JPH02172949A - モノアセトアセチンの製造法 - Google Patents
モノアセトアセチンの製造法Info
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- JPH02172949A JPH02172949A JP32479888A JP32479888A JPH02172949A JP H02172949 A JPH02172949 A JP H02172949A JP 32479888 A JP32479888 A JP 32479888A JP 32479888 A JP32479888 A JP 32479888A JP H02172949 A JPH02172949 A JP H02172949A
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- Japan
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- monoacetoacetin
- monohydric alcohol
- reaction
- alcohol ester
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野J
本発明は高純度モノアセトアセチンの製造法に関し、詳
しくはグリセリンとアセト酢酸1価アルコールエステル
とをエステル交換反応させることにより高純度モノアセ
トアセチンを製造する方法に関するも゛のである。 【従来の技術1 モノアセトアセチン(アセト酢酸モノグリセリド)はB
irkhanら(Am、 J、 C1ln。 Nutr、、31,436.1987)により開発され
た新しい医療用エネルギー源である。 モノアセトアセチンの合成法としては、tert −ブ
チルアセトアセテートの合成法(Organ−ic
5ynthesis、Vo142.P2a〜29)を改
良したグリセリンとジケテンによる方法(Am、J、C
I in、Nutr、、31゜436.1987)が報
告されている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、ジケテンは催涙性の強刺激臭のある液体
であるのみならず、不安定な物質であり、室温でも徐々
に重合が進み、タール上の褐色液体に変化する等の問題
があり、工業的な生産が極めて危険且つ困難であるため
、ジケテンな原料とする方法は実用的ではなかった。 また、毒性の強いジケテンを使用するために、製品のモ
ノアセトアセチン中にジケテンが微量でも残存した場合
、医療用としての使用に問題があるという欠点があった
。 さらにまた、グリセリンとジケテンとの合成には100
℃以上の温度を必要とし、収率も低く溶剤抽出等で精製
されたモノアセトアセチンの純度は60%程度にすぎず
、カラムクロマトグラフィ−等の精製を行わなければな
らなかった。この場合には、大量の溶剤を必要とし経済
性に問題があり、大量生産できないという問題があった
。 本発明は、モノアセトアセチンの製造におけるこの様な
問題点を解決して、比較的簡便で、しかも溶剤を使用せ
ず大量生産が可能な方法により、医療用として適した高
純度モノアセトアセチンを高収率で得る方法を提供しよ
うとするものである。 【課題を解決するための手段】 本発明者らは鋭意研究の結果、グリセリンとアセト酢酸
1価アルコールエステルをエステル交換反応を行うと、
比較的低温で反応が進行し、グリセリ゛ンの転化率が高
く、しかもジアセトアセチン、トリアセトアセチンをほ
とんど生成することな(、選択的にモノアセトアセチン
が高収率で生成することを見いだし本発明に到達した。 すなわち、本発明はグリセリンとアセト酢酸1価アルコ
ールエステルとをエステル交換反応させることを特徴と
するモノアセトアセチンの製造法である。 本発明において使用するアセト酢酸1価アルコールエス
テルとは、アセト酢酸と脂肪族1価アルコールのエステ
ルであり、脂肪族1価アルコールの種類は特に限定され
ないが、炭化水素鎖が長(なるに従い反応速度が減少し
