JPH0218103B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0218103B2 JPH0218103B2 JP58199699A JP19969983A JPH0218103B2 JP H0218103 B2 JPH0218103 B2 JP H0218103B2 JP 58199699 A JP58199699 A JP 58199699A JP 19969983 A JP19969983 A JP 19969983A JP H0218103 B2 JPH0218103 B2 JP H0218103B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- tube
- medical device
- curable adhesive
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
(技術分野)
本発明は、種々の異なる材料製の部品を接合し
た医療用具に関するものである。 (従来技術およびその問題点) 医療用具は一般に多くの異なる材料製の部品が
接合されたもので、その1例を挙げると、輪血セ
ツトでは、軟質塩化ビニル製の血液バツク、軟質
塩化ビニル製のチユーブ、ポリプロピレン製の点
滴筒、軟質塩化ビニル製のチユーブ、ABS樹脂
またはポリプロピレン製のハブおよびステンレス
製穿刺針が、テトラヒドロフラン(THF)、メチ
ルエチルケトン(MEK)などの溶剤型接着剤を
用いて接合され、輪血セツトが構成される。 このように溶剤型接着剤を用いると、以下に述
べるような多くの問題が生じる。 (1) 溶剤によつて被着体がおかされ、脆くなり、
破損する恐れがある。 (2) 溶剤によつて溶かされた被着体の一部が流路
を詰まらせる危険性がある。 (3) 残留溶剤による毒性の懸念がある。 溶剤型接着剤を用いて多くの部品を接合した医
療用具には、上記のような多くの問題があるた
め、有機溶剤を用いることなく多くの部品を接合
する技術の開発が望まれていた。 発明の目的 本発明の目的は、従来の如く有機溶剤を含む接
着剤を用いることなく、構成材料の異なる部品
を、接合すべき一方の部品が用いる接着剤により
接着が困難な場合であつても、強い接合強度で接
合した医療用具を提供しようとするものである。 本発明は、硬化型接着剤により接着可能な軟質
材料製の管状第1部品と該第1部品と接合すると
ともに硬化型接着剤により接着困難な材料製の管
状第2部品とを有する医療用具であつて、前記第
1および第2部品間の接合部は該第2部品の開放
端面に環状凹部を設けることによつて形成される
該凹部の内側と外側の対向壁と、該外側の対向壁
面に形成され軸方向と交差する少なくとも1個の
リブと、該凹部に該第1部品を挿入して内側の対
向壁と係合させて該第1部品の表面と該第2部品
の外側の対向壁面と前記リブにより形成された接
合用空間と、前記接合用空間の残余空隙のみを充
填する硬化型接着剤の硬化部とで構成されること
を特徴とする医療用具を提供するものである。 発明の具体的説明 本発明を適用することができる医療用具は、輪
血セツト、輪液セツト、透析回路などの少なくと
も一箇所の接合箇所を有する医療用具であり、極
めて多種に亘る。 以下、本発明の医療用具を添付図面につき説明
する。好適実施例として、輪血セツト、輪液セツ
トなどに用いられる点滴筒とチユーブとの接合を
例にして説明を行うが、これに限定されることは
ないのは勿論のことである。 本発明の基本的思想は、従来のような溶剤型接
着剤を用いず、硬化型接着剤を用いることにあ
る。硬化型接着剤とは、接着して所定時間経過後
に硬化する性質を有し、例えば以下に述べるよう
なものがある。すなわち、紫外線硬化型接着剤、
シアノアクリレート系瞬間接着剤、エポキシ樹脂
系接着剤、ホツトメルト接着剤、アクリル系接着
剤等である。 このような硬化型接着剤を用いれば、接合すべ
き部品の一方が硬化型接着剤により接着が困難な
材料で構成されていても、強い接合強度で接合す
ることが可能となる構造を得ることができことを
