面で示された湿式媒体ボールミルでは、主として
磨砕による粉砕がなされる。本発明に用いられる装置は
、このような粉砕ができるものであれば良く、ボールミ
ルや湿式媒体ボールミルに何等特定されるものでない。
尚、こ\で用いられるボール9はジルコニア系、アルミ
ナ系等のセラミックスのボールが理想的である。ステン
レス製のボールを用いた場合、粉砕中のゼラチン粉が粘
り出し、互に溶着し合うことが認められた。このことは
、ボールに触れたゼラチン粉がステンレス製のボール自
体が保持している摩擦熱でゾル状になるためと思われる
。従って、本発明のゼラチンの粉砕では金属製のボール
は使用されていない。
ゼラチンの粉砕に先立って粉砕装置のタンク1内にある
エアーを抜き、このタンク1内の空間Gに脱水したガス
を封入する。
このタンク1内の空間Gに脱水したガスを封入する理由
は、粉砕媒体であるジメチルフォルムアミドとゼラチン
とが共に親水性であることに起因している。即ち、この
空間Gにある水分は直接ゼラチンに吸収されるか、もし
くはジメチルフォルムアミドに吸収されてゼラチンのゾ
ル化を惹き起し、ゼラチンの粉砕を困難にする。そこで
、この空間Gには脱水したガスを封入して水分を遮断し
た雰囲気を作る必要がある。このタンク1内の空間Gに
封入されるガスは脱水されてloppm前後の水分含有
とされた窒素ガスの他に炭酸ガス又は含有水分がSOp
pm前後まで脱水されたドライエアー等が用いられる。
このタンクi内に封入されるガスに許容される含有水分
の量は、このタンク1内に投入されるゼラチンの有する
含水量と、粉砕媒体である有機溶剤の有する水分の量と
粉砕されるゼラチンのゼリー強度との相対的な関係にお
かれている。そして一般に用いられる有機溶剤の含有水
分は少なく、例えば含有水分が0.01重量%のジメチ
ルフォルムアミドを用いた場合、この有機溶剤中の水分
は殆ど問題とする必要がなく、前記ガスに許容される含
有水分の量は粉砕されるゼラチンの含有水分とゼリー強
度との間でのみ決定される。そして、ゼラチンの含有水
分が低い場合には、それに相応した範囲でガス中に含ま
れる水分が多くても粉砕に悪影響がもたらされることが
ない。
ところで、このタンク1内に封入されるガスに許容され
る含水量は粉砕装置のタンク1内め一温度によっても影
響を受ける。
一般に、タンクを内の温度が上昇すればするほど粉砕ゼ
ラチンのゾル化が進むこと\なる。そのためにタンク1
内の温度が60℃以内になるようにジャケット2に25
℃前後の冷却水を供給し、粉砕に伴って生ずるタンク1
内の温度の上昇を阻止する方法を採るのが良い、そして
理想的にはタンク1内の温度が40℃以下となるように
タンク1の冷却をなす。
このようにタンク1を冷却し、タンク1内の温度を40
℃以下に保つことはゼラチンの粉砕に好適であるばかり
でなく粉砕に用いているジメチルフォルムアミド又はこ
のジメチルフォルムアミドの混配合された有機溶剤の気
化を極力抑制すること工なり、この発生気化ガスの処置
を容易にする利点も併せもっている。
次いで、前記のタンクl内の空間Gに封入されるガスを
窒素ガス、炭酸ガス等の不活性ガスとすることによって
、粉砕中のゼラチンが直接大気に触れることを無くし、
この粉砕中のゼラチンが酸化されることがない。又、こ
のように窒素ガス、炭酸ガス等の不活性ガスを前記タン
ク1内の空間Gのエアーと置換することにより、タンク
l内の空間Gに有機溶剤の気化ガスが充満してもこのガ
スの爆発が防止される。
1)1>る点から粉砕装置のタンク1内に常時一定圧で
窒素ガス、炭酸ガス等のガスを供給し、タンク1内の室
圧を高め、タンク1内が湿気と酸素とを効果的に遮断さ
れた霊囲気とする。このような条件とするためにタンク
1内の室圧を10〜20m0の水中圧とする。具体的に
はタンク1にガスボンベ6を接続し、水封ポット7に導
入された排出管5の管端5aの埋没深さを調節してタン
ク1内の室圧をコントロールする。
尚、前記の炭酸ガス、窒素ガス、ドライエアー等を用い
て粉砕装置のタンク1の空間G内の水分を取り除く場合
、この空間Gの含有水分を低くすればする程、ゼラチン
のゾル化を生じず、ゼラチンの粉砕に適しているがこの
空間G内の水分を零にする必要はない、この空間Gの含
有水分の除去は、粉砕中のゼラチンが吸湿に伴ってゾル
化をし、粉砕粉相互が溶着し合って粘着凝集状にならな
いようにするために行なわれる。従って、粉砕中のゼラ
チン粉がジメチルフォルムアミド又はこのジメチルフォ
ルムアミドを混配合した有機溶剤中で懸濁状態を維持し
たまSで粉砕される限り、粉砕中のゼラチン粉がゾル化
をしてもさしつかえがなく、その範囲でタンク1の空間
Gに水分が含まれていても良い。
又、前記の炭酸ガス、窒素ガス等の不活性なガスを用い
てタンク1内の空間Gから酸素を取り除くことは、気化
した有機溶剤のガスがタンク1内で爆発することを防止
するためである。従って、タンクl内の気化ガスが爆発
されない程度にまでタンク1内の酸素が取り除かれてい
れば良い。
尚、叙上における窒素ガス、炭酸ガス等の不活性なガス
はタンク1内の空間Gにあるエアーの置換に適するもの
であれば良く、他の不活性なガスを使用しても良い。こ
の不活性なガスの中でも、炭酸ガスはジメチルフォルム
アミドに吸収され易いことから、粉砕媒体としてのジメ
チルフォルムアミドがメチルエチルケトン等の有機溶剤
に混配合されている場合に用いる。これに反し窒素ガス
はジメチルフォルムアミドに吸収されることがなく本装
置での使用に通している。
次いでゼラチンのより具体的な粉砕方法について説明す
る。
先ず、ゼリー強度が低く、水に可溶の親水性ゼラチンを
高速回転する粉砕バーを有する乾式粉砕機を用いて予備
