JPH0217669B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0217669B2 JPH0217669B2 JP62263633A JP26363387A JPH0217669B2 JP H0217669 B2 JPH0217669 B2 JP H0217669B2 JP 62263633 A JP62263633 A JP 62263633A JP 26363387 A JP26363387 A JP 26363387A JP H0217669 B2 JPH0217669 B2 JP H0217669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spinning
- weight
- component
- general formula
- represented
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高速紡績用アクリル繊維に関するも
のである。更に詳しくは、高速紡績において、精
紡機での糸切れ及び繊維の損傷を防止した高速紡
績用アクリル繊維に関するものである。 〔従来技術と問題点〕 従来、アクリル繊維は、リング式精紡機、空気
精紡機にて紡績されてきた。これ等の精紡機はス
ピンドルの回転数が、15000〜30000回/分程度で
あつた。 しかし最近は生産性の高い回転数が60000〜
100000回/分の高速紡績機が発開され、主に綿糸
用として使用されている。 従来のリング式精紡機、空気精紡機用アクリル
繊維では、このような高速回転下では精紡機で繊
維が金属との高接圧により損傷を受けるとともに
糸切れも多く実用化が非常に困難であつた。繊維
の損傷は糸表面の毛羽立ちのみならず染色時色相
差(染斑)の原因となる。 〔発明の目的〕 本発明は、上述したようにアクリル繊維の高速
紡績において、大きなネツクとなつているところ
の精紡機での糸切れ、及び繊維損傷による糸質の
低下を改善しようとするものである。 〔発明の構成及び作用〕 本発明は下記の構成からなる。 下記成分(イ)〜(ハ) (イ) 下記一般式で示される融点30〜57℃のパラフ
イン CoH2o+2 (I) 〔式中、n:15〜40〕 (ロ) 下記一般式で示されるジアルキルポリアミド R1CONH(C2H4NH)oCOR2 () 〔式中、R1,R2:炭素数12〜22の飽和又は不
飽和のアルキル基、n:2〜4〕 (ハ) 下記一般式で示されるポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル R3COO(C2H4O)nOCR4 () 〔式中、R3、R4:水素、炭素数12〜18の飽和
又は不飽和のアルキル基、m:100〜200〕 と乳化剤とを含む紡績油剤組成物を付着した高速
紡績用アクリル繊維。 このような本発明のアクリル繊維は、対金属摩
擦性及びドラフト性に優れ、高速紡績機に供した
場合にも繊維の損傷発生を防止すると共に優れた
紡績性を与える。 本発明においてアクリル繊維とは、アクリロニ
トリルを85重量%以上含む重合体よりなる通常の
意味でのアクリル繊維である。 紡績油剤組成物における成分(イ)の一般式(I)
で示されるパラフインは、融点30〜50℃のもので
あつて、140〓パラフイン、150〓パラフイン等で
ある。 紡績油剤組成物における成分(ロ)の一般式()
で示されるジアルキルポリアミドは、ジステアリ
ルジエチレントリアミド、ジステアリルジラウリ
ルトリアミド、ジステアリルアクリルアミド等で
ある。 紡績油剤組成物における成分(ハ)の一般式()
で示されるポリエチレングリコール脂肪酸エステ
ルは、ポリエチレングリコール(8000)モノステ
アレート、ポリエチレングリコール(8000)ジス
テアレート等である。乳化剤としては、トリメチ
ルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルアン
モニウムエトサルフエート、ポリプロピレンオキ
サイド/エチレノキサイドステアレート、ソルビ
タンステアレート、ジステアリルアミドエトサル
フエート等が挙げられる。 紡績油剤組成物における各成分の含有比は、重
量部で成分(イ)/成分(ロ)/成分(ハ)=〔1〜20〕/
〔8〜30〕/〔8〜30〕が好ましい。 この範囲を外れると、高速紡績において精紡機
での糸切れが多発し、また、繊維の損傷が大とな
る傾向がある。 アクリル繊維に対する紡績油剤組成物の付着量
は、0.20〜0.50重量%が好適である。紡績油剤組
成物の付着量が0.20重量%未満であると目的とす
る効果が得られず、また、0.50重量%を超えると
紡績装置への油剤の付着とそれによる繊維の巻き
付き等のトラブルが発生する。 紡績油剤組成物をアクリル繊維に付与するに
は、通常のアクリル繊維製造工程で採用されてい
る油剤付与の方法が採用される。 例えば、凝固→水洗→乾燥→延伸→弛緩の湿式
紡糸工程において、弛緩後のアクリル繊維を本発
明油剤浴槽に浸漬させ、次いで加圧ローラにて絞
り、クリンパーにて機械捲縮を付与し、乾燥し製
品とする。この際、油剤付着量の調整は浴槽の油
剤濃度及び加圧ローラー、クリンパー条件の調整
によつて行うことができる。 〔発明の効果〕 本発明によると、下記のような利点がある。 回転数60000〜100000回/分の高速紡績装置
において、糸切れ等の工程トラブルがなく円滑
な紡績を行うことができ、生産性が向上する。 アクリル繊維の金属摩擦による繊維の損傷が