見出し、本発明に至つた。なお、接着困難とは、
接着剤のみでは充分な接着強度が得られないよう
な材質を意味する。 第1図は輪血セツト、輪液セツトなどに使用さ
れる管状第1部品であるチユーブおよび管状第2
部品である点滴筒の接合体であり、点滴筒1の基
端部2および先端部3はそれぞれチユーブ4およ
び5と接合されている。この構成において、チユ
ーブ4,5は一般に軟質塩化ビニルで構成され、
硬化型接着剤により良好に接着されるのである
が、点滴筒はポリプロピレンで構成され、硬化型
接着剤により接着することは困難である。 第2図および第3図にはそれぞれ第1図の−
線および−線での縦断面を示す。第2図は
点滴筒1の先端3とチユーブ5の接合部の断面で
ある。本発明においては、点滴筒1の先端部3の
開放端面に環状の凹部が設けられ、チユーブ5の
内径に等しいか、これよりわずかに大きな径の凹
部内側(内筒)6と、この内筒6を囲む凹部外側
(外筒)7とを形成し、内筒6と外筒7との間に
は、その半径方向距離がチユーブ5の肉厚より僅
かに大きくなるような環状の接合用空間8が形成
される。また、外筒7の内周面7a、すなわち外
筒7とチユーブ5との対向壁面であつて、外筒側
面には少なくとも1個の円周方向のリブ9が形成
され、接合用空間8内に挿入されたチユーブ5と
点滴筒1の内外筒6および7間に残された残余空
隙を、硬化型接着剤10が完全に充填する。この
ようにして点滴筒1とチユーブ5は接合され、点
滴筒1の方は硬化型接着剤で接着が困難であるに
もかかわらず、チユーブ5に強固に接着された硬
化型接着剤10が、点滴筒1の外筒7の内周面7
aに形成されたリブ9間に入りこみ、これが引抜
抵抗を与えることにより両者は強い接合強度で接
合される。なお、接合強度を得るため、点滴筒の
外筒7内周面に形成されるリブ9は連続しないリ
ング状のものでも、連続するスパイラル状のもの
でも良いが、硬化型接着剤10が上述の残余空隙
内に行き渡るようにするにはスパイラル状のもの
が良い。 第3図は点滴筒1の基端部2とチユーブ4との
接合部の断面であり、実質的に第2図に示す接合
部と同様であるので、詳細な説明は省略する。 リブの深さは金型からの型抜き性と深く関連す
るし、また、その数は引抜強度(接合強度)に深
く関連する。接合強度は、リブを設けていない平
滑な面を有する時の内外筒の表面積と、リブを設
けた時の内外筒の表面積との比に関連し、その比
が1:1.1〜1:1.5、より好ましくは1:1.2〜
1:1.3になつた時に、好ましい接合強度が得ら
れることがわかつた。なお、リブとは、環状の連
続もしくは不連続に設けられ、またはスパイラル
状に設けられた凹凸部の凸部を意味するものであ
る。 さらに、本発明における医療用具は、最終的に
エチレンオキサイドガスあるいはオートクレーブ
滅菌法などにより滅菌される。近年、γ(ガンマ)
線による滅菌も行われるようになつてきたので、
前述の硬化型接着剤としてγ線により硬化する接
着剤を用いれば、接合と滅菌を同時に行うことも
できる。 硬化型接着剤を用いて接着剤に対する特性の異
なる部品を接合するのに、第2図および第3図に
示すような構成に至つたのは、以下に述べるよう
な実験結果に基づくものである。 第4図に種々の形状のリブを有する接合部構造
を示す。なお、チユーブ材質は軟質塩化ビニル樹
脂であり、点滴筒はポリプロピレン製である。第
4a図のものは高さ0.1mmのスパイラル状の6条
のリブを形成したもので、第4b図の例は気泡を
抜くために一部不連続としたリング状の高さ0.2
mmのリブを1条形成したもの、第4c図の例は連
続するリング状の高さ0.3mmのリブを1条形成し
たもの、第4d図の例は連続するリング状の高さ
0.2mmのリブを2条形成したものである。これら
を5個ずつ作成し、その際、接着剤はUV硬化型
接着剤(UV−3607、東亜合成化学社製)を用
い、滅菌はγ線を2.5Mrad照射することにより行
なつた。接合強度は、(株)島津製作所製のオートグ
ラフDCS−100引張り試験機を用い、滅菌直後、
温蔵庫保管後について50mm/minの引つ張り試験
