JPH02178031A - 縁巻き紙皿の成形方法および成形装置 - Google Patents

縁巻き紙皿の成形方法および成形装置

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JPH02178031A
JPH02178031A JP63334677A JP33467788A JPH02178031A JP H02178031 A JPH02178031 A JP H02178031A JP 63334677 A JP63334677 A JP 63334677A JP 33467788 A JP33467788 A JP 33467788A JP H02178031 A JPH02178031 A JP H02178031A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、外周部に縁巻きが形成された紙皿を成形す
る方法および装置に関するものである。
[従来の技術] 第15図は、従来の紙皿を示す端面図である。
このような紙皿1は、通常所定の寸法に切り離した板紙
をプレス加工し、湾曲部分等に折りシワを形成して成形
されている。従来の紙皿1においては、その外周部1a
はいわゆる切り離し状態のままである。
第14図は第15図に示す従来の紙皿を成形する装置を
示す断面図である。第14図において、台座部10には
型部材2が取付けられている。型部材2に対向して、台
座部9には、円筒部4が取付けられてり、この円筒部4
の内側には内側型部材3、外側には外側型部材5が設け
られている。
内側型部材3はスプリング6により付勢されて取付けら
れている。外側型部材5はスプリング7および8により
付勢して台座部9に取付けられているO外側型部材5の
まわりには枠11が設けられている。
従来の装置では、型部材2と、内側型部材3および外側
型部材5の間に板紙12を位置させ、これらの型部材で
挾み付けてプレス加工することにより成形している。こ
のような従来の装置では、通常、型部材2と、内側型部
材3および外側型部材5とが水平方向に位置するように
設けられており、横型の成形装置にされている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の紙皿1では、外周部1
aが切り離し状態であることから、加重がかかると外周
部近傍に形成された折りシワが伸びてしまい、紙皿全体
の撓み強度を十分に確保することができない。また、紙
の切断面が外周側に露出していることから、調味料など
の液体が紙皿にしみ込みやすく、紙皿自体が弱くなるば
かりでなく不衛生でもある。さらに、紙皿の外周部が切
り離し状態となっていることから、いわゆるベラベラし
た印象を与え美感・質感も劣っている。しかも、使用に
際して、紙の切断面が直接口に触れやすく、唇の当たり
が悪いなどの欠点を有する。
したがって、このような従来の紙皿の欠点を解消すべく
、従来より紙皿の外周部をカーリングして縁巻きを形成
した紙皿が望まれている。
アルミニウム箔製の皿では、外周部に縁巻きを形成した
ものが知られているが、このようなアルミニウム箔製の
皿の成形方法を適用して、縁巻き紙皿を成形することは
困難であった。これは、紙皿に使用される紙は、アルミ
ニウム箔に比べて非常に厚いものであり、またアルミニ
ウム箔のように容易に塑性加工できないことが原因して
いる。
すなわち、アルミニウム箔は0.15mm以下の厚みで
あるが、紙皿に使用される紙は、0.22mm 〜0.
45mm (200g/m2〜400g/m2)の範囲
の厚い白板紙等であり、従来の方法で縁巻きを形成させ
ようとすると、折りシワを全体に均等に形成することが
難しかったり、あるいは縁巻きの部分がささくれ立った
りするという問題を生じた。
この発明の目的は、紙皿に対しても成形と同時に縁巻き
形成が可能な成形方法および成形装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 請求項1の成形方法は、略放射状に延びる複数の線条が
形成された板紙をプレス加工し線条に沿って折りシワを
形成して板紙を所定の形状に成形するとともに、板紙の
外周部をカーリングして縁巻を形成する方法であり、板
紙の外周部を打ち固める工程と、板紙の外周部に沿うよ
うに環状に形成されており、内壁面はカーリング方向に
湾曲し、かつカーリング方向に沿って案内溝を有したカ
ール溝に、打ち固めた板紙の外周部を挿入してカーリン
グし縁巻きを形成する工程とを備えている。
請求項2の成形装置は、略放射状に延びる複数の線条が
形成された板紙をプレス加工し線条に沿って折りシワを
形成して板紙を所定の形状に成形するとともに、板紙の