的に粉砕する。この予備的な粉砕においてゼラチンは粒
径を揃えられると共に含水率も12重重量未満の特定値
例えば6〜lO重量%まで下げられる。この予備粉砕で
はゼラチンが粉砕時の発熱に伴って疎水性のゼラチンと
ならないように充分な注意が必要であるが、この予備粉
砕で、その部が疎水性のゼラチンとなっても使用に問題
がなかった。この予備粉砕によって粒径が揃えられ、し
かも含有水分が12重量%未満、特にlO瓜量%未満に
まで引き下げられたゼラチンをジメチルフォルムアミド
又はジメチルフォルムアミドの混配合された有機溶剤の
重量と等量又はこれらの有機溶剤の重量の半分の量とし
て有機溶剤に配合してタンク1内に投入する。
そしてタンク1内の空間Q 1.: loppm 〜5
0pp■前後の脱水したドライエアー、窒素ガス、炭酸
ガス等を封入して攪拌アーム10を駆動させる。
この場合、粉砕装置のタンク1の容量5.41に対し、
3e+m径のセラミックスポール9を2.4 JL装填
し、これにジメチルフォルムアミドt 、200g並び
にゼラチン800gを没入して200回転/分でシνフ
ト8の回転をなしたところ3時間〜6時間でゼラチンを
目的とするlOμm前後の粒径にまで粉砕することがで
きた。
かきる粉砕時間は粉砕装置の処理能力及び投入ゼラチン
の量等によって調節することができ、本実施例では投入
ゼラチンの粒径が10μm前後になるまで粉砕が続けら
れた。
又、ジャケット2に冷却水を供給してタンク1内の温度
が60℃を超えないように配慮し、特に40℃以下の低
温でゼラチンの粉砕がなされるようにする。このタンク
1の冷却温度は粉砕媒体として用いているジメチルフォ
ルムアミド又はジメチルフォルムアミドの混配合された
有機溶剤が沸騰する不都合を無くす意図から夫々用いら
れている溶剤の沸点以下とされることは当然としても、
粉砕過程において生ずる使用溶剤の気化ガスの発生を極
力抑制し、且つ粉砕ゼラチンが粉砕過程において極力ゾ
ル化しないように60℃以下とする。そして、理想的に
は40℃以下とするのが良い。
このように投入ゼラチンを水分が略遮断された7囲気、
即ち投入ゼラチンが粉砕時にゾル化を生じ難い雰囲気で
粉砕する。この投入ゼラチンが粉砕時にゾル化を生じ難
い雰囲気とは、粉砕媒体としてのジメチルフォルムアミ
ド又はジメチルフォルムアミドの混配合された有機溶剤
の含有する水分、投入ゼラチン自身が有している水分、
粉砕機内の温度等を前提としてタンク1の空間Gに封入
されるガスを一定値未満の水分含有のガスとするもので
ある。従って、この雰囲気を作り出すガスの含有する水
分は必ずしも一定では無く夫々の状況に対応した雰囲気
ガスとされる。
しかしながらタンク1の空間Gに封入されるガスは乾燥
されていればいるほど粉砕ゼラチンのゾル化が避けられ
ることから、脱水したドライエアーで50ppm〜10
ppm 、窒素ガス並びに炭酸ガスで10ppm〜20
ppmの含有水分であることが理想的である。
そして、この投入ゼラチンが粉砕時にゾル化を生じ難い
雰囲気とは、ゾル化が全く引き起されない場合と、若干
のゾル化を生ずる場合とが含まれており、この若干のゾ
ル化を生ずる場合とは、吸湿に伴ってゾル化を生じても
有機溶剤中に懸濁状とされているゼラチン相互が溶着せ
ず、懸濁状態をそのま\維持している状態でのゾル化を
意味している。そこで、この粉砕ゼラチン粉が若干のゾ
ル化を生ずるまでの水分をゼラチン粉にもたらす水分量
が、タンク1内のガスに許容された最大の含有水分量と
される。
尚、叙上のゼラチンの粉砕に際して投入ゼラチンに対し
2重量%のモノクロロベンゼン等の界面活性剤を添加し
た。このモノクロロベンゼンはジメチルフォルムアミド
に対してもゼランチに対しても悪影響がなく、粉砕時の
ゼラチンの沈澱、固形化を防止する分散機能をもってい
る。
このようにして主として磨砕状に粉砕された微細なゼラ
チン粒子は粉砕媒体であるジメチルフォルムアミド ミドを混配合された有機溶剤中に懸濁状態のま\分散さ
れ、個々の粒子が夫々に独立した状態を維持している。
この結果、30μm未満のゼラチンから更に極微細な、
例えば10μm未満の粒子径からなるゼラチンを確実に
、しかも容易に量産することができる。
実施例1 ゼリー強度が688ioam(g)の水に可溶な親水性
ゼラチンパウダー(株式会社ニツビs −0θ523)
を回転するローターの周面に粉砕バーを有する乾式粉砕
機(ターボ工業株式会社T−400)で予備粉砕し、網
目250ミクロン(以下μmと表現する。)@で篩って
投入ゼラチンの粒径な揃えた。この予備粉砕はゼラチン
パウダーが疎水性とならない範囲で前記篩選別の可能な
粒径どなるまで施された。この篩選別のゼラチンの粒度
分布は次のとおりである。
250μm篩目下〜106 μm篩目上36.27重量
% 106μm篩目下〜75 μmri目上21.32重量
% 75μm篩目下〜38 μm篩目上 32.62重量% 38μm篩目下    9.79重量%上記の篩選別に
より粒径を揃えた投入ゼラチンの含有水分を7.9重量
%に調整して用意し、これを図示例の粉砕装置を用いて
粉砕した。この粉砕装置は5.4にの容量のタンクlに
31径のアルミナ系セラミックスポール9を2.4 J
2装填してあり、回転速200回転/分のシャフト8に
攪拌アーム10.10・・・が上下に亘って十字状に5
段設けてあり、このアームlOとタンク1の内周壁との
間にクリアランスXを12mm設けである。
この粉砕装置にジメチルフォルムアミド1200g、ゼ
ラチン600gとモノクロロベンゼン12gとを投入し
、次いでボンベ6から窒素ガスをタンク1の空間Gに送
り込み、空間Gの室圧が20IIIO!水中圧となるよ