なく、このため毛羽立ちや染斑のない紡績糸を
得ることができる。 〔実施例〕 濃厚塩化亜鉛系水溶液を溶媒として重合調製し
たアクリロニトリル89.6重量部、アクリル酸メチ
ル9.5重量部、メタアリルスルフオン酸ソーダ0.9
重量部の共重合体紡糸原液を孔数45000、孔径
0.07mmのノズルを通して、通常の方法によつて湿
式防止した。水洗、乾燥、延伸、弛緩の各処理を
連続して行つた後、第1表記載の紡績油剤浴中を
通した。
のである。更に詳しくは、高速紡績において、精
紡機での糸切れ及び繊維の損傷を防止した高速紡
績用アクリル繊維に関するものである。 〔従来技術と問題点〕 従来、アクリル繊維は、リング式精紡機、空気
精紡機にて紡績されてきた。これ等の精紡機はス
ピンドルの回転数が、15000〜30000回/分程度で
あつた。 しかし最近は生産性の高い回転数が60000〜
100000回/分の高速紡績機が発開され、主に綿糸
用として使用されている。 従来のリング式精紡機、空気精紡機用アクリル
繊維では、このような高速回転下では精紡機で繊
維が金属との高接圧により損傷を受けるとともに
糸切れも多く実用化が非常に困難であつた。繊維
の損傷は糸表面の毛羽立ちのみならず染色時色相
差(染斑)の原因となる。 〔発明の目的〕 本発明は、上述したようにアクリル繊維の高速
紡績において、大きなネツクとなつているところ
の精紡機での糸切れ、及び繊維損傷による糸質の
低下を改善しようとするものである。 〔発明の構成及び作用〕 本発明は下記の構成からなる。 下記成分(イ)〜(ハ) (イ) 下記一般式で示される融点30〜57℃のパラフ
イン CoH2o+2 (I) 〔式中、n:15〜40〕 (ロ) 下記一般式で示されるジアルキルポリアミド R1CONH(C2H4NH)oCOR2 () 〔式中、R1,R2:炭素数12〜22の飽和又は不
飽和のアルキル基、n:2〜4〕 (ハ) 下記一般式で示されるポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル R3COO(C2H4O)nOCR4 () 〔式中、R3、R4:水素、炭素数12〜18の飽和
又は不飽和のアルキル基、m:100〜200〕 と乳化剤とを含む紡績油剤組成物を付着した高速
紡績用アクリル繊維。 このような本発明のアクリル繊維は、対金属摩
擦性及びドラフト性に優れ、高速紡績機に供した
場合にも繊維の損傷発生を防止すると共に優れた
紡績性を与える。 本発明においてアクリル繊維とは、アクリロニ
トリルを85重量%以上含む重合体よりなる通常の
意味でのアクリル繊維である。 紡績油剤組成物における成分(イ)の一般式(I)
で示されるパラフインは、融点30〜50℃のもので
あつて、140〓パラフイン、150〓パラフイン等で
ある。 紡績油剤組成物における成分(ロ)の一般式()
で示されるジアルキルポリアミドは、ジステアリ
ルジエチレントリアミド、ジステアリルジラウリ
ルトリアミド、ジステアリルアクリルアミド等で
ある。 紡績油剤組成物における成分(ハ)の一般式()
で示されるポリエチレングリコール脂肪酸エステ
ルは、ポリエチレングリコール(8000)モノステ
アレート、ポリエチレングリコール(8000)ジス
テアレート等である。乳化剤としては、トリメチ
ルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルアン
モニウムエトサルフエート、ポリプロピレンオキ
サイド/エチレノキサイドステアレート、ソルビ
タンステアレート、ジステアリルアミドエトサル
フエート等が挙げられる。 紡績油剤組成物における各成分の含有比は、重
量部で成分(イ)/成分(ロ)/成分(ハ)=〔1〜20〕/
〔8〜30〕/〔8〜30〕が好ましい。 この範囲を外れると、高速紡績において精紡機
での糸切れが多発し、また、繊維の損傷が大とな
る傾向がある。 アクリル繊維に対する紡績油剤組成物の付着量
は、0.20〜0.50重量%が好適である。紡績油剤組
成物の付着量が0.20重量%未満であると目的とす
る効果が得られず、また、0.50重量%を超えると
紡績装置への油剤の付着とそれによる繊維の巻き
付き等のトラブルが発生する。 紡績油剤組成物をアクリル繊維に付与するに
は、通常のアクリル繊維製造工程で採用されてい
る油剤付与の方法が採用される。 例えば、凝固→水洗→乾燥→延伸→弛緩の湿式
紡糸工程において、弛緩後のアクリル繊維を本発
明油剤浴槽に浸漬させ、次いで加圧ローラにて絞
り、クリンパーにて機械捲縮を付与し、乾燥し製
品とする。この際、油剤付着量の調整は浴槽の油
剤濃度及び加圧ローラー、クリンパー条件の調整
によつて行うことができる。 〔発明の効果〕 本発明によると、下記のような利点がある。 回転数60000〜100000回/分の高速紡績装置
において、糸切れ等の工程トラブルがなく円滑
な紡績を行うことができ、生産性が向上する。 アクリル繊維の金属摩擦による繊維の損傷が
なく、このため毛羽立ちや染斑のない紡績糸を
得ることができる。 〔実施例〕 濃厚塩化亜鉛系水溶液を溶媒として重合調製し
たアクリロニトリル89.6重量部、アクリル酸メチ
ル9.5重量部、メタアリルスルフオン酸ソーダ0.9
重量部の共重合体紡糸原液を孔数45000、孔径
0.07mmのノズルを通して、通常の方法によつて湿
式防止した。水洗、乾燥、延伸、弛緩の各処理を
連続して行つた後、第1表記載の紡績油剤浴中を
通した。
【表】
次いで、機械捲縮を付与、乾燥し高速紡績用ア
クリル繊維を得た。 この高速紡績用アクリル繊維の単繊維性能は下