外周部をカーリングして縁巻を形成する装置であり、板
紙を間に挾みプレスすることにより所定の形状に成形す
る1対の型部材と、1対の型部材のまわりにそれぞれ設
けけられ、プレス加工の際互いに衝合するように設けら
れる1対の外枠部材とを備え、1対の外枠部材の衝合面
の内側には、それぞれ互いに対向するよう衝合面に沿っ
た環状の溝部が形成され、該溝部の内壁面はカーリング
方向に湾曲し、かつカーリング方向に沿った案内溝を有
しており、それぞれの溝部は外枠部材が衝合した際に互
いに一致して連続化しカール溝を構成するように形成さ
れており、板紙の外周部は1対の外枠部材に挾まれるこ
とにより打ち固められ、1対の型部材によって板紙が所
定の形状にプレス加工された後、1対の外枠部材が衝合
することにより構成されたカール溝に打ち固められた板
紙の外周部を挿入してカーリングし縁巻きを形成する装
置である。
[作用] 紙皿の外周部に縁巻きを形成する上で最も難しいことは
、端縁部である縁巻きの部分の厚みを全体に均等にする
ことができないという点である。
すなわち、紙皿は変形部分に折りシワを形成して所定の
形状に成形するのであるが、この折りシワの量は、外周
部に近づくほど大きな量になり、その影響を受けやすい
。したがって、外周部において折りシワを均一に形成さ
せないと、厚みの変動が大きくなり、縁巻き形成が困難
になる。
請求項1の成形方法においては、まず板紙の外周部分を
打ち固め、外周部分を圧縮して紙の密度を高めている。
これにより、カーリングした際、外周部の端がささくれ
立つのを防止している。また、表面を滑らかにして、摩
擦抵抗を小さくし円滑にカーリングできるようにしてい
る。
次に、このように打ち固めた板紙の外周部をカーリング
溝に挿入して縁巻きを形成している。このカール溝には
、カーリング方向に沿って案内溝が形成されており、折
りシワを有し表面が凹凸になった板紙の外周部が挿入さ
れた際、この案内溝に沿ってカーリングがなされるため
、折りシワが適度に分散された状態で縁巻きが行なわれ
る。このため、不定型の大きなシワが発生したり、シワ
の部分が互いに重なり合って厚みが厚くなり、カール溝
中で詰まったりするようなことを防止できる。
請求項2の成形装置では、請求項1の方法と同様の作用
で縁巻きを行なうこときができるように、板紙の外周部
を打ち固める1対の外枠部材が備えられており、さらに
この1対の外枠部材が衝合した際、案内溝をaしたカー
ル溝が構成されるように、それぞれの外枠部材には溝部
が形成されている。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例を示す断面図である。第
1図に示す装置において、1対の型部材として、第1の
型部材21および第2の型部材22が設けられている。
第1の型部材21のまわりには第1の外枠部材23が設
けられており、第1の外枠部材23は台座部27に取付
けられている。
第1の外枠部材23の下方端部は内側に突き出て係止部
23aを形成しており、第1の型部材21の上方端は外
側に突き出て係止部21aを形成している。第1の型部
材21は台座部27との間に設けられたスプリング29
および30により下方向に付勢されているが、この係止
部21aと23aとの係止により、第1の型部材21は
係止されている。
第2の型部材22は、支持板部33を介して台座部28
に取付けられている。第2の型部材22のまわりには環
状の第2の外枠部材24が設けられている。第2の外枠
部材24は台座部28に一端が取付けられたスプリング
31および32により上方向に付勢されている。第2の
外枠部材24の下方部は内側に突出して係止部24aを
形成しており、第2の型部材22の上方部は外側に突出
して係止部22aを形成している。この係止部22aと
係止部24aとにより、第2の外枠部材24の上方向の
移動が規制され位置決めされている。
第2の外枠部材24にはスプリング受部24bおよび2
4cが形成されており、それぞれにはスプリング35お
よび36の一端が取付けられている。これらのスプリン
グ35および36の他方端には位置決めリング34が載
せられている。この位置決めリング34は、第2の外枠
部材24の上方部の周囲に位置し、その上方端は、わず
かに第2の外枠部材24の上方端よりも高くなるように
スプリング35および36によって位置が設定されてい
る。この位置決めリング34により、第2の外枠部材2
4の上方端に載せられた板紙60が所定の位置からずれ
たりしないように位置決めされる。
第1の外枠部材23と台座部27との間の適当な箇所に
ヒータ38が設けられている。また第2の型部材22の
下方部にも適当な箇所にヒータ37および39が設けら
れている。