により測定した。 その結果を示す第1表から、リブの高さは0.2
mm以上では型抜きの時に既に変形を生じる場合が
あり、連続するリング状のものは接着剤のまわり
が悪くて気泡が残るものが出てきた。従つて、第
4a図に示す構造のものが最も良い効果を発揮す
ることがわかる。しかし、本発明に包含される第
4b図、第4c図および第4d図に示すものでも
充分実用できるものである。
た医療用具に関するものである。 (従来技術およびその問題点) 医療用具は一般に多くの異なる材料製の部品が
接合されたもので、その1例を挙げると、輪血セ
ツトでは、軟質塩化ビニル製の血液バツク、軟質
塩化ビニル製のチユーブ、ポリプロピレン製の点
滴筒、軟質塩化ビニル製のチユーブ、ABS樹脂
またはポリプロピレン製のハブおよびステンレス
製穿刺針が、テトラヒドロフラン(THF)、メチ
ルエチルケトン(MEK)などの溶剤型接着剤を
用いて接合され、輪血セツトが構成される。 このように溶剤型接着剤を用いると、以下に述
べるような多くの問題が生じる。 (1) 溶剤によつて被着体がおかされ、脆くなり、
破損する恐れがある。 (2) 溶剤によつて溶かされた被着体の一部が流路
を詰まらせる危険性がある。 (3) 残留溶剤による毒性の懸念がある。 溶剤型接着剤を用いて多くの部品を接合した医
療用具には、上記のような多くの問題があるた
め、有機溶剤を用いることなく多くの部品を接合
する技術の開発が望まれていた。 発明の目的 本発明の目的は、従来の如く有機溶剤を含む接
着剤を用いることなく、構成材料の異なる部品
を、接合すべき一方の部品が用いる接着剤により
接着が困難な場合であつても、強い接合強度で接
合した医療用具を提供しようとするものである。 本発明は、硬化型接着剤により接着可能な軟質
材料製の管状第1部品と該第1部品と接合すると
ともに硬化型接着剤により接着困難な材料製の管
状第2部品とを有する医療用具であつて、前記第
1および第2部品間の接合部は該第2部品の開放
端面に環状凹部を設けることによつて形成される
該凹部の内側と外側の対向壁と、該外側の対向壁
面に形成され軸方向と交差する少なくとも1個の
リブと、該凹部に該第1部品を挿入して内側の対
向壁と係合させて該第1部品の表面と該第2部品
の外側の対向壁面と前記リブにより形成された接
合用空間と、前記接合用空間の残余空隙のみを充
填する硬化型接着剤の硬化部とで構成されること
を特徴とする医療用具を提供するものである。 発明の具体的説明 本発明を適用することができる医療用具は、輪
血セツト、輪液セツト、透析回路などの少なくと
も一箇所の接合箇所を有する医療用具であり、極
めて多種に亘る。 以下、本発明の医療用具を添付図面につき説明
する。好適実施例として、輪血セツト、輪液セツ
トなどに用いられる点滴筒とチユーブとの接合を
例にして説明を行うが、これに限定されることは
ないのは勿論のことである。 本発明の基本的思想は、従来のような溶剤型接
着剤を用いず、硬化型接着剤を用いることにあ
る。硬化型接着剤とは、接着して所定時間経過後
に硬化する性質を有し、例えば以下に述べるよう
なものがある。すなわち、紫外線硬化型接着剤、
シアノアクリレート系瞬間接着剤、エポキシ樹脂
系接着剤、ホツトメルト接着剤、アクリル系接着
剤等である。 このような硬化型接着剤を用いれば、接合すべ
き部品の一方が硬化型接着剤により接着が困難な
材料で構成されていても、強い接合強度で接合す
ることが可能となる構造を得ることができことを
見出し、本発明に至つた。なお、接着困難とは、
接着剤のみでは充分な接着強度が得られないよう
な材質を意味する。 第1図は輪血セツト、輪液セツトなどに使用さ
れる管状第1部品であるチユーブおよび管状第2
部品である点滴筒の接合体であり、点滴筒1の基
端部2および先端部3はそれぞれチユーブ4およ
び5と接合されている。この構成において、チユ
ーブ4,5は一般に軟質塩化ビニルで構成され、
硬化型接着剤により良好に接着されるのである
が、点滴筒はポリプロピレンで構成され、硬化型
接着剤により接着することは困難である。 第2図および第3図にはそれぞれ第1図の−
線および−線での縦断面を示す。第2図は
