JPH02187947A - 光磁気記録方法 - Google Patents

光磁気記録方法

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JPH02187947A
JPH02187947A JP645389A JP645389A JPH02187947A JP H02187947 A JPH02187947 A JP H02187947A JP 645389 A JP645389 A JP 645389A JP 645389 A JP645389 A JP 645389A JP H02187947 A JPH02187947 A JP H02187947A
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正彦 金子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の)既要 C従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E  yA題を解決するための手段 F 作用 G 実施例 I] 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、光磁気記録方法例えばレーザー光照射による
光(熱)磁気記録方法であって、その記録の読出しはカ
ー回転角の検出によって行うことができるようにした光
磁気記録方法に関わる。
B 発明の概要 本発明は、光磁気記録媒体の基本構造が、それぞれ垂直
磁気異方性を有する第1及び第2の磁性薄膜が面内磁気
異方性もしくは小さい垂直磁気異方性を有する第3の磁
性薄膜を介して順次磁気的に結合された構造を採るもの
であるが、第1の本発明は、さらに第1の磁性薄膜が第
1の構成膜と第2の構成膜とにより構成するものであり
、第2の本発明は、さらに第1の磁性薄膜上にカー回転
角の大なる光磁気再生薄膜が第1の構成股上に磁気的に
結合して積層された構成をとり、第1の構成膜のキュリ
ー温度TCI+ より第2の構成膜のキュリー温度’I
”CI□を大とするものであり、第2の本発明における
光磁気再生膜は、 2M5RhRHcR+ 2Ms目h+ +Hc口< a
 wa +2Ms+ zh+ 211CI Z(ここに
、M s Ill M s 11及びM11□、fil
l+)Ill及びh12、HCRIHCll及びHc、
2はそれぞれ上記光磁気再生薄膜、第1及び第2の各構
成膜の飽和磁化、膜厚、保磁力であり、σwaは上記第
2の構成膜と上記第2の磁性薄膜との間の磁壁エネルギ
ー)を満足する構成をとり、第1及び第2の本発明にお
いては、各媒体に対して上記キュリー温度Tc近傍で第
2の磁性薄膜の磁気モーメントの反転が生じることなく
、かつ第2の構成膜の磁気モーメントが第2の磁性薄膜
の磁気モーメントに追従して変化するに充分な温度T1
に加熱する第1の加熱状態と、キュリー温度T。I□以
上でかつ第2の磁性薄膜の磁気モーメントを反転させる
に充分な温度T2に加熱する第2の加熱状態とを、記録
しようとする情報信号に応じて変調し、それぞれ第1の
磁性薄膜の第2の構成膜の磁化に追従して第1の構成膜
にも記録磁化を形成し、さらに光磁気再生薄膜に記録磁
化を形成するものであって情報の記録を行い、かつこの
記録を他の情報に書き換えるいわゆるオーバーライド(
overwrite)が可能な状態にするものであり、
安定した記録及び再生とを行わしめる。
C従来の技術 光磁気相互作用によって情報ビット(磁区)の読み出し
を行う記録媒体に対してのその情報の光(熱)磁気記録
方法においては、垂直磁化膜による磁性薄膜を有する記
録媒体に対し、その磁化の方向を膜面に垂直な一方向に
予め揃えるいわゆる初期化を施しておき、この磁化方向
と反対向きの垂直磁化を有する磁区をレーザー光照射等
の局部加熱により形成することによって、2値化された
情報ビットとして情報を記録している。
光(熱)磁気記録方法においては、情報の書き換えに先
立って、記録された情報の消去(上記初期化に相当)の
過程すなわち消去のための時間を要し、高転送レートで
の記録を実現できない。これに対し、このような独立の
消去過程の時間が不要とされた重ね書きによるいわゆる
オーバーライド方式による記録方法が種々提案されてい
る。このオーバーライド方式の光磁気記録方法の中で有
望視されている方法としては、例えば媒体に対する外部
磁場変調法と、記録用のヘッドの他に消去用のヘッドを
設ける2ヘツド法とが知られている。
外部磁場変調法とは、例えば特公昭60−48806号
公報に開示されているように、膜面に垂直な磁化容易軸
を有する非晶質フェリ磁性薄膜記録媒体に対する昇温用
ビームの照射領域に人力デジタル信号電流の状態に対応
する極性の磁場を印加することにより記録を行うもので
ある。
ところで、上述のような外部磁場変調法によって情報転
送レートの高い高速記録を行おうとすると、例えばMH
zオーダで動作する電磁石が必要となる。このような電
磁石の作製は困難であり、また作製できたとしても消費
電力及び発熱が大きく実用的でないという問題点がある
。また、2ヘツド法では、余分なヘッドを必要とし、2
つのヘッドを離して設置しなければならず、ドライブシ
ステムへの負担が大きく、経済性が悪く、量産にも向か
ない等の問題点を存している。
そこでレーザー光等による媒体の加熱温度を切換制御す
るのみで容易に書き換えすなわちオーバーライドが可能
な光磁気記録方法が有用である。
本出願人は、このような問題点の解決をはかる光(熱)
磁気記録方法を、特開昭63−52354号出願、及び
特開昭63−52535号出願で提供した。これら出願
で提案された光(熱)磁気記録方法は、第1及び第2の
