JPH0217529B2 - - Google Patents
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- JPH0217529B2 JPH0217529B2 JP63308989A JP30898988A JPH0217529B2 JP H0217529 B2 JPH0217529 B2 JP H0217529B2 JP 63308989 A JP63308989 A JP 63308989A JP 30898988 A JP30898988 A JP 30898988A JP H0217529 B2 JPH0217529 B2 JP H0217529B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dichlorobutene
- reactor
- isomerization
- cuprous
- hydroxylamine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/35—Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions not affecting the number of carbon or of halogen atoms in the reaction
- C07C17/358—Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions not affecting the number of carbon or of halogen atoms in the reaction by isomerisation
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
本発明は、固体及び高沸点副生物の生成が禁止
されたジクロルブテンの改良された異性化法に関
する。 1,4−ジクロルブテン−2を3,4−ジクロ
ルブテン−1へ、或いはその逆へ、銅塩の存在下
に例えば銅塩と四級アンモニウム化合物との錯体
の存在下に異性化させることは、ナカタ
(Nakata)らの米国特許第3819730号に記述され
ているように公知である。1,4−ジクロルブテ
ン−2はある種の重要なポリアミド例えばナイロ
ン66の製造における有用な中間体であり、一方
3,4−ジクロルブテン−1はネオプレンとして
公知のある種の重要な合成ゴムの製造の基本的な
単量体であるクロロプレンの製造において等しく
有用な中間体である。ナカタらの方法では、実質
的に純粋な1,4−ジクロルブテン−2又は3,
4−ジクロルブテン−1、或いはこれらの混合物
を、減圧下に運転され且つ塩化第一銅/四級アン
モニウム化合物触媒を含む定沸とう反応器に供給
する。異性化したジクロルブテン化合物は蒸気と
して取り出され、次いでこれを凝縮し且つ分留し
てそれぞれ実質的に純粋な3,4−及び1,4−
ジクロルブテンを得る。第一銅化合物触媒或いは
塩化第一銅とアミン、アミド又はニトリルの錯体
に基づく他の方法も公知である。 上述の方法は、多かれ少なかれ副反応が付随
し、これが多分低量重合した及び/又は重合した
物質を生成し、この結果時に反応器を詰まらせ、
反応器の熱交換効率を低下させ、そして当然異性
化したジクロルブテンの収率を減少させる。 従つて本発明の目的は、これらの副反応が実質
的に禁止されるジクロルブテンの異性化における
改良を提供することである。 本発明によれば、異性化すべきジクロルブテン
を、第一銅化合物触媒の存在下に、水の不存在下
に且つ空気を実質的に排除して、系が均一となる
温度に加熱し、そして異性化した生成物を反応媒
体から除去することによつて1,4−ジクロルブ
テン−2及び3,4−ジクロルブテン−1の一方
を他方へ異性化する際に、異性化中反応媒体中
に、異性化すべきジクロルベンゼンの重量に基づ
いて約0.05〜0.6%の量のヒドロキシルアミン塩
を存在させる該ジクロルブテンの異性化法が提供
される。 異性化法は、第一銅塩を触媒として用いるいず
れか公知のジクロルブテン異性化法であつてよい
が、好ましくは本明細書に参考文献として引用さ
れるナカタらの方法であろう。ここに触媒は第一
銅塩の四級アンモニウム塩との錯体である。普通