点滴筒1の先端3とチユーブ5の接合部の断面で
ある。本発明においては、点滴筒1の先端部3の
開放端面に環状の凹部が設けられ、チユーブ5の
内径に等しいか、これよりわずかに大きな径の凹
部内側(内筒)6と、この内筒6を囲む凹部外側
(外筒)7とを形成し、内筒6と外筒7との間に
は、その半径方向距離がチユーブ5の肉厚より僅
かに大きくなるような環状の接合用空間8が形成
される。また、外筒7の内周面7a、すなわち外
筒7とチユーブ5との対向壁面であつて、外筒側
面には少なくとも1個の円周方向のリブ9が形成
され、接合用空間8内に挿入されたチユーブ5と
点滴筒1の内外筒6および7間に残された残余空
隙を、硬化型接着剤10が完全に充填する。この
ようにして点滴筒1とチユーブ5は接合され、点
滴筒1の方は硬化型接着剤で接着が困難であるに
もかかわらず、チユーブ5に強固に接着された硬
化型接着剤10が、点滴筒1の外筒7の内周面7
aに形成されたリブ9間に入りこみ、これが引抜
抵抗を与えることにより両者は強い接合強度で接
合される。なお、接合強度を得るため、点滴筒の
外筒7内周面に形成されるリブ9は連続しないリ
ング状のものでも、連続するスパイラル状のもの
でも良いが、硬化型接着剤10が上述の残余空隙
内に行き渡るようにするにはスパイラル状のもの
が良い。 第3図は点滴筒1の基端部2とチユーブ4との
接合部の断面であり、実質的に第2図に示す接合
部と同様であるので、詳細な説明は省略する。 リブの深さは金型からの型抜き性と深く関連す
るし、また、その数は引抜強度(接合強度)に深
く関連する。接合強度は、リブを設けていない平
滑な面を有する時の内外筒の表面積と、リブを設
けた時の内外筒の表面積との比に関連し、その比
が1:1.1〜1:1.5、より好ましくは1:1.2〜
1:1.3になつた時に、好ましい接合強度が得ら
れることがわかつた。なお、リブとは、環状の連
続もしくは不連続に設けられ、またはスパイラル
状に設けられた凹凸部の凸部を意味するものであ
る。 さらに、本発明における医療用具は、最終的に
エチレンオキサイドガスあるいはオートクレーブ
滅菌法などにより滅菌される。近年、γ(ガンマ)
線による滅菌も行われるようになつてきたので、
前述の硬化型接着剤としてγ線により硬化する接
着剤を用いれば、接合と滅菌を同時に行うことも
できる。 硬化型接着剤を用いて接着剤に対する特性の異
なる部品を接合するのに、第2図および第3図に
示すような構成に至つたのは、以下に述べるよう
な実験結果に基づくものである。 第4図に種々の形状のリブを有する接合部構造
を示す。なお、チユーブ材質は軟質塩化ビニル樹
脂であり、点滴筒はポリプロピレン製である。第
4a図のものは高さ0.1mmのスパイラル状の6条
のリブを形成したもので、第4b図の例は気泡を
抜くために一部不連続としたリング状の高さ0.2
mmのリブを1条形成したもの、第4c図の例は連
続するリング状の高さ0.3mmのリブを1条形成し
たもの、第4d図の例は連続するリング状の高さ
0.2mmのリブを2条形成したものである。これら
を5個ずつ作成し、その際、接着剤はUV硬化型
接着剤(UV−3607、東亜合成化学社製)を用
い、滅菌はγ線を2.5Mrad照射することにより行
なつた。接合強度は、(株)島津製作所製のオートグ
ラフDCS−100引張り試験機を用い、滅菌直後、
温蔵庫保管後について50mm/minの引つ張り試験
により測定した。 その結果を示す第1表から、リブの高さは0.2
mm以上では型抜きの時に既に変形を生じる場合が
あり、連続するリング状のものは接着剤のまわり
が悪くて気泡が残るものが出てきた。従つて、第
4a図に示す構造のものが最も良い効果を発揮す
ることがわかる。しかし、本発明に包含される第
4b図、第4c図および第4d図に示すものでも
充分実用できるものである。
【表】
発明の具体的作用
本発明の医療用具は第4図に示す種々の構成の
中から接合強度が高く型抜き性の良い構造が選ば
れ、第2図および第3図に代表的に示すような構
造としたものである。 このような構造において、接合に用いられる接
着剤は硬化型のものである必要がある。そして、