希土類−遷移金属磁性薄膜の積層構造による熱磁気記録
媒体を用い、所要の第1の外部磁場の印加の下に第1の
磁性薄膜のほぼキュリー温度’T”c+以上でかつ第2
の磁性薄膜の副格子磁化の反転が生じない第1の温度T
、に加熱する第1の加熱状態と、温度T、1以上でかつ
第2の磁性薄膜の副格子磁化を反転させるに充分な第2
の温度T2に加熱する第2の加熱状態とを、記録しよう
とする情報例えば“0”、“1′に応じて切換変調し、
冷却過程で、第1及び第2の磁性薄膜の交換結合力によ
り第1の磁性薄膜の副格子磁化の向きを第2の磁性薄膜
の副格子磁化の向きに揃えて、例えば0” ++ 1 
++の記録ビット(磁区)を第1の磁性薄膜に形成する
と共に、第2の外部磁場によって、或いは第2の磁性薄
膜組成を、その補償温度が室温から第2の温度T2間に
存在するように選定すること乙こよって、室温で第1の
外部磁場のみによって第2の磁性薄膜の副格子磁化が反
転するようにして、オーバーライドが可能な状態を得る
ようにするものである。
この場合、消去のための特別の過程(時間)を要するこ
とがなく高転送レート化を図ることができるとか、上述
した2ヘッド方式あるいは外部磁場変調方式による場合
の諸課題を解決できる。
上記特開昭63−52534号出願による光(熱)磁気
記録方法について説明すると、この記録方法では、第1
0図に温度Tに対応して上述した第1及び第2の各磁性
薄膜(1)及び(2)における各磁化状態を各図示の薄
膜(1)及び(2)内に矢印をもって模式的に示すよう
に、室温T、下において、両磁性薄膜(1)及び(2)
の磁化の向きが同一である状態Aと、互いに逆向きの状
態Bとの2態様によって例えば“O”1゛°の情報の記
録がなされる。そして、これら記録は、外部磁場Hex
の印加と、レーザー光照射による第1及び第2の加熱温
度T、とT2による加熱によって行われる。まず例えば
状態Aにある部位に対してレーザー光を照射して、この
レーザー光の強度あるいは照射時間を記録信号に応じて
変調制御してその加熱温度Tを、第1の磁性薄膜(1)
のほぼキュリー温度TcI以上でかつ所要の外部磁場H
exによって第2の磁性薄膜(2)に磁化反転の生じな
い第1の加熱温度T、に加熱する。このような加熱を行
うと第1の磁性薄膜(1)は磁化を失う状態Cを示すが
、この加熱が終了して磁性Y’J膜(1)及び(2)の
積層膜が温度’T’c+に下がると第1の磁性薄膜(1
)に磁化が生じる。このとき、第2の磁性薄膜(2)と
の交換結合力が支配的となるようになされていて、これ
によって第1の磁性薄膜(1)の磁化の向きは、第2の
磁性薄膜(2)と同一の向きとされる。
つまり、状態Aを生じさせて、例えば1101+の情報
の記録を行う。
一方、加熱温度Tを、上述の温度T1より高くかつ第2
の磁性薄膜(2)の磁化を外部磁場Hexにより反転さ
せるに充分な第2の加熱温度T2に加熱する。このよう
な加熱を行うと第1の磁性薄膜(11は磁化を失い、第
2の磁性薄膜(2)の磁化が反転した状態りが生じるが
、この加熱が終了して磁性薄膜(1)及び(2)の積層
膜が温度’I”atに下がると第1の磁性薄膜(1)に
第2の磁性薄膜(2)による交換結合力によって状態E
1すなわちもとの初期状態とはその磁化の向きが逆の状
態が形成されるが、このとき外部補助磁場H5tlbの
印加によって室温T、l近傍で第2の磁性薄膜(2)の
磁化の向きを反転させ両磁性薄膜(1)及び(2)間に
は磁壁MWが生じた磁化状態B、つまり磁化状態Aとは
第1の磁性a Ila (1)の磁化の向きのみが反転
した状態Bを住じさせて例えば”t″の情報の記録を行
う。
このように状態A及び状態Bにより情報゛O“It I
 IIの記録がなされるものである。そして、この場合
これら状態A及び状態Bのいずれにおいてもこれの上に
光強度変調オーバーライドが可能である。すなわちいず
れの状態A1状態Bからも温度TI及びT2の加熱を行
う場合、状態Cの過程を経ることによって前述したと同
様に温度T、及びT2の選定によって初期の状態が状態
Aであるか状態Bであるかを問わず情報“O゛及び1゛
によって状態A及び状態Bのオーバーライドが可能とな
る。
上述の構成による光磁気記録媒体では、その第1及び第
2の磁性薄膜(1)及び(2)の積層膜の界面には、交
換エネルギーが働いており、このために第1の状態Bで
は磁壁MWが発生するものであり、磁壁エネルギーσ0
は、 σu = 2 (σ+に++D■旧)  ・・・・(1
)(A、及びA2.に、及びに2は第1及び第2の磁性
薄膜(1)及び(2)の交換定数、垂直磁気異方性定数
)そして、そのオーバーライドのために必要な条件は、
室温(−20°C〜60°C)において状態Bから状態
Aへの移行が生じることがないようにするための条件は
、 Hc+>Hsu=σw/2Ms+h+    ・・・・
(2)である。
また状態Bから状態Eへの移行が生じないようにするた
めの条件は )1cz>l(wz−σ。/2M5zhz    ・・
・・(3)の条件を満足することが必要である。
さらにまた状態已において、その第1の磁性薄膜(1)
が、外部補助磁場H5Llbによって反転してしまうこ
とがないようにするためには、 )(c+ + Hw+> Hsub      ” ”
 (4+)を満足する必要がある。ここに左辺の十−は
、第1の磁性薄膜(1)が希土類金属優勢膜であり、第
2の磁性薄膜(2)が遷移金属優勢膜である場合は「+
」となり、第1及び第2の磁性薄膜(1)及び(2)が
共に遷移金属優勢膜である場合は「−」となる。
一方杖BEから状態Bへの移行を生ぜしめるためには、 Hct +Hwz < Hsub       ・・・
・(4z)を満足することが必要である。
また、さらに加熱温度が第1の磁性薄膜(1)のキュリ
ー温度TC1近傍において、状態Cから状態Aへの移行