位置決めリング34を付勢するスプリング35および3
6は、弱い付勢力のスプリングが用いられており、第1
の外枠部材23が下方に移動して、第2の外枠部材24
と衝合する際、わずかな力でも収縮して、第1の外枠部
材23が第2の外枠部材24と衝合するようにされてい
る。なお、図面においては左右方向のスプリング35お
よび36のみを図示しているが、位置決めリング34を
付勢するスプリングは、位置決めリング34に沿ってそ
の他の適当な箇所にも設けられている。同様に、第2の
外枠部材24を付勢するスプリングも、スプリング31
および32のみならず、第2の外枠部材24に沿ってそ
の他の適当な箇所にも設けられている。第1の型部材2
1を付勢するスプリング29および30についても同様
である。
第1の外枠部材23の衝合面である下方端面の内側には
、衝合面に沿って溝部25が形成されている。また、第
2の外枠部材24の衝合面である上方端面の内側にも溝
部25と対向するように、溝部26が形成されている。
なお、断面図においては、溝部25および26を見やす
いように若干大きく図示している。
第2図は、第2の外枠部材24の衝合面に形成された溝
部26を部分的に示す平面図である。また、第3図は同
じ(溝部26を示す拡大斜視図である。第2図および第
3図に示されるように、溝部26の内壁面は板紙60の
外周部をカーリングする方向に湾曲しており、さらにカ
ーリング方向に沿った案内溝26aが形成されている。
板紙60の外周部は折りシワにより凹凸を有しているが
、このような凹凸を有した板紙60の外周部は、この案
内溝26aにより案内されてカーリングするので、折り
シワを均一に分散させてカーリングすることができる。
第3図に示す案内溝26aの深さAおよび山と谷のピッ
チBは、それぞれ成形しようとする紙皿の大きさや板紙
の厚みおよび成形形状等により適宜選択されるものであ
る。この実施例において以下に説明するような形状の紙
皿においては、案内溝26aの深さAは0.2〜0.5
mm、山と谷ピッチBは0.4〜1.2mmの範囲内で
あることが好ましい。また、第1の外枠部材23に形成
される溝部25も、溝部26とほぼ同様に形成されてい
る。
第4図は、この発明の実施例により成形される縁巻き紙
皿の一例を示す平面図である。また第5図は、第4図の
V−v線に沿う断面図である。第4図および第5図に示
す縁巻き紙皿50の外周部はカーリングされて縁巻き5
1が形成されている。
また成形加工により大きな変形量を伴う壁面に相当する
部分には折りシワ52が形成されている。
第6図は第4図および第5図に示す縁巻き紙皿を成形す
る前の板紙を示す平面図である。円形の板紙60には、
複数の線条61が形成されている。
この線条61は一定の幅で板紙60に押し型を押しつけ
て筋条を付けることにより形成されている。
この板紙60をプレス加工して、第4図および第5図に
示すような所定の形状に成形した際、線条61に沿って
折りシワ52が形成される。第4図に示す■−■線に沿
う折りシワ52の断面図を第7図に示す。第7図に示す
ように紙皿50の折りシワ52はやや膨らんだ形状に形
成されている折りシワである。これは、後に説明するよ
うにこの部分を成形する型部材間にクリアランスを設け
ることによりなされるものである。このように膨らんだ
折りシワにすることにより、紙皿の外周部に向かうシワ
の折りしるが小さくなり、縁巻きがなされる外周部にお
いて大きなシワを形成せずに縁巻くことができ、縁巻き
がより容易になる。
以下、第1図に示す装置を用いて、板紙から縁巻き紙皿
を成形する工程を説明する。
第8図は、板紙の外周部を打ち固める状態を示す断面図
である。まず、板紙60を第2の外枠部材24の上方端
面の上に置く。このとき、第2の外枠部材24のまわり
には位置決めリング34が存在しており、この位置決め
リング34により板紙60の位置が決められる。次に、
第1の外枠部材23および第1の型部材21が下方に移
動する。
このとき、第1の外枠部材23は勢いよく下方に移動し
、第2の外枠部材24の衝合面との間で板紙60の外周
部60aをパンチングし打ち固める。
第1の外枠部材23は第2の外枠部材24に衝合する前
に、位置決めリング24に当たるが、位置決めリング3
4を付勢しているスプリング35は非常に弱い付勢力の
ものであるため、わずかの力で位置決めリング34が下
方に移動し、第2の外枠部材24の衝合面との間で行な
われるパンチングに支障を与えることはない。
第1の外枠部材23の衝合面と第2の外枠部材24の衝
合面との間でなされるパンチングにより、板紙60の外
周部60aは打ち固められて密度を高める。
第9図は、板紙のプレス加工を開始し始めた状態を示す
断面図である。第8図の状態からさらに第1の型部材2
