JPH0218306B2 - - Google Patents
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- JPH0218306B2 JPH0218306B2 JP60163578A JP16357885A JPH0218306B2 JP H0218306 B2 JPH0218306 B2 JP H0218306B2 JP 60163578 A JP60163578 A JP 60163578A JP 16357885 A JP16357885 A JP 16357885A JP H0218306 B2 JPH0218306 B2 JP H0218306B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- coating agent
- inorganic porous
- water absorption
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B20/00—Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
- C04B20/10—Coating or impregnating
- C04B20/1018—Coating or impregnating with organic materials
- C04B20/1029—Macromolecular compounds
- C04B20/1033—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/60—Agents for protection against chemical, physical or biological attack
- C04B2103/65—Water proofers or repellants
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、建築資材その他各種の分野で利用さ
れる断熱材、或いは水中フロートなどの素材とし
て供される低吸水性無機多孔質ビーズに関するも
のである。 〔従来技術〕 建築資材その他各種の分野で利用される断熱材
には、従来よりガラス発泡粒を素材として形成さ
れるものが多い。例えば、ガラス発泡粒を不燃性
無機断熱材としてコンクリート中に無数に混在さ
せたり、或いはパールチヤージとして建築用断熱
材や液化ガスタンク用断熱材などの素材としてガ
ラス発泡粒が用いられる。このようなガラス発泡
粒は、ガラス粉末が主原料をなすものであつて、
一般的には安価なソーダガラス粉末、特に廃ガラ
スを有効利用したソーダガラス粉末が主として用
いられている。 ところが、上記のソーダガラス発泡粒は、吸水
率が15〜20%と非常に吸水性に富んだ性質を有し
ている。それ故、ソーダガラス発泡粒をコンクリ
ート中に混在させこれを建材等に使用すること
は、ソーダガラス発泡粒が生コンクリートとの混
合時に既に多量の水を含有して吸水してしまうと
いう不都合を生じるので、建材等への適用上好ま
しくない。また上記のソーダガラス発泡粒をパー
ルチヤージで断熱材として使用する場合は、吸水
により熱伝導率が高くなり、断熱材としての機能
が低下することになる。一方、上記のソーダガラ
ス発泡粒を液化ガスタンク用断熱材の素材として
用いた場合、ソーダガラス発泡粒により吸水した
水分が液化ガスの低温により冷却される結果、凍
結して発泡粒が破壊されてしまうという事態を招
来する。上記のように、ソーダガラスのみで形成
された発泡粒は吸水性が大きく断熱材等には適し
ないことになるから、従来は次の方法によつて、
ソーダガラス粉末を原料とするガラス発泡粒の吸
水性を抑制するようになされている。 (1) 造粒時に硬質ガラスをコーテイングして発泡
させるガラス発泡粒の製造方法。この方法によ
つて製造されたガラス発泡粒は、熱膨張率が低
いため発泡時の温度変化に起因するクラツクが
発生し難くなり、吸水率が低下する。 (2) 造粒時に低軟化点(低融点)ガラスをコーテ