、すなわち第1の磁性薄膜(1)の磁化の向きが第2の
磁性薄膜(2)の磁化の向きに揃えられるためには、 Hw+>Hct+Hex        ・・・・(5
)式の条件が満足されることが必要であり、さらに状態
Cから状態Eへの移行が生じないために、Hcz  H
wz>HeX        ++ −・(s)式の条
件が満足されることが必要である。
尚、上記各式においてH81及びH,□は(2) (3
)式で定義された交換結合力による実効的磁界、HCI
及びHCZ、M 31及びMS2、hl及びh2はそれ
ぞれ第1及び第2の磁性薄膜の保磁力、飽和磁化、厚さ
である。
これらより明らかなように、室温においては上記(2)
式及び(3)式を満足し得る上で磁壁エネルギーσ、は
小さい方が望ましいが、実際には例えば文献:インター
マグ87(Intermag’87)BB  07より
K 〜4 X 10’erg/cTA、 A = 2 
X 10−’erg/cmと推定すると、 σw=2.5erg/cffl という可成り高い値を示す。
一方、2層膜ヒステリシスループからの実測値ではσ、
1−3〜8erg/c11!にある。今、仮にσ。−5
erg/ciとし、Hc M s−0,45X 10’
erg/c[を用いてHex = 2kOeとして上記
(6)式を室温T、lで確保するには、すなわちHc、
−H,□>2kOeを確保するには、h2=1100人
、  Hcz = 4kOe、  Hwz < 2kO
e程度となり、第2の磁性薄膜(2)の膜厚h2が大き
くなるとともに(4□)式より外部補助磁場Hsubが
大きくなる。
一方、光磁気記録媒体からの記録の再生は光例えばレー
ザー光照射によってその情報ビットすなわち磁区におけ
るカー回転角θにの相違を検出してその読み出しを行う
。この場合、その再生膜としてカー回転角θkが大きい
磁性薄膜を用いることが望まれる。ところが一般にキュ
リー温度が低い磁性薄膜はカー回転角が小さい。したが
って上述した第1及び第2の磁性薄膜(1)及び(2)
の積層構造による磁気記録媒体を用いる場合、その再生
層としての第1のるa外層は、前述した動作を行わしめ
る上でそのキュリー温度Tclが低く選ばれていること
からカー回転角θには比較的小さくなるという問題があ
る。これに対して例えば特開昭6348637号公報に
開示された光磁気記録媒体においては、その第1の磁性
薄膜上に再生層としてキュリー点が高いすなわちカー回
転角の大きい再生層を設けるという方法がとられている
D 発明が解決しようとする課題 前述の第10図で説明した光磁気記録方法において、そ
の室温での磁壁エネルギー密度σWを小さくし、かつ上
記(42)式を満足させるようなσ−の温度特性を改善
することによって第2の磁性薄膜(2)の膜厚h2及び
外部補助磁場Hsubの減少をはかるものとして本出願
人は先に特願昭63−174695号出願「熱磁気記録
方法」及び特願昭63−2724(10号出願「熱磁気
記録方法」の提案をなした。
上記特願昭63−174695号出願で提案された記録
方法においては、第11図に示すように、熱磁気記録媒
体(10)を用意するものである。この熱磁気記録媒体
(10)は、垂直磁気異方性を有する第1及び第2の磁
性薄膜(1)及び(2)が面内磁気異方性もしくは小さ
い垂直磁気異方性を有する第3の磁性薄膜(3)を介し
て順次磁気的に結合されて積層された積層膜を有してな
る。
そしてこの記録媒体(10)に対してレーザー光照射に
よる温度Tを第10図で説明したと同様に第11図に示
すように、第1及び第2の温度T1及びT2に加熱する
ことによる情報記録を行う。すなわち、第1の磁性薄膜
(1)のほぼキュリー温度TcI以上でかつ第2の磁性
薄膜(2)の磁気モーメントの反転の生じない第1の温
度T1に加熱する第1の加熱状態と、第1の磁性薄膜(
1)のキュリー温度’r’c、5以上でかつ第2の磁性
薄膜(2)の磁気モーメントを反転させるに充分な第2
の温度T2に加熱する第2の加熱状態とを、記録しよう
とする情報信号に応じて変調し、それぞれの加熱状態か
ら冷却することにより上述した状態A及び状態Bを得る
このような方法においても、第1の磁性薄膜(1)の磁
化状態によって情報記録を行うものであるが、この方法
による場合、第1及び第2の磁性薄膜(1)及び(2)
が面内磁気異方性もしくは小さい垂直磁気異方性を有す
る第3の磁性薄膜(3)を介して磁気的に結合されてい
ることによって、第1及び第2の磁性薄膜(1)及び(
2)間の磁壁エネルギーσ8が低減化され、これによっ
て前記(4□)式の条件が満たされやすくなり、前記状
態EからBへの移行のための外部補助磁場HSubの低
減化をはかることができると共に積層膜全体の厚さの低
減化をはかることができる。
ところが、この第1〜第3の磁性薄膜(1)〜(3)に
よる3層構造においても、温度T1及びI2を与える光
強度変調オーバライドを実現するのに、少くとも下記(
11)弐及び(I2)式を満足する必要がある。すなわ
ち、第1の磁性薄膜(1)のキュリー温度Tclの直下
の温度、すなち’T”c+の近傍でこれより低い高温度
では、第2の磁性薄膜(2)の磁化状態の第1の磁性薄
膜(1)への転写が生じるために、すなわち状態Cから
状態Aへの移行、及び状態りから状態Eへの移行を生せ
しめるために前記(5)式に対応して、 σwa>2Ms+h+Hc+        ” ・・
(11)を満足することが必要であり、片や室温では第
1の磁性薄膜(1)の記録磁区の保存あるいは再生時に
おいて、 σha<2Ms+)1+Hc+       +H++
 (12)が満たされることが必要となる。ここにσw
aは、第1及び第2の磁性薄膜(1)及び(2)間、つ
まりほぼ第3の磁性薄膜(3)の位置に存在する磁壁エ