1および第1の外枠部材23が下降すると、第1の外枠
部材23と第2の外枠部材24との間に外周部60aが
挾まれた紙皿60が下方に移動し、紙皿60は第2の型
部材22によって所定の形状に成形され始める。この下
降により、紙皿60の外周部60aは、徐々に第1の外
枠部材23と第2の外枠部材24との間から抜けていき
、溝部25および26の間を通って外枠部材の内側に移
る。紙皿60の外周部60aがこのように抜けてゆくと
、第1の外枠部材23と第2の外枠部材24とが直接に
衝合する。第9図は、このような状態を示している。
第1の型部材21および第1の外枠部材23はさらに下
降し、第2の外枠部材24を下方に抑圧し、スプリング
31を圧縮させる。
第10図は、さらに第1の型部材21が下降し、板紙6
0を第2の型部材22との間で挾み所定の形状にプレス
加工した状態を示しており、さらに板紙60の外周部6
0aをカーリングし始めるときの状態を示している。第
10図に示すように、板紙60の外周部60aは、第1
の外枠部材23の下降により、第2の型部材22の外周
面に沿って下方に折曲げられた状態にされている。
第11図は、第10図の溝部25および26の近傍を拡
大して示す断面図である。第11図に示すように、板紙
60のプレス加工が終了した状態においては、板紙60
の外周部60aは第2の型部材22の外周面に下方に折
曲げられており、その先端は溝部26と溝部25との間
の隙間に位置している。また、紙皿の側面部に相当する
第2の型部材22の部分にはクリアランス22bが形成
されている。このようなりリアランス22bの形成によ
り、上述したような第7図に示す膨らんだ形状の折りシ
ワ52を形成することができる。この膨らんだ形状の折
りシワにすることにより、外周部60aにおけるシワの
重なりを小さくすることができ、いわゆるシワ寄せを少
なくして、縁巻きを容易にすることができる。このよう
な型部材間のクリアランスの形成は、この発明において
好ましい要件ではあるが、この発明を限定するものでは
ない。
第10図および第11図に示す状態では、第2の外枠部
材24が支持板部33に当接しており、第1の外枠部材
23はこれ以上下方には移動することができない状態と
なっている。この状態で、第1の型部材21はスプリン
グ29により下方に付勢されており、この付勢力により
板紙6oがプレス加工された状態になっている。
このようにしてプレス加工がなされた後、第1の外枠部
材23が上方に移動する。第2の外枠部材24はスプリ
ング31により上方に付勢されているので、第1の外枠
部材23との衝合状態をぶちながら第1の外枠部材23
の上昇とともに上方に移動する。第1の型部材21は、
スプリング29により下方に付勢された状態であるので
、第1の外枠部材23の係止部23Bが、第1の型部材
21の係止部21aに当接するまでの間、第2の型部材
22との間で板紙60を挾みプレスした状態が保たれる
第11図に示す状態では、板紙60の外周部60aの端
縁は、縁部25および縁部26および構成されるカール
溝の隙間に位置しているが、第1の外枠部材23が上昇
すると、第2の外枠部材24もこれに伴って上昇し、カ
ール溝中に板紙60の外周部の端部が挿入されていく状
態となる。
第12図は、このような状態を示す断面図である。カー
ル溝を構成する溝部25および26には、第2図および
第3図に示したような案内溝が形成されており、折りシ
ワの重なりにより凹凸が形成された板紙60の外周部6
0aの端部は、このような案内溝に沿ってカール溝内で
カーリングされ縁巻きが形成される。なお、この発明で
は、第8図に示したように、プレス加工の前に板紙60
の外周部60aがパンチングされ打ち固められているの
で、外周部の紙の密度は高められており、このようなカ
ール溝内でのカーリングの際に、外周部の端部がささく
れ立ったりすることなく、また表面の平滑性が高められ
ているため、カール溝内での摩擦抵抗が小さくなり、円
滑にカーリングを行なうことができる。
第13図は、第12図の状態から、さらに第1の外枠部
材23が上昇した状態を示しており、この状態では第2
の型部材22が成形された板紙60から離れ4J令めて
いる。板紙60の外周部60aは、縁部25および26
から構成されるカール溝内でカーリングされて縁巻き形
成が完了した状態となっている。さらに第1の外枠部材
23が上昇すると、第2の外枠部材24の係止部24a
は、第2の型部材22の係止部22aと当接し係止され
る。この状態で第2の外枠部材24は上方への移動が規
制され、第1の外枠部材23がさらに上昇すると、第1
の外枠部材23と第2の外枠部材24とが離れる。成形
された板紙60は外周部の縁巻きを第2の外枠部材24