記通りである。 油剤付着量 0.28重量% 繊 度 1.5d 乾強度 4.1g/d 結節強度 2.5g/d クリンプ数 10.5個/in クリンプ率 11% 繊維長 38mm このようにして得た高速紡績用アクリル繊維
を、Schlafhorst社製高速ローター式オープンエ
ンド精紡機『AUTOCORO』を用い60000回/
分、70000回/分、80000分/回の各回転数にて高
速紡績をし、その際の紡調及び紡績糸の性能を調
べた。結果を第2表に示す。 比較のため、従来の空気精紡機用アクリル繊維
及びリング式精紡機用アクリル繊維を用いて、実
施例1と同一の条件にて紡績し、その際の紡調及
び紡績糸の性能を調べた。結果を第2表に示す。
クリル繊維を得た。 この高速紡績用アクリル繊維の単繊維性能は下
記通りである。 油剤付着量 0.28重量% 繊 度 1.5d 乾強度 4.1g/d 結節強度 2.5g/d クリンプ数 10.5個/in クリンプ率 11% 繊維長 38mm このようにして得た高速紡績用アクリル繊維
を、Schlafhorst社製高速ローター式オープンエ
ンド精紡機『AUTOCORO』を用い60000回/
分、70000回/分、80000分/回の各回転数にて高
速紡績をし、その際の紡調及び紡績糸の性能を調
べた。結果を第2表に示す。 比較のため、従来の空気精紡機用アクリル繊維
及びリング式精紡機用アクリル繊維を用いて、実
施例1と同一の条件にて紡績し、その際の紡調及
び紡績糸の性能を調べた。結果を第2表に示す。
【表】
繊維損傷:紡積糸を顕微鏡観察
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記成分(イ)〜(ハ) (イ) 下記一般式で示される融点30〜57℃のパラフ
イン CoH2o+2 (I) 〔式中、n:15〜40〕 (ロ) 下記一般式で示されるジアルキルポリアミド R1CONH(C2H4NH)oCOR2 () 〔式中、R1、R2:炭素数12〜22の飽和又は不
飽和のアルキル基、n:2〜4〕 (ハ) 下記一般式で示されるポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル R3COO(C2H4O)nOCR4 () 〔式中、R3、R4:水素、炭素数12〜18の飽和
又は不飽和のアルキル基、m:100〜200〕 と乳化剤とを含む紡績油剤組成物を付着した高速
紡績用アクリル繊維。 2 成分(イ)、成分(ロ)、成分(ハ)の各成分を夫々1〜
20重量部、8〜30重量部、8〜30重量部、及び乳
化剤を含む紡績油剤組成物を付着した特許請求の
範囲1記載の高速紡績用アクリル繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26363387A JPH01111069A (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | 高速紡績用アクリル繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26363387A JPH01111069A (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | 高速紡績用アクリル繊維 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01111069A JPH01111069A (ja) | 1989-04-27 |
| JPH0217669B2 true JPH0217669B2 (ja) | 1990-04-23 |
Family
ID=17392211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26363387A Granted JPH01111069A (ja) | 1987-10-19 | 1987-10-19 | 高速紡績用アクリル繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01111069A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4779533B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-09-28 | スズキ株式会社 | 小型電動車両のカバー取付構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5212838A (en) * | 1975-07-19 | 1977-01-31 | Nippon Shinbun Ink Kk | Developing fluid for electrophotographic printing |
| JPH0680232B2 (ja) * | 1985-10-11 | 1994-10-12 | 帝人株式会社 | オ−プンエンド紡績用合成繊維 |
-
1987
- 1987-10-19 JP JP26363387A patent/JPH01111069A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01111069A (ja) | 1989-04-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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