反応温度も高(なる、またエステル交換反応において発
生する1価アルコールを反応中に系外に留去するために
は、なるべく炭化水素鎖が短いアルコールのエステルの
方が望ましい0例えば、アセト酢酸メチル、アセト酢酸
エチル等が好適である。また、これらアセト酢酸1価ア
ルコールエステルは単独または併用して用いることがで
きる。 アセト酢酸1価アルコールエステルの使用量は、グリセ
リン1モルに対し1〜3モルが好ましく、より好ましく
は2〜3モルである。アセト酢酸1価アルコールエステ
ルが1モルよりも少ない場合収量が低くなり、3モルよ
りも多く使用しても顕著な収量の向上は得られず、効率
、コストの面で好ましくない。 本発明においては塩基触媒を用いるのが好ましい、使用
する塩基触媒としては、アルカリ金属水酸化物及び炭酸
塩、アルカリ土類金属水酸化物及び炭酸塩、金属アルコ
ラード等があり、例えば。 NaOH,KOH%Nag Cos 、Kt COs
。 CHm ONa、Cm Hs ONa等が好ましい、ま
た、これら塩基触媒を単独または併用して用いることが
できる。 塩基触媒の使用量は、グリセリン1モルに対し0.5〜
5モル%が好ましく、より好ましくは0.8〜3モル%
である。塩基触媒の使用量が0.5モルよりも少ない場
合反応速度が遅くなり本発明の目的を達成することがで
きにくくなり、一方千ノアセトアセチンがアルカリ性条
件下では不安定なため、塩基触媒を5モル%よりも多(
使用すると、収率が低下し好ましくない。 本発明方法の反応温度は、エステル交換反応によって発
生する1価アルコールの沸点以上で、アセト酢酸1価ア
ルコールエステルの沸点以下の温度が好ましい。温度が
あまり高いと危険であるばかつてなく、原料のアセト酢
酸1価アルコールエステルが1価アルコールと共に留去
され、失われる量が多くなり、またグリセリンの重合等
の副反応が生じるため、発生する1価アルコールの沸点
より1〜10℃高い温度の範囲が好ましい1例えばアセ
ト酢酸メチルを原料とした場合は66〜76℃、アセト
酢酸エチルを用いた場合は78〜88℃の範囲が好適な
温度であり、低級アルコールエステルを用いた場合、低
温で反応を行なうことができる。 未反応のアセト酢酸
1価アルコールエステルはエステル交換反応終了後、反
応系から減圧留去することができ、比較的簡単にモノア
セトアセチン含量の高い反応生成物が得られる。 この減圧留去したアセト酢酸1価アルコールエステルは
、回収して再使用することも可能である。 本発明のエステル交換反応においては、目的とするモノ
アセトアセチンが選択的に高収率で得られ、反応生成物
中にはジアセトアセチン、トリアセトアセチンをほとん
ど含まないため、蒸留することにより、未反応のグリセ
リンと分離し、高純度のモノアセトアセチンを得ること
ができる。 未反応グリセリンが多量に存在する場合には、蒸留して
も高純度のモノアセトアセチンを得ることが困難である
が、本発明においてはグリセリンの転化率が高く1反応
終了後のモノアセトアセチン濃度が高いため、蒸留によ
り高純度のモノアセトアセチンが得られ、また蒸留時の
製品のロスも少ない。 本発明において上記のモノアセトアセチンを製品として
取り出すための蒸留は、通常の蒸留装置で行うことも可
能であるが、塩基触媒の存在下で蒸留を行うため蒸発面
積の小さい薄膜蒸留器1分子蒸留器等を使用することが
好ましい。 本発明においては目的物であるモノアセトアセチンが選
択的に得られ、ジアセトアセチン、トリアセトアセチン
は殆ど生成せず、これも本発明の大きな特長の一つであ
る。 一般に、グリセリンと脂肪酸1価アルコールエス
テルのエステル交換反応の場合、反応生成物はモノグリ
セリド、ジグリセリド、トリグリセリド、及びグリセリ
ンの混合物となる。これはグリセリンの3個のアルコー
ル基が脂肪酸1価アルコールエステルとランダムに反応
するためであり、モノグリセリドの生成率を上げるには
グリセリンを大過剰に加えることが必要になる。 しかるに本発明においては、逆にアセト酢酸1価アルコ
ールエステルをモノグリセリドの生成に必要な当量以上