うにして内部エアーを完全に除去した。
こ\で用いられた窒素ガスは含有水分が101119m
のものであり、ノズル圧l50kg/cm”のボンベか
ら空間Gに連続して供給した。
又、ジャケット2には25℃の水道水を連続して供給し
、タンク1内の温度を35℃に保った。
上記のシャフト8を200回転回転上して6時間粉砕を
した。この粉砕の過程ではゼラチンがゾル化することな
く、又互に溶着し合うこともなく、夫々のゼラチン粒子
がジメチルフォルムアミド中に懸濁状態で微粒状に粉砕
されていることが認められた。その粒度分布を測定した
ところいずれも11μm未満であり、その分布は概ね次
のとおりであった。
10.55μm以上〜14.9’2μm未満0.0!量
% 7.46μm以上〜10.55μm未満7.51i量% 5.27μm以上〜7.48μm未満 14.2重重% 3.73μm以上〜5.27μm未満 17.3重量% 2.63μm以上〜3.73μm未満 18.5重量% 1.89μm以上〜2.63 μm未満14.4重量% 1.01μm以上〜1.69 μm未満10.4重量% 0.6!1μm以上〜1.θIμm未満7.7重量% 0.43μm以上〜0.66μm未満 7.5重量% 0.34pm以上〜(1,43am未満2.5重量% 0.24μm以上〜0.34μm未満 O,a重量% 尚、ジメチルフォルムアミド中に懸濁状に含まれている
ゼラチンはほとんどゾル化しておらず、完全な粒状態と
なっていた。
又、タンク1の内壁面やボール9及び攪拌アームlOの
いずれにもゼラチンの付着が認められなかった。特に、
粉砕の過程においてシャフト8の回転負荷に大きな変化
がなく、粉砕によって粉砕媒体である溶剤の粘度が高め
られることもなかった。
又、ゼラチンが粉砕の過程で酸化した形跡がなく略没人
時の状態を保フていることが認められた。
実施例2 タンク1に封入される雰囲気ガスを20ppmの含水率
のドライエアーとした以外の条件を前記実施例1と同一
の条件で粉砕した。
この実施例の粉砕ではジャケット2の冷却水の供給に充
分な注意が払われ、ジメチルフォルムアミドの気化を極
力抑制しながら粉砕をした。
この実施例の粉砕経過並びに粉砕結果は実施例1と路間
−であり、僅かに粉砕ゼラチンに酸化の形跡が認められ
た。
比較例1 タンク1に水分を有するエアーを供給する以外前記実施
例1と同一の条件でゼラチンを粉砕した。この粉砕では
タンク1の空間Gに含水量1.48g7100042の
エアーを1,500cc/分で送り込み6時間粉砕を続
行した。
この結果、タンクlの空間Gには含水量1.48g/1
000ILのドライエアーが計540 JZ供給された
こと\なる。
この粉砕では粉砕時間の経過と共に粉砕媒体であるジメ
チルフォルムアミド液の上層部が粘性を帯び、逐には粘
着状の層となフた。
又、ジメチルフォルムアミド液の中、下層部分にもゼラ
チンが溶着し合りた粘着性の凝集状物が浮遊していた。
この状態で更に粉砕を続行したところゼラチン粉が大き
な粘着凝集塊状となり、ジメチルフォルムアミドと分離
され、このゼラチン塊状物中にボール9が取り込まれ、
粉砕が不可能となった。
又、このゼラチンの粘着凝集物がシャフト8、攪拌アー
ムlOに付着した。更にタンク1の周壁面にボール9が
この粘着凝集状のゼラチンで付着されて、攪拌アーム1
0とタンク1の周壁面との間に設けられていたクリアラ
ンスXが埋められ、粉砕能力が完全に失なわれた。
このような粉砕を経て取り出されたゼラチンは互に溶着
し合った粘いゾル状とされており、投入時の粒の状態が
完全になくなっており、個々の粒径を測定することがで
きなかった。又、粉砕に伴う変色が認められた。
尚、この粉砕ではタンク1内の室温を常時35℃に保つ
ようにして気化ガスが爆発しないように考慮する必要が
あった。
実施例3 粉砕対象ゼラチンの含有水分を12重量%とじた以外の
条件を前記実施例1と同一としてゼラチンの粉砕をした
この粉砕では、時間の経過と共にゼラチンに若干のゾル
化が認められたが粉砕に悪影響をもたらすほどではなく
、前記実施例1よりも粉砕粒径にバラつきがあるものS
使用に適する粒径にまで粉砕することができた。
比較例2 タンク1に投入されるゼラチンの含有水分を12.5重
量%とじた以外の条件を前記実施例1と同一の条件でゼ
ラチンを粉砕した。この粉砕では、実施例1と同様に1
0pprAの窒素ガスをタンク1内に封入して粉砕を行
った。
この粉砕では粉砕時間の経過と共に粉砕媒体であるジメ
チルフォルムアミドが全体的に粘り出し、流動抵抗が漸
次増すことが認められた。
この状態で更に粉砕を続行したところゼラチン相互が溶
着し合って浮遊状の凝集状物を作り出した。
更に、この状態での粉砕を続行したところ前記比較例1
と同様にゼラチンが大台な粘着凝集塊状となり、ジメチ
ルフォルムアミドと分離された。又、この塊状物中にボ
ール9が取り込まれて大きな塊状とされると共に、シャ
フト8、攪拌アーム10にゼラチンが粘着状に付着1ノ
だ。更には攪拌アーム10とタンク1の内周壁面との間
にあるクリアランスXがゼラチンで粘着されたボール9
によって埋められ粉砕が不可能となった。従って、この
比較例2でも30ミクロン未満の粉砕ゼラチン粉を得る
ことはできなかった。
実施例4 ゼリー強度が137 Bloom(g)、含水率5.8
重量%のゼラチンを用いた以外の条件を実施例1と同一
の条件でゼラチンの粉砕をした。
この粉砕で、ジメチルフォルムアミド中のゼラチンは若
干ゾル状態となることが認められたが粉砕に支障はなか
った。
又、この粉砕で得られたゼラチン微粉末は略15μm未
満であった。
比較例3 ゼリー強度が137 Bloom(g)、含水率10.