の溝部26の上に載せた状態で、第1の型部材21およ
び第1の外枠部材23から離れる。
以上のようにこの実施例では、板紙60の線条61に沿
って折りシワ52を形成して、板紙60を所定の形状に
成形し、板紙の外周部をカーリングして縁巻き51を形
成する。
この実施例においては、第1の型部材21をヒータ38
で加熱し、第2の型部材22をヒータ37および39で
加熱している。特に好ましくは、第1の型部材21の温
度を140〜160℃の範囲内とし、第2の型部材22
の温度を90〜130℃とする。第1の型部材21の温
度を、第2の型部材22よりも30℃程度高めることが
望ましい。このような型部材の間で温度差をつけること
により、縁巻き形成をより円滑に行なうことができる。
これは、縁巻き形成によってより多く変形する側である
第1の型部材21側の温度を高めることにより、紙の反
発による戻りを防ぎ、保形性が向上するものと考えられ
る。
この実施例の装置では、第1の型部材21を上方に位置
させ第2の型部材22を下方に位置させて、センター軸
を垂直方向として縦型のプレス加工機としている。これ
は、縁巻き紙皿の成形においては、型部材間のずれが大
きな問題となり、その精度は最大0.1mm以下にする
のが好ましい。
このため、従来のようなセンター軸を水平方向にした横
型のプレス加工機では十分な精度を得ることができない
。この発明の縁巻き紙皿成形装置は、このような理由で
加圧センター軸が垂直であることが好ましい。加圧機構
としては、たとえばピンクラッチ式機械プレスや、また
は油圧クラッチ式トルクバックプレスなどを使用するこ
とができる。
精度および作業性の面からは、後者の油圧クラッチ式ト
ルクバックプレスの方が望ましい。また加圧プレス機の
パワーとしては、プレスボルスタ−に金型を2面並列に
取付ける場合、約35〜60ton程度が好ましい。
この発明において縁巻きの外径等の寸法形状は、紙皿の
大きさや紙の厚みおよび紙の質等により適宜選択するこ
とができる。第4図に示したような紙皿の場合には、紙
皿の強度や紙皿を重ねたときの嵩などを考慮して、たと
えば1.5〜3mm程度の外径にすることができる。
この発明に成形される縁巻き紙皿の紙の材質は、特に限
定されるものではないが、たとえば白板紙、コートボー
ル紙、カード紙、マニラボール紙、アイポリ−紙等一般
の板紙を使用することができる。
また、紙の中間層に古紙を使用しただ下級紙を用いても
よい。さらに、それらの板紙と、アルミニウム箔や樹脂
フィルム等のラミネート品や樹脂コートした板紙を使用
することができる。また、紙の厚みとしては、特に限定
されるものではないが、たとえば200g/m2〜40
0g/m2の範囲のものを使用することができる。
また、板紙に形成する線条の数は特に限定されるもので
はなく、形成する紙皿の直径や立上がり角度、あるいは
形成する紙皿の形状等を考慮して適宜選択できるもので
ある。たとえば、円形の皿の場合、15〜120本程度
が通常の範囲であろう。また、線条は板紙に略放射状に
形成されるが、ここでいう「略放射状」は、厳密なもの
ではなく、おおよそ内側から外側に向かう方向に形成さ
れていればよい。すなわち、成形させようとする紙皿の
形状により、最も折りシワを形成したい部分に線条を設
ければよい。
また、実施例においては円形の紙皿を例示したが、この
発明で成形される紙皿は円形に限定されるもではなく、
長円形、楕円形および略方形等種々の形状の紙皿の成形
に適用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、請求項1の成形方法および請求項
2の成形装置によれば、予め打ち固めた板紙の外周部を
、カーリング方向に沿って案内溝を有したカール溝に挿
入し、カーリングし縁巻きを形成している。予め外周部
を打ち固めて紙の密度を高めているので、カール溝内に
挿入した際、外周部の端部がささくれ立ったすせず、カ
ール溝の内周壁土を円滑に滑りカーリングされる。また
、カール溝内には案内溝が形成されているので、折りシ
ワにより凹凸を有した板紙の外周部がこの案内溝に沿っ
てカーリングされ、折りシワを全体に均一に分散させた
状態でカーリングさせることができる。このため、外周
部においてシワが重なり厚くなりすぎて、カール溝内で
詰まったりするようなことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す断面図である。第
2図は、外枠部材の衝合面に形成された溝部を示す平面
図である。第3図は、同じく外枠部材の衝合面に形成さ
れた溝部を示す拡大斜視図である。第4図は、この発明
の実施例により成形される縁巻き紙皿の一例を示す平面
図である。第5図は、第4図のV−v線に沿う断面図で