イングして発泡させるガラス発泡粒の製造方
法。この方法によつて製造されたガラス発泡粒
は、純粋なガラス層となり、かつクラツクが発
生し難いため、ガラスの結晶化等が生じ難い。 しかしながら、上記の両従来例では、造粒時に
吸水率を低く抑制するためコーテイングされたガ
ラス粉末は、発泡時に剥離したり、或いは発泡の
前工程である乾燥時に剥離してしまうことがあ
る。その上、ソーダガラス単体のときの発泡条件
を変更して発泡させることが必要となることも考
えられるが、このような場合、従前より製造され
てきたソーダガラス発泡粒およびその製法を、そ
のまま使用できなくなるという問題がある。 更に、造粒時のコーテイングは、固体同士の付
着によるのでコーテイングを均一に行うためには
手間がかかり過ぎるという問題も有する。そし
て、この手間は、コーテイングの長時間化を招来
し、ひいてはコストの上昇を招来することになつ
ている。 また、断熱材には、上記のソーダガラス発泡粒
以外の例えばパーライト等の高吸水性無機多孔粒
が素材として使用される場合もある。そして、こ
の場合の高吸収性無機多孔粒には、上述のソーダ
ガラス発泡粒と同様に、コーテイングが表面に施
されるようになつている。 上記のコーテイングを施した高吸水性無機多孔
粒は、例えば特開昭49−73420号公報や特開昭51
−69514号公報に開示されている。即ち、特開昭
49−73420号公報には、高吸水性無機多孔粒であ
るシラスバルーンに顔料組成物や非イオン界面活
性剤等の混合物をバインダーにより付着浸透させ
たものが開示されている。また、特開昭51−
69514号公報には、高吸水性無機多孔粒である無
機多孔質粒子の空隙に無機発泡材を充填し、この
粒子表面に樹脂をコーテイングしたものが開示さ
れている。 ところが、特開昭49−73420号公報の場合には、
撥水性および耐水性を有する非イオン界面活性剤
が顔料組成物等に混合されているため、シラスバ
ルーンに付着浸透する非イオン界面活性剤の量が
相対的に少なくなる。また、顔料組成物は、撥水
性および耐水性を有しておらず、バインダーは、
有機高分子樹脂であるアクリル系樹脂が用いられ
ているため、撥水性および耐水性が十分でない。
従つて、付着浸透されたシラスバルーンは、全体
として耐水性や撥水性が不十分なものとなつてい
る。 そこで、上記のシラスバルーンの吸水率を十分
に低下させるには、上記の非イオン界面活性剤と
顔料組成物等との混合物を多量に付着浸透させて
全ての孔を完全に塞ぐことが必要となり、ひいて
は付着浸透の長時間化を招来することになる。 一方、特開昭51−69514号公報の場合には、樹
脂のみが表面にコーテイングされているが、この
樹脂は、無機多孔質粒子に充填された無機発泡材
の漏洩を防止するためのものである。従つて、樹
脂は、表面全体への被覆が必要となり、コーテイ
ングに長時間を要することになる。 このように、特開昭49−73420号公報や特開昭
51−69514号公報に開示された従来のコーテイン
グが施された高吸水性無機多孔粒は、たとえ樹脂
が耐水性等を有していても不十分であつたり、或
いは表面全体への被覆が必要となつている。従つ
て、高吸水性無機多孔粒を吸水率の低下した低吸
水性無機多孔粒とする場合には、コーテイングに
長時間を要することで、大量生産が困難なものに
なる。そして、この大量生産の困難さは、上述の
ソーダガラス発泡粒と同様に、低吸水性無機多孔
粒のコストを上昇させる要因となり、安価なこを
が条件である低吸水性無機多孔粒にとつて非常に
大きな問題を招来することになる。 〔発明の目的〕 本発明は、上記従来の問題点を考慮してなされ
たものであつて、発泡時や乾燥時にコーテイング
剤被覆層が剥離するような虞れがなく、また発泡
条件を変更しても何ら支障がないばかりでなく、
吸水率を低く抑えて建材や断熱材等に優れた機能
を発揮し、かつ量産化にも適した安価な低吸水性
無機多孔質ビーズの提供を目的とするものであ
る。 〔発明の構成〕 本発明に係る低吸水性無機多孔質ビーズは、高
吸水性無機多孔粒の外表面に形成された無数の孔
の少なくとも各開口部周縁から入り込み、各開口
部周縁で水分を弾く撥水性および耐水性を有する