に加えても、ジグリセリドとトリグリセリドに相当する
ジアセトアセチンとトリアセトアセチンはほとんど生成
しなかった。ジアセトアセチンが生成するためには、モ
ノアセトアセチンとアセト酢酸1価アルコールエステル
との反応またはモノアセトアセチン同士の不均化反応が
必要である。モノアセトアセチンの分子中の残存水酸基
が不活性化されるとこれらの反応は阻害されるが、モノ
アセトアセチンのアセチル基と分子中の水酸基とが分子
内水素結合を形成し、水酸基の外部分子との接触を妨害
していることが考えられる。 従って、−旦モノアセトアセチンが生成すると、それ以
降はアセト酢酸1価アルコールエステルはモノアセトア
セチンと反応できず、ジアセトアセチン及びトリアセト
アセチンが生成しないものと考えられる。 〔実施例] 本発明を実施例及び比較例により具体的に説明する。 表−1に実施例1〜4において用いるグリセリンの使用
量、アセト酢酸1価アルコールエステルの種類と使用量
、触媒の種類と添加量をまとめて示す。 医塵信1 1Lフラスコに温度計、窒素吹き込み管、冷却′器を配
し、これにグリセリン368g(4モル)、及びアセト
酢酸メチル464g(4モル)を取り、ついで触媒とし
て水酸化カリウムを2.2g (0,04モル)を加え
て、窒素ガスを微量吹き込み約50Orpmで撹拌しな
がら65℃に加熱した後、65−75℃にてエステル交
換反応を3時間行った。エステル交換終了後、75℃、
1−10Torrにて1時間アセト酢酸メチルを減圧留
去し回収した。ついでスミス式薄膜蒸留器を使用し、8
0−130℃、0.0f−0,ITorrにて蒸留精製
を3回行った。 次に、アセト酢酸メチル留去後及び蒸留後のモノアセト
アセチンの純度をHPLC測定により求めた。その結果
を表−2に示す。 ここで、使用したHPLC測定の条件を次に示す。 試料溶液二検体500μβをHPLC用蒸留水で5mI
2にメスアップした溶液(注 入20μI2) カラム :Asahipack GC−320(旭化
成) 移動相 :HPL’C用蒸留水 用度留水: 20−25℃の一定温度 検出 :5hodex 5E−61(RI:昭和電
工) 流速 :1.Omβ/min 大施伝1 表−1に示したように、触媒の種類および仕込組成を変
えた以外は実施例1と同様にエステル交換反応を行った
後、蒸留精製を行った。結果を表−2にまとめて示す。 夾施廻旦二A アセト酢酸1価アルコールエステルとしてアセト酢酸エ
チルを用い、触媒としてナトリウムメチラートおよびナ
トリウムエチラートを用い、78〜88℃にて表−1に
示す仕込組成で実施例1と同様にエステル交換反応を行
なった。結果を表−2にまとめて示す。 表−2より本発明の方法に従いエステル交換した場°合
、実際に効率よくモノアセトアセチンが生成し、蒸留に
より高純度モノアセトアセチンを得られることがわかる
。 比較床上 ドラフト中において、lLフラスコに温度計、窒素吹き
込み管、滴下ロートを配し、これにグリセリン368g
(4モノりを取り、窒素ガスを微量吹き込み約50O
rpmで撹拌しながら80−85℃に昇温した。ついで
触媒として無水酢酸ナトリウムを0.8g (0,01
モル)添加し、ジケテン336g (4モル)を70℃
から120℃まで徐々に昇温しながら2.5時間で滴下
し30分間熱成した。得られた反応生成物をクロロホル
ムに溶解し少量の蒸留水で3回洗浄し、エバポレーター
にて脱溶剤を行った。ついでスミス式薄膜蒸留器を使用
し、80−130℃、0.01−〇、ITorrにて蒸
留精製を3回行った。 次に、脱溶剤後及び蒸留後のモノアセトアセチンの純度
をHPLC測定により求めた。その結果を表−2に示す
。 比較床l ドラフト中において、ILフラスコに温度計、窒素吹き
込み管、滴下ロートを配し、これにグリセリン368g
(4モル)を取り、窒素ガスを微量吹き込み約50O
rpmで攪拌しながら8〇−85℃に昇温した。ついで
触媒としてナトリウムメチラートを1.1 g (0,
02モル)添加し、ジケテン336g (4モル)を7
0℃から120℃まで徐々に昇温しながら2.5時間で