の第一銅塩は塩化第一銅であるが、他の塩例えば
臭化第一銅又は硫酸第一銅も使用することができ
る。適当な四級アンモニウム塩との錯体を用いる
ならば、多くの適当な四級アンモニウム塩は式
RnR′mR″pNCで表わすことができる。ここに
Rはアリール又はアルカリール基或いは塩素置換
ブテニル基であり;R′は炭素数1〜3のアルキ
ル基であり、;R″は炭素数4〜18のアルキル基で
あり;n+m+p=4;n=0又は1;そしてm
及びpの各は独立に0又は1〜4の整数である。
この方法において適当な代表的四級アンモニウム
塩は例えばブチルトリメチルアンモニウムクロラ
イド及び1,4−ジクロルブテン−2及びトリメ
チルアミン又はトリエチルアミンに由来する四級
アンモニウム塩を含む。四級アンモニウム塩と第
一銅塩のモル比が約0.8である触媒錯体を用いる
ことは好適である。より大きい比はより多くの触
媒を必要とし、これは装置の腐食の危険を増大さ
せる。ナカタらの条件下において、上述した四級
アンモニウム塩/第一銅塩のモル比に対し、最適
な結果は塩化第一銅として計算した銅の量が反応
器中に存在するジクロルブテンの約1.5重量%で
あるような触媒量のときに得られる。1.5%以下
の場合、異性化速度は商業的に魅力ある運転に対
してあまりにも遅すぎる。しかし触媒量を塩化第
一銅として計算して約1%の銅まで減じても成功
裏に異性化を行なうことができる。一方2%以上
では深刻な装置の腐食に遭遇しよう。 普通異性化反応は、反応媒体がその沸とう温度
にあり且つ生成物がそれら除去できるような減圧
で行なわれる。普通圧力は約2.5〜80kPaである、
温度は2.5〜28kPaにおいて約60〜150℃、好まし
くは約60〜120℃、特に9.3〜24kPaにおいて約90
〜112℃であろう。 この方法は回分式でも連続式でも行なうことが
できるが、当然連続式で行なうことが好適であ
る。工場において、このようにして運転する場
合、本方法は反応器中のジクロルブテンの容量に
基づいて1日当り約0.3〜0.6%の固体及び/又は
高沸点残渣を生成する。本発明の方法は、残存固
体及び高沸点物反応媒体の約25〜30%に達するま
で約4〜6週間連続して運転することができ、そ
れからも間断的に副生物を追い出して、その残渣
量を25%に維持することができる。斯くしてこの
方法は間断的追い出しによつて数ケ月にわたつて
運転することができる。禁止剤の不存在下におい
ては、反応器は約2週間の連続操作の後に追い出
しを行なわなければならない。 本方法において禁止剤として使用しうるヒドロ
キシルアミン塩は、ある程度まで系に存在する空
気の量に依存する。理想的な条件下において、実
験室の場合空気は完全に排除することができる
が、工場の場合にはそれを制御された分圧に維持
してよい。本方法を窒素の雰囲気に行なつてもよ
い。系に空気が存在しない場合、禁止剤の量は
0.05%以下に減ずることができるが、普通少くと
も現存の工場の条件下においては常にいくらかの
空気が存在し、通常では空気の圧力は約0.5kPa
であろう。約0.6%以上のヒドロキシルアミン塩
は、更なる利点が具現化できず、また付加的費用
が不必要であるから推奨できない。最も普通の及
び最も実際的なヒドロキシルアミン塩はヒドロキ
シルアミン塩酸塩であるが、他の塩例えばヒドロ
キシルアミン硫酸塩、硫酸水素塩、臭化水素酸
塩、酢酸塩、トリクロル酢酸塩なども使用しう
る。遊離のヒドロキシルアミンも使用しうる。そ
れは塩酸塩が、副反応のために少量の程度まで常
に発生する塩化水素の存在下にその場で生成する
からである。 ヒドロキシルアミン塩はこの禁止効果を有する
ことが示され且つ反応混合物中に単に抗酸化剤が
存在するということを結論しうるようであるけれ
ど、他の一般的に使用される抗酸化剤は驚くこと
に同一の利点を有さない。例えば良く知られた工
業的抗酸化剤であるtert−ブチルカテコールは、
多分触媒と錯体を形成するために反応器仕込み物
を24時間以内にゲル化させるから、本方法におい
て有効でない。フエノチアジン及びピロガロール
は材料を試験の開始時に混合した時に直ぐにゲル
化を誘導し、従つてこれも禁止剤として無効であ
る。 禁止剤の効果を決定するためには、ガスクロマ
トグラフイーにより或いはジクロルブテンの約
2.7kPaにおける蒸発及び残渣の秤量により残渣
の量を決定するとよい。残渣は擬液性でゲルを形