コーテイング剤のみが付着されており、これによ
つて吸水率を低く抑制するように構成したことを
特徴とするものである。 〔実施例〕 本発明の一実施例を第1図ないし第5図に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。 第1図ないし第4図に示したように、高吸水性
を有する無機多孔粒としてのソーダガラス発泡粒
1の外表面に、撥水性および耐水性を有するコー
テイング剤2がその全面に付着されている。この
コーテイング剤2は、ソーダガラス発泡粒1の外
表面に形成された無数の孔3の少なくとも各開口
部周縁から孔内部へ入り込むような状態で付着さ
れているものである。すなわち、第5図に示した
ように、開口面積の大きい大孔3aの場合は、コ
ーテイング剤2がその孔奥部に至るまで流入して
孔内周面を隙間なく被覆するものの、孔内空域が
大きいためコーテイング剤2が孔内部に完全に充
填されるには至らない構造のもの、また開口面積
が中程度の大きさの中孔3bの場合、コーテイン
グ剤2が孔の開口内周縁から孔内に入り込むよう
な状態で入口付近まで浸入するが、その内奥部ま
でには至らない構造のもの、さらに開口面積が小
さくかつ孔の内奥部も比較的狭い小孔3cの場
合、コーテイング剤2がその孔内部に完全に充填
された構造のもの、などの態様でコーテイングさ
れる傾向にあるが、これらコーテイング剤2の付
着状態についてはすべて本発明の要旨に包含され
るものである。すなわち、コーテイング剤2につ
いては、孔3の内部に完全に充填された状態にな
つていなくても良い。例えば前記の中孔3bの場
合、コーテイング剤2は孔の内周面の全面を被覆
していないが、このような構造であつても水分は
コーテイング剤2の撥水性によつて開口部付近で
弾かれるので、孔内部には吸水されない。また大
孔3aの場合および小孔3cの場合は、孔の内周
面がコーテイング剤2で覆われているので、これ
も吸水の虞れがない。尚、上記の孔3は、連続孔
であつても独立孔であつても同様である。 上記のコーテイング剤2としては、撥水性およ
び耐水性を有するもの、例えば弱カチオン・非イ
オン界面活性剤、ポリエチレン、ワツクスポリエ
チレン、ジルコニウム塩含有パラフイン等が用い
られる。 前記高吸水性を有する無機多孔粒としてのソー
ダガラス発泡粒1を、外表面からコーテイングす
るための上記のコーテイング剤2は、エマルジヨ
ンにしたものを使用するのが好適である。このよ
うなエマルジヨンのコーテイング剤2をソーダガ
ラス発泡粒1の外表面にコーテイングしたのち乾
燥して、エマルジヨンの溶媒成分を除去し、これ
により固形成分のコーテイング剤2を発泡粒1の
表面に付着させることが望ましく、これによつて
量産化を実現することが容易となる。上記のコー
テイング方法を具体的に例示すれば、コーテイ
ング剤の液中にガラス発泡粒を浸漬する方法、
糖衣機を使用し噴霧機でコーテイング剤をガラス
発泡粒の外表面に吹き付ける方法、糖衣機を使
用し発泡粒を転動させながらコーテイング剤を入
れその流動運動によりコーテイングする方法、な
どがあり、このほか上記の糖衣機に代えてパン型
造粒機を使用することも可能である。 尚、本発明でいう高吸水性無機多孔粒は、上記
のソーダガラス発泡粒に限らず、例えばパーライ
ト等の岩石であつても良い。 実施例 1 無機多孔粒として、嵩密度が約0.22g/c.c.のソ
ーダガラス発泡粒を使用し、これに糖衣機を用い
て、2の発泡粒の流動中にポリエチレンエマル
ジヨン(パーマリンPN・三洋化成製)を100g
入れ、約5分間だけガラス発泡粒を転動させてコ
ーテイング処理を行つた。次に、このようにコー
テイングされた発泡粒を約50℃の温度下で一昼夜
乾燥し、これによりエマルジヨンの水分を蒸発さ
せて除去した。このようにして製造された低吸水
性無機多孔質ビーズは、目的とするコーテイング
固形成分だけがガラス発泡粒の外表面を被覆する
ように付着された構造をなしている。かかる低吸
水性無機多孔質ビーズを試料とし、その比較試料
としては、同質発泡粒で無コーテイングのビーズ
を乾燥工程から全て上記同様の手順により製造し