4重量%のゼラチンを用いた以外の条件を実施例1と同
一の条件でゼラチンの粉砕をした。
この粉砕で、ジメチルフォルムアミド中のゼラチンは粘
りを帯び互に溶着し合うことが認められた。又、このジ
メチルフォルムアミド中の粉砕ゼラチンの粒径は、いず
れも大きく、30μm未満に揃えることができなかった
実施例5 使用溶剤を前記実施例1で用いられたジメチルフォルム
アミド800gと、0.01重量%未満の含水率のメチ
ルエチルケトン400gの混合溶剤とし、雰囲気ガスを
10ppmの含水率の窒素ガスとし、粉砕ボール9を3
mm径のシリコニア系セラミックスボールとした以外の
条件を前記実施例1と同一の条件で粉砕した。
この実施例の粉砕では使用溶剤であるメチルエチルケト
ンの気化のため粉砕過程で更に200gのメチルエチル
ケトンを投入する必要があったが、ゼラチンを15μm
未満にまで粉砕することができた。
比較例4 使用溶剤を1200gのメチルエチルケトンとした以外
の条件を前記実施例1と同一の条件でゼラチンの粉砕を
した。
この比較例の粉砕では、メチルエチルケトン中のゼラチ
ン相互の溶着は認められなかったが、粉砕ゼラチンの粒
径が大きく、いずれt+30μm以上であり、使用に適
する粒径にまで粉砕することができなかった。
比較例5 使用溶剤を1200gのドルオールとした以外の条件を
前記実施例1と同一の条件でゼラチンの粉砕をした。
この比較例の粉砕結果は比較例4と同一であった。
比較例6 含有水分を0.1重量%のゼラチンを用いた以外の条件
を前記実施例1と同一の条件でゼラチン粉砕をした。
この比較例では、ゼラチンは微粉状に粉砕され、互に溶
着し合うこともなく10μm未満となるまで粉砕するこ
とができた。
しかしながら、この比較例で粉砕されたゼラチンは親水
性が失なわれて吸湿機能がなく、又熱水に溶は出さない
ため多孔のフィルム等を作るのに適しなくなっている。
比較例7 含有水分0.1重量%のゼラチンを比較例4と同一の条
件で粉砕した。
この比較例の粉砕結果は、比較例6と同一であった。
比較例8 含有水分が0.1重量%のゼラチンを比較例5と同一の
条件で粉砕した。
この比較例の粉砕結果は比較例6と同一であった。
粉砕ゼラチンの使用例 叙上の方法で粉砕されたゼラチン微粉末は、その粒径が
いずれも30μm未満であり、更には20μm未満とさ
れている。そして実施例1の粉砕方法では11μm未満
の微細なゼラチンにまで粉砕されている。
そして、この方法で粉砕されたゼラチン微粉末は、粉砕
に用いたジメチルフォルムアミド又はジメチルフォルム
アミドの混配合された有機溶剤の中に均一に分散されて
おり、夫々のゼラチン微粉末が“粒”の状態を維持して
有機溶剤中に懸濁状態で含まれている。
そこで、このゼラチン微粉末を有しているジメチルフォ
ルムアミド又はジメチルフォルムアミドの混配合された
有機溶剤を合成樹脂塗料の溶剤として用いることによっ
て、ゼラチン微粉末を含む合成樹脂塗料液を作ることが
できる。
又、このゼラチン微粉末を有しているジメチルフォルム
アミド又はジメチルフォルムアミドの混配合された有機
溶剤をポリウレタン樹脂その他の合成樹脂の溶剤として
用いることによってゼラチン微粉末を含む合成樹脂溶液
を作ることができる。尚、ゼラチンはイソシアナート及
びアルデヒドに反応して水に不溶となる危険があるので
、イソシアナート基及びアルデヒド基を有する合成樹脂
塗料、合成樹脂溶液、合成樹脂接着液には極力混配合し
ないことが望ましい。
そして、これらの合成樹脂塗料を用いてゼラチン微粉末
を有する 5〜30μmの膜厚の塗装皮膜を作ることが
で診る。
このようなゼラチン粉を含む5〜30umの膜厚の塗装
皮膜を形成する合成樹脂塗料は、前記のゼラチンを含ん
でいるジメチルフォルムアミド又はジメチルフォルムア
ミドを混配合された有機溶剤で溶液状とされる全ての合
成樹脂塗料と、この有機溶剤で希釈することのできる全
ての合成樹脂塗料に及ぶものであり、特に溶剤タイプの
合成樹脂塗料に用いられる。このようにゼラチン粉を含
むジメチルフォルムアミド又はジメチルフォルムアミド
を混配合された有穐溶剤で溶液状とされたり、希釈する
ことによって用いられる典型的な塗料としては、−液型
ポリウレタン樹脂塗料その他の種々の塗料がある。
このようにゼラチン微粉末を有する合成樹脂塗料は、塗
料樹脂の量に対し、ゼラチン微粉末の添加量を100〜
20重量%とじている。
そして特に70〜30重量%の添加量が好ましかった。
この塗料樹脂の量に対するゼラチン微粉末の添加量が多
すぎた場合形成される塗膜の透湿性、通気性が良好とな
る反面、塗膜強度が著しく低下した。又、塗料樹脂の量
に対するゼラチン微粉末の添加量が少なすぎた場合、形
成される塗11i強度が良好である反面、塗膜の透湿性
、通気性が充分でなかった。
又5塗膜の形成方法は、この合成樹脂塗料に混入されて
いるゼラチンが微細であることから従来の塗膜形成方法
のいずれもが使用できた。その典型的な方法としてロー
ルコータ、エアスプレー、エアレススプレー、カーテン
フローコーター等の方法で、各種の物品や、シート、フ
ィルムあるいは布等の面に5〜30μmの膜厚の塗装皮
膜を作ることができた。
このようにして形成された塗膜は、そのまシの状態でも
、この塗膜に含まれているゼラチン微粉末が吸湿機能を
有していることから接触時のべたつき感の無い塗膜面と
される。
又、この塗膜に含まれているゼラチンの接触抵抗によっ
て、塗膜面の摩擦抵抗が犬となり、滑り難い塗膜面を形
成することがでとる。
次いで、この形成された塗膜の表面を薄くパフかけ又は
サンデングして取り除いた場合、この塗膜に含まれてい
るゼラチン微細粉が、このパフかけ又はサンデングした
面に確実に現われることから前記の吸湿機能と、滑らな
い特性とは更に顕著に塗膜面にもたらされた。
更に、この形成された塗膜に含まれているゼラチン微粉
末を80〜120℃の熱水で溶解除去した。この熱水に
よるゼラチン微粉末の溶解除去は前記のパフかけ、サン
デングをしない塗膜と、前記のパフかけ、サンデングの
施された塗膜のいずれに対してもなされた。このパフか