滴下し30分間熱成した。得られた反応生成物をクロロ
ホルムに溶解し少量の蒸留水で3回洗浄し、エバポレー
ターにて脱溶剤を行った。ついでスミス式薄膜蒸留器を
使用し、80−130℃、0.01−〇、ITorrに
て蒸留精製を3回行った。 次に、脱溶剤後及び蒸留後のモノアセトアセチンの純度
をHPLC測定により求めた。その結果を表−2に示す
。 表−2より、本発明の方法によらない場合、モノアセト
アセチンの生成率が低く、蒸留しても高純度のモノアセ
トアセチンを得ることが困難であることがわかる。 [発明の効果] グリセリンとアセト酢酸1価アルコールエステルとのエ
ステル交換反応による本発明方法により、高収率でモノ
アセトアセチンを生成させることができる。また、得ら
れた反応生成物中にジアセトアセチン及びトリアセトア
セチンをほとんど含まないため、蒸留により高純度モノ
アセトアセチンを得ることができる。 さらに、エステル交換という比較的簡便且つ安全性の高
い方法であるため、大量生産が可能となり産業上共する
こと大である。 さらにまた、毒性の極めて低い原料を用い溶剤等も使用
しないため、医療用エネルギー源としての利用が可能で
あり極めて有用である。
しくはグリセリンとアセト酢酸1価アルコールエステル
とをエステル交換反応させることにより高純度モノアセ
トアセチンを製造する方法に関するも゛のである。 【従来の技術1 モノアセトアセチン(アセト酢酸モノグリセリド)はB
irkhanら(Am、 J、 C1ln。 Nutr、、31,436.1987)により開発され
た新しい医療用エネルギー源である。 モノアセトアセチンの合成法としては、tert −ブ
チルアセトアセテートの合成法(Organ−ic
5ynthesis、Vo142.P2a〜29)を改
良したグリセリンとジケテンによる方法(Am、J、C
I in、Nutr、、31゜436.1987)が報
告されている。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、ジケテンは催涙性の強刺激臭のある液体
であるのみならず、不安定な物質であり、室温でも徐々
に重合が進み、タール上の褐色液体に変化する等の問題
があり、工業的な生産が極めて危険且つ困難であるため
、ジケテンな原料とする方法は実用的ではなかった。 また、毒性の強いジケテンを使用するために、製品のモ
ノアセトアセチン中にジケテンが微量でも残存した場合
、医療用としての使用に問題があるという欠点があった
。 さらにまた、グリセリンとジケテンとの合成には100
℃以上の温度を必要とし、収率も低く溶剤抽出等で精製
されたモノアセトアセチンの純度は60%程度にすぎず
、カラムクロマトグラフィ−等の精製を行わなければな
らなかった。この場合には、大量の溶剤を必要とし経済
性に問題があり、大量生産できないという問題があった
。 本発明は、モノアセトアセチンの製造におけるこの様な
問題点を解決して、比較的簡便で、しかも溶剤を使用せ
ず大量生産が可能な方法により、医療用として適した高
純度モノアセトアセチンを高収率で得る方法を提供しよ
うとするものである。 【課題を解決するための手段】 本発明者らは鋭意研究の結果、グリセリンとアセト酢酸
1価アルコールエステルをエステル交換反応を行うと、
比較的低温で反応が進行し、グリセリ゛ンの転化率が高
く、しかもジアセトアセチン、トリアセトアセチンをほ
とんど生成することな(、選択的にモノアセトアセチン
が高収率で生成することを見いだし本発明に到達した。 すなわち、本発明はグリセリンとアセト酢酸1価アルコ
ールエステルとをエステル交換反応させることを特徴と
するモノアセトアセチンの製造法である。 本発明において使用するアセト酢酸1価アルコールエス
テルとは、アセト酢酸と脂肪族1価アルコールのエステ
ルであり、脂肪族1価アルコールの種類は特に限定され
ないが、炭化水素鎖が長(なるに従い反応速度が減少し
反応温度も高(なる、またエステル交換反応において発
生する1価アルコールを反応中に系外に留去するために