ネルギーで前記σ−に対応する。またこれら条件式(1
1)及び(12)において外部磁場は、保磁力MCIが
1kOe〜2kOe程度にあるに比し、例えば200〜
300 (Oe)程度の小さい値であることからこれを
無視している。
このように室温付近と第1の磁性薄膜(1)のキュリー
温度T、1直下の高温下とで、σwaと2M31hll
(c+の大小関係が逆転しなければならないことになる
すなわち、第12図に示すようにEIIc+=2Ms+
h+I+c+。
Ewa−σwaの各温度特性の関係を実線曲線(31)
及び破線曲線(32)で示すように、所要の温度T、で
そのエネルギーの大小関係が逆転することが要求される
ことになる。この場合、σwaと2Mi+hJc+とが
等しくなる温度T、が、おおよそ第1の磁性薄膜(1)
の磁化が第2の磁性薄膜(2)の磁化に揃うすなわち消
去温度となる。
実際には、式(11)及び式(12)が単に満足されれ
ばよいわけではなく、第1の磁性薄膜(1)のキュリー
温度TC+直下の温度では(σWa  2Ms+h+H
c+)が大きいほどよく、一方室温付近では(2Ms+
h+Hc+−σwa)が大きいほど記録ビットすなわち
磁区が安定に保存される。また、量産時には温度T、を
安定に制御する必要があるが、上述の3層構造では実際
上Ewa及びEHCIの温度特性に大きな差が生じない
ことによってEwaまたはEHCI の変動に対して温
度T1が大きく変化してしまう。
一方、上述の3層構造による光磁気記録媒体において、
その再生出力を上げる上で前述したカー回転角θにの大
きい再生層を設けることを想定すると、第11図に模式
的に示すように、基板(21)上に再生層すなわちキュ
リー温度が高いすなわちカー回転角θにの大きい垂直磁
化膜よりなる再生層(22)とさらにこれの上に順次第
11図で説明した第1の磁性iiJ膜(1)、第3の磁
性薄膜(3)、第2の磁性薄膜(2)を順次積層して構
成することになる。ところが、この場合第14図に示す
ように各磁性膜上に矢印をもってその遷移金属例えば鉄
Feのスピンの方向を示すように先の記録状態が再生層
(22)と第2の磁性層(2)とのスピンの向きが逆の
向きである場合オーバライドに当ってのT、の温度とし
た場合に第1の磁性薄膜(1)における磁化の向きが再
生層(22)及び第2の磁性薄膜(2)からの両者のス
ピンによって不安定な状態となり、第1の磁性薄膜(1
)が第2の磁性薄膜(2)の磁化状態に追従すなわち転
写して例えば第11図で説明した状BAがスムーズに得
られなくなる場合が生じてくる。そして、この転写がス
ムーズに行われるためには6 wa >2Ms+ll+
Hc+ + 2M5ah++)Ic*    ・・” 
(13)である、とが必要となる。ここにMsR5hR
及びHCRは再生層(22)の飽和磁化、膜厚及び保磁
力である。そして、この場合再生層(22)と第1の磁
性層11)との界面磁壁エネルギーは2Ms*hJc+
+に比べて充分大きいものとする。このように、再生層
(22)が設けられることによって(13)弐の右辺が
大となるので、(13)式を成立し易くするには例えば
再生層(22)のDi厚hRを薄くしなければならない
ことになり再生層としての効果が薄くなるという問題が
生じてくる。そして、この再生層の厚さの犠牲を回避す
るにはσwaを大きくする必要が生じてくるが、この場
合は前述した第3の磁性薄膜(3)として室温で面内磁
化あるいは小さい垂直磁化膜を設けることと相客れなく
なる。
本発明の1の目的は、上述した第1及び第2の磁性薄膜
と両者間に介在する第3の磁性薄膜との3層構造を基本
構造とするものにおいてその第1の磁性層のキュリー温
度TCI直下の温度及び室温下で共に前記(11)式及
び(12)式を確実に満足することができるようにし、
さらにその温度T1を上述した消去温度T、を安定に設
定できるようにすることである。
本発明の他の目的は、上述した3層の基本構造において
再生層すなわちカー回転角の大きい光磁気再生薄膜を設
ける場合における不安定性の課題の解決をはかることに
ある。
E 課題を解決するための手段 先ず第1の発明は、第1図にその路線的断面図を示すよ
うに、それぞれ垂直磁気異方性を有する第1の構成膜(
1,)と第2の構成膜(1□)とより成る第1の磁性薄
膜(1)と、垂直磁気異方性を有する第2の磁性薄膜(
2)とが、第1の磁性薄膜(1)の第1の構成膜(II
)と第2の磁性薄膜(2)との間に面内磁気異方性もし
くは小さい垂直磁気異方性を有する第3の磁性薄膜(3
)を介して順次磁気的に結合されて積層された積層膜を
含む光磁気記録媒体S1を用いる。そして、ここに第1
の磁性薄膜(1)の第1の構成膜(11)のキュリー温
度Tc、より第2の構成膜(1□)のキュリー温度Tc
、□が大にされるものであり、キュリー温度Tc11近
傍で、第2の磁性薄膜(2)の磁気モーメントの反転が
生ずることがなく、かつ第1の磁性薄膜(1)の第2の
構成膜(1□)の磁気モーメントが第2の磁性薄膜(2
)の磁気モーメントに追従して変化するに充分な温度T
、に加熱する第1の加熱状態と、キュリー温度Tc11
以上でかつ第2の磁性薄膜(2)の磁気モーメントを反
転させるに充分な温度T2に加熱する第2の加熱状態と
を、記録しようとする情報信号に応じて変調し、それぞ
れ加熱状態から冷却することにより第1の磁性薄膜(1
)の第2の構成膜(12)の磁化に追従して第1の構成
膜(1υにも記録磁化を形成する。
また、第2の発明は、第2図にその路線的断面図を示す
ように、それぞれ垂直磁気異方性を有する第1の構成膜
(l、)と第2の構成膜(1□)とより成る第1の磁性
薄膜(1)と、垂直磁気異方性を有する第2の磁性薄膜
(2)とが、第1の磁性薄膜(1)の第1の構成膜(1