成する。 今や本発明をそのある好適な具体例の実施例に
よつて例示する。ここにすべての部、割合及びパ
ーセントは重量によるものとする。但し固体及
び/又は高沸点残渣の量は全反応器含量の容量パ
ーセントとして表示することとする。 実施例 1 攪拌機及び凝縮器を備えた窒素下の1のフラ
スコ中において、トリエチルアミン塩酸塩7.2g
を1,4−ジクロルブテン594mlに54℃で添加す
ることによつて触媒を調整した。混合物を1時間
攪拌し、次いで塩化第一銅8.9gを添加して可溶
性の四級アンモニウム第一銅クロライド化合物を
製造した。次いでヒドロキシルアミン塩酸塩4.0
gの試料(ジクロルブテン0.6重量部)を添加し、
混合物を100℃まで加熱し、22日間反応させた。
1.0mlの画分からなる試験試料を第2日目の始ま
る時に毎日採取し、そして酸洗浄した60/80メツ
シユ(0.246〜0.175mm)の焼成珪藻土[クロムソ
ルブ(Chromsorb )、“P”、ジヨンズ−マンビ
ル社(Johns−Manville Coap.)]上5%ポリエ
チレングリコール[カーボツクス 20M TPA、
ユニオン・カーバイド社(Union Carbide
Corp.)]を充填した外径3mmのステンレス鋼カラ
ムを用いるガスクロマトグラフイーにより、ジク
ロルブテン%、高沸点物%、及び残渣%を各試料
に対して試験した。この方法で分析した時、残渣
の生成速度は1日当り反応器の容量の0.3%が残
渣に添加されるようなものであつた。以下のすべ
ての実施例において同一の分析法を使用した。 対照例 A 実施例1と同一の反応器及び条件を用いること
により、ヒドロキシルアミン塩酸塩禁止剤を存在
させない以外同一成分を同一量で用いて対照実験
を行なつた。3.7日後に測定した残渣の生成速度
は1日当り反応器の容量の1.2%が残渣に転化さ
れるというものであつた。 実施例 2 0.5cm3/分の空気流を反応器に導入する以外、
実施例1同一の反応器及び方法を用い且つ同一成
分を同一量で用いて同様の実験を行なつた。反応
器を6.75日運転し、その後に測定した残渣の生成
速度は1日当り反応器の容量の1.2%が残渣に転
化されるというようなものであつた。 対照例 B 実施例2に記述したものと同一の反応器及び条
件を用いることにより、ヒドロキシルアミン塩酸
塩を存在させない以外同一の成分を同一量で用い
て対照実験を行なつた。2.9日後、反応混合物は
完全にゲル化し、残渣の生成速度は反応器の容量
の20%以上/日が残渣に転化するというようなも
のであつた。上述の4つの例の結果を下表に要約
する。
されたジクロルブテンの改良された異性化法に関
する。 1,4−ジクロルブテン−2を3,4−ジクロ
ルブテン−1へ、或いはその逆へ、銅塩の存在下
に例えば銅塩と四級アンモニウム化合物との錯体
の存在下に異性化させることは、ナカタ
(Nakata)らの米国特許第3819730号に記述され
ているように公知である。1,4−ジクロルブテ
ン−2はある種の重要なポリアミド例えばナイロ
ン66の製造における有用な中間体であり、一方
3,4−ジクロルブテン−1はネオプレンとして
公知のある種の重要な合成ゴムの製造の基本的な
単量体であるクロロプレンの製造において等しく
有用な中間体である。ナカタらの方法では、実質
的に純粋な1,4−ジクロルブテン−2又は3,
4−ジクロルブテン−1、或いはこれらの混合物
を、減圧下に運転され且つ塩化第一銅/四級アン
モニウム化合物触媒を含む定沸とう反応器に供給
する。異性化したジクロルブテン化合物は蒸気と
して取り出され、次いでこれを凝縮し且つ分留し
てそれぞれ実質的に純粋な3,4−及び1,4−
ジクロルブテンを得る。第一銅化合物触媒或いは
塩化第一銅とアミン、アミド又はニトリルの錯体
に基づく他の方法も公知である。 上述の方法は、多かれ少なかれ副反応が付随
し、これが多分低量重合した及び/又は重合した
物質を生成し、この結果時に反応器を詰まらせ、
反応器の熱交換効率を低下させ、そして当然異性
化したジクロルブテンの収率を減少させる。 従つて本発明の目的は、これらの副反応が実質
的に禁止されるジクロルブテンの異性化における
改良を提供することである。 本発明によれば、異性化すべきジクロルブテン
を、第一銅化合物触媒の存在下に、水の不存在下
に且つ空気を実質的に排除して、系が均一となる