は、なるべく炭化水素鎖が短いアルコールのエステルの
方が望ましい0例えば、アセト酢酸メチル、アセト酢酸
エチル等が好適である。また、これらアセト酢酸1価ア
ルコールエステルは単独または併用して用いることがで
きる。 アセト酢酸1価アルコールエステルの使用量は、グリセ
リン1モルに対し1〜3モルが好ましく、より好ましく
は2〜3モルである。アセト酢酸1価アルコールエステ
ルが1モルよりも少ない場合収量が低くなり、3モルよ
りも多く使用しても顕著な収量の向上は得られず、効率
、コストの面で好ましくない。 本発明においては塩基触媒を用いるのが好ましい、使用
する塩基触媒としては、アルカリ金属水酸化物及び炭酸
塩、アルカリ土類金属水酸化物及び炭酸塩、金属アルコ
ラード等があり、例えば。 NaOH,KOH%Nag Cos 、Kt COs
。 CHm ONa、Cm Hs ONa等が好ましい、ま
た、これら塩基触媒を単独または併用して用いることが
できる。 塩基触媒の使用量は、グリセリン1モルに対し0.5〜
5モル%が好ましく、より好ましくは0.8〜3モル%
である。塩基触媒の使用量が0.5モルよりも少ない場
合反応速度が遅くなり本発明の目的を達成することがで
きにくくなり、一方千ノアセトアセチンがアルカリ性条
件下では不安定なため、塩基触媒を5モル%よりも多(
使用すると、収率が低下し好ましくない。 本発明方法の反応温度は、エステル交換反応によって発
生する1価アルコールの沸点以上で、アセト酢酸1価ア
ルコールエステルの沸点以下の温度が好ましい。温度が
あまり高いと危険であるばかつてなく、原料のアセト酢
酸1価アルコールエステルが1価アルコールと共に留去
され、失われる量が多くなり、またグリセリンの重合等
の副反応が生じるため、発生する1価アルコールの沸点
より1〜10℃高い温度の範囲が好ましい1例えばアセ
ト酢酸メチルを原料とした場合は66〜76℃、アセト
酢酸エチルを用いた場合は78〜88℃の範囲が好適な
温度であり、低級アルコールエステルを用いた場合、低
温で反応を行なうことができる。 未反応のアセト酢酸
1価アルコールエステルはエステル交換反応終了後、反
応系から減圧留去することができ、比較的簡単にモノア
セトアセチン含量の高い反応生成物が得られる。 この減圧留去したアセト酢酸1価アルコールエステルは
、回収して再使用することも可能である。 本発明のエステル交換反応においては、目的とするモノ
アセトアセチンが選択的に高収率で得られ、反応生成物
中にはジアセトアセチン、トリアセトアセチンをほとん
ど含まないため、蒸留することにより、未反応のグリセ
リンと分離し、高純度のモノアセトアセチンを得ること
ができる。 未反応グリセリンが多量に存在する場合には、蒸留して
も高純度のモノアセトアセチンを得ることが困難である
が、本発明においてはグリセリンの転化率が高く1反応
終了後のモノアセトアセチン濃度が高いため、蒸留によ
り高純度のモノアセトアセチンが得られ、また蒸留時の
製品のロスも少ない。 本発明において上記のモノアセトアセチンを製品として
取り出すための蒸留は、通常の蒸留装置で行うことも可
能であるが、塩基触媒の存在下で蒸留を行うため蒸発面
積の小さい薄膜蒸留器1分子蒸留器等を使用することが
好ましい。 本発明においては目的物であるモノアセトアセチンが選
択的に得られ、ジアセトアセチン、トリアセトアセチン
は殆ど生成せず、これも本発明の大きな特長の一つであ
る。 一般に、グリセリンと脂肪酸1価アルコールエス
テルのエステル交換反応の場合、反応生成物はモノグリ
セリド、ジグリセリド、トリグリセリド、及びグリセリ
ンの混合物となる。これはグリセリンの3個のアルコー
ル基が脂肪酸1価アルコールエステルとランダムに反応
するためであり、モノグリセリドの生成率を上げるには
グリセリンを大過剰に加えることが必要になる。 しかるに本発明においては、逆にアセト酢酸1価アルコ
ールエステルをモノグリセリドの生成に必要な当量以上
に加えても、ジグリセリドとトリグリセリドに相当する
ジアセトアセチンとトリアセトアセチンはほとんど生成