け、サンデングのされた塗膜からゼラチンを溶解除去し
た場合の透湿性は、パフかけ、サンデングのされていな
い塗膜からゼラチンを溶解除去した場合の透湿性より遥
かに良好であった。
次いで前記のゼラチン微粉末を有している合成樹脂溶液
を用いて種々のフィルム、ラミネートフィルムを形成し
たり、絹布、織布、不織布等の基布の面に直接コーテン
グしてコーテング皮膜を形成することができる。
又、前記のゼラチン微粉末を有している合成樹脂溶液を
用いて編布、織布、不織布等の基布中に、このゼラチン
微粉末を有する合成樹脂を含浸させた加工布を形成する
ことがでミる。
このようなフィルム、ラミネートフィルム、コーテング
皮膜及び含浸膜を形成する合成樹脂は、前記のゼラチン
微粉末を有するジメチルフォルムアミド又はジメチルフ
ォルムアミドを混配合された有機溶剤によって溶液状と
されたり、あるいは希釈液状とされるものであれば良く
、この種のほとんどの合成樹脂を用いることができる。
ところで、形成されるフィルム、ラミネートフィルム、
コーテング皮膜及び含浸膜は薄ければ薄いほど、これら
のフィルム、ラミネートフィルム、コーテング皮膜及び
含浸膜に透湿性をもたらすのに適している。そこで、こ
れらのフィルム、ラミネートフィルム、コーテング皮膜
、及び含浸膜を5〜30μmの厚さで形成するのが好ま
しく、このように薄い5〜30μmの厚さのフィルム、
ラミネートフィルム、コーテング皮膜及び含浸膜であり
ても、これらに含まれているゼラチン微粉末の粒径が小
さいことから、フィルム、ラミネートフィルム、コーテ
ング皮膜及び含浸膜が裂は出したり、ヒビ割れたりする
ことがない。
又、これらのフィルム、ラミネートフィルム、コーテン
グ皮膜及び含浸膜に含められるゼラチンの添加量を、こ
れらのフィルム、ラミネートフィルム、コーテング皮膜
及び含浸膜を構成する合成樹脂の量に対し100〜20
重量%とする。そして、このゼラチンの添加量は好まし
くは合成樹脂の量に対し70〜30重量%が好ましい。
特に、合成樹脂の量に対し添加するゼラチン微粉末の量
を上記の割合よりも多くした場合、形成されるフィルム
、ラミネートフィルム、コーテング皮膜、及び含浸膜の
透湿性が良くなる反面、これらのフィルム、ラミネート
フィルム、コーテング皮膜、及び含浸膜の強度が著しく
劣ることが明らかとなった。又、この合成樹脂の量に対
し添加するゼラチン微粉末の量を上記の割合よりも少な
くした場合、形成されるフィルム、ラミネートフィルム
、コーテング皮膜及び含浸膜の透湿性が著しく劣ること
が明らかとなった。
尚、上記のように形成されるフィルムは、通例の樹脂フ
ィルムの成形方法による成形のほかに、m型紙の面にゼ
ラチン微粉末を有する合成樹脂溶液を塗布した後、この
塗布樹脂層を離型紙の面から剥離してフィルムを形成す
る。
又、コーテング皮膜は、編布、織布、不織布、合成皮革
、人工皮革、天然皮革、樹脂シート、紙、木の板の面等
に周知のコーテング手法を用いて5〜30amの膜厚で
形成する。
又、ラミネートフィルムはシボ模様を有したり、有して
いない離型紙の面にドクターナイフコーテングその他の
方法で、ゼラチン微粉末を含む合成樹脂溶液を5〜30
μmの膜厚で塗布した後、この離型紙上にある合成樹脂
の塗布膜を該離型紙から引き離しながら各種の基材の面
に溶着させたり、接着剤で接着させることによって積層
させる。このように積層されるラミネートフィルムは一
層である場合も、更に多層である場合もある。又、接着
剤を用いてラミネートフィルムを基材の面に接着する場
合には、この接着剤の中にもゼラチン微粉末を添加して
おくことが良い。このように接着剤中にゼラチンを添加
することによって後で説明するゼラチンの熱水による溶
解、除去が積層されたフィルムの面と、基材の面との両
方からできることjなる。尚、ラミネートされる基材は
、絹布、織布、不織布、合成皮革、天然皮革、樹脂シー
ト、紙等のいずれであっても良い。
更に、ゼラチン微粉末を有する合成樹脂溶液を含浸され
る基布は編布、織布、不織布等であり、この基布中にゼ
ラチン微粉末を有する合成樹脂溶液が含浸される。そし
て、この基布に対する含浸は、これらの合成樹脂溶液中
に基布を浸漬含浸したり、基布の面に合成樹脂溶液をロ
ールで含浸させたり、その他−般に合成樹脂溶液の含浸
に用いられ方法で含浸する。そして、これらの基布に含
浸される合成樹脂の層の厚さを5〜30μmとするのが
好ましい。
上記のようにして形成された5〜30μmの厚さのフィ
ルム、 5〜30μmのコーテング皮膜を有する加工布
、 5〜30μmの厚さのラミネートフィルム層を有す
る加工布、及び合成樹脂溶液の含浸された加工布に対し
、これらのフィルム、加工布に含まれているゼラチン微
粉末を熱水で溶解除去する加工を施す。
このゼラチンの溶解、除去は80〜120℃の熱水中に
前記のフィルム又は加工布を浸漬して、このフィルム又
は加工布に含まれているゼラチン微粉末が溶解して取り
除かれるまで行なう8通例、このフィルム又は加工布に
含まれているゼラチンm粉末の溶解、除去に30〜12
0分を要する。
これらのフィルム又は加工布に含まれているゼラチン微
粉末は、粉砕媒体であるジメチルフォルムアミドを含ん
でいるものと予想される。このようにジメチルフォルム
アミドで膨潤されているゼラチン微粉末は熱水でゾル化
されると共に、ジメチルフォルムアミドの気化を伴いフ
ィルム又は加工布の皮膜から熱水中に滲み出すものと判
断される。
このようなフィルム、加工布から、これに含まれている
ゼラチンを溶解除去する場合、このフィルム、加工布を
ロールを用いて絞2夜することによって、このゼラチン
の溶解除去率が向上される。このフィルム、加工布をロ
ール間に挾んで絞液する場合、2個のロールの間隔を、
このロール間に通されるフィルム、加工布の厚さよりも
小さく設定し、このロール間でフィルム、加工布が該ロ
ールで押圧されながら絞液されるのが好ましい、又、こ
のフィルム、加工布を熱水中でフィルム、加工布の引張
り速度を100〜500m/分、使用圧力を1〜4Kg
/cn?の状態で行なうことによっても、ゼラチンの溶