たものを採用した。この無コーテイング発泡粒を
ブランクとし、両者の吸水率を測定した結果は、
表1の通りであつた。
れる断熱材、或いは水中フロートなどの素材とし
て供される低吸水性無機多孔質ビーズに関するも
のである。 〔従来技術〕 建築資材その他各種の分野で利用される断熱材
には、従来よりガラス発泡粒を素材として形成さ
れるものが多い。例えば、ガラス発泡粒を不燃性
無機断熱材としてコンクリート中に無数に混在さ
せたり、或いはパールチヤージとして建築用断熱
材や液化ガスタンク用断熱材などの素材としてガ
ラス発泡粒が用いられる。このようなガラス発泡
粒は、ガラス粉末が主原料をなすものであつて、
一般的には安価なソーダガラス粉末、特に廃ガラ
スを有効利用したソーダガラス粉末が主として用
いられている。 ところが、上記のソーダガラス発泡粒は、吸水
率が15〜20%と非常に吸水性に富んだ性質を有し
ている。それ故、ソーダガラス発泡粒をコンクリ
ート中に混在させこれを建材等に使用すること
は、ソーダガラス発泡粒が生コンクリートとの混
合時に既に多量の水を含有して吸水してしまうと
いう不都合を生じるので、建材等への適用上好ま
しくない。また上記のソーダガラス発泡粒をパー
ルチヤージで断熱材として使用する場合は、吸水
により熱伝導率が高くなり、断熱材としての機能
が低下することになる。一方、上記のソーダガラ
ス発泡粒を液化ガスタンク用断熱材の素材として
用いた場合、ソーダガラス発泡粒により吸水した
水分が液化ガスの低温により冷却される結果、凍
結して発泡粒が破壊されてしまうという事態を招
来する。上記のように、ソーダガラスのみで形成
された発泡粒は吸水性が大きく断熱材等には適し
ないことになるから、従来は次の方法によつて、
ソーダガラス粉末を原料とするガラス発泡粒の吸
水性を抑制するようになされている。 (1) 造粒時に硬質ガラスをコーテイングして発泡
させるガラス発泡粒の製造方法。この方法によ
つて製造されたガラス発泡粒は、熱膨張率が低
いため発泡時の温度変化に起因するクラツクが
発生し難くなり、吸水率が低下する。 (2) 造粒時に低軟化点(低融点)ガラスをコーテ
イングして発泡させるガラス発泡粒の製造方
法。この方法によつて製造されたガラス発泡粒
は、純粋なガラス層となり、かつクラツクが発
生し難いため、ガラスの結晶化等が生じ難い。 しかしながら、上記の両従来例では、造粒時に
吸水率を低く抑制するためコーテイングされたガ
ラス粉末は、発泡時に剥離したり、或いは発泡の
前工程である乾燥時に剥離してしまうことがあ
る。その上、ソーダガラス単体のときの発泡条件
を変更して発泡させることが必要となることも考
えられるが、このような場合、従前より製造され
てきたソーダガラス発泡粒およびその製法を、そ
のまま使用できなくなるという問題がある。 更に、造粒時のコーテイングは、固体同士の付
着によるのでコーテイングを均一に行うためには
手間がかかり過ぎるという問題も有する。そし
て、この手間は、コーテイングの長時間化を招来
し、ひいてはコストの上昇を招来することになつ
ている。 また、断熱材には、上記のソーダガラス発泡粒
以外の例えばパーライト等の高吸水性無機多孔粒
が素材として使用される場合もある。そして、こ
の場合の高吸収性無機多孔粒には、上述のソーダ
ガラス発泡粒と同様に、コーテイングが表面に施
されるようになつている。 上記のコーテイングを施した高吸水性無機多孔
粒は、例えば特開昭49−73420号公報や特開昭51
−69514号公報に開示されている。即ち、特開昭
49−73420号公報には、高吸水性無機多孔粒であ
るシラスバルーンに顔料組成物や非イオン界面活
性剤等の混合物をバインダーにより付着浸透させ
たものが開示されている。また、特開昭51−
69514号公報には、高吸水性無機多孔粒である無
機多孔質粒子の空隙に無機発泡材を充填し、この
粒子表面に樹脂をコーテイングしたものが開示さ
れている。 ところが、特開昭49−73420号公報の場合には、
撥水性および耐水性を有する非イオン界面活性剤
が顔料組成物等に混合されているため、シラスバ
ルーンに付着浸透する非イオン界面活性剤の量が