ある。 第6図は、成形前の板紙を示す平面図である。第7図は
、第4図の■−■線に沿う断面図であり、実施例により
成形された紙皿の折りシワの状態を示す図である。第8
図は、この発明の実施例において板紙の外周部を打ち固
める状態を示す断面図である。第9図は、この発明の実
施例において板紙のプレス加工を開始し始めた状態を示
す断面図である。第10図は、この発明の実施例におい
て板紙の外周部のカーリングを始めるときの状態を示す
端面図である。第11図は、第10図の拡大断面図であ
る。第12図は、この発明の実施例において板紙の外周
部をカーリングしているときの状態を示す断面図である
。第13図は、この発明の実施例において板紙の外周部
をカーリングした後の状態を示す拡大断面図である。第
14図は、縁巻きのない紙皿を成形する従来の装置示す
断面図である。第15図は、縁巻きのない従来の紙皿を
示す端面図である。 図において、21は第1の型部材、22は第2の型部材
、23は第1の外枠部材、24は第2の外枠部材、21
a〜24aは係止部、24b、 24cはスプリング受
部、25.26は溝部、26aは案内溝、27.28は
台座部、29〜32はスプリング、33は支持板部、3
4は位置決めリング、35.36はスプリング、37,
38.39はヒータ、50は縁巻き紙皿、51は縁巻き
、52は折りシワ、60は板紙、61は線条を示す。 第4図 第5図 第 図 第7図 第8図 第9図 第12図 第13図 第1O図 第1I図 第14図 第15図 /^

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)略放射状に延びる複数の線条が形成された板紙を
    プレス加工し前記線条に沿って折りシワを形成して前記
    板紙を所定の形状に成形するとともに、前記板紙の外周
    部をカーリングして縁巻きを形成する縁巻き紙皿の成形
    方法であって、前記板紙の外周部を打ち固める工程と、 前記板紙の外周部に沿うように環状に形成されており、
    内壁面はカーリング方向に湾曲し、かつカーリング方向
    に沿って案内溝を有したカール溝に、前記打ち固めた板
    紙の外周部を挿入してカーリングし縁巻きを形成する工
    程とを備える、縁巻き紙皿の成形方法。
  2. (2)略放射状に延びる複数の線条が形成された板紙を
    プレス加工し前記線条に沿って折りシワを形成して前記
    板紙を所定の形状に成形するとともに、前記板紙の外周
    部をカーリングして縁巻きを形成する縁巻き紙皿の成形
    装置であって、前記板紙を間に挾みプレスすることによ
    り前記所定の形状に成形する1対の型部材と、 前記1対の型部材のまわりにそれぞれ設けられ、プレス
    加工の際互いに衝合するように設けられる1対の外枠部
    材とを備え、 前記1対の外枠部材の衝合面の内側には、それぞれ互い
    に対向するよう衝合面に沿った環状の溝部が形成され、
    該溝部の内壁面はカーリング方向に湾曲し、かつカーリ
    ング方向に沿った案内溝を有しており、それぞれの溝部
    は外枠部材が衝合した際に互いに一致して連続化しカー
    ル溝を構成するように形成されており、 前記板紙の外周部は前記1対の外枠部材に挾まれること
    により打ち固められ、前記1対の型部材によって前記板
    紙が所定の形状にプレス加工された後、前記1対の外枠
    部材が衝合することにより構成された前記カール溝に前
    記打ち固められた板紙の外周部を挿入してカーリングし
    縁巻きを形成する、縁巻き紙皿の成形装置。
JP63334677A 1988-12-28 1988-12-28 縁巻き紙皿の成形方法および成形装置 Granted JPH02178031A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6093460A (en) * 1996-07-01 2000-07-25 Toyo Aluminum Foil Products Kabushiki Kaisha Paper receptacle
JP2003071977A (ja) * 2001-09-05 2003-03-12 Toyo Aluminium Foil Products Kk 耐熱ボード
EP2346677B1 (en) * 2008-10-16 2016-07-20 Quality Tools S.r.l. Equipment and method for the forming of paper containers

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