温度に加熱し、そして異性化した生成物を反応媒
体から除去することによつて1,4−ジクロルブ
テン−2及び3,4−ジクロルブテン−1の一方
を他方へ異性化する際に、異性化中反応媒体中
に、異性化すべきジクロルベンゼンの重量に基づ
いて約0.05〜0.6%の量のヒドロキシルアミン塩
を存在させる該ジクロルブテンの異性化法が提供
される。 異性化法は、第一銅塩を触媒として用いるいず
れか公知のジクロルブテン異性化法であつてよい
が、好ましくは本明細書に参考文献として引用さ
れるナカタらの方法であろう。ここに触媒は第一
銅塩の四級アンモニウム塩との錯体である。普通
の第一銅塩は塩化第一銅であるが、他の塩例えば
臭化第一銅又は硫酸第一銅も使用することができ
る。適当な四級アンモニウム塩との錯体を用いる
ならば、多くの適当な四級アンモニウム塩は式
RnR′mR″pNCで表わすことができる。ここに
Rはアリール又はアルカリール基或いは塩素置換
ブテニル基であり;R′は炭素数1〜3のアルキ
ル基であり、;R″は炭素数4〜18のアルキル基で
あり;n+m+p=4;n=0又は1;そしてm
及びpの各は独立に0又は1〜4の整数である。
この方法において適当な代表的四級アンモニウム
塩は例えばブチルトリメチルアンモニウムクロラ
イド及び1,4−ジクロルブテン−2及びトリメ
チルアミン又はトリエチルアミンに由来する四級
アンモニウム塩を含む。四級アンモニウム塩と第
一銅塩のモル比が約0.8である触媒錯体を用いる
ことは好適である。より大きい比はより多くの触
媒を必要とし、これは装置の腐食の危険を増大さ
せる。ナカタらの条件下において、上述した四級
アンモニウム塩/第一銅塩のモル比に対し、最適
な結果は塩化第一銅として計算した銅の量が反応
器中に存在するジクロルブテンの約1.5重量%で
あるような触媒量のときに得られる。1.5%以下
の場合、異性化速度は商業的に魅力ある運転に対
してあまりにも遅すぎる。しかし触媒量を塩化第
一銅として計算して約1%の銅まで減じても成功
裏に異性化を行なうことができる。一方2%以上
では深刻な装置の腐食に遭遇しよう。 普通異性化反応は、反応媒体がその沸とう温度
にあり且つ生成物がそれら除去できるような減圧
で行なわれる。普通圧力は約2.5〜80kPaである、
温度は2.5〜28kPaにおいて約60〜150℃、好まし
くは約60〜120℃、特に9.3〜24kPaにおいて約90
〜112℃であろう。 この方法は回分式でも連続式でも行なうことが
できるが、当然連続式で行なうことが好適であ
る。工場において、このようにして運転する場
合、本方法は反応器中のジクロルブテンの容量に
基づいて1日当り約0.3〜0.6%の固体及び/又は
高沸点残渣を生成する。本発明の方法は、残存固
体及び高沸点物反応媒体の約25〜30%に達するま
で約4〜6週間連続して運転することができ、そ
れからも間断的に副生物を追い出して、その残渣
量を25%に維持することができる。斯くしてこの
方法は間断的追い出しによつて数ケ月にわたつて
運転することができる。禁止剤の不存在下におい
ては、反応器は約2週間の連続操作の後に追い出
しを行なわなければならない。 本方法において禁止剤として使用しうるヒドロ
キシルアミン塩は、ある程度まで系に存在する空
気の量に依存する。理想的な条件下において、実
験室の場合空気は完全に排除することができる
が、工場の場合にはそれを制御された分圧に維持
してよい。本方法を窒素の雰囲気に行なつてもよ
い。系に空気が存在しない場合、禁止剤の量は
0.05%以下に減ずることができるが、普通少くと
も現存の工場の条件下においては常にいくらかの
空気が存在し、通常では空気の圧力は約0.5kPa
であろう。約0.6%以上のヒドロキシルアミン塩
は、更なる利点が具現化できず、また付加的費用
が不必要であるから推奨できない。最も普通の及
び最も実際的なヒドロキシルアミン塩はヒドロキ
シルアミン塩酸塩であるが、他の塩例えばヒドロ
キシルアミン硫酸塩、硫酸水素塩、臭化水素酸
塩、酢酸塩、トリクロル酢酸塩なども使用しう
る。遊離のヒドロキシルアミンも使用しうる。そ
れは塩酸塩が、副反応のために少量の程度まで常
に発生する塩化水素の存在下にその場で生成する
からである。 ヒドロキシルアミン塩はこの禁止効果を有する
ことが示され且つ反応混合物中に単に抗酸化剤が