相対的に少なくなる。また、顔料組成物は、撥水
性および耐水性を有しておらず、バインダーは、
有機高分子樹脂であるアクリル系樹脂が用いられ
ているため、撥水性および耐水性が十分でない。
従つて、付着浸透されたシラスバルーンは、全体
として耐水性や撥水性が不十分なものとなつてい
る。 そこで、上記のシラスバルーンの吸水率を十分
に低下させるには、上記の非イオン界面活性剤と
顔料組成物等との混合物を多量に付着浸透させて
全ての孔を完全に塞ぐことが必要となり、ひいて
は付着浸透の長時間化を招来することになる。 一方、特開昭51−69514号公報の場合には、樹
脂のみが表面にコーテイングされているが、この
樹脂は、無機多孔質粒子に充填された無機発泡材
の漏洩を防止するためのものである。従つて、樹
脂は、表面全体への被覆が必要となり、コーテイ
ングに長時間を要することになる。 このように、特開昭49−73420号公報や特開昭
51−69514号公報に開示された従来のコーテイン
グが施された高吸水性無機多孔粒は、たとえ樹脂
が耐水性等を有していても不十分であつたり、或
いは表面全体への被覆が必要となつている。従つ
て、高吸水性無機多孔粒を吸水率の低下した低吸
水性無機多孔粒とする場合には、コーテイングに
長時間を要することで、大量生産が困難なものに
なる。そして、この大量生産の困難さは、上述の
ソーダガラス発泡粒と同様に、低吸水性無機多孔
粒のコストを上昇させる要因となり、安価なこを
が条件である低吸水性無機多孔粒にとつて非常に
大きな問題を招来することになる。 〔発明の目的〕 本発明は、上記従来の問題点を考慮してなされ
たものであつて、発泡時や乾燥時にコーテイング
剤被覆層が剥離するような虞れがなく、また発泡
条件を変更しても何ら支障がないばかりでなく、
吸水率を低く抑えて建材や断熱材等に優れた機能
を発揮し、かつ量産化にも適した安価な低吸水性
無機多孔質ビーズの提供を目的とするものであ
る。 〔発明の構成〕 本発明に係る低吸水性無機多孔質ビーズは、高
吸水性無機多孔粒の外表面に形成された無数の孔
の少なくとも各開口部周縁から入り込み、各開口
部周縁で水分を弾く撥水性および耐水性を有する
コーテイング剤のみが付着されており、これによ
つて吸水率を低く抑制するように構成したことを
特徴とするものである。 〔実施例〕 本発明の一実施例を第1図ないし第5図に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。 第1図ないし第4図に示したように、高吸水性
を有する無機多孔粒としてのソーダガラス発泡粒
1の外表面に、撥水性および耐水性を有するコー
テイング剤2がその全面に付着されている。この
コーテイング剤2は、ソーダガラス発泡粒1の外
表面に形成された無数の孔3の少なくとも各開口
部周縁から孔内部へ入り込むような状態で付着さ
れているものである。すなわち、第5図に示した
ように、開口面積の大きい大孔3aの場合は、コ
ーテイング剤2がその孔奥部に至るまで流入して
孔内周面を隙間なく被覆するものの、孔内空域が
大きいためコーテイング剤2が孔内部に完全に充
填されるには至らない構造のもの、また開口面積
が中程度の大きさの中孔3bの場合、コーテイン
グ剤2が孔の開口内周縁から孔内に入り込むよう
な状態で入口付近まで浸入するが、その内奥部ま
でには至らない構造のもの、さらに開口面積が小
さくかつ孔の内奥部も比較的狭い小孔3cの場
合、コーテイング剤2がその孔内部に完全に充填
された構造のもの、などの態様でコーテイングさ
れる傾向にあるが、これらコーテイング剤2の付
着状態についてはすべて本発明の要旨に包含され
るものである。すなわち、コーテイング剤2につ
いては、孔3の内部に完全に充填された状態にな
つていなくても良い。例えば前記の中孔3bの場
合、コーテイング剤2は孔の内周面の全面を被覆
していないが、このような構造であつても水分は
コーテイング剤2の撥水性によつて開口部付近で
弾かれるので、孔内部には吸水されない。また大
孔3aの場合および小孔3cの場合は、孔の内周
面がコーテイング剤2で覆われているので、これ