接合する部品の一方は硬化型接着剤により接着が
不能であるか困難である材料製のものである時
に、実効性が顕著である。硬化型接着剤により接
着が困難な材料製の部品側の接合すべき面に、第
2図および第3図に示すようなリブを形成するこ
とにより、硬化型接着剤がリブを包み込むように
入りこんで硬化する。従つて、引抜き方向に力が
加わつた時、硬い接着部分に入りこんだリブが抵
抗となり、接合強度を高めることになる。 発明の具体的効果 本発明の医療用具は、従来の技術に比して以下
に述べるような多くの利点をもたらす。 (1) 部品間の接合に、従来の溶剤型接着剤を用い
ないために、溶剤に由来する問題、すなわち、
溶剤による材質劣化、溶出物による流路の詰
り、残留溶剤による毒性などの危険性がなくな
る。 (2) 溶剤型接着剤の代りに硬化型接着剤を用いる
ことにより、接着が困難であつたポリプロピレ
ン、ポリエチレンなどポリオレフイン系樹脂を
点滴筒等の医療用具の材質として使用できるよ
うになり、これは安価な材料でコストダウンに
寄与する。 (3) 硬化型接着剤を用いることに加えて、これに
よる接着が困難な材料製の部品側に型抜きの容
易なリブを形成し、このリブの硬化接着部への
アンカー効果により、大きな接合強度が得られ
る。リブを連続しないリング状とするよりもス
パイラル状とすることにより、接着剤充填時の
空気抜けが良好となり、接着剤の回りが良くな
る結果、より大きな安定した接合強度が得られ
る。 (4) 硬化型接着剤としてγ線硬化型のものを用い
れば、γ線照射による滅菌と同時に硬化接合を
行うことができ、他のUV照射装置等の手段が
必要でなくなり、製造工程も少なくなり便利で
ある。
中から接合強度が高く型抜き性の良い構造が選ば
れ、第2図および第3図に代表的に示すような構
造としたものである。 このような構造において、接合に用いられる接
着剤は硬化型のものである必要がある。そして、
接合する部品の一方は硬化型接着剤により接着が
不能であるか困難である材料製のものである時
に、実効性が顕著である。硬化型接着剤により接
着が困難な材料製の部品側の接合すべき面に、第
2図および第3図に示すようなリブを形成するこ
とにより、硬化型接着剤がリブを包み込むように
入りこんで硬化する。従つて、引抜き方向に力が
加わつた時、硬い接着部分に入りこんだリブが抵
抗となり、接合強度を高めることになる。 発明の具体的効果 本発明の医療用具は、従来の技術に比して以下
に述べるような多くの利点をもたらす。 (1) 部品間の接合に、従来の溶剤型接着剤を用い
ないために、溶剤に由来する問題、すなわち、
溶剤による材質劣化、溶出物による流路の詰
り、残留溶剤による毒性などの危険性がなくな
る。 (2) 溶剤型接着剤の代りに硬化型接着剤を用いる
ことにより、接着が困難であつたポリプロピレ
ン、ポリエチレンなどポリオレフイン系樹脂を
点滴筒等の医療用具の材質として使用できるよ
うになり、これは安価な材料でコストダウンに
寄与する。 (3) 硬化型接着剤を用いることに加えて、これに
よる接着が困難な材料製の部品側に型抜きの容
易なリブを形成し、このリブの硬化接着部への
アンカー効果により、大きな接合強度が得られ
る。リブを連続しないリング状とするよりもス
パイラル状とすることにより、接着剤充填時の
空気抜けが良好となり、接着剤の回りが良くな
る結果、より大きな安定した接合強度が得られ
る。 (4) 硬化型接着剤としてγ線硬化型のものを用い
れば、γ線照射による滅菌と同時に硬化接合を
行うことができ、他のUV照射装置等の手段が
必要でなくなり、製造工程も少なくなり便利で
ある。
第1図は本発明の医療用具の代表例として点滴
筒とチユーブの接合体を示す側面図、第2図およ
び第3図はそれぞれ第1図の−線および−
線での断面図、第4図は接合強度の試験に供し
た種々の構成例の断面図および〇印部のリブの拡
大断面図である。 符号の説明、1……点滴筒、2……基端部、3
……先端部、4,5……チユーブ、6……内筒、
7……外筒、8……接合用空間、9……リブ、1
0……硬化した接着剤。
筒とチユーブの接合体を示す側面図、第2図およ