解、除去率が向上される。
次いで前記のフィルム、加工布の両面又は片面にパフか
け、サンデングを施して、二のフィルム、加工布の表面
層を薄く取り除く。
このパフかけ、サンデング処理は前記のゼラチンの溶出
除去前にフィルム、加工布に施されるのが好ましいが、
ゼラチンの溶出除去後になされても良い。又パフかけ、
サンデング以外の方法、例えばショツトブラストによっ
てフィルム、加工布の表面層を取り除いたり、又、この
フィルム、加工布の表面層を薄くスライスして取り除く
ことも行なわれる。
このようにして形成されたフィルム、加工布は、いずれ
も優れた透湿性と耐水性とを存しており、表面の耐摩耗
強度も充分であった。
このようにして形成されたフィルム、加工布には30μ
mよりも微細な、特に20umよりも微細な孔が無数に
、しかも均一に設けられている。そして、極微細なもの
としては10μmよりも細かい孔を有するフィルム、加
工布を形成することができた。
この結果、人体から発散される汗等の水蒸気の粒径が0
.0O04μmと前記の孔よりも小さいため前記の孔か
ら容易に抜は出し、このフィルム、加工布に透湿機能が
もたらされる反面、雨の水滴の粒径が2000μm前後
であることから雨水を該フィルム、加工布は遮断する。
この雨水の遮断では、特に@細な粒径の電画でも、その
粒径が100μm前後であることからこのフィルム、加
工布の耐水性は充分に満足し得るものである。
このフィルム及び加工布面の皮膜を、ウレタン固型分3
0%のウレタン樹脂溶液10(1部に対しゼラチン微粉
末が20部であるウレタン樹脂溶液で厚さ30μmで形
成し、これを80〜120℃の熱水中に30〜120分
間浸漬してゼラチンの溶解、除去をしたところ、このフ
ィルム、加工布面の皮膜中に含まれていたゼラチン微粉
末の89〜9B!i量%が溶出され、この混入ゼラチン
微粉末の含まれていた状態のま\の孔が該フィルム、加
工布の皮膜にもたらされた。
又、このようにして混入されているゼラチン微粉末の溶
解、除去されたフィルム、加工布の透湿度を推定したと
ころ3900g /d、24時間の透湿度(JIS Z
 −0208の透湿度の測定方法を用いた測定値)であ
った。
実施例6(塗料) 実施例1で得られた粒径が11μm未満のゼラチン微粉
末を有するジメチルフォルムアミドを用いて、ポリエス
テル系ポリウレタン樹脂固型分20%のポリウレタン樹
脂溶液とし、このポリウレタン樹脂固型分に対するゼラ
チン粉の量が60重量%となるように調整して塗料を得
た。
この塗料を自動車のハンドルに20μmの膜厚で塗布し
、90℃で2分間乾燥して塗装塗膜を得た。
更に、この塗装塗膜の面にサンドペーパーでパフかけを
施して、その表面層を薄く取り除いた。
このようにして構成された塗膜は適度の吸湿性があり、
しかも摩擦抵抗が大きく、特にハンドルを握っている手
が滑らず、ハンドル操作が確実であった。
比較例9(塗料) ゼラチン微粉末を添加しない他は実施例6と同様にして
ハンドルを得た。このハンドルは汚れ難い特長を有して
いたが、湿度が高いと汗がハンドル面に浮か出し状に付
着し、又湿度が低いと接触抵抗が少なくなって握ってい
るハンドルが滑ることがあった。
実施例7(塗料) 実施例6の塗料を木製の床板の面に30μmの膜厚で塗
布し、90℃で2分間乾燥した後、100℃の熱水に5
0分間浸漬して、この塗装皮膜の面をロールで押しつけ
るようにした。このロールの押しつけ作業で、塗膜中の
ゼラチン粉の略92重量%が熱水中に溶は出し、木製の
板面に多孔の塗膜層を形成した。
この塗膜層の設けられた床板は肌触りが良く、べたつき
感がなく、適度の接触抵抗があつた。又、この床板では
、床板内の湿気が塗膜から放散され、床板の下面が湿気
で腐ることがなかった。又、この床板の表面の塗膜層が
水を撥ねることから床板が濡れたり、汚れたりしなかり
た。
比較例10(塗料) ゼラチン微粉末を添加しない他は実施例7と同様にして
床板の面に塗膜を形成した。この塗膜を有する床板は汚
れ難く、水分を吸わない特性を有していたが、床板内の
水分を放散することができず、床板の下面が濡れたま\
となっていた。又、歩くときに湿度が高いとべたつき感
があり、乾燥しているとスリップすることがあった。
実施例8(フィルム) ゼラチン微粉末を20重量部有する実施例1で得られた
ジメチルフォルムアミドでウレタン樹脂30重量部を希
釈して、その混合液を離型紙上に3011mの膜厚でコ
ーテングし、乾燥した後、この離型紙面上のコーテング
皮膜面をサンドベーパーでパフかけを施して、その表面
層を薄く取り除いた。
この後、離型紙の面からコーテング皮膜を剥がして厚味
が30μmのフィルムを得た。
このフィルムを更に85℃の熱水中に45分間浸漬し、
この浸漬中にロールで、このフィルムを両面から押圧し
た。このロールによる押圧でフィルムに含まれていたゼ
ラチン微粉末は、その混入量の95重量%が溶解、除去
され、フィルムの面に微細な孔が多数形成された。
このフィルムの透湿度(JIS Z−0208)は略4
00[1g 、/d、24時間であり、通気度も良好で
あった。
比較例11(フィルム) ゼラチン微粉末を添加しない他は実施例8と同様にして
フィルムを得た。従って、この比較例ではゼラチン微粉
末が添加されていないので、その溶出の処理もなされて
いない。
この比較例で得られたフィルムの通気度も透湿度も極端
に低く、透湿性フィルムとして用いることができなかっ
た。
実施例9(加工布) ナイロン繊維からなる織布を、固形分が20%となるよ
うに実施例1で得られたゼラチン微粉末を有するジメチ
ルフォルムアミドで希釈したポリエステル系ポリウレタ
ン樹脂の溶液に漬けこんだ後に、この織布をロール間に
通し、織布内に略30μm前後の樹脂含浸層を形成した
。このジメチルフォルムアミドに含まれるゼラチン微粉
末の量は、ポリウレタン樹脂の固形分と略等量とした。
このようにして作られた加工布を110℃の熱水中に6
0分間漬は込んで揉み洗いをした。
この実施例9で作られた加工布では、透湿度が400(
1g7m”・24時間の透湿度又はこれ以上の透湿度が