も吸水の虞れがない。尚、上記の孔3は、連続孔
であつても独立孔であつても同様である。 上記のコーテイング剤2としては、撥水性およ
び耐水性を有するもの、例えば弱カチオン・非イ
オン界面活性剤、ポリエチレン、ワツクスポリエ
チレン、ジルコニウム塩含有パラフイン等が用い
られる。 前記高吸水性を有する無機多孔粒としてのソー
ダガラス発泡粒1を、外表面からコーテイングす
るための上記のコーテイング剤2は、エマルジヨ
ンにしたものを使用するのが好適である。このよ
うなエマルジヨンのコーテイング剤2をソーダガ
ラス発泡粒1の外表面にコーテイングしたのち乾
燥して、エマルジヨンの溶媒成分を除去し、これ
により固形成分のコーテイング剤2を発泡粒1の
表面に付着させることが望ましく、これによつて
量産化を実現することが容易となる。上記のコー
テイング方法を具体的に例示すれば、コーテイ
ング剤の液中にガラス発泡粒を浸漬する方法、
糖衣機を使用し噴霧機でコーテイング剤をガラス
発泡粒の外表面に吹き付ける方法、糖衣機を使
用し発泡粒を転動させながらコーテイング剤を入
れその流動運動によりコーテイングする方法、な
どがあり、このほか上記の糖衣機に代えてパン型
造粒機を使用することも可能である。 尚、本発明でいう高吸水性無機多孔粒は、上記
のソーダガラス発泡粒に限らず、例えばパーライ
ト等の岩石であつても良い。 実施例 1 無機多孔粒として、嵩密度が約0.22g/c.c.のソ
ーダガラス発泡粒を使用し、これに糖衣機を用い
て、2の発泡粒の流動中にポリエチレンエマル
ジヨン(パーマリンPN・三洋化成製)を100g
入れ、約5分間だけガラス発泡粒を転動させてコ
ーテイング処理を行つた。次に、このようにコー
テイングされた発泡粒を約50℃の温度下で一昼夜
乾燥し、これによりエマルジヨンの水分を蒸発さ
せて除去した。このようにして製造された低吸水
性無機多孔質ビーズは、目的とするコーテイング
固形成分だけがガラス発泡粒の外表面を被覆する
ように付着された構造をなしている。かかる低吸
水性無機多孔質ビーズを試料とし、その比較試料
としては、同質発泡粒で無コーテイングのビーズ
を乾燥工程から全て上記同様の手順により製造し
たものを採用した。この無コーテイング発泡粒を
ブランクとし、両者の吸水率を測定した結果は、
表1の通りであつた。
【表】
尚、吸水率の測定方法については、JISで規格
されていないため、本実験では次の方法を採用し
て測定した。上記の両試料を24時間、水中に浸漬
する。しかる後、それぞれの試料を水中から取り
出して、これらをメチルアルコール(CH3OH)
で洗浄してその表面の付着水だけを除去し、その
後、65℃・10分間の恒温槽に入れて重量測定を行
い、その吸水試験前の重量に対する増加重量の割
合を吸水率としたものである。このことは、以下
に示した実験例2乃至5についても同様である。 実施例 2 上記実験例1で使用したコーテイング剤(パー
マリンPN)に代えて、ワツクスポリエチレンエ
マルジヨン(パーマリンEH−361・三洋化成製)
を使用し、実験例1と同様の方法によりコーテイ
ング・乾燥処理を行い、その吸水率を測定した結
果は表2の通りであつた。尚、ブランクについて
は実験例1と同様である。
されていないため、本実験では次の方法を採用し
て測定した。上記の両試料を24時間、水中に浸漬
する。しかる後、それぞれの試料を水中から取り
出して、これらをメチルアルコール(CH3OH)
で洗浄してその表面の付着水だけを除去し、その
後、65℃・10分間の恒温槽に入れて重量測定を行
い、その吸水試験前の重量に対する増加重量の割
合を吸水率としたものである。このことは、以下
に示した実験例2乃至5についても同様である。 実施例 2 上記実験例1で使用したコーテイング剤(パー
マリンPN)に代えて、ワツクスポリエチレンエ
マルジヨン(パーマリンEH−361・三洋化成製)
を使用し、実験例1と同様の方法によりコーテイ
ング・乾燥処理を行い、その吸水率を測定した結
果は表2の通りであつた。尚、ブランクについて
は実験例1と同様である。
【表】
実験例 3
上記実験例1で使用したコーテイング剤(パー