存在するということを結論しうるようであるけれ
ど、他の一般的に使用される抗酸化剤は驚くこと
に同一の利点を有さない。例えば良く知られた工
業的抗酸化剤であるtert−ブチルカテコールは、
多分触媒と錯体を形成するために反応器仕込み物
を24時間以内にゲル化させるから、本方法におい
て有効でない。フエノチアジン及びピロガロール
は材料を試験の開始時に混合した時に直ぐにゲル
化を誘導し、従つてこれも禁止剤として無効であ
る。 禁止剤の効果を決定するためには、ガスクロマ
トグラフイーにより或いはジクロルブテンの約
2.7kPaにおける蒸発及び残渣の秤量により残渣
の量を決定するとよい。残渣は擬液性でゲルを形
成する。 今や本発明をそのある好適な具体例の実施例に
よつて例示する。ここにすべての部、割合及びパ
ーセントは重量によるものとする。但し固体及
び/又は高沸点残渣の量は全反応器含量の容量パ
ーセントとして表示することとする。 実施例 1 攪拌機及び凝縮器を備えた窒素下の1のフラ
スコ中において、トリエチルアミン塩酸塩7.2g
を1,4−ジクロルブテン594mlに54℃で添加す
ることによつて触媒を調整した。混合物を1時間
攪拌し、次いで塩化第一銅8.9gを添加して可溶
性の四級アンモニウム第一銅クロライド化合物を
製造した。次いでヒドロキシルアミン塩酸塩4.0
gの試料(ジクロルブテン0.6重量部)を添加し、
混合物を100℃まで加熱し、22日間反応させた。
1.0mlの画分からなる試験試料を第2日目の始ま
る時に毎日採取し、そして酸洗浄した60/80メツ
シユ(0.246〜0.175mm)の焼成珪藻土[クロムソ
ルブ(Chromsorb )、“P”、ジヨンズ−マンビ
ル社(Johns−Manville Coap.)]上5%ポリエ
チレングリコール[カーボツクス 20M TPA、
ユニオン・カーバイド社(Union Carbide
Corp.)]を充填した外径3mmのステンレス鋼カラ
ムを用いるガスクロマトグラフイーにより、ジク
ロルブテン%、高沸点物%、及び残渣%を各試料
に対して試験した。この方法で分析した時、残渣
の生成速度は1日当り反応器の容量の0.3%が残
渣に添加されるようなものであつた。以下のすべ
ての実施例において同一の分析法を使用した。 対照例 A 実施例1と同一の反応器及び条件を用いること
により、ヒドロキシルアミン塩酸塩禁止剤を存在
させない以外同一成分を同一量で用いて対照実験
を行なつた。3.7日後に測定した残渣の生成速度
は1日当り反応器の容量の1.2%が残渣に転化さ
れるというものであつた。 実施例 2 0.5cm3/分の空気流を反応器に導入する以外、
実施例1同一の反応器及び方法を用い且つ同一成
分を同一量で用いて同様の実験を行なつた。反応
器を6.75日運転し、その後に測定した残渣の生成
速度は1日当り反応器の容量の1.2%が残渣に転
化されるというようなものであつた。 対照例 B 実施例2に記述したものと同一の反応器及び条
件を用いることにより、ヒドロキシルアミン塩酸
塩を存在させない以外同一の成分を同一量で用い
て対照実験を行なつた。2.9日後、反応混合物は
完全にゲル化し、残渣の生成速度は反応器の容量
の20%以上/日が残渣に転化するというようなも
のであつた。上述の4つの例の結果を下表に要約
する。
【表】
対照例 C
塩化第二銅2.225g及び塩化第一銅6.675gを塩
化第一銅8.9gの代りに用いる以外対照例Aに記
述したものと同一の反応器及び方法を使用した。
残渣の生成速度は3.3%/日であることがわかつ
た。 実施例 3 還流凝縮器、秤量供給ポンプ、冷トラツプ、真
空ポンプ、温度計、攪拌機及び試料捕集ビンを備
えた窒素で一掃した1の反応フラスコからなる
連続異性化装置を用いた。トリエチルアミン塩酸
塩37.3mlを1,4−ジクロルブテン−2の820ml
に添加し、混合物を60℃まで加熱し、そして2時
間攪拌し、次いでこの時点で塩化第一銅43gを添
加し、更に2時間攪拌を続けることによつて触媒
溶液を調製した。この触媒を必要な時まで−10℃
で貯蔵した。連続反応器中において、触媒溶液の
234.5g試料及びヒドロキシルアミン塩酸塩禁止
剤0.6gを、95℃まで加熱した1,4−ジクロル
ブテン−2の390mlに添加した。圧力を13.3kPa
に一定に保ち、十分な熱を適用して頭頂から20