あった。又、通気度も良好であった。
比較例12(加工布) ゼラチン微粉末の添加と、このゼラチン微粉末の溶解、
除去をなさない他は実施例9と同様にして加工布を得た
この比較例12で得られた加工布は、通気度も、透湿度
も極端に低く、透湿性を求められる加工布としての使用
に適しなかった。
実施例10(加工布) ポリエステル織布の面に、固形分が13%のポリエステ
ル系ポリウレタン樹脂のジメチルフォルムアミド溶液を
塗布し、20℃の水中で脱溶剤をしながらポリウレタン
樹脂を凝固させて脱水をした。この脱水された織布を熱
風で乾燥させてポリウレタンの多孔状の層を織布の面に
形成した。
次いで実施例1で得られたジメチルフォルムアミドにポ
リエステル系ポリウレタン樹脂を、その固形分が20%
となるように配合してポリウレタン樹脂溶液を作り、こ
のポリウレタン樹脂溶液を離型紙の面にナイフコーター
で塗布し、90℃で2分間乾燥して膜厚が20μmのポ
リウレタン樹脂層を形成した。この実m例ではジメチル
フォルムアミド中に含まれているゼラチン微粉末の量を
ポリウレタン樹脂の固形分と略等量とした。
次いで、この離型紙面にあるポリウレタン樹脂層を、前
記の織布の面のポリウレタンの多孔状の層の面に重ね、
加熱圧着して張り合せながら離型紙を剥ぎとって加工布
を形成した。
更に、この加工布を110℃の熱水中で60分間揉み洗
いをして、この加工布に含まれているゼラチン微粉末を
溶解、除去した。
この実施例10で得られた加工布は透湿度が4000g
/m”・24時間又は、これ以上の透湿度を有しており
、通気度も良好であった。
比較例13(加工布) ゼラチン微粉末を添加せず、しかもこのゼラチンを溶出
する加工を施さない他は実施例10と同様にして加工布
を得た。
この比較例の加工布は、透湿度が1500g/m2・2
4時間又は、これよりも少なく、通気度も著しく悪かっ
た。
実施例11(加工布) シボが設けられている離型紙を用意し、この離型紙の面
に、実施例1で得られた、ゼラチン微粉末を有するジメ
チルフォルムアミドで溶液状とした固形分20%のポリ
エステル系ポリウレタン樹脂を塗布し、90℃で2分間
熱風乾燥させて、厚さが20μmのポリウレタン樹脂層
を形成した。この離型紙の面に塗布したポリウレタン樹
脂溶液はポリウレタン樹脂固形分の量と略等量のゼラチ
ン微粉末が含まれている。
次いで実施例1で得られたゼラチン微粉末を有するジメ
チルフォルムアミドで溶液状とされた固形分45%のポ
リウレタン接着剤を前記離型紙面上に形成されたポリウ
レタン樹脂層の面に塗布し、90℃で2分間熱風で乾燥
した後、この接着剤の塗布面にポリエステル織布を張り
合せ、次いで、この離型紙の面のポリウレタン樹脂層と
、該織布との積層された加工布を加熱乾燥して接着剤を
固化させた後に離型紙を剥離した。
この実施例11で用いられた接着剤には、接着剤中のポ
リウレタン固形分と略等量のゼラチン微粉末が含まれて
いる。
このように積層一体とされた加工布を110℃で60分
間、熱水中で揉み処理を施し、前記のポリウレタン樹脂
層と、接着剤とに含まれているゼラチン微粉末の略95
重量%を溶出させて、多孔層状の加工布を得た。
この得られた加工布は透湿度が3000g/m2・24
時間、又はそれ以上の透湿度があり、通気度も良好であ
った。
比較例14(加工布) ゼラチン微粉末を添加せず、このゼラチン微粉末の溶解
、除去処理をしなかった他は実施例11と同様にして加
工布を得た。
得られた加工布の透湿度は800g/in” ・24時
間であり、通気度も極端に少なかった。
[効果〕 本発明にかSるゼラチンの粉砕方法では、親水性のゼラ
チンを親水性の性状を有するジメチルフォルムアミド又
はジメチルフォルムアミドの混配合された有機溶剤を用
いて粉砕したことから粉砕対象ゼラチンがゾル状となら
ず、有機溶剤中で“粒”の状態を維持したま\で粉砕す
ることができ、粉砕対象ゼラチンを30μm未満、−船
釣には20μm未満の粒径とすることができた。又、必
要とする場合には10μm未満の微細な粒径のみのゼラ
チン粉とすることもでき、塗料等に混配合することによ
りてゼラチン微粉末を有する薄い塗膜、皮膜、フィルム
等を形成することができた。
又、か\る粉砕の方法で粉砕されたゼラチン粉は水可溶
の特性が全く損われておらず、粉砕後も容易に熱水に溶
は出すことから、この粉砕ゼラチン粉を混配合して成形
された皮膜、フィルム、加工布等から容易且つ確実に混
入ゼラチン微粉末の溶解、除去をなすことができ、これ
らの皮膜、フィルム、加工布等に目的とする微細な孔を
均一に設けることができた。
更に、かよる混入ゼラチン微粉末の熱水を用いた溶出に
際して、このゼラチン中に含まれている親水性のジメチ
ルフォルムアミドがゼラチンのより効果的なゾル化と膨
張とを話起し混入ゼラチン微粉末を皮膜、フィルム、加
工布等から容易に熱水中に溶かし出し、これらの皮膜、
フィルム、加工布等に皮革状の孔をもたらした。
又、粉砕されたゼラチン微粉末がジメチルフォルムアミ
ド又はジメチルフォルムアミドの混配合された有m溶剤
と共に塗料、合成樹脂溶液中に含ませられたことから、
これらの塗料、合成樹脂溶液中のゼラチン微粉末が相互
に粘着し合って凝集塊状となることが一切なく、これら
の塗料、合成樹脂溶液中に均一に分散された。
この結果、かぎる塗料、合成樹脂溶液を用いて、塗料、
皮膜、フィルムないしは含浸皮膜等を形成した場合、こ
れらの塗膜、皮膜、フィルムないしは含浸皮膜中に均一
にゼラチン微粉末が含められ、このゼラチン微粉末を熱
水を用いて溶解除去した場合、これらの塗膜、皮膜、フ
ィルムないしは含浸皮膜に微細で均一の孔が均一の分布
密度で形成された。
又、ゼラチンの粉砕を除湿されたτ囲気で行なっている
ことから長時間に及び粉砕をなした場合にもゼラチン粉
相互が粘り出して互に溶着し合うこともなく同一の粉砕
状態での粉砕が可能とされた。
更に、窒素ガス、炭酸ガス等の不活性なガスを用いて水
分と酸素とを遮断した雰囲気でゼラチンの粉砕をなした
場合、粉砕中のゼラチンの酸化が防止されると共に、吸