マリンPN)に代えて、ポリエチレンエマルジヨ
ン(パーマリンFP−528・三洋化成製)を使用
し、実験例1と同様の方法によりコーテイング・
乾燥処理を行い、その吸水率を測定した結果は表
3の通りであつた。尚、ブランクについては実験
例1と同様である。
マリンPN)に代えて、ポリエチレンエマルジヨ
ン(パーマリンFP−528・三洋化成製)を使用
し、実験例1と同様の方法によりコーテイング・
乾燥処理を行い、その吸水率を測定した結果は表
3の通りであつた。尚、ブランクについては実験
例1と同様である。
【表】
実験例 4
上記実験例1で使用したコーテイング剤(パー
マリンPN)に代えて、ジルコニウム塩含有パラ
フインエマルジヨン(アイソトールH・三洋化成
製)を使用し、実験例1と同様の方法によりコー
テイング・乾燥処理を行い、その吸水率を測定し
た結果は表4の通りであつた。尚、ブランクにつ
いては実験例1と同様である。
マリンPN)に代えて、ジルコニウム塩含有パラ
フインエマルジヨン(アイソトールH・三洋化成
製)を使用し、実験例1と同様の方法によりコー
テイング・乾燥処理を行い、その吸水率を測定し
た結果は表4の通りであつた。尚、ブランクにつ
いては実験例1と同様である。
【表】
実験例 5
上記実験例1で使用したコーテイング剤(パー
マリンPN)に代えて、弱カチオン・非イオン界
面活性剤配合の給油剤(サンリーフCL−533・三
洋化成製)を使用し、実験例1と同様の方法によ
りコーテイング・乾燥処理を行い、その吸水率を
測定した結果は表5の通りであつた。尚、ブラン
クについては実験例1と同様である。
マリンPN)に代えて、弱カチオン・非イオン界
面活性剤配合の給油剤(サンリーフCL−533・三
洋化成製)を使用し、実験例1と同様の方法によ
りコーテイング・乾燥処理を行い、その吸水率を
測定した結果は表5の通りであつた。尚、ブラン
クについては実験例1と同様である。
本発明に係る低吸水性無機多孔質ビーズは以上
のように、高吸水性無機多孔粒の外表面に形成さ
れた無数の孔の少なくとも各開口部周縁から入り
込み、各開口部周縁で水分を弾く撥水性および耐
水性を有するコーテイング剤のみが付着された構
造をなしている。それ故、ビーズの吸水率は著し
く低く抑えられ、建材や各種断熱材、或いは水中
フロート等の素材として優れた効果を発揮する。
また発泡・乾燥処理済みの粒体にコーテイング剤
が付着された構造をなしているから、発泡時や乾
燥時にコーテイング剤が剥離するといつた事態を
招来する虞れなど勿論なく、またソーダガラス単
体のときの発泡条件を変更して発泡させたからと
いつてコーテイング剤の付着には何の支障も招か
ないものである。 その上、本発明の構造を採用すれば、開口部周
縁に入り込むようにコーテイング剤を付着すれば
良いため、コーテイング剤の均一な付着処理が簡
単かつ短時間ですみ、量産化が可能になり、ひい
てはコストを低減して安価にすることが可能にな
る等の効果も併せて奏する。
のように、高吸水性無機多孔粒の外表面に形成さ
れた無数の孔の少なくとも各開口部周縁から入り
込み、各開口部周縁で水分を弾く撥水性および耐
水性を有するコーテイング剤のみが付着された構
造をなしている。それ故、ビーズの吸水率は著し
く低く抑えられ、建材や各種断熱材、或いは水中
フロート等の素材として優れた効果を発揮する。
また発泡・乾燥処理済みの粒体にコーテイング剤
が付着された構造をなしているから、発泡時や乾
燥時にコーテイング剤が剥離するといつた事態を
招来する虞れなど勿論なく、またソーダガラス単
体のときの発泡条件を変更して発泡させたからと
いつてコーテイング剤の付着には何の支障も招か
ないものである。 その上、本発明の構造を採用すれば、開口部周
縁に入り込むようにコーテイング剤を付着すれば
良いため、コーテイング剤の均一な付着処理が簡
単かつ短時間ですみ、量産化が可能になり、ひい
てはコストを低減して安価にすることが可能にな
る等の効果も併せて奏する。
第1図は本発明の一実施例を示し、低吸水性無
機多孔質ビーズ(アイソトールHでコーテイング
した状態)の外表面を顕微鏡で拡大して示した状
態の粒子構造の図面に代わる写真、第2図は第1