1)と第2の磁性薄膜(2)との間に面内磁気異方性も
しくは小さい垂直磁気異方性を有する第3の磁性薄膜(
3)を介して順次磁気的に結合されると共に、上記第1
の磁性薄膜の第1の構成膜(1,)上に磁気的に結合す
る光磁気再生薄膜(4)が積層された積層膜を含む光磁
気記録媒体S2を用いる。
そして、ここに第1の磁性薄膜(1)の第1の構成膜(
II)のキュリー温度Tc、 、より第2の構成膜(1
□)のキュリー温度Tc、□が大とされるものであり、
更にその光磁気再生薄膜(4)は、 (ここに、M 5 H、M 511及びM 51□、h
R+1111及びh12、HCRIHCll及びHc1
1はそれぞれ光磁気再生薄膜(4)、第1及び第2の構
成膜(11)及び(12)の各飽和磁化、膜厚、保磁力
であり、σ目は第2の構成膜(1□)と第2の磁性薄膜
(2)との間の磁壁エネルギー)を満足し、かつカー回
転角θkが第1の構成膜(1υに比して大に選ばれる。
このような光磁気記録媒体S2が用いられて、上述した
キュリー温度Tc、 11近傍で、第2の磁性薄膜(2
)の磁気モーメントの反転が生じず、かつ第1の磁性薄
膜(1)の第2の構成膜(1□)の磁気モーメントが第
2の磁性薄膜(2)の磁気モーメントに追従して変化す
るに充分な温度T1に加熱する第1の加熱状態と、上記
キュリー温度1゛c1□以上でかつ第2の磁性薄膜(2
)の磁気モーメントを反転させるに充分な温度T2に加
熱する第2の加熱状態とを、記録しようとする情報信号
に応じて変調し、それぞれ加熱状態から冷却することに
より第1の磁性薄膜(1)の第2の構成膜(1□)の磁
化に追従して第1の構成膜(l、)及び光磁気再生薄膜
(4)にも記録磁化を形成するようにする。
そして、上述の各構成において、第1の磁性薄膜(1)
の第1及び第2の構成膜(1,)及び(1□)のキュリ
ー温度Tc11及びT’c+□と、第2及び第3の磁性
薄膜(2)及び(3)の各キュリー温度Tcz及びTe
3とは、Tcz<Tc12<Tc+、Tctに選定され
る。
F 作用 第1図で説明した第1の発明によれば、第1の磁性薄膜
(1)を、第1及び第2の構成膜(lI)及び(1□)
によって構成し、各構成膜(II)及び(1□)のキュ
リー温度Tc11及びT c I 2を、第2の磁性薄
膜(2)側の構成膜(1□)のキュリー温度’r’c1
2を大に、つまり、T c 、< T c +□とじた
ことに特徴を有する。
すなわち本発明によるときは、例えば第3図に示すよう
に、2層構造による第1の磁性薄膜(2)の実効的保磁
力エネルギーは、それぞれキュリー温度の相違する第1
及び第2の構成膜(11)及び(12)のエネルギーは
、曲線(4,、)で示すE)IC,。
(−2Mszhz)lcz)と、曲線(412)で示す
EHcI2(−2Ms12h+Jc12)との和、すな
わち曲線(41)となり、キュリー温度T CI 1近
傍で変曲点を有し、T、11より低い室温側で急峻な温
度特性を示す。
一方、Ewaは曲線(42)で示すように直線的特性を
示すので、温度T1より低い温度では両者の差が大とな
り記録情報ビットすなわち磁区が安定に保持され、また
、光磁気記録媒体の製造において、Ewa+Eoc++
及びEHc12に多少の変動が生じた場合でも、両特性
曲線(42)及び(41)の交叉する温度T、が大きく
変動することが回避される。そして、温度T1近傍の高
い温度では、第1の磁性薄膜(1)が、第2の構成膜(
1□)のみによる特性に依存することになることから、
第1の磁性薄膜(1)の実効的厚さは、第2の構成膜(
12)の厚さh1□ のみの薄い膜厚となり、(11)
式をも満足することができる。
また第2図で説明した第2の本発明によれば、更に加え
て、カー回転角θにの大きい光磁気再生薄膜(4)が設
けられる構成がとられ、かつ前記(21)式を満足する
構成としたことによってオーバーライドに当って第1の
磁性層(1)がキュリー温度の高い光磁気再生薄膜(4
)による磁化の向きによって不安定性を招来することな
く第1の構成膜(1,)のキュリー温度Tc11近傍で
、確実に第1の構成膜(11)が第2の構成膜(1□)
に追従して記録磁化が生じるようになされる。
G 実施例 第1の本発明方法における光磁気記録媒体Sは、第1図
に示すようにガラス板やアクリル板等の光透過性基板(
5)の一方の面に、保護膜又は干渉膜となる透明の誘電
体膜(6)を介して第1の磁性薄膜(1)を構成する第
1及び第2の構成膜(11)及び(1□)と、第3の磁
性薄膜(3)と、第2の磁性薄膜(2)とを順次積層形
成する。
第1図の磁性薄膜(1)の第1及び第2の構成膜(1,
)及び(12)は希土類−遷移金属薄膜で比較的垂直磁
気異方性Kuが大きい材料例えば TbFeCoで構成
される。画構成膜(1,)及び(12)は共に希土類優
勢膜或いは遷移金属優勢膜のいずれによっでも構成し得
るが以下の条件を満す必要がある。すなわち第2の構成
膜(12)のキュリー温度Te11直下でσiva>2
Ms12h+Jc12+2Ms12t+12Hex  
・=・(31)Te11直下で σ−b>21’ls++hIIHc+++2Ms++h
++)tex  −−−−+32)(ここに、σwbは
第1の構成膜(11)と第2の構成膜(12)との界面
の磁壁エネルギー密度、Hexは外部磁場すなわち外部
記録磁場である。)なる条件を満すものとする。
また、第2の本発明方法における光磁気記録媒体S2は
、上述した第1の本発明方法における光磁気記録媒体S
、の構成に加えて第2図に示すように光磁気再生薄膜(
4)が設けられる。すなわち、この第2の本発明方法に
おける光磁気記録媒体S2についても、第2図に示すよ
うにガラス板やアクリル板等の光透過性基板(5)が設
けられ、その一方の面に、保護膜又は干渉膜となる透明
の誘電体膜(6)を介して、光磁気再生薄膜(4)と、