ml/分で沸とうさせ、そして生成物を凝縮させ、
集めた。反応器には秤量ポンプによつて1,4−
ジクロルブテン−2を20ml/分で供給して反応器
内の液準を一定に保つた。残渣の生成速度は0.3
%/日であつた。 実施例 4 工場規模の均一液相沸とう反応器を90〜110℃
に加熱し、これに塩化第一銅触媒を0.5〜2.25%
の濃度で用いることにより滞留時間が30分となる
ような速度で1,4−ジクロルブテン−2を連続
的に供給した。ヒドロキシルアミン塩酸塩禁止剤
を、0.05〜0.6%の濃度に維持するために周期的
に添加した。残渣の生成速度は0.6%/日であつ
た。実際の工場の条件下において空気の完全な排
除は不可能であることを考えると、この結果は非
常に良好であると考えられる。禁止剤の存在下に
おいて、残渣の生成速度は約1〜2%/日であつ
た。 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおり
である。 1 異性化すべきジクロルブテンを、第一銅化合
物触媒の存在下に、水の不存在下に且つ空気を
実質的に排除して、系が均一となる温度に加熱
し、そして異性化した生成物を反応媒体から除
去することによつて1,4−ジクロルブテン−
2及び3,4−ジクロルブテン−1の一方を他
方へ異性化する際に、異性化中反応媒体中に、
異性化すべきジクロルベンゼンの重量に基づい
て約0.05〜0.6%の量のヒドロキシルアミン塩
を存在させることを特徴とする方法。 2 異性化反応器内の圧力が約0.5〜80kPa、好
ましくは2.5〜28kPa、特に9.3〜24kPaであり、
また温度が約30〜150℃、好ましくは60〜120
℃、特に90〜115℃である上記第1項記載の方
法。 3 ヒドロキシルアミン塩がヒドロキシルアミン
塩酸塩である上記第2項記載の方法。 4 ヒドロキシルアミン塩酸塩を反応媒体中のそ
の場で生成せしめる上記第3項記載の方法。 5 窒素雰囲気中で行なう上記第1項記載の方
法。 6 回法分として行なう上記第1項記載の方法。 7 連続法として行なう上記第1項記載の方法。 8 触媒が第一銅塩好ましくは塩化第一銅の、四
級アンモニウム塩好ましくは四級アンモニウム
クロライドとの錯体である上記第1項記載の方
法。 9 四級アンモニウムクロライドと塩化第一銅の
モル比が約0.8である上記第8項記載の方法。 10 触媒の量が塩化第一銅として計算して、反応
器に存在するジクロルブテンの約1.5重量%で
ある上記第9項記載の方法。
化第一銅8.9gの代りに用いる以外対照例Aに記
述したものと同一の反応器及び方法を使用した。
残渣の生成速度は3.3%/日であることがわかつ
た。 実施例 3 還流凝縮器、秤量供給ポンプ、冷トラツプ、真
空ポンプ、温度計、攪拌機及び試料捕集ビンを備
えた窒素で一掃した1の反応フラスコからなる
連続異性化装置を用いた。トリエチルアミン塩酸
塩37.3mlを1,4−ジクロルブテン−2の820ml
に添加し、混合物を60℃まで加熱し、そして2時
間攪拌し、次いでこの時点で塩化第一銅43gを添
加し、更に2時間攪拌を続けることによつて触媒
溶液を調製した。この触媒を必要な時まで−10℃
で貯蔵した。連続反応器中において、触媒溶液の
234.5g試料及びヒドロキシルアミン塩酸塩禁止
剤0.6gを、95℃まで加熱した1,4−ジクロル
ブテン−2の390mlに添加した。圧力を13.3kPa
に一定に保ち、十分な熱を適用して頭頂から20
ml/分で沸とうさせ、そして生成物を凝縮させ、
集めた。反応器には秤量ポンプによつて1,4−
ジクロルブテン−2を20ml/分で供給して反応器
内の液準を一定に保つた。残渣の生成速度は0.3
%/日であつた。 実施例 4 工場規模の均一液相沸とう反応器を90〜110℃
に加熱し、これに塩化第一銅触媒を0.5〜2.25%
の濃度で用いることにより滞留時間が30分となる
ような速度で1,4−ジクロルブテン−2を連続
的に供給した。ヒドロキシルアミン塩酸塩禁止剤
を、0.05〜0.6%の濃度に維持するために周期的
に添加した。残渣の生成速度は0.6%/日であつ
た。実際の工場の条件下において空気の完全な排
除は不可能であることを考えると、この結果は非
常に良好であると考えられる。禁止剤の存在下に
おいて、残渣の生成速度は約1〜2%/日であつ