び第3図はそれぞれ第1図の−線および−
線での断面図、第4図は接合強度の試験に供し
た種々の構成例の断面図および〇印部のリブの拡
大断面図である。 符号の説明、1……点滴筒、2……基端部、3
……先端部、4,5……チユーブ、6……内筒、
7……外筒、8……接合用空間、9……リブ、1
0……硬化した接着剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硬化型接着剤により接着可能な軟質材料製の
管状第1部品と該第1部品と接合するとともに硬
化型接着剤により接着困難な材料製の管状第2部
品とを有する医療用具であつて、前記第1および
第2部品間の接合部は該第2部品の開放端面に環
状凹部を設けることによつて形成される該凹部の
内側と外側の対向壁と、該外側の対向壁面に形成
され軸方向と交差する少なくとも1個のリブと、
該凹部に該第1部品を挿入して内側の対向壁と係
合させて該第1部品の表面と該第2部品の外側の
対向壁面と前記リブにより形成された接合用空間
と、前記接合用空間の残余空隙のみを充填する硬
化型接着剤の硬化部とで構成されることを特徴と
する医療用具。 2 硬化型接着剤が紫外線硬化型接着剤である特
許請求の範囲第1項に記載の医療用具。 3 第1部品が柔軟な医療用チユーブである特許
請求の範囲第1項または第2項に記載の医療用
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58199699A JPS60126166A (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | 医療用具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58199699A JPS60126166A (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | 医療用具 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1149089A Division JPH02211177A (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 医療用具の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60126166A JPS60126166A (ja) | 1985-07-05 |
| JPH0218103B2 true JPH0218103B2 (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=16412138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58199699A Granted JPS60126166A (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | 医療用具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60126166A (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0754059B2 (ja) * | 1987-02-10 | 1995-06-07 | 積水化学工業株式会社 | 住宅ユニツト |
| JPH074431B2 (ja) * | 1987-11-30 | 1995-01-25 | テルモ株式会社 | 医療用組立品、その組立方法および組立装置 |
| DE3740908A1 (de) * | 1987-12-03 | 1989-06-22 | Uni Cardan Ag | Anordnung mit klebeverbindung zwischen einer nabe und einem rohr |
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