湿に伴うゾル化もなく、又ジメチルフォルムアミド等の
有機溶剤の気化ガスの爆発も防止された。
本発明は叙上におけるように微粉末状にゼラチンを粉砕
するゼラチンの粉砕方法と、この粉砕方法によって得ら
れたゼラチン微粉末を有する合成樹脂塗料及び合成樹脂
溶液と、これらの塗料ないしは合成樹脂溶液を用いて形
成される透湿性並びに通気性に優れた塗膜、皮膜、フィ
ルムないしけ含浸皮膜の提供に関し、各種の合成皮革様
の製品の表面ないしは合成皮革様の基布等に用いられる
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本発明にかきるゼラチンの粉砕に用いられ
る装置の典型的な一実施例の要部を破断して示した構成
図である。 1・・・タンク、2・・・ジャケット、3・・・蓋、4
・・・供給管、5・・・排出管、6・・・ガスボンベ、
7・・・水封ポット、8・・・回転シャフト、9・・・
ボール、10・・・攪拌アーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、略親水性で且つ水に可溶の性質を有するゼラチンを
    乾燥し、該乾燥ゼラチンを、ジメチルフォルムアミド又
    はジメチルフォルムアミドを含む有機溶剤を粉砕媒体と
    する湿式の粉砕手段を用いて、水分が略遮断された雰囲
    気で粉砕するゼラチンの粉砕方法。 2、粉砕対象ゼラチンを、窒素ガス又は炭酸ガス又はこ
    れらと同種の不活性なガスを用いて水分と酸素とが略遮
    断された雰囲気で粉砕する請求項1記載のゼラチンの粉
    砕方法。 3、合成樹脂製の塗料であって、該塗料が、ジメチルフ
    ォルムアミド又はジメチルフォルムアミドを含む有機溶
    剤を粉砕媒体とする湿式粉砕で粉砕されたゼラチン微粉
    末と、該粉砕媒体であるジメチルフォルムアミド又はジ
    メチルフォルムアミドを含む有機溶剤とを含んでいる塗
    料。 4、合成樹脂製の樹脂溶液であって、該樹脂溶液が、ジ
    メチルフォルムアミド又はジメチルフォルムアミドを含
    む有機溶剤を粉砕媒体とする湿式粉砕で粉砕されたゼラ
    チン微粉末 と、該粉砕媒体であるジメチルフォルムアミド又はジメ
    チルフォルムアミドを含む有機溶剤とを含んでいる合成
    樹脂溶液。 5、合成樹脂製の塗装皮膜又はコーティング皮膜であっ
    て、該皮膜が、ジメチルフォルムアミド又はジメチルフ
    ォルムアミドを含む有機溶剤を粉砕媒体とする湿式粉砕
    で粉砕されたゼラチン微粉末と、該粉砕媒体であるジメ
    チルフォルムアミド又はジメチルフォルムアミドを含む
    有機溶剤とを含む合成樹脂溶液からなる皮膜。 6、皮膜中に含まれているゼラチン微粉末が熱水で溶解
    、除去されて多孔性の皮膜とされている請求項5記載の
    皮膜。 7、皮膜の表面が薄く取り除かれて、この皮膜中に含ま
    れているゼラチン微粉末の少なくとも一部が表面に現れ
    た状態で、このゼラチ微粉末を熱水で溶解、除去してい
    る請求項5記載の皮膜。 8、合成樹脂製のフィルム又はラミネートフィルムであ
    って、該フィルムが、ジメチルフォルムアミド又はジメ
    チルフォルムアミドを含む有機溶剤を粉砕媒体とする湿
    式粉砕で粉砕されたゼラチン微粉末と、該粉砕媒体であ
    るジメチルフォルムアミド又はジメチルフォルムアミド
    を含む有機溶剤とを含む合成樹脂溶液からなると共に該
    フィルムに含まれているゼラチン微粉末が熱水で溶解除
    去されて多孔性とされているフィルム。 9、フィルムの両面又は片面の表面が薄く取り除かれて
    、このフィルム中に含まれているゼラチン微粉末の少な
    くとも一部が表面に現われた状態で、このゼラチン微粉
    末を熱水で溶解、除去している請求項8記載のフィルム
    。 10、合成樹脂溶液の含浸されてなる編布、織布、不織
    布等の基材であって、該基材の含浸樹脂が、ジメチルフ
    ォルムアミド又はジメチルフォルムアミドを含む有機溶
    剤を粉砕媒体とする湿式粉砕で粉砕されたゼラチン微粉
    末と、該粉砕媒体であるジメチルフォルムアミド又はジ
    メチルフォルムアミドを含む有機溶剤とを含む合成樹脂
    溶液からなると共に該含浸樹脂に含まれているゼラチン
    微粉末が熱水で溶解、除去されて多孔性とされている加
    工布。 11、編布、織布、不織布等の基材の両面又は片面に、
    ポリウレタン樹脂の親水性有機溶剤溶液を塗布した後、
    水中に浸漬して溶剤を除去すると共にポリウレタンを凝
    固させてポリウレタン樹脂の微多孔層を形成し、次いで
    その表面に、ジメチルフォルムアミド又はジメチルフォ
    ルムアミドを含む有機溶剤を粉砕媒体とする湿式粉砕で
    粉砕されたゼラチン微粉末を含むポリウレタン樹脂層を
    形成した後、 このポリウレタン樹脂層に含まれているゼ ラチン微粉末を熱水で溶解、除去して多孔性の表皮層と
    した加工布。
JP63323491A 1988-03-03 1988-12-23 ゼラチンの粉砕方法、塗料、合成樹脂溶液、皮膜並びにフィルム及び加工布 Pending JPH02170827A (ja)

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JP63323491A JPH02170827A (ja) 1988-12-23 1988-12-23 ゼラチンの粉砕方法、塗料、合成樹脂溶液、皮膜並びにフィルム及び加工布
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WO2022210204A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 富士フイルム株式会社 粉砕方法、高分子ブロック製造方法及び粉砕装置

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