第1の磁性薄膜(1)を構成する第1及び第2の構成膜
(1,)及び(12)と、第3の磁性薄膜(3)と、第
2の磁性薄膜(2)とを順次積層形成する。
そして、これら光磁気記録媒体SI及びS2の各膜(6
)、 (1,)、 (1□)、 (3)、 (2)、或
いは各膜(6)、 (4)。
(1,)、 (1□)、 (3)、 (2)の積層形成
は、それぞれ例えばマグネトロン型スパッタリング装置
を用い例えば多源スパッタリングすなわち多源ターゲッ
トから連続的ないしは同時的に積層スパッタリングして
形成し得る。
各光磁気記録媒体S、及びS2の第3の磁性薄膜(3)
は、室温で面内磁気異方性もしくは第1及び第2の磁性
薄膜(1)及び(2)に比し小さい垂直磁気異方性の例
えばI X 10herg / c♂以下であることが
好ましくかつその有効異方性定数にの温度特性曲線が上
に凸の特性ないしは直線的特性を示す希土類優勢金属膜
で、室温での飽和磁化Msが0〜450emu/ CT
Rであることが望まれる。
また匣体S1及びS2において第2の磁性薄膜(2)は
、垂直磁気異方性の大きいGdTbFeCoによって構
成し得る。
先ず光磁気記録媒体S、による第1の発明について、実
施例を挙げて説明する。
実施例1 下記表1に示す組成、磁気的特性及び膜厚を有する各磁
性薄膜(L)、 (1□)、 (3)、 (2)を有す
る第1図に示した構成の光磁気記録媒体SIを作製した
表1 この光磁気記録媒体SIを用いて光磁気記録を行う場合
の動作態様を第4図の磁化状態図をもって説明する。第
4図において各膜(1,)、 (1□)、 (3)及び
(2)中に遷移金属Feのスピンの向きを矢印をもって
示す。この場合、外部磁場Hex及び外部補助磁場H5
Llbの方向は磁性薄膜(2)の組成によって変るが図
示の場合は、遷移金属優勢膜として示した。第1の温度
T、は、例えば第1の構成膜(11)のキュリー温度T
CII直下の温度に選定し、第2の温度T2は第2の構
成膜(1□)のキュリー温度TCI□より大に選定する
。この場合においても第8図或いは第9図で説明したと
同様の状態を採って、状態A及びB、すなわち第1及び
第2の磁性薄膜(1)及び(2)が同一の向きに磁化さ
れた状態Aと逆向きに磁化された状態Bによる情報の記
録がなされる。
そしてこの場合、例えばレーザー光照射して第1の加熱
温度T、(第3図の消去温度T1)とすると前記(32
)式及び第3図の曲線(41)及び(42)の交叉によ
ってこれよりの冷却過程で状態A及びBのいずれの場合
でも第2の構成膜(1□)のスピンの向きは、第2の磁
性薄膜(2)の向きに揃えられた状態Cが生じ冷却過程
での第1の構成膜(1,)のキュリー温度Tc11直下
で前記(32)式が成立するようになされていることに
よって第1の構成膜(1,)は、第2の構成膜(12)
のスピンの向きが揃えられる。このようにして状態A及
びBのいずれにおいても第1の温度T、によって状態A
へのオーバライドがなされる。そして同様に例えばレー
ザー光の照射による第2の磁性薄膜(2)のキュリー温
度T’ctより高いすなわち第1及び第2のキュリー温
度TCII及びTCI□より高い第2の温度T2の加熱
によって外部磁場(記録磁場)Hexによって第2の磁
性薄膜(2)のスピンの向きが反転され、冷却過程によ
って前記条件(31)式及び(32)式によって第1の
磁性薄膜(1)の第1及び第2の構成膜(II)及び(
1□)のスピンの向きが共に第2の磁性膜(2)のスピ
ンの向きに揃えられた状態Eが生じる。そして室温に冷
却された状態で、この状BEから外部補助磁場H5いに
よって第2の磁性薄膜(2)のスピが反転して状態Bが
生じるようになされる。これがため外部補助磁場Hsu
bは Hsub> HC2+ a wa/2M5zbz   
  ” ” (33)なる条件に選定される。そして、
本実施例の第1の磁性薄膜(1)における保磁力エネル
ギーと第1及び第2の磁性薄膜間の磁壁エネルギーの温
度特性は第3図に示されるように室温近傍で磁壁エネル
ギーが曲線(42)で示されるように充分小さいことか
ら(33)式における外部補助磁場)1subは充分小
さくすることができる。
一方この状態Bの第1の磁性薄膜(1)の第1及び第2
の構成膜(1,)及び(1□)の磁化状態が安定に保持
されるには、 すなわち 比較例1 第9図で説明′した3層構造による光磁気記録媒体を用
いた。この場合の各膜の組成、磁気的特性及び膜厚を表
2に示す。
表  2 この場合の第1及び第2の磁性薄膜(1)及び(2)間
の磁壁エネルギーEwa(=σwa)及び第1の磁性薄
膜(1)の保磁力エネルギーのそれぞれの温度特性を曲
線(51)及び(52)に示す。
これら実施例1及び比較例1において第3図及び第5図
における消去温度T、の変動について考察する。第3の
磁性薄膜(3)の膜厚り1等の変動に対しての磁壁エネ
ルギーEwaの変化は、それぞれ20°Cにおいて、第
3の磁性薄膜(3)の膜厚11+=125人でEwa’
= 2 erg/c+flであり11:+=150人で
Ewa’q1.6erg/c+fとなる。比較例1によ
る第5図の場合σwa=2erg/CIIIでEHc+
=Eivaとなる温度TIは、約130’Cであり、実
施例1による第3図ではσwa= 1 、6erg /
 c+flでT 、 ’=i 165°Cとなることが
わかる。
そして通常製作上σtmaは0.2erg/ctA程度
の誤差が生ずるので、いま仮にσwa=1.8erg/
cffl (20’Cにおいて)となった場合を考える
と、第5図から比較例1の3層膜ではT 、 # 14
8°Cとなるに比し第3図の実施例1ではT、=1.6
2°Cとなる。従ってσ間の0.2erg/c+fiの
変動に対して3層膜ではT、は18°Cの変化であるに