しなかった。ジアセトアセチンが生成するためには、モ
ノアセトアセチンとアセト酢酸1価アルコールエステル
との反応またはモノアセトアセチン同士の不均化反応が
必要である。モノアセトアセチンの分子中の残存水酸基
が不活性化されるとこれらの反応は阻害されるが、モノ
アセトアセチンのアセチル基と分子中の水酸基とが分子
内水素結合を形成し、水酸基の外部分子との接触を妨害
していることが考えられる。 従って、−旦モノアセトアセチンが生成すると、それ以
降はアセト酢酸1価アルコールエステルはモノアセトア
セチンと反応できず、ジアセトアセチン及びトリアセト
アセチンが生成しないものと考えられる。 〔実施例] 本発明を実施例及び比較例により具体的に説明する。 表−1に実施例1〜4において用いるグリセリンの使用
量、アセト酢酸1価アルコールエステルの種類と使用量
、触媒の種類と添加量をまとめて示す。 医塵信1 1Lフラスコに温度計、窒素吹き込み管、冷却′器を配
し、これにグリセリン368g(4モル)、及びアセト
酢酸メチル464g(4モル)を取り、ついで触媒とし
て水酸化カリウムを2.2g (0,04モル)を加え
て、窒素ガスを微量吹き込み約50Orpmで撹拌しな
がら65℃に加熱した後、65−75℃にてエステル交
換反応を3時間行った。エステル交換終了後、75℃、
1−10Torrにて1時間アセト酢酸メチルを減圧留
去し回収した。ついでスミス式薄膜蒸留器を使用し、8
0−130℃、0.0f−0,ITorrにて蒸留精製
を3回行った。 次に、アセト酢酸メチル留去後及び蒸留後のモノアセト
アセチンの純度をHPLC測定により求めた。その結果
を表−2に示す。 ここで、使用したHPLC測定の条件を次に示す。 試料溶液二検体500μβをHPLC用蒸留水で5mI
2にメスアップした溶液(注 入20μI2) カラム :Asahipack GC−320(旭化
成) 移動相 :HPL’C用蒸留水 用度留水: 20−25℃の一定温度 検出 :5hodex 5E−61(RI:昭和電
工) 流速 :1.Omβ/min 大施伝1 表−1に示したように、触媒の種類および仕込組成を変
えた以外は実施例1と同様にエステル交換反応を行った
後、蒸留精製を行った。結果を表−2にまとめて示す。 夾施廻旦二A アセト酢酸1価アルコールエステルとしてアセト酢酸エ
チルを用い、触媒としてナトリウムメチラートおよびナ
トリウムエチラートを用い、78〜88℃にて表−1に
示す仕込組成で実施例1と同様にエステル交換反応を行
なった。結果を表−2にまとめて示す。 表−2より本発明の方法に従いエステル交換した場°合
、実際に効率よくモノアセトアセチンが生成し、蒸留に
より高純度モノアセトアセチンを得られることがわかる
。 比較床上 ドラフト中において、lLフラスコに温度計、窒素吹き
込み管、滴下ロートを配し、これにグリセリン368g
(4モノりを取り、窒素ガスを微量吹き込み約50O
rpmで撹拌しながら80−85℃に昇温した。ついで
触媒として無水酢酸ナトリウムを0.8g (0,01
モル)添加し、ジケテン336g (4モル)を70℃
から120℃まで徐々に昇温しながら2.5時間で滴下
し30分間熱成した。得られた反応生成物をクロロホル
ムに溶解し少量の蒸留水で3回洗浄し、エバポレーター
にて脱溶剤を行った。ついでスミス式薄膜蒸留器を使用
し、80−130℃、0.01−〇、ITorrにて蒸
留精製を3回行った。 次に、脱溶剤後及び蒸留後のモノアセトアセチンの純度
をHPLC測定により求めた。その結果を表−2に示す
。 比較床l ドラフト中において、ILフラスコに温度計、窒素吹き
込み管、滴下ロートを配し、これにグリセリン368g
(4モル)を取り、窒素ガスを微量吹き込み約50O
rpmで攪拌しながら8〇−85℃に昇温した。ついで
触媒としてナトリウムメチラートを1.1 g (0,
02モル)添加し、ジケテン336g (4モル)を7
0℃から120℃まで徐々に昇温しながら2.5時間で
滴下し30分間熱成した。得られた反応生成物をクロロ
ホルムに溶解し少量の蒸留水で3回洗浄し、エバポレー