た。 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおり
である。 1 異性化すべきジクロルブテンを、第一銅化合
物触媒の存在下に、水の不存在下に且つ空気を
実質的に排除して、系が均一となる温度に加熱
し、そして異性化した生成物を反応媒体から除
去することによつて1,4−ジクロルブテン−
2及び3,4−ジクロルブテン−1の一方を他
方へ異性化する際に、異性化中反応媒体中に、
異性化すべきジクロルベンゼンの重量に基づい
て約0.05〜0.6%の量のヒドロキシルアミン塩
を存在させることを特徴とする方法。 2 異性化反応器内の圧力が約0.5〜80kPa、好
ましくは2.5〜28kPa、特に9.3〜24kPaであり、
また温度が約30〜150℃、好ましくは60〜120
℃、特に90〜115℃である上記第1項記載の方
法。 3 ヒドロキシルアミン塩がヒドロキシルアミン
塩酸塩である上記第2項記載の方法。 4 ヒドロキシルアミン塩酸塩を反応媒体中のそ
の場で生成せしめる上記第3項記載の方法。 5 窒素雰囲気中で行なう上記第1項記載の方
法。 6 回法分として行なう上記第1項記載の方法。 7 連続法として行なう上記第1項記載の方法。 8 触媒が第一銅塩好ましくは塩化第一銅の、四
級アンモニウム塩好ましくは四級アンモニウム
クロライドとの錯体である上記第1項記載の方
法。 9 四級アンモニウムクロライドと塩化第一銅の
モル比が約0.8である上記第8項記載の方法。 10 触媒の量が塩化第一銅として計算して、反応
器に存在するジクロルブテンの約1.5重量%で
ある上記第9項記載の方法。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 異性化すべきジクロルブテンを、第一銅化合
物触媒の存在下に、水の不存在下に且つ空気を実
質的に排除して、系が均一となる温度に加熱し、
そして異性化した生成物を反応媒体から除去する
ことによつて1,4−ジクロルブテン−2及び
3,4−ジクロルブテン−1の一方を他方へ異性
化する際に、異性化中反応媒体中に、異性化すべ
きジクロルブテンの重量に基づいて約0.05〜0.6
%の量のヒドロキシルアミン塩を存在させること
を特徴とする方法。 2 異性化反応器内の圧力が約0.5〜80kPa、好
ましくは2.5〜28kPa、特に9.3〜24kPaであり、
また温度が約30〜150℃、好ましくは60〜120℃、
特に90〜115℃である請求項第1項記載の方法。 3 ヒドロキシルアミン塩がヒドロキシルアミン
塩酸塩である請求項第2項記載の方法。 4 ヒドロキシルアミン塩酸塩を反応媒体中のそ
の場で生成せしめる請求項第3項記載の方法。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US13028187A | 1987-12-08 | 1987-12-08 | |
| US216422 | 1988-07-08 | ||
| US07/216,422 US4827059A (en) | 1987-12-08 | 1988-07-08 | Dichlorobutene isomerization process |
| US130281 | 1993-09-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01190640A JPH01190640A (ja) | 1989-07-31 |
| JPH0217529B2 true JPH0217529B2 (ja) | 1990-04-20 |
Family
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|---|---|---|---|
| JP63308989A Granted JPH01190640A (ja) | 1987-12-08 | 1988-12-08 | ジクロルブテンの異性化方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JPH01190640A (ja) |
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-
1988
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