し、実施例1の本発明の4層膜では3°Cの変化にとど
まる。
このように、第1の磁性層をキュリー点の異なる2層で
構成することにより、量産時のEwaまたはE NCの
変動に対する温度T1の変化を低減することが可能とな
る。
尚、上述の構成でTCI2−TCI+が10〜70′C
とすることが望ましい。これは10°C未満では、第3
図で説明した効果が余り生じないこと、また70’Cを
超えると、つまりT c Izが余り高くなると、第2
の温度T2を高くする必要から大きな記録パワーを必要
としてくることに因る。
次に第2図の光磁気記録媒体S2による第2の発明につ
いて実施例を挙げて説明する。
実施例2 下記表3に示す組成、磁気的特性及び膜厚を有する各磁
性薄膜(4)、 (1υ、(1□)、 (3L (2)
を有する第2図に示した構成の光磁気記録媒体S2を作
製そして、ここに、光磁気再生薄膜(4)の厚さhRを
75人とした光磁気記録媒体32Aと、光磁気再生薄膜
(4)の厚さhRを150人とした光磁気記録媒体SZ
Bとを作製した。これら媒体SZA及び5211は共に
前記(21)式が成り立つように構成される。これら光
磁気記録媒体SEA及びStsを用いて光磁気記録を行
う場合の動作態様を第6図に示す。第6図において各膜
(4)、 (1,)、 (lz)、(3)及び(2)中
に遷移金属Feのスピンの向きを矢印をもって示す。こ
の場合においても第1の温度T+は第1の構成膜(1,
)のキュリー温度Tcl+に選定するものとし、第2の
温度T2は第2の構成膜(1□)のキュリー温度TCI
□より太き(選定する。この場合においても第8図ある
いは第9図で説明したと同様に状態AおよびBすなわち
、第1及び第2の磁性薄膜(1)及び(2)が同一の向
きに磁化された状FJAと逆向きに磁化された状態Bに
よる情報の記録がなされる。
そして、この場合再生薄膜(4)は共に第1の磁性)薄
膜(1)と同一の向きに磁化された状態にある。そして
この場合例えばレーザー光照射して例えば第1表  3 の構成膜(11)のキュリー温度Tcl直下の加熱温度
T1とすると、第3図の特性から第1の構成膜(1,)
と第2の磁性薄膜(2)のスピンの向きがそろえられる
がこの時、光磁気再生薄膜(4)はそのキュリー温度T
c、lが高いことから先の状態が状態Aであるか状態B
であるかによって状態CAあるいは状態Ci+の2態様
がとられる。しかしながらこれが冷却されて室温TRに
近づくにつれて、前記(21)式に選定されていること
によって、すなわち光磁気再生薄膜(4)の保磁力エネ
ルギーと第1の構成膜(1,)の保磁力エネルギーの和
が、第2の構成膜(1□)と第2の磁性薄膜(2)との
間の磁壁エネルギーσWaと第2の構成膜(12)の保
磁力エネルギーの和に比して小に選定されることによっ
て仮え、状態C11が生じても冷却過程で状態Aへと確
実に移行する。すなわち第1の温度T、によって状態A
による情報記録がなされる。そして同様に例えばレーザ
ー光の照射による第2の磁性薄膜(2)のキュリー温度
Tc2より高いすなわち第1及び第2のキュリ:温度T
、1.及びTc121より高い第2の温度T2の加熱に
よって外部磁場(記録磁場)Heにによって第2の磁性
薄膜(2)のスピンの向きが反転され、冷却過程によっ
て前記条件(31)弐及び(32)式によって第1の磁
性薄膜(1)の第1及び第2の構成膜(1,)及び(1
□)のスピンの向きが共に第2の磁性薄膜(2)のスピ
ンの向きに揃えられた状態Eが生じる。そして室温に冷
却された状態で、この状態Eから外部補助磁場H3tl
&によって第2の磁性薄膜(2)のスピンが反転して状
態Bが生じるようになされる。これがため外部補助磁場
H5Llbは前述した(33)式の条件に選定され、更
に実施例1で説明したと同様に外部補助磁場H5Llb
は充分小さくすることができる。
比較例2 第11図で説明した3層構造に再生層(22)を積層し
た光磁気記録媒体を用い、下記表4に示す組成磁気的特
性及び膜厚を有する各層(22)及び薄膜(22) 。
(1)、 (3)、 (2)を有する光磁気記録媒体を
作製した。
表  4 そしてここに再生層(22)の膜厚り、をそれぞれり、
1=75人及びhi=150人とした媒体ScA及びS
C[lを作製した。
これら各実施例2及び比較例2における媒体32A+3
28及びSCA及び5cIlに対して、実際に外部磁場
Hexを印加してその強さを変化させた場合のオーバー
ライド時のC/Nの測定結果を第7図に示す。
同図において曲線(71) (72) (73) (7
4)はそれぞれ媒体S zA+ 3211+ S CA
+ S cmの測定結果でこれらを比較して明らかなよ
うに曲線(71) (72)で示された本発明による実
施例2は曲線(73)及び(74)で示される比較例2
に比して格段にC/Nの改善がはかられる。この場合記
録条件はレーザー光の媒体との相対線速度を11.3m
/sとし、記録周波数を5MHzとし、対物レンズの開
口数N、A、 =0.53.  レーザー波長を780
nmとした場合である。
このように第2の発明においてはオーバーライドにおけ
るノイズの改善がはかられることがわかる。
上述した各側においては、第2の磁性薄膜(2)が単層
構造を有する場合であるが、この第2の6d性薄膜(2
)についても例えば2層構造とすることができる。例え
ば第8図に示すように第1図で説明した光磁気記録媒体
S、においてその第2の磁性薄膜(2)を第1及び第2
の構成膜(21)及び(2□)によって構成する。これ
ら第1及び第2の構成膜(2,)及び(2□)は、その
保磁力HCal及びHC2□の温度特性が、第9図中曲
線(91)及び(92)に示すように、HCal及び)
(cz□の室温における保磁力HC211及びHCZA