ターにて脱溶剤を行った。ついでスミス式薄膜蒸留器を
使用し、80−130℃、0.01−〇、ITorrに
て蒸留精製を3回行った。 次に、脱溶剤後及び蒸留後のモノアセトアセチンの純度
をHPLC測定により求めた。その結果を表−2に示す
。 表−2より、本発明の方法によらない場合、モノアセト
アセチンの生成率が低く、蒸留しても高純度のモノアセ
トアセチンを得ることが困難であることがわかる。 [発明の効果] グリセリンとアセト酢酸1価アルコールエステルとのエ
ステル交換反応による本発明方法により、高収率でモノ
アセトアセチンを生成させることができる。また、得ら
れた反応生成物中にジアセトアセチン及びトリアセトア
セチンをほとんど含まないため、蒸留により高純度モノ
アセトアセチンを得ることができる。 さらに、エステル交換という比較的簡便且つ安全性の高
い方法であるため、大量生産が可能となり産業上共する
こと大である。 さらにまた、毒性の極めて低い原料を用い溶剤等も使用
しないため、医療用エネルギー源としての利用が可能で
あり極めて有用である。
Claims (1)
- グリセリンとアセト酢酸1価アルコールエステルとをエ
ステル交換反応させることを特徴とするモノアセトアセ
チンの製造法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32479888A JPH02172949A (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | モノアセトアセチンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32479888A JPH02172949A (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | モノアセトアセチンの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02172949A true JPH02172949A (ja) | 1990-07-04 |
Family
ID=18169801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32479888A Pending JPH02172949A (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | モノアセトアセチンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02172949A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101942088A (zh) * | 2010-08-24 | 2011-01-12 | 中山大学 | 一种合成乙酰乙酸酯化合物的方法 |
| CN104292105A (zh) * | 2014-09-27 | 2015-01-21 | 安徽金禾实业股份有限公司 | 一种连续法生产乙酰乙酸甲酯的方法 |
| JP2024009104A (ja) * | 2019-06-12 | 2024-01-19 | ケトリピックス セラポーティクス ゲーエムベーハー | ケトカルボン酸のポリオールベースのエステルの製造方法 |
-
1988
- 1988-12-24 JP JP32479888A patent/JPH02172949A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101942088A (zh) * | 2010-08-24 | 2011-01-12 | 中山大学 | 一种合成乙酰乙酸酯化合物的方法 |
| CN104292105A (zh) * | 2014-09-27 | 2015-01-21 | 安徽金禾实业股份有限公司 | 一种连续法生产乙酰乙酸甲酯的方法 |
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