図に示したビーズの一部を更に拡大して示した粒
子構造の図面に代わる写真、第3図は同ビーズを
断面して示した粒子の表面付近の組織構造を示す
図面に代わる写真、第4図は第3図の摸写図、第
5図は同ビーズの表面付近を断面した説明図であ
る。 1はソーダガラス発泡粒、2はコーテイング
剤、3は孔である。
機多孔質ビーズ(アイソトールHでコーテイング
した状態)の外表面を顕微鏡で拡大して示した状
態の粒子構造の図面に代わる写真、第2図は第1
図に示したビーズの一部を更に拡大して示した粒
子構造の図面に代わる写真、第3図は同ビーズを
断面して示した粒子の表面付近の組織構造を示す
図面に代わる写真、第4図は第3図の摸写図、第
5図は同ビーズの表面付近を断面した説明図であ
る。 1はソーダガラス発泡粒、2はコーテイング
剤、3は孔である。
Claims (1)
- 1 高吸水性無機多孔粒の外表面に形成された無
数の孔の少なくとも各開口部周縁から入り込み、
各開口部周縁で水分を弾く撥水性および耐水性を
有するコーテイング剤のみが付着されていること
を特徴とする低吸水性無機多孔質ビーズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16357885A JPS6227360A (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | 低吸水性無機多孔質ビ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16357885A JPS6227360A (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | 低吸水性無機多孔質ビ−ズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6227360A JPS6227360A (ja) | 1987-02-05 |
| JPH0218306B2 true JPH0218306B2 (ja) | 1990-04-25 |
Family
ID=15776570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16357885A Granted JPS6227360A (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | 低吸水性無機多孔質ビ−ズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6227360A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04362052A (ja) * | 1991-06-06 | 1992-12-15 | Kubota Corp | 無機質建材の寸法安定性の改善方法 |
| DE102010021532A1 (de) * | 2010-05-26 | 2011-12-01 | Evonik Goldschmidt Gmbh | Granularer Bims sowie Verfahren zur Herstellung von granularem Bims |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4973420A (ja) * | 1972-11-14 | 1974-07-16 | ||
| JPS5169514A (ja) * | 1974-12-13 | 1976-06-16 | Ig Gijutsu Kenkyusho Kk | Hatsuhozai |
-
1985
- 1985-07-24 JP JP16357885A patent/JPS6227360A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6227360A (ja) | 1987-02-05 |
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