RがHC21R> HC22Rであ、各キュリー温度T
 c 21及びTC22がT c z + < T C
2zである各垂直磁気異方性を有する磁性薄膜によって
構成し、記録時ノイズの低減化、再生C/N (S/N
)の向上をはかるようにした構造をとることもできる。
この2層構造による第2の磁性薄膜(2)とする構成は
、例えば第2図で説明した光磁気再生薄膜(4)を有す
る媒体S2に適用することもできるなど、上述した例に
限らず種々の変形変更を採り得る。
H発明の効果 上述した第1の発明によれば、第1の温度T1の設定を
ばらつきなくすなわち安定に動作させることができ、C
/N (S/N)の改善をはかることができると共に、
室温における磁壁エネルギーσW(σa)の低減化によ
って外部補助磁場の低減化をはかることができる。
また第2の発明によれば、カー回転角θkが大きい光磁
気再生薄膜(4)を設けたことにより再生出力の向上を
はかると共にこのカー回転角θの大きいすなわちキュリ
ー温度の高い光磁気再生薄膜(4)を設けたことによる
動作の不安定性及びノイズの増大化の改善をはかること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第8図は、夫々本発明方法に用いる
光磁気記録媒体の路線的断面図、第3図及び第5図は夫
々磁壁エネルギーと第1の磁性薄膜の保磁力エネルギー
の温度特性図、第4図及び第6図は磁化状態図、第7図
はオーバーライドのC/Nの測定結果を示す図、第9図
は保磁力の温度特性曲線図、第10図及び第11図は本
発明と対比される光磁気記録方法の磁化状態図、第12
図は、本発明方法に対して比較される例の磁壁エネルギ
ーと保磁力エネルギーの温度特性曲線図、第13図は対
比例の構成図、第14図はその説明図である。 (1)は第1の磁性薄膜、(1,)及び(1□)はその
第1及び第2の構成膜、(2)及び(3)は第2及び第
3の磁性薄膜、(4)は光磁気再生薄膜である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、それぞれ垂直磁気異方性を有する第1の構成膜と第
    2の構成膜とより成る第1の磁性薄膜と、垂直磁気異方
    性を有する第2の磁性薄膜とが、上記第1の磁性薄膜の
    上記第1の構成膜と上記第2の磁性薄膜との間に面内磁
    気異方性もしくは小さい垂直磁気異方性を有する第3の
    磁性薄膜を介して順次磁気的に結合されて積層された積
    層膜を含む光磁気記録媒体を用い、 上記第1の磁性薄膜の上記第1の構成膜のキュリー温度
    Tc_1_1より上記第2の構成膜のキュリー温度Tc
    _1_2が大で、 上記キュリー温度Tc_1_1近傍で、上記第2の磁性
    薄膜の磁気モーメントの反転が生じず、かつ上記第1の
    磁性薄膜の上記第2の構成膜の磁気モーメントが上記第
    2の磁性薄膜の磁気モーメントに追従して変化するに充
    分な温度T_1に加熱する第1の加熱状態と、上記キュ
    リー温度Tc_1_2以上で、かつ上記第2の磁性薄膜
    の磁気モーメントを反転させるに充分な温度T_2に加
    熱する第2の加熱状態とを、記録しようとする情報信号
    に応じて変調し、 上記それぞれの加熱状態から冷却することにより上記第
    1の磁性薄膜の第2の構成膜の磁化に追従して上記第1
    の構成膜にも記録磁化を形成することを特徴とする光磁
    気記録方法。 2、それぞれ垂直磁気異方性を有する第1の構成膜と第
    2の構成膜とより成る第1の磁性薄膜と、垂直磁気異方
    性を有する第2の磁性薄膜とが、上記第1の磁性薄膜の
    上記第1の構成膜と上記第2の磁性薄膜との間に面内磁
    気異方性もしくは小さい垂直磁気異方性を有する第3の
    磁性薄膜を介して順次磁気的に結合されると共に、上記
    第1の磁性薄膜の第1の構成膜上に磁気的に結合する光
    磁気再生薄膜が積層された積層膜を含む光磁気記録媒体
    を用い、 上記第1の磁性薄膜の上記第1の構成膜のキュリー温度
    Tc_1_1より上記第2の構成膜のキュリー温度Tc
    _1_2が大で、 上記光磁気再生薄膜が、2M_S_Rh_RH_C_R
    +2M_S_1_1h_1_1Hc_1_1<σwa+
    2M_S_1_2h_1_2Hc_1_2(ここに、M
    _S_R、M_S_1_1及びM_S_1_2、h_R
    、h_1_1及びh_1_2、Hc_R、Hc_1_1
    及びHc_1_2はそれぞれ上記光磁気再生薄膜、第1
    及び第2の構成膜の各飽和磁化、膜厚、保磁力であり、
    σwaは上記第2の構成膜と上記第2の磁性薄膜との間
    の磁壁エネルギー)を満足し、かつカー回転角が上記第
    1の構成膜に比して大で、 上記キュリー温度Tc_1_1近傍で、上記第2の磁性
    薄膜の磁気モーメントの反転が生じず、かつ上記第1の
    磁性薄膜の上記第2の構成膜の磁気モーメントが上記第
    2の磁性薄膜の磁気モーメントに追従して変化するに充
    分な温度T_1に加熱する第1の加熱状態と、上記キュ
    リー温度Tc_1_2以上でかつ上記第2の磁性薄膜の
    磁気モーメントを反転させるに充分な温度T_2に加熱
    する第2の加熱状態とを、記録しようとする情報信号に
    応じて変調し、 上記それぞれの加熱状態から冷却することにより上記第
    1の磁性薄膜の第2の構成膜の磁化に追従して上記第1
    の構成膜及び上記光磁気再生薄膜にも記録磁化を形成す
    ることを特徴とする光磁気